JPH07321519A - 電極形成方法 - Google Patents

電極形成方法

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JPH07321519A
JPH07321519A JP13122094A JP13122094A JPH07321519A JP H07321519 A JPH07321519 A JP H07321519A JP 13122094 A JP13122094 A JP 13122094A JP 13122094 A JP13122094 A JP 13122094A JP H07321519 A JPH07321519 A JP H07321519A
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film
ceramic dielectric
dielectric block
metal film
resist
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JP13122094A
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English (en)
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Eisaku Miyauchi
栄作 宮内
Masayuki Yoshida
政幸 吉田
Genichi Watanabe
源一 渡辺
Junichi Sudo
純一 須藤
Koji Tashiro
浩二 田代
Hiromi Yamamoto
弘美 山本
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動用乃至携帯用通信機器等に用いられてい
る誘電体フィルタ等のセラミック誘電体ブロックに付着
力の高い電極を効率的に形成する。 【構成】 セラミック誘電体ブロックの全面に導電性の
良好な無電解銅鍍金膜を無電解銅鍍金工程#7により形
成し、該無電解銅鍍金膜上にはんだ付着性の良好なはん
だ又は錫鍍金膜を形成した後、第1及び第2の鍍金膜を
ある種のサンドブラスト加工を行うパウダービーム加工
工程#15で部分的に除去して所望のパターンを形成す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動用乃至携帯用通信
機器等に用いられている誘電体フィルタ等のセラミック
誘電体ブロックに付着力の高い電極を効率的に形成する
ための電極形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動用乃至携帯用通信機器等にお
ける帯域通過フィルタとして、誘電体フィルタが広く使
用されるようになってきている。このような誘電体フィ
ルタは、セラミック誘電体ブロックに1個乃至複数個の
貫通穴を設け、該貫通穴の内面及び該貫通穴の軸方向に
平行な当該セラミック誘電体ブロックの外面に導体膜を
設けるとともに該貫通穴の一方が開口した端面にも導体
膜を設けた構成となっている。
【0003】図11の誘電体フィルタ1は最も基本的な
構成であって、円柱状セラミック誘電体ブロック2の中
心部に1個の貫通穴3を設け、貫通穴3の内面に内導体
膜4aを設けるとともに貫通穴3の軸方向に平行な当該
セラミック誘電体ブロック2の外面及び貫通穴3の一方
が開口した端面に外導体膜4bを設けたものである。
【0004】また、図12の誘電体フィルタ10は、角
柱状セラミック誘電体ブロック12に3個の貫通穴13
を設け、各貫通穴13の内面に内導体膜14aを設ける
とともに貫通穴13の軸方向に平行な当該セラミック誘
電体ブロック12の外面及び各貫通穴13の一方が開口
した端面に外導体膜14bを設けたものである。この場
合、例えば3段の帯域通過フィルタ等を構成できる。
【0005】さらに、図13の誘電体フィルタ20は、
角柱状セラミック誘電体ブロック22に6個の貫通穴2
3を設け、各貫通穴23の内面に内導体膜24aを設け
るとともに貫通穴23の軸方向に平行な当該セラミック
誘電体ブロック22の外面及び各貫通穴23の一方が開
口した端面に外導体膜24bを設けたものである。この
場合、例えば6段の帯域通過フィルタ等を構成できる。
【0006】図14の誘電体フィルタ30は、側面に凹
凸を形成した角柱状セラミック誘電体ブロック32に3
個の貫通穴33を設け、各貫通穴33の内面に内導体膜
34aを設けるとともに貫通穴33の軸方向に平行な当
該セラミック誘電体ブロック32の外面及び各貫通穴3
3の一方が開口した端面に外導体膜34bを設けたもの
である。この場合、例えば3段の帯域通過フィルタ等を
構成できる。
【0007】図15の誘電体フィルタ40は、角柱状セ
ラミック誘電体ブロック42に3個の貫通穴43を設
け、各貫通穴43の内面に内導体膜44aを設けるとと
もに貫通穴43の軸方向に平行な当該セラミック誘電体
ブロック42の外面及び各貫通穴43の一方が開口した
端面に外導体膜44bを設けている。そして、さらに各
貫通穴43の他方が開口したセラミック誘電体ブロック
42の端面(開放端面)に前記内導体膜44aに接続す
る所定形状のパターンの導体膜45が形成されるととも
に、セラミック誘電体ブロック42の側面には導体膜4
5に静電容量で結合する入出力端子用導体膜46が形成
されている。この場合も、例えば3段の帯域通過フィル
タ等を構成でき、入出力端子用導体膜46を利用してア
ンテナ又は増幅手段等に接続できる。
【0008】ところで、上記の如き誘電体フィルタの各
導体膜で構成される電極は、従来、セラミック誘電体ブ
ロックに銀ペーストを塗布又は印刷した後、焼き付ける
こと等で形成するのが普通であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に例示した誘電体フィルタ40のように、フィルタ特性
の改善もしくは調整のために内導体膜44aに接続する
特定形状のパターンを持つ導体膜45やこれに結合する
入出力端子用導体膜46等をセラミック誘電体ブロック
42の複数の面にわたり形成する必要がある場合、銀ペ
ーストのスクリーン印刷により銀ペーストをセラミック
誘電体ブロック42の各面に付着せしめなければならな
いが、このスクリーン印刷による工法では、各面毎に印
刷後乾燥という過程を繰り返す必要があり、工程が多
く、製品を得るのに要する時間、すなわちタクトタイム
が長くなる欠点がある。また、銀ペーストの印刷塗布、
焼き付けで電極を形成する場合、セラミック誘電体ブロ
ックに対する付着力が必ずしも充分とは言えず、はんだ
喰われが生じる嫌いもある。さらに、銀ペーストのスク
リーン印刷の場合、パターン精度を高くすることは限界
があり、後工程での電極トリミングに時間を要する問題
もあった。
【0010】本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、
工程数が少なく、また各工程に要する時間が短く、効率
的にセラミック誘電体ブロックに対する電極形成が可能
な電極形成方法を提供することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、セラミック誘電体
ブロックに対する密着性が良好で、信頼性の高い電極を
形成可能な電極形成方法を提供することにある。
【0012】本発明の第3の目的は、パターン精度の高
い電極を形成可能な電極形成方法を提供することにあ
る。
【0013】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施例において明らかにする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願第1発明の電極形成方法は、セラミック誘電体
ブロックの全面に導電性の良好な第1の金属膜を無電解
鍍金により形成し、該第1の金属膜上にはんだ付着性の
良好な第2の金属膜を形成した後、第1及び第2の金属
膜をサンドブラスト加工で部分的に除去して所望のパタ
ーンを形成したことを特徴とするものである。
【0015】本願第2発明の電極形成方法は、セラミッ
ク誘電体ブロックにレジスト膜を形成し、該レジスト膜
以外の前記セラミック誘電体ブロックの表面に導電性の
良好な第1の金属膜を無電解鍍金により形成し、該第1
の金属膜上にはんだ付着性の良好な第2の金属膜を形成
したことを特徴とするものである。
【0016】また、本願第1又は第2発明において、前
記第1の金属膜の膜厚を5μm以上に設定することが好
ましい。
【0017】本願第3発明の電極形成方法は、セラミッ
ク誘電体ブロックにレジスト膜を形成し、該レジスト膜
以外の前記セラミック誘電体ブロックの表面に導電性の
良好な第1の金属膜を無電解鍍金により形成し、該第1
の金属膜上に導電性の良好な第3の金属膜を電気鍍金に
より形成し、該第3の金属膜上にはんだ付着性の良好な
第2の金属膜を形成したことを特徴とするものである。
【0018】この本願第3発明において、前記第1の金
属膜の膜厚が0.3μm以上で、かつ前記第3の金属膜
の膜厚が5μm以上となるように設定することが好まし
い。
【0019】なお、本願第1、第2又は第3発明におい
て、前記第2の金属膜の膜厚を2μm以上に設定するこ
とが好ましい。
【0020】
【作用】本発明の電極形成方法においては、円筒、角筒
形状等のセラミック誘電体ブロックの全面に必要な複数
層の金属膜を被着形成した後、不要部分をサンドブラス
ト加工で部分的に除去して所望のパターンを形成する
か、あるいはセラミック誘電体ブロックのパターン不要
部分にレジストマスキングを予め形成してから必要な複
数層の金属膜を被着形成するようにしており、いずれに
しても従来の銀ペーストのスクリーン印刷でセラミック
誘電体ブロックの各面に所定のパターンの印刷を実行す
る場合のように各面毎に印刷と乾燥とを繰り返す手間が
不要で、工程数の低減及び各工程の時間短縮ができる。
【0021】また、導電性の良好な第1の金属膜を無電
解鍍金により形成しており、従来の銀ペーストの印刷、
焼き付けに比べて同等以上の剥離強度を確保できる。
【0022】さらに、鍍金による金属膜形成後のサンド
ブラスト加工や、レジストマスキング後の鍍金による金
属膜形成で得られた電極パターン精度は、スクリーン印
刷によるパターン精度よりも高精度とすることができ、
後工程での電極トリミングの省略乃至電極トリミングの
時間短縮を図ることができる。また、各種製品形状への
電極形成の対応が容易である。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る電極形成方法の実施例を
図面に従って説明する。
【0024】図1乃至図4で本発明の第1実施例を説明
する。まず、図1のように、バレル研磨工程#1で例え
ば図2(A)の如きセラミック誘電体ブロック2の全面
をバレル研磨する。すなわち、容器中に球状セラミック
とセラミック誘電体ブロックを入れて表面を研磨する。
次に、洗浄工程#2でセラミック誘電体ブロックの表面
を溶剤で洗浄し、エッチング工程#3でセラミック誘電
体ブロック2の表面を後工程の無電解鍍金の付着性が良
くなるようにエッチングする(表面を粗くする)。さら
に、洗浄工程#4でセラミック誘電体ブロックの表面を
溶剤で洗浄した後、触媒化工程#5で後工程の無電解鍍
金の化学反応が良好に行われるようにセラミック誘電体
ブロックの表面を触媒化処理する。
【0025】触媒化処理後のセラミック誘電体ブロック
2を洗浄工程#6で溶剤により洗浄した後、無電解銅鍍
金(Cuメッキ)工程#7を実行する。すなわち、セラ
ミック誘電体ブロック2の全面(貫通穴内面も含む)に
導電性の良好な第1の金属膜としての無電解銅鍍金膜5
1が5μm以上の膜厚で形成される。そして、洗浄工程
#8で溶剤により洗浄した後、電気はんだ又は錫鍍金
(Pb−Snメッキ又はSnメッキ)工程#9を実行す
る。すなわち、無電解銅鍍金膜51上にはんだ付着性の
良好な第2の金属膜としてのはんだ又は錫鍍金膜52が
2μm以上の膜厚で形成される。この結果、図2(B)
及び図3の如きセラミック誘電体ブロック2の全面(貫
通穴内面も含む)に導電性の良好な第1の金属膜として
の無電解銅鍍金膜51を形成し、その上にはんだ付着性
の良好な第2の金属膜としてのはんだ又は錫鍍金膜52
を形成したものが得られる。なお、無電解銅鍍金膜51
は5μm未満であると、誘電体共振器を構成したときの
共振先鋭度Qの低下を招くので好ましくない。また、は
んだ又は錫鍍金膜52は2μm未満であると、はんだ付
け作業時のはんだ付着性の低下や、はんだ付け時に無電
解銅鍍金膜51が劣化する危険性が発生するので望まし
くない。
【0026】その後、工程#10乃至19の電極パター
ン形成工程を実行する。すなわち、まず工程#10でワ
ークとしてのセラミック誘電体ブロック2を治具にセッ
トし、工程#11でフィルムレジストをセラミック誘電
体ブロック2のパターン面2a上にラミネートする。そ
の後、工程#12で紫外線(UV)を照射し、工程#1
3で現像(中和、水洗、乾燥)し、工程#14でポスト
ベークし、加熱することにより現像して残ったレジスト
を硬化させる。この結果、図2(C)のようにセラミッ
ク誘電体ブロックのパターン形成面にレジストマスキン
グ55が形成される(レジストマスキングは無電解銅鍍
金膜51及びはんだ又は錫鍍金膜52の電極パターンと
して残す部分を覆う)。その後、工程#15でパウダー
ビーム加工(サンドブラスト加工の一種)を実行し、S
iCの微細粒子をセラミック誘電体ブロックのパターン
形成面に当てることによってレジストマスキング55で
覆われていない部分の無電解銅鍍金膜51及びはんだ又
は錫鍍金膜52を図4のように除去して部分的にセラミ
ック誘電体ブロックの表面を露出する。このパウダービ
ームによるパターン形成は、パターン精度を±10μm
以下にすることが可能で、スクリーン印刷(±20乃至
30μm)の場合よりもパターン精度の向上を図ること
ができる。そして、工程#16でセラミック誘電体ブロ
ックを治具から取り出し、工程#17でセラミック誘電
体ブロック上の鍍金膜51,52を覆っているレジスト
を剥離し、工程#18で洗浄した後、工程#19で乾燥
させ、図2(D)の如き所望の電極パターンを持つ誘電
体フィルタを得る。
【0027】パターン形成面が図2のように一面である
場合は、これで電極パターン形成工程が完了し、以後検
査工程に進むことになるが、図15に示した誘電体フィ
ルタ40のように、内導体膜44aに接続する特定形状
のパターンを持つ導体膜45やこれに結合する入出力端
子用導体膜46を有するものである場合、パターン形成
面が複数面となるため、工程#20でセラミック誘電体
ブロックの加工面を変更して(セラミック誘電体ブロッ
クの向きを変えて)、再度工程#10乃至工程#19の
電極パターン形成工程を実行する。
【0028】セラミック誘電体ブロックのパターン形成
面の全てのパウダービーム加工が終了することで、図2
(D)又は図15等のように、無電解銅鍍金膜51上に
はんだ又は錫鍍金膜52を形成してなる所望の電極パタ
ーンを持つ誘電体フィルタが得られる。以後検査工程に
進む。
【0029】図5は無電解銅鍍金膜51及びはんだ又は
錫鍍金膜52をセラミック誘電体ブロック2に被着形成
した第1実施例の場合の引っ張り強度と、従来の銀ペー
ストの印刷焼き付け品の引っ張り強度とを比較して示
す。但し、成膜後にはんだ付けして引っ張り強度を測定
し、はんだ付け面積は1.5mm×4mmとした。図
中、丸印は第1実施例(但し、無電解銅鍍金膜51の膜
厚6μm、はんだ鍍金膜52の膜厚2μmとした。)の
状態における引っ張り強度、三角印は従来の銀ペースト
の印刷焼き付け品の引っ張り強度を示している。この図
から、第1実施例の場合の引っ張り強度は、従来の銀ペ
ーストの印刷焼き付け品と同等以上であることがわか
る。
【0030】この第1実施例によれば、以下の効果を得
ることができる。
【0031】(1) セラミック誘電体ブロックの全面
に、無電解鍍金によって導電性の良好な第1の金属膜と
しての無電解銅鍍金膜51を被着形成し、その上に電気
鍍金によってはんだ付着性の良好な第2の金属膜として
のはんだ又は錫鍍金膜52を形成した後、パウダービー
ム加工によって所望の電極パターンを高精度で形成して
おり、銀ペーストのスクリーン印刷でセラミック誘電体
ブロックの各面に所定のパターンの印刷を実行する場合
のように各面毎に印刷と乾燥とを繰り返す手間が不要
で、工程数の低減及び各工程の時間短縮ができる。
【0032】(2) セラミック誘電体ブロックに接する
第1の金属膜を、無電解鍍金によって無電解銅鍍金膜5
1として被着形成しており、従来の銀ペーストの印刷、
焼き付けに比べて同等以上の電極の剥離強度を確保でき
る。
【0033】(3) 無電解銅鍍金膜51及びはんだ又は
錫鍍金膜52をパウダービーム加工で部分的に除去する
ことによって得られた電極パターン精度は、スクリーン
印刷によるパターン精度よりも高精度とすることがで
き、後工程での電極トリミングの省略乃至電極トリミン
グの時間短縮を図ることができる。また、各種製品形状
への電極形成の対応が容易である。
【0034】(4) 導電性の良好な第1の金属膜として
の無電解銅鍍金膜51の膜厚を5μm以上としたので、
誘電体フィルタの共振先鋭度Qを良好にすることができ
る。なお、無電解銅鍍金膜51の膜厚が5μm未満であ
るとQの値が低下するので望ましくない。
【0035】(5) 無電解銅鍍金膜51上にはんだ付着
性の良好なはんだ又は錫鍍金膜52を電気鍍金で被着形
成しており、はんだ付けを良好に行うことができる。ま
た、はんだ又は錫鍍金膜52の膜厚が2μm以上である
ため、はんだ付け時に無電解銅鍍金膜51が劣化するの
を抑制することができ、信頼性を高くすることができ
る。
【0036】なお、第1実施例において、無電解銅鍍金
膜51及びはんだ又は錫鍍金膜52の膜厚の上限値は、
パウダービーム加工が可能な範囲であれば良いが、成膜
時間等を考慮すると10μm以下が望ましいと考えられ
る。
【0037】図6乃至図8で本発明の第2実施例を説明
する。この場合、図7(A)の如きセラミック誘電体ブ
ロック2に対して図6のバレル研磨工程#1乃至洗浄工
程#4を実行することは第1実施例と同じである。
【0038】そして、セラミック誘電体ブロック2の洗
浄工程#4終了後、乾燥工程#21でセラミック誘電体
ブロック2を乾燥させる。そして、工程#22乃至工程
#25のレジストマスキング形成工程を実行する。すな
わち、レジスト印刷工程#22でセラミック誘電体ブロ
ック2のパターン面2aに耐鍍金性レジストを印刷し、
UV照射工程#23で印刷されたレジストに対し紫外線
(UV)を照射して硬化させる。この結果、図7(B)
のように、パターン面2aの金属膜を設けない領域に耐
鍍金性レジストマスキング60を形成する。パターン形
成面が図7のように一面である場合は、これでレジスト
マスキング形成工程が完了し、以後触媒化工程#26に
進むことになるが、図15に示した誘電体フィルタ40
のように、内導体膜44aに接続する特定形状のパター
ンを持つ導体膜45やこれに結合する入出力端子用導体
膜46を有するものである場合、入出力端子用導体膜4
6を有する側面部分もパターン形成面となるため、セラ
ミック誘電体ブロックの加工面を変更して(セラミック
誘電体ブロックの向きを変えて)、端子面に対するレジ
スト印刷工程#24及びUV照射工程#25により同様
にしてレジストマスキングを形成する。
【0039】セラミック誘電体ブロックの必要とされる
面にレジストマスキングを形成後、触媒化工程#26で
後工程の無電解鍍金の化学反応が良好に行われるように
セラミック誘電体ブロックの表面を触媒化処理する。触
媒化処理後のセラミック誘電体ブロック2を洗浄工程#
27で溶剤により洗浄した後、無電解銅鍍金(Cuメッ
キ)工程#28を実行する。すなわち、図7の場合セラ
ミック誘電体ブロック2のレジストマスキング60で覆
われている部分を除いた全面(貫通穴内面も含む)に導
電性の良好な第1の金属膜としての無電解銅鍍金膜61
を0.3μm乃至1μmの膜厚で形成する。ここで無電
解銅鍍金膜61の膜厚が0.3μm未満であると、膜厚
が不足してセラミック誘電体ブロックに対する付着力が
弱くなる恐れがあり、1μmより膜厚を大きくすること
は後工程で電気銅鍍金を行うことを考慮したとき、処理
時間が長くなるので好ましくない。それから、洗浄工程
#29で溶剤により洗浄した後、無電解銅鍍金膜61上
に電気銅鍍金工程#30にて導電性の良好な第3の金属
膜としての電気銅鍍金膜62を5μm以上形成する。こ
の結果、図7(C)のように、レジストマスキング60
で覆われている部分を除く全面に銅鍍金膜61,62を
被着形成したものが得られる。前記電気銅鍍金膜62は
鍍金時間や鍍金によるパターン精度の低下を考慮すると
10μm以下の膜厚が好ましい。
【0040】銅鍍金膜61,62形成処理後のセラミッ
ク誘電体ブロック2を洗浄工程#31で溶剤により洗浄
した後、電気はんだ又は錫鍍金(Pb−Snメッキ又は
Snメッキ)工程#32を実行する。すなわち、電気銅
鍍金膜62上にはんだ付着性の良好な第2の金属膜とし
てのはんだ又は錫鍍金膜63が2μm以上の膜厚で形成
される。この結果、図7(D)の如きセラミック誘電体
ブロック2のレジストマスキング60で覆われている部
分を除く全面に導電性の良好な第1及び第3の金属膜と
しての銅鍍金膜61,62及びはんだ付着性の良好な第
2の金属膜としてのはんだ又は錫鍍金膜63を順次重ね
て形成したものが得られる。なお、前記はんだ又は錫鍍
金膜63の膜厚は鍍金時間や鍍金によるパターン精度の
低下を考慮すると10μm以下の膜厚が好ましい。
【0041】その後、セラミック誘電体ブロック2を洗
浄工程#33で溶剤により洗浄し、乾燥工程#34で乾
燥処理した後、レジスト剥離工程#35でレジストマス
キング60を除去し、洗浄工程#36で溶剤により洗浄
することで、図7(E)及び図8のように、セラミック
誘電体ブロック2の必要部分に導電性の良好な第1及び
第3の金属膜としての銅鍍金膜61,62及びはんだ付
着性の良好な第2の金属膜としてのはんだ又は錫鍍金膜
63を多層に重ねて形成した誘電体フィルタが得られ
る。以後、検査工程に進む。
【0042】この第2実施例の場合、セラミック誘電体
ブロックの電極パターンを設けない面に予めレジストマ
スキングを設けるので、電極パターン精度はレジストマ
スキングの精度で決まり、パターン精度を±10μm以
下にすることが可能で、スクリーン印刷(±20乃至3
0μm)の場合よりもパターン精度の向上を図ることが
できる。また、導電性の良好な第1の金属膜としての無
電解銅鍍金膜61上に導電性の良好な第3の金属膜とし
ての電気銅鍍金膜62を重ねて形成するようにしてお
り、全体として充分な膜厚の銅鍍金膜を形成できる。な
お、その他の作用効果は前述の第1実施例と同様であ
る。
【0043】図9は本発明の第3実施例を示す。この場
合、前述の第2実施例における電気銅鍍金工程#30と
洗浄工程#31を省略し、その代わり無電解銅鍍金工程
#28において5μm以上の膜厚の無電解銅鍍金膜61
を一度に形成するようにしている。その他の工程は全て
前述の第2実施例と同じである。なお、無電解銅鍍金膜
61の膜厚は、鍍金時間や鍍金によるパターン精度の低
下を考慮すると10μm以下が好ましい。
【0044】この第3実施例では、工程数を低減可能な
効果がある。その他の作用効果は前述の第2実施例と同
様である。
【0045】図10は本発明の第4実施例を示す。この
場合、前述の第2実施例における電気銅鍍金工程#30
の前にレジスト剥離工程#35を実行している。すなわ
ち、無電解銅鍍金工程#28にてセラミック誘電体ブロ
ックのレジストマスキングで覆われている部分を除いた
全面(貫通穴内面も含む)に導電性の良好な第1の金属
膜としての無電解銅鍍金膜61を0.3μm乃至1μm
の膜厚で形成し、洗浄工程#29で溶剤により洗浄した
後、レジスト剥離工程#35でレジストマスキングを除
去し、洗浄工程36で溶剤により洗浄する。その後、無
電解銅鍍金膜61上に電気銅鍍金工程#30にて導電性
の良好な第3の金属膜としての電気銅鍍金膜62を5μ
m以上形成する。銅鍍金膜61,62形成処理後のセラ
ミック誘電体ブロック2を洗浄工程#31で溶剤により
洗浄した後、電気はんだ又は錫鍍金(Pb−Snメッキ
又はSnメッキ)工程#32を実行し、電気銅鍍金膜6
2上にはんだ付着性の良好な第2の金属膜としてのはん
だ又は錫鍍金膜63を2μm以上の膜厚で形成する。そ
の後、セラミック誘電体ブロック2を洗浄工程#33で
溶剤により洗浄し、乾燥工程#34で乾燥処理する。そ
の他の工程は前述した第2実施例と同様である。
【0046】この第4実施例は、レジスト剥離工程#3
5の処理順序が第2実施例と異なるだけであり、作用効
果は前述した第2実施例と実質的に同じである。
【0047】なお、無電解鍍金又は電気鍍金で成膜する
導電性の良好な第1又は第3の金属膜としてCu系のC
r−Cu,NiCr−Cu,Ni−Cu等の銅合金を採
用しても良いし、銀又は銀合金を採用することもでき
る。
【0048】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。例えば、本発明は、図11乃至図1
5の各種形状の誘電体フィルタやその他のセラミック誘
電体ブロックを用いる素子の電極形成に適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電極形成
方法によれば、セラミック誘電体ブロックに無電解鍍金
でセラミックに対して付着性の良好な良導電性の第1の
金属膜を形成できるとともに、その上にはんだ付着性の
良好な第2の金属膜を鍍金で形成可能であり、電極パタ
ーンはサンドブラスト加工又はレジストマスキング形成
により容易に高精度に規定できる利点があり、スクリー
ン印刷でセラミック誘電体ブロックの各面に所定のパタ
ーンの印刷を実行する場合のように各面毎に印刷と乾燥
とを繰り返す手間が不要で、工程数の低減及び各工程の
時間短縮ができる。この結果、製品を得るために要する
時間、すなわちタクトタイムの短縮が可能となり、原価
低減を図ることができる。
【0050】また、各金属膜をサンドブラスト加工で部
分的に除去するか、予めレジストマスキングにより各金
属膜の形成範囲を規定することによって得られた電極パ
ターン精度は、スクリーン印刷によるパターン精度より
も高精度とすることができ、後工程での電極トリミング
の省略乃至電極トリミングの時間短縮を図ることができ
る。また、各種製品形状への電極形成の対応が容易であ
る。
【0051】また、セラミック誘電体ブロックに接する
最下層の第1の金属膜を、無電解鍍金により被着形成し
ており、従来の銀ペーストの印刷、焼き付けに比べて同
等以上の電極の剥離強度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電極形成方法の第1実施例を示す
工程図である。
【図2】第1実施例による電極形成順序を円柱状の誘電
体フィルタを例にとって示す説明図である。
【図3】第1実施例において第1及び第2の金属膜を形
成した後の正断面図である。
【図4】第1実施例において電極形成終了後の誘電体フ
ィルタを示す正断面図である。
【図5】第1実施例において鍍金成膜した金属膜の引っ
張り強度と従来の銀ペーストの印刷焼き付け品の引っ張
り強度とを比較して示すグラフである。
【図6】本発明の電極形成方法の第2実施例を示す工程
図である。
【図7】第2実施例による電極形成順序を円柱状の誘電
体フィルタを例にとって示す説明図である。
【図8】第2実施例において電極形成終了後の誘電体フ
ィルタを示す正断面図である。
【図9】本発明の電極形成方法の第3実施例を示す工程
図である。
【図10】本発明の電極形成方法の第4実施例を示す工
程図である。
【図11】円柱状セラミック誘電体ブロックを用いた誘
電体フィルタを示す斜視図である。
【図12】角柱状セラミック誘電体ブロックを用いた誘
電体フィルタの1例を示す斜視図である。
【図13】角柱状セラミック誘電体ブロックを用いた誘
電体フィルタの他の例を示す斜視図である。
【図14】角柱状セラミック誘電体ブロックを用いた誘
電体フィルタのさらにもう一つの例を示す斜視図であ
る。
【図15】角柱状セラミック誘電体ブロックを用いた誘
電体フィルタであって、入出力端子用導体膜を有する例
を示す斜視図である。
【符号の説明】 1,10,20,30,40 誘電体フィルタ 2,12,22,32,42 セラミック誘電体ブロッ
ク 3,13,23,33,43 貫通穴 4a,4b,14a,14b,24a,24b,34
a,34b,44a,44b,45,46 導体膜 51,61 無電解銅鍍金膜 52,63 はんだ又は錫鍍金膜 55,60 レジストマスキング 62 電気銅鍍金膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01P 7/04 (72)発明者 須藤 純一 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内 (72)発明者 田代 浩二 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内 (72)発明者 山本 弘美 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック誘電体ブロックの全面に導電
    性の良好な第1の金属膜を無電解鍍金により形成し、該
    第1の金属膜上にはんだ付着性の良好な第2の金属膜を
    形成した後、第1及び第2の金属膜をサンドブラスト加
    工で部分的に除去して所望のパターンを形成したことを
    特徴とする電極形成方法。
  2. 【請求項2】 セラミック誘電体ブロックにレジストマ
    スキングを形成し、該レジストマスキング以外の前記セ
    ラミック誘電体ブロックの表面に導電性の良好な第1の
    金属膜を無電解鍍金により形成し、該第1の金属膜上に
    はんだ付着性の良好な第2の金属膜を形成したことを特
    徴とする電極形成方法。
  3. 【請求項3】 セラミック誘電体ブロックにレジストマ
    スキングを形成し、該レジストマスキング以外の前記セ
    ラミック誘電体ブロックの表面に導電性の良好な第1の
    金属膜を無電解鍍金により形成し、該第1の金属膜上に
    導電性の良好な第3の金属膜を電気鍍金により形成し、
    該第3の金属膜上にはんだ付着性の良好な第2の金属膜
    を形成したことを特徴とする電極形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の金属膜の膜厚が5μm以上で
    ある請求項1又は2記載の電極形成方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の金属膜の膜厚が0.3μm以
    上で、かつ前記第3の金属膜の膜厚が5μm以上である
    請求項3記載の電極形成方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の金属膜の膜厚が2μm以上で
    ある請求項1,2,3,4又は5記載の電極形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152350A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 無電解めっき膜の密着性向上および除去方法とこれを用いたパターニング方法
KR101504957B1 (ko) * 2013-08-13 2015-03-23 한국광성전자 주식회사 세라믹 모노 블록 및 이를 이용한 세라믹 필터의 입출력단자 및 상면 패턴 형성 방법

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