JPH08121288A - 噴射率測定装置 - Google Patents
噴射率測定装置Info
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- JPH08121288A JPH08121288A JP26589594A JP26589594A JPH08121288A JP H08121288 A JPH08121288 A JP H08121288A JP 26589594 A JP26589594 A JP 26589594A JP 26589594 A JP26589594 A JP 26589594A JP H08121288 A JPH08121288 A JP H08121288A
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モーメンタム法においても、インジェクタの
燃料噴射率を正確に測定することを可能にする。 【構成】 インジェクタ先端部1aから噴射される燃料
Aの噴射モーメンタムFを測定する圧力センサ30及び
圧力センサ信号変換器31と、燃料Aの燃料噴射速度v
0 を測定するレーザドップラ流速計33及び流速計信号
変換器34と、噴射モーメンタムFと燃料噴射速度v0
とから、式 dm/dt=F・(ψ・v0)-1を用い
て、燃料Aの噴射率(dm/dt)を求める演算処理部
35とを備える。
燃料噴射率を正確に測定することを可能にする。 【構成】 インジェクタ先端部1aから噴射される燃料
Aの噴射モーメンタムFを測定する圧力センサ30及び
圧力センサ信号変換器31と、燃料Aの燃料噴射速度v
0 を測定するレーザドップラ流速計33及び流速計信号
変換器34と、噴射モーメンタムFと燃料噴射速度v0
とから、式 dm/dt=F・(ψ・v0)-1を用い
て、燃料Aの噴射率(dm/dt)を求める演算処理部
35とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インジェクタから噴射
される燃料の噴射率を測定するための噴射率測定装置に
関するものである。
される燃料の噴射率を測定するための噴射率測定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】インジェクタから噴射される燃料の噴射
率を測定する理論的方法としては、圧力−リフト法やW
−Bosch法等が知られている。これらの測定方法
は、燃料を高圧(数10MPa)で噴射するディーゼル
燃料噴射の噴射率を測定する場合には有効である。しか
し、燃料を低圧(数100KPa)で噴射するガソリン
燃料噴射の噴射率を測定するには不向きである。そこ
で、このような低圧噴射状態においても、その噴射率を
十分に測定することができる方法として、モーメンタム
法が考案されている。このモーメンタム法によれば、イ
ンジェクタから噴射される燃料の噴射率(dm/dt)
は次の(1)式で表される。但し、Fは噴射モーメンタ
ム、ψはモーメンタム係数、ρは燃料密度、Pi はイン
ジェクタのノズル油溜り部内の圧力、P0は背圧であ
る。 dm/dt=F・ψ-1・[2(Pi −P0 )/ρ]-1/2 ・・・(1) この(1) 式を用いた噴射率測定装置においは、インジェ
クタ噴射時の未知物理量がFとPi であることから、こ
れらの物理量を測定する手段を設け、その測定結果を、
(1) 式に代入処理することにより、噴射率(dm/d
t)を求めることができる。したがって、この理論を用
いることにより、簡単な構造の噴射率測定装置を作るこ
とができる。
率を測定する理論的方法としては、圧力−リフト法やW
−Bosch法等が知られている。これらの測定方法
は、燃料を高圧(数10MPa)で噴射するディーゼル
燃料噴射の噴射率を測定する場合には有効である。しか
し、燃料を低圧(数100KPa)で噴射するガソリン
燃料噴射の噴射率を測定するには不向きである。そこ
で、このような低圧噴射状態においても、その噴射率を
十分に測定することができる方法として、モーメンタム
法が考案されている。このモーメンタム法によれば、イ
ンジェクタから噴射される燃料の噴射率(dm/dt)
は次の(1)式で表される。但し、Fは噴射モーメンタ
ム、ψはモーメンタム係数、ρは燃料密度、Pi はイン
ジェクタのノズル油溜り部内の圧力、P0は背圧であ
る。 dm/dt=F・ψ-1・[2(Pi −P0 )/ρ]-1/2 ・・・(1) この(1) 式を用いた噴射率測定装置においは、インジェ
クタ噴射時の未知物理量がFとPi であることから、こ
れらの物理量を測定する手段を設け、その測定結果を、
(1) 式に代入処理することにより、噴射率(dm/d
t)を求めることができる。したがって、この理論を用
いることにより、簡単な構造の噴射率測定装置を作るこ
とができる。
【0003】従来、この種の噴射率測定装置としては、
図6に示すようなものがあった。図6において、符号1
00がインジェクタの先端部であり、このインジェクタ
先端部100内でニードルバルブ101を進退させるこ
とで、燃料Aを噴射する構造になっている。このインジ
ェクタの噴射率測定装置は、噴射口に対向させて配置し
た圧力センサ200の受圧面で燃料Aを受け、その受圧
面の圧力を検出して、噴射モーメンタムFを求めるよう
になっている。一方、インジェクタのノズル油溜り部1
02内の圧力Piは、直接検出することはできない。し
かし、ノズル油溜り部102内の圧力Piの大きさに対
応して、インジェクタ先端部100に歪が生じる。した
がって、従来はこの現象を利用し、ノズル油溜り部10
2の外側に取り付けた歪ゲージ201でインジェクタ先
端部100の歪を測定し、その大きさをノズル油溜り部
102内の圧力Pi として捉らえていた。そして、この
ように測定した圧力値と噴射モーメント値とを前述した
(1) 式に代入して演算処理することで、噴射率(dm/
dt)を測定していた。
図6に示すようなものがあった。図6において、符号1
00がインジェクタの先端部であり、このインジェクタ
先端部100内でニードルバルブ101を進退させるこ
とで、燃料Aを噴射する構造になっている。このインジ
ェクタの噴射率測定装置は、噴射口に対向させて配置し
た圧力センサ200の受圧面で燃料Aを受け、その受圧
面の圧力を検出して、噴射モーメンタムFを求めるよう
になっている。一方、インジェクタのノズル油溜り部1
02内の圧力Piは、直接検出することはできない。し
かし、ノズル油溜り部102内の圧力Piの大きさに対
応して、インジェクタ先端部100に歪が生じる。した
がって、従来はこの現象を利用し、ノズル油溜り部10
2の外側に取り付けた歪ゲージ201でインジェクタ先
端部100の歪を測定し、その大きさをノズル油溜り部
102内の圧力Pi として捉らえていた。そして、この
ように測定した圧力値と噴射モーメント値とを前述した
(1) 式に代入して演算処理することで、噴射率(dm/
dt)を測定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の噴射率測定装置では、ノズル油溜り部102内の圧力
Pi に基づいて噴射率を正確に測定することができな
い。すなわち、インジェクタ先端部100の歪は、ノズ
ル油溜り部102内の圧力Pi だけでなく、ニードルバ
ルブ101の動きによっても影響を受け、しかも、ニー
ドルバルブ101の動きに伴って変化するので、ノズル
油溜り部102内の圧力Pi だけを正確に測定すること
ができないからである。
の噴射率測定装置では、ノズル油溜り部102内の圧力
Pi に基づいて噴射率を正確に測定することができな
い。すなわち、インジェクタ先端部100の歪は、ノズ
ル油溜り部102内の圧力Pi だけでなく、ニードルバ
ルブ101の動きによっても影響を受け、しかも、ニー
ドルバルブ101の動きに伴って変化するので、ノズル
油溜り部102内の圧力Pi だけを正確に測定すること
ができないからである。
【0005】また、燃料を低圧で噴射するガソリン燃料
噴射の場合には、インジェクタ先端部100の歪がほと
んど生じないので、ノズル油溜り部102内の圧力Pi
を歪ゲージ201で知ることは困難である。
噴射の場合には、インジェクタ先端部100の歪がほと
んど生じないので、ノズル油溜り部102内の圧力Pi
を歪ゲージ201で知ることは困難である。
【0006】本発明の目的は、モーメンタム法を用いた
場合にも、インジェクタの燃料噴射率を正確に測定する
ことができる噴射率測定装置を提供することである。
場合にも、インジェクタの燃料噴射率を正確に測定する
ことができる噴射率測定装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、インジェクタから噴射される燃
料を受圧面で受ける第1の圧力センサを用いて前記燃料
の噴射モーメンタムを測定する噴射モーメンタム測定部
と、流速計を用いて前記燃料の燃料噴射速度を測定する
燃料噴射速度測定部と、前記噴射モーメンタム測定部と
前記燃料噴射速度測定部とで測定された噴射モーメンタ
ムと燃料噴射速度とから、式 dm/dt=F・(ψ・
v0 )-1を用いて(但し、dm/dtは噴射率、Fは噴
射モーメンタム、ψはモーメンタム係数、v0 は燃料噴
射速度である)、燃料の噴射率を求める演算処理部と、
を備えることを特徴としている。
に、請求項1の発明は、インジェクタから噴射される燃
料を受圧面で受ける第1の圧力センサを用いて前記燃料
の噴射モーメンタムを測定する噴射モーメンタム測定部
と、流速計を用いて前記燃料の燃料噴射速度を測定する
燃料噴射速度測定部と、前記噴射モーメンタム測定部と
前記燃料噴射速度測定部とで測定された噴射モーメンタ
ムと燃料噴射速度とから、式 dm/dt=F・(ψ・
v0 )-1を用いて(但し、dm/dtは噴射率、Fは噴
射モーメンタム、ψはモーメンタム係数、v0 は燃料噴
射速度である)、燃料の噴射率を求める演算処理部と、
を備えることを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の噴射
率測定装置において、前記流速計は、レーザドップラ流
速計又は熱線流速計のいずれかである、ことを特徴とし
ている。
率測定装置において、前記流速計は、レーザドップラ流
速計又は熱線流速計のいずれかである、ことを特徴とし
ている。
【0009】請求項3の発明は、インジェクタから噴射
される燃料を受圧面で受ける第1の圧力センサを用いて
前記燃料の噴射モーメンタムを測定する噴射モーメンタ
ム測定部と、第2の圧力センサを用いて前記インジェク
タから噴射された燃料の背圧を測定する背圧測定部と、
第3の圧力センサを用いて前記インジェクタに供給され
る燃料の供給圧を測定する供給圧測定部と、前記噴射モ
ーメンタム測定部と前記背圧測定部と前記供給圧測定部
とで測定された噴射モーメンタムと背圧と供給圧とか
ら、式 dm/dt=F・ψ-1・[2(Pi ’−P0 )
/ρ]-1/2を用いて(但し、dm/dtは噴射率、Fは
噴射モーメンタム、ψはモーメンタム係数、Pi ’は供
給圧、ρは燃料密度である)、燃料の噴射率を求める演
算処理部と、を備えることを特徴としている。
される燃料を受圧面で受ける第1の圧力センサを用いて
前記燃料の噴射モーメンタムを測定する噴射モーメンタ
ム測定部と、第2の圧力センサを用いて前記インジェク
タから噴射された燃料の背圧を測定する背圧測定部と、
第3の圧力センサを用いて前記インジェクタに供給され
る燃料の供給圧を測定する供給圧測定部と、前記噴射モ
ーメンタム測定部と前記背圧測定部と前記供給圧測定部
とで測定された噴射モーメンタムと背圧と供給圧とか
ら、式 dm/dt=F・ψ-1・[2(Pi ’−P0 )
/ρ]-1/2を用いて(但し、dm/dtは噴射率、Fは
噴射モーメンタム、ψはモーメンタム係数、Pi ’は供
給圧、ρは燃料密度である)、燃料の噴射率を求める演
算処理部と、を備えることを特徴としている。
【0010】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の噴射率測定装置において、前記第
1の圧力センサの受圧面に、断熱材を設けた、ことを特
徴としている。
いずれか1項に記載の噴射率測定装置において、前記第
1の圧力センサの受圧面に、断熱材を設けた、ことを特
徴としている。
【0011】請求項5の発明は、請求項1〜請求項4の
いずれか1項に記載の噴射率測定装置において、前記第
1の圧力センサの受圧面又は前記断熱材の表面に残留す
る燃料を除去する燃料溜り防止部を設けた、ことを特徴
としている。
いずれか1項に記載の噴射率測定装置において、前記第
1の圧力センサの受圧面又は前記断熱材の表面に残留す
る燃料を除去する燃料溜り防止部を設けた、ことを特徴
としている。
【0012】請求項6の発明は、請求項5に記載の噴射
率測定装置において、前記燃料溜り防止部は、圧縮空気
を生成するコンプレッサーと、前記コンプレッサーから
の圧縮空気を前記第1の圧力センサの受圧面又は前記断
熱材の表面に吹き付ける空気噴射器と、を備えることを
特徴としている。
率測定装置において、前記燃料溜り防止部は、圧縮空気
を生成するコンプレッサーと、前記コンプレッサーから
の圧縮空気を前記第1の圧力センサの受圧面又は前記断
熱材の表面に吹き付ける空気噴射器と、を備えることを
特徴としている。
【0013】請求項7の発明は、請求項1〜請求項4の
いずれか1項に記載の噴射率測定装置において、前記イ
ンジェクタと前記第1の圧力センサとを横向きに配置し
た、ことを特徴としている。
いずれか1項に記載の噴射率測定装置において、前記イ
ンジェクタと前記第1の圧力センサとを横向きに配置し
た、ことを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、噴射モーメンタム測
定部において、第1の圧力センサを用いてインジェクタ
から噴射される燃料の噴射モーメンタムが測定され、燃
料噴射速度測定部において、流速計を用いて燃料の燃料
噴射速度が測定される。そして、演算処理部において、
測定された噴射モーメンタム及び燃料噴射速度と、式
dm/dt=F・(ψ・v0 )-1とから、燃料の噴射率
が求めることができる。
定部において、第1の圧力センサを用いてインジェクタ
から噴射される燃料の噴射モーメンタムが測定され、燃
料噴射速度測定部において、流速計を用いて燃料の燃料
噴射速度が測定される。そして、演算処理部において、
測定された噴射モーメンタム及び燃料噴射速度と、式
dm/dt=F・(ψ・v0 )-1とから、燃料の噴射率
が求めることができる。
【0015】請求項2の発明によれば、レーザドップラ
流速計又は熱線流速計のいずれかの流速計を用いて、燃
料噴射速度が測定される。
流速計又は熱線流速計のいずれかの流速計を用いて、燃
料噴射速度が測定される。
【0016】請求項3の発明によれば、噴射モーメンタ
ム測定部において、噴射モーメンタムが測定され、背圧
測定部において、第2の圧力センサを用いて燃料の背圧
が測定される。さらに、供給圧測定部において、第3の
圧力センサを用いて燃料の供給圧が測定される。そし
て、演算処理部において、測定された噴射モーメンタム
と背圧と供給圧と、式 dm/dt=F・ψ-1・[2
(Pi ’−P0 )/ρ]-1/2とから、燃料の噴射率を求
めることができる。
ム測定部において、噴射モーメンタムが測定され、背圧
測定部において、第2の圧力センサを用いて燃料の背圧
が測定される。さらに、供給圧測定部において、第3の
圧力センサを用いて燃料の供給圧が測定される。そし
て、演算処理部において、測定された噴射モーメンタム
と背圧と供給圧と、式 dm/dt=F・ψ-1・[2
(Pi ’−P0 )/ρ]-1/2とから、燃料の噴射率を求
めることができる。
【0017】請求項4の発明によれば、インジェクタか
らの燃料は、第1の圧力センサの受圧面に設けられた断
熱材に対して噴射される。
らの燃料は、第1の圧力センサの受圧面に設けられた断
熱材に対して噴射される。
【0018】請求項5の発明によれば、燃料溜り防止部
によって、第1の圧力センサの受圧面又は断熱材の表面
に残留する燃料が除去される。
によって、第1の圧力センサの受圧面又は断熱材の表面
に残留する燃料が除去される。
【0019】請求項6の発明によれば、コンプレッサー
で生成された圧縮空気が、空気噴射器から第1の圧力セ
ンサの受圧面又は断熱材の表面に吹き付けられる。
で生成された圧縮空気が、空気噴射器から第1の圧力セ
ンサの受圧面又は断熱材の表面に吹き付けられる。
【0020】請求項7の発明によれば、インジェクタか
ら噴射され、第1の圧力センサの受圧面又は断熱材の表
面に残留しようとする燃料は、横向きの第1の圧力セン
サの受圧面又は断熱材の表面を伝わって、落下する。
ら噴射され、第1の圧力センサの受圧面又は断熱材の表
面に残留しようとする燃料は、横向きの第1の圧力セン
サの受圧面又は断熱材の表面を伝わって、落下する。
【0021】
(第1実施例)以下、本発明の実施例について図面を参
照して説明する。図1は、本発明の第1実施例に係る噴
射率測定装置を示す概略図である。図1において、符号
1がインジェクタであり、このインジェクタ1の基端部
(図上端部)には、フィルタ10を有した機械コネクタ
11を介して、燃料供給管12が液密に接続され、この
燃料供給管12からインジェクタ1内に燃料Aが供給さ
れるようになっている。
照して説明する。図1は、本発明の第1実施例に係る噴
射率測定装置を示す概略図である。図1において、符号
1がインジェクタであり、このインジェクタ1の基端部
(図上端部)には、フィルタ10を有した機械コネクタ
11を介して、燃料供給管12が液密に接続され、この
燃料供給管12からインジェクタ1内に燃料Aが供給さ
れるようになっている。
【0022】このインジェクタ1内には、スプリング1
3で付勢されたニードルバルブ14が図の上下方向にス
ライド可能に装着されている。このニードルバルブ14
の外側には、ソレノイドコイル15が配設されており、
電気コネクタ16を介して入力されたインジェクタドラ
イブ信号を、このソレノイドコイル15に通電すること
で、ニードルバルブ14の上下動の制御を行うようにな
っている。
3で付勢されたニードルバルブ14が図の上下方向にス
ライド可能に装着されている。このニードルバルブ14
の外側には、ソレノイドコイル15が配設されており、
電気コネクタ16を介して入力されたインジェクタドラ
イブ信号を、このソレノイドコイル15に通電すること
で、ニードルバルブ14の上下動の制御を行うようにな
っている。
【0023】本実施例の噴射率測定装置は、このような
インジェクタ1から噴射される燃料Aの噴射率を、噴射
モーメンタムFと燃料噴射速度v0 とに基づいて測定す
る構造になっている。ここで、本実施例の測定原理につ
いて述べる。前述したように、モーメンタム法によれ
ば、燃料Aの噴射率(dm/dt)は次の(1)式で表さ
れる。 dm/dt=F・ψ-1・[2(Pi −P0 )/ρ]-1/2 ・・・(1) ところで、流体である燃料Aはベルヌーイの定理に従う
ので、次式(2) ,(3)が成立する。但し、vi は噴射前
の燃料Aの速度、v0 は噴射後の燃料Aの速度である。 ρ(vi )2 /2 + ρgh + Pi =T(const)・・・(2) ρ(v0 )2 /2 + ρgh + P0 =T(const)・・・(3) したがって、(2) 式から(3) 式を差し引くと、次の(4)
式を得る。 v0 =[2(Pi −P0 )/ρ +(vi )2 ]1/2 ・・・(4) ここで、初期条件(噴射前の速度vi=0)を考慮する
と、(4)式が次の(5)式になる。 v0 =[2(Pi −P0 )/ρ]1/2 ・・・(5) したがって、この(5)式と(1)式とから次の(6)式を得
る。 dm/dt=F・(ψ・v0 )-1 ・・・(6) すなわち、本理論によれば、(6) 式が示すように、燃料
Aの噴射モーメンタムFと噴射後の燃料Aの速度v0 と
を測定すれば、燃料Aの噴射率dm/dtを求めること
ができる。
インジェクタ1から噴射される燃料Aの噴射率を、噴射
モーメンタムFと燃料噴射速度v0 とに基づいて測定す
る構造になっている。ここで、本実施例の測定原理につ
いて述べる。前述したように、モーメンタム法によれ
ば、燃料Aの噴射率(dm/dt)は次の(1)式で表さ
れる。 dm/dt=F・ψ-1・[2(Pi −P0 )/ρ]-1/2 ・・・(1) ところで、流体である燃料Aはベルヌーイの定理に従う
ので、次式(2) ,(3)が成立する。但し、vi は噴射前
の燃料Aの速度、v0 は噴射後の燃料Aの速度である。 ρ(vi )2 /2 + ρgh + Pi =T(const)・・・(2) ρ(v0 )2 /2 + ρgh + P0 =T(const)・・・(3) したがって、(2) 式から(3) 式を差し引くと、次の(4)
式を得る。 v0 =[2(Pi −P0 )/ρ +(vi )2 ]1/2 ・・・(4) ここで、初期条件(噴射前の速度vi=0)を考慮する
と、(4)式が次の(5)式になる。 v0 =[2(Pi −P0 )/ρ]1/2 ・・・(5) したがって、この(5)式と(1)式とから次の(6)式を得
る。 dm/dt=F・(ψ・v0 )-1 ・・・(6) すなわち、本理論によれば、(6) 式が示すように、燃料
Aの噴射モーメンタムFと噴射後の燃料Aの速度v0 と
を測定すれば、燃料Aの噴射率dm/dtを求めること
ができる。
【0024】本実施例の噴射率測定装置は、前述した
(6) 式の理論に基づいて、燃料Aの噴射率dm/dtを
求めるもので、このため、図1に示すように、圧力容器
2と、燃料Aの噴射モーメンタムF及び噴射時の燃料A
の速度v0 を測定するための噴射率測定部3と、噴射率
測定部3の測定を補完する燃料溜り防止部4とを備えた
構成を採っている。
(6) 式の理論に基づいて、燃料Aの噴射率dm/dtを
求めるもので、このため、図1に示すように、圧力容器
2と、燃料Aの噴射モーメンタムF及び噴射時の燃料A
の速度v0 を測定するための噴射率測定部3と、噴射率
測定部3の測定を補完する燃料溜り防止部4とを備えた
構成を採っている。
【0025】圧力容器2は、光透過性を有した素材で形
成された箱体であり、インジェクタ先端部1aに液密に
取り付けられる。
成された箱体であり、インジェクタ先端部1aに液密に
取り付けられる。
【0026】噴射率測定部3は、噴射モーメンタムFを
測定するための第1の圧力センサとしての圧力センサ3
0及び圧力センサ信号変換器31(噴射モーメンタム測
定部)と、燃料噴射速度v0 を測定するためのレーザド
ップラ流速計33及び流速計信号変換器34(燃料噴射
速度測定部)と、これら測定結果に基づいて前述した
(6) 式を演算する演算処理部35とでなる。圧力センサ
30は、ピエゾ式又は半導体式の圧力センサであり、そ
の受圧面をインジェクタ先端部1aに対向させた状態
で、圧力容器2内に配置されている。そして、この圧力
センサ30の受圧面には、平面状のフッ素ゴム系の断熱
材32が接着されており、これにより、燃料Aと圧力セ
ンサ30の受圧面との温度差によるモーメンタム信号の
ドリフトを抑えるようにしている。圧力センサ信号変換
器31は、圧力センサ30で検出した噴射モーメンタム
Fをモーメンタム信号Mとして演算処理部35に送る機
器である。
測定するための第1の圧力センサとしての圧力センサ3
0及び圧力センサ信号変換器31(噴射モーメンタム測
定部)と、燃料噴射速度v0 を測定するためのレーザド
ップラ流速計33及び流速計信号変換器34(燃料噴射
速度測定部)と、これら測定結果に基づいて前述した
(6) 式を演算する演算処理部35とでなる。圧力センサ
30は、ピエゾ式又は半導体式の圧力センサであり、そ
の受圧面をインジェクタ先端部1aに対向させた状態
で、圧力容器2内に配置されている。そして、この圧力
センサ30の受圧面には、平面状のフッ素ゴム系の断熱
材32が接着されており、これにより、燃料Aと圧力セ
ンサ30の受圧面との温度差によるモーメンタム信号の
ドリフトを抑えるようにしている。圧力センサ信号変換
器31は、圧力センサ30で検出した噴射モーメンタム
Fをモーメンタム信号Mとして演算処理部35に送る機
器である。
【0027】レーザドップラ流速計33は、インジェク
タ先端部1aから噴射される燃料Aの流れに追従した散
乱粒子に、レーザビームLを照射して、その散乱光のド
ップラ周波数から散乱粒子の速度を測定し、この速度を
燃料Aの燃料噴射速度v0 とするものであり、圧力容器
2の外側に取り付けられている。流速計信号変換器3
4、レーザドップラ流速計33で検出した燃料噴射速度
v0 を速度信号Sとして演算処理部35に送る機器であ
る。
タ先端部1aから噴射される燃料Aの流れに追従した散
乱粒子に、レーザビームLを照射して、その散乱光のド
ップラ周波数から散乱粒子の速度を測定し、この速度を
燃料Aの燃料噴射速度v0 とするものであり、圧力容器
2の外側に取り付けられている。流速計信号変換器3
4、レーザドップラ流速計33で検出した燃料噴射速度
v0 を速度信号Sとして演算処理部35に送る機器であ
る。
【0028】演算処理部35は、噴射モーメンタムFを
示す圧力センサ信号変換器31からのモーメンタム信号
Mと、燃料噴射速度v0 を示す流速計信号変換器34か
らの速度信号Sとを入力し、前述した(6) 式にこれらの
信号が示す噴射モーメンタムFと燃料噴射速度v0 との
値を代入して噴射率(dm/dt)を演算する機能を有
するものであり、CPU等で形成されている。
示す圧力センサ信号変換器31からのモーメンタム信号
Mと、燃料噴射速度v0 を示す流速計信号変換器34か
らの速度信号Sとを入力し、前述した(6) 式にこれらの
信号が示す噴射モーメンタムFと燃料噴射速度v0 との
値を代入して噴射率(dm/dt)を演算する機能を有
するものであり、CPU等で形成されている。
【0029】一方、燃料溜り防止部4は、コンプレッサ
ー40と、このコンプレッサー40からバルブ41を介
して引き出されたノズル42(空気噴射器)と、バルブ
41を制御するコントローラ43とでなっている。イン
ジェクタ1から圧力センサ30の断熱材32に対して燃
料Aを噴射すると、断熱材32の表面に燃料Aが残留し
て、圧力センサ30の検出能力が落ちるおそれがある。
そこで、バルブ41を開いてコンプレッサー40から圧
縮空気Bを送り、ノズル42から断熱材32に表面に圧
縮空気Bを噴射して、残留燃料Aを吹き飛ばすようにな
っている。コントローラ43は、バルブ41の開閉とイ
ンジェクタ1の噴射を制御するものである。具体的に
は、バルブ41を閉じた状態で、電気コネクタ16にイ
ンジェクタドライブ信号を送って、インジェクタ先端部
1aから燃料Aを噴射させ、噴射終了後に、バルブ41
を開いてコンプレッサー40からノズル42に圧縮空気
Bを送出させる。
ー40と、このコンプレッサー40からバルブ41を介
して引き出されたノズル42(空気噴射器)と、バルブ
41を制御するコントローラ43とでなっている。イン
ジェクタ1から圧力センサ30の断熱材32に対して燃
料Aを噴射すると、断熱材32の表面に燃料Aが残留し
て、圧力センサ30の検出能力が落ちるおそれがある。
そこで、バルブ41を開いてコンプレッサー40から圧
縮空気Bを送り、ノズル42から断熱材32に表面に圧
縮空気Bを噴射して、残留燃料Aを吹き飛ばすようにな
っている。コントローラ43は、バルブ41の開閉とイ
ンジェクタ1の噴射を制御するものである。具体的に
は、バルブ41を閉じた状態で、電気コネクタ16にイ
ンジェクタドライブ信号を送って、インジェクタ先端部
1aから燃料Aを噴射させ、噴射終了後に、バルブ41
を開いてコンプレッサー40からノズル42に圧縮空気
Bを送出させる。
【0030】次に、第1実施例の噴射率測定装置による
噴射率測定動作について説明する。図2は、噴射率測定
時の概略全体図である。噴射率測定時には、図2に示す
ように、先ず、圧力センサ30とノズル42とが内蔵さ
れ且つ外側上部にレーザドップラ流速計33が配設され
た圧力容器2を、インジェクタ先端部1aに液密に装着
する。そして、圧力センサ30とレーザドップラ流速計
33とに噴射率測定部3を電気的に接続すると共に、ノ
ズル42に燃料溜り防止部4を連結する。しかる後、イ
ンジェクタ1に燃料Aを供給する燃料供給部5をインジ
ェクタ1の燃料供給管12に連結し、圧力容器2の燃料
排出管21から排出される燃料Aの背圧を設定する背圧
設定部6を燃料供給部5に連結する。
噴射率測定動作について説明する。図2は、噴射率測定
時の概略全体図である。噴射率測定時には、図2に示す
ように、先ず、圧力センサ30とノズル42とが内蔵さ
れ且つ外側上部にレーザドップラ流速計33が配設され
た圧力容器2を、インジェクタ先端部1aに液密に装着
する。そして、圧力センサ30とレーザドップラ流速計
33とに噴射率測定部3を電気的に接続すると共に、ノ
ズル42に燃料溜り防止部4を連結する。しかる後、イ
ンジェクタ1に燃料Aを供給する燃料供給部5をインジ
ェクタ1の燃料供給管12に連結し、圧力容器2の燃料
排出管21から排出される燃料Aの背圧を設定する背圧
設定部6を燃料供給部5に連結する。
【0031】ここで、燃料供給部5は、加圧用エアーが
加えられる燃料タンク50を有している。この燃料タン
ク50には燃料Aが充填されている。そして、レーザド
ップラ流速計33で燃料Aの燃料噴射速度v0 を測定す
ることから、燃料Aには前述した散乱粒子が混入されて
いる。このような燃料タンク50は、バルブ51,52
を介して、インジェクタ1の燃料供給管12,背圧設定
部6に連結されており、燃料タンク50への燃料補給
は、噴射停止状態でフィードバックすることにより行う
ようになっている。
加えられる燃料タンク50を有している。この燃料タン
ク50には燃料Aが充填されている。そして、レーザド
ップラ流速計33で燃料Aの燃料噴射速度v0 を測定す
ることから、燃料Aには前述した散乱粒子が混入されて
いる。このような燃料タンク50は、バルブ51,52
を介して、インジェクタ1の燃料供給管12,背圧設定
部6に連結されており、燃料タンク50への燃料補給
は、噴射停止状態でフィードバックすることにより行う
ようになっている。
【0032】背圧設定部6は、加圧用エアーが加えられ
る燃料タンク60を有している。この燃料タンク60
は、圧力容器2の燃料排出管21に連結されると共に、
バルブ61を介して燃料供給部5のバルブ52に連結さ
れている。また、この背圧設定部6には、実際のエンジ
ンと同じ条件を発生させるために使用される背圧可変用
ピストン62が設けられている。このような、背圧設定
部6は、バルブの開閉により、背圧一定での噴射率測定
及び背圧変動時の噴射率測定の2通りについて、背圧を
設定することができるようになっている。
る燃料タンク60を有している。この燃料タンク60
は、圧力容器2の燃料排出管21に連結されると共に、
バルブ61を介して燃料供給部5のバルブ52に連結さ
れている。また、この背圧設定部6には、実際のエンジ
ンと同じ条件を発生させるために使用される背圧可変用
ピストン62が設けられている。このような、背圧設定
部6は、バルブの開閉により、背圧一定での噴射率測定
及び背圧変動時の噴射率測定の2通りについて、背圧を
設定することができるようになっている。
【0033】このように、圧力容器2,噴射率測定部
3,燃料溜り防止部4,燃料供給部5,背圧設定部6が
装着されたインジェクタ1に燃料供給部5から燃料Aを
供給し、燃料溜り防止部4のコントローラ43の制御に
よって、一定量の燃料Aをインジェクタ先端部1aから
噴射した後、インジェクタ先端部1aを閉じる。インジ
ェクタ先端部1aから噴射された燃料Aは、断熱材32
を介して圧力センサ30に衝突する。すると、この衝突
による噴射モーメンタムFが圧力センサ30で検出さ
れ、噴射モーメンタムFを示すモーメンタム信号Mが圧
力センサ信号変換器31から演算処理部35に送られ
る。
3,燃料溜り防止部4,燃料供給部5,背圧設定部6が
装着されたインジェクタ1に燃料供給部5から燃料Aを
供給し、燃料溜り防止部4のコントローラ43の制御に
よって、一定量の燃料Aをインジェクタ先端部1aから
噴射した後、インジェクタ先端部1aを閉じる。インジ
ェクタ先端部1aから噴射された燃料Aは、断熱材32
を介して圧力センサ30に衝突する。すると、この衝突
による噴射モーメンタムFが圧力センサ30で検出さ
れ、噴射モーメンタムFを示すモーメンタム信号Mが圧
力センサ信号変換器31から演算処理部35に送られ
る。
【0034】この動作と平行して、噴射された燃料Aに
レーザドップラ流速計33からレーザビームLを照射す
る。すると、燃料Aの燃料噴射速度v0 がレーザドップ
ラ流速計33で検出され、燃料噴射速度v0 を示す速度
信号Sが流速計信号変換器34から演算処理部35に送
られる。
レーザドップラ流速計33からレーザビームLを照射す
る。すると、燃料Aの燃料噴射速度v0 がレーザドップ
ラ流速計33で検出され、燃料噴射速度v0 を示す速度
信号Sが流速計信号変換器34から演算処理部35に送
られる。
【0035】演算処理部35にモーメンタム信号Mと速
度信号Sとが入力されると、演算処理部35において、
噴射モーメンタムFを示すモーメンタム信号Mと燃料噴
射速度v0 を示す速度信号Sとに基づいて、前述した
(6) 式が演算され、インジェクタ先端部1aから噴射し
た燃料Aの噴射率(dm/dt)が算出される。図3
は、この測定結果を示す線図であり、この測定結果が示
す通り、本実施例の噴射率測定装置によって、かなり正
確な噴射率(dm/dt)を測定することができた。
度信号Sとが入力されると、演算処理部35において、
噴射モーメンタムFを示すモーメンタム信号Mと燃料噴
射速度v0 を示す速度信号Sとに基づいて、前述した
(6) 式が演算され、インジェクタ先端部1aから噴射し
た燃料Aの噴射率(dm/dt)が算出される。図3
は、この測定結果を示す線図であり、この測定結果が示
す通り、本実施例の噴射率測定装置によって、かなり正
確な噴射率(dm/dt)を測定することができた。
【0036】一定量の燃料Aを噴射しきると、燃料溜り
防止部4のコントローラ43の制御によって、インジェ
クタ1の噴射動作が停止され、バルブ41が開放され
る。これにより、コンプレッサー40からノズル42に
圧縮空気Bが送られ、ノズル42から吹出される圧縮空
気Bによって、断熱材32の表面に残留した燃料Aが吹
き飛ばされる。
防止部4のコントローラ43の制御によって、インジェ
クタ1の噴射動作が停止され、バルブ41が開放され
る。これにより、コンプレッサー40からノズル42に
圧縮空気Bが送られ、ノズル42から吹出される圧縮空
気Bによって、断熱材32の表面に残留した燃料Aが吹
き飛ばされる。
【0037】以上のように、本実施例の噴射率測定装置
によれば、測定が非常に困難なノズル油溜り部の圧力を
測定することなく、燃料Aの噴射モーメンタムFと燃料
噴射速度v0 とを測定することで、噴射率を求めること
ができるので、燃料Aを低圧で噴射するガソリン燃料噴
射のインジェクタ1においても、正確に噴射率を測定す
ることができる。また、噴射後の噴射モーメンタムF,
燃料噴射速度v0 を測定して、噴射率を求める構造にな
っているので、燃料供給部5による燃料供給圧等に左右
されることなく、噴射率を測定することができる。さら
に、噴射率を測定するために、インジェクタ1への燃料
供給部5の構造を変更する必要がない。したがって、噴
射率測定のために燃料供給部5の構造を変更できないよ
うな対象についても、噴射率を測定することができる。
さらにまた、多噴孔タイプのインジェクタについても、
噴孔1つ1つについて噴射率の測定が可能である。さら
に、噴射の過渡的な変化にも追従することができる。
によれば、測定が非常に困難なノズル油溜り部の圧力を
測定することなく、燃料Aの噴射モーメンタムFと燃料
噴射速度v0 とを測定することで、噴射率を求めること
ができるので、燃料Aを低圧で噴射するガソリン燃料噴
射のインジェクタ1においても、正確に噴射率を測定す
ることができる。また、噴射後の噴射モーメンタムF,
燃料噴射速度v0 を測定して、噴射率を求める構造にな
っているので、燃料供給部5による燃料供給圧等に左右
されることなく、噴射率を測定することができる。さら
に、噴射率を測定するために、インジェクタ1への燃料
供給部5の構造を変更する必要がない。したがって、噴
射率測定のために燃料供給部5の構造を変更できないよ
うな対象についても、噴射率を測定することができる。
さらにまた、多噴孔タイプのインジェクタについても、
噴孔1つ1つについて噴射率の測定が可能である。さら
に、噴射の過渡的な変化にも追従することができる。
【0038】(第2実施例)本実施例の噴射率測定装置
は、噴射モーメンタムFと背圧P0 と燃料供給圧Pi ’
とに基づいて噴射率を測定する構造になっている点が、
前述した第1実施例の噴射率測定装置と異なる。前述し
たように、モーメンタム法によれば、燃料Aの噴射率
(dm/dt)は次の(1) 式で表される。 dm/dt=F・ψ-1・[2(Pi −P0 )/ρ]-1/2 ・・・(1) ところで、このノズル油溜り部内の圧力Piの測定は、
前述のとおり煩雑であり、しかも、正確に求めることも
困難である。そこで、第2実施例は、測定しやすくかつ
高精度測定が可能なインジェクタ1の機械コネクタ11
部分に供給される燃料Aの供給圧Pi’に着目したもの
であって、油溜り部内の圧力Pi、供給圧Pi’のそれ
ぞれに基づき算出される噴射率について実験的に検討し
た結果、両者にはそれほどの差はなく、結局ある範囲内
の誤差が許容できる場合には、Pi’をPiと見なして
もよい、との知見を得て創出されたものである。すなわ
ち、先ず油溜り部内の圧力Piに基づき(1)式から算
出される噴射率については、Piが正確に求められない
ので直接算出できないが、前述のとおり第1実施例の理
論式(6)式が(1)式の圧力項をベルヌーイの定理に
基づいて速度項に置換したものであるところから、第1
実施例の実測データは、図3がこれに相当する。また、
上記測定と同時に、後述の第2実施例の噴射率測定装置
により測定された供給圧Pi’に基づき算出された実測
データは、図5に示される。両データを比較すると、か
なりよく一致していることが分かる。このように、第2
実施例は、(1)式のPiをPi’に置換した(8)式 dm/dt=F・φ-1・[2(Pi’−Pi)/ρ]-1/2・・・(8) に基づき、燃料AのモーメンタムF、背圧Po、それに
供給圧Piを測定して簡易的に噴射率を求めるものであ
る。
は、噴射モーメンタムFと背圧P0 と燃料供給圧Pi ’
とに基づいて噴射率を測定する構造になっている点が、
前述した第1実施例の噴射率測定装置と異なる。前述し
たように、モーメンタム法によれば、燃料Aの噴射率
(dm/dt)は次の(1) 式で表される。 dm/dt=F・ψ-1・[2(Pi −P0 )/ρ]-1/2 ・・・(1) ところで、このノズル油溜り部内の圧力Piの測定は、
前述のとおり煩雑であり、しかも、正確に求めることも
困難である。そこで、第2実施例は、測定しやすくかつ
高精度測定が可能なインジェクタ1の機械コネクタ11
部分に供給される燃料Aの供給圧Pi’に着目したもの
であって、油溜り部内の圧力Pi、供給圧Pi’のそれ
ぞれに基づき算出される噴射率について実験的に検討し
た結果、両者にはそれほどの差はなく、結局ある範囲内
の誤差が許容できる場合には、Pi’をPiと見なして
もよい、との知見を得て創出されたものである。すなわ
ち、先ず油溜り部内の圧力Piに基づき(1)式から算
出される噴射率については、Piが正確に求められない
ので直接算出できないが、前述のとおり第1実施例の理
論式(6)式が(1)式の圧力項をベルヌーイの定理に
基づいて速度項に置換したものであるところから、第1
実施例の実測データは、図3がこれに相当する。また、
上記測定と同時に、後述の第2実施例の噴射率測定装置
により測定された供給圧Pi’に基づき算出された実測
データは、図5に示される。両データを比較すると、か
なりよく一致していることが分かる。このように、第2
実施例は、(1)式のPiをPi’に置換した(8)式 dm/dt=F・φ-1・[2(Pi’−Pi)/ρ]-1/2・・・(8) に基づき、燃料AのモーメンタムF、背圧Po、それに
供給圧Piを測定して簡易的に噴射率を求めるものであ
る。
【0039】このため、本実施例の噴射率測定装置は、
図4に示すように、燃料Aの噴射モーメンタムFと背圧
P0 と供給圧Pi ’とを測定可能な噴射率測定部7を備
えた構成を採っている。なお、図1及び図2に示した部
材と同一部材については、同一符号を付して説明する。
図4に示すように、燃料Aの噴射モーメンタムFと背圧
P0 と供給圧Pi ’とを測定可能な噴射率測定部7を備
えた構成を採っている。なお、図1及び図2に示した部
材と同一部材については、同一符号を付して説明する。
【0040】噴射率測定部7は、噴射モーメンタムFを
測定するための圧力センサ30及び圧力センサ信号変換
器31と、背圧P0を測定するための第2の圧力センサ
としての圧力センサ70及び圧力センサ信号変換器71
(背圧測定部)と、供給圧Pi ’を測定するための第3
の圧力センサとしての圧力センサ73及び圧力センサ信
号変換器74(供給圧測定部)と、これら測定結果に基
づいて前述した(8) 式を演算する演算処理部75とでな
る。
測定するための圧力センサ30及び圧力センサ信号変換
器31と、背圧P0を測定するための第2の圧力センサ
としての圧力センサ70及び圧力センサ信号変換器71
(背圧測定部)と、供給圧Pi ’を測定するための第3
の圧力センサとしての圧力センサ73及び圧力センサ信
号変換器74(供給圧測定部)と、これら測定結果に基
づいて前述した(8) 式を演算する演算処理部75とでな
る。
【0041】圧力センサ70は、圧力容器2の下側に生
じる背圧P0 を測定する圧力センサであり、その受圧面
を圧力容器2の下部に穿設された孔2aに臨ませた状態
で、圧力容器2の外側に装着されている。圧力センサ信
号変換器71は、圧力センサ70で検出した背圧P0 を
背圧信号Eとして演算処理部75に送る機器である。
じる背圧P0 を測定する圧力センサであり、その受圧面
を圧力容器2の下部に穿設された孔2aに臨ませた状態
で、圧力容器2の外側に装着されている。圧力センサ信
号変換器71は、圧力センサ70で検出した背圧P0 を
背圧信号Eとして演算処理部75に送る機器である。
【0042】圧力センサ73は、機械コネクタ11部分
に生じる燃料Aの供給圧Pi ’を測定する半導体式の圧
力センサであり、その受圧面を燃料供給管12に穿設さ
れた孔12aに臨ませた状態で、燃料供給管12の外側
に装着されている。圧力センサ信号変換器74は、圧力
センサ73で検出した供給圧Pi ’を供給圧信号Gとし
て演算処理部75に送る機器である。
に生じる燃料Aの供給圧Pi ’を測定する半導体式の圧
力センサであり、その受圧面を燃料供給管12に穿設さ
れた孔12aに臨ませた状態で、燃料供給管12の外側
に装着されている。圧力センサ信号変換器74は、圧力
センサ73で検出した供給圧Pi ’を供給圧信号Gとし
て演算処理部75に送る機器である。
【0043】演算処理部75は、噴射モーメンタムFを
示す圧力センサ信号変換器31からのモーメンタム信号
Mと、背圧P0 を示す圧力センサ信号変換器71からの
背圧信号Eと、供給圧Pi ’を示す圧力センサ信号変換
器74からの供給圧信号Gとを入力し、前述した(8) 式
にこれらの信号が示す噴射モーメンタムFと背圧P0と
供給圧Pi ’との値を代入して、噴射率(dm/dt)
を演算する機能を有するものであり、CPU等で形成さ
れている。
示す圧力センサ信号変換器31からのモーメンタム信号
Mと、背圧P0 を示す圧力センサ信号変換器71からの
背圧信号Eと、供給圧Pi ’を示す圧力センサ信号変換
器74からの供給圧信号Gとを入力し、前述した(8) 式
にこれらの信号が示す噴射モーメンタムFと背圧P0と
供給圧Pi ’との値を代入して、噴射率(dm/dt)
を演算する機能を有するものであり、CPU等で形成さ
れている。
【0044】第2実施例の噴射率測定装置がこのような
構成を採ることにより、燃料供給部5からの燃料供給時
に、機械コネクタ11部分の供給圧Pi ’が圧力センサ
73によって検出され、供給圧Pi ’を示す供給圧信号
Gが圧力センサ信号変換器74から演算処理部75に送
られる。そして、燃料Aがインジェクタ先端部1aから
噴射されると、噴射モーメンタムFが断熱材32を介し
て圧力センサ30で検出され、噴射モーメンタムFを示
すモーメンタム信号Mが圧力センサ信号変換器31から
演算処理部35に送られる。また、噴射後に生じる圧力
容器2下部の背圧P0 は、圧力センサ70によって検出
され、背圧P0 を示す背圧信号Eが圧力センサ信号変換
器71から演算処理部75に送られる。
構成を採ることにより、燃料供給部5からの燃料供給時
に、機械コネクタ11部分の供給圧Pi ’が圧力センサ
73によって検出され、供給圧Pi ’を示す供給圧信号
Gが圧力センサ信号変換器74から演算処理部75に送
られる。そして、燃料Aがインジェクタ先端部1aから
噴射されると、噴射モーメンタムFが断熱材32を介し
て圧力センサ30で検出され、噴射モーメンタムFを示
すモーメンタム信号Mが圧力センサ信号変換器31から
演算処理部35に送られる。また、噴射後に生じる圧力
容器2下部の背圧P0 は、圧力センサ70によって検出
され、背圧P0 を示す背圧信号Eが圧力センサ信号変換
器71から演算処理部75に送られる。
【0045】演算処理部75にモーメンタム信号Mと背
圧信号Eと供給圧信号Gとが入力されると、演算処理部
75において、噴射モーメンタムFを示すモーメンタム
信号Mと背圧P0 を示す背圧信号Eと供給圧Pi ’を示
す供給圧信号Gとに基づいて、前述した(8) 式が演算さ
れ、インジェクタ先端部1aから噴射した燃料Aの噴射
率(dm/dt)が算出される。図5は、この測定結果
を示す線図であり、この測定結果が示す通り、本実施例
の噴射率測定装置によって、かなり正確な噴射率(dm
/dt)を測定することができた。
圧信号Eと供給圧信号Gとが入力されると、演算処理部
75において、噴射モーメンタムFを示すモーメンタム
信号Mと背圧P0 を示す背圧信号Eと供給圧Pi ’を示
す供給圧信号Gとに基づいて、前述した(8) 式が演算さ
れ、インジェクタ先端部1aから噴射した燃料Aの噴射
率(dm/dt)が算出される。図5は、この測定結果
を示す線図であり、この測定結果が示す通り、本実施例
の噴射率測定装置によって、かなり正確な噴射率(dm
/dt)を測定することができた。
【0046】以上のように、本実施例の噴射率測定装置
によれば、レーザドップラ流速計33等のような高価な
流速計を用いることなく、燃料Aの噴射率を測定するこ
とができ、しかも、構造が簡単なので、製造コストの低
減化と保守作業及び測定操作の容易化とを図ることがで
きる。したがって、本実施例は、簡易な噴射率測定装置
して有効に適用することができる。その他の構成,作用
効果は前述した第1実施例の噴射率測定装置と同様であ
るので、その記載は省略する。
によれば、レーザドップラ流速計33等のような高価な
流速計を用いることなく、燃料Aの噴射率を測定するこ
とができ、しかも、構造が簡単なので、製造コストの低
減化と保守作業及び測定操作の容易化とを図ることがで
きる。したがって、本実施例は、簡易な噴射率測定装置
して有効に適用することができる。その他の構成,作用
効果は前述した第1実施例の噴射率測定装置と同様であ
るので、その記載は省略する。
【0047】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形や変更が可能であって、それらも本発明に含まれ
る。例えば、前述した第1実施例では、インジェクタ先
端部1a側にレーザトップラ流速計33を設け、噴射側
において噴射速度Voを測定したが、インジェクタ1の
燃料供給管12に対してレーザドップラ流速計を設け、
供給側において噴射速度Voを測定しても良く、噴射
側、供給側でのそれぞれの流速測定値と噴射速度の関係
は、測定系の諸元、あるいは校正により求められる。ま
た、燃料Aの燃料噴射速度v0 を測定するために、レー
ザドップラ流速計33を用いたが、これに限るものでは
ない。例えば、電熱線に電流を流すことによって電熱線
を発熱させ、その周囲の燃料Aを流し、この燃料Aで電
熱線が冷やされる量を測定して燃料噴射速度v0 を検出
する熱線流速計を用いることもできる。また、第2実施
例では、演算処理部75に、2つの圧力センサ信号変換
器31と圧力センサ信号変換器71とを設けたが、1つ
の圧力センサ信号変換器31で圧力センサ信号変換器7
1を兼ねる構成としても良い。さらに、第1及び第2実
施例では、断熱材32を平面状にしたが、圧力センサ3
0の受圧面を湾曲形成し、この受圧面に対応した湾曲状
の断熱材を受圧面に接着しても良い。また、第1及び第
2実施例では、燃料溜り防止部4にノズル42を用いた
が、ノズル42の代りにインジェクタを用いても良い。
また、第1及び第2実施例では、燃料Aをインジェクタ
先端部1aから気中に噴射する場合について説明した
が、液中に噴射する場合でも同様の効果を得ることがで
きる。なお、この液中噴射の場合には、噴射率測定装置
に燃料溜り防止部4を設ける必要はない。また、第1及
び第2実施例では、インジェクタ先端部1aを下側に向
け、燃料Aをインジェクタ先端部1a下側に位置する圧
力センサ30に対して噴射するようにした。この場合に
は、断熱材32上に燃料Aが残留することがあるので、
残留燃料Aを除去する燃料溜り防止部4を設けた。しか
し、インジェクタ1と圧力センサ30とを横向きにし、
インジェクタ先端部1aから圧力センサ30に対して水
平に燃料Aを噴射するようにすることができる。このよ
うにすることで、残留しようとする燃料Aが重力によっ
て断熱材32の表面を伝わり、落下するので、燃料溜り
防止部4を設けることなく、燃料Aの残留を防止するこ
とができる。
変形や変更が可能であって、それらも本発明に含まれ
る。例えば、前述した第1実施例では、インジェクタ先
端部1a側にレーザトップラ流速計33を設け、噴射側
において噴射速度Voを測定したが、インジェクタ1の
燃料供給管12に対してレーザドップラ流速計を設け、
供給側において噴射速度Voを測定しても良く、噴射
側、供給側でのそれぞれの流速測定値と噴射速度の関係
は、測定系の諸元、あるいは校正により求められる。ま
た、燃料Aの燃料噴射速度v0 を測定するために、レー
ザドップラ流速計33を用いたが、これに限るものでは
ない。例えば、電熱線に電流を流すことによって電熱線
を発熱させ、その周囲の燃料Aを流し、この燃料Aで電
熱線が冷やされる量を測定して燃料噴射速度v0 を検出
する熱線流速計を用いることもできる。また、第2実施
例では、演算処理部75に、2つの圧力センサ信号変換
器31と圧力センサ信号変換器71とを設けたが、1つ
の圧力センサ信号変換器31で圧力センサ信号変換器7
1を兼ねる構成としても良い。さらに、第1及び第2実
施例では、断熱材32を平面状にしたが、圧力センサ3
0の受圧面を湾曲形成し、この受圧面に対応した湾曲状
の断熱材を受圧面に接着しても良い。また、第1及び第
2実施例では、燃料溜り防止部4にノズル42を用いた
が、ノズル42の代りにインジェクタを用いても良い。
また、第1及び第2実施例では、燃料Aをインジェクタ
先端部1aから気中に噴射する場合について説明した
が、液中に噴射する場合でも同様の効果を得ることがで
きる。なお、この液中噴射の場合には、噴射率測定装置
に燃料溜り防止部4を設ける必要はない。また、第1及
び第2実施例では、インジェクタ先端部1aを下側に向
け、燃料Aをインジェクタ先端部1a下側に位置する圧
力センサ30に対して噴射するようにした。この場合に
は、断熱材32上に燃料Aが残留することがあるので、
残留燃料Aを除去する燃料溜り防止部4を設けた。しか
し、インジェクタ1と圧力センサ30とを横向きにし、
インジェクタ先端部1aから圧力センサ30に対して水
平に燃料Aを噴射するようにすることができる。このよ
うにすることで、残留しようとする燃料Aが重力によっ
て断熱材32の表面を伝わり、落下するので、燃料溜り
防止部4を設けることなく、燃料Aの残留を防止するこ
とができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1及
び請求項2の発明によれば、噴射モーメンタム測定部と
燃料噴射速度測定部とで測定した噴射モーメンタムと燃
料噴射速度とに基づいて、演算処理部において、燃料の
噴射率を求めることができるので、燃料を低圧で噴射す
るガソリン燃料噴射のインジェクタにおいても、正確に
噴射率を測定することができるようになった。また、噴
射後の噴射モーメンタム,燃料噴射速度を測定して、噴
射率を求めるので、インジェクタに燃料を供給する燃料
供給部の燃料供給圧等に左右されることなく、噴射率を
測定することができる。また、噴射率を測定するため
に、燃料供給部の構造を変更する必要がないので、噴射
率測定のために燃料供給部の構造を変更できないような
対象についても、噴射率を測定することができる。ま
た、多噴孔タイプのインジェクタについても、噴孔1つ
1つについて噴射率の測定を行うことができる。さら
に、噴射の過渡的な変化にも追従することができる。
び請求項2の発明によれば、噴射モーメンタム測定部と
燃料噴射速度測定部とで測定した噴射モーメンタムと燃
料噴射速度とに基づいて、演算処理部において、燃料の
噴射率を求めることができるので、燃料を低圧で噴射す
るガソリン燃料噴射のインジェクタにおいても、正確に
噴射率を測定することができるようになった。また、噴
射後の噴射モーメンタム,燃料噴射速度を測定して、噴
射率を求めるので、インジェクタに燃料を供給する燃料
供給部の燃料供給圧等に左右されることなく、噴射率を
測定することができる。また、噴射率を測定するため
に、燃料供給部の構造を変更する必要がないので、噴射
率測定のために燃料供給部の構造を変更できないような
対象についても、噴射率を測定することができる。ま
た、多噴孔タイプのインジェクタについても、噴孔1つ
1つについて噴射率の測定を行うことができる。さら
に、噴射の過渡的な変化にも追従することができる。
【0049】請求項3の発明によれば、噴射モーメンタ
ム測定部と背圧測定部と供給圧測定部とで測定した噴射
モーメンタムと背圧と供給圧とに基づいて、演算処理部
において、燃料の噴射率を求めることができるので、レ
ーザドップラ流速計等のような高価な流速計を用いるこ
となく、燃料の噴射率を測定することができ、しかも、
構造が簡単なので、製造コストの低減化と保守作業及び
測定操作の容易化とを図ることができるようになった。
ム測定部と背圧測定部と供給圧測定部とで測定した噴射
モーメンタムと背圧と供給圧とに基づいて、演算処理部
において、燃料の噴射率を求めることができるので、レ
ーザドップラ流速計等のような高価な流速計を用いるこ
となく、燃料の噴射率を測定することができ、しかも、
構造が簡単なので、製造コストの低減化と保守作業及び
測定操作の容易化とを図ることができるようになった。
【0050】請求項4の発明によれば、第1の圧力セン
サの受圧面に断熱材を設けたので、燃料と第1の圧力セ
ンサの受圧面との温度差によるモーメンタム信号のドリ
フトを抑えることができるようになった。
サの受圧面に断熱材を設けたので、燃料と第1の圧力セ
ンサの受圧面との温度差によるモーメンタム信号のドリ
フトを抑えることができるようになった。
【0051】請求項5又請求項6の発明によれば、第1
の圧力センサの受圧面又は断熱材の表面に残留する燃料
を除去することができるようになった。
の圧力センサの受圧面又は断熱材の表面に残留する燃料
を除去することができるようになった。
【0052】請求項7の発明によれば、第1の圧力セン
サの受圧面又は断熱材の表面に残留しようとする燃料
は、横向きの第1の圧力センサの受圧面又は断熱材の表
面を伝わって、落下するので、特別の装置を設けること
なく、燃料の残留を防止することができるようになっ
た。
サの受圧面又は断熱材の表面に残留しようとする燃料
は、横向きの第1の圧力センサの受圧面又は断熱材の表
面を伝わって、落下するので、特別の装置を設けること
なく、燃料の残留を防止することができるようになっ
た。
【図1】本発明の第1実施例に係る噴射率測定装置を示
す概略図である。
す概略図である。
【図2】第1実施例の噴射率測定装置を用いた噴射率測
定時の概略全体図である。
定時の概略全体図である。
【図3】第1実施例の噴射率測定装置による噴射率測定
の結果を示す線図である。
の結果を示す線図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る噴射率測定装置を示
す概略図である。
す概略図である。
【図5】第2実施例の噴射率測定装置による噴射率測定
の結果を示す線図である。
の結果を示す線図である。
【図6】従来の噴射率測定装置を示す概略図である。
【符号の説明】 1 インジェクタ 1a インジェクタ先端部 2 圧力容器 3 噴射率測定部 4 燃料溜り防止部 30 圧力センサ 31 圧力センサ信号変換器 32 断熱材 33 レーザドップラ流速計 34 流速計信号変換器 35 演算処理部
Claims (7)
- 【請求項1】 インジェクタから噴射される燃料を受圧
面で受ける第1の圧力センサを用いて前記燃料の噴射モ
ーメンタムを測定する噴射モーメンタム測定部と、 流速計を用いて前記燃料の燃料噴射速度を測定する燃料
噴射速度測定部と、 前記噴射モーメンタム測定部と前記燃料噴射速度測定部
とで測定された噴射モーメンタムと燃料噴射速度とか
ら、 式 dm/dt=F・(ψ・v0 )-1 を用いて(但し、dm/dtは噴射率、Fは噴射モーメ
ンタム、ψはモーメンタム係数、v0 は燃料噴射速度で
ある)、燃料の噴射率を求める演算処理部と、 を備えることを特徴とした噴射率測定装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の噴射率測定装置におい
て、 前記流速計は、レーザドップラ流速計又は熱線流速計の
いずれかである、 ことを特徴とする噴射率測定装置。 - 【請求項3】 インジェクタから噴射される燃料を受圧
面で受ける第1の圧力センサを用いて前記燃料の噴射モ
ーメンタムを測定する噴射モーメンタム測定部と、 第2の圧力センサを用いて前記インジェクタから噴射さ
れた燃料の背圧を測定する背圧測定部と、 第3の圧力センサを用いて前記インジェクタに供給され
る燃料の供給圧を測定する供給圧測定部と、 前記噴射モーメンタム測定部と前記背圧測定部と前記供
給圧測定部とで測定された噴射モーメンタムと背圧と供
給圧とから、 式 dm/dt=F・ψ-1・[2(Pi ’−P0 )/ρ]-1/2 を用いて(但し、dm/dtは噴射率、Fは噴射モーメ
ンタム、ψはモーメンタム係数、Pi ’は供給圧、ρは
燃料密度である)、燃料の噴射率を求める演算処理部
と、 を備えることを特徴とする噴射率測定装置。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
載の噴射率測定装置において、 前記第1の圧力センサの受圧面に、断熱材を設けた、 ことを特徴とする噴射率測定装置。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
載の噴射率測定装置において、 前記第1の圧力センサの受圧面又は前記断熱材の表面に
残留する燃料を除去する燃料溜り防止部を設けた、 ことを特徴とする噴射率測定装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の噴射率測定装置におい
て、 前記燃料溜り防止部は、 圧縮空気を生成するコンプレッサーと、 前記コンプレッサーからの圧縮空気を前記第1の圧力セ
ンサの受圧面又は前記断熱材の表面に吹き付ける空気噴
射器と、 を備えることを特徴とする噴射率測定装置。 - 【請求項7】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
載の噴射率測定装置において、 前記インジェクタと前記第1の圧力センサとを横向きに
配置した、 ことを特徴とする噴射率測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26589594A JPH08121288A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 噴射率測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26589594A JPH08121288A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 噴射率測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08121288A true JPH08121288A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17423598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26589594A Pending JPH08121288A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 噴射率測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08121288A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6510836B2 (en) | 2000-07-03 | 2003-01-28 | Murad M. Ismailov | Swirl injector for internal combustion engine |
| US6510842B2 (en) | 2000-07-03 | 2003-01-28 | Murad M. Ismailov | Flow meter |
| KR100425035B1 (ko) * | 2001-08-14 | 2004-03-30 | 학교법인 한양학원 | 디젤 엔진용 연료분사노즐의 연료분사율 측정방법 |
| US7080550B1 (en) | 2003-08-13 | 2006-07-25 | Cummins Inc. | Rate tube measurement system |
| US7143641B2 (en) | 2004-01-09 | 2006-12-05 | Michigan Custom Machines, Inc. | Fluid test machine, methods and systems |
| EP2326925A4 (en) * | 2008-05-09 | 2011-12-14 | Omar Cueto | METHOD AND SYSTEM FOR TESTING AN INJECTION NOZZLE |
| US8746050B2 (en) | 2008-09-19 | 2014-06-10 | Omar Cueto | Fuel injection feedback system and method |
| CN105888910A (zh) * | 2016-05-19 | 2016-08-24 | 中国第汽车股份有限公司无锡油泵油嘴研究所 | 一种喷油嘴压力室压力测量方法 |
| CN117029944A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-11-10 | 哈尔滨工程大学 | 一种燃气瞬态质量流率测试方法、系统、装置及介质 |
| CN117052581A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-11-14 | 哈尔滨工程大学 | 一种高压直喷燃气瞬态质量流率测试方法、系统及装置 |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP26589594A patent/JPH08121288A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6510836B2 (en) | 2000-07-03 | 2003-01-28 | Murad M. Ismailov | Swirl injector for internal combustion engine |
| US6510842B2 (en) | 2000-07-03 | 2003-01-28 | Murad M. Ismailov | Flow meter |
| US6823833B2 (en) * | 2000-07-03 | 2004-11-30 | Combustion Dymanics Corp. | Swirl injector for internal combustion engine |
| KR100425035B1 (ko) * | 2001-08-14 | 2004-03-30 | 학교법인 한양학원 | 디젤 엔진용 연료분사노즐의 연료분사율 측정방법 |
| US7080550B1 (en) | 2003-08-13 | 2006-07-25 | Cummins Inc. | Rate tube measurement system |
| WO2005068807A3 (en) * | 2004-01-09 | 2009-02-05 | Michigan Custom Machines Inc | Fluid test machine, methods and systems |
| US7143641B2 (en) | 2004-01-09 | 2006-12-05 | Michigan Custom Machines, Inc. | Fluid test machine, methods and systems |
| EP2326925A4 (en) * | 2008-05-09 | 2011-12-14 | Omar Cueto | METHOD AND SYSTEM FOR TESTING AN INJECTION NOZZLE |
| US8205491B2 (en) | 2008-05-09 | 2012-06-26 | Omar Cueto | Method and system of testing a fuel injector |
| US8746050B2 (en) | 2008-09-19 | 2014-06-10 | Omar Cueto | Fuel injection feedback system and method |
| CN105888910A (zh) * | 2016-05-19 | 2016-08-24 | 中国第汽车股份有限公司无锡油泵油嘴研究所 | 一种喷油嘴压力室压力测量方法 |
| CN105888910B (zh) * | 2016-05-19 | 2018-05-08 | 中国第一汽车股份有限公司无锡油泵油嘴研究所 | 一种喷油嘴压力室压力测量方法 |
| CN117029944A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-11-10 | 哈尔滨工程大学 | 一种燃气瞬态质量流率测试方法、系统、装置及介质 |
| CN117052581A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-11-14 | 哈尔滨工程大学 | 一种高压直喷燃气瞬态质量流率测试方法、系统及装置 |
| CN117052581B (zh) * | 2023-08-10 | 2025-11-28 | 哈尔滨工程大学 | 一种高压直喷燃气瞬态质量流率测试方法、系统及装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040113 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |