JPH0674209B2 - カルバ型カルシトニン類水溶液注射剤の安定化方法 - Google Patents

カルバ型カルシトニン類水溶液注射剤の安定化方法

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JPH0674209B2
JPH0674209B2 JP2243807A JP24380790A JPH0674209B2 JP H0674209 B2 JPH0674209 B2 JP H0674209B2 JP 2243807 A JP2243807 A JP 2243807A JP 24380790 A JP24380790 A JP 24380790A JP H0674209 B2 JPH0674209 B2 JP H0674209B2
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calcitonin
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仁 山田
良彦 野方
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旭化成工業株式会社
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はカルバ型カルシトニンを有効成分として含有す
る水溶液注射剤の振盪による劣化に対する安定化方法に
関する。
(従来の技術) カルシトニン類は血清カルシウム低下作用を有するペプ
チド類であって、骨粗しょう症,高カルシウム血症,骨
ページェット病等に対する治療薬として用いられてい
る。カルシトニン類には天然型カルシトニン及びその誘
導体が知られており、天然型の例としては、ウナギカル
シトニン,サケカルシトニン,ブタカルシトニン,ヒト
カルシトニン,ニワトリカルシトニン等がある。
カルバ型カルシトニンはこれら天然型カルシトニンの1,
7位のS−S結合をアミノスベリン酸にてC−C結合に
変えたカルシトニン誘導体であり、S−S結合をC−C
結合に変えたことによってより水溶液中の安定性が高め
られる。その例としては、カルバ型ウナギカルシトニン
([ASU1.7]ウナギカルシトニン,WHO INN名:エルカト
ニン),カルバ型ニワトリカルシトニン([ASU1.7]ニ
ワトリカルシトニン),カルバ型サケカルシトニン
([ASU1.7]サケカルシトニン),カルバ型ヒトカルシ
トニン([ASU1.7]ヒトカルシトニン),カルバ型ブタ
カルシトニン([ASU1.7]ブタカルシトニン)等があ
る。
(発明が解決しようとする課題) カルバ型カルシトニンは前記したように優れた安定性を
有していることから水溶液注射剤として提供されている
が、本来ペプチドであるために、加水分解による劣化や
振盪による変性等の劣化を避けることができない。従っ
て、水溶液注射剤とした場合、輸送等における激しい振
盪により活性が低下することがある。
本発明は上記問題点に対処してなされたもので、カルバ
型カルシトニンの水溶液注射剤において、輸送中の苛酷
な振盪条件下でその安定性を保持することができるよう
にすることを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明者らは上記目的を達成すべく種々検討した結果、
カルバ型カルシトニン類を有効成分として含有する水溶
液注射剤において、ゼラチンを0.01〜20%W/V含有さ
せ、かつpHを5〜7に調整することによって、カルバ型
カルシトニン類の加水分解を抑制し、かつ振盪による劣
化を防止することができることを見出した。
すなわち本発明は、カルバ型カルシトニン類を有効成分
として含有する水溶液からなる注射剤に、ゼラチンを0.
01〜20%W/V含有させかつpHを5〜7に調整することに
よって、振盪による劣化を防止することを特徴とするカ
ルバ型カルシトニン類水溶液注射剤の安定化方法に関す
る。
本発明において、カルバ型カルシトニン類とは、天然型
のカルシトニン類の1,7位のS−S結合をアミノスベリ
ン酸にてC−C結合に変えたカルシトニン誘導体であ
り、例えば、カルバ型ウナギカルシトニン(エルカトニ
ン),カルバ型ニワトリカルシトニン,カルバ型サケカ
ルシトニン,カルバ型ブタカルシトニン,カルバ型ヒト
カルシトニン等が挙げられる。
ゼラチンは、分子量5,000〜50,000の加水分解された純
度の高い精製ゼラチンが好ましい。ゼラチンの含有量は
0.01〜20%W/Vであるが、好ましくは0.1〜5%W/Vであ
る。
また、pHを5〜7に調整するには、pH緩衝剤をその水溶
液注射剤のpHを一定に保ち得る最低量で用いればよい。
pH緩衝剤としては、注射用製剤に添加可能なpH緩衝作用
を有するものが用いられ、例えば、酢酸,コハク酸,マ
レイン酸,乳酸,クエン酸,酒石酸等の弱酸とそれらの
酸のナトリウム塩またはカリウム塩との組合せにより調
製したものがある。その使用量は、例えば、クエン酸ナ
トリウム,酢酸ナトリウムまたはマレイン酸ナトリウム
を用いれば、0.05〜50mMが好ましい。
活性成分であるカルバ型カルシトニンの含有量は、水溶
液注射剤中の濃度として通常0.1〜10μg/mlが好まし
い。
さらに必要に応じて、薬学上許容される安定化剤,保存
剤,等張化剤を加えることができる。
保存剤としては、パラオキシ安息香酸メチル,パラオキ
シ安息香酸プロピル,パラオキシ安息香酸エチル等のパ
ラベン類、2−フェニルエタノール,エチルアルコー
ル,クロロブタノール等のアルコール類、塩化ベンザル
コニウム,塩化ベンゼトニウム,塩化セチルピリジニウ
ム等のカチオン界面活性剤を使用してもよい。
等張化剤としては薬学上許容されている一般的なもので
あればよく、例えばNaCl,KCl等の無機塩類、単糖類,二
糖類等が使用できる。
このようにして得られた水溶液注射剤は、例えばアンプ
ル,バイアルビン等の医薬用ガラス容器またはプラスチ
ック容器に注入して常法により水溶液注射剤とすること
ができる。しかしながら、例えばホウケイ酸ガラスやソ
ーダ石灰ガラスにて成形された容器内に水や酸が作用す
ると、その表面からのアルカリ成分の溶出等の外的要因
により、水溶液注射剤のpHの変動を生ずる場合がある。
このような場合には、ガラス容器表面のアルカリ成分を
選択的に洗浄,除去する方法として、例えば250〜800℃
程度の高温状態のガラス表面に亜硫酸ガスや硫酸アンモ
ニウム等の水溶性イオウ酸化物を接触させて、表面のア
ルカリ成分を微細な硫酸塩結晶となし、その後洗浄する
脱アリカル処理等の特殊加工した容器或いは外的にpH変
動を引き起こさない特殊容器を用いることが望ましい。
(実施例) 以下に実施例及び実験例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1. 5mMのクエン酸ナトリウム液と5mMクエン酸液を混合し、
pH6.0のpH緩衝液200mlを調製し、これに更に塩化ナトリ
ウムを0.9%W/V、加水分解ゼラチン(分子量約10,000)
を1%W/Vとなるよう加えて溶解した。この溶液100mlに
カルバ型ウナギカルシトニン1mgを溶解(約10μg/mlと
して)し、カルバ型ウナギカルシトニン水溶液組成物を
調製した。
次にこの水溶液組成物をアンプルに1mlずつ充填し、カ
ルバ型ウナギカルシトニンのアンプル剤を製した。なお
以上の操作は全て無菌的に行った。
実施例2. 実施例1と同様の0.9%W/V塩化ナトリウム,1%W/Vゼラ
チンを含むpH6.0のクエン酸緩衝液100mlに、カルバ型ニ
ワトリカルシトニン水溶液組成物を調製した。
次にこの水溶液組成物を実施例1と同様にアンプルに充
填し、カルバ型ニワトリカルシトニンのアンプル剤を製
した。
対照例1. 実施例1の水溶液においてゼラチンのみを含まない、0.
9%W/V塩化ナトリウム含有pH6.0のクエン酸緩衝液100ml
に、カルバ型ウナギカルシトニン1mgを溶解し、この水
溶液組成物を実施例1と同様アンプルに充填し、カルバ
型ウナギカルシトニンのアンプル剤を製した。
対照例2. 実施例1の水溶液においてゼラチンのみを含まない、0.
9%W/V塩化ナトリウム含有pH6.0のクエン酸緩衝液100ml
にカルバ型ニワトリカルシトニン1mgを溶解し、この水
溶液組成物を実施例1と同様アンプルに充填し、カルバ
型ニワトリカルシトニンのアンプル剤を製した。
実験1. 実施例1,2及び対照例1,2のアンプル剤を40℃の恒温器に
3ケ月間保存し、各経時にカルバ型ウナギカルシトニン
及びカルバ型ニワトリカルシトニンの含量残存率を高速
液体クロマトグラフィーにて測定した。
高速液体クロマトグラフィー測定条件 カラム:ODSカラム 4.6×150mm 検 出:UV 220mm 移動相:CH3CN−0.1%TFA(約1:2) 結果を以下の第1表に示す。
第1表に示す通り、本発明の実施例1,2のアンプル剤は
熱に対する安定性が向上していた。
実験2. 実施例1,2、及び対照例1,2のアンプル剤を恒温振盪機中
にて14日間振盪し、カルバ型ウナギカルシトニン及びカ
ルバ型ニワトリカルシトニンの含量残存率を実験1と同
じ条件にて各経時に測定した。
振盪条件 振 幅:10cm 振盪速度:120回/分 温 度:25℃ 結果を第2表に示す。
第2表に示す通り、本発明の実施例1,2のアンプル剤
は、振盪に対して極めて安定であった。
[発明の効果] 本発明のカルバ型カルシトニン類水溶液注射剤は、振盪
に対して安定であり、また熱に対しても安定である。従
って、本発明の安定化方法により調製した注射剤は、輸
送中の振盪や高温という条件にさらされても従来のよう
に活性を低下させることがない。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルバ型カルシトニン類を有効成分として
    含有する水溶液からなる注射剤に、ゼラチンを0.01〜20
    %W/V含有させかつpHを5〜7に調整することによっ
    て、振盪による劣化を防止することを特徴とするカルバ
    型カルシトニン類水溶液注射剤の安定化方法。
  2. 【請求項2】カルバ型カルシトニン類が、少なくとも血
    清カルシウム低下作用を有するポリペプチド系カルシト
    ニン類の1〜7位のS−S結合をアミノスベリン酸にて
    C−C結合に改変した少なくとも血清カルシウム低下作
    用を有するポリペプチド類である請求項1記載の水溶液
    注射剤の安定化方法。
  3. 【請求項3】カルバ型カルシトニン類が、カルバ型ウナ
    ギカルシトニン,カルバ型ニワトリカルシトニン,カル
    バ型サケカルシトニン,カルバ型ヒトカルシトニンまた
    はカルバ型ブタカルシトニンである請求項1記載の水溶
    液注射剤の安定化方法。
  4. 【請求項4】カルバ型カルシトニン類が、水溶液注射剤
    における濃度として0.1〜10μg/mlである請求項1記載
    の水溶液注射剤の安定化方法。
  5. 【請求項5】ゼラチンが、分子量5,000〜50,000の加水
    分解された精製ゼラチンである請求項1記載の水溶液注
    射剤の安定化方法。
  6. 【請求項6】水溶液注射剤において、0.05〜50mM緩衝剤
    を含有してなる請求項1記載の水溶液注射剤の安定化方
    法。
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