JPH08133015A - プリテンショナー付きシートベルト用リトラクター - Google Patents
プリテンショナー付きシートベルト用リトラクターInfo
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- JPH08133015A JPH08133015A JP6301633A JP30163394A JPH08133015A JP H08133015 A JPH08133015 A JP H08133015A JP 6301633 A JP6301633 A JP 6301633A JP 30163394 A JP30163394 A JP 30163394A JP H08133015 A JPH08133015 A JP H08133015A
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Abstract
動抵抗及びウェビング巻き込み開始までの時間遅れを小
さくして巻取り軸を効率良くスムーズにウェビング巻取
り方向へ回転させることができる良好な一方トルク伝達
機構を提供する。 【構成】 巻取り軸4に配設されたスリーブ14と相対回
転可能に支持されるクラッチ外輪12が、スリーブ14の外
周面との間に略くさび状の空間を構成するカム面12b
と、該くさび状空間内に配設されてスリーブ係合方向に
移動可能なローラーピン10とを備えている。該ローラー
ピン10のスリーブ係合方向への移動を阻止するホルダー
8のローラーピン保持片9a,9b は、クラッチ外輪12が回
転する際の摺動面以外の部分である細い接続部8dを介し
てベース側壁11a に係止されている。クラッチ外輪12が
車両衝突時に所定角度回転駆動されてスリーブ14とカム
面12bにローラーピン10を係合させた後、ホルダー8の
細い接続部8dが破断される。
Description
の巻取り軸にウェビングを巻き込むことにより、シート
ベルトの緩みを除去するプリテンショナーを備えたシー
トベルト用リトラクターに関する。
するためのシートベルト装置は、乗員のウェビング装着
感を低減するためにリトラクターによるウェビングの巻
取り力を低くする傾向があるため、衝突時に大きな力が
加わると、どうしてもウェビングの遊びが増え、このよ
うなウェビングの遊びにより拘束が遅れ、乗員の効果的
及び安全な拘束が行えないことがあった。
緊張することによってウェビングの遊びを除去すべく、
リトラクターの巻取り軸を巻取り方向へ瞬時に回転させ
るプリテンショナーをシートベルト装置に組み込んだも
のがある。このようなプリテンショナーをリトラクター
に組み込む場合、駆動手段の駆動力を巻取り軸に伝達し
て回転駆動するための駆動力伝達部材が通常使用時に巻
取り軸の回転に干渉することがないように、プリテンシ
ョナー非作動時には駆動力伝達部材を巻取り軸に非係合
とし、プリテンショナー作動時には駆動力伝達部材を巻
取り軸に接続して回転トルクを巻取り軸に伝達する為
に、駆動力伝達部材と巻取り軸との間には様々な構成の
一方トルク伝達機構が設けられている。
開示されているプリテンショナーは、巻取り軸の延長部
と対面する複数のシューを該延長部に噛み合い係合可能
に軸支すると共に付勢手段により該延長部と係合しない
方向に付勢し、これらシューに巻付けられたケーブルの
一端に駆動手段を連結したものである。即ち、通常使用
時においては駆動力伝達部材であるシューが付勢手段に
より該延長部と係合しない方向に付勢されているので、
巻取り軸の回転に干渉することはない。そして、車両衝
突等の緊急時に駆動手段が作動してケーブルが引かれる
と、該ケーブルの巻き締め力によりシューは延長部との
係合方向に回動させられて巻取り軸の延長部と係合する
ので、巻取り軸を巻取り回転させることによってウェビ
ングの巻締めが行われる。
等に開示されているプリテンショナーは、剪断部材によ
って巻取り軸と非係合な状態でケーシングに取付けられ
たクラッチ部材を有し、車両衝突等の緊急時に回転駆動
されると強制制御して剪断部材を剪断すると共にクラッ
チ部材を巻取り軸のクラッチ延長部に押しつけて係合さ
せる引き部材ローラに駆動手段を連結したものである。
材であるクラッチ部材が剪断部材によって巻取り軸と非
係合な状態に取付けられているので、巻取り軸の回転に
干渉することはない。そして、車両衝突等の緊急時に駆
動手段が作動して引き部材ローラが回転駆動されると、
該引き部材ローラが剪断部材を剪断してクラッチ部材を
巻取り軸のクラッチ延長部に係合させ、巻取り軸を一体
的に巻取り回転させるのでウェビングが巻締められる。
駆動手段としては、シリンダー内に摺動可能に受容され
たピストンに作用する駆動力によりケーブルの一端部を
引張り駆動する所謂シリンダー形式の駆動手段や、気体
の膨張圧力やバネ力等の駆動力により回転駆動される回
転駆動部材(回転ピストン)が緊急時に巻取り軸をウェ
ビング巻取り方向へ引込み駆動する所謂ローター式回転
駆動方式(以下、シリンダーレス形式と称する)及びラ
ック&ピニオン形式の駆動手段などがある。該シリンダ
ーレス形式の駆動手段は、長いシリンダーを必要とせず
にコンパクトな回転駆動部材により巻取り軸をウェビン
グ巻取り方向へ引込み駆動することができるので、車両
格納上有利である。又、ラック&ピニオン形式では、確
実な駆動力伝達が行えて効率が良い。
開平2−256549号公報等に開示されたプリテンシ
ョナーの如き一方トルク伝達機構の構成では、ケーブル
の巻き締め力によりシューが延長部との係合方向に回動
させられて巻取り軸の延長部と係合するので、プリテン
ショナーの駆動手段としてはシリンダー形式の駆動手段
に限定されてしまい、コンパクトなシリンダーレス形式
や効率の良いラック&ピニオン形式の駆動手段を用いる
ことができない。
に開示されたプリテンショナーの如き一方トルク伝達機
構の構成では、プリテンショナーが始動する際に、クラ
ッチ部材を支持する剪断部材を変形・剪断させなければ
ならないが、始動抵抗が大きく、静止状態の引き部材ロ
ーラで剪断部材を変形・剪断させるには大きな駆動力を
必要とする。又、剪断部材の強度は、通常使用時に発生
する各ピーク荷重よりも十分に大きくなければならない
ので、結果としてプリテンショナーは始動時に大きな損
失を生じてしまい、ウェビングの巻き込み性能や巻き込
み開始までの時間遅れの原因となる。更に、プリテンシ
ョナー作動時、引き部材ローラ及び転動体は駆動手段に
よって高速で回転させられるが、これら引き部材ローラ
及び転動体が回転する際の摺動面であるケーシングの側
板は剪断された剪断部材の剪断跡が残るなどして平滑性
が良くないので、スムーズな回転が阻害される可能性が
ある。
ることに係り、汎用性が高く、プリテンショナー始動時
の始動抵抗及びウェビング巻き込み開始までの時間遅れ
を小さくして巻取り軸を効率良くスムーズにウェビング
巻取り方向へ回転させることができる良好な一方トルク
伝達機構を備えたプリテンショナー付きシートベルト用
リトラクターを提供することである。
トラクターの巻取り軸に回転トルクを伝達可能な回転駆
動部材を車両衝突時に回転駆動することにより、巻取り
軸をシートベルトの弛みが除去される方向に回転させる
プリテンショナーを備えたシートベルト用リトラクター
であって、巻取り軸に配設されたスリーブと軸心周りに
相対回転可能に支持される回転駆動部材が、該スリーブ
外周面との間に略くさび状の空間を構成するカム面と、
該くさび状空間内に配設されてスリーブ係合方向に移動
可能な駆動力伝達部材とを備えると共に、該駆動力伝達
部材のスリーブ係合方向への移動を阻止する保持手段
は、回転駆動部材が回転する際の摺動面以外の部分に破
断部が配設された破断可能な接続手段を介してリトラク
ター本体に係止されており、前記回転駆動部材が車両衝
突時に所定角度回転駆動されてスリーブとカム面に駆動
力伝達部材を係合させた後に、前記保持手段は前記破断
部が破断してリトラクター本体に対する係止状態が解除
されるように構成されていることを特徴とするプリテン
ショナー付きシートベルト用リトラクターにより達成さ
れる。
てはリトラクター本体に係止された保持手段が、駆動力
伝達部材のスリーブ係合方向への移動を阻止しているの
で、該駆動力伝達部材が巻取り軸の回転に干渉すること
はない。そして、回転駆動部材が車両衝突時に回転駆動
されると、該回転駆動部材の内周面に形成されたカム面
により駆動力伝達部材はスリーブ係合方向へ移動させら
れ、該カム面とスリーブの外周面との間に食い込ませら
れる。このようなプリテンショナー始動時には、保持手
段がリトラクター本体に係止されたままであり、回転駆
動された直後の回転駆動部材に対して相対移動可能であ
るので、回転駆動された直後の該回転駆動部材には保持
手段のリトラクター本体に対する係止状態を解除するた
めの負荷が作用せず、プリテンショナー始動時の回転駆
動部材の始動抵抗は小さくなる。
れ、前記保持手段の破断部を破断するのに必要な負荷が
該回転駆動部材に作用する際には、回転駆動部材は加速
されて運動エネルギーが高まっているので、小さい損失
で該保持手段の係止状態を解除でき、回転駆動部材と一
体的に保持手段を速やかに移動させることができる。そ
こで、プリテンショナー始動時からウェビング巻き込み
開始までの時間遅れを小さくすることができる。
の係止状態を解除するための破断部が、回転駆動部材が
回転する際の摺動面以外の部分に配設されており、その
破断跡が該回転駆動部材の摺動面上に残ることはないの
で、該回転駆動部材が回転する際の摺動面の平滑性を確
保することができる。
を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例に基づく
プリテンショナー付きシートベルト用リトラクター1の
正面図であり、図2乃至図4は図1に示したプリテンシ
ョナー付きシートベルト用リトラクター1の要部分解斜
視図であり、図5及び図6は図1に示したプリテンショ
ナー付きシートベルト用リトラクター1のA−A断面矢
視図及びB−B断面矢視図であり、図7は図5に示した
プリテンショナーのC−C断面矢視図である。
リトラクター1は、ウェビング20を巻取り又は引き出
し自在に巻回した巻取りリール7を備えており、従来の
リトラクターと同様に、巻取りリール7はその巻取り軸
4に連結された巻取りバネ装置5により、ウェビング2
0が巻取られる方向に常時付勢されている。又、ウェビ
ング20が所定大きさ以上の加速度で引き出されようと
すると、緊急ロック機構2により巻取り軸4の回転が阻
止され、それ以上ウェビング20が引き出されないよう
になっている。
ルト用リトラクター1は、略コ字形状に形成されたリト
ラクターベース11の一方のベース側壁11aに、巻取
り軸4をシートベルトの弛みが除去される方向に回転さ
せる駆動手段を備えたプリテンショナー3が配設されて
いる。該プリテンショナー3は、ベース側壁11aを貫
通した巻取り軸4の一端部に嵌着されたスリーブ14の
周りを回動可能に配設された回転駆動部材であるクラッ
チ外輪12と、ガス発生器29が発生するガス圧力で押
圧駆動されるラック25と常時噛み合わされたピニオン
ギヤ21により前記クラッチ外輪12を回転駆動する駆
動手段6と、前記ピニオンギヤ21の回転により前記ク
ラッチ外輪12を増速回転させるべくピニオンギヤ21
とクラッチ外輪12の間に配設された増速歯車伝動装置
である遊星歯車装置35と、車両衝突時に前記ガス発生
器29を作動させる図示しない制御装置とを備えてい
る。
車装置35を介して駆動手段6により回転駆動される円
筒状部材であり、外周面には遊星歯車装置35の遊星歯
車15と噛み合う太陽歯車を構成するための外歯12a
が形成されると共に、肉抜きされた内周面には前記スリ
ーブ14の外周面との間にくさび状の空間を構成する4
つのカム面12bが周方向に沿って等間隔に形成されて
いる。そして、各くさび状空間内には、回転ピストン3
1とスリーブ14の間でトルク伝達を可能とすべくスリ
ーブ係合方向に移動可能な駆動力伝達部材である円筒状
のローラーピン10と、該ローラーピン10のスリーブ
係合方向への移動を阻止すべくリトラクター本体である
ベース側壁11aに係止された保持手段であるホルダー
8のローラーピン保持片9a,9bとがそれぞれ配設さ
れている。
材料や、アルミニウム及び亜鉛等の金属材料からなる前
記ホルダー8は、巻取り軸4が挿通される円孔とベース
取付け用穴8eを備えた略円板状の基板部8aと、該基
板部8aの軸線方向に沿って垂設された四対のローラー
ピン保持片9a,9bとを備えており、遊星歯車ケース
16及びラックギヤケース22と共締めされてベース側
壁11aの外側面に固定される。そこで、前記ローラー
ピン保持片9a,9bの先端部は、該ホルダー8の外側
に配設された前記クラッチ外輪12の各くさび状空間内
に挿入され、ローラーピン10をスリーブ14の外周面
と非係合な状態に保持する。
が垂設された基板部8aには、周方向に沿って四分割さ
れたスリット8cが形成されており、各スリット8cの
端部間には破断可能な接続手段である細い接続部8dが
構成されている。そこで、前記ローラーピン保持片9
a,9bが垂設された前記スリット8cより内側の部分
は、前記細い接続部8dが破断することによりベース側
壁11aに対する係止状態が解除されてクラッチ外輪1
2と一体的に回転可能な摺動部8bとされている。そし
て、該摺動部8bのリトラクター側表面は、クラッチ外
輪12が回転する際の摺動面となる。
は、クラッチ外輪12が回転する際の摺動面である摺動
部8bのリトラクター側表面以外の部分に破断部が配設
された細い接続部8dを介してベース側壁11aに係止
されている。更に、前記クラッチ外輪12の内径は前記
スリーブ14の外径よりも大きく、前記ホルダー8のロ
ーラーピン保持片9a,9bによって挟持されたローラ
ーピン10は、スリーブ14の外周面に対してクリアラ
ンスを有している。即ち、これらクラッチ外輪12のカ
ム面12b、ホルダー8及びローラーピン10等によ
り、前記スリーブ14と前記クラッチ外輪12との間に
は一方向トルク伝達機構が構成されており、該ローラー
ピン10はホルダー8によりトルク伝達不可能な状態に
確実に保持されている。
因でホルダー8に保持されたローラーピン10がスリー
ブ14に接触してリトラクターからのウェビング20の
引出し巻取り及び緊急ロック機構2の機能に影響を与え
たり、異音が発生したりする可能性が少ない。又、それ
ぞれ対をなす前記ローラーピン保持片9a,9bは、互
いに基板部8aの周方向に沿って対向するようにローラ
ーピン10を挟持しており、ローラーピン10がスリー
ブ14及びクラッチ外輪12と対向するその半径方向部
分は開放されている。従って、クラッチ外輪12にウェ
ビング巻取り方向の回転駆動力が作用し、該クラッチ外
輪12が急激に回転した場合でも、確実にローラーピン
10をベース側壁11aに対して静止させる事ができ
る。そこで、ローラーピン保持片9a,9bは、ローラ
ーピン10が確実に噛み込まれるまではローラーピン1
0の周方向への移動を規制することができる。
し、ローラーピン10がカム面12bによって巻取り軸
中心方向へ付勢された際には、該ローラーピン10の食
い込み方向の移動を妨げることがないようにローラーピ
ン保持片9a,9bは容易に変形できる。そして、更に
クラッチ外輪12がウェビング巻取り方向へ回転駆動さ
れると、ホルダー8の細い接続部8dが破断して基板部
8aから摺動部8bが分離されるので、スリーブ14に
食い込んだローラーピン10は前記クラッチ外輪12及
び前記摺動部8bと共に一体的にウェビング巻取り方向
へ回転する。前記スリーブ14は、前記ローラーピン1
0よりも硬い材質であり、その外周面には食い込みを容
易とするローレット加工が施されている。
チ外輪12にウェビング巻取り方向(図2中、矢印X1
方向)の回転駆動力が生じた際には、ローラーピン10
がクラッチ外輪12のカム面12bとスリーブ14の外
周面との間に食い込むことによって、スリーブ14とク
ラッチ外輪12とを連結し、該クラッチ外輪12の回転
トルクが巻取り軸4に伝達されるようになっている。
11aの外側に固定された遊星歯車ケース16の内歯1
6aと前記クラッチ外輪12との間に配設された遊星歯
車15と、これら遊星歯車15をそれぞれ回転自在に支
持するキャリア部材である回転円板17とからなる。前
記回転円板17には、遊星歯車15を回転自在に軸支す
るピン19が圧入される貫通孔17aと、ピニオンギヤ
21が嵌合される中央孔18とが形成されており、遊星
歯車15はピニオンギヤ21と一体的に回転する回転円
板17により公転させられる。そこで、前記クラッチ外
輪12は、ピニオンギヤ21の回転により増速回転させ
られる。
に噛み合わされるラック歯25aを形成されたラック2
5と、該ラック25を移動可能に受容するシリンダー2
4と、該シリンダー24の先端部とガス発生器29のガ
ス噴出部とを連通連結するガス発生器ケース28とを有
しており、前記シリンダー24の基端部は前記遊星歯車
ケース16の外側に固定されたラックギヤケース22に
連結されている。前記ラックギヤケース22には、前記
ピニオンギヤ21が回転自在に収容される中央開口33
と、該中央開口33と一部連通して前記ラック25を摺
動案内する案内凹部34とが形成されており、該ラック
ギヤケース22の外側には巻取り軸4の先端が貫通する
開口23aを形成されたプレート23が前記ピニオンギ
ヤ21及びラック25を覆うように配設されている。
の端部には、合成樹脂,ゴム,又は発泡金属等の材質か
らなる緩衝材26と共にシリンダー24内を摺動可能な
ピストン27が配設されており、ガス発生器29が発生
した高圧ガスはガス発生器ケース28を介して該ピスト
ン27に伝達される。また、設計によっては緩衝材を必
要とせず、ピストンとラックを一体的に製作する事も可
能である。更に、緩衝材にOリングを使用してガスシー
ルの効果を出す事も可能である。
の前記案内凹部34の側壁部には、くさび状空間を構成
するカム面32が形成されており、該くさび状空間内に
はラックギヤケース22の案内凹部34の内側壁に対す
るラック25の戻り方向(図5中、矢印Y2 方向)の相
対移動を規制する噛み合い要素である円筒状のローラー
ピン36と、該ローラピン36をラック係合方向へ付勢
するコイルスプリング31とが配設され、ラック25の
戻り防止機構が構成されている。そこで、ラック25が
ウェビング巻取り駆動方向(図5中、矢印Y1 方向)に
移動する際には、ローラピン36がコイルスプリング3
1の付勢力に抗して非噛み合い方向へ移動可能であり、
該ラック25の移動を妨げるものではない。
ルト用リトラクター1の動作について説明する。車両の
通常走行時状態では、図6に示すように、クラッチ外輪
12及びローラーピン10はスリーブ14と非係合なの
で、巻取り軸4は自由に回転可能となっている。従っ
て、ウェビング20を巻取りバネ装置5の付勢力で巻取
り可能であると共に、バネ力に抗してウェビング20を
引出し自在となっている。
が車両に発生すると、乗員が前方に移動してウェビング
20をある程度の加速度で引き出そうとする。この時、
リトラクターの緊急ロック機構2が作動して巻取り軸4
の回転をロックする。これにより、ウェビングの伸び出
しは阻止されるが、図示しない制御装置がガス発生器2
9を作動させることはないので、ラック25は押圧駆動
されない。
大きな所定の減速度が生じると、図示しない制御装置が
この減速度を検知してガス発生器29を点火する。点火
されたガス発生器29は、駆動ガスをガス発生器ケース
28内へ噴出する。すると、ガス発生器ケース28より
シリンダー24内へ流入した駆動ガスの膨張圧力がピス
トン27に作用し、該ピストン27は緩衝材26を介し
てラック25をウェビング巻取り駆動方向へ押圧駆動す
る。この時、前記緩衝材26によってラック25へのガ
ス圧力の急激な加圧を抑制することができる。
駆動するように構成されているので、駆動力を伝達する
ためのピストンロッド等が挿通される開口をガス発生器
ケース28に設ける必要がない。そこで、ガス圧力は漏
れることなくほぼ全てピストン27に作用し、ラック2
5の駆動力に有効に利用できる。前記ラック25が図5
に示す矢印Y1 方向へ押圧駆動されると、該ラック25
のラック歯25aに噛み合わされているピニオンギヤ2
1はウェビング巻取り方向(図5中、矢印X1 方向)へ
回転駆動される。すると、ピニオンギヤ21と一体的に
回転する回転円板17も矢印X1 方向に回転する。
に軸支された遊星歯車15が保持されており、図6に示
すように、該遊星歯車15は前記遊星歯車ケース16の
内歯16a及び前記クラッチ外輪12の外歯12aと噛
み合っている。そこで、回転円板17が矢印X1 方向に
回転することにより、矢印X1 方向に公転させられる遊
星歯車15は、遊星歯車ケース16の内歯16aに噛み
合いながら自転してクラッチ外輪12を矢印X1 方向に
増速回転させる。従って、ピニオンギヤ21の矢印X1
方向の回転は、遊星歯車装置35により増速して伝達さ
れる。
に回転させられると、ホルダー8はベース側壁11aの
外側面に固定されており、且つ、前記ローラーピン保持
片9a,9bはローラーピン10がスリーブ14の外周
面とカム面12bとの間に確実に食い込むまでは巻取り
軸中心方向への移動を保持片の弾性又は塑性変形によっ
て可能とするので、該ホルダー8はウェビング巻取り方
向に回転するクラッチ外輪12に対して相対回転する。
9a,9bに保持されているローラーピン10はスリー
ブ係合方向に移動し、スリーブ14の外周面とカム面1
2bとの間に確実に食い込むので、該ローラーピン10
がクラッチ外輪12とスリーブ14とを連結し、該クラ
ッチ外輪12の回転トルクを巻取り軸4に伝達する。即
ち、回転駆動された直後のクラッチ外輪12には、ベー
ス側壁11aに固定されているホルダー8のローラーピ
ン保持片9a,9bの係止状態を解除するために前記細
い接続部8dを破断するだけの負荷が作用せず、プリテ
ンショナー始動時の回転駆動部材の始動抵抗は小さくな
る。
グ巻取り方向に所定角度回転させられ、前記ローラーピ
ン10がスリーブ14の外周面とカム面12bとの間に
確実に食い込む位置まで移動すると、ローラーピン10
を介してクラッチ外輪12の回転駆動力がホルダー8に
伝達される。この時、ベース側壁11aに固定されてい
るホルダー8のローラーピン保持片9a,9bの係止状
態を解除するために前記細い接続部8dを破断するだけ
の負荷がクラッチ外輪12に作用するが、該クラッチ外
輪12は加速されて運動エネルギーが高まっている。そ
こで、クラッチ外輪12は小さい損失で前記細い接続部
8dを破断して該ローラーピン保持片9a,9bのベー
ス側壁11aに対する係止状態を解除することができる
と共に、一体的に摺動部8bを速やかに回転移動させる
ことができるので、プリテンショナー始動時からウェビ
ング巻き込み開始までの時間遅れを小さくすることがで
きる。
圧駆動されるラック25の駆動力によりピニオンギヤ2
1がウェビング巻取り方向に回転駆動されると、増速回
転させられたクラッチ外輪12はローラーピン10を介
してスリーブ14を一体的に矢印X1 方向に回転駆動
し、ウェビング20を巻取る方向に巻取り軸4を回転さ
せるので、ウェビング20が締め付けられ、シートベル
トの遊びが除去される。
回転を巻取り軸4に伝達できる駆動手段6のラック25
は、短いラックストロークでも巻取り軸4をウェビング
巻取り方向へ充分に回転させることができる。従って、
ラック25及びシリンダー24は短くてよく、プリテン
ショナーをコンパクトに構成することができる。又、遊
星歯車装置35を構成して増速回転されるクラッチ外輪
12と巻取り軸4に固設されたスリーブ14との間に
は、プリテンショナー非作動時にこれらを非接続とする
ホルダー8及びローラーピン10がが配設されており、
ピニオンギヤ21とラック25、及び遊星歯車装置35
を構成する各歯車は、プリテンショナー非作動時である
初期状態において予め互いの歯が噛み合った状態となっ
ている。従って、ラック25が駆動ガスの膨張圧力によ
り急激に押圧駆動される際、前記歯車の歯先同士は互い
に衝突することがないので、歯の破損を防止することが
できると共に駆動手段6による駆動力を巻取り軸4にス
ムーズに伝達することができる。
ホルダー8のローラーピン保持片9a,9bの係止状態
を解除するための前記細い接続部8dの破断部は、図8
に示すようにクラッチ外輪12が回転する際の摺動面
(分離した摺動部8bのリトラクター側表面及びベース
側壁11aの外側面)以外の部分である前記スリット8
cの内壁面上に破断面が位置し、その破断跡がクラッチ
外輪12の摺動面上に残ることはないので、該クラッチ
外輪12が回転する際の摺動面の平滑性を確保すること
ができる。従って、クラッチ外輪12の高速でスムーズ
な回転が保障される。
25の押圧駆動が止まると、ウェビング20の張力によ
り巻取り軸4がウェビング引出し方向(図8中、矢印X
2 方向)へ回転し、クラッチ外輪12及びピニオンギヤ
21も逆回転を始める。すると、ラック25は案内凹部
34の内側壁に対して戻り方向(図5中、矢印Y2 方
向)へ相対移動しようとするが、前記ローラピン36が
ラック25の背面25bと案内凹部34のカム面32と
の間に食い込むことにより、ラック25は戻り方向への
相対移動が規制されるので、ピニオンギヤ21は逆回転
を防止される。そこで、プリテンショナー3によるベル
ト巻締め動作完了直後も、上記駆動手段6はベルト伸び
出しを抑えることができる。尚、ラック25の戻り防止
機構は、初期位置でラック25の面とローラ(噛み合い
要素)が接触すれば、どの位置に設定してもよい。ま
た、この様な戻り防止機構は図示のようなローラ等を用
いずに、駆動ガスの圧力減少を最少にする事により代用
できる。例えば、前記緩衝材26をOリングとする事に
より、シリンダー内の圧力を高く保ち同様の効果を得る
事ができる。
回転駆動部材をウェビング巻取り方向へ回転駆動する駆
動手段として、ピニオンギヤを介してリトラクターの巻
取り軸に回転トルクを伝達可能なラックをガス圧力で押
圧駆動する形式の駆動手段を用いたが、回転ピストンの
羽根部に気体の膨張圧力を直接付与して駆動するシリン
ダーレス形式の駆動手段や、ねじりコイルばねの弾性力
を用いたり、シリンダー内に摺動可能に受容されたピス
トンに作用する気体の膨張圧力によりケーブルの一端部
を引張り駆動する所謂シリンダー形式の駆動手段を用い
ることもできる。
テンショナー付きシートベルト用リトラクター41の要
部断面側面図である。前記プリテンショナー付きシート
ベルト用リトラクター41は、ウェビング20を巻取り
又は引き出し自在に巻回した巻取りリール7を備えてお
り、上記第1実施例のリトラクターと同様に、巻取りリ
ール7はその巻取り軸4に連結された巻取りバネ装置5
により、ウェビング20が巻取られる方向に常時付勢さ
れている。又、ウェビング20が所定大きさ以上の加速
度で引き出されようとすると、緊急ロック機構2により
巻取り軸4の回転が阻止され、それ以上ウェビング20
が引き出されないようになっている。
ルト用リトラクター41は、略コ字形状に形成されたリ
トラクターベース51の一方のベース側壁51aに、巻
取り軸4をシートベルトの弛みが除去される方向に回転
させるシリンダーレス形式の駆動装置を備えたプリテン
ショナー43が配設されている。該プリテンショナー4
3は、ベース側壁51aを貫通した巻取り軸4の一端部
に嵌着されたスリーブ54の周りを回動可能に配設され
た回転駆動部材である回転ピストン61と、ベース側壁
51aの外側に配設されて該回転ピストン61を回動可
能に収容するための略円環状の案内通路64を構成する
ケーシング46と、該回転ピストン61を回転駆動する
ための駆動ガスを発生するガス発生器56と、車両衝突
時に該ガス発生器56を作動させる図示しない制御装置
とを備えている。
に固定されたロアケース(図示せず)と、該ロアケース
を介してベース側壁51aに固定されるアッパーケース
48とからなる。該アッパーケース48の下方に一体形
成された略L字形状のハウジング内部にはガス発生器5
6が内蔵されており、前記案内通路64の一部を閉塞す
る隔壁部48bにより画成された前記案内通路64の一
周端部と該ガス発生器56のガス噴出部とはガス導管口
65により連通されている。前記ガス発生器56は、ガ
ス発生剤を収容してフレームに封着されるケース内に図
示しないヒーターを組み込んだものであり、該ヒーター
は車両の衝突を検知した図示しない制御装置からの電気
信号により点火される。
4と軸心周りに相対回転可能に支持される円筒状部62
と、駆動ガスを受けるべく該円筒状部62より半径方向
外方に突設された羽根部63とを有しており、ガス発生
器56より発生した駆動ガスが案内通路64内の羽根部
63に作用することによって回転駆動される。駆動ガス
の膨張圧力を受ける該羽根部63の受圧面63aと反対
側の回転移動方向側には、くさび状空間を構成するカム
面63bが形成されており、該くさび状空間内にはケー
シング46の内周壁に対する回転ピストン61のウェビ
ング引出し方向(図9中、時計回り方向)の相対回転を
規制する噛み合い要素である円筒状のローラーピン53
が配設されている。
ーブ54の外周面との間にくさび状の空間を構成する複
数のカム面62aが周方向に沿って等間隔に形成されて
いる。そして、各くさび状空間内には、回転ピストン6
1とスリーブ54の間でトルク伝達を可能とすべくスリ
ーブ係合方向に移動可能な駆動力伝達部材である円筒状
のローラーピン50と、該ローラーピン50のスリーブ
係合方向への移動を阻止すべくリトラクター本体である
前記アッパーケース48に係止された保持手段であるホ
ルダー58のローラーピン保持片59a,59bとがそ
れぞれ配設されている。
ナイロン等の合成樹脂材料や、アルミニウム及び亜鉛等
の金属材料からなり、図2に示した第1実施例における
ホルダー8と同様に、巻取り軸4が挿通される円孔とア
ッパーケース取付け手段を備えた略円板状の基板部(図
示せず)と、該基板部の軸線方向に沿って垂設された三
対のローラーピン保持片59a,59bとを備えてお
り、アッパーケース48の内側面に固定される。そこ
で、前記ローラーピン保持片59a,59bの先端部
は、該ホルダー58の内側に配設された前記回転ピスト
ン61の各くさび状空間内に挿入され、ローラーピン5
0をスリーブ54の外周面と非係合な状態に保持する。
9bが垂設された基板部には、上記ホルダー8と同様
に、周方向に沿って三分割されたスリットが形成されて
おり、各スリットの端部間には破断可能な接続手段であ
る細い接続部が構成されている。そこで、前記ローラー
ピン保持片59a,59bが垂設された前記スリットよ
り内側の部分は、前記細い接続部が破断することにより
アッパーケース48に対する係止状態が解除されて回転
ピストン61と一体的に回転可能な摺動部とされてい
る。そして、該摺動部のリトラクター側表面は、回転ピ
ストン61が回転する際の摺動面となる。
9bは、回転ピストン61が回転する際の摺動面である
ホルダー58の摺動部のアッパーケース側表面以外の部
分に破断部が配設された細い接続部を介してアッパーケ
ース48に係止されている。そして、前記回転ピストン
61は、ロアケースとアッパーケース8とにより回転軸
線方向に挟持されると共に、スリーブ54の外周面によ
り半径方向に支持され、前記ケーシング46内において
スリーブ54の外周面の周りを摺動しながら相対回転可
能に配設されている。更に、該回転ピストン61は、外
周面に形成された凹部を前記アッパーケース48の内周
面に突設された小突起48aに係止され、ケーシング4
6に対して非回転的に固定されており、車体の振動等に
より動かないように位置決めされている。勿論、両部材
を摩擦係合により位置決めすることもできる。
ーブ54の外径よりも大きく、前記ホルダー58のロー
ラーピン保持片59a,59bによって保持されたロー
ラーピン50は、スリーブ54の外周面に対してクリア
ランスを有している。即ち、これら回転ピストン61の
カム面62a、ホルダー58及びローラーピン50等に
より、前記スリーブ54と前記回転ピストン61との間
には一方トルク伝達機構が構成されており、ローラーピ
ン50はケーシング46に係止されたホルダー58のロ
ーラーピン保持片59a,59bによってトルク伝達不
可能な状態に保持されている。そこで、通常使用時にお
いては回転ピストン61がスリーブ54の回転に干渉す
ることはなく、リトラクターからのウェビング20の引
出し及び巻取りは自在である。一方、前記ガス発生器5
6より発生した駆動ガスによって回転ピストン61にウ
ェビング巻取り方向(図9中、矢印X方向)の回転駆動
力が生じた際には、ローラーピン50が回転ピストン6
1のカム面62aとスリーブ54の外周面との間に食い
込むことによって、スリーブ54と回転ピストン61と
を連結し、該回転ピストン61の回転トルクが巻取り軸
4に伝達されるようになっている。
43は、前記第1実施例のプリテンショナー付きシート
ベルト用リトラクター1のプリテンショナー3と同様
に、プリテンショナー始動時の始動抵抗及びウェビング
巻き込み開始までの時間遅れを小さくすることができる
と共に、回転ピストン61が回転する際の摺動面(分離
したホルダー58の摺動部のアッパーケース側表面及び
アッパーケース48の内側面)の平滑性を確保し、回転
ピストン61の高速でスムーズな回転を保障することが
できるので、巻取り軸4を効率良くスムーズにウェビン
グ巻取り方向へ回転させることができる。
くプリテンショナー付きシートベルト用リトラクター7
1は、略コ字形状に形成されたリトラクターベース76
の一方のベース側壁76aに、巻取り軸4をシートベル
トの弛みが除去される方向に回転させるシリンダー形式
の駆動装置を備えたプリテンショナー72が配設されて
いる。尚、上記第2実施例のプリテンショナー付きシー
トベルト用リトラクター41と同様の構成部材に関して
は同符号を付して詳細な説明を省略する。
46aを貫通した巻取り軸4の一端部に嵌着されたスリ
ーブ54の周りを回動可能に配設された回転駆動部材で
あるローター73と、ローター73に巻回されると共に
一端がワイヤーエンド80を介してローター73の連結
部75に連結されたケーブル79と、該ケーブル79の
他端に接続されたピストン78が図示しないガス発生器
の駆動ガスによりシリンダー77内を駆動される駆動手
段とを備えており、前記スリーブ54と前記ローター7
3との間には前記第2実施例と同様の一方トルク伝達機
構が構成されている。
て大きな所定の減速度が生じると、図示しない制御装置
がこの減速度を検知してガス発生器を作動させるので、
シリンダー77内に流入した駆動ガスの圧力によって前
記ピストン78が急速に上方(矢印Z方向)へ移動す
る。このピストン78の駆動力によって、ケーブル79
が矢印Z方向へ急速に引っ張られる。
その引張り力によりローター73はウェビング巻取り方
向(図10中、矢印W方向)へ回転駆動される。する
と、ローター73を非回転的に係止していた図示しない
小突起の係止が外れ、ローター73はウェビング巻取り
方向に回転する。従って、上記各実施例のプリテンショ
ナー付きシートベルト用リトラクター1,41と同様
に、本第3実施例のプリテンショナー72は、プリテン
ショナー始動時の始動抵抗及びウェビング巻き込み開始
までの時間遅れを小さくすることができると共に、ロー
ター73が回転する際の摺動面(分離したホルダー58
の摺動部のアッパーケース側表面及び図示しないアッパ
ーケースの内側面)の平滑性を確保し、ローター73の
高速でスムーズな回転を保障することができるので、巻
取り軸4を効率良くスムーズにウェビング巻取り方向へ
回転させることができる。
如き一方トルク伝達機構の構成は、プリテンショナーの
駆動手段としてシリンダー形式の駆動手段、又はコンパ
クトなシリンダーレス形式の駆動手段のいずれにも応用
することができ、基本の構成部材を共通化しながらリト
ラクター取付け位置等の諸条件により駆動手段を適宜選
択することができるので汎用性が高い。
れるものではなく、本発明の主旨に基づいて種々の形態
を採り得ることは勿論であり、例えば、回転駆動部材、
スリーブ、駆動力伝達部材、カム面、保持手段、保持手
段の係止方法及び破断可能な接続手段等の形状や構成は
適宜変更可能である。
ルト用リトラクターによれば、回転駆動部材が車両衝突
時に回転駆動されると、該回転駆動部材の内周面に形成
されたカム面により駆動力伝達部材はスリーブ係合方向
へ移動させられ、該カム面とスリーブの外周面との間に
食い込ませられるが、この時、保持手段はリトラクター
本体に係止されたままであり、回転駆動された直後の回
転駆動部材に対して相対移動可能であるので、回転駆動
された直後の該回転駆動部材には保持手段のリトラクタ
ー本体に対する係止状態を解除するための負荷が作用せ
ず、プリテンショナー始動時の回転駆動部材の始動抵抗
は小さくなる。
れ、前記保持手段の破断部を破断するのに必要な負荷が
該回転駆動部材に作用する際には、回転駆動部材は加速
されて運動エネルギーが高まっているので、小さい損失
で該保持手段の係止状態を解除でき、回転駆動部材と一
体的に保持手段を速やかに移動させることができる。そ
こで、プリテンショナー始動時からウェビング巻き込み
開始までの時間遅れを小さくすることができる。
の係止状態を解除するための破断部が、回転駆動部材が
回転する際の摺動面以外の部分に配設されており、その
破断跡が該回転駆動部材の摺動面上に残ることはないの
で、該回転駆動部材が回転する際の摺動面の平滑性を確
保することができる。その上、本発明における一方トル
ク伝達機構の構成は、回転駆動部材の駆動手段により制
限されることがないので、基本の構成部材を共通化しな
がらリトラクター取付け位置等の諸条件により駆動手段
を適宜選択することができる。
始動時の始動抵抗及びウェビング巻き込み開始までの時
間遅れを小さくして巻取り軸を効率良くスムーズにウェ
ビング巻取り方向へ回転させることができる良好な一方
トルク伝達機構を備えたプリテンショナー付きシートベ
ルト用リトラクターを提供できる。
付きシートベルト用リトラクターの正面図である。
ト用リトラクターの要部分解矢視図の一部分である。
ト用リトラクターの要部分解矢視図の残り部分である。
ト用リトラクターの要部分解矢視図の残り部分である。
ト用リトラクター1のA−A断面矢視図である。
ト用リトラクター1のB−B断面矢視図である。
視図である。
るための要部断面図である。
付きシートベルト用リトラクターの要部断面側面図であ
る。
ー付きシートベルト用リトラクターの要部断面側面図で
ある。
ー 3 プリテンショナー 4 巻取り軸 5 巻取りバネ装置 6 駆動手段 7 巻取りリール 8 ホルダー 9a ローラーピン保持片 9b ローラーピン保持片 10 ローラーピン 11 リトラクターベース 12 クラッチ外輪 14 スリーブ 15 遊星歯車 16 遊星歯車ケース 17 回転円板 19 ピン 21 ピニオンギヤ 22 ラックギヤケース 24 シリンダー 25 ラック 27 ピストン 29 ガス発生器
Claims (1)
- 【請求項1】 リトラクターの巻取り軸に回転トルクを
伝達可能な回転駆動部材を車両衝突時に回転駆動するこ
とにより、巻取り軸をシートベルトの弛みが除去される
方向に回転させるプリテンショナーを備えたシートベル
ト用リトラクターであって、 巻取り軸に配設されたスリーブと軸心周りに相対回転可
能に支持される回転駆動部材が、該スリーブ外周面との
間に略くさび状の空間を構成するカム面と、該くさび状
空間内に配設されてスリーブ係合方向に移動可能な駆動
力伝達部材とを備えると共に、該駆動力伝達部材のスリ
ーブ係合方向への移動を阻止する保持手段は、回転駆動
部材が回転する際の摺動面以外の部分に破断部が配設さ
れた破断可能な接続手段を介してリトラクター本体に係
止されており、 前記回転駆動部材が車両衝突時に所定角度回転駆動され
てスリーブとカム面に駆動力伝達部材を係合させた後
に、前記保持手段は前記破断部が破断してリトラクター
本体に対する係止状態が解除されるように構成されてい
ることを特徴とするプリテンショナー付きシートベルト
用リトラクター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30163394A JP3609465B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | プリテンショナー付きシートベルト用リトラクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30163394A JP3609465B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | プリテンショナー付きシートベルト用リトラクター |
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Country Status (1)
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Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-11-11 JP JP30163394A patent/JP3609465B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| EP1679239A1 (en) | 2005-01-06 | 2006-07-12 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Webbing retractor |
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| JP3609465B2 (ja) | 2005-01-12 |
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