JPH0818846B2 - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents
インクジェットヘッドの製造方法Info
- Publication number
- JPH0818846B2 JPH0818846B2 JP24143791A JP24143791A JPH0818846B2 JP H0818846 B2 JPH0818846 B2 JP H0818846B2 JP 24143791 A JP24143791 A JP 24143791A JP 24143791 A JP24143791 A JP 24143791A JP H0818846 B2 JPH0818846 B2 JP H0818846B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- glass plate
- photosensitive glass
- crystal
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 14
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 42
- 239000006089 photosensitive glass Substances 0.000 claims description 42
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims description 10
- 230000000873 masking effect Effects 0.000 claims description 10
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 7
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 5
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 3
- 230000003796 beauty Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000004090 dissolution Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットヘッド
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりインクジェットヘッドには、流
路基板としてガラス基板が用いられ、このガラス基板に
インク射出口,加圧室,インク溜り,インク供給口など
が連通するインク流路となる溝がエッチングにより形成
してある。この様な溝を設けた流路基板に振動板を接合
し、加圧室に対向する位置の振動板の表面に圧電素子を
接着してインクジェットヘッドとしている。近来ヘッド
の小型化と印字品質の向上のために、多数のインク射出
口を備え、ヘッドの前面の同一面上に複数のインク射出
口を複数の列に配置するものが提案されている。複数の
列のインク射出口が同一面上に配列されると、インクの
射出が繰り返されているうちに、並列するインク射出口
を覆うように、ヘッドの前面にインクの表面張力によっ
てインクの層が付着してしまう。この為にヘッドの前面
に対して垂直方向にインク粒子を飛翔させるのが望まし
いのであるが、インクの層が付着しているために、イン
ク粒子がこのインクの層の影響を受けて内方に傾いた方
向に飛翔することになる。この為に正しい印字間隔で印
字できないことになり、印字品質が低下する問題があっ
た。
路基板としてガラス基板が用いられ、このガラス基板に
インク射出口,加圧室,インク溜り,インク供給口など
が連通するインク流路となる溝がエッチングにより形成
してある。この様な溝を設けた流路基板に振動板を接合
し、加圧室に対向する位置の振動板の表面に圧電素子を
接着してインクジェットヘッドとしている。近来ヘッド
の小型化と印字品質の向上のために、多数のインク射出
口を備え、ヘッドの前面の同一面上に複数のインク射出
口を複数の列に配置するものが提案されている。複数の
列のインク射出口が同一面上に配列されると、インクの
射出が繰り返されているうちに、並列するインク射出口
を覆うように、ヘッドの前面にインクの表面張力によっ
てインクの層が付着してしまう。この為にヘッドの前面
に対して垂直方向にインク粒子を飛翔させるのが望まし
いのであるが、インクの層が付着しているために、イン
ク粒子がこのインクの層の影響を受けて内方に傾いた方
向に飛翔することになる。この為に正しい印字間隔で印
字できないことになり、印字品質が低下する問題があっ
た。
【0003】この問題を解決する技術として、例えば特
開昭57−49567号公報には、図3(A)(B)に
示すように、流路基板100の表裏両面のそれぞれにノ
ズル群100a…と100b…とを列をなして形成し、
ノズル前面上の両方のノズル列の中央に凹部100cを
形成し、振動板101,102を接合したインクジェッ
トヘッドが開示してある。
開昭57−49567号公報には、図3(A)(B)に
示すように、流路基板100の表裏両面のそれぞれにノ
ズル群100a…と100b…とを列をなして形成し、
ノズル前面上の両方のノズル列の中央に凹部100cを
形成し、振動板101,102を接合したインクジェッ
トヘッドが開示してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、流路
基板の素材としてガラスが用いられている。このために
上記のような凹部をノズル前面に形成するための別工程
が必要となり、工程数が多くなって複雑化する問題があ
る。またこの様な凹部を機械加工で作ると、ガラスに欠
けやひび等が生じ易く、インク層の形状が不均一とな
り、インク粒子の飛翔方向が不均一になり、ヘッドの歩
留まりが低下する。
基板の素材としてガラスが用いられている。このために
上記のような凹部をノズル前面に形成するための別工程
が必要となり、工程数が多くなって複雑化する問題があ
る。またこの様な凹部を機械加工で作ると、ガラスに欠
けやひび等が生じ易く、インク層の形状が不均一とな
り、インク粒子の飛翔方向が不均一になり、ヘッドの歩
留まりが低下する。
【0005】そこで本発明の目的は、感光性ガラスを流
路基板の素材として用い、複雑なインク流路や、前面の
凹部などを容易に形成し、インク粒子の飛翔方向が均一
で印字品質の良好なインクジェットヘッドの製造方法を
提供することにある。
路基板の素材として用い、複雑なインク流路や、前面の
凹部などを容易に形成し、インク粒子の飛翔方向が均一
で印字品質の良好なインクジェットヘッドの製造方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインクジェットヘッドの製造方法は、感光
性ガラス板を端面側から露光して、感光性ガラス板の前
面の中間部に前面凹部用露光部を形成し、感光性ガラス
板の表面側から露光して感光性ガラス板の表面から裏面
に至る溝用露光部を形成し、その後で前面凹部用露光部
と溝用露光部とを熱処理して前面凹部用結晶部及び溝用
結晶部を形成し、前面凹部用結晶部を除く前面をマスキ
ングし、前面凹部用結晶部及び溝用結晶部をエッチング
して、感光性ガラス板の表面及び裏面の両面にインク流
路となる溝を形成するとともに、前面の表裏両面の溝間
に凹部を形成する。
に、本発明のインクジェットヘッドの製造方法は、感光
性ガラス板を端面側から露光して、感光性ガラス板の前
面の中間部に前面凹部用露光部を形成し、感光性ガラス
板の表面側から露光して感光性ガラス板の表面から裏面
に至る溝用露光部を形成し、その後で前面凹部用露光部
と溝用露光部とを熱処理して前面凹部用結晶部及び溝用
結晶部を形成し、前面凹部用結晶部を除く前面をマスキ
ングし、前面凹部用結晶部及び溝用結晶部をエッチング
して、感光性ガラス板の表面及び裏面の両面にインク流
路となる溝を形成するとともに、前面の表裏両面の溝間
に凹部を形成する。
【0007】また前面凹部用露光部を感光性ガラス板の
板厚方向中間部に形成し、これを熱処理して前面凹部用
結晶部を形成した後で、感光性ガラス板の表面及び裏面
側から露光して表裏両面に溝用露光部を形成し、熱処理
して溝用結晶部を形成し、後は上記と同様にしてマスキ
ングし、エッチングし、表面及び裏面の両面にインク流
路となる溝と、前面の表裏両面の溝間に凹部とを形成す
る。
板厚方向中間部に形成し、これを熱処理して前面凹部用
結晶部を形成した後で、感光性ガラス板の表面及び裏面
側から露光して表裏両面に溝用露光部を形成し、熱処理
して溝用結晶部を形成し、後は上記と同様にしてマスキ
ングし、エッチングし、表面及び裏面の両面にインク流
路となる溝と、前面の表裏両面の溝間に凹部とを形成す
る。
【0008】
【作用】感光性ガラス板を端面側から露光することによ
って、前面凹部用結晶部を形成すると、溝用結晶部と共
にエッチングされ、溝と凹部とが同時に形成できる。
って、前面凹部用結晶部を形成すると、溝用結晶部と共
にエッチングされ、溝と凹部とが同時に形成できる。
【0009】
【実施例】図1を参照して本発明の製造工程を説明す
る。まずA工程において、感光性ガラス板1の端面1a
に対向して、フォトマスク2を配置する。フォトマスク
2には感光性ガラス板の前面1bに形成される凹部4の
幅及び深さに等しい形状の露光パターン2aと、その他
の領域に遮光部2bとが形成してある。紫外線をこのフ
ォトマスク2を通過させて端面側(板厚方向に直交する
方向)から感光性ガラス板1を露光すると、感光性ガラ
ス板の前面の中間部に、図1(B)に示す前面凹部用露
光部11aが形成される。
る。まずA工程において、感光性ガラス板1の端面1a
に対向して、フォトマスク2を配置する。フォトマスク
2には感光性ガラス板の前面1bに形成される凹部4の
幅及び深さに等しい形状の露光パターン2aと、その他
の領域に遮光部2bとが形成してある。紫外線をこのフ
ォトマスク2を通過させて端面側(板厚方向に直交する
方向)から感光性ガラス板1を露光すると、感光性ガラ
ス板の前面の中間部に、図1(B)に示す前面凹部用露
光部11aが形成される。
【0010】次にB工程において、感光性ガラス板1の
表面1cに対向して、フォトマスク3を配置する。フォ
トマスク3には感光性ガラス板1の表面に形成する溝、
この例ではインクジェットヘッド10のインク射出口,
加圧室,インク溜り,インク供給口などを連通するイン
ク流路となるための溝5の露光パターン3aと、その周
囲に遮光部3bとが形成してある。紫外線をこのフォト
マスク3を通過させて表面1cに直交する方向から感光
性ガラス板1を露光すると、前面凹部用露光部11aは
まだ結晶化されていないので、感光性ガラス板の板厚方
向に貫通して表面1cから裏面1dに至る溝用露光部が
形成される。
表面1cに対向して、フォトマスク3を配置する。フォ
トマスク3には感光性ガラス板1の表面に形成する溝、
この例ではインクジェットヘッド10のインク射出口,
加圧室,インク溜り,インク供給口などを連通するイン
ク流路となるための溝5の露光パターン3aと、その周
囲に遮光部3bとが形成してある。紫外線をこのフォト
マスク3を通過させて表面1cに直交する方向から感光
性ガラス板1を露光すると、前面凹部用露光部11aは
まだ結晶化されていないので、感光性ガラス板の板厚方
向に貫通して表面1cから裏面1dに至る溝用露光部が
形成される。
【0011】その後でC工程において、前面凹部用露光
部11aと、表面1cから裏面1dに至る溝用露光部と
を熱処理して結晶化し、前面凹部用結晶部11と溝用結
晶部12とを形成する。
部11aと、表面1cから裏面1dに至る溝用露光部と
を熱処理して結晶化し、前面凹部用結晶部11と溝用結
晶部12とを形成する。
【0012】D工程において、前面凹部用結晶部11を
除く前面をマスキング材6でマスキングし、最後に前面
凹部用結晶部11と溝用結晶部12とを所定の深さまで
エッチングする。この1回のエッチングで前面1bの中
間部に凹部4と、表面1c及び裏面1dの両面に溝5…
とが形成される。前面凹部用結晶部11を除く前面をマ
スキング材6でマスキングする理由は、もしこのマスキ
ングをしないと、エッチングの際に溝用結晶部12が前
面1b側からも溶解してしまい、このために溝5と凹部
4とが前面で連通してしまう。これを回避して溝用結晶
部12の溶解が表面1c側と裏面1d側からのみ為され
るようにするため、エッチングに先立ってマスキング材
6でマスキングしておくものである。また、溝用結晶部
12を除く表面1c及び裏面1dは非結晶部であるの
で、マスキングしないでエッチングしても、溶解速度が
溝用結晶部に比較して極めて遅く、例えば1/50程度
の速 度でしか溶解しない。従って溝用結晶部12を除く
表面1c及び裏面1dをマスキングする必要はない。
除く前面をマスキング材6でマスキングし、最後に前面
凹部用結晶部11と溝用結晶部12とを所定の深さまで
エッチングする。この1回のエッチングで前面1bの中
間部に凹部4と、表面1c及び裏面1dの両面に溝5…
とが形成される。前面凹部用結晶部11を除く前面をマ
スキング材6でマスキングする理由は、もしこのマスキ
ングをしないと、エッチングの際に溝用結晶部12が前
面1b側からも溶解してしまい、このために溝5と凹部
4とが前面で連通してしまう。これを回避して溝用結晶
部12の溶解が表面1c側と裏面1d側からのみ為され
るようにするため、エッチングに先立ってマスキング材
6でマスキングしておくものである。また、溝用結晶部
12を除く表面1c及び裏面1dは非結晶部であるの
で、マスキングしないでエッチングしても、溶解速度が
溝用結晶部に比較して極めて遅く、例えば1/50程度
の速 度でしか溶解しない。従って溝用結晶部12を除く
表面1c及び裏面1dをマスキングする必要はない。
【0013】図1(E)はマスキング材6を除去した平
面図を示し、図1(F)はその前面図を示しており、表
裏両面の溝5…の前端部、即ちインク射出口の列は、凹
部4によって隔てられて、それぞれ独立した平面に整列
することになる。このようにして感光性ガラス板1の表
裏両面にインク流路となる溝5が形成されるので、これ
をインクジェットヘッドの流路基板として用い、表裏両
面に2点鎖線で示すように振動板7,7を接合し、図示
しない圧電素子を所定の位置に貼着することによってイ
ンクジェットヘッドが製造される。
面図を示し、図1(F)はその前面図を示しており、表
裏両面の溝5…の前端部、即ちインク射出口の列は、凹
部4によって隔てられて、それぞれ独立した平面に整列
することになる。このようにして感光性ガラス板1の表
裏両面にインク流路となる溝5が形成されるので、これ
をインクジェットヘッドの流路基板として用い、表裏両
面に2点鎖線で示すように振動板7,7を接合し、図示
しない圧電素子を所定の位置に貼着することによってイ
ンクジェットヘッドが製造される。
【0014】図1の実施例では、表裏両面に形成される
溝5は、感光性ガラス板1の表面1c側からの露光によ
って板厚方向に貫通して溝用露光部が形成されたので、
表裏両面の同じ位置に設けられることになる。
溝5は、感光性ガラス板1の表面1c側からの露光によ
って板厚方向に貫通して溝用露光部が形成されたので、
表裏両面の同じ位置に設けられることになる。
【0015】これに対して図2に示す他の実施例は、表
裏両面の異なる位置に溝を設ける製造方法である。この
場合には、A工程において感光性ガラス板8の端面8a
に対向して配置するフォトマスク9には、感光性ガラス
板の板厚方向中間部を所定の幅で横切る形状の露光パタ
ーン9aと、その他の領域に遮光部9bとが形成してあ
る。紫外線をこのフォトマスク9を通過させて端面側か
ら感光性ガラス板1を露光すると、感光性ガラス板の板
厚方向中間部に、前面凹部用露光部が形成される。
裏両面の異なる位置に溝を設ける製造方法である。この
場合には、A工程において感光性ガラス板8の端面8a
に対向して配置するフォトマスク9には、感光性ガラス
板の板厚方向中間部を所定の幅で横切る形状の露光パタ
ーン9aと、その他の領域に遮光部9bとが形成してあ
る。紫外線をこのフォトマスク9を通過させて端面側か
ら感光性ガラス板1を露光すると、感光性ガラス板の板
厚方向中間部に、前面凹部用露光部が形成される。
【0016】次にB工程において、この前面凹部用露光
部を熱処理して、前面凹部用結晶部81を形成する。こ
の前面凹部用結晶部81は、感光性ガラス板8の板厚中
間部を横切って板厚を2分していると共に、露光部を結
晶化した結晶部は着色して紫外線を通さなくなるので、
光を遮断する作用をも有している。
部を熱処理して、前面凹部用結晶部81を形成する。こ
の前面凹部用結晶部81は、感光性ガラス板8の板厚中
間部を横切って板厚を2分していると共に、露光部を結
晶化した結晶部は着色して紫外線を通さなくなるので、
光を遮断する作用をも有している。
【0017】この後でC工程において、感光性ガラス板
8の表面8cに対向して、上記と同じフォトマスク3を
配置し、感光性ガラス板8の裏面8dに対向して、別の
フォトマスク31を配置する。フォトマスク31には感
光性ガラス板8の裏面8dに形成する溝用の露光パター
ン31aと、その周囲に遮光部31bとが形成してあ
る。紫外線を感光性ガラス板8の表裏両面側からフォト
マスク3,31を通過させて感光性ガラス板8を露光す
ると、感光性ガラス板の表裏両面から前面凹部用結晶部
81までの深さの溝用露光部が形成される。いずれの側
からの露光も前面凹部用結晶部81が光遮断作用を有す
るので、反対側を露光することはない。
8の表面8cに対向して、上記と同じフォトマスク3を
配置し、感光性ガラス板8の裏面8dに対向して、別の
フォトマスク31を配置する。フォトマスク31には感
光性ガラス板8の裏面8dに形成する溝用の露光パター
ン31aと、その周囲に遮光部31bとが形成してあ
る。紫外線を感光性ガラス板8の表裏両面側からフォト
マスク3,31を通過させて感光性ガラス板8を露光す
ると、感光性ガラス板の表裏両面から前面凹部用結晶部
81までの深さの溝用露光部が形成される。いずれの側
からの露光も前面凹部用結晶部81が光遮断作用を有す
るので、反対側を露光することはない。
【0018】この後の工程は、図示しないが、図1のC
工程と同様の熱処理によって溝用露光部を結晶化して表
裏両面に溝用結晶部を形成する。次いで図1のD工程と
同様に前面凹部用結晶部81を除く前面をマスキング材
でマスキングして、表裏両面の溝用結晶部が前面側から
溶解するのを回避しておき、最後に前面凹部用結晶部8
1と表裏両面の溝用結晶部とを所定の深さまでエッチン
グする。この1回のエッチングで図1の場合と同様に前
面8bの中間部に凹部4と、表面8c及び裏面8dの両
面に溝5…とが形成されるが、この溝は表裏両面の異な
る位置にそれぞれ形成されている。
工程と同様の熱処理によって溝用露光部を結晶化して表
裏両面に溝用結晶部を形成する。次いで図1のD工程と
同様に前面凹部用結晶部81を除く前面をマスキング材
でマスキングして、表裏両面の溝用結晶部が前面側から
溶解するのを回避しておき、最後に前面凹部用結晶部8
1と表裏両面の溝用結晶部とを所定の深さまでエッチン
グする。この1回のエッチングで図1の場合と同様に前
面8bの中間部に凹部4と、表面8c及び裏面8dの両
面に溝5…とが形成されるが、この溝は表裏両面の異な
る位置にそれぞれ形成されている。
【0019】図2(D)は製造されたインクジェットヘ
ッドの前面を示しており、表裏で半ピッチずれた位置に
溝5…の前端部、即ちインク射出口が整列し、凹部4に
よって隔てられて、それぞれ独立した平面に整列する。
感光性ガラス板8の表裏両面に振動板7,7を接合し、
図示しない圧電素子を所定の位置に貼着することによっ
てインクジェットヘッドとなる。
ッドの前面を示しており、表裏で半ピッチずれた位置に
溝5…の前端部、即ちインク射出口が整列し、凹部4に
よって隔てられて、それぞれ独立した平面に整列する。
感光性ガラス板8の表裏両面に振動板7,7を接合し、
図示しない圧電素子を所定の位置に貼着することによっ
てインクジェットヘッドとなる。
【0020】図2の製造工程では、表裏両面の露光を同
時に行っているが、表面側を露光した後で感光性ガラス
板8を反転させて裏面側を露光するようにしてもよく、
この場合、フォトマスク3の露光パターン3aを、反転
することによって反ピッチ溝の位置がずれるように形成
しておけば、同じフォトマスクを表裏両面の露光に使用
することができる。
時に行っているが、表面側を露光した後で感光性ガラス
板8を反転させて裏面側を露光するようにしてもよく、
この場合、フォトマスク3の露光パターン3aを、反転
することによって反ピッチ溝の位置がずれるように形成
しておけば、同じフォトマスクを表裏両面の露光に使用
することができる。
【0021】このインクジェットヘッドは、図示しない
インク供給手段からインク流路内にインクが充填され、
図示しない圧電素子に電力が供給されたとき、振動板7
が内方へ変形して加圧室内のインクが加圧され、インク
射出口からインクが射出されるものである。
インク供給手段からインク流路内にインクが充填され、
図示しない圧電素子に電力が供給されたとき、振動板7
が内方へ変形して加圧室内のインクが加圧され、インク
射出口からインクが射出されるものである。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のインク
ジェットヘッドの製造方法では、感光性ガラス板を端面
側から露光し熱処理して前面凹部用結晶部を形成するの
で、溝用結晶部と共に1回のエッチングによって前面に
凹部と表裏両面にインク流路となる溝とが形成され、製
造が容易であり、凹部によってインク粒子の飛翔方向が
均一になるので、印字品質の良好なインクジェットヘッ
ドが提供できる。
ジェットヘッドの製造方法では、感光性ガラス板を端面
側から露光し熱処理して前面凹部用結晶部を形成するの
で、溝用結晶部と共に1回のエッチングによって前面に
凹部と表裏両面にインク流路となる溝とが形成され、製
造が容易であり、凹部によってインク粒子の飛翔方向が
均一になるので、印字品質の良好なインクジェットヘッ
ドが提供できる。
【0023】また前面凹部用結晶部を板厚中間部に設け
て板厚を2分すると、この結晶部は光を遮断する作用を
有するので、感光性ガラス板を表裏両面から露光しても
相互に反対側を露光することがなく、表裏両面の異なる
位置に溝を形成することが可能になる。この溝は露光時
に用いられるマスクによってその位置を定められるの
で、位置精度を出すことが容易である。
て板厚を2分すると、この結晶部は光を遮断する作用を
有するので、感光性ガラス板を表裏両面から露光しても
相互に反対側を露光することがなく、表裏両面の異なる
位置に溝を形成することが可能になる。この溝は露光時
に用いられるマスクによってその位置を定められるの
で、位置精度を出すことが容易である。
【図1】本発明の製造方法の工程を示す説明図である。
【図2】本発明の他の製造方法の工程を示す説明図であ
る。
る。
【図3】従来のインクジェットヘッドの前面形状を説明
する拡大断面図及び拡大正面図である。
する拡大断面図及び拡大正面図である。
1,8 感光性ガラス板 1a,8a 端面 1b,8b 前面 1c,8c 表面 1d,8d 裏面 4 凹部 5 溝 6 マスキング材 11,81 前面凹部用結晶部 12 溝用結晶部
Claims (2)
- 【請求項1】 感光性ガラス板を端面側から露光して、
上記感光性ガラス板の前面の中間部に前面凹部用露光部
を形成し、 上記感光性ガラス板の表面側から露光して、上記感光性
ガラス板の表面から裏面に至る溝用露光部を形成し、 その後で上記前面凹部用露光部と上記溝用露光部とを熱
処理して、前面凹部用結晶部及び溝用結晶部を形成し、 上記前面凹部用結晶部を除く前面をマスキングし、 上記前面凹部用結晶部及び上記溝用結晶部をエッチング
して、上記感光性ガラス板の表面及び裏面の両面にイン
ク流路となる溝を形成するとともに、前面の上記表裏両
面の溝間に凹部を形成することを特徴とするインクジェ
ットヘッドの製造方法。 - 【請求項2】 感光性ガラス板を端面側から露光して、
上記感光性ガラス板の板厚方向中間部に前面凹部用露光
部を形成し、 上記前面凹部用露光部を熱処理して前面凹部用結晶部を
形成し、 その後で上記感光性ガラス板の表面及び裏面側から露光
して、表裏両面に溝用露光部を形成し、 上記表裏両面の溝用露光部を熱処理して溝用結晶部を形
成し、 上記前面凹部用結晶部を除く前面をマスキングし、 上記前面凹部用結晶部及び上記表裏両面の溝用結晶部を
エッチングして、上記感光性ガラス板の表面及び裏面の
両面にインク流路となる溝を形成するとともに、前面の
上記表裏両面の溝間に凹部を形成することを特徴とする
インクジェットヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24143791A JPH0818846B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | インクジェットヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24143791A JPH0818846B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | インクジェットヘッドの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0578150A JPH0578150A (ja) | 1993-03-30 |
| JPH0818846B2 true JPH0818846B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=17074299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24143791A Expired - Fee Related JPH0818846B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | インクジェットヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0818846B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP24143791A patent/JPH0818846B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0578150A (ja) | 1993-03-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3199917B2 (ja) | インキジェット印字ヘッド | |
| EP0925932B1 (en) | Printhead stress relief | |
| US6310641B1 (en) | Integrated nozzle plate for an inkjet print head formed using a photolithographic method | |
| US5028514A (en) | Method of producing an etched base plate for an ink print head | |
| JP4594755B2 (ja) | インクジェットプリントヘッドを作製する方法 | |
| JP2873412B2 (ja) | 感光性ガラスの加工方法 | |
| JPH0796454B2 (ja) | 感光性ガラスの加工方法及びこの方法によって製造したインクジェットヘッド | |
| JPH0278559A (ja) | オリフィスプレート及びインクジェット記録ヘッドの製造方法,ならびに該オリフィスプレートを用いたインクジェット記録装置 | |
| JP3141840B2 (ja) | インクジェットプリントヘッドの製造方法 | |
| JP2002067343A (ja) | 長尺記録ヘッド | |
| JPH0818846B2 (ja) | インクジェットヘッドの製造方法 | |
| JP3105651B2 (ja) | インクジェットヘッドの製造方法 | |
| EP3318409B1 (en) | Nozzle plate, liquid ejection head using same, and recording device | |
| JPS6135966A (ja) | インクジエツト記録ヘツド | |
| JPH0578149A (ja) | 感光性ガラスの加工方法及びこの方法によつて製造したインクジエツトヘツド | |
| JPS6358095B2 (ja) | ||
| JPH09207345A (ja) | インクジェットプリントヘッドの振動板の製造方法 | |
| US6403476B2 (en) | Semiconductor chip, semiconductor wafer, semiconductor device and method of manufacturing the semiconductor device | |
| JPH01225559A (ja) | サーマルインクジェット記録ヘッドの製造方法 | |
| JP6324065B2 (ja) | チップの製造方法 | |
| JP2001047628A5 (ja) | インクジェットヘッド及びその製造方法、フォトマスク並びに画像形成装置 | |
| JPH06106728A (ja) | インクジェットヘッドの製造方法 | |
| JPH02155653A (ja) | インクジェット記録ヘッドおよびその製造方法 | |
| JP3282428B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド | |
| JPH0392355A (ja) | インクジェットヘッド製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |