JPH07267963A - 四環式化合物 - Google Patents
四環式化合物Info
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- JPH07267963A JPH07267963A JP7931894A JP7931894A JPH07267963A JP H07267963 A JPH07267963 A JP H07267963A JP 7931894 A JP7931894 A JP 7931894A JP 7931894 A JP7931894 A JP 7931894A JP H07267963 A JPH07267963 A JP H07267963A
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 気管支弛緩作用、抗喘息作用を有する新規な
四環式化合物の提供。 【構成】 一般式(I) 【化1】 (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表わし、
XはO、S、NまたはNHを表わし、YはC2 〜C4 の
直鎖または分枝鎖アルキレンを表わし、点線は二重結合
の存在、不存在を表わす。)で示される四環式化合物。
四環式化合物の提供。 【構成】 一般式(I) 【化1】 (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表わし、
XはO、S、NまたはNHを表わし、YはC2 〜C4 の
直鎖または分枝鎖アルキレンを表わし、点線は二重結合
の存在、不存在を表わす。)で示される四環式化合物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な四環式化合物に
係り、詳細には、気管支弛緩作用、抗喘息作用を有する
四環式化合物に関する。
係り、詳細には、気管支弛緩作用、抗喘息作用を有する
四環式化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】突発的にび漫性の気管支平滑筋攣縮が生
じ、臨床的に喘鳴を伴う発作性の呼吸困難現象である喘
息発作は、生活環境の複雑化により大きな問題となって
きているのは周知の事実である。喘息患者は、健常者に
比較して気管支平滑筋が収縮しやすいため、抗喘息薬と
しては気管支弛緩作用、気管支拡張作用を有する薬物が
これまでに提供されており、具体的には閉塞性気道疾患
用β2 −刺激剤、キサンチン系気管支拡張剤等が登場し
ているが、いまだ副作用が多く、薬物治療上かなりの制
約を受けているのが現状である。そこで、副作用の少な
い、気管支弛緩作用、抗喘息作用を有する薬物の開発が
継続して検討されていた。
じ、臨床的に喘鳴を伴う発作性の呼吸困難現象である喘
息発作は、生活環境の複雑化により大きな問題となって
きているのは周知の事実である。喘息患者は、健常者に
比較して気管支平滑筋が収縮しやすいため、抗喘息薬と
しては気管支弛緩作用、気管支拡張作用を有する薬物が
これまでに提供されており、具体的には閉塞性気道疾患
用β2 −刺激剤、キサンチン系気管支拡張剤等が登場し
ているが、いまだ副作用が多く、薬物治療上かなりの制
約を受けているのが現状である。そこで、副作用の少な
い、気管支弛緩作用、抗喘息作用を有する薬物の開発が
継続して検討されていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】かかる実情に鑑み、本発
明者らは鋭意研究を行った結果、後記一般式(I)で示
される四環式化合物に気管支弛緩作用、抗喘息作用が認
められ、優れた喘息治療剤となり得ることを見いだし、
本発明を完成させた。本発明が提供する四環式化合物
は、化合物自体文献未記載の新規化合物であり、従って
これら化合物群に気管支弛緩作用が存在することはなん
ら知られていなかったものである。
明者らは鋭意研究を行った結果、後記一般式(I)で示
される四環式化合物に気管支弛緩作用、抗喘息作用が認
められ、優れた喘息治療剤となり得ることを見いだし、
本発明を完成させた。本発明が提供する四環式化合物
は、化合物自体文献未記載の新規化合物であり、従って
これら化合物群に気管支弛緩作用が存在することはなん
ら知られていなかったものである。
【0004】
【発明の構成】本発明は、次の一般式(I)
【0005】
【化6】
【0006】(式中、Rは水素原子または低級アルキル
基を表わし、XはO、S、NまたはNHを表わし、Yは
C2 〜C4 の直鎖または分枝鎖アルキレンを表わし、点
線は二重結合の存在、不存在を表わす。)で示される四
環式化合物を提供する。
基を表わし、XはO、S、NまたはNHを表わし、Yは
C2 〜C4 の直鎖または分枝鎖アルキレンを表わし、点
線は二重結合の存在、不存在を表わす。)で示される四
環式化合物を提供する。
【0007】本発明は、上記定義の態様において、次の
一般式(I−a)、(I−b)、(I−c)および(I
−d)
一般式(I−a)、(I−b)、(I−c)および(I
−d)
【0008】
【化7】
【0009】
【化8】
【0010】
【化9】
【0011】
【化10】
【0012】(式中、RおよびYは前記定義と同一であ
る。)で示される化合物である四環式化合物を提供す
る。また、本発明は別の態様において、前記式(I)で
示される化合物またはその薬理学的に許容される塩を有
効成分として含有する、気管支弛緩作用剤ならびに喘息
治療剤を提供する。
る。)で示される化合物である四環式化合物を提供す
る。また、本発明は別の態様において、前記式(I)で
示される化合物またはその薬理学的に許容される塩を有
効成分として含有する、気管支弛緩作用剤ならびに喘息
治療剤を提供する。
【0013】従って、より具体的な好ましい態様におい
て本発明は、上記の一般式(I−a)、(I−b)、
(I−c)および(I−d)で示される四環式化合物の
提供にあり、またこれら化合物またはその塩を有効成分
とする気管支弛緩作用剤、喘息治療剤の提供にある。本
発明が提供する化合物は、後記する薬理作用の試験結果
からみて優れた喘息治療剤として現実の製品化が期待さ
れるものである。
て本発明は、上記の一般式(I−a)、(I−b)、
(I−c)および(I−d)で示される四環式化合物の
提供にあり、またこれら化合物またはその塩を有効成分
とする気管支弛緩作用剤、喘息治療剤の提供にある。本
発明が提供する化合物は、後記する薬理作用の試験結果
からみて優れた喘息治療剤として現実の製品化が期待さ
れるものである。
【0014】以下に本発明の化合物について更に詳細に
説明するが、本明細書において、「低級」なる語は、こ
の語が付された置換基または化合物における炭素数が1
〜7個、好ましくは1〜4個であることを意味する。
説明するが、本明細書において、「低級」なる語は、こ
の語が付された置換基または化合物における炭素数が1
〜7個、好ましくは1〜4個であることを意味する。
【0015】従って、各式中、Rの定義における低級ア
ルキル基としては、炭素原子数1〜7の直鎖状または分
枝鎖状のアルキル基を意味し、例えばメチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチ
ル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、n−
ヘプチル、イソヘプチル等が挙げられるが、好ましくは
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル
である。
ルキル基としては、炭素原子数1〜7の直鎖状または分
枝鎖状のアルキル基を意味し、例えばメチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチ
ル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、n−
ヘプチル、イソヘプチル等が挙げられるが、好ましくは
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル
である。
【0016】またハロゲン原子とは、塩素、フッ素、臭
素、ヨウ素等であり、好ましくは塩素原子である。
素、ヨウ素等であり、好ましくは塩素原子である。
【0017】更に、Yの定義におけるC2 〜C4 の直鎖
または分枝鎖アルキレン鎖としては、具体的には、−C
H2 CH2 −、−CH2 CH2 CH2 −、−CH2 −C
H(CH3 )−、−CH(CH3 )−CH2 −、−CH
2 −CH(CH3 )−CH2−、−CH2 −CH2 −C
H(CH3 )−等が挙げられ、中でも直鎖状である−C
H2 CH2 −、−CH2 CH2 CH2 −が好ましい。
または分枝鎖アルキレン鎖としては、具体的には、−C
H2 CH2 −、−CH2 CH2 CH2 −、−CH2 −C
H(CH3 )−、−CH(CH3 )−CH2 −、−CH
2 −CH(CH3 )−CH2−、−CH2 −CH2 −C
H(CH3 )−等が挙げられ、中でも直鎖状である−C
H2 CH2 −、−CH2 CH2 CH2 −が好ましい。
【0018】従って、上記の各定義に基づき、本発明で
提供される式(I)で示される具体的四環式化合物とし
ては、2,3,9,10−テトラヒドロチエノ[2,3
−h]チアゾロ[2,3−f][1,6]ナフチリジニ
ウム、2,3,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−
h]イミダゾ[2,1−f][1,6]ナフチリジン、
3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−チエノ[2,3
−h]ピリミド[2,1−f][1,6]ナフチリジン
等が挙げられる他、例えば表1に挙げる化合物である。
提供される式(I)で示される具体的四環式化合物とし
ては、2,3,9,10−テトラヒドロチエノ[2,3
−h]チアゾロ[2,3−f][1,6]ナフチリジニ
ウム、2,3,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−
h]イミダゾ[2,1−f][1,6]ナフチリジン、
3,4,7,8−テトラヒドロ−2H−チエノ[2,3
−h]ピリミド[2,1−f][1,6]ナフチリジン
等が挙げられる他、例えば表1に挙げる化合物である。
【0019】
【表1】
【0020】これら式(I)で示される四環式化合物
は、例えば以下のようにして製造される。その具体的製
造ルートをまとめると次の化学式で示される。
は、例えば以下のようにして製造される。その具体的製
造ルートをまとめると次の化学式で示される。
【0021】
【化11】
【0022】上記式中、R、X、Yおよび点線は前記定
義と同一である。すなわち、本発明の四環式化合物
(I)は、それぞれ対応する式(II)で示されるチエ
ノ[2,3−h][1,6]ナフチリジン化合物の5位
の側鎖の水酸基をハロゲン化したのち分子内で閉環反応
に付し製造することができる。
義と同一である。すなわち、本発明の四環式化合物
(I)は、それぞれ対応する式(II)で示されるチエ
ノ[2,3−h][1,6]ナフチリジン化合物の5位
の側鎖の水酸基をハロゲン化したのち分子内で閉環反応
に付し製造することができる。
【0023】反応は、式(II)で示される化合物を、
例えば塩化チオニル、臭化チオニル等のハロゲン化剤と
処理し、水酸基をそれぞれ使用したハロゲン化剤に対応
するハロゲン誘導体としたのち、そのまま加熱還流する
分子内閉環反応で製造することができる。
例えば塩化チオニル、臭化チオニル等のハロゲン化剤と
処理し、水酸基をそれぞれ使用したハロゲン化剤に対応
するハロゲン誘導体としたのち、そのまま加熱還流する
分子内閉環反応で製造することができる。
【0024】反応時間は一概に限定し得ないが、0.5
〜7時間、好ましくは0.5〜5時間程度でよく、反応
温度は用いるハロゲン化剤の還流温度程度である。本製
造法により、目的とする本発明の四環式化合物は反応混
合物より自体公知の手技(例えば濃縮、抽出、液性変
換、再結晶等)により多くの場合結晶として単離され
る。
〜7時間、好ましくは0.5〜5時間程度でよく、反応
温度は用いるハロゲン化剤の還流温度程度である。本製
造法により、目的とする本発明の四環式化合物は反応混
合物より自体公知の手技(例えば濃縮、抽出、液性変
換、再結晶等)により多くの場合結晶として単離され
る。
【0025】なお、本発明の四環式化合物の製造におけ
る出発化合物である式(II)で示されるチエノ[2,
3−h][1,6]ナフチリジン化合物は、本発明者ら
により、本願と同日付で出願された明細書に記載の方法
で容易に得ることができる。これらの出発化合物の具体
的製造例を後記実施例に明記しておく。
る出発化合物である式(II)で示されるチエノ[2,
3−h][1,6]ナフチリジン化合物は、本発明者ら
により、本願と同日付で出願された明細書に記載の方法
で容易に得ることができる。これらの出発化合物の具体
的製造例を後記実施例に明記しておく。
【0026】かくして本発明の目的化合物である式
(I)で示される四環式化合物が得られ、この化合物
は、所望により薬理学的に許容される塩としての化合物
に誘導されるが、この様な塩の形成は有機酸または無機
酸で処理することによりおこなわれる。ここで用いられ
る有機酸としては、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸等の低級脂肪
酸;安息香酸、p−ニトロ安息香酸等の置換または未置
換の安息香酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタン
スルホン酸等の(ハロ)低級アルキルスルホン酸;ベン
ゼンスルホン酸、p−ニトロベンゼンスルホン酸、p−
ブロモベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、2,
4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホン酸等の置換
または未置換のアリールスルホン酸;ジフェニルリン酸
等の有機リン酸を挙げることができ、無機酸としては、
例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、ホウフ
ッ化水素酸、過塩素酸、亜硝酸等が挙げられる。
(I)で示される四環式化合物が得られ、この化合物
は、所望により薬理学的に許容される塩としての化合物
に誘導されるが、この様な塩の形成は有機酸または無機
酸で処理することによりおこなわれる。ここで用いられ
る有機酸としては、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸等の低級脂肪
酸;安息香酸、p−ニトロ安息香酸等の置換または未置
換の安息香酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタン
スルホン酸等の(ハロ)低級アルキルスルホン酸;ベン
ゼンスルホン酸、p−ニトロベンゼンスルホン酸、p−
ブロモベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、2,
4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホン酸等の置換
または未置換のアリールスルホン酸;ジフェニルリン酸
等の有機リン酸を挙げることができ、無機酸としては、
例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、ホウフ
ッ化水素酸、過塩素酸、亜硝酸等が挙げられる。
【0027】本発明の式(I)で示される四環式化合物
を気管支弛緩作用剤あるいは喘息治療剤として使用する
場合には、種々の剤型、例えば錠剤、カプセル剤、散
剤、トローチ剤、液剤等の経口投与剤とすることができ
る。上記製剤化は、それ自体公知の方法によってなし得
る。すなわち、本発明化合物(I)をデンプン、マンニ
トール、乳糖等の賦形剤;カルボキシメチルセルロース
ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース等の結合
剤;結晶セルロース、カルボキシメチルセルロースカル
シウム等の崩壊剤;タルク、ステアリン酸マグネシウム
等の滑沢剤;軽質無水ケイ酸等の流動性向上剤等を適宜
組み合わせて処方することにより錠剤、カプセル剤、散
剤、顆粒剤またはトローチ剤を製造することができる。
かかる経口投与剤をヒトに投与する場合、年齢および症
状等によっても異なるがその有効量、例えば、通常1日
に10〜100mgを1〜3回に分けて経口投与するの
が好ましい。
を気管支弛緩作用剤あるいは喘息治療剤として使用する
場合には、種々の剤型、例えば錠剤、カプセル剤、散
剤、トローチ剤、液剤等の経口投与剤とすることができ
る。上記製剤化は、それ自体公知の方法によってなし得
る。すなわち、本発明化合物(I)をデンプン、マンニ
トール、乳糖等の賦形剤;カルボキシメチルセルロース
ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース等の結合
剤;結晶セルロース、カルボキシメチルセルロースカル
シウム等の崩壊剤;タルク、ステアリン酸マグネシウム
等の滑沢剤;軽質無水ケイ酸等の流動性向上剤等を適宜
組み合わせて処方することにより錠剤、カプセル剤、散
剤、顆粒剤またはトローチ剤を製造することができる。
かかる経口投与剤をヒトに投与する場合、年齢および症
状等によっても異なるがその有効量、例えば、通常1日
に10〜100mgを1〜3回に分けて経口投与するの
が好ましい。
【0028】また、本発明の式(I)の化合物を注射剤
とすることもできる。この製剤化は、例えば、界面活性
剤や分散剤等により予め生理食塩水等の水性担体に分散
または可溶化しておいても良いし、あるいはまた、必要
時にその都度分散または可溶化し得るよう注射用結晶製
剤または凍結乾燥製剤としても良い。上記水性担体には
前述の成分以外にpH調整剤や安定化剤を任意成分とし
て加えても良い。かかる注射剤の投与経路は特に限定さ
れず、症状や患者の特性に合わせて静脈内投与、動脈内
投与、皮下投与、腹腔内投与などから選択することがで
きる。これらの投与は一気にしても良いし点滴等により
徐々に投与しても良い。
とすることもできる。この製剤化は、例えば、界面活性
剤や分散剤等により予め生理食塩水等の水性担体に分散
または可溶化しておいても良いし、あるいはまた、必要
時にその都度分散または可溶化し得るよう注射用結晶製
剤または凍結乾燥製剤としても良い。上記水性担体には
前述の成分以外にpH調整剤や安定化剤を任意成分とし
て加えても良い。かかる注射剤の投与経路は特に限定さ
れず、症状や患者の特性に合わせて静脈内投与、動脈内
投与、皮下投与、腹腔内投与などから選択することがで
きる。これらの投与は一気にしても良いし点滴等により
徐々に投与しても良い。
【0029】
【実施例】以下に本発明の具体的化合物の製造およびそ
の薬理作用を実施例にて説明する。
の薬理作用を実施例にて説明する。
【0030】[出発化合物の製造例] 実施例1: 2−(4−シアノプロピルチオ)−3−ピ
リジンカルボニルの製造
リジンカルボニルの製造
【0031】
【化12】
【0032】(a) 300mlの2−エトキシエタノ
ール中に15.5g(0.1モル)の2−メルカプトニ
コチン酸、20.7g(0.2モル)の4−ブロモブチ
ロニトリル、および27.6g(0.2モル)の炭酸カ
リウムを加え、24時間加熱還流する。反応終了後、反
応混合物を濃縮し、約10倍量の氷水を加えた後、酢酸
にてpH4とする。その際生ずる沈殿物を吸引濾取し、
水でよく洗った後、酢酸エチルより再結晶して、19.
2g(86%)の2−(4−シアノプロピルチオ)−3
−ピリジンカルボン酸を無色板状晶として得た。mp1
30−131℃。
ール中に15.5g(0.1モル)の2−メルカプトニ
コチン酸、20.7g(0.2モル)の4−ブロモブチ
ロニトリル、および27.6g(0.2モル)の炭酸カ
リウムを加え、24時間加熱還流する。反応終了後、反
応混合物を濃縮し、約10倍量の氷水を加えた後、酢酸
にてpH4とする。その際生ずる沈殿物を吸引濾取し、
水でよく洗った後、酢酸エチルより再結晶して、19.
2g(86%)の2−(4−シアノプロピルチオ)−3
−ピリジンカルボン酸を無色板状晶として得た。mp1
30−131℃。
【0033】(b) 11.1g(0.05モル)の2
−(4−シアノプロピルチオ)−3−ピリジンカルボン
酸と56mlのオキシ塩化リンの混合物を6時間加熱還
流する。反応終了後、反応混合物を減圧乾固後、5ml
のキシレンを加え更に減圧乾固する。この操作を数回繰
り返すことにより、完全にオキシ塩化リンを除く。その
後、−5℃で30分間かけて55.5mlの液体アンモ
ニアを撹拌しながらゆっくりと滴下する。このものに5
0mlの氷水を加えた後、懸濁液を吸引濾取し、得られ
た沈殿を水洗後、酢酸エチル−エタノールより再結晶し
て、8.3g(86%)の2−(4−シアノプロピルチ
オ)−3−ピリジンカルボン酸アミドを無色針状晶とし
て得た。mp125−126℃。
−(4−シアノプロピルチオ)−3−ピリジンカルボン
酸と56mlのオキシ塩化リンの混合物を6時間加熱還
流する。反応終了後、反応混合物を減圧乾固後、5ml
のキシレンを加え更に減圧乾固する。この操作を数回繰
り返すことにより、完全にオキシ塩化リンを除く。その
後、−5℃で30分間かけて55.5mlの液体アンモ
ニアを撹拌しながらゆっくりと滴下する。このものに5
0mlの氷水を加えた後、懸濁液を吸引濾取し、得られ
た沈殿を水洗後、酢酸エチル−エタノールより再結晶し
て、8.3g(86%)の2−(4−シアノプロピルチ
オ)−3−ピリジンカルボン酸アミドを無色針状晶とし
て得た。mp125−126℃。
【0034】(c) 28g(0.19モル)のオキシ
塩化リンに、8.2g(0.04モル)の2−(4−シ
アノプロピルチオ)−3−ピリジンカルボン酸アミドを
80mlのエタノールフリークロロホルムに懸濁させた
ものを加え、3時間加熱還流する。反応終了後、反応混
合物を減圧乾固後、氷冷下残渣に80mlの氷水を加
え、重曹にて中性とした後、クロロホルムで抽出する。
有機層を水洗乾燥後、溶媒を減圧留去する。得られた残
渣をエタノールより再結晶して、7.5g(100%)
の2−(4−シアノプロピルチオ)−3−ピリジンカル
ボニトリルを無色針状晶として得た。mp60−61
℃。
塩化リンに、8.2g(0.04モル)の2−(4−シ
アノプロピルチオ)−3−ピリジンカルボン酸アミドを
80mlのエタノールフリークロロホルムに懸濁させた
ものを加え、3時間加熱還流する。反応終了後、反応混
合物を減圧乾固後、氷冷下残渣に80mlの氷水を加
え、重曹にて中性とした後、クロロホルムで抽出する。
有機層を水洗乾燥後、溶媒を減圧留去する。得られた残
渣をエタノールより再結晶して、7.5g(100%)
の2−(4−シアノプロピルチオ)−3−ピリジンカル
ボニトリルを無色針状晶として得た。mp60−61
℃。
【0035】実施例2: 5−アミノ−1,2−ジヒド
ロチエノ[2,3−h][1,6]ナフチリジンの製造
ロチエノ[2,3−h][1,6]ナフチリジンの製造
【0036】
【化13】
【0037】9.5g(0.047モル)の2−(4−
シアノプロピルチオ)−3−ピリジンカルボニトリルと
190mlのドライジオキサンの混合物を十分に撹拌さ
せながら、13.3gのカリウムt−ブトキシドを徐々
に加えた後、この懸濁液を室温で30分間撹拌する。そ
の後この反応混合物を10倍量の氷水中に注ぎ、60時
間放置する。この間に析出した黄色沈殿物を吸引濾過
後、DMSOより再結晶して、7.8g(82%)の5
−アミノ−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h]
[1,6]ナフチリジンを黄色針状晶として得た。mp
270−273℃。
シアノプロピルチオ)−3−ピリジンカルボニトリルと
190mlのドライジオキサンの混合物を十分に撹拌さ
せながら、13.3gのカリウムt−ブトキシドを徐々
に加えた後、この懸濁液を室温で30分間撹拌する。そ
の後この反応混合物を10倍量の氷水中に注ぎ、60時
間放置する。この間に析出した黄色沈殿物を吸引濾過
後、DMSOより再結晶して、7.8g(82%)の5
−アミノ−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h]
[1,6]ナフチリジンを黄色針状晶として得た。mp
270−273℃。
【0038】実施例3: 5−オキソ−1,2,4,5
−テトラヒドロチエノ[2,3−h][1,6]ナフチ
リジンの製造
−テトラヒドロチエノ[2,3−h][1,6]ナフチ
リジンの製造
【0039】
【化14】
【0040】2.0g(9.9モル)の5−アミノ−
1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h][1,6]ナフ
チリジンを100mlの濃塩酸に溶かし、この混合物を
94時間加熱還流する。反応終了後、反応混合物を減圧
乾固後、残渣に30mlの氷水を加え、更に重曹水を加
えて塩基性とする。析出した沈殿物を吸引濾取する。こ
の時の濾液を酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗乾燥後
溶媒を留去する。得られた残渣と先に吸引濾取した沈殿
物を合し、エタノールより再結晶して、1.78g(8
9%)の5−オキソ−1,2,4,5−テトラヒドロチ
エノ[2,3−h][1,6]ナフチリジンを淡黄色針
状晶として得た。mp285−287℃(分解)。
1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h][1,6]ナフ
チリジンを100mlの濃塩酸に溶かし、この混合物を
94時間加熱還流する。反応終了後、反応混合物を減圧
乾固後、残渣に30mlの氷水を加え、更に重曹水を加
えて塩基性とする。析出した沈殿物を吸引濾取する。こ
の時の濾液を酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗乾燥後
溶媒を留去する。得られた残渣と先に吸引濾取した沈殿
物を合し、エタノールより再結晶して、1.78g(8
9%)の5−オキソ−1,2,4,5−テトラヒドロチ
エノ[2,3−h][1,6]ナフチリジンを淡黄色針
状晶として得た。mp285−287℃(分解)。
【0041】実施例4: 5−クロロ−1,2−ジヒド
ロチエノ[2,3−h][1,6]ナフチリジンの製造
ロチエノ[2,3−h][1,6]ナフチリジンの製造
【0042】
【化15】
【0043】0.92g(4.5モル)の5−オキソ−
1,2,4,5−テトラヒドロチエノ[2,3−h]
[1,6]ナフチリジンと5ml(45モル)のオキシ
塩化リンの混合物を3時間加熱還流する。反応終了後、
反応混合物を減圧乾固し、残渣に10mlの氷水を加え
る。析出した沈殿物を吸引濾取する。この時の濾液をベ
ンゼンで抽出し、有機層を水洗乾燥後溶媒を留去する。
得られた残渣と先に吸引濾取した沈殿物を合し、ベンゼ
ンより再結晶して、0.77g(76%)の5−クロロ
−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h][1,6]ナ
フチリジンを淡黄色鱗片状晶として得た。mp148−
151℃。
1,2,4,5−テトラヒドロチエノ[2,3−h]
[1,6]ナフチリジンと5ml(45モル)のオキシ
塩化リンの混合物を3時間加熱還流する。反応終了後、
反応混合物を減圧乾固し、残渣に10mlの氷水を加え
る。析出した沈殿物を吸引濾取する。この時の濾液をベ
ンゼンで抽出し、有機層を水洗乾燥後溶媒を留去する。
得られた残渣と先に吸引濾取した沈殿物を合し、ベンゼ
ンより再結晶して、0.77g(76%)の5−クロロ
−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h][1,6]ナ
フチリジンを淡黄色鱗片状晶として得た。mp148−
151℃。
【0044】実施例5: 5−(2−ヒドロキシエチル
チオ)−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h][1,
6]ナフチリジンの製造
チオ)−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h][1,
6]ナフチリジンの製造
【0045】
【化16】
【0046】5mlの無水ジオキサン中に0.65g
(2.9モル)の5−クロロ−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジン、1.1g(1
5モル)の2−メルカプトエタノール、および0.61
g(4.4モル)の炭酸カリウムを加え、2時間加熱還
流する。反応終了後、反応混合物を減圧留去し、放冷後
約20mlの氷水を加える。析出した沈殿物を吸引濾取
し、更に濾液を酢酸エチルで抽出後、有機層を水洗乾燥
し溶媒を留去する。得られた残渣および先に得ている沈
殿物を合し、これをエタノールより再結晶して、0.6
0g(78%)の5−(2−ヒドロキシエチルチオ)−
1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h][1,6]ナフ
チリジンを黄色針状晶として得た。mp140−142
℃。
(2.9モル)の5−クロロ−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジン、1.1g(1
5モル)の2−メルカプトエタノール、および0.61
g(4.4モル)の炭酸カリウムを加え、2時間加熱還
流する。反応終了後、反応混合物を減圧留去し、放冷後
約20mlの氷水を加える。析出した沈殿物を吸引濾取
し、更に濾液を酢酸エチルで抽出後、有機層を水洗乾燥
し溶媒を留去する。得られた残渣および先に得ている沈
殿物を合し、これをエタノールより再結晶して、0.6
0g(78%)の5−(2−ヒドロキシエチルチオ)−
1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h][1,6]ナフ
チリジンを黄色針状晶として得た。mp140−142
℃。
【0047】実施例6: 5−(2−ヒドロキシエチル
アミノ)−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h]
[1,6]ナフチリジンの製造
アミノ)−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h]
[1,6]ナフチリジンの製造
【0048】
【化17】
【0049】8mlの無水ジオキサン中に0.90g
(4.1モル)の5−クロロ−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジン、3.08g
(41モル)の2−アミノエタノール、および1.12
g(8.1モル)の炭酸カリウムを加え、2時間加熱還
流する。反応終了後、反応混合物を減圧留去し、放冷後
約20mlの氷水を加える。析出した沈殿物を吸引濾取
し、更に濾液を酢酸エチルで抽出後、有機層を水洗乾燥
し溶媒を留去する。得られた残渣および先に得ている沈
殿物を合し、これをベンゼン−エタノールより再結晶し
て、0.92g(92%)の5−(2−ヒドロキシエチ
ルアミノ)−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h]
[1,6]ナフチリジンを黄色柱状晶として得た。mp
149−152℃。
(4.1モル)の5−クロロ−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジン、3.08g
(41モル)の2−アミノエタノール、および1.12
g(8.1モル)の炭酸カリウムを加え、2時間加熱還
流する。反応終了後、反応混合物を減圧留去し、放冷後
約20mlの氷水を加える。析出した沈殿物を吸引濾取
し、更に濾液を酢酸エチルで抽出後、有機層を水洗乾燥
し溶媒を留去する。得られた残渣および先に得ている沈
殿物を合し、これをベンゼン−エタノールより再結晶し
て、0.92g(92%)の5−(2−ヒドロキシエチ
ルアミノ)−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h]
[1,6]ナフチリジンを黄色柱状晶として得た。mp
149−152℃。
【0050】実施例7: 5−(3−ヒドロキシプロピ
ルアミノ)−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h]
[1,6]ナフチリジンの製造
ルアミノ)−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h]
[1,6]ナフチリジンの製造
【0051】
【化18】
【0052】6mlの無水ジオキサン中に0.65g
(2.9モル)の5−クロロ−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジン、2.2g(3
0モル)の3−アミノ−1−プロパノール、および0.
81g(5.9モル)の炭酸カリウムを加え、4時間加
熱還流する。反応終了後、反応混合物を減圧留去し、放
冷後約20mlの氷水を加える。析出した沈殿物を吸引
濾取し、更に濾液をベンゼンで抽出後、有機層を水洗乾
燥し溶媒を留去する。得られた残渣および先に得ている
沈殿物を合し、これをエタノールより再結晶して、0.
65g(85%)の5−(3−ヒドロキシプロピルアミ
ノ)−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h][1,
6]ナフチリジンを黄色斜方晶として得た。mp108
−110℃。
(2.9モル)の5−クロロ−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジン、2.2g(3
0モル)の3−アミノ−1−プロパノール、および0.
81g(5.9モル)の炭酸カリウムを加え、4時間加
熱還流する。反応終了後、反応混合物を減圧留去し、放
冷後約20mlの氷水を加える。析出した沈殿物を吸引
濾取し、更に濾液をベンゼンで抽出後、有機層を水洗乾
燥し溶媒を留去する。得られた残渣および先に得ている
沈殿物を合し、これをエタノールより再結晶して、0.
65g(85%)の5−(3−ヒドロキシプロピルアミ
ノ)−1,2−ジヒドロチエノ[2,3−h][1,
6]ナフチリジンを黄色斜方晶として得た。mp108
−110℃。
【0053】[本発明化合物の製造例] 実施例8: 2,3,9,10−テトラヒドロチエノ
[2,3−h]チアゾロ[2,3−f][1,6]ナフ
チリジニウムクロリドの製造
[2,3−h]チアゾロ[2,3−f][1,6]ナフ
チリジニウムクロリドの製造
【0054】
【化19】
【0055】390mg(1.48モル)の5−(2−
ヒドロキシエチルチオ)−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジンと、1.1ml
(14.8モル)の塩化チオニルの混合物を4.5時間
加熱還流する。反応終了後、反応混合物を減圧乾固し、
得られた残渣をエタノールより再結晶して、380mg
(91%)の2,3,9,10−テトラヒドロチエノ
[2,3−h]チアゾロ[2,3−f][1,6]ナフ
チリジニウムクロリドを赤色を帯びた針状晶として得
た。mp250℃(分解)。
ヒドロキシエチルチオ)−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジンと、1.1ml
(14.8モル)の塩化チオニルの混合物を4.5時間
加熱還流する。反応終了後、反応混合物を減圧乾固し、
得られた残渣をエタノールより再結晶して、380mg
(91%)の2,3,9,10−テトラヒドロチエノ
[2,3−h]チアゾロ[2,3−f][1,6]ナフ
チリジニウムクロリドを赤色を帯びた針状晶として得
た。mp250℃(分解)。
【0056】実施例9: 2,3,6,7−テトラヒド
ロチエノ[2,3−h]イミダゾ[2,1−f][1,
6]ナフチリジンの製造
ロチエノ[2,3−h]イミダゾ[2,1−f][1,
6]ナフチリジンの製造
【0057】
【化20】
【0058】1.05g(4.3モル)の5−(2−ヒ
ドロキシエチルアミノ)−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジンと、4.3ml
(43モル)のオキシ塩化リンの混合物を1時間加熱還
流する。反応終了後、反応混合物を減圧乾固し、氷冷下
残渣に20mlの氷水を加え、更に重曹で塩基性とす
る。その間に析出した沈殿物を吸引濾取し、この時の濾
液を酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗乾燥後溶媒を留
去する。得られた残渣と先に吸引濾取した沈殿物を合
し、エタノールに溶解させる。その溶液に濃塩酸を10
滴加えた後、その溶液を減圧乾固し、得られた残渣を希
エタノールより再結晶して、1.0g(89%)の2,
3,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−h]イミダ
ゾ[2,1−f][1,6]ナフチリジンを黄色針状晶
の塩酸塩として得た。mp260℃(分解)。
ドロキシエチルアミノ)−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジンと、4.3ml
(43モル)のオキシ塩化リンの混合物を1時間加熱還
流する。反応終了後、反応混合物を減圧乾固し、氷冷下
残渣に20mlの氷水を加え、更に重曹で塩基性とす
る。その間に析出した沈殿物を吸引濾取し、この時の濾
液を酢酸エチルで抽出し、有機層を水洗乾燥後溶媒を留
去する。得られた残渣と先に吸引濾取した沈殿物を合
し、エタノールに溶解させる。その溶液に濃塩酸を10
滴加えた後、その溶液を減圧乾固し、得られた残渣を希
エタノールより再結晶して、1.0g(89%)の2,
3,6,7−テトラヒドロチエノ[2,3−h]イミダ
ゾ[2,1−f][1,6]ナフチリジンを黄色針状晶
の塩酸塩として得た。mp260℃(分解)。
【0059】実施例10: 3,4,7,8−テトラヒ
ドロ−2H−チエノ[2,3−h]ピリミド[2,1−
f][1,6]ナフチリジンの製造
ドロ−2H−チエノ[2,3−h]ピリミド[2,1−
f][1,6]ナフチリジンの製造
【0060】
【化21】
【0061】250mg(0.96モル)の5−(3−
ヒドロキシプロピルアミノ)−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジンと、1.0ml
(9.6モル)のオキシ塩化リンの混合物を1時間加熱
還流する。反応終了後、反応混合物を減圧乾固し、氷冷
下残渣に20mlの氷水を加え、更に10%水酸化ナト
リウムで塩基性(pH10−11)とする。その間に析
出した沈殿物を吸引濾取し、この時の濾液を酢酸エチル
で抽出し、有機層を水洗乾燥後溶媒を留去する。得られ
た残渣と先に吸引濾取した沈殿物を合し、エタノールに
溶解させる。その溶液に濃塩酸を10滴加えた後、その
溶液を減圧乾固し、得られた残渣をエタノールより再結
晶して、220mg(82%)の3,4,7,8−テト
ラヒドロ−2H−チエノ[2,3−h]ピリミド[2,
1−f][1,6]ナフチリジンを黄色柱状晶の塩酸塩
として得た。mp>300℃。
ヒドロキシプロピルアミノ)−1,2−ジヒドロチエノ
[2,3−h][1,6]ナフチリジンと、1.0ml
(9.6モル)のオキシ塩化リンの混合物を1時間加熱
還流する。反応終了後、反応混合物を減圧乾固し、氷冷
下残渣に20mlの氷水を加え、更に10%水酸化ナト
リウムで塩基性(pH10−11)とする。その間に析
出した沈殿物を吸引濾取し、この時の濾液を酢酸エチル
で抽出し、有機層を水洗乾燥後溶媒を留去する。得られ
た残渣と先に吸引濾取した沈殿物を合し、エタノールに
溶解させる。その溶液に濃塩酸を10滴加えた後、その
溶液を減圧乾固し、得られた残渣をエタノールより再結
晶して、220mg(82%)の3,4,7,8−テト
ラヒドロ−2H−チエノ[2,3−h]ピリミド[2,
1−f][1,6]ナフチリジンを黄色柱状晶の塩酸塩
として得た。mp>300℃。
【0062】[薬理試験] モルモット気管収縮に対する本発明化合物の弛緩効果 方法: Hartley系雄性モルモットを頚椎脱臼致
死させ、気管を摘出した。気管を一分節ごとに切り出
し、縫合糸で結んで気管鎖を作製した。1gの負荷をか
け、37℃のTyrode液10mlの入ったマグヌス
管中に懸垂し、95%酸素ガス、5%炭酸ガスの混合ガ
スを通気しながら実験を行った。張力をトランスデュー
サーを介し、増幅器で増幅した後ポリグラフ上に等尺性
に記録した。カルバミルコリン・クロライド10-6Mで
収縮させた後、安定したところで各濃度の被験薬10μ
lを累積添加し、弛緩反応を記録した。最後にパパベリ
ン10-5Mを添加し、最大弛緩を惹起させた。パパベリ
ンによる弛緩を100%として、各濃度における弛緩率
を計算した。 被験薬:前記実施例10に記載する化合物を用いた。 結果:その結果を表2に示す。
死させ、気管を摘出した。気管を一分節ごとに切り出
し、縫合糸で結んで気管鎖を作製した。1gの負荷をか
け、37℃のTyrode液10mlの入ったマグヌス
管中に懸垂し、95%酸素ガス、5%炭酸ガスの混合ガ
スを通気しながら実験を行った。張力をトランスデュー
サーを介し、増幅器で増幅した後ポリグラフ上に等尺性
に記録した。カルバミルコリン・クロライド10-6Mで
収縮させた後、安定したところで各濃度の被験薬10μ
lを累積添加し、弛緩反応を記録した。最後にパパベリ
ン10-5Mを添加し、最大弛緩を惹起させた。パパベリ
ンによる弛緩を100%として、各濃度における弛緩率
を計算した。 被験薬:前記実施例10に記載する化合物を用いた。 結果:その結果を表2に示す。
【0063】
【表2】
【0064】以上の結果から、本発明化合物は良好な気
管弛緩作用を有していることが判明する。
管弛緩作用を有していることが判明する。
【0065】[毒性試験]本発明の化合物の急性毒性試
験を下記の方法で行った。ICR系雄性マウスを4週齢
で購入し、約10日間の予備飼育の後実験に供した。被
験薬物は、マウス体重10g当たり0.1mlになるよ
うに1%カルボキシメチルセルロース液に懸濁し金属製
胃ゾンデを用いて強制経口投与した。なお、マウスは実
験の前日から16時間絶食とした。投与後の観察期間を
14日間とし、14日後の生存率からリッチフィールド
・ウィルコクソン方によってLD50値を求めた。その結
果、本発明化合物である実施例8、9および10に記載
の化合物はいずれも1.5g/kg以上であった。
験を下記の方法で行った。ICR系雄性マウスを4週齢
で購入し、約10日間の予備飼育の後実験に供した。被
験薬物は、マウス体重10g当たり0.1mlになるよ
うに1%カルボキシメチルセルロース液に懸濁し金属製
胃ゾンデを用いて強制経口投与した。なお、マウスは実
験の前日から16時間絶食とした。投与後の観察期間を
14日間とし、14日後の生存率からリッチフィールド
・ウィルコクソン方によってLD50値を求めた。その結
果、本発明化合物である実施例8、9および10に記載
の化合物はいずれも1.5g/kg以上であった。
【0066】
【発明の効果】本発明の式(I)で示される四環式化合
物は、これまでに知られていない新規化合物であり、気
管支弛緩作用を有することから、喘息治療剤として有用
である。
物は、これまでに知られていない新規化合物であり、気
管支弛緩作用を有することから、喘息治療剤として有用
である。
Claims (9)
- 【請求項1】 次式一般式(I) 【化1】 (式中、Rは水素原子または低級アルキル基を表わし、
XはO、S、NまたはNHを表わし、YはC2 〜C4 の
直鎖または分枝鎖アルキレンを表わし、点線は二重結合
の存在、不存在を表わす。)で示される四環式化合物。 - 【請求項2】 一般式(I−a) 【化2】 (式中、RおよびYは前記定義と同一である。)で示さ
れる化合物である請求項1記載の四環式化合物。 - 【請求項3】 一般式(I−b) 【化3】 (式中、RおよびYは前記定義と同一である。)で示さ
れる化合物である請求項1記載の四環式化合物。 - 【請求項4】 一般式(I−c) 【化4】 (式中、RおよびYは前記定義と同一である。)で示さ
れる化合物である請求項1記載の四環式化合物。 - 【請求項5】 一般式(I−d) 【化5】 (式中、RおよびYは前記定義と同一である。)で示さ
れる化合物である請求項1記載の四環式化合物。 - 【請求項6】 請求項1の一般式(I)で示された四環
式化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分
として含有する気管支弛緩作用剤。 - 【請求項7】 請求項1の一般式(I)で示された四環
式化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分
として含有する喘息治療剤。 - 【請求項8】 請求項2、3、4および5のいずれか1
項に示した一般式(I−a)、(I−b)、(I−c)
および(I−d)で示された四環式化合物またはその薬
理学的に許容される塩を有効成分として含有する気管支
弛緩作用剤。 - 【請求項9】 請求項2、3、4および5のいずれか1
項に示した一般式(I−a)、(I−b)、(I−c)
および(I−d)で示された四環式化合物またはその薬
理学的に許容される塩を有効成分として含有する喘息治
療剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7931894A JPH07267963A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 四環式化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7931894A JPH07267963A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 四環式化合物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07267963A true JPH07267963A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13686529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7931894A Pending JPH07267963A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 四環式化合物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07267963A (ja) |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP7931894A patent/JPH07267963A/ja active Pending
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