JPH09265491A - 協調設計支援システム - Google Patents

協調設計支援システム

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Publication number
JPH09265491A
JPH09265491A JP8099419A JP9941996A JPH09265491A JP H09265491 A JPH09265491 A JP H09265491A JP 8099419 A JP8099419 A JP 8099419A JP 9941996 A JP9941996 A JP 9941996A JP H09265491 A JPH09265491 A JP H09265491A
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JP8099419A
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Hiroto Fukushima
裕人 福島
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の設計担当者がそれぞれの設計端末装置
を用いて行う分散協調設計において、各担当者による設
計結果データ間に発生した不整合を迅速且つ適切に解消
させる協調設計支援システムを提供する。 【解決手段】 複数の設計端末装置1をネットワークN
を介して接続し、統合モデル4に保管・管理されている
データをこれらの設計端末装置1で共有させる協調設計
支援システムにおいて、整合管理手段5により統合モデ
ル4に格納する複数の設計データ間に生じた設計上の不
整合を検出し、不整合を検出された設計データに対する
相手側の設計データを不整合解析手段6が統合モデル4
から特定する。特定された相手方設計データを共有作業
領域7に各設計端末装置1からアクセス可能に保持さ
せ、整合調整手段8が共有作業領域7から相手方設計デ
ータを取得して自己の設計端末装置1の画面上に相手方
の設計結果を表示する。これによって、設計担当者は不
整合が発生した相手方の設計図面等を把握確認すること
ができ、適切且つ迅速に設計変更を行って不整合を解消
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の設計担当者
がそれぞれの設計端末装置を用いて行う分散協調設計を
支援するシステムに関し、特に、各担当者による設計結
果データ間に発生した不整合を迅速且つ適切に解消させ
る協調設計支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、相互に通信する機能を持った
情報機器(電子計算機)をネットワークにより相互に接
続し、これら情報機器にCADのような設計用アプリケ
ーション(以下、設計ツールと呼ぶ)をインストールし
て設計端末装置とし、これら設計端末装置をそれぞれ複
数の設計担当者が操作して、設計データの交換をしなが
ら分散協調設計を可能にした協調設計システムが知られ
ている。このような協調設計システムでは、同一の設計
対象を複数に分割し、複数の設計担当者がそれぞれの設
計端末装置(設計ツール)を用いて分割された各部分の
設計を行い、その個々の設計結果を併せて1つの設計を
行う。
【0003】ここで、このような協調設計システムにお
いては、各設計担当者が設計した設計図面間に、部品の
位置や大きさの不一致等といった設計上の不整合が発生
する可能性があり、このような不整合が発生していない
かを確認しながら設計を進める必要がある。このような
不整合が発見された場合には、各設計担当者は設計変更
を余儀なくされ、余計な労力と時間を費やさなければな
らないことになる。また、設計図面間の整合をできるだ
け早い時期にとるためには、設計過程の或る期間毎に設
計作業を中断して整合性を確認しなければならないた
め、設計者の継続的な創造を阻害するという問題点もあ
った。
【0004】このような不整合の発生を防ぐための提案
として、特開平5−12354号公報には、複数の分散
した設計ツール間において、あらかじめ制約条件や関連
規則、評価に必要な関数群を登録した状態で、特定の設
計ツールにおける設計パラメータの変更に伴い、関連す
る全パラメータの連動修正及び副作用の把握を行い、制
約内に収まる設計解が見いだせない場合には、設計制約
の緩和・見直しを複数間で協調して行わせることによ
り、設計ツール間の設計に矛盾がないかを確認し、設計
作業の協調を行うシステムが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
提案では、設計図面間の不整合を解消するために、一部
の設計パラメータの変更に伴って関連する全パラメータ
の連動修正を行うようにしているが、このためには、全
ての制約条件や関連規則、評価に必要な関数群をあらか
じめ登録しておかねばならず、未登録の制約条件や関連
規則があった場合には、不整合を解消させることができ
ず整合性を実現することができないという問題があっ
た。すなわち、実際の協調設計作業を鑑みれば、設計対
象固有の制約をその都度全て抽出して登録することは極
めて困難であり、不整合の解消を現実のものとして実現
することは困難であった。
【0006】また、連動修正によって得られた結果は、
あくまで制約条件を満たすものであり、それが設計者の
設計意図に沿ったものである保証はなく、設計者による
再度の調整を必要とする場合がある。さらに、パラメー
タの連動修正は、修正がさらなる修正を発生させ、各設
計ツールが通信し合ってなかなか収束しない場合や、相
反する条件によるデッドロックなどが生じ、効率的でな
いという問題もあった。本発明は上記従来の事情に鑑み
なされたもので、分散協調設計に際して発生する設計図
面上の不整合を、双方の設計担当者の意図を反映して解
消し、予測不可能な問題に対しても、その都度適切な対
処を可能とする協調設計支援システムを提供することを
目的とする。また、本発明は、事前の詳細な打ち合わせ
や設計対象に固有な制約条件や関連規則の登録作業を軽
減することができる協調設計支援システムを提供するこ
とを目的とする。
【0007】上記の目的と達成するため、本発明に係る
協調設計支援システムは、それぞれ通信機能を有した複
数の設計端末装置をネットワークを介して接続し、設計
データベースに保管・管理されているデータをこれら複
数の設計端末装置で共有させる協調設計支援システムに
おいて、整合管理手段により設計データベースに格納す
る複数の設計データ間に生じた設計上の不整合を検出
し、不整合を検出された設計データに対する相手側の設
計データを不整合解析手段が設計データベースから特定
する。そして、特定された相手方設計データを供給メモ
リ手段に各設計端末装置からアクセス可能に保持させ、
整合調整手段が共有メモリ手段から相手方設計データを
取得して自己の設計端末装置の画面上に当該データに基
づく相手方の設計結果を表示する。これによって、設計
端末装置を操作する設計担当者は、不整合が発生した相
手方の設計図面等を把握確認することができ、適切且つ
迅速に設計変更を行って不整合を解消させることができ
る。
【0008】また、本発明に係る協調設計支援システム
では、設計データベースに保管された設計データには当
該設計データを担当した設計者情報が含まれており、不
整合解析部は不整合を検出された設計データに対する相
手側の設計データとともに当該相手側設計データの担当
者を設計データベースから特定し、整合管理部は、設計
端末装置からの依頼に基づいて、特定された相手方担当
者が操作する設計端末装置を共有メモリ手段へアクセス
させる。これによって、設計端末装置を操作する双方の
設計担当者は、不整合が発生した相手方の設計図面等を
把握確認することができ、互いに協調して適切且つ迅速
に設計変更を行って不整合を解消させることができる。
【0009】また、本発明に係る協調設計支援システム
では、設計端末装置による設計データの変更に同期して
共有メモリ手段に保持された対応する設計データが変更
され、相手方の設計端末装置の画面には当該変更された
設計データに基づく設計結果が表示される。これによっ
て、双方の設計端末装置の画面には設計変更された設計
結果が即座に表示され、双方の設計担当者は相手方の設
計図面等を迅速に把握確認することができ、互いに協調
して適切且つ迅速に不整合を解消させることができる。
【0010】すなわち、本発明に係る協調設計支援シス
テムは、或る設計端末装置(設計ツール)からの入力
が、設計結果データベース上の既に設計された部分との
不整合を起こした場合、整合管理部がこれを検知し、設
計担当者に競合が発生したことを通知し、不整合解析部
が不整合箇所更には担当設計者を特定し、双方の競合範
囲を共有メモリ手段に提示して互いに参照することを可
能とする。各設計担当者は、整合調整部を通して共有メ
モリ手段を参照し、双方の設計担当者が相手の変更を確
認した上で、設計図面を変更していくことで、双方の設
計意図を反映しながら不整合を解消する事を可能とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る協調設計
支援システムを図面を参照して説明する。本実施例の協
調設計システムは、図1に示すような全体構成となって
おり、ネットワークNに設計ツール1をインストールし
た複数の設計端末装置を接続するとともに設計データベ
ースを構成するモデルサーバー3を接続して、ネットワ
ーク分散型の協調設計システムとして構成されている。
そして、各設計端末装置には整合調整支援部2が設けら
れており、設計ツール(すなわち、設計処理を司る機能
部)1は整合調整支援部2を介してネットワークNに接
続されている。なお、各設計端末装置には設計結果の図
面等を表示出力するディスプレイが設けられており、各
設計担当者はディスプレイ表示を確認しながら設計作業
を行い、後述する不整合に起因した表示も当該ディスプ
レイ画面に表示される。
【0012】すなわち、上記構成の協調設計システムで
は、各設計担当者はそれぞれの設計ツール1を用いて自
己に分担された設計を行い、それらの設計結果(すなわ
ち、設計データ)はネットワークNを介してモデルサー
バー3に送られて保管・管理される。なお、本実施例で
は、各設計端末装置は設計ツール1と整合調整支援部2
とを含んだ構成としているが、各設計端末装置には設計
ツールをインストールし、整合調整支援部は別個な装置
としてネットワークNに接続するようにしてもよい。
【0013】図2には、モデルサーバー3及び整合調整
支援部2の内部構成を示してある。モデルサーバー3
は、各設計ツール1からの設計データを保管・管理する
設計データベースとしての統合モデル4と、統合モデル
4に保管される設計データ間の幾何的な干渉や許容範囲
外のパラメータの設定などについて整合チェックを行う
整合管理部5と、不整合発生時に関連する設計部位及び
設計者を特定して不整合の状態を抽出する不整合解析部
6と、複数の設計ツール1間でデータを共有して同一の
データ内容を参照することができる共有メモリとしての
共有作業領域7と、各設計ツール1との間のネットワー
クNを介した通信処理を行う通信インタフェイス9a
と、を備えている。ここで、上記の統合モデル4に保管
される設計データには、図3を参照して後述するよう
に、各設計ツール1からの設計結果を統合して設計対象
全体を表す図面データと、個々の部品の位置関係、担当
設計者などの属性データとが含まれており、統合モデル
4には設計対象全体に亘っての設計結果がその担当者情
報等と共に保管・管理されている。
【0014】また、各整合調整支援部2は、他の設計ツ
ール1及びモデルサーバー3との間のネットワークNを
介した通信処理を行う通信インタフェイス9bと、設計
ツール1のディスプレイ画面を通して不整合解消のため
の調整を支援する整合調整部8と、を備えている。な
お、この整合調整部8は、後述するように、不整合発生
時に共有作業領域7を参照して、不整合関係にある双方
の設計ツール1に相手の設計図面と不整合箇所を提示
し、設計ツールの画面を通して不整合解消のための調整
を支援する。
【0015】上記したモデルサーバー3の統合モデル4
は、図3に示すようなデータ構造を保持しており、構成
部には当該構成部の統合モデル全体(すなわち、設計対
象全体)における座標位置を、各部品には各構成部上に
おける当該部品の座標位置を保持している。なお、構成
部とは、設計対象を分割して各設計担当者に割り当てた
1つの設計範囲を示し、部品とは、各構成部上に置かれ
る最少設計単位であり、構成部品としてシステムに登録
されているものをいう。また構成部、部品のそれぞれに
は、自身の3次元幾何形状データ及び担当設計者情報や
他の部品との接続関係などの属性を保持している。
【0016】この統合モデル4は、設計初期の時点で
は、設計対象を各設計担当者に割り当てるために分割し
た各構成部の外形寸法及び位置関係と、構成部間の接続
部位及び接続形状等といった要求仕様に基づく制約を保
持しており、設計作業が開始されて、各設計ツール1か
ら設計データが送られてくると、整合を満たした設計デ
ータのみを追加格納して、この結果、矛盾のない設計結
果が統合モデル4上に構築される。なお、このように各
設計ツール1から送られる部品の設計データには、各設
計ツール1において設計されている構成部上の座標系で
位置や形状が表現されている。
【0017】上記の整合管理部5は、入力された設計デ
ータと統合モデル4上の既存の設計データとを比較し、
これらを同一座標系に座標変換して幾何的な干渉や衝突
が無いかをチェックし、このような干渉等による不整合
がないかを確認する。また、入力された設計データで表
される部品が他の部品との接点を持っている場合には、
整合管理部5は部品間の接続面の位置や形状から接続条
件をチェックし、その接合面の形状やねじ穴の位置等を
確認して、位置ずれやサイズの不整合を確認する。な
お、この整合管理部5による整合のチェックは、図9を
参照して後述する処理手順に従って行われる。
【0018】上記の不整合解析部6は、整合管理部5に
よって不整合が発見された場合に、不整合を起こした構
成部の設計データを統合モデル4から抽出して共有作業
領域7に保持させ、また、当該構成部の設計担当者を調
べて、通信インタフェース9aを介して当該担当者が操
作する設計ツール1に対して不整合の発生を通知する。
すなわち、不整合解析部6からの通知によって、自己の
設計ツール1の整合調整支援部2が共有作業領域7を参
照することにより、不整合関係にある相手側の設計結果
を自己のディスプレイ画面で把握確認することができ
る。
【0019】上記の共有作業領域7には、図4に示すよ
うに、不整合を起こした構成部と部品の設計データが格
納され、それぞれの整合調整支援部2がこの設計データ
にアクセスして設計ツール1の画面に相手側の設計結果
を表示することにより、双方の設計担当者が相手の設計
データを確認しながら設計変更を行い、変更した結果を
即座に共有作業領域7の設計データに反映させることが
できる。なお、このような設計変更により、不整合が解
消されるとともに双方の設計者が承諾した設計データ
は、再び整合管理部5による整合チェックを受け、整合
性が確認された後に統合モデル4に登録される。これに
より、統合モデル4は共有作業領域7上の調整過程の影
響を受けることなく、その整合を確実に保つことができ
る。
【0020】上記の整合調整支援部2は、共有作業領域
7に保持されている設計データを参照し、相手の構成部
と不整合を起こしている部品を設計ツール1の画面上に
表示する。双方の設計ツール1の画面には、自己の設計
図面と共に相手方の設計図面が表示され、各設計担当者
は当該画面表示を見て不整合を解消させるための設計変
更を行う。また、整合調整支援部2は、各設計担当者に
よって行われた変更を即座に共有作業領域7の設計デー
タに反映させ、これによって、双方の設計担当者は設計
変更の過程を迅速に確認することができる。
【0021】次に、上記構成の協調設計支援システムに
よる処理を説明する。まず、整合調整支援部2によって
行われる処理を図5に示すフローチャートを参照して説
明する。設計担当者が設計ツール1を用いて設計を行う
と、入力された設計データが通信インタフェイス9bを
介してモデルサーバー3へ送られる(ステップS1、S
2)。この設計データは、後述するように、モデルサー
バー3において既存の設計データとの不整合の検出が行
われ、その結果が当該整合調整支援部2に通知される
(ステップS3)。
【0022】この通知が不整合の発生でない場合には、
モデルサーバー3が入力された設計データを統合モデル
4に追加格納するとともに、整合調整支援部2は設計ツ
ール1を用いて設計担当者が次の設計を行うことを許容
する。一方、この通知が不整合が発生した旨である場合
には、整合調整支援部2は、モデルサーバー3が共有作
業領域7に提示した不整合箇所のある設計データを参照
し、自己の設計ツール1の画面に相手の図面と不整合発
生箇所を表示する(ステップS4)。例えば、図6に示
すように、自己の設計ツール1の画面G1上にウインド
ウg1が開かれ、画面G1に表示されている自己の設計
担当部品Bと共に、不整合を生じている相手の設計担当
部品Aがウインドウg1内に表示される。
【0023】上記のような画面表示に基づいて、設計担
当者が不整合を解消するために設計変更を行なうと(ス
テップS5)、この設計データはモデルサーバー3へ送
られて上記の処理が繰り返し行われる(ステップS
1)。一方、設計担当者が自身の設計範囲内で不整合を
解消できない場合において、当該設計担当者から設計ツ
ール1によってモデルサーバー3へ整合調整の依頼入力
があると(ステップS6)、モデルサーバー3は、不整
合関係にある設計データ及び当該データの設計担当者情
報を統合モデル4から抽出して共有作業領域7に格納
し、更に、当該設計担当者が操作する設計ツール1の整
合調整支援部2に対して調整の開始を通知する。
【0024】この通知を受けた整合調整支援部2は、共
有作業領域7にアクセスして設計ツール1の画面に相手
方の設計データに基づいて相手方の設計結果を表示し
(ステップS7)、設計担当者に互いに相手の設計状態
を確認しつつ自身の設計を変更して不整合を解消するた
めの設計変更を行わせる(ステップS8)。すなわち、
図7に示すように、相手方の設計ツール1の画面G2上
にもウインドウg2が開かれ、画面G2に表示されてい
る設計担当部品Aと共に、不整合を生じている相手の設
計担当部品Bがウインドウg2内に表示される。なお、
設計担当者が不整合部位の設計を変更すると、入力され
た変更データは共有作業領域7の図面に直接書き込ま
れ、双方の設計ツール1の不整合部位の画面の表示が即
座に更新される。そして、設計変更によって不整合が解
消され、双方の設計担当者が不整合の解消を確認した時
点で整合調整処理は終了し(ステップS9)、設計変更
された設計データと共に終了通知がモデルサーバー3に
送られ(ステップS10)、当該設計データが整合チェ
ックの後に統合モデル4に登録される。
【0025】次に、モデルサーバー3によって行われる
処理を図8及び図9に示すフローチャートを参照して説
明する。通信インタフェース9aを介して設計ツール1
からの設計データを受けると(ステップS11)、入力
された設計データが既に統合モデル4に保持されている
他の設計データと設計図面上の整合を満たしているかを
整合管理部5においてチェックする(ステップS1
2)。なお、この整合性のチェックは、図9を参照して
後述するように、入力された部品の設計データを統合モ
デル4上の既存の設計データと同じ座標系に置くことに
より、配置位置の重複による幾何的な干渉や、接続面の
ずれや形状の相違などの接続条件をチェックすることに
より判定される。
【0026】この結果、不整合がない場合には、統合モ
デル4に入力されたデータを登録して処理を終了する一
方(ステップS13、S14)、不整合があった場合に
は、当該設計データを入力した設計ツール1に不整合の
発生を通知して設計担当者に知らしめるとともに、当該
設計ツール1に不整合が発生した相手方の構成部の設計
データを送付する(ステップS13、S15)。そし
て、この通知後に整合調整の依頼が無く、設計担当者が
同じ部品に対して新たな設計データを入力した場合に
は、整合調整の必要はなく、設計者が整合を取るべく設
計変更を行ったものと判断して処理を終了する(ステッ
プS16)。
【0027】一方、設計ツール1から整合調整の依頼が
あった場合には、不整合解析部6が統合モデル4上の不
整合が生じた構成部のデータを参照し、それぞれの構成
部の担当の設計担当者を特定し(ステップS17)、こ
れらの設計担当者が操作している設計ツール1に対して
整合調整を開始することを通知する(ステップS1
8)。そして、不整合解析部6が共有作業領域7に調整
領域を確保し(ステップS19)、不整合を発生した構
成部及び部品の設計データを統合モデル4より抽出して
(ステップS20)、このデータを確保した共有作業領
域7に格納する(ステップS21)。この設計データに
基づく設計図面が、図6及び図7に示したように、双方
の整合調整部8によって設計ツール1の画面上に表示さ
れ、各設計担当者はこの画面でお互いの図面を確認しな
がら設計変更を行い、設計変更の結果を共有作業領域7
に反映させる。
【0028】この設計変更作業の結果、双方の設計ツー
ル1(すなわち、設計担当者)から整合調整の終了通知
を受けると(ステップS22)、不整合解析部6は共有
作業領域7を解放して処理を終了する(ステップS2
3)。なお、この処理の終了後に、双方の設計担当者に
よって不整合を解消された設計データが統合モデル4に
登録され、このような処理を経ることにより、統合モデ
ル4上に整合性を満たした設計データが構築される。
【0029】ここで、上記した整合性のチェック処理
(ステップS12)は、整合管理部5によって図9に示
す手順に従って行われる。まず、入力された部品の設計
データを統合モデル4上の既存の設計データと同じ座標
系に置き(ステップS31)、配置位置の重複による幾
何的な干渉をチェックし(ステップS32)、干渉が発
生しているか否かを判断する(ステップS33)。この
結果、干渉が発生していない場合には、当該部品設計デ
ータの属性データをチェックし(ステップS34)、他
の構成部との接続関係があるか否かを判断する(ステッ
プS35)。
【0030】この判断の結果、干渉が発生しておらず且
つ他の他の構成部との接続関係も内場合には、不整合が
ないものとして処理を終了する。一方、干渉は発生して
いないが、他の構成部との接続関係がある場合には、当
該他の構成部の属性データをチェックし(ステップS3
6)、接続条件を満たしているか否かを判断し(ステッ
プS37)、接続条件を満たしているときには、接続面
のずれや形状の相違などを生ずることなく、整合性があ
るものとして処理を終了する。一方、上記の判断により
干渉が発生している場合(ステップS33)、或いは、
干渉は発生していないが接続条件を満たしていない場合
(ステップS37)には、不整合が発生しているものと
して処理を終了する(ステップS38)。
【0031】次に、本実施例の協調設計支援システムを
用いた協調設計作業を、図10に示すように、2つの構
成部A、Bから成り、構成部Aが構成部Bの内部に組み
込まれ、ねじ止めにより固定されて1つとなる装置の設
計を例にとって説明する。構成部Aと構成部Bとは、そ
れぞれ別々な設計ツール1上で別々の設計担当者によっ
て設計される。これら設計担当者はそれぞれ構成部A、
Bを要求仕様に基づいて設計し、外形寸法や他の構成部
とのインタフェース、固定のための接続部分などについ
ては制約を受けるが、他の構成部に関する情報は持って
おらず、内部の部品配置、加工形状などは各設計担当者
に任されることになる。すなわち、これら設計担当者
は、与えられた要求仕様と制約を満足するべく使用する
部品を選定し、各構成部内に配置し、それに併せて構成
部の加工形状を定めていく。構成部の加工形状は、表面
荒さや穴あけ寸法、などのデータも併せて入力され、使
用する部品も、その形状やスペックが入力され、これら
図形データと属性データが併せてモデルサーバー3に送
られ、整合性のチェックの後に統合モデル4に登録され
る。
【0032】これら設計担当者は、それぞれ図11、1
2に示すように、構成部A、Bに部品aを配置してい
く。この設計過程において、一方の設計担当者が構成部
B内の部品配置の都合上から、当初予定の位置に構成部
間を繋ぐのためのねじ穴を加工できないと判断し、ねじ
穴の位置を変更したとする。この設計データがモデルサ
ーバー3へ送られると、整合管理部5は統合モデル4上
の構成部Bの設計データを参照し、位置情報と幾何情報
から他の部品との衝突が発生していないか、属性情報か
ら他の部品との接続条件を満たしているか等、ねじ穴部
分の設計データと既存の設計データとの整合をチェック
する。この接続条件のチェックは、属性情報の接続部品
と接続面から相手の部品とその面を割り出し、座標変換
により同一座標系に置いて、部品間の干渉や面のずれ、
加工形状の不一致などを検証する。
【0033】この結果、構成部Aのねじ穴部分との位置
ずれを検出すると、不整合解析部6が不整合発生部位を
含む構成部A、Bの設計データを統合モデル4より抽出
し、これに不整合を発生させた設計データを加えて共有
作業領域7に提示し、不整合の発生を当該一方の設計担
当者に通知する。共有作業領域7には、図4に示したよ
うに、不整合発生部位を含む設計データが提示され、当
該一方の設計担当者の設計ツール1の画面には整合調整
支援部2により、不整合の相手である構成部Aの図面と
不整合部位であるねじ穴部分を表示した整合調整画面が
開き、図6に示したように、不整合を起こした部品及び
その位置ずれや形状の相違が表示されて、設計担当者が
視覚的に容易に確認することができものとなる。
【0034】ここで、当該一方の設計担当者が、自身の
設計変更ではこの不整合を解消できず、モデルサーバー
3に対して整合調整支援を依頼した場合、依頼を受けた
モデルサーバー3は、構成部Aの設計担当者(すなわ
ち、他方の設計担当者)の整合調整支援部2に整合調整
の開始を通知する。当該設計担当者の整合調整支援部2
は、設計ツール1の画面に不整合の相手である構成部B
の図面と不整合部位であるねじ穴部分を表示した整合調
整画面を開き、図7に示したように、当該他の設計担当
者の設計ツール1の画面に不整合を起こした部品及びそ
の位置ずれや形状の相違を表示する。そして、双方の設
計担当者がそれぞれの画面表示を見ながら発生した不整
合を解消すべく行った設計変更の結果は、共有作業領域
7を介して相手の画面に即座に表示され、相手の変更を
確認しつつ設計変更作業が行われる。また、双方の設計
担当者は設計変更を行うに当たり、自身の設計範囲の未
設計部分を考慮して、他の設計部分に影響を与えないよ
うに、自らの意図を反映しつつ設計変更を行うことがで
きる。
【0035】このような双方の設計担当者による設計変
更の後、設計ツール1の整合調整画面上から不整合箇所
が解消され、双方が変更内容を承諾して整合調整が終了
する。そして、この調整処理の終了後に、それぞれの設
計ツール1から変更した部分の設計データがモデルサー
バー3に送られ、整合チェックの後に統合モデル4に登
録される。そして、不整合の解消を確認した不整合解析
部6は、整合調整の終了を双方の整合調整支援部2に通
知し、共有作業領域7を解放する。また、整合調整支援
部2は整合調整画面を閉じ、双方の設計担当者はそれぞ
れの設計作業を継続して行う。
【0036】すなわち、上記した一連の処理を行うこと
で、計算機(設計端末装置)との対話により同一対象を
複数の設計担当者が協調して設計する分散協調設計にお
いて、発生した競合や不整合の解消を設計担当者の意図
を反映しながら解消し、矛盾のない設計を効率的に行う
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の協調設計
支援システムによれば、ネットワーク分散型の情報シス
テムを用いた協調設計作業において、不整合発生時に、
相互に不整合箇所を確認しながら設計担当者が協調して
設計変更を行うことができるため、双方の設計意図を反
映しながら不整合を解消でき、設計作業の生産性を向上
させることができる。また、事前の詳細な打ち合わせや
制約条件や関連規則などの登録を排除し、予測不可能な
不整合が発生した場合でも、設計担当者間の必要最低限
のやり取りで不整合を解消し、設計後の修正や変更を未
然に防ぐことができ、個々の設計担当者に自身の作業に
集中した作業を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る協調設計支援システ
ムの全体構成図である。
【図2】 モデルサーバー及び整合調整支援部の構成を
示す図である。
【図3】 統合モデルに格納されるデータ構造の一例を
示す図である。
【図4】 共有作業領域に保持されるデータ構造の一例
を示す図である。
【図5】 整合調整支援部の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】 一方の設計ツールの表示画面の一例を示す図
である。
【図7】 他方の設計ツールの表示画面の一例を示す図
である。
【図8】 モデルサーバーの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図9】 整合管理部の処理手順を示すフローチャート
である。
【図10】 設計対象となる装置の一例を示す外観斜視
図である。
【図11】 設計対象となる装置の一方の構成部を平面
視及び側面視で示す図である。
【図12】設計対象となる装置の他方の構成部を平面視
及び側面視で示す図である。
【符号の説明】
1・・・設計ツール(設計端末装置)、 2・・・設計
調整支援部、3・・・モデルサーバー、 4・・・統合
モデル(設計データベース)、5・・・整合管理部、
6・・・不整合解析部、7・・・共有作業領域(共有メ
モリ手段)、 8・・・整合調整部、9a、9b・・・
通信インタフェース、 N・・・ネットワーク、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ通信機能を有した複数の設計端
    末装置をネットワークを介して接続し、設計データベー
    スに保管・管理されているデータをこれら複数の設計端
    末装置で共有させるとともに、これら複数の設計端末装
    置を協調させて設計を行わせる協調設計支援システムに
    おいて、 設計データベースに格納する複数の設計データ間に生じ
    た設計上の不整合を検出する整合管理手段と、 不整合を検出された設計データに対する相手側の設計デ
    ータを設計データベースから特定する不整合解析手段
    と、 特定された相手方設計データを各設計端末装置からアク
    セス可能に保持する供給メモリ手段と、 共有メモリ手段から相手方設計データを取得して自己の
    設計端末装置の画面上に当該データに基づく相手方の設
    計結果を表示する整合調整手段と、 を備えたことを特徴とする協調設計支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の協調設計支援システム
    において、 設計データベースに保管された設計データには当該設計
    データを担当した設計者情報が含まれており、 不整合解析部は不整合を検出された設計データに対する
    相手側の設計データとともに当該相手側設計データの担
    当者を設計データベースから特定し、 整合管理部は、設計端末装置からの依頼に基づいて、特
    定された相手方担当者が操作する設計端末装置を共有メ
    モリ手段へアクセスさせることを特徴とする協調設計支
    援システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の協調設計支援システム
    において、 設計端末装置による設計データの変更に同期して共有メ
    モリ手段に保持された対応する設計データが変更され、
    相手方の設計端末装置の画面には当該変更された設計デ
    ータに基づく設計結果が表示されることを特徴とする協
    調設計支援システム。
JP8099419A 1996-03-28 1996-03-28 協調設計支援システム Pending JPH09265491A (ja)

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