JPH0667424A - 立体画像表示盤の製造方法 - Google Patents

立体画像表示盤の製造方法

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JPH0667424A
JPH0667424A JP21901092A JP21901092A JPH0667424A JP H0667424 A JPH0667424 A JP H0667424A JP 21901092 A JP21901092 A JP 21901092A JP 21901092 A JP21901092 A JP 21901092A JP H0667424 A JPH0667424 A JP H0667424A
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JP
Japan
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weight
photopolymerizable resin
integer
resin layer
divalent hydrocarbon
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JP21901092A
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English (en)
Inventor
Kenji Tokuoka
謙二 徳岡
Shigeru Danjo
滋 檀上
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】可撓性に優れ、暗光下でも視認性に優れた立体
画像表示盤の製造方法を提供することにある。 【構成】基材1上に画像用光重合性樹脂層2を形成し、
マスク3を通して露光、硬化させ、未硬化部分を除去し
て所定の立体画像パターン4を形成する表示盤の製造方
法であって、上記光重合性樹脂層2が、(a)線状共重
合体、(b)ウレタンオリゴマー(メタ)アクリレー
ト、(c)付加重合性モノマー、(d)活性光線により
増感する光重合開始剤及び(e)蛍光染料又は(f)蛍
光顔料を構成成分とし、該光重合性樹脂層2を基材上に
形成し、該光重合性樹脂層2に、マスク3を通して露
光、硬化させて、所定の立体画像パターンを形成するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材上の所定位置に任
意の画像パタ−ンが形成された立体画像表示盤の製造方
法に関する。このような表示盤は、例えば、各種装置の
計器盤、地図、風景画等を配した表示盤、車両用スピー
ドメータの文字盤等に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、メーターの文字盤の文字、数
字等は、樹脂基材上に印刷によって形成されるものが一
般的であり、通常、平面的な画像であることが多い。と
ころが、近年、高級化指向の高まりや多様化の要求に合
わせて、これらの表示画像に質感を付与し、視認性を向
上させるため、画像の立体化が検討されている。
【0003】表示画像を立体化するための方法として、
例えば、厚膜印刷による立体感の付与、ホットスタンピ
ングによる凹凸の転写などが考えられるが、いずれも画
像の形成方法が複雑で量産性に乏しいという欠点があ
る。また、例えば、型成形方法を用いれば量産は可能で
あるが、微細な模様に適用できないという問題点があ
る。
【0004】量産性及び装飾性に優れた立体画像の形成
方法として、例えば、特開平2−122220号公報
に、基材上に光硬化性樹脂層を形成し、該光硬化性樹脂
層を所定の部分を露光、硬化させ、未硬化部分を現像除
去することにより、凹凸模様を形成して立体画像表示盤
を製造する方法が開示されている。しかしながら、表示
盤に立体画像層を形成しただけでは、暗光下で立体画像
の明度は低く、そのため立体感が乏しく視認性に欠ける
という問題点ガある。
【0005】一方、表示盤として使用する場合には、機
器への組み込みの際の変形や、機器運転中の振動等種々
の応力に耐える必要がある。特に、表示盤を立体化し、
その厚みが増すと、変形に対する応力が増加するため、
平面画像に比べて柔軟な画像組成物が要求される。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、可撓性に優
れ、暗光下でも視認性に優れた立体画像表示盤の製造方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の立体画像表示盤
の製造方法は、基材上に光重合性樹脂層を形成し、マス
クを通して露光、硬化させ、未硬化部分を除去して所定
の立体画像パターンを形成する表示盤の製造方法であっ
て、上記光重合性樹脂層が、(a)カルボキシル基を含
有するα、β−不飽和エチレン系単量体10〜40重量
%と前記以外のα、β−不飽和エチレン系単量体60〜
90重量%を構成成分とする重量平均分子量が2万〜5
0万の線状共重合体100重量部、(b)光重合可能な
不飽和化合物20〜120重量部、(d)活性光線によ
り増感する光重合開始剤0.5〜5重量部ならびに
(e)蛍光材料0.1〜10重量部よりなる光重合性樹
脂組成物を成分とし、該光重合性樹脂層を基材上に形成
して露光、硬化させ、立体画像パターンを形成すること
を特徴とし、そのことにより、上記目的が達成される。
【0007】本発明について以下に説明する。本発明で
使用される光重合性樹脂組成物は、線状共重合体
(a)、光重合可能な不飽和化合物(b)、付加重合性
モノマー(c)、光重合開始剤(d)ならびに蛍光材料
(e)を構成成分とする。
【0008】上記線状共重合体(a)は、カルボキシル
基を含有するα、β−不飽和エチレン系単量体と、前記
以外のα、β−不飽和エチレン系単量体を構成成分とす
る。
【0009】上記カルボキシ基を含有するα、β−不飽
和エチレン単量体としては、例えば、(メタ)アクリル
酸、クロトン酸、マレイン酸(無水物)、フマル酸、イ
タコン酸等の不飽和カルボン酸が挙げられる。
【0010】また、前記以外のα、β−不飽和エチレン
系単量体としては、例えば、スチレン、o−メチルスチ
レン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−
メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オク
チルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルス
チレン、3,4−ジメチルクロルスチレンなどのスチレ
ン類;α−ビニルナフタレンなどのビニルナフタレン
類;エチレン、プロピレン、ブチレンまたはC5〜C30
及びそれ以上のα−オレフィン類;塩化ビニル、臭化ビ
ニル、弗化ビニルなどのハロゲン化ビニル類;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなどのビニルエス
テル類;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)
アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸n−オクチ
ル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸
−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸−2−クロ
ルエチル、α−クロル(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ジメチル
アミノエチルなどの(メタ)アクリル酸エステル類;ビ
ニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルなどのビニ
ルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケト
ンなどのビニルケトン類;N−ビニルピロール、N−ビ
ニルインドールなどのN−ビニル化合物;(メタ)アク
リロニトリル、(メタ)アクリル酸アミド類があげられ
る。
【0011】線状共重合体(a)の構成成分中のカルボ
キシ基を含有するα、β−不飽和エチレン系単量体に相
当する部分の量は、少なくなると現像液であるアルカリ
水溶液に不溶になるため、アルカリ水溶液による現像が
できなくなり、多くなると塗工溶媒又はたの成分との相
溶性が低下し、解像性も低下するので、10〜40重量
%に限定され、好ましくは15〜35重量%である。そ
して、線状共重合体(a)の構成成分中のα、β−不飽
和エチレン系単量体に相当する部分以外の量は、90〜
60重量%である。
【0012】また、線状共重合体(a)の重量平均分子
量は、小さくなるとコールドフローを起こし易くなり、
ロール状に巻いて保存すると、光重合性樹脂組成物にし
わが入って使用できなくなり、大きくなるとアルカリ水
溶液に溶解し難くなって解像性も低下するので、2万〜
50万に限定され、好ましくは5万〜30万である。
【0013】本発明で使用される光重合可能な不飽和化
合物(b)は、下記一般式(I)、(II)及(III)で表
される化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種以
上の化合物である。
【0014】
【化5】
【0015】式(I)において、R1 は2価の炭化水素
基、R2 、R3 は水素又はメチル基、Xは2価の炭化水
素基、mは5〜100の整数、nは1〜15の整数をそ
れぞれ示す。
【0016】
【化6】
【0017】式(II)において、R4 は2価の炭化水素
基、R5 、R6 は水素又はメチル基、Yは2価の炭化水
素基、pは5〜100の整数、qは1〜15の整数をそ
れぞれ示す。
【0018】
【化7】
【0019】式(III)において、R7 は2価の炭化水素
基、R8 、R9 10、R11は水素又はメチル基、Zは
2価の炭化水素基、rは5〜100の整数、sは1〜1
5の整数をそれぞれ示す。
【0020】ここで、R1 、R4 、R7 で示される2価
の炭化水素基としては、直鎖、分岐鎖、脂環式又は芳香
族等の部分から構成される炭化水素基、例えば、エチレ
ン基、プロピレン基、ネオペンチル基等が挙げられる。
【0021】また、X、Y、Zで示される2価の炭化水
素基としては、直鎖、分岐鎖、脂環式又は芳香族等の部
分から構成される炭化水素基、例えば、ヘキサメチレン
基、トリレン基、イソホロン基等が挙げられる。
【0022】上記不飽和化合物(b)の製法は、任意の
方法が採用されてよく、例えば、ジイソシアネートとジ
オールを、求める化合物の組成比に合う割合で混合して
反応させ、末端にイソシアネート基をもつウレタンオリ
ゴマーを形成した後、水酸基をもつ(メタ)アクリレー
トを添加して末端にあるイソシアネート基と反応させれ
ばよい。この際、必要ならば、酢酸エチル、メチルエチ
ルケトン、トルエンなどの有機溶剤に溶解して反応させ
てもよく、さらにジブチルスズラウレートなどの触媒を
添加してもよい。
【0023】光重合性樹脂組成物中の不飽和化合物
(b)の量は、少なくなると露光、現像後の光重合性樹
脂組成物層の柔軟性が低下し、多くなるとコールドフロ
ーが起こり易くなるとともに解像性が低下するので、前
記線状共重合体(a)100重量部に対して20〜12
0重量部に限定され、好ましくは40〜100重量部で
ある。
【0024】また、不飽和化合物(b)の重量平均分子
量は、小さくなると露光、現像後の樹脂組成物層の柔軟
性が低下し、大きくなると現像時間が長くなるので、
1,000〜10,000の範囲が好ましく、より好ま
しくは1,500〜8,000である。
【0025】本発明で使用される付加重合性モノマー
(c)は、一般式(IV)で表される化合物であって、式
中、R12及びR13は、水素又はメチル基を示し、mは6
の整数を示す。
【0026】
【化8】
【0027】上記付加重合性モノマー(c)は、分子内
にOH基を有しているため、露光後希薄なアルカリ水溶
液で現像する際、未露光部分の現像性を高めるととも
に、後述する蛍光材料を分散する際、良好な分散剤とし
て作用する。
【0028】光重合性樹脂組成物中の付加重合性モノマ
ー(c)の量は、少なくなると現像時間が長くなるとと
もに、顔料の分散性が低下し、多くなると顔料の分散性
は向上するが、露光部分の耐現像性が低下するととも
に、光硬化性樹脂層自体のコールドフローが起こり易く
なるので、前記線状共重合体(a)100重量部に対し
て5〜100重量部に限定され、好ましくは20〜70
重量部である。
【0029】本発明で使用される光重合開始剤(d)と
しては、紫外線、可視光線等の活性光線により、上記不
飽和化合物(b)及び付加重合性モノマー(c)を活性
化し、重合を開始させる性質を有するものであればよ
い。
【0030】上記光重合開始剤(d)のうち、紫外線で
活性化するものとしては、例えば、ソジウムメチルジチ
オカーバメイトサルファイド、テトラメチルチウラムモ
ノサルファイド、ジフェニルモノサルファイド、ジベン
ゾチアゾイルモノサルファイド及びジサルファイドなど
のサルファイド類;チオキサントン、2−エチルチオキ
サントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチ
ルチオキサントン等のチオキサントン誘導体;ヒドラゾ
ン、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゼンジアゾニウ
ム等の(ジ)アゾ化合物;ベンゾイン、ベンゾインメチ
ルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾフェノ
ン、ジメチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、
ベンジルアントラキノン、t−ブチルアントラキノン、
2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノ
ン、2−アミノアントラキノン、2−クロロアントラキ
ノン、ベンジルジメチルケタール、メチルフェニルグリ
オキシレート等の芳香族カルボニル化合物;p−ジメチ
ルアミノ安息香酸メチル、p−ジメチルアミノ安息香酸
エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸ブチル、p−ジエ
チルアミノ安息香酸イソプロピル等のジアルキルアミノ
安息香酸エステル類;ベンゾイルパーオキサイド、ジ−
t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、
キュメンハイドロパーオキサイド等の過酸化物;9−フ
ェニルアクリジン、9−p−メトキシフェニルアクリジ
ン、9−アセチルアミノアクリジン、ベンズアクリジン
等のアクリジン誘導体;9,10−ジメチルベンズフェ
ナジン、9−メチルベンズフェナジン、10−メトキシ
ベンズフェナジン等のフェナジン誘導体;6,4’,
4”−トリメトキシ−2,3−ジフェニルキノキサリン
等のキノキサリン誘導体;2,4,5−トリフェニルイ
ミダゾイル二量体;ハロゲン化ケトン;アシルホスフィ
ノキシド、アシルホスフォナート等のアシル化リン化合
物等が挙げられる。
【0031】また、可視光線で活性化するものとして
は、例えば、2−ニトロフルオレン、2,4,6−トリ
フェニルビリリウム四弗化ホウ素塩、2,4,6−トリ
ス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
3,3’−カルボニルビスクマリン、チオミヒラーケト
ン等が挙げられる。
【0032】上記光重合性樹脂組成物中の光重合開始剤
(d)の量は、少なくなると硬化時間が長くなったり、
十分硬化しないため画像の形成ができなくなり、多くな
ると硬化した樹脂が黄変したり,もろくなったりするの
で、前記線状共重合体(a)100重量部に対して、
0.1〜10重量部に限定される。
【0033】本発明で使用される蛍光材料(e)として
は、蛍光顔料や蛍光染料が好適に使用され、例えば、ジ
キサンチレン、2,2’−ジヒドロキシ−α−ナフタル
ドアジン、アンスラピリミジン等の有色顔料;ローダミ
ン、エオジン、ブリリアントスルフォフラベンFF、ピ
ラミン等の染料をアクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、尿素
樹脂、メラミン樹脂等に最適濃度で分散させて粉砕した
もの;酸性ポリエステル樹脂と4−アミノ−1,8 −ナフ
タール−p−ジフェニルイミド等の塩基性染料を反応さ
せ、レーキ化した後粉砕したもの等が挙げられる。
【0034】また、上記以外に、ナフトトリアゾイルス
チルベンスルホネート、ジアミノスチルベンジスルホネ
ート等のスチルベン誘導体;1,2−ビスベンゾキサゾ
イルエチレン、2,5−ビスベンゾキサゾイルチオフェ
ン、1,3−ジフェニルピラリゾン等のスチルベン同級
体;アミノクマリン、ナフチルクマリン等のクマリン染
料等が挙げられる。
【0035】上記光重合性組成物中の蛍光材料(e)の
量は、少なくなると蛍光の効果が小さくなり、多くなる
と線状共重合体(a)、光重合可能な不飽和化合物
(b)に対して相溶性が著しく低下し、付加重合性モノ
マー(c)の添加量を増やしても分散性が向上せず、凝
集物が発生し、溶液中で顔料又は染料の沈降が起こるの
で、前記線状共重合体(a)100重量部に対して、
0.1〜10重量部に限定される。
【0036】本発明で使用される光重合性樹脂組成物の
構成は上述の通りであるが、必要に応じて、ジオクチル
フタレート、トリエチレングリコールジアセテート、p
−トルエンスルホンアミド、N−エチルトルエンスルホ
ンアミド等の可塑剤;ヒドロキノン、p−メトキシフェ
ノール等の熱重合禁止剤;安定剤;紫外線吸収剤;酸化
防止剤;メチルエチルケトン、トルエン等の溶媒等が添
加されてもよい。
【0037】本発明において、光重合性樹脂組成物から
光重合性樹脂層を作製する方法としては、例えば、光重
合性樹脂組成物の希釈溶液を、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)、延伸ポリプロピレン(OPP)等のフ
ィルム上に、一定の厚さとなるように流延し、乾燥させ
て、光重合性樹脂フィルムを形成し、該光重合性樹脂フ
ィルムを後述する基材上に熱ラミネートする方法が挙げ
られる。上記基材には、前以て離型処理が施されていて
もよい。また、光重合性樹脂組成物を希釈する溶媒とし
ては、例えば、メチルエチルケトン(以下MEKとい
う)、トルエン等が好適である。
【0038】上記光重合性樹脂フィルムの厚さについて
は、特に制限はないが、表示盤に立体感を付与するため
には、厚い方が好ましく、例えば、上記樹脂フィルムの
複数層を熱ラミネートして、表示盤としての厚さが0.
3〜2mm程度となるように積層されればよい。
【0039】本発明に用いられる基材としては、特に限
定されるものではないが、一般には、アクリル樹脂、ポ
リカ−ボネ−ト、ポリエチレンテレフタレート(以下P
ETという)等のプラスチックシートもしくはプレー
ト;ガラス板;セラミック板;金属板等が好適に用いら
れ、例えば、可撓性、透明性、耐熱性等の必要特性を考
慮して選択さすればよい。また、これらの基材上に予め
任意の画像を印刷しておいてもよい。
【0040】本発明によって形成される表示盤の画像パ
ターンは、光重合性樹脂フィルム層に、例えば、ネガマ
スクを通して露光、現像することにより得られるが、露
光するための光源としては、特に限定されるものではな
く、従来公知のものが使用でき、例えば、超高圧水銀
灯、メタルハライドランプ等が好適に用いられる。
【0041】また、現像する際に用いられる現像液とし
ては、特に限定されるものではないが、例えば、濃度
0.5〜5重量%の炭酸ナトリウム水溶液が用いられ
る。また、現像装置については、特に制限はなく、公知
のものが使用可能である。
【0042】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて説明する。
【0043】(実施例1) 〔光重合可能な不飽和化合物(b)の調製〕滴下漏斗、
温度計、還流冷却器およびメカニカルスタラーを備えた
4つ口フラスコにヘキサメチレンジイソシアネート50
4重量部(3mol当量)と、溶媒として乾燥メチルエ
チルケトン(MEK)826重量部およびジブチルスズ
ジラウレート(触媒)1重量部を加えて攪拌しながらポ
リエチレングリコール916重量部(2mol当量、平
均分子量:458)を加えて5時間還流した。次いで、
ペンタエリスリトール596重量部(2mol当量)を
滴下し、さらに5時間還流して反応させた後、MEKを
蒸発させて、光重合可能な不飽和化合物(b)を調製し
た。(上記不飽和化合物(b)は、式(I)において、
1 =(CH2)2 、R2 =R 3 =H、X=(C
2 6 、m=10、n=2、重量平均分子量=201
6である。)
【0044】 〔光重合性樹脂組成物の調製〕 (1)線状共重合体 100重量部 〔メタクリル酸メチル/メタクリル酸ブチル/アクリル酸 2−エチルヘキシル/メタクリル酸=31/31/13/25(重量比) 、重量平均分子量=15万〕 (2)上記不飽和化合物 90重量部 (3)ヘキサンジオール−1,6−ビス(3−アクリロキシ− 65重量部 2−ヒドロキシプロピル)(日本化薬社製、商品名「R−167」) (4)光重合開始剤 2重量部 (成分:ベンジルメタールケタール、チバガイギー社製、 商品名「イルガキュアー651) 上記化合物(1)〜(4)を300重量部のMEKに溶
解後、ガラスビーズを入れたアトライターにて、ジキサ
ンチレン2重量部を5時間分散して、光重合性樹脂組成
物の溶液を調製した。 〔光重合性樹脂フィルムの調製〕上記溶液をPETフィ
ルム上に流延、乾燥して、厚さ100μmの光重合性樹
脂フィルムを作製した。上記溶液及び光重合性樹脂フィ
ルム中の蛍光顔料の分散性を肉眼で観察し、その結果を
表4に示す。 〔立体画像表示盤の作製〕上記光重合性樹脂フィルムを
PETフィルムをつけたまま、厚さ500μmのポリカ
ーボネート基材上にラミネートロールによって圧着し、
PETフィルムを剥がした。同様の圧着操作を5回繰り
返して、図1に示すように、厚さ500μmの光重合性
樹脂層2を形成した。但し最外層の光重合性樹脂フィル
ム22は、PETフィルム21を剥がさず、着けたまま
とした。次いで、図2に示すように、文字、目盛りに対
応する部分以外を遮光したフォトマスク3を光重合性樹
脂層2のPETフィルム21上に密着させ、3Kwの高
圧水銀灯により、1000mJ/cm2 の光の強さで照
射した。次に、PETフィルム21を剥がし、30℃、
1%炭酸ナトリウム水溶液を1.0kg/cm2 の圧力
で、360秒間スプレー現像して、立体画像表示盤を作
製した。
【0045】〔立体画像表示盤の性能評価〕 (a)現像性の評価 現像性の指標として、立体画像表示盤の未露光部分が現
像液に対して完全に溶解するまでの時間(秒)を測定
し、その結果を表5に示す。高解像性を得るには、現像
時間の2/3、つまり240秒程度で現像されることが
望ましい。 (b)視認性の評価 得られた立体画像表示盤の、暗光200ルックス(L
X)の照度下における画像層の照度を、キセノン自動蛍
光測色計にて測定し、その結果を表5に示す。 (c)屈曲性の評価 得られた立体画像表示盤を、90℃のオーブン中に50
0時間放置した後、10mm直径の丸棒に巻きつけて、
画像層が破壊するどうかを調べ、その結果を表5に示
す。
【0046】(実施例2〜10)表1及び2に示す不飽
和化合物を調製した後、表3に示す配合組成の光重合性
樹脂組成物溶液を調製し、実施例1と同様にして、立体
画像表示盤を作製した後、該表示盤の性能評価を行い、
その結果を表5に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】
【0051】(比較例1〜9)表1及び2に示す不飽和
化合物を調製した後、表4に示す配合組成の光重合性樹
脂組成物溶液を調製し、実施例1と同様にして、立体画
像表示盤を作製した後、該表示盤の性能評価を行い、そ
の結果を表6に示す。比較例1は、光重合可能な不飽和
化合物の分子量が小さいため、画像層の屈曲性評価で破
断した。また、比較例2及び3は、光重合可能な不飽和
化合物の分子量が大きいため、現像時間が長くかかり、
解像性の低下が認められた。また、比較例6では、光重
合性樹脂フィルムを調製しようとしたところ、コールド
フローが起こり、光重合性樹脂フィルムとして、適切な
ものは得られなかった。
【0052】
【表5】
【0053】
【表6】
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、可撓性に優れ、暗い照
明下でも立体画像パターンの明度が高く、立体感に優
れ、視認性の大きい立体画像表示盤を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において、基体上に形成された光重合性
樹脂層を示す模式断面図である。
【図2】本発明において、基体上に形成された光重合性
樹脂層に露光する状況を示す模式断面図である。
【図3】本発明において、基体上に形成された立体画像
パターンを示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 光重合性樹脂層 3 フォトマスク 4 立体画像パターン 21 PETフィルム 22 光重合性樹脂フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に光重合性樹脂層を形成し、マスク
    を通して露光、硬化させ、未硬化部分を除去して所定の
    立体画像パターンを形成する表示盤の製造方法であっ
    て、上記光重合性樹脂層が、 (a)カルボキシル基を含有するα、β−不飽和エチレ
    ン系単量体10〜40重量%と前記以外のα、β−不飽
    和エチレン系単量体60〜90重量%を構成成分とする
    重量平均分子量が2万〜50万の線状共重合体100重
    量部、 (b)下記一般式(I)、(II)及び (III)で表される
    化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種以上の光
    重合可能な不飽和化合物20〜120重量部、 【化1】 (式中、R1 は2価の炭化水素基、R2 、R3 は水素又
    はメチル基、Xは2価の炭化水素基、mは5〜100の
    整数、nは1〜15の整数をそれぞれ示す。) 【化2】 (式中、R4 は2価の炭化水素基、R5 、R6 は水素又
    はメチル基、Yは2価の炭化水素基、pは5〜100の
    整数、qは1〜15の整数をそれぞれ示す。) 【化3】 (式中、R7 は2価の炭化水素基、R8 、R9 10
    11は水素又はメチル基、Zは2価の炭化水素基、rは
    5〜100の整数、sは1〜15の整数をそれぞれ示
    す。) (c)一般式 (IV) で表される付加重合性モノマー5〜
    100重量部、 【化4】 (式中、R12及びR13は、水素原子又はメチル基を示
    し、tは6の整数を示す。) (d)活性光線により増感する光重合開始剤0.5〜5
    重量部ならびに、 (e)蛍光材料0.1〜10重量部よりなる光重合性樹
    脂組成物を成分とし、該光重合性樹脂層を基材上に形成
    して露光、硬化させ、立体画像パターンを形成すること
    を特徴とする立体画像表示盤の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000256565A (ja) * 1999-03-08 2000-09-19 Idemitsu Kosan Co Ltd 蛍光変換膜用樹脂組成物、蛍光変換膜およびカラー化有機エレクトロルミネッセンス素子

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