JPH08325350A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH08325350A
JPH08325350A JP8103529A JP10352996A JPH08325350A JP H08325350 A JPH08325350 A JP H08325350A JP 8103529 A JP8103529 A JP 8103529A JP 10352996 A JP10352996 A JP 10352996A JP H08325350 A JPH08325350 A JP H08325350A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭用電気製品、建材部品、バンパー等の自
動車部品等からなるポリレフィン系樹脂成形体、例えば
ポリプロピレンホモポリマー、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体等によ
るポリレフィン系樹脂成形体に対する塗膜形成用に適し
た熱硬化性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 塩素化ポリオレフィンを、下記の一般式
(1)及び/又は(2)で示される化合物で変性してな
る特定の塩素化ポリオレフィン変性樹脂100重量部、
ポリアクリルポリオール及び/又はポリエステルポリオ
ールをこれらの合計で20〜50重量部、及び脂環族ジ
イソシアネートの多量体によるポリイソシアネートのイ
ソシアネート基をジケテンから誘導される活性水素含有
化合物でブロックしたブロック化ポリイソシアネートか
らなることを特徴とする熱硬化性樹脂組成物。 【化1】 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭用電気
製品、建材部品、バンパー等の自動車部品等のポリレフ
ィン系樹脂成形体、例えばポリプロピレンホモポリマ
ー、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体等によるポリレフィン系樹脂成形
体に対する塗膜形成用に適した熱硬化性樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】ポリレフィン系樹脂成形体は、該ポリレ
フィン系樹脂成形体を構成するポリレフィン系樹脂が無
極性で且つ結晶性であるために、塗料の塗着適性が十分
でない。このため、ポリレフィン系樹脂成形体に対して
保護又は美粧等を目的とする塗膜を形成する際には、ポ
リレフィン系樹脂成形体の表面を予めコロナ放電処理や
真空プラズマ処理に付すことにより、塗料の塗着適性を
高めている。しかるに、上記のコロナ放電処理や真空プ
ラズマ処理は、このための設備が必要であり、設備費及
び人件費の高騰を来す。
【0003】又、ポリレフィン系樹脂成形体の表面を予
め塩素化ポリプロピレンプライマーで処理し、塗料の塗
着適性を高める方法があるが、この方法によると、プラ
イマーの塗装と保護又は美粧等を目的とする上塗り塗装
との2回の塗装工程を必要とするため、手間が煩雑にな
る。かかる事情に対応するものとして、未処理のポリレ
フィン系樹脂成形体に対して直接塗装し得る熱硬化性樹
脂組成物が開発され、ポリアクリルポリオール樹脂とメ
ラミン樹脂との混合樹脂による塗料用組成物が提案され
ている。
【0004】しかしながら、ポリアクリルポリオール樹
脂とメラミン樹脂とによる混合樹脂を利用する塗料によ
っても、未処理のポリレフィン系樹脂成形体に対する塗
着適性は十分ではなく、しかもこの塗料は自己縮合性を
有するメラミン樹脂を使用しているために架橋性が低
く、硬化塗膜中に自己縮合したメラミン樹脂成分が存在
する。このため、硬化塗膜の耐候性が悪く、例えば酸性
雨に対する耐性が不十分であり、雨シミが発生し易い等
の欠点がある。
【0005】したがって本発明の目的は、未処理のポリ
レフィン系樹脂成形体に対し直接塗装によって密着強度
の高い塗膜を形成し得る塗着適性を有し、しかも耐候
性、耐ガソリン性、外観等を初めとする各種の物性に優
れた硬化塗膜が得られる熱硬化性樹脂組成物を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下の構
成による本発明の熱硬化性樹脂組成物によって達成され
る。すなわち本発明は、塩素化ポリオレフィンを、少な
くとも下記の一般式(1)で示されるアクリル系化合物
及び/又は一般式(2)で示されるビニルエーテル化合
物を含む変性用化合物で変性してなる水酸基価30〜1
50mgKOH/g、酸価10mgKOH/g未満、ガ
ラス転移温度20〜50℃の塩素化ポリオレフィン変性
樹脂100重量部、ポリアクリルポリオール及び/又は
ポリエステルポリオールをこれらの合計で20〜50重
量部、及び脂環族ジイソシアネートの多量体によるポリ
イソシアネートのイソシアネート基をジケテンから誘導
される活性水素含有化合物でブロックしたブロック化ポ
リイソシアネートからなる熱硬化性樹脂組成物である。
【0007】
【化3】
【0008】
【化4】
【0009】
【発明の実施の形態】上記の構成による熱硬化性樹脂組
成物において、少なくとも一般式(1)で示されるアク
リル系化合物及び/又は一般式(2)で示されるビニル
エーテル化合物を含む変性用化合物で変性してなる塩素
化ポリオレフィン変性樹脂の水酸基価は、30〜150
mgKOH/gであることが好ましく、特には30〜8
0mgKOH/gである。30mgKOH/g未満にな
ると、得られる硬化塗膜の耐溶剤性、耐薬品性等が低く
なり、また150mgKOH/gを超えると、得られる
硬化塗膜の可撓性が低下し、使用する硬化剤の量が増加
してコストアップになるばかりでなく、硬化性樹脂組成
物の溶解性パラメーターが大きくなり、基材との密着性
が得られにくくなる。
【0010】またこの塩素化ポリオレフィン変性樹脂の
酸価は、10mgKOH/g未満であることが好まし
い。10mgKOH/g以上になると、得られる塗膜の
耐熱性、耐水性た著しく劣化する。さらにこの塩素化ポ
リオレフィン変性樹脂のガラス転移温度は、20〜50
℃であることが好ましく、特には20〜45℃である。
20℃未満になると、軟化点の高い塗膜が得られなくな
り、50℃を超えると、得られる硬化塗膜の密着性、耐
溶剤性が劣化し、かつ該塗膜の可撓性も低下する。
【0011】これらの理由により、少なくとも一般式
(1)で示されるアクリル系化合物及び/又は一般式
(2)で示されるビニルエーテル化合物を含む変性用化
合物で変性してなる塩素化ポリオレフィン変性樹脂とし
て、水酸基価30〜150mgKOH/g、酸価10m
gKOH/g未満、ガラス転移温度20〜50℃のもの
を使用する。
【0012】塩素化ポリオレフィン樹脂は、例えば結晶
性ポリプロピレン、非結晶性ポリプロピレン、ポリブテ
ン−1、ポリペンテン−1、ポリ4−メチルペンテン−
1、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体、あるいはこれらのオフレフィン類にアクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、シ
トラコン酸、無水シトラコン酸、フマル酸、メサコン
酸、イタコン酸、無水イタコン酸、アコニット酸、無水
アコニット酸等のα,β−不飽和カルボン酸やその酸無
水物を導入した変性ポリオフレフィンに対して、触媒の
存在下あるいは紫外線の照射下、加圧あるいは常圧下、
50〜120℃の加熱下で、塩素ガスを導入することに
より得られる。
【0013】なお、塩素化ポリオレフィンとして、上記
のα,β−不飽和カルボン酸やその酸無水物を導入した
変性ポリオフレフィンを塩素化したものを使用すること
により、顔料分散性が良好な塩素化ポリオレフィン変性
樹脂になる。また塩素化ポリオレフィン樹脂の塩素含有
率が低過ぎると、得られる塗膜の外観が悪くなり、また
塩素含有率が高過ぎるとポリレフィン系樹脂成形体への
塗着性が悪くなる。このため、塩素含有率が5〜50重
量%の塩素化ポリオレフィン樹脂を使用するのがよい。
【0014】塩素化ポリオレフィンを、少なくとも一般
式(1)で示されるアクリル系化合物及び/又は一般式
(2)で示されるビニルエーテル化合物を含む変性用化
合物で変性する工程、すなわち塩素化ポリオレフィンと
変性用化合物との共重合は、溶液重合が利用される。こ
の溶液重合の際の溶剤としては、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素系溶剤が好適であり、この外にエステ
ル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコール系溶剤、塩素系溶
剤、脂肪族炭化水素系溶剤、脂環族炭化水素系溶剤等を
併用してもよい。このときの重合開始剤としては、ベン
ゾイルパーオキシド、ジ−tert−ブチルパーオキシ
ド等のパーオキシド類、アゾビスイソブチロニトリル等
のアゾニトリル類を使用できる。また、重合停止剤とし
てハイドロキノンのようなキノン類を使用してもよい。
【0015】塩素化ポリオレフィンを変性させる変性用
化合物として利用する一般式(1)で示されるアクリル
系化合物のR1が表す炭化水素残基としてはメチル基が
好ましく、例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタク
リレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、あるい
はこれらをε−カプロラクトンで変性した化合物等が挙
げられる。また、一般式(2)で示されるビニルエーテ
ル化合物としては、例えば4−ヒドロキシブチルビニル
エーテルが挙げられる。
【0016】これらの変性用化合物以外の変性用化合物
としては、一般式(1)で示されるアクリル系化合物や
一般式(2)で示されるビニルエーテル化合物に対する
共重合成分として、例えば一般式(3)で表示されるビ
ニル系化合物、一般式(4)で表示されるアクリル系化
合物、一般式(5)で表示されるフマル酸又はマレイン
酸系化合物等がある。
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】
【0019】
【化7】
【0020】一般式(3)で表示されるビニル系化合物
としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、p−
メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−ターシャ
リーブチルスチレン等がある また一般式(4)で表示されるアクリル系化合物として
は、例えばメチルメタクリレート、n−ブチルメタクリ
レート、iso−ブチルメタクリレート、t−ブチルメ
タクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、エ
チルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチ
ルヘキシルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレ
ート等がある。
【0021】さらに一般式(5)で表示されるフマル酸
系又はマレイン酸系化合物としては、マレイン酸、フマ
ル酸、フマル酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、ジ−n
−ブチルマレエート、ジ−n−ブチルフマレート、ジイ
ソブチルフマレート、ジ−2−エチルヘキシルフマレー
ト等があり、これらの酸無水物でもよい。さらに上記の
一般式(3)で表示されるビニル系化合物、一般式
(4)で表示されるアクリル系化合物、及び一般式
(5)で表示されるフマル酸系又はマレイン酸系化合物
以外の共重合成分としては、メタクリル酸、アクリル
酸、又はイタコン酸等のカルボキシ含有エチレン系炭化
水素、グリシジルメタクリレート等のオキシラン環含有
エチレン系炭化水素、メチルビニルエーテル等のビニル
エーテル、桂皮酸等を挙げることができる。
【0022】上記の塩素化ポリオレフィン変性樹脂に混
合するポリアクリルポリオールは、一般式(1)で示さ
れるアクリル系化合物を重合成分又は共重合成分とする
水酸基含有アクリル系樹脂であり、例えばベンゾイルパ
ーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル、t−ブチ
ルパーオクトエート、ジ−t−ブチルパーオキシド、t
−ブチルパーベンゾエート等の公知のラジカル重合開始
剤を利用する常法のラジカル重合反応、すなわち60〜
150℃にて、トルエン、キシレン、酢酸ブチル等の有
機溶媒を使用するラジカル重合反応によって得られる。
【0023】このポリアクリルポリオールを得る際の共
重合成分としては、塩素化ポリオレフィン樹脂を変性さ
せる変性用化合物として説明した上記の一般式(3)で
表示されるビニル系化合物、一般式(4)で表示される
アクリル系化合物、一般式(5)で表示されるフマル酸
又はマレイン酸系化合物、さらにはメタクリル酸、アク
リル酸、又はイタコン酸等のカルボキシ含有エチレン系
炭化水素、グリシジルメタクリレート等のオキシラン環
含有エチレン系炭化水素、メチルビニルエーテル等のビ
ニルエーテル、桂皮酸等を挙げることができる。
【0024】また上記の塩素化ポリオレフィン変性樹脂
に混合するポリエステルポリオールは、芳香族二塩基酸
と多価アルコールとのエステル化縮重合物であって、芳
香族二塩基酸としては、無水フタル酸、フタル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸等を、またこれらの芳香族二塩
基酸との間でエステル化縮重合反応させる多価アルコー
ルとしては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、ヘキサンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、2,2,4−トリメチルヘキサンジオ
ール、2,4,4−トリメチルヘキサンジオール、グリ
セリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール等の1種又は混合物を使用し
得る。
【0025】塩素化ポリオレフィン変性樹脂に混合する
ポリアクリルポリオールやポリエステルポリオールは、
該塩素化ポリオレフィン変性樹脂に含有される水酸基価
を補い、かつ得られる硬化塗膜に可撓性を付与する作用
を果たすものであり、水酸基価30〜100mgKOH
/g(対樹脂)、酸価0.1〜7mgKOH/g(対樹
脂)程度のものを利用するのが好ましい。
【0026】塩素化ポリオレフィン変性樹脂100重量
部に対するポリアクリルポリオールとポリエステルポリ
オールとの合計量は、20〜50重量部であることが好
ましく、特には25〜50重量部である。20重量部未
満では、ポリアクリルポリオール及び/又はポリエステ
ルポリオールの混合の効果がなく、また50重量部を超
えると、ポリオレフィン樹脂成形体への付密性が低下す
る。このため、塩素化ポリオレフィン変性樹脂100重
量部に対して、ポリアクリルポリオール及び/又はポリ
エステルポリオール、とりわけ前記好ましい性状範囲に
あるこれらを合計で20〜50重量部の範囲で混合す
る。
【0027】本発明の熱硬化性樹脂組成物において、塩
素化ポリオレフィン変性樹脂とポリアクリルポリオール
及び/又はポリエステルポリオールとの混合物に対して
添加するブロック化ポリイソシアネートは、脂環族ジイ
ソシアネートの多量体によるポリイソシアネートのイソ
シアネート基をジケテンから誘導される活性水素含有化
合物でブロックしたものであり、比較的低温雰囲気中、
例えば110〜120℃でブロッキング剤の解離が始ま
ることを特徴とする。
【0028】脂環族ジイソシアネートの多量体からなる
ポリイソシアネートは、構造が剛直であるため、これを
架橋剤とすることにより硬化塗膜の耐熱性及び耐候性の
向上が図れる。この脂環族ジイソシアネートの多量体か
らなるポリイソシアネートとしては、例えば4,4’−
メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、メチ
ルシクロヘキサン−2,4−ジイソシアナネート、メチ
ルシクロヘキサン−2,6−ジイソシアナネート、1,
3−(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、3−イソ
シアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシ
ルイソシアネート(イソホロンジイソシアナネート)等
の1種以上を使用したイソシアヌレート結合、ウレトジ
オン結合、ビューレット結合、アロハネート結合を有す
るポリイソシアネート、さらにはこれらのポリイソシア
ネートと多価アルコール、ポリエーテルポリオール、ポ
リエステルポリオール等とのアダクト体等を利用するこ
とができる。
【0029】なお脂環族ジイソシアネートの多量体から
なるポリイソシアネートとして、3−イソシアナトメチ
ル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネ
ートによるものを利用することにより、特に耐候性に優
れた硬化塗膜を形成することができ、又イソシアヌレー
ト体を使用することにより、特に耐熱性に優れた硬化塗
膜を形成することができる。
【0030】上記の塩素化ポリオレフィン変性樹脂10
0重量部、ポリアクリルポリオール及び/又はポリエス
テルポリオールをこれらの合計で20〜50重量部、及
び脂環族ジイソシアネートの多量体によるポリイソシア
ネートのイソシアネート基をジケテンから誘導される活
性水素含有化合物でブロックしたブロック化ポリイソシ
アネートからなる熱硬化性樹脂組成物においては、塩素
化ポリオレフィン変性樹脂とポリアクリルポリオール及
び/又はポリエステルポリオールとの合計の−OH基
と、ブロック化ポリイソシアネートの−NCO基とが、
モル比(−OH/−NCO)で1:0.8〜1:1.2
程度になるようにして配合するのがよい。
【0031】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、低温で硬
化することを特徴とする。ここに低温とは、ポリオレフ
ィン系樹脂成形体が熱変形を生じない上限の温度100
〜130℃をいい、従来未処理のポリオレフィン系樹脂
成形体に対する塗着適性を示したポリアクリルポリオー
ル樹脂と組み合わせるメラミン樹脂と同等の硬化温度を
示し、かつ該ポリオレフィン系樹脂成形体に良好な塗着
性能を示すという特徴を有する。このため、メラミン樹
脂の欠点である耐酸性、耐候性の弱さ、特に酸性雨に対
する耐性が不十分であるため問題になっている建材部
品、バンパー等の自動車部品、家庭用電化製品に用いる
ポリオレフィン系樹脂成形体に予め煩わしし化成処理等
を施さずに、耐性の高い塗膜を供することが可能であ
り、経済的にも有利である等の効果がある。
【0032】
【実施例】以下本発明の熱硬化性樹脂組成物の具体的な
構成を実施例によって説明し、併せて該熱硬化性樹脂組
成物を利用した塗膜の物性について言及する。
【0033】(実施例1〜4、比較例1〜3)下記の製
造例で得られたブロック化ポリイソシアネート、及び下
記に説明する塩素化ポリオレフィン変性樹脂、ポリアク
リルポリオール、ポリエステルポリオール等を利用し、
表−1に示す配合割合(重量部)の組成物をホモジナイ
ザーあるいはサンドミルにより分散させ、1液型の塗料
を得た。なお、表の最下欄に塩素化ポリオレフィン変性
樹脂とポリアクリルポリオール及び/またはポリエステ
ルポリオール(両者をポリオールと表示)の樹脂重量の
みの比を示した。
【0034】(製造例:ブロック化ポリイソシアネート
の製造)撹拌翼、温度計、窒素吹込管、冷却管を備えた
2リットルのセパラブルフラスコに、ベスタナートT1
890/100(ヒュルスAG製イソホロンジイソシア
ネートイソシアヌレート3量体、NCO%=17〜1
7.5%)732.6g、エチレングリコールアセテー
ト186.8g、キシレン186.8gを仕込み、60
℃に加熱撹拌して内容物を均一にした。次いで、アセト
酢酸エチル390gとアセチルアセトン亜鉛1.5gを
加えて80℃で12時間反応させたところ、イソシアネ
ート基がほとんど消失したため(ASTM D1638
に準じた滴定分析で確認)反応を終了した。得られたブ
ロック化イソシアネート化合物はAPHA110、ガー
ドナー粘度U〜V、固形分66重量%である。
【0035】(塩素化ポリオレフィン変性樹脂) (1)スーパークロン224H:日本製紙(株)製のシ
クロヘキシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート等で変性した塩素化ポリオレフィン系ポリ
アクリルポリオールで、塩素含有率:12.8重量%
(対樹脂)、水酸基価:56.1mgKOH/g(対樹
脂)、酸価:10mgKOH/g未満、ガラス転移温
度:45℃、不揮発分:40重量%である。 (2)スーパークロン214H:日本製紙(株)製のシ
クロヘキシルメタクリレート、メチルメタクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート等で変性した塩素
化ポリオレフィン系ポリアクリルポリオールで、塩素含
有率:12.8重量%(対樹脂)、水酸基価:56.1m
gKOH/g(対樹脂)、酸価:10mgKOH/g未
満、ガラス転移温度:68℃、不揮発分:40重量%で
ある。 (3)ハードレンB2000:東洋化成工業(株)製の
メチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、n−ブチルアクリ
レート等で変性した塩素化ポリオレフィン系ポリアクリ
ルポリオールで、塩素含有率:13.7重量%(対樹
脂)、水酸基価:33mgKOH/g(対樹脂)、酸
価:10mgKOH/g未満、ガラス転移温度:20
℃、不揮発分:35.3重量%である。 (4)ハードレンB4041:東洋化成工業(株)製の
メチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、n−ブチルアクリ
レート等で変性した塩素化ポリオレフィン系ポリアクリ
ルポリオールで、塩素含有率:27重量%(対樹脂)、
水酸基価:42mgKOH/g(対樹脂)、酸価:10
mgKOH/g未満、ガラス転移温度:44℃、不揮発
分:44重量%である。
【0036】(ポリアクリルポリオール) (5)デスモフェンA−160:住友バイエルウレタン
(株)製で、水酸基価:53.5mgKOH/g(対樹
脂)、不揮発分:66重量%(対樹脂)である。
【0037】(変性ポリカプロラクトントルジオール) (6)プラクセル220AL:ダイセル化学工業(株)
製で、水酸基価:56.1mgKOH/gである。
【0038】(その他) (7)ディスバロン# 4200−10:楠本化成
(株)製沈降防止剤 (8)ディスバロンKS860:楠本化成(株)製分散
剤 (9)タイペークCR−90:石原産業(株)製ルチル
型酸化チタン (10)ユーバン20SE−60:三井東圧化学(株)
製ブチル化メラミン樹脂(不揮発分60重量%)
【0039】
【表1】
【0040】(実験)実施例1〜4及び比較例1〜3の
各塗料を、バーコーター#30を用いて、予め洗浄した
ポリプロピレン樹脂「三菱油化(株):TX1170」
の射出成型平板(70×150×5mm)に塗装し、1
20℃に設定した熱風強制乾燥器に20分間放置し、表
−2の所定欄に示す厚さの塗膜を形成した。
【0041】得られた各塗膜の物性を表−2に示す。な
お、表−2に示す塗膜の物性は以下の通りにして測定し
たものである。 (1)光沢:JIS K5400 7,6に準じた60
度光沢度である。 (2)鉛筆硬度:JIS K5400 8,4,1に準
じて、塗膜表面のキズ、基材まで到達するハガレの鉛筆
硬度を測定した。 (3)付着性:JIS K5400 8,5,1に準じ
て測定し、その後にセロハン粘着テープによる剥離を行
って測定した。 (4)耐ガソリン性:荷重1Kgf/cm2で、ガソリ
ンを含んだガーゼでラビング30回後の塗膜表面を観察
し、○:異常なし、△:表面キズつき、×:剥離・溶
解、によって表示した。○-は○の範囲であるが、△と
○の中間に近いものを示す。 (5)耐酸性:40%硫酸水溶液2mlをスポット付け
し、これを40℃設定のオーブン中に20分放置後、水
洗いして表面を観察し、5:異常無し、4:部分的に跡
が残る、3:リング状に跡が残る、2:全体に白化、
1:エッチングされる、によって表示した。
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂組成物を利用する
ことにより、未処理のポリレフィン系樹脂成形体に対し
て直接塗装により、密着強度の高い、しかも耐候性、耐
ガソリン性、外観等を初めとする各種の物性に優れた硬
化塗膜が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08F 255/00 MQG C08F 255/00 MQG

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素化ポリオレフィンを、少なくとも下
    記の一般式(1)で示されるアクリル系化合物及び/又
    は一般式(2)で示されるビニルエーテル化合物を含む
    変性用化合物で変性してなる水酸基価30〜150mg
    KOH/g、酸価10mgKOH/g未満、ガラス転移
    温度20〜50℃の塩素化ポリオレフィン変性樹脂10
    0重量部、ポリアクリルポリオール及び/又はポリエス
    テルポリオールをこれらの合計で20〜50重量部、及
    び脂環族ジイソシアネートの多量体によるポリイソシア
    ネートのイソシアネート基をジケテンから誘導される活
    性水素含有化合物でブロックしたブロック化ポリイソシ
    アネートからなることを特徴とする熱硬化性樹脂組成
    物。 【化1】 【化2】
  2. 【請求項2】 脂環族ジイソシアネートが3−イソシア
    ナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイ
    ソシアネートである請求項1記載の熱硬化性樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 ジケテンから誘導される活性水素を含有
    する化合物がアセト酢酸エチルである請求項1または2
    記載の熱硬化性樹脂組成物。
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