JPH0831535A - 通電装置 - Google Patents
通電装置Info
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- JPH0831535A JPH0831535A JP16029194A JP16029194A JPH0831535A JP H0831535 A JPH0831535 A JP H0831535A JP 16029194 A JP16029194 A JP 16029194A JP 16029194 A JP16029194 A JP 16029194A JP H0831535 A JPH0831535 A JP H0831535A
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- gear
- shaft
- gears
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 36
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 13
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002783 friction material Substances 0.000 description 1
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- Steering Controls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遊星軸の配設空間を確保し、かつ、装置の大
きさを変えることなく、フラットケーブルと遊星軸の動
きを追従させることができる通電装置を提供する。 【構成】 内筒であるケースインナー6の周囲にフラッ
トケーブル9を巻付け、外筒3の内面にフラットケーブ
ル9を沿わせ、該フラットケーブル9のU字状湾曲部9
aを遊星軸8に巻付け、この遊星軸8の上部に上側第1
遊星歯車8a及び上側第2遊星歯車8bを形成し、下部
に下側第1遊星歯車8c及び下側第2遊星歯車8dを形
成し、前記外筒3の上下に一対歯車を形成して上側内歯
歯車2b及び下側内歯歯車1bを形成し、前記ケースイ
ンナー6の上下に一対歯車を形成して上側外歯歯車6b
及び下側外歯歯車6cを形成し、前記上側,下側第1遊
星歯車8a,8cを前記上側,下側外歯歯車6b,6c
に、前記上側,下側第2遊星歯車8b,8dを前記上
側,下側内歯歯車2b,1bにそれぞれ噛み合わせた。
きさを変えることなく、フラットケーブルと遊星軸の動
きを追従させることができる通電装置を提供する。 【構成】 内筒であるケースインナー6の周囲にフラッ
トケーブル9を巻付け、外筒3の内面にフラットケーブ
ル9を沿わせ、該フラットケーブル9のU字状湾曲部9
aを遊星軸8に巻付け、この遊星軸8の上部に上側第1
遊星歯車8a及び上側第2遊星歯車8bを形成し、下部
に下側第1遊星歯車8c及び下側第2遊星歯車8dを形
成し、前記外筒3の上下に一対歯車を形成して上側内歯
歯車2b及び下側内歯歯車1bを形成し、前記ケースイ
ンナー6の上下に一対歯車を形成して上側外歯歯車6b
及び下側外歯歯車6cを形成し、前記上側,下側第1遊
星歯車8a,8cを前記上側,下側外歯歯車6b,6c
に、前記上側,下側第2遊星歯車8b,8dを前記上
側,下側内歯歯車2b,1bにそれぞれ噛み合わせた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のステアリン
グ等の回転側と、車体等の固定側とを通電させる通電装
置に関するものである。
グ等の回転側と、車体等の固定側とを通電させる通電装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例え
ば、実公昭63−39907号公報に記載されている、
図9及び図10に示すようなものがある。なお、図9は
通電装置の平面概念図であり、図10は通電装置の歯車
の噛み合い状態を示している。
ば、実公昭63−39907号公報に記載されている、
図9及び図10に示すようなものがある。なお、図9は
通電装置の平面概念図であり、図10は通電装置の歯車
の噛み合い状態を示している。
【0003】図中符号31は固定された外筒であり、こ
の外筒31と同心に、回転可能な内筒32が配設され、
この外筒31の内周面と内筒32の外周面との間に、遊
星軸33が配設されている。この外筒31には内歯歯車
(歯数Z1)が、内筒32には外歯歯車(歯数Z2)が
設けられ、かつ、遊星軸33には、この内歯歯車と外歯
歯車とに噛み合う一体の遊星歯車(歯数Z3)が設けら
れている。
の外筒31と同心に、回転可能な内筒32が配設され、
この外筒31の内周面と内筒32の外周面との間に、遊
星軸33が配設されている。この外筒31には内歯歯車
(歯数Z1)が、内筒32には外歯歯車(歯数Z2)が
設けられ、かつ、遊星軸33には、この内歯歯車と外歯
歯車とに噛み合う一体の遊星歯車(歯数Z3)が設けら
れている。
【0004】一方、図中符号34は電気導体としてのフ
ラットケーブルであり、その両端部は、それぞれ外筒3
1と内筒32とに取り付けられている。このフラットケ
ーブル34の両端部は、それぞれ固定側電気機器、及び
回転側電気機器(共に図示せず)に接続され、これによ
って、固定側電気機器と回転側電気機器とが通電される
ものである。そして、このフラットケーブル34が内筒
32の周囲に巻き付けられる一方、外筒31の内面に沿
って配設され、更に、中間部のU字状湾曲部34aが遊
星軸33に巻き付けられるようになっている。
ラットケーブルであり、その両端部は、それぞれ外筒3
1と内筒32とに取り付けられている。このフラットケ
ーブル34の両端部は、それぞれ固定側電気機器、及び
回転側電気機器(共に図示せず)に接続され、これによ
って、固定側電気機器と回転側電気機器とが通電される
ものである。そして、このフラットケーブル34が内筒
32の周囲に巻き付けられる一方、外筒31の内面に沿
って配設され、更に、中間部のU字状湾曲部34aが遊
星軸33に巻き付けられるようになっている。
【0005】そして、フラットケーブル34を図9の
(a)に示す状態から、内筒32を矢印F方向に回転さ
せると、遊星軸33が自転しながら、内筒32の周りを
公転する。これによって、フラットケーブル34が、内
筒32の外周面から巻き取られて外筒31の内周面に順
次沿わせられる(図9(b)参照)。一方、この状態か
ら、内筒32を矢印Fと逆方向に回転させると、フラッ
トケーブル34が、内筒32の外周面に巻き付けられて
いくものである。かかる場合、遊星軸33にフラットケ
ーブル34のU字状湾曲部34aを巻き付けることによ
り、この遊星軸33でU字状湾曲部34aを案内して、
動作の確実性を確保するようにしている。
(a)に示す状態から、内筒32を矢印F方向に回転さ
せると、遊星軸33が自転しながら、内筒32の周りを
公転する。これによって、フラットケーブル34が、内
筒32の外周面から巻き取られて外筒31の内周面に順
次沿わせられる(図9(b)参照)。一方、この状態か
ら、内筒32を矢印Fと逆方向に回転させると、フラッ
トケーブル34が、内筒32の外周面に巻き付けられて
いくものである。かかる場合、遊星軸33にフラットケ
ーブル34のU字状湾曲部34aを巻き付けることによ
り、この遊星軸33でU字状湾曲部34aを案内して、
動作の確実性を確保するようにしている。
【0006】なお、図9(a)では、説明上、フラット
ケーブル34を内筒32の周囲に1周しか巻き付けてい
ないが、ステアリングと車体との間の通電を行うもので
は、もっと多く巻き付けられることにより、数回転され
るステアリングの回転を吸収するようにしている。
ケーブル34を内筒32の周囲に1周しか巻き付けてい
ないが、ステアリングと車体との間の通電を行うもので
は、もっと多く巻き付けられることにより、数回転され
るステアリングの回転を吸収するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、内筒32を回転させた場合
の、遊星軸33の公転角度(図10中θ1)と、フラッ
トケーブル34のU字状湾曲部34aの移動角度(図9
(b)中θ2)とを一致させることが難しく、遊星軸3
3によるU字状湾曲部34aの案内性能を確保すること
が困難である。
うな従来のものにあっては、内筒32を回転させた場合
の、遊星軸33の公転角度(図10中θ1)と、フラッ
トケーブル34のU字状湾曲部34aの移動角度(図9
(b)中θ2)とを一致させることが難しく、遊星軸3
3によるU字状湾曲部34aの案内性能を確保すること
が困難である。
【0008】すなわち、この通電装置を自動車のステア
リング部に適応した場合について説明すると、外筒31
の内径φA、及び内筒32の外径φBは、ステアリング
シャフト径及び、ステアリング径によってほぼ決定さ
れ、例えば、φA=90mm、φB=40mmとされ、
この場合、遊星軸33の外径φCは、25mmとなる。
リング部に適応した場合について説明すると、外筒31
の内径φA、及び内筒32の外径φBは、ステアリング
シャフト径及び、ステアリング径によってほぼ決定さ
れ、例えば、φA=90mm、φB=40mmとされ、
この場合、遊星軸33の外径φCは、25mmとなる。
【0009】ここで、各歯車のモジュールを1とする
と、内歯歯車の歯数Z1、外歯歯車の歯数Z2及び、遊
星歯車の歯数Z3は、それぞれZ1=90,Z2=4
0,Z3=25となる。
と、内歯歯車の歯数Z1、外歯歯車の歯数Z2及び、遊
星歯車の歯数Z3は、それぞれZ1=90,Z2=4
0,Z3=25となる。
【0010】(イ)遊星軸33の公転角度θ1。
【0011】一方、外筒31に設けられた内歯歯車(歯
数Z1)、内筒32に設けられた外歯歯車(歯数Z
2)、遊星軸33に設けられた遊星歯車(歯数Z3)と
すると、歯車の回転比Tは、次式(1)から求められ
る。
数Z1)、内筒32に設けられた外歯歯車(歯数Z
2)、遊星軸33に設けられた遊星歯車(歯数Z3)と
すると、歯車の回転比Tは、次式(1)から求められ
る。
【0012】 T=(Z2/Z3)×(Z3/Z1)=Z2/Z1・・(1) また、内筒31を1回転させたときの図6に示す遊星軸
33の公転角度θ1は、同図から明かなように次式
(2)から求められる。
33の公転角度θ1は、同図から明かなように次式
(2)から求められる。
【0013】 θ1=T×360°・・・・・・・・・・・・・・・・(2) そこで、外筒31に設けられた内歯歯車の歯数Z1=9
0、内筒32に設けられた外歯歯車の歯数Z2=40、
遊星軸33に設けられた遊星歯車の歯数Z3=25とし
た場合において、遊星軸33の公転角度θ1は、式
(1)及び(2)から歯車の回転比T=0.44として
158°となる。
0、内筒32に設けられた外歯歯車の歯数Z2=40、
遊星軸33に設けられた遊星歯車の歯数Z3=25とし
た場合において、遊星軸33の公転角度θ1は、式
(1)及び(2)から歯車の回転比T=0.44として
158°となる。
【0014】(ロ)U字状湾曲部34aの移動角度θ
2。
2。
【0015】次に、外筒31の内径φA、内筒32の外
径φB、遊星軸33の外形φCとすると、図9(a)に
示す状態におけるフラットケーブル34の長さL、即ち
内筒32を矢印F方向と逆方向に1回転させることによ
って外筒32から離れたフラットケーブル34の長さL
は、同図から明かなように、内筒32に1巻き分巻き付
いた長さと遊星軸33に1/2巻き分巻き付いた長さと
の合計であるから、次式(3)が成立する。
径φB、遊星軸33の外形φCとすると、図9(a)に
示す状態におけるフラットケーブル34の長さL、即ち
内筒32を矢印F方向と逆方向に1回転させることによ
って外筒32から離れたフラットケーブル34の長さL
は、同図から明かなように、内筒32に1巻き分巻き付
いた長さと遊星軸33に1/2巻き分巻き付いた長さと
の合計であるから、次式(3)が成立する。
【0016】 L=B×π+C×π/2・・・・・・・・・・・・・・(3) また、図9(b)は、図9(a)示の状態から内筒32
を矢印F方向に1回転させたときの状態を示しており、
図9(b)の状態におけるフラットケーブル34の長さ
は、内筒32を矢印F方向に1回転させただけなので上
記長さLに等しい。
を矢印F方向に1回転させたときの状態を示しており、
図9(b)の状態におけるフラットケーブル34の長さ
は、内筒32を矢印F方向に1回転させただけなので上
記長さLに等しい。
【0017】そして、図9(b)から明かなように、図
9(a)示の状態から内筒32を矢印F方向に1回転さ
せたときのフラットケーブル34のU字状湾曲部34a
の移動角度をθ2とすると、この移動角度θ2と上記長
さLとの間には、次式(4)が成立する。
9(a)示の状態から内筒32を矢印F方向に1回転さ
せたときのフラットケーブル34のU字状湾曲部34a
の移動角度をθ2とすると、この移動角度θ2と上記長
さLとの間には、次式(4)が成立する。
【0018】 L=(A×π×θ2/360°)+(B×π×θ2/360°) +C×π/2・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) 従って、式(3)、及び式(4)から、U字状湾曲部3
4aの移動角度θ2は、次式(5)から求められる。
4aの移動角度θ2は、次式(5)から求められる。
【0019】 θ2=B×360°/(A+B)・・・・・・・・・・(5) そこで、今仮に外筒31の内径φA=90mm、内筒3
2の外径φB=40mmとした場合(各歯車のモジュー
ルを1とする。)におけるU字状湾曲部34aの移動角
度θ2を式(5)から求めると、移動角度θ2は、11
1°となる。
2の外径φB=40mmとした場合(各歯車のモジュー
ルを1とする。)におけるU字状湾曲部34aの移動角
度θ2を式(5)から求めると、移動角度θ2は、11
1°となる。
【0020】これは、内筒32を1回転させたときの遊
星軸33の公転角度θ1が、前(イ)項から158°で
あるから、遊星軸33の公転角度θ1が、U字状湾曲部
34aの移動角度θ2と一致していないこと、即ち、遊
星軸33の動きは、U字状湾曲部34aの動きに追従し
ていないことを示すものである。
星軸33の公転角度θ1が、前(イ)項から158°で
あるから、遊星軸33の公転角度θ1が、U字状湾曲部
34aの移動角度θ2と一致していないこと、即ち、遊
星軸33の動きは、U字状湾曲部34aの動きに追従し
ていないことを示すものである。
【0021】(ハ)遊星軸33の公転角度θ1をU字状
湾曲部34aの移動角度θ2に追従させた場合。
湾曲部34aの移動角度θ2に追従させた場合。
【0022】前述した不一致を解消するため、今仮に遊
星軸33の公転角度θ1をフラットケーブル34のU字
状湾曲部34aの移動角度θ2に追従させることとする
と、次式(6)が成立する。
星軸33の公転角度θ1をフラットケーブル34のU字
状湾曲部34aの移動角度θ2に追従させることとする
と、次式(6)が成立する。
【0023】 θ1=T×360°=θ2=111°・・・・・・・・(6) 従って、式(6)、及び式(1)から、外筒31に設け
られた内歯歯車の歯数Z1=90にした場合(前述と同
様に各歯車のモジュールを1とする。)には、内筒32
に設けられた外歯歯車の歯数Z2=28となり、内筒3
2の外径φB=28mmであり、これはステアリングシ
ャフト径(=40mm)と干渉を起こす結果となる。
られた内歯歯車の歯数Z1=90にした場合(前述と同
様に各歯車のモジュールを1とする。)には、内筒32
に設けられた外歯歯車の歯数Z2=28となり、内筒3
2の外径φB=28mmであり、これはステアリングシ
ャフト径(=40mm)と干渉を起こす結果となる。
【0024】また、内筒32に設けられた外歯歯車の歯
数Z2=40とした場合には、外筒31に設けられた内
歯歯車の歯数Z1=129となり、各歯車のモジュール
が1であるから、外筒31の内径φA=129mmとな
り、外筒31の外径が拡大してコラムカバーと干渉する
他、外観を損ねる結果となる。
数Z2=40とした場合には、外筒31に設けられた内
歯歯車の歯数Z1=129となり、各歯車のモジュール
が1であるから、外筒31の内径φA=129mmとな
り、外筒31の外径が拡大してコラムカバーと干渉する
他、外観を損ねる結果となる。
【0025】(ニ)U字状湾曲部34aの移動角度θ2
を遊星軸33の公転角度θ1に追従させた場合。
を遊星軸33の公転角度θ1に追従させた場合。
【0026】一方、今仮にU字状湾曲部34aの移動角
度θ2を公転角度θ1(=158°)に追従させること
とすると、式(5)から次式(7)が成立する。
度θ2を公転角度θ1(=158°)に追従させること
とすると、式(5)から次式(7)が成立する。
【0027】 158°=B×360°/(A+B)・・・・・・・・(7) ここで、仮に外筒31の内径φA=90mmに設定した
場合、上式(7)から内筒32の外形φB=70mmと
なり、またφC×2=φA−φBであるから、遊星軸3
3の外径φC=10となる。
場合、上式(7)から内筒32の外形φB=70mmと
なり、またφC×2=φA−φBであるから、遊星軸3
3の外径φC=10となる。
【0028】また、仮に内筒32の外径φB=40mm
に設定した場合、上式(7)から外筒31の外径φA=
51mmとなり、遊星軸33の外径φC=5.5mmと
なる。
に設定した場合、上式(7)から外筒31の外径φA=
51mmとなり、遊星軸33の外径φC=5.5mmと
なる。
【0029】従って、これらいずれの場合にも、遊星軸
33の外径φCが小さくなり過ぎて、遊星軸33の製作
上、及び強度上の問題が発生する他、U字状湾曲部34
aの曲率半径が小さくなり過ぎフラットケーブル34が
折れ曲がりその導体が切損するおそれがある。
33の外径φCが小さくなり過ぎて、遊星軸33の製作
上、及び強度上の問題が発生する他、U字状湾曲部34
aの曲率半径が小さくなり過ぎフラットケーブル34が
折れ曲がりその導体が切損するおそれがある。
【0030】そこで、この発明は、遊星軸の配設空間を
確保しつつ、かつ、装置の大きさを変えることなく、電
気導体と遊星軸の動きを一致させることができる通電装
置を提供することを課題としている。
確保しつつ、かつ、装置の大きさを変えることなく、電
気導体と遊星軸の動きを一致させることができる通電装
置を提供することを課題としている。
【0031】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、相対的に回転移動す
る内筒と外筒とを有し、これら両筒間に形成された空間
内に電気導体を複数回巻回収容した通電装置において、
前記両筒の上下の両端部に設けられた減速歯車機構を介
して前記両筒間に自転及び公転するように遊星軸を配設
し、この遊星軸に前記電気導体のU字状湾曲部を巻き付
け、前記減速歯車機構によって前記遊星軸の公転角度と
前記電気導体のU字状湾曲部の移動角度とが互いに追従
するようにした通電装置としたことを特徴としている。
め、請求項1に記載された発明は、相対的に回転移動す
る内筒と外筒とを有し、これら両筒間に形成された空間
内に電気導体を複数回巻回収容した通電装置において、
前記両筒の上下の両端部に設けられた減速歯車機構を介
して前記両筒間に自転及び公転するように遊星軸を配設
し、この遊星軸に前記電気導体のU字状湾曲部を巻き付
け、前記減速歯車機構によって前記遊星軸の公転角度と
前記電気導体のU字状湾曲部の移動角度とが互いに追従
するようにした通電装置としたことを特徴としている。
【0032】請求項2に記載された発明は、内筒とその
外側に配設された外筒とが同心軸上に、両者が相対的に
回転移動するように配設されると共に、該内筒と外筒と
の間に、遊星軸を配設し、前記外筒に内歯歯車を設け、
前記内筒には外歯歯車を設け、かつ、前記遊星軸には該
外歯歯車と前記内歯歯車とに噛み合う遊星歯車を設ける
ことにより、前記遊星軸が自転及び公転をするように設
定され、電気導体の一端部を前記外筒に取り付けて内周
面に沿わせ、該一端部と一方の電気機器とを接続し、前
記電気導体の他端部を前記内筒に取り付けて外周面に巻
き付け、該他端部と他方の電気機器とを接続し、更に、
前記電気導体のU字状湾曲部を前記遊星軸に巻き付けた
通電装置において、前記遊星歯車を、前記遊星軸の上部
と下部にそれぞれ2段づつ形成して、上部に上側第1遊
星歯車及び上側第2遊星歯車を形成し、下部に下側第1
遊星歯車及び下側第2遊星歯車を形成し、前記内歯歯車
を上下に一対形成して上側内歯歯車及び下側内歯歯車を
形成し、前記外歯歯車を上下に一対形成して上側外歯歯
車及び下側外歯歯車を形成し、前記上側,下側第1遊星
歯車を前記上側,下側外歯歯車に、前記上側,下側第2
遊星歯車を前記上側,下側内歯歯車にそれぞれ噛み合わ
せたことを特徴としている。
外側に配設された外筒とが同心軸上に、両者が相対的に
回転移動するように配設されると共に、該内筒と外筒と
の間に、遊星軸を配設し、前記外筒に内歯歯車を設け、
前記内筒には外歯歯車を設け、かつ、前記遊星軸には該
外歯歯車と前記内歯歯車とに噛み合う遊星歯車を設ける
ことにより、前記遊星軸が自転及び公転をするように設
定され、電気導体の一端部を前記外筒に取り付けて内周
面に沿わせ、該一端部と一方の電気機器とを接続し、前
記電気導体の他端部を前記内筒に取り付けて外周面に巻
き付け、該他端部と他方の電気機器とを接続し、更に、
前記電気導体のU字状湾曲部を前記遊星軸に巻き付けた
通電装置において、前記遊星歯車を、前記遊星軸の上部
と下部にそれぞれ2段づつ形成して、上部に上側第1遊
星歯車及び上側第2遊星歯車を形成し、下部に下側第1
遊星歯車及び下側第2遊星歯車を形成し、前記内歯歯車
を上下に一対形成して上側内歯歯車及び下側内歯歯車を
形成し、前記外歯歯車を上下に一対形成して上側外歯歯
車及び下側外歯歯車を形成し、前記上側,下側第1遊星
歯車を前記上側,下側外歯歯車に、前記上側,下側第2
遊星歯車を前記上側,下側内歯歯車にそれぞれ噛み合わ
せたことを特徴としている。
【0033】請求項3に記載された発明は、前記各歯車
の歯数を、前記遊星軸の公転角度と、前記電気導体のU
字状湾曲部の移動角度とが追従するように設定したこと
を特徴としている。
の歯数を、前記遊星軸の公転角度と、前記電気導体のU
字状湾曲部の移動角度とが追従するように設定したこと
を特徴としている。
【0034】請求項4に記載された発明は、前記遊星軸
の周囲に回転自在なカラーを設け、該カラーに前記電気
導体のU字状湾曲部を巻き付けたことを特徴としてい
る。
の周囲に回転自在なカラーを設け、該カラーに前記電気
導体のU字状湾曲部を巻き付けたことを特徴としてい
る。
【0035】
【作用】このような構成によれば、減速歯車機構を介し
て両筒間に自転及び公転するように遊星軸を配設し、こ
の遊星軸に電気導体のU字状湾曲部を巻き付け、減速歯
車機構によって遊星軸の公転角度と電気導体のU字状湾
曲部の移動角度とが互いに追従するようにしたため、従
来のように、外歯歯車と内歯歯車とのモジュールを一致
させる必要がなく、遊星軸の回転比が外歯歯車と内歯歯
車の歯数のみによって決定されることがない。このた
め、遊星軸の回転比の調整自由度が高まり、内歯歯車の
歯数と外歯歯車の歯数を変えることなく、減速歯車機構
の歯数を調整することによって、電気導体のU字状湾曲
部の移動角度と、遊星軸の公転角度とを互いに追従させ
ることができる。従って、従来のように、装置を大きく
したり、遊星軸の配設空間を狭めることなく、電気導体
と遊星軸との動きを互いに追従させることができる。
て両筒間に自転及び公転するように遊星軸を配設し、こ
の遊星軸に電気導体のU字状湾曲部を巻き付け、減速歯
車機構によって遊星軸の公転角度と電気導体のU字状湾
曲部の移動角度とが互いに追従するようにしたため、従
来のように、外歯歯車と内歯歯車とのモジュールを一致
させる必要がなく、遊星軸の回転比が外歯歯車と内歯歯
車の歯数のみによって決定されることがない。このた
め、遊星軸の回転比の調整自由度が高まり、内歯歯車の
歯数と外歯歯車の歯数を変えることなく、減速歯車機構
の歯数を調整することによって、電気導体のU字状湾曲
部の移動角度と、遊星軸の公転角度とを互いに追従させ
ることができる。従って、従来のように、装置を大きく
したり、遊星軸の配設空間を狭めることなく、電気導体
と遊星軸との動きを互いに追従させることができる。
【0036】また、上下に減速歯車機構を設けることに
より、電気導体のU字状湾曲部から遊星軸に外力が作用
した場合でも、この外力が上下に均等に負担されるた
め、遊星軸が傾くようなことがなく、円滑な動作を行う
ことができる。
より、電気導体のU字状湾曲部から遊星軸に外力が作用
した場合でも、この外力が上下に均等に負担されるた
め、遊星軸が傾くようなことがなく、円滑な動作を行う
ことができる。
【0037】さらに、遊星軸の周囲に回転自在なカラー
を設け、該カラーに前記電気導体のU字状湾曲部を巻き
付けることにより、遊星軸が自転する場合の周速度と、
電気導体が遊星軸上を移動する速度とは異なるが、その
カラーが電気導体の移動に伴って回転することから、電
気導体とカラーとの間に、無理な滑りを生じることな
く、電気導体を損傷させるようなことがない。
を設け、該カラーに前記電気導体のU字状湾曲部を巻き
付けることにより、遊星軸が自転する場合の周速度と、
電気導体が遊星軸上を移動する速度とは異なるが、その
カラーが電気導体の移動に伴って回転することから、電
気導体とカラーとの間に、無理な滑りを生じることな
く、電気導体を損傷させるようなことがない。
【0038】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。
る。
【0039】図1乃至図8は、この発明の一実施例を示
すものである。
すものである。
【0040】まず構成を説明すると、図中符号1は、固
定体である図示省略のステアリングコラムに固定される
ケースロアで、このケースロア1の上側には、ケースサ
イド2が取り付けられて一体となっている。このケース
サイド2には突起片2aが延設され、この突起片2aが
ケースロア1のボックス部1a内に挿入嵌合されること
により、ケースサイド2とケースロア1とが位置決めさ
れている。このケースサイド2とケースロア1とで外筒
3が構成されている。そして、このケースロア1とケー
スサイド2とには、それぞれ、「内歯歯車」としての上
側内歯歯車2b及び下側内歯歯車1bが上下に一対形成
されている。
定体である図示省略のステアリングコラムに固定される
ケースロアで、このケースロア1の上側には、ケースサ
イド2が取り付けられて一体となっている。このケース
サイド2には突起片2aが延設され、この突起片2aが
ケースロア1のボックス部1a内に挿入嵌合されること
により、ケースサイド2とケースロア1とが位置決めさ
れている。このケースサイド2とケースロア1とで外筒
3が構成されている。そして、このケースロア1とケー
スサイド2とには、それぞれ、「内歯歯車」としての上
側内歯歯車2b及び下側内歯歯車1bが上下に一対形成
されている。
【0041】また、図中符号5は、回転体である図示省
略のステアリングに取り付けられる円盤形状のケースア
ッパーで、このケースアッパー5には、中央部に開口5
aが形成され、この開口5aには、周縁部に切欠部5b
が数カ所形成されている。そして、これら切欠部5b
に、「内筒」としての円筒形状のケースインナー6の突
起部6aが挿入係止されるようになっている。このケー
スインナー6には、「外歯歯車」としての上側外歯歯車
6b及び下側外歯歯車6cが上下に一対形成されてい
る。そして、このケースインナー6の内側に、下方から
円筒形状のケースストッパー7が挿入され、このケース
ストッパー7の上部に形成された引掛け部7aが、ケー
スインナー6の内周面に形成された段差部6dに係止さ
れるようになっている。
略のステアリングに取り付けられる円盤形状のケースア
ッパーで、このケースアッパー5には、中央部に開口5
aが形成され、この開口5aには、周縁部に切欠部5b
が数カ所形成されている。そして、これら切欠部5b
に、「内筒」としての円筒形状のケースインナー6の突
起部6aが挿入係止されるようになっている。このケー
スインナー6には、「外歯歯車」としての上側外歯歯車
6b及び下側外歯歯車6cが上下に一対形成されてい
る。そして、このケースインナー6の内側に、下方から
円筒形状のケースストッパー7が挿入され、このケース
ストッパー7の上部に形成された引掛け部7aが、ケー
スインナー6の内周面に形成された段差部6dに係止さ
れるようになっている。
【0042】さらに、ケースインナー6とケースサイド
2の間には、遊星軸8が配設されている。この遊星軸8
には、上部側に、上側第1遊星歯車8aと上側第2遊星
歯車8bとが形成され、下部側に、下側第1遊星歯車8
cと下側第2遊星歯車8dとが形成されている。また、
この遊星軸8の周囲には、図7に示すように低摩擦材料
で形成されたカラー8eが回転自在に設けられている。
2の間には、遊星軸8が配設されている。この遊星軸8
には、上部側に、上側第1遊星歯車8aと上側第2遊星
歯車8bとが形成され、下部側に、下側第1遊星歯車8
cと下側第2遊星歯車8dとが形成されている。また、
この遊星軸8の周囲には、図7に示すように低摩擦材料
で形成されたカラー8eが回転自在に設けられている。
【0043】そして、この上側,下側第1遊星歯車8
a,8cのそれぞれに前記上側,下側外歯歯車6b,6
cが噛合し、上側,下側第2遊星歯車8b,8dのそれ
ぞれに前記上側,下側内歯歯車2b,1bが噛合するよ
うになっている。これら各歯車で減速歯車機構が構成さ
れている。
a,8cのそれぞれに前記上側,下側外歯歯車6b,6
cが噛合し、上側,下側第2遊星歯車8b,8dのそれ
ぞれに前記上側,下側内歯歯車2b,1bが噛合するよ
うになっている。これら各歯車で減速歯車機構が構成さ
れている。
【0044】さらにまた、「電気導体」としてのフラッ
トケーブル9が以下のように配設されている。すなわ
ち、ケースインナー6の周囲で、両外歯歯車6b,6c
の間に巻き付けられると共に、ケースサイド2に内周面
に沿って配設され、途中にU字状湾曲部9aが設けられ
ている。
トケーブル9が以下のように配設されている。すなわ
ち、ケースインナー6の周囲で、両外歯歯車6b,6c
の間に巻き付けられると共に、ケースサイド2に内周面
に沿って配設され、途中にU字状湾曲部9aが設けられ
ている。
【0045】そして、このフラットケーブル9の一端部
9b側は、ケースサイド2に形成されたスリット2cか
ら外側に導出され、この一端部9bに複数本の端子10
が設けられ、これら端子10が、前記ケースロア1のボ
ックス部1aに下方に向けて挿入されるようになってい
る。そして、これら端子10が、エアバッグ装置を作動
させる車体側の一方の電気機器(図示省略)に接続され
るようになっている。
9b側は、ケースサイド2に形成されたスリット2cか
ら外側に導出され、この一端部9bに複数本の端子10
が設けられ、これら端子10が、前記ケースロア1のボ
ックス部1aに下方に向けて挿入されるようになってい
る。そして、これら端子10が、エアバッグ装置を作動
させる車体側の一方の電気機器(図示省略)に接続され
るようになっている。
【0046】また、このフラットケーブル9のケースイ
ンナー6側の他端部9c側は、ケースインナー6に形成
されたスリット6eを介して内側に挿入され、ケースイ
ンナー6とケースストッパー7との間に挿入され、立上
げ部位11で、折り畳まれて上方に向けて導出され、こ
の他端部9cに複数本の電線12が接続されている。
ンナー6側の他端部9c側は、ケースインナー6に形成
されたスリット6eを介して内側に挿入され、ケースイ
ンナー6とケースストッパー7との間に挿入され、立上
げ部位11で、折り畳まれて上方に向けて導出され、こ
の他端部9cに複数本の電線12が接続されている。
【0047】これら電線12は、ケースアッパー7に電
線ストッパー13を装着することにより、図2及び図5
に示すように挟持されるようになっている。すなわち、
ケースアッパー7には、挟持部5cが上面部に突設され
ると共に、このケースアッパー7に電線ストッパー13
が装着されるようになっている。この電線ストッパー1
3と挟持部5cとには、複数の電線12を挟持するため
の、挟持凹凸部13a,5dが形成され、更に、電線ス
トッパー13には、電線12を曲げるための延設片13
bが形成されている。これら電線12は、図示省略のス
テアリング側に配設された「他方の電気機器」としての
エアバッグ装置に接続されるようになっている。
線ストッパー13を装着することにより、図2及び図5
に示すように挟持されるようになっている。すなわち、
ケースアッパー7には、挟持部5cが上面部に突設され
ると共に、このケースアッパー7に電線ストッパー13
が装着されるようになっている。この電線ストッパー1
3と挟持部5cとには、複数の電線12を挟持するため
の、挟持凹凸部13a,5dが形成され、更に、電線ス
トッパー13には、電線12を曲げるための延設片13
bが形成されている。これら電線12は、図示省略のス
テアリング側に配設された「他方の電気機器」としての
エアバッグ装置に接続されるようになっている。
【0048】更に、フラットケーブル9のU字状湾曲部
9aは、前記遊星軸8のカラー8eの周囲に巻き付けら
れている。
9aは、前記遊星軸8のカラー8eの周囲に巻き付けら
れている。
【0049】そして、前記各歯車1b,2b…の歯数
は、遊星軸8の公転角度θ1と、前記フラットケーブル
9のU字状湾曲部9aの移動角度θ2とが追従するよう
に設定されている。
は、遊星軸8の公転角度θ1と、前記フラットケーブル
9のU字状湾曲部9aの移動角度θ2とが追従するよう
に設定されている。
【0050】次に、このような構成からなる通電装置の
作用について説明する。
作用について説明する。
【0051】ステアリングホイールを回転させることに
より、図4及び図8において、ケースアッパー5と共に
ケースインナー6を矢印G方向に回転させると、各歯車
1b,2b…の噛み合いによって、遊星軸8は、矢印I
方向に自転しながら、矢印H方向にケースインナー6の
周りを公転する。これによって、フラットケーブル9の
U字状湾曲部9aが、遊星軸8にて案内されながら、フ
ラットケーブル9はケースインナー6の外周面に巻き付
けられる。
より、図4及び図8において、ケースアッパー5と共に
ケースインナー6を矢印G方向に回転させると、各歯車
1b,2b…の噛み合いによって、遊星軸8は、矢印I
方向に自転しながら、矢印H方向にケースインナー6の
周りを公転する。これによって、フラットケーブル9の
U字状湾曲部9aが、遊星軸8にて案内されながら、フ
ラットケーブル9はケースインナー6の外周面に巻き付
けられる。
【0052】一方、ケースインナー6を矢印Gと逆方向
に回転させると、遊星軸8が矢印Hと逆方向に公転し、
フラットケーブル9のU字状湾曲部9aが、遊星軸8に
て案内されながら、ケースインナー6の外周面からフラ
ットケーブル9が引き出されて行く。
に回転させると、遊星軸8が矢印Hと逆方向に公転し、
フラットケーブル9のU字状湾曲部9aが、遊星軸8に
て案内されながら、ケースインナー6の外周面からフラ
ットケーブル9が引き出されて行く。
【0053】かかる場合には、各歯車1b,2b…の歯
数が、前記遊星軸8の公転角度θ1と、前記フラットケ
ーブル9のU字状湾曲部9aの移動角度θ2とが追従す
るように設定されているため、遊星軸8で、U字状湾曲
部9aを良好に案内することができる。
数が、前記遊星軸8の公転角度θ1と、前記フラットケ
ーブル9のU字状湾曲部9aの移動角度θ2とが追従す
るように設定されているため、遊星軸8で、U字状湾曲
部9aを良好に案内することができる。
【0054】すなわち、図8に示すように、両内歯歯車
2b,1bの歯数をZ1、両外歯歯車6b,6cの歯数
をZ2、両第1遊星歯車8a,8cの歯数をZ3、両第
2遊星歯車8b,8dの歯数をZ4とすると、歯車の回
転比T´は、次式(8)から求められる。
2b,1bの歯数をZ1、両外歯歯車6b,6cの歯数
をZ2、両第1遊星歯車8a,8cの歯数をZ3、両第
2遊星歯車8b,8dの歯数をZ4とすると、歯車の回
転比T´は、次式(8)から求められる。
【0055】 T´=(Z2/Z3)×(Z4/Z1)………(8) 上式(8)から、ケースインナー6を1回転させた場合
の、遊星軸8の公転角度θ1は、式(2)と同様に次式
(9)が成立する。
の、遊星軸8の公転角度θ1は、式(2)と同様に次式
(9)が成立する。
【0056】 θ1=T´×360°……………………………(9) ここで、両内歯歯車2b,1bの歯数Z1=90、両外
歯歯車6b,6cの歯数Z2=40、両第1遊星歯車8
a,8cの歯数Z3=25とした場合における両第2遊
星歯車8b,8dの歯数Z4を求めることとする。
歯歯車6b,6cの歯数Z2=40、両第1遊星歯車8
a,8cの歯数Z3=25とした場合における両第2遊
星歯車8b,8dの歯数Z4を求めることとする。
【0057】即ち、遊星軸8の公転角度θ1とU字状湾
曲部9aの移動角度θ2とを互いに追従させるから、こ
の場合は、式(6)及び式(9)から下式(10)が成
立する。
曲部9aの移動角度θ2とを互いに追従させるから、こ
の場合は、式(6)及び式(9)から下式(10)が成
立する。
【0058】 θ1=T´×360°=θ2=111°………(10) 従って、式(8)及び式(10)から下式(11)が成
立する。
立する。
【0059】 θ1=(Z2/Z3)×(Z4/Z1)×360° =θ2=111° この式(11)にZ1=90,Z2=40,Z3=25
の各数値を代入すると、両第2遊星歯車8b,8dの歯
数Z4=17となる。
の各数値を代入すると、両第2遊星歯車8b,8dの歯
数Z4=17となる。
【0060】よって、両第2遊星歯車8b,8dの歯数
Z4=17とすることによって、前述と同様に各歯車の
モジュールを1として、外筒3の内径φA=90mm、
ケースインナー6の外径φB=40mmとした数値を変
えることなく、遊星軸8の公転角度θ1とU字状湾曲部
9aの移動角度θ2を互いに追従させることができるこ
ととなる。
Z4=17とすることによって、前述と同様に各歯車の
モジュールを1として、外筒3の内径φA=90mm、
ケースインナー6の外径φB=40mmとした数値を変
えることなく、遊星軸8の公転角度θ1とU字状湾曲部
9aの移動角度θ2を互いに追従させることができるこ
ととなる。
【0061】このような構成の通電装置によれば、遊星
軸8に第1,第2遊星歯車8a,8b,8c,8dを設
け、両第1遊星歯車8a,8cを両外歯歯車6b,6c
に噛み合わせ、両第2遊星歯車8b,8dを両内歯歯車
1b,2bに噛み合わせているため、従来のように、外
歯歯車6b,6cと内歯歯車1b,2bとのモジュール
を追従させる必要がなく、遊星軸8の速比Tが、内歯歯
車1b,2bの歯数Z1と外歯歯車6b,6cの歯数Z
2のみによって決定されることがない。このため、遊星
軸8の速比Tの調整自由度が高まり、内歯歯車1b,2
bの歯数Z1と外歯歯車6b,6cの歯数Z2を変える
ことなく、第1遊星歯車8a,8cの歯数Z3と第2遊
星歯車8b,8dの歯数Z4とを調整することによっ
て、フラットケーブル9のU字状湾曲部9aの移動角度
θ2と、遊星軸8の公転角度θ1とを追従させることが
できる。従って、従来のように、装置を大きくしたり、
遊星軸8の配設空間を狭めることなく、フラットケーブ
ル9と遊星軸8の動きを追従させることができる。
軸8に第1,第2遊星歯車8a,8b,8c,8dを設
け、両第1遊星歯車8a,8cを両外歯歯車6b,6c
に噛み合わせ、両第2遊星歯車8b,8dを両内歯歯車
1b,2bに噛み合わせているため、従来のように、外
歯歯車6b,6cと内歯歯車1b,2bとのモジュール
を追従させる必要がなく、遊星軸8の速比Tが、内歯歯
車1b,2bの歯数Z1と外歯歯車6b,6cの歯数Z
2のみによって決定されることがない。このため、遊星
軸8の速比Tの調整自由度が高まり、内歯歯車1b,2
bの歯数Z1と外歯歯車6b,6cの歯数Z2を変える
ことなく、第1遊星歯車8a,8cの歯数Z3と第2遊
星歯車8b,8dの歯数Z4とを調整することによっ
て、フラットケーブル9のU字状湾曲部9aの移動角度
θ2と、遊星軸8の公転角度θ1とを追従させることが
できる。従って、従来のように、装置を大きくしたり、
遊星軸8の配設空間を狭めることなく、フラットケーブ
ル9と遊星軸8の動きを追従させることができる。
【0062】また、遊星軸8には、上下に各歯車8a,
8b,8c,8dが形成されて、上下の内歯歯車1b,
2b及び上下の外歯歯車6b,6cと噛合しているた
め、この遊星軸8にフラットケーブル9から外力が作用
しても、この外力が遊星軸8の上下側で均等に負担され
ることから、遊星軸8が傾いたりすることなく、円滑な
動作を確保することができる。
8b,8c,8dが形成されて、上下の内歯歯車1b,
2b及び上下の外歯歯車6b,6cと噛合しているた
め、この遊星軸8にフラットケーブル9から外力が作用
しても、この外力が遊星軸8の上下側で均等に負担され
ることから、遊星軸8が傾いたりすることなく、円滑な
動作を確保することができる。
【0063】さらに、遊星軸8が自転する場合の周速度
と、フラットケーブル9が遊星軸8上を移動する速度と
は、異なるが、この遊星軸8には回転自在なカラー8e
が設けられているため、フラットケーブル9の移動に伴
ってカラー8eが回転することから、フラットケーブル
9とカラー8eとの間に、無理な滑りを生じることな
く、フラットケーブル9を損傷させるようなことがな
い。
と、フラットケーブル9が遊星軸8上を移動する速度と
は、異なるが、この遊星軸8には回転自在なカラー8e
が設けられているため、フラットケーブル9の移動に伴
ってカラー8eが回転することから、フラットケーブル
9とカラー8eとの間に、無理な滑りを生じることな
く、フラットケーブル9を損傷させるようなことがな
い。
【0064】さらにまた、電線12は、挟持凹凸部5
d,13aで挟持されると共に、延設片13bで曲げら
れているため、電線12に上方に向けて引抜き力が作用
した場合でも、その力が直接、電線12とフラットケー
ブル9との接続部に作用することなく、その接続部の切
断を未然に防止することができる。
d,13aで挟持されると共に、延設片13bで曲げら
れているため、電線12に上方に向けて引抜き力が作用
した場合でも、その力が直接、電線12とフラットケー
ブル9との接続部に作用することなく、その接続部の切
断を未然に防止することができる。
【0065】なお、この実施例では、内筒としてのケー
スインナー6が回転し、外筒3が固定されるようになっ
ているが、ケースインナー6が固定され、外筒3が回転
するようなものにも、この発明に係わる通電装置を適用
することができる。また、この実施例は、ステアリング
側と車体側との通電を行うためのものであるが、これに
限らず、他の部材間の通電を行うものでも良い。
スインナー6が回転し、外筒3が固定されるようになっ
ているが、ケースインナー6が固定され、外筒3が回転
するようなものにも、この発明に係わる通電装置を適用
することができる。また、この実施例は、ステアリング
側と車体側との通電を行うためのものであるが、これに
限らず、他の部材間の通電を行うものでも良い。
【0066】
【発明の効果】以上説明してきたように、減速歯車機構
を介して両筒間に自転及び公転するように遊星軸を配設
し、この遊星軸に電気導体のU字状湾曲部を巻き付け、
減速歯車機構によって遊星軸の公転角度と電気導体のU
字状湾曲部の移動角度とが互いに追従するようにしたた
め、従来のように、外歯歯車と内歯歯車とのモジュール
を一致させる必要がなく、遊星軸の回転比が外歯歯車と
内歯歯車の歯数のみによって決定されることがない。こ
のため、遊星軸の回転比の調整自由度が高まり、内歯歯
車の歯数と外歯歯車の歯数を変えることなく、減速歯車
機構の歯数を調整することによって、電気導体のU字状
湾曲部の移動角度と、遊星軸の公転角度とを互いに追従
させることができる。従って、従来のように、装置を大
きくしたり、遊星軸の配設空間を狭めることなく、電気
導体と遊星軸との動きを互いに追従させることができ
る。
を介して両筒間に自転及び公転するように遊星軸を配設
し、この遊星軸に電気導体のU字状湾曲部を巻き付け、
減速歯車機構によって遊星軸の公転角度と電気導体のU
字状湾曲部の移動角度とが互いに追従するようにしたた
め、従来のように、外歯歯車と内歯歯車とのモジュール
を一致させる必要がなく、遊星軸の回転比が外歯歯車と
内歯歯車の歯数のみによって決定されることがない。こ
のため、遊星軸の回転比の調整自由度が高まり、内歯歯
車の歯数と外歯歯車の歯数を変えることなく、減速歯車
機構の歯数を調整することによって、電気導体のU字状
湾曲部の移動角度と、遊星軸の公転角度とを互いに追従
させることができる。従って、従来のように、装置を大
きくしたり、遊星軸の配設空間を狭めることなく、電気
導体と遊星軸との動きを互いに追従させることができ
る。
【0067】また、上下に減速歯車機構を設けることに
より、電気導体のU字状湾曲部から遊星軸に外力が作用
した場合でも、この外力が上下に均等に負担されるた
め、遊星軸が傾くようなことがなく、円滑な動作を行う
ことができる。
より、電気導体のU字状湾曲部から遊星軸に外力が作用
した場合でも、この外力が上下に均等に負担されるた
め、遊星軸が傾くようなことがなく、円滑な動作を行う
ことができる。
【0068】さらに、遊星軸の周囲に回転自在なカラー
を設け、該カラーに前記電気導体のU字状湾曲部を巻き
付けることにより、遊星軸が自転する場合の周速度と、
電気導体が遊星軸上を移動する速度とは異なるが、その
カラーが電気導体の移動に伴って回転することから、電
気導体とカラーとの間に、無理な滑りを生じることな
く、電気導体を損傷させるようなことがない、という実
用上有益な効果を発揮する。
を設け、該カラーに前記電気導体のU字状湾曲部を巻き
付けることにより、遊星軸が自転する場合の周速度と、
電気導体が遊星軸上を移動する速度とは異なるが、その
カラーが電気導体の移動に伴って回転することから、電
気導体とカラーとの間に、無理な滑りを生じることな
く、電気導体を損傷させるようなことがない、という実
用上有益な効果を発揮する。
【図1】この発明の一実施例を示す通電装置の分解斜視
図である。
図である。
【図2】同実施例を示す通電装置の斜視図である。
【図3】同実施例を示す通電装置を斜めから見た説明図
である。
である。
【図4】同実施例を示す通電装置を上方から見た説明図
である。
である。
【図5】同実施例を示す図4のA−A線に相当する部分
の断面図である。
の断面図である。
【図6】同実施例を示す図4のB−B線に相当する部分
の断面図である。
の断面図である。
【図7】同実施例を示す図6のC−C線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図8】同実施例の歯車の噛合いを示す説明図である。
【図9】従来例のフラットケーブルの動きを示す説明図
である。
である。
【図10】従来例の歯車の噛合いを示す説明図である。
1b 下側内歯歯車 2b 上側内歯歯車 3 外筒 6 ケースインナー 6b 上側外歯歯車 6c 下側外歯歯車 8 遊星軸 8a 上側第1遊星歯車 8b 上側第2遊星歯車 8c 下側第1遊星歯車 8d 下側第2遊星歯車 8e カラー 9 フラットケーブル 9a U字状湾曲部 9b 一端部 9c 他端部
Claims (4)
- 【請求項1】 相対的に回転移動する内筒と外筒とを有
し、これら両筒間に形成された空間内に電気導体を複数
回巻回収容した通電装置において、 前記両筒の上下の両端部に設けられた減速歯車機構を介
して前記両筒間に自転及び公転するように遊星軸を配設
し、この遊星軸に前記電気導体のU字状湾曲部を巻き付
け、前記減速歯車機構によって前記遊星軸の公転角度と
前記電気導体のU字状湾曲部の移動角度とが互いに追従
するようにしたことを特徴とする通電装置。 - 【請求項2】 内筒とその外側に配設された外筒とが同
心軸上に、両者が相対的に回転移動するように配設され
ると共に、該内筒と外筒との間に、遊星軸を配設し、前
記外筒に内歯歯車を設け、前記内筒には外歯歯車を設
け、かつ、前記遊星軸には該外歯歯車と前記内歯歯車と
に噛み合う遊星歯車を設けることにより、前記遊星軸が
自転及び公転をするように設定され、電気導体の一端部
を前記外筒に取り付けて内周面に沿わせ、該一端部と一
方の電気機器とを接続し、前記電気導体の他端部を前記
内筒に取り付けて外周面に巻き付け、該他端部と他方の
電気機器とを接続し、更に、前記電気導体のU字状湾曲
部を前記遊星軸に巻き付けた通電装置において、 前記遊星歯車を、前記遊星軸の上部と下部にそれぞれ2
段づつ形成して、上部に上側第1遊星歯車及び上側第2
遊星歯車を形成し、下部に下側第1遊星歯車及び下側第
2遊星歯車を形成し、前記内歯歯車を上下に一対形成し
て上側内歯歯車及び下側内歯歯車を形成し、前記外歯歯
車を上下に一対形成して上側外歯歯車及び下側外歯歯車
を形成し、前記上側,下側第1遊星歯車を前記上側,下
側外歯歯車に、前記上側,下側第2遊星歯車を前記上
側,下側内歯歯車にそれぞれ噛み合わせたことを特徴と
する通電装置。 - 【請求項3】 前記各歯車の歯数を、前記遊星軸の公転
角度と、前記電気導体のU字状湾曲部の移動角度とが追
従するように設定したことを特徴とする請求項2記載の
通電装置。 - 【請求項4】 前記遊星軸の周囲に回転自在なカラーを
設け、該カラーに前記電気導体のU字状湾曲部を巻き付
けたことを特徴とする請求項1乃至3記載の通電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16029194A JPH0831535A (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 通電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16029194A JPH0831535A (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 通電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0831535A true JPH0831535A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15711812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16029194A Pending JPH0831535A (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 通電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0831535A (ja) |
-
1994
- 1994-07-12 JP JP16029194A patent/JPH0831535A/ja active Pending
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