JPH09168396A - 光学活性な5−ヒドロキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1h−ベンゾアゼピン誘導体の製造方法 - Google Patents

光学活性な5−ヒドロキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1h−ベンゾアゼピン誘導体の製造方法

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JPH09168396A
JPH09168396A JP27767296A JP27767296A JPH09168396A JP H09168396 A JPH09168396 A JP H09168396A JP 27767296 A JP27767296 A JP 27767296A JP 27767296 A JP27767296 A JP 27767296A JP H09168396 A JPH09168396 A JP H09168396A
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compound
tetrahydro
reaction
general formula
benzazepine
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JP27767296A
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English (en)
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Atsushi Matsubara
淳 松原
Seiji Morita
清司 森田
Kenji Otsubo
健児 大坪
Yoshikazu Kawano
芳和 川野
Naoaki Otani
直明 大谷
Minoru Uchida
稔 内多
Shuji Yamashita
修司 山下
Kazuyoshi Kitano
和良 北野
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光学活性な5−ヒドロキシ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
体の製造方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の方法は、一般式 【化1】 〔式中、R1は水素原子又はハロゲン原子、R2はフェニ
ル環上に低級アルキル基を有することのあるフェニルス
ルホニル基を示す。〕で表されるベンゾアゼピン誘導体
に、リパーゼの存在下、酢酸ビニルを反応させて一般式 【化2】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表されるベンゾ
アゼピン誘導体又はその塩を得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学活性な5−ヒ
ドロキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、バソプレシ
ン拮抗作用を有する有用な化合物の合成中間体である一
般式
【0003】
【化15】
【0004】〔式中、R1は水素原子又はハロゲン原子
を示す。R2はフェニル環上に低級アルキル基を有する
ことのあるフェニルスルホニル基を示す。〕、一般式
【0005】
【化16】
【0006】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕、一
般式
【0007】
【化17】
【0008】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕又は
一般式
【0009】
【化18】
【0010】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される光学活性な2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−ベンゾアゼピン誘導体を、光学分割作業を施すことな
く、安全且つ簡便な操作により、しかも緩和な反応条件
下に、高純度、高収率で製造し得る方法を提供すること
を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記
(1)〜(6)に示す製造方法が提供される。
【0012】(1) 一般式
【0013】
【化19】
【0014】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体に、リパーゼの存在下、酢酸ビニルを反応
させて光学活性な一般式
【0015】
【化20】
【0016】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩を得ることを特徴とする2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
体の製造方法。
【0017】(2) 一般式
【0018】
【化21】
【0019】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体に、リパーゼの存在下、酢酸ビニルを反応
させて光学活性な一般式
【0020】
【化22】
【0021】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩を得、次いで得られる2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体又
はその塩を加水分解して光学活性な一般式
【0022】
【化23】
【0023】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩を得ることを特徴とする2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
体の製造方法。
【0024】(3) 一般式
【0025】
【化24】
【0026】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体を、(+)−B−クロロジイソピノカムフ
ェイルボランを用いて還元して光学活性な一般式
【0027】
【化25】
【0028】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩を得ることを特徴とする2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
体の製造方法。
【0029】(4) 一般式
【0030】
【化26】
【0031】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体を、(−)−B−クロロジイソピノカムフ
ェイルボランを用いて還元して光学活性な一般式
【0032】
【化27】
【0033】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩を得ることを特徴とする2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
体の製造方法。
【0034】(5) 一般式
【0035】
【化28】
【0036】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体に、リパーゼの存在下、酢酸ビニルを反応
させて光学活性な一般式
【0037】
【化29】
【0038】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩を得ることを特徴とする2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
体の製造方法。
【0039】(6) 一般式
【0040】
【化30】
【0041】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体に、リパーゼの存在下、酢酸ビニルを反応
させて光学活性な一般式
【0042】
【化31】
【0043】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩を得、次いで得られる2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体又
はその塩を加水分解して光学活性な一般式
【0044】
【化32】
【0045】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン誘導体又はその塩を得ることを特徴とする2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
体の製造方法。
【0046】本発明の方法で製造される上記一般式(1
a)、一般式(1b)、一般式(1c)及び一般式(1
d)で表される5−ヒドロキシ−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体及びその塩は、
例えば一般式
【0047】
【化33】
【0048】〔式中、R1は前記に同じ。R3は水素原
子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基又は低級アルキル
基を示す。R4は低級アルキル基、ハロゲン原子又は低
級アルコキシ基を示す。R5aは置換基として低級アルコ
キシカルボニル基又は低級アルキル基を有することのあ
るアミノ基又は水酸基を示す。R5bは水素原子又は水酸
基を示す。〕で表されるバソプレシン拮抗作用を有する
有用な化合物を合成するための中間体として重要な化合
物である。
【0049】本発明の方法に従えば、上記一般式(1
a)、一般式(1b)、一般式(1c)及び一般式(1
d)で表される光学活性な5−ヒドロキシ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体
を、光学分割作業を施すことなく、安全且つ簡便な操作
により、しかも緩和な反応条件下に、高純度、高収率で
製造し得る。
【0050】本発明の上記各種の製造方法のうち、
(1)又は(5)の方法は、リパーゼという酵素を用い
る反応であり、不斉誘導に用いる不斉な有機合成試薬を
用いる反応に比べて、より簡便に、より緩和な反応条件
下で、工業的規模にて、非常に安価に、高純度、高収率
で目的化合物が製造され得る。
【0051】また(2)又は(6)の方法において、第
一工程で得られる一般式(3)又は一般式(25)の
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
誘導体は、これを加水分解することにより、容易に光学
活性な一般式(1b)又は一般式(1d)で表される
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
誘導体に誘導され得る。
【0052】このようにリパーゼという酵素と一般式
(2)又は一般式(24)の2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体という基質を用いる
ことにより、R体及びS体の両光学活性体を同時に得る
ことができる。
【0053】また、上記(3)及び(4)の方法におい
ても、安全且つ簡便な操作により、しかも緩和な反応条
件下に、高純度、高収率で目的化合物が製造され得る。
【0054】
【発明の実施の形態】上記各一般式において示される各
基は、より具体的には以下の通りである。
【0055】ハロゲン原子としては、例えば弗素原子、
塩素原子、臭素原子及び沃素原子が挙げられる。
【0056】フェニル環上に置換基として低級アルキル
基を有することのあるフェニルスルホニル基としては、
例えば、フェニルスルホニル、2−メチルフェニルスル
ホニル、3−メチルフェニルスルホニル、4−メチルフ
ェニルスルホニル、2−エチルフェニルスルホニル、3
−プロピルフェニルスルホニル、4−ブチルフェニルス
ルホニル、2−ペンチルフェニルスルホニル、3−ヘキ
シルフェニルスルホニル、2,3−ジメチルフェニルス
ルホニル、2,4,6−トリメチルフェニルスルホニル
基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することのあるフ
ェニルスルホニル基を例示できる。
【0057】本発明の方法につき、以下に詳述する。
【0058】
【化34】
【0059】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕 一般式(2)の化合物を一般式(3)の化合物及び一般
式(1a)の化合物に導く反応は、適当な溶媒中又は無
溶媒下、リパーゼの存在下一般式(2)の化合物に酢酸
ビニル(6)を反応させることにより行われる。
【0060】この反応で使用される溶媒としては、例え
ばシクロヘキサン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、アセ
トニトリル等やこれらの混合溶媒が挙げられる。
【0061】この反応で使用されるリパーゼとしては、
動物、酵母、カビ、細菌等様々な生物から得られたリパ
ーゼがいずれも使用可能であり、更に種々の市販のリパ
ーゼを広く使用することができる。市販のリパーゼとし
ては、例えばリパーゼQL〔名糖産業社製、アルカリゲ
ネス属(Alcaligenes sp)のリパーゼ〕、リパーゼPL
〔名糖産業社製、アルカリゲネス属のリパーゼ〕、リパ
ーゼQLG〔名糖産業社製、アルカリゲネス属のリパー
ゼ〕、リパーゼOF〔名糖産業製、キャンディダ属(Ca
ndida cylindrasea)のリパーゼ〕、リポザイムIM(L
ipozyme IM)〔ノボ ノルディスク(Novo Nordisk)社
製、ムコール属(Mucor miehei)のリパーゼ〕、ノボザ
イム(Novozym)435,SP523,SP524,S
P525,SP526〔ノボ ノルディスク社製、アス
ペルギルス属(Aspergillus oryzae)のリパーゼ〕、ス
ブティリシン(Subtilisin)A〔ノボ ノルディスク社
製、バシルス属(Bacillus licheniformis)のリパー
ゼ〕、トヨチーム(Toyozyme)LIP〔東洋紡社製〕、
PPL〔シグマ(Sigma)社製、ブタ膵臓(Porcine Pan
creas)のリパーゼ〕、CCL〔シグマ社製、キャンデ
ィダ属のリパーゼ〕、ナカライリパーゼ(Nacalai lipa
se)〔ナカライ社製、シュードモナス属(Pseudomonas
fluorescens)のリパーゼ〕等が挙げられる。これら市
販リパーゼの中でも、リパーゼQL及びリパーゼPLが
特に好ましい。リパーゼの使用量としては、特に限定さ
れず広い範囲内から適宜選択することができるが、通常
一般式(2)の化合物に対して等重量〜1.5倍重量、
好ましくは等重量となるように使用するのがよい。
【0062】上記反応において、酢酸ビニル(6)の使
用量も特に限定されるものではないが、一般式(2)の
化合物に対して通常大過剰量使用するのがよい。該反応
は、通常室温〜60℃付近、好ましくは室温〜50℃付
近にて好適に進行し、一般に5〜50時間程度で該反応
は完結する。
【0063】上記反応で一般式(3)の化合物も同時に
生成するが、この一般式(3)の化合物と一般式(1
a)の化合物とは、通常の分離手段、例えばカラムクロ
マトグラフィー、プレパラティブ薄層クロマトグラフィ
ー等によりそれぞれ容易に単離され得る。
【0064】一般式(3)の化合物を一般式(1b)に
導く反応は、適当な溶媒中又は無溶媒下、酸又は塩基性
化合物の存在下に行われる。用いられる溶媒としては、
例えば水、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエ
ーテル類、ギ酸、酢酸等の脂肪酸類又はこれらの混合溶
媒等を挙げることができる。酸としては、例えば塩酸、
硫酸、臭化水素酸等の鉱酸、ギ酸、酢酸、芳香族スルホ
ン酸等の有機酸等を挙げることができ、また塩基性化合
物としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
金属炭酸塩や水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化カルシウム等の金属水酸化物等を挙げることができ
る。該反応は、通常室温〜200℃程度、好ましくは室
温〜150℃程度で好適に進行し、一般に0.05〜2
5時間程度で終了する。
【0065】
【化35】
【0066】〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕 一般式(4)の化合物を一般式(1a)の化合物又は一
般式(1b)の化合物に導く反応は、適当な溶媒中、一
般式(4)の化合物に(−)−B−クロロジイソピノカ
ムフェイルボラン〔(−)−IpC2BCl〕又は
(+)−B−クロロジイソピノカムフェイルボラン
〔(+)−IpC2BCl〕を反応させることにより行
われる。ここで使用される溶媒としては、例えばジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、1,2−ジメト
キシエタン、ジグライム、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類等を挙げることができる。(−)−
B−クロロジイソピノカムフェイルボラン又は(+)−
B−クロロジイソピノカムフェイルボランの使用量は、
一般式(4)の化合物に対して通常少なくとも等モル、
好ましくは等モル〜1.5倍モル量とするのがよい。該
反応は、通常−78℃〜室温付近、好ましくは−70℃
〜室温付近にて好適に進行し、一般に1〜25時間程度
で該反応は完結する。
【0067】本発明の方法で得られる一般式(1a)の
化合物は、下記反応式−3、反応式−7又は反応式−9
に示す方法に従い、バソプレシン拮抗作用を有する一般
式(5a)の化合物、一般式(5g)の化合物、一般式
(5h)の化合物、一般式(5k)の化合物又は一般式
(5l)の化合物に、また一般式(1b)の化合物は、
下記反応式−4、反応式−8又は反応式−10で示す方
法に従い、バソプレシン拮抗作用を有する一般式(5
b)の化合物、一般式(5i)の化合物、一般式(5
j)の化合物、一般式(5m)の化合物又は一般式(5
n)の化合物に、それぞれ誘導され得る。
【0068】
【化36】
【0069】〔式中、R1、R2、R3及びR4は前記に同
じ。Xはハロゲン原子を示す。R6は低級アルコキシ置
換低級アルキル基を示す。〕 一般式(1a)の化合物と一般式(8)の化合物との反
応は、一般に適当な不活性溶媒中、塩基性化合物の存在
下又は不存在下にて行われる。用いられる不活性溶媒と
しては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、ジ
クロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化
炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノ
ール等のアルコール類、酢酸、酢酸エチル、アセトン、
アセトニトリル、ピリジン、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド又
はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。また塩基
性化合物としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸
塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の金属水酸化
物、水素化ナトリウム、カリウム、ナトリウム、ナトリ
ウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラ
ート等の金属アルコラート、ピリジン、N−エチルジイ
ソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジン、トリエチ
ルアミン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネ
ン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.
0〕ウンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシク
ロ〔2.2.2〕オクタン(DABCO)等の有機塩基
等を挙げることができる。一般式(1a)の化合物と一
般式(8)の化合物との使用割合としては、特に限定が
なく広い範囲で適宜選択すればよいが、前者に対して後
者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等モル〜2倍
モル量程度用いるのがよい。該反応は通常0〜100℃
程度、好ましくは0〜70℃程度にて行なわれ、一般に
30分〜25時間程度で反応は終了する。
【0070】一般式(9a)の化合物を一般式(10
a)の化合物に導く反応は、適当な溶媒中一般式(9
a)の化合物に金属マグネシウムを作用させることによ
り行われる。ここで使用される溶媒としては、例えばメ
タノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコー
ル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジ
メチルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸ト
リアミド等の非プロトン性極性溶媒類又はこれらの混合
溶媒等を挙げることができる。金属マグネシウムの使用
量は、一般式(9a)の化合物に対して通常大過剰量、
好ましくは10〜20倍モル量とするのがよい。該反応
は、通常室温〜120℃付近、好ましくは室温〜100
℃付近にて好適に進行し、一般に1〜10時間程度で該
反応は完結する。
【0071】また一般式(10a)の化合物は、一般式
(9a)の化合物を濃硫酸中、通常室温〜100℃、好
ましくは40〜100℃付近にて、0.5〜5時間程度
処理することによっても製造され得る。
【0072】一般式(10a)の化合物と一般式(1
1)の化合物との反応は、通常の酸アミド結合生成反応
である。酸アミド結合生成反応には公知のアミド結合生
成反応の条件を容易に適用できる。例えば(イ)混合酸
無水物法、即ちカルボン酸(11)にアルキルハロ炭酸
エステルを反応させて混合酸無水物とし、これにアミン
(10a)を反応させる方法、(ロ)活性エステル法、
即ちカルボン酸(11)をp−ニトロフェニルエステ
ル、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル、1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾールエステル等の活性エステルと
し、これにアミン(10a)を反応させる方法、(ハ)
カルボジイミド法、即ちカルボン酸(11)にアミン
(10a)をジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボ
ニルジイミダゾール等の活性化剤の存在下に縮合反応さ
せる方法、(ニ)その他の方法、例えばカルボン酸(1
1)を無水酢酸等の脱水剤によりカルボン酸無水物と
し、これにアミン(10a)を反応させる方法、カルボ
ン酸(11)と低級アルコールとのエステルにアミン
(10a)を高圧高温下に反応させる方法、カルボン酸
(11)の酸ハロゲン化物、即ちカルボン酸ハライドに
アミン(10a)を反応させる方法等を挙げることがで
きる。
【0073】上記混合酸無水物法(イ)において用いら
れる混合酸無水物は、通常のショッテン−バウマン反応
と同様の反応により得られ、これを通常単離することな
くアミン(10a)と反応させることにより一般式(1
2a)の化合物が製造される。上記ショッテン−バウマ
ン反応は塩基性化合物の存在下に行なわれる。用いられ
る塩基性化合物としては、ショッテン−バウマン反応に
慣用の化合物例えばトリエチルアミン、トリメチルアミ
ン、ピリジン、ジメチルアニリン、1−メチル−2−ピ
ロリジノン(NMP)、N−メチルモルホリン、1,5
−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DB
N)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ
ン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.
2〕オクタン(DABCO)等の有機塩基、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナト
リウム等の無機塩基等が挙げられる。該反応は、通常−
20〜100℃程度、好ましくは0〜50℃程度におい
て行なわれ、反応時間は5分〜10時間程度、好ましく
は5分〜2時間程度である。得られた混合酸無水物とア
ミン(10a)との反応は通常−20〜150℃程度、
好ましくは10〜50℃程度において行なわれ、反応時
間は5分〜10時間程度、好ましくは5分〜5時間程度
である。混合酸無水物法は一般に溶媒中で行なわれる。
用いられる溶媒としては混合酸無水物法に慣用の溶媒が
いずれも使用可能であり、具体的にはクロロホルム、ジ
クロロメタン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素
類、ベンゼン、p−クロロベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタ
ン等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステ
ル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、アセトニトリル、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド等の非プロトン性極性溶媒等又は之等の混合溶媒等が
挙げられる。混合酸無水物法において使用されるアルキ
ルハロ炭酸エステルとしては例えばクロロギ酸メチル、
ブロモギ酸メチル、クロロギ酸エチル、ブロモギ酸エチ
ル、クロロギ酸イソブチル等が挙げられる。該法におけ
るカルボン酸(11)、アルキルハロ炭酸エステル及び
アミン(10a)の使用割合は、通常等モルずつとする
のがよいが、アミン(10a)に対してアルキルハロ炭
酸エステル及びカルボン酸(11)はそれぞれ1〜1.
5倍モル量程度の範囲内で使用することができる。
【0074】また前記その他の方法(ニ)の内、カルボ
ン酸ハライドにアミン(10a)を反応させる方法を採
用する場合、該反応は塩基性化合物の存在下に、適当な
溶媒中で行なわれる。用いられる塩基性化合物として
は、公知のものを広く使用でき、例えば上記ショッテン
−バウマン反応に用いられる塩基性化合物の他に、例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム等を例示できる。また用いられる溶
媒としては、例えば上記混合酸無水物法に用いられる溶
媒の他に、メタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール、3−メトキシ−1−ブタノール、エチルセロ
ソルブ、メチルセロソルブ等のアルコール類、ピリジ
ン、アセトン、水等を例示できる。アミン(10a)と
カルボン酸ハライドとの使用割合としては、特に限定が
なく広い範囲内で適宜選択でき、通常前者に対して後者
を少なくとも等モル量程度、好ましくは等モル〜5倍モ
ル量程度用いるのがよい。該反応は通常−20〜180
℃程度、好ましくは0〜150℃程度にて行なわれ、一
般に5分〜30時間程度で反応は完結する。
【0075】更に上記反応式−1に示すアミド結合生成
反応は、カルボン酸(11)とアミン(10a)とを、
フェニルホスフィン−2,2′−ジチオジピリジン、ジ
フェニルホスフィニルクロリド、フェニル−N−フェニ
ルホスホラミドクロリデート、ジエチルクロロホスフェ
ート、ジエチルリン酸シアニド、ジフェニルリン酸アジ
ド、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフ
ィニッククロリド等のリン化合物の縮合剤の存在下に反
応させる方法によっても実施できる。
【0076】該反応は、上記カルボン酸ハライドにアミ
ン(10a)を反応させる方法で用いられる溶媒及び塩
基性化合物の存在下に、通常−20〜150℃程度、好
ましくは0〜100℃程度付近にて行なわれ、一般に5
分〜30時間程度にて反応は終了する。縮合剤及びカル
ボン酸(11)の使用量はアミン(10a)に対して夫
々少なくとも等モル量程度、好ましくは等モル〜2倍モ
ル量程度使用するのがよい。
【0077】一般式(12a)の化合物を一般式(5
a)の化合物に導く反応は、適当な溶媒中、酸の存在下
に行われる。用いられる溶媒及び酸としては、前記反応
式−1において一般式(3)の化合物を一般式(1b)
の化合物に導く反応で用いられる溶媒及び酸をいずれも
使用することができる。該反応は通常室温〜150℃程
度、好ましくは室温〜100℃程度にて行なわれ、一般
に30分〜5時間程度で反応は終了する。
【0078】一般式(1a)の化合物を一般式(10
c)の化合物に導く反応は、前記一般式(9a)の化合
物を一般式(10a)の化合物に導く反応と同様の反応
条件下に行い得る。
【0079】一般式(10c)の化合物と一般式(1
1)の化合物との反応は、一般式(10a)の化合物と
一般式(11)の化合物との反応と同様の反応条件下に
行われる。
【0080】上記各反応で得られる一般式(1a)の化
合物、一般式(10a)の化合物及び一般式(10c)
の化合物において、R1が水素原子を示す化合物は、対
応するR1がハロゲン原子を示す化合物を還元すること
により製造される。この還元反応は、例えば適当な溶媒
中触媒を用いて接触水素添加することにより行なわれ
る。使用される溶媒としては例えば水、酢酸、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、
ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、酢酸エ
チル、酢酸メチル等のエステル類、ジメチルホルムアミ
ド等の非プロトン性極性溶媒等又はこれらの混合溶媒等
が挙げられ、使用される接触還元触媒としては例えばパ
ラジウム、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、白金、
酸化白金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル等が挙げられ
る。触媒は出発原料に対して一般に0.02〜1倍量程
度用いるのがよい。反応温度は通常−20〜100℃付
近、好ましくは0〜70℃付近、水素圧は通常1〜10
気圧とするのがよく、該反応は一般に0.5〜20時間
程度で終了する。また該反応の反応系内には酢酸ナトリ
ウム等の脂肪酸アルカリ金属塩を添加することにより該
反応は有利に進行する。
【0081】
【化37】
【0082】〔式中、R1、R2、R3、R4、R6及びX
は前記に同じ。〕 一般式(1b)の化合物と一般式(8)の化合物との反
応は、前記反応式−3における一般式(1a)の化合物
と一般式(8)の化合物との反応と同様の反応条件下に
行い得る。
【0083】一般式(9b)の化合物を一般式(10
b)の化合物に導く反応は、前記反応式−3における一
般式(9a)の化合物を一般式(10a)の化合物に導
く反応と同様の反応条件下に行い得る。
【0084】一般式(10b)の化合物と一般式(1
1)の化合物との反応は、前記反応式−3における一般
式(10a)の化合物と一般式(11)の化合物との反
応と同様の反応条件下に行い得る。
【0085】一般式(12b)の化合物を一般式(5
b)の化合物に導く反応は、前記反応式−3における一
般式(12a)の化合物を一般式(5a)の化合物に導
く反応と同様の反応条件下に行い得る。
【0086】一般式(1b)の化合物を一般式(10
d)の化合物に導く反応は、前記反応式−3における一
般式(9a)の化合物を一般式(10a)の化合物に導
く反応と同様の反応条件下に行い得る。
【0087】一般式(10d)の化合物と一般式(1
1)の化合物との反応は、前記反応式−3における一般
式(10a)の化合物と一般式(11)の化合物との反
応と同様の反応条件下に行われる。
【0088】上記各反応で得られる一般式(1b)の化
合物、一般式(10b)の化合物及び一般式(10d)
の化合物において、R1がハロゲン原子を示す化合物
は、対応するR1が水素原子を示す化合物を還元するこ
とにより製造される。この還元反応は、前記一般式(1
a)の化合物、一般式(10a)の化合物及び一般式
(10c)の化合物において、R1が水素原子を示す化
合物を還元して対応するR1がハロゲン原子を示す化合
物に導く反応と同様の反応条件下に行い得る。
【0089】
【化38】
【0090】〔式中、R1、R3、R4及びXは前記に同
じ。R7は低級アルキル基を示す。R8及びR9は、同一
又は異なって、水素原子又は低級アルキル基を示す。R
10は低級アルキル基を示す。R11は水素原子又は低級ア
ルキル基を示す。〕 一般式(5c)の化合物は、一般式(5a)の化合物を
(1) 例えばジエチルアゾジカルボキシレート、ジブチ
ルアゾジカルボキシレート等のジアルキルアゾジカルボ
キシレート類、1,1’−アゾジカルボニルジ(ピペリ
ジン)等のジアルキルアゾジカルボキシアミド類及びト
リアルキルホスフィン、トリアリールホスフィン等のリ
ン酸化合物の存在下にアジド化剤と反応させ、次いで
(2) 得られる化合物を還元することにより製造される。
【0091】(1) の反応において使用されるアジド化剤
としては、アジ化水素酸、ジフェニルリン酸アジド(D
PPA)等を例示できる。また使用される溶媒として
は、例えばテトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエ
タン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ
グライム等のエーテル類、ベンゼン、トルエン等の芳香
族炭化水素類又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。ジ
アルキルアゾジカルボキシレート類、リン酸化合物及び
アジド化剤は、一般式(5a)の化合物に対してそれぞ
れ少なくとも等モル程度、好ましくは1〜2倍モル程度
用いるのがよい。該反応は、通常−20〜100℃、好
ましくは−20〜50℃にて進行し、一般に0.5〜3
0時間で反応は終了する。
【0092】(2) の還元反応は、適当な溶媒中接触還元
触媒を用いて行なわれる。接触還元触媒としては、パラ
ジウム、パラジウム黒、パラジウム炭素、白金、酸化白
金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル等が挙げられ、これ
ら触媒は還元されるべき原料化合物に対して0.01〜
10重量%程度使用するのがよい。溶媒としては、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、エチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、酢酸エ
チル、酢酸メチル等のエステル類、ジメチルホルムアミ
ド、氷酢酸及びこれらの混合溶媒等が挙げられる。該反
応は、通常−20〜150℃、好ましくは0〜100
℃、水素圧1〜10気圧にて進行し、一般に1〜15時
間で反応は終了する。上記反応の系内に塩酸等の鉱酸を
添加することにより、該反応は有利に進行する。
【0093】一般式(5d)の化合物は、一般式(5
c)の化合物に一般式(13)の化合物又は一般式(1
4)の化合物を反応させることにより製造される。
【0094】一般式(5c)の化合物と一般式(13)
の化合物との反応において、使用される溶媒としては、
例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリ
コールジメチルエーテル等のエーテル類、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素
類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタ
ノール、tert−ブタノール等の低級アルコール類、
酢酸、酢酸エチル、アセトン、アセトニトリル、ピリジ
ン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を
挙げることができる。また塩基性化合物としては、例え
ば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等の金属水酸化物、水素化ナトリウム、
カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウム
メチラート、ナトリウムエチラート等の金属アルコラー
ト、ピリジン、N−エチルジイソプロピルアミン、ジメ
チルアミノピリジン、トリエチルアミン、1,5−ジア
ザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−5(DBN)、1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−7(D
BU)、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタ
ン(DABCO)等の有機塩基等を挙げることができ
る。一般式(13)の化合物としては、例えば沃化メチ
ル、メチルブロマイド等を挙げることができる。一般式
(5c)の化合物と一般式(13)の化合物との使用割
合としては、特に限定がなく広い範囲で適宜選択すれば
よいが、前者に対して後者を少なくとも等モル量程度、
好ましくは等モル〜10倍モル量程度用いるのがよい。
該反応系内には沃化ナトリウム、沃化カリウム等のアル
カリ金属ハロゲン化物等を添加してもよい。該反応は、
通常−30〜200℃程度、好ましくは−30〜170
℃程度にて行なわれ、一般に30分〜30時間程度で反
応は終了する。
【0095】一般式(5c)の化合物と一般式(14)
の化合物との反応において、使用される溶媒としては、
例えば水、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等のアルコール類、アセトニトリル、ギ酸、酢酸、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジグ
ライム等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類又はこれらの混合溶媒等を挙げる
ことができる。該反応は、還元剤の存在下に行なわれ
る。用いられる還元剤としては、例えばギ酸、ギ酸ナト
リウム等の脂肪酸アルカリ金属塩、水素化硼素ナトリウ
ム、水素化シアノ硼素ナトリウム、水素化アルミニウム
リチウム等の水素化還元剤、パラジウム−黒、パラジウ
ム−炭素、酸化白金、白金黒、ラネーニッケル等の接触
還元剤等を例示できる。一般式(14)の化合物は、一
般式(5c)の化合物に対して通常少なくとも等モル量
度、好ましくは等モル〜大過剰量使用するのがよい。
【0096】還元剤としてギ酸を使用する場合、反応温
度は通常室温〜200℃程度、好ましくは50〜150
℃付近とするのが適当であり、反応は1〜10時間程度
にて終了する。ギ酸の使用量は一般式(5c)の化合物
に対して大過剰量とするのがよい。
【0097】また水素化還元剤を使用する場合、反応温
度は通常−30〜100℃程度、好ましくは0〜70℃
程度が適当であり、30分〜12時間程度で反応は完結
する。還元剤の使用量は、一般式(5c)の化合物に対
して通常等モル〜20倍モル量程度、好ましくは1〜6
倍モル量程度とするのがよい。特に還元剤として水素化
アルミニウムリチウムを使用する場合、溶媒としてジエ
チルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジグ
ライム等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類を使用するのが好ましい。
【0098】更に接触還元剤を用いる場合は、通常常圧
〜20気圧程度、好ましくは常圧〜10気圧程度の水素
雰囲気中で、又はギ酸、ギ酸アンモニウム、シクロヘキ
セン、抱水ヒドラジン等の水素供与剤の存在下で、通常
−30〜100℃程度、好ましくは0〜60℃程度の温
度で反応を行なうのがよく、通常1〜12時間程度で反
応は終了する。接触還元剤の使用量としては、一般式
(5c)の化合物に対して通常0.1〜40重量%、好
ましくは1〜20重量%程度とするのがよい。
【0099】
【化39】
【0100】〔式中、R1、R3、R4、R7、R8、R9
10、R11及びXは前記に同じ。〕 一般式(5b)の化合物を一般式(5e)の化合物に導
く反応は、前記一般式(5a)の化合物を一般式(5
c)の化合物に導く反応と同様の反応条件下に行い得
る。
【0101】一般式(5e)の化合物と一般式(13)
の化合物又は一般式(14)の化合物との反応は、前記
一般式(5c)の化合物と一般式(13)の化合物又は
一般式(14)の化合物との反応と同様の反応条件下に
行い得る。
【0102】
【化40】
【0103】〔式中R1、R2、R3、R4及びR10は前記
に同じ。R12は低級アルコキシカルボニル基を示す。〕 一般式(1a)を一般式(15a)に導く反応は、(1)
反応式−5における一般式(5a)の化合物を一般式
(5c)の化合物に導く反応中、(1)の反応と同様の反
応条件下に反応させた後、次いで(2)得られる化合物を
ブロモジメチルボラン等のハロゲノジアルキルボランと
反応させることにより行われる。
【0104】(2)の反応は適当の溶媒中行われる。ここ
で使用される溶媒としては、前記反応式−3における化
合物(10a)と化合物(11)との反応中、カルボン
酸ハライドとアミンとを反応させる方法で用いた溶媒を
いずれも使用することができる。ハロゲノジアルキルボ
ランは、化合物(1a)に対して、通常等モル〜10倍
モル、好ましくは等モル〜6倍モル程度使用するのがよ
い。該反応は、通常0〜100℃、好ましくは0〜70
℃付近にて行われ、一般に1〜20時間程度にて終了す
る。
【0105】化合物(15a)を化合物(16a)に導
く反応は、前記反応式−3における化合物(9a)を化
合物(10a)に導く反応と同様の条件下に行われる。
【0106】化合物(17a)と化合物(18)と反応
は、前記反応式−3における化合物(10a)と化合物
(11)との反応と同様の条件下に行われる。
【0107】化合物(19a)の還元反応は、例えば、
(1)適当な溶媒中接触還元触媒を用いて還元するか又は
(2)適当な不活性溶媒中、金属もしくは金属塩と酸又は
金属もしくは金属塩とアルカリ金属水酸化物、硫化物、
アンモニウム塩等との混合物等を還元剤として用いて還
元することにより行われる。
【0108】(1)の還元触媒を用いる場合、使用される
溶媒としては、例えば水、酢酸、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等のアルコール類、ヘキサン、シ
クロヘキサン等の炭化水素類、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、ジエチルエーテル、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチ
ル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の
非プロトン性極性溶媒等又はこれらの混合溶媒等が挙げ
られる。使用される接触還元触媒としては、例えばパラ
ジウム、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、白金、酸
化白金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル等が挙げられ
る。触媒は、出発原料に対して一般に0.02〜1倍量
程度用いるのがよい。反応温度は、通常−20〜150
℃付近、好ましくは0〜100℃付近、水素圧は通常1
〜10気圧とするのがよく、該反応は一般に0.5〜1
0時間程度で終了する。また該反応には塩酸等の酸を添
加してもよい。
【0109】また(2)の方法を用いる場合、鉄、亜鉛、
錫もしくは塩化第一錫と塩酸、硫酸等の鉱酸、又は鉄、
硫酸第一鉄、亜鉛もしくは錫と水酸化ナトリウム等のア
ルカリ金属水酸化物、硫化アンモニウム等の硫化物、ア
ンモニア水、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩との
混合物が還元剤として用いられる。使用される不活性溶
媒としては、例えば、水、酢酸、メタノール、エタノー
ル、ジオキサン等を例示できる。上記還元反応の条件と
しては、用いられる還元剤によって適宜選択すればよ
く、例えば塩化第一錫と塩酸とを還元剤として用いる場
合、有利には0℃〜室温付近、0.5〜10時間程度反
応を行うのがよい。還元剤は、原料化合物に対して少な
くとも等モル量、通常は等モル〜5倍モル量用いられ
る。
【0110】化合物(20a)と化合物(21)との反
応は、前記反応式−3における化合物(10a)と化合
物(11)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0111】化合物(16a)と化合物(22)との反
応は、前記反応式−5における化合物(5c)と化合物
(13)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0112】化合物(5g)を化合物(5b)に導く反
応は、適当な溶媒中、化合物(5g)にトリフルオロ酢
酸を作用させることにより行われる。ここで使用される
溶媒としては、前記反応式−1における化合物(2)と
化合物(6)との反応で用いた溶媒をいずれも使用する
ことができる。トリフルオロ酢酸は、化合物(5g)に
対して少なくとも等モル、通常大過剰量使用するのがよ
い。該反応は、通常0〜100℃、好ましくは0〜70
℃付近にて行われ、一般に0.1〜15時間程度で終了
する。
【0113】
【化41】
【0114】〔式中R1、R2、R3、R4、R10及びR12
は前記に同じ。〕 化合物(1b)を化合物(15b)に導く反応は、前記
反応式−7における化合物(1a)を化合物(15a)
に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0115】化合物(15b)を化合物(16b)に導
く反応は、前記反応式−7における化合物(15a)を
化合物(16a)に導く反応と同様の反応条件下に行わ
れる。
【0116】化合物(16b)と化合物(22)との反
応は、前記反応式−7における化合物(16a)と化合
物(22)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0117】化合物(17b)と化合物(18)との反
応は、前記反応式−7における化合物(17a)と化合
物(18)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0118】化合物(19a)の還元反応は、前記反応
式−7における化合物(19a)の還元反応と同様の反
応条件下に行われる。
【0119】化合物(5i)と化合物(5j)に導く反
応は、前記反応式−7における化合物(5g)を化合物
(5h)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0120】
【化42】
【0121】〔式中R1、R2、R3、R4及びR12は前記
に同じ。〕 化合物(1a)を化合物(15c)に導く反応は、前記
反応式−5における化合物(5a)を化合物(5c)に
導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0122】化合物(15c)を化合物(16c)に導
く反応は、前記反応式−3における化合物(9a)を化
合物(10a)に導く反応と同様の反応条件下に行われ
る。
【0123】化合物(16c)と化合物(22)との反
応は、前記反応式−7における化合物(16a)と化合
物(22)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0124】化合物(17c)と化合物(11)の反応
は、前記反応式−3における化合物(10a)と化合物
(11)の反応と同様の反応条件下に行われる。
【0125】化合物(5k)を化合物(5l)に導く反
応は、前記反応式−7における化合物(5g)を化合物
(5h)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0126】
【化43】
【0127】〔式中R1、R2、R3、R4及びR12は前記
に同じ。〕 化合物(1b)を化合物(15d)に導く反応は、前記
反応式−5における化合物(5a)を化合物(5c)に
導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0128】化合物(15d)を化合物(16d)に導
く反応は、前記反応式−3における化合物(9a)を化
合物(10a)に導く反応と同様の反応条件下に行われ
る。
【0129】化合物(16d)と化合物(22)の反応
は、前記反応式−7における化合物(16a)と化合物
(22)の反応と同様の反応条件下に行われる。
【0130】化合物(17d)と化合物(11)との反
応は、前記反応式−3における化合物(10a)と化合
物(11)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0131】化合物(5m)を化合物(5n)に導く反
応は、前記反応式−7における化合物(5g)を化合物
(5h)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0132】
【化44】
【0133】〔式中R1及びR2は前記に同じ。〕 化合物(2)を化合物(23)に導く反応は、適当な溶
媒中、酸の存在下にて行われる。ここで使用される溶媒
としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、
ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲ
ン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、ブタノール、tert−ブタノール等の低級ア
ルコール類、酢酸、酢酸エチル、アセトン、アセトニト
リル、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホル
ムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド又はこれらの
混合溶媒等を挙げることができる。また酸としては、塩
酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸、p−トルエンスルホン
酸等の有機酸等を例示できる。該反応は、通常室温〜1
50℃、好ましくは室温〜120℃付近にて行われ、一
般に1〜10時間程度にて終了する。
【0134】化合物(23)を化合物(24)に導く反
応は、適当な溶媒中、酸化剤及び共酸化剤の存在下に行
われる。ここで使用される酸化剤としては、四酸化オス
ミウム、過マンガン酸カリウム、酢酸−酢酸銀−沃素、
酢酸−沃素−沃素酸カリウム等を、また共酸化剤として
は、例えば塩素酸ナトリウム、塩素酸銀、塩素酸カリウ
ム等の塩素酸金属類、過酸化水素等の過酸化物、ピリジ
ンN−オキシド、N−エチルジイソプロピルアミンN−
オキシド、トリメチルアミンN−オキシド、トリエチル
アミンN−オキシド、N−メチルモルホリンN−オキシ
ド等の有機アミンN−オキシド類、tーブチルヒドロペ
ルオキシド等のアルキルヒドロぺルオキシド類等をそれ
ぞれ例示できる。酸化剤及び共酸化剤の使用量として
は、化合物(23)に対して、前者は触媒量、後者は少
なくとも等モル、好ましくは等モル〜3倍モル量とする
のがよい。また使用される溶媒としては、例えば水、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の
エーテル類、クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭
素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、tーブタノ
ール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、酢酸エ
チル、酢酸メチル等のエステル類、ピリジン等又はこれ
らの混合溶媒等を例示できる。該反応は0〜70℃、好
ましくは0〜50℃付近にて行われ、一般に1〜80時
間程度にて終了する。
【0135】化合物(24)を化合物(1c)及び化合
物(25)に導く反応は、前記反応式−1における化合
物(2)を化合物(3)及び化合物(1a)に導く反応
と同様の反応条件下に行われる。
【0136】化合物(25)を化合物(1d)に導く反
応は、前記反応式−1における化合物(3)を化合物
(1b)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0137】本発明の方法で得られる一般式(1c)の
化合物は、下記反応式−12に示す方法に従い、バソプ
レシン拮抗作用を有する一般式(5o)の化合物に、ま
た一般式(1d)の化合物は、下記反応式−13に示す
方法に従い、バソプレシン拮抗作用を有する一般式(5
p)の化合物にそれぞれ誘導され得る。
【0138】
【化45】
【0139】〔式中R1、R2、R3及びR4は前記に同
じ。〕 化合物(1c)と化合物(26)との反応は、適当な溶
媒中、酸の存在下に行われる。ここで使用される溶媒と
しては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類等を挙げることができる。酸としては、例えばp
−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、蓚酸等
の有機酸、硫酸、オキシ塩化リン、三弗化硼素等の無機
酸等を例示できる。化合物(26)の使用量は、化合物
(1c)に対して通常少なくとも等モル量、好ましくは
等モル〜3倍モル量とするのがよい。該反応は、通常室
温〜150℃、好ましくは室温〜100℃付近にて行わ
れ、一般に1〜10時間程度で反応は終了する。
【0140】化合物(27a)を化合物(28b)に導
く反応は、前記反応式−3における化合物(9a)を化
合物(10a)に導く反応と同様の反応条件下に行われ
る。
【0141】化合物(28a)と化合物(11)との反
応は、前記反応式−3における化合物(10a)と化合
物(11)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0142】化合物(29a)を化合物(5o)に導く
反応は、前記反応式−1における化合物(3)を化合物
(1b)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0143】
【化46】
【0144】〔式中R1、R2、R3及びR4は前記に同
じ。〕 化合物(1d)と化合物(26)との反応は、前記反応
式−12における化合物(1c)と化合物(26)との
反応と同様の反応条件下に行われる。
【0145】化合物(27b)を化合物(28b)に導
く反応は、前記反応式−3における化合物(9a)を化
合物(10a)に導く反応と同様の反応条件下に行われ
る。
【0146】化合物(28b)と化合物(11)との反
応は、前記反応式−3における化合物(10a)と化合
物(11)との反応と同様の反応条件下に行われる。
【0147】化合物(29b)を化合物(5p)に導く
反応は、前記反応式−1における化合物(3)を化合物
(1b)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
【0148】本発明で得られる一般式(1a)の化合
物、一般式(1b)の化合物、一般式(1c)の化合物
又は一般式(1d)の化合物の内、酸性基を有する化合
物は、薬理的に許容し得る塩基性化合物と塩を形成し得
る。かかる塩基性化合物としては、例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシ
ウム等の金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム等のアルカリ金属炭酸塩又は重炭酸塩、ナトリウ
ムメチラート、カリウムエチラート等のアルカリ金属ア
ルコラート等を例示することができる。また、本発明の
一般式(1a)の化合物、一般式(1b)の化合物、一
般式(1c)の化合物又は一般式(1d)の化合物中、
塩基性を有する化合物は、通常の薬理的に許容される酸
と容易に塩を形成し得る。かかる酸としては、例えば硫
酸、硝酸、塩酸、臭化水素酸等の無機酸、酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸、エタンスルホン酸、シユウ酸、マレ
イン酸、フマル酸、クエン酸、コハク酸、安息香酸等の
有機酸を例示できる。
【0149】上記各反応式に示される方法により得られ
る目的とする化合物は、通常の分離手段により反応系内
より分離され、更に精製することができる。この分離及
び精製手段としては、例えば蒸留法、再結晶法、カラム
クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、
ゲルクロマトグラフィー、親和クロマトグラフィー、プ
レパラティブ薄層クロマトグラフィー、溶媒抽出法等を
採用できる。
【0150】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明をより一層明ら
かにする。
【0151】実施例1 7−クロロ−5−ヒドロキシ−1−(p−トルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン52mgを酢酸ビニル2mlに溶解し、リパ
ーゼQL(名糖産業製)52mgを加え、38℃で40
時間攪拌した。リパーゼQLをセライトを用いて濾去
し、ジクロロメタンでよくセライトを洗浄し、溶液を減
圧留去し、その残渣をプレパラティブ薄層クロマトグラ
フィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)
により精製し、(R)−5−アセトキシ−7−クロロ−
1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン(以下この化合物を
「実施例1Aの化合物」という)30mg(95.4%
e.e.)、(S)−7−クロロ−5−ヒドロキシ−1
−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン(以下この化合物を
「実施例1Bの化合物」という)25mg(98.6%
e.e.)をそれぞれ得た。
【0152】実施例1Aの化合物; 無色油状 旋光度:〔α〕D 28=−8.9゜(c=1,クロロホル
ム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.50−2.0
0(4H,m),2.13(3H,s),2.43(3
H,s),3.00−3.30(1H,br),3.9
0−4.20(1H,br),5.42(1H,d,J
=9.02Hz),7.15−7.40(5H,m),
7.67(2H,d,J=8.29Hz) MS m/z(%):395(16),393(40,
+),198(14),196(45),180(3
4),170(20),178(100),144(1
0),143(48),115(15),91(3
5),65(17) IR(ニート):2922,2900,1738,16
01,1482,1091cm-1
【0153】実施例1Bの化合物; 無色プリズム状 融点:144−145℃(ジエチルエーテル−n−ヘキ
サンより再結晶) 施光度:〔α〕D 27+9.5゜(c=1,クロロホル
ム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1,50−2,2
0(4H,m),2,44(3H,s),3.00−
3.30(1H,br),3.90−4.20(1H,
br),4.50−4.65(1H,m),7.05
(1H,d,J=8.42Hz),7.15(1H,d
d,J=8.42Hz,J=2.28Hz),7.29
(2H,dd,J=8.33Hz,J=2.05H
z),7.53(1H,d,J=2.28Hz),7.
65(2H,d,J=8.33Hz) MS m/z(%):351(1,M+),196(2
0),195(13),180(34),179(1
9),178(100),143(53),115(1
1),91(27),77(12),65(18) IR(KBr):3520,1482,1340,11
59,998cm-1
【0154】結晶学的データ:C1718NO3CIS、
Mr=351.85、オルソホームビック(orthorhombi
c)、スペースグループ P2111、a=12.88
6(4)Å,b=15.015(3)Å,c=8.70
7(2)Å、V=1684.7(6)Å3、Z=4、D
c=1.387g/cm3、Dm=1.384(4)g
/cm3及びR−ファクター=0.036 実施例1〜4の光学純度は、HPLC分析により行っ
た。条件は以下の通りである。
【0155】 カラム:CHIRALCEL OJ(ダイセル化学工業製) 溶出液:n−ヘキサン:イソプロピルアルコール:ジエチルアミン=800:2 00:1 検出器:UV254nm 保持時間:5−ヒドロキシ体 10.7分(S体)、14.7分(R体) 5−アセトキシ体 13.8分(S体)、17.6分(R体)。
【0156】実施例2 (R)−5−アセトキシ−7−クロロ−1−(p−トル
エンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン24mgをメタノール3mlに溶解
し、炭酸カリウム9mgを加え、室温下1時間撹拌し、
水にあけ、ジクロロメタン抽出した。硫酸ナトリウムで
乾燥後、留去し、プレパラティブ薄層クロマトグラフィ
ー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)によ
り精製後、ジエチルエーテル−n−ヘキサンより再結晶
することにより(R)−7−クロロ−5−ヒドロキシ−
1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン20mg(100%
e.e.)を得た。
【0157】無色プリズム状 融点:150℃ 施光度:〔α〕D 27=−9.4゜(c=1,クロロホル
ム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.50−2.2
0(4H,m),2.44(3H,s),3.00−
3.30(1H,br),3.90−4.20(1H,
br),4.50−4.65(1H,m),7.05
(1H,d,J=8.42Hz),7.15(1H,d
d,J=8.42Hz,J=2.28Hz),7.29
(2H,dd,J=8.33Hz,J=2.05H
z),7.53(1H,d,J=2.28Hz),7.
65(2H,d,J=8.33Hz) MS m/z(%):351(1,M+),196(1
2),180(33),179(19),178(10
0),143(44),115(19),91(2
6),65(17) IR(KBr):3520,1482,1341,11
59,998cm-1
【0158】実施例3 (−)−B−クロロジイソピノカムフェイルボラン
〔(−)−IpC2BCl〕7.70gを秤量し、直ち
に窒素置換し、乾燥テトラヒドロフラン20mlを加
え、−60℃とし、7−クロロ−5−オキソ−1−(p
−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン7.00gのテトラヒドロフ
ラン40ml溶液をシリンジで徐々に加え、4℃で18
時間撹拌した。10%水酸化ナトリウム水溶液20ml
及び30%過酸化水素水15mlを氷冷下加え室温で2
時間撹拌した。この溶液をジエチルエーテルに加えて抽
出操作を行い、17gの無色油状物を得た。シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタン)
により精製しジエチルエーテル−n−ヘキサンより2回
再結晶することにより、(S)−7−クロロ−5−ヒド
ロキシ−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン3.61
gを得た。このときの光学純度は、100%e.e.で
あった。
【0159】無色プリズム状 融点:144−145℃(ジエチルエーテル−n−ヘキ
サンより再結晶) 施光度:〔α〕D 27=+9.5゜(c=1,クロロホル
ム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1,50−2,2
0(4H,m),2,44(3H,s),3.00−
3.30(1H,br),3.90−4.20(1H,
br),4.50−4.65(1H,m),7.05
(1H,d,J=8.42Hz),7.15(1H,d
d,J=8.42Hz,J=2.28Hz),7.29
(2H,dd,J=8.33Hz,J=2.05H
z),7.53(1H,d,J=2.28Hz),7.
65(2H,d,J=8.33Hz) MS m/z(%):351(1,M+),196(2
0),195(13),180(34),179(1
9),178(100),143(53),115(1
1),91(27),77(12),65(18) IR(KBr):3520,1482,1340,11
59,998cm-1
【0160】実施例4 (−)−B−クロロジイソピノカムフェイルボランの代
わりに(+)−B−クロロジイソピノカムフェイルボラ
ンを用いる以外は実施例3と同様の操作を行うことによ
り、(R)−7−クロロ−5−ヒドロキシ−1−(p−
トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1H−ベンゾアゼピン4.27g(100%e.
e.)を得た。
【0161】無色プリズム状 融点:150℃ 施光度:〔α〕D 27=−9.4゜(c=1,クロロホル
ム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.50−2.2
0(4H,m),2.44(3H,s),3.00−
3.30(1H,br),3.90−4.20(1H,
br),4.50−4.65(1H,m),7.05
(1H,d,J=8.42Hz),7.15(1H,d
d,J=8.42Hz,J=2.28Hz),7.29
(2H,dd,J=8.33Hz,J=2.05H
z),7.53(1H,d,J=2.28Hz),7.
65(2H,d,J=8.33Hz) MS m/z(%):351(1,M+),196(1
2),180(33),179(19),178(10
0),143(44),115(19),91(2
6),65(17) IR(KBr):3520,1482,1341,11
59,998cm-1
【0162】実施例5 5−ヒドロキシ−1−(p−トルエンスルホニル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
50mgを酢酸ビニル2mlに溶解し、リパーゼPL
(名糖産業製)50mgを加え、40℃で30時間撹拌
した。リパーゼPLをセライトを用いて濾去し、ジクロ
ロメタンでよく洗浄し、溶液を減圧留去した。その残渣
をプレパラティブ薄層クロマトグラフィー(溶出液;n
−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)により精製し、
(R)−5−アセトキシ−1−(p−トルエンスルホニ
ル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン(以下この化合物を「実施例5Aの化合物」とい
う)10mg(95%e.e.)、(S)−5−ヒドロ
キシ−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン(以下この化
合物を「実施例5Bの化合物」という)39mg(19
%e.e.)をそれぞれ得た。
【0163】実施例5Aの化合物; 無色プリズム状(酢酸エチレン−n−ヘキサンより再結
晶) 融点:108−110℃ 施光度:〔α〕D 28=+8.8゜(c=0.1,クロロ
ホルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.60−2.0
0(4H,m),2.13(3H,s),2.43(3
H,s),3.25−3.45(1H,br),3.9
0−4.10(1H,br),5.56(1H,d,J
=8.6Hz),7.24−7.37(6H,m),
7.71(2H,d,J=8.2Hz) MS m/z(%):360(12,M+1),162
(41),145(18)144(100),91(3
1) IR(KBr):2920,1736,1495,13
45,1247,1160cm-1
【0164】実施例5Bの化合物; 無色不定形1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.80−2.1
0(4H,m),2.444(3H.s),3.20−
3.40(1H,m),3.90−4.10(1H,
m),4.69(1H,d,J=9.0Hz),7.0
8(1H,d,J=7.8Hz),7.18(1H,d
t,J=7.3Hz,J=1.6Hz),7.29(2
H,d,J=8.5Hz),7.27−7.34(1
H,m),7.51(1H,d,J=7.3Hz),
7.68(2H,d,J=8.3Hz) MS m/z(%):317(1,M+),162(2
5),145(13),144(100),91(4
1) IR(ニート):3200,1249,1172,10
74cm-1
【0165】実施例5〜7の光学純度は、HPLC分析
により行った。条件は以下の通りである。
【0166】 カラム:CHIRALCEL OJ(ダイセル化学工業製) 溶出液:n−ヘキサン:イソプロピルアルコール:ジエチルアミン=700:3 00:1 検出器:UV254nm 保持時間: 5−ヒドロキシ体 7.6分(S体)、11.6分(R体) 5−アセトキシ体 8.8分(S体)、14.2分(R体)。
【0167】実施例6 5−ヒドロキシ−1−(p−トルエンスルホニル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
3.00gを酢酸ビニル60ml及びn−ヘキサン60
mlに溶解し、リパーゼQL(名糖産業製)を加え40
℃で27時間撹拌した。リパーゼQLをセライトを用い
て濾去し、ジクロロメタンでよく洗い、溶媒を減圧留去
した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)により
精製し、(R)−5−アセトキシ−1−(p−トルエン
スルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン(以下この化合物を「実施例6Aの化合
物」という)2.43g(38%e.e.)、(S)−
5−ヒドロキシ−1−(p−トルエンスルホニル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
(以下この化合物を「実施例6Bの化合物」という)
0.83mg(99%e.e.)をそれぞれ得た。
【0168】実施例6Aの化合物; 無色プリズム状(酢酸エチレン−n−ヘキサンより再結
晶) 融点:108−110℃1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.60−2.0
0(4H,m),2.13(3H,s),2.43(3
H,s),3.25−3.45(1H,br),3.9
0−4.10(1H,br),5.56(1H,d,J
=8.6Hz),7.24−7.37(6H,m),
7.71(2H,d,J=8.2Hz) MS m/z(%):360(12,M+1),162
(41),145(18)144(100),91(3
1) IR(KBr):2920,1736,1495,13
45,1247,1160cm-1
【0169】実施例6Bの化合物; 無色不定形 施光度:〔α〕D 28=+7.2゜(c=1,クロロホル
ム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.80−2.1
0(4H,m),2.444(3H.s),3.20−
3.40(1H,m),3.90−4.10(1H,
m),4.69(1H,d,J=9.0Hz),7.0
8(1H,d,J=7.8Hz),7.18(1H,d
t,J=7.3Hz,1.6Hz),7.29(2H,
d,J=8.5Hz),7.27−7.34(1H,
m),7.51(1H,d,J=7.3Hz),7.6
8(2H,d,J=8.3Hz) MS m/z(%):317(1,M+),162(2
5),145(13),144(100),91(4
1) IR(ニート):3200,1249,1172,10
74cm-1
【0170】実施例7 (R)−5−アセトキシ−1−(p−トルエンスルホニ
ル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン610mgをメタノール10mlに溶解し、炭酸
カリウム260mgを加え、室温で1時間撹拌した。水
を加えてジクロロメタンで抽出した。硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に
より精製し、(R)−5−ヒドロキシ−1−(p−トル
エンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン520mg(95%e.e)を得
た。
【0171】無色不定形 施光度:〔α〕D 27=−8.2゜(c=1,クロロホル
ム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.60−2.1
0(4H,m),2.43(3H.s),3.20−
3.40(1H,m),3.90−4.10(1H,
m),4.68(1H,dd,J=5.6Hz,J=
7.9Hz),7.08(1H,d,J=7.7H
z),7.18(1H,dt,J=1.6Hz,J=
7.3Hz),7.28(2H,d,J=8.8H
z),7.26−7.34(1H,m),7.50(1
H,d,J=7.4Hz),7.68(2H,d,J=
8.3Hz) MS m/z(%):317(1,M+),162(2
9),145(16),144(100),117(1
1),91(32) IR(ニート):3200,1344,1217,11
58,1095cm-1
【0172】実施例8 トリフェニルホスフィン3.45gのテトラヒドロフラ
ン40ml溶液に窒素雰囲気、氷−メタノール浴下、ジ
エチルアゾジカルボキシラート2.04ml、(R)−
7−クロロ−5−ヒドロキシ−1−(pートルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン2.72gのテトラヒドロフラン30ml溶
液、ジフェニルホスホリルアジド1.92mlを順次加
えた後、同温度で1時間撹拌した。溶媒留去後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘ
キサン:酢酸エチル=30:1)に付し、2.01gの
無色油状物を得た。これを1,2−ジクロロエタン30
mlに溶解した後、氷冷下、ブロモジメチルボランの
1,2−ジクロロエタン溶液15.7mlを加え、室温
下に16時間撹拌した。反応液にエタノールを加えた
後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液:ジクロロメタン:メタノール=5
0:1)に付した。得られた黄色油状物をエタノールに
溶解した後、濃塩酸を加え溶媒を留去し、残渣をエタノ
ールから結晶化して、(S)−5−(+)−メチルアミ
ノ−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン塩酸塩1.04
gを得た。
【0173】白色粉末 融点:237−240℃ 旋光度:〔α〕D 26=+8.0゜(c=0.1,水)1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.3−1.
7(2H,m)、1.7−2.0(1H,m)、2.0
−2.3(1H,m)、2.41(3H,s)、2.4
5(3H,s)、2.9−3.3(1H,m)、3.6
−4.2(2H,m)、7.15(1H,d,J=7.
4Hz)、7.3−7.6(5H,m)、7.71(2
H,d,J=8.1Hz)、9.56(1H,br
s)、10.17(1H,brs)。
【0174】実施例9 トリフェニルホスフィン5.67gのテトラヒドロフラ
ン60ml溶液に窒素雰囲気、氷−メタノール浴下、ジ
エチルアゾジカルボキシラート3.44ml、(S)−
7−クロロ−5−ヒドロキシ−1−(pートルエンスル
ホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン4.56gのテトラヒドロフラン50ml溶
液、ジフェニルホスホリルアジド3.22mlを順次加
えた後、同温度で0.5時間撹拌した。溶媒留去後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;n
−ヘキサン:酢酸エチル=30:1)に付し、3.85
gの無色油状物を得た。これを1,2−ジクロロエタン
50mlに溶解した後、氷冷下、ブロモジメチルボラン
の1,2−ジクロロエタン溶液47.8mlを加え、室
温下に16時間撹拌した。反応液にエタノールを加えた
後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=5
0:1)に付した。得られた褐色油状物をエタノールに
溶解した後、濃塩酸を加え溶媒を留去し、残渣をエタノ
ールから結晶化して、(R)−5−(−)−メチルアミ
ノ−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン塩酸塩1.80
gを得た。
【0175】白色粉末 融点:237−240℃ 旋光度:〔α〕D 26=−12.0゜(c=0.1,水)1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.3−1.
6(2H,m)、1.7−2.0(1H,m)、2.1
−2.3(1H,m)、2.41(3H,s)、2.4
9(3H,s)、2.9−3.2(1H,m)、3.7
−4.1(2H,m)、7.14(1H,d,J=7.
4Hz)、7.3−7.5(5H,m)、7.72(2
H,d,J=8.1Hz)、9.0−9.9(1H,
m)、9.9−10.2(1H,m)。
【0176】実施例10 トリフェニルホスフィン4.72gをテトラヒドロフラ
ン40mlに溶解し、氷冷撹拌下、ジエチルアゾジカル
ボキシレート3.13g及びテトラヒドロフラン5ml
を加え、更に(R)−5−ヒドロキシ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1−(p−トルエンスルホニル)−1
H−ベンゾアゼピン3.81gのテトラヒドロフラン3
0ml溶液及びジフェニルリン酸アジド3.30gのテ
トラヒドロフラン5ml溶液を加え、0℃にて0.5時
間撹拌後、テトラヒドロフランを留去し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸
エチル=9:1)により精製し、白色粉末状の(S)−
5−アジド−1−(p−トルエンスルホニル)−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン4.
05gを得た。
【0177】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
40−1.80(2H,m)、1.80−2.10(2
H,m)、2.43(3H,s)、2.50(1H,b
r)、3.90−4.25(2H,m)、7.20−
7.40(6H,m)、7.62(2H,d,J=8.
3Hz) (S)−5−アジド−1−(p−トルエンスルホニル)
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン3.80gを濃硫酸7ml及びメタノール60mlに
溶解し、氷浴下に10%パラジウム−炭素0.38gを
加え、常圧、常温(30℃)にて水素添加した。約5時
間後、セライトを用いて10%パラジウム−炭素を濾去
し、溶媒を留去し、10%水酸化ナトリウム水で残渣を
アルカリ性とし、ジクロロメタンで抽出した。硫酸ナト
リウム上で乾燥後、留去し、得られる淡黄色油状物
(4.00g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=12:1)に
より精製した後、直ちに濃塩酸6mlを加え、エタノー
ル−トルエンで水を共沸留去(2回)して白色粉末状物
を得、更にこれをエタノール−n−ヘキサンより再結晶
して、(S)−5−アミノ−1−(p−トルエンスルホ
ニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン塩酸塩3.22gを得た。
【0178】無色針状 融点;197−198℃ 旋光度:〔α〕D 26=−38.8゜(c=0.1,メタ
ノール)1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.45−
1.65(1H,m)、1.65−1.80(1H,
m)、1.80−2.00(1H,m)、2.00−
2.25(1H,m)、2.95(1H,t,J=1
1.7Hz)、3.32(3H,s)、4.00−4.
20(1H,m)、4.25(1H,d,J=10.3
Hz)、7.00(1H,d,J=7.8Hz)、7.
25−7.40(3H,m)、7.43(2H,d,J
=8.3Hz)、7.75(2H,d,J=8.3H
z)、8.80(3H,brs)。
【0179】実施例11 適当な出発原料を用い、(R)−5−アジド−1−(p
−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピンを得た。
【0180】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
40−1.80(2H,m)、1.80−2.10(2
H,m)、2.43(3H,s)、2.50(1H,b
r)、3.90−4.25(2H,m)、7.20−
7.40(6H,m)、7.62(2H,d,J=8.
3Hz) 上記で得られた(R)−5−アジド−1−(p−トルエ
ンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−ベンゾアゼピンを出発原料とし、実施例10と同様に
して、(R)−5−アミノ−1−(p−トルエンスルホ
ニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン・塩酸塩を得た。
【0181】無色針状 融点:198−199℃ 旋光度:〔α〕D 24=+38.0゜(c=0.1,メタ
ノール)1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.45−
1.65(1H,m)、1.65−1.80(1H,
m)、1.80−2.00(1H,m)、2.00−
2.25(1H,m)、2.95(1H,t,J=1
1.7Hz)、3.32(3H,s)、4.00−4.
20(1H,m)、4.25(1H,d,J=10.3
Hz)、7.00(1H,d,J=7.8Hz)、7.
25−7.40(3H,m)、7.43(2H,d,J
=8.3Hz)、7.75(2H,d,J=8.3H
z)、8.80(3H,brs)。
【0182】実施例12 4,5−ジヒドロキシ−(p−トルエンスルホニル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
5.52gをビニル酢酸860mlに溶解し、リバーゼ
QL 6.5gを加え、室温で6時間撹拌した。反応
後、セライト濾過によりリパーゼQLを除き塩化メチレ
ンで洗浄した。濾液を濃縮し残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル
=4:1)で分取、精製し、粗結晶の(4S,5R)−
(−)−4,5−ジヒドロキシ−1−(p−トルエンス
ルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン2.90g(76%ee)及び(4R,5
S)−4−アセチルオキシ−5−ヒドロキシ−1−(p
−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン2.97gを得た。
【0183】(4S,5R)−(−)−4,5−ジヒド
ロキシ−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンについ
て、更にn−ヘキサン−酢酸エチルから再結晶し、母液
部分2.27g(93%ee)を回収した。これをビニ
ル酢酸350mlに溶解し、リパーゼQL2.0gを加
え再度室温で24時間酵素反応を行った。上記と同様の
精製をした後、得られた結晶をイソプロパノールで洗
浄、乾燥後、(4S,5R)−(−)−4,5−ジヒド
ロキシ−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン2.08
gを得た。
【0184】得られた化合物につきHPLC分析〔カラ
ム:CHIRALCEL OJ、検出器:UV254n
m;流速:1.0ml/分、溶出液:n−ヘキサン:エ
タノール:ジエチルアミン=700:300:1、保持
時間:7.3分(4S,5R)体,14.9分(4R,
5S)体)〕を行ったところ、光学純度は100%ee
であった。
【0185】融点:140−142℃ 白色粉末状 旋光度:〔α〕D 25=−24.5゜(c=0.2,メタ
ノール)。
【0186】実施例13 (4R,5S)−(+)−4,5−ジヒドロキシ−1−
(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン2.97gをメタノール
に溶解し、1N水酸化ナトリウム72mlを加え室温で
3時間撹拌した。その後2N塩酸を加えてpH4〜5と
した後、塩化メチレンで抽出し、硫酸マグネシウム上で
乾燥後、濃縮乾固した。得られた結晶をイソプロパノー
ルで洗浄し、乾燥後、(4R,5S)−(+)−4,5
−ジヒドロキシ−1−(p−トルエンスルホニル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
2.26gを得た。これについて実施例12の場合と同
様のHPLC分析を行ったところ、光学純度は98.6
%eeであった。
【0187】融点:139−141℃ 白色粉末状 旋光度:〔α〕D 24=+23.8゜(c=0.2,メタ
ノール)。
【0188】参考例1 (S)−7−クロロ−5−ヒドロキシ−1−(p−トル
エンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン1.41gをジメチルホルムアミド
15mlに溶解した。氷冷下撹拌し、60%水素化ナト
リウム0.19gを加え氷冷下30分撹拌後、メトキシ
メチルクロリド0.46mlを加え、窒素気流下室温に
て18時間撹拌した。反応液を氷水にあけ、酢酸エチル
−トルエンで抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥後、留去
し、2.00gの無色油状物を得、更にこれをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:
酢酸エチル=3:1)により精製し、(S)−7−クロ
ロ−5−メトキシメトキシ−1−(p−トルエンスルホ
ニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン1.45gを得た。
【0189】無色油状 旋光度:〔α〕D 27=−39.2゜(c=1,クロロホ
ルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.40−2.1
0(4H,m),2.41(3H,s),3.00−
3.25(1H,br),3.28(3H,s),4.
00−4.20(2H,m),4.30(1H,d,J
=6.65Hz),4.53(1H,d,J=6.65
Hz),7.15−7.35(4H,m),7.41
(1H,d,J=2.38Hz),7.61(2H,
d,J=8.28Hz) MS m/z(%):395(1,M+),200(2
2),180(44),179(29),178(10
0),143(33),65(40) IR(ニート):2936,1600,1480,13
49,1161,1093,1034cm-1
【0190】参考例2 適当な出発原料を用い、参考例1と同様の条件下に処理
して(R)−7−クロロ−5−メトキシメトキシ−1−
(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン1.60gを得た。
【0191】無色油状 旋光度:〔α〕D 27=+38.6゜(c=1,クロロホ
ルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.40−2.1
0(4H,m),2.41(3H,s),3.00−
3.25(1H,br),3.28(3H,s),4.
00−4.20(2H,m),4.30(1H,d,J
=6.65Hz),4.53(1H,d,J=6.65
Hz),7.15−7.35(4H,m),7.41
(1H,d,J=2.38Hz),7.61(2H,
d,J=8.28Hz) MS m/z(%):395(1,M+),200(2
3),180(43),179(27),178(10
0),143(27),91(31) IR(ニート):2938,1600,1480,13
41,1154,1094,1030,840cm-1
【0192】参考例3 (S)−7−クロロ−5−メトキシメトキシ−1−(p
−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン2.61gをメタノール40
mlに溶解し、マグネシウム2.22gを加え、60〜
70℃で3.5時間撹拌した。メタノールを減圧留去
し、ハイフロスーパセルを加え、ジクロロメタンでよく
洗浄した。ハイフロスーパーセルを濾去(この操作を2
回行う)し、ジクロロメタン溶液を減圧留去して、再び
残渣にハイフロスーパセルを加え、次に酢酸エチルで洗
浄した。ハイフロスーパセルを濾去し、酢酸エチルを減
圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)により
精製し、(S)−7−クロロ−5−メトキシメトキシ−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
1.66gを得た。
【0193】無色油状 旋光度:〔α〕D 27=−211.9゜(c=1,メタノ
ール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.70−2.1
0(4H,m),2.85−3.25(2H,m),
3.39(3H,s),4.62(1H,d,J=6.
75Hz),4.66(1H,brs),4.71(1
H,d,J=6.75Hz),6.64(1H,d,J
=8.32Hz),7.03(1H,dd,J=8.3
2Hz,J=2.44Hz),7.31(1H,d,J
=2.44Hz) MS m/z(%):243(24),241(68,
+),182(32),181(65),180(1
00),179(25),178(55),153(3
5),152(25),151(79),145(3
0),144(29),143(24) IR(ニート):3372,2938,2818,14
93,1150,1033cm-1
【0194】参考例4 (R)−7−クロロ−5−メトキシメトキシ−1−(p
−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン1.58g、マグネシウム
0.97g及びメタノール20mlを用い、参考例3と
同様の条件下に反応して、(R)−7−クロロ−5−メ
トキシメトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−ベンゾアゼピン0.85gを得る。
【0195】無色油状 旋光度:〔α〕D 28=+202.3゜(c=1,メタノ
ール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.75−2.1
0(4H,m),2.90−3.25(2H,m),
3.39(3H,s),3.86(1H,brs),
4.62(1H,d,J=6.75Hz),4.68
(1H,brs),4.71(1H,d,J=6.75
Hz),6.64(1H,d,J=8.32Hz),
7.02(1H,d,J=8.32Hz,J=2.44
Hz),7.30(1H,d,J=2.44Hz) MS m/z(%):243(34),242(3
2),241(91,M+),182(32),181
(32),181(37),180(100),178
(31),151(23) IR(ニート):3372,2936,1494,11
50,1035cm-1
【0196】参考例5 (S)−7−クロロ−5−メトキシメトキシ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.12
gをジクロロメタン5mlに溶解し、氷冷下にピリジン
0.22mlを加え、撹拌下4−(2−メチルベンゾイ
ルアミノ)−2−メチルベンゾイルクロリド0.17g
のジクロロメタン10mlの溶液を滴下して加え、氷冷
下に0.5時間、次に室温で2時間撹拌した。反応液を
10%クエン酸水、飽和炭酸カリウム水で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥後、留去し、0.40gの褐色油状を
得、更にこれをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=30:1)に
より精製し、(S)−7−クロロ−5−メトキシメトキ
シ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)−2−
メチルベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン0.28gを得た。
【0197】褐色不定形 旋光度:〔α〕D 27=−125.5゜(c=1,メタノ
ール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.50−2.3
5(4H,m),2.40(3H,s),2.46(3
H,s),2.75−3.00(1H,m),3.42
(3H,s),4.50−4.90(3H,m),4.
90−5.15(1H,m),6.58(1H,d,J
=8.32Hz),6.77(1H,d,J=8.18
Hz),6.94(1H,dd,J=8.32Hz,J
=2.40Hz),7.00−7.70(7H,m) MS m/z(%):492(1,M+),432
(2),253(19),252(100),120
(6),119(57),91(19) IR(KBr):3300,2925,1636,15
24,1400,1314,1030cm-1
【0198】参考例6 (R)−7−クロロ−5−メトキシメトキシ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.44
g、ピリジン0.80ml、4−(2−メチルベンゾイ
ルアミノ)−2−メチルベンゾイルクロリド0.62g
及びジクロロメタン35mlを用い、参考例5と同様に
して、(R)−7−クロロ−5−メトキシメトキシ−1
−〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)−2−メチル
ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン0.65gを得た。
【0199】黄色不定形 旋光度:〔α〕D 27=+122.1゜(c=1,メタノ
ール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.50−2.3
5(4H,m),2.42(3H,s),2.47(3
H,s),2.75−3.00(1H,m),3.42
(3H,s),4.50−4.90(3H,m),4.
90−5.15(1H,m),6.58(1H,d,J
=8.30Hz),6.77(1H,d,J=8.26
Hz),6.94(1H,dd,J=8.30Hz,J
=2.42Hz),7.00−7.70(7H,m) MS m/z(%):492(2,M+),432
(4),253(19),252(100),135
(6),120(6),119(64),91(2
2),65(4) IR(KBr):3295,2920,1650,15
27,1400,1315,1030cm-1
【0200】参考例7 (S)−7−クロロ−5−メトキシメトキシ−1−〔4
−(2−メチルベンゾイルアミノ)−2−メチルベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン60mgをメタノール10mlに溶解し、濃塩
酸0.5mlを加え、60℃で40分撹拌した。メタノ
ールを減圧留去後、ジクロロメタンで抽出した。硫酸ナ
トリウムで乾燥後、留去し、プレパラティブ薄層クロマ
トグラフィー(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=
20:1)により精製し、更にジエチルエーテル−n−
ヘキサンにより再結晶して、(S)−7−クロロ−5−
ヒドロキシ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルアミ
ノ)−2−メチルベンゾイル〕−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン55mg(100%
e.e.)を得た。
【0201】白色粉末状 融点:160−163℃ 旋光度:〔α〕D 28=−173.0゜(c=1,メタノ
ール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.50−2.4
0(4H,m),2.44(3H,s),2.47(3
H,s),2.60−2.95(1H,br),4.7
0−5.10(2H,m),6.54(1H,d,J=
8.32Hz),6.64(1H,d,J=8.44H
z),6.92(1H,dd,J=8.32Hz,J=
2.36Hz)7.00−7.70(7H,m) MS m/z(%):448(7,M+),253(1
7),252(100),135(6),120
(6),119(59),91(8) IR(KBr):3425,1627,1522,14
00,1315cm-1
【0202】参考例7及び8の光学純度は、HPLC分
析により行った。条件は以下の通りである。
【0203】カラム:CHIRALCEL OD(ダイ
セル化学工業製) 溶出液:n−ヘキサン:イソプロピルアルコール:ジエ
チルアミン=600:400:1 検出器:UV254nm、 保持時間: 6.6分(S体)、17.3分(R体)。
【0204】参考例8 (R)−7−クロロ−5−メトキシメトキシ−1−〔4
−(2−メチルベンゾイルアミノ)−2−メチルベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン0.20g、濃塩酸2ml及びメタノール10
mlを用い、参考例7と同様の条件下に反応後、ジエチ
ルエーテル−n−ヘキサンより再結晶して、(R)−7
−クロロ−5−ヒドロキシ−1−〔4−(2−メチルベ
ンゾイルアミノ)−2−メチルベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.18
gを得る。
【0205】淡黄色粉末状 融点:161−165℃(95%e.e.) 旋光度:〔α〕D 28=+144.5゜(c=0.1,メ
タノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.50−2.4
0(4H,m),2.43(3H,s),2.49(3
H,m),2.65−2.95(1H,br),4.7
0−5.15(2H,m),6.54(1H,d,J=
8.32Hz),6.64(1H,dd,J=8.44
Hz,J=2.35Hz),6.92(1H,dd,J
=8.32Hz,J=2.35Hz),7.00−7.
70(7H,m) MS m/z(%):448(7,M+),253(1
9),252(100),135(6),120
(5),119(56),91(16) IR(KBr):3425,1621,1526,14
00,1316cm-1
【0206】参考例9 (S)−7−クロロ−5−メトキシメトキシ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.70
gをエタノール20mlに溶解し、10%パラジウム−
炭素70mg及び酢酸ナトリウム0.48gを加え、常
圧、常温にて水素添加した。パラジウム−炭素をハイフ
ロスーパセルを用いて濾去し、エタノールを減圧留去し
た。飽和炭酸水素ナトリウム水を加えて弱塩基性とし、
ジクロロメタンで抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥後、
留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)により精製
し、(S)−5−メトキシメトキシ−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.56gを得
た。
【0207】無色油状 旋光度:〔α〕D 27=−179.9゜(c=1,クロロ
ホルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.70−2.1
0(4H,m),3.12(2H,t,J=5.49H
z),3.38(3H,s),3.78(1H,br
s),4.60(1H,d,J=6.68Hz),4.
68(1H,d,J=6.68Hz),4.70−4.
80(1H,m),6.72(1H,dd,J=7.4
5Hz,J=1.55Hz),6.87(1H,dd
d,J=7.45Hz,J=7.45Hz,J=1.5
5Hz),7.07(1H,ddd,J=7.45H
z,J=7.45Hz,J=1.55Hz),7.28
(1H,dd,J=7.45Hz,J=1.55Hz) MS m/z(%):207(34,M+),147(4
1),146(65),145(24),144(6
6),134(18),131(18),130(3
3),118(42),117(100),91(2
0),77(25) IR(ニート):3365,2930,1607,14
92,1149,1016cm-1
【0208】参考例10 (R)−7−クロロ−5−メトキシメトキシ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.97
g、10%パラジウム−炭素0.12g、酢酸ナトリウ
ム0.65g及びエタノール20mlを用い、参考例9
と同様の条件下で水素添加して、(R)−5−メトキシ
メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン0.83gを得た。
【0209】無色油状 旋光度:〔α〕D 27=+178.4゜(c=1,クロロ
ホルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.70−2.1
0(4H,m),3.12(2H,d,J=5.36H
z),3.38(3H,s),3.79(1H,br
s),4.60(1H,d,J=6.70Hz),4.
68(1H,d,J=6.70Hz),6.70−6.
80(1H,m),6.72(1H,dd,J=7.5
1Hz,J=1.59Hz),6.87(1H,dd
d,J=7.51Hz,J=7.51Hz,J=1.5
9Hz),7.07(1H,dd,J=7.51Hz,
J=1.59Hz),7.28(1H,dd,J=7.
51Hz,J=1.59Hz) MS m/z(%):207(34,M+),147(4
1),146(67),145(24),144(6
6),134(18),131(17),130(3
4),118(43),117(100),91(1
9),77(24) IR(ニート):3365,2930,1606,14
77,1366,1149,1031cm-1
【0210】参考例11 (R)−5−ヒドロキシ−1−(p−トルエンスルホニ
ル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン520mgをジメチルホルムアミド10mlに溶
解し、氷冷下撹拌し、60%水素化ナトリウム80mg
を加えた。氷冷下30分撹拌後メトキシメチルクロリド
0.2mlをジメチルホルムアミド1mlに溶解した液
を加え室温で13時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ込
み、酢酸エチルートルエンで抽出し、硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒留去した。シリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)
により精製し、(R)−5−メトキシメトキシ−1−
(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン360mgを得た。
【0211】無色油状 施光度:〔α〕D 26=+73.9゜(c=1,クロロホ
ルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.50−2.0
0(4H,m),2.41(3H,s),3.10−
3.30(1H,br),3.29(3H,s),4.
00−4.20(1H,br),4.29(1H,d,
J=9.1Hz),4.33(1H,d,J=6.6H
z),4.53(1H,d,J=6.6Hz),7.2
2−7.44(6H,m),7.64(2H,d,J=
8.3Hz) MS m/z(%):362(1,M+1),174
(23),145(22),144(100),117
(13),91(24) IR(ニート):1365,1205,1129,10
69cm-1
【0212】参考例12 (S)−5−ヒドロキシ−1−(p−トルエンスルホニ
ル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン790mg、60%水素化ナトリウム200m
g、メトキシメチルクロリド0.4ml及びジメチルホ
ルムアミド10mlを用い、参考例11と同様の条件下
に処理して、(S)−5−メトキシメトキシ−1−(p
−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン660mgを得た。
【0213】無色油状 施光度:〔α〕D 29=−68.7゜(c=1,クロロホ
ルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.50−2.0
0(4H,m),2.41(3H,s),3.10−
3.30(1H,br),3.29(3H,s),4.
00−4.20(1H,br),4.29(1H,d,
J=8.7Hz),4.33(1H,d,J=6.6H
z),4.53(1H,d,J=6.6Hz),7.2
2−7.44(6H,m),7.64(2H,d,J=
8.3Hz) MS m/z(%):361(1,M+),174(2
3),145(21),144(100),117(1
3),91(27) IR(ニート):1389,1192,1132,10
76cm-1
【0214】参考例13 (R)−5−メトキシメトキシ−1−(p−トルエンス
ルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン350mgをメタノール10mlに溶解
し、マグネシウム240mgを加え、60℃で1.5時
間撹拌した。放冷後不溶物をセライト濾去した。メタノ
ールでセライトをよく洗浄し、濾液を一部留去した後メ
タノール不溶のものを再度セライト濾去した。濾液を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)により精製
し、(R)−5−メトキシメトキシ−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン150mgを得
た。
【0215】無色油状 旋光度:〔α〕D 27=+178.4゜(c=1,クロロ
ホルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.70−2.1
0(4H,m),3.12(2H,d,J=5.36H
z),3.38(3H,s),3.79(1H,br
s),4.60(1H,d,J=6.70Hz),4.
68(1H,d,J=6.70Hz),6.70−6.
80(1H,m),6.72(1H,dd,J=7.5
1Hz,J=1.59Hz),6.87(1H,dd
d,J=7.51Hz,J=7.51Hz,J=1.5
9Hz),7.07(1H,dd,J=7.51Hz,
J=1.59Hz),7.28(1H,dd,J=7.
51Hz,J=1.59Hz) MS m/z(%):207(34,M+),147(4
1),146(67),145(24),144(6
6),134(18),131(17),130(3
4),118(43),117(100),91(1
9),77(24) IR(ニート):3365,2930,1606,14
77,1366,1149,1031cm-1
【0216】参考例14 (S)−5−メトキシメトキシ−1−(p−トルエンス
ルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン600mg、マグネシウム400mg及び
メタノール20mlを用い、参考例13と同様の条件下
に処理して、無色油状の(S)−5−メトキシメトキシ
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン100mgを得た。
【0217】無色油状 旋光度:〔α〕D 27=−179.9゜(c=1,クロロ
ホルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.70−2.1
0(4H,m),3.12(2H,t,J=5.49H
z),3.38(3H,s),3.78(1H,br
s),4.60(1H,d,J=6.68Hz),4.
68(1H,d,J=6.68Hz),4.70−4.
80(1H,m),6.72(1H,dd,J=7.4
5Hz,J=1.55Hz),6.87(1H,dd
d,J=7.45Hz,J=7.45Hz,J=1.5
5Hz),7.07(1H,ddd,J=7.45H
z,J=7.45Hz,J=1.55Hz),7.28
(1H,dd,J=7.45Hz,J=1.55Hz) MS m/z(%):207(34,M+),147(4
1),146(65),145(24),144(6
6),134(18),131(18),130(3
3),118(42),117(100),91(2
0),77(25) IR(ニート):3365,2930,1607,14
92,1149,1016cm-1
【0218】参考例15 (R)−5−メトキシメトキシ−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン500mgをジクロロ
メタン15mlに溶解し、ピリジン1mlを加えた。氷
冷撹拌下、4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾ
イルクロリド790mgをジクロロメタン15mlに溶
解した液を滴下し、3時間撹拌した。反応液を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=2:
1)により精製し、(R)−5−メトキシメトキシ−1
−〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン810mgを得た。
【0219】白色不定形 旋光度:〔α〕D 27=+84.3゜(c=1,メタノー
ル)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.60−2.4
0(4H,m),2.37(3H,s),2.60−
2.90(1H,m),3.36(1.5H,s),
3.42(1.5H,s),4.50−4.90(3
H,m),5.03(1H,d,J=7.7Hz),
6.61(1H,d,J=7.3Hz),6.95−
7.57(10H,m),8.60−8.69(1H,
m) MS m/z(%):444(1,M+),238(2
3),119(40),91(21),86(66),
84(100) IR(KBr):3300,2930,1620,15
20,1405,1317cm-1
【0220】参考例16 (S)−5−メトキシメトキシ−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン420mg、ピリジン
0.8ml、4−(2−メチルベンゾイル)ベンゾイル
クロリド660mg及びジクロロメタン30mlを用
い、参考例15と同様に処理して、(S)−5−メトキ
シメトキシ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルアミ
ノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン700mgを得た。
【0221】白色不定形 施光度:〔α〕D 27=−81.1゜(c=1.0,メタ
ノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.50−2.3
0(4H,m),2.37(3H,s),2.60−
2.90(1H,m),3.36(1.5H,s),
3.42(1.5H,s),4.50−4.90(3
H,m),5.03(1H,d,J=7.8Hz),
6.61(1H,d,J=7.3Hz),6.95−
7.57(10H,m),8.58−8.67(1H,
m) MS m/z(%):444(1,M+),384(2
6),238(61),119(100),91(5
6),84(74) IR(KBr):3300,2930,1620,15
20,1405,1317cm-1
【0222】参考例17 (R)−5−メトキシメトキシ−1−〔4−(2−メチ
ルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン170mgをメタ
ノール5mlに溶解し、6N塩酸2mlを加え、60℃
で1時間撹拌した。メタノールを減圧留去後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロロ
メタン:メタノール=20:1)により精製後、メタノ
ールより再結晶して(R)−5−ヒドロキシ−1−〔4
−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン90
mg(100%e.e.)を得た。
【0223】無色プリズム状 融点:209−211℃ 旋光度:〔α〕D 20=+140゜(c=0.1,99%
メタノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.67−2.2
3(4H,m),2.43(3H,s),2.74−
2.83(1H,m),4.78−5.12(2H,
m),6.63(1H,d,J=7.6Hz),6.9
9(1H,t,J=7.3Hz),7.13−7.37
(9H,m),7.66(1H,d,J=7.7H
z),7.72(1H,s) MS m/z(%):400(17,M+),239(1
4),238(76),120(14),119(10
0),91(50) IR(KBr):3350,1689,1544,14
64,1341cm-1
【0224】参考例17及び18の光学純度は、HPL
C分析により行った。条件は以下の通りである。
【0225】カラム:CHIRALCEL OD(ダイ
セル化学工業製) 溶出液:n−ヘキサン:イソプロピルアルコール:ジエ
チルアミン=700:300:1 検出器:UV254nm 保持時間:8.6分(S体)、17.8分(R体)。
【0226】参考例18 (S)−5−メトキシメトキシ−1−〔4−(2−メチ
ルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン80mg、6N塩
酸1ml及びメタノール3mlを用い、参考例17と同
様の条件下に処理し、メタノールから再結晶して、
(S)−5−ヒロドキシ−1−〔4−(2−メチルベン
ゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン50mg(100%e.
e.)を得た。
【0227】白色プリズム状 融点:210−211℃ 旋光度:〔α〕D 20=−135゜(c=0.1,99%
メタノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.69−2.2
5(4H,m),2.45(3H,s),2.74−
2.84(1H,m),4.81−5.11(2H,
m),6.64(1H,d,J=7.4Hz),7.0
0(1H,t,J=7.0Hz),7.16−7.40
(9H,m),7.59(1H,s),7.66(1
H,d,J=8.0Hz) MS m/z(%):400(11,M+),239(1
2),238(68),120(16),119(10
0),91(51) IR(KBr):3350,1695,1549,14
28,1346cm-1
【0228】参考例19 (S)−5−(−)−アミノ−1−〔4−(2−メチル
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンの合成 (R)−5−(+)−ヒドロキシ−1−〔4−(2−メ
チルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン200mg及び
トリフェニルホスフィン131mgを無水テトラヒドロ
フラン4.0mlに溶かし、室温でジエチルアゾジカル
ボキシレート87mgを無水テトラヒドロフラン0.5
mlに溶かした溶液とジフェニルホスホリルアジド13
8mgを無水テトラヒドロフラン0.5mlに溶かした
溶液を加えた。その後、同温度で15時間撹拌した。反
応終了後テトラヒドロフランを留去し、残渣を塩化メチ
レンに溶かした後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(塩化メチレン:メタノール=80:1)のショート
カラムにより粗精製し、得られた無色油状物100mg
をエタノール8ml溶液とした。これとは別に5%パラ
ジウム−炭素50mgをエタノール2.0mlに懸濁さ
せた溶液に、先のエタノール溶液8mlを加え、室温、
常圧で水素添加を7時間行なった。反応終了後、パラジ
ウム−炭素を濾別し、母液を濃縮後、残渣をシリカゲル
プレパラティブ薄層クロマトグラフィー(塩化メチレ
ン:メタノール=20:1)により単離、精製した。得
られた油状物をn−ヘキサン−酢酸エチルより固化、再
結晶し、白色粒状晶の上記目的化合物30mgを得た。
【0229】融点:119−121℃ 旋光度:〔α〕D 24=−223°(c=0.1、99.
7%メタノール) HPLC分析により光学純度を求めたところ、89%
e.e.であった。HPLC分析条件は以下の通りであ
る。
【0230】カラム;ULTRON ES−OVM、
溶離液;エタノール:20mM KH2PO4水溶液=
3:97、検出器;UV280nm、流速;1.0ml
/分、保有時間;9.0分(S):11.8分(R)=
94.5:5.5。
【0231】参考例20 (R)−5−(+)−アミノ−1−〔4−(2−メチル
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンの合成 (S)−5−(−)−ヒドロキシ−1−〔4−(2−メ
チルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン341mg及び
トリフェニルホスフィン223mgを無水テトラヒドロ
フラン6.0mlに溶かした後、アジ化水素のベンゼン
溶液(2.0N)0.5mlを加え、室温でジエチルア
ゾジカルボキシレート148mgを無水テトラヒドロフ
ラン2.5mlに溶かした溶液を滴下した。その後、同
温度で20時間撹拌した。その後、更にトリフェニルホ
スフィン110mg、アジ化水素のベンゼン溶液0.3
ml、ジエチルアゾジカルボキシレート70mgを追加
し、3時間撹拌した。反応終了後、参考例2と同様の後
処理を行い、無色油状物300mgを得た。これを5%
パラジウム−炭素150mgを懸濁させたエタノール溶
液20mlに溶かし、水素添加を常温、常圧で15時間
行なった。反応終了後、参考例2と同様の処理を行な
い、白色粒状晶の上記目的化合物98mgを得た。
【0232】HPLC分析;86.7%e.e. 融点:124−126℃ 旋光度:〔α〕D 24=+239°(c=0.1、99.
7%メタノール)。
【0233】参考例21 (S)−5−(−)−ジメチルアミノ−1−〔4−(2
−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンの合成 (S)−5−(−)−アミノ−1−〔4−(2−メチル
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン60mgをメタノー
ル1.0mlに溶かし、0〜5℃に冷却した後、37%
ホルマリン水溶液120μlを加え、更に水素化シアノ
硼素ナトリウム28mgを加えた。これに酢酸80μl
を徐々に滴下した。その後、室温で1時間撹拌した。反
応終了後、炭酸カリウム水溶液を加え、アルカリ性とし
た後、塩化メチレンで抽出した。有機層を乾燥、濃縮
後、残渣をシリカゲルプレパラティブ薄層クロマトグラ
フィー(塩化メチレン:メタノール=30:1)により
分取、精製し、得られた油状物を酢酸エチル−n−ヘキ
サンより固化、再結晶し、白色粒状晶の上記目的化合物
35mgを得た。
【0234】融点:235−237℃ 旋光度:〔α〕D 20=−178°(c=0.1、99.
7%メタノール) HPLC分析により光学純度を求めたところ、100%
e.e.であった。HPLC分析条件は以下の通りであ
る。
【0235】カラム;CHIRALCEL OD、溶
離液;n−ヘキサン:エタノール:ジエチルアミン=9
50:50:1、検出器;UV280nm、流速;1.
0ml/分、保持時間;33分(R):37分(S)=
0:100。
【0236】参考例22 (R)−5−(+)−ジメチルアミノ−1−〔4−(2
−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンの合成 (R)−5−(+)−アミノ−1−〔4−(2−メチル
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンを用い、参考例21
と同様にして白色粒状晶の上記目的化合物を得た。
【0237】融点:233−235℃ 旋光度:〔α〕D 20=+182°(c=0.1、99.
7%メタノール) HPLC分析;100%e.e.。
【0238】参考例23 (R)−7−クロロ−5−ヒドロキシ−1−(p−トル
エンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン6.43gをメタノール200ml
に溶かし、マグネシウム8.88gを加え、70℃で7
時間加熱撹拌した。加熱を止め、氷冷撹拌下、濃硫酸2
0mlを徐々に滴下した。沈殿物をセライト濾去後、濾
液を濃縮した。残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水を加え
てアルカリ性とし、ジクロメタン抽出した。硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒留去し、得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢
酸エチル=4:1)により精製後、酢酸エチル−n−ヘ
キサンより再結晶して、(R)−7−クロロ−5−ヒド
ロキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン2.48gを得た。
【0239】無色針状晶 融点:94−96℃ 旋光度:〔α〕D 29=−4.0°(c=1、クロロホル
ム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.76−2.0
7(4H,m),2.95−3.09(3H,m),
4.73(1H,d,J=7.2Hz),6.67(1
H,d,J=8.3Hz),7.04(1H,dd,J
=8.3Hz,2.3Hz),7.30(1H,d,J
=2.3Hz) MS m/z(%):197(79,M+),178(5
1),154(39),153(39),151(10
0),106(40) IR(KBr):3300,1471,1287,10
98,1057cm-1
【0240】参考例24 (S)−7−クロロ−5−ヒドロキシ−1−(p−トル
エンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン3.15g、マグネシウム4.28
g、メタノール80ml及び濃硫酸9.4mlを用い、
参考例23と同様に処理して、(S)−7−クロロ−5
−ヒドロキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピン1.34gを得た。
【0241】無色針状晶(酢酸エチル−n−ヘキサンよ
り再結晶) 融点:95−96℃ 旋光度:〔α〕D 29=+3.8゜(c=1,クロロホル
ム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.77−2.0
3(4H,m),2.94−3.09(3H,s),
4.73(1H,d,J=6.5Hz),6.67(1
H,d,J=8.3Hz),7.04(1H,dd,J
=8.3Hz,2.4Hz),7.30(1H,d,J
=2.3Hz) MS m/z(%):197(61,M+),178(4
4),154(37),153(38),151(10
0),106(40) IR(KBr):3300,1492,1469,12
83,1094,1052cm-1
【0242】参考例25 (R)−7−クロロ−5−ヒドロキシ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン2.58gをエ
タノール80mlに溶解し、これに酢酸ナトリウム2.
14gの水溶液10ml及び10%パラジウム−炭素
0.30gを加えた。水素雰囲気下室温で10時間撹拌
した。触媒をセライト濾去し、濾液を濃縮した。飽和炭
酸水素ナトリウム水でアルカリ性とし、ジクロロメタン
で抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去し、得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)により精製
後、酢酸エチル−n−ヘキサンより再結晶して、(R)
−5−ヒドロキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン1.65gを得た。
【0243】無色プリズム状 融点:90−92℃ 旋光度:〔α〕D 29=−23.0゜(c=1,クロロホ
ルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.76−2.1
4(4H,m),2.95−3.24(3H,m),
4.79(1H,d,J=7.2Hz),6.75(1
H,d,J=7.7Hz),6.93(1H,t,J=
7.4Hz),7.10(1H,t,J=7.6H
z),7.27(1H,d,J=5.1Hz) MS m/z(%):163(45,M+),144(5
1),118(43),117(100),106(5
8) IR(KBr):3370,3320,2920,16
03,1486,1200,980cm-1
【0244】参考例26 (S)−7−クロロ−5−ヒドロキシ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン1.34g、酢
酸ナトリウム1.11g、10%パラジウム−炭素0.
15g、エタノール50ml及び水10mlを用い、参
考例25と同様に処理して、(S)−5−ヒドロキシ−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
0.77gを得た。
【0245】無色プリズム状(酢酸エチル−n−ヘキサ
ンより再結晶) 融点:91−93℃ 旋光度:〔α〕D 29=+19.3゜(c=1,クロロホ
ルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.75−2.1
3(4H,m),2.94−3.24(3H,m),
4.79(1H,d,J=6.8Hz),6.74(1
H,d,J=7.7Hz),6.92(1H,t,J=
7.4Hz),7.10(1H,t,J=7.6H
z),7.27(1H,d,J=5.4Hz) MS m/z(%):163(51,M+),144(4
8),118(42),117(100),106(5
7) IR(KBr):3370,3320,2920,16
02,1487,1200,980cm-1
【0246】参考例27 (R)−5−ヒドロキシ−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン1.30gをジクロロメタン
50mlに溶かし、ピリジン4mlを加えた。氷冷撹拌
下、4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイルク
ロリド3.48gのジクロロメタン100ml溶液を滴
下し、1時間室温にて撹拌した。反応液を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、希塩酸の順に洗浄し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、溶媒留去した。得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタン:
メタノール=20:1)により精製後、メタノールより
再結晶して、(R)−5−ヒドロキシ−1−〔4−(2
−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン2.57
g(100%e.e.)を得た。
【0247】無色プリズム状 融点:209−211℃ 旋光度:〔α〕D 20=+140゜(c=0.1,99%
メタノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.67−2.2
3(4H,m),2.43(3H,s),2.74−
2.83(1H,m),4.78−5.12(2H,
m),6.63(1H,d,J=7.6Hz),6.9
9(1H,t,J=7.3Hz),7.13−7.37
(9H,m),7.66(1H,d,J=7.7H
z),7.72(1H,s) MS m/z(%):400(17,M+),239(1
4),238(76),120(14),119(10
0),91(50) IR(KBr):3350,1689,1544,14
64,1341cm-1
【0248】参考例28 (S)−5−ヒドロキシ−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン0.75g、ピリジン3m
l、ジクロロメタン50ml及び4−(2−メチルベン
ゾイルアミノ)ベンゾイルクロリド2.02gのジクロ
ロメタン70ml溶液を用い、参考例27と同様に処理
して、メタノールより再結晶して、(S)−5−ヒドロ
キシ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベン
ゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピン1.69g(100%e.e.)を得た。
【0249】無色プリズム状 融点:210−211℃ 旋光度:〔α〕D 20=−135゜(c=0.1,99%
メタノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.69−2.2
5(4H,m),2.45(3H,s),2.74−
2.84(1H,m),4.81−5.11(2H,
m),6.64(1H,d,J=7.4Hz),7.0
0(1H,t,J=7.0Hz),7.16−7.40
(9H,m),7.59(1H,s),7.66(1
H,d,J=8.0Hz) MS m/z(%):400(11,M+),239(1
2),238(68),120(16),119(10
0),91(51) IR(KBr):3350,1695,1549,14
28,1346cm-1
【0250】参考例29 (R)−5−ヒドロキシ−1−(p−トルエンスルホニ
ル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン1.55gをメタノール30mlに溶かし、マグ
ネシウム1.19gを加え、70℃で5時間加熱撹拌し
た。加熱を止め、氷冷撹拌下、濃硫酸2.6mlを徐々
に滴下した。沈殿物をセライト濾去し、濾液を濃縮後、
飽和炭酸水素ナトリウム水を加えてアルカリ性とし、ジ
クロロメタンにて抽出した。硫酸ナトリウムにて乾燥
後、溶媒を留去して、得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=2:1)にて精製後、酢酸エチル−n−ヘキサンよ
り再結晶して、(R)−5−ヒドロキシ−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.47gを
得た。
【0251】無色プリズム状 融点:90−92℃ 旋光度:〔α〕D 29=−23.0゜(c=1,クロロホ
ルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.76−2.1
4(4H,m),2.95−3.24(3H,m),
4.79(1H,d,J=7.2Hz),6.75(1
H,d,J=7.7Hz),6.93(1H,t,J=
7.4Hz),7.10(1H,t,J=7.6H
z),7.27(1H,d,J=5.1Hz) MS m/z(%):163(45,M+),144(5
1),118(43),117(100),106(5
8) IR(KBr):3370,3320,2920,16
03,1486,1200,980cm-1
【0252】参考例30 (S)−5−ヒドロキシ−1−(p−トルエンスルホニ
ル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン510mg、マグネシウム780mg、メタノー
ル30ml及び濃硫酸1.8mlを用い、参考例29と
同様に処理して、(S)−5−ヒドロキシ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン170m
gを得た。
【0253】無色プリズム状(酢酸エチル−n−ヘキサ
ンより再結晶) 融点:91−93℃ 旋光度:〔α〕D 29=+19.3゜(c=1,クロロホ
ルム)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.75−2.1
3(4H,m),2.94−3.24(3H,m),
4.79(1H,d,J=6.8Hz),6.74(1
H,d,J=7.7Hz),6.92(1H,t,J=
7.4Hz),7.10(1H,t,J=7.6H
z),7.27(1H,d,J=5.4Hz) MS m/z(%):163(51,M+),144(4
8),118(42),117(100),106(5
7) IR(KBr):3370,3320,2920,16
02,1487,1200,980cm-1
【0254】参考例31 濃硫酸4.0mlに(S)−5−(+)−メチルアミノ
−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン塩酸塩0.90g
を加えた後、80℃にて1時間加熱撹拌した。反応液を
氷に注いだ後、5N−水酸化ナトリウム水溶液でアルカ
リ性とし、ジクロロメタンにて抽出し、硫酸マグネシウ
ム上で乾燥後、溶媒留去した。得られた(S)−5−メ
チルアミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピンのジクロロメタン30ml溶液に、氷冷
下、トリエチルアミン0.30ml及び二炭酸−t−ブ
チル0.34gを加えた後、室温下に3時間撹拌した。
次いで再び氷冷し、トリエチルアミン0.40ml加え
た後、塩化4−ニトロベンゾイル0.40gを加えた
後、室温下に1.5時間撹拌した。反応液を水洗した
後、硫酸マグネシウム上で乾燥した。溶媒を留去後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ジ
クロロメタン:メタノール=100:1)に付し、0.
52gの(S)−5−メチルアミノ−1−(4−ニトロ
ベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピンを黄色固体として得た。
【0255】得られた(S)−5−メチルアミノ−1−
(4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピンのエタノール30ml溶液
に、酸化白金30mgを加えた後、常温常圧下、水素添
加した。触媒濾去後、溶媒を留去した。残渣をジクロロ
メタン20mlに溶解したのち、氷冷下にトリエチルア
ミン0.35ml及び塩化o−トルオイル0.25ml
を加えた後、室温下に3時間撹拌した。反応液を水洗し
た後、硫酸マグネシウム上で乾燥した。溶媒を留去後、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;
ジクロロメタン:メタノール=100:1)に付し、
0.38gの(S)−5−メチルアミノ−1−(4−ア
ミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピンを淡黄色不定形として得た。
【0256】上記で得られた(S)−5−メチルアミノ
−1−(4−アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピンのジクロロメタン5
ml溶液に、氷冷下トリフルオロ酢酸1.75mlを加
えた後、室温下に0.5時間撹拌した。溶媒を留去後、
残渣にジクロロメタンを加えた後、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液にて洗浄した。炭酸ナトリウム上で乾燥した
後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=3
0:1)に付した後、酢酸エチルから再結晶し、(S)
−5−(−)−メチルアミノ−1−〔4−(2−メチル
ベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン123mgを得た。
【0257】白色粉末 融点:197−198℃ 旋光度:〔α〕D 27=−237゜(c=0.1,メタノ
ール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.3−1.7
(2H,m)、1.7−1.9(1H,m)、1.9−
2.4(2H,m)、2.4−2.6(3H,m)、
2.46(3H,brs)、2.6−5.4(3H,
m)、6.5−6.8(1H,m)、6.8−7.1
(1H,m)、7.1−7.6(10H,brs)。
【0258】参考例31で得られた化合物の光学純度
を、HPLC分析により求めたところ、100%eeで
あった。HPLC分析条件は、カラム;ULTRON
ES−CD(信和化工製)、溶出液;アセトニトリル:
20mMKH2PO4水溶液=15:85、検出器:UV
254nm、保持時間:11.9分(S体),12.9
分(R体)である。
【0259】参考例32 濃硫酸7.0mlに(R)−5−(−)−メチルアミノ
−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン塩酸塩1.74g
を加えた後、80℃にて1時間加熱撹拌した。反応液を
氷に注いだ後、5N−水酸化ナトリウム水溶液でアルカ
リ性とし、ジクロロメタンにて抽出、硫酸マグネシウム
上で乾燥後、溶媒留去した。得られた(R)−5−メチ
ルアミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベン
ゾアゼピンのジクロロメタン20ml溶液に、氷冷下、
トリエチルアミン0.91ml及び二炭酸−t−ブチル
1.05gを加えた後、室温下に0.5時間撹拌した。
次いで再び氷冷し、トリエチルアミン1.22ml加え
た後、塩化4−ニトロベンゾイル1.24gを加えた
後、室温下に4時間撹拌した。反応液を水洗した後、硫
酸マグネシウム上で乾燥した。溶媒を留去後、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロロ
メタン:メタノール=100:1)に付し、1.83g
の(R)−5−メチルアミノ−1−(4−ニトロベンゾ
イル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピンを黄色固体として得る。
【0260】得られた(R)−5−メチルアミノ−1−
(4−ニトロベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピンのエタノール40ml溶液
に、酸化白金90mgを加えた後、常温常圧下、水素添
加した。触媒濾去後、溶媒を留去した。残渣をジクロロ
メタン50mlに溶解した後、氷冷下、トリエチルアミ
ン1.12ml及び塩化o−トルオイル0.80mlを
加えた後、室温下に2時間撹拌した。反応液を水洗した
後、硫酸マグネシウム上で乾燥した。溶媒を留去後、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ジ
クロロメタン:メタノール=100:1)に付し、1.
49gの(R)−5−メチルアミノ−1−(4−アミノ
ベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−
ベンゾアゼピンを淡黄色不定形として得る。
【0261】得られた(R)−5−メチルアミノ−1−
(4−アミノベンゾイル)−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−ベンゾアゼピンのジクロロメタン30ml
溶液に、氷冷下、トリフルオロ酢酸6.84mlを加え
た後、室温下に0.5時間撹拌した。溶媒を留去後、残
渣にジクロロメタンを加えた後飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液にて洗浄した。炭酸ナトリウム上で乾燥した後、
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出液:ジクロロメタン:メタノール=30:
1)に付した後、酢酸エチルから再結晶し、(R)−5
−(+)−メチルアミノ−1−〔4−(2−メチルベン
ゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン622mgを得た。
【0262】白色粉末 融点:197−199℃ 旋光度:〔α〕D 27=+239゜(c=0.1,メタノ
ール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.3−1.7
(2H,m)、1.7−1.9(1H,m)、1.9−
2.4(2H,m)、2.4−2.6(3H,m)、
2.46(3H,brs)、2.6−5.4(3H,
m)、6.5−6.8(1H,m)、6.8−7.6
(11H,m)、7.64(1H,brs)。
【0263】参考例32で得られた化合物の光学純度
を、HPLC分析により求めたところ、100%eeで
あった。HPLC分析条件は、参考例31の場合と同じ
である。
【0264】参考例33 濃硫酸7.0mlに(S)−5−アミノ−1−(p−ト
ルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン塩酸塩1.76gを粉末のまま徐
々に加え、75〜80℃にて1.5時間撹拌後、氷水に
あけ、10%水酸化ナトリウム水を用いてアルカリ性と
した後、ジクロロメタンにて抽出した。硫酸ナトリウム
上で乾燥後、留去し、0.58gの(S)−5−アミノ
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ンを白色粉末状として得た。
【0265】1H−NMR(CDCl3)δppm:1.
70−2.30(5H,m)、2.85−3.00(1
H,m)、3.10−3.25(1H,m)、4.05
(1H,dd,J=6.9Hz,J=2.1Hz)、
6.70(1H,d,J=11.6Hz)、6.75−
6.90(1H,m)、7.00−7.10(1H,
m)、7.21(1H,d,J=7.5Hz)。
【0266】適当な出発原料を用い、参考例33と同様
にして、以下の化合物を得た。
【0267】(R)−5−アミノ−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン白色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.70−2.3
0(5H,m)、2.85−3.00(1H,m)、
3.10−3.25(1H,m)、4.05(1H,d
d,J=6.9Hz,J=2.1Hz)、6.70(1
H,d,J=11.6Hz)、6.75−6.90(1
H,m)、7.00−7.10(1H,m)、7.21
(1H,d,J=7.5Hz)。
【0268】参考例34 (S)−5−アミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン0.55gをジクロロメタン20
mlに溶解し、氷浴下、トリエチルアミン0.57ml
及び二炭酸−t−ブチル0.89gを加え、氷浴下で1
時間、次に室温下に0.5時間撹拌後、10%クエン酸
水にあけ、ジクロロメタンで抽出した。硫酸ナトリウム
上で乾燥後、留去し、酢酸エチル−n−ヘキサンより再
結晶し、無色プリズム状の(S)−5−t−ブトキシカ
ルボニルアミノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−ベンゾアゼピン0.74gを得た。
【0269】融点:153−154℃ 旋光度:〔α〕D 24=−93.6゜(c=0.1,メタ
ノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.53(9H,
s)、1.50−1.80(2H,m)、1.90−
2.20(2H,m)、2.75−2.90(1H,
m)、3.20−3.40(1H,m)、3.59(1
H,brs)、4.90(1H,t,J=6.8H
z)、5.71(1H,d,J=7.0Hz)、6.7
1(1H,d,J=7.7Hz)、6.75−6.95
(1H,m)、7.05−7.10(1H,m)、7.
22(1H,d,J=7.2Hz)。
【0270】適当な出発原料を用い、参考例34と同様
にして、以下の化合物を得た。
【0271】(R)−5−t−ブトキシカルボニルアミ
ノ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼ
ピン 融点:154−155℃(酢酸エチルより再結晶) 無色プリズム状 旋光度:〔α〕D 24=+93.6゜(c=0.1,メタ
ノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.53(9H,
s)、1.50−1.80(2H,m)、1.90−
2.20(2H,m)、2.75−2.90(1H,
m)、3.20−3.40(1H,m)、3.59(1
H,brs)、4.90(1H,t,J=6.8H
z)、5.71(1H,d,J=7.0Hz)、6.7
1(1H,d,J=7.7Hz)、6.75−6.95
(1H,m)、7.05−7.10(1H,m)、7.
22(1H,d,J=7.2Hz)。
【0272】参考例35 (S)−5−t−ブトキシカルボニルアミノ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン118m
gをジクロロメタン5mlに溶解し、氷浴下にピリジン
0.29mlを加え、更に4−(2−メチルベンゾイル
アミノ)ベンゾイルクロリド164mgを加え、氷浴下
に40分撹拌し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を
10%クエン酸水にあけ、ジクロロメタンで抽出した。
ジクロロメタン層を10%炭酸ナトリウム水にて洗浄
後、水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥後、留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:n−ヘ
キサン:酢酸エチル=1:1)により精製後、酢酸エチ
ル−n−ヘキサンより再結晶し、180mgの無色針状
の(S)−5−t−ブトキシカルボニルアミノ−1−
〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
を得た。
【0273】融点:244−245℃ 旋光度:〔α〕D 23=−266.0゜(c=0.1,メ
タノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.48(9H,
s)、1.50−2.00(3H,m)、2.00−
2.30(2H,m)、2.47(3H,s)、2.7
0−3.20(1H,m)、4.64(0.7H,b
r)、5.43(0.3H,br)、6.65(1H,
d,J=7.4Hz)、7.00(1H,t,J=7.
3Hz)、7.10−7.55(10H,m)。
【0274】適当な出発原料を用い、参考例35と同様
にして、以下の化合物を得た。
【0275】(R)−5−t−ブトキシカルボニルアミ
ノ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾ
イル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ
アゼピン 融点:242−244℃(酢酸エチル−n−ヘキサンよ
り再結晶) 無色針状 旋光度:〔α〕D 23=+256.7゜(c=0.1,メ
タノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.48(9H,
s)、1.50−2.00(3H,m)、2.00−
2.30(2H,m)、2.47(3H,s)、2.7
0−3.20(1H,m)、4.64(0.7H,b
r)、5.43(0.3H,br)、6.65(1H,
d,J=7.4Hz)、7.00(1H,t,J=7.
3Hz)、7.10−7.55(10H,m)。
【0276】参考例36 (S)−5−t−ブトキシカルボニルアミノ−1−〔4
−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.
30gをジクロロメタン25mlに溶解し、室温でトリ
フルオロ酢酸0.7mlを加え終夜撹拌後、10%炭酸
ナトリウム水にあけ、ジクロロメタンで抽出した。硫酸
ナトリウム上で乾燥後、留去し、残渣を薄層クロマトグ
ラフィー(展開液:ジクロロメタン:メタノール=8:
1)により精製し、エタノール−水より再結晶し、白色
粉末状の(S)−5−(−)−アミノ−1−〔4−(2
−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン0.18
gを得た。
【0277】融点:126−128℃ 旋光度:〔α〕D 26=−280.0゜(c=0.1,メ
タノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.40−1.9
0(2H,m)、1.90−2.25(2H,m)、
2.46(3H,s)、2.80−3.00(1H,
m)、4.10−5.25(2H,m)、6.67(1
H,d,J=8.2Hz)、6.95−7.25(9
H,m)、7.69(1H,d,J=7.7Hz) 参考例36で得られた化合物の光学純度を、HPLC分
析により求めたところ、100%eeであった。HPL
C分析条件は、カラム;ULTRON ES−CD
(6.0mmID×150mm,信和化工製)、溶出
液;アセトニトリル:20mMKH2PO4水溶液=1
5:85、検出器:UV280nm、流速:1.0ml
/分、保持時間:21.7(R体),28.2(S体)
である。
【0278】適当な出発原料を用い、参考例36と同様
にして、以下の化合物を得た。
【0279】(R)−5−(+)−アミノ−1−〔4−
(2−メチルベンゾイル)ベンゾイル〕−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン この化合物の光学純度を、HPLC分析により求めたと
ころ、100%eeであった。HPLC分析条件は、参
考例36の場合と同じである。
【0280】融点:125−126℃(エタノール−水
より再結晶) 白色粉末状 旋光度:〔α〕D 26=+278.0゜(c=0.1,メ
タノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.40−1.9
0(2H,m)、1.90−2.25(2H,m)、
2.46(3H,s)、2.80−3.00(1H,
m)、4.10−5.25(2H,m)、6.67(1
H,d,J=8.2Hz)、6.95−7.25(9
H,m)、7.69(1H,d,J=7.7Hz)。
【0281】参考例37 5−ヒドロキシ−1−(p−トルエンスルホニル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン
25.0gをトルエン800mlに加え、p−トルエン
スルホン酸3.15gを加えてディーンスターク還流を
6時間行った。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出
し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を
留去し、得られた残渣を酢酸エチル−n−ヘキサンより
再結晶し、2,3−ジヒドロ−1−(p−トルエンスル
ホニル)−1H−ベンゾアゼピン22.0gを得た。
【0282】融点:106−108℃ 白色粉末状1 H−NMR(CDCl3)δppm:2.34(3H,
s)、2.60(2H,d,J=5.64Hz)、3.
83(2H,t,J=5.41Hz)、5.63(1
H,dt,J=4.12Hz,J=12.3Hz)、
6.07(1H,d,J=12.3Hz)、7.09−
7.23(5H,m)、7.42(2H,d,J=8.
23Hz)、7.56−7.60(1H,m)。
【0283】参考例38 2,3−ジヒドロ−1−(p−トルエンスルホニル)−
1H−ベンゾアゼピン10.0gをアセトン200m
l、t−ブタノール50ml及び水50mlの混合溶媒
に溶かし、室温で4−メチルモルホリン N−オキシド
7.83g及び四酸化オスミウム(4重量%水溶液)
5.0mlを同温度で14時間撹拌後、更に四酸化オス
ミウム5.0mlを追加し60時間撹拌した。反応液に
飽和亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、5分撹拌後、1N
塩酸100ml及び水100mlで洗浄し無水硫酸ナト
リウム上で乾燥した。溶媒留去後、得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=3:1)で分取、精製し、得られた結
晶をn−ヘキサン−酢酸より再結晶し、4,5−ジヒド
ロキシ−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン7.7g
を得た。
【0284】融点:153−155℃ 白色粉末状1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.60−
1.80(1H,m)、1.95−2.10(1H,
m)、2.39(3H,s)、3.05−3.20(1
H,m)、3.85−4.00(2H,m)、4.52
(1H,d,J=5.17Hz)、4.57(1H,
d,J=3.87Hz)、5.34(1H,d,J=
5.21Hz)、6.96(1H,d,J=7.71H
z)、7.17(1H,t,J=1.35Hz)、7.
27(1H,t,J=6.54Hz)、7.40(2
H,d,J=8.12Hz)、7.52(1H,d,J
=7.42Hz)、7.68(1H,d,J=8.20
Hz)。
【0285】参考例39 (4S,5R)−(−)−4,5−ジヒドロキシ−1−
(p−トルエンスルホニル)−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−ベンゾアゼピン2.0gをアセトン50
mlに溶かし、2,2−ジメトキシプロパン1.1ml
を加え、更にp−トルエンスルホン酸48mgを加えて
2時間還流した。その後アセトンを留去し、残渣を塩化
メチレンに溶かし、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液:ジクロロメタン:酢酸エチル=18:1)
で分取、精製し、(4S,5R)−(−)−4,5−ジ
メチルメチレンジオキシ−1−(p−トルエンスルホニ
ル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾア
ゼピン2.5gを得た。
【0286】無色油状 旋光度:〔α〕D 24=−58.8゜(c=0.03,メ
タノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.20−1.2
5(1H,m)、1.39(3H,s)、1.52(3
H,s)、2.10(1H,t,J=3.25Hz)、
2.44(3H,s)、3.29(1H,dd,J=
4.14Hz,J=11.7Hz)、4.05(1H,
dt,J=4.74Hz,J=16.8Hz)、4.3
4−4.43(1H,m)、5.08(1H,d,J=
7.52Hz)、7.09(1H,d,J=7.59H
z)、7.22−7.38(4H,m)、7.50(1
H,d,J=7.59Hz)、7.71(2H,d,J
=8.22Hz)。
【0287】適当な出発原料を用い、参考例39と同様
にして、以下の化合物を得た。
【0288】(4R,5S)−(+)−4,5−ジメチ
ルメチレンジオキシ−1−(p−トルエンスルホニル)
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピ
ン 無色油状 旋光度:〔α〕D 24=+58.0゜(c=0.1,メタ
ノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.20−1.2
5(1H,m)、1.39(3H,s)、1.52(3
H,s)、2.10(1H,t,J=3.25Hz)、
2.44(3H,s)、3.29(1H,dd,J=
4.14Hz,J=11.7Hz)、4.05(1H,
dt,J=4.74Hz,J=16.8Hz)、4.3
4−4.43(1H,m)、5.08(1H,d,J=
7.52Hz)、7.09(1H,d,J=7.59H
z)、7.22−7.38(4H,m)、7.50(1
H,d,J=7.59Hz)、7.71(2H,d,J
=8.22Hz)。
【0289】参考例40 (4S,5R)−(−)−4,5−ジメチルメチレンジ
オキシ−1−(p−トルエンスルホニル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン2.2g
をメタノール60mlに溶かし、金属マグネシウム1.
43gを加え60℃で撹拌し激しく発泡した後、3時間
還流した。反応液にシリカゲルを加えセライト濾過し、
ジクロロメタン−メタノールで洗い込んだ。濾液を濃縮
し、残渣を塩化メチレンに溶かし、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出液:ジクロロメタン:酢酸エチ
ル=50:1)で分取、精製し、(4S,5R)−
(−)−4.5−ジメチルメチレンジオキシ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン910m
gを得た。
【0290】淡黄色油状 旋光度:〔α〕D 25=−146.0゜(c=0.2,メ
タノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.49(3H,
s)、1.60(3H,s)、1.62−1.74(1
H,m)、1.93−2.20(1H,m)、3.14
−3.33(2H,m)、4.45−4.53(1H,
m)、5.31(1H,d,J=7.51Hz)、6.
68(1H,d,J=7.67Hz)、6.97(1
H,t,J=7.31Hz)、7.15(1H,t,J
=7.31Hz)、7.39(1H,d,J=7.52
Hz)。
【0291】適当な出発原料を用い、参考例40と同様
にして、以下の化合物を得た。
【0292】(4R,5S)−(+)−4.5−ジメチ
ルメチレンジオキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン 淡黄色油状 旋光度:〔α〕D 24=+148.5゜(c=0.2,メ
タノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.49(3H,
s)、1.60(3H,s)、1.62−1.74(1
H,m)、1.93−2.20(1H,m)、3.14
−3.33(2H,m)、4.45−4.53(1H,
m)、5.31(1H,d,J=7.51Hz)、6.
68(1H,d,J=7.67Hz)、6.97(1
H,t,J=7.31Hz)、7.15(1H,t,J
=7.31Hz)、7.39(1H,d,J=7.52
Hz)。
【0293】参考例41 4−(2−メチルベンゾイルアミノ)安息香酸1.18
gを塩化メチレン60mlに懸濁させた後、室温で塩化
チオニル430μl及びジメチルホルムアミド0.57
mlを加えた。この混合物を2時間還流し、4−(2−
メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイルクロリドを調製し
た。これとは別に(4S,5R)−(−)−4,5−ジ
メチルメチレンジオキシ−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン850mgを塩化メチレンに
溶かし、ピリジン1.56mlを加え全体を氷冷後、上
記で調製した4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベン
ゾイルクロリドを加え、徐々に室温に戻し24時間撹拌
した。反応液に2N塩酸6mlを加え、酢酸エチルで抽
出し、有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥後、濃縮し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:
ジクロロメタン:メタノール=50:1)で分取、精製
し、(4S,5R)−(+)−4.5−ジメチルメチレ
ンジオキシ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルアミ
ノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
H−ベンゾアゼピン1.62gを得た。
【0294】融点:134−135℃ 白色粉末状 旋光度:〔α〕D 25=+37.0゜(c=0.2,メタ
ノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.45−1.6
4(2H,m)、1.57(6H,s)、2.21−
2.25(1H,m)、2.46(3H,s)、3.2
0−3.48(1H,m)、4.15−4.62(1
H,m)、5.20−5.53(1H,m)、6.64
(1H,t,J=7.80Hz)、7.08−7.62
(12H,m)。
【0295】適当な出発原料を用い、参考例41と同様
にして、以下の化合物を得た。
【0296】(4R,5S)−(−)−4.5−ジメチ
ルメチレンジオキシ−1−〔4−(2−メチルベンゾイ
ルアミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−ベンゾアゼピン 融点:133−134℃ 白色粉末状 旋光度:〔α〕D 25=−36.3゜(c=0.2,メタ
ノール)1 H−NMR(CDCl3)δppm:1.45−1.6
4(2H,m)、1.57(6H,s)、2.21−
2.25(1H,m)、2.46(3H,s)、3.2
0−3.48(1H,m)、4.15−4.62(1
H,m)、5.20−5.53(1H,m)、6.64
(1H,t,J=7.80Hz)、7.08−7.62
(12H,m)。
【0297】参考例42 (4S,5R)−(+)−4,5−ジメチルメチレンジ
オキシ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベ
ンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン1.4gをテトラヒドロフラン75mlに
溶かし、室温で10%塩酸37mlを加えた後、同温度
で20時間撹拌した。反応液に5N水酸化ナトリウム水
を加えpH9〜10とした後、ジクロロメタンで抽出し
有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥した。濃縮後、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;ジクロロメタン:メタノール=50:1→18:
1)で分取、精製し、(4S,5R)−(−)−4,5
−ジヒドロキシ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルア
ミノ)ベンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−ベンゾアゼピン990mgを得た。
【0298】融点:161−162℃ 白色粉末状 旋光度:〔α〕D 24=−36.8゜(c=0.2,メタ
ノール)1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.71−
2.09(1H,m)、2.32(3H,s)、2.6
9−2.96(1H,m)、3.69−4.09(1
H,m)、4.50−4.97(3H,m)、5.51
(1H,t,J=5.58Hz)、6.50−6.63
(1H,m)、6.96−7.59(12H,m)、1
0.2−10.3(1H,brs)。
【0299】参考例42で得られた化合物の光学純度
を、HPLC分析により求めたところ、100%eeで
あった。HPLC分析条件は、カラム;Chralce
l OJ、溶出液;n−ヘキサン:エタノール:ジエチ
ルアミン=700:300:1、検出器:UV254n
m、流速:1ml/分、保持時間:7.7分(4S,5
R体),14.9分(4R,5S体)である。
【0300】適当な出発原料を用い、参考例42と同様
にして、以下の化合物を得た。
【0301】(4R,5S)−(+)−4,5−ジヒド
ロキシ−1−〔4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベ
ンゾイル〕−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベ
ンゾアゼピン 融点:160−161℃ 白色粉末状 旋光度:〔α〕D 23=+35.3゜(c=0.2,メタ
ノール)1 H−NMR(DMSO−d6)δppm:1.71−
2.09(1H,m)、2.32(3H,s)、2.6
9−2.96(1H,m)、3.69−4.09(1
H,m)、4.50−4.97(3H,m)、5.51
(1H,t,J=5.58Hz)、6.50−6.63
(1H,m)、6.96−7.59(12H,m)、1
0.2−10.3(1H,brs)。
【0302】この化合物の光学純度を、HPLC分析に
より求めたところ、99%eeであった。HPLC分析
条件は、参考例42の場合と同じである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野 芳和 徳島県徳島市川内町加賀須野463番地の10 (72)発明者 大谷 直明 徳島県徳島市川内町加賀須野463番地の10 (72)発明者 内多 稔 徳島県小松島市大林町字本村11番地 (72)発明者 山下 修司 徳島県板野郡北島町新喜来字江古川5番地 の39 (72)発明者 北野 和良 徳島県鳴門市大麻町檜字西山田1番53

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中、R1は水素原子又はハロゲン原子を示す。R2
    フェニル環上に低級アルキル基を有することのあるフェ
    ニルスルホニル基を示す。〕で表される2,3,4,5
    −テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体に、リパ
    ーゼの存在下、酢酸ビニルを反応させて光学活性な一般
    式 【化2】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体又はその塩を得ることを特徴とする2,3,4,5−
    テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 一般式 【化3】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体に、リパーゼの存在下、酢酸ビニルを反応させて光学
    活性な一般式 【化4】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体又はその塩を得、次いで得られる2,3,4,5−テ
    トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体又はその塩を
    加水分解して光学活性な一般式 【化5】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体又はその塩を得ることを特徴とする2,3,4,5−
    テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 一般式 【化6】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体を、(+)−B−クロロジイソピノカムフェイルボラ
    ンを用いて還元して光学活性な一般式 【化7】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体又はその塩を得ることを特徴とする2,3,4,5−
    テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 一般式 【化8】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体を、(−)−B−クロロジイソピノカムフェイルボラ
    ンを用いて還元して光学活性な一般式 【化9】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体又はその塩を得ることを特徴とする2,3,4,5−
    テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 一般式 【化10】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体に、リパーゼの存在下、酢酸ビニルを反応させて光学
    活性な一般式 【化11】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体又はその塩を得ることを特徴とする2,3,4,5−
    テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 一般式 【化12】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体に、リパーゼの存在下、酢酸ビニルを反応させて光学
    活性な一般式 【化13】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体又はその塩を得、次いで得られる2,3,4,5−テ
    トラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体又はその塩を
    加水分解して光学活性な一般式 【化14】 〔式中、R1及びR2は前記に同じ。〕で表される2,
    3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導
    体又はその塩を得ることを特徴とする2,3,4,5−
    テトラヒドロ−1H−ベンゾアゼピン誘導体の製造方
    法。
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KR100466797B1 (ko) * 2001-12-31 2005-01-24 한국과학기술연구원 벤조아제핀 유도체 및 인듐을 이용하는 그의 제조방법
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