JPH09194250A - 高強度粘土瓦の製造方法 - Google Patents
高強度粘土瓦の製造方法Info
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- JPH09194250A JPH09194250A JP564196A JP564196A JPH09194250A JP H09194250 A JPH09194250 A JP H09194250A JP 564196 A JP564196 A JP 564196A JP 564196 A JP564196 A JP 564196A JP H09194250 A JPH09194250 A JP H09194250A
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- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】乾燥または焼成収縮による変形、亀裂を抑制し
て高い歩留りを達成しつつ、焼成後の粘土瓦の固有強度
を向上させる。また、焼成時間を短縮する。 【解決手段】粒子径1mm以下に粉砕され、粒子径0.
5〜1mmが20〜50重量%、0.5mm未満が50
〜80重量%のセルベン粉砕物の5〜25重量%とタル
ク粉末とを粘土原料に添加混合した素地土を成形し、乾
燥した後、焼成する。
て高い歩留りを達成しつつ、焼成後の粘土瓦の固有強度
を向上させる。また、焼成時間を短縮する。 【解決手段】粒子径1mm以下に粉砕され、粒子径0.
5〜1mmが20〜50重量%、0.5mm未満が50
〜80重量%のセルベン粉砕物の5〜25重量%とタル
ク粉末とを粘土原料に添加混合した素地土を成形し、乾
燥した後、焼成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘土瓦の製造方法
に関するものであって、特に、高強度の粘土瓦を製造す
る方法に関する。
に関するものであって、特に、高強度の粘土瓦を製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘土瓦の製造においては、所定の
形状の瓦をプレス成形にて得るには、粘土類を主原料と
した水分16〜25重量%含む素地土(瓦用荒地)が用
いられているので、乾燥工程における5〜10%程度の
乾燥収縮、また最終的に1100〜1200℃にて焼成
されるとき、粘土類の脱水作用および焼結作用による5
〜10%程度の焼成収縮が不可避的に発生する。このた
め、乾燥収縮または焼成収縮による不整歪み(変形)あ
るいは素地に亀裂が生じる不良はある程度避けることが
できなかった。
形状の瓦をプレス成形にて得るには、粘土類を主原料と
した水分16〜25重量%含む素地土(瓦用荒地)が用
いられているので、乾燥工程における5〜10%程度の
乾燥収縮、また最終的に1100〜1200℃にて焼成
されるとき、粘土類の脱水作用および焼結作用による5
〜10%程度の焼成収縮が不可避的に発生する。このた
め、乾燥収縮または焼成収縮による不整歪み(変形)あ
るいは素地に亀裂が生じる不良はある程度避けることが
できなかった。
【0003】一方、粘土瓦の軽量化は、業界の従来から
の大きな課題であり、各種の試みが提案されている。そ
の一つの方法として粘土瓦の機械的強度を向上させると
同時に、素地の肉厚を減少させることで、結果として軽
量化を図ろうとする方法がある。例えば、特開昭61−
191553号(特公平4−29624号)公報の発明
では、MgO含有鉱物を3〜20重量%添加した素地土
を用いることにより、固有強度を約2倍の向上させると
ともに、素地の肉厚を約20%減少させることで曲げ破
壊荷重をJIS規格値以上に維持しながら、軽量化を図
っている。ところが、このような方法では、焼成過程で
強度を向上させるための焼結が促進されるため焼成収縮
率の増大を避けることができず、その結果上記の焼成収
縮による素地の変形あるいは亀裂が生じ易くなるという
問題があった。
の大きな課題であり、各種の試みが提案されている。そ
の一つの方法として粘土瓦の機械的強度を向上させると
同時に、素地の肉厚を減少させることで、結果として軽
量化を図ろうとする方法がある。例えば、特開昭61−
191553号(特公平4−29624号)公報の発明
では、MgO含有鉱物を3〜20重量%添加した素地土
を用いることにより、固有強度を約2倍の向上させると
ともに、素地の肉厚を約20%減少させることで曲げ破
壊荷重をJIS規格値以上に維持しながら、軽量化を図
っている。ところが、このような方法では、焼成過程で
強度を向上させるための焼結が促進されるため焼成収縮
率の増大を避けることができず、その結果上記の焼成収
縮による素地の変形あるいは亀裂が生じ易くなるという
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記の問
題を解決するため、特願平7−237695号(平成7
年8月22日特許出願「粘土瓦の製造方法」)におい
て、主成分の粘土にセルベンと焼結剤を加えて混練さ
せ、成形後、焼成することを特徴とする粘土瓦の製造方
法を提案した。本発明は、上記の発明をさらに改善する
ためになされたものであり、乾燥収縮または焼成収縮に
よる素地の変形あるいは亀裂を抑制して高い歩留りを達
成しながら、焼成後の粘土瓦の固有強度を顕著に向上さ
せるとともに、焼成時間を短縮することを可能とする高
強度粘土瓦の製造方法を提供する。
題を解決するため、特願平7−237695号(平成7
年8月22日特許出願「粘土瓦の製造方法」)におい
て、主成分の粘土にセルベンと焼結剤を加えて混練さ
せ、成形後、焼成することを特徴とする粘土瓦の製造方
法を提案した。本発明は、上記の発明をさらに改善する
ためになされたものであり、乾燥収縮または焼成収縮に
よる素地の変形あるいは亀裂を抑制して高い歩留りを達
成しながら、焼成後の粘土瓦の固有強度を顕著に向上さ
せるとともに、焼成時間を短縮することを可能とする高
強度粘土瓦の製造方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、次の高強
度粘土瓦の製造方法により解決することができる。 (1)粘土原料に粒子径1mm以下に粉砕されたセルベ
ン粉砕物とタルク粉末とを添加混合した素地土を成形
し、乾燥した後、焼成することを特徴とする高強度粘土
瓦の製造方法。
度粘土瓦の製造方法により解決することができる。 (1)粘土原料に粒子径1mm以下に粉砕されたセルベ
ン粉砕物とタルク粉末とを添加混合した素地土を成形
し、乾燥した後、焼成することを特徴とする高強度粘土
瓦の製造方法。
【0006】また、本発明は、次のように好ましく具体
化することができる。 (2)前記セルベン粉砕物が粒子径0.5〜1mmが2
0〜50重量%、0.5mm未満が50〜80重量%の
磁器質セルベンであって、その添加量が5〜25重量%
である前記(1)の高強度粘土瓦の製造方法。 (3)被焼成瓦本体を水平方向に載置して焼成する前記
(1)または(2)の高強度粘土瓦の製造方法。
化することができる。 (2)前記セルベン粉砕物が粒子径0.5〜1mmが2
0〜50重量%、0.5mm未満が50〜80重量%の
磁器質セルベンであって、その添加量が5〜25重量%
である前記(1)の高強度粘土瓦の製造方法。 (3)被焼成瓦本体を水平方向に載置して焼成する前記
(1)または(2)の高強度粘土瓦の製造方法。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、乾燥または焼成による収縮に起因する
不良を解消するため、すでに十分に焼結されているセラ
ミックス材料であるセルベンを用いる点において先の出
願と同様であるが、特に、粒子径1mm以下に粉砕され
たセルベン粉砕物を用いることと、同時にタルク粉末を
併用したところに特徴がある。
する。本発明は、乾燥または焼成による収縮に起因する
不良を解消するため、すでに十分に焼結されているセラ
ミックス材料であるセルベンを用いる点において先の出
願と同様であるが、特に、粒子径1mm以下に粉砕され
たセルベン粉砕物を用いることと、同時にタルク粉末を
併用したところに特徴がある。
【0008】本発明では、上記の通りセルベンを必須原
料とするものであるが、ここでいうセルベンとは、予め
焼結させたセラミック材料の総称であって、材質、焼結
の程度、形状などを限定するものではない。例えば粘土
質原料を1200℃程度の温度で焼結したシャモットと
呼ばれる材料もセルベンの範疇に属する。また、陶磁器
の不良品または廃品、例えば和洋食器、建築用タイル、
粘土瓦、耐火煉瓦、衛生陶器などの不良品あるいは破片
なども該当する。また、セラミック工場において、素
焼、締焼、または本焼などの焼成工程を経た材料も含ま
れるのである。
料とするものであるが、ここでいうセルベンとは、予め
焼結させたセラミック材料の総称であって、材質、焼結
の程度、形状などを限定するものではない。例えば粘土
質原料を1200℃程度の温度で焼結したシャモットと
呼ばれる材料もセルベンの範疇に属する。また、陶磁器
の不良品または廃品、例えば和洋食器、建築用タイル、
粘土瓦、耐火煉瓦、衛生陶器などの不良品あるいは破片
なども該当する。また、セラミック工場において、素
焼、締焼、または本焼などの焼成工程を経た材料も含ま
れるのである。
【0009】このセルベンの特徴は、予めある温度条件
で焼結されていることから、その粉砕物はその温度以下
の加熱処理では、焼成収縮などの焼結挙動を殆ど示さな
いという点にある。本発明は、このような性質を応用し
て、粘土瓦の焼成収縮を抑制しようとするものであるか
ら、粘土瓦を製造するときの焼成温度以上の条件で焼結
されたセルベンを使用するのが最も効果的である。ま
た、焼成中または焼成後に粘土瓦の内部で主原料の熱膨
張特性とあまり差異があると、異常な応力集中が生じる
ので好ましくなく、セルベンの成分組成は粘土瓦の主原
料と近似しているのが適当である。
で焼結されていることから、その粉砕物はその温度以下
の加熱処理では、焼成収縮などの焼結挙動を殆ど示さな
いという点にある。本発明は、このような性質を応用し
て、粘土瓦の焼成収縮を抑制しようとするものであるか
ら、粘土瓦を製造するときの焼成温度以上の条件で焼結
されたセルベンを使用するのが最も効果的である。ま
た、焼成中または焼成後に粘土瓦の内部で主原料の熱膨
張特性とあまり差異があると、異常な応力集中が生じる
ので好ましくなく、セルベンの成分組成は粘土瓦の主原
料と近似しているのが適当である。
【0010】この観点から、1200℃以上の温度、通
常1300℃程度で焼成される磁器質セルベン、例え
ば、磁器タイル、和洋磁器食器、電気磁器碍子などのセ
ルベンを使用することが、粘土瓦の焼成収縮を効果的に
抑制するうえ、粘土瓦の主原料の熱膨張特性に近似して
異常な応力集中が生じにくく「冷め割れ」などの欠陥を
防止するので、最も好適である。
常1300℃程度で焼成される磁器質セルベン、例え
ば、磁器タイル、和洋磁器食器、電気磁器碍子などのセ
ルベンを使用することが、粘土瓦の焼成収縮を効果的に
抑制するうえ、粘土瓦の主原料の熱膨張特性に近似して
異常な応力集中が生じにくく「冷め割れ」などの欠陥を
防止するので、最も好適である。
【0011】さらに、本発明は、使用するセルベン粉砕
物の粒度分布とその添加量のバランスが重要な役割を果
たしている点に着目してなされたものである。すなわ
ち、その粒度分布が粒子径0.5〜1mmが20〜50
重量%、0.5mm未満が50〜80重量%であり、か
つその添加量が全体の5〜25重量%であることを好ま
しい範囲とするものである。このような粒度分布におい
て、粒子径0.5〜1mmの粒子は素地中において素地
全体の収縮を抑制する骨材の機能を担い、また0.5m
m未満の粒子は粘土原料と共同して骨材間の結合部材と
して機能するものと思われる。従って、粒度分布が上記
より粗に過ぎると、骨材間の結合が弱いので高い強度が
得られないうえ、セルベンが均一に混合されず異物不良
が生じやすく、また細か過ぎると骨材としての働きが少
なく、焼成収縮が増大するので好ましくない。また、添
加量が5重量%未満では、焼成収縮を抑制する効果が期
待できず、25重量%を超える場合は粘土瓦全体の焼結
性が低下し材料の固有強度、例えば曲げ強度が低下す
る。
物の粒度分布とその添加量のバランスが重要な役割を果
たしている点に着目してなされたものである。すなわ
ち、その粒度分布が粒子径0.5〜1mmが20〜50
重量%、0.5mm未満が50〜80重量%であり、か
つその添加量が全体の5〜25重量%であることを好ま
しい範囲とするものである。このような粒度分布におい
て、粒子径0.5〜1mmの粒子は素地中において素地
全体の収縮を抑制する骨材の機能を担い、また0.5m
m未満の粒子は粘土原料と共同して骨材間の結合部材と
して機能するものと思われる。従って、粒度分布が上記
より粗に過ぎると、骨材間の結合が弱いので高い強度が
得られないうえ、セルベンが均一に混合されず異物不良
が生じやすく、また細か過ぎると骨材としての働きが少
なく、焼成収縮が増大するので好ましくない。また、添
加量が5重量%未満では、焼成収縮を抑制する効果が期
待できず、25重量%を超える場合は粘土瓦全体の焼結
性が低下し材料の固有強度、例えば曲げ強度が低下す
る。
【0012】また、本発明においては、前記セルベンと
ともに必須原料としてタルク粉末を用いる点に特徴があ
る。同じく必須原料であるセルベンの添加量が増加する
に従い、粘土瓦の焼成時の焼結程度が不十分となり、固
有強度が低下する傾向となる現象を防止するため焼結剤
として、粒度150メッシュ以下、好ましくは200メ
ッシュ以下のタルク粉末を2〜15重量%添加するので
ある。この添加量は、2重量%未満では、焼成時の焼結
を促進する効果が期待できず、15重量%を超える場合
は焼成収縮が増加し、焼成変形が顕著となるなど問題が
生じるから、焼成温度条件、粘土瓦の形状寸法、使用粘
土原料の性状、セルベン添加量などの影響を考慮して選
択される。
ともに必須原料としてタルク粉末を用いる点に特徴があ
る。同じく必須原料であるセルベンの添加量が増加する
に従い、粘土瓦の焼成時の焼結程度が不十分となり、固
有強度が低下する傾向となる現象を防止するため焼結剤
として、粒度150メッシュ以下、好ましくは200メ
ッシュ以下のタルク粉末を2〜15重量%添加するので
ある。この添加量は、2重量%未満では、焼成時の焼結
を促進する効果が期待できず、15重量%を超える場合
は焼成収縮が増加し、焼成変形が顕著となるなど問題が
生じるから、焼成温度条件、粘土瓦の形状寸法、使用粘
土原料の性状、セルベン添加量などの影響を考慮して選
択される。
【0013】本発明に用いられるタルク粉末は、滑石鉱
物(3MgO・4SiO2 ・H2 O)を主成分とするも
ので、この滑石鉱物を65重量%以上含むいわゆる生タ
ルクが十分に使用可能であり、あるいはそれらを假焼し
た焼成タルクでもよく、必ずしも高純度の原料である必
要はなく、前記の添加量と同様に製造条件に応じて選択
することができる。
物(3MgO・4SiO2 ・H2 O)を主成分とするも
ので、この滑石鉱物を65重量%以上含むいわゆる生タ
ルクが十分に使用可能であり、あるいはそれらを假焼し
た焼成タルクでもよく、必ずしも高純度の原料である必
要はなく、前記の添加量と同様に製造条件に応じて選択
することができる。
【0014】さらに、本発明は、前記粘土瓦素地を成形
し、乾燥した後、得られた被焼成瓦本体を水平方向に載
置して焼成する点をも特徴とするものである。本来、粘
土瓦のような板状物を歪み少なく焼成するには、板状物
本体を水平方向に載置して、適宜に各部を下方から支承
して全体をバランスよく支える形式、通称、平焼で行う
のが好ましいのであるが、トンネル式焼成炉に約20時
間も滞留させる焼成方法の場合には、平焼では極端に大
型サイズの焼成炉が必要となり実用的でなく、板状物本
体を垂直方向に並列させてスペース効率を高めた縦焼を
常用しており、変形歩留りの低下は止むを得ないとして
いた。
し、乾燥した後、得られた被焼成瓦本体を水平方向に載
置して焼成する点をも特徴とするものである。本来、粘
土瓦のような板状物を歪み少なく焼成するには、板状物
本体を水平方向に載置して、適宜に各部を下方から支承
して全体をバランスよく支える形式、通称、平焼で行う
のが好ましいのであるが、トンネル式焼成炉に約20時
間も滞留させる焼成方法の場合には、平焼では極端に大
型サイズの焼成炉が必要となり実用的でなく、板状物本
体を垂直方向に並列させてスペース効率を高めた縦焼を
常用しており、変形歩留りの低下は止むを得ないとして
いた。
【0015】ところが、本発明の粘土瓦素地は前記した
通り、焼成中の寸法収縮が抑制されていること、素地の
焼結特性を調整することが可能であること、あるいは素
地中の各種原料の熱膨張特性が近似していて焼成中に異
常な集中応力が生じにくいことなどから、従来比顕著に
短時間に焼成できるようになり、本発明の被焼成瓦本体
を水平方向に載置して焼成する方法が具体化されたので
ある。この粘土瓦の製造方法によれば平焼方式を採用す
ることにより、従来予想もできなかった好成績な歩留り
を上げるとともに、図1に示すように、従来の技術の欄
に示した公知の焼成スケジュール(1)最高温度110
0℃×19時間に対して、1120〜1180℃×2.
5〜12時間のように極めて短時間の焼成スケジュール
(21、22)が可能となったのである。この発明での
被焼成瓦本体の載置方向は、全体をバランスよく支える
形式であればよく、ある程度斜め方向に載置するものも
含むのである。
通り、焼成中の寸法収縮が抑制されていること、素地の
焼結特性を調整することが可能であること、あるいは素
地中の各種原料の熱膨張特性が近似していて焼成中に異
常な集中応力が生じにくいことなどから、従来比顕著に
短時間に焼成できるようになり、本発明の被焼成瓦本体
を水平方向に載置して焼成する方法が具体化されたので
ある。この粘土瓦の製造方法によれば平焼方式を採用す
ることにより、従来予想もできなかった好成績な歩留り
を上げるとともに、図1に示すように、従来の技術の欄
に示した公知の焼成スケジュール(1)最高温度110
0℃×19時間に対して、1120〜1180℃×2.
5〜12時間のように極めて短時間の焼成スケジュール
(21、22)が可能となったのである。この発明での
被焼成瓦本体の載置方向は、全体をバランスよく支える
形式であればよく、ある程度斜め方向に載置するものも
含むのである。
【0016】また、本発明の平焼方式の場合、焼成対象
となる粘土瓦の形状としては、支持部間に複数のリブが
設けられているタイプの瓦が最も好適である。例えば、
本発明者が先に提案した登録番号第3003642号の
登録実用新案公報に開示されている、瓦本体に凹凸列の
複数のリブ列を設けた平板状ストレート粘土瓦に適用し
たときには、そのリブ列が素地の不整な変形を防止する
よう機能するので、一層の変形歩留りの向上に効果があ
るうえ、生産効率の高い短時間焼成を達成することがで
きるようになる。
となる粘土瓦の形状としては、支持部間に複数のリブが
設けられているタイプの瓦が最も好適である。例えば、
本発明者が先に提案した登録番号第3003642号の
登録実用新案公報に開示されている、瓦本体に凹凸列の
複数のリブ列を設けた平板状ストレート粘土瓦に適用し
たときには、そのリブ列が素地の不整な変形を防止する
よう機能するので、一層の変形歩留りの向上に効果があ
るうえ、生産効率の高い短時間焼成を達成することがで
きるようになる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例、さらにその結果得ら
れた粘土瓦の品質を示す表1に基づいて本発明を具体的
にに説明する。先ず、成形工程前の粘土瓦の素地に配合
する原料として、主原料には、三河産瓦用粘土、セルベ
ンには、磁器質無釉薬タイルの粉砕物について粒度分布
を異ならせた下記のa、b、c、d、eを準備した。ま
た、タルク粉末には、市販品であって酸化物組成とし
て、SiO2 :58〜60(重量%、以下同じ)、Al
2O3 :1〜3、MgO:27〜30、その他RO:1
〜5、Igloss:3〜6、粒度150メッシュパス
を準備した。
れた粘土瓦の品質を示す表1に基づいて本発明を具体的
にに説明する。先ず、成形工程前の粘土瓦の素地に配合
する原料として、主原料には、三河産瓦用粘土、セルベ
ンには、磁器質無釉薬タイルの粉砕物について粒度分布
を異ならせた下記のa、b、c、d、eを準備した。ま
た、タルク粉末には、市販品であって酸化物組成とし
て、SiO2 :58〜60(重量%、以下同じ)、Al
2O3 :1〜3、MgO:27〜30、その他RO:1
〜5、Igloss:3〜6、粒度150メッシュパス
を準備した。
【0018】上記原料を表1の添加量に従い配合し、得
られた配合物を水分20%にて十分に混練してから真空
土練押出し機にて板状に押し出し、得られた生素地を4
00(長さ)400(幅)14.5mm(厚さ)の実用
瓦形状にプレス成形した。この成形体を十分に乾燥させ
た後、図1に準じて最高温度1170℃、6時間でトン
ネル焼成炉にて焼成した。この場合、実施例の焼成で
は、被焼成瓦本体を水平方向に載置して焼成する方法を
採用したが、比較例の焼成では従来の縦焼方式により最
高温度1100℃、19時間でトンネル焼成炉にて焼成
した。
られた配合物を水分20%にて十分に混練してから真空
土練押出し機にて板状に押し出し、得られた生素地を4
00(長さ)400(幅)14.5mm(厚さ)の実用
瓦形状にプレス成形した。この成形体を十分に乾燥させ
た後、図1に準じて最高温度1170℃、6時間でトン
ネル焼成炉にて焼成した。この場合、実施例の焼成で
は、被焼成瓦本体を水平方向に載置して焼成する方法を
採用したが、比較例の焼成では従来の縦焼方式により最
高温度1100℃、19時間でトンネル焼成炉にて焼成
した。
【0019】セルベンについては、粉砕粒度に応じて次
のものを準備した。 (a)、1mm超過分:8重量% (b)、0.5〜1mm:70重量%、0.5mm未
満:30重量% (c)、0.5〜1mm:40重量%、0.5mm未
満:60重量% (d)、0.5〜1mm:25重量%、0.5mm未
満:75重量% (e)、0.5〜1mm:10重量%、0.5mm未
満:90重量%
のものを準備した。 (a)、1mm超過分:8重量% (b)、0.5〜1mm:70重量%、0.5mm未
満:30重量% (c)、0.5〜1mm:40重量%、0.5mm未
満:60重量% (d)、0.5〜1mm:25重量%、0.5mm未
満:75重量% (e)、0.5〜1mm:10重量%、0.5mm未
満:90重量%
【0020】
【表1】 注1:表面に粒状物が点在する外観不良が発生した。 注2:形状不良の他、20%程度の素地亀裂不良が発生した。 注3:10%程度の素地亀裂不良が発生した。
【0021】本発明の上記実施例によれば、従来の瓦用
粘土だけを主原料とする比較例1の粘土瓦に比較して、
焼成時間が1/3程度の6時間の短時間でありながら、
素地亀裂不良の発生が抑制され、かつ形状不良が顕著に
改善されて歩留りが大幅に向上しているのが分かる。ま
た、同時に焼結程度も十分に進行して固有強度、例えば
曲げ強度も2倍以上の値を示している。これによって、
従来の棧瓦、厚さ13.5mm、重量3.8Kgを25
〜30%削減しても、従来と同程度の曲げ破壊荷重を維
持することが可能となった。
粘土だけを主原料とする比較例1の粘土瓦に比較して、
焼成時間が1/3程度の6時間の短時間でありながら、
素地亀裂不良の発生が抑制され、かつ形状不良が顕著に
改善されて歩留りが大幅に向上しているのが分かる。ま
た、同時に焼結程度も十分に進行して固有強度、例えば
曲げ強度も2倍以上の値を示している。これによって、
従来の棧瓦、厚さ13.5mm、重量3.8Kgを25
〜30%削減しても、従来と同程度の曲げ破壊荷重を維
持することが可能となった。
【0022】さらに、タルク粉末を用いて焼結性を高め
た比較例1および2の粘土瓦と比較して、同程度の高強
度特性を示しながら、85%以上の変形歩留りを得るこ
とができ、生産効率の高いことが理解されよう。なお、
使用するセルベン粉砕物の粒度分布が粒子径0.5〜1
mmが20〜50重量%、0.5mm未満が50〜80
重量%であり、かつその添加量が全体の5〜25重量%
である実施例においては、変形歩留り90%以上の好成
績が得られており、生産効率の点で特に好適に具体化す
ることができる。
た比較例1および2の粘土瓦と比較して、同程度の高強
度特性を示しながら、85%以上の変形歩留りを得るこ
とができ、生産効率の高いことが理解されよう。なお、
使用するセルベン粉砕物の粒度分布が粒子径0.5〜1
mmが20〜50重量%、0.5mm未満が50〜80
重量%であり、かつその添加量が全体の5〜25重量%
である実施例においては、変形歩留り90%以上の好成
績が得られており、生産効率の点で特に好適に具体化す
ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の高強度粘土瓦の製造方法は、以
上に説明したように構成されているので、乾燥収縮また
は焼成収縮による素地の変形あるいは亀裂を抑制するの
で高い歩留りを達成すると同時に、粘土瓦の固有強度を
顕著に向上させることができる。また、焼成時間を短縮
することができるという優れた効果がある。よって本発
明は従来の問題点を解消した粘土瓦の製造方法として、
その工業的価値が極めて大なるものがある。
上に説明したように構成されているので、乾燥収縮また
は焼成収縮による素地の変形あるいは亀裂を抑制するの
で高い歩留りを達成すると同時に、粘土瓦の固有強度を
顕著に向上させることができる。また、焼成時間を短縮
することができるという優れた効果がある。よって本発
明は従来の問題点を解消した粘土瓦の製造方法として、
その工業的価値が極めて大なるものがある。
【図1】粘土瓦の焼成スケジュールを示す温度−時間グ
ラフ。
ラフ。
1 従来の焼成スケジュール事例、 21、22 本発明の焼成スケジュール事例。
Claims (3)
- 【請求項1】 粘土原料に粒子径1mm以下に粉砕され
たセルベン粉砕物とタルク粉末とを添加混合した素地土
を成形し、乾燥した後、焼成することを特徴とする高強
度粘土瓦の製造方法。 - 【請求項2】 前記セルベン粉砕物が粒子径0.5〜1
mmが20〜50重量%、0.5mm未満が50〜80
重量%の磁器質セルベンであって、その添加量が5〜2
5重量%である請求項1に記載の高強度粘土瓦の製造方
法。 - 【請求項3】 被焼成瓦本体を水平方向に載置して焼成
する請求項1または2に記載の高強度粘土瓦の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP564196A JPH09194250A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 高強度粘土瓦の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP564196A JPH09194250A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 高強度粘土瓦の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09194250A true JPH09194250A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11616771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP564196A Withdrawn JPH09194250A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 高強度粘土瓦の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09194250A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100777678B1 (ko) * | 2007-01-30 | 2007-11-28 | (주)씨엠디에스 | 투수 규사 블록 |
| US20180313087A1 (en) * | 2016-01-29 | 2018-11-01 | Mohawk Carpet Llc | Roof Tile for Forming a Roof Covering, Method for Manufacturing a Roof Tile and Method for Installing Roof Tiles |
| IT201900022023A1 (it) * | 2019-11-25 | 2021-05-25 | Gregorio Gaetano Di | Procedimento per la realizzazione di un materiale ceramico e materiale ceramico ottenuto con tale procedimento |
| US11542710B2 (en) | 2021-02-09 | 2023-01-03 | Dal-Tile Corporation | Roof tile and a roof covering |
-
1996
- 1996-01-17 JP JP564196A patent/JPH09194250A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100777678B1 (ko) * | 2007-01-30 | 2007-11-28 | (주)씨엠디에스 | 투수 규사 블록 |
| US20180313087A1 (en) * | 2016-01-29 | 2018-11-01 | Mohawk Carpet Llc | Roof Tile for Forming a Roof Covering, Method for Manufacturing a Roof Tile and Method for Installing Roof Tiles |
| IT201900022023A1 (it) * | 2019-11-25 | 2021-05-25 | Gregorio Gaetano Di | Procedimento per la realizzazione di un materiale ceramico e materiale ceramico ottenuto con tale procedimento |
| US11542710B2 (en) | 2021-02-09 | 2023-01-03 | Dal-Tile Corporation | Roof tile and a roof covering |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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