JPH06273930A - 硬化性樹脂組成物とそれを用いた多層プリント配線板およびその製法 - Google Patents
硬化性樹脂組成物とそれを用いた多層プリント配線板およびその製法Info
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- JPH06273930A JPH06273930A JP5914293A JP5914293A JPH06273930A JP H06273930 A JPH06273930 A JP H06273930A JP 5914293 A JP5914293 A JP 5914293A JP 5914293 A JP5914293 A JP 5914293A JP H06273930 A JPH06273930 A JP H06273930A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】一般式(1)(但し、式中R1は芳香環を含む
炭素数6〜15の有機残基、R2は水素,フェニル基,
アルコキシフェニル基、R3,R4,R5は水素、炭素数
9以下のアルキル基を示し、R3,R4,R5の少なくと
も二つは水素を示す。)で表わされる繰返し単位を有す
る共重合体100重量部に対し、光重合開始剤及び/ま
たは熱重合開始剤10〜0.5重量部を含む硬化性樹脂
組成物およびそれをパターン絶縁に用いた多層プリント
配線板。 【化21】 【効果】ポリマレイミド骨格と不飽和二重結合を側鎖に
有し、光重合開始剤の添加によって光反応性に優れ、硬
化後の耐熱性が優れた硬化物を与えるので、プリント配
線板の絶縁性パターンとして優れている。
炭素数6〜15の有機残基、R2は水素,フェニル基,
アルコキシフェニル基、R3,R4,R5は水素、炭素数
9以下のアルキル基を示し、R3,R4,R5の少なくと
も二つは水素を示す。)で表わされる繰返し単位を有す
る共重合体100重量部に対し、光重合開始剤及び/ま
たは熱重合開始剤10〜0.5重量部を含む硬化性樹脂
組成物およびそれをパターン絶縁に用いた多層プリント
配線板。 【化21】 【効果】ポリマレイミド骨格と不飽和二重結合を側鎖に
有し、光重合開始剤の添加によって光反応性に優れ、硬
化後の耐熱性が優れた硬化物を与えるので、プリント配
線板の絶縁性パターンとして優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱及び光により硬化し、
耐熱性に優れた硬化物を与える硬化性樹脂組成物および
それを用いた多層プリント配線板に関する。
耐熱性に優れた硬化物を与える硬化性樹脂組成物および
それを用いた多層プリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】電子計算機の大容量,小型化に伴い、そ
れに用いるプリント配線板の高密度化の要求が高まって
いる。高密度プリント配線板は図1に示すような基本工
程からなるフルアディティブ法で製造される。
れに用いるプリント配線板の高密度化の要求が高まって
いる。高密度プリント配線板は図1に示すような基本工
程からなるフルアディティブ法で製造される。
【0003】(a)基板上にめっきレジスト層を設ける
工程。
工程。
【0004】(b)露光、現像して必要なレリーフパタ
ーンを形成する工程。
ーンを形成する工程。
【0005】(c)めっきにより配線パターンを形成す
る工程。
る工程。
【0006】(d)プリント配線板を多層化する工程。
【0007】上記フルアディティブ法で使用されるめっ
きレジストは、最終的に配線間の絶縁層となることが望
ましい。これによって配線の剥離、多層化時の配線のず
れ等を防止できるので、高アスペクト比の配線を有する
プリント配線板を多層化することができる。
きレジストは、最終的に配線間の絶縁層となることが望
ましい。これによって配線の剥離、多層化時の配線のず
れ等を防止できるので、高アスペクト比の配線を有する
プリント配線板を多層化することができる。
【0008】絶縁材料としてプリント配線板内に残るめ
っきレジストとしては絶縁性、耐熱性等が優れているこ
とが要求される。更にまた、高密度,小型化の要求に対
して絶縁層の低誘電率化が要求されている。
っきレジストとしては絶縁性、耐熱性等が優れているこ
とが要求される。更にまた、高密度,小型化の要求に対
して絶縁層の低誘電率化が要求されている。
【0009】従来、配線基板としては、ガラスクロス等
の補強材にマレイミド誘導体及びスチリル誘導体よりな
る樹脂組成物を含浸したプリプレグが知られている(特
開平2−99545号公報)。このプリプレグは成型作
業性に優れ、耐熱性、難燃性の多層基板用積層材料とし
て知られている。
の補強材にマレイミド誘導体及びスチリル誘導体よりな
る樹脂組成物を含浸したプリプレグが知られている(特
開平2−99545号公報)。このプリプレグは成型作
業性に優れ、耐熱性、難燃性の多層基板用積層材料とし
て知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガラスクロス
等の無機補強材は、樹脂組成物に比べて比誘電率が高
い。従って、樹脂組成物の比誘電率を低減してもガラス
クロスで補強された絶縁板の低誘電率化にはおのずと限
界がある。
等の無機補強材は、樹脂組成物に比べて比誘電率が高
い。従って、樹脂組成物の比誘電率を低減してもガラス
クロスで補強された絶縁板の低誘電率化にはおのずと限
界がある。
【0011】また、前記マレイミド誘導体及びスチリル
誘導体よりなる樹脂組成物を用いてレリーフパターンを
作製することが困難なために、基板表面に、例えば、ア
クリレート系樹脂のレジストを用いる等して配線パター
ンを形成し、多層化接着して多層配線板が作製されてい
る。
誘導体よりなる樹脂組成物を用いてレリーフパターンを
作製することが困難なために、基板表面に、例えば、ア
クリレート系樹脂のレジストを用いる等して配線パター
ンを形成し、多層化接着して多層配線板が作製されてい
る。
【0012】アクリレート系レジストを用いた場合、レ
リーフパターンの耐熱性が低いためにパターン形成後該
レリーフパターンを剥離し、別の材料で新たに絶縁層を
形成して用いている。しかし、一旦配線パターンを形成
した基板表面はパターンによる凹凸が存在し、多層化に
よる高密度化には限界がある。
リーフパターンの耐熱性が低いためにパターン形成後該
レリーフパターンを剥離し、別の材料で新たに絶縁層を
形成して用いている。しかし、一旦配線パターンを形成
した基板表面はパターンによる凹凸が存在し、多層化に
よる高密度化には限界がある。
【0013】本発明の目的は、多層板用積層材料と同等
の耐熱性を有するレリーフパターンを形成できる樹脂組
成物を提供することにある。
の耐熱性を有するレリーフパターンを形成できる樹脂組
成物を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、上記樹脂組成
物を用いることにより表面の凹凸がない多層プリント配
線板とその製法を提供することにある。
物を用いることにより表面の凹凸がない多層プリント配
線板とその製法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の要旨は次のとおりである。
明の要旨は次のとおりである。
【0016】〔1〕 一般式(1)
【0017】
【化7】
【0018】(但し、式中R1は芳香環を含む炭素数6
〜15の有機残基、R2は水素,フェニル基,アルコキ
シフェニル基、R3,R4,R5は水素、炭素数9以下の
アルキル基を示し、R3,R4,R5の少なくとも二つは
水素を示す。)で表わされる繰返し単位を有する共重合
体100重量部に対し、光重合開始剤及び/または熱重
合開始剤10〜0.5重量部を含むことを特徴とする硬
化性樹脂組成物。
〜15の有機残基、R2は水素,フェニル基,アルコキ
シフェニル基、R3,R4,R5は水素、炭素数9以下の
アルキル基を示し、R3,R4,R5の少なくとも二つは
水素を示す。)で表わされる繰返し単位を有する共重合
体100重量部に対し、光重合開始剤及び/または熱重
合開始剤10〜0.5重量部を含むことを特徴とする硬
化性樹脂組成物。
【0019】〔2〕 一般式(2)
【0020】
【化8】
【0021】(但し、式中R6,R7,R8は水素、炭素
数1〜20の有機残基を示す。)で表わされる繰返し単
位を有する化合物を含む前記〔1〕に記載の硬化性樹脂
組成物。
数1〜20の有機残基を示す。)で表わされる繰返し単
位を有する化合物を含む前記〔1〕に記載の硬化性樹脂
組成物。
【0022】〔3〕 一般式(3)
【0023】
【化9】
【0024】(但し、式中R8はフェニル基,アルコキ
シフェニル基,ヒドロキシフェニル基,安息香酸残基,
ピロリドン残基を表わす。)で表わされる繰返し単位を
有する化合物を含む前記〔1〕に記載の硬化性樹脂組成
物。
シフェニル基,ヒドロキシフェニル基,安息香酸残基,
ピロリドン残基を表わす。)で表わされる繰返し単位を
有する化合物を含む前記〔1〕に記載の硬化性樹脂組成
物。
【0025】〔4〕 前記一般式(1)で表わされる繰
返し単位を有する共重合体100重量部に対し、光重合
開始剤及び/または熱重合開始剤10〜0.5重量部を
含む樹脂組成物の硬化物からなるフィルムの少なくとも
片面に配線回路が形成されており、該配線回路が形成さ
れたフィルムが積層,接着されていることを特徴とする
多層プリント配線板。
返し単位を有する共重合体100重量部に対し、光重合
開始剤及び/または熱重合開始剤10〜0.5重量部を
含む樹脂組成物の硬化物からなるフィルムの少なくとも
片面に配線回路が形成されており、該配線回路が形成さ
れたフィルムが積層,接着されていることを特徴とする
多層プリント配線板。
【0026】〔5〕 前記樹脂組成物が前記一般式
(2)で表わされる繰返し単位を有する化合物を含む前
記〔4〕に記載の多層プリント配線板。
(2)で表わされる繰返し単位を有する化合物を含む前
記〔4〕に記載の多層プリント配線板。
【0027】〔6〕 前記樹脂組成物が前記一般式
(3)で表わされる繰返し単位を有する化合物を含む前
記〔4〕に記載の多層プリント配線板。
(3)で表わされる繰返し単位を有する化合物を含む前
記〔4〕に記載の多層プリント配線板。
【0028】〔7〕 前記一般式(1)及び光重合開始
剤を含む光硬化性樹脂組成物の被膜を基板上に形成した
後、露光、現像して回路のネガパターンを形成し、次い
で上記被膜が形成されていない回路パターン部にめっき
により配線回路を形成したプリント配線板を積層、接着
して多層化する多層プリント配線板の製法。
剤を含む光硬化性樹脂組成物の被膜を基板上に形成した
後、露光、現像して回路のネガパターンを形成し、次い
で上記被膜が形成されていない回路パターン部にめっき
により配線回路を形成したプリント配線板を積層、接着
して多層化する多層プリント配線板の製法。
【0029】〔8〕 前記一般式(1)及び熱重合開始
剤を含む熱硬化性樹脂組成物からなる基板上に、前記一
般式(1)及び光重合開始剤を含む光硬化性樹脂組成物
の被膜を形成した後、露光、現像して回路のネガパター
ンを形成し、次いで上記被膜が形成されていない回路パ
ターン部にめっきにより配線回路を形成したプリント配
線板を積層、接着して多層化する多層プリント配線板の
製法。
剤を含む熱硬化性樹脂組成物からなる基板上に、前記一
般式(1)及び光重合開始剤を含む光硬化性樹脂組成物
の被膜を形成した後、露光、現像して回路のネガパター
ンを形成し、次いで上記被膜が形成されていない回路パ
ターン部にめっきにより配線回路を形成したプリント配
線板を積層、接着して多層化する多層プリント配線板の
製法。
【0030】前記一般式(1)で表わされる繰返し単位
を有する化合物の具体例としては下式1〜33で示され
るものがある。
を有する化合物の具体例としては下式1〜33で示され
るものがある。
【0031】
【化10】
【0032】
【化11】
【0033】
【化12】
【0034】
【化13】
【0035】
【化14】
【0036】
【化15】
【0037】
【化16】
【0038】
【化17】
【0039】
【化18】
【0040】また、前記一般式(2)(3)で表わされ
る繰返し単位を有する化合物の具体例としては下式(a)
〜(n)で示されるものがある。
る繰返し単位を有する化合物の具体例としては下式(a)
〜(n)で示されるものがある。
【0041】
【化19】
【0042】
【化20】
【0043】前記光重合開始剤として、例えば、カルコ
ン構造を有するアジド化合物がある。また、ラジカル重
合開始剤として、例えば、ベンゾイルパーオキサオド、
パラクロロベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロ
ロベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキシド、アセチルパーオキシド、メ
チルエチルケトンパーオキシド、シクロへキサノンパー
オキシド、ビス(1−ヒドロキシシクロヘキシルパーオ
キシド)、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロ
パーオキシド、t−ブチルパーベンゾエート、2,5−
ジメチル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキシン−3、2,5−ジメチルヘキシル−2,5−
ジ(パーオキシベンゾエート)、クメンヒドロパーオキ
シド、t−ブチルヒドロパーオキド、t−ブチルオキシ
アセテート、t−ブチルパーオキシオクテート、t−ブ
チルオキシイソブチレート、ジベンジルパーオキシド、
ジ−t−ブチルパーオキシフタレート等がある。これの
1種以上を用いることができる。
ン構造を有するアジド化合物がある。また、ラジカル重
合開始剤として、例えば、ベンゾイルパーオキサオド、
パラクロロベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロ
ロベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキシド、アセチルパーオキシド、メ
チルエチルケトンパーオキシド、シクロへキサノンパー
オキシド、ビス(1−ヒドロキシシクロヘキシルパーオ
キシド)、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロ
パーオキシド、t−ブチルパーベンゾエート、2,5−
ジメチル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキシン−3、2,5−ジメチルヘキシル−2,5−
ジ(パーオキシベンゾエート)、クメンヒドロパーオキ
シド、t−ブチルヒドロパーオキド、t−ブチルオキシ
アセテート、t−ブチルパーオキシオクテート、t−ブ
チルオキシイソブチレート、ジベンジルパーオキシド、
ジ−t−ブチルパーオキシフタレート等がある。これの
1種以上を用いることができる。
【0044】
【作用】本発明の樹脂組成物は、側鎖に硬化性不飽和二
重結合を有するマレイミド誘導体の重合物を含むことに
より、硬化物の耐熱性を向上することができる。即ち、
主骨格であるポリマレイミド構造がガラス転移温度、熱
分解温度が向上するためである。
重結合を有するマレイミド誘導体の重合物を含むことに
より、硬化物の耐熱性を向上することができる。即ち、
主骨格であるポリマレイミド構造がガラス転移温度、熱
分解温度が向上するためである。
【0045】また、側鎖に不飽和結合を有する官能基を
含み、配合された光重合開始剤より光照射でレリーフパ
ターンを容易に形成することができる。特に、カルコン
構造を有するアジド化合物を光重合開始剤とした場合、
反応性の高いアジド基により架橋点が増え、更に、カル
コン構造が開環して形成する架橋点によって耐熱性が向
上する。
含み、配合された光重合開始剤より光照射でレリーフパ
ターンを容易に形成することができる。特に、カルコン
構造を有するアジド化合物を光重合開始剤とした場合、
反応性の高いアジド基により架橋点が増え、更に、カル
コン構造が開環して形成する架橋点によって耐熱性が向
上する。
【0046】これによって形成されたパターンは、基板
と同等の耐熱性を有しているので絶縁層として残すこと
ができ、従来のパターン除去による基板表面の凹凸を解
消することができる。
と同等の耐熱性を有しているので絶縁層として残すこと
ができ、従来のパターン除去による基板表面の凹凸を解
消することができる。
【0047】
【実施例】本発明を実施例を示して具体的に説明する。
【0048】〔実施例 1〕p−アミノスチレン51.
4g、マレイン酸無水物(和光純薬製)42.1gをジ
エチルエーテル2リットル中に入れ、室温で2時間反応
させてN−(p−ビニルフェニル)マレアニリック酸を得
た(収量91.0g)。
4g、マレイン酸無水物(和光純薬製)42.1gをジ
エチルエーテル2リットル中に入れ、室温で2時間反応
させてN−(p−ビニルフェニル)マレアニリック酸を得
た(収量91.0g)。
【0049】上記のN−(p−ビニルフェニル)マレアニ
リック酸10.9g、無水酢酸200ml、無水酢酸ナ
トリウム2gを100℃で1時間反応させてN−(p−
ビニルフェニル)マレイミドを得た(収量4.2g)。
リック酸10.9g、無水酢酸200ml、無水酢酸ナ
トリウム2gを100℃で1時間反応させてN−(p−
ビニルフェニル)マレイミドを得た(収量4.2g)。
【0050】次に、上記のN−(p−ビニルフェニル)マ
レイミドとN−フェニルマレイミドのアニオン重合によ
る共重合体を得た。反応条件は、t−ブトキシカリウム
(関東化学製)0.2mmol,N−(p−ビニルフェニ
ル)マレイミド2.0mmol,N−フェニルマレイミド
3.0mmol,テトラヒドロフラン溶液の合計15m
lを窒素下,0℃,24時間反応させた。ポリマ収率は
約60mol%、スチレン換算数平均分子量(GPC)
は約8000であった。
レイミドとN−フェニルマレイミドのアニオン重合によ
る共重合体を得た。反応条件は、t−ブトキシカリウム
(関東化学製)0.2mmol,N−(p−ビニルフェニ
ル)マレイミド2.0mmol,N−フェニルマレイミド
3.0mmol,テトラヒドロフラン溶液の合計15m
lを窒素下,0℃,24時間反応させた。ポリマ収率は
約60mol%、スチレン換算数平均分子量(GPC)
は約8000であった。
【0051】上記のN−(ビニルフェニル)マレイミドと
N−フェニルマレイミド(モル比2:3)との共重合体
の20重量%溶液に、ポリマ成分100重量部に対して
4,4'−ジアジドカルコン(シンコウ技研製)を10重
量部添加した。
N−フェニルマレイミド(モル比2:3)との共重合体
の20重量%溶液に、ポリマ成分100重量部に対して
4,4'−ジアジドカルコン(シンコウ技研製)を10重
量部添加した。
【0052】このテトラヒドロフラン溶液をガラス板上
に塗布、乾燥して、膜厚約10μmフィルムを作成し
た。
に塗布、乾燥して、膜厚約10μmフィルムを作成し
た。
【0053】上記フィルムを高圧水銀ランプを用いて5
00mJ露光した。この露光フィルムをテトラヒドロフ
ランに1分間浸したが膜には何ら変化が生じなかった。
00mJ露光した。この露光フィルムをテトラヒドロフ
ランに1分間浸したが膜には何ら変化が生じなかった。
【0054】同様に露光したポリマの熱特性を調べた。
昇温速度5℃/分で窒素下における5%重量減少温度を
観測したところ約400℃で分解した。また、示差走査
熱分析の結果、熱架橋反応による発熱が約160℃に認
められた(昇温速度10℃/分)。
昇温速度5℃/分で窒素下における5%重量減少温度を
観測したところ約400℃で分解した。また、示差走査
熱分析の結果、熱架橋反応による発熱が約160℃に認
められた(昇温速度10℃/分)。
【0055】〔比較例 1〕実施例1で得たN−(p−
ビニルフェニル)マレイミドとN−フェニルマレイミド
のアニオン重合による共重合体だけの20重量%テトラ
ヒドロフラン溶液をガラス板上に塗布、乾燥して、膜厚
約10μmフィルムを作成した。
ビニルフェニル)マレイミドとN−フェニルマレイミド
のアニオン重合による共重合体だけの20重量%テトラ
ヒドロフラン溶液をガラス板上に塗布、乾燥して、膜厚
約10μmフィルムを作成した。
【0056】上記フィルムを実施例1と同様に露光した
後、テトラヒドロフランに1分間浸したところ完全に溶
解した。
後、テトラヒドロフランに1分間浸したところ完全に溶
解した。
【0057】同様に露光したポリマの熱特性を、昇温速
度5℃/分で窒素下における5%重量減少温度で観測し
たところ約420℃で分解した。また、示差走査熱分析
の結果、熱架橋反応による発熱が約160℃に認められ
た(昇温速度10℃/分)。
度5℃/分で窒素下における5%重量減少温度で観測し
たところ約420℃で分解した。また、示差走査熱分析
の結果、熱架橋反応による発熱が約160℃に認められ
た(昇温速度10℃/分)。
【0058】〔実施例 2〕実施例1と同様にして作成
したN−(ビニルフェニル)マレイミドとN−フェニルマ
レイミドとの共重合体(モル比で4:1)の20重量%
溶液に、ポリマ成分100重量部に対して10重量部の
4,4'−ジアジドカルコンを添加した。
したN−(ビニルフェニル)マレイミドとN−フェニルマ
レイミドとの共重合体(モル比で4:1)の20重量%
溶液に、ポリマ成分100重量部に対して10重量部の
4,4'−ジアジドカルコンを添加した。
【0059】上記溶液を実施例1と同様にしてガラス板
で膜厚約10μmのフィルムを形成し、露光した。これ
をテトラヒドロフランに1分間浸したが膜には何ら変化
が生じなかった。同様に露光したポリマの昇温速度5℃
/分で窒素下における5%重量減少温度を観測したとこ
ろ約400℃で分解した。また、示差走査熱分析の結
果、熱架橋反応による発熱約170℃が認められた(昇
温速度10℃/分)。
で膜厚約10μmのフィルムを形成し、露光した。これ
をテトラヒドロフランに1分間浸したが膜には何ら変化
が生じなかった。同様に露光したポリマの昇温速度5℃
/分で窒素下における5%重量減少温度を観測したとこ
ろ約400℃で分解した。また、示差走査熱分析の結
果、熱架橋反応による発熱約170℃が認められた(昇
温速度10℃/分)。
【0060】〔実施例 3〕表1に示すマレイミド共重
合体について実施例1と同様に4,4'−ジアジドカルコ
ンを添加し、露光、現像した。表1の全ての共重合体が
光架橋することを確認した。
合体について実施例1と同様に4,4'−ジアジドカルコ
ンを添加し、露光、現像した。表1の全ての共重合体が
光架橋することを確認した。
【0061】
【表1】
【0062】〔実施例 4〕2,2'−〔ビス(N−フェ
ニルマレイミド)〕プロパンをガラスクロスに含浸させ
た後、加圧、加熱して基板を作製した。これを日立化成
工業製のHS10SB液で処理して表面にめっき触媒を
付着させた。乾燥後、実施例2で作成した感光製樹脂溶
液を塗布、乾燥し、膜厚約10μmの塗膜を形成した。
これにライン/スペースが100μm/100μmの模
擬パターンを露光(露光量500mJ)し、次いでジク
ロロメタンで現像したところレリーフパターンが得られ
た。
ニルマレイミド)〕プロパンをガラスクロスに含浸させ
た後、加圧、加熱して基板を作製した。これを日立化成
工業製のHS10SB液で処理して表面にめっき触媒を
付着させた。乾燥後、実施例2で作成した感光製樹脂溶
液を塗布、乾燥し、膜厚約10μmの塗膜を形成した。
これにライン/スペースが100μm/100μmの模
擬パターンを露光(露光量500mJ)し、次いでジク
ロロメタンで現像したところレリーフパターンが得られ
た。
【0063】上記レリーフパターンを形成した基板を2
00℃で20分加熱後、硫酸銅0.04mol/l、エ
チレンジアミン四酢酸0.08mol/l、ホルムアル
デヒド0.03mol/l、2,2−ジピリジル30mg
/l、ポリエチレングリコール10g/lに水酸化ナト
リウムを配合してpH12.6に調整しためっき液を用
いて、浸漬法により銅めっきし配線パターンを形成した
(めっき条件:70℃、3時間)。
00℃で20分加熱後、硫酸銅0.04mol/l、エ
チレンジアミン四酢酸0.08mol/l、ホルムアル
デヒド0.03mol/l、2,2−ジピリジル30mg
/l、ポリエチレングリコール10g/lに水酸化ナト
リウムを配合してpH12.6に調整しためっき液を用
いて、浸漬法により銅めっきし配線パターンを形成した
(めっき条件:70℃、3時間)。
【0064】得られた模擬プリント配線板を2,2'−
〔ビス(N−フェニルマレイミド)〕プロパンをガラスク
ロスに含浸させたプリプレグ介在させて積層接着し、4
層の多層プリント配線板を作製した。
〔ビス(N−フェニルマレイミド)〕プロパンをガラスク
ロスに含浸させたプリプレグ介在させて積層接着し、4
層の多層プリント配線板を作製した。
【0065】上記多層プリント配線板は、フルアディテ
ィブ法による微細化配線が可能であり、平坦な表面を有
し、かつ、絶縁特性および耐熱性に優れ、低比誘電率の
ものを得ることができた。
ィブ法による微細化配線が可能であり、平坦な表面を有
し、かつ、絶縁特性および耐熱性に優れ、低比誘電率の
ものを得ることができた。
【0066】
【発明の効果】本発明の硬化性樹脂組成物は、耐熱性に
優れたポリマレイミド骨格にビニル基等の不飽和二重結
合を側鎖に有し、溶解性に優れており、光重合開始剤と
して、特に、カルコン構造を有するアジド化合物を添加
したことによって光反応性に優れ、硬化後の耐熱性が優
れた硬化物を与える。従って、プリント配線板の絶縁性
パターンとして優れている。
優れたポリマレイミド骨格にビニル基等の不飽和二重結
合を側鎖に有し、溶解性に優れており、光重合開始剤と
して、特に、カルコン構造を有するアジド化合物を添加
したことによって光反応性に優れ、硬化後の耐熱性が優
れた硬化物を与える。従って、プリント配線板の絶縁性
パターンとして優れている。
【図1】フルアディティブ法による多層プリント配線板
の製造工程の概略断面図である。
の製造工程の概略断面図である。
1…めっきレジスト、2…基板、3…配線、4…接着
層。
層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/027 514 H01L 23/29 23/31 H05K 1/03 D 7011−4E 3/46 T 6921−4E (72)発明者 佐通 祐一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 三輪 崇夫 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 高橋 昭雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (但し、式中R1は芳香環を含む炭素数6〜15の有機
残基、R2は水素,フェニル基,アルコキシフェニル
基、R3,R4,R5は水素、炭素数9以下のアルキル基
を示し、R3,R4,R5の少なくとも二つは水素を示
す。)で表わされる繰返し単位を有する共重合体100
重量部に対し、光重合開始剤及び/または熱重合開始剤
のそれぞれを0.5〜10重量部を含むことを特徴とす
る硬化性樹脂組成物。 - 【請求項2】 一般式(2) 【化2】 (但し、式中R6,R7,R8は水素、炭素数1〜20の
有機残基を示す。)で表わされる繰返し単位を有する化
合物を含む請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。 - 【請求項3】 一般式(3) 【化3】 (但し、式中R8はフェニル基,アルコキシフェニル
基,ヒドロキシフェニル基,安息香酸残基,ピロリドン
残基を表わす。)で表わされる繰返し単位を有する化合
物を含む請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。 - 【請求項4】 一般式(1) 【化4】 (但し、式中R1は芳香環を含む炭素数6〜15の有機
残基、R2は水素,フェニル基,アルコキシフェニル
基、R3,R4,R5は水素、炭素数9以下のアルキル基
を示し、R3,R4,R5の少なくとも二つは水素を示
す。)で表わされる繰返し単位を有する共重合体100
重量部に対し、光重合開始剤及び/または熱重合開始剤
のそれぞれを0.5〜10重量部を含む樹脂組成物の硬
化物からなるフィルムの少なくとも片面に配線回路が形
成されており、該配線回路を有するフィルムが積層,接
着されていることを特徴とする多層プリント配線板。 - 【請求項5】 前記樹脂組成物が一般式(2) 【化5】 (但し、式中R6,R7,R8は水素、炭素数1〜20の
有機残基を示す。)で表わされる繰返し単位を有する化
合物を含む請求項4に記載の多層プリント配線板。 - 【請求項6】 前記樹脂組成物が一般式(3) 【化6】 (但し、式中R8はフェニル基,アルコキシフェニル
基,ヒドロキシフェニル基,安息香酸残基,ピロリドン
残基を表わす。)で表わされる繰返し単位を有する化合
物を含む請求項4に記載の多層プリント配線板。 - 【請求項7】 前記一般式(1)及び光重合開始剤を含
む光硬化性樹脂組成物の被膜を基板上に形成した後、露
光、現像して回路のネガパターンを形成し、次いで上記
被膜が形成されていない回路パターン部にめっきにより
配線回路を形成したプリント配線板を積層、接着して多
層化することを特徴とする多層プリント配線板の製法。 - 【請求項8】 前記一般式(1)及び熱重合開始剤を含
む熱硬化性樹脂組成物からなる基板上に、前記一般式
(1)及び光重合開始剤を含む光硬化性樹脂組成物の被
膜を形成した後、露光、現像して回路のネガパターンを
形成し、次いで上記被膜が形成されていない回路パター
ン部にめっきにより配線回路を形成したプリント配線板
を積層、接着して多層化することを特徴とする多層プリ
ント配線板の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5914293A JPH06273930A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 硬化性樹脂組成物とそれを用いた多層プリント配線板およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5914293A JPH06273930A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 硬化性樹脂組成物とそれを用いた多層プリント配線板およびその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06273930A true JPH06273930A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13104787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5914293A Pending JPH06273930A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 硬化性樹脂組成物とそれを用いた多層プリント配線板およびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06273930A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1156036A3 (en) * | 2000-05-18 | 2003-09-10 | National Starch and Chemical Investment Holding Corporation | Compounds with electron donor and electron acceptor functionality |
| JP2005141243A (ja) * | 2000-01-31 | 2005-06-02 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 感光性組成物および感光性平版印刷版材料 |
| US6908957B2 (en) | 2000-05-18 | 2005-06-21 | National Starch And Chemical Investment Holding Corporation | Curable electron donor compounds |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP5914293A patent/JPH06273930A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005141243A (ja) * | 2000-01-31 | 2005-06-02 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 感光性組成物および感光性平版印刷版材料 |
| EP1156036A3 (en) * | 2000-05-18 | 2003-09-10 | National Starch and Chemical Investment Holding Corporation | Compounds with electron donor and electron acceptor functionality |
| US6908957B2 (en) | 2000-05-18 | 2005-06-21 | National Starch And Chemical Investment Holding Corporation | Curable electron donor compounds |
| US7326746B2 (en) | 2000-05-18 | 2008-02-05 | National Starch And Chemical Investment Holding Corporation | Curable electron donor compositions |
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