JPH07142514A - Ii−vi族化合物半導体の成長方法 - Google Patents
Ii−vi族化合物半導体の成長方法Info
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- JPH07142514A JPH07142514A JP31451493A JP31451493A JPH07142514A JP H07142514 A JPH07142514 A JP H07142514A JP 31451493 A JP31451493 A JP 31451493A JP 31451493 A JP31451493 A JP 31451493A JP H07142514 A JPH07142514 A JP H07142514A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高品質のp型のII−VI族化合物半導体の
成長を高いドーピング制御性で行う。 【構成】 分子線エピタキシー法などの気相成長法によ
りp型のII−VI族化合物半導体の成長を行う際に、
p型ドーパントとして、NとNa、P、S、Se、Z
n、MgおよびLiから成る群より選ばれた少なくとも
一種の元素とから成る化合物、あるいは、NaとP、
S、Se、ZnおよびNから成る群より選ばれた少なく
とも一種の元素との化合物を用いる。
成長を高いドーピング制御性で行う。 【構成】 分子線エピタキシー法などの気相成長法によ
りp型のII−VI族化合物半導体の成長を行う際に、
p型ドーパントとして、NとNa、P、S、Se、Z
n、MgおよびLiから成る群より選ばれた少なくとも
一種の元素とから成る化合物、あるいは、NaとP、
S、Se、ZnおよびNから成る群より選ばれた少なく
とも一種の元素との化合物を用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、II−VI族化合物
半導体の成長方法に関し、例えば、II−VI族化合物
半導体を用いた短波長で発光可能な半導体レーザーの製
造に適用して好適なものである。
半導体の成長方法に関し、例えば、II−VI族化合物
半導体を用いた短波長で発光可能な半導体レーザーの製
造に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクの記録密度の向上やレ
ーザープリンタの解像度の向上を図るために、短波長で
の発光が可能な半導体レーザーに対する要求が高まって
きており、その実現を目指して研究が活発に行われてい
る。
ーザープリンタの解像度の向上を図るために、短波長で
の発光が可能な半導体レーザーに対する要求が高まって
きており、その実現を目指して研究が活発に行われてい
る。
【0003】このような短波長での発光が可能な半導体
レーザーの作製に用いる材料としては、II−VI族化
合物半導体が有望である。特に、四元系のII−VI族
化合物半導体であるZnMgSSe系化合物半導体は、
波長400〜550nm帯の青色ないし緑色発光の半導
体レーザーをGaAs基板上に作製するときのクラッド
層や光導波層の材料に適していることが知られている
(例えば、Electron. Lett. 28(1992)1798)。
レーザーの作製に用いる材料としては、II−VI族化
合物半導体が有望である。特に、四元系のII−VI族
化合物半導体であるZnMgSSe系化合物半導体は、
波長400〜550nm帯の青色ないし緑色発光の半導
体レーザーをGaAs基板上に作製するときのクラッド
層や光導波層の材料に適していることが知られている
(例えば、Electron. Lett. 28(1992)1798)。
【0004】従来、II−VI族化合物半導体の成長
は、もっぱら分子線エピタキシー(MBE)法により行
われている。そして、p型のII−VI族化合物半導
体、例えばp型ZnSeの成長を行う際のp型不純物の
ドーピングを行う方法としては、高周波プラズマ放電に
より反応性の高い活性窒素を生成し、これをp型不純物
としてドーピングする方法(以下「Nプラズマドーピン
グ法」という)が主流である。
は、もっぱら分子線エピタキシー(MBE)法により行
われている。そして、p型のII−VI族化合物半導
体、例えばp型ZnSeの成長を行う際のp型不純物の
ドーピングを行う方法としては、高周波プラズマ放電に
より反応性の高い活性窒素を生成し、これをp型不純物
としてドーピングする方法(以下「Nプラズマドーピン
グ法」という)が主流である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
Nプラズマドーピング法には、次のような欠点がある。
すなわち、第1に、Nプラズマは放電によって生成さ
れ、不安定であるため、ドーピングを安定して行うのが
難しく、そのためドーピングの制御性が悪い。第2に、
p型ドーパントとしてNガスを用いるので、このNガス
の導入により、超高真空に排気された成長室の真空度が
悪化し、その結果、成長結晶の品質が劣化してしまうお
それがある。
Nプラズマドーピング法には、次のような欠点がある。
すなわち、第1に、Nプラズマは放電によって生成さ
れ、不安定であるため、ドーピングを安定して行うのが
難しく、そのためドーピングの制御性が悪い。第2に、
p型ドーパントとしてNガスを用いるので、このNガス
の導入により、超高真空に排気された成長室の真空度が
悪化し、その結果、成長結晶の品質が劣化してしまうお
それがある。
【0006】従って、この発明の目的は、高品質のp型
のII−VI族化合物半導体の成長を高いドーピング制
御性で行うことができるII−VI族化合物半導体の成
長方法を提供することにある。
のII−VI族化合物半導体の成長を高いドーピング制
御性で行うことができるII−VI族化合物半導体の成
長方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、気相成長法によりp型の
II−VI族化合物半導体の成長を行うようにしたII
−VI族化合物半導体の成長方法において、NとNa、
P、S、Se、Zn、MgおよびLiから成る群より選
ばれた少なくとも一種の元素とから成る化合物をp型ド
ーパントとして用いてp型のII−VI族化合物半導体
の成長を行うようにしたものである。
に、この発明の第1の発明は、気相成長法によりp型の
II−VI族化合物半導体の成長を行うようにしたII
−VI族化合物半導体の成長方法において、NとNa、
P、S、Se、Zn、MgおよびLiから成る群より選
ばれた少なくとも一種の元素とから成る化合物をp型ド
ーパントとして用いてp型のII−VI族化合物半導体
の成長を行うようにしたものである。
【0008】ここで、NとNa、P、S、Se、Zn、
MgおよびLiから成る群より選ばれた少なくとも一種
の元素とから成る化合物としては、具体的には、N3 N
a、N5 P3 、NS、NS2 、NS8 、NS11、N2 S
3 、N2 S17、N6 S5 、NSe、N2 Se3 、N2 Z
n3 、N6 Zn、Na3 N、Li3 N、N2 Mg3 など
が挙げられる。この場合、これらの化合物に含まれるN
がp型不純物となる。これらの化合物としては、好適に
は、99.99〜99.999%以上の純度を有し、し
かもZn、Mg、S、SeなどのII族元素またはVI
族元素を不純物として含まないものが用いられる。ま
た、これらの化合物は常温で固体または液体の状態にあ
る。
MgおよびLiから成る群より選ばれた少なくとも一種
の元素とから成る化合物としては、具体的には、N3 N
a、N5 P3 、NS、NS2 、NS8 、NS11、N2 S
3 、N2 S17、N6 S5 、NSe、N2 Se3 、N2 Z
n3 、N6 Zn、Na3 N、Li3 N、N2 Mg3 など
が挙げられる。この場合、これらの化合物に含まれるN
がp型不純物となる。これらの化合物としては、好適に
は、99.99〜99.999%以上の純度を有し、し
かもZn、Mg、S、SeなどのII族元素またはVI
族元素を不純物として含まないものが用いられる。ま
た、これらの化合物は常温で固体または液体の状態にあ
る。
【0009】この発明の第2の発明は、気相成長法によ
りp型のII−VI族化合物半導体の成長を行うように
したII−VI族化合物半導体の成長方法において、N
aとP、S、Se、ZnおよびNから成る群より選ばれ
た少なくとも一種の元素との化合物をp型ドーパントと
して用いてp型のII−VI族化合物半導体の成長を行
うようにしている。
りp型のII−VI族化合物半導体の成長を行うように
したII−VI族化合物半導体の成長方法において、N
aとP、S、Se、ZnおよびNから成る群より選ばれ
た少なくとも一種の元素との化合物をp型ドーパントと
して用いてp型のII−VI族化合物半導体の成長を行
うようにしている。
【0010】ここで、NaとP、S、Se、Znおよび
Nから成る群より選ばれた少なくとも一種の元素とから
成る化合物としては、具体的には、NaP、NaPS、
NaS、NaS2 、Na2 S、Na2 S5 、Na2 S2
Zn、Na6 S4 Zn、NaSe、Na2 Se、NaZ
n13、NaN3 、Na3 Nなどが挙げられる。この場
合、これらの化合物に含まれるNaがp型不純物とな
る。これらの化合物としては、好適には、99.99〜
99.999%以上の純度を有し、しかもZn、Mg、
S、SeなどのII族元素またはVI族元素を含まない
ものが用いられる。また、これらの化合物は常温で固体
または液体の状態にある。
Nから成る群より選ばれた少なくとも一種の元素とから
成る化合物としては、具体的には、NaP、NaPS、
NaS、NaS2 、Na2 S、Na2 S5 、Na2 S2
Zn、Na6 S4 Zn、NaSe、Na2 Se、NaZ
n13、NaN3 、Na3 Nなどが挙げられる。この場
合、これらの化合物に含まれるNaがp型不純物とな
る。これらの化合物としては、好適には、99.99〜
99.999%以上の純度を有し、しかもZn、Mg、
S、SeなどのII族元素またはVI族元素を含まない
ものが用いられる。また、これらの化合物は常温で固体
または液体の状態にある。
【0011】この発明の第1の発明および第2の発明に
よるII−VI族化合物半導体の成長方法において、気
相成長法としては、具体的には、MBE法のほか、有機
金属化学気相成長(MOCVD)法を用いることができ
る。
よるII−VI族化合物半導体の成長方法において、気
相成長法としては、具体的には、MBE法のほか、有機
金属化学気相成長(MOCVD)法を用いることができ
る。
【0012】また、この発明の第1の発明および第2の
発明によるII−VI族化合物半導体の成長方法におい
て、成長を行うII−VI族化合物半導体は、例えば、
ZnSe、ZnTe、ZnSSe、ZnCdSe、Zn
MgSSeなどである。
発明によるII−VI族化合物半導体の成長方法におい
て、成長を行うII−VI族化合物半導体は、例えば、
ZnSe、ZnTe、ZnSSe、ZnCdSe、Zn
MgSSeなどである。
【0013】
【作用】この発明の第1の発明によるII−VI族化合
物半導体の成長方法によれば、NとNa、P、S、S
e、Zn、MgおよびLiから成る群より選ばれた少な
くとも一種の元素とから成る化合物をp型ドーパントと
して用いてII−VI族化合物半導体に対するp型不純
物であるNをドーピングすることができるので、不安定
なプラズマを用いる従来のNプラズマドーピング法に比
べてドーピングを安定して行うことができ、このためド
ーピングの制御性が高い。また、気相成長法としてMB
E法を用いる場合においては、従来のNプラズマドーピ
ング法と異なり、超高真空に排気された成長室内へのガ
スの導入がないことから、ドーピング時の成長室の真空
度の悪化の問題がなく、従ってこの真空度の悪化に起因
する成長結晶の品質の劣化を防止することができる。
物半導体の成長方法によれば、NとNa、P、S、S
e、Zn、MgおよびLiから成る群より選ばれた少な
くとも一種の元素とから成る化合物をp型ドーパントと
して用いてII−VI族化合物半導体に対するp型不純
物であるNをドーピングすることができるので、不安定
なプラズマを用いる従来のNプラズマドーピング法に比
べてドーピングを安定して行うことができ、このためド
ーピングの制御性が高い。また、気相成長法としてMB
E法を用いる場合においては、従来のNプラズマドーピ
ング法と異なり、超高真空に排気された成長室内へのガ
スの導入がないことから、ドーピング時の成長室の真空
度の悪化の問題がなく、従ってこの真空度の悪化に起因
する成長結晶の品質の劣化を防止することができる。
【0014】この発明の第2の発明によるII−VI族
化合物半導体の成長方法によれば、NaとP、S、S
e、ZnおよびNから成る群より選ばれた少なくとも一
種の元素との化合物をp型ドーパントとして用いてII
−VI族化合物半導体に対するp型不純物であるNaを
ドーピングすることができるので、第1の発明によるI
I−VI族化合物半導体の成長方法と同様に、ドーピン
グの制御性が高く、しかもドーピングに起因する成長結
晶の品質の劣化を防止することができる。
化合物半導体の成長方法によれば、NaとP、S、S
e、ZnおよびNから成る群より選ばれた少なくとも一
種の元素との化合物をp型ドーパントとして用いてII
−VI族化合物半導体に対するp型不純物であるNaを
ドーピングすることができるので、第1の発明によるI
I−VI族化合物半導体の成長方法と同様に、ドーピン
グの制御性が高く、しかもドーピングに起因する成長結
晶の品質の劣化を防止することができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明を半導体レーザーの製造に適
用した一実施例について図面を参照しながら説明する。
説明の便宜上、この発明の一実施例による方法により製
造された半導体レーザーの構造について最初に説明す
る。
用した一実施例について図面を参照しながら説明する。
説明の便宜上、この発明の一実施例による方法により製
造された半導体レーザーの構造について最初に説明す
る。
【0016】図1および図2はこの半導体レーザーを示
し、図1はその共振器長方向に垂直な断面図、図2はそ
の共振器長方向に平行な断面図を示す。ここで、この半
導体レーザーは、いわゆるSCH(Separated Confinem
ent Heterostructure)構造を有するものである。
し、図1はその共振器長方向に垂直な断面図、図2はそ
の共振器長方向に平行な断面図を示す。ここで、この半
導体レーザーは、いわゆるSCH(Separated Confinem
ent Heterostructure)構造を有するものである。
【0017】図1および図2に示すように、この半導体
レーザーにおいては、例えばn型不純物としてSiがド
ープされた(100)面方位のn型GaAs基板1上
に、例えばn型不純物としてClがドープされたn型Z
nSeバッファ層2、例えばn型不純物としてClがド
ープされたn型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層
3、例えばn型不純物としてClがドープされたn型Z
nSe光導波層4、活性層5、例えばp型不純物として
Nがドープされたp型ZnSe光導波層6、例えばp型
不純物としてNがドープされたp型Zn1-p Mgp Sq
Se1-q クラッド層7、例えばp型不純物としてNがド
ープされたp型ZnSv Se1-v 層8および例えばp型
不純物としてNがドープされたp型ZnSeコンタクト
層9が順次積層されている。
レーザーにおいては、例えばn型不純物としてSiがド
ープされた(100)面方位のn型GaAs基板1上
に、例えばn型不純物としてClがドープされたn型Z
nSeバッファ層2、例えばn型不純物としてClがド
ープされたn型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層
3、例えばn型不純物としてClがドープされたn型Z
nSe光導波層4、活性層5、例えばp型不純物として
Nがドープされたp型ZnSe光導波層6、例えばp型
不純物としてNがドープされたp型Zn1-p Mgp Sq
Se1-q クラッド層7、例えばp型不純物としてNがド
ープされたp型ZnSv Se1-v 層8および例えばp型
不純物としてNがドープされたp型ZnSeコンタクト
層9が順次積層されている。
【0018】この場合、p型ZnSeコンタクト層9お
よびp型ZnSv Se1-v 層8の上層部はストライプ形
状にパターニングされている。このストライプ部の幅は
例えば5μmである。
よびp型ZnSv Se1-v 層8の上層部はストライプ形
状にパターニングされている。このストライプ部の幅は
例えば5μmである。
【0019】さらに、上述のストライプ部以外の部分の
p型ZnSv Se1-v 層8上には、例えば厚さが300
nmのアルミナ(Al2 O3 )膜から成る絶縁層10が
形成されている。そして、ストライプ形状のp型ZnS
eコンタクト層9および絶縁層10上にp側電極11が
形成されている。このp側電極11がp型ZnSeコン
タクト層9とコンタクトした部分が電流の通路となる。
ここで、このp側電極11としては、例えば、厚さが1
0nmのPd膜と厚さが100nmのPt膜と厚さが3
00nmのAu膜とを順次積層した構造のAu/Pt/
Pd電極が用いられる。一方、n型GaAs基板1の裏
面には、例えばIn電極のようなn側電極12がコンタ
クトしている。
p型ZnSv Se1-v 層8上には、例えば厚さが300
nmのアルミナ(Al2 O3 )膜から成る絶縁層10が
形成されている。そして、ストライプ形状のp型ZnS
eコンタクト層9および絶縁層10上にp側電極11が
形成されている。このp側電極11がp型ZnSeコン
タクト層9とコンタクトした部分が電流の通路となる。
ここで、このp側電極11としては、例えば、厚さが1
0nmのPd膜と厚さが100nmのPt膜と厚さが3
00nmのAu膜とを順次積層した構造のAu/Pt/
Pd電極が用いられる。一方、n型GaAs基板1の裏
面には、例えばIn電極のようなn側電極12がコンタ
クトしている。
【0020】この半導体レーザーにおいては、いわゆる
端面コーティングが施されている。すなわち、図2に示
すように、共振器長方向に垂直な一対の共振器端面のう
ちレーザー光が取り出されるフロント側の端面には厚さ
74nmのAl2 O3 膜13と厚さ31nmのSi膜1
4とから成る多層膜がコーティングされ、共振器長方向
に垂直な一対の共振器端面のうちレーザー光が取り出さ
れないリア側の端面には厚さ74nmのAl2 O3 膜1
3と厚さ31nmのSi膜14とを2周期積層した多層
膜がコーティングされている。ここで、Al2 O3 膜1
3とSi膜14とから成る多層膜の厚さは、それに屈折
率をかけた光学的距離が、レーザー光の発振波長の1/
4に等しくなるように選ばれている(ここでは、発振波
長が523.5nmである場合を考えている)。この場
合、フロント側の端面の反射率は70%であり、リア側
の端面の反射率は95%である。
端面コーティングが施されている。すなわち、図2に示
すように、共振器長方向に垂直な一対の共振器端面のう
ちレーザー光が取り出されるフロント側の端面には厚さ
74nmのAl2 O3 膜13と厚さ31nmのSi膜1
4とから成る多層膜がコーティングされ、共振器長方向
に垂直な一対の共振器端面のうちレーザー光が取り出さ
れないリア側の端面には厚さ74nmのAl2 O3 膜1
3と厚さ31nmのSi膜14とを2周期積層した多層
膜がコーティングされている。ここで、Al2 O3 膜1
3とSi膜14とから成る多層膜の厚さは、それに屈折
率をかけた光学的距離が、レーザー光の発振波長の1/
4に等しくなるように選ばれている(ここでは、発振波
長が523.5nmである場合を考えている)。この場
合、フロント側の端面の反射率は70%であり、リア側
の端面の反射率は95%である。
【0021】活性層5は好適には厚さが2〜20nm、
例えば厚さが9nmのi型Zn1-zCdz Se量子井戸
層から成る単一量子井戸構造を有する。この場合、n型
ZnSe光導波層4およびp型ZnSe光導波層6が障
壁層を構成する。
例えば厚さが9nmのi型Zn1-zCdz Se量子井戸
層から成る単一量子井戸構造を有する。この場合、n型
ZnSe光導波層4およびp型ZnSe光導波層6が障
壁層を構成する。
【0022】n型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド
層3およびp型Zn1-p Mgp SqSe1-q クラッド層
7のMg組成比pは例えば0.09、またS組成比qは
例えば0.18であり、そのときのバンドギャップEg
は77Kで約2.94eVである。これらのMg組成比
p=0.09およびS組成比q=0.18を有するn型
Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層3およびp型Z
n1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7はGaAsと格
子整合する。また、活性層5を構成するi型Zn1-z C
dz Se量子井戸層のCd組成比zは例えば0.19で
あり、そのときのバンドギャップEg は77Kで約2.
54eVである。この場合、n型Zn1-p Mgp Sq S
e1-q クラッド層3およびp型Zn1-p Mgp Sq Se
1-q クラッド層7と活性層5を構成するi型Zn1-z C
dz Se量子井戸層との間のバンドギャップEg の差Δ
Eg は0.40eVである。なお、室温でのバンドギャ
ップEg の値は、77KでのバンドギャップEg の値か
ら0.1eVを引くことにより求めることができる。
層3およびp型Zn1-p Mgp SqSe1-q クラッド層
7のMg組成比pは例えば0.09、またS組成比qは
例えば0.18であり、そのときのバンドギャップEg
は77Kで約2.94eVである。これらのMg組成比
p=0.09およびS組成比q=0.18を有するn型
Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層3およびp型Z
n1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7はGaAsと格
子整合する。また、活性層5を構成するi型Zn1-z C
dz Se量子井戸層のCd組成比zは例えば0.19で
あり、そのときのバンドギャップEg は77Kで約2.
54eVである。この場合、n型Zn1-p Mgp Sq S
e1-q クラッド層3およびp型Zn1-p Mgp Sq Se
1-q クラッド層7と活性層5を構成するi型Zn1-z C
dz Se量子井戸層との間のバンドギャップEg の差Δ
Eg は0.40eVである。なお、室温でのバンドギャ
ップEg の値は、77KでのバンドギャップEg の値か
ら0.1eVを引くことにより求めることができる。
【0023】この場合、n型Zn1-p Mgp Sq Se
1-q クラッド層3の厚さは例えば1.5μmであり、不
純物濃度はND −NA (ND :ドナー濃度、NA :アク
セプタ濃度)で例えば5×1017cm-3である。n型Z
nSe光導波層4の厚さは例えば80nmであり、不純
物濃度はND −NA で例えば5×1017cm-3である。
また、p型ZnSe光導波層6の厚さは例えば80nm
であり、不純物濃度はNA −ND で例えば5×1017c
m-3である。p型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド
層7の厚さは例えば0.8μmであり、不純物濃度はN
A −ND で例えば2×1017cm-3である。p型ZnS
v Se1-v 層8の厚さは例えば0.8μmであり、不純
物濃度はNA −ND で例えば8×1017cm-3である。
p型ZnSeコンタクト層9の厚さは例えば45nmで
あり、不純物濃度はNA −ND で例えば8×1017cm
-3である。
1-q クラッド層3の厚さは例えば1.5μmであり、不
純物濃度はND −NA (ND :ドナー濃度、NA :アク
セプタ濃度)で例えば5×1017cm-3である。n型Z
nSe光導波層4の厚さは例えば80nmであり、不純
物濃度はND −NA で例えば5×1017cm-3である。
また、p型ZnSe光導波層6の厚さは例えば80nm
であり、不純物濃度はNA −ND で例えば5×1017c
m-3である。p型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド
層7の厚さは例えば0.8μmであり、不純物濃度はN
A −ND で例えば2×1017cm-3である。p型ZnS
v Se1-v 層8の厚さは例えば0.8μmであり、不純
物濃度はNA −ND で例えば8×1017cm-3である。
p型ZnSeコンタクト層9の厚さは例えば45nmで
あり、不純物濃度はNA −ND で例えば8×1017cm
-3である。
【0024】また、n型ZnSeバッファ層2の厚さ
は、ZnSeとGaAsとの間にはわずかではあるが格
子不整合が存在することから、この格子不整合に起因し
てこのn型ZnSeバッファ層2およびその上の各層の
エピタキシャル成長時に転位が発生するのを防止するた
めに、ZnSeの臨界膜厚(〜100nm)よりも十分
に小さく選ばれるが、ここでは例えば33nmである。
は、ZnSeとGaAsとの間にはわずかではあるが格
子不整合が存在することから、この格子不整合に起因し
てこのn型ZnSeバッファ層2およびその上の各層の
エピタキシャル成長時に転位が発生するのを防止するた
めに、ZnSeの臨界膜厚(〜100nm)よりも十分
に小さく選ばれるが、ここでは例えば33nmである。
【0025】この半導体レーザーの共振器長Lは例えば
640μmに選ばれ、この共振器長方向に垂直な方向の
幅は例えば400μmに選ばれる。
640μmに選ばれ、この共振器長方向に垂直な方向の
幅は例えば400μmに選ばれる。
【0026】p型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド
層7上に積層されたp型ZnSv Se1-v 層8は、場合
に応じて、p型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層
7に加えた第2のp型クラッド層としての機能、p型Z
n1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7との格子整合を
とる機能、後述のヒートシンク上へのレーザーチップの
マウントの際のチップ端面におけるはんだの這い上がり
による短絡を防止するためのスペーサ層としての機能な
どのうちの一または二以上の機能を有する。p型Zn
1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7のMg組成比pお
よびS組成比qとの兼ね合いもあるが、このp型ZnS
v Se1-v 層8のS組成比vは0<v≦0.1、好まし
くは0.06≦v≦0.08の範囲内に選ばれ、特に、
p型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7との格子
整合をとるために最適なS組成比vは0.06である。
層7上に積層されたp型ZnSv Se1-v 層8は、場合
に応じて、p型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層
7に加えた第2のp型クラッド層としての機能、p型Z
n1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7との格子整合を
とる機能、後述のヒートシンク上へのレーザーチップの
マウントの際のチップ端面におけるはんだの這い上がり
による短絡を防止するためのスペーサ層としての機能な
どのうちの一または二以上の機能を有する。p型Zn
1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7のMg組成比pお
よびS組成比qとの兼ね合いもあるが、このp型ZnS
v Se1-v 層8のS組成比vは0<v≦0.1、好まし
くは0.06≦v≦0.08の範囲内に選ばれ、特に、
p型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7との格子
整合をとるために最適なS組成比vは0.06である。
【0027】このようにp型Zn1-p Mgp Sq Se
1-q クラッド層7上にp型ZnSv Se1-v 層8が積層
されていることにより、以下のような種々の利点を得る
ことができる。すなわち、このp型ZnSv Se1-v 層
8を第2のp型クラッド層として用いる場合には、二元
系や三元系のII−VI族化合物半導体ほどにはエピタ
キシャル成長が容易でないp型Zn1-p Mgp Sq Se
1-q クラッド層7の厚さを最小限にすることができ、従
って半導体レーザーの製造もその分だけ容易になる。ま
た、p型クラッド層の全体の厚さを同一とした場合、p
型クラッド層をp型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッ
ド層7だけで構成した場合に比べて、p型クラッド層を
p型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7とp型Z
nSv Se1-v 層8とで構成した場合の方がp型クラッ
ド層の抵抗を低くすることができる。特に、上述のよう
に例えば厚さが0.8μm程度、NA −ND が2×10
17cm-3程度のp型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッ
ド層7および厚さが0.8μm程度、NA −ND が8×
1017cm-3程度のp型ZnSv Se1-v 層8を用いた
場合には、光閉じ込め特性およびキャリア閉じ込め特性
を劣化させることなく、p型クラッド層全体の抵抗を十
分に低くすることができる。
1-q クラッド層7上にp型ZnSv Se1-v 層8が積層
されていることにより、以下のような種々の利点を得る
ことができる。すなわち、このp型ZnSv Se1-v 層
8を第2のp型クラッド層として用いる場合には、二元
系や三元系のII−VI族化合物半導体ほどにはエピタ
キシャル成長が容易でないp型Zn1-p Mgp Sq Se
1-q クラッド層7の厚さを最小限にすることができ、従
って半導体レーザーの製造もその分だけ容易になる。ま
た、p型クラッド層の全体の厚さを同一とした場合、p
型クラッド層をp型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッ
ド層7だけで構成した場合に比べて、p型クラッド層を
p型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7とp型Z
nSv Se1-v 層8とで構成した場合の方がp型クラッ
ド層の抵抗を低くすることができる。特に、上述のよう
に例えば厚さが0.8μm程度、NA −ND が2×10
17cm-3程度のp型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッ
ド層7および厚さが0.8μm程度、NA −ND が8×
1017cm-3程度のp型ZnSv Se1-v 層8を用いた
場合には、光閉じ込め特性およびキャリア閉じ込め特性
を劣化させることなく、p型クラッド層全体の抵抗を十
分に低くすることができる。
【0028】また、p型ZnSeコンタクト層9をp型
Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7上に直接積層
するとこれらの層の間に格子不整合が存在することによ
り結晶性の劣化が生じやすいが、p型Zn1-p Mgp S
q Se1-q クラッド層7上にこれと格子定数がほぼ一致
するp型ZnSv Se1-v 層8を積層し、このp型Zn
Sv Se1-v 層8上にp型ZnSeコンタクト層9を積
層しているので、これらのp型ZnSv Se1-v 層8お
よびp型ZnSeコンタクト層9の結晶性を良好にする
ことができる。
Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7上に直接積層
するとこれらの層の間に格子不整合が存在することによ
り結晶性の劣化が生じやすいが、p型Zn1-p Mgp S
q Se1-q クラッド層7上にこれと格子定数がほぼ一致
するp型ZnSv Se1-v 層8を積層し、このp型Zn
Sv Se1-v 層8上にp型ZnSeコンタクト層9を積
層しているので、これらのp型ZnSv Se1-v 層8お
よびp型ZnSeコンタクト層9の結晶性を良好にする
ことができる。
【0029】さらに、p型ZnSv Se1-v 層8の厚さ
を十分に大きくすることにより、レーザーチップをヒー
トシンク上にマウントする際にこのマウントに使用され
るはんだがレーザーチップの端面を這い上がってp側と
n側とが短絡されるのを有効に防止することができる。
すなわち、図3に示すように、レーザーチップをp側電
極11を下側にしてpサイド・ダウンでヒートシンク4
1上にマウントする際には、はんだ42が実線で示すよ
うにレーザーチップとヒートシンク41との間だけに存
在すれば問題ないが、仮にはんだ付けが良好に行われな
かったためにレーザーチップ端面を一点鎖線で示すよう
にはんだ42が例えば線状に這い上がったとしても、p
型ZnSv Se1-v 層8の厚さが十分に大きいことによ
り、このレーザーチップ端面を這い上がったはんだ42
が活性層5を超えてn型ZnSe光導波層4やn型Zn
1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層3などに到達するの
を防止することができ、通常は活性層5よりもずっと手
前ではんだ42の這い上がりを阻止することができる。
これによって、レーザーチップのマウントの際にそのp
側とn側とが短絡するのを防止することができ、従って
レーザーチップのマウントが容易になる。
を十分に大きくすることにより、レーザーチップをヒー
トシンク上にマウントする際にこのマウントに使用され
るはんだがレーザーチップの端面を這い上がってp側と
n側とが短絡されるのを有効に防止することができる。
すなわち、図3に示すように、レーザーチップをp側電
極11を下側にしてpサイド・ダウンでヒートシンク4
1上にマウントする際には、はんだ42が実線で示すよ
うにレーザーチップとヒートシンク41との間だけに存
在すれば問題ないが、仮にはんだ付けが良好に行われな
かったためにレーザーチップ端面を一点鎖線で示すよう
にはんだ42が例えば線状に這い上がったとしても、p
型ZnSv Se1-v 層8の厚さが十分に大きいことによ
り、このレーザーチップ端面を這い上がったはんだ42
が活性層5を超えてn型ZnSe光導波層4やn型Zn
1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層3などに到達するの
を防止することができ、通常は活性層5よりもずっと手
前ではんだ42の這い上がりを阻止することができる。
これによって、レーザーチップのマウントの際にそのp
側とn側とが短絡するのを防止することができ、従って
レーザーチップのマウントが容易になる。
【0030】次に、上述のように構成された図1および
図2に示す半導体レーザーの製造方法について説明す
る。
図2に示す半導体レーザーの製造方法について説明す
る。
【0031】図4はこの一実施例による半導体レーザー
の製造方法において、レーザー構造を形成する各層をエ
ピタキシャル成長させるのに使用されるMBE装置を示
す。図4に示すように、このMBE装置は、ゲートバル
ブ51を介して取り付けられた超高真空排気装置52に
より超高真空に排気可能な成長室53内に、複数の分子
線源(Kセル)54と、エピタキシャル成長を行うべき
基板を保持する基板ホルダー55とを備えている。複数
の分子線源54のうちには、半導体レーザーを形成する
II−VI族化合物半導体の成長に必要なII族元素お
よびVI族元素を供給する分子線源のほかに、n型不純
物を供給する分子線源およびp型不純物を供給する分子
線源が含まれている。
の製造方法において、レーザー構造を形成する各層をエ
ピタキシャル成長させるのに使用されるMBE装置を示
す。図4に示すように、このMBE装置は、ゲートバル
ブ51を介して取り付けられた超高真空排気装置52に
より超高真空に排気可能な成長室53内に、複数の分子
線源(Kセル)54と、エピタキシャル成長を行うべき
基板を保持する基板ホルダー55とを備えている。複数
の分子線源54のうちには、半導体レーザーを形成する
II−VI族化合物半導体の成長に必要なII族元素お
よびVI族元素を供給する分子線源のほかに、n型不純
物を供給する分子線源およびp型不純物を供給する分子
線源が含まれている。
【0032】この半導体レーザーを製造するには、ま
ず、図4に示すMBE装置の成長室53内の基板ホルダ
ー55にn型GaAs基板1を装着し、このn型GaA
s基板1を成長温度に比べて十分に高い温度、例えば5
80℃に加熱して表面の清浄化を行った後、このn型G
aAs基板1を所定のエピタキシャル成長温度、好まし
くは250〜300℃の範囲内の温度、より好ましくは
280〜300℃の範囲内の温度、具体的には例えば2
95℃に下げてエピタキシャル成長を開始する。すなわ
ち、n型GaAs基板1上に、後述のような成長原料を
用いたMBE法により、n型ZnSeバッファ層2、n
型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層3、n型Zn
Se光導波層4、i型Zn1-z Cdz Se量子井戸層か
ら成る活性層5、p型ZnSe光導波層6、p型Zn
1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7、p型ZnSv S
e1-v 層8およびp型ZnSeコンタクト層9を順次エ
ピタキシャル成長させる。
ず、図4に示すMBE装置の成長室53内の基板ホルダ
ー55にn型GaAs基板1を装着し、このn型GaA
s基板1を成長温度に比べて十分に高い温度、例えば5
80℃に加熱して表面の清浄化を行った後、このn型G
aAs基板1を所定のエピタキシャル成長温度、好まし
くは250〜300℃の範囲内の温度、より好ましくは
280〜300℃の範囲内の温度、具体的には例えば2
95℃に下げてエピタキシャル成長を開始する。すなわ
ち、n型GaAs基板1上に、後述のような成長原料を
用いたMBE法により、n型ZnSeバッファ層2、n
型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層3、n型Zn
Se光導波層4、i型Zn1-z Cdz Se量子井戸層か
ら成る活性層5、p型ZnSe光導波層6、p型Zn
1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7、p型ZnSv S
e1-v 層8およびp型ZnSeコンタクト層9を順次エ
ピタキシャル成長させる。
【0033】上述のMBE法によるエピタキシャル成長
においては、Zn原料としては純度99.9999%の
Znを用い、Mg原料としては純度99.9%のMgを
用い、S原料としては99.9999%のZnSを用
い、Se原料としては純度99.9999%のSeを用
いる。
においては、Zn原料としては純度99.9999%の
Znを用い、Mg原料としては純度99.9%のMgを
用い、S原料としては99.9999%のZnSを用
い、Se原料としては純度99.9999%のSeを用
いる。
【0034】また、n型ZnSeバッファ層2、n型Z
n1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層3およびn型Zn
Se光導波層4のn型不純物としてのClのドーピング
は例えば純度99.9999%のZnCl2 をドーパン
トとして用いて行う。
n1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層3およびn型Zn
Se光導波層4のn型不純物としてのClのドーピング
は例えば純度99.9999%のZnCl2 をドーパン
トとして用いて行う。
【0035】一方、p型ZnSe光導波層6、p型Zn
1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7、p型ZnSv S
e1-v 層8およびp型ZnSeコンタクト層9のp型不
純物としてのNのドーピングは、N3 Na、N5 P3 、
NS、NS2 、NS8 、NS11、N2 S3 、N2 S17、
N6 S5 、NSe、N2 Se3 、N2 Zn3 、N6 Z
n、Na3 N、Li3 N、N2 Mg3 などのうちから必
要に応じて選ばれたものをドーパントとして用いて行
う。
1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7、p型ZnSv S
e1-v 層8およびp型ZnSeコンタクト層9のp型不
純物としてのNのドーピングは、N3 Na、N5 P3 、
NS、NS2 、NS8 、NS11、N2 S3 、N2 S17、
N6 S5 、NSe、N2 Se3 、N2 Zn3 、N6 Z
n、Na3 N、Li3 N、N2 Mg3 などのうちから必
要に応じて選ばれたものをドーパントとして用いて行
う。
【0036】なお、p型ZnSe光導波層6、p型Zn
1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7、p型ZnSv S
e1-v 層8およびp型ZnSeコンタクト層9のp型不
純物としてNaを用いる場合には、そのドーピングは、
NaP、NaPS、NaS、NaS2 、Na2 S、Na
2 S5 、Na2 S2 Zn、Na6 S4 Zn、NaSe、
Na2 Se、NaZn13、NaN3 、Na3 Nなどのう
ちから必要に応じて選ばれたものをドーパントとして用
いて行う。
1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層7、p型ZnSv S
e1-v 層8およびp型ZnSeコンタクト層9のp型不
純物としてNaを用いる場合には、そのドーピングは、
NaP、NaPS、NaS、NaS2 、Na2 S、Na
2 S5 、Na2 S2 Zn、Na6 S4 Zn、NaSe、
Na2 Se、NaZn13、NaN3 、Na3 Nなどのう
ちから必要に応じて選ばれたものをドーパントとして用
いて行う。
【0037】次に、p型ZnSeコンタクト層9上に所
定幅のストライプ形状のレジストパターン(図示せず)
を形成した後、このレジストパターンをマスクとしてp
型ZnSv Se1-v 層8の厚さ方向の途中までウエット
エッチング法によりエッチングする。これによって、p
型ZnSeコンタクト層9およびp型ZnSv Se1-v
層8の上層部がストライプ形状にパターニングされる。
定幅のストライプ形状のレジストパターン(図示せず)
を形成した後、このレジストパターンをマスクとしてp
型ZnSv Se1-v 層8の厚さ方向の途中までウエット
エッチング法によりエッチングする。これによって、p
型ZnSeコンタクト層9およびp型ZnSv Se1-v
層8の上層部がストライプ形状にパターニングされる。
【0038】次に、上述のエッチングに用いたレジスト
パターンを残したまま全面にAl2O3 膜を真空蒸着し
た後、このレジストパターンを、その上に形成されたA
l2O3 膜とともに除去する(リフトオフ)。これによ
って、ストライプ部以外の部分のp型ZnSv Se1-v
層8上にのみAl2 O3 膜から成る絶縁層10が形成さ
れる。
パターンを残したまま全面にAl2O3 膜を真空蒸着し
た後、このレジストパターンを、その上に形成されたA
l2O3 膜とともに除去する(リフトオフ)。これによ
って、ストライプ部以外の部分のp型ZnSv Se1-v
層8上にのみAl2 O3 膜から成る絶縁層10が形成さ
れる。
【0039】次に、ストライプ形状のp型ZnSeコン
タクト層9および絶縁層10の全面にPd膜、Pt膜お
よびAu膜を順次真空蒸着してAu/Pt/Pd電極か
ら成るp側電極11を形成し、その後必要に応じて熱処
理を行って、このp側電極11をp型ZnSeコンタク
ト層9にオーミックコンタクトさせる。一方、n型Ga
As基板1の裏面にはIn電極のようなn側電極12を
形成する。
タクト層9および絶縁層10の全面にPd膜、Pt膜お
よびAu膜を順次真空蒸着してAu/Pt/Pd電極か
ら成るp側電極11を形成し、その後必要に応じて熱処
理を行って、このp側電極11をp型ZnSeコンタク
ト層9にオーミックコンタクトさせる。一方、n型Ga
As基板1の裏面にはIn電極のようなn側電極12を
形成する。
【0040】この後、以上のようにしてレーザー構造が
形成されたn型GaAs基板1を例えば幅640μmの
バー状に劈開して両共振器端面を形成した後、真空蒸着
法により、フロント側の端面にAl2 O3 膜13とSi
膜14とから成る多層膜を形成するとともに、リア側の
端面にAl2 O3 膜13とSi膜14とを2周期繰り返
した多層膜を形成する。このように端面コーティングを
施した後、このバーを例えば幅400μmに劈開してチ
ップ化し、パッケージングを行う。
形成されたn型GaAs基板1を例えば幅640μmの
バー状に劈開して両共振器端面を形成した後、真空蒸着
法により、フロント側の端面にAl2 O3 膜13とSi
膜14とから成る多層膜を形成するとともに、リア側の
端面にAl2 O3 膜13とSi膜14とを2周期繰り返
した多層膜を形成する。このように端面コーティングを
施した後、このバーを例えば幅400μmに劈開してチ
ップ化し、パッケージングを行う。
【0041】以上のように、この一実施例によれば、上
述のようなNを含む化合物をp型ドーパントとして用い
た分子線源を用いてp型不純物のドーピングを行ってい
ることにより、このドーピングを従来のNプラズマドー
ピング法で行う場合にはドーピングを安定して行うのが
難しかったのに対し、このp型不純物のドーピングを安
定して行うことができ、従って高い制御性でドーピング
を行うことができる。しかも、このドーピング時には、
MBE装置の超高真空に排気された成長室53の真空度
が劣化することがなく、これによって高品質の結晶を成
長させることができる。
述のようなNを含む化合物をp型ドーパントとして用い
た分子線源を用いてp型不純物のドーピングを行ってい
ることにより、このドーピングを従来のNプラズマドー
ピング法で行う場合にはドーピングを安定して行うのが
難しかったのに対し、このp型不純物のドーピングを安
定して行うことができ、従って高い制御性でドーピング
を行うことができる。しかも、このドーピング時には、
MBE装置の超高真空に排気された成長室53の真空度
が劣化することがなく、これによって高品質の結晶を成
長させることができる。
【0042】この一実施例によれば、短波長で発光可能
な半導体レーザーを実現することが可能である。より具
体的には、例えば、室温において波長523.5nmで
連続発振可能な緑色発光の半導体レーザーを実現するこ
とが可能である。
な半導体レーザーを実現することが可能である。より具
体的には、例えば、室温において波長523.5nmで
連続発振可能な緑色発光の半導体レーザーを実現するこ
とが可能である。
【0043】以上、この発明の一実施例について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施例に限定される
ものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変
形が可能である。
に説明したが、この発明は、上述の実施例に限定される
ものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変
形が可能である。
【0044】例えば、上述の一実施例においては、SC
H構造を有する半導体レーザーの製造にこの発明を適用
した場合について説明したが、この発明は、DH構造
(Double Heterostructure)を有する半導体レーザーの
製造に適用することも可能である。また、この発明は、
半導体レーザーばかりでなく、発光ダイオードの製造に
適用することも可能である。より一般的には、この発明
は、II−VI族化合物半導体を用いた各種の半導体装
置の製造に適用することが可能である。
H構造を有する半導体レーザーの製造にこの発明を適用
した場合について説明したが、この発明は、DH構造
(Double Heterostructure)を有する半導体レーザーの
製造に適用することも可能である。また、この発明は、
半導体レーザーばかりでなく、発光ダイオードの製造に
適用することも可能である。より一般的には、この発明
は、II−VI族化合物半導体を用いた各種の半導体装
置の製造に適用することが可能である。
【0045】なお、上述の一実施例においては、化合物
半導体基板としてGaAs基板を用いているが、この化
合物半導体基板としては、例えばGaP基板などを用い
てもよい。
半導体基板としてGaAs基板を用いているが、この化
合物半導体基板としては、例えばGaP基板などを用い
てもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、NとNa、P、S、Se、Zn、MgおよびLiか
ら成る群より選ばれた少なくとも一種の元素とから成る
化合物、あるいは、NaとP、S、Se、ZnおよびN
から成る群より選ばれた少なくとも一種の元素との化合
物をp型ドーパントとして用いてp型のII−VI族化
合物半導体の成長を行うようにしていることにより、高
品質のp型のII−VI族化合物半導体の成長を高いド
ーピング制御性で行うことができる。
ば、NとNa、P、S、Se、Zn、MgおよびLiか
ら成る群より選ばれた少なくとも一種の元素とから成る
化合物、あるいは、NaとP、S、Se、ZnおよびN
から成る群より選ばれた少なくとも一種の元素との化合
物をp型ドーパントとして用いてp型のII−VI族化
合物半導体の成長を行うようにしていることにより、高
品質のp型のII−VI族化合物半導体の成長を高いド
ーピング制御性で行うことができる。
【図1】この発明の一実施例により製造された半導体レ
ーザーの共振器長方向に垂直な断面図である。
ーザーの共振器長方向に垂直な断面図である。
【図2】この発明の一実施例により製造された半導体レ
ーザーの共振器長方向に平行な断面図である。
ーザーの共振器長方向に平行な断面図である。
【図3】この発明の一実施例により製造された半導体レ
ーザーをヒートシンク上にマウントした状態を示す断面
図である。
ーザーをヒートシンク上にマウントした状態を示す断面
図である。
【図4】この発明の一実施例において半導体レーザーの
製造に用いられるMBE装置の一例を示す略線図であ
る。
製造に用いられるMBE装置の一例を示す略線図であ
る。
1 n型GaAs基板 2 n型ZnSeバッファ層 3 n型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層 4 n型ZnSe光導波層 5 活性層 6 p型ZnSe光導波層 7 p型Zn1-p Mgp Sq Se1-q クラッド層 8 p型ZnSv Se1-v 層 9 p型ZnSeコンタクト層 10 絶縁層 11 p側電極 12 n側電極 53 成長室 54 分子線源
Claims (4)
- 【請求項1】 気相成長法によりp型のII−VI族化
合物半導体の成長を行うようにしたII−VI族化合物
半導体の成長方法において、 NとNa、P、S、Se、Zn、MgおよびLiから成
る群より選ばれた少なくとも一種の元素とから成る化合
物をp型ドーパントとして用いて上記p型のII−VI
族化合物半導体の成長を行うようにしたことを特徴とす
るII−VI族化合物半導体の成長方法。 - 【請求項2】 気相成長法によりp型のII−VI族化
合物半導体の成長を行うようにしたII−VI族化合物
半導体の成長方法において、 NaとP、S、Se、ZnおよびNから成る群より選ば
れた少なくとも一種の元素との化合物をp型ドーパント
として用いて上記p型のII−VI族化合物半導体の成
長を行うようにしたことを特徴とするII−VI族化合
物半導体の成長方法。 - 【請求項3】 上記気相成長法は分子線エピタキシー法
または有機金属化学気相成長法であることを特徴とする
請求項1または2記載のII−VI族化合物半導体の成
長方法。 - 【請求項4】 上記II−VI族化合物半導体はZnS
e、ZnTe、ZnSSe、ZnCdSeまたはZnM
gSSeであることを特徴とする請求項1、2または3
記載のII−VI族化合物半導体の成長方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31451493A JPH07142514A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | Ii−vi族化合物半導体の成長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31451493A JPH07142514A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | Ii−vi族化合物半導体の成長方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07142514A true JPH07142514A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=18054204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31451493A Pending JPH07142514A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | Ii−vi族化合物半導体の成長方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07142514A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07201891A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Nec Corp | Ii−vi族半導体結晶成長方法 |
| JPH08186131A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-16 | Nec Corp | 2−6半導体不純物添加方法 |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP31451493A patent/JPH07142514A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07201891A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Nec Corp | Ii−vi族半導体結晶成長方法 |
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