JPH0870735A - Penを使用した釣竿と緊締テープ - Google Patents

Penを使用した釣竿と緊締テープ

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JPH0870735A
JPH0870735A JP23065394A JP23065394A JPH0870735A JP H0870735 A JPH0870735 A JP H0870735A JP 23065394 A JP23065394 A JP 23065394A JP 23065394 A JP23065394 A JP 23065394A JP H0870735 A JPH0870735 A JP H0870735A
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JP
Japan
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layer
rod
pen
rod tube
tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP23065394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Suzue
浩康 鈴江
Kenichi Kameda
謙一 亀田
Hideyuki Naito
秀行 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daiwa Seiko Co Ltd filed Critical Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性のある高品質な釣竿を提供する。 【構成】 合成樹脂をマトリックスとして高強度繊維に
より補強された竿管本体層10の表面又は表面近傍にポ
リエチレンナフタレートの層12を形成するか、前記合
成樹脂をポリエチレンナフタレートとするよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエチレンナフタレ
ート(PEN)を使用した釣竿と緊締テープに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に釣竿は、繊維強化樹脂プリプレグ
等によって形成され、合成樹脂をマトリックスとして高
強度繊維により強化した構造を成す。この釣竿竿管を形
成するには、竿管素材としての繊維強化樹脂プリプレグ
や、繊維シートと樹脂シートとを芯金等に巻回した巻回
層を加圧しつつ加熱し、再び冷却する必要がある。この
場合固体状になったマトリックス合成樹脂がその温度膨
張係数や熱収縮率に応じて伸縮すると、成形竿管に捩れ
が生じたり、残留応力が生じて変形したりする。従っ
て、高品質で耐久性のある釣竿を提供するには、マトリ
ックス合成樹脂の温度膨張係数や熱収縮率が小さいこと
が望まれる。また、上記加圧に使用される緊締テープ
は、加熱により移動、流動する繊維や合成樹脂を押えて
均質な釣竿竿管を形成するものであるため、このテープ
はその融点が竿管の成形温度よりも高くて軟化し難い必
要があり、その差は大きい程成形作業が容易である。更
には、竿管素材を加圧するために緊締するが、そのため
にはこしのある、即ち、物性としてヤング率の高いこと
が望ましい。
【0003】また、緊締テープはその縁部を重ねて連続
的に巻回されるが、この重ね部分にはそのテープ厚さに
相当する段差が生じ、竿管成形後に緊締テープを取り除
くと成形竿管表面にテープ目が残る。また、加熱成形時
にこのテープの重ね部分の段差の存在によって竿管素材
の繊維が移動、蛇行、屈曲し、その結果、竿管の強度が
ばらつき、また強度が低下する。従って、竿管表面にテ
ープ目を極力残さないで成形後の表面研削や研磨の作業
を簡略化したり、無くしたりするためと、成形竿管の強
度向上のために、緊締テープは薄肉厚であればある程好
ましい。こうしてでき上がった釣竿を使用する場合、釣
竿には水が付着し、継式の釣竿では、外側表面の濡れた
小径竿管が収納された際に大径竿管の内側表面が濡れた
り、また、中通し式釣竿では濡れた釣糸が竿管内部を通
過するため、竿管内面が常に濡れた状態になる。これを
放置しておけば竿管の壁層に水が浸透して釣竿の寿命が
短くなる。従って、竿管の内側、外側の表面、又はその
近傍において水分を内部に浸透させ難い工夫をすること
が望ましい。
【発明が解決しようとする課題】上述した通りである。
【0004】依って本発明は、耐久性のある高品質な釣
竿の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は請求項1に対応して、合成樹脂をマトリックスとして
高強度繊維により補強された竿管本体層の表面又は表面
近傍にポリエチレンナフタレートの層を形成するか、前
記合成樹脂をポリエチレンナフタレートとしたことを特
徴とする釣竿を提供する。この明細書で、表面とは外側
表面に限らず、内側表面も含む。請求項2に対応して、
熱硬化性合成樹脂を含浸させた繊維強化樹脂プリプレグ
を巻回した巻回層を緊締し、加熱して竿管を成形するテ
ープであって、ポリエチレンナフタレートによって形成
したことを特徴とする緊締テープを提供する。
【0006】
【作用】ポリエチレンナフタレート(PEN)は、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)等の樹脂に比較して
温度膨張係数や熱収縮率が小さい、ヤング率が高い、融
点が高く軟化し難い、水分の吸収性が低く、水蒸気の透
過性(透湿度)も低い、摩擦係数が低いという特性を有
している。この特性に着目し、前者では竿管本体層のマ
トリックス合成樹脂としてPENを用いれば、加熱、冷
却時にマトリックス合成樹脂がその小さな温度膨張係数
に応じて伸縮し、熱収縮も小さく、成形竿管に捩れが生
じたり、残留応力が生じたりすることが殆ど防止でき、
また、水分の吸収性や透湿度が低い(吸収性;PENは
0.3%、PETは0.4%、透湿度の比率はPEN:
PET=6.7:21.3)ため、経年変化の少ない強
度が強く、耐久性のある高品質な釣竿が提供できる。ま
た、竿管本体層の表面やその近傍にPENの層を形成す
れば、本体層の内部に水分を浸透させることが防止で
き、経年変化の少ない耐久性のある高品質な釣竿が提供
できる。また、このPENの層は薄くても水分浸透の防
止作用は高く、軽量化に反しない。
【0007】後者では、緊締テープをこのPENで形成
すれば、PET等の緊締テープに比較して融点が高くて
軟化し難く、成形作業が容易になり、また、ヤング率が
高い(PENは620kg/mm2 ,PETは545k
g/mm2 )ため、こしが強く、緊締作業に好適であ
る。更には、温度膨張係数や熱収縮率が小さい(PEN
の熱収縮率は0.9%,PETは1.5%)ため成形時
の収縮が小さく、成形中に繊維のよじれ等が発生し難
く、曲り等の防止が図られ、耐久性のある高品質な釣竿
が提供できる。また、PENはPET等に比較して摩擦
係数が低く(PENは0.3,PETは0.45)、極
薄のフィルムの取扱いが容易であり、そのため1ミクロ
ン程度の極薄テープの使用が可能になる。従って、この
緊締テープを竿管素材巻回層の表面に巻装した際に、竿
管素材巻回層表面の長手方向の一部分で重なってそれら
の位置に緊締テープ厚さ相当の段差ができるが、極薄の
段差であるため、この段差によって加熱成形時に竿管素
材巻回層の表面近傍の高強度繊維が移動したり、蛇行し
たり、屈曲することが殆どなく、厚い緊締テープを使用
する場合に比較して成形竿管の強度が安定して強く、テ
ープ目も殆ど生じない。従って、研磨作業も省略でき、
耐久性のある高品質な釣竿が提供できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。図1は本発明に係る釣竿竿管
の部分破断図を示す。このB部を図2において拡大して
いる。繊維の長さ方向が主として竿管の略長手方向に指
向するように配向された軸長方向層10Aと、その外側
表面において繊維が主として竿管の略円周方向に指向す
るように配向された外側補強層10Bと、その内側表面
において繊維が主として竿管の略円周方向に指向するよ
うに配向された内側補強層10Cとが竿管本体層10を
構成している。本発明では、この竿管本体層10の内側
表面に極薄肉厚のPENの樹脂層12を一体的に形成し
ている。更に外側表面には、塗膜層14が塗装形成され
ている。
【0009】上記竿管本体層10の高強度繊維は、例え
ば炭素繊維であり、含浸されたマトリックス合成樹脂は
熱硬化性のエポキシ樹脂である。一方、内側表面の合成
樹脂層12には、エポキシ樹脂に対して接着性の良いP
ENが使用される。竿管本体層10は繊維強化プリプレ
グを使用し、PENの層12にはPENの1.2ミクロ
ンのテープを使用する。芯金にPENのテープ、内側補
強層10C用のプリプレグ、軸長方向層10A用のプリ
プレグ、外側補強層10B用のプリプレグの順序で巻回
する。その上から緊締テープによって加圧する。
【0010】PENの融点は275℃であり、上記熱硬
化性のエポキシ樹脂を硬化させる成形温度よりも高い。
従って、巻回した竿管素材を加熱して釣竿竿管を形成す
る場合に、加熱昇温途中において、先ずエポキシ樹脂が
流動してPENと接着接合可能になり、やがて硬化し、
更に温度を上げるとPENテープが更に軟化してその極
薄の状態で竿管本体層10に一体化する。竿管本体層1
0のマトリックスとして、ポリエーテルイミド等の熱可
塑性樹脂を使用した竿管の場合であっても内側表面にこ
のPENの層12を形成することができる。
【0011】その後冷却して緊締テープを取り除き、外
側表面を研削や研磨した後に塗装して塗膜層14を形成
すれば釣竿竿管が形成される。この釣竿竿管は内側表面
はPEN層12、外側表面は塗膜層14によって覆われ
ているため、水分を浸透させ難く、耐久性が向上する。
【0012】特に、竿管本体層10の外側表面にPEN
層を形成する場合には、PENの融点が、竿管本体層1
0の合成樹脂の硬化温度(即ち、成形温度)よりも高い
ことにより、加熱すれば、その途中温度において竿管本
体層10の合成樹脂が軟化流動するが、PENテープは
その固体状態において軟化している程度であり、流動状
態の竿管本体層10を保持でき、流動による繊維の移動
や蛇行を防止できる。この作用は竿管本体層10の合成
樹脂がエポキシ樹脂でなくても、その流動化温度がPE
Nの融点よりも低い場合に生ずる。以上では、PENの
層を竿管の内側表面に形成しているが、外側表面に形成
してもよく、両側に形成してもよい。
【0013】また、竿管本体層10の合成樹脂をPEN
にすれば、上記と同様に殆ど水分を透過も吸収もせず、
釣竿竿管の耐久性が向上する。また、PENは温度膨張
係数や熱収縮率が小さいため、加熱、冷却中に伸縮し難
く、成形竿管に捩れが生じたり、残留応力が生じたりす
ることが殆ど防止できる。従って、高品質な釣竿が提供
できる。
【0014】次に、PENによって緊締テープを形成す
ると、既述の如く極薄の緊締テープが形成できる。PE
Nはその融点が高く、エポキシ樹脂等をマトリックスと
する竿管素材を加圧しつつ加熱成形する場合に、加熱作
業が容易になる。また、温度膨張係数や熱収縮率が小さ
く、成形竿管に内部応力を残し難く、繊維のよじれや曲
りが生じ難く、耐久性があり、高品質の釣竿を提供でき
る。
【0015】竿管素材巻回層の表面近傍の高強度繊維平
均直径程度以下、好ましくは半径程度以下、更に好まし
くは1ミクロン程度の極薄の緊締テープを竿管素材巻回
層の表面に巻装した際に、竿管素材巻回層表面の長手方
向の一部分で重なってそれらの位置に緊締テープ厚さ相
当の段差ができるが、極薄の段差であるため、加熱成形
時に竿管素材巻回層の表面近傍の高強度繊維が移動した
り、蛇行したり、屈曲したりすることが殆どなく、厚い
緊締テープを使用する場合に比較して成形竿管の強度が
安定して強く、テープ目が殆ど生じない。従って研磨作
業を省略でき、耐久性のある高品質な釣竿が提供でき
る。また、1.5ミクロン以下の極薄のPENの緊締テ
ープを巻回した上に、その上からポリプロピレンやPE
Tで更に巻回してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、PENは、一般の他の合成樹脂に比較して温度
膨張係数や熱収縮率が小さい、ヤング率が高い、軟化温
度が高い、水分の吸収性が低く、水蒸気の透過性(透湿
度)も低い、摩擦係数が低いという特性を有しているた
め、竿管本体層の表面やその近傍、或いはマトリックス
樹脂全体としてPENを使用すれば、温度膨張係数や熱
収縮率が低いため、成形竿管に捩れが生じたり、残留応
力が生じたりすることが殆ど防止でき、また、水分の吸
収性や透湿度が低いため、経年変化の少ない強度が強
く、耐久性のある高品質な釣竿が提供できる。
【0017】また、PENを緊締テープに使用すれば、
融点が高いため、成形作業が容易になり、またヤング率
が高いため、こしが強く、緊締作業に好適である。更に
は、温度膨張係数や熱収縮率が小さいため、成形時の収
縮が小さく、硬化した成形竿管に内部応力を残し難く、
曲り等の防止が図られ、耐久性のある高品質な釣竿が提
供できる。また、PENはPET等に比較して摩擦係数
が低く、極薄のフィルムの取扱いが容易であり、極薄の
緊締テープに形成し、これを竿管素材巻回層の表面に巻
装した際に、竿管素材巻回層表面の長手方向の一部分で
重なってそれらの位置に緊締テープ厚さ相当の段差がで
きるが、極薄の段差であるため、この段差によって加熱
成形時に竿管素材巻回層の表面近傍の高強度繊維が移動
したり、蛇行したり、屈曲したりすることが殆どなく、
厚い緊締テープを使用する場合に比較して成形竿管の強
度が安定して強く、テープ目も殆ど生じない。従って、
研磨作業を省略でき、耐久性のある高品質な釣竿が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る釣竿の部分断面図である。
【図2】図2は図1のB部の拡大図である。
【符号の説明】
10 竿管本体層 12 極薄合成樹脂層 14 塗膜層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂をマトリックスとして高強度繊
    維により補強された竿管本体層の表面又は表面近傍にポ
    リエチレンナフタレートの層を形成するか、前記合成樹
    脂をポリエチレンナフタレートとしたことを特徴とする
    釣竿。
  2. 【請求項2】 熱硬化性合成樹脂を含浸させた繊維強化
    樹脂プリプレグを巻回した巻回層を緊締し、加熱して竿
    管を成形するテープであって、ポリエチレンナフタレー
    トによって形成したことを特徴とする緊締テープ。
JP23065394A 1994-08-31 1994-08-31 Penを使用した釣竿と緊締テープ Pending JPH0870735A (ja)

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