JPH07125794A - 粒状固形物の角形サイロ - Google Patents
粒状固形物の角形サイロInfo
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- JPH07125794A JPH07125794A JP5265029A JP26502993A JPH07125794A JP H07125794 A JPH07125794 A JP H07125794A JP 5265029 A JP5265029 A JP 5265029A JP 26502993 A JP26502993 A JP 26502993A JP H07125794 A JPH07125794 A JP H07125794A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 断熱性の向上した鋼製角形サイロを実現す
る。 【構成】 鋼製角形サイロ11は、二重殻構造隔壁12
によって角形に形成される。内部は、区画隔壁13によ
って、複数の角形空間14に区画される。二重殻構造隔
壁12によって形成するので、角形空間14に石炭など
を貯留しても、内圧を二重殻構造で支えることができ、
充分な強度を得ることができる。また二重殻構造である
ので、中間の空気層によって断熱性が向上し、直射日光
などがあたっても内部の石炭などの温度上昇を防ぐこと
ができる。
る。 【構成】 鋼製角形サイロ11は、二重殻構造隔壁12
によって角形に形成される。内部は、区画隔壁13によ
って、複数の角形空間14に区画される。二重殻構造隔
壁12によって形成するので、角形空間14に石炭など
を貯留しても、内圧を二重殻構造で支えることができ、
充分な強度を得ることができる。また二重殻構造である
ので、中間の空気層によって断熱性が向上し、直射日光
などがあたっても内部の石炭などの温度上昇を防ぐこと
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭や各種鉱石原料な
どを貯蔵する粒状固形物の角形サイロに関する。
どを貯蔵する粒状固形物の角形サイロに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、粒状固形物のサイロには、図
8に示すような円筒形サイロ1が用いられている。粒状
固形物として、たとえば石炭を火力発電所の燃料に使用
する場合は、産地などによって分類される複数種類に分
けて貯蔵する必要がある。すなわち、6種類の石炭を貯
蔵するときには、予備も含めて、図8に示すような12
基の円筒形サイロ1の群が必要となる。
8に示すような円筒形サイロ1が用いられている。粒状
固形物として、たとえば石炭を火力発電所の燃料に使用
する場合は、産地などによって分類される複数種類に分
けて貯蔵する必要がある。すなわち、6種類の石炭を貯
蔵するときには、予備も含めて、図8に示すような12
基の円筒形サイロ1の群が必要となる。
【0003】円筒形サイロ1は、円筒状の鋼製隔壁2を
有する。鋼製隔壁2は、厚い鋼板を工場で曲げ加工し、
半径Rの円筒形の鋼製隔壁2として組立てる。円筒形サ
イロ1間には、Dで表される間隔をあけ、組立てのため
のスペースを確保する必要がある。全体としては、図8
に斜線を施して示すサイロ間空間3を設ける必要があ
る。
有する。鋼製隔壁2は、厚い鋼板を工場で曲げ加工し、
半径Rの円筒形の鋼製隔壁2として組立てる。円筒形サ
イロ1間には、Dで表される間隔をあけ、組立てのため
のスペースを確保する必要がある。全体としては、図8
に斜線を施して示すサイロ間空間3を設ける必要があ
る。
【0004】特開昭62ー287879号公報に開示さ
れている先行技術では、角形サイロと円筒形サイロとを
組合せて、円筒形サイロのみの場合に生じるサイロ間空
間3を生じさせないことを目的としている。この目的を
達成するため、角形サイロの隔壁を円筒形サイロによっ
て補強するような構造にしている。
れている先行技術では、角形サイロと円筒形サイロとを
組合せて、円筒形サイロのみの場合に生じるサイロ間空
間3を生じさせないことを目的としている。この目的を
達成するため、角形サイロの隔壁を円筒形サイロによっ
て補強するような構造にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すように、円
筒形サイロ1を必要機数だけ敷地内に建設するときに
は、サイロ間空間3の面積が大きくなる。このサイロ間
空間3は、貯蔵には利用することができず、他に有効な
利用も困難である。このためX×Yの長方形の敷地全体
に対して、単位敷地面積当たりの貯蔵効率が低くなると
いう欠点を有している。さらに、鋼製隔壁2を構成する
鋼板は断熱性が低いため、直射日光等によって貯蔵され
ている石炭の温度が上がり、自然発火が生じる恐れもあ
る。
筒形サイロ1を必要機数だけ敷地内に建設するときに
は、サイロ間空間3の面積が大きくなる。このサイロ間
空間3は、貯蔵には利用することができず、他に有効な
利用も困難である。このためX×Yの長方形の敷地全体
に対して、単位敷地面積当たりの貯蔵効率が低くなると
いう欠点を有している。さらに、鋼製隔壁2を構成する
鋼板は断熱性が低いため、直射日光等によって貯蔵され
ている石炭の温度が上がり、自然発火が生じる恐れもあ
る。
【0006】空間の貯蔵効率を高めるためには、円筒形
群サイロではなく、角形群サイロとすることが有効であ
る。ただし角形では、隔壁に加わる曲げモーメントが大
きくなり、所要の強度を確保するためには、一重殻構造
のままだと隔壁の厚みを相当厚くする必要がある。この
ため、材料費、その運搬費用、その建設費用などを含む
建設コストが膨大となる。
群サイロではなく、角形群サイロとすることが有効であ
る。ただし角形では、隔壁に加わる曲げモーメントが大
きくなり、所要の強度を確保するためには、一重殻構造
のままだと隔壁の厚みを相当厚くする必要がある。この
ため、材料費、その運搬費用、その建設費用などを含む
建設コストが膨大となる。
【0007】隔壁としてコンクリートを用いれば、断熱
性が大きくなり、石炭などを貯蔵しても自然発火は起こ
りにくい。しかしながら、殆ど全ての建設工事を敷地内
で行わなければならなくなり、膨大な工期がかかる。前
述の特開昭62ー287879号公報の先行技術では、
隔壁を構成する材料についての直接的な記載はないけれ
ども、コンクリート製であることは容易に推定される。
性が大きくなり、石炭などを貯蔵しても自然発火は起こ
りにくい。しかしながら、殆ど全ての建設工事を敷地内
で行わなければならなくなり、膨大な工期がかかる。前
述の特開昭62ー287879号公報の先行技術では、
隔壁を構成する材料についての直接的な記載はないけれ
ども、コンクリート製であることは容易に推定される。
【0008】本発明の目的は、貯蔵効率が高く、断熱性
も良好な鋼製隔壁を用いる粒状固形物の角形サイロを提
供することである。
も良好な鋼製隔壁を用いる粒状固形物の角形サイロを提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、粒状固形物の
貯蔵空間が二重殻構造の鋼製隔壁によって角形に形成さ
れることを特徴とする粒状固形物の角形サイロである。
貯蔵空間が二重殻構造の鋼製隔壁によって角形に形成さ
れることを特徴とする粒状固形物の角形サイロである。
【0010】また本発明の前記二重殻構造の鋼製隔壁
は、内圧を受ける内殻鋼板と、内殻鋼板を間隔をあけて
外囲する外殻鋼板と、内殻鋼板と外殻鋼板とを連結し、
内殻鋼板と外殻鋼板との間に形成される空間を複数の区
画に仕切るダイヤフラムとを含むことを特徴とする。
は、内圧を受ける内殻鋼板と、内殻鋼板を間隔をあけて
外囲する外殻鋼板と、内殻鋼板と外殻鋼板とを連結し、
内殻鋼板と外殻鋼板との間に形成される空間を複数の区
画に仕切るダイヤフラムとを含むことを特徴とする。
【0011】また本発明の前記貯蔵空間は、二重殻構造
の鋼製隔壁によって、複数の角形空間に区画されること
を特徴とする。
の鋼製隔壁によって、複数の角形空間に区画されること
を特徴とする。
【0012】また本発明の前記角形空間の隅部は、滑ら
かな円弧状に形成されることを特徴とする。
かな円弧状に形成されることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明に従えば、粒状固形物の貯蔵空間が二重
殻構造の鋼製隔壁によって角形に形成される。二重殻構
造であるので、強度が高く断熱性も良好である。
殻構造の鋼製隔壁によって角形に形成される。二重殻構
造であるので、強度が高く断熱性も良好である。
【0014】また本発明に従えば、二重殻構造の隔壁を
構成する内殻鋼板と外殻鋼板との間は、ダイヤフラムに
よって連結される。ダイヤフラムは、内殻鋼板と外殻鋼
板との間に形成される空間を複数の区画に仕切る。仕切
られた各区画では、内圧が作用するとき、内殻鋼板は周
囲をダイヤフラムによって支持される膜としての挙動を
示す。この内圧はダイヤフラムを介して外殻鋼板に伝達
され、内殻鋼板と外殻鋼板とで形成される二重殻構造全
体としては、曲げ変形によって内圧に抵抗する。内殻鋼
板と外殻鋼板との間には、ダイヤフラムによって間隔が
あけられているので曲げ剛性は大きく、内殻鋼板、外殻
鋼板、ダイヤフラムなどの肉厚は小さくても、大きな曲
げ荷重に対抗することができる。
構成する内殻鋼板と外殻鋼板との間は、ダイヤフラムに
よって連結される。ダイヤフラムは、内殻鋼板と外殻鋼
板との間に形成される空間を複数の区画に仕切る。仕切
られた各区画では、内圧が作用するとき、内殻鋼板は周
囲をダイヤフラムによって支持される膜としての挙動を
示す。この内圧はダイヤフラムを介して外殻鋼板に伝達
され、内殻鋼板と外殻鋼板とで形成される二重殻構造全
体としては、曲げ変形によって内圧に抵抗する。内殻鋼
板と外殻鋼板との間には、ダイヤフラムによって間隔が
あけられているので曲げ剛性は大きく、内殻鋼板、外殻
鋼板、ダイヤフラムなどの肉厚は小さくても、大きな曲
げ荷重に対抗することができる。
【0015】また本発明に従えば、貯蔵空間は、二重殻
構造の鋼製隔壁によって、複数の角形空間に区画され
る。区画された角形空間相互間には、デッドスペースと
なる空間は発生しないので、単位敷地面積当たりの貯蔵
効率を高くすることができる。
構造の鋼製隔壁によって、複数の角形空間に区画され
る。区画された角形空間相互間には、デッドスペースと
なる空間は発生しないので、単位敷地面積当たりの貯蔵
効率を高くすることができる。
【0016】また本発明に従えば、角形の貯蔵空間の隅
部は、滑らかな円弧状に形成される。隅部は、内圧によ
って発生する曲げモーメントが最大となるけれども、滑
らかな円弧状に形成することによって、過度の応力集中
を避けることができる。円弧状となるのは隅部であるの
で、隔壁を円弧状にすることによる単位面積当たりの貯
蔵効率の低下を少なくすることができる。
部は、滑らかな円弧状に形成される。隅部は、内圧によ
って発生する曲げモーメントが最大となるけれども、滑
らかな円弧状に形成することによって、過度の応力集中
を避けることができる。円弧状となるのは隅部であるの
で、隔壁を円弧状にすることによる単位面積当たりの貯
蔵効率の低下を少なくすることができる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による鋼製角形サ
イロ11の平面図である。鋼製角形サイロ11は、二重
殻構造隔壁12によって、横X1および縦Y1の矩形に
構成される。この矩形の内部は、二重殻構造隔壁12と
同様の二重殻構造を有する区画隔壁13によって、複数
の角形空間14に区切られる。本実施例の場合、6種類
の石炭を混炭するために、予備も含めて12の角形空間
14が設けられる。角形空間14の大きさは、横X2お
よび縦Y2である。
イロ11の平面図である。鋼製角形サイロ11は、二重
殻構造隔壁12によって、横X1および縦Y1の矩形に
構成される。この矩形の内部は、二重殻構造隔壁12と
同様の二重殻構造を有する区画隔壁13によって、複数
の角形空間14に区切られる。本実施例の場合、6種類
の石炭を混炭するために、予備も含めて12の角形空間
14が設けられる。角形空間14の大きさは、横X2お
よび縦Y2である。
【0018】鋼製角形サイロ11は、基本的に平面状の
二重殻構造隔壁12および区画隔壁13によって構成さ
れる。しかしながら、外隅部15などの隅部は、外円弧
16および内円弧17によって円弧状に形成される。ま
た、平面18状の二重殻構造隔壁12に、区画隔壁13
が垂直に接続されるT字部19では、2つの内円弧17
が形成される。区画隔壁13同士が十文字に交差する十
字部20では、同様に4つの内円弧17が形成される。
このように隅の部分が円弧状に接続されるので、過度の
応力集中を防ぎ、隅の部分で必要となる強度を軽減する
ことができる。
二重殻構造隔壁12および区画隔壁13によって構成さ
れる。しかしながら、外隅部15などの隅部は、外円弧
16および内円弧17によって円弧状に形成される。ま
た、平面18状の二重殻構造隔壁12に、区画隔壁13
が垂直に接続されるT字部19では、2つの内円弧17
が形成される。区画隔壁13同士が十文字に交差する十
字部20では、同様に4つの内円弧17が形成される。
このように隅の部分が円弧状に接続されるので、過度の
応力集中を防ぎ、隅の部分で必要となる強度を軽減する
ことができる。
【0019】たとえば、貯蔵高40mの42万トンサイ
ロでは、鋼製角形サイロ11の横方向の長さX1は21
0mであり、縦方向の長さY1は113mである。角形
空間14の横方向の長さX2は50mであり、縦方向の
長さY2は34mである。同等の円筒形サイロは、図8
で、X=215m、Y=160m、R=25mである。
敷地面積を比較すると、角形:円筒形=23100:3
4400となる。
ロでは、鋼製角形サイロ11の横方向の長さX1は21
0mであり、縦方向の長さY1は113mである。角形
空間14の横方向の長さX2は50mであり、縦方向の
長さY2は34mである。同等の円筒形サイロは、図8
で、X=215m、Y=160m、R=25mである。
敷地面積を比較すると、角形:円筒形=23100:3
4400となる。
【0020】図2は、図1の切断面線II−IIから見
た断面図を示す。鋼製角形サイロ11は、二重殻構造天
井21で覆われる。二重殻構造天井21は、二重殻構造
隔壁12や、区画隔壁13と同様の構造を有する。二重
殻構造天井21は、二重殻構造隔壁12および区画隔壁
13によって支えられる。二重殻構造隔壁12および区
画隔壁13は、コンクリート製の基礎22上に形成され
る。基礎22上には、さらに、コンクリート製のホッパ
23が形成される。ホッパ23の底部にはベルトコンベ
ア24が配置され、図2の紙面に垂直な方向に貯蔵物を
搬送することができる。二重殻構造天井21の上方に
は、各角形空間14に石炭を供給するためのベルトコン
ベア25が設けられる。ベルトコンベア25上で搬送さ
れた石炭は、二重殻構造天井21に形成される供給口を
通じて、角形空間14に供給される。二重殻構造天井2
1と二重殻構造隔壁12との接続部である稜部26も、
応力集中を避けるために円弧状に形成される。
た断面図を示す。鋼製角形サイロ11は、二重殻構造天
井21で覆われる。二重殻構造天井21は、二重殻構造
隔壁12や、区画隔壁13と同様の構造を有する。二重
殻構造天井21は、二重殻構造隔壁12および区画隔壁
13によって支えられる。二重殻構造隔壁12および区
画隔壁13は、コンクリート製の基礎22上に形成され
る。基礎22上には、さらに、コンクリート製のホッパ
23が形成される。ホッパ23の底部にはベルトコンベ
ア24が配置され、図2の紙面に垂直な方向に貯蔵物を
搬送することができる。二重殻構造天井21の上方に
は、各角形空間14に石炭を供給するためのベルトコン
ベア25が設けられる。ベルトコンベア25上で搬送さ
れた石炭は、二重殻構造天井21に形成される供給口を
通じて、角形空間14に供給される。二重殻構造天井2
1と二重殻構造隔壁12との接続部である稜部26も、
応力集中を避けるために円弧状に形成される。
【0021】図3は、二重殻構造隔壁12の基本的な構
造を示す。二重殻構造隔壁12は、内殻鋼板31、外殻
鋼板32およびダイヤフラム33によって基本的に構成
される。ダイヤフラム33は鋼板であり、内殻鋼板31
と外殻鋼板32との間を間隔をあけて連結し、形状を保
持する構造部材である。内殻鋼板31と外殻鋼板32と
の間の空間は、ダイヤフラム33によって複数の区画に
仕切られる。この区画内では、内殻鋼板31および外殻
鋼板32を、縦補強剛材34および横補強剛材35によ
って補強する。
造を示す。二重殻構造隔壁12は、内殻鋼板31、外殻
鋼板32およびダイヤフラム33によって基本的に構成
される。ダイヤフラム33は鋼板であり、内殻鋼板31
と外殻鋼板32との間を間隔をあけて連結し、形状を保
持する構造部材である。内殻鋼板31と外殻鋼板32と
の間の空間は、ダイヤフラム33によって複数の区画に
仕切られる。この区画内では、内殻鋼板31および外殻
鋼板32を、縦補強剛材34および横補強剛材35によ
って補強する。
【0022】内殻鋼板31および外殻鋼板32が共に平
板状である区間で、ダイヤフラム33が設けられる間隔
L1は、たとえば3mである。外隅部15に接続される
部分のダイヤフラム33の間隔L2は、たとえば3mで
ある。T字部19におけるダイヤフラム33の間隔L3
は、たとえば4mである。内殻鋼板31と外殻鋼板32
との間隔L4は、たとえば2mである。なお、ダイヤフ
ラム33は、図3に示すような鉛直方向ばかりでなく、
水平方向にも設けられる。
板状である区間で、ダイヤフラム33が設けられる間隔
L1は、たとえば3mである。外隅部15に接続される
部分のダイヤフラム33の間隔L2は、たとえば3mで
ある。T字部19におけるダイヤフラム33の間隔L3
は、たとえば4mである。内殻鋼板31と外殻鋼板32
との間隔L4は、たとえば2mである。なお、ダイヤフ
ラム33は、図3に示すような鉛直方向ばかりでなく、
水平方向にも設けられる。
【0023】図4は、図1の十字部20の構造を示す。
十字部20は、区画間隔13が十文字に交差して形成さ
れる。各区画間隔13は両側が内殻鋼板31となり、そ
の間隙がダイヤフラム33によって連結される。区画隔
壁13同士は、内円弧17によって接続される。
十字部20は、区画間隔13が十文字に交差して形成さ
れる。各区画間隔13は両側が内殻鋼板31となり、そ
の間隙がダイヤフラム33によって連結される。区画隔
壁13同士は、内円弧17によって接続される。
【0024】図5、図6および図7は、二重殻構造の詳
細を示す。図5は図2の稜部26を示し、図6は図3の
切断面線VI−VIから見た状態を示し、図7は図6の
切断面線VII−VIIから見た状態を示す。稜部26
では、内殻鋼板31と外殻鋼板32とは、T字状の補強
リブ36と横補強剛材35によって補強される。図6お
よび図7は、平面18を形成する状態の二重殻構造隔壁
12を示す。横補強剛材35もT字状の形状を示し、先
端部の幅Wはたとえば0.2mである。ダイヤフラム3
3には、通気孔37が形成される。通気性があれば、二
重殻構造隔壁12や区画隔壁13を組立てる際に、作業
者が内側で溶接作業などをすることが可能となる。
細を示す。図5は図2の稜部26を示し、図6は図3の
切断面線VI−VIから見た状態を示し、図7は図6の
切断面線VII−VIIから見た状態を示す。稜部26
では、内殻鋼板31と外殻鋼板32とは、T字状の補強
リブ36と横補強剛材35によって補強される。図6お
よび図7は、平面18を形成する状態の二重殻構造隔壁
12を示す。横補強剛材35もT字状の形状を示し、先
端部の幅Wはたとえば0.2mである。ダイヤフラム3
3には、通気孔37が形成される。通気性があれば、二
重殻構造隔壁12や区画隔壁13を組立てる際に、作業
者が内側で溶接作業などをすることが可能となる。
【0025】角形空間14に石炭を貯蔵すると、石炭の
重量による内圧が内殻鋼板31にかかる。内圧がかかっ
た部分の内殻鋼板31は、ダイヤフラム33によって区
画されるので、各区画内では膜として内圧に抵抗する。
この抵抗力は、ダイヤフラム33を介して、二重殻構造
隔壁12の外殻鋼板32や、区画隔壁13の内殻鋼板3
1に伝達される。二重殻構造隔壁12や区画隔壁13
は、二重殻構造としての曲げ剛性によって内圧に抵抗す
る。したがって、角形空間14の隅部近くで曲げモーメ
ントが大きくなっても、薄い板厚の内殻鋼板31や外殻
鋼板32で容易に抵抗することができる。角形空間14
の隅部は、外円弧16や内円弧17によって接続される
ので、過度の応力集中を避け、内殻鋼板31や外殻鋼板
32に必要とする肉厚を減少させることができる。円弧
状にすることにより単位面積当たりの貯蔵効率は若干低
下するけれども、隅の限られた部分であるので、全体的
な貯蔵効率に与える影響は小さい。
重量による内圧が内殻鋼板31にかかる。内圧がかかっ
た部分の内殻鋼板31は、ダイヤフラム33によって区
画されるので、各区画内では膜として内圧に抵抗する。
この抵抗力は、ダイヤフラム33を介して、二重殻構造
隔壁12の外殻鋼板32や、区画隔壁13の内殻鋼板3
1に伝達される。二重殻構造隔壁12や区画隔壁13
は、二重殻構造としての曲げ剛性によって内圧に抵抗す
る。したがって、角形空間14の隅部近くで曲げモーメ
ントが大きくなっても、薄い板厚の内殻鋼板31や外殻
鋼板32で容易に抵抗することができる。角形空間14
の隅部は、外円弧16や内円弧17によって接続される
ので、過度の応力集中を避け、内殻鋼板31や外殻鋼板
32に必要とする肉厚を減少させることができる。円弧
状にすることにより単位面積当たりの貯蔵効率は若干低
下するけれども、隅の限られた部分であるので、全体的
な貯蔵効率に与える影響は小さい。
【0026】さらに本実施例の鋼製角形サイロ11は、
二重殻構造隔壁12や二重殻構造天井21によって外囲
されるので、内殻鋼板31と外殻鋼板32との間に空気
層が介在し、断熱性が向上する。この結果、直射日光な
どがあたっても、石炭温度の上昇やこれに伴う自然発火
を防止することができる。また全体的に軽量となるの
で、運搬が容易であり、工場で大きな部品として前もっ
て製造しておくことができ、工期の短縮や低い建設コス
トを実現することができる。
二重殻構造隔壁12や二重殻構造天井21によって外囲
されるので、内殻鋼板31と外殻鋼板32との間に空気
層が介在し、断熱性が向上する。この結果、直射日光な
どがあたっても、石炭温度の上昇やこれに伴う自然発火
を防止することができる。また全体的に軽量となるの
で、運搬が容易であり、工場で大きな部品として前もっ
て製造しておくことができ、工期の短縮や低い建設コス
トを実現することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、二重殻構
造の鋼製隔壁を用いて、単位面積当たりの貯蔵効率が良
好で断熱性も良好な粒状固形物の角形サイロを実現する
ことができる。
造の鋼製隔壁を用いて、単位面積当たりの貯蔵効率が良
好で断熱性も良好な粒状固形物の角形サイロを実現する
ことができる。
【0028】また本発明によれば、二重殻構造の鋼製隔
壁は、内殻鋼板と外殻鋼板とダイヤフラムとを含む。ダ
イヤフラムは、内殻鋼板と外殻鋼板との間に形成される
空間を複数の区画に仕切る。仕切られた各区画では、内
殻鋼板は内圧に対して膜としての挙動を示して抵抗す
る。二重殻構造の鋼製隔壁全体としては、内圧に対して
曲げ剛性で抵抗する。したがって、内殻鋼板、外殻鋼
板、ダイヤフラムなどの肉厚が薄くても必要となる強度
を確保することができ、鋼製隔壁に使用する材料を少な
くすることができる。また、鋼製隔壁の重量が小さくな
るので、運搬や組立てなどの作業も容易となり、作業に
要する工期も短縮される。さらに、二重殻構造の隔壁を
製造する作業を、大部分工場で行うことができるので、
品質管理も容易となる。工場で組立てられた鋼製隔壁の
部品は、二重殻構造としての剛性が大きいので、その運
搬は、円筒形サイロの曲げ加工された隔壁部品を運搬す
るよりもはるかに容易である。
壁は、内殻鋼板と外殻鋼板とダイヤフラムとを含む。ダ
イヤフラムは、内殻鋼板と外殻鋼板との間に形成される
空間を複数の区画に仕切る。仕切られた各区画では、内
殻鋼板は内圧に対して膜としての挙動を示して抵抗す
る。二重殻構造の鋼製隔壁全体としては、内圧に対して
曲げ剛性で抵抗する。したがって、内殻鋼板、外殻鋼
板、ダイヤフラムなどの肉厚が薄くても必要となる強度
を確保することができ、鋼製隔壁に使用する材料を少な
くすることができる。また、鋼製隔壁の重量が小さくな
るので、運搬や組立てなどの作業も容易となり、作業に
要する工期も短縮される。さらに、二重殻構造の隔壁を
製造する作業を、大部分工場で行うことができるので、
品質管理も容易となる。工場で組立てられた鋼製隔壁の
部品は、二重殻構造としての剛性が大きいので、その運
搬は、円筒形サイロの曲げ加工された隔壁部品を運搬す
るよりもはるかに容易である。
【0029】また本発明によれば、貯蔵空間は二重殻構
造の鋼製隔壁によって複数の角形空間に区画されるの
で、区画された角形空間間には余分なデッドスペースは
生じない。これによって、特に複数種類の粒状固形物を
貯蔵する必要があるときに、サイロ群全体としてのスペ
ース利用効率が高くなる。
造の鋼製隔壁によって複数の角形空間に区画されるの
で、区画された角形空間間には余分なデッドスペースは
生じない。これによって、特に複数種類の粒状固形物を
貯蔵する必要があるときに、サイロ群全体としてのスペ
ース利用効率が高くなる。
【0030】また本発明によれば、角形の貯蔵空間の隅
部は、滑らかな円弧状に形成される。これによって、過
度の応力集中を避け、使用材料の節約を図ることができ
る。
部は、滑らかな円弧状に形成される。これによって、過
度の応力集中を避け、使用材料の節約を図ることができ
る。
【図1】本発明の一実施例の底面図である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見た断面図であ
る。
る。
【図3】図1の二重殻構造隔壁12の主要部の拡大図で
ある。
ある。
【図4】図1の十字部20の拡大図である。
【図5】図2の稜部26の拡大図である。
【図6】図3の切断面線VI−VIから見た断面図であ
る。
る。
【図7】図6の切断面線VII−VIIから見た断面図
である。
である。
【図8】従来からの円筒形サイロ群の簡略化した平面図
である。
である。
11 鋼製角形サイロ 12 二重殻構造隔壁 13 区画隔壁 14 角形空間 15 外隅部 16 外円弧 17 内円弧 21 二重殻構造天井 31 内殻鋼板 32 外殻鋼板 33 ダイヤフラム 34 縦補強剛材 35 横補強剛材 36 補強リブ
Claims (4)
- 【請求項1】 粒状固形物の貯蔵空間が二重殻構造の鋼
製隔壁によって角形に形成されることを特徴とする粒状
固形物の角形サイロ。 - 【請求項2】 前記二重殻構造の鋼製隔壁は、 内圧を受ける内殻鋼板と、 内殻鋼板を間隔をあけて外囲する外殻鋼板と、 内殻鋼板と外殻鋼板とを連結し、内殻鋼板と外殻鋼板と
の間に形成される空間を複数の区画に仕切るダイヤフラ
ムとを含むことを特徴とする請求項1記載の粒状固形物
の角形サイロ。 - 【請求項3】 前記貯蔵空間は、二重殻構造の鋼製隔壁
によって、複数の角形空間に区画されることを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載の粒状固形物の角形サ
イロ。 - 【請求項4】 前記角形空間の隅部は、滑らかな円弧状
に形成されることを特徴とする請求項1から請求項3ま
でのいずれかに記載の粒状固形物の角形サイロ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5265029A JP2535500B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 粒状固形物の角形サイロ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5265029A JP2535500B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 粒状固形物の角形サイロ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07125794A true JPH07125794A (ja) | 1995-05-16 |
| JP2535500B2 JP2535500B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=17411598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5265029A Expired - Fee Related JP2535500B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 粒状固形物の角形サイロ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2535500B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100381792B1 (ko) * | 2001-02-26 | 2003-04-26 | 이문구 | 사일로의 콘 시공방법 |
| CN103615136A (zh) * | 2013-12-09 | 2014-03-05 | 安阳市大正钢板仓有限责任公司 | 保温钢板仓 |
| CN117206834A (zh) * | 2023-09-18 | 2023-12-12 | 中国机械总院集团武汉材料保护研究所有限公司 | 一种化学气相沉积炉罐的成型工艺 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55165272A (en) * | 1979-06-08 | 1980-12-23 | Shinku Yakin Kk | Surface melting method of molten ingot of high melting point metal, active metal or their alloys |
| JPS61152475A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-11 | Hitachi Ltd | 感熱転写型ハードコピー装置 |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP5265029A patent/JP2535500B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55165272A (en) * | 1979-06-08 | 1980-12-23 | Shinku Yakin Kk | Surface melting method of molten ingot of high melting point metal, active metal or their alloys |
| JPS61152475A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-11 | Hitachi Ltd | 感熱転写型ハードコピー装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN103615136A (zh) * | 2013-12-09 | 2014-03-05 | 安阳市大正钢板仓有限责任公司 | 保温钢板仓 |
| CN117206834A (zh) * | 2023-09-18 | 2023-12-12 | 中国机械总院集团武汉材料保护研究所有限公司 | 一种化学气相沉积炉罐的成型工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2535500B2 (ja) | 1996-09-18 |
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|---|---|---|---|
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