JPH07165550A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JPH07165550A JPH07165550A JP7531794A JP7531794A JPH07165550A JP H07165550 A JPH07165550 A JP H07165550A JP 7531794 A JP7531794 A JP 7531794A JP 7531794 A JP7531794 A JP 7531794A JP H07165550 A JPH07165550 A JP H07165550A
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- acid
- aluminum
- carboxylic acid
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 アルミニウムとカルボン酸根とを溶解状態で
含有し、かつそのアルミニウム1モルに対するカルボン
酸根のモル比が6以下である象牙細管狭窄閉塞有効成分
を配合していると共に、リン酸化合物を配合してなり、
かつpHが5以上であることを特徴とする口腔用組成
物。 【効果】 本発明の口腔用組成物は、象牙細管狭窄閉塞
効果が非常に高く、象牙質知覚過敏症を有効に予防、治
療することができる。
含有し、かつそのアルミニウム1モルに対するカルボン
酸根のモル比が6以下である象牙細管狭窄閉塞有効成分
を配合していると共に、リン酸化合物を配合してなり、
かつpHが5以上であることを特徴とする口腔用組成
物。 【効果】 本発明の口腔用組成物は、象牙細管狭窄閉塞
効果が非常に高く、象牙質知覚過敏症を有効に予防、治
療することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は象牙質知覚過敏症を有効
に予防し、治療することができる口腔用組成物に関す
る。
に予防し、治療することができる口腔用組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】象牙質
知覚過敏症とは臨床症状に因んだ疾患名であって、歯の
う蝕、咬耗、磨耗などの原因により、或いは歯肉の退縮
などの原因により、歯のエナメル質又はセメント質が消
失して象牙質が露出し、この象牙質に温熱的、化学的、
機械的、物理化学的、電気的などの種々の外来的な刺激
が与えられることによって非常に不快な痛みを一過性に
生ずるものであり(誘発痛)、例えば砂糖を多く含む食
品や酸味の強い果物等を摂取した時、冷たい水を飲んだ
時、歯を磨く時などに経験する一過性の痛みであるが、
これらの痛みは日常の食生活、口腔衛生の保持に少なか
らず悪影響を与えるものである。
知覚過敏症とは臨床症状に因んだ疾患名であって、歯の
う蝕、咬耗、磨耗などの原因により、或いは歯肉の退縮
などの原因により、歯のエナメル質又はセメント質が消
失して象牙質が露出し、この象牙質に温熱的、化学的、
機械的、物理化学的、電気的などの種々の外来的な刺激
が与えられることによって非常に不快な痛みを一過性に
生ずるものであり(誘発痛)、例えば砂糖を多く含む食
品や酸味の強い果物等を摂取した時、冷たい水を飲んだ
時、歯を磨く時などに経験する一過性の痛みであるが、
これらの痛みは日常の食生活、口腔衛生の保持に少なか
らず悪影響を与えるものである。
【0003】この象牙質における痛みの発現機構として
は、上記の電気的刺激や化学的刺激などの誘発因子が
(1)直接象牙質内にある象牙細管を経て、歯髄の神経
を刺激するという考え方と(2)象牙質に存在する象牙
細管において、これら誘発因子の刺激が象牙細管内に存
する象牙細管液を移動させ、神経を刺激するという考え
方があり、現在では、(2)の考え方をエム・ブレンス
トレーム(M.Branstrom)〔カロリンスカ・
インスティテュート〕、堀内博〔東北大歯学部〕、パッ
シュレー(Pashley)〔ジョージア薬大〕、ビー
・マシュー(B.Matthew)〔ブリストル大学〕
らの学者が支持し、(2)の考え方が主流を占めてい
る。即ち、ヒト臼歯における象牙細管はエナメル側には
直径が約1.0μm程度のものが2〜3万個、または歯
髄側には直径が約3.0μm程度のものが3〜4万個分
布しているが、エナメル質又はセメント質が消失した場
合、外来の刺激が露出象牙質の表面に加わることによっ
て象牙細管内の体液の移動を引き起こし、この体液の移
動によって歯髄の知覚神経を興奮させ、痛みとして感じ
るというものである。
は、上記の電気的刺激や化学的刺激などの誘発因子が
(1)直接象牙質内にある象牙細管を経て、歯髄の神経
を刺激するという考え方と(2)象牙質に存在する象牙
細管において、これら誘発因子の刺激が象牙細管内に存
する象牙細管液を移動させ、神経を刺激するという考え
方があり、現在では、(2)の考え方をエム・ブレンス
トレーム(M.Branstrom)〔カロリンスカ・
インスティテュート〕、堀内博〔東北大歯学部〕、パッ
シュレー(Pashley)〔ジョージア薬大〕、ビー
・マシュー(B.Matthew)〔ブリストル大学〕
らの学者が支持し、(2)の考え方が主流を占めてい
る。即ち、ヒト臼歯における象牙細管はエナメル側には
直径が約1.0μm程度のものが2〜3万個、または歯
髄側には直径が約3.0μm程度のものが3〜4万個分
布しているが、エナメル質又はセメント質が消失した場
合、外来の刺激が露出象牙質の表面に加わることによっ
て象牙細管内の体液の移動を引き起こし、この体液の移
動によって歯髄の知覚神経を興奮させ、痛みとして感じ
るというものである。
【0004】従って、知覚過敏症の痛みを緩和、除去
し、或いは予防するには、この象牙細管の入口を封鎖、
狭窄することによって刺激の伝達を抑制、阻止すること
が有効である。
し、或いは予防するには、この象牙細管の入口を封鎖、
狭窄することによって刺激の伝達を抑制、阻止すること
が有効である。
【0005】従来、この象牙質知覚過敏症の臨床的な治
療法としては、(a)欠損したエナメルの修復を兼ねて
行う充填法、(b)腐蝕剤、硬化促進剤、抗炎症剤、第
2象牙質形成促進剤等の貼薬を用いる方法、(c)8%
ZnCl2又は1〜2%NaFの水溶液を使用するイオ
ン導入法、(d)覆髄又は裏装による方法、(e)抜髄
又は根管治療法などが採用されている。
療法としては、(a)欠損したエナメルの修復を兼ねて
行う充填法、(b)腐蝕剤、硬化促進剤、抗炎症剤、第
2象牙質形成促進剤等の貼薬を用いる方法、(c)8%
ZnCl2又は1〜2%NaFの水溶液を使用するイオ
ン導入法、(d)覆髄又は裏装による方法、(e)抜髄
又は根管治療法などが採用されている。
【0006】また、象牙質知覚過敏症の予防或いは治療
を目的とした口腔用組成物もいくつか提案されている
が、従来のこの種の口腔用組成物はその殆どが象牙細管
の狭窄又は閉塞を企図したものではなく、即ち象牙細管
内において、細管液を移動させて神経を刺激することを
妨げるのではなく、主として神経の鈍麻作用を利用した
間接的な予防、治療技術であった。
を目的とした口腔用組成物もいくつか提案されている
が、従来のこの種の口腔用組成物はその殆どが象牙細管
の狭窄又は閉塞を企図したものではなく、即ち象牙細管
内において、細管液を移動させて神経を刺激することを
妨げるのではなく、主として神経の鈍麻作用を利用した
間接的な予防、治療技術であった。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは上
記事情に鑑み、神経の鈍麻作用を利用した間接的な技術
に依らず、象牙質内の象牙細管を狭窄又は閉塞すること
により象牙質知覚過敏症を予防、治療することができる
口腔用組成物につき鋭意研究を進めた結果、口腔用組成
物中にアルミニウムとカルボン酸根とが溶解状態で存在
し、かつそのアルミニウム根1モルに対するカルボン酸
根のモル比が6以下である象牙細管狭窄閉塞有効成分に
水溶性リン酸化合物を併用するか、又はアルミニウムと
シュウ酸以外のカルボン酸根とが溶解状態で含有され、
かつそのアルミニウム根1モルに対するカルボン酸根の
モル比が6以下である象牙細管狭窄閉塞有効成分にシュ
ウ酸化合物を併用し、かつ組成物のpHを5以上とした
場合、象牙細管を狭窄又は閉塞する効果が高く、象牙質
知覚過敏症を有効に予防、治療し得ることを知見した。
記事情に鑑み、神経の鈍麻作用を利用した間接的な技術
に依らず、象牙質内の象牙細管を狭窄又は閉塞すること
により象牙質知覚過敏症を予防、治療することができる
口腔用組成物につき鋭意研究を進めた結果、口腔用組成
物中にアルミニウムとカルボン酸根とが溶解状態で存在
し、かつそのアルミニウム根1モルに対するカルボン酸
根のモル比が6以下である象牙細管狭窄閉塞有効成分に
水溶性リン酸化合物を併用するか、又はアルミニウムと
シュウ酸以外のカルボン酸根とが溶解状態で含有され、
かつそのアルミニウム根1モルに対するカルボン酸根の
モル比が6以下である象牙細管狭窄閉塞有効成分にシュ
ウ酸化合物を併用し、かつ組成物のpHを5以上とした
場合、象牙細管を狭窄又は閉塞する効果が高く、象牙質
知覚過敏症を有効に予防、治療し得ることを知見した。
【0008】即ち、従来より知覚過敏症に対する処置薬
剤としてアルミニウムクロロヒドロアラントイネイトを
使用することが知られている(米国特許第351451
3号)が、後述する実験例に示したように、本発明者ら
が象牙細管狭窄閉塞効果を調べるために採用したパッシ
ュレー(Pashley)らによる評価法(象牙細管の
物質通過性の評価)による場合、その有効性は小さいも
のである。
剤としてアルミニウムクロロヒドロアラントイネイトを
使用することが知られている(米国特許第351451
3号)が、後述する実験例に示したように、本発明者ら
が象牙細管狭窄閉塞効果を調べるために採用したパッシ
ュレー(Pashley)らによる評価法(象牙細管の
物質通過性の評価)による場合、その有効性は小さいも
のである。
【0009】また従来、歯石予防を目的としてアルミニ
ウム化合物をフッ化物と組み合せた口腔用組成物が知ら
れており(米国特許第4146605号)、この組成物
中にはクエン酸や乳酸を配合し得ることも開示されてい
るが、この組成物のpHは4.5以下であり、本発明者
らの検討によると、後述する実験例から明らかなよう
に、このような低pHでは象牙細管狭窄閉塞効果はな
い。更に、米国特許第3651207号には、アルミニ
ウムジハイドロキシアラントイネート、クエン酸、酒石
酸を含み、更にリン酸一水素ナトリウムを配合した洗口
剤が開示されているが、この洗口剤はアルミニウム含量
がクエン酸、酒石酸に対し少な過ぎ、同様に知覚過敏症
鈍麻効果はないものである。
ウム化合物をフッ化物と組み合せた口腔用組成物が知ら
れており(米国特許第4146605号)、この組成物
中にはクエン酸や乳酸を配合し得ることも開示されてい
るが、この組成物のpHは4.5以下であり、本発明者
らの検討によると、後述する実験例から明らかなよう
に、このような低pHでは象牙細管狭窄閉塞効果はな
い。更に、米国特許第3651207号には、アルミニ
ウムジハイドロキシアラントイネート、クエン酸、酒石
酸を含み、更にリン酸一水素ナトリウムを配合した洗口
剤が開示されているが、この洗口剤はアルミニウム含量
がクエン酸、酒石酸に対し少な過ぎ、同様に知覚過敏症
鈍麻効果はないものである。
【0010】ところが、本発明者らの検討の結果では、
アルミニウムとカルボン酸根、特にヒドロキシカルボン
酸根とを特定モル比、即ち前者1モルに対し後者6モル
以下、好適には0.3/n〜6/nモル(nは一分子中
のカルボン酸根の数を示す)範囲で系中に溶解存在さ
せ、かつ系のpHを5以上、好適にも5〜10とし、更
にこれにリン酸化合物を配合した場合、或いは上記カル
ボン酸根としてシュウ酸以外のカルボン酸根を使用し、
これにシュウ酸化合物を配合した場合、意外にも優れた
象牙細管狭窄閉塞効果を発揮し、象牙質知覚過敏症の予
防、治療に極めて有効であることを知見し、本発明をな
すに至ったものである。
アルミニウムとカルボン酸根、特にヒドロキシカルボン
酸根とを特定モル比、即ち前者1モルに対し後者6モル
以下、好適には0.3/n〜6/nモル(nは一分子中
のカルボン酸根の数を示す)範囲で系中に溶解存在さ
せ、かつ系のpHを5以上、好適にも5〜10とし、更
にこれにリン酸化合物を配合した場合、或いは上記カル
ボン酸根としてシュウ酸以外のカルボン酸根を使用し、
これにシュウ酸化合物を配合した場合、意外にも優れた
象牙細管狭窄閉塞効果を発揮し、象牙質知覚過敏症の予
防、治療に極めて有効であることを知見し、本発明をな
すに至ったものである。
【0011】従って、本発明はアルミニウムとカルボン
酸根とを溶解状態で含有し、かつそのアルミニウム1モ
ルに対するカルボン酸根のモル比が6以下である象牙細
管狭窄閉塞有効成分を配合していると共に、リン酸化合
物を配合してなり、かつpHが5以上であることを特徴
とする口腔用組成物及びアルミニウムとシュウ酸以外の
カルボン酸根とを溶解状態で含有し、かつそのアルミニ
ウム1モルに対するカルボン酸根のモル比が6以下であ
る象牙細管狭窄閉塞有効成分を配合していると共に、シ
ュウ酸化合物を配合してなり、かつpHが5以上である
ことを特徴とする口腔用組成物を提供する。
酸根とを溶解状態で含有し、かつそのアルミニウム1モ
ルに対するカルボン酸根のモル比が6以下である象牙細
管狭窄閉塞有効成分を配合していると共に、リン酸化合
物を配合してなり、かつpHが5以上であることを特徴
とする口腔用組成物及びアルミニウムとシュウ酸以外の
カルボン酸根とを溶解状態で含有し、かつそのアルミニ
ウム1モルに対するカルボン酸根のモル比が6以下であ
る象牙細管狭窄閉塞有効成分を配合していると共に、シ
ュウ酸化合物を配合してなり、かつpHが5以上である
ことを特徴とする口腔用組成物を提供する。
【0012】本発明に係る口腔用組成物は、練歯磨、潤
製歯磨等の歯磨類、液状又はゲル状の塗布剤、洗口剤、
デンタルフロス、オーラルバンドなどとして用いられる
ものであって、象牙細管狭窄閉塞有効成分としてアルミ
ニウムとカルボン酸根とを溶解状態においてアルミニウ
ム根1モルに対しカルボン酸根を6モル以下の割合で含
有させたものである。なお、溶解状態とは、上記の成分
が口腔用組成物中に全部可溶化されている場合のみに限
られず、一部沈澱状態にある場合も包含する。また、上
記成分はそれぞれ単独にイオンとして可溶化していても
キレートされた形て可溶化されていてもよい。
製歯磨等の歯磨類、液状又はゲル状の塗布剤、洗口剤、
デンタルフロス、オーラルバンドなどとして用いられる
ものであって、象牙細管狭窄閉塞有効成分としてアルミ
ニウムとカルボン酸根とを溶解状態においてアルミニウ
ム根1モルに対しカルボン酸根を6モル以下の割合で含
有させたものである。なお、溶解状態とは、上記の成分
が口腔用組成物中に全部可溶化されている場合のみに限
られず、一部沈澱状態にある場合も包含する。また、上
記成分はそれぞれ単独にイオンとして可溶化していても
キレートされた形て可溶化されていてもよい。
【0013】ここで、アルミニウム、カルボン酸根は、
カルボン酸アルミニウムとして与えてもよく、或いはカ
ルボン酸基を含まないアルミニウム化合物とカルボン酸
又はそのアルミニウム塩以外の塩をそれぞれ別個に配合
することにより与えてもよい。この場合、カルボン酸ア
ルミニウムとしては、乳酸アルミニウム、グルコン酸ア
ルミニウム、グリコール酸アルミニウム等のモノカルボ
ン酸アルミニウム、マロン酸アルミニウム、グルタル酸
アルミニウム、リンゴ酸アルミニウム、酒石酸アルミニ
ウム等のジカルボン酸アルミニウム、クエン酸アルミニ
ウム等のトリカルボン酸アルミニウムなどの正塩及び塩
基性アルミニウムなどの変則塩(abnormal s
alt)などが挙げられる。また、これらのカルボン酸
アルミニウム以外のアルミニウム化合物としては、Al
(NH4)(SO4)2,AlCl3,AlF3,〔Al
(OH)2Cl〕x,Al(NO3)3,KAl(S
O 4)2,NaAl(SO4)2,Al2(SO4)3,Al
(SiF6)3などの可溶性アルミニウム化合物が使用で
き、更にカルボン酸及びその塩としては上述したモノ、
ジ、トリカルボン酸及びそのアルカリ金属塩などが使用
できる。なお、本発明においてはこれらの化合物の2種
以上を併用し得る。
カルボン酸アルミニウムとして与えてもよく、或いはカ
ルボン酸基を含まないアルミニウム化合物とカルボン酸
又はそのアルミニウム塩以外の塩をそれぞれ別個に配合
することにより与えてもよい。この場合、カルボン酸ア
ルミニウムとしては、乳酸アルミニウム、グルコン酸ア
ルミニウム、グリコール酸アルミニウム等のモノカルボ
ン酸アルミニウム、マロン酸アルミニウム、グルタル酸
アルミニウム、リンゴ酸アルミニウム、酒石酸アルミニ
ウム等のジカルボン酸アルミニウム、クエン酸アルミニ
ウム等のトリカルボン酸アルミニウムなどの正塩及び塩
基性アルミニウムなどの変則塩(abnormal s
alt)などが挙げられる。また、これらのカルボン酸
アルミニウム以外のアルミニウム化合物としては、Al
(NH4)(SO4)2,AlCl3,AlF3,〔Al
(OH)2Cl〕x,Al(NO3)3,KAl(S
O 4)2,NaAl(SO4)2,Al2(SO4)3,Al
(SiF6)3などの可溶性アルミニウム化合物が使用で
き、更にカルボン酸及びその塩としては上述したモノ、
ジ、トリカルボン酸及びそのアルカリ金属塩などが使用
できる。なお、本発明においてはこれらの化合物の2種
以上を併用し得る。
【0014】上述したカルボン酸根を有する化合物のう
ちでは、特にヒドロキシカルボン酸根を有する化合物が
好ましく、なかでも乳酸、グリコール酸、グルコン酸等
のヒドロキシモノカルボン酸化合物が好ましい。
ちでは、特にヒドロキシカルボン酸根を有する化合物が
好ましく、なかでも乳酸、グリコール酸、グルコン酸等
のヒドロキシモノカルボン酸化合物が好ましい。
【0015】本発明においては、上述したアルミニウム
及びカルボン酸根はアルミニウム1モルに対しカルボン
酸根6モル以下の割合で溶解状態において配合するもの
であるが、この場合特にアルミニウム1モルに対しカル
ボン酸根を6/n以下(但し、nは一分子中のカルボン
酸根の数を示す。即ち、モノカルボン酸の場合はn=
1、ジカルボン酸の場合はn=2、トリカルボン酸の場
合はn=3である)、より望ましくは0.3/n〜6/
nのモル数とすることが好ましい。更に好ましくは、モ
ノカルボン酸の場合0.7〜5、特に1〜4、ジカルボ
ン酸の場合0.2〜2.5、特に0.3〜2、トリカル
ボン酸の場合0.1〜2、特に0.2〜1.5モルであ
る。
及びカルボン酸根はアルミニウム1モルに対しカルボン
酸根6モル以下の割合で溶解状態において配合するもの
であるが、この場合特にアルミニウム1モルに対しカル
ボン酸根を6/n以下(但し、nは一分子中のカルボン
酸根の数を示す。即ち、モノカルボン酸の場合はn=
1、ジカルボン酸の場合はn=2、トリカルボン酸の場
合はn=3である)、より望ましくは0.3/n〜6/
nのモル数とすることが好ましい。更に好ましくは、モ
ノカルボン酸の場合0.7〜5、特に1〜4、ジカルボ
ン酸の場合0.2〜2.5、特に0.3〜2、トリカル
ボン酸の場合0.1〜2、特に0.2〜1.5モルであ
る。
【0016】なお、アルミニウムの含有量は必ずしも制
限されないが、可溶化されたものが組成物全体の0.0
1〜10%(重量%、以下同じ)、特に0.1〜5%で
あることが好ましい。
限されないが、可溶化されたものが組成物全体の0.0
1〜10%(重量%、以下同じ)、特に0.1〜5%で
あることが好ましい。
【0017】本発明においては、アルミニウム及びカル
ボン酸根に加え、更に水溶性リン酸化合物を配合するも
ので、これにより象牙質知覚過敏症の予防、治療効果を
更に改善することができる。
ボン酸根に加え、更に水溶性リン酸化合物を配合するも
ので、これにより象牙質知覚過敏症の予防、治療効果を
更に改善することができる。
【0018】ここで、リン酸化合物としては、正リン
酸、グリセロリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、ヘ
キサメタリン酸、フィチン酸、エタン−1−ヒドロキシ
−1,1−ジホスホン酸及びこれらのナトリウム塩、カ
リウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩などが挙げら
れ、特に水溶性のものが好ましく、これらの1種又は2
種以上が使用し得る。なお、これらリン酸化合物も溶解
状態で口腔用組成物に含有させるものであり、その含有
量は可溶化されたものが組成物全体の0.01〜10
%、特に0.1〜5%とすることが好ましい。
酸、グリセロリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、ヘ
キサメタリン酸、フィチン酸、エタン−1−ヒドロキシ
−1,1−ジホスホン酸及びこれらのナトリウム塩、カ
リウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩などが挙げら
れ、特に水溶性のものが好ましく、これらの1種又は2
種以上が使用し得る。なお、これらリン酸化合物も溶解
状態で口腔用組成物に含有させるものであり、その含有
量は可溶化されたものが組成物全体の0.01〜10
%、特に0.1〜5%とすることが好ましい。
【0019】また、本発明は上述したようにカルボン酸
化合物を配合するものであり、カルボン酸化合物として
はヒドロキシカルボン酸化合物が好ましいものである
が、この場合カルボン酸化合物として、シュウ酸化合物
以外のカルボン酸化合物を用いると共に、これにシュウ
酸化合物とを併用することによってもリン酸化合物を配
合した場合と同様の効果が得られ、従ってシュウ酸化合
物とシュウ酸化合物以外のカルボン酸化合物、特にヒド
ロキシカルボン酸化合物とを併用することも有効であ
る。
化合物を配合するものであり、カルボン酸化合物として
はヒドロキシカルボン酸化合物が好ましいものである
が、この場合カルボン酸化合物として、シュウ酸化合物
以外のカルボン酸化合物を用いると共に、これにシュウ
酸化合物とを併用することによってもリン酸化合物を配
合した場合と同様の効果が得られ、従ってシュウ酸化合
物とシュウ酸化合物以外のカルボン酸化合物、特にヒド
ロキシカルボン酸化合物とを併用することも有効であ
る。
【0020】この場合、シュウ酸化合物としては、シュ
ウ酸及びそのナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩などが挙げられ、これらの1種又は2種以上が使用し
得、その口腔用組成物中における含有量は可溶化された
ものがシュウ酸根として0.07〜5%、特に0.1〜
3%であることが好ましい。
ウ酸及びそのナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩などが挙げられ、これらの1種又は2種以上が使用し
得、その口腔用組成物中における含有量は可溶化された
ものがシュウ酸根として0.07〜5%、特に0.1〜
3%であることが好ましい。
【0021】本発明の口腔用組成物のその他の成分とし
ては、その種類、使用目的等に応じた適宜な成分が用い
られる。
ては、その種類、使用目的等に応じた適宜な成分が用い
られる。
【0022】例えば、歯磨類の場合には、第2リン酸カ
ルシウム・2水和物及び無水物、第1リン酸カルシウ
ム、第3リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン
酸カルシウム、酸化チタン、アルミナ、水和アルミナ、
沈降性シリカ、その他のシリカ系研磨剤、ケイ酸アルミ
ニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、不溶性メタリン
酸カリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウ
ム、硫酸カルシウム、ベントナイト、ケイ酸ジルコニウ
ム、合成樹脂等の1種又は2種以上を配合し得る(配合
量通常7〜99%、練歯磨の場合には10〜50%であ
るが、RDA値が10〜100程度、特に30〜60程
度になるように研磨剤、その配合量を選定することが好
ましい)。
ルシウム・2水和物及び無水物、第1リン酸カルシウ
ム、第3リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン
酸カルシウム、酸化チタン、アルミナ、水和アルミナ、
沈降性シリカ、その他のシリカ系研磨剤、ケイ酸アルミ
ニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、不溶性メタリン
酸カリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウ
ム、硫酸カルシウム、ベントナイト、ケイ酸ジルコニウ
ム、合成樹脂等の1種又は2種以上を配合し得る(配合
量通常7〜99%、練歯磨の場合には10〜50%であ
るが、RDA値が10〜100程度、特に30〜60程
度になるように研磨剤、その配合量を選定することが好
ましい)。
【0023】また、練歯磨等のペースト形態の口腔用組
成物の場合には、粘結剤としてカラゲナン、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシ
エチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、
アルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネー
ト、アルギン酸プロピレングリコールエステル、キサン
タンガム、トラガカントガム、カラヤガム、アラビアガ
ムなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル
酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニル
ピロリドンなどの合成粘結剤、ゲル化性シリカ、ゲル化
性アルミニウムシリカ、ビーガム、ラポナイトなどの無
機粘結剤等の1種又は2種以上が配合され得る(配合量
歯磨の場合通常0.5〜5%)。
成物の場合には、粘結剤としてカラゲナン、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシ
エチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、
アルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネー
ト、アルギン酸プロピレングリコールエステル、キサン
タンガム、トラガカントガム、カラヤガム、アラビアガ
ムなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル
酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニル
ピロリドンなどの合成粘結剤、ゲル化性シリカ、ゲル化
性アルミニウムシリカ、ビーガム、ラポナイトなどの無
機粘結剤等の1種又は2種以上が配合され得る(配合量
歯磨の場合通常0.5〜5%)。
【0024】更に、歯磨類、その他の液状、ペースト状
口腔用組成物の製造において、粘稠剤としてソルビッ
ト、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、キシリット、マ
ルチット、ラクチット等の1種又は2種以上を配合し得
る(配合量歯磨の場合通常10〜70%)。
口腔用組成物の製造において、粘稠剤としてソルビッ
ト、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、キシリット、マ
ルチット、ラクチット等の1種又は2種以上を配合し得
る(配合量歯磨の場合通常10〜70%)。
【0025】また、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチ
ル硫酸ナトリウム等のアルキル基の炭素数が8〜18で
ある高級アルキル硫酸エステルの水溶性塩、水素化ヤシ
油脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム等の水溶性
の高級脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸塩、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルアリールスルホ
ン酸塩、高級アルキルスルホン酸塩、1,2−ジヒドロ
キシプロパンスルホン酸塩の高級脂肪酸エステル、N−
ラウロイル、N−ミリストイル又はN−パルミトイルザ
ルコシンのナトリウム、カリウム又はエタノールアミン
塩等の低級脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽
和の高級脂肪族アシルアミドなどのアニオン活性剤、ラ
ウロイルジエタノールアミド等のアルキロイルエタノー
ルアミド、ショ糖モノ及びジラウレート等の脂肪酸基の
炭素数が12〜18であるショ糖脂肪酸エステル、ラク
トース脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル、
マルチトール脂肪酸エステル、ステアリン酸モノグリセ
ライド、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、
ポリオキシエチレン(10,20,40,60,80,
100モル)硬化ヒマシ油、エチレンオキサイドとプロ
ピレンオキサイドの重合物及びポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンモノラウリルエステル等のポリエチレ
ンオキサイドと脂肪酸、脂肪アルコール、多価アルコー
ル及びポリプロピレンオキサイドとの縮合生成物などの
ノニオン活性剤、ベタイン系、アミノ酸系などの両性活
性剤といった1種又は2種以上の界面活性剤(配合量通
常0〜7%、好ましくは0.2〜5%)を配合し得る。
ル硫酸ナトリウム等のアルキル基の炭素数が8〜18で
ある高級アルキル硫酸エステルの水溶性塩、水素化ヤシ
油脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム等の水溶性
の高級脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸塩、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルアリールスルホ
ン酸塩、高級アルキルスルホン酸塩、1,2−ジヒドロ
キシプロパンスルホン酸塩の高級脂肪酸エステル、N−
ラウロイル、N−ミリストイル又はN−パルミトイルザ
ルコシンのナトリウム、カリウム又はエタノールアミン
塩等の低級脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽
和の高級脂肪族アシルアミドなどのアニオン活性剤、ラ
ウロイルジエタノールアミド等のアルキロイルエタノー
ルアミド、ショ糖モノ及びジラウレート等の脂肪酸基の
炭素数が12〜18であるショ糖脂肪酸エステル、ラク
トース脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル、
マルチトール脂肪酸エステル、ステアリン酸モノグリセ
ライド、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、
ポリオキシエチレン(10,20,40,60,80,
100モル)硬化ヒマシ油、エチレンオキサイドとプロ
ピレンオキサイドの重合物及びポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンモノラウリルエステル等のポリエチレ
ンオキサイドと脂肪酸、脂肪アルコール、多価アルコー
ル及びポリプロピレンオキサイドとの縮合生成物などの
ノニオン活性剤、ベタイン系、アミノ酸系などの両性活
性剤といった1種又は2種以上の界面活性剤(配合量通
常0〜7%、好ましくは0.2〜5%)を配合し得る。
【0026】本発明の口腔用組成物には、更にサッカリ
ンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒ
ドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、タウマ
チン、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル、
p−メトキシシンナミックアルデヒド、ショ糖、乳糖、
果糖、サイクラミン酸ナトリウムなどの甘味剤(0〜1
%、好ましくは0.01〜0.5%)、p−ヒドロキシ
メチルベンゾイックアシド、p−ヒドロキシエチルベン
ゾイックアシド、p−ヒドロキシプロピルベンゾイック
アシド、p−ヒドロキシブチルベンゾイックアシド、安
息香酸ナトリウム、低級脂肪酸モノグリセライドなどの
防腐剤、ウインターグリーン油、スペアミント油、ペパ
ーミント油、サッサフラス油、丁字油、ユーカリ油など
の香料、ゼラチン、ペプトン、アルギニン塩酸塩、アル
ブミン、カゼイン、増白剤、シリコーン、色素、その他
の成分を配合し得、例えば練歯磨の場合には上記した所
望の成分を適量の水と練合することにより製造し得る。
ンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒ
ドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、タウマ
チン、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル、
p−メトキシシンナミックアルデヒド、ショ糖、乳糖、
果糖、サイクラミン酸ナトリウムなどの甘味剤(0〜1
%、好ましくは0.01〜0.5%)、p−ヒドロキシ
メチルベンゾイックアシド、p−ヒドロキシエチルベン
ゾイックアシド、p−ヒドロキシプロピルベンゾイック
アシド、p−ヒドロキシブチルベンゾイックアシド、安
息香酸ナトリウム、低級脂肪酸モノグリセライドなどの
防腐剤、ウインターグリーン油、スペアミント油、ペパ
ーミント油、サッサフラス油、丁字油、ユーカリ油など
の香料、ゼラチン、ペプトン、アルギニン塩酸塩、アル
ブミン、カゼイン、増白剤、シリコーン、色素、その他
の成分を配合し得、例えば練歯磨の場合には上記した所
望の成分を適量の水と練合することにより製造し得る。
【0027】また、他の口腔用組成物を製造する場合も
通常用いられている適宜な成分を使用し、常法に従って
製造することができる。
通常用いられている適宜な成分を使用し、常法に従って
製造することができる。
【0028】なおまた、本発明においては、イプシロン
アミノカプロン酸、トラネキサム酸、デキストラナー
ゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ、リゾチー
ム、溶菌酵素、リテックエンザイム等の酵素、モノフル
オロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムな
どのアルカリ金属モノフルオロホスフェート、フッ化ナ
トリウム、フッ化アンモニウム、フッ化第1錫等のフッ
化物、クロルヘキシジン塩類、ジヒドロコレステロー
ル、グリチルレチン塩類、グリチルレチン酸、クロロフ
ィル、カロペプタイド、ビタミン類、歯石防止剤、抗菌
剤、歯垢阻止剤、硝酸カリウムなどの公知の知覚過敏症
鈍麻剤等の有効成分を1種又は2種以上配合し得る。
アミノカプロン酸、トラネキサム酸、デキストラナー
ゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ、リゾチー
ム、溶菌酵素、リテックエンザイム等の酵素、モノフル
オロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムな
どのアルカリ金属モノフルオロホスフェート、フッ化ナ
トリウム、フッ化アンモニウム、フッ化第1錫等のフッ
化物、クロルヘキシジン塩類、ジヒドロコレステロー
ル、グリチルレチン塩類、グリチルレチン酸、クロロフ
ィル、カロペプタイド、ビタミン類、歯石防止剤、抗菌
剤、歯垢阻止剤、硝酸カリウムなどの公知の知覚過敏症
鈍麻剤等の有効成分を1種又は2種以上配合し得る。
【0029】本発明の口腔用組成物は、上述した成分を
適宜選択使用して調製し得るが、この場合組成物のpH
を5以上、より好ましくは5〜10、更に好ましくは6
〜8とすることが必要であり、pHが低い場合には知覚
過敏症を予防、治療する効果が発揮されない。なお、p
Hを調整する場合、pH調整剤として水酸化ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム等の水酸化ア
ルカリ、炭酸水素アルカリ、炭酸アルカリなどを添加す
ることができる。
適宜選択使用して調製し得るが、この場合組成物のpH
を5以上、より好ましくは5〜10、更に好ましくは6
〜8とすることが必要であり、pHが低い場合には知覚
過敏症を予防、治療する効果が発揮されない。なお、p
Hを調整する場合、pH調整剤として水酸化ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム等の水酸化ア
ルカリ、炭酸水素アルカリ、炭酸アルカリなどを添加す
ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、象牙細管狭窄
閉塞効果が非常に高く、象牙質知覚過敏症を有効に予
防、治療することができる。
閉塞効果が非常に高く、象牙質知覚過敏症を有効に予
防、治療することができる。
【0031】
【実施例】以下、実験例及び実施例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。
【0032】〔実験例〕パッシュレー(Pashle
y)の装置を用いて各種薬剤による象牙質の象牙細管の
狭窄及び閉塞の程度を評価した。ここで、知覚過敏症は
象牙細管内に存在する象牙細管液の移動により神経が刺
激されて生じるものであるが、パッシュレーの装置によ
ればこの象牙細管液の移動をin vitroで直接測
定できる。
y)の装置を用いて各種薬剤による象牙質の象牙細管の
狭窄及び閉塞の程度を評価した。ここで、知覚過敏症は
象牙細管内に存在する象牙細管液の移動により神経が刺
激されて生じるものであるが、パッシュレーの装置によ
ればこの象牙細管液の移動をin vitroで直接測
定できる。
【0033】具体的には、ヒトの歯牙から得られるデン
チンディスクを装置に組み込み、リンゲル液を加圧下で
送り込んだときのデンチンディスクの象牙細管を通過す
る局法リンゲル液の単位時間当りの液量を測定するもの
で、デンチンディスクを薬剤で処置する前後のリンゲル
液の単位時間当りの象牙細管通過液量から象牙細管の狭
窄又は閉塞の程度を評価するものである。
チンディスクを装置に組み込み、リンゲル液を加圧下で
送り込んだときのデンチンディスクの象牙細管を通過す
る局法リンゲル液の単位時間当りの液量を測定するもの
で、デンチンディスクを薬剤で処置する前後のリンゲル
液の単位時間当りの象牙細管通過液量から象牙細管の狭
窄又は閉塞の程度を評価するものである。
【0034】なお、本実験において、薬剤としては表
1,2に示すものを表に示す通りの濃度で水に溶解し、
NaOHで所定pHに調整したものを使用し、これにデ
ンチンディスクを浸漬することにより処置を施した。こ
の場合、カルボン酸アルミニウムのうちアルミニウム分
が多いものは塩基性塩化アルミニウム〔Al(OH)2
Cl〕xとカルボン酸とをカルボン酸/Alが所定モル
比になるように使用し、カルボン酸分が多いものはカル
ボン酸アルミニウムにカルボン酸/Alが所定モル比に
なるようにカルボン酸を加えた。
1,2に示すものを表に示す通りの濃度で水に溶解し、
NaOHで所定pHに調整したものを使用し、これにデ
ンチンディスクを浸漬することにより処置を施した。こ
の場合、カルボン酸アルミニウムのうちアルミニウム分
が多いものは塩基性塩化アルミニウム〔Al(OH)2
Cl〕xとカルボン酸とをカルボン酸/Alが所定モル
比になるように使用し、カルボン酸分が多いものはカル
ボン酸アルミニウムにカルボン酸/Alが所定モル比に
なるようにカルボン酸を加えた。
【0035】表1,2に各種薬剤の象牙細管狭窄閉塞効
果の結果を併記する。なお、象牙細管狭窄閉塞効果は下
記から求めた減少率により評価した。
果の結果を併記する。なお、象牙細管狭窄閉塞効果は下
記から求めた減少率により評価した。
【0036】
【数1】
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】表1,2の結果より、カルボン酸アルミニ
ウムにリン酸化合物やシュウ酸化合物を併用すると、象
牙細管狭窄効果がより改善されることが認められた。
ウムにリン酸化合物やシュウ酸化合物を併用すると、象
牙細管狭窄効果がより改善されることが認められた。
【0040】以下、実施例を示す。 〔実施例1〕練歯磨 プロピレングリコール 5% カラギーナン 2 ゼラチン 0.3 ソルビット 15 水酸化アルミニウム 40 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 香料 0.5 サッカリンナトリウム 0.05 乳酸アルミニウム 1.0 硝酸カリ 5.0 リン酸二ナトリウム 0.6 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76水 残 計 100.0% pH=6.0(水酸化ナトリウムで調整)
【0041】 〔実施例2〕練歯磨 プロピレングリコール 3% キサンタンガム 2 グリセリン 20 アルミナ 10 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 香料 0.3 サッカリンナトリウム 0.05 クエン酸アルミニウム 3.5 ピロリン酸ナトリウム 1.0 クロルヘキシジングルコネート 0.01水 残 計 100.0% pH=5.5(水酸化ナトリウムで調整)
【0042】 〔実施例3〕洗口剤 グリセリン 5.0% ソルビット 5.0 エタノール 10 サッカリンナトリウム 0.15 ラウリル硫酸ナトリウム 3.0 香料 0.5 色素 0.01 乳酸アルミニウム 2.0 リン酸二ナトリウム 0.4水 残 計 100.0% pH=7.0(水酸化カリウムで調整)
【0043】 〔実施例4〕洗口剤 グリセリン 10% ソルビット 10 エタノール 10 サッカリンナトリウム 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 香料 0.3 色素 0.01 乳酸アルミニウム 5.0 CaHPO4 1.0 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.8 硝酸カリウム 5.0水 残 計 100.0% pH=7.0(水酸化カリウムで調整)
【0044】 〔実施例5〕洗口剤 グリセリン 10% ソルビット 10 エタノール 10 サッカリンナトリウム 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 香料 0.5 色素 0.01 クエン酸アルミニウム 2.0 (Al:クエン酸=1:0.5〈モル比〉) リン酸二ナトリウム 0.5 シュウ酸ナトリウム 1.0 フッ化ナトリウム 0.11 クロルヘキシジングルコン酸塩 0.01水 残 計 100.0% pH=6.5(水酸化カリウムで調整)
【0045】 〔実施例6〕口腔用バンド カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5% ポリビニルアルコール 0.5 ハイドロキシプロピルセルロース 9.0 ポリエチレングリコール4000 1.0 香料 0.05 乳酸アルミニウム 2.0 リン酸二ナトリウム 0.4水 残 計 100.0% pH=7(水酸化ナトリウムで調整)
【0046】 〔実施例7〕口腔用バンド カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5% ポリビニルアルコール 0.5 ハイドロキシプロピルセルロース 9.0 ポリエチレングリコール4000 1.0 香料 0.05 乳酸アルミニウム 10.0 CaHPO4 2.0 ピロリン酸ナトリウム 2.0水 残 計 100.0% pH=7.5(水酸化ナトリウムで調整)上記実施例の
口腔用バンドは各成分を水に溶解して100gの溶液と
し、これを凍結乾燥して水分を可及的に除去し、フィル
ム状に形成することにより作成した。
口腔用バンドは各成分を水に溶解して100gの溶液と
し、これを凍結乾燥して水分を可及的に除去し、フィル
ム状に形成することにより作成した。
【0047】 〔実施例8〕塗布用剤 ヒドロキシエチルセルロース 4.0% ソルビット 40 香料 1.0 サッカリンナトリウム 0.03 防腐剤 0.01 乳酸アルミニウム 5.0 リン酸二ナトリウム 1.2 ゼラチン 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 0.1水 残 計 100.0% pH=7.0(水酸化ナトリウムで調整)
【0048】 〔実施例9〕塗布用剤 ヒドロキシエチルセルロース 2.0% カルボキシメチルセルロースナトリウム 2.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 20 ソルビット 20 香料 1.0 サッカリンナトリウム 0.03 防腐剤 0.01 乳酸アルミニウム 10 CaHPO4 2.0 モノフルオロリン酸ナトリウム 1.6 硝酸カリウム 5.0水 残 計 100.0% pH=7.5(水酸化ナトリウムで調整)
Claims (13)
- 【請求項1】 アルミニウムとカルボン酸根とを溶解状
態で含有し、かつそのアルミニウム1モルに対するカル
ボン酸根のモル比が6以下である象牙細管狭窄閉塞有効
成分を配合していると共に、リン酸化合物を配合してな
り、かつpHが5以上であることを特徴とする口腔用組
成物。 - 【請求項2】 アルミニウム1モルに対するカルボン酸
根のモル比が0.3/n〜6/n(但し、nは一分子中
のカルボン酸根の数を示す)である特許請求の範囲第1
項記載の組成物。 - 【請求項3】 pHが5〜10である特許請求の範囲第
1項又は第2項記載の組成物。 - 【請求項4】 カルボン酸根がヒドロキシカルボン酸根
である特許請求の範囲第1項乃至第3項いずれか1項記
載の組成物。 - 【請求項5】 ヒドロキシカルボン酸根がヒドロキシモ
ノカルボン酸根である特許請求の範囲第4項記載の組成
物。 - 【請求項6】 アルミニウムの可溶化されているものの
含有量が組成物全体の0.01〜10重量%である特許
請求の範囲第1項乃至第5項いずれか1項記載の組成
物。 - 【請求項7】 リン酸化合物が、正リン酸、グリセロリ
ン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、ヘキサメタリン
酸、フィチン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジ
ホスホン酸及びこれらのナトリウム塩、カリウム塩、ア
ンモニウム塩、カルシウム塩から選ばれるものである特
許請求の範囲第1項乃至第6項いずれか1項記載の組成
物。 - 【請求項8】 アルミニウムとシュウ酸以外のカルボン
酸根とを溶解状態で含有し、かつそのアルミニウム1モ
ルに対するカルボン酸根のモル比が6以下である象牙細
管狭窄閉塞有効成分を配合していると共に、シュウ酸化
合物を配合してなり、かつpHが5以上であることを特
徴とする口腔用組成物。 - 【請求項9】 アルミニウム1モルに対するカルボン酸
根のモル比が0.3/n〜6/n(但し、nは一分子中
のカルボン酸根の数を示す)である特許請求の範囲第8
項記載の組成物。 - 【請求項10】 pHが5〜10である特許請求の範囲
第8項又は第9項記載の組成物。 - 【請求項11】 カルボン酸根がヒドロキシカルボン酸
根である特許請求の範囲第8項乃至第10項いずれか1
項記載の組成物。 - 【請求項12】 ヒドロキシカルボン酸根がヒドロキシ
モノカルボン酸根である特許請求の範囲第11項記載の
組成物。 - 【請求項13】 アルミニウムの可溶化されているもの
の含有量が組成物全体の0.01〜10重量%である特
許請求の範囲第8項乃至第12項いずれか1項記載の組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6075317A JP2550909B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6075317A JP2550909B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 口腔用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07165550A true JPH07165550A (ja) | 1995-06-27 |
| JP2550909B2 JP2550909B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=13572769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6075317A Expired - Lifetime JP2550909B2 (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2550909B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10231237A (ja) * | 1996-12-16 | 1998-09-02 | Earth Chem Corp Ltd | 液体口腔用組成物 |
| WO2003006519A1 (en) * | 2001-07-13 | 2003-01-23 | Kao Corporation | Polymers for oral use and compositions for oral use |
| JP2006056846A (ja) * | 2004-08-23 | 2006-03-02 | Sun Medical Co Ltd | 漂白時の知覚過敏を抑制する歯牙用漂白剤キット |
| JP2008184436A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Sun Medical Co Ltd | 知覚過敏抑制性歯科用研磨材組成物 |
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| JP2017141178A (ja) * | 2016-02-09 | 2017-08-17 | ライオン株式会社 | 歯磨剤組成物 |
| JP2018511644A (ja) * | 2015-04-17 | 2018-04-26 | エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド | 口腔用組成物 |
Citations (1)
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|---|---|---|---|---|
| CA829272A (en) * | 1969-12-09 | Von Bismarck Gunther | Dental care and dental treatment agent |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP6075317A patent/JP2550909B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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| CN107205900A (zh) * | 2015-01-26 | 2017-09-26 | 狮王株式会社 | 洁齿剂组合物 |
| JP2018511644A (ja) * | 2015-04-17 | 2018-04-26 | エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド | 口腔用組成物 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2550909B2 (ja) | 1996-11-06 |
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