JPH06229899A - 熱重量測定装置 - Google Patents
熱重量測定装置Info
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- JPH06229899A JPH06229899A JP1338393A JP1338393A JPH06229899A JP H06229899 A JPH06229899 A JP H06229899A JP 1338393 A JP1338393 A JP 1338393A JP 1338393 A JP1338393 A JP 1338393A JP H06229899 A JPH06229899 A JP H06229899A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成のもとに浮力等の影響を除去して
高精度の熱重量測定行うことができ、しかも試料の温度
を直接測定して示差熱分析をも同時に行うことのできる
熱重量測定装置を提供する。 【構成】 水平ビーム10の両端にそれぞれ試料負荷部
21,31を固着してこれらを個別の加熱炉31,32
内に配置し、水平ビーム10の中央部には当該ビーム1
0の傾斜を検出するビーム位置検出手段40と、その検
出結果に基づき当該ビーム10を水平に戻す力を発生す
る力発生手段50を設け、その力発生手段50の発生力
の計測手段60を設けた構造とする。
高精度の熱重量測定行うことができ、しかも試料の温度
を直接測定して示差熱分析をも同時に行うことのできる
熱重量測定装置を提供する。 【構成】 水平ビーム10の両端にそれぞれ試料負荷部
21,31を固着してこれらを個別の加熱炉31,32
内に配置し、水平ビーム10の中央部には当該ビーム1
0の傾斜を検出するビーム位置検出手段40と、その検
出結果に基づき当該ビーム10を水平に戻す力を発生す
る力発生手段50を設け、その力発生手段50の発生力
の計測手段60を設けた構造とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定試料を加熱しつ
つ、温度による試料重量の変化を測定する熱重量測定装
置に関する。
つ、温度による試料重量の変化を測定する熱重量測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱重量測定装置においては、一般に、加
熱炉内に試料の負荷部を配置するとともに、その負荷部
を重量検出機構に連結した構造を取り、被測定試料を負
荷部に載せた状態で加熱し、温度上昇に伴う試料の重量
変化を測定するようになっている。
熱炉内に試料の負荷部を配置するとともに、その負荷部
を重量検出機構に連結した構造を取り、被測定試料を負
荷部に載せた状態で加熱し、温度上昇に伴う試料の重量
変化を測定するようになっている。
【0003】ところで、加熱炉内では温度上昇に伴って
空気密度が減少するため、試料が受ける浮力の影響が重
量測定結果に影響を及ぼすことは避けられない。そこ
で、従来、被測定試料とは別に参照試料を用意し、これ
ら2種の試料を同時に加熱し、同じように発生する浮力
を互いに打ち消しあうような重量検出機構が主として採
用されている(例えば特公昭62−50765号、特開
昭63−290939号あるいは実開平1−51853
号等)。
空気密度が減少するため、試料が受ける浮力の影響が重
量測定結果に影響を及ぼすことは避けられない。そこ
で、従来、被測定試料とは別に参照試料を用意し、これ
ら2種の試料を同時に加熱し、同じように発生する浮力
を互いに打ち消しあうような重量検出機構が主として採
用されている(例えば特公昭62−50765号、特開
昭63−290939号あるいは実開平1−51853
号等)。
【0004】このうよな従来技術では、基本的には、1
個の加熱炉内に被測定試料および参照試料の負荷部を設
け、その各負荷部を互いに個別のビームに支持して天び
ん機構等に連結した構造を持ち、同一の加熱条件のもと
に両試料を加熱しつつ、被測定試料と参照試料の重量差
を測定する方式を採っている。この方式では、試料負荷
部がビームに固着される関係上、各試料温度を直接測定
するためのセンサを試料負荷部に装着することができ、
示差熱分析を同時に行うことが容易である。
個の加熱炉内に被測定試料および参照試料の負荷部を設
け、その各負荷部を互いに個別のビームに支持して天び
ん機構等に連結した構造を持ち、同一の加熱条件のもと
に両試料を加熱しつつ、被測定試料と参照試料の重量差
を測定する方式を採っている。この方式では、試料負荷
部がビームに固着される関係上、各試料温度を直接測定
するためのセンサを試料負荷部に装着することができ、
示差熱分析を同時に行うことが容易である。
【0005】一方、従来、天びんビームの両端に被測定
試料および参照試料を負荷するための皿を吊り下げる方
式の装置もあり、この方式では、被測定試料および参照
試料をそれぞれ個別の加熱炉で加熱する構造となってい
る。
試料および参照試料を負荷するための皿を吊り下げる方
式の装置もあり、この方式では、被測定試料および参照
試料をそれぞれ個別の加熱炉で加熱する構造となってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の熱重量測
定装置のうち、水平のビームの先端に各試料負荷部を設
けてこれらを1個の加熱炉内に置く前者の方式のもので
は、被測定試料および参照試料の2組の重量検出機構を
設けて、両検出結果を引き算して被測定試料の重量変化
量を算出するか、あるいは、2組の荷重伝達機構を介し
て1個の重量検出機構に伝達して両重量を対抗させるよ
うに負荷することにより、浮力の影響およびビームの熱
膨張による見かけ上の重量変化を除去する必要があり、
いずれにしても構造が複雑となってしまう。
定装置のうち、水平のビームの先端に各試料負荷部を設
けてこれらを1個の加熱炉内に置く前者の方式のもので
は、被測定試料および参照試料の2組の重量検出機構を
設けて、両検出結果を引き算して被測定試料の重量変化
量を算出するか、あるいは、2組の荷重伝達機構を介し
て1個の重量検出機構に伝達して両重量を対抗させるよ
うに負荷することにより、浮力の影響およびビームの熱
膨張による見かけ上の重量変化を除去する必要があり、
いずれにしても構造が複雑となってしまう。
【0007】一方、天びんビームの両端に被測定試料お
よび参照試料を載せるための皿を吊り下げ、これらを個
別の加熱炉内に配置する後者の方式のものでは、負荷部
を吊り下げるために極めて細いワイヤ等を用いる必要が
あることから、試料温度を直接的に検出して出力として
取り出すことが困難であり、示差熱分析を同時に行うこ
とは難しい。
よび参照試料を載せるための皿を吊り下げ、これらを個
別の加熱炉内に配置する後者の方式のものでは、負荷部
を吊り下げるために極めて細いワイヤ等を用いる必要が
あることから、試料温度を直接的に検出して出力として
取り出すことが困難であり、示差熱分析を同時に行うこ
とは難しい。
【0008】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、簡単な構成のもとに浮力の影響等を除去し、し
かも試料の温度を直接測定して示差熱分析等も同時に行
い得る熱重量測定装置の提供を目的としている。
もので、簡単な構成のもとに浮力の影響等を除去し、し
かも試料の温度を直接測定して示差熱分析等も同時に行
い得る熱重量測定装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、実施例図面である図1を参照しつつ説明す
ると、本発明の熱重量測定装置は、水平ビーム10の両
端にそれぞれ試料負荷部21,22が固着され、かつ、
この各試料負荷部21,22はそれぞれ個別の加熱炉3
1,32内に収容されているとともに、上記水平ビーム
10の中央部には、当該ビーム10の水平状態からの傾
斜を検出するビーム位置検出手段40と、その検出結果
に基づいて当該ビーム10を水平状態に戻すための力を
発生する力発生手段50が設けられ、また、その力発生
手段50の発生力の計測手段60を備えていることによ
って特徴づけられる。
めの構成を、実施例図面である図1を参照しつつ説明す
ると、本発明の熱重量測定装置は、水平ビーム10の両
端にそれぞれ試料負荷部21,22が固着され、かつ、
この各試料負荷部21,22はそれぞれ個別の加熱炉3
1,32内に収容されているとともに、上記水平ビーム
10の中央部には、当該ビーム10の水平状態からの傾
斜を検出するビーム位置検出手段40と、その検出結果
に基づいて当該ビーム10を水平状態に戻すための力を
発生する力発生手段50が設けられ、また、その力発生
手段50の発生力の計測手段60を備えていることによ
って特徴づけられる。
【0010】
【作用】水平ビーム10の両端に設けられた試料負荷部
21,22に、それぞれ被測定試料Sおよび参照試料R
を負荷したとき、両試料間に重量差が生じない場合には
この水平ビーム10は傾かず、しかも、両試料の温度が
等しくなるように各加熱炉31,32を制御することに
より、前記した従来の後者の方式と同様に浮力の影響等
による水平ビーム10の傾斜も生じない。両試料の加熱
に伴って被測定試料Sと参照試料Rとの重量差が生じる
と、水平ビーム10が傾斜するが、この傾斜はビーム位
置検出手段40により検出され、力発生手段50により
ビーム10は水平状態に戻される。このときに要した力
を計測手段60で計測することで、両試料間の重量差を
知ることができる。
21,22に、それぞれ被測定試料Sおよび参照試料R
を負荷したとき、両試料間に重量差が生じない場合には
この水平ビーム10は傾かず、しかも、両試料の温度が
等しくなるように各加熱炉31,32を制御することに
より、前記した従来の後者の方式と同様に浮力の影響等
による水平ビーム10の傾斜も生じない。両試料の加熱
に伴って被測定試料Sと参照試料Rとの重量差が生じる
と、水平ビーム10が傾斜するが、この傾斜はビーム位
置検出手段40により検出され、力発生手段50により
ビーム10は水平状態に戻される。このときに要した力
を計測手段60で計測することで、両試料間の重量差を
知ることができる。
【0011】ここで、各試料負荷部21,22を水平ビ
ーム10の両端に固着した構造であるが故に、従来の前
者の方式と同様に、各試料温度を直接測定するためのセ
ンサの装着が容易となる。
ーム10の両端に固着した構造であるが故に、従来の前
者の方式と同様に、各試料温度を直接測定するためのセ
ンサの装着が容易となる。
【0012】
【実施例】図1は本発明実施例の全体構成を示す斜視図
である。水平ビーム10の一端に被測定試料Sを載せる
ための皿状の試料負荷部21が固着されており、他端に
は参照試料Rを載せるための同じく皿状の試料負荷部2
2が固着されている。この各試料負荷部21および22
は、それぞれ個別の加熱炉31および32内に位置して
おり、被測定試料Sおよび参照試料Rはこれらによって
それぞれ個別に加熱されるようになっている。なお、被
測定試料Sおよび参照試料Rは、それぞれ試料容器CS
およびCR 内に収容された状態で各試料負荷部21およ
び22に載置される。
である。水平ビーム10の一端に被測定試料Sを載せる
ための皿状の試料負荷部21が固着されており、他端に
は参照試料Rを載せるための同じく皿状の試料負荷部2
2が固着されている。この各試料負荷部21および22
は、それぞれ個別の加熱炉31および32内に位置して
おり、被測定試料Sおよび参照試料Rはこれらによって
それぞれ個別に加熱されるようになっている。なお、被
測定試料Sおよび参照試料Rは、それぞれ試料容器CS
およびCR 内に収容された状態で各試料負荷部21およ
び22に載置される。
【0013】各加熱炉31および32は、それぞれに設
けられた炉内温度測定用の熱伝対31aないしは32a
による温度測定結果を採り込む温度制御回路33によ
り、互いに同一の温度を保って昇温するよう制御され
る。
けられた炉内温度測定用の熱伝対31aないしは32a
による温度測定結果を採り込む温度制御回路33によ
り、互いに同一の温度を保って昇温するよう制御され
る。
【0014】各試料負荷部21および22には、これら
の上に置かれた試料容器CS およびCR に密着してそれ
ぞれ被測定試料Sおよび参照試料Rの温度を直接測定す
ることのできる熱伝対71および72が配置されてい
る。この各熱伝対71および72の信号線は、水平ビー
ム10に沿って温度計測回路(図示せず)に導かれてい
る。
の上に置かれた試料容器CS およびCR に密着してそれ
ぞれ被測定試料Sおよび参照試料Rの温度を直接測定す
ることのできる熱伝対71および72が配置されてい
る。この各熱伝対71および72の信号線は、水平ビー
ム10に沿って温度計測回路(図示せず)に導かれてい
る。
【0015】水平ビーム10はその中央部分において支
点11によって支承されており、この支点11を中心と
して水平ビーム10は回動自在となっている。支点11
の周囲には、水平ビーム10を支点11の回りに回転さ
せるための力を発生するための電磁力発生機構50が設
けられている。電磁力発生機構50は、静磁場回路中に
可動コイルを設けた公知のもので、可動コイルに電流を
流すことによって生じる電磁力が水平ビーム10に回転
を与えるように構成されている。この電磁力発性機構5
0の可動コイルに流れる電流は、後述するフィードバッ
ク制御回路51から供給される。
点11によって支承されており、この支点11を中心と
して水平ビーム10は回動自在となっている。支点11
の周囲には、水平ビーム10を支点11の回りに回転さ
せるための力を発生するための電磁力発生機構50が設
けられている。電磁力発生機構50は、静磁場回路中に
可動コイルを設けた公知のもので、可動コイルに電流を
流すことによって生じる電磁力が水平ビーム10に回転
を与えるように構成されている。この電磁力発性機構5
0の可動コイルに流れる電流は、後述するフィードバッ
ク制御回路51から供給される。
【0016】水平ビーム10の中央部の下方には、ビー
ム位置検出用光学系40が設けられている。このビーム
位置検出用光学系40は、発光素子41とこれに対向配
置されたフォトセンサ42、およびその間に介在するシ
ャッタ43によって構成され、シャッタ43は水平ビー
ム10の下面から垂直下方に伸び、水平ビーム10の回
動に応動してフォトセンサ42に入射する光量並びに位
置を変化させるようになっている。
ム位置検出用光学系40が設けられている。このビーム
位置検出用光学系40は、発光素子41とこれに対向配
置されたフォトセンサ42、およびその間に介在するシ
ャッタ43によって構成され、シャッタ43は水平ビー
ム10の下面から垂直下方に伸び、水平ビーム10の回
動に応動してフォトセンサ42に入射する光量並びに位
置を変化させるようになっている。
【0017】フォトセンサ42の出力信号はビーム位置
検出信号としてフィードバック制御回路51に採り込ま
れる。フィードバック制御回路51では、このビーム位
置検出信号に基づき、水平ビーム10が水平状態を維持
するよう、電磁力発生機構50の可動コイルに流れる電
流を制御するよう構成されている。この可動コイルに流
れる電流は計測回路60によって計測される。
検出信号としてフィードバック制御回路51に採り込ま
れる。フィードバック制御回路51では、このビーム位
置検出信号に基づき、水平ビーム10が水平状態を維持
するよう、電磁力発生機構50の可動コイルに流れる電
流を制御するよう構成されている。この可動コイルに流
れる電流は計測回路60によって計測される。
【0018】次に、以上の本発明実施例の作用を、その
使用方法とともに述べる。被測定試料Sおよび参照試料
Rを、それぞれの容器CS およびCR 収容した状態で各
試料負荷部21および22に載せる。このとき、各容器
CS ,CR を含めて両試料の重量および体積が共に同一
となるようにする。この状態では水平ビーム10の両端
に作用する荷重は同じであり、ビーム10は水平状態と
なる。
使用方法とともに述べる。被測定試料Sおよび参照試料
Rを、それぞれの容器CS およびCR 収容した状態で各
試料負荷部21および22に載せる。このとき、各容器
CS ,CR を含めて両試料の重量および体積が共に同一
となるようにする。この状態では水平ビーム10の両端
に作用する荷重は同じであり、ビーム10は水平状態と
なる。
【0019】その状態で各加熱炉31および32により
両試料を同一の昇温速度のもとに加熱する。この加熱に
より、各炉内の温度が上昇して炉内雰囲気の密度が低下
するとともに、水平ビーム10の熱膨張するため、各試
料の見かけ上の重量が増加する。しかし両加熱炉の温度
および両試料の体積が同じで、支点11を挟んで水平ビ
ーム10の両側の長さが同一であるため、双方に作用す
る浮力変化およびビーム10の膨張量が同じとなり、こ
れらは相互にキャンセルされ、両試料間に実際の重量差
が生じない状態では水平ビーム10は水平状態を維持す
る。
両試料を同一の昇温速度のもとに加熱する。この加熱に
より、各炉内の温度が上昇して炉内雰囲気の密度が低下
するとともに、水平ビーム10の熱膨張するため、各試
料の見かけ上の重量が増加する。しかし両加熱炉の温度
および両試料の体積が同じで、支点11を挟んで水平ビ
ーム10の両側の長さが同一であるため、双方に作用す
る浮力変化およびビーム10の膨張量が同じとなり、こ
れらは相互にキャンセルされ、両試料間に実際の重量差
が生じない状態では水平ビーム10は水平状態を維持す
る。
【0020】昇温中に被測定試料Sが分解等によって減
量すると、被測定試料Sを載せている側の試料負荷部2
1が上昇する向きに水平ビーム10が傾斜する。この傾
斜はビーム位置検出用光学系40によって検出され、フ
ィードバック制御回路51を介して電磁力発生機構50
の可動コイルに流れる電流が適宜に変化し、水平ビーム
10は水平状態を維持する。この水平状態を維持するに
要する電流は計測回路60によって計測されるが、水平
ビーム10の両端の荷重差と電流の大きさをあらかじめ
求めておくことにより、電流値の計測結果から直ちに被
測定試料Sの重量減少量を知ることができる。
量すると、被測定試料Sを載せている側の試料負荷部2
1が上昇する向きに水平ビーム10が傾斜する。この傾
斜はビーム位置検出用光学系40によって検出され、フ
ィードバック制御回路51を介して電磁力発生機構50
の可動コイルに流れる電流が適宜に変化し、水平ビーム
10は水平状態を維持する。この水平状態を維持するに
要する電流は計測回路60によって計測されるが、水平
ビーム10の両端の荷重差と電流の大きさをあらかじめ
求めておくことにより、電流値の計測結果から直ちに被
測定試料Sの重量減少量を知ることができる。
【0021】そして、以上のような熱重量測定と並行し
て、各試料負荷部21,22に装着された熱伝対71,
72による被測定試料Sおよひ参照試料Rの温度測定結
果を記録すると、示差熱分析を行うことができる。
て、各試料負荷部21,22に装着された熱伝対71,
72による被測定試料Sおよひ参照試料Rの温度測定結
果を記録すると、示差熱分析を行うことができる。
【0022】ところで、水平ビーム10の特性によって
は、被測定試料S側および参照試料R側を同一温度で加
熱したのでは、ビームの両側の熱膨張率が微妙に異な
り、試料を負荷しないブランク昇温時にも重量差を検知
することがある。そこで、ブランク昇温時に、このよう
な見かけ上の重量差を抑える方向に、参照試料R側の加
熱炉32の昇温速度を被測定試料S側の加熱炉31の昇
温速度に対して変化させて、ブランク昇温時の重量のベ
ースラインが真直となるように調節する。そして、この
ときの昇温プログラムを記憶しておき、各試料を負荷し
た実際の熱重量測定時にもその昇温プログラムを使用す
る。これにより、実際の測定ないしは分析時における見
かけの重量差を解消することができる。
は、被測定試料S側および参照試料R側を同一温度で加
熱したのでは、ビームの両側の熱膨張率が微妙に異な
り、試料を負荷しないブランク昇温時にも重量差を検知
することがある。そこで、ブランク昇温時に、このよう
な見かけ上の重量差を抑える方向に、参照試料R側の加
熱炉32の昇温速度を被測定試料S側の加熱炉31の昇
温速度に対して変化させて、ブランク昇温時の重量のベ
ースラインが真直となるように調節する。そして、この
ときの昇温プログラムを記憶しておき、各試料を負荷し
た実際の熱重量測定時にもその昇温プログラムを使用す
る。これにより、実際の測定ないしは分析時における見
かけの重量差を解消することができる。
【0023】また、加熱炉を2個用いる場合、それぞれ
の温度上昇状況が微妙に異なる場合があり、その場合に
は示差熱信号が変動してしまう。そこで、図2(A)お
よび(B)に本発明の他の実施例の要部構成を示すよう
に、水平ビーム10の両端にそれぞれ2個の試料負荷部
21a,21bおよび22a,22bを設けて2個づつ
をそれぞれの加熱炉31および32内に配置するように
し、一方の加熱炉31内に置かれる試料負荷部21aと
21bのうち、例えば21a上に被測定試料Sを載せ、
21bには参照試料R1 を載せる。また、他方の加熱炉
32内に置かれる試料負荷部22aおよび22bには、
それぞれに参照試料R2 およびR3 を載せる。そして、
各試料SとR1 の合計体積並びに重量、および、R2 と
R3 の合計体積と重量を、それぞれを収容する試料容器
(図示せず)を含めて互いに等しくしておく。そして、
示差熱分析用の信号は、被測定試料Sと参照試料R1 を
載せる試料負荷部21aと21bに設けた熱伝対(図示
せず)から取り出すようにする。
の温度上昇状況が微妙に異なる場合があり、その場合に
は示差熱信号が変動してしまう。そこで、図2(A)お
よび(B)に本発明の他の実施例の要部構成を示すよう
に、水平ビーム10の両端にそれぞれ2個の試料負荷部
21a,21bおよび22a,22bを設けて2個づつ
をそれぞれの加熱炉31および32内に配置するように
し、一方の加熱炉31内に置かれる試料負荷部21aと
21bのうち、例えば21a上に被測定試料Sを載せ、
21bには参照試料R1 を載せる。また、他方の加熱炉
32内に置かれる試料負荷部22aおよび22bには、
それぞれに参照試料R2 およびR3 を載せる。そして、
各試料SとR1 の合計体積並びに重量、および、R2 と
R3 の合計体積と重量を、それぞれを収容する試料容器
(図示せず)を含めて互いに等しくしておく。そして、
示差熱分析用の信号は、被測定試料Sと参照試料R1 を
載せる試料負荷部21aと21bに設けた熱伝対(図示
せず)から取り出すようにする。
【0024】これにより、被測定試料Sと参照試料R1
は同一の加熱炉31内で等しく加熱され、高精度の示差
熱分析を行うことができると同時に、図1に示した実施
例と同様に水平ビーム10の両端に作用する浮力等の影
響が除去されて被測定試料Sの重量変化量のみが計測回
路60によって測定される。この例においても、上述の
ベースラインを真直化する手法を併用することが望まし
い。
は同一の加熱炉31内で等しく加熱され、高精度の示差
熱分析を行うことができると同時に、図1に示した実施
例と同様に水平ビーム10の両端に作用する浮力等の影
響が除去されて被測定試料Sの重量変化量のみが計測回
路60によって測定される。この例においても、上述の
ベースラインを真直化する手法を併用することが望まし
い。
【0025】なお、図2の(A)は試料負荷部21a,
21b、および22aと22bを並列にして水平ビーム
10に固着した例で、(B)は直列に固着した例を示し
ており、これらの構造のいずれを採用してもよいが、
(B)の構造では各加熱炉31,32の直径を小さくで
きるという利点がある。
21b、および22aと22bを並列にして水平ビーム
10に固着した例で、(B)は直列に固着した例を示し
ており、これらの構造のいずれを採用してもよいが、
(B)の構造では各加熱炉31,32の直径を小さくで
きるという利点がある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水平ビームの両端にそれぞれ試料負荷部を固着してこれ
らを個別の加熱炉に配置するとともに、水平ビームをそ
の中央部で回動自在に支承して、その傾斜の検出結果に
基づいて当該ビームが水平を維持するような力を発生
し、その発生力から各試料負荷部上の試料の重量差を検
出するように構成しているので、重量検出機構を2組設
けたり2組の荷重伝達機構を設けるといった複雑な構造
を採ることなく、簡単な構造のもとに両試料に作用する
浮力等の影響を除去して、両試料の重量差のみを抽出し
て測定することが可能となる。そして、重量検出機構な
いしはそれに試料重量を伝達する構造が簡単となってそ
の系を軽量化できることは、重量検出の高感度並びに高
精度化にも繋がる。
水平ビームの両端にそれぞれ試料負荷部を固着してこれ
らを個別の加熱炉に配置するとともに、水平ビームをそ
の中央部で回動自在に支承して、その傾斜の検出結果に
基づいて当該ビームが水平を維持するような力を発生
し、その発生力から各試料負荷部上の試料の重量差を検
出するように構成しているので、重量検出機構を2組設
けたり2組の荷重伝達機構を設けるといった複雑な構造
を採ることなく、簡単な構造のもとに両試料に作用する
浮力等の影響を除去して、両試料の重量差のみを抽出し
て測定することが可能となる。そして、重量検出機構な
いしはそれに試料重量を伝達する構造が簡単となってそ
の系を軽量化できることは、重量検出の高感度並びに高
精度化にも繋がる。
【0027】また、水平ビームの先端に試料負荷部を固
着した構造であるため、試料の温度を直接測定するため
の温度センサの装着が容易であり、必要に応じて熱重量
測定と並行して簡単に示熱分析を行うこともできる。
着した構造であるため、試料の温度を直接測定するため
の温度センサの装着が容易であり、必要に応じて熱重量
測定と並行して簡単に示熱分析を行うこともできる。
【0028】更に、2個の加熱炉を用いることは、一方
の加熱炉の昇温速度を適宜に調整することにより、ブラ
ンク時のベースラインの補正が容易化されるという利点
もある。
の加熱炉の昇温速度を適宜に調整することにより、ブラ
ンク時のベースラインの補正が容易化されるという利点
もある。
【図1】本発明実施例の全体構成を示す斜視図
【図2】本発明の他の実施例の要部構成を示す斜視図
10 水平ビーム 11 支点 21,22 試料負荷部 31,32 加熱炉 33 温度制御回路 40 ビーム位置検出用光学系 41 発光素子 42 フォトセンサ 43 シャッタ機構 50 電磁力発生装置 51 フィードバック制御回路 60 計測回路 71,72 熱伝対
Claims (1)
- 【請求項1】 水平ビームの両端にそれぞれ試料負荷部
が固着され、かつ、この各試料負荷部はそれぞれ個別の
加熱炉内に収容されているとともに、上記水平ビームの
中央部には、当該ビームの水平状態からの傾斜を検出す
るビーム位置検出手段と、その検出結果に基づいて当該
ビームを水平状態に戻すための力を発生する力発生手段
とが設けられ、その力発生手段による発生力の計測手段
を備えてなる熱重量測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1338393A JPH06229899A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 熱重量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1338393A JPH06229899A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 熱重量測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06229899A true JPH06229899A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11831577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1338393A Pending JPH06229899A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 熱重量測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06229899A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008058020A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Sii Nanotechnology Inc | 差動型熱天秤装置及びこれを用いた熱膨張補正方法 |
| US20160054181A1 (en) * | 2014-08-22 | 2016-02-25 | Netzsch-Geratebau Gmbh | Device And Method For Thermal Analysis |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP1338393A patent/JPH06229899A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008058020A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Sii Nanotechnology Inc | 差動型熱天秤装置及びこれを用いた熱膨張補正方法 |
| US20160054181A1 (en) * | 2014-08-22 | 2016-02-25 | Netzsch-Geratebau Gmbh | Device And Method For Thermal Analysis |
| US9939329B2 (en) * | 2014-08-22 | 2018-04-10 | Netzsch-Gerätebau GmbH | Device and method for thermal analysis |
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