JPH09283173A - 金属酸化物・フラーレン蓄電池 - Google Patents
金属酸化物・フラーレン蓄電池Info
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- JPH09283173A JPH09283173A JP8092364A JP9236496A JPH09283173A JP H09283173 A JPH09283173 A JP H09283173A JP 8092364 A JP8092364 A JP 8092364A JP 9236496 A JP9236496 A JP 9236496A JP H09283173 A JPH09283173 A JP H09283173A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fullerene
- storage battery
- negative electrode
- metal oxide
- positive electrode
- Prior art date
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フラーレンを負極に用いた金属酸化物・フラ
ーレンアルカリ蓄電池を提供する。 【解決手段】 金属酸化物・フラーレンアルカリ蓄電池
における正極と負極の充填重量比率が、正極1重量部当
たり負極が0.2から0.5の範囲で用いることを特徴
とする。
ーレンアルカリ蓄電池を提供する。 【解決手段】 金属酸化物・フラーレンアルカリ蓄電池
における正極と負極の充填重量比率が、正極1重量部当
たり負極が0.2から0.5の範囲で用いることを特徴
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気化学的に水素
を吸蔵・放出する能力を有するフラーレンを用いた金属
酸化物・フラーレン蓄電池に関するものである。
を吸蔵・放出する能力を有するフラーレンを用いた金属
酸化物・フラーレン蓄電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ポータブル機器は小型化傾向を強
めており、必然的にその電源である小型蓄電池の高エネ
ルギー密度化が望まれている。また、機器の用途が多様
化しつつあることから、広温度範囲で安定した性能の電
池が切望されている。
めており、必然的にその電源である小型蓄電池の高エネ
ルギー密度化が望まれている。また、機器の用途が多様
化しつつあることから、広温度範囲で安定した性能の電
池が切望されている。
【0003】アルカリ電解液を用いた蓄電池は正極活物
質にニッケル酸化物を用い、負極活物質にカドミウムを
用いたニッケル・カドミウム蓄電池が従来より広く使用
されていたが、カドミウムの環境問題に対する影響が心
配され、その代替物質としての水素吸蔵合金を用いたニ
ッケル・水素蓄電池が実用化されてきた。これは同時に
蓄電池に要求されている高容量、高密度化を図ることが
できる。また、特に通信、情報やAVなどのポータブル
電源機器用電池は、ニッケル・カドミウムおよびニッケ
ル・水素蓄電池の重量エネルギー密度がおよそ70Wh
/Kgであるのに対し、それ以上の特性を有すリチウム
イオン蓄電池の開発により、さらなる電池の小型、軽量
化の期待も寄せられている。
質にニッケル酸化物を用い、負極活物質にカドミウムを
用いたニッケル・カドミウム蓄電池が従来より広く使用
されていたが、カドミウムの環境問題に対する影響が心
配され、その代替物質としての水素吸蔵合金を用いたニ
ッケル・水素蓄電池が実用化されてきた。これは同時に
蓄電池に要求されている高容量、高密度化を図ることが
できる。また、特に通信、情報やAVなどのポータブル
電源機器用電池は、ニッケル・カドミウムおよびニッケ
ル・水素蓄電池の重量エネルギー密度がおよそ70Wh
/Kgであるのに対し、それ以上の特性を有すリチウム
イオン蓄電池の開発により、さらなる電池の小型、軽量
化の期待も寄せられている。
【0004】しかし、上記のように広温度範囲におけ
る、リチウムイオン蓄電池等の非水系蓄電池は、まだ安
定しているとはいえず、アルカリ電解液を用いた蓄電池
に対しても大きな期待が寄せられている。
る、リチウムイオン蓄電池等の非水系蓄電池は、まだ安
定しているとはいえず、アルカリ電解液を用いた蓄電池
に対しても大きな期待が寄せられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アルカリ電解液を用い
た蓄電池では、上記したような電池系より高エネルギー
密度で軽量な電池が求められている。現行のニッケル・
水素蓄電池は負極の比重がおよそ8.0g/cm3であ
り、これは水素吸蔵合金を用いているためこれ以上の重
量エネルギー密度の向上は難しい。そのため合金系より
も重量効率の良い材料が求められていた。
た蓄電池では、上記したような電池系より高エネルギー
密度で軽量な電池が求められている。現行のニッケル・
水素蓄電池は負極の比重がおよそ8.0g/cm3であ
り、これは水素吸蔵合金を用いているためこれ以上の重
量エネルギー密度の向上は難しい。そのため合金系より
も重量効率の良い材料が求められていた。
【0006】本発明は上記課題を解決するものであり、
高容量、高密度化が可能な蓄電池を提供することを目的
とする。
高容量、高密度化が可能な蓄電池を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、負極にフラーレン化合物を用いるものであ
り、正極として金属酸化物を用いた金属酸化物・フラー
レン蓄電池における充填重量比率が正極1重量部当たり
負極が0.2から0.5の範囲で用いたものである。
するために、負極にフラーレン化合物を用いるものであ
り、正極として金属酸化物を用いた金属酸化物・フラー
レン蓄電池における充填重量比率が正極1重量部当たり
負極が0.2から0.5の範囲で用いたものである。
【0008】また、上記フラーレン化合物は、一般式C
nで表され60≦n≦82であり、C60とC70が0<C
60/(C60+C70)<1の範囲にあり、負極活物質中に
Li,Na,Mg,K,Ca,Ni,Fe,Co,R
b,Cs,Sr,Baのいずれかの金属の少なくとも1
種を含有し、一般式MxCn(Mは金属種、xは化学量
論組成比を示し、1≦x≦3であり炭素原子数を示すn
は60≦n≦82)で表され、充電状態のフラーレン水
素化物が、一般式CnHy(yは化学量論組成比を示し
偶数であり、水素化度が0<y/n≦0.8および60
≦n≦82)で表されるものであることが好ましい。
nで表され60≦n≦82であり、C60とC70が0<C
60/(C60+C70)<1の範囲にあり、負極活物質中に
Li,Na,Mg,K,Ca,Ni,Fe,Co,R
b,Cs,Sr,Baのいずれかの金属の少なくとも1
種を含有し、一般式MxCn(Mは金属種、xは化学量
論組成比を示し、1≦x≦3であり炭素原子数を示すn
は60≦n≦82)で表され、充電状態のフラーレン水
素化物が、一般式CnHy(yは化学量論組成比を示し
偶数であり、水素化度が0<y/n≦0.8および60
≦n≦82)で表されるものであることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1に示
すニッケル・フラーレン蓄電池の概略構成図を用いて説
明する。
すニッケル・フラーレン蓄電池の概略構成図を用いて説
明する。
【0010】図1において、1は本発明のフラーレンを
主成分に用いた負極板、2は水酸化ニッケルを主成分に
用いた正極板、3はセパレータ、4はケース、5は絶縁
板、6は安全弁、7は封口板、8は正極端子、9は正極
リードである。
主成分に用いた負極板、2は水酸化ニッケルを主成分に
用いた正極板、3はセパレータ、4はケース、5は絶縁
板、6は安全弁、7は封口板、8は正極端子、9は正極
リードである。
【0011】まず、負極に用いたフラーレン化合物の製
造法について説明する。基本的な製造メカニズムはアー
ク放電法であり、予め、カリウムの炭酸塩とグラファイ
ト粉末を混合しピッチで固め電極とし、容器内を真空排
気し、キャリアガスとしてヘリウムガス(約200To
rr)を導入し、電極に直流電圧23Vを印加し、40
mA程度を通電してアーク放電を発生させた。容器内に
堆積した炭素材を分析した結果、フラーレン化合物の収
率は18%であった。この炭素材から約90%の純度の
フラーレン化合物を溶媒抽出により分別し、これを負極
材料として用いた。このフラーレン化合物は、フラーレ
ンと金属が周期性をもった結晶固体であり、一般式Mx
Cnで表した場合、1≦x≦3であった。また、このフ
ラーレン化合物をアルゴンガス雰囲気下1200℃で5
32nmのYAGレーザーを照射することにより、フラ
ーレンの中空に金属原子を内包させた金属内包フラーレ
ンも製造し負極材料として用いた。
造法について説明する。基本的な製造メカニズムはアー
ク放電法であり、予め、カリウムの炭酸塩とグラファイ
ト粉末を混合しピッチで固め電極とし、容器内を真空排
気し、キャリアガスとしてヘリウムガス(約200To
rr)を導入し、電極に直流電圧23Vを印加し、40
mA程度を通電してアーク放電を発生させた。容器内に
堆積した炭素材を分析した結果、フラーレン化合物の収
率は18%であった。この炭素材から約90%の純度の
フラーレン化合物を溶媒抽出により分別し、これを負極
材料として用いた。このフラーレン化合物は、フラーレ
ンと金属が周期性をもった結晶固体であり、一般式Mx
Cnで表した場合、1≦x≦3であった。また、このフ
ラーレン化合物をアルゴンガス雰囲気下1200℃で5
32nmのYAGレーザーを照射することにより、フラ
ーレンの中空に金属原子を内包させた金属内包フラーレ
ンも製造し負極材料として用いた。
【0012】負極板1はフラーレン化合物に、カルボキ
シルメチルセルロースの1wt%水溶液を加えてペース
ト状にし、これを多孔度約95%の発泡状ニッケル多孔
体内に充填した。これを乾燥後、所定の厚みにプレスし
て、多孔度20%のフラーレン電極を作製した。なお、
このフラーレン電極の理論容量は、フラーレンであるC
nが水素と最大に反応できる量、すなわち満充電状態で
CnHnになると考え、この水素の量から算出してCn
1gあたり2061mAhとした。
シルメチルセルロースの1wt%水溶液を加えてペース
ト状にし、これを多孔度約95%の発泡状ニッケル多孔
体内に充填した。これを乾燥後、所定の厚みにプレスし
て、多孔度20%のフラーレン電極を作製した。なお、
このフラーレン電極の理論容量は、フラーレンであるC
nが水素と最大に反応できる量、すなわち満充電状態で
CnHnになると考え、この水素の量から算出してCn
1gあたり2061mAhとした。
【0013】正極板2には多孔度約95%の発泡状ニッ
ケル多孔体内に水酸化ニッケルを充填し、亜鉛化合物お
よびコバルト化合物を添加し多孔度25%にプレスした
ものを用いた。さらに正極にニッケルリードを溶接して
封口板と接続した。セパレータにはスルホン化処理を施
したポリプロピレン製の不織布を用いて電極群を構成し
て、金属ケースに挿入して電解液として30重量%の水
酸化カリウム水溶液を注入した後、封口しAサイズの密
閉型のニッケル酸化物・フラーレン蓄電池を作製した。
ケル多孔体内に水酸化ニッケルを充填し、亜鉛化合物お
よびコバルト化合物を添加し多孔度25%にプレスした
ものを用いた。さらに正極にニッケルリードを溶接して
封口板と接続した。セパレータにはスルホン化処理を施
したポリプロピレン製の不織布を用いて電極群を構成し
て、金属ケースに挿入して電解液として30重量%の水
酸化カリウム水溶液を注入した後、封口しAサイズの密
閉型のニッケル酸化物・フラーレン蓄電池を作製した。
【0014】球殻状分子構造をとるフラーレンは、H.
W.Krotoら(Nature,318,162(1
985))によって合成され、代表的なものとしてC60
があるが、ほかのフラーレンとしてC70、C76、C78、
C80、C82、あるいはそれ以上の炭素数で形成されたも
のがある。これらのフラーレンは、全て5員環と6員環
で構成されており、合成に於ける一般的な各々の生成比
率は、C60が85%、C70が13%、残りはそれ以上の
高次フラーレンであることが報告されている。また、フ
ラーレンは、球状であるため通常の平面構造をなす半金
属性の黒鉛と電子構造が異なり半導体的性質を示す。
W.Krotoら(Nature,318,162(1
985))によって合成され、代表的なものとしてC60
があるが、ほかのフラーレンとしてC70、C76、C78、
C80、C82、あるいはそれ以上の炭素数で形成されたも
のがある。これらのフラーレンは、全て5員環と6員環
で構成されており、合成に於ける一般的な各々の生成比
率は、C60が85%、C70が13%、残りはそれ以上の
高次フラーレンであることが報告されている。また、フ
ラーレンは、球状であるため通常の平面構造をなす半金
属性の黒鉛と電子構造が異なり半導体的性質を示す。
【0015】その理由は、電子構造が球の外側と内側で
はパイ電子の電子密度状態が異なり、外側では高く内側
では低くなる傾向を示し、さらにシグマ性軌道が混成す
るため、単純なsp2混成軌道で規定できなくなり伝導
帯と価電子帯にバンドギャップが生じるためである。し
かしながら、シグマ性軌道が混成するために歪んだパイ
電子は反応後にsp3混成となる付加反応のような反応
に有利であることが知られている。そのためフラーレン
の結晶格子間にアルカリ金属、アルカリ土類金属や3d
遷移金属などをドーピングあるいはフラーレン分子内部
に金属を内包させると、フラーレンの伝導帯を形成する
t1u軌道(正二十面体対称性とし、11の軌道から生じ
る3重縮退のLUMO(最低空状態)を形成する軌道)
に電子が入って、電子密度および電子伝導性が向上し、
これにより電子親和力の大きい水素イオンが容易にこの
軌道から電子を授受(電荷移動)し、負電荷を帯びた電
子状態でフラーレンに吸蔵される。
はパイ電子の電子密度状態が異なり、外側では高く内側
では低くなる傾向を示し、さらにシグマ性軌道が混成す
るため、単純なsp2混成軌道で規定できなくなり伝導
帯と価電子帯にバンドギャップが生じるためである。し
かしながら、シグマ性軌道が混成するために歪んだパイ
電子は反応後にsp3混成となる付加反応のような反応
に有利であることが知られている。そのためフラーレン
の結晶格子間にアルカリ金属、アルカリ土類金属や3d
遷移金属などをドーピングあるいはフラーレン分子内部
に金属を内包させると、フラーレンの伝導帯を形成する
t1u軌道(正二十面体対称性とし、11の軌道から生じ
る3重縮退のLUMO(最低空状態)を形成する軌道)
に電子が入って、電子密度および電子伝導性が向上し、
これにより電子親和力の大きい水素イオンが容易にこの
軌道から電子を授受(電荷移動)し、負電荷を帯びた電
子状態でフラーレンに吸蔵される。
【0016】この水素化物は、一般に球殻状の外側でフ
ラーレンの炭素−炭素二重結合が解離して炭素−水素結
合を形成することにより生成するため立体的な障害等の
影響を受けずに容易に安定な構造を取れるのは水素化度
(水素数/炭素数比)が0.8以下のものである。これ
らのことから、電気化学的に水素の吸蔵・放出を行わせ
ることにより水素吸蔵合金に代わる電池負極材料として
用いることができ、エネルギー密度が高く、かつ軽量な
金属酸化物・フラーレン蓄電池を提供することが可能と
なる。
ラーレンの炭素−炭素二重結合が解離して炭素−水素結
合を形成することにより生成するため立体的な障害等の
影響を受けずに容易に安定な構造を取れるのは水素化度
(水素数/炭素数比)が0.8以下のものである。これ
らのことから、電気化学的に水素の吸蔵・放出を行わせ
ることにより水素吸蔵合金に代わる電池負極材料として
用いることができ、エネルギー密度が高く、かつ軽量な
金属酸化物・フラーレン蓄電池を提供することが可能と
なる。
【0017】
【実施例】正極板2に水酸化ニッケルを上記の負極1重
量部に対して0.05(a)〜0.7(h)重量部の範
囲内で種々変化させて充填し、さらに亜鉛化合物および
コバルト化合物を添加し多孔度25%にプレスしたもの
を用いた。
量部に対して0.05(a)〜0.7(h)重量部の範
囲内で種々変化させて充填し、さらに亜鉛化合物および
コバルト化合物を添加し多孔度25%にプレスしたもの
を用いた。
【0018】
【表1】
【0019】正負極のアルカリ電解液中での充放電反応
式を示すと として表すことができる。
式を示すと として表すことができる。
【0020】ここで、Cn:フラーレン(n=60〜8
2)、y:反応電子数を意味する。したがって、電池全
体としては次式のように示される。
2)、y:反応電子数を意味する。したがって、電池全
体としては次式のように示される。
【0021】 上記で示した式より充電状態でフラーレンと反応するこ
とのできる水素量yは、最大CnHnであることから0
<y/n≦1.0として考えることができる。
とのできる水素量yは、最大CnHnであることから0
<y/n≦1.0として考えることができる。
【0022】図2は各正/負極重量比(a)から(h)
におけるサイクル数に対する放電容量について示したも
のであり、10時間率電流でそれぞれの電池容量の15
0%を充電したのち、終止電圧を1.0Vとして5時間
率電流で放電するサイクル条件で充放電を行った。
におけるサイクル数に対する放電容量について示したも
のであり、10時間率電流でそれぞれの電池容量の15
0%を充電したのち、終止電圧を1.0Vとして5時間
率電流で放電するサイクル条件で充放電を行った。
【0023】なお、それぞれの電池の初期容量を100
として示している。図2は負極の組成比R=C60/(C
60+C70)が0.8の場合について示してあり、上記の
正・負極重量比において図に示すような結果が得られ、
このことから正・負極の重量比を正極がもつ単位重量当
たりの比容量に対し、理由は定かではないが負極の充填
重量比率を正極1重量部当たり0.2〜0.5重量部の
範囲で用いることにより良好な特性が得られる。
として示している。図2は負極の組成比R=C60/(C
60+C70)が0.8の場合について示してあり、上記の
正・負極重量比において図に示すような結果が得られ、
このことから正・負極の重量比を正極がもつ単位重量当
たりの比容量に対し、理由は定かではないが負極の充填
重量比率を正極1重量部当たり0.2〜0.5重量部の
範囲で用いることにより良好な特性が得られる。
【0024】また、図3は、負極の充填重量比率を正極
1重量部当たり0.3重量部にして負極の組成比Rをか
えた場合の放電容量について示してあり、負極の組成比
が0.1≦R≦0.9の範囲で良好な特性が得られた。
ここで、R<0.1あるいは0.9<Rの範囲について
も同様な結果が得られることが考えられるが、このよう
な範囲の組成は合成およびクロマトグラフィーによる分
離において非常に困難であることが知られており、実用
性に欠ける。
1重量部当たり0.3重量部にして負極の組成比Rをか
えた場合の放電容量について示してあり、負極の組成比
が0.1≦R≦0.9の範囲で良好な特性が得られた。
ここで、R<0.1あるいは0.9<Rの範囲について
も同様な結果が得られることが考えられるが、このよう
な範囲の組成は合成およびクロマトグラフィーによる分
離において非常に困難であることが知られており、実用
性に欠ける。
【0025】また、ドーピング金属種が異なる場合にお
いても本実施例の場合と同様に0.1≦R≦0.9の組
成比において正極に対し負極の充填重量比率が正極1重
量部当たり0.2〜0.5重量部の範囲で良好な特性が
得られ、さらにこのような結果は、金属を内包させたフ
ラーレンを用いた場合および金属をドーピングさせたフ
ラーレンと金属内包フラーレンを混合させた場合も同様
な特性が得られた。
いても本実施例の場合と同様に0.1≦R≦0.9の組
成比において正極に対し負極の充填重量比率が正極1重
量部当たり0.2〜0.5重量部の範囲で良好な特性が
得られ、さらにこのような結果は、金属を内包させたフ
ラーレンを用いた場合および金属をドーピングさせたフ
ラーレンと金属内包フラーレンを混合させた場合も同様
な特性が得られた。
【0026】なお、金属をドーピングあるいは内包させ
なかった場合は、正・負極の容量バランスが崩れ良好な
特性が得られなかった。
なかった場合は、正・負極の容量バランスが崩れ良好な
特性が得られなかった。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明は正・負極の充填
容量比率において正極がもつ単位重量当たりの比容量に
対し負極の充填重量比率が正極1重量部当たり0.2〜
0.5重量部の範囲で用いることにより、ニッケル・フ
ラーレン蓄電池が提供できるものである。
容量比率において正極がもつ単位重量当たりの比容量に
対し負極の充填重量比率が正極1重量部当たり0.2〜
0.5重量部の範囲で用いることにより、ニッケル・フ
ラーレン蓄電池が提供できるものである。
【図1】本発明の一実施例におけるニッケル・フラーレ
ン蓄電池の概略構成図
ン蓄電池の概略構成図
【図2】本実施例で作成したニッケル・フラーレン蓄電
池におけるサイクル数に対する放電容量を示す図
池におけるサイクル数に対する放電容量を示す図
【図3】本実施例で作成したニッケル・フラーレン蓄電
池におけるサイクル数に対する放電容量を示す図
池におけるサイクル数に対する放電容量を示す図
1 フラーレン化合物を用いた負極板 2 水酸化ニッケル正極板 3 セパレータ 4 ケース 5 絶縁板 6 安全弁 7 封口板 8 正極端子 9 正極リード
Claims (5)
- 【請求項1】金属酸化物を用いた正極とフラーレン化合
物を用いた負極とアルカリ電解液とを備え、前記正極と
負極の充填重量比率が正極1重量部当たり負極が0.2
から0.5であることを特徴とする金属酸化物・フラー
レン蓄電池。 - 【請求項2】負極活物質に用いるフラーレンは、一般式
Cn(nは炭素原子数)で表され60≦n≦82である
ことを特徴とする請求項1記載の金属酸化物・フラーレ
ン蓄電池。 - 【請求項3】負極活物質に用いるフラーレンは、R=C
60/(C60+C70)の組成比が0<R<1の範囲にある
ことを特徴とする請求項1記載の金属酸化物・フラーレ
ン蓄電池。 - 【請求項4】負極活物質中にLi,Na,Mg,K,C
a,Ni,Fe,Co,Rb,Cs,Sr,Baのいず
れかの金属の少なくとも1種を含有し、一般式MxCn
(Mは金属種、xは化学量論組成比を示し、1≦x≦3
であり炭素原子数を示すnは60≦n≦82)で表され
ることを特徴とする請求項1記載の金属酸化物・フラー
レン蓄電池。 - 【請求項5】充電状態のフラーレン水素化物が、一般式
CnHy(yは化学量論組成比を示し偶数であり、水素
化度が0<y/n≦0.8および60≦n≦82)で表
されることを特徴とする請求項1記載の金属酸化物・フ
ラーレン蓄電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8092364A JPH09283173A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 金属酸化物・フラーレン蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8092364A JPH09283173A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 金属酸化物・フラーレン蓄電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09283173A true JPH09283173A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14052367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8092364A Pending JPH09283173A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 金属酸化物・フラーレン蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09283173A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9225023B2 (en) | 2013-10-04 | 2015-12-29 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Fullerenes as high capacity cathode materials for a rechargeable magnesium battery |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP8092364A patent/JPH09283173A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9225023B2 (en) | 2013-10-04 | 2015-12-29 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Fullerenes as high capacity cathode materials for a rechargeable magnesium battery |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040817 |