JPH07245842A - ワイヤハーネスの防水構造および防水方法 - Google Patents
ワイヤハーネスの防水構造および防水方法Info
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- JPH07245842A JPH07245842A JP6037071A JP3707194A JPH07245842A JP H07245842 A JPH07245842 A JP H07245842A JP 6037071 A JP6037071 A JP 6037071A JP 3707194 A JP3707194 A JP 3707194A JP H07245842 A JPH07245842 A JP H07245842A
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Landscapes
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤハーネスに被水領域を肥大化させるこ
となく防水構造とする。 【構成】 ワイヤハーネスWHのスプライス部Sを含む
防水領域両端の電線群外周面に、テープ基材11に熱発
泡性粘着材12が塗布されているテープ10を巻き付
け、この両側に位置するテープの間に内面に粘着材が塗
布された防水シート16を巻き付け、その両端を上記テ
ープと接着させると共に、防水シート自体を密閉された
筒状に固着し、かつ、上記熱発泡性粘着材を加熱して膨
張させ、電線群と防水シートの隙間に充填させる。
となく防水構造とする。 【構成】 ワイヤハーネスWHのスプライス部Sを含む
防水領域両端の電線群外周面に、テープ基材11に熱発
泡性粘着材12が塗布されているテープ10を巻き付
け、この両側に位置するテープの間に内面に粘着材が塗
布された防水シート16を巻き付け、その両端を上記テ
ープと接着させると共に、防水シート自体を密閉された
筒状に固着し、かつ、上記熱発泡性粘着材を加熱して膨
張させ、電線群と防水シートの隙間に充填させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの防水
構造および防水方法に関し、ワイヤハーネスの水がかか
りやすい領域の防水および、水がかかりやすい位置に配
置するスプライス部の防水を、肥大化することなく施す
ものである。
構造および防水方法に関し、ワイヤハーネスの水がかか
りやすい領域の防水および、水がかかりやすい位置に配
置するスプライス部の防水を、肥大化することなく施す
ものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネスにおいて、複数の電線の
芯線露出部分を、中間圧着端子で接続したり、溶接ある
いは超音波溶接したスプライス部では、水がかかると上
記中間圧着端子に腐食が発生したり、溶着した導通部に
腐食が発生する問題がある。よって、車両において水が
かかりやすいエンジンルーム側に配線するワイヤハーネ
スでは、上記スプライス部に特に防水構造とする必要が
ある。また、上記スプライス部に限らず、水が掛かりや
すい領域のワイヤハーネスには防水対策を施して、ワイ
ヤハーネス内部への浸水を防止し、ワイヤハーネス内部
を通って、浸水した水がワイヤハーネス先端のコネクタ
あるいは車室側へ導入するのを防止する必要がある。
芯線露出部分を、中間圧着端子で接続したり、溶接ある
いは超音波溶接したスプライス部では、水がかかると上
記中間圧着端子に腐食が発生したり、溶着した導通部に
腐食が発生する問題がある。よって、車両において水が
かかりやすいエンジンルーム側に配線するワイヤハーネ
スでは、上記スプライス部に特に防水構造とする必要が
ある。また、上記スプライス部に限らず、水が掛かりや
すい領域のワイヤハーネスには防水対策を施して、ワイ
ヤハーネス内部への浸水を防止し、ワイヤハーネス内部
を通って、浸水した水がワイヤハーネス先端のコネクタ
あるいは車室側へ導入するのを防止する必要がある。
【0003】従来、上記ワイヤハーネスの防水を図るた
めに、図10に示すように、塩化ビニール等からなる防
水シート1の内面にブチル系接着材2を塗布したブチル
パッド3を巻き付けている。上記図10はスプライス部
の防水を示しているが、ブチルパッド3は、図11
(A)(B)に示すように、スプライス部Sの両側の電
線W1、W2の芯線露出部近傍の絶縁被覆a、bの間に
またがって、電線W1、W2の芯線c、dおよび中間圧
着端子4を囲むように広範囲にわたって巻き付けられて
いる。
めに、図10に示すように、塩化ビニール等からなる防
水シート1の内面にブチル系接着材2を塗布したブチル
パッド3を巻き付けている。上記図10はスプライス部
の防水を示しているが、ブチルパッド3は、図11
(A)(B)に示すように、スプライス部Sの両側の電
線W1、W2の芯線露出部近傍の絶縁被覆a、bの間に
またがって、電線W1、W2の芯線c、dおよび中間圧
着端子4を囲むように広範囲にわたって巻き付けられて
いる。
【0004】上記巻き付けられたブチルパッド3は、図
11(C)に示すように、絶縁被覆a、bとブチル系接
着材2との間に隙間Xがあるため、図11(D)に示す
ように、加圧手段5でブチルパッド3を押圧して、図1
1(E)に示すように、隙間Xにブチル系接着材2を充
填させている。
11(C)に示すように、絶縁被覆a、bとブチル系接
着材2との間に隙間Xがあるため、図11(D)に示す
ように、加圧手段5でブチルパッド3を押圧して、図1
1(E)に示すように、隙間Xにブチル系接着材2を充
填させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ブチルパッド3を
スプライス部Sに巻き付けた防水構造では、ブチル系接
着材2の厚さが2mm以上の肉厚があるため、電線の外径
より少なくとも4mm以上の厚さが増加し、特に、並列し
た電線の横巾(図11(E)における巾L)は電線の直
径に8mm以上の厚さが加わることとなり、スプライス部
Sが肥大化する問題がある。
スプライス部Sに巻き付けた防水構造では、ブチル系接
着材2の厚さが2mm以上の肉厚があるため、電線の外径
より少なくとも4mm以上の厚さが増加し、特に、並列し
た電線の横巾(図11(E)における巾L)は電線の直
径に8mm以上の厚さが加わることとなり、スプライス部
Sが肥大化する問題がある。
【0006】上記スプライス部以外の防水領域におい
て、ワイヤハーネスの集束した電線群の外周面に上記ブ
チルパッド3を巻き付けた場合においても、同様に、ブ
チル系接着材2の厚さにより、ワイヤハーネスの外形が
肥大化する問題がある。
て、ワイヤハーネスの集束した電線群の外周面に上記ブ
チルパッド3を巻き付けた場合においても、同様に、ブ
チル系接着材2の厚さにより、ワイヤハーネスの外形が
肥大化する問題がある。
【0007】上記のように、スプライス部およびワイヤ
ハーネスの防水領域において、その外形が肥大化する
と、ワイヤハーネスをチューブを通す場合、あるいは、
ワイヤハーネスをグロメットに通す場合に、肥大化した
スプライス部を容易に通すことが出来ず、作業性が悪く
なる欠点がある。さらに、加圧手段でブチル系接着材2
を隙間に充填しているが、該加圧力を適宜に設定しない
と、内部の中間圧着端子4および芯線c、dに変形等を
発生させる恐れがある。
ハーネスの防水領域において、その外形が肥大化する
と、ワイヤハーネスをチューブを通す場合、あるいは、
ワイヤハーネスをグロメットに通す場合に、肥大化した
スプライス部を容易に通すことが出来ず、作業性が悪く
なる欠点がある。さらに、加圧手段でブチル系接着材2
を隙間に充填しているが、該加圧力を適宜に設定しない
と、内部の中間圧着端子4および芯線c、dに変形等を
発生させる恐れがある。
【0008】さらにまた、ワイヤハーネスにおいても防
水が要求される場合、エンジンルーム下部等の完全防水
が要求される領域と、ドア内部やエンジンルーム内でも
被水が余り発生せず簡易防水でよい領域もある。従来
は、上記完全防水が要求される領域および簡易防水でよ
い領域を問わず、上記ブチルパッドによる完全防水対策
が施されており、簡易防水でよい領域では過剰防水とな
っている。このような、過剰防水を施すと、上記した問
題が発生すると共に、ワイヤハーネスの重量の増加、そ
れに伴い、ワイヤハーネスを車両への取り付ける際に、
作業性が悪くなる問題が発生する。
水が要求される場合、エンジンルーム下部等の完全防水
が要求される領域と、ドア内部やエンジンルーム内でも
被水が余り発生せず簡易防水でよい領域もある。従来
は、上記完全防水が要求される領域および簡易防水でよ
い領域を問わず、上記ブチルパッドによる完全防水対策
が施されており、簡易防水でよい領域では過剰防水とな
っている。このような、過剰防水を施すと、上記した問
題が発生すると共に、ワイヤハーネスの重量の増加、そ
れに伴い、ワイヤハーネスを車両への取り付ける際に、
作業性が悪くなる問題が発生する。
【0009】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、ブチルパッドを用いずに防水領域の肥大化を防止
し、特に、簡易防水でより領域のワイヤハーネスおよび
スプライス部の防水構造及び防水方法を提供することを
目的としている。
ので、ブチルパッドを用いずに防水領域の肥大化を防止
し、特に、簡易防水でより領域のワイヤハーネスおよび
スプライス部の防水構造及び防水方法を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1において、ワイヤハーネスの防水領
域両端の電線群外周面に、テープ基材に熱発泡性粘着材
が塗布されているテープが巻き付けられていると共に、
この両側に位置するテープの間に内面に粘着材が塗布さ
れた防水シートが巻き付けられて、その両端が上記テー
プと固着されると共に、防水シート自体が密閉された筒
状に固着され、かつ、上記熱発泡性粘着材が加熱により
膨張されて電線群と防水シートの隙間に充填されている
ことを特徴とするワイヤハーネスの防水構造を提供する
ものである。
するため、請求項1において、ワイヤハーネスの防水領
域両端の電線群外周面に、テープ基材に熱発泡性粘着材
が塗布されているテープが巻き付けられていると共に、
この両側に位置するテープの間に内面に粘着材が塗布さ
れた防水シートが巻き付けられて、その両端が上記テー
プと固着されると共に、防水シート自体が密閉された筒
状に固着され、かつ、上記熱発泡性粘着材が加熱により
膨張されて電線群と防水シートの隙間に充填されている
ことを特徴とするワイヤハーネスの防水構造を提供する
ものである。
【0011】また、請求項2で、ワイヤハーネスのスプ
ライス部において、上記電線の芯線露出部分近傍の絶縁
被覆の外周面に、テープ基材に熱発泡性粘着材が塗布さ
れているテープが巻き付けられていると共に、このスプ
ライス部の両側に位置するテープの間に内面に粘着材が
塗布された防水シートが巻き付けられて、その両端が上
記テープと固着されると共に、防水シート自体が密閉さ
れた筒状に固着され、かつ、上記熱発泡性粘着材が加熱
により膨張されて絶縁被覆と防水シートの隙間なく充填
されていることを特徴とするワイヤハーネスの防水構造
を提供するものである。上記スプライス部では、芯線露
出部分を中間圧着端子で圧着する場合、端子を用いずに
芯線を溶接する場合、あるいは芯線を超音波溶接する場
合等のいずれの場合にも適用できるものである。
ライス部において、上記電線の芯線露出部分近傍の絶縁
被覆の外周面に、テープ基材に熱発泡性粘着材が塗布さ
れているテープが巻き付けられていると共に、このスプ
ライス部の両側に位置するテープの間に内面に粘着材が
塗布された防水シートが巻き付けられて、その両端が上
記テープと固着されると共に、防水シート自体が密閉さ
れた筒状に固着され、かつ、上記熱発泡性粘着材が加熱
により膨張されて絶縁被覆と防水シートの隙間なく充填
されていることを特徴とするワイヤハーネスの防水構造
を提供するものである。上記スプライス部では、芯線露
出部分を中間圧着端子で圧着する場合、端子を用いずに
芯線を溶接する場合、あるいは芯線を超音波溶接する場
合等のいずれの場合にも適用できるものである。
【0012】上記テープは、テープ基材の片面に上記熱
発泡性粘着材が塗布されていると共に、他の片面に非熱
発泡性粘着材が塗布されており、該非熱発泡性粘着材が
電線群あるいは絶縁被膜に固着され、上記熱発泡性粘着
材が防水シート側に固着されている。(請求項3) あるいは、上記テープは、テープ基材の両面に上記熱発
泡性粘着材が塗布されており、片面の熱発泡性粘着材は
電線群あるいは絶縁被膜と固着され、他の片面の熱発泡
性粘着材が防水シートと固着されている。(請求項4) なお、上記テープとして、テープ基材の片面にのみ熱発
泡性粘着材を塗布しているもを用いることもできる。こ
の場合は、熱発泡性粘着材を外面側として防水シートと
固着させている。
発泡性粘着材が塗布されていると共に、他の片面に非熱
発泡性粘着材が塗布されており、該非熱発泡性粘着材が
電線群あるいは絶縁被膜に固着され、上記熱発泡性粘着
材が防水シート側に固着されている。(請求項3) あるいは、上記テープは、テープ基材の両面に上記熱発
泡性粘着材が塗布されており、片面の熱発泡性粘着材は
電線群あるいは絶縁被膜と固着され、他の片面の熱発泡
性粘着材が防水シートと固着されている。(請求項4) なお、上記テープとして、テープ基材の片面にのみ熱発
泡性粘着材を塗布しているもを用いることもできる。こ
の場合は、熱発泡性粘着材を外面側として防水シートと
固着させている。
【0013】また、本発明は、請求項5で、ワイヤハー
ネスの防水領域両端の電線群外周面に、テープ基材に熱
発泡性粘着材が塗布されているテープを巻き付け、つい
で、この両側に位置するテープの間に内面に粘着材が塗
布された防水シートを巻き付けて、その両端を上記テー
プと固着すると共に、防水シートの巻端を内面に塗布し
ている粘着材により巻き付けた防水シートと外面に固着
して、ワイヤハーネスを囲む密閉された筒状部を形成
し、ついで、上記テープ巻付部分を所要温度で加熱し
て、上記熱発泡性粘着材を膨張させ、電線群と防水シー
トの隙間に充填しているワイヤハーネスの防水方法を提
供している。
ネスの防水領域両端の電線群外周面に、テープ基材に熱
発泡性粘着材が塗布されているテープを巻き付け、つい
で、この両側に位置するテープの間に内面に粘着材が塗
布された防水シートを巻き付けて、その両端を上記テー
プと固着すると共に、防水シートの巻端を内面に塗布し
ている粘着材により巻き付けた防水シートと外面に固着
して、ワイヤハーネスを囲む密閉された筒状部を形成
し、ついで、上記テープ巻付部分を所要温度で加熱し
て、上記熱発泡性粘着材を膨張させ、電線群と防水シー
トの隙間に充填しているワイヤハーネスの防水方法を提
供している。
【0014】さらに、請求項6で、ワイヤハーネスのス
プライス部を防水する方法であって、上記電線の芯線露
出部分近傍の絶縁被覆の外周面に、テープ基材に熱発泡
性粘着材が塗布されているテープを巻き付け、ついで、
このスプライス部の両側に位置するテープの間に内面に
粘着材が塗布された防水シートを巻き付け、該防水シー
トの両端を上記テープに固着すると共に、防水シートの
巻端を内面に塗布している粘着材により巻き付けた防水
シートと外面に固着して、スプライス部を囲む密閉され
た筒状部を形成し、ついで、上記テープ巻付部分を所要
温度で加熱して、上記熱発泡性粘着材を膨張させ、絶縁
被覆と防水シートの隙間に充填しているワイヤハーネス
の防水方法を提供している。
プライス部を防水する方法であって、上記電線の芯線露
出部分近傍の絶縁被覆の外周面に、テープ基材に熱発泡
性粘着材が塗布されているテープを巻き付け、ついで、
このスプライス部の両側に位置するテープの間に内面に
粘着材が塗布された防水シートを巻き付け、該防水シー
トの両端を上記テープに固着すると共に、防水シートの
巻端を内面に塗布している粘着材により巻き付けた防水
シートと外面に固着して、スプライス部を囲む密閉され
た筒状部を形成し、ついで、上記テープ巻付部分を所要
温度で加熱して、上記熱発泡性粘着材を膨張させ、絶縁
被覆と防水シートの隙間に充填しているワイヤハーネス
の防水方法を提供している。
【0015】
【作用】上記請求項1のワイヤハーネスの防水構造で
は、防水領域の両端が、熱発泡性粘着材の膨張により、
電線群と防水シートの隙間が完全に充填される。よっ
て、両側のテープの間に取りつけた筒状に密閉された防
水シートの内部には両端より水が浸水することを確実に
防止出来る。このように、両端がテープにより閉鎖され
ると共に、これらテープの間が防水シートにより閉鎖さ
れるため、ワイヤハーネスの防水領域には隙間が発生せ
ず、内部への浸水の発生を防止出来る。
は、防水領域の両端が、熱発泡性粘着材の膨張により、
電線群と防水シートの隙間が完全に充填される。よっ
て、両側のテープの間に取りつけた筒状に密閉された防
水シートの内部には両端より水が浸水することを確実に
防止出来る。このように、両端がテープにより閉鎖され
ると共に、これらテープの間が防水シートにより閉鎖さ
れるため、ワイヤハーネスの防水領域には隙間が発生せ
ず、内部への浸水の発生を防止出来る。
【0016】また、防止シートの厚さは0.5mm程度の
1mm以下であるため、該防止シートで囲んだ部分のワイ
ヤハーネスの外形をブチルパッドを巻き付けた場合と比
較して、1/3〜1/4程度に小さく出来る。かつ、両
端のテープ巻きの部分においても、テープ基材および熱
発泡性粘着材の肉厚はあわせても0.5程度の1mm以下
であるため、当該部分の外形も小さく出来る。
1mm以下であるため、該防止シートで囲んだ部分のワイ
ヤハーネスの外形をブチルパッドを巻き付けた場合と比
較して、1/3〜1/4程度に小さく出来る。かつ、両
端のテープ巻きの部分においても、テープ基材および熱
発泡性粘着材の肉厚はあわせても0.5程度の1mm以下
であるため、当該部分の外形も小さく出来る。
【0017】請求項2に記載のスプライス部のワイヤハ
ーネスの防水構造においても、請求項1と同様に、両側
のテープとその間の防水シートによりスプライス部を隙
間なく囲むため、スプライス部への浸水を防止出来る。
かつ、該防水構造としたスプライス部の外形を肥大化さ
せない。
ーネスの防水構造においても、請求項1と同様に、両側
のテープとその間の防水シートによりスプライス部を隙
間なく囲むため、スプライス部への浸水を防止出来る。
かつ、該防水構造としたスプライス部の外形を肥大化さ
せない。
【0018】請求項3に記載のテープの片面に通常の粘
着材を塗布したものを用い、該粘着材により電線群ある
いはスプライス部では絶縁被膜と接する側に位置させる
と、テープと電線との固着力を高めることが出来る。ま
た、請求項4に記載のテープの両面に熱発泡性粘着材を
塗布したものを用いると、電線側および防水シート側の
いずれにおいても粘着材が加熱により膨張して電線と防
水シートとの間の隙間に充填させることができる。
着材を塗布したものを用い、該粘着材により電線群ある
いはスプライス部では絶縁被膜と接する側に位置させる
と、テープと電線との固着力を高めることが出来る。ま
た、請求項4に記載のテープの両面に熱発泡性粘着材を
塗布したものを用いると、電線側および防水シート側の
いずれにおいても粘着材が加熱により膨張して電線と防
水シートとの間の隙間に充填させることができる。
【0019】また、請求項5および請求項6に記載の防
水方法を用いると、テープおよび防水シートを取り付け
た後、テープ巻付部分を、約70℃〜120℃の範囲、
好もしくは、80℃〜90℃の温度で、30秒程度加熱
すれば良いだけであるため、簡単かつ迅速に行え、加熱
による電線への悪影響はない。かつ、ブチルパッドを用
いる場合に必要であった加圧が不要となるため、加圧に
よる電線群、中間端子及び芯線の変形等を発生させる恐
れがない。
水方法を用いると、テープおよび防水シートを取り付け
た後、テープ巻付部分を、約70℃〜120℃の範囲、
好もしくは、80℃〜90℃の温度で、30秒程度加熱
すれば良いだけであるため、簡単かつ迅速に行え、加熱
による電線への悪影響はない。かつ、ブチルパッドを用
いる場合に必要であった加圧が不要となるため、加圧に
よる電線群、中間端子及び芯線の変形等を発生させる恐
れがない。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1から図5はワイヤハーネスのスプライ
ス部を防水構造とした第1実施例を示す。図4(A)に
示すように、ワイヤハーネスWHのスプライス部Sで
は、電線W1を中間皮剥ぎして両側の絶縁被膜a1とa
2の間に露出させた芯線cと、電線W2の先端を皮剥ぎ
して絶縁被膜bより露出させた芯線dとを中間圧着端子
4で接続している。
に説明する。図1から図5はワイヤハーネスのスプライ
ス部を防水構造とした第1実施例を示す。図4(A)に
示すように、ワイヤハーネスWHのスプライス部Sで
は、電線W1を中間皮剥ぎして両側の絶縁被膜a1とa
2の間に露出させた芯線cと、電線W2の先端を皮剥ぎ
して絶縁被膜bより露出させた芯線dとを中間圧着端子
4で接続している。
【0021】上記電線W1の芯線cを露出させた絶縁被
膜a1、a2の先端近傍と、電線W2の芯線dを露出さ
せた絶縁被膜bの先端近傍には、図2(A)(B)に示
すテープ10を用いて、図4(A)に示すように、夫々
1回巻き付けている。上記テープ10は、本実施例で
は、塩化ビニールからなるテープ基材11の片面にアク
リル系の熱発泡性粘着材12を塗布していると共に、他
の片面には通常の粘着材13を塗布している。該テープ
10は、粘着材13を絶縁被膜a1およびa2、bに接
して巻き付け、熱発泡性粘着材12を外面側としてい
る。
膜a1、a2の先端近傍と、電線W2の芯線dを露出さ
せた絶縁被膜bの先端近傍には、図2(A)(B)に示
すテープ10を用いて、図4(A)に示すように、夫々
1回巻き付けている。上記テープ10は、本実施例で
は、塩化ビニールからなるテープ基材11の片面にアク
リル系の熱発泡性粘着材12を塗布していると共に、他
の片面には通常の粘着材13を塗布している。該テープ
10は、粘着材13を絶縁被膜a1およびa2、bに接
して巻き付け、熱発泡性粘着材12を外面側としてい
る。
【0022】ついで、図3(A)(B)に示すシート基
材14の片面に粘着材15を塗布している矩形状の防水
シート16を用い、図4(B)に示すように、上記スプ
ライス部Sの両側のテープ10−1、10−2および1
0−3に防水シート16の両端を合わせ、中間圧着端子
4および露出した芯線c、dを囲むように、防水シート
16を巻き付けている。
材14の片面に粘着材15を塗布している矩形状の防水
シート16を用い、図4(B)に示すように、上記スプ
ライス部Sの両側のテープ10−1、10−2および1
0−3に防水シート16の両端を合わせ、中間圧着端子
4および露出した芯線c、dを囲むように、防水シート
16を巻き付けている。
【0023】防水シート16は、本実施例では、絶縁性
および防水性を有する肉厚は0.5mm程度の1mm以下の
塩化ビニール製のシートを用いており、その片面に塗布
している粘着材15は、熱発泡性粘着材と異なり加熱に
より発泡しない通常の粘着材である。尚、該防水シート
16及び上記テープ10のテープ基材11としては、ポ
リエチレン或いはポリプロピレンを素材として用いても
よい。
および防水性を有する肉厚は0.5mm程度の1mm以下の
塩化ビニール製のシートを用いており、その片面に塗布
している粘着材15は、熱発泡性粘着材と異なり加熱に
より発泡しない通常の粘着材である。尚、該防水シート
16及び上記テープ10のテープ基材11としては、ポ
リエチレン或いはポリプロピレンを素材として用いても
よい。
【0024】上記防水シート16は、粘着材15を内面
側として図4(C)に示すように巻き付け、両側のテー
プ10−1および10−2、10−3の外周面の熱発泡
性粘着材12に防水シート16の粘着材15を接着して
いる。また、防水シート16は、ワイヤハーネスの長さ
方向に沿う巻終端16aを、図5(A)(B)に示すよ
うに巻始側の外周面に粘着材15を介して固着して、ス
プライス部Sを内包した密閉の円筒状としている。
側として図4(C)に示すように巻き付け、両側のテー
プ10−1および10−2、10−3の外周面の熱発泡
性粘着材12に防水シート16の粘着材15を接着して
いる。また、防水シート16は、ワイヤハーネスの長さ
方向に沿う巻終端16aを、図5(A)(B)に示すよ
うに巻始側の外周面に粘着材15を介して固着して、ス
プライス部Sを内包した密閉の円筒状としている。
【0025】上記した防水シート16の巻き付け状態で
は、図5(A)(B)に示すように、防水シート16の
長さ方向両端のテープ10−1、10−2および10−
3との接着部において、防水シート16の粘着材15と
テープ10の熱発泡性粘着材12との間に隙間Xが発生
する。図5(B)に示す1本の電線W1の絶縁被覆a2
側では、上記隙間Xは小さいが、2本の電線W1とW2
の絶縁被覆a1とb側においては、図5(A)に示すよ
うに、大きな隙間Xが発生する。従って、この状態のま
までは、防水シート16の両端に隙間Xがあるため、防
水性はない。
は、図5(A)(B)に示すように、防水シート16の
長さ方向両端のテープ10−1、10−2および10−
3との接着部において、防水シート16の粘着材15と
テープ10の熱発泡性粘着材12との間に隙間Xが発生
する。図5(B)に示す1本の電線W1の絶縁被覆a2
側では、上記隙間Xは小さいが、2本の電線W1とW2
の絶縁被覆a1とb側においては、図5(A)に示すよ
うに、大きな隙間Xが発生する。従って、この状態のま
までは、防水シート16の両端に隙間Xがあるため、防
水性はない。
【0026】よって、図4(D)に示すように、上記防
水シート16の両端とテープ10との接着部を、約90
℃で30秒加熱して、熱発泡性粘着材12を加熱発泡さ
せ、上記隙間Cに充填させる。
水シート16の両端とテープ10との接着部を、約90
℃で30秒加熱して、熱発泡性粘着材12を加熱発泡さ
せ、上記隙間Cに充填させる。
【0027】その結果、図1(C)(D)に示すよう
に、防水シート16の両端には隙間Xがなくなる。この
ように、防水シート16は両端と電線W1、W2の絶縁
被膜a1、a2およびbとの間に隙間なくなくと共に、
その間は密閉された筒状となっているため、中間圧着端
子4および芯線c、dが挿入されている防水シート16
の内部に浸水が生じることを防止出来る。
に、防水シート16の両端には隙間Xがなくなる。この
ように、防水シート16は両端と電線W1、W2の絶縁
被膜a1、a2およびbとの間に隙間なくなくと共に、
その間は密閉された筒状となっているため、中間圧着端
子4および芯線c、dが挿入されている防水シート16
の内部に浸水が生じることを防止出来る。
【0028】上記防水構造としたスプライス部では、図
1(B)に示す中間圧着端子4が位置する部分では、肉
厚0.5mm程度で防水シート16によってのみ囲まれる
ため、図中、上下および左右の肉厚L1、L2は中間圧
着端子4の寸法に1mm以下の厚さが付加されるだけとな
る。また、図1(C)の一端側では、テープ基材11と
熱発泡性粘着材12とを合わせたテープ10の肉厚が
0.5mm程度で、防水シートの肉厚も0.5mm程度で、テ
ープ10と防水シートを合わせた厚さが1mm程度である
ため、図中、上下の肉厚L3は絶縁被膜の外径に2mm以
下の厚さが付加されただけとなり、左右の肉厚L4は2
本の電線の絶縁被膜の外径に3mm以下の厚さが付加され
ただけとなる。また、図1(D)の他端側でも同様に、
上下、左右の肉厚L5、L6は、1本の電線の絶縁被膜
の外径に2mm以下の厚さが付加されただけとなる。
1(B)に示す中間圧着端子4が位置する部分では、肉
厚0.5mm程度で防水シート16によってのみ囲まれる
ため、図中、上下および左右の肉厚L1、L2は中間圧
着端子4の寸法に1mm以下の厚さが付加されるだけとな
る。また、図1(C)の一端側では、テープ基材11と
熱発泡性粘着材12とを合わせたテープ10の肉厚が
0.5mm程度で、防水シートの肉厚も0.5mm程度で、テ
ープ10と防水シートを合わせた厚さが1mm程度である
ため、図中、上下の肉厚L3は絶縁被膜の外径に2mm以
下の厚さが付加されただけとなり、左右の肉厚L4は2
本の電線の絶縁被膜の外径に3mm以下の厚さが付加され
ただけとなる。また、図1(D)の他端側でも同様に、
上下、左右の肉厚L5、L6は、1本の電線の絶縁被膜
の外径に2mm以下の厚さが付加されただけとなる。
【0029】上記のように、本実施例では、防水構造と
したことによる肉厚の付加は1mm〜3mmの範囲にとどま
り、図10に示す従来のブチルパットによる肉厚の付加
が4mm〜8mmであったのに対して、大幅に減少でき、防
水部分の肥大化を防ぐとが出来る。
したことによる肉厚の付加は1mm〜3mmの範囲にとどま
り、図10に示す従来のブチルパットによる肉厚の付加
が4mm〜8mmであったのに対して、大幅に減少でき、防
水部分の肥大化を防ぐとが出来る。
【0030】図6から図8は第2実施例を示し、第1実
施例のスプライス部を有しないが、被水部分に配置する
ために、ワイヤハーネスWHの斜線で示す領域を防水領
域Rとする必要がある場合である。該第2実施例におい
ては、図7(A)に示すように、防水領域Rの両端R1
とR2とに夫々テープ10’を巻き付け、この両端のテ
ープ10’の間に図7(B)に示すように、防水シート
16を巻き付けている。
施例のスプライス部を有しないが、被水部分に配置する
ために、ワイヤハーネスWHの斜線で示す領域を防水領
域Rとする必要がある場合である。該第2実施例におい
ては、図7(A)に示すように、防水領域Rの両端R1
とR2とに夫々テープ10’を巻き付け、この両端のテ
ープ10’の間に図7(B)に示すように、防水シート
16を巻き付けている。
【0031】第2実施例のテープ10’は、図8に示す
如く、テープ基材11の両面に熱発泡性粘着材12’と
12”とを塗布している。よって、集束した複数の電線
群の外周面に、テープ10’の熱発泡性粘着材12’が
接着されると共に、防水シート16に対しても熱発泡性
粘着材12”が接着される。
如く、テープ基材11の両面に熱発泡性粘着材12’と
12”とを塗布している。よって、集束した複数の電線
群の外周面に、テープ10’の熱発泡性粘着材12’が
接着されると共に、防水シート16に対しても熱発泡性
粘着材12”が接着される。
【0032】図7(C)に示すようにテープ10’と防
水シート16とを巻き付けた後に、第1実施例と同様
に、図7(D)に示すように、テープ巻付部分を加熱す
ると、熱発泡性粘着材12’、12”が発泡し、電線群
の外周面とテープ10’との隙間および防水シート16
とテープ10’との隙間に夫々熱発泡性粘着材12’、
12”が充填して、隙間がなくなる。よって、防水シー
ト16に囲まれた防水領域Rの防水が施される。
水シート16とを巻き付けた後に、第1実施例と同様
に、図7(D)に示すように、テープ巻付部分を加熱す
ると、熱発泡性粘着材12’、12”が発泡し、電線群
の外周面とテープ10’との隙間および防水シート16
とテープ10’との隙間に夫々熱発泡性粘着材12’、
12”が充填して、隙間がなくなる。よって、防水シー
ト16に囲まれた防水領域Rの防水が施される。
【0033】図9は第3実施例のテープ10”を示し、
テープ基材11の片面に熱発泡性粘着材12を塗布した
もので、他の片面には第1実施例のように通常の粘着材
を塗布していないと共に第2実施例のように熱発泡性粘
着材を塗布していない。即ち、通常の絶縁テープに塗布
されている粘着材に代えて熱発泡性粘着材を塗布したも
のである。上記テープ10”を用いて、第1実施例のよ
うにスプライス部、第2実施例のようにスプライス部を
含まない防水領域を防水した場合においても、テープ1
0”の片面に塗布した熱発泡性粘着材12を加熱により
発泡させて防水シートの両端の隙間を閉鎖することが出
来る。
テープ基材11の片面に熱発泡性粘着材12を塗布した
もので、他の片面には第1実施例のように通常の粘着材
を塗布していないと共に第2実施例のように熱発泡性粘
着材を塗布していない。即ち、通常の絶縁テープに塗布
されている粘着材に代えて熱発泡性粘着材を塗布したも
のである。上記テープ10”を用いて、第1実施例のよ
うにスプライス部、第2実施例のようにスプライス部を
含まない防水領域を防水した場合においても、テープ1
0”の片面に塗布した熱発泡性粘着材12を加熱により
発泡させて防水シートの両端の隙間を閉鎖することが出
来る。
【0034】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1および請求項2に記載の防水構造とした場
合、防水領域の両端およびスプライス部の両端に巻き付
けたテープの熱発泡性粘着材が発泡することにより、電
線群と防水シートの隙間が完全に充填される。よって、
密閉された筒状とした防水シートの両端も閉鎖されるた
め、防水シート内部への水の浸入を防止できる。
の請求項1および請求項2に記載の防水構造とした場
合、防水領域の両端およびスプライス部の両端に巻き付
けたテープの熱発泡性粘着材が発泡することにより、電
線群と防水シートの隙間が完全に充填される。よって、
密閉された筒状とした防水シートの両端も閉鎖されるた
め、防水シート内部への水の浸入を防止できる。
【0035】また、防止シートの厚さは0.5mm程度の
1mm以下であるため、該防水シートで囲んだ部分のワイ
ヤハーネスの外形をブチルパッドを巻き付けた場合と比
較して、1/3〜1/4程度に小さく出来る。かつ、両
端のテープ巻きの部分においても、テープ基材および熱
発泡性粘着材の肉厚はあわせても0.5mm程度の1mm以
下であるため、当該部分の外形も小さく出来る。
1mm以下であるため、該防水シートで囲んだ部分のワイ
ヤハーネスの外形をブチルパッドを巻き付けた場合と比
較して、1/3〜1/4程度に小さく出来る。かつ、両
端のテープ巻きの部分においても、テープ基材および熱
発泡性粘着材の肉厚はあわせても0.5mm程度の1mm以
下であるため、当該部分の外形も小さく出来る。
【0036】上記のように防水部分の肥大化を低減でき
るため、ワイヤハーネスをコルゲートチューブ等のチュ
ーブに通す時、また、グロメットに通す時に、挿通作業
が容易となる。しかも、ワイヤハーネス全体の重量を軽
減でき、車両への取付作業性を向上させる事が出来る。
よって、従来のブチルパットによる防水が過剰防水であ
る場合には、本発明の防水構造とすることが好ましい。
るため、ワイヤハーネスをコルゲートチューブ等のチュ
ーブに通す時、また、グロメットに通す時に、挿通作業
が容易となる。しかも、ワイヤハーネス全体の重量を軽
減でき、車両への取付作業性を向上させる事が出来る。
よって、従来のブチルパットによる防水が過剰防水であ
る場合には、本発明の防水構造とすることが好ましい。
【0037】また、請求項5及び 請求項6に記載の防
水方法を用いると、テープおよび防水シートを取り付け
た後、テープ巻付部分を、低温で短時間加熱すれば良い
だけであるため、簡単かつ迅速に行え、加熱による電線
への悪影響はない。かつ、従来のブチルパッドを用いる
場合に必要であった加圧が不要となるため、加圧による
電線群、中間端子及び芯線の変形等を発生させる恐れが
ない利点を有する。
水方法を用いると、テープおよび防水シートを取り付け
た後、テープ巻付部分を、低温で短時間加熱すれば良い
だけであるため、簡単かつ迅速に行え、加熱による電線
への悪影響はない。かつ、従来のブチルパッドを用いる
場合に必要であった加圧が不要となるため、加圧による
電線群、中間端子及び芯線の変形等を発生させる恐れが
ない利点を有する。
【図1】 本発明の第1実施例の防水構造を示し、
(A)は斜視図、(B)は(A)のA−A線の拡大断面
図、(C)は(A)のB−B線の拡大断面図、(D)は
(A)のC−C線の拡大断面図である。
(A)は斜視図、(B)は(A)のA−A線の拡大断面
図、(C)は(A)のB−B線の拡大断面図、(D)は
(A)のC−C線の拡大断面図である。
【図2】 第1実施例に用いるテープを示し、(A)は
斜視図、(B)はテープの拡大断面図である。
斜視図、(B)はテープの拡大断面図である。
【図3】 本発明で用いる防水シートを示し、(A)は
斜視図、(B)は拡大断面図である。
斜視図、(B)は拡大断面図である。
【図4】 (A)乃至(D)は第1実施例の防水行程を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】 (A)は図4(C)のD−D線断面図、
(B)は図4(C)のE−E線断面図である。
(B)は図4(C)のE−E線断面図である。
【図6】 第2実施例の概略斜視図である。
【図7】 (A)乃至(D)は第2実施例の防水行程を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図8】 第2実施例に用いるテープの拡大断面図であ
る。
る。
【図9】 第3実施例のテープの断面図である。
【図10】 従来のスプライス部の防水構造を示す斜視
図である。
図である。
【図11】 (A)乃至(E)は図10の防水方法を示
す概略図である。
す概略図である。
WH ワイヤハーネス W 電線郡 S スプライス部 W1、W2 電線 a1、a2、b 絶縁被覆 c、d 芯線 X 隙間 4 中間圧着端子 10、10’、10” テープ 11 テープ基材 12、12’、12”熱発泡性粘着材 13、15 粘着材 16 防水シート
Claims (6)
- 【請求項1】 ワイヤハーネスの防水領域両端の電線群
外周面に、テープ基材に熱発泡性粘着材が塗布されてい
るテープが巻き付けられていると共に、この両側に位置
するテープの間に内面に粘着材が塗布された防水シート
が巻き付けられて、その両端が上記テープと固着されて
いると共に、防水シート自体が密閉された筒状に固着さ
れ、かつ、上記熱発泡性粘着材が加熱により膨張されて
電線群と防水シートの隙間に充填されていることを特徴
とするワイヤハーネスの防水構造。 - 【請求項2】 ワイヤハーネスのスプライス部におい
て、電線導通部両側の芯線露出部分近傍の絶縁被覆の外
周面に、テープ基材に熱発泡性粘着材が塗布されている
テープが巻き付けられていると共に、このスプライス部
の両側に位置するテープの間に内面に粘着材が塗布され
た防水シートが巻き付けられて、その両端が上記テープ
と固着されていると共に、防水シート自体が密閉された
筒状に固着され、かつ、上記熱発泡性粘着材が加熱によ
り膨張されて絶縁被覆と防水シートの隙間なく充填され
ていることを特徴とするワイヤハーネスの防水構造。 - 【請求項3】 上記テープは、テープ基材の片面に上記
熱発泡性粘着材が塗布されていると共に、他の片面に非
熱発泡性粘着材が塗布されており、該非熱発泡性粘着材
が電線群あるいは絶縁被膜に固着され、上記熱発泡性粘
着材が防水シート側に固着されている請求項1または請
求項2に記載のワイヤハーネスの防水構造。 - 【請求項4】 上記テープは、テープ基材の両面に上記
熱発泡性粘着材が塗布されており、片面の熱発泡性粘着
材は電線群あるいは絶縁被膜と固着され、他の片面の熱
発泡性粘着材が防水シートと固着されている請求項1ま
たは請求項2に記載のワイヤハーネスの防水構造。 - 【請求項5】 ワイヤハーネスの防水領域両端の電線群
外周面に、テープ基材に熱発泡性粘着材が塗布されてい
るテープを巻き付け、ついで、この両側に位置するテー
プの間に内面に粘着材が塗布された防水シートを巻き付
けて、その両端を上記テープと固着すると共に、防水シ
ートの巻端を内面に塗布している粘着材により巻き付け
た防水シートと外面に固着して、ワイヤハーネスを囲む
密閉された筒状部を形成し、 ついで、上記テープ巻付部分を所要温度で加熱して、上
記熱発泡性粘着材を膨張させ、電線群と防水シートの隙
間に充填しているワイヤハーネスの防水方法。 - 【請求項6】 ワイヤハーネスのスプライス部を防水す
る方法であって、該スプライス部の両側の電線の芯線露
出部分近傍の絶縁被覆の外周面に、テープ基材に熱発泡
性粘着材が塗布されているテープを巻き付け、ついで、
このスプライス部の両側に位置するテープの間に内面に
粘着材が塗布された防水シートを巻き付け、該防水シー
トの両端を上記テープに固着すると共に、防水シートの
巻端を内面に塗布している粘着材により巻き付けた防水
シートと外面に固着して、スプライス部を囲む密閉され
た筒状部を形成し、 ついで、上記テープ巻付部分を所要温度で加熱して、上
記熱発泡性粘着材を膨張させ、絶縁被覆と防水シートの
隙間に充填しているワイヤハーネスの防水方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6037071A JPH07245842A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | ワイヤハーネスの防水構造および防水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6037071A JPH07245842A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | ワイヤハーネスの防水構造および防水方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07245842A true JPH07245842A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12487326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6037071A Withdrawn JPH07245842A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | ワイヤハーネスの防水構造および防水方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07245842A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US20170117071A1 (en) * | 2015-10-26 | 2017-04-27 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wire harness |
| CN111092314A (zh) * | 2020-02-14 | 2020-05-01 | 埃塞克斯电气(南京)有限公司 | 电缆终端连接器 |
| CN112653038A (zh) * | 2019-10-11 | 2021-04-13 | 矢崎总业株式会社 | 用于线束的保护构件,和线束的分支结构 |
| JP2021061664A (ja) * | 2019-10-04 | 2021-04-15 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | ケーブル |
-
1994
- 1994-03-08 JP JP6037071A patent/JPH07245842A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2021061664A (ja) * | 2019-10-04 | 2021-04-15 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | ケーブル |
| CN112653038A (zh) * | 2019-10-11 | 2021-04-13 | 矢崎总业株式会社 | 用于线束的保护构件,和线束的分支结构 |
| CN111092314A (zh) * | 2020-02-14 | 2020-05-01 | 埃塞克斯电气(南京)有限公司 | 电缆终端连接器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |