JPH06255048A - 多層成形体 - Google Patents

多層成形体

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JPH06255048A
JPH06255048A JP4363893A JP4363893A JPH06255048A JP H06255048 A JPH06255048 A JP H06255048A JP 4363893 A JP4363893 A JP 4363893A JP 4363893 A JP4363893 A JP 4363893A JP H06255048 A JPH06255048 A JP H06255048A
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JP
Japan
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polyolefin
layer
styrene
adhesive layer
ethylene
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Application number
JP4363893A
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English (en)
Inventor
Koji Motoi
孝治 本居
Kotaro Tsuboi
康太郎 坪井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱伸縮による変形が少なく、耐候性に優れ、耐
久性に優れた多層成形体を提供する。 【構成】ポリオレフィンからなる層11の片面に、接着
層12を介して、アクリル樹脂からなる層13を設けた
多層成形体1である。接着層形成用の樹脂が、エチレン
─メチルメタクリレート(EMMA)に、エポキシ変性
ポリプロピレンを、重量比で100:0.4の割合で添
加したものを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雨樋、窓枠、波板、デ
ッキ材、自動車用サイドプロテクター等の屋外で使用さ
れる、熱伸縮による変形が少なく、耐候性等に優れた樹
脂層が設けられ、耐久性に優れた多層成形体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリプロピレンからなる層に耐候
性の優れた樹脂層を被覆する方法として、例えば、特公
昭60─42029号公報に記載の如く、ポリオレフィ
ン系合成樹脂層にアクリル樹脂層を多層複合成形する際
に、両層を接着する中間層ポリマーとして、モノビニー
ル置換芳香族化合物と共役ジエンとからなるブロック共
重合体を用いる点が提案されている。
【0003】又、特公昭49─35341号公報に記載
の如く、エチレン─酢酸ビニル共重合体/塩化ビニル共
重合体(以下、EVA/VCグラフト共重合体という)
を含有せしめたアクリル樹脂のフィルムとポリオレフィ
ンを積層接着する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合には、中間層ポリマーとしてのモノビニール置換芳
香族化合物と共役ジエンとからなるブロック共重合体
の、ポリオレフィン系合成樹脂層とアクリル樹脂層に対
する接着性が充分でないために、ポリオレフィン系合成
樹脂層とアクリル樹脂層間が剥離し易いという問題点が
ある。又、後者の場合には、EVA/VCグラフト共重
合体の耐熱性が劣るために、成形時における熱安定性が
悪く、又、得られた積層品を長期間屋外で使用したとき
変色したり、物性が低下し易いという問題点がある。
【0005】本発明は、従来のものの問題点を解消し、
熱伸縮による変形が少ないポリオレフィンからなる層
と、ポリオレフィンからなる層の短所である耐候性等を
改善したアクリル樹脂からなる層間を、両層に対して接
着力に優れた接着層を介して接着することにより、熱伸
縮による熱変形が少なく、耐候性に優れ、耐久性に優れ
た多層成形体を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリオレフィ
ンからなる層に、接着層を介して、アクリル樹脂からな
る層が設けられた多層成形体であって、接着層が、エチ
レン─アクリル酸エステル共重合体と、不飽和カルボン
酸変性ポリオレフィン、エポキシ変性ポリオレフィン、
シラノール変性ポリオレフィンよりなる群より選ばれる
1種以上のポリオレフィンからなる多層成形体である。
【0007】本発明において、ポリオレフィンからなる
層を形成するポリオレフィンとしては、α─オレフィン
の単独重合体及び共重合体、α─オレフィンとジオレフ
ィンとの共重合体、α─オレフィンと不飽和カルボン酸
エステルとの共重合体等が使用される。
【0008】α─オレフィンの単独重合体及び共重合体
としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リブテン、ポリヘキセン、ポリオクテン、ポリデセン、
エチレン─プロピレン共重合体、エチレン─ブテン─1
共重合体、エチレン─4─メチルペンテン─1共重合体
等が挙げられる。
【0009】α─オレフィンとジエチレンとの共重合体
としては、例えば、エチレン─ブタジエン共重合体、プ
ロピレン─ブタジエン共重合体等が挙げられる。α─オ
レフィンと不飽和カルボン酸エステルとの共重合体とし
ては、エチレン─酢酸ビニル共重合体、プロピレン─酢
酸ビニル共重合体等が挙げられる。これらのポリオレフ
ィンは、単独で使用してもよいし、2種以上併用しても
よい。
【0010】本発明において、ポリオレフィン中には、
必要に応じて、ガラス繊維や無機質充填材を添加するこ
とができる。
【0011】本発明において、アクリル樹脂からなる層
を形成するアクリル樹脂としては、ポリメチルメタクリ
レート単独重合体、メチルメタクリレートを主成分とし
てアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸
n─ブチル、メタクリル酸ラウリル等の共重合可能な他
単量体を若干含む共重合体であって、熱可塑性樹脂の領
域に属する、好ましくは平均分子量100,000〜6
00,000のものが使用される。
【0012】本発明において、接着層中にはエチレン─
アクリル酸エステル共重合体を含有する。エチレン─ア
クリル酸エステル共重合体としては、アクリル酸エステ
ル共重合体にポリメチルメタクリレート単独もしくはメ
チルメタクリレートを主成分として、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル等の共重合可能な他モノマーを若
干含む共重合体と、エチレン成分との共重合体であっ
て、一般に、EMMA、EMAAと総称されるエチレン
とメタクリル酸の共重合樹脂であり、分子鎖中に不規則
に存在するカルボキシル基が水素結合によって分子内鎖
内に架橋したものの他、金属イオンで架橋したものの
他、金属イオンで架橋した部分を有するものが使用され
る。
【0013】エチレン─アクリル酸エステル共重合体の
アクリル酸エステルの含有量は、5〜50重量%が好ま
しい。含有量が5重量%未満の場合には、極性樹脂との
接着力が劣る傾向があり、逆に、50重量%を超える場
合には、剛直なものとなり、接着性が劣る傾向がある。
【0014】本発明において、接着層中には、不飽和カ
ルボン酸変性ポリオレフィン、エポキシ変性ポリオレフ
ィン、シラノール変性ポリオレフィンよりなる群より選
ばれる1種以上のポリオレフィンを含有する。
【0015】不飽和カルボン酸変性ポリオレフィンと
は、不飽和カルボン酸又はその誘導体がポリオレフィン
に付加されたものである。不飽和カルボン酸として、例
えば、アクリル酸、マレイン酸、フマール酸、テトラヒ
ドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン
酸、イソクロトン酸、ナジック酸(登録商標)等が挙げ
られる。不飽和カルボン酸の誘導体としては、塩化マレ
ニル等の酸ハライド、マレイミド等の酸イミド、無水マ
レイン酸、無水シトラコン酸等の酸無水物、マレイン酸
モノメチル、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレエー
ト等のエステル等が挙げられる。
【0016】その付加方法としては、公知の種々の方法
があり、例えば、ポリオレフィンに、無水マレイン酸等
を触媒の存在下或いは不存在下でラジカル開始剤を添加
し加熱処理する方法や、ポリオレフィンに、不飽和カル
ボン酸又はその誘導体を、過酸化物(ラジカル発生剤)
と共に混練反応させる方法等が挙げられる。
【0017】エポキシ変性ポリオレフィンとしては、例
えば、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンによるジ
エポキシサイド等をポリオレフィンに付加したもの等が
挙げられる。その付加方法としては、公知の種々の方法
を採用することができる。
【0018】シラノール変性ポリオレフィンとしては、
例えば、ビニルメトキシシラン、ビニルエトキシシラン
等の反応性(重合性)シランをポリオレフィンに付加さ
せるか、反応性低分子オレフィンと反応性(重合性)シ
ランとの共重合により得られたもの等が挙げられる。
【0019】これらの付加成分を付加するポリオレフィ
ンは、被着層を形成するポリオレフィンと同種の樹脂
(例えば、被覆層の樹脂がポリプロピレンの場合はポリ
プロピレン)が接着性が良好なため好ましく、その分子
量(重量平均分子量)は約500,000以下がエチレ
ン─アクリル酸エステル共重合体との分散相溶性が優れ
るために好ましい。
【0020】付加成分のポリオレフィンへの付加状態と
しては、グラフト重合が少量の添加で接着性が向上する
ので好ましいが、ブロック状ランダム状に付加されてい
てもよい。付加成分のポリオレフィンへの付加量は、ポ
リオレフィンに対して、0.3重量%以上が好ましい。
付加量がこの範囲を下まわると極性樹脂との接着性が劣
る傾向がある。
【0021】本発明2は、ポリオレフィンからなる層
に、接着層を介して、アクリル樹脂からなる層が設けら
れた多層成形体であって、接着層が、スチレン系エラ
ストマーと塩素化ポリオレフィンとの混合物、塩素化
スチレン系エラストマー、スチレン系エラストマーと
エポキシ変性ポリオレフィン、エポキシ変性スチレン
系エラストマーよりなる群より選ばれる少なくとも1種
の接着剤からなる多層成形体である。
【0022】本発明2において、ポリオレフィンからな
る層を形成するポリオレフィン、及び、アクリル樹脂か
らなる層を形成するアルリル樹脂としては、本発明と同
様のものが使用される。
【0023】本発明2において、接着層中に含まれる、
及びのスチレン系エラストマーとしては、例えば、
スチレン─ブタジエン─スチレン共重合体(SBS)、
スチレン─イソプレン─スチレン共重合体(SIS)、
それらの水素添加により得られるスチレン─エチレン/
ブタジエン─スチレン共重合体(SEBS)、スチレン
─エチレン/プロピレン─スチレン共重合体(SEP
S)等が挙げられる。
【0024】スチレン系エラストマーとしては、共重合
体中のスチレン成分以外のゴム成分量は30〜90重量
%のものが好適に使用される。ゴム成分の含有量が30
重量%未満のものは、弾性を失い、逆に、90重量%を
超えるものは、引張り強度が低下し、いずれも接着強度
が低下する傾向がある。
【0025】において、スチレン系エラストマーと混
合される塩素化ポリオレフィンとしては、塩素化度20
〜40%のものが好適に使用される。塩素化度が20%
未満の場合には、アクリル樹脂からなる層との接着性が
低下し、逆に、40%を超える場合には、ポリオレフィ
ンからなる層との接着性が低下する傾向がある。
【0026】塩素化ポリオレフィンの添加量は、スチレ
ン系エラストマー100重量部に対して、40〜200
重量部が好適である。添加量が40重量部未満の場合に
は、アクリル樹脂からなる層との接着性が低下し、逆
に、200重量部を超える場合には、ポリオレフィンか
らなる層との接着性が低下する傾向がある。
【0027】接着層を形成するの塩素化スチレン系エ
ラストマーとしては、塩素化度20〜40%のものが好
適に使用される。塩素化度が20%未満の場合には、ア
クリル樹脂からなる層との接着性が低下し、逆に、40
%を超える場合には、ポリオレフィンからなる層との接
着性が低下する傾向がある。
【0028】接着層を形成するのスチレン系エラスト
マーと混合されるエポキシ変性ポリオレフィンとして
は、本発明と同様のものが使用される。接着層を形成す
るのエポキシ変性スチレン系エラストマーとしては、
例えば、(メタ)アクリル酸グリシジルによるジエポキ
シサイド等をスチレン系エラストマーに付加したもの等
が挙げられる。その付加方法としては、公知の種々の方
法を採用することができる。
【0029】接着層を形成する組成物としては、〜
の組成物を単独で使用してもよいし、2種以上併用して
もよい。
【0030】以下、本発明を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の多層成形体の一例を示す断面図であ
る。図1において、1は多層成形体であり、ポリオレフ
ィンからなる層11の片面に、接着層12を介して、ア
クリル樹脂からなる層13が設けられて、一体硬化され
ている。尚、多層成形体は、特に図示しないが、ポリオ
レフィンからなる層の両面に、接着層を介して、アクリ
ル樹脂からなる層が設けられて、一体硬化されていても
よい。
【0031】
【作用】本発明の多層成形体は、ポリオレフィンからな
る層の線膨張率が小さいので、熱伸縮による変形が少な
く、耐候性に優れたアクリル樹脂からなる層が設けられ
ているので、ポリオレフィン樹脂からなる層の短所であ
る耐候性が改善されており、且つ、接着層が、エチレン
─アクリル酸エステル共重合体と、不飽和カルボン酸変
性ポリオレフィン、エポキシ変性ポリオレフィン、シラ
ノール変性ポリオレフィンよりなる群より選ばれる1種
以上のポリオレフィンからなるので、ポリオレフィンか
らなる層と、極性基を有するアクリル樹脂からなる層間
が、両層に対して接着性の優れた接着層により接着され
ていて、熱伸縮による層剥離を起こすことがなく、長期
間屋外にて使用できるだけの耐久性を備えている。
【0032】本発明2の多層成形体は、ポリオレフィン
からなる層の線膨張率が小さいので、熱伸縮による変形
が少なく、耐候性に優れたアクリル樹脂からなる層が設
けられているので、ポリオレフィン樹脂からなる層の短
所である耐候性が改善されており、且つ、接着層が、ス
チレン系エラストマーと塩素化ポリオレフィンとの混合
物、塩素化スチレン系エラストマー、スチレン系エラス
トマーとエポキシ変性ポリオレフィン、エポキシ変性ス
チレン系エラストマーよりなる群より選ばれる少なくと
も1種の接着剤からなるので、ポリオレフィンからなる
層と、極性基を有するアクリル樹脂からなる層間が、両
層に対して接着性の優れた接着層により接着されてい
て、熱伸縮による層剥離を起こすことがなく、長期間屋
外にて使用できるだけの耐久性を備えている。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施例1 ポリオレフィンからなる層形成用の樹脂として、ポリプ
ロピレン〔三菱油化製、商品名「EC−8」、MFR
(230℃)=1.5〕を用いた。
【0034】アクリル樹脂からなる層形成用の樹脂とし
て、ポリメチルメタクリレート(以下、PMMAと略
記)〔住化ハース社製、商品名「HFJ−10」、MF
R(230℃)=4〕を用いた。接着層形成用組成物と
して、エチレン─メチルメタクリレート共重合体(以
下、EMMAと略記)(住友化学社製、商品名「アクリ
フト」、アクリル含有量15%)に、エポキシ変性ポリ
プロピレン(日本油脂社製、商品名「ブレンマー」、ポ
リプロピレン重量平均分子量9000、エポキシ当量5
29)を、重量比で100:0.4の割合で添加したも
のを使用した。
【0035】同方向2軸押出機3台を用いて、それぞ
れ、ポリオレフィンからなる層形成用樹脂、接着層形成
用組成物、アクリル樹脂からなる層形成用樹脂を押出機
内で混練溶融させて押し出し、多層金型内にて、ポリオ
レフィンからなる層に、接着層を介して、アクリル樹脂
からなる層を積層し、ポリオレフィンからなる層/接着
層/アクリル樹脂からなる層の厚みが100μm/50
μm/1.3mmの多層成形体を得た。形成時における
樹脂の熱安定性を評価した。
【0036】得られた多層成形体から試験片を切り出し
て、180°剥離試験による接着強度の評価を行った。
熱安定性、接着強度を表1に示した。尚、熱安定性につ
いては、成形時に樹脂が分解しないもの:○、分解した
もの:×で示した。接着強度については、図2に示す如
き試験片を作製し、JIS K 6854に準じて、引
張速度:5mm/分、試験温度:23℃の条件にて行っ
た。
【0037】実施例2 ポリオレフィンからなる層形成用の樹脂として、ポリプ
ロピレン〔三菱油化製、商品名「XIA」、MFR(2
30℃)=1.0〕を用いたこと、接着層形成用組成物
として、EMMA(住友化学社製、商品名「アクリフ
ト」、アクリル含有量15%)に、マレイン酸変性ポリ
プロピレンを重量比で90:10の割合で添加したもの
を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例1
と同様の寸法の多層成形体を得た。実施1と同様に、熱
安定性、引張強度を評価した結果を表1に示した。
【0038】尚、マレイン酸変性ポリプロピレンとして
は、ポリプロピレン〔三菱油化社製、商品名「BC3
B」、MFR(230℃)=9.0〕に、無水マレイン
酸を重量比で99:1で割合で添加したものに、ラジカ
ル開始剤(日本油脂社製、商品名「パークミルH」)を
ポリプロピレン100重量部に対して0.4重量部添加
したものを、ホッパーに投入し押出機内で混練溶融させ
て押し出し、冷却後ペレット化したものを用いた。
【0039】実施例3 接着層形成用の組成物として、エチレン─メチルアクリ
レート共重合体(以下、EMAAと略記)(三井・デュ
ポンケミカル社製、商品名「ニュクレル」、メチルアク
リレート含有量12重量%)に、シラノール変性ポリプ
ロピレンを重量比で80:20の割合で添加したものを
用いたこと以外は、実施例1と同様にして、実施例1と
同様の寸法の多層成形体を得た。実施1と同様に、熱安
定性、引張強度を評価した結果を表1に示した。
【0040】尚、シラノール変性ポリプロピレンとして
は、ポリプロピレン〔三菱油化社製、商品名「BC3
B」、MFR(230℃)=9.0〕に、反応性(重合
性)シラン(信越シリコーン社製、ビニルメトキシシラ
ン)を重量比で95:5の割合で添加したものに、ラジ
カル開始剤(日本油脂社製、商品名「パークミルH」、
ハイドロパーオキサイド)をポリプロピレン100重量
部に対して0.04重量部となるように添加したもの
を、ホッパーに投入し、押出機中で混練溶融させ押し出
して冷却後ペレット化したものを使用した。
【0041】比較例1 接着層形成用組成物として、スチレン─エチレン・ブタ
ジエン─スチレンブロック共重合体(以下、SEBSと
略記)(旭化成社製、商品名「H1041」、スチレン
/エチレン・ブタジエン=30/70)を用いたこと以
外は、実施例1と同様にして多層成形体を得た。実施1
と同様に、熱安定性、引張強度を評価した結果を表1に
示した。
【0042】比較例2 接着層形成用組成物として、スチレン─エチレン・プロ
ピレン─スチレンブロック共重合体(以下、SEPSと
略記)(旭化成社製、商品名「H1041」、スチレン
/エチレン・ブタジエン=30/70)を用いたこと以
外は、実施例1と同様にして、実施例1と同様の寸法の
多層成形体を得た。実施1と同様に、熱安定性、引張強
度を評価した結果を表1に示した。
【0043】比較例3 接着層形成用組成物中に、エポキシ変性ポリプロピレン
を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして、
実施例1と同様の寸法の多層成形体を得た。実施1と同
様に、熱安定性、引張強度を評価した結果を表1に示し
た。
【0044】比較例4 接着層形成用組成物として、エチレン─酢酸ビニル共重
合体/塩化ビニルグラフト共重合体(以下、EVA/V
Cグラフト共重合体と略記)を使用したこと以外は、実
施例1と同様にして多層成形体を得た。実施1と同様
に、熱安定性、引張強度を評価した結果を表1に示し
た。
【0045】
【表1】
【0046】実施例4〜6 接着層形成用組成物として、SEBS(旭化成社製、商
品名「H1041」、スチレン/エチレン・ブタジエン
=30/70)の表2に示した所定量、塩素化ポリエチ
レン(徳山積水社製、商品名「エスミックCE535
A」、塩素化度35%)の表2に示した所定量を添加し
たものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして多層
成形体を得た。実施1と同様に、引張強度を評価した結
果を表2に示した。
【0047】実施例7 接着層形成用組成物として、SEPS(旭化成社製、商
品名「H1041」、スチレン/エチレン・ブタジエン
=30/70)100重量部に、塩素化ポリエチレン
(徳山積水社製、商品名エスミックCE535A、塩素
化度35%)100重量部添加したものを用いたこと以
外は、実施例1と同様にして多層成形体を得た。実施1
と同様に、引張強度を評価した結果を表2に示した。
【0048】実施例8 接着層形成用組成物として、塩素化SEBS(塩素化度
35%)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして多
層成形体を得た。実施1と同様に、引張強度を評価した
結果を表2に示した。
【0049】尚、塩素化SEBSとしては、SEBS
(旭化成社製、商品名「H1041」、スチレン/エチ
レン・ブタジエン=30/70)2000gと、四塩化
炭素3.21gとからなる均一溶液を、反応釜中窒素置
換下、温度50℃で、紫外線照射(UV蛍光ランプ波長
340─700nm)しながら、塩素ガスを1.55g
/分の速度で導入した後、四塩化炭素を酢酸エチルで置
換して得たものを用いた。
【0050】実施例9 接着層形成用組成物として、塩素化SEPS(塩素化度
35%)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして多
層成形体を得た。実施1と同様に、引張強度を評価した
結果を表2に示した。
【0051】尚、塩素化SEPSとしては、SEPS
(旭化成社製、商品名「H1041」、スチレン/エチ
レン・ブタジエン=30/70)2000gと、四塩化
炭素3.21gとからなる均一溶液を、反応釜中窒素置
換下、温度50℃で、紫外線照射(UV蛍光ランプ波長
340─700nm)しながら、塩素ガスを1.55g
/分の速度で導入した後、四塩化炭素を酢酸エチルで置
換して得たものを用いた。
【0052】実施例10 接着層形成用組成物として、SEBS(旭化成社製、商
品名「H1041」、スチレン/エチレン・ブタジエン
=30/70)100重量部に、エポキシ変性ポリプロ
ピレン(日本油脂社製、商品名「ブレンマー」、ポリプ
ロピレン重量平均分子量9000、エポキシ当量52
9)0.4重量部添加したものを用いたこと以外は、実
施例1と同様にして多層成形体を得た。実施1と同様
に、引張強度を評価した結果を表2に示した。
【0053】実施例11 接着剤形成用組成物として、エポキシ変性SEBSを用
いたこと以外は、実施例1と同様にして多層成形体を得
た。実施1と同様に、引張強度を評価した結果を表2に
示した。
【0054】尚、エポキシ変性SEBSとしては、SE
BS(旭化成社製、商品名「H1041」、スチレン/
エチレン・ブタジエン=30/70)100重量部に対
して、アクリル酸グリシジルを各0.1重量部添加した
ものに、ラジカル開始剤(日本油脂社製、商品名「パー
クミルH」、ハイドロパーオキサイド)をビスフェノー
ルA97重量部に対して3重量部添加したものを、ホッ
パーに投入し、押出機中で混練溶融させ押し出して冷却
後ペレット化したものを使用した。
【0055】
【表2】
【0056】
【発明の効果】本発明及び本発明2の多層成形体は、上
記の如き構成とされているので、熱伸縮による変形が少
なく、耐候性が改善されており、且つ、ポリオレフィン
からなる層と、極性基を有するアクリル樹脂からなる層
間が、両層に対して接着性の優れた接着層により接着さ
れていて、熱伸縮による層剥離を起こすことがなく、長
期間屋外にて使用できるだけの耐久性を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多層成形体の一例を示す断面図であ
る。
【図2】180°剥離試験を行う試験片を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 多層成形体 11 ポリオレフィンからなる層 12 接着層 13 アクリル樹脂からなる層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 5/12 CEY 9267−4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィンからなる層に、接着層を
    介して、アクリル樹脂からなる層が設けられた多層成形
    体であって、接着層が、エチレン─アクリル酸エステル
    共重合体と、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン、エ
    ポキシ変性ポリオレフィン、シラノール変性ポリオレフ
    ィンよりなる群より選ばれる1種以上のポリオレフィン
    からなることを特徴とする多層成形体。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィンからなる層に、接着層を
    介して、アクリル樹脂からなる層が設けられた多層成形
    体であって、接着層が、スチレン系エラストマーと塩素
    化ポリオレフィンとの混合物、塩素化スチレン系エラス
    トマー、スチレン系エラストマーとエポキシ変性ポリオ
    レフィンの混合物、エポキシ変性スチレン系エラストマ
    ーよりなる群より選ばれる少なくとも1種の接着剤から
    なることを特徴とする多層成形体。
JP4363893A 1993-03-04 1993-03-04 多層成形体 Pending JPH06255048A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6652985B1 (en) 1999-03-03 2003-11-25 Sumitomo Chemical Company, Limited Acrylic resin laminated film and laminated article
WO2007135340A1 (fr) * 2006-05-24 2007-11-29 Arkema France Liant a base de polyethylene modifie gma, de polyethylene non modifie et d'elastomere
FR2901558A1 (fr) * 2006-05-24 2007-11-30 Arkema France Liant a base de polyethylene modifie gma, de polyethylene non modifie et d'elastomere
JP2022118329A (ja) * 2021-02-02 2022-08-15 日星電気株式会社 多層チューブ

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