JPH09116555A - 自動回線切替機能を備えた通信システムの回線切替装置 - Google Patents

自動回線切替機能を備えた通信システムの回線切替装置

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JPH09116555A
JPH09116555A JP27225595A JP27225595A JPH09116555A JP H09116555 A JPH09116555 A JP H09116555A JP 27225595 A JP27225595 A JP 27225595A JP 27225595 A JP27225595 A JP 27225595A JP H09116555 A JPH09116555 A JP H09116555A
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line switching
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Takashi Ohama
高 大濱
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Fujitsu Ltd
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現用回線と予備回線との切替制御をシステム
状態に応じて実施する上位管理装置を備えるとともに、
所定の回線切替要因に応じて作動する自動回線切替機能
を備えた通信システムの回線切替装置に関し、上位装置
による回線切替制御とAPS制御との融合を課題とす
る。 【解決手段】 通常、自動回線切替機能によって、切替
要因検出手段1が、回線状態を監視し、回線切替えを行
うべき所定の回線切替要因が発生した場合に、検出信号
を回線切替手段2へ出力する。この検出信号に基づき、
回線切替手段2が対向局(局間伝送路処理装置5)との
間で回線切替えを実施する。一方、上位管理装置3が回
線切替えの指令を独自に出力するが、切替要因発生手段
4は、こうした上位管理装置3から回線切替えの指令を
受けると、上記所定の回線切替要因を強制的に発生さ
せ、切替要因検出手段1に検出信号を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動回線切替機能
を備えた通信システムの回線切替装置に関し、特に、現
用回線と予備回線との切替制御をシステム状態に応じて
実施する上位管理装置を備えるとともに、所定の回線切
替要因に応じて作動する自動回線切替機能を備えた通信
システムの回線切替装置に関する。
【0002】広帯域ISDNの商用化が開始され、それ
に伴いATM交換機も商用開発の段階に来ている。な
お、広帯域ISDN提供の基盤としてSDH(Synchron
ous Digital Hierarch)が標準化されており、そこで
は、現用回線と予備回線との自動切替えを行うために、
フレーム構成のオーバヘッドにAPS(Automatic Prot
ection Switching) バイトが設けられている。
【0003】
【従来の技術】広帯域ISDNシステムの構成を図13
に示す。すなわち、システムは、ATM交換の機能を持
った交換局101〜103と、加入者を集線する機能を
持った集線局104とから構成され、交換局101〜1
03には加入者線が接続され、集線局104は、加入者
線と交換局103との間で多重・分離処理を行う。
【0004】交換局101〜103の内部構成を図14
に示す。図中、ATMスイッチ105がATM交換を行
い、局間伝送路処理装置106が、他の交換局との間の
局間伝送路の伝送制御を行い、加入者線制御装置107
が、加入者線の伝送制御を行う。局間伝送路処理装置1
06は、共通部106aと個別部106bとに別れ、個
別部106bは局間伝送路とのインタフェースを行い、
共通部106aは、個別部106bの動作制御を行う。
加入者線制御装置107も、共通部107aと個別部1
07bとに別れ、個別部107bは加入者線とのインタ
フェースを行い、共通部107aは、個別部107bの
動作制御を行う。局内信号線処理部108は局内信号線
で伝送される各種制御信号を処理する。オペレーション
システム(OS)109は局内の統括的制御を行う。オ
ペレーションシステム109を除いた各装置は2重化構
成となっている。
【0005】図15は、局間伝送路処理装置106を示
す。個別部106bは、各局間伝送路のインタフェース
仕様に応じて個別に構成され、回線を終端する。共通部
106aは、各個別部を共通的に制御し、ATMスイッ
チ105とのインタフェースを行う。
【0006】個別部106bの機能としては次の5つが
ある。 (1)物理インタフェース機能 (2)ATMレイヤ・インタフェース機能 (3)UPC/NPC機能 (4)課金測定機能 (5)保守・試験機能 UPC/NPC機能は、所定帯域以上のセル(違反セ
ル)が交換局に流入するのを防ぐ機能であり、課金測定
機能は、セル単位の課金を行うために通過セル量を測定
する機能であり、保守・試験機能は、個別部自身が正常
であることを確認するためにユーザセル中にテストセル
を挿入する機能である。
【0007】交換局間は、特に重要な伝送路であるた
め、一般的に2重化構成となっている。その回線切替え
は、Bellcoreの勧告TR-NWT-000253 等で規定されている
APSに従って行われている。APSは、回線運用処理
を行っている局間伝送路処理装置106が、回線の障害
検出と同時に、オペレーションシステム109の介在な
しに、対向交換局の局間伝送路処理装置との間で、AP
Sバイトのやり取りにより自律的に回線切替えを行う方
式である。APSは自律切替えであるために、障害検出
から切替え完了までの所要時間が短い(50ms以下)
という特徴がある。また、APSには、オペレーション
システム109から送られるコマンドによる回線切替え
の機能も定義されている。これらの回線障害、コマンド
等の回線の切替要因として、予め所定の要因が定義さ
れ、それらの要因には優先順位が設けられている。
【0008】局間伝送路処理装置106と対向交換局の
局間伝送路処理装置との間では、APSバイト(K1,
K2バイト)を使用してプロトコルのやり取りを行い、
これによって回線切替えが実現する。APSバイトは、
SONET(Synchronous Optical Nerwork)で扱う信号
がフレーム構成となっており、そのオーバヘッドに含ま
れる制御用のバイトのことである。すなわち、図16に
示すように、送信側では、共通部106aが通常、同一
の信号を個別部106bと個別部106cとに送るよう
にして、それを受信した側では、それらの一方を選択す
るようにしている。すなわち、受信側で、現用(Workin
g)回線から予備(Protection) 回線へ切り替える場合、
プロトコルのやり取りによって、共通部106aは、個
別部106bから受けていた信号を個別部106cから
受け取るように接続の切替えを行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、APSは自律
的に処理を行う方式であり、基本的に上位レイヤ装置で
あるオペレーションシステム109の介在なしに動作す
るために、APSと上位レイヤ装置との回線状態の認識
に差が生じ、異常な回線切替えが発生する。
【0010】以下に、こうした異常な回線切替えの事例
を3つ示す。図17に第1の事例を示す。すなわち、A
PSでは、上述した個別部106b,106cの5つの
機能のうちの(1),(2)の機能における障害に対し
ては対応できるが、(3)〜(5)の機能における障害
に対しては対応できない。さらに、APSでは、個別部
106b,106cと共通部106aとの間の交絡部の
障害や、局内リンクの断線等にも対応できない。こうし
たAPSで対応できない障害に対しては上位装置109
が対応する。
【0011】そのため、個別部106bにAPSでは対
応できない障害が発生した場合、上位装置109がその
障害を検知し、その結果、共通部106aを介して個別
部106bに対してOUS(Out-of-Service) 化処理を
行うが、一方で、APSによる回線切替えは発生してお
らず、個別部106bは現用(ACT)状態を保持する
ということが発生する。こうした現用状態を保持してい
る個別部をOUS化処理する事態は、個別部106bに
障害がなくとも、個別部106bの保守管理のために上
位装置109が個別部106bをOUS化処理する場合
においても発生する。
【0012】図18,図19は第2の事例を示すシーケ
ンス図である。図18は前半を、図19は後半を示す。
図中、「自局」は交換局(例えば図13の103)を示
し、「対向局」は自局に接続された対向の交換局(例え
ば図13の101)を示す。「上位装置」は自局103
を管理するオペレーションシステム109を示す。以
下、図に示すステップ番号に沿って説明する。
【0013】〔S1〕個別部106bでの伝送路故障S
F(Signal Failure) の検出により、個別部106bか
ら共通部106aへその旨通知される。「SF=1」は
SFの検出を示す。この段階では、APSでは、個別部
106bが現用側に選択されており、上位装置109で
は、個別部106bが現用装置として作動している状
態、即ちINS(In-Service) 状態にある。
【0014】〔S2〕共通部106aが上位装置109
に、障害が個別部106bに発生した旨を通知する。 〔S3〕共通部106aが個別部106bに対して、S
Fのため、対向局101が予備回線側に切り替えるよう
に(K1CH=1)、自局103は未だ現用回線側のま
までいるように(K2CH=0)指示する。なお「K1
CH」は常に相手側の回線を示し、「K2CH」は常に
自分側の回線を示し、「CH=0」は現用回線を、「C
H=1」は予備回線を示す。
【0015】〔S4〕個別部106bは対向局101に
対して、SFのため予備回線側に切り替えるように(K
1CH=1)伝える。この段階で、APSでは、スイッ
チング制御状態になる。
【0016】〔S5〕対向局101は個別部106bに
対して、個別部106bも予備回線側に切り替えるよう
に(K1CH=1)伝える。 〔S6〕対向局101は個別部106bに対して、予備
回線側に切替えを完了した(K2CH=1)旨を知らせ
る。
【0017】〔S7〕個別部106bは共通部106a
に対して、対向局101から送られた情報を転送する
(K1CH=1/K2CH=1)。 〔S8〕共通部106aが個別部106bに対して、対
向局101が予備回線側に切り替った(K1CH=1)
ので、自局103も予備回線側に切り替わるように(K
2CH=1)指示する。
【0018】〔S9〕個別部106bは対向局101に
対して、個別部106bも予備回線側に切り替わった
(K2CH=1)旨を知らせる。これにより、APSで
は、個別部106cが現用側に選択された状態となる。
【0019】〔S10〕上位装置109は、ステップS
2における障害通知に従い、個別部106bに対してO
US化処理を行い、個別部106bを現用装置として作
動しない状態、即ちOUS状態にする。上位装置109
の処理はソフトウェアによるので処理時間が比較的長
い。
【0020】〔S11〕個別部106bに発生していた
障害が復旧すると、個別部106bから共通部106a
へその旨通知される。「SF=0」はSFが無くなった
ことを示す。
【0021】〔S12〕共通部106aが上位装置10
9に、個別部106bに発生していた障害が復旧した旨
を通知する。 〔S13〕個別部106bに発生していた障害が復旧し
たが、個別部106bも対向局101も予備回線側の状
態を保持するように(K1CH=1/K2CH=1)
と、共通部106aが個別部106bに指示する。
【0022】〔S14〕個別部106bは対向局101
に対して、共通部106aから送られた情報を転送する
(K1CH=1)。 〔S15〕ここで、予備回線側から現用回線側に切り戻
すことを求める手動切替えMS(Manual Switch)という
スイッチコマンドが対向局101に加えられたとする。
対向局101は個別部106bに対して、現用回線側に
切り戻すことを求めるMSコマンドを伝える(K1CH
=0)。
【0023】〔S16〕個別部106bは共通部106
aに対して、対向局101は未だ予備回線側であるが
(K2CH=1)、こちらが現用回線側に切り替わるよ
うに(K1CH=0)求められている旨を知らせる。
【0024】〔S17〕APS制御としては、障害復旧
したこの段階で個別部106bを現用回線側へ切り戻す
ことが可能である。そのため、共通部106aは個別部
106bに対して、対向局101が現用回線側に切り替
わるように(K1CH=0)、自局103も現用回線側
に切り替えるように(K2CH=0)指示する。したが
って、APSでは、この段階でスイッチング制御状態と
なる。
【0025】〔S18〕個別部106bは対向局101
に対して、現用回線側に切り替えるように(K1CH=
0)伝える。 〔S19〕個別部106bは対向局101に対して、自
局103が現用回線側に切り替わった(K2CH=0)
旨を伝える。
【0026】〔S20〕対向局101は個別部106b
に対して、自局101が現用回線側に切り替わった(K
2CH=0)旨を伝える。 〔S21〕個別部106bは共通部106aに対して、
対向局101から送られた情報(K2CH=0)を転送
するとともに、自局103が現用回線側に切り替わった
(K2CH=0)旨を伝える。この段階でAPSでは、
個別部106bが現用側に選択された状態となる。
【0027】〔S22〕上位装置109は、ステップS
12による復旧通知に従い、個別部106bの初期設定
を開始する。すなわち、UPC/NPCや課金のための
初期化設定を実行する。これはソフトウェアによる作業
であり、ステップS21の終了時よりも後になる。
【0028】以上のように、個別部106bの障害が復
旧した後に手動切替えMSコマンドの入力があると、個
別部106bに対する上位装置109による初期設定が
完了しない前に、APS制御によって個別部106bが
現用回線側へ切り戻されてしまうという異常状態に陥
る。このため、リンク確立や初期設定が行われていない
個別部106bがハードウェア上、現用回線側に接続さ
れてしまい、システムとしての機能を満足できない状態
が発生する。
【0029】なお、こうした問題を防ぐために、オペレ
ータによる操作(切り戻しの禁止コマンド投入と、IN
S化されたときの解除コマンド投入)が有効であるが、
システム操作が複雑化し、また人為的ミスの介在する可
能性が出てくる。
【0030】図20,図21は第3の事例を示すシーケ
ンス図である。図20は前半を、図21は後半を示す。
第3の事例を示すシーケンス図において、第2の事例を
示すシーケンス図(図18,図19)のステップと同一
内容のステップには同一のステップ番号を付して説明を
省略する。以下、図に示すステップ番号に沿って説明す
る。
【0031】〔S31〕第3の事例は、個別部106b
の障害が復旧していないときに、予備回線側から現用回
線側に切り替わることを求める強制切替えFS(Forced
Switch)というスイッチコマンドが対向局101に加え
られた場合である。
【0032】対向局101は個別部106bに対して、
現用回線側に切り戻すことを求めるFSコマンドを伝え
る(K1CH=0)。 〔S32〕個別部106bは共通部106aに対して、
対向局101は未だ予備回線側であるが(K2CH=
1)、こちらが現用回線側に切り替わるように(K1C
H=0)求められている旨を知らせる。
【0033】〔S33〕FSコマンドは、要求優先度が
高く、そのため、APS制御としては、個別部106b
の障害が復旧していなくとも、個別部106bを現用回
線側へ切り替える。そのため、共通部106aは個別部
106bに対して、対向局101が現用回線側に切り替
わるように(K1CH=0)、自局103も現用回線側
に切り替えるように(K2CH=0)指示する。したが
って、APSでは、この段階でスイッチング制御状態と
なる。
【0034】〔S34〕個別部106bは対向局101
に対して、現用回線側に切り替えるように(K1CH=
0)伝える。 〔S35〕個別部106bは対向局101に対して、自
局103が現用回線側に切り替わった(K2CH=0)
旨を伝える。
【0035】〔S36〕対向局101は個別部106b
に対して、自局101が現用回線側に切り替わった(K
2CH=0)旨を伝える。 〔S37〕個別部106bは共通部106aに対して、
対向局101から送られた情報(K2CH=0)を転送
するとともに、自局103が現用回線側に切り替わった
(K2CH=0)旨を伝える。この段階でAPSでは、
個別部106bが現用側に選択された状態となる。
【0036】以上のように、個別部106bの障害時に
強制切替えFSコマンドの入力があると、個別部106
bに対する上位装置109の管理状態はOUS状態にも
拘らず、APS制御によって個別部106bが現用回線
側へ切り戻されてしまうという異常状態に陥る。このた
め、リンク確立や初期設定が行われていない個別部10
6bがハードウェア上、現用回線側に接続されてしま
い、システムとしての機能を満足できない状態が発生す
る。
【0037】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、上位装置による回線切替制御とAPS制御と
の融合を図り、個別部に対する上位装置によるリンク確
立や初期設定が完了した段階で、APSによる回線切替
えが行われるようにした自動回線切替機能を備えた通信
システムの回線切替装置を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、回線状態を監視し、
回線切替えを行うべき所定の回線切替要因が発生してい
ることを検出して検出信号を出力する切替要因検出手段
1と、この検出信号に基づき、回線切替えを実施する回
線切替手段2と、上位管理装置3から回線切替えを行う
ように指令を受けると、上記所定の回線切替要因を強制
的に発生させ、切替要因検出手段1に検出信号を出力さ
せる切替要因発生手段4とを、有することを特徴とする
自動回線切替機能を備えた通信システムの回線切替装置
が提供される。
【0039】以上のような構成において、通常、自動回
線切替機能によって、切替要因検出手段1が、回線状態
を監視し、回線切替えを行うべき所定の回線切替要因が
発生した場合に、検出信号を回線切替手段2へ出力す
る。この検出信号に基づき、回線切替手段2が対向局
(局間伝送路処理装置5)との間で回線切替えを実施す
る。
【0040】一方、上位管理装置3が回線切替えの指令
を独自に出力するが、切替要因発生手段4は、こうした
上位管理装置3から回線切替えの指令を受けると、上記
所定の回線切替要因を強制的に発生させ、切替要因検出
手段1に検出信号を出力させる。
【0041】したがって、上位管理装置3から回線切替
えの指令に応じて自動回線切替機能も作動することにな
り、上位管理装置3による回線切替制御と自動回線切替
制御との融合が図られる。
【0042】また、互いの間に現用回線と予備回線とを
備え、APSバイトを利用して回線切替えを行う2つの
局間伝送路処理装置5,6と、2つの局間伝送路処理装
置5,6のうちの一方の装置6に対応して設けられ、現
用回線の障害復旧時に、この現用回線を現用復帰の可能
状態に設定する上位管理装置3と、上記一方の装置6に
設けられ、2つの局間伝送路処理装置5,6のうちの他
方の装置5から上記現用回線を現用復帰するように回線
切替えを求められたときに、上位管理装置3が上記現用
回線を現用復帰の可能状態に設定することを完了してい
ることを確認する確認手段7と、上記一方の装置6に設
けられ、確認手段7による確認結果に応じて、上記他方
の装置5から求められた上記現用回線の現用復帰の実行
可否を制御する実行制御手段8とを、有することを特徴
とするAPSを備えた通信システムの回線切替装置が提
供される。
【0043】以上のような構成において、2つの局間伝
送路処理装置5,6の間では、APSバイトを利用して
自動回線切替制御が行われている。ところで、現用回線
に障害が発生していたが、その障害が復旧した場合に
は、上位管理装置3が、対応の局間伝送路処理装置6に
対して所定の初期化処理を行い、この現用回線が現用復
帰できる状態に設定する。
【0044】この初期化処理の完了を待ってAPS制御
が行われる必要がある。このため、局間伝送路処理装置
5,6のうちの一方の装置5から上記現用回線を現用復
帰するように回線切替えを求められたときに、確認手段
7は、上位管理装置3が上記現用回線を現用復帰の可能
状態に設定することを完了していることを確認する。こ
の確認手段7による確認結果に応じて、実行制御手段8
が、上記他方の装置5から求められた上記現用回線の現
用復帰の実行可否を制御する。すなわち、確認手段7に
よって設定完了が確認されない場合には、上記現用回線
の現用復帰を禁止する。
【0045】したがって、上位管理装置3による初期化
処理の完了を待ってAPS制御が行われることになり、
上位管理装置3による回線切替制御とAPS制御との融
合が図られる。すなわち、上位管理装置3によるリンク
確立や初期設定が完了した段階で、APS機能による回
線切替えが行われるようになる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、この実施の形態の原理構成
を、図1を参照して説明する。本発明の実施の形態は、
回線状態を監視し、回線切替えを行うべき所定の回線切
替要因が発生していることを検出して検出信号を出力す
る切替要因検出手段1と、この検出信号に基づき、回線
切替えを実施する回線切替手段2と、上位管理装置3か
ら回線切替えを行うように指令を受けると、上記所定の
回線切替要因を強制的に発生させ、切替要因検出手段1
に検出信号を出力させる切替要因発生手段4とを備え
る。
【0047】さらに、本発明の実施の形態は、互いの間
に現用回線と予備回線とを備え、APSバイトを利用し
て回線切替えを行う2つの局間伝送路処理装置5,6
と、2つの局間伝送路処理装置5,6のうちの一方の装
置6に対応して設けられ、現用回線の障害復旧時に、こ
の現用回線を現用復帰の可能状態に設定する上位管理装
置3と、上記一方の装置6に設けられ、2つの局間伝送
路処理装置5,6のうちの他方の装置5から上記現用回
線を現用復帰するように回線切替えを求められたとき
に、上位管理装置3が上記現用回線を現用復帰の可能状
態に設定することを完了していることを確認する確認手
段7と、上記一方の装置6に設けられ、確認手段7によ
る確認結果に応じて、上記他方の装置5から求められた
上記現用回線の現用復帰の実行可否を制御する実行制御
手段8とを備える。
【0048】以下、こうした本発明の実施の形態の詳細
な構成を、図2〜図8を参照して説明する。なお、図2
〜図8に示す構成と図1に示す原理構成との対応関係に
ついては、こうした詳細な構成の説明を終了した段階で
説明する。
【0049】図2は、局間伝送路処理装置の内部構成を
示すブロック図である。図中、太線矢印は回線信号の流
れを示し、2重線矢印は主信号の流れを示し、細線矢印
は制御信号の流れを示す。なお、局間伝送路処理装置に
は同一構成の共通部が2つ設けられるが、図2では、図
が複雑になるのを避けて1つだけ図示している。共通部
が2つになることに伴う構成上の詳細部分については図
3〜図6において示す。
【0050】まず、共通部30aから個別部10a,1
0bへの信号の流れに沿って説明すると、共通部30a
は、2つの個別部10a,10bの送信部11a,11
bに対して同じ主信号を送出する。また、共通部30a
のAPS制御部32aからの制御信号が、個別部10
a,10bのK1K2制御部15a,15bを介して、
K1K2挿入部12a,12bへそれぞれ送られる。K
1K2挿入部12a,12bは、送られた各信号を各主
信号のSONETのオーバヘッドのK1/K2バイトに
挿入(多重)する。そして、送信部11a,11bが、
他の交換局の局間伝送路処理装置の各個別部へ回線信号
として送る。
【0051】つぎに、個別部10aから共通部30a,
30bへの信号の流れに沿って説明すると、2つの個別
部10a,10bの受信部13a,13bが、他の交換
局の局間伝送路処理装置の各個別部からの各回線信号を
受信し、各主信号を共通部30aのセレクタ34aへ送
る。セレクタ34aは、APS制御部32aからの制御
に従い、その時点での現用側の主信号を選択しATMス
イッチへ送る。個別部10a,10bのK1K2分離部
14a,14bは、各主信号からK1/K2バイトの各
信号を分離し、K1K2制御部15a,15bを介して
共通部30aのAPS制御部32aへ送る。なお、AP
S制御部32aには局内制御信号処理部31aおよび状
態テーブル33aが接続されており、局内制御信号処理
部31aはオペレーションシステムとの制御信号の送受
信を行い、APS制御部32aとの間でAPSコマンド
やメッセージのやり取りをする。状態テーブル33aに
は、APS制御状態を示す情報、即ち、回線が使用中で
あるとか、切替え処理中であるとか、切替え禁止の状態
にあるとかの情報が格納される。
【0052】図3は、各主信号が共通部30a,30b
から個別部10a,10bへ伝送される様子を示す図で
ある。各個別部10a,10bにはセレクタ16a,1
6bが設けられ、これらのセレクタ16a,16bは、
2つの共通部30a,30bから送られた各主信号の選
択をそれぞれ行い、送信部11a,11bへ出力する。
セレクタ16a,16bは、共通部30a,30bのA
CT制御部35a,35bからの制御信号によって作動
し、2つの共通部30a,30bのうちの一方から送ら
れた主信号を選択する。共通部30a,30b自身も、
ACT制御部35a,35bの制御により、一方だけが
現用状態となって作動する構成となっている。
【0053】図4は、各制御信号が共通部30a,30
bから個別部10a,10bへ伝送される様子を示す図
である。ここでも、主信号の場合と同様に、セレクタ1
6a,16bが、2つの共通部30a,30bから送ら
れた各制御信号の選択をそれぞれ行い、K1K2制御部
15a,15bへ出力する。
【0054】図5は、各主信号が個別部10a,10b
から共通部30a,30bへ伝送される様子を示す図で
ある。個別部10aから同一の主信号が共通部30a,
30bへ送られ、個別部10bからも同一の主信号が共
通部30a,30bへ送られる。
【0055】図6は、各制御信号が個別部10a,10
bから共通部30a,30bへ伝送される様子を示す図
である。個別部10aから同一の制御信号が共通部30
a,30bへ送られ、個別部10bからも同一の制御信
号が共通部30a,30bへ送られる。APS制御部3
2a,32bでは、現用側の制御信号だけが選択され
る。
【0056】図7,図8は、共通部30aおよび個別部
10aの詳しい内部構成を示す図である。共通部30b
および個別部10bも、共通部30aおよび個別部10
aとそれぞれ全く同じ構成である。共通部30bおよび
個別部10bの図示は省略するが、共通部30bおよび
個別部10bにおいて、共通部30aおよび個別部10
aと内部構成が同一部分には「a」を「b」に代えた符
号を付し、それらを図7,図8にも使用している。
【0057】図7に示すように、共通部30aには、さ
らに、分離部(DMUX)36a、多重部(MUX)3
7a、各種装置障害監視部38a、制御INF部39a
が設けられる。分離部36aは、主信号に多重されてい
た制御信号を分離して局内制御信号処理部31aへ出力
するためのものである。この主信号は、ATMスイッチ
を介してオペレーションシステムから送られる。多重部
37aは、主信号に局内制御信号処理部31aからの制
御信号を多重してATMスイッチを介してオペレーショ
ンシステムへ送るためのものである。各種装置障害監視
部38aは、共通部30a内の各種装置の障害を監視
し、異常があるとAPS制御部32aへ知らせるもので
ある。制御INF部39aは、個別部10a,10bと
のインタフェースを行うためのものである。
【0058】また、図8に示すように、個別部10aに
は、さらに、各種装置障害監視部17a、制御INF部
18aが設けられる。各種装置障害監視部17aは、個
別部10a内の各種装置の障害を監視し、異常があると
K1K2制御部15aへ知らせるものであり、制御IN
F部18aは、共通部30a,30bとのインタフェー
スを行うためのものである。
【0059】なお、図1に示す切替要因検出手段1は、
図7の各種装置障害監視部38a,38bおよび図8の
各種装置障害監視部17a,17bに対応し、図1の回
線切替手段2は図7のセレクタ34a,34bに対応
し、図1の上位管理装置3はオペレーションシステムに
対応し、図1の切替要因発生手段4は図7の局内制御信
号処理部31a,31bに対応し、図1の局間伝送路処
理装置5,6は図2の局間伝送路処理装置に対応し、図
1の確認手段7は図7のAPS制御部32a,32bお
よび状態テーブル33a,33bに対応し、図1の実行
制御手段8は図7のAPS制御部32a,32bに対応
する。
【0060】こうした本実施の形態の構成において、例
えば、個別部10aが現用状態にあるときに、オペレー
ションシステム(上位装置)から共通部30aの分離部
36aを介して局内制御信号処理部31aへ、個別部1
0aをOUS化する指示が出されたとする。局内制御信
号処理部31aはこの指示を受けると、APS制御部3
2a、制御INF部39a、個別部10aの制御INF
部18aを介して、リセット信号を個別部10aの送信
部11a,受信部13aへ送る。リセット信号は、送信
部11a,受信部13aの物理インタフェース機能のリ
セットを行い、これにより、送信部11a,受信部13
aから出力される信号が断となり、各種装置障害監視部
17aが伝送路故障SFを検出する。したがって、K1
K2制御部15aがAPS制御を行い、個別部10aが
現用状態から予備状態に切り替えられる。
【0061】また、こうしたリセット信号の発生に代わ
って、擬似障害を発生させるようにしてもよい。すなわ
ち、オペレーションシステム(上位装置)から個別部1
0aをOUS化する指示が出されたとき、局内制御信号
処理部31aがこの指示を受けて、各種装置障害監視部
38aに個別部10aに障害が発生したという擬似障害
指示を送る。APS制御部32aは、各種装置障害監視
部38aから、個別部10aに障害が発生したという報
告を受けてAPS制御を行い、個別部10aが現用状態
から予備状態に切り替えられる。
【0062】このようにして、上位装置から送られた回
線切替えの指令に応じてAPS制御が作動することにな
り、上位装置による回線切替制御とAPS制御との融合
が図られ、前述した従来の第1の事例に対する解決がな
される。
【0063】つぎに、状態テーブル33a,33bおよ
びAPS制御部32a,32bによる回線切替えの制御
手順を図9〜図12を参照して説明する。図9,図10
は、前述した従来の第2の事例に対する解決となる制御
手順を示すシーケンス図であり、図9はその前半を、図
10はその後半を示す。図11,図12は、前述した従
来の第3の事例に対する解決となる制御手順を示すシー
ケンス図であり、図11はその前半を、図12はその後
半を示す。
【0064】先ず、図9,図10に示すシーケンス図に
基づき、回線切替えの制御手順を説明する。このシーケ
ンスでは、図18に示すステップS1〜S10と同じス
テップが完了したものとして、その後の復旧検出段階か
ら示す。なお、このシーケンスでは、個別部10aに障
害が発生し、それが復旧したと仮定し、また共通部30
aが現用状態にあると仮定して説明を進める。以下、図
のステップ番号に沿って説明する。
【0065】〔S41〕個別部10aに発生していた障
害が復旧すると、個別部10aから共通部30aへその
旨通知される。 〔S42〕共通部30aが上位装置(オペレーションシ
ステム)に、個別部10aに発生していた障害が復旧し
た旨を通知する。
【0066】〔S43〕共通部30aの状態テーブル3
3aには、APS制御部32aから、K1CHおよびK
2CHで表される回線状態が送られ、状態テーブル33
a中のAPS状態テーブルに記憶される。
【0067】このAPS状態テーブルは個別部毎のOU
S状態テーブルとINS状態テーブルとから成り、個別
部毎の回線状態が上位装置から設定されるOUS状態お
よびINS状態に応じて記憶される。すなわち、上位装
置からINS状態が設定されていると、INS状態テー
ブルに現状でのK1CHおよびK2CHが記憶されて、
この場合には、Bellcoreの勧告に従った従来通りのAP
S制御が行われる。一方、上位装置からOUS状態が設
定されると、その直前にINS状態テーブルに記憶され
ていたK1CHおよびK2CHがそのままOUS状態テ
ーブルにコピーされ、OUS状態の設定が続く間は、K
1CHおよびK2CHで表される回線状態が固定され
る。
【0068】このステップS41の前の段階では、OU
S状態テーブルに「K1CH=1」および「K2CH=
1」を書き込まれている。共通部30aのAPS制御部
32aは障害復旧を知らされると、状態テーブル33a
を参照する。その結果、OUS状態テーブルに「K1C
H=1」および「K2CH=1」が書き込まれているこ
とを認識する。そして、個別部10aに発生していた障
害が復旧したが、まだ、OUS状態にあるので、SFの
まま、個別部10aも対向局も予備回線側の状態を保持
するように(K1CH=1/K2CH=1)と、共通部
30aが個別部10aに指示する。
【0069】〔S44〕個別部10aは対向局に対し
て、共通部30aから送られた情報を転送する(K1C
H=1)。 〔S45〕ここで、予備回線側から現用回線側に切り戻
すことを求める手動切替えMS(Manual Switch)という
スイッチコマンドが対向局に加えられたとする。対向局
は個別部10aに対して、現用回線側に切り戻すことを
求めるMSコマンドを伝える(K1CH=0)。
【0070】〔S46〕個別部10aは共通部30aに
対して、対向局は未だ予備回線側であるが(K2CH=
1)、個別部10aが現用回線側に切り替わるように
(K1CH=0)求められている旨を知らせる。
【0071】〔S47〕このMSコマンドに対して、共
通部30aのAPS制御部32aは状態テーブル33a
を参照する。その結果、OUS状態テーブルに「K1C
H=1」および「K2CH=1」が書き込まれているの
で、まだ、OUS状態にあり、したがって、SFのま
ま、個別部10aも対向局も予備回線側の状態を保持す
るように(K1CH=1/K2CH=1)と、共通部3
0aが個別部10aに指示する。
【0072】〔S48〕個別部10aは対向局に対し
て、共通部30aから送られた情報を転送する(K1C
H=1)。以上のように、従来ならば、MSコマンドに
対して、個別部10aがOUS状態にありながらも現用
復帰してしまう不都合があったが、本実施の形態では、
個別部10aがOUS状態にあれば、MSコマンドを拒
否することができる。
【0073】〔S49〕上位装置は、ステップS42に
よる復旧通知に従い、個別部10aの初期設定を開始す
る。すなわち、UPC/NPCや課金のための初期化設
定を実行する。
【0074】〔S50〕初期設定を終了すると、共通部
30aから上位装置へ確認応答(ACK)が送られる。
これにより、上位装置による個別部10aに対する管理
状態はINS状態となる。
【0075】しかし、個別部10aは未だOUS状態の
ままである。そのため、この段階でMSコマンドが投入
された場合も拒否される。すなわち、ステップS51〜
ステップS54は、ステップS45〜ステップS48と
全く同様の内容となる。同様の内容のため、ステップS
51〜ステップS54の説明は省略する。 〔S55〕上位装置による個別部10aのINS化が行
われる。このINS化が終了すると、共通部30aの状
態テーブル33aのINS状態テーブルに現状での「K
1CH=1/K2CH=1」が記憶されて、Bellcoreの
勧告に従った従来通りのAPS制御を行える状態とな
る。
【0076】〔S56〕切替え指示があるまでは、個別
部10aも対向局も予備回線側の状態を保持するように
(K1CH=1/K2CH=1)と、共通部30aが個
別部10aに指示する。
【0077】〔S57〕個別部10aは対向局に対し
て、共通部30aから送られた情報を転送する(K1C
H=1)。 〔S58〕ここで、予備回線側から現用回線側に切り戻
すことを求める手動切替えMSコマンドが対向局に加え
られたとする。対向局は個別部10aに対して、現用回
線側に切り戻すよう求めるMSコマンドを伝える(K1
CH=0)。
【0078】〔S59〕個別部10aは共通部30aに
対して、対向局は未だ予備回線側であるが(K2CH=
1)、個別部10aが現用回線側に切り替わるように
(K1CH=0)求められている旨を知らせる。
【0079】〔S60〕このMSコマンドに対して、共
通部30aのAPS制御部32aは状態テーブル33a
を参照する。その結果、INS状態テーブルに「K1C
H=1」および「K2CH=1」が書き込まれているの
で、Bellcoreの勧告に従った従来通りのAPS制御を行
えることを認識する。したがって、共通部30aは個別
部10aに対して、対向局が現用回線側に切り替わるよ
うに(K1CH=0)、個別部10aも現用回線側に切
り替えるように(K2CH=0)指示する。したがっ
て、APSでは、この段階でスイッチング制御状態とな
る。
【0080】〔S61〕個別部10aは対向局に対し
て、現用回線側に切り替えるように(K1CH=0)伝
える。 〔S62〕個別部10aは対向局に対して、個別部10
aが現用回線側に切り替わった(K2CH=0)旨を伝
える。
【0081】〔S63〕対向局は個別部10aに対し
て、対向局が現用回線側に切り替わった(K2CH=
0)旨を伝える。 〔S64〕個別部10aは共通部30aに対して、対向
局から送られた情報(K2CH=0)を転送するととも
に、個別部10aが現用回線側に切り替わった(K2C
H=0)旨を伝える。かくして、APSでは、個別部1
0aが現用側に選択された状態となる。
【0082】以上のように、個別部10aの障害が復旧
した後、個別部10aに対する上位装置による初期設定
が完了しない前に、手動切替えMSコマンドの入力があ
っても、APS制御において、個別部10aが現用回線
側へ切り戻されてしまうという不具合が発生しなくな
る。その後の個別部10aに対するリンク確立や初期設
定が完了した後、手動切替えMSコマンドの入力がある
と、APS制御において、個別部10aが現用回線側へ
切り戻される。このようにして、上位装置による初期化
処理の完了を待ってAPS制御が行われることになり、
上位装置による回線切替制御とAPS制御との融合が図
られる。
【0083】つぎに、図11,図12に示すシーケンス
図に基づき、回線切替えの制御手順を説明する。このシ
ーケンスでは、図20に示すステップS1〜S10と同
じステップを含むので、それらに対しては同一のステッ
プ番号を付し、説明を省略する。なお個別部10aに障
害が発生し、また共通部30aが現用状態にあると仮定
して説明を進める。以下、図のステップ番号に沿って説
明する。
【0084】〔S71〕個別部10aの障害が復旧して
いないときに、予備回線側から現用回線側に切り替わる
ことを求める強制切替えFSコマンドが対向局に加えら
れた場合、対向局は個別部10aに対して、現用回線側
に切り戻すことを求めるFSコマンドを伝える(K1C
H=0)。
【0085】〔S72〕個別部10aは共通部30aに
対して、対向局は未だ予備回線側であるが(K2CH=
1)、個別部10aが現用回線側に切り替わるように
(K1CH=0)求められている旨を知らせる。
【0086】〔S73〕このFSコマンドに対して、共
通部30aのAPS制御部32aは状態テーブル33a
を参照する。その結果、OUS状態テーブルに「K1C
H=1」および「K2CH=1」が書き込まれているの
で、まだ、OUS状態にあり、したがって、SFのま
ま、個別部10aも対向局も予備回線側の状態を保持す
るように(K1CH=1/K2CH=1)と、共通部3
0aが個別部10aに指示する。
【0087】〔S74〕個別部10aは対向局に対し
て、共通部30aから送られた情報を転送する(K1C
H=1)。 以上のように、従来ならば、FSコマンドに対して、個
別部10aがOUS状態にありながらも現用復帰してし
まう不具合があったが、本実施の形態では、個別部10
aがOUS状態にあれば、FSコマンドを拒否すること
ができる。
【0088】個別部10aがOUS状態にある間は、ス
テップS75〜S78に示すように、FSコマンドは拒
否され続ける。ステップS75〜S78の内容は、ステ
ップS71〜S74の内容と同一であるので、説明を省
略する。
【0089】〔S79〕個別部10aに発生していた障
害が復旧すると、個別部10aから共通部30aへその
旨通知される。 〔S80〕障害復旧に伴う一連の処理が完了し、上位装
置による個別部10aのINS化が行われる。このIN
S化が終了すると、共通部30aの状態テーブル33a
のINS状態テーブルに、現状での「K1CH=1/K
2CH=1」が記憶されて、Bellcoreの勧告に従った従
来通りのAPS制御を行える状態となる。
【0090】〔S81〕ここで、予備回線側から現用回
線側に切り戻すことを求める強制切替えFSコマンドが
対向局に加えられたとする。対向局は個別部10aに対
して、現用回線側に切り戻すよう求めるFSコマンドを
伝える(K1CH=0)。
【0091】〔S82〕個別部10aは共通部30aに
対して、対向局は未だ予備回線側であるが(K2CH=
1)、個別部10aが現用回線側に切り替わるように
(K1CH=0)求められている旨を知らせる。
【0092】〔S83〕このFSコマンドに対して、共
通部30aのAPS制御部32aは状態テーブル33a
を参照する。その結果、INS状態テーブルに「K1C
H=1」および「K2CH=1」が書き込まれているの
で、Bellcoreの勧告に従った従来通りのAPS制御を行
えることを認識する。したがって、共通部30aは個別
部10aに対して、対向局が現用回線側に切り替わるよ
うに(K1CH=0)、個別部10aも現用回線側に切
り替えるように(K2CH=0)指示する。したがっ
て、APSでは、この段階でスイッチング制御状態とな
る。
【0093】〔S84〕個別部10aは対向局に対し
て、現用回線側に切り替えるように(K1CH=0)伝
える。 〔S85〕個別部10aは対向局に対して、個別部10
aが現用回線側に切り替わった(K2CH=0)旨を伝
える。
【0094】〔S86〕対向局は個別部10aに対し
て、対向局が現用回線側に切り替わった(K2CH=
0)旨を伝える。 〔S87〕個別部10aは共通部30aに対して、対向
局から送られた情報(K2CH=0)を転送するととも
に、個別部10aが現用回線側に切り替わった(K2C
H=0)旨を伝える。
【0095】かくして、APSでは、個別部10aが現
用側に選択された状態となる。以上のように、個別部1
0aに障害が発生した後、個別部10aに対する上位装
置による初期設定が完了しない前に、強制切替えFSコ
マンドの入力があっても、APS制御において、個別部
10aが現用回線側へ切り戻されてしまうという不具合
が発生しなくなる。その後の個別部10aに対するリン
ク確立や初期設定が完了した後、強制切替えFSコマン
ドの入力があると、APS制御において、個別部10a
が現用回線側へ切り戻される。このようにして、上位装
置による初期化処理の完了を待ってAPS制御が行われ
ることになり、上位装置による回線切替制御とAPS制
御との融合が図られる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、上位管
理装置から回線切替えを行うように指令を受けると、回
線切替えを行うべき所定の回線切替要因を強制的に発生
させて回線切替要因検出信号を出力させるようにした。
これにより、上位管理装置から回線切替えの指令に応じ
て自動回線切替機能も作動することになり、上位管理装
置による回線切替制御と自動回線切替制御との融合が図
られる。
【0097】また、現用回線に障害が発生していたが、
その障害が復旧した場合には、上位管理装置が、対応の
局間伝送路処理装置に対して所定の初期化処理を行い、
この現用回線が現用復帰できる状態に設定する。この初
期化処理の完了を待ってAPS制御が行われる必要があ
る。このため、局間伝送路処理装置のうちの他方の装置
から上記現用回線を現用復帰するように回線切替えを求
められたときに、上位管理装置が上記現用回線を現用復
帰の可能状態に設定することを完了していることを確認
した上で上記現用回線の現用復帰の実行を行う。したが
って、上位管理装置による初期化処理の完了を待ってA
PS制御が行われることになり、上位管理装置による回
線切替制御とAPS制御との融合が図られる。すなわ
ち、上位管理装置によるリンク確立や初期設定が完了し
た段階で、APS機能による回線切替えが行われるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】局間伝送路処理装置の内部構成を示すブロック
図である。
【図3】各主信号が共通部から個別部へ伝送される様子
を示す図である。
【図4】各制御信号が共通部から個別部へ伝送される様
子を示す図である。
【図5】各主信号が個別部から共通部へ伝送される様子
を示す図である。
【図6】各制御信号が個別部から共通部へ伝送される様
子を示す図である。
【図7】共通部の詳しい内部構成を示す図である。
【図8】個別部の詳しい内部構成を示す図である。
【図9】第2の事例に対する解決となる制御手順を示す
シーケンス図であり、その前半を示す。
【図10】第2の事例に対する解決となる制御手順を示
すシーケンス図であり、その後半を示す。
【図11】第3の事例に対する解決となる制御手順を示
すシーケンス図であり、その前半を示す。
【図12】第3の事例に対する解決となる制御手順を示
すシーケンス図であり、その後半を示す。
【図13】従来の広帯域ISDNシステムの構成図であ
る。
【図14】交換局の内部構成図である。
【図15】局間伝送路処理装置を示す構成図である。
【図16】回線切替えを説明する図である。
【図17】回線切替えの不具合の第1の事例を説明する
図である。
【図18】回線切替えの不具合の第2の事例を説明する
シーケンス図であり、その前半を示す。
【図19】回線切替えの不具合の第2の事例を説明する
シーケンス図であり、その後半を示す。
【図20】回線切替えの不具合の第3の事例を説明する
シーケンス図であり、その前半を示す。
【図21】回線切替えの不具合の第3の事例を説明する
シーケンス図であり、その後半を示す。
【符号の説明】
1 切替要因検出手段 2 回線切替手段 3 上位管理装置 4 切替要因発生手段 5 局間伝送路処理装置 6 局間伝送路処理装置 7 確認手段 8 実行制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現用回線と予備回線との切替制御をシス
    テム状態に応じて実施する上位管理装置を備えるととも
    に、所定の回線切替要因に応じて作動する自動回線切替
    機能を備えた通信システムの回線切替装置において、 回線状態を監視し、回線切替えを行うべき所定の回線切
    替要因が発生していることを検出して検出信号を出力す
    る切替要因検出手段と、 前記検出信号に基づき、回線切替えを実施する回線切替
    手段と、 前記上位管理装置から回線切替えを行うように指令を受
    けると、前記所定の回線切替要因を強制的に発生させ、
    前記切替要因検出手段に前記検出信号を出力させる切替
    要因発生手段と、 を有することを特徴とする自動回線切替機能を備えた通
    信システムの回線切替装置。
  2. 【請求項2】 前記切替要因発生手段は、前記上位管理
    装置から回線切替えを行うように指令を受けると、物理
    インタフェース機能のリセットを行って前記所定の回線
    切替要因を強制的に発生させることを特徴とする請求項
    1記載の自動回線切替機能を備えた通信システムの回線
    切替装置。
  3. 【請求項3】 現用回線と予備回線との切替制御をシス
    テム状態に応じて実施する上位管理装置を備えるととも
    に、所定の回線切替要因に応じて作動する自動回線切替
    機能を備えた通信システムの回線切替装置において、 回線状態を監視し、回線切替えを行うべき所定の回線切
    替要因が発生していることを検出して検出信号を出力す
    る切替要因検出手段と、 前記検出信号に基づき、回線切替えを実施する回線切替
    手段と、 前記上位管理装置から回線切替えを行うように指令を受
    けると、前記切替要因検出手段に前記検出信号を出力さ
    せる検出信号出力手段と、 を有することを特徴とする自動回線切替機能を備えた通
    信システムの回線切替装置。
  4. 【請求項4】 現用回線と予備回線との切替制御をシス
    テム状態に応じて実施する上位管理装置を備えるととも
    に、所定の回線切替要因に応じて作動するAPS(Auto
    matic Protection Switching) を備えた通信システムの
    回線切替装置において、 互いの間に現用回線と予備回線とを備え、APSバイト
    を利用して回線切替えを行う2つの局間伝送路処理装置
    と、 前記2つの局間伝送路処理装置のうちの一方の装置に対
    応して設けられ、現用回線の障害復旧時に、前記現用回
    線を現用復帰の可能状態に設定する上位管理装置と、 前記一方の装置に設けられ、前記2つの局間伝送路処理
    装置のうちの他方の装置から前記現用回線を現用復帰す
    るように回線切替えを求められたときに、前記上位管理
    装置が前記現用回線を現用復帰の可能状態に設定するこ
    とを完了していることを確認する確認手段と、 前記一方の装置に設けられ、前記確認手段による確認結
    果に応じて、前記他方の装置から求められた前記現用回
    線の現用復帰の実行可否を制御する実行制御手段と、 を有することを特徴とするAPSを備えた通信システム
    の回線切替装置。
  5. 【請求項5】 前記一方の装置に設けられ、前記上位管
    理装置が前記現用回線を現用復帰の可能状態に設定する
    ことを完了している旨を示す状態テーブルを、さらに有
    し、 前記確認手段は、前記他方の装置から前記現用回線を現
    用復帰するように回線切替えを求められたときに、前記
    状態テーブルを参照して完了確認を行うことを特徴とす
    る請求項4記載のAPSを備えた通信システムの回線切
    替装置。
  6. 【請求項6】 前記実行制御手段は、前記確認手段によ
    って設定完了が確認されない場合に、前記APSバイト
    の記載内容を固定することによって前記他方の装置から
    求められた前記現用回線の現用復帰を禁止することを特
    徴とする請求項4記載のAPSを備えた通信システムの
    回線切替装置。
JP27225595A 1995-10-20 1995-10-20 自動回線切替機能を備えた通信システムの回線切替装置 Withdrawn JPH09116555A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007259231A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Fujitsu Ltd セル伝送装置
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