JPH09125112A - ベルレス高炉における鉱石、コークス混合装入方法 - Google Patents
ベルレス高炉における鉱石、コークス混合装入方法Info
- Publication number
- JPH09125112A JPH09125112A JP28207695A JP28207695A JPH09125112A JP H09125112 A JPH09125112 A JP H09125112A JP 28207695 A JP28207695 A JP 28207695A JP 28207695 A JP28207695 A JP 28207695A JP H09125112 A JPH09125112 A JP H09125112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- coke
- ore
- layer
- charging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacture Of Iron (AREA)
Abstract
石層の通気性を向上して鉱石の溶解を促進する。 【解決手段】 高炉内に鉱石を装入する段階で、当該鉱
石装入前に炉内に形成した炉周辺部から炉中心部に向け
て低くなる表面傾斜角θが5度以上、25度以下のコーク
ス層上に、炉頂ホッパから鉱石(O)とコークス(C)
の一部とを混合させた状態で排出し、旋回シュート14の
底面を流れる鉱石上にコークスを再偏析させつつ、該シ
ュート14を炉中心部から周辺部に傾動して装入すること
により、炉内に装入された鉱石層Oに、縦方向にスリッ
ト状に形成される再偏析コークス層C1 を炉半径方向に
分布させる。
Description
置に配置した炉頂ホッパから旋回シュートを介して炉内
に鉱石とコークスとを交互に層状に装入する方法に関す
るものである。
装入装置と炉頂ホッパ、旋回シュートを有するベルレス
式装入装置になるが、近年では装入方法の自由度が大き
いベルレス装入装置が主流になりつつある。ベルレス式
装入装置では、炉頂ホッパに装入された原料を旋回シュ
ートを用いて高炉の半径方向の任意の位置に装入するこ
とができる。通常の装入においては、鉄原料である鉱石
と燃料、還元剤であるコークスとを交互に炉内に装入
し、炉内に鉱石層、コークス層を交互に形成する。
ように高炉1内に装入された鉱石とコークスは、鉱石層
Oとコークス層Cとの層構造を保持した状態で鉱石の還
元粉化を生じながら流れ線Aのようにシャフト内を降下
する。すなわち高炉1内の炉周辺部領域3に装入された
コークスは羽口4から吹き込まれた熱風により形成され
たレースウェイ6に向かって降下する。なお、炉頂より
装入する高価なコークスを節減するために羽口4から熱
風と共に微粉炭等の補助燃料を吹き込むことが盛んに行
われている。
ースウェイ6上部へのすりばち状の流れ込みと炉芯での
荷下り停滞に代表される複雑な挙動で降下する。このよ
うにして降下する装入物と上昇するガスとの各熱流速と
のバランスによって融着帯5を形成し、滴下帯7を経由
して炉床9に溶銑10とスラグ11がプールされる。炉床9
にたまった溶銑10はスラグ11と共に出銑口8から炉外に
排出される。
スとを交互に炉内に装入する際に、鉱石層の中にもコー
クスを混入して鉄鉱石の還元、溶融を促進するいわゆる
混合装入技術(特開昭62−127413号公報)が知られてい
る。鉄鉱石は高炉内で昇温、還元、軟化、溶融し、最終
的に溶銑となって炉外に排出されるが、鉱石の軟化、収
縮により層内を流れるガス量が低下すると還元が停滞
し、同時に溶融、滴下が遅れるという問題が顕在化す
る。コークスを鉱石に混合する混合装入技術では、鉱石
層内に分散して存在するコークスが鉱石の軟化、収縮を
防止し、層内の通気性を改善している。前記の混合装入
技術(特開昭62−127413号公報)では、炉内に形成され
る鉱石類層中に反応性指数:30%以上の高反応性コーク
スを全装入コークス量に対して30%を超えない範囲で存
在させることを特徴としている。また、高反応性コーク
スは、鉱石層中に水平に層状に形成、あるいは鉱石層内
に分散して存在している。
クスの混合原料を装入し、炉内に均一に分散させる方法
としては、特開昭62−260010号公報が開示されている。
混合原料中の還元剤の重量比率を一定、あるいは経時的
に制御し、かつ、旋回シュートの傾動角度を制御して前
記混合原料を炉中心部から炉壁方向に装入するととも
に、炉内装入後の原料の堆積角度が20度を超えないよう
に旋回シュートの傾動角度、各傾動角度における旋回
数、下部ゲート弁開度のうち少なくとも1つを制御する
ことを特徴とするベルレス式高炉の混合装入法である。
このような制御を行うことによりコークスを鉱石層に均
一に分散させることが可能であると報告されている。
術は、微粉炭、重油等の補助燃料の吹き込み量が低く、
炉頂から装入される鉱石(O)とコークス(C)の重量
比(以後O/C)が比較的低い操業条件で効果を発揮し
てきた。一方、最近の微粉炭多量吹き込み(150kg/t 以
上)でコークス比を350kg/t 以下(O/C 4.7以上)で
は混合装入を行っても充分な通気改善が得られないこと
が操業経験上明らかになってきた。
縮、変形に対する抵抗になるとともに、鉱石の還元によ
り生じたCO2 を(1) 式の反応でCOに変えることにより鉱
石の還元反応を促進している。 C+CO2 →2CO …………(1) 鉱石層に混合するコークスとして高反応性コークスを用
いる理由は、(1) 式の反応を促進できることによる。
で未燃焼となった微粉炭に由来するチャー粒子が、炉内
をガスとともに上昇し、融着帯近傍で鉱石層、あるいは
鉱石が軟化溶融した融着帯にトラップされる。未燃焼チ
ャーは混合コークスと同様に(1) 式の反応により鉱石の
還元に寄与すると同時にそれ自身が消費される。未燃焼
のチャー反応性はコークスの反応性よりはるかに高いた
め、混合コークスが未反応となりその通気改善効果が充
分現れない。また、微粉炭多量吹き込みでは装入原料の
O/Cが増大し、相対的に鉱石層厚が増加している。そ
の結果、鉱石層の通気が悪化し、特に鉱石の溶け落ち時
の通気の悪化が問題になることが明らかになった。
し、層内を流れるガス量は極端に少なくなる。鉱石を溶
解するための熱量はその周辺のコークス層を流れるガス
からの伝導伝熱により供給される。したがって、従来の
混合装入による軟化融着帯の通気を多少改善したとて
も、その溶融を改善することは困難である。以上、従来
の混合装入法では上記に示した理由で充分な効果を発揮
することが困難である。また、混合装入を実現するため
の装入法、特開昭60−260010号公報も層内での均一なコ
ークスの分散を目的とする以上、その効果を充分に発揮
することは困難である。
け落ちを支配するガス流れの変化、伝熱現象を詳細に検
討したところ以下の点が明らかになった。 (1)融着帯内を流れるガスは極く微量であり、そのガ
ス流れが伝熱溶解に及ぼす影響は小さい。
は、厚い融着帯内での遅い伝導伝熱に起因している。し
たがって、鉱石層厚を薄くすることで溶解速度の向上を
達成できる。 (3)融着帯内に縦方向に通気の良いコークススリット
を縦方向に形成することにより融着帯内の伝熱を促進す
ることができる。
O/C時の鉱石層の溶解速度を向上させるものである。
具体的には、鉱石層内に通気の良いコークス層を縦方向
に筋状に形成することにより通気抵抗の小さいコークス
スリットを設け、そこを流れるガスにより溶解を促進す
る装入法とそれを実現するための具体的な装入手段に提
供するものである。
のベルレス装入装置に配置した炉頂ホッパから旋回シュ
ートを介して炉内に鉱石とコークスとを交互に層状に装
入する方法において、炉内に鉱石を装入する段階で、当
該鉱石装入前に炉内に形成した炉周辺部から炉中心部に
向け低くなる表面傾斜角度θが5度以上、25度以下のコ
ークス層上に、炉頂ホッパから鉱石(O)とコークス
(C)の一部とを混合させた状態で排出し、旋回シュー
トを流れる鉱石上にコークスを再偏析させつつ該シュー
トを炉中心部から周辺部に向けて傾動して装入すること
により、炉内に装入された鉱石層に、縦方向にスリット
状に形成される再偏析コークス層の炉半径方向の幅厚さ
DWf を装入レベルの炉口半径RO により無次元化した
無次元再偏析層幅厚さDWf /RO を0.01以上0.04以下
として、炉半径方向に分布させることを特徴とするベル
レス高炉における鉱石、コークス混合装入方法である。
装入装置に配置した炉頂ホッパにから旋回シュートを介
して炉内に鉱石とコークスとを交互に層状に装入する方
法において、炉内に鉱石を装入する段階で、当該鉱石装
入前に炉内に形成した炉周辺部から炉中心部に向け低く
なる表面傾斜角度θが5度未満のコークス層上に、炉頂
ホッパから鉱石(O)とコークス(C)の一部とを混合
させた状態で排出し、旋回シュートを流れる鉱石上にコ
ークスを再偏析させつつ該シュートを炉中心部から周辺
部に向けて傾動して原料落下間隔DRf を装入位置の炉
口半径RO により無次元化した無次元原料位置間隔DR
f /RO が下記条件式を満足するように装入し、炉内装
入された鉱石層に、縦方向にスリット状に形成される再
偏析コークス層の炉半径方向の幅厚さDWf を装入レベ
ルの炉口半径RO により無次元化した無次元再偏析層幅
厚さDWf /RO を0.005 以上0.01未満として炉半径方
向に分布させることを特徴とするベルレス高炉における
鉱石、コークス混合装入方法である。
装入前に形成したコークス層の表面傾斜角度) 請求項3記載の本発明は、炉内に装入した鉱石層に、縦
方向にスリット状に形成される再偏析コークス層を炉半
径方向に3箇所以上に分布させることを特徴とする請求
項1または請求項2のベルレス高炉における鉱石、コー
クス混合装入方法である。
混合原料の装入方法を示す。地上に設置された(図示し
ない)鉱石槽、コークス槽から装入ベルトコンベヤを用
いて2基のうちの一方の炉頂ポッパ12に原料として鉱石
(O)とコークス(C)とを装入し、炉頂ホッパ12から
鉱石(O)、コークス(C)を同時に排出することによ
り混合装入を行う。混合装入を行う手段としては、図示
したように鉱石、コークスを同一のホッパ12に積み付け
排出し、上下2層または多層に積み付ける方法、あるい
は図6に示したように鉱石(O)とコークス(C)を炉
頂の別々のホッパ12に貯蔵し、同時に排出することによ
って混合装入する方法などが考えられるが、特に限定す
る必要はなく、炉頂ホッパ12に原料を装入する以前に予
め鉱石とコークスを混合しておいてもよい。炉頂ホッパ
12から排出された鉱石(O)、コークス(C)は集合シ
ュート13を経由して所定の角度を保ちながら回転する旋
回シュート14にて炉頂部15に積み付けられる。装入物は
炉内で旋回毎に積み付けられ、最終的に鉱石層O、コー
クス層Cを形成する。なお、図5、図6におけるC
1 は、鉱石層O内に形成されるスリット状の再偏析コー
クス層を示している。
出される原料の挙動を図1〜図4に示した。旋回シュー
ト14上で小粒径で重い鉱石層O2 はシュート底面をゆっ
くりと流れ、大粒径で軽いコークス層C1 は中、大粒径
の鉱石層O1 の上面部を速いスピードで流れる。その結
果、コークスがより遠くへ落下する再偏析コークス層C
1 が現れる。この状態で旋回シュートの傾動角度の変更
方向、変更の大きさ、下面の形状を種々変更してコーク
スの堆積挙動を調べた結果が図1〜図4である。図4に
示すように、旋回シュート14の傾動角度を通常行われて
いる矢印で示す傾動方向、すなわち炉周辺部から炉中心
部へ変更した場合には炉壁に再偏析したコークスC1 が
装入されたのち中心部へ押し流されて再度炉中心部へ堆
積するため、鉱石層内にスリット状の縦方向に偏析した
コークススリットを形成できず、炉中心部に再偏析コー
クス層C1 を形成する。一方、炉中心部から炉周辺部に
向けて逆方向に旋回シュートの傾動角を変更し、下層の
コークス層Cの表面傾斜角、旋回シュートの傾動角の変
化幅を適正に設定すると図1のように鉱石層Oにスリッ
ト状(筋状)に本発明の再偏析コークス層C1 が入った
鉱石層Oを形成することができる。
斜が緩く、かつ旋回シュート14を炉周辺部から炉中心部
へ変更すると前回旋回時の装入位置と今回の装入位置が
接近している場合には、前回旋回時の再偏析コークス層
C0 が装入物の落下流により炉壁方向に押し流され、図
1のように適正な再偏析コークス層C1 を形成すること
が困難になる。このため、各旋回毎の再偏析コークス層
が押し流されて集まり、炉壁部にコークス単一層を形成
する。一方、図3に示すように下層のコークス層Cの表
面傾斜がきつい場合には、各旋回で装入された原料は装
入位置に留まらず、中心部に流れ込んで再偏析コークス
層C1 を形成するため、適正な再偏析コークス層が得ら
れない。
ート14を炉中心部から炉周辺部に向けて傾動角を変更す
ると共に、下層のコークス層Cの表面傾斜角θを適正に
することによって鉱石層Oにスリット状の再偏析コーク
ス層C1 を炉半径方向に環状に分布させることができ
る。図1では、鉱石を装入する前のコークス層Cの表面
傾斜角θ、炉中心から原料落下位置までの距離Rf にお
いて、旋回シュート14から旋回ごとにコークス層C上に
形成される炉半径方向の鉱石とコークスとを含む原料落
下位置間隔DRf および縦方向にスリット状の再偏析コ
ークス層C1 の幅厚さをDWf としている。このような
原料落下位置間隔DRf を落下位置での炉口半径RO で
無次元化した無次元原料落下位置間隔DRf /RO およ
び再偏析コークス層C1 の幅厚さDW f を同じく炉口半
径RO で無次元化した無次元再偏析コークス層幅厚さD
Wf /RO と定義する。
適なスリット状の再偏析コークス層C1 を鉱石層Oに形
成させる条件を調査した。すなわち鉱石装入前の下層の
コークス層Cが炉周辺部から炉中心部に向け低くなる表
面傾斜角θを、無次元原料落下位置間隔DRf /R
O と、鉱石層Oに形成される無次元再偏析コークス層幅
厚さDWf /RO とにより評価した。その結果を図7に
示す。図7における○印は鉱石層Oに縦方向にスリット
状の十分な無次元再偏析コークス層幅厚さDWf /RO
=0.01〜0.04が形成される場合、△は許容できるDWf
/RO =0.005 〜0.01未満が形成される場合、また●印
は再偏析コークス層の形成が不十分なDWf<0.005 の
場合を示している。
Cの表面傾斜角θが5度以上、25度以下で十分または許
容し得る無次元再偏析コークス層幅厚さが得られること
がわかる。また、鉱石装入前のコークス層Cの表面傾斜
角θが5度未満では無次元原料落下位置間隔DRf /R
O =0.04と傾斜角θ=5度を結んだ直線より上の領域、
つまり無次元原料落下位置間隔DRf >0.04−0.008 ×
(鉱石装入前に形成したコークス層の表面傾斜角度)で
少なくとも許容できるDWf /RO =0.005 〜0.01未満
が得られることを示している。
O =0.04と鉱石装入前のコークス層Cの表面傾斜角θ=
5度を結んだ線より下方の領域では、炉周辺部へのコー
クス流れ込みにより、いずれも無次元再偏析コークス層
幅厚さDWf /RO <0.005となり鉱石層O内に適正な
再偏析コークス層C1 をほとんど形成せず、通気の向上
に寄与しない。
ークス層C1 は、必ずしも旋回シュート14の各旋回ごと
に形成する必要はなく、鉱石層Oの溶融が不十分になる
と考えられる部位を中心とする特定領域の半径方向に3
箇所以上、望ましくは6箇所以上に分布するように形成
するのが好適である。通常時に旋回シュート14からコー
クス層C上に装入される鉱石層Oの平均層厚H(図1参
照)は炉口半径RO で無次元化した無次元鉱石層厚H/
RO =0.1 であるので、原料落下位置炉口半径RO =54
0cm の場合には、平均鉱石層厚H=RO ×0.1 =54cmと
なる。
位、無次元距離0.3 の領域の鉱石溶融性改善するには、
無次元鉱石層厚H=54cmよりも小さい位置間隔DRf <
H(=54cm)でコークス再偏析層C1 を形成する必要が
ある。すなわち、無次元距離0.3 に相当する半径方向の
領域=540cm ×0.3 =162cm に旋回シュート14から(16
2 /54=3)3回の旋回により少なくとも3箇所の再偏
析コークス層C1 を形成することが必要になる。さら
に、伝熱溶融速度を改善するには、6箇所以上の再偏析
コークス層C1 を形成するのが望ましい。
半径方向における特定領域に形成するには、たとえば、
図6に示すように2基の炉頂ホッパ12にそれぞれ収容し
た鉱石(O)とコークス(C)とを排出するタイミング
を制御することにより可能となる。すなわち、まず炉頂
ホッパ12から鉱石(O)を排出し、旋回シュート14が特
定領域に達する時点で別の炉頂ホッパ12からコークス
(C)を排出すればよい。
径: 5.3mの大型ベルレス高炉で実施した結果を表1に
示した。炉頂に2個の並列バンカーを有する高炉であ
り、シュート長 4.0mの旋回シュートを用いて、1バッ
チの鉱石、コークスを13旋回にて炉内に装入している。
旋回シュートの傾動角度の設定は、52.5度を1ポイン
ト、13度を14ポイントとし、その間を等間隔で分割した
ポイントを用いて行った。燃料比は480kg/t から510kg/
t の間にあり、微粉炭多量吹き込みを実施している。混
合装入コークスとして粒径15−50mmの通常コークスとほ
ぼ同じ粒径のコークスを約80kg/t装入した。鉱石を炉頂
ホッパーに装入し、その後同一のホッパーに混合用コー
クスを装入し、同時に排出した。
ス表面(コークステラス)を形成し、そのうえに混合コ
ークス層を形成させた。コークステラスの長さが1.5 m
と短いため、混合装入時の無次元原料落下位置間隔は0.
03と短い。その結果、炉壁近傍に混合コークスが集中し
て堆積し、鉱石層に縦方向に筋状のコークス層を形成す
ることが困難になっている。その結果、高炉下部の圧力
損失が0.029kg/m3と大きく、かつ通気抵抗の変動σΔP
/vが0.030 と操業の変動が大きいことが分かる。溶銑
温度を1500℃以上に維持することが困難になり同時に、
溶銑中の[Si]の変動も著しく大きい。
さを0.5 mと短くし、混合原料をコークスの斜面(角度
26度)上に装入した。混合装入時の無次元原料落下位置
間隔は0.05と大きいものの、装入された混合原料は炉壁
近傍の装入位置に留まらず、炉中心部に流れ込む。同時
に、混合原料中のコークスが炉内で再偏析を起こし、炉
中心部に混合コークスが集中して堆積した。その結果、
高炉下部の圧力損失が0.030kg/m3と大きく、かつ通気抵
抗の変動σΔP/vが0.028 と安定な操業ができていな
いことがわかる。また、溶銑温度を1500℃以上に維持す
ることが困難になると同時に、炉頂のガスの利用率が低
下し、燃料比を520kg/t にまで上昇することを余儀なく
されている。
ークス表面(コークステラス)を形成し、そのうえに混
合コークス層を形成させた。コークステラスの長さを2.
5 mと長くしたため、混合装入時の無次元原料落下位置
間隔は0.04と大きくとることが可能になった。その結
果、炉壁近傍に装入した混合原料は図1に示すように、
鉱石層内の縦方向にスリット状の再偏析コークス層C1
を形成している。その結果、軟化、融着帯の溶解が促進
され、結果、高炉下部の圧力損失が0.020kg/m3に低下
し、かつ通気抵抗の変動σΔP/vが0.018 まで低下、
安定操業が実現できた。溶銑温度を1503℃と高めに維持
することが可能になり、微粉炭吹き込み量を200kg/t ま
で増加、同時に燃料比を490kg/t に低下できた。
長さを0.5 mと短くし、混合原料をコークスの斜面(角
度15度)上に装入した。混合装入時の無次元原料落下位
置間隔は0.05と大きくし、同時に、下面の傾斜角を20度
になるようにコークスの装入パターンを調整した。コー
クスの傾斜角が適正範囲のため、装入された混合原料は
装入位置に留まり、図1に示すような安定な堆積層を形
成した。その結果、高炉下部の圧力損失は0.018kg/m3ま
で低下し、かつ通気抵抗の変動σΔP/vが0.015 と安
定操業が可能になった。同時に、溶銑温度を1505℃と高
めに維持することが可能になり、微粉炭吹き込み量を20
5kg/t まで増加、同時に燃料比を480kg/t に低下でき
た。
し、その後同一のホッパーに混合コークスを装入し、同
時に排出したが、混合コークスを異なるホッパーに装入
し鉱石と同時に排出することも可能である。また、混合
コークスとして通常コークスに近い通気性の良いコーク
スを用いたが、従来から行われているように高反応性の
小粒径のコークスを用いることも可能である。
の生産能力の低下時、コークス不足時の低コークス比操
業時、微粉炭多量吹き込み操業時において、高炉内に装
入した鉱石の溶解速度を再偏析コークス層の通気改善効
果を利用して上昇することにより、コークス比の一層の
低下、操業の安定を達成することができる。
には、一般には市場からコークスを購入し補うことが一
般的であるが、市場コークスの値段は自家生産コークス
の約50%増しであり、コークス使用量を減少できる本発
明の経済的効果は大きい。また、通気性の改善により、
実施例でも示したように出銑量が増加、製鉄所全体の生
産量を増加できる。
析コークス層が形成される場合を断面で示す説明図であ
る。
ス層が形成されない場合を断面で示す説明図である。
ス層が形成されない場合を断面で示す説明図である。
層が形成されない場合を断面で示す説明図である。
クスを同時に排出し、旋回シュートを介して装入する場
合を断面で示す説明図である。
クスを同時に排出し、旋回シュートを介して装入する場
合を断面で示す説明図である。
炉中心部に向け低くなる表面傾斜角θと無次元原料落下
位置間隔DRf /RO との関係を、鉱石層に形成される
無次元再偏析コークス層幅厚さDWf /RO より評価し
たグラフである。
示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 高炉のベルレス装入装置に配置した炉頂
ホッパから旋回シュートを介して炉内に鉱石とコークス
とを交互に層状に装入する方法において、炉内に鉱石を
装入する段階で、当該鉱石装入前に炉内に形成した炉周
辺部から炉中心部に向け低くなる表面傾斜角度θが5度
以上、25度以下のコークス層上に、炉頂ホッパから鉱石
(O)とコークス(C)の一部とを混合させた状態で排
出し、旋回シュートを流れる鉱石上にコークスを再偏析
させつつ該シュートを炉中心部から周辺部に向けて傾動
して装入することにより、炉内に装入された鉱石層に、
縦方向にスリット状に形成される再偏析コークス層の炉
半径方向の幅厚さDWfを装入レベルの炉口半径RO に
より無次元化した無次元再偏析層幅厚さDWf /RO を
0.01以上0.04以下として、炉半径方向に分布させること
を特徴とするベルレス高炉における鉱石、コークス混合
装入方法。 - 【請求項2】 高炉のベルレス装入装置に配置した炉頂
ホッパから旋回シュートを介して炉内に鉱石とコークス
とを交互に層状に装入する方法において、炉内に鉱石を
装入する段階で、当該鉱石装入前に炉内に形成した炉周
辺部から炉中心部に向け低くなる表面傾斜角度θが5度
未満のコークス層上に、炉頂ホッパから鉱石(O)とコ
ークス(C)の一部とを混合させた状態で排出し、旋回
シュートを流れる鉱石上にコークスを再偏析させつつ該
シュートを炉中心部から周辺部に向けて傾動して原料落
下間隔DRf を装入位置の炉口半径RO により無次元化
した無次元原料位置間隔DRf /RO が下記条件式を満
足するように装入し、炉内装入された鉱石層に、縦方向
にスリット状に形成される再偏析コークス層の炉半径方
向の幅厚さDWf を装入レベルの炉口半径RO により無
次元化した無次元再偏析層幅厚さDWf /RO を0.005
以上0.01未満として炉半径方向に分布させることを特徴
とするベルレス高炉における鉱石、コークス混合装入方
法。 記 無次元原料落下位置間隔DRf >0.04−0.008 ×(鉱石
装入前に形成したコークス層の表面傾斜角度) - 【請求項3】 炉内に装入した鉱石層に、縦方向にスリ
ット状に形成される再偏析コークス層を炉半径方向に3
箇所以上に分布させることを特徴とするベルレス高炉に
おける鉱石、コークス混合装入方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28207695A JP3588877B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ベルレス高炉における鉱石、コークス混合装入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28207695A JP3588877B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ベルレス高炉における鉱石、コークス混合装入方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09125112A true JPH09125112A (ja) | 1997-05-13 |
| JP3588877B2 JP3588877B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=17647821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28207695A Expired - Fee Related JP3588877B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | ベルレス高炉における鉱石、コークス混合装入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3588877B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030052726A (ko) * | 2001-12-21 | 2003-06-27 | 주식회사 포스코 | 광석과 중괴코크스의 혼합 장입방법 |
| JP2009062576A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Jfe Steel Kk | 高炉への原料装入方法及び原料装入装置 |
| JP2011137217A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-07-14 | Jfe Steel Corp | 高炉操業方法 |
| JP2013095970A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Jfe Steel Corp | 高炉操業方法 |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP28207695A patent/JP3588877B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030052726A (ko) * | 2001-12-21 | 2003-06-27 | 주식회사 포스코 | 광석과 중괴코크스의 혼합 장입방법 |
| JP2009062576A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Jfe Steel Kk | 高炉への原料装入方法及び原料装入装置 |
| JP2011137217A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-07-14 | Jfe Steel Corp | 高炉操業方法 |
| JP2013095970A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Jfe Steel Corp | 高炉操業方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3588877B2 (ja) | 2004-11-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU776002B2 (en) | Method and facilities for metal smelting | |
| JP5696814B2 (ja) | ベルレス高炉への原料装入方法 | |
| US20030061909A1 (en) | Method and apparatus for making metallic iron | |
| KR20150004879A (ko) | 고로로의 원료 장입 방법 | |
| JPH09125112A (ja) | ベルレス高炉における鉱石、コークス混合装入方法 | |
| JP2002003910A (ja) | 高炉操業方法 | |
| JP2000178616A (ja) | 高炉へのペレット高配合鉄鉱石の装入方法 | |
| US20240167109A1 (en) | Method for producing pig iron | |
| JP3700457B2 (ja) | 高炉の操業方法 | |
| JP3700458B2 (ja) | 低Si溶銑の製造方法 | |
| RU2829744C2 (ru) | Способ получения чугуна | |
| JP2010150643A (ja) | 高炉への原料装入方法 | |
| KR100376480B1 (ko) | 중괴코크스를 이용한 노내 장입물 분포 제어방법 | |
| KR20030052726A (ko) | 광석과 중괴코크스의 혼합 장입방법 | |
| RU2095420C1 (ru) | Способ загрузки доменной печи | |
| JP7821703B2 (ja) | 銑鉄製造方法 | |
| JP5966608B2 (ja) | 高炉への原料装入方法 | |
| RU2137844C1 (ru) | Способ получения чугуна и стали с использованием доменного и сталеплавильного производств на металлургическом предприятии | |
| JP6950718B2 (ja) | ベルレス高炉の原料装入方法 | |
| JP3531464B2 (ja) | SiO2含有量が低い焼結鉱の製造方法 | |
| JPH08269508A (ja) | 高炉の操業方法 | |
| JPH06271908A (ja) | ベルレス高炉の原料多バッチ装入方法 | |
| JP2933468B2 (ja) | 高炉への成型コークス装入方法 | |
| JPH0128802B2 (ja) | ||
| JP2808343B2 (ja) | 高炉の原料装入方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040428 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040705 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20040727 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20040809 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |