JPH08281880A - ポリエステルブロック共重合体積層シート - Google Patents
ポリエステルブロック共重合体積層シートInfo
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- JPH08281880A JPH08281880A JP9249495A JP9249495A JPH08281880A JP H08281880 A JPH08281880 A JP H08281880A JP 9249495 A JP9249495 A JP 9249495A JP 9249495 A JP9249495 A JP 9249495A JP H08281880 A JPH08281880 A JP H08281880A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリエステルフィルムや紙(天然紙・合成
紙)の上にポリエステル系エラストマーのシートを積層
せしめ、カール性のない耐熱性・耐薬品性の化粧板を造
るもの。 【構成】 ポリエチレンテレフタレートフィルムや紙の
上に、ポリエステル・エステルブロック共重合体をシー
ト状に押出して積層せしめた積層シート。ここに、ポリ
エステル・エステルブロック共重合体とは、ハードセグ
メントにポリブチレンテレフタレートを用い、ソフトセ
グメントとして芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の
ジオールとからなる対称性に欠けるポリエステルを用い
たもの。
紙)の上にポリエステル系エラストマーのシートを積層
せしめ、カール性のない耐熱性・耐薬品性の化粧板を造
るもの。 【構成】 ポリエチレンテレフタレートフィルムや紙の
上に、ポリエステル・エステルブロック共重合体をシー
ト状に押出して積層せしめた積層シート。ここに、ポリ
エステル・エステルブロック共重合体とは、ハードセグ
メントにポリブチレンテレフタレートを用い、ソフトセ
グメントとして芳香族ジカルボン酸と炭素数5〜12の
ジオールとからなる対称性に欠けるポリエステルを用い
たもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のポリエステルブ
ロック共重合体からなるシートと、天然紙、合成紙又は
ポリエチレンテレフタレートフィルムとの積層シートに
関する。特に、ポリエステルブロック共重合体のシート
の表面に凹凸模様を設けた積層シートに関する。
ロック共重合体からなるシートと、天然紙、合成紙又は
ポリエチレンテレフタレートフィルムとの積層シートに
関する。特に、ポリエステルブロック共重合体のシート
の表面に凹凸模様を設けた積層シートに関する。
【0002】
【従来の技術】紙やポリエチレンテレフタレートフィル
ムの表面に印刷などを施し、印刷面に透明な樹脂でコー
ティングを施した積層シートはよく知られている。通常
硬い樹脂でコーティングすると得られた積層シートがカ
ールし、後で使用しにくい欠点がある。
ムの表面に印刷などを施し、印刷面に透明な樹脂でコー
ティングを施した積層シートはよく知られている。通常
硬い樹脂でコーティングすると得られた積層シートがカ
ールし、後で使用しにくい欠点がある。
【0003】この欠点をなくすため、柔軟で透明な樹脂
でコーティングすると、確かにカールは押さえられる
が、耐熱性が不足したり、食品や薬品によって変色した
り、しみが付いたりして好ましくない場合が多い。
でコーティングすると、確かにカールは押さえられる
が、耐熱性が不足したり、食品や薬品によって変色した
り、しみが付いたりして好ましくない場合が多い。
【0004】一方、ポリエステルエラストマーは耐熱
性、耐薬品性の熱可塑性のエラストマーとして、使用さ
れている。このポリエステルエラストマーとして、芳香
族ジカルボン酸と長鎖のジオールからなるポリエステル
をソフトセグメントとするブロック共重合体を提案し
た。
性、耐薬品性の熱可塑性のエラストマーとして、使用さ
れている。このポリエステルエラストマーとして、芳香
族ジカルボン酸と長鎖のジオールからなるポリエステル
をソフトセグメントとするブロック共重合体を提案し
た。
【0005】しかし、このようなポリエステルブロック
共重合体のシートを合成紙やポリエチレンテレフタレー
トフィルムの上に積層した積層シートは知られていな
い。
共重合体のシートを合成紙やポリエチレンテレフタレー
トフィルムの上に積層した積層シートは知られていな
い。
【0006】本発明者らは、かかる積層シートについて
検討を加えた結果、耐薬品性などに優れ、又、得られた
シートが積層品にも拘わらずカールしにくいなどの特徴
があり、種々の用途に使用できることを見い出した。
検討を加えた結果、耐薬品性などに優れ、又、得られた
シートが積層品にも拘わらずカールしにくいなどの特徴
があり、種々の用途に使用できることを見い出した。
【0007】また、用途によっては、粘着性防止のため
や、手触り改良のためポリエステルブロック共重合体シ
ートの表面に凹凸模様を付けると利用価値が一層高めら
れることも判明した。
や、手触り改良のためポリエステルブロック共重合体シ
ートの表面に凹凸模様を付けると利用価値が一層高めら
れることも判明した。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、耐熱性、耐薬品性に優
れ、積層シートとしてもカールしにくい積層シートを、
また粘着性防止や手触り改良のために表面に凹凸模様が
付与されている積層シートを提供することにある。
れ、積層シートとしてもカールしにくい積層シートを、
また粘着性防止や手触り改良のために表面に凹凸模様が
付与されている積層シートを提供することにある。
【0009】
【発明の構成】本発明者らは、上記の如き積層シートを
得るべく検討を重ねた結果、特定のポリエステルブロッ
ク共重合体シートと天然紙、合成紙又はポリエチレンテ
レフタレートフィルムとの積層シートが耐熱性、耐薬品
性に優れ、積層シートとしてもカールしにくになどの特
徴があることを見い出し本発明に至ったものである。
得るべく検討を重ねた結果、特定のポリエステルブロッ
ク共重合体シートと天然紙、合成紙又はポリエチレンテ
レフタレートフィルムとの積層シートが耐熱性、耐薬品
性に優れ、積層シートとしてもカールしにくになどの特
徴があることを見い出し本発明に至ったものである。
【0010】即ち、本発明は、テレフタル酸及びテトラ
メチレングリコールがジカルボン酸成分当たり60モル
%以上のポリブチレンテレフタレートを主たる成分とす
るハードセグメント20〜70重量%と芳香族ジカルボ
ン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールがジカルボン酸成
分当たり60モル%以上であるポリエステルからなるソ
フトセグメント80〜30重量%とのポリエステルブロ
ック共重合体からなるシートと、紙類又はポリエステル
フィルムとのポリエステルブロック共重合体積層シート
であり、そのポリエステルブロック共重合体シート表面
に凹凸模様を施したポリエステルブロック共重合体積層
シートである。
メチレングリコールがジカルボン酸成分当たり60モル
%以上のポリブチレンテレフタレートを主たる成分とす
るハードセグメント20〜70重量%と芳香族ジカルボ
ン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールがジカルボン酸成
分当たり60モル%以上であるポリエステルからなるソ
フトセグメント80〜30重量%とのポリエステルブロ
ック共重合体からなるシートと、紙類又はポリエステル
フィルムとのポリエステルブロック共重合体積層シート
であり、そのポリエステルブロック共重合体シート表面
に凹凸模様を施したポリエステルブロック共重合体積層
シートである。
【0011】本発明に用いるポリエステルブロック共重
合体とは、そのハードセグメントはポリブチレンテレフ
タレートを主たる構成成分とするが、他にテレフタル酸
以外のベンゼン又はナフタレン環を含む芳香族ジカルボ
ン酸、炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸、テトラメ
チレングリコール以外の炭素数2〜12の脂肪族ジオー
ル、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族ジオール
等のジオールが共重合されていてもよく、この共重合割
合は、全ジカルボン酸当たり40モル%未満好ましくは
30モル%未満である。この共重合割合は、少ないほど
融点も高く好ましいが、柔軟性を増すために共重合する
ことも行われる。しかし共重合割合が多くなると結晶化
しにくくなり、成形性などが悪くなるため、あまり多く
ても好ましくないのである。この共重合割合は、本発明
のブロック共重合体では特定しにくいが、結晶の融点
が、160℃以上、好ましくは170℃以上となる条件
がよい。
合体とは、そのハードセグメントはポリブチレンテレフ
タレートを主たる構成成分とするが、他にテレフタル酸
以外のベンゼン又はナフタレン環を含む芳香族ジカルボ
ン酸、炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸、テトラメ
チレングリコール以外の炭素数2〜12の脂肪族ジオー
ル、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族ジオール
等のジオールが共重合されていてもよく、この共重合割
合は、全ジカルボン酸当たり40モル%未満好ましくは
30モル%未満である。この共重合割合は、少ないほど
融点も高く好ましいが、柔軟性を増すために共重合する
ことも行われる。しかし共重合割合が多くなると結晶化
しにくくなり、成形性などが悪くなるため、あまり多く
ても好ましくないのである。この共重合割合は、本発明
のブロック共重合体では特定しにくいが、結晶の融点
が、160℃以上、好ましくは170℃以上となる条件
がよい。
【0012】一方、ソフトセグメントとしては、芳香族
ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールを主たる
構成成分とするポリエステルを用いるが、芳香族ジカル
ボン酸として、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸類等があげられる。特にフ
タル酸、イソフタル酸等の直線状でないジカルボン酸が
好ましく用いられ、ジオールとしては、炭素数5〜12
の脂肪族ジオールが用いられる。具体例としては、ヘキ
サメチレングリコール、デカメチレングリコール、3―
メチルペンタンジオール、2―メチルオクタメチレンジ
オール等が挙げられる。そして、ソフトセグメントを構
成する単位からなるポリマーとして、その融点は100
℃以下、好ましくは50℃以下又は非晶である。このソ
フトセグメントは、主として芳香族ジカルボン酸と長鎖
ジオールのポリエステルであり、上記芳香族ジカルボン
酸以外の脂肪族又は脂環族ジカルボン酸や、短鎖ジオー
ルを共重合したものであってもよいが、この共重合割合
はジカルボン酸成分に対し40モル%以下であることが
好ましい。
ジカルボン酸と炭素数5〜12の長鎖ジオールを主たる
構成成分とするポリエステルを用いるが、芳香族ジカル
ボン酸として、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸類等があげられる。特にフ
タル酸、イソフタル酸等の直線状でないジカルボン酸が
好ましく用いられ、ジオールとしては、炭素数5〜12
の脂肪族ジオールが用いられる。具体例としては、ヘキ
サメチレングリコール、デカメチレングリコール、3―
メチルペンタンジオール、2―メチルオクタメチレンジ
オール等が挙げられる。そして、ソフトセグメントを構
成する単位からなるポリマーとして、その融点は100
℃以下、好ましくは50℃以下又は非晶である。このソ
フトセグメントは、主として芳香族ジカルボン酸と長鎖
ジオールのポリエステルであり、上記芳香族ジカルボン
酸以外の脂肪族又は脂環族ジカルボン酸や、短鎖ジオー
ルを共重合したものであってもよいが、この共重合割合
はジカルボン酸成分に対し40モル%以下であることが
好ましい。
【0013】ここで使用されうる共重合可能な脂肪族ジ
カルボン酸や脂環族ジカルボン酸としては、例えば炭素
数4〜12の直鎖状のジカルボン酸、特に炭素数8〜1
2の直鎖状ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸
等があげられる。また共重合可能な短鎖ジオールとして
は、炭素数2〜4の直鎖状脂肪族ジオール、ジエチレン
グリコール等が例示される。また、ポリテトラメチレン
グリコールとしては、分子量1200以下、好ましくは
1000以下の比較的低分子量のものが好ましく用いら
れる。
カルボン酸や脂環族ジカルボン酸としては、例えば炭素
数4〜12の直鎖状のジカルボン酸、特に炭素数8〜1
2の直鎖状ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸
等があげられる。また共重合可能な短鎖ジオールとして
は、炭素数2〜4の直鎖状脂肪族ジオール、ジエチレン
グリコール等が例示される。また、ポリテトラメチレン
グリコールとしては、分子量1200以下、好ましくは
1000以下の比較的低分子量のものが好ましく用いら
れる。
【0014】本発明のポリエステルブロック共重合体に
おいて、ハードセグメントとソフトセグメントの重量比
は、20〜50対80〜50、好ましくは25〜50対
75〜50である。これらの量比は、得られるポリエス
テルブロック共重合体が、ハードセグメントがこれより
多い場合特に本発明を実施しなくても充分な成形性を有
するためであり、ソフトセグメントが多い場合は、結晶
性が少なくなり、エラストマーとしての性能が不足する
ためである。
おいて、ハードセグメントとソフトセグメントの重量比
は、20〜50対80〜50、好ましくは25〜50対
75〜50である。これらの量比は、得られるポリエス
テルブロック共重合体が、ハードセグメントがこれより
多い場合特に本発明を実施しなくても充分な成形性を有
するためであり、ソフトセグメントが多い場合は、結晶
性が少なくなり、エラストマーとしての性能が不足する
ためである。
【0015】また、かかるポリエステルブロック共重合
体のソフトセグメント、ハードセグメントのセグメント
長は、分子量として表現しておよそ500〜7000、
好ましくは800〜5000である。このセグメント長
は直接測定するのは困難であるが、例えば、ソフトセグ
メント、ハードセグメントをそれぞれを構成するポリエ
ステルの組成と、ハードセグメントを構成する成分から
なるポリエステルの融点及び得られたポリエステルブロ
ック共重合体の融点とから、フローリーの式を用いて推
定することが出来る。
体のソフトセグメント、ハードセグメントのセグメント
長は、分子量として表現しておよそ500〜7000、
好ましくは800〜5000である。このセグメント長
は直接測定するのは困難であるが、例えば、ソフトセグ
メント、ハードセグメントをそれぞれを構成するポリエ
ステルの組成と、ハードセグメントを構成する成分から
なるポリエステルの融点及び得られたポリエステルブロ
ック共重合体の融点とから、フローリーの式を用いて推
定することが出来る。
【0016】本発明のシートを構成するポリエステルブ
ロック共重合体の製造法は公知の手段が適用できる。例
えばハードセグメントとソフトセグメントを構成する成
分からなるポリエステルをそれぞれ製造し、溶融混合し
て、融点がハードセグメントを構成するポリエステルよ
りも2〜40℃低くなるように調製する方法があげられ
る。この融点は、混合温度と時間によって変化するの
で、所定の融点を示す状態になった時点で、燐オキシ酸
等の触媒失活剤を添加して触媒を失活させることが好ま
しい。また、ハードセグメントのポリエステル溶融状態
にソフトセグメントのモノマーであるラクトンを添加し
て開環重合させる方法もよく用いられる。
ロック共重合体の製造法は公知の手段が適用できる。例
えばハードセグメントとソフトセグメントを構成する成
分からなるポリエステルをそれぞれ製造し、溶融混合し
て、融点がハードセグメントを構成するポリエステルよ
りも2〜40℃低くなるように調製する方法があげられ
る。この融点は、混合温度と時間によって変化するの
で、所定の融点を示す状態になった時点で、燐オキシ酸
等の触媒失活剤を添加して触媒を失活させることが好ま
しい。また、ハードセグメントのポリエステル溶融状態
にソフトセグメントのモノマーであるラクトンを添加し
て開環重合させる方法もよく用いられる。
【0017】本発明のポリエステルブロック共重合体
は、35℃オルトクロルフェノール中で測定した固有粘
度が0.6以上、好ましくは0.8〜1.5のものが適
用できる。これより固有粘度が低い場合は、機械的強度
が低くなるため好ましくない。
は、35℃オルトクロルフェノール中で測定した固有粘
度が0.6以上、好ましくは0.8〜1.5のものが適
用できる。これより固有粘度が低い場合は、機械的強度
が低くなるため好ましくない。
【0018】一方、本発明に使用される紙とは、パルプ
や繊維素を主成分とする天然紙、ポリエチレンやポリス
チレン等から造られる合成紙をいう。また本発明におい
て供されるポリエチレンテレフタレートフィルムとして
は、特に限定されるものではないが、溶融押出された前
記ポリエステルブロック共重合体が接触しても収縮など
あまりしないものが好ましい。例えば、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムの場合、延伸熱処理されたものが
好ましく、例えば、150℃での収縮率が3%以下程度
のものが好ましい。未延伸のフィルムでは、溶融ポリマ
ーの接触した部分が結晶化したりして脆くなり好ましく
ないのである。
や繊維素を主成分とする天然紙、ポリエチレンやポリス
チレン等から造られる合成紙をいう。また本発明におい
て供されるポリエチレンテレフタレートフィルムとして
は、特に限定されるものではないが、溶融押出された前
記ポリエステルブロック共重合体が接触しても収縮など
あまりしないものが好ましい。例えば、ポリエチレンテ
レフタレートフィルムの場合、延伸熱処理されたものが
好ましく、例えば、150℃での収縮率が3%以下程度
のものが好ましい。未延伸のフィルムでは、溶融ポリマ
ーの接触した部分が結晶化したりして脆くなり好ましく
ないのである。
【0019】かかる天然紙や合成紙又はポリエチレンテ
レフタレートフィルムの上に、本発明においては前記の
如きポリエステルブロック共重合体をシート状に溶融押
出して、積層シートとするのであるが、特にポリエチレ
ンテレフタレートフィルムの表面を化学的に処理する方
法や、コロナ処理など物理的に処理する方法などによ
り、接着性を高めることが出来る。
レフタレートフィルムの上に、本発明においては前記の
如きポリエステルブロック共重合体をシート状に溶融押
出して、積層シートとするのであるが、特にポリエチレ
ンテレフタレートフィルムの表面を化学的に処理する方
法や、コロナ処理など物理的に処理する方法などによ
り、接着性を高めることが出来る。
【0020】本発明における積層シートの製造法として
は、天然紙、合成紙又はポリエチレンテレフタレートフ
ィルム上に前記ポリエステルブロック共重合体をシート
状に押出せばよいが、通常1対のローラーで溶融状態に
あるポリエステルブロック共重合体を紙又はフィルムに
押付けると同時に冷却して製造する。この際、ポリエス
テルブロック共重合体がローラーに粘着しないように離
型紙を用いる場合も多い。
は、天然紙、合成紙又はポリエチレンテレフタレートフ
ィルム上に前記ポリエステルブロック共重合体をシート
状に押出せばよいが、通常1対のローラーで溶融状態に
あるポリエステルブロック共重合体を紙又はフィルムに
押付けると同時に冷却して製造する。この際、ポリエス
テルブロック共重合体がローラーに粘着しないように離
型紙を用いる場合も多い。
【0021】この離型しとして、凹凸のある離型紙を用
い、表面に凹凸模様を付ける場合がある。この場合は、
賦型と離型の役割を1枚の離型しで達成でき好ましい。
い、表面に凹凸模様を付ける場合がある。この場合は、
賦型と離型の役割を1枚の離型しで達成でき好ましい。
【0022】この凹凸シートの製造法として、一般に行
われるのは、エンボスローラーを用いて賦型する。この
場合、エンボスローラーとして、弗素樹脂等を用いて離
型性を改良しておくことは好ましいことである。
われるのは、エンボスローラーを用いて賦型する。この
場合、エンボスローラーとして、弗素樹脂等を用いて離
型性を改良しておくことは好ましいことである。
【0023】かくして得られる本発明の積層シートはポ
リエステルブロック共重合体層の厚みが10〜1000
μmのものが一般的である。
リエステルブロック共重合体層の厚みが10〜1000
μmのものが一般的である。
【0024】本発明に用いるポリエステルブロック共重
合体は、他の熱可塑性ポリマー、安定剤、顔料、染料、
難燃剤、核剤、滑剤、その他添加物を含有していてもよ
い。これらのポリマーや添加物の量は、本発明の組成物
100重量部に対し、0.01〜50重量部である。
合体は、他の熱可塑性ポリマー、安定剤、顔料、染料、
難燃剤、核剤、滑剤、その他添加物を含有していてもよ
い。これらのポリマーや添加物の量は、本発明の組成物
100重量部に対し、0.01〜50重量部である。
【0025】
【実施例】実施例により本発明を詳述する。なお、実施
例中「部」とは「重量部」を示す。
例中「部」とは「重量部」を示す。
【0026】[参考例1]イソフタル酸ジメチル175
部、セバシン酸ジメチル23部、ヘキサメチレングリコ
ール140部をジブチル錫ジアセテート触媒でエステル
交換反応後、減圧下に重縮合して、固有粘度1.06、
DSC法によって結晶の溶融に起因する吸熱ピークを有
さない非晶性のポリエステル(ア)を得た。このポリエ
ステルに、別途同様に重縮合して得た固有粘度0.98
のポリブチレンテレフタレート(イ)のチップを乾燥し
て、107部添加し、240℃で更に45分間反応させ
たのち、フェニルフォスフォン酸を0.1部添加して、
反応を停止させた。このポリエステルブロック共重合体
を取出しチップ化して原料とした。このチップの融点は
190℃で、固有粘度0.93であった。
部、セバシン酸ジメチル23部、ヘキサメチレングリコ
ール140部をジブチル錫ジアセテート触媒でエステル
交換反応後、減圧下に重縮合して、固有粘度1.06、
DSC法によって結晶の溶融に起因する吸熱ピークを有
さない非晶性のポリエステル(ア)を得た。このポリエ
ステルに、別途同様に重縮合して得た固有粘度0.98
のポリブチレンテレフタレート(イ)のチップを乾燥し
て、107部添加し、240℃で更に45分間反応させ
たのち、フェニルフォスフォン酸を0.1部添加して、
反応を停止させた。このポリエステルブロック共重合体
を取出しチップ化して原料とした。このチップの融点は
190℃で、固有粘度0.93であった。
【0027】[参考例2]イソフタル酸ジメチル125
部、セバシン酸ジメチル54部、ヘキサメチレングリコ
ール140部をジブチル錫ジアセテート触媒でエステル
交換反応後、減圧下に重縮合して、固有粘度1.06の
ポリエステルを得た。このポリエステルを参考例1と同
様にブロック化した後チップ化(ポリエステルブロック
共重合体)した。
部、セバシン酸ジメチル54部、ヘキサメチレングリコ
ール140部をジブチル錫ジアセテート触媒でエステル
交換反応後、減圧下に重縮合して、固有粘度1.06の
ポリエステルを得た。このポリエステルを参考例1と同
様にブロック化した後チップ化(ポリエステルブロック
共重合体)した。
【0028】[実施例1]ポリエチレンテレフタレート
の2軸延伸熱処理フィルムを通常の方法でコロナ処理
し、更に表面にコーティングし乾燥した上に、参考例1
のポリエステルブロック共重合体を250℃で溶融し、
Tダイより押出した。押出されたポリエステルブロック
共重合体のポリエチレンテレフタレートフィルムの反対
側に凹凸を有する賦型シートを供給し、1対の冷却ロー
ラー(温度30℃)でポリエチレンテレフタレートフィ
ルムと賦型シートを押さえ、冷却すると同時にフィルム
に密着させ、積層シートを得、ローラーで導いてロール
状に巻取った。
の2軸延伸熱処理フィルムを通常の方法でコロナ処理
し、更に表面にコーティングし乾燥した上に、参考例1
のポリエステルブロック共重合体を250℃で溶融し、
Tダイより押出した。押出されたポリエステルブロック
共重合体のポリエチレンテレフタレートフィルムの反対
側に凹凸を有する賦型シートを供給し、1対の冷却ロー
ラー(温度30℃)でポリエチレンテレフタレートフィ
ルムと賦型シートを押さえ、冷却すると同時にフィルム
に密着させ、積層シートを得、ローラーで導いてロール
状に巻取った。
【0029】得られた積層シートは、巻戻してもカール
せず、しかも透明であった。ポリエチレンテレフタレー
トの印刷されたフィルムを用いたところ、印刷層の上に
ポリエステルブロック共重合体シートのカバーされた積
層シートが出来た状態となり、印刷の剥がれが防止でき
るとも共に、裏面に接着剤を用いたことにより、化粧シ
ートとして使用できることが判明した。
せず、しかも透明であった。ポリエチレンテレフタレー
トの印刷されたフィルムを用いたところ、印刷層の上に
ポリエステルブロック共重合体シートのカバーされた積
層シートが出来た状態となり、印刷の剥がれが防止でき
るとも共に、裏面に接着剤を用いたことにより、化粧シ
ートとして使用できることが判明した。
【0030】この積層シートは、例えば板状物に貼った
状態で、120℃の鉄板に接触させても色が変わらなか
った。更に熱いコーヒーをこぼした状態で放置した後に
シミも殆んど見られなかった。
状態で、120℃の鉄板に接触させても色が変わらなか
った。更に熱いコーヒーをこぼした状態で放置した後に
シミも殆んど見られなかった。
【0031】[実施例2]実施例1に於いて、ポリエチ
レンテレフタレートフィルムの代わりに木目模様を印刷
した紙を用いて、実施例1と同様に賦型紙として木目模
様の物を使用して積層シートを作成した。このシートは
カールが少なく接着剤を付与した後、他の物質に貼り付
けるのが容易であった。
レンテレフタレートフィルムの代わりに木目模様を印刷
した紙を用いて、実施例1と同様に賦型紙として木目模
様の物を使用して積層シートを作成した。このシートは
カールが少なく接着剤を付与した後、他の物質に貼り付
けるのが容易であった。
【0032】実施例1と同様板に貼ったところ、木製品
の感触を持ち、沸騰した湯の入ったヤカンを置いても色
の変化がなかった。
の感触を持ち、沸騰した湯の入ったヤカンを置いても色
の変化がなかった。
【0033】[比較例1]実施例1に於いて、ポリエス
テルブロック共重合体の代わり、ポリブチレンテレフタ
レートを用いて積層シートを同様に作成した。このシー
トはカールし、接着剤をポリエチレンテレフタレートの
面に接するように貼付けようとする際、非常に貼付けに
くく実用上問題と思われた。
テルブロック共重合体の代わり、ポリブチレンテレフタ
レートを用いて積層シートを同様に作成した。このシー
トはカールし、接着剤をポリエチレンテレフタレートの
面に接するように貼付けようとする際、非常に貼付けに
くく実用上問題と思われた。
【0034】[実施例3]実施例2に於いて、参考例1
のポリエステルブロック共重合体に代え、参考例2のポ
リエステルブロック共重合体を用いて同様の積層シート
を得た。この積層シートの耐熱性は120℃の鉄板を接
触させても変色しない程度であった。
のポリエステルブロック共重合体に代え、参考例2のポ
リエステルブロック共重合体を用いて同様の積層シート
を得た。この積層シートの耐熱性は120℃の鉄板を接
触させても変色しない程度であった。
【0035】
【発明の効果】本発明を実施することにより、表面に凹
凸があり、紙又はポリエチレンテレフタレートフィルム
と積層されたシートが得られ、このシートは柔軟なポリ
エステルブロック共重合体層を表面として使用する場
合、熱による変色、薬品による変色などがなく、紙また
はポリエチレンテレフタレートフィルムに印刷された面
の上に透明なポリエステルブロック共重合体層が形成で
き、カールが少なく他のものに貼付けやすい等の利点が
ある。
凸があり、紙又はポリエチレンテレフタレートフィルム
と積層されたシートが得られ、このシートは柔軟なポリ
エステルブロック共重合体層を表面として使用する場
合、熱による変色、薬品による変色などがなく、紙また
はポリエチレンテレフタレートフィルムに印刷された面
の上に透明なポリエステルブロック共重合体層が形成で
き、カールが少なく他のものに貼付けやすい等の利点が
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 テレフタル酸及びテトラメチレングリコ
ールがジカルボン酸成分当たり60モル%以上のポリブ
チレンテレフタレートを主たる成分とするハードセグメ
ント20〜70重量%と芳香族ジカルボン酸と炭素数5
〜12の長鎖ジオールがジカルボン酸成分当たり60モ
ル%以上であるポリエステルからなるソフトセグメント
80〜30重量%とのポリエステルブロック共重合体か
らなるシートと、天然紙、合成紙又はポリエステルフィ
ルムとを積層してなるポリエステルブロック共重合体積
層シート。 - 【請求項2】 請求項1の積層シートであってポリエス
テルブロック共重合体シートの表面に凹凸を設けてなる
ポリエステルブロック共重合体積層シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9249495A JPH08281880A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | ポリエステルブロック共重合体積層シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9249495A JPH08281880A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | ポリエステルブロック共重合体積層シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08281880A true JPH08281880A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14055860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9249495A Pending JPH08281880A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | ポリエステルブロック共重合体積層シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08281880A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998056582A1 (fr) * | 1997-06-12 | 1998-12-17 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Film stratifie |
| WO2001015901A1 (fr) * | 1999-08-30 | 2001-03-08 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Couche mince en resine imprimee destinee a la stratification d'une feuille decorative et feuille decorative stratifiee avec la couche mince en resine |
| JP2008013769A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Lg Chem Ltd | 熱可塑性エラストマーを用いた装飾的なシート用樹脂フィルム及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP9249495A patent/JPH08281880A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998056582A1 (fr) * | 1997-06-12 | 1998-12-17 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Film stratifie |
| WO2001015901A1 (fr) * | 1999-08-30 | 2001-03-08 | Toyo Kohan Co., Ltd. | Couche mince en resine imprimee destinee a la stratification d'une feuille decorative et feuille decorative stratifiee avec la couche mince en resine |
| JP2008013769A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Lg Chem Ltd | 熱可塑性エラストマーを用いた装飾的なシート用樹脂フィルム及びその製造方法 |
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