JPH07108402B2 - 多層パツク圧延素材の加熱圧延方法 - Google Patents

多層パツク圧延素材の加熱圧延方法

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JPH07108402B2
JPH07108402B2 JP21408686A JP21408686A JPH07108402B2 JP H07108402 B2 JPH07108402 B2 JP H07108402B2 JP 21408686 A JP21408686 A JP 21408686A JP 21408686 A JP21408686 A JP 21408686A JP H07108402 B2 JPH07108402 B2 JP H07108402B2
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貞和 升田
雅彦 吉野
正誠 鎌田
孝 有泉
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日本鋼管株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、純Ti,合金Ti等の非鉄金属及び高合金鋼の薄
物材(5mm以下)を熱間圧延にて製造するための多層パ
ックの積層圧延素材の加熱圧延方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
純Ti,合金Ti等の広幅薄物材を製造するに当たって、通
常積層圧延法(パックローリング法)が用いられてい
る。
これはコア材のTiの原板に剥離剤を塗り数枚重ね、全体
を軟鋼又は純鉄でくるみ構成した圧延素材を熱間にて圧
延し、その後冷却したのち、素材を分解して中のTi板を
1枚づつ剥がし薄板を得る方法である。
コア剤を多数積層するとコア材間に温度差が生じ、この
ため夫々のコア材の変形抵抗に差が生じる。この変形抵
抗差によりコア材の仕上げ板厚にバラツキが生じ、板厚
精度が悪くなる。このバラツキを補うため、目標板厚を
厚めに設定するので、歩留りが低下する等の問題点が生
ずる。
〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、純Ti又は合金Ti等の特殊金属の広幅薄物材
(5mm以下)を熱間圧延にて製造するに当たって、コア
材の板厚精度の向上と歩留りの向上並びにコア材長さ不
良の減少を図る多層パック圧延素材の加熱圧延方法を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、表面に剥離剤を塗ったコア材を三層以上積層
し,その上下をカバー材で覆い、周りをスペーサで囲み
溶接して組み立てた積層圧延素材を熱間に圧延し、コア
材の薄物材を製造する積層圧延において,予め外側コア
材温度を内側コア材温度より高くなるように加熱し、圧
延中の冷却による温度分布を補正し、コア材間温度のバ
ラツキを少なくすることを特徴とする多層パック圧延素
材の加熱圧延方法である。
〔作用〕
第1図に積層圧延素材の構成を断面にて示す。図におい
て、1,1′:コア材,2:カバー材,3:スペーサ,4:溶接部で
ある。
又以下に用いる積層圧延素材の部品名については第1図
の通りである。
ここでコア材1,1′三枚以上であり、コア材の表面には
剥離剤を塗布し、圧延によるコア材どうし及びコア材と
カバー材の付着を防止している。
コア材1,1′の上下のカバー材2ではさみ、その周りを
カバー材2の同じ材質のスペーサ3で囲む。カバー材2
とスペーサ3は全周にわたって溶接し、圧延中にカバー
材2が剥がれ積層圧延素材が破壊するのを防止する。
積層圧延素材中には大気かその他のガスを満たすか、ま
たは真空雰囲気にする。
このような積層圧延素材について板厚精度に及ぼすコア
材1,1′の枚数の影響を考える。
コア材を三枚以上重ねる場合、圧延中積層圧延素材が外
側から冷えるため外側のコア材1が内側のコア材1より
冷える。
第2図にコア材を三枚重ねた積層圧延素材を圧延した場
合の温度変化を示す。第2図に示す如く、どのような積
層圧延素材においてもこのような温度差を生ずる。
変形抵抗は第3図に示すように温度により変化するため
コア材に生じた温度差ぶんだけ、内側のコア材と外側の
コア材の変形抵抗が異なる。
この変形抵抗差により内側のコア材の圧下率が外側のコ
ア材の圧下率より大きくなり内側のコア材の仕上げ板厚
が外側のコア材の仕上げ板厚より小さくなる。
そこで積層圧延におけるコア材仕上げ厚圧のバラツキを
防ぐため予め外側のコア材の温度を内側のコア材の温度
より高くしておき、圧延中に徐々に外側から冷し、全圧
延工程を通してコア材間の温度のバラツキを成るべく小
さくなるようにすれば、コア材間の伸び差、圧下率差を
最小にすることが出来、板厚のバラツキが最小になる。
但し、ここで予め温度差をつける方法については、いか
なる方法でも構わない。
次に本発明の実施例について述べる。
〔実施例〕
第1図に示すようにコア材1として8.9tmm3枚のTi−6Al
−4V,カバー材2として22.4tmmのSS41を用いて積層圧延
素材を構成し、以下に示す実験条件にて、熱間にて圧延
した。
加熱条件 (1)950℃均熱加熱 (2)750℃均熱し、その後温度差をつけるため、1200
℃で7分間加熱した。
圧延条件 71.5tmm→21.5tmm,ロール直径1200mm 10パスにて圧延 第4図に、加熱条件(2)での外側,内側コア材、カバ
ー材の温度を示す。
尚抽出から圧延開始まで90 秒の場合「●」 〃 180秒の場合「○」 この第4図より、90秒の場合、始め外側コア温度が高く
途中で逆転することが分かる。
この効果により、コア材間の板厚のバラツキは、180秒
の場合に比べ減少する。
但し、180秒の場合でも、均熱加熱材と比べるとコア材
間の板厚バラツキは小さい。その結果を第1表に示す。
尚、時間は加熱炉抽出から圧延開始までの時間を示す。
第1表の結果より、本発明の効果をより大きなものにす
るためには、炉抽出後圧延までの時間やパススケジュー
ルより決定される圧延中の各コア材の温度分布を考慮し
て、加熱方法を決定しなければならない。
〔発明の効果〕
本発明の多層パック圧延素材の加熱圧延方法によれば、
コア材の板厚のバラツキが防止出来、これに伴って歩留
りが向上し、精度の向上及び不良率の減少となるような
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の積層圧延素材構成を示す断面説明図、
第2図は、コア材を三枚重ねた積層圧延素材を圧延した
場合の温度変化を示す説明図、第3図は、Ti−6Al−4V
変形抵抗と圧延温度との関係グラフ、第4図は、実施例
における内側コア材とカバー材の温度変化説明図であ
る。 図において、1,1′:コア材、2:カバー材、3:スペー
サ、4:溶接部である。。 尚各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有泉 孝 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 山田 真 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−86762(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に剥離剤を塗ったコア材を3層以上積
    層し,その上下をカバー材で覆い、周りをスペーサで囲
    み溶接して組み立てた積層圧延素材を熱間にて圧延し、
    コア材の薄物材を製造する積層圧延において、予め外側
    コア材温度を内側コア材温度より高くなるように加熱
    し、圧延中の冷却による温度分布を補正し、コア材間温
    度のバラツキを少なくすることを特徴とする多層パック
    圧延素材の加熱圧延方法。
JP21408686A 1986-09-12 1986-09-12 多層パツク圧延素材の加熱圧延方法 Expired - Fee Related JPH07108402B2 (ja)

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