JPH09106701A - ランプ構造体 - Google Patents

ランプ構造体

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JPH09106701A
JPH09106701A JP26435495A JP26435495A JPH09106701A JP H09106701 A JPH09106701 A JP H09106701A JP 26435495 A JP26435495 A JP 26435495A JP 26435495 A JP26435495 A JP 26435495A JP H09106701 A JPH09106701 A JP H09106701A
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JP
Japan
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lamp structure
housing
packing
thermoplastic resin
component
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Application number
JP26435495A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Igawa
勝弘 井川
Osamu Ozawa
小沢  修
Jiro Watanabe
次郎 渡邊
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 パッキングの耐熱性に優れ、生産工数を低減
できるランプ構造体。 【解決手段】 光源2と、光源を所定位置に保持すると
共に内壁面で光源からの光を反射するハウジング3と、
光源およびハウジングからの光を集光すると共にハウジ
ングを閉塞するレンズ4と、ハウジングの外壁面に装着
されて取り付け対象部材との間の接合部材となるパッキ
ング5とを有するランプ構造体であって、パッキングを
シンジオタクチック構造を有するポリプロピレンを10
重量%以上含む熱可塑性樹脂成分とオレフィン系エラス
トマー成分とを含んで成り、熱可塑性樹脂成分の体積分
率φm及び混合条件における溶融粘度ηm,エラストマ
ー成分の体積分率φd及び溶融粘度ηdとしたときα=
(φd/φm)×(ηm/ηd)の値が1以下である熱
可塑性エラストマー組成物で構成したランプ構造体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はランプ構造体に関
し、更に詳しくはパッキング材の耐熱軟化性、成形加工
性に優れ、生産工数を著しく低減することができるラン
プ構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のヘッドライト等には、各種の形
状をしたランプ構造体が利用される。ランプ構造体と
は、基本的に、ランプの光源と、通常はスリバチ形状の
内面形状を有し、窪みの底部分で前記光源を保持すると
共に、その内壁面で前記光源の光を前方に反射するハウ
ジング(リフレクタ)と、光源およびハウジングからの
光を集光すると共に、ハウジングの開放面を閉塞するラ
ンプレンズとが一体的に構成された構造体である。
【0003】また、ハウジングの外壁面には、自動車の
ボディなどのランプ構造体が取り付けられる取付対象部
材の所定位置に確実に当接・密着して両者の間を密に保
持すると共に、ビスやボルトとナット等とによってラン
プ構造体をボディに固定した際の力を吸収し、ハウジン
グやボディの歪や損傷を防止するための、接合部材とな
るパッキングが装着される。
【0004】このようなランプ構造体において、ハウジ
ングの外壁面に装着されるパッキングには、ランプ構造
体(ハウジング)と自動車のボディ等の取付対象部材と
を確実に密着・接合できるような良好なゴム弾性と、ラ
ンプ点灯時の熱(通常、ハウジングは80〜100℃程
度になる)によって特性の変化が少ない良好な耐熱性が
要求される。そのため、パッキングとしては、エチレン
・プロピレン共重合ゴム(EPM)エチレン・プロピレ
ン・ジエン共重合ゴム(EPDM)等の、耐熱性オレフ
ィン系ゴム材料、アクリロニトリルブタジエンゴム(N
BR)、クロロプレンゴム(CR)組成物等の耐油系ゴ
ム等の加硫ゴムシートを、ランプ構造体や自動車ボディ
のランプ構造体の取り付け位置の形状に応じて打ち抜き
成型した成型品(以下、成型パッキングという)が好適
に利用されている。ところが、この成型パッキングの取
り付け工程が、ランプ構造体の組み立て工程の生産性を
低下させているという問題点がある。
【0005】すなわち、成型パッキングの取り付けは、
まず加硫ゴムシートを打ち抜き成型して成型パッキング
を作製した後、ハウジングおよび/または成型パッキン
グの所定位置にホットメルト系接着剤やシアノアクリレ
ート接着剤等の接着剤を塗布し、その上でハウジングの
所定位置に成型パッキングを張り付ける等の工程が必要
である。この工程は、ランプ構造体の組み立ての中では
工数を要する工程であり、ランプ構造体の生産性低下の
一因となっている。しかも、一度取り付けた加硫ゴムパ
ッキングは、ランプ構造体の廃棄時に取り外しても、溶
融再使用等のリサイクルができないという問題もある。
【0006】このような問題点を解決し、ランプ構造体
の組み立て、特に成型パッキングの接着工程等を含む装
着工程を簡略化するために、エチレン・酢酸ビニル共重
合体等の柔軟性を有する熱可塑性樹脂を使用したホット
メルト系接着剤をハウジングの所定位置(成型パッキン
グに対応する位置)に厚く塗布し、成型パッキングの代
わりに用いることが考えられた。しかしながら、この方
法では、ランプ点灯時の熱によって、例えば60℃程度
の低温度域でホットメルト材料が軟化してしまい、従来
の加硫ゴムの特性である耐熱軟化性等の点で著しく劣る
ため、ハウジング材が60℃以上になるような出力の大
きいランプには到底使用することができないものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、前
述した従来技術の問題点を排除して、100℃以上の高
温域でも良好なゴム弾性を有し、かつ200℃以下の溶
融成型としては比較的低温の温度領域でも良好な溶融流
動性を発現する所定組成の熱可塑性エラストマー組成物
を用いて自動車等のランプ構造体の成型パッキングを成
型することにより、ランプ構造体と取付対象部材とを好
適に接合し、ボルトとナット等によってランプ構造体を
取付対象部材に固定した際の力や、ランプ構造体使用中
の温度変化や自動車走行時の振動等により発生する力等
を吸収し、ハウジングやボディの歪や損傷を防止すると
いうランプ構造体のパッキングとして必要にして十分な
性能を発揮するパッキングを有するランプ構造体を提供
するを目的とする。また、本発明は、簡易な型を用いて
溶融成型でランプ構造体と取付対象部材との接合部分に
パッキングを成型することによりパッキングを取り付け
ることができ、ランプ構造体の組み立て工程を大幅に簡
略化して、製造効率を大幅に向上でき、しかも、ランプ
構造体の廃棄時等にはパッキングをランプ構造体から容
易に取り外すことができ、かつ取り外した後はパッキン
グの再度の溶融成型すなわちリサイクルが可能なランプ
構造体、およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、光源
と、前記光源を所定位置に保持すると共に内壁面で前記
光源からの光を反射するハウジングと、前記光源および
ハウジングからの光を集光すると共に前記ハウジングを
閉塞するレンズと、前記ハウジングの外壁面に装着され
て取り付け対象物材との間の接合部材となるパッキング
とを有するランプ構造体であって、パッキング材がシン
ジオタクチック構造を有するポリプロピレンを10重量
%以上含む熱可塑性樹脂成分を連続相(マトリックス)
とし、オレフィン系エラストマー成分を分散相(ドメイ
ン)として含んで成り、熱可塑性樹脂成分の体積分率φ
m及び混合条件における溶融粘度ηm,エラストマー成
分の体積分率φd及び溶融粘度ηdとしたとき α=(φd/φm)×(ηm/ηd) の値が1以下である熱可塑性エラストマー組成物で構成
したランプ構造体が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成及び作用効果
について詳しく説明する。シンジオタクチックポリプロ
ピレンは古くよりその存在は知られていたが、従来のバ
ナジウム化合物とエーテルおよび有機アルミニウムから
なる、いわゆるチーグラーナッタ触媒で低温重合する方
法はシンジオタクチック性が悪く、シンジオタクチック
なポリプロピレンの特徴を表しているとは言い難く、ま
してエチレンとプロピレンとの共重合体は結晶性のポリ
プロピレンとは言い難いものであった。これに対して、
J.A.EWENらにより非対称な配位子を有する遷移
金属触媒成分とアルミノキサンからなる触媒(いわゆる
メタロセン触媒)によってシンジオタクチックペンタッ
ド分率が0.7を超えるようなタクティシティーの良好
なポリプロピレンを得られることが初めて発見された
(J. Am. Chem. Soc., 110, 6255-6256, 1988) 。
【0010】本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物
に配合される実質的にシンジオタクチック構造のポリプ
ロピレンを合成するに好適な触媒としては、上記文献に
記載された化合物が例示できるが、異なる構造であって
もプロピレンの単独重合体を製造した時、得られる重合
体のシンジオタクチックペンタッド分率(A.Zambelllら
Macromolecules, 6, 687(1973),同 8, 925(1975))
0.7以上程度の比較的タクティシティーが高い重合体
を与える触媒系であれば利用可能であり、例えば、非対
称な配位子を有する遷移金属化合物と有機アルミニウム
からなる触媒系、いわゆるメタロセン触媒系が有効であ
る。
【0011】好適な触媒系の例としては上記文献に記載
されたイソプロピル(シクロペンタジエニル−1−フル
オレニル)ハフニウムジクロリド、あるいはイソプロピ
ル(シクロペンタジエニル−1−フルオレニル)ジルコ
ニウムジクロリドなどが例示され、また有機アルミニウ
ムとしてはアルミノキサンあるいはアルキルアルミニウ
ムが例示でき、アルミノキサンとしては、アルキルアル
ミニウムを水で縮合した形状のものが例示でき、特にメ
チルアルミノキサンが有効であり、重合度として、5以
上、好ましくは10以上のものが利用される。
【0012】上記遷移金属触媒成分に対するアルミノキ
サンの好ましい使用割合としては10〜1000000
モル倍、通常50〜5000モル倍である。またアルキ
ルアルミニウムと安定アニオン、あるいはそれを発生す
る化合物を組み合わせたものも利用できる。
【0013】また重合条件については特に制限はなく、
不活性媒体を用いる溶媒重合法、或いは実質的に不活性
媒体の存在しない塊状重合法、気相重合法も利用でき
る。重合温度としては−100〜200℃、重合圧力と
しては常圧〜100kg/cm2 で行うのが一般的である。
好ましくは−100〜100℃、常圧〜50kg/cm2
ある。
【0014】また重合に際し、プロピレン90重量%以
上に対し、10重量%以下の量でエチレン、又は炭素数
4以上のα−オレフィン、例えばブテン−1、ペンテン
−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、4−メチルペンテ
ン−1と共重合することが可能であり、10重量%より
多いと組成物の特性、例えば耐熱変形性、耐熱軟化性、
成形加工性等が不良となり好ましくない。
【0015】本発明で使用されるシンジオタクチックポ
リプロピレンホモポリマーのシンジオタクチックペンタ
ッド分率は好ましくは0.7以上、特に好ましくは0.
85以上であり、0.7未満のものは耐熱変形性、耐熱
軟化性、成形加工性が劣る。
【0016】本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物
の熱可塑性樹脂成分は10重量%以上の、好ましくは1
5〜95重量%のシンジオタクチック構造を有するポリ
プロピレンと他の熱可塑性樹脂とから成る。シンジオタ
クチック構造を有するポリプロピレンの含有量が10重
量%未満では組成物の柔軟性および耐熱変形性に欠け、
また、逆に95重量%を超えると防水シートとしての耐
熱性及び所望の他の特性(耐油性、耐水性、耐透過性
等)の制御が十分でなくなるので95重量%以下がよい
が100重量%でもよい。一般的な熱可塑性樹脂におい
ては、耐熱性と柔軟性は比例関係にあり、熱変形温度が
上昇するに従って、樹脂は剛直な物性を有するようにな
るのであるが、上記のような方法で合成されたシンジオ
タクチックポリプロピレンは、柔軟性と同時に高耐熱性
も有した材料であり、本発明の耐熱性を有する熱可塑性
エラストマー組成物を作製するには、最も適した材料で
あると言える。
【0017】本発明の熱可塑性エラストマー組成物を構
成する他の熱可塑性樹脂及び/又は、その組成物として
は、軟化温度が100℃以上の熱可塑性樹脂成分、例え
ば以下のような熱可塑性樹脂及びこれらの又はこれらを
含む任意の樹脂混合物を挙げることができる。ポリオレ
フィン系樹脂(例えばアイソタクチックポリプロピレ
ン、エチレンプロピレン共重合体)、高密度ポリエチレ
ン(HDPE)、超高分子量ポリエチレン(UHMWP
E)、ポリアミド系樹脂(例えばナイロン11(N1
1)、ナイロン12(N12)、ナイロン610(N6
10)、ナイロン612(N612)、ナイロン6/6
6共重合体(N6/66)、ナイロン6/66/610
共重合体(N6/66/610))、ポリエステル系樹
脂(例えば、ポリエチレンイソフタレート(PEI)、
PET/PEI共重合体、ポリオキシアルキレンジイミ
ド酸/ポリブチレートテレフタレート共重合体などの芳
香族ポリエステル)、ポリニトリル系樹脂(例えばポリ
アクリロニトリル(PAN)、ポリメタクリロニトリ
ル、アクリロニトリル/スチレン共重合体(AS)、メ
タクリロニトリル/スチレン共重合体、メタクリロニト
リル/スチレン/ブタジエン共重合体)、ポリメタクリ
レート系樹脂(例えばポリメタクリル酸メチル(PMM
A)、ポリメタクリル酸エチル)、ポリビニル系樹脂
(例えばポリビニルアルコール(PVA)、ビニルアル
コール/エチレン共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニ
リデン(PVDC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩化
ビニル/塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニリデン/メ
チルアクリレート共重合体)、セルロース系樹脂(例え
ば酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース)などを挙げる
ことができる。
【0018】本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物
を構成するエラストマー成分はエチレン・プロピレン共
重合ゴム(EPM)、エチレン・プロピレン・ジエン共
重合ゴム(EPDM)等のオレフィン系エラストマー
で、従来公知の任意のものを用いることができる。具体
的にはエチレンおよびプロピレン、さらに若干のジシク
ロペンタジエン、エチリデンノルボーネン、1,4−ヘ
キサジエン等の若干のジエン成分を有する3元重合体で
あるEPDM、さらにこれらEPDMを無水マレイン酸
等で変性してなるEPDMなどを挙げることができる。
更にまたエチレン・プロピレンの共重合ゴム、これらを
無水マレイン酸等により変性してなるEPMも含む。
【0019】本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物
を構成する熱可塑性樹脂成分とエラストマー成分との割
合には特に制限はないが、好ましくは全ポリマー成分重
量当り、エラストマー成分10〜85重量部、更に好ま
しくは20〜85重量部である。熱可塑性樹脂成分の配
合量が多過ぎると得られる熱可塑性エラストマー組成物
のゴム弾性が過度に失われるとともに、耐熱軟化性もそ
こなわれかつパッキング材に必要な柔軟性及び圧縮永久
ひずみ等の耐熱軟化性、耐熱変形性値が低下してしま
う。逆に少な過ぎると、連続相としての熱可塑性樹脂成
分が分散相としてのエラストマー成分をつつみ切れず、
混練が出来なくなる傾向があるとともに、混練できても
溶融成形時の流動性が損われる傾向があるからである。
【0020】前記した特定の熱可塑性樹脂とエラストマ
ーとの相溶性が異なる場合は、第3成分として適当な相
溶化剤を用いて両者を相溶化させるのが好ましい。系に
相溶化剤を混合することにより、熱可塑性樹脂成分とエ
ラストマー成分との界面張力が低下し、その結果、分散
層を形成しているゴム粒子径が微細になることから両成
分の特性はより有効に発現されることになる。そのよう
な相溶化剤としては一般的に熱可塑性樹脂成分、エラス
トマー成分の両方又は片方の構造を有する共重合体、或
いは熱可塑性樹脂成分又はエラストマー成分と反応可能
なエポキシ基、カルボキシル基、カルボニル基、ハロゲ
ン基、アミノ基、オキサゾリン基、水酸基等を有した共
重合体の構造をとるものとすることができる。これらは
混合される熱可塑性樹脂成分とエラストマー成分の種類
によって選定すれば良いが、通常使用されるものにはス
チレン・ブタジエン・スチレン共重合エラストマーの水
素添加物(SEBS)及びそのマレイン酸変性物、EP
DM/スチレン又はEPDM/アクリロニトリルグラフ
ト共重合体及びそのマレイン酸変性物、スチレン/マレ
イン酸共重合体、反応性フェノキシン等を挙げることが
できる。かかる相溶化剤の配合量には特に限定はない
が、好ましくはポリマー成分(熱可塑性樹脂とエラスト
マーの総和)100重量部に対して、0.5〜10重量
部が良い。
【0021】本発明において熱可塑性エラストマー組成
物は、シンジオタクチックポリプロピレンを10重量%
以上含む熱可塑性樹脂組成物とエラストマー成分(ゴム
の場合は加硫剤を含まない未加硫物)とを2軸混練押出
機等で溶融混練し、連続相(いわゆるマトリックス)を
形成する熱可塑性樹脂中にエラストマー成分を分散相
(いわゆるドメイン)として分散させることによって製
造することができる。この際、シンジオタクチックポリ
プロピレンと他の熱可塑性樹脂との混合は予め、押出機
等で、混合しておいても良いし、又、ペレットの状態で
ブレンドしておき、エラストマー成分との混合時に、3
成分を同時に混練しても良い。エラストマー成分の少な
くとも一部は加硫することが好ましく、混練下で加硫剤
を添加し、エラストマー成分を動的加硫させることによ
ればよい。動的加硫条件は従来の方法によることができ
る。例えば、通常のオレフィン系エラストマーの加硫
系、すなわちイオウ系、有機過酸化物系、金属酸化物
系、フェノール系、キノンジオキシム系などを用いて、
温度150℃〜300℃で動的に加硫させることができ
る。
【0022】本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物
を構成するエラストマー成分または必要に応じ樹脂成分
には各々、又は両成分の混練後に、エラストマーの分散
性や耐熱性、更には、物理特性、コスト等の改善のた
め、補強剤、充てん剤、架橋剤、軟化剤及びその変性
体、老化防止剤、加工助剤等の通常エラストマーに添加
される配合剤を必要量加えることもできる。本発明の熱
可塑性組成物に使用されるエラストマー成分の加硫に用
いられる加硫剤、加硫助剤や加硫条件(温度、時間)等
は、添加するエラストマー成分の組成に応じて適宜決定
すればよく、特に限定はない。加硫剤としては、一般的
なゴム加硫剤(架橋剤)を用いることができる。具体的
には、イオウ系加硫剤としては粉末イオウ、沈降性イオ
ウ、高分散性イオウ、表面処理イオウ、不溶性イオウ、
ジモルフォリンジサルファイド、アルキルフェノールジ
サルファイド等が例示され、例えば、0.5〜4phr
(エラストマー成分(ポリマー)100重量部あたりの
重量部)程度を用いればよい。
【0023】また、有機過酸化物系の加硫剤としては、
ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキ
サイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジ
(パーオキシルベンゾエート)等が例示され、例えば、
1〜15phr 程度を用いればよい。さらに、フェノール
樹脂系の加硫剤としては、アルキルフェノール樹脂の臭
素化物や、塩化スズ、クロロブレン等のハロゲンドナー
とアルキルフェノール樹脂とを含有する混合架橋系等が
例示され、例えば1〜20phr 程度を用いればよい。
【0024】その他として、亜鉛華(5phr 程度)、酸
化マグネシウム(4phr 程度)、リサージ(10〜20
phr 程度)、p−キノンジオキシム、p−ジベンゾイル
キノンジオキシム、テトラクロロ−p−ベンゾキノン、
ポリ−p−ジニトロソベンゼン(2〜10phr 程度)、
メチレンジアニリン(0.2〜10phr 程度)が例示さ
れる。
【0025】また、必要に応じて、加硫促進剤を添加し
てもよい。加硫促進剤としては、アルデヒド・アンモニ
ア系、グアニジン系、チアゾール系、スルフェンアミド
系、チウラム系、ジチオ酸塩系、チオウレア系等の一般
的な加硫促進剤を、例えば0.5〜2phr 程度用いれば
よい。
【0026】具体的には、アルデヒド・アンモニア系加
硫促進剤としては、ヘキサメチレンテトラミン等が;グ
アジニン系加硫促進剤としては、ジフェニルグアジニン
等が;チアゾール系加硫促進剤としては、ジベンゾチア
ジルジサルファイド(DM)、2−メルカプトベンゾチ
アゾールおよびそのZn塩、シクロヘキシルアミン塩等
が;スルフェンアミド系加硫促進剤としては、シクロヘ
キシルベンゾチアジルスルフェンアマイド(CBS)、
N−オキシジエチレンベンゾチアジル−2−スルフェン
アマイド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾールスル
フェンアマイド、2−(チモルボリニルジチオ)ベンゾ
チアゾール等が;チウラム系加硫促進剤としては、テト
ラメチルチウラムジサルファイド(TMTD)、テトラ
エチルチウラムジサルファイド、テトラメチルチウラム
モノサルファイド(TMTM)、ジベンタメチレンチウ
ラムテトラサルファイド等が;ジチオ酸塩系加硫促進剤
としては、Zn−ジメチルジチオカーバメート、Zn−
ジエチルジチオカーバメート、Zn−ジ−n−ブチルジ
チオカーバメート、Zn−エチルフェニルジチオカーバ
メート、Tc−ジエチルジチオカーバメート、Cu−ジ
メチルジチオカーバメート、Fe−ジメチルジチオカー
バメート、ピペコリンピペコリルジチオカーバメート等
が;チオウレア系加硫促進剤としては、エチレンチオウ
レア、ジエチルチオウレア等が;それぞれ開示される。
【0027】また、加硫促進助剤としては、一般的なゴ
ム用助剤を併せて用いることができ、例えば、亜鉛華
(5phr 程度)、ステアリン酸やオレイン酸およびこれ
らのZn塩(2〜4phr 程度)等を用いればよい。
【0028】また、熱可塑性樹脂またはエラストマー成
分への各種配合剤(加硫剤を除く)は、上記混練中に添
加しても良いが、混練の前に予め混合しておくことが好
ましい。熱可塑性樹脂とエラストマー成分の混練に使用
する混練機としては、特に限定はなく、スクリュー押出
機、ニーダ、バンバリミキサー、2軸混練押出機等が挙
げられる。中でも熱可塑性樹脂とエラストマー成分の混
練およびエラストマー成分の動的加硫には2軸混練押出
機を使用するのが好ましい。さらに、2種類以上の混練
機を使用し、順次混練してもよい。溶融混練の条件とし
て、温度は熱可塑性樹脂が溶融する温度以上であれば良
い。また、混練時の剪断速度は1000〜7500Sec
-1であるのが好ましい。混練全体の時間は30秒から1
0分、また加硫剤を添加した場合には、添加後の加硫時
間は15秒から5分であるのが好ましい。上記方法で、
混練製造された熱可塑性エラストマーは、通常の熱可塑
性樹脂の成形方法、例えば、射出成形、押出成形等で成
形加工することができる。
【0029】ところで、本発明では、シンジオタクチッ
クポリプロピレンを含む熱可塑性樹脂の体積分率をφ
m、溶融混練時の溶融粘度をηmとし、一方、エラスト
マー成分の体積分率をφd、同条件における溶融粘度を
ηdとしたとき、α=〔φd/φm〕×〔ηm/ηd〕
の値が1より小さくなるような体積分率で、両者を混練
する必要がある。これは製造された熱可塑性エラストマ
ーの分散構造が上記αの値が1より小さい時には、熱可
塑性樹脂が連続相(いわゆるマトリックス)となり、エ
ラストマー成分が分散相(いわゆるドメイン)となって
存在するため、熱可塑性樹脂の成形法に従い、成形が出
来るが、αが1以上の時には、この連続相と分散相が逆
転してしまうため、調製された熱可塑性エラストマー
は、熱可塑性樹脂成分の流動性を示さず、成形不可能で
あるからである。
【0030】以下、本発明のランプ構造体について詳細
に説明する。図1に、本発明のランプ構造体の一例の概
略断面図を示す。図1に示される本発明のランプ構造体
1は、基本的に、ランプの光源2と、ハウジング(リフ
レクタ)3と、レンズ4と、成型パッキング5とが、ラ
ンプ構造体1が取り付けられる取付対象部材、例えば自
動車のボディー6等と一体的に組み立てられて構成され
る。
【0031】図1の例においては、ハウジング3は平面
部が開放する中空半球状の形状(すなわち略スリバチ状
の内面形状)を有し、その底部分に光源2が公知の手段
で保持される。ハウジング3の内表面は反射鏡となって
おり、光源2の光を開放口側(前方)に反射する。ハウ
ジング3の開放口周辺には外方向に突出するフランジ部
7が形成され、このフランジ部7の前方側面には全周に
渡って溝部8が形成される。
【0032】一方、レンズ4は、光源2およびハウジン
グ3からの光を集光すると共に、ハウジング3の開放面
を閉塞するもので、図1の例においては、フランジ部7
とほぼ同径の開放端を有する蓋状の形状を有し、開放側
の周端面には全周にわたって凸部4aが形成される。つ
まり、図示例のランプ構造体においては、この溝部8に
ホットメルト系接着剤等を充填して、レンズ4の凸部4
aをここに挿入することにより、レンズ4がハウジング
3に固定される。
【0033】フランジ部7の後方側面には、成型パッキ
ング5が当接して配置され、必要に応じて粘着または接
着されている。本発明のランプ構造体1は、この成型パ
ッキング5を自動車等のボディ6等の取付対象部材の接
合部分に当接・密着して、図示しないビスやボルトとナ
ット等によって固定されることにより、ボディ6の所定
位置に固定される。すなわち、成型パッキング5は、自
動車のボデイ6等の取付対象部材の所定位置に当接・密
着してボディ6とランプ構造体1との間を密に保持する
と共に、ビスやボルトとナット等によってランプ構造体
1をボディ6に固定した際の力や、ランプ構造体使用中
の温度変化や自動車走行時の振動等により発生する力等
を吸収し、ハウジング3やボディ6の歪や損傷を防止す
るための接合部材である。
【0034】成型パッキング5は、本発明のランプ構造
体1の特徴的な部材であって、所定組成の熱可塑性エラ
ストマー組成物で成形される。すなわち、この熱可塑性
エラストマー組成物は、シンジオタクチック構造を有す
るポリプロピレン10重量部以上と、軟化温度が100
℃以上で、かつ溶融温度が200℃以下の熱可塑性樹脂
成分とをマトリックスとし、この熱可塑性樹脂成分に、
少なくとも一部が加硫されたEPM,EPDM等のオレ
フィン系エラストマー成分をドメインとして分散してな
ることをその基本組成とする。
【0035】このエラストマー組成物は、熱可塑性樹脂
をマトリックス(連続相)とし、加硫ゴム組成物を分散
相(ドメイン)とする構成を有するので、溶融成型とし
ては比較的低温である200℃以下での良好な溶融流動
性、すなわち溶融成型性、および必要に応じて付与され
る溶融時粘接着性を有し、しかも100℃以上、好まし
くは120℃以上の高温に加熱されても成型品(すなわ
ち成型パッキング5)が優れたゴム弾性等の良好な耐熱
変形性、耐久性を有する。しかも、ランプ構造体1の廃
棄時等には、容易に取り外して再度溶融成型することが
可能である。本発明のランプ構造体1においては、成型
パッキング5をこのような熱可塑性エラストマー組成物
で成型することにより、従来に比してランプ構造体1の
組み立て工程を大幅に簡略化し、しかも、従来は不可能
であった成型パッキングのリサイクルも可能にしたもの
である。
【0036】
【実施例】以下、実施例及び比較例に従って本発明を更
に詳しく説明するが、本発明の技術的範囲をこれらの実
施例に限定するものでないことは言うまでもない。
【0037】実施例1〜11及び比較例1〜4の熱可塑
性エラストマーの調製 1.シンジオタクチックポリプロピレンの合成 常法にしたがって合成したイソプロピルシクロペンタジ
エニル−1−フルオレンをリチウム化し、四塩化ジルコ
ニウムと反応させて再結晶することによって得られたイ
ソプロピル(シクロペンタジエニル−1−フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロリド0.2gと、東洋アクゾ
(株)製メチルアルミノキサン(重合度16.1)30
gを用い、内容積200リットルのオートクレープで重
合圧力3kg/cm2 −G、20℃で2時間重合させ、つい
でメクノールとアセト酢酸メチルで脱灰処理し、塩酸水
溶液で洗浄し、ついで濾過して5.6kgのシンジオタク
チックポリプロピレンを得た。このポリプロピレンは13
C−NMRによればシンジオタクチックペンタッド分率
は0.935であった。
【0038】2.エラストマー成分の調製 表Iに示すマスターバッチの配合に従って、ゴム及び各
種配合剤を、密閉式バンバリーミキサーに投入し、15
0℃、5分間混合して、エラストマー成分を調製した。
その後、エラストマー成分をゴム用ロールで厚さ2.5
mmにシート出しし、さらにゴム用ペレタイザーを用いて
ペレット化し2軸混練押し出し機を使用する熱可塑性樹
脂成分との混練に供した。
【0039】
【表1】
【0040】3.熱可塑性エラストマーの調製 シンジオタクチックポリプロピレン及びその他の熱可塑
性樹脂ペレットをブレンドし、これを熱可塑性樹脂成分
として、2軸混練機の第1の投入口に投入して混練し、
次にエラストマー成分を第2の投入口から投入し、熱可
塑性樹脂成分中に添加、混練した。その後、第3の投入
口から加硫系を投入し、混練温度200℃、せん断速度
1150S-1で、動的に加硫せしめた後に、先端部より
ストランド状に押出しし、このストランドを水冷・冷却
した後に樹脂用ペレタイザーでペレット化して、熱可塑
性エラストマー組成物を調製した。
【0041】実施例1〜11及び比較例1〜6 1.物性の測定 得られた組成物の物性を以下の方法で測定し、結果を表
IIに示した。 (1)溶融粘度 予め、小型単軸押出機でシンジオタクチックポリプロピ
レンと他の熱可塑性樹脂成分とを実施例及び比較例に示
す比率で210℃で溶融混練、ペレット化して熱可塑性
成分を製造しておいた。次に上記方法で、調整した各熱
可塑性樹脂成分、エラストマー成分(加硫系を除く)に
ついてキャピラリーレオメーターでせん断速度1150
-1、温度210℃で1mm直径×10mm長さのオリフィ
スを使用して溶融粘度(単位:ポイズ)を測定した。 (2)硬度 D硬度の測定方法は、得られた組成物を、プレス成型機
を用いて温度200℃、圧力10kgf /cm2 で2mm厚さ
に10分間加圧成形してD硬度測定用のサンプルとし、
このサンプルを用い、JIS K 6301に準拠して
硬度(タイプD)を測定した。 (3)流動開始温度 高化式フローテスターにおいて10kgf /cm2 の荷重を
かけ昇温速度5℃で、温度を上げて行った時、流動が開
始する温度を測定した。 (4)メルトインデックス(MI) JIS K 7210に従って230℃にて測定した。 (5)圧縮永久歪 JIS K 6301に準拠して、D硬度測定サンプル
と同様の成型条件でエラストマー組成物を用いた所定形
状のサンプルを作製し、100℃で72時間、25%圧
縮後の圧縮永久歪(%)を測定した。
【0042】本発明の実施例及び比較例において使用し
た配合剤は以下の通りである。 ナイロン11:リルサンBESNO TL(アトケム) LDPE:ショウレックスM171(昭和電工) ZnO:亜鉛華3号(正同化学) イオウ:粉末イオウ(軽井沢製錬所) アルキルフェノール樹脂:タッキロール250−I(田
岡化学) MDA:メチレンジアニリン(三井東圧化学) DM:ノクセラーDM(大内新興化学) ジアルキルパーオキサイド:パーカドックス14/40
(化薬アクゾ) TMP:トリメチロールプロパントリメタクリレート
(三菱レイヨン) SEBS:タフテックH1052(旭化成) エチレン・酢ビ共重合体:エバテートK2010(住友
化学)
【0043】2.ランプ構造体の製造 通常のランプ構造体の製造と同様にして、図1に示され
るようなランプ構造体1の構造体本体(ハウジング3、
レンズ4および光源2の組立体)を製造した。この構造
体本体と、ランプ構造体1と対応する取付対象部材とを
あらかじめ所定位置に位置決めし、両者の間に一か所の
注入口を有する成型用型を配置した。金属面にはあらか
じめ塩化ゴム系のプライマーを塗布しておいた。次い
で、前述のように製造した表IIに示すエラストマー組成
物のペレット(実施例1〜10並びに比較例1,3,4
及び6)を樹脂用小型押出機に充填し、前述の注入口か
ら成型用型内に注入した。エラストマー組成物が十分に
冷却した後、成型用型を取り外し、図1に示されるよう
なランプ構造体1を得た。他方、従来のランプ構造体と
同様、エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム組成物
の加硫ゴムシートを打ち抜いて得られた1.5mm厚の成
型パッキングを用いて、同様のランプ構造体1を製造し
た(比較例5)。なお、金属面と成型パッキングとの接
触面には、塩化ゴム系のプライマーとクロロプレンゴム
系の接着剤とを塗布した。
【0044】得られた各種のランプ構造体について、下
記の評価を行った。 (1)構造体密着力 構造体本体に測定治具を取り付け、オートグラフを用い
て100℃の加熱下における構造体本体と取付対象部材
との総剥離力を測定し、この総剥離力を構造体本体と取
付対象部材との総接触面積で割った値を構造体密着力と
して測定した。この値が3kgf /cm2 以上の場合を○、
3kgf /cm2 未満の場合を×と評価した。これが不可の
場合は、ランプ構造体の機械的固定等の補助手段が必要
となるため、必ずしも最善の工数削減とはならない。 (2)構造体の耐変形力 100℃の加熱下で、接触面積当たりの応力が5kgf /
cm2 となるように、所定の治具を用いて構造体本体と取
付対象部材とを圧着し、24時間放置した。24時間経
過後に構造体本体と取付対象部材との平均距離が初期の
50%以下あるいは両者の接触部分がある場合を×、両
者が全く接触せず、しかも両者の距離が初期の50%を
超える場合を○と評価した。 (3)工数 構造体本体を作製した後の、構造体本体を取付対象部材
に組み上げてランプ構造体10を完成するまでの工数
を、従来の加硫ゴムシートを打ち抜いて得られた成型パ
ッキングを使用した場合(比較例5)を100として評
価した。
【0045】
【表2】
【0046】比較例2のように熱可塑性樹脂成分とエラ
ストマー成分の体積比率と粘度比率の積αが1を越える
ような場合には、製造される熱可塑性エラストマーの相
構造が逆転し、エラストマー成分が、マトリックスとな
ってしまうため、動的に加硫系を添加中にエラストマー
成分が加硫(架橋)するいわゆる“焼け”が発生し、混
練が不可能となり、パッキング材とならない。一方、α
が1以下の場合でも、熱可塑性樹脂成分が85重量%を
越える場合には(比較例1)、パッキング材の変形性が
乏しくなってしまう。実施例1〜10に示すように、シ
ンジオタクチックPPと他の熱可塑性樹脂の重量比率、
熱可塑性樹脂とエラストマー成分との重量比率、及び、
エラストマー等の加硫系等の変更により、パッキング物
性は自由に変えることができ、これらは要求特性に合わ
せて適宜決めれば良い。熱可塑性樹脂成分として、高耐
熱性、高ヤング率のアイソタクチックPPあるいは、低
耐熱性、低ヤング率のLDPE等を単独で用いて、調製
された熱可塑性エラストマー組成物の場合(比較例3,
4)やエチレン酢ビ共重合体のみのパッキング材の場合
には、パッキング材の特性として、変形性が悪かった
り、耐熱性が不足している等の問題が生じ、使用には問
題がある。EPDM製加硫ゴム板を打ち抜いたパッキン
材の場合には、パッキング材特性は良好であるが、工数
上、作業効率が悪いといえる。
【0047】
【発明の効果】表IIの結果に示すように、本発明に従え
ばシンジオタクチックポリプロピレンを10重量%以上
含む熱可塑性樹脂成分とオレフィン系エラストマーを動
的加硫した材料を自動車用ランプのパッキング材として
使用することによって、現用の加硫ゴム板やエチレン・
酢酸ビニル共重合体系パッキング材に比べ著しく生産工
数を低減し、かつ耐熱性が向上するため高出力のランプ
まで使用することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のランプ構造体の一例の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ランプ構造体 2…光源 3…ハウジング 4…レンズ 5…成型パッキング 6…ボディ 7…フランジ部 8…溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08L 23/10 LCE C08L 23/16 LCY 23/16 LCY B60Q 1/04 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、前記光源を所定位置に保持する
    と共に内壁面で前記光源からの光を反射するハウジング
    と、前記光源およびハウジングからの光を集光すると共
    に前記ハウジングを閉塞するレンズと、前記ハウジング
    の外壁面に装着されて取り付け対象部材との間の接合部
    材となるパッキングとを有するランプ構造体であって、 パッキングをシンジオタクチック構造を有するポリプロ
    ピレンを10重量%以上含む熱可塑性樹脂成分とオレフ
    ィン系エラストマー成分とを含んで成り、熱可塑性樹脂
    成分の体積分率φm及び混合条件における溶融粘度η
    m,エラストマー成分の体積分率φd及び溶融粘度ηd
    としたとき α=(φd/φm)×(ηm/ηd) の値が1以下である熱可塑性エラストマー組成物で構成
    したことを特徴とするランプ構造体。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性エラストマー組成物中の熱
    可塑性樹脂成分が、軟化温度100℃以上で、かつ、融
    点が200℃以下である請求項1記載のランプ構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003055472A (ja) * 2001-08-22 2003-02-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法、熱可塑性エラストマー組成物、及び該組成物を用いた紙葉類重送防止部材、並びに給紙ローラ

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JP2003055472A (ja) * 2001-08-22 2003-02-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法、熱可塑性エラストマー組成物、及び該組成物を用いた紙葉類重送防止部材、並びに給紙ローラ

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