JPH09234798A - 薄膜積層体およびその製造方法 - Google Patents
薄膜積層体およびその製造方法Info
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- JPH09234798A JPH09234798A JP8042683A JP4268396A JPH09234798A JP H09234798 A JPH09234798 A JP H09234798A JP 8042683 A JP8042683 A JP 8042683A JP 4268396 A JP4268396 A JP 4268396A JP H09234798 A JPH09234798 A JP H09234798A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】マッチプレート等に用いられる薄膜積層体の耐
摩耗性を向上させる。 【解決手段】 シート状部材2を積層する工程と、シー
ト状部材2を接着する工程と、造型すべき立体モデルの
断面形状にシート状部材2を切断する工程とを繰り返す
ことによって薄膜積層体1を造型し、シート状部材2の
厚さの影響により生じる段差を埋めるように薄膜積層体
1の表面にポリウレタンサイジングシーラ4を塗布し、
ポリウレタンサイジングシーラ4の塗りムラを研磨した
後、さらに、ポリウレタンサイジングシーラ4の表面に
金属粉またはセラミックス粉が含有されたポリウレタン
クリヤー5を塗布するようにした。
摩耗性を向上させる。 【解決手段】 シート状部材2を積層する工程と、シー
ト状部材2を接着する工程と、造型すべき立体モデルの
断面形状にシート状部材2を切断する工程とを繰り返す
ことによって薄膜積層体1を造型し、シート状部材2の
厚さの影響により生じる段差を埋めるように薄膜積層体
1の表面にポリウレタンサイジングシーラ4を塗布し、
ポリウレタンサイジングシーラ4の塗りムラを研磨した
後、さらに、ポリウレタンサイジングシーラ4の表面に
金属粉またはセラミックス粉が含有されたポリウレタン
クリヤー5を塗布するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種の型、例えば鋳
造用砂型の製造に用いられるマッチプレートに利用され
る、紙等のシート状部材を積層した薄膜積層体およびそ
の製造方法に関する。
造用砂型の製造に用いられるマッチプレートに利用され
る、紙等のシート状部材を積層した薄膜積層体およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】3次元のCADデータの断面形状に基づ
いて紙等のシート状部材を切断し、これを積層、接着し
て立体モデルを製造することが、特開平7−19553
2に開示されている。この方法で使用されるシート状部
材は、例えば紙を用いる場合にはその厚さは0.1mm
前後であるが、製造された薄膜積層体には、輪郭が傾斜
した部分では紙の厚さの影響で階段状の段差が存在す
る。このため、高精度が要求される場合はこの段差を埋
めるために塗料を塗布し、塗料の塗りムラをサンドペー
パ等の研磨工具で削り落としている。また、研磨作業の
効率化のために、研磨材が含有されているラッカーサイ
ジングシーラと呼ばれるニトロセルロース系の塗料が用
いられている。
いて紙等のシート状部材を切断し、これを積層、接着し
て立体モデルを製造することが、特開平7−19553
2に開示されている。この方法で使用されるシート状部
材は、例えば紙を用いる場合にはその厚さは0.1mm
前後であるが、製造された薄膜積層体には、輪郭が傾斜
した部分では紙の厚さの影響で階段状の段差が存在す
る。このため、高精度が要求される場合はこの段差を埋
めるために塗料を塗布し、塗料の塗りムラをサンドペー
パ等の研磨工具で削り落としている。また、研磨作業の
効率化のために、研磨材が含有されているラッカーサイ
ジングシーラと呼ばれるニトロセルロース系の塗料が用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鋳造用砂型の製造に用
いられるマッチプレートとして上記の薄膜積層体を利用
する場合、繰り返し使用すると砂との摩擦によってラッ
カサイジングシーラが削り取られ、ついには薄膜が剥が
れてしまう。このため薄膜積層体の寿命が短く、薄膜積
層体を作り直すか、あるいは薄膜が剥がれる前にラッカ
ーサイジングシーラを塗装し直さなければならないとい
う問題がある。
いられるマッチプレートとして上記の薄膜積層体を利用
する場合、繰り返し使用すると砂との摩擦によってラッ
カサイジングシーラが削り取られ、ついには薄膜が剥が
れてしまう。このため薄膜積層体の寿命が短く、薄膜積
層体を作り直すか、あるいは薄膜が剥がれる前にラッカ
ーサイジングシーラを塗装し直さなければならないとい
う問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決し、耐摩耗性に優れた薄膜積層体を得ることを目的と
するものであり、本発明の薄膜積層体は造型すべき立体
モデルの断面形状に切断されたシート状部材が積層接着
されてなる母体と、該母体の表面に塗布され金属粉また
はセラミックス粉を含有するポリウレタン塗料とからな
るようにしたものである。また、本発明の製造方法はシ
ート状部材を積層する工程と、シート状部材を接着する
工程と、造型すべき立体モデルの断面形状にシート状部
材を切断する工程とを繰り返すことによって薄膜積層体
を造型し、該薄膜積層体の表面にポリウレタンサイジン
グシーラを塗布し、該ポリウレタンサイジングシーラの
表面に金属粉またはセラミックス粉が含有されたポリウ
レタンクリヤーを塗布するようにしたものである。さら
に、前記ポリウレタンサイジングシーラを前記シート状
部材の厚さの影響により前記母体表面に生じる段差を埋
めるように塗布し、該ポリウレタンサイジングシーラの
塗りムラを研磨するようにしたものである。
決し、耐摩耗性に優れた薄膜積層体を得ることを目的と
するものであり、本発明の薄膜積層体は造型すべき立体
モデルの断面形状に切断されたシート状部材が積層接着
されてなる母体と、該母体の表面に塗布され金属粉また
はセラミックス粉を含有するポリウレタン塗料とからな
るようにしたものである。また、本発明の製造方法はシ
ート状部材を積層する工程と、シート状部材を接着する
工程と、造型すべき立体モデルの断面形状にシート状部
材を切断する工程とを繰り返すことによって薄膜積層体
を造型し、該薄膜積層体の表面にポリウレタンサイジン
グシーラを塗布し、該ポリウレタンサイジングシーラの
表面に金属粉またはセラミックス粉が含有されたポリウ
レタンクリヤーを塗布するようにしたものである。さら
に、前記ポリウレタンサイジングシーラを前記シート状
部材の厚さの影響により前記母体表面に生じる段差を埋
めるように塗布し、該ポリウレタンサイジングシーラの
塗りムラを研磨するようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1から図
6に基づいて説明する。図1は本発明による薄膜積層体
1の断面を示すものであり、2は積層された紙であり、
接着剤3によって接着されている。4は積層された紙2
の厚さの影響により生じる段差を埋めるべく塗布された
ポリウレタンサイジングシーラであり、その表面にはア
ルミナ粉が含有されたポリウレタンクリヤー5が塗布さ
れている。
6に基づいて説明する。図1は本発明による薄膜積層体
1の断面を示すものであり、2は積層された紙であり、
接着剤3によって接着されている。4は積層された紙2
の厚さの影響により生じる段差を埋めるべく塗布された
ポリウレタンサイジングシーラであり、その表面にはア
ルミナ粉が含有されたポリウレタンクリヤー5が塗布さ
れている。
【0006】上記のように構成される薄膜積層体1の製
造方法について説明する。図2から図5は薄膜積層体造
型機による造型の工程を示すものである。薄膜積層体造
型機は以下のように構成されている。10は造型中の積
層体であり、テーブル11上に載置されている。テーブ
ル11はテーブル昇降用モータ12の駆動によりベルト
13、ボールねじ14、ナット15を介して上下動され
る。16はロール状の紙であり予め裏面に接着剤3がコ
ーティングされており、シート送りモータ17、18お
よびシート巻き取りモータ19により積層体10上を移
動するようになっている。20は加熱圧着用ローラ、2
1は積層体10の高さを検知するリミットスイッチであ
り、ともにモータ22によりボールねじ23、ナット2
4を介して積層体10上を左右方向に移動可能に構成さ
れている。25はレーザ照射ヘッドでありモータ26に
よりボールねじ27、ナット28を介して左右方向へ移
動可能に構成されると共に、図略のモータ、ボールね
じ、ナットにより図2の紙面に対して垂直方向へ移動可
能に構成されている。そして、図略のレーザ発振器から
のレーザ光29を積層体10の上面に照射することによ
り、積層体10の最上部のロール紙16を任意の形状に
切断することができるようになっている。
造方法について説明する。図2から図5は薄膜積層体造
型機による造型の工程を示すものである。薄膜積層体造
型機は以下のように構成されている。10は造型中の積
層体であり、テーブル11上に載置されている。テーブ
ル11はテーブル昇降用モータ12の駆動によりベルト
13、ボールねじ14、ナット15を介して上下動され
る。16はロール状の紙であり予め裏面に接着剤3がコ
ーティングされており、シート送りモータ17、18お
よびシート巻き取りモータ19により積層体10上を移
動するようになっている。20は加熱圧着用ローラ、2
1は積層体10の高さを検知するリミットスイッチであ
り、ともにモータ22によりボールねじ23、ナット2
4を介して積層体10上を左右方向に移動可能に構成さ
れている。25はレーザ照射ヘッドでありモータ26に
よりボールねじ27、ナット28を介して左右方向へ移
動可能に構成されると共に、図略のモータ、ボールね
じ、ナットにより図2の紙面に対して垂直方向へ移動可
能に構成されている。そして、図略のレーザ発振器から
のレーザ光29を積層体10の上面に照射することによ
り、積層体10の最上部のロール紙16を任意の形状に
切断することができるようになっている。
【0007】上記の薄膜積層体造型機による積層体10
の造型は、図2から図5に示される工程を繰り返すこと
によって行われる。まず、図2に示すようにロール紙1
6をシート送りモータ17、18およびシート巻き取り
モータ19により積層体10上に移動させる。続いて図
3に示すように、テーブル11がモータ12によりリミ
ットスイッチ21がONとなるまで上昇される。所定の
高さまでテーブル11が上昇したら、図4に示すよう
に、モータ22により加熱圧着用ローラ20を移動させ
て積層体10にロール紙16を接着させる。そして、図
5に示すように、レーザ照射ヘッド25を移動させて、
積層体10の最上部のロール紙16を造型すべき立体モ
デルの断面形状に切断する。
の造型は、図2から図5に示される工程を繰り返すこと
によって行われる。まず、図2に示すようにロール紙1
6をシート送りモータ17、18およびシート巻き取り
モータ19により積層体10上に移動させる。続いて図
3に示すように、テーブル11がモータ12によりリミ
ットスイッチ21がONとなるまで上昇される。所定の
高さまでテーブル11が上昇したら、図4に示すよう
に、モータ22により加熱圧着用ローラ20を移動させ
て積層体10にロール紙16を接着させる。そして、図
5に示すように、レーザ照射ヘッド25を移動させて、
積層体10の最上部のロール紙16を造型すべき立体モ
デルの断面形状に切断する。
【0008】上記の工程を繰り返し、全ての断面形状に
ついて積層が終わるとレーザ光によって切断された不要
な部分を除去して薄膜積層体10の造型が完了する。こ
のようにして造型された積層体10は、その輪郭が傾斜
した部分では図1に示すような階段状の段差が存在す
る。そこで、この段差を埋めると共に積層体10の耐久
性を向上させるために塗装を行う。塗装の工程の以下の
手順で行われる。
ついて積層が終わるとレーザ光によって切断された不要
な部分を除去して薄膜積層体10の造型が完了する。こ
のようにして造型された積層体10は、その輪郭が傾斜
した部分では図1に示すような階段状の段差が存在す
る。そこで、この段差を埋めると共に積層体10の耐久
性を向上させるために塗装を行う。塗装の工程の以下の
手順で行われる。
【0009】まず、階段状の段差を埋めるための下塗り
として、体質顔料と呼ばれる研磨材が含有されているポ
リウレタンサイジングシーラ4を重塗りする。ポリウレ
タンサイジングシーラ4は、ポリウレタン樹脂とイソシ
アネート樹脂を混合することによって反応生成物が作ら
れ、溶剤が揮発することによって塗膜が作られるもので
ある。さらに詳細には、−OH基をもつポリオール化合
物と−(NCO)基を2つ以上もつイソシアネート化合
物がウレタン結合(−OCONH−)することによって
化合物が生成されるものである。一般にポリウレタンサ
イジングシーラ4は、ポリオール樹脂と体質顔料および
溶剤からなるA液と、イソシアネート樹脂と溶剤からな
るB液とを混合して使用するものであるが、本発明にお
ける最適な実施例としては、A液とB液の混合比は重量
比で2:1である。
として、体質顔料と呼ばれる研磨材が含有されているポ
リウレタンサイジングシーラ4を重塗りする。ポリウレ
タンサイジングシーラ4は、ポリウレタン樹脂とイソシ
アネート樹脂を混合することによって反応生成物が作ら
れ、溶剤が揮発することによって塗膜が作られるもので
ある。さらに詳細には、−OH基をもつポリオール化合
物と−(NCO)基を2つ以上もつイソシアネート化合
物がウレタン結合(−OCONH−)することによって
化合物が生成されるものである。一般にポリウレタンサ
イジングシーラ4は、ポリオール樹脂と体質顔料および
溶剤からなるA液と、イソシアネート樹脂と溶剤からな
るB液とを混合して使用するものであるが、本発明にお
ける最適な実施例としては、A液とB液の混合比は重量
比で2:1である。
【0010】ここで、薄膜積層体10の表面には階段状
の段差があり、この段差の影響によってポリウレタンサ
イジングシーラ4の塗装は塗りムラを生じやすい。そこ
で、塗りムラをサンドペーパで削り落とすという作業が
必要になるが、ポリウレタンサイジングシーラ4には体
質顔料が含有されているため、研磨しやすくなってい
る。なお、この研磨はサンドペーパに限られるものでは
なく、ワイヤブラシや砥石等を用いることも可能であ
る。
の段差があり、この段差の影響によってポリウレタンサ
イジングシーラ4の塗装は塗りムラを生じやすい。そこ
で、塗りムラをサンドペーパで削り落とすという作業が
必要になるが、ポリウレタンサイジングシーラ4には体
質顔料が含有されているため、研磨しやすくなってい
る。なお、この研磨はサンドペーパに限られるものでは
なく、ワイヤブラシや砥石等を用いることも可能であ
る。
【0011】つづいて、鉄粉やアルミ粉等の金属粉ある
いはアルミナ粉やシリカ粉等のセラミックス粉を含有さ
せたポリウレタンクリヤー5を上塗りする。ポリウレタ
ンクリヤー5は、ポリオール樹脂と溶剤からなるA’液
と、ポリウレタンサイジングシーラ4と同様なイソシア
ネート樹脂と溶剤からなるB液と、セラミックス粉の一
実施例としてのアルミナ粉とを混合して使用するもので
ある。本発明の好適な実施例としては、A’液とB液と
アルミナ粉との混合比は重量比で2:1:0.4であ
る。
いはアルミナ粉やシリカ粉等のセラミックス粉を含有さ
せたポリウレタンクリヤー5を上塗りする。ポリウレタ
ンクリヤー5は、ポリオール樹脂と溶剤からなるA’液
と、ポリウレタンサイジングシーラ4と同様なイソシア
ネート樹脂と溶剤からなるB液と、セラミックス粉の一
実施例としてのアルミナ粉とを混合して使用するもので
ある。本発明の好適な実施例としては、A’液とB液と
アルミナ粉との混合比は重量比で2:1:0.4であ
る。
【0012】ここで、ポリウレタンサイジングシーラ4
に用いられるA液とポリウレタンクリヤー5に用いられ
るA’液とではポリオール樹脂の種類が異なっており、
B液との混合によってできる反応生成物が異なる。すな
わち、A’液とB液との混合によってできる反応生成物
はA液とB液との混合によってできる反応生成物よりも
硬くなるようなポリオール樹脂が選択される。これは、
ポリウレタンクリヤー5は薄膜積層体1の最も外側とな
るため強固であることが好ましく、ポリウレタンサイジ
ングシーラ4は塗りムラを除去する必要があるためあま
り強固でない方が好ましいためである。
に用いられるA液とポリウレタンクリヤー5に用いられ
るA’液とではポリオール樹脂の種類が異なっており、
B液との混合によってできる反応生成物が異なる。すな
わち、A’液とB液との混合によってできる反応生成物
はA液とB液との混合によってできる反応生成物よりも
硬くなるようなポリオール樹脂が選択される。これは、
ポリウレタンクリヤー5は薄膜積層体1の最も外側とな
るため強固であることが好ましく、ポリウレタンサイジ
ングシーラ4は塗りムラを除去する必要があるためあま
り強固でない方が好ましいためである。
【0013】また、ウエット状態の塗料の厚さに対する
ドライ状態の塗料の厚さの縮みを小さくするために、揮
発分(溶剤)に対する固形分(樹脂、体質顔料、金属粉
等)の割合を高くすることが好ましい。このようにする
ことによって重塗りの回数が低減されると共に、塗料の
厚さの縮みが小さいのでポリウレタンクリヤー5中の金
属粉やセラミックス粉が塗料の縮みによって塗膜表面に
突出して表面が粗くなることが防止される。固形分と揮
発分の割合の好適な実施例としては、重量比で ポリウレタンサイジングシーラ4の場合 固形分(樹脂+体質顔料):揮発分(溶剤)=1:1 ポリウレタンクリヤー5の場合 固形分(樹脂+アルミナ粉):揮発分(溶剤)=9〜1
0:10〜9 である。これは、固形分をできるだけ多くすることによ
って薄膜積層体1の積層方向の膨張を少なくすると共
に、最低限の揮発分を加えることによって塗装を可能と
するためである。
ドライ状態の塗料の厚さの縮みを小さくするために、揮
発分(溶剤)に対する固形分(樹脂、体質顔料、金属粉
等)の割合を高くすることが好ましい。このようにする
ことによって重塗りの回数が低減されると共に、塗料の
厚さの縮みが小さいのでポリウレタンクリヤー5中の金
属粉やセラミックス粉が塗料の縮みによって塗膜表面に
突出して表面が粗くなることが防止される。固形分と揮
発分の割合の好適な実施例としては、重量比で ポリウレタンサイジングシーラ4の場合 固形分(樹脂+体質顔料):揮発分(溶剤)=1:1 ポリウレタンクリヤー5の場合 固形分(樹脂+アルミナ粉):揮発分(溶剤)=9〜1
0:10〜9 である。これは、固形分をできるだけ多くすることによ
って薄膜積層体1の積層方向の膨張を少なくすると共
に、最低限の揮発分を加えることによって塗装を可能と
するためである。
【0014】図6は本発明の製造方法を、薄膜積層体1
0を鋳造用の砂型を製造する際のマッチプレートとして
用いる場合を例にとって説明したものである。まず、図
6(a)において、上述した薄膜積層体造型機によって
製造された薄膜積層体30を上盤31の上下に固定す
る。なお、32は砂型が完成した際に鋳造時の湯道とな
るものである。つづいて、図6(b)に示すように、ハ
ケ33によりポリウレタンサイジングシーラ4を塗布し
て薄膜積層体30の段差を埋め、図6(c)に示すよう
に、サンドペーパ34によってポリウレタンサイジング
シーラ4を塗りムラを削り取る。さらに、図6(d)に
示すように、ハケ35によりアルミナ粉が含有されたポ
リウレタンクリヤー5を塗布して、マッチプレートが完
成する。そして、図6(e)に示すように、ジョルトス
クィーズマシン36により上記の工程によって製造され
たマッチプレートを用いて砂型37を製造する。
0を鋳造用の砂型を製造する際のマッチプレートとして
用いる場合を例にとって説明したものである。まず、図
6(a)において、上述した薄膜積層体造型機によって
製造された薄膜積層体30を上盤31の上下に固定す
る。なお、32は砂型が完成した際に鋳造時の湯道とな
るものである。つづいて、図6(b)に示すように、ハ
ケ33によりポリウレタンサイジングシーラ4を塗布し
て薄膜積層体30の段差を埋め、図6(c)に示すよう
に、サンドペーパ34によってポリウレタンサイジング
シーラ4を塗りムラを削り取る。さらに、図6(d)に
示すように、ハケ35によりアルミナ粉が含有されたポ
リウレタンクリヤー5を塗布して、マッチプレートが完
成する。そして、図6(e)に示すように、ジョルトス
クィーズマシン36により上記の工程によって製造され
たマッチプレートを用いて砂型37を製造する。
【0015】このようにして得られたマッチプレート
は、従来のものは砂型のショット数が数十ショットで塗
料が剥げてしまうのに対して数百ショットまで使用可能
である。なお、上述の工程によって塗布する塗料の厚さ
の好適な値としては80μm程度であるが、この砂型か
ら作られる鋳物の許容寸法誤差は0.5mm程度である
ため、塗料の厚さは無視できる程度のものである。しか
し、薄膜積層体1に非常に高い寸法精度が要求される場
合は、塗料の厚さを考慮して予め薄膜積層体1を塗料の
厚さ分だけ小さくなるように造型しておくけばよい。
は、従来のものは砂型のショット数が数十ショットで塗
料が剥げてしまうのに対して数百ショットまで使用可能
である。なお、上述の工程によって塗布する塗料の厚さ
の好適な値としては80μm程度であるが、この砂型か
ら作られる鋳物の許容寸法誤差は0.5mm程度である
ため、塗料の厚さは無視できる程度のものである。しか
し、薄膜積層体1に非常に高い寸法精度が要求される場
合は、塗料の厚さを考慮して予め薄膜積層体1を塗料の
厚さ分だけ小さくなるように造型しておくけばよい。
【0016】上述した実施の形態によれば、立体モデル
はその断面形状に切断されたロール紙16を積層するこ
とによって造型されるので、従来の木型や金型に比べて
低コストであると共に、造型時間が大幅に短縮される。
また、ポリウレタンサイジングシーラ4によって薄膜積
層体1のロール紙16の厚さによる階段状の段差が埋め
られるので高精度の薄膜積層体1を造型することができ
る。さらに、ポリウレタンサイングシーラ4には体質顔
料と呼ばれる研磨材が含有されているので、塗装ムラを
除去するための研磨作業を容易に行うことができる。
はその断面形状に切断されたロール紙16を積層するこ
とによって造型されるので、従来の木型や金型に比べて
低コストであると共に、造型時間が大幅に短縮される。
また、ポリウレタンサイジングシーラ4によって薄膜積
層体1のロール紙16の厚さによる階段状の段差が埋め
られるので高精度の薄膜積層体1を造型することができ
る。さらに、ポリウレタンサイングシーラ4には体質顔
料と呼ばれる研磨材が含有されているので、塗装ムラを
除去するための研磨作業を容易に行うことができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、薄膜積層体の表面には
ポリウレタン塗料が塗布されており、ポリウレタン塗料
はポリオール樹脂とイソシアネート樹脂とが化学的に結
合しているため塗膜が強固であり、さらに、ポリウレタ
ン塗料には金属粉またはセラミックス粉が含有されてい
るので薄膜積層体の耐摩耗性が向上される。
ポリウレタン塗料が塗布されており、ポリウレタン塗料
はポリオール樹脂とイソシアネート樹脂とが化学的に結
合しているため塗膜が強固であり、さらに、ポリウレタ
ン塗料には金属粉またはセラミックス粉が含有されてい
るので薄膜積層体の耐摩耗性が向上される。
【図1】薄膜積層体を示す断面図である。
【図2】薄膜積層体造型機による造型工程を示す図であ
る。
る。
【図3】薄膜積層体造型機による造型工程を示す図であ
る。
る。
【図4】薄膜積層体造型機による造型工程を示す図であ
る。
る。
【図5】薄膜積層体造型機による造型工程を示す図であ
る。
る。
【図6】マッチプレートとして使用されるする薄膜積層
体の製造工程を示す図である。
体の製造工程を示す図である。
1,10,30 薄膜積層体 2,16 紙 3 接着材 4 ポリウレタンサイジングシーラ 5 ポリウレタンクリヤー 11 テーブル 20 加熱圧着用ローラ 25 レーザ照射ヘッド 29 レーザ光
Claims (3)
- 【請求項1】 造型すべき立体モデルの断面形状に切断
されたシート状部材が積層接着されてなる母体と、該母
体の表面に塗布され金属粉またはセラミックス粉を含有
するポリウレタン塗料とからなる薄膜積層体。 - 【請求項2】 シート状部材を積層する工程と、シート
状部材を接着する工程と、造型すべき立体モデルの断面
形状にシート状部材を切断する工程とを繰り返すことに
よって薄膜積層体を造型し、該薄膜積層体の表面にポリ
ウレタンサイジングシーラを塗布し、該ポリウレタンサ
イジングシーラの表面に金属粉またはセラミックス粉が
含有されたポリウレタンクリヤーを塗布することを特徴
とする薄膜積層体の製造方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の薄膜積層体の製造方法
において、前記ポリウレタンサイジングシーラを前記シ
ート状部材の厚さの影響により前記母体表面に生じる段
差を埋めるように塗布し、該ポリウレタンサイジングシ
ーラの塗りムラを研磨することを特徴とする薄膜積層体
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8042683A JPH09234798A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 薄膜積層体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8042683A JPH09234798A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 薄膜積層体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09234798A true JPH09234798A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12642839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8042683A Pending JPH09234798A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 薄膜積層体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09234798A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002321226A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-05 | Araco Corp | 成形型及びその製造方法 |
| JP2008188921A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 紙積層造形法による金型用マスターモデルの成形方法 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0224122A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-26 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 光学的造形体の透明化処理方法 |
| JPH0295831A (ja) * | 1988-10-01 | 1990-04-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 三次元形状の形成方法および装置 |
| JPH06190929A (ja) * | 1992-10-28 | 1994-07-12 | Sanyo Mach Works Ltd | シート積層造形方法および装置 |
| JPH06278214A (ja) * | 1992-10-28 | 1994-10-04 | Sanyo Mach Works Ltd | シート積層造形方法および装置 |
| JPH07195532A (ja) * | 1993-12-29 | 1995-08-01 | Kira Corp:Kk | シート積層造形法 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP8042683A patent/JPH09234798A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH0224122A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-26 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 光学的造形体の透明化処理方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040525 |