JPH07279857A - 溶融プラスチック移送用ポンプの軸封装置 - Google Patents
溶融プラスチック移送用ポンプの軸封装置Info
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- JPH07279857A JPH07279857A JP6069664A JP6966494A JPH07279857A JP H07279857 A JPH07279857 A JP H07279857A JP 6069664 A JP6069664 A JP 6069664A JP 6966494 A JP6966494 A JP 6966494A JP H07279857 A JPH07279857 A JP H07279857A
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Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】グランドパッキンから漏洩させる溶融プラスチ
ックを、ポンプ本体に影響なく冷却し、安全に固化させ
て排出する。 【構成】軸封装置1において、パッキン箱2の側方に配
置されるパッキン押え9は、シャフト3に遊貫されグラ
ンドパッキン4に当接する筒部9aと、筒部9aと一体
の本体9bとからなり、パッキン箱2に固着したボルト
10と、ボルト10に螺合するナット11により、グラ
ンドパッキン4への締め込み量を調節可能となってい
る。又本体9bには、シャフト3との隙間12を囲むよ
うに環状の第2ジャケット室13が設けられ、下方の注
水口14から供給された冷却水が、第2ジャケット室1
3を通って上方の排水口15から排出される。更に本体
9bには、隙間12と連通する集積室16と、集積室1
6に連通して下方に開口する排出口17とが夫々設けら
れている。
ックを、ポンプ本体に影響なく冷却し、安全に固化させ
て排出する。 【構成】軸封装置1において、パッキン箱2の側方に配
置されるパッキン押え9は、シャフト3に遊貫されグラ
ンドパッキン4に当接する筒部9aと、筒部9aと一体
の本体9bとからなり、パッキン箱2に固着したボルト
10と、ボルト10に螺合するナット11により、グラ
ンドパッキン4への締め込み量を調節可能となってい
る。又本体9bには、シャフト3との隙間12を囲むよ
うに環状の第2ジャケット室13が設けられ、下方の注
水口14から供給された冷却水が、第2ジャケット室1
3を通って上方の排水口15から排出される。更に本体
9bには、隙間12と連通する集積室16と、集積室1
6に連通して下方に開口する排出口17とが夫々設けら
れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体ケーシングのパッ
キン箱と、パッキン箱を貫通して外部に突出する主軸と
の間にグランドパッキンを介在させ、そのグランドパッ
キンをパッキン押えにより締め付けてシールするポンプ
の軸封装置に関するものである。
キン箱と、パッキン箱を貫通して外部に突出する主軸と
の間にグランドパッキンを介在させ、そのグランドパッ
キンをパッキン押えにより締め付けてシールするポンプ
の軸封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポンプの軸封装置において、グランドパ
ッキンは最も良く用いられるシール手段である。図4は
従来のポンプの軸封装置20を示す説明図で、本体ケー
シングと一体に設けたパッキン箱21に主軸22を貫通
させ、このパッキン箱21と主軸22との間にグランド
パッキン23を設け、更にパッキン箱21の大気側(右
側)に、主軸22に遊貫されるパッキン押え24を、パ
ッキン箱21に固着したボルト25とナット26によっ
て螺着し、グランドパッキン23をパッキン押え24で
締め込んで、パッキン内に接面圧力を生じさせて漏れを
制限するものである。但しこのようなグランドパッキン
23を利用する場合、漏洩量が0になるまで絞め込む
と、グランドパッキン23と主軸22との潤滑が悪くな
り、摩擦熱が発生して寿命が低下するため、パッキン押
え24の締め込み量を調整してグランドパッキン23と
主軸22間に少量の漏れを許容し、潤滑性を確保する必
要がある。しかし移送する流体が分解過程の高温(約3
00〜450℃)の溶融プラスチックのように引火性、
発火性の高いものであると、そのまま漏洩させると危険
であるため、同図の如く、パッキン箱21内でグランド
パッキン23の外周に環状のジャケット室27を設け、
流体温度より低いスチーム(約100〜140℃)や冷
却水(常温)等を通過させる(スチームで毎分約100
〜1000Nリットル、冷却水で毎分約10〜100リ
ットル)ことで、間接的に高温の流体を発火温度より冷
却してから漏洩させて、主軸22とパッキン押え24と
の間から排出していた。
ッキンは最も良く用いられるシール手段である。図4は
従来のポンプの軸封装置20を示す説明図で、本体ケー
シングと一体に設けたパッキン箱21に主軸22を貫通
させ、このパッキン箱21と主軸22との間にグランド
パッキン23を設け、更にパッキン箱21の大気側(右
側)に、主軸22に遊貫されるパッキン押え24を、パ
ッキン箱21に固着したボルト25とナット26によっ
て螺着し、グランドパッキン23をパッキン押え24で
締め込んで、パッキン内に接面圧力を生じさせて漏れを
制限するものである。但しこのようなグランドパッキン
23を利用する場合、漏洩量が0になるまで絞め込む
と、グランドパッキン23と主軸22との潤滑が悪くな
り、摩擦熱が発生して寿命が低下するため、パッキン押
え24の締め込み量を調整してグランドパッキン23と
主軸22間に少量の漏れを許容し、潤滑性を確保する必
要がある。しかし移送する流体が分解過程の高温(約3
00〜450℃)の溶融プラスチックのように引火性、
発火性の高いものであると、そのまま漏洩させると危険
であるため、同図の如く、パッキン箱21内でグランド
パッキン23の外周に環状のジャケット室27を設け、
流体温度より低いスチーム(約100〜140℃)や冷
却水(常温)等を通過させる(スチームで毎分約100
〜1000Nリットル、冷却水で毎分約10〜100リ
ットル)ことで、間接的に高温の流体を発火温度より冷
却してから漏洩させて、主軸22とパッキン押え24と
の間から排出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の軸封装置に
おいては、熱分解過程の溶融プラスチックの固化温度は
約80〜150℃であるから、液状で前記主軸とパッキ
ン押えとの間から漏洩する分解過程のプラスチックは、
スチーム冷却で約150〜250℃となり、依然として
引火の虞れがある上、取扱者にとって火傷の危険も高
い。そこで前記ジャケット室にスチームの代わりに冷却
水を流し、より冷却効果を高める方法が採用されてい
る。この場合、パッキン箱の冷却効果が高まって溶融プ
ラスチックがグランドパッキンと主軸との間を漏洩して
くる間に固化し、固化状のプラスチック分解物として取
り出せるため、引火等の危険はなく安全であるが、逆に
グランドパッキンと主軸間の潤滑性が低下し、両者の寿
命が短くなってしまう。又大量の冷却水を用いるから、
ポンプ本体内の溶融プラスチックも冷やすことになって
熱効率が悪くなる一方、ポンプ本体においても、低温に
なるパッキン箱と他の構成部との熱勾配が大きくなり、
ポンプ構成部品の熱応力も多大となって構成材料の寿命
が低下する。更に温度勾配によりポンプの変形を引き起
こす虞れも生じる。
おいては、熱分解過程の溶融プラスチックの固化温度は
約80〜150℃であるから、液状で前記主軸とパッキ
ン押えとの間から漏洩する分解過程のプラスチックは、
スチーム冷却で約150〜250℃となり、依然として
引火の虞れがある上、取扱者にとって火傷の危険も高
い。そこで前記ジャケット室にスチームの代わりに冷却
水を流し、より冷却効果を高める方法が採用されてい
る。この場合、パッキン箱の冷却効果が高まって溶融プ
ラスチックがグランドパッキンと主軸との間を漏洩して
くる間に固化し、固化状のプラスチック分解物として取
り出せるため、引火等の危険はなく安全であるが、逆に
グランドパッキンと主軸間の潤滑性が低下し、両者の寿
命が短くなってしまう。又大量の冷却水を用いるから、
ポンプ本体内の溶融プラスチックも冷やすことになって
熱効率が悪くなる一方、ポンプ本体においても、低温に
なるパッキン箱と他の構成部との熱勾配が大きくなり、
ポンプ構成部品の熱応力も多大となって構成材料の寿命
が低下する。更に温度勾配によりポンプの変形を引き起
こす虞れも生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、高温の
溶融プラスチックを移送させる場合でも安全に固化させ
て排出できるのみならず、その回収や再利用に至便で、
更にその冷却作用が、グランドパッキンと主軸間の潤滑
やポンプの構成部等に影響を与えないポンプの軸封装置
を提供するもので、その構成は、パッキン押えに、ジャ
ケット室を主軸と非接触で設けたことを特徴とするもの
で、具体的には、そのジャケット室を、パッキン押えに
内蔵したり、パッキン押えと別体で着脱可能に設けたり
するものである。又前記パッキン押えに、主軸とパッキ
ン押えとの隙間に連通する漏洩物の排出路を設けても良
い。尚本発明でいう主軸とは、単体のシャフトは勿論、
シャフトにスリーブを外装させてグランドパッキンでシ
ールする軸スリーブの形態も含むものである。
溶融プラスチックを移送させる場合でも安全に固化させ
て排出できるのみならず、その回収や再利用に至便で、
更にその冷却作用が、グランドパッキンと主軸間の潤滑
やポンプの構成部等に影響を与えないポンプの軸封装置
を提供するもので、その構成は、パッキン押えに、ジャ
ケット室を主軸と非接触で設けたことを特徴とするもの
で、具体的には、そのジャケット室を、パッキン押えに
内蔵したり、パッキン押えと別体で着脱可能に設けたり
するものである。又前記パッキン押えに、主軸とパッキ
ン押えとの隙間に連通する漏洩物の排出路を設けても良
い。尚本発明でいう主軸とは、単体のシャフトは勿論、
シャフトにスリーブを外装させてグランドパッキンでシ
ールする軸スリーブの形態も含むものである。
【0005】
【作用】ジャケット室に冷却水等を注入すると、その冷
却作用によりパッキン押えが冷却され、グランドパッキ
ンと主軸間から漏洩する溶融プラスチックはパッキン押
えと主軸との間で冷却されて、固化したプラスチックと
なって排出される。よって固化したプラスチックを安全
に取り出せるのは勿論、その回収も簡単にできる。又主
軸とグランドパッキン間の潤滑性は失われず、パッキン
押えの冷却作用がポンプ本体へ影響を与えることもな
い。又ジャケット室をパッキン押えに内蔵すると、高い
冷却効果を達成でき、好ましい形態となる。一方別体で
着脱可能とすると、既存の軸封装置にも適用可能とな
り、格別の効果を奏することができる。更にパッキン押
えに排出路を設けると、固化したプラスチックが飛散せ
ず、その回収が簡単になり、原料槽への再利用に至便と
なる。
却作用によりパッキン押えが冷却され、グランドパッキ
ンと主軸間から漏洩する溶融プラスチックはパッキン押
えと主軸との間で冷却されて、固化したプラスチックと
なって排出される。よって固化したプラスチックを安全
に取り出せるのは勿論、その回収も簡単にできる。又主
軸とグランドパッキン間の潤滑性は失われず、パッキン
押えの冷却作用がポンプ本体へ影響を与えることもな
い。又ジャケット室をパッキン押えに内蔵すると、高い
冷却効果を達成でき、好ましい形態となる。一方別体で
着脱可能とすると、既存の軸封装置にも適用可能とな
り、格別の効果を奏することができる。更にパッキン押
えに排出路を設けると、固化したプラスチックが飛散せ
ず、その回収が簡単になり、原料槽への再利用に至便と
なる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、高温の分解過程の溶融プラスチックを移送
する廃プラスチックの熱分解油化還元プラント用のギヤ
ーポンプにおける軸封装置1の詳細を示す説明図で、右
が大気側、左がポンプ本体側である。ポンプ本体と一体
のパッキン箱2中央にはシャフト3が貫通し、シャフト
3とパッキン箱2との間にはグランドパッキン4が設け
られて両者間をシールしている。又パッキン箱2におけ
るグランドパッキン4の外側には、環状の第1ジャケッ
ト室5が形成されており、入口6から供給される冷却用
のスチームを第1ジャケット室5を通して出口7から排
出することで、シャフト3とグランドパッキン4間から
漏洩する溶融プラスチック8を、発火点より低い温度に
間接冷却することができる。又パッキン箱2の側方には
パッキン押え9が配置される。このパッキン押え9は、
シャフト3に遊貫され前記グランドパッキン4に当接す
る筒部9aと、筒部9aと一体の本体9bとからなり、
図2の如くシャフト3を挟んでパッキン箱2へ対称に固
着した一対のボルト10,10に貫通されて、シャフト
3の軸方向にスライド可能に設けられ、ボルト10,1
0に螺合するナット11,11の締め付け量を変更する
ことにより、グランドパッキン4への筒部9aの締め込
み量を調節可能となっている。更にパッキン押え9の本
体9bには、シャフト3との隙間12(本実施例では2
mm)に接近し、これを囲むように環状の第2ジャケッ
ト室13が設けられており、下方の注水口14から常温
の冷却水を供給(約1〜10リットル/分)し、この第
2ジャケット室13を通して上方の排水口15から排出
することで、パッキン押え9を冷却可能となっている。
更に本体9bには、前記隙間12と連通する中空の集積
室16と、この集積室16に連通して下方に開口する水
平断面が丸形の排出口17(30mm径)とが夫々設け
られている。
る。図1は、高温の分解過程の溶融プラスチックを移送
する廃プラスチックの熱分解油化還元プラント用のギヤ
ーポンプにおける軸封装置1の詳細を示す説明図で、右
が大気側、左がポンプ本体側である。ポンプ本体と一体
のパッキン箱2中央にはシャフト3が貫通し、シャフト
3とパッキン箱2との間にはグランドパッキン4が設け
られて両者間をシールしている。又パッキン箱2におけ
るグランドパッキン4の外側には、環状の第1ジャケッ
ト室5が形成されており、入口6から供給される冷却用
のスチームを第1ジャケット室5を通して出口7から排
出することで、シャフト3とグランドパッキン4間から
漏洩する溶融プラスチック8を、発火点より低い温度に
間接冷却することができる。又パッキン箱2の側方には
パッキン押え9が配置される。このパッキン押え9は、
シャフト3に遊貫され前記グランドパッキン4に当接す
る筒部9aと、筒部9aと一体の本体9bとからなり、
図2の如くシャフト3を挟んでパッキン箱2へ対称に固
着した一対のボルト10,10に貫通されて、シャフト
3の軸方向にスライド可能に設けられ、ボルト10,1
0に螺合するナット11,11の締め付け量を変更する
ことにより、グランドパッキン4への筒部9aの締め込
み量を調節可能となっている。更にパッキン押え9の本
体9bには、シャフト3との隙間12(本実施例では2
mm)に接近し、これを囲むように環状の第2ジャケッ
ト室13が設けられており、下方の注水口14から常温
の冷却水を供給(約1〜10リットル/分)し、この第
2ジャケット室13を通して上方の排水口15から排出
することで、パッキン押え9を冷却可能となっている。
更に本体9bには、前記隙間12と連通する中空の集積
室16と、この集積室16に連通して下方に開口する水
平断面が丸形の排出口17(30mm径)とが夫々設け
られている。
【0007】以上の如く構成された軸封装置1は、ボル
ト10とナット11によるパッキン押え9の締め付け量
を調整して、ポンプ正規運転時は、溶融プラスチック8
をポンプ圧力によりグランドパッキン4とシャフト3間
より漏洩させ、パッキン押え9の筒部9aとシャフト3
との隙間12へ排出させる。このポンプ運転中は、入口
6から第1ジャケット室5を通って出口7へ流れるスチ
ームにより、パッキン箱2の熱を吸収してグランドパッ
キン4を間接冷却し、約300〜450℃の分解過程の
溶融プラスチックは約150〜250℃まで冷却され
る。又ここでのスチームは、その温度をポンプで移送さ
れる溶融プラスチック8の融点よりも高い温度に設定し
てあるから、プラント及び装置を停止させてポンプを停
止し、ポンプへの熱供給を遮断して、ポンプ内部の溶融
プラスチックが冷却固化した後、再度ポンプを運転する
前に、グランドパッキン4及びケーシング本体内に固化
しているプラスチックを溶かすためにも使用される。こ
のように分解過程のプラスチックは高温の液状のまま隙
間12へ排出されるが、パッキン押え9は、第2ジャケ
ット室13を通る冷却水により、その熱を吸収されて温
度が常温近くまで低下しているから、溶融プラスチック
はパッキン押え9と接触して融点より低く(約120℃
〜常温)まで冷却され、隙間12内で固化しつつ集積室
16内へ押し出され、そのまま排出口17から排出され
る。よって軸封装置1から漏洩させた熱分解プラスチッ
クは、最終的には固形物として回収されることとなり、
引火や発火の危険がなく安全であるのは勿論、原料槽へ
の再投入も容易となる。又溶融プラスチックがグランド
パッキン4で固化しないため、グランドパッキン4やシ
ャフト3の摩耗が少なくなって寿命が延び、メンテナン
スも簡単になる。更にパッキン箱2と離れたパッキン押
え9を冷却するから、ポンプ本体からの熱の吸収量が少
なく、その分冷却水量を少なくできると共に、逆にパッ
キン箱2やポンプ本体へパッキン押え9からの冷却作用
は伝わらないから、ポンプが移送する流体自体の熱効率
は下がらないのに加え、ポンプ本体での熱勾配が緩やか
になり、熱応力が小さくなってポンプの構成部への影響
も少なくなる。
ト10とナット11によるパッキン押え9の締め付け量
を調整して、ポンプ正規運転時は、溶融プラスチック8
をポンプ圧力によりグランドパッキン4とシャフト3間
より漏洩させ、パッキン押え9の筒部9aとシャフト3
との隙間12へ排出させる。このポンプ運転中は、入口
6から第1ジャケット室5を通って出口7へ流れるスチ
ームにより、パッキン箱2の熱を吸収してグランドパッ
キン4を間接冷却し、約300〜450℃の分解過程の
溶融プラスチックは約150〜250℃まで冷却され
る。又ここでのスチームは、その温度をポンプで移送さ
れる溶融プラスチック8の融点よりも高い温度に設定し
てあるから、プラント及び装置を停止させてポンプを停
止し、ポンプへの熱供給を遮断して、ポンプ内部の溶融
プラスチックが冷却固化した後、再度ポンプを運転する
前に、グランドパッキン4及びケーシング本体内に固化
しているプラスチックを溶かすためにも使用される。こ
のように分解過程のプラスチックは高温の液状のまま隙
間12へ排出されるが、パッキン押え9は、第2ジャケ
ット室13を通る冷却水により、その熱を吸収されて温
度が常温近くまで低下しているから、溶融プラスチック
はパッキン押え9と接触して融点より低く(約120℃
〜常温)まで冷却され、隙間12内で固化しつつ集積室
16内へ押し出され、そのまま排出口17から排出され
る。よって軸封装置1から漏洩させた熱分解プラスチッ
クは、最終的には固形物として回収されることとなり、
引火や発火の危険がなく安全であるのは勿論、原料槽へ
の再投入も容易となる。又溶融プラスチックがグランド
パッキン4で固化しないため、グランドパッキン4やシ
ャフト3の摩耗が少なくなって寿命が延び、メンテナン
スも簡単になる。更にパッキン箱2と離れたパッキン押
え9を冷却するから、ポンプ本体からの熱の吸収量が少
なく、その分冷却水量を少なくできると共に、逆にパッ
キン箱2やポンプ本体へパッキン押え9からの冷却作用
は伝わらないから、ポンプが移送する流体自体の熱効率
は下がらないのに加え、ポンプ本体での熱勾配が緩やか
になり、熱応力が小さくなってポンプの構成部への影響
も少なくなる。
【0008】尚上記実施例では、第2ジャケット室13
や集積室16、排出口17をパッキン押え9と一体に設
けたものについて説明したが、図3の如く第2ジャケッ
ト室13aと注水口14a、排水口15a、集積室16
a、排出口17aとをパッキン押え9と別体にして、冷
却ユニット18としてボルト19や他の装着手段でパッ
キン押え9に着脱可能とすれば、既存のポンプにも簡単
に適用でき、溶融プラスチック移送用のポンプとしての
使用が可能となる。又パッキン押えに設ける第2ジャケ
ット室は、実施例では環状のものを1つ形成したもので
あるが、形状や大きさは上記実施例に限定するものでな
く、その数もシャフトの軸方向へ2本以上を並列させて
配置しても良い。この設計変更は集積室16や排出口1
7の形状においても同様で、排出口17を角形にした
り、下方でなく側方へ設けたり、或は複数設けたりもで
きる。更に集積室16や排出口17があると固化したプ
ラスチックの回収に便利であるが、これらをなくして第
2ジャケット室13のみを、パッキン押え9と一体に、
又は別体として設けても差し支えない。
や集積室16、排出口17をパッキン押え9と一体に設
けたものについて説明したが、図3の如く第2ジャケッ
ト室13aと注水口14a、排水口15a、集積室16
a、排出口17aとをパッキン押え9と別体にして、冷
却ユニット18としてボルト19や他の装着手段でパッ
キン押え9に着脱可能とすれば、既存のポンプにも簡単
に適用でき、溶融プラスチック移送用のポンプとしての
使用が可能となる。又パッキン押えに設ける第2ジャケ
ット室は、実施例では環状のものを1つ形成したもので
あるが、形状や大きさは上記実施例に限定するものでな
く、その数もシャフトの軸方向へ2本以上を並列させて
配置しても良い。この設計変更は集積室16や排出口1
7の形状においても同様で、排出口17を角形にした
り、下方でなく側方へ設けたり、或は複数設けたりもで
きる。更に集積室16や排出口17があると固化したプ
ラスチックの回収に便利であるが、これらをなくして第
2ジャケット室13のみを、パッキン押え9と一体に、
又は別体として設けても差し支えない。
【0009】尚上記実施例では本発明の軸封装置をギヤ
ーポンプに適用したものについて説明したが、グランド
パッキンを用いた軸封装置を有するポンプであれば、渦
巻ポンプや粘性ポンプ、ピストンポンプ等、各種のポン
プに採用することは可能である。又本発明の軸封装置
は、高分子のプラスチックと、低分子のガソリン、灯油
分が混在している廃プラスチックを再利用する熱分解油
化還元プラントや装置において用いられるポンプに採用
すると、分解過程の溶融プラスチックが前述の如く特に
高温であることから、実施例のように漏洩物への冷却効
果が有効に発揮されて最適の実施態様となるが、本発明
は比較的温度の低い製造過程での溶融プラスチック等を
移送流体とするポンプにおいても採用可能で、ここでも
充分な冷却効果が達成できることは言うまでもない。
ーポンプに適用したものについて説明したが、グランド
パッキンを用いた軸封装置を有するポンプであれば、渦
巻ポンプや粘性ポンプ、ピストンポンプ等、各種のポン
プに採用することは可能である。又本発明の軸封装置
は、高分子のプラスチックと、低分子のガソリン、灯油
分が混在している廃プラスチックを再利用する熱分解油
化還元プラントや装置において用いられるポンプに採用
すると、分解過程の溶融プラスチックが前述の如く特に
高温であることから、実施例のように漏洩物への冷却効
果が有効に発揮されて最適の実施態様となるが、本発明
は比較的温度の低い製造過程での溶融プラスチック等を
移送流体とするポンプにおいても採用可能で、ここでも
充分な冷却効果が達成できることは言うまでもない。
【0010】
【発明の効果】以上本発明によれば、溶融プラスチック
移送用ポンプにおいて漏洩する液状の溶融プラスチック
を引火や火傷の危険がない安全な固形物として単独で回
収することができ、取扱が簡単で、原料としての再投入
も簡単に行えると共に、主軸とグランドパッキン間の摩
耗が少なくなり、メンテナンスの手間も軽減される。又
パッキン押えで冷却作用を行うから、ポンプ本体側へ影
響を与えることが少なく、ポンプが移送する溶融プラス
チックの熱効率が低下しないのに加え、ポンプ本体内部
の熱勾配が大きくなって熱応力も多大となりポンプ構成
材料の寿命が短くなったり、ポンプが熱変形したりする
虞れもなくなる。更にパッキン箱を冷却する場合と比較
して熱の吸収量は少なくて済み、冷却水量の節約にも繋
がる。又請求項2の如くジャケット室をパッキン押えに
内蔵すると、冷却効果がより高まり、請求項3の如く別
体で着脱可能とすると、既存のポンプの軸封装置にも簡
単に適用することができる。更に請求項4の如くパッキ
ン押えに排出路を設けると、固化したプラスチックの回
収が簡単になり、原料槽への再利用に至便となる。
移送用ポンプにおいて漏洩する液状の溶融プラスチック
を引火や火傷の危険がない安全な固形物として単独で回
収することができ、取扱が簡単で、原料としての再投入
も簡単に行えると共に、主軸とグランドパッキン間の摩
耗が少なくなり、メンテナンスの手間も軽減される。又
パッキン押えで冷却作用を行うから、ポンプ本体側へ影
響を与えることが少なく、ポンプが移送する溶融プラス
チックの熱効率が低下しないのに加え、ポンプ本体内部
の熱勾配が大きくなって熱応力も多大となりポンプ構成
材料の寿命が短くなったり、ポンプが熱変形したりする
虞れもなくなる。更にパッキン箱を冷却する場合と比較
して熱の吸収量は少なくて済み、冷却水量の節約にも繋
がる。又請求項2の如くジャケット室をパッキン押えに
内蔵すると、冷却効果がより高まり、請求項3の如く別
体で着脱可能とすると、既存のポンプの軸封装置にも簡
単に適用することができる。更に請求項4の如くパッキ
ン押えに排出路を設けると、固化したプラスチックの回
収が簡単になり、原料槽への再利用に至便となる。
【図1】本発明の溶融プラスチック移送用ポンプの軸封
装置の実施例を示す説明図である。
装置の実施例を示す説明図である。
【図2】図1のA−A線端面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【図4】従来のポンプの軸封装置を示す説明図である。
1・・軸封装置、2・・パッキン箱、3・・シャフト、
4・・グランドパッキン、5・・第1ジャケット室、6
・・入口、7・・出口、8・・溶融プラスチック、9・
・パッキン押え、10・・ボルト、11・・ナット、1
2・・隙間、13・・第2ジャケット室、14・・注水
口、15・・排水口、16・・集積室、17・・排出
口、18・・冷却ユニット。
4・・グランドパッキン、5・・第1ジャケット室、6
・・入口、7・・出口、8・・溶融プラスチック、9・
・パッキン押え、10・・ボルト、11・・ナット、1
2・・隙間、13・・第2ジャケット室、14・・注水
口、15・・排水口、16・・集積室、17・・排出
口、18・・冷却ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04C 29/04 D
Claims (4)
- 【請求項1】 本体ケーシングと一体に設けられたパッ
キン箱と、パッキン箱を貫通して外部へ突出する主軸と
の間にグランドパッキンを介在させ、本体ケーシングの
外部にはパッキン押えを設けて、本体ケーシング内を移
送される溶融プラスチックを、パッキン押えの締め付け
量によりその漏洩量を調整してグランドパッキンから漏
洩させ、主軸とパッキン押えとの間から排出する溶融プ
ラスチック移送用ポンプの軸封装置であって、前記パッ
キン押えに、ジャケット室を主軸と非接触で設けたこと
を特徴とする溶融プラスチック移送用ポンプの軸封装
置。 - 【請求項2】 前記ジャケット室を、パッキン押えに内
蔵したものである特許請求の範囲第1項に記載の溶融プ
ラスチック移送用ポンプの軸封装置。 - 【請求項3】 前記ジャケット室を、パッキン押えへ着
脱可能に設けたものである特許請求の範囲第1項に記載
の溶融プラスチック移送用ポンプの軸封装置。 - 【請求項4】 前記パッキン押えに、主軸とパッキン押
えとの隙間に連通する漏洩物の排出路を設けたものであ
る特許請求の範囲第1項乃至第3項に記載の溶融プラス
チック移送用ポンプの軸封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6069664A JPH07279857A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 溶融プラスチック移送用ポンプの軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6069664A JPH07279857A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 溶融プラスチック移送用ポンプの軸封装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07279857A true JPH07279857A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13409332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6069664A Pending JPH07279857A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 溶融プラスチック移送用ポンプの軸封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07279857A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101512108B1 (ko) * | 2014-10-29 | 2015-04-14 | 하미테크 주식회사 | 냉각수단이 구비된 무급유식 압축기 |
| CN115541134A (zh) * | 2022-09-20 | 2022-12-30 | 北京航天动力研究所 | 氢氧涡轮泵低温高速双工位端面密封试验装置及方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5377306A (en) * | 1976-12-20 | 1978-07-08 | Yoshitarou Komatsu | Oil seal cooler for rotary pump |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP6069664A patent/JPH07279857A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5377306A (en) * | 1976-12-20 | 1978-07-08 | Yoshitarou Komatsu | Oil seal cooler for rotary pump |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101512108B1 (ko) * | 2014-10-29 | 2015-04-14 | 하미테크 주식회사 | 냉각수단이 구비된 무급유식 압축기 |
| CN115541134A (zh) * | 2022-09-20 | 2022-12-30 | 北京航天动力研究所 | 氢氧涡轮泵低温高速双工位端面密封试验装置及方法 |
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