JPH09173852A - メタクリル酸製造用触媒の調製法 - Google Patents

メタクリル酸製造用触媒の調製法

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JPH09173852A
JPH09173852A JP7351324A JP35132495A JPH09173852A JP H09173852 A JPH09173852 A JP H09173852A JP 7351324 A JP7351324 A JP 7351324A JP 35132495 A JP35132495 A JP 35132495A JP H09173852 A JPH09173852 A JP H09173852A
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catalyst
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methacrylic acid
slurry
hours
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JP7351324A
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Hiroyuki Naito
啓幸 内藤
Toru Kuroda
徹 黒田
Satoshi Matsumoto
松本  聡
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタクロレインを気相接触酸化してメタクリ
ル酸を高級率で製造し得る新規な触媒の調製法を提供す
る。 【解決手段】 少なくともモリブデン、リンおよびバナ
ジウムを含む触媒であって、触媒成分を含むスラリーを
飽和水蒸気存在下に110〜180℃で0.5〜12時
間加熱処理し、次いでこのスラリーを乾燥して得られる
粉体を空気流通下に180〜300℃で0.5〜24時
間熱処理した後、湿式賦型し、さらに300〜500℃
で再度熱処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタクロレインを
気相接触酸化してメタクリル酸を製造する際に使用する
触媒の調製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メタクロレインを気相接触酸化し
てメタクリル酸を製造する方法や、その製造する際に用
いられる触媒については数多くの提案がなされている
が、工業触媒としての使用に際しては目的物であるメタ
クリル酸の収率の点で更に改良が望まれているのが現状
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、メタクロレ
インを気相接触酸化してメタクリル酸を高収率で製造し
得る新規な触媒の調製法の提供を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、メタクロレイ
ンを気相接触酸化してメタクリル酸を製造する際に用い
られる少なくともモリブデン、リンおよびバナジウムを
含む触媒を調製するにあたり、触媒成分を含むスラリー
を飽和水蒸気存在下に110〜180℃で0.5〜12
時間加熱処理し、このスラリーを乾燥して得られる粉体
を空気流通下に180〜300℃の温度で0.5〜24
時間熱処理した後、湿式賦型し、さらに300〜500
℃の温度で再度熱処理することを特徴とするメタクリル
酸製造用触媒の調製法にある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は少なくともモリブデン、
リンおよびバナジウムを含むものであり、触媒成分を含
むスラリーを飽和水蒸気下に110〜180℃で0.5
〜12時間加熱処理し、このスラリーを乾燥して得られ
る粉体を空気流通下に180〜300℃の温度で0.5
〜24時間熱処理した後、該熱処理粉体を湿式賦型し、
さらに300〜500℃の温度で再度熱処理することを
要件としており、かかる調製法により得られる触媒を用
いることによって、メタクロレインを気相接触酸化して
メタクリル酸を製造するとメタクリル酸を高収率で得る
ことができる特徴を有する。
【0006】本発明において、触媒成分を含むスラリー
の飽和水蒸気存在下における加熱処理は、110〜18
0℃、好ましくは120〜150℃の温度範囲で、0.
5〜12時間加熱処理される。処理時間は0.5時間以
上であれば特に制限されないが、通常は0.5〜12時
間で行われる。これ以上の時間処理をしても、それに見
合った効果は得られない。
【0007】加熱処理は、一般的にオートクレーブなど
の加圧容器を用いることができ、通常、撹拌しながら実
施される。110〜180℃で0.5〜12時間加熱処
理する点以外は、特殊な方法に限定する必要はなく、成
分の著しい偏在を伴わない限り、従来から良く知られて
いる蒸発乾固法、沈澱法などの種々の方法を用いること
ができる。
【0008】加熱処理したスラリーの乾燥方法として
は、公知の種々の方法を用いることができ、例えば、噴
霧乾燥法、ドラム乾燥法、蒸発乾燥法などが挙げられ
る。
【0009】スラリーの乾燥粉体は次いで空気流通下に
180〜300℃、好ましくは200〜280℃の温度
で0.5〜24時間熱処理される。180℃未満および
300℃を超える温度では、熱処理の効果が得られな
い。処理時間は0.5時間以上であれば特に制限されな
いが、通常は0.5〜24時間で行われる。これ以上の
時間処理をしても、それに見合った効果は得られない。
【0010】このようにして得られた触媒粒子は次いで
湿式賦型される。湿式賦型する方法およびその形状は特
に限定されるものではなく、押出成型機、転動造粒機、
製丸機等の一般的な粉体の湿式成型機を用いて、球状、
リング状、円柱状、中空球状、星型状等の任意の形状に
賦型できる。
【0011】湿式賦型の際には、成型助剤として、比較
的低温で揮散可能な液体、例えば、水やエチルアルコー
ル、プロピルアルコール、ブチルアルコール等の低級ア
ルコール等を用いることができる。また、従来公知の添
加剤、例えば、ポリビニールアルコール、カルボキシプ
ロピルセルロース、メチルセルロース等の有機化合物、
グラファイト、ケイソウ土等の無機化合物、ガラス繊
維、セラミックファイバー、炭素繊維等の無機ファイバ
ーを添加しても差し支えない。
【0012】湿式賦型された触媒は必要に応じて乾燥し
た後、再度熱処理される。熱処理温度は300〜500
℃が好ましく、空気流通下または水分を調節した調湿空
気流通下で行うことが好ましい。
【0013】本発明は、少なくともモリブデン、リンお
よびバナジウムを含むメタクロレインの気相接触酸化に
よるメタクリル酸製造用触媒として、一般式 Pa Mobc Cudefgh (ここで式中、P,Mo,V,CuおよびOはそれぞれ
リン、モリブデン、バナジウム、銅および酸素を示し、
Xはアンチモン、ビスマス、ヒ素、ゲルマニウム、ジル
コニウム、テルル、銀、セレン、ケイ素、タングステン
およびホウ素からなる群より選ばれた少なくとも1種類
の元素を示し、Yは鉄、亜鉛、クロム、マグネシウム、
タンタル、コバルト、マンガン、バリウム、ガリウム、
セリウムおよびランタンからなる群より選ばれた少なく
とも1種類の元素を示す。Zはカリウム、ルビジウム、
セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれた少なく
とも1種類の元素を示す。a,b,c,d,e,f,g
およびhは各元素の原子比率を表し、b=12のときa
=0.5〜3、c=0.01〜3、d=0〜2、e=0
〜3、f=0〜3、g=0.01〜3であり、hは前記
各元素の原子価を満足するのに必要な酸素原子数であ
る。)で表される組成を有する触媒に好ましく適用され
る。
【0014】さらに本発明は、上記一般式で表される組
成を有する触媒において、b=12のときa=0.5〜
2、c=0.05〜2、d=0.05〜1、e=0〜
2、f=0〜2、g=0.05〜2で表される組成を有
するメタクロレインの気相接触酸化によるメタクリル酸
製造用触媒として特に好ましく適用される。
【0015】本発明における触媒を構成する元素の原料
化合物としては、酸化物、炭酸塩、硝酸塩、酢酸塩、水
酸化物、アンモニウム塩、ハロゲン化物等を組み合わせ
て使用することができる。例えば、モリブデンの原料と
してはパラモリブデン酸アンモニウム、三酸化モリブデ
ン、モリブデン酸等、バナジウム原料としてはメタバナ
ジン酸アンモニウム、五酸化バナジウム等が使用でき
る。
【0016】本発明の方法により得られた触媒は、シリ
カ、アルミナ、シリカ−アルミナ、マグネシア、チタニ
ア、シリコンカーバイト等の不活性担体で希釈して用い
ることもできる。
【0017】本発明の方法により得られた触媒を用いて
メタクリル酸を製造する際には、原料ガス中のメタクロ
レインの濃度は広い範囲で変えることができるが、容量
で1〜20%が適当であり、特に3〜10%が好まし
い。原料メタクロレインは、水、低級飽和アルデヒド等
の不純物を少量含んでいてもよく、これらの不純物は反
応に実質的な影響を与えない。
【0018】酸素源としては空気を用いるのが経済的で
あるが、必要ならば純酸素で富化した空気も用いうる。
原料ガス中の酸素濃度はメタクロレインに対するモル比
で規定され、この値は0.3〜4、特に0.4〜2.5
が好ましい。原料ガスは窒素、水蒸気、炭酸ガス等の不
活性ガスを加えて希釈しても良い。反応圧力は常圧から
数気圧までである。反応温度は230〜450℃の範囲
で選ぶことができるが、特に250〜400℃が好まし
い。
【0019】本発明において触媒成分を含むスラリーを
飽和水蒸気存在下に110〜180℃で0.5〜12時
間加熱処理することの効果は厳密には明らかではない
が、スラリーの加熱処理中に沈澱粒子の形態や結晶度が
変化することが観測されている。さらにこのスラリーを
乾燥して得られる粉体を湿式賦型する前に、空気流通下
に180〜300℃の温度で0.5〜24時間熱処理す
ることにより、触媒の結晶構造が安定化することが観測
されており、これらの複合的な効果により触媒性能が向
上するものと考えられる。
【0020】
【実施例】以下、本発明による触媒の製造法およびそれ
を用いての反応例を具体的に説明する。説明中、メタク
ロレインの反応率、生成するメタクリル酸の選択率およ
び単流収率は以下のように定義される。また、説明中の
「部」は重量部であり、分析はガスクロマトグラフィー
により行った。
【0021】
【数1】
【0022】
【数2】
【0023】
【数3】
【0024】[実施例1]三酸化モリブデン100部、
五酸化バナジウム3.16部および85%リン酸6.6
8部を純水800部と混合した。これを還流下で3時間
加熱撹拌した後、酸化銅0.92部を加え、再び還流下
で2時間加熱撹拌した。得られた触媒成分を含む混合溶
液を60℃まで冷却し、重炭酸セシウム10.1部を純
水30部に溶解した溶液を加え15分間撹拌し、さらに
硝酸アンモニウム10部を純水30部に溶解して加え1
5分間撹拌した。このスラリーをオートクレーブを用い
て、飽和水蒸気存在下130℃で2時間加熱撹拌処理を
行った。得られた触媒成分含有スラリーを、乾燥機入口
熱風温度300℃、スラリー噴霧用回転円盤16,00
0回転/分の条件で並流式噴霧乾燥機を用いて乾燥し
た。
【0025】この噴霧乾燥粒子を空気流通下200℃で
5時間熱処理した後、得られた触媒粒子100部に対し
て、ヒドロキシプロピルセルロース1部、平均長さ20
0μmのガラスファイバー3部およびイソブチルアルコ
ール20部を添加混合し、押出成型機により外径5m
m、平均長さ3mmの円柱状に成型した。
【0026】この押出成型物を130℃で6時間乾燥
し、次いで空気流通下に380℃で3時間熱処理をした
ものを触媒として用いた。得られた触媒の組成はP1.0
Mo120.6 Cu0.2 Cs0.9 であった。
【0027】本触媒を反応管に充填し、メタクロレイン
5%、酸素10%、水蒸気30%、窒素55%(容量
%)の原料混合ガスを反応温度285℃にて接触時間
3.6秒で通じた。生成物を捕集し、ガスクロマトグラ
フィーで分析したところ、メタクロレイン反応率86.
0%、メタクリル酸選択率85.8%、メタクリル酸単
流収率73.8%であった。
【0028】[比較例1]実施例1において、飽和水蒸
気存在下130℃での加熱撹拌処理を行わなかったほか
は、実施例1と同様にして比較触媒を調製した。この触
媒を用いて、実施例1と同じ反応条件で反応を行ったと
ころ、メタクロレイン反応率84.9%、メタクリル酸
選択率84.8%、メタクリル酸単流収率72.0%で
あった。
【0029】[比較例2]実施例1において、噴霧乾燥
粒子の空気流通下200℃での熱処理を行わなかったほ
かは、実施例1と同様にして比較触媒を調製した。この
触媒を用いて、実施例1と同じ反応条件で反応を行った
ところ、メタクロレイン反応率85.6%、メタクリル
酸選択率85.4%、メタクリル酸単流収率73.1%
であった。
【0030】[比較例3]実施例1において、飽和水蒸
気存在下130℃での加熱撹拌処理と噴霧乾燥粒子の空
気流通下200℃での熱処理を行わなかったほかは、実
施例1と同様にして比較触媒を調製した。この触媒を用
いて、実施例1と同じ反応条件で反応を行ったところ、
メタクロレイン反応率84.6%、メタクリル酸選択率
84.6%、メタクリル酸単流収率71.6%であっ
た。
【0031】[実施例2]パラモリブデン酸アンモニウ
ム53.0部を約60℃の純水250部に溶解し、これ
にメタバナジン酸アンモニウム1.75部を加えて溶解
させた。この溶液に85%リン酸2.88部を加え、次
いで、二酸化ゲルマニウム0.78部を加え溶解させ、
これに硝酸カリウム1.26部を純水15部に溶解した
溶液および硝酸セシウム2.44部を純水30部に溶解
した溶液を加えた。さらに硝酸銅0.60部を純水5部
に溶解して加え、最後に硝酸第二鉄1.01部を純水1
0部に溶解して加えた後、オートクレーブを用い、飽和
水蒸気存在下150℃で1時間加熱撹拌処理を行った。
得られた触媒成分含有スラリーをドラム乾燥機を用いて
乾燥した。
【0032】このドラム乾燥粒子を空気流通下230℃
で3時間熱処理した後、得られた触媒粒子100部に対
して、エチルアルコール30部を添加混合し、押出成型
機により外径5mm、内径2mm、平均長さ5mmのリ
ング状に成型した。この押出成型物を130℃で6時間
乾燥し、次いで空気流通下に380℃で5時間熱処理し
たものを触媒として用いた。得られた触媒の組成はP
1.0 Mo120.6 Cu0.10.5 Ge0.3 Fe0.1 Cs
0.5 であった。
【0033】この触媒を用いて、実施例1と同じ条件で
反応を行ったところ、メタクロレイン反応率87.5
%、メタクリル酸選択率82.3%、メタクリル酸単流
収率72.0%であった。
【0034】[比較例4]実施例2において、飽和水蒸
気存在下150℃での加熱撹拌処理を行う代わりに、常
圧還流下100℃で1時間加熱撹拌処理を行ったほか
は、実施例2と同様にして比較触媒を調製した。この触
媒を用いて、実施例2と同じ反応条件で反応を行ったと
ころ、メタクロレイン反応率85.1%、メタクリル酸
選択率82.0%、メタクリル酸単流収率69.8%で
あった。
【0035】[実施例3]三酸化モリブデン100部、
メタバナジン酸アンモニウム3.39部、85%リン酸
6.68部および60%ヒ酸4.11部を純水800部
と混合した。これを還流下で3時間加熱撹拌した後、硝
酸銅1.40部を純水10部に溶解した溶液および硝酸
鉄4.68部を純水20部に溶解した溶液を加え、再び
還流下で2時間加熱撹拌した。得られた触媒成分を含む
混合溶液を50℃に冷却し、重炭酸セシウム5.61部
を純水20部に溶解した溶液を加え15分間撹拌した。
次に硝酸カリウム2.93部を純水15部に溶解して加
え15分間撹拌し、さらに硝酸アンモニウム10部を純
水30部に溶解して加え15分間撹拌した。このスラリ
ーをオートクレーブを用いて、飽和水蒸気存在下120
℃で3時間加熱撹拌処理を行った。
【0036】得られた触媒成分含有スラリーを、乾燥機
入口熱風温度340℃、スラリー噴霧用回転円盤20,
000回転/分の条件で並流式噴霧乾燥機を用いて乾燥
した。この噴霧乾燥粒子を空気流通下250℃で1時間
熱処理をした後、得られた触媒粒子100部に対して、
ポリビニルアルコール0.5部およびi−プロピルアル
コール28部を添加混合し、押出成型機により外径6m
m、内径2mm、平均長さ4mmのリング状に成型し
た。
【0037】この押出成型物を空気流通下に370℃で
5時間熱処理したものを触媒として用いた。得られた触
媒の組成はP1.0 Mo120.5 Cu0.1 As0.3 Fe
0.20.5 Cs0.6 であった。
【0038】この触媒を用いて、実施例1と同じ条件で
反応を行ったところ、メタクロレイン反応率87.9
%、メタクリル酸選択率86.8%、メタクリル酸単流
収率76.3%であった。
【0039】[比較例5]実施例3において、噴霧乾燥
粒子の空気流通下250℃での熱処理を行わなかったほ
かは、実施例3と同様にして比較触媒を調製した。この
触媒を用いて、実施例3と同じ反応条件で反応を行った
ところ、メタクロレイン反応率87.2%、メタクリル
酸選択率86.4%、メタクリル酸単流収率75.3%
であった。
【0040】[実施例4]三酸化モリブデン100部、
メタバナジン酸アンモニウム4.06部および85%リ
ン酸10.0部を純水800部と混合した。これを還流
下で3時間加熱撹拌した後、硝酸銅1.40部を純水2
0部に溶解した溶液、硝酸マンガン0.83部を純水1
0部に溶解した溶液、硝酸ビスマス5.62部に60%
硝酸5.7部および純水40部を加えて得られる硝酸ビ
スマスの均一溶液および三酸化アンチモン4.22部を
加え、再び還流下で2時間撹拌した。得られた触媒成分
を含む混合溶液を40℃に冷却し、重炭酸セシウム1
1.23部を純水30部に溶解して加え15分間撹拌し
た。次に硝酸アンモニウム10部を純水30部に溶解し
て加え、さらに15分間撹拌した。このスラリーをオー
トクレーブを用いて、飽和水蒸気存在下、160℃で1
時間撹拌処理を行った。
【0041】得られた触媒成分含有スラリーを蒸発乾固
した後、乾燥塊を粉砕機で粉砕し、さらに70〜440
メッシュのふるいで分級した。この触媒乾燥粒子を空気
流通下220℃で4時間熱処理した後、得られた触媒乾
燥粒子100部に対して、メチルセルロース1部および
水20部を添加混合し、造粒成型機により平均直径5m
mの球状に成型した。
【0042】この造粒成型物を130℃で6時間乾燥
し、次いで空気流通下に380℃で5時間熱処理したも
のを触媒として用いた。得られた触媒の組成はP1.5
120.6 Cu0.1 Sb0.5 Bi0.2 Mn0.05Cs1.0
であった。
【0043】この触媒を用いて、実施例1と同じ条件で
反応を行ったところ、メタクロレイン反応率91.6
%、メタクリル酸選択率88.9%、メタクリル酸単流
収率81.4%であった。
【0044】[比較例6]実施例4において、飽和水蒸
気存在下160℃での加熱撹拌処理と蒸発乾固粒子の空
気流通下220℃での熱処理を行わなかったほかは、実
施例4と同様にして比較触媒を調製した。この触媒を用
いて、実施例4と同じ反応条件で反応を行ったところ、
メタクロレイン反応率89.2%、メタクリル酸選択率
88.7%、メタクリル酸単流収率79.1%であっ
た。
【0045】
【発明の効果】本発明の方法で調製した触媒は、メタク
ロレインの気相接触酸化反応において、生成するメタク
リル酸の収率を向上させる効果を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタクロレインを気相接触酸化してメタ
    クリル酸を製造する際に用いられる少なくともモリブデ
    ン、リンおよびバナジウムを含む触媒を調製するにあた
    り、触媒成分を含むスラリーを飽和水蒸気存在下に11
    0〜180℃で0.5〜12時間加熱処理し、このスラ
    リーを乾燥して得られる粉体を空気流通下に180〜3
    00℃の温度で0.5〜24時間熱処理した後、湿式賦
    型し、さらに300〜500℃の温度で再度熱処理する
    ことを特徴とするメタクリル酸製造用触媒の調製法。
  2. 【請求項2】 触媒成分を含むスラリーの飽和水蒸気存
    在下における加熱処理温度が120〜150℃であるこ
    とを特徴とする請求項1の触媒の調製法。
  3. 【請求項3】 飽和水蒸気存在下で加熱処理したスラリ
    ーを乾燥して得られる粉体の空気流通下における熱処理
    温度が200〜280℃であることを特徴とする請求項
    1または2記載の触媒の調製法。
  4. 【請求項4】 調製する触媒が一般式 Pa Mobc Cudefgh (ここで式中、P,Mo,V,CuおよびOはそれぞれ
    リン、モリブデン、バナジウム、銅および酸素を示し、
    Xはアンチモン、ビスマス、ヒ素、ゲルマニウム、ジル
    コニウム、テルル、銀、セレン、ケイ素、タングステン
    およびホウ素からなる群より選ばれた少なくとも1種類
    の元素を示し、Yは鉄、亜鉛、クロム、マグネシウム、
    タンタル、コバルト、マンガン、バリウム、ガリウム、
    セリウムおよびランタンからなる群より選ばれた少なく
    とも1種類の元素を示す。Zはカリウム、ルビジウム、
    セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれた少なく
    とも1種類の元素を示す。a,b,c,d,e,f,g
    およびhは各元素の原子比率を表し、b=12のときa
    =0.5〜3、c=0.01〜3、d=0〜2、e=0
    〜3、f=0〜3、g=0.01〜3であり、hは前記
    各元素の原子価を満足するのに必要な酸素原子数であ
    る。)で表される組成を有するものであることを特徴と
    する請求項1、2または3の触媒の調製法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002282696A (ja) * 2001-03-27 2002-10-02 Mitsubishi Rayon Co Ltd 不飽和カルボン酸合成用触媒、その製造方法、および、その触媒を用いた不飽和カルボン酸の合成方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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