JPH09300379A - ポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法 - Google Patents
ポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法Info
- Publication number
- JPH09300379A JPH09300379A JP8113653A JP11365396A JPH09300379A JP H09300379 A JPH09300379 A JP H09300379A JP 8113653 A JP8113653 A JP 8113653A JP 11365396 A JP11365396 A JP 11365396A JP H09300379 A JPH09300379 A JP H09300379A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- width direction
- thickness
- polyethylene
- foaming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】垂直降下発泡法において、幅方向の厚みのばら
つきが小さいポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法
を提供する。 【解決手段】ポリエチレン系樹脂発泡性シートを加熱発
泡炉内へ垂直に降下させ加熱発泡させるポリエチレン系
樹脂発泡シートの製造方法において、発泡シートを幅方
向の膨張分よりも拡幅するポリエチレン系樹脂発泡シー
トの製造方法。
つきが小さいポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法
を提供する。 【解決手段】ポリエチレン系樹脂発泡性シートを加熱発
泡炉内へ垂直に降下させ加熱発泡させるポリエチレン系
樹脂発泡シートの製造方法において、発泡シートを幅方
向の膨張分よりも拡幅するポリエチレン系樹脂発泡シー
トの製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幅方向の厚みのば
らつきが小さいポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方
法に関する。
らつきが小さいポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方
法として、例えば、特公昭42−18832号公報に
は、ポリエチレン系樹脂発泡性シートを必要により電離
性放射線照射や有機過酸化物等により架橋させた後、加
熱発泡炉内へ垂直に降下させ加熱発泡させる方法(垂直
降下発泡法)が開示されている。
法として、例えば、特公昭42−18832号公報に
は、ポリエチレン系樹脂発泡性シートを必要により電離
性放射線照射や有機過酸化物等により架橋させた後、加
熱発泡炉内へ垂直に降下させ加熱発泡させる方法(垂直
降下発泡法)が開示されている。
【0003】上記垂直降下発泡法では、加熱発泡炉内で
の発泡により発泡性シートは、長さ方向、幅方向及び厚
み方向に膨張するとともに、シートの自重により長さ方
向に若干伸びる。しかも、発泡シートには幅方向の膨張
による波状の皺が発生する。
の発泡により発泡性シートは、長さ方向、幅方向及び厚
み方向に膨張するとともに、シートの自重により長さ方
向に若干伸びる。しかも、発泡シートには幅方向の膨張
による波状の皺が発生する。
【0004】そこで、上記問題を解消するために、例え
ば、特公昭46−26288号公報には、発泡性シート
の送り出しロールの速度を発泡シートの引取りロールの
速度よりも若干遅くすることにより、長さ方向の膨張分
と自重による伸び分とを吸収し発泡シートが弛まないよ
うにするとともに、発泡シートを吸引方式やクリップ方
式等の皺除去装置により幅方向の膨張分を拡幅すること
により縦皺を除去する方法が開示されている。
ば、特公昭46−26288号公報には、発泡性シート
の送り出しロールの速度を発泡シートの引取りロールの
速度よりも若干遅くすることにより、長さ方向の膨張分
と自重による伸び分とを吸収し発泡シートが弛まないよ
うにするとともに、発泡シートを吸引方式やクリップ方
式等の皺除去装置により幅方向の膨張分を拡幅すること
により縦皺を除去する方法が開示されている。
【0005】しかしながら、発泡性シートは、製造の際
の成形歪みが原因で幅方向の厚みが不均一な場合が多
く、上記縦皺除去方法では縦皺を除去することは出来て
も、発泡性シートの幅方向の厚みの不均一が原因で生ず
る幅方向の厚みのばらつきまでは解消できなかった。
の成形歪みが原因で幅方向の厚みが不均一な場合が多
く、上記縦皺除去方法では縦皺を除去することは出来て
も、発泡性シートの幅方向の厚みの不均一が原因で生ず
る幅方向の厚みのばらつきまでは解消できなかった。
【0006】更に、上記問題を解決すべく、発泡シート
を一対のピンチロールで圧縮し厚みを均一化する方法が
考えられるが、発泡シートを圧縮するため低倍率化して
しまうといった問題があった。
を一対のピンチロールで圧縮し厚みを均一化する方法が
考えられるが、発泡シートを圧縮するため低倍率化して
しまうといった問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
垂直降下発泡法において、幅方向の厚みのばらつきが小
さいポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法を提供す
ることにある。
垂直降下発泡法において、幅方向の厚みのばらつきが小
さいポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、垂直降下発泡
法において、発泡シートを幅方向の膨張分よりも拡幅す
るポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法にある。
法において、発泡シートを幅方向の膨張分よりも拡幅す
るポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法にある。
【0009】本発明で用いられるポリエチレン系樹脂発
泡性シートは、ポリエチレン系樹脂及び熱分解型発泡剤
を含有する。上記ポリエチレン系樹脂としては、発泡シ
ートの製造に適しているものであれば特に限定はなく、
例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密
度ポリエチレン、エチレンを主成分とするα−オレフィ
ンとの共重合体等が挙げられる。
泡性シートは、ポリエチレン系樹脂及び熱分解型発泡剤
を含有する。上記ポリエチレン系樹脂としては、発泡シ
ートの製造に適しているものであれば特に限定はなく、
例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密
度ポリエチレン、エチレンを主成分とするα−オレフィ
ンとの共重合体等が挙げられる。
【0010】なお、上記α−オレフィンとしては、エチ
レンと共重合可能であれば特に限定はなく、例えば、プ
ロピレン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、
1−オクテン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘプテ
ン等が挙げられる。
レンと共重合可能であれば特に限定はなく、例えば、プ
ロピレン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、
1−オクテン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘプテ
ン等が挙げられる。
【0011】上記熱分解型発泡剤としては、従来から発
泡体製造に用いられているものであれば特に限定はな
く、例えば、アゾジカルボンアミド、ヒドラドジカルボ
ンアミド、アゾジカルボン酸バリウム塩、ニトロソグア
ニジン、p,p, −オキシビスベンゼンスルホニルセミ
カルバジド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、N,N,
−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、トルエンスル
ホニルヒドラジド、4,4−オキシビス(ベンゼンスル
ホニルヒドラジド)、アゾビスイソブチロニトリル等が
挙げられる。
泡体製造に用いられているものであれば特に限定はな
く、例えば、アゾジカルボンアミド、ヒドラドジカルボ
ンアミド、アゾジカルボン酸バリウム塩、ニトロソグア
ニジン、p,p, −オキシビスベンゼンスルホニルセミ
カルバジド、ベンゼンスルホニルヒドラジド、N,N,
−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、トルエンスル
ホニルヒドラジド、4,4−オキシビス(ベンゼンスル
ホニルヒドラジド)、アゾビスイソブチロニトリル等が
挙げられる。
【0012】ポリエチレン系樹脂発泡性シートには、発
泡性を阻害しない範囲内で、酸化防止剤、熱安定剤、着
色剤、帯電防止剤、難燃剤、気泡核形成剤、その他の公
知の添加剤が添加されてもよい。
泡性を阻害しない範囲内で、酸化防止剤、熱安定剤、着
色剤、帯電防止剤、難燃剤、気泡核形成剤、その他の公
知の添加剤が添加されてもよい。
【0013】ポリエチレン系樹脂発泡性シートは、従来
から用いられる方法により製造される。即ち、上記ポリ
エチレン系樹脂、熱分解型発泡剤及び任意の添加剤を、
押出機やロール等の汎用の混練装置を用い、発泡剤が分
解しない温度で溶融混練し、シート状に成形されて製造
される。
から用いられる方法により製造される。即ち、上記ポリ
エチレン系樹脂、熱分解型発泡剤及び任意の添加剤を、
押出機やロール等の汎用の混練装置を用い、発泡剤が分
解しない温度で溶融混練し、シート状に成形されて製造
される。
【0014】上記の如く得られたポリエチレン系樹脂発
泡性シートは、発泡に適した伸長粘度を得るために又は
耐熱性を向上させるために、必要に応じて、電子線等の
電離性放射線による架橋処理やジクミルパーオキサイド
等の有機過酸化物による化学架橋処理が施されてもよ
い。
泡性シートは、発泡に適した伸長粘度を得るために又は
耐熱性を向上させるために、必要に応じて、電子線等の
電離性放射線による架橋処理やジクミルパーオキサイド
等の有機過酸化物による化学架橋処理が施されてもよ
い。
【0015】次に、上記の如くして得られたポリエチレ
ン系樹脂発泡性シートを加熱発泡炉内へ垂直に降下させ
加熱発泡後、得られた発泡シートを幅方向の膨張分より
も拡幅するのであるが、その一例を図1を参照しながら
説明する。
ン系樹脂発泡性シートを加熱発泡炉内へ垂直に降下させ
加熱発泡後、得られた発泡シートを幅方向の膨張分より
も拡幅するのであるが、その一例を図1を参照しながら
説明する。
【0016】上記の如くして得られたポリエチレン系樹
脂発泡性シート10は、一対の送り出しピンチロール2
0から送り出され、熱風や赤外線ヒーター等の汎用の加
熱手段により熱分解型発泡剤の分解温度(以下「発泡温
度」という)以上の温度に保持された加熱発泡炉30内
へ垂直に降下、移送される。
脂発泡性シート10は、一対の送り出しピンチロール2
0から送り出され、熱風や赤外線ヒーター等の汎用の加
熱手段により熱分解型発泡剤の分解温度(以下「発泡温
度」という)以上の温度に保持された加熱発泡炉30内
へ垂直に降下、移送される。
【0017】加熱発泡炉30内で発泡温度以上に加熱さ
れたポリエチレン系樹脂発泡性シートは、熱分解型発泡
剤の分解により発生したガスにより、長さ方向、幅方向
及び厚み方向に膨張するとともに、シートの自重により
長さ方向にも若干伸びる。
れたポリエチレン系樹脂発泡性シートは、熱分解型発泡
剤の分解により発生したガスにより、長さ方向、幅方向
及び厚み方向に膨張するとともに、シートの自重により
長さ方向にも若干伸びる。
【0018】上記長さ方向の膨張及び伸びに対して、上
記引取りピンチロール80の引取り速度を、送り出しピ
ンチロール20のそれよりも速く設定することにより、
長さ方向の膨張分及び自重による伸び分を吸収し発泡シ
ート11が弛まないように調整される。
記引取りピンチロール80の引取り速度を、送り出しピ
ンチロール20のそれよりも速く設定することにより、
長さ方向の膨張分及び自重による伸び分を吸収し発泡シ
ート11が弛まないように調整される。
【0019】又、加熱発泡炉30から搬出された発泡シ
ート11には、幅方向の膨張による波状の縦皺12が発
生するので、皺除去装置40により幅方向の膨張分だけ
拡幅し、幅方向の膨張分を吸収してポリエチレン系樹脂
発泡シート11の縦皺12が除去される。このような皺
除去装置40としては、公知のものが用いられ、例え
ば、特公昭46−26288号公報に記載されている皺
除去装置が挙げられる。なお、本発明では、次工程で拡
幅装置50を用いるので、該装置50で上記皺除去装置
40を兼ね、上記皺除去装置40を省略してもよい。
ート11には、幅方向の膨張による波状の縦皺12が発
生するので、皺除去装置40により幅方向の膨張分だけ
拡幅し、幅方向の膨張分を吸収してポリエチレン系樹脂
発泡シート11の縦皺12が除去される。このような皺
除去装置40としては、公知のものが用いられ、例え
ば、特公昭46−26288号公報に記載されている皺
除去装置が挙げられる。なお、本発明では、次工程で拡
幅装置50を用いるので、該装置50で上記皺除去装置
40を兼ね、上記皺除去装置40を省略してもよい。
【0020】上記のように縦皺が除去された発泡シート
11は、更に拡幅装置50により幅方向の膨張分よりも
広幅に拡幅される。該拡幅装置としては、従来から熱可
塑性樹脂フィルムやシートの幅方向の延伸に用いられて
いる装置と同様の装置、例えば、クリップ方式の拡幅装
置等が用いられる。
11は、更に拡幅装置50により幅方向の膨張分よりも
広幅に拡幅される。該拡幅装置としては、従来から熱可
塑性樹脂フィルムやシートの幅方向の延伸に用いられて
いる装置と同様の装置、例えば、クリップ方式の拡幅装
置等が用いられる。
【0021】上記拡幅装置50は、上端を支点として、
角度変更可能にハの字型に設定され、発泡シート11の
拡幅率を自由に変更できる。又、上記皺除去装置40と
拡幅装置50との間には複数本の温度調節用ロールを設
けて、縦皺が除去された発泡シート11の温度を調節す
るようにしてもよい。即ち、拡幅装置50による拡幅前
に、発泡シート11を冷却しすぎると、拡幅時、発泡シ
ートに亀裂が入ったりすることがあるので、拡幅装置5
0内において、発泡シート11がポリエチレン系樹脂の
軟化点以上となるように温度調節することが好ましい。
角度変更可能にハの字型に設定され、発泡シート11の
拡幅率を自由に変更できる。又、上記皺除去装置40と
拡幅装置50との間には複数本の温度調節用ロールを設
けて、縦皺が除去された発泡シート11の温度を調節す
るようにしてもよい。即ち、拡幅装置50による拡幅前
に、発泡シート11を冷却しすぎると、拡幅時、発泡シ
ートに亀裂が入ったりすることがあるので、拡幅装置5
0内において、発泡シート11がポリエチレン系樹脂の
軟化点以上となるように温度調節することが好ましい。
【0022】拡幅装置50による拡幅により、発泡シー
ト11は幅方向の膨張分よりも拡幅されて幅方向の厚み
が若干薄くなって均一化される。この拡幅率は小さすぎ
ても大きすぎても得られる発泡シートの厚みが不均一に
なるので、得られる発泡シート11の幅方向の厚みを測
定しながら適宜調節される。
ト11は幅方向の膨張分よりも拡幅されて幅方向の厚み
が若干薄くなって均一化される。この拡幅率は小さすぎ
ても大きすぎても得られる発泡シートの厚みが不均一に
なるので、得られる発泡シート11の幅方向の厚みを測
定しながら適宜調節される。
【0023】上記拡幅の際、発泡シート11の中央部の
片面又は両面に、冷風吹き付けノズル60により冷風を
吹きつけて発泡シート11の中央部を冷却すると、比較
的小さな拡幅率で幅方向の厚みが均一化され好適であ
る。なお、発泡シート11の中央部の冷却が進みすぎる
と、発泡シート11の中央部の厚みが厚くなりすぎて不
均一になるので、得られる発泡シート11の幅方向の厚
みを測定しながら、適宜拡幅率並びに冷風の温度及び吹
きつけ量が適宜調節される。
片面又は両面に、冷風吹き付けノズル60により冷風を
吹きつけて発泡シート11の中央部を冷却すると、比較
的小さな拡幅率で幅方向の厚みが均一化され好適であ
る。なお、発泡シート11の中央部の冷却が進みすぎる
と、発泡シート11の中央部の厚みが厚くなりすぎて不
均一になるので、得られる発泡シート11の幅方向の厚
みを測定しながら、適宜拡幅率並びに冷風の温度及び吹
きつけ量が適宜調節される。
【0024】上記の如く拡幅された発泡シート11は、
従来と同様に複数本の冷却ロール70、71により冷却
され、一対の引取りピンチロール80により引き取られ
る。この場合、発泡シート11の両端耳部には拡幅装置
50のクリップ跡が残る場合があるので、必要に応じ
て、発泡シート11の両端耳部が切断・除去されてもよ
い。
従来と同様に複数本の冷却ロール70、71により冷却
され、一対の引取りピンチロール80により引き取られ
る。この場合、発泡シート11の両端耳部には拡幅装置
50のクリップ跡が残る場合があるので、必要に応じ
て、発泡シート11の両端耳部が切断・除去されてもよ
い。
【0025】なお、発泡シート11は、複数本の冷却ロ
ール70、71により冷却される際に、冷却による収縮
と冷却ロール70、71による引っ張り抵抗で、幅方向
に若干収縮するが支障はない。
ール70、71により冷却される際に、冷却による収縮
と冷却ロール70、71による引っ張り抵抗で、幅方向
に若干収縮するが支障はない。
【0026】
【作用】ポリエチレン系樹脂発泡シートを加熱発泡炉内
へ垂直に降下させ加熱発泡させる方法において、発泡シ
ートを幅方向の膨張分よりも拡幅すると、発泡シートは
幅方向の厚い部分程多く引き伸ばされるので、得られる
発泡シートは幅方向に略均一な厚みを有する。
へ垂直に降下させ加熱発泡させる方法において、発泡シ
ートを幅方向の膨張分よりも拡幅すると、発泡シートは
幅方向の厚い部分程多く引き伸ばされるので、得られる
発泡シートは幅方向に略均一な厚みを有する。
【0027】又、ポリエチレン系樹脂の軟化点は、約1
05〜135℃と発泡温度に比して非常に低いため、加
熱発泡時に発泡性シートの自重及び引取り張力により中
央部が薄くなる傾向にあり、得られる発泡シートは中央
部で薄くなる。
05〜135℃と発泡温度に比して非常に低いため、加
熱発泡時に発泡性シートの自重及び引取り張力により中
央部が薄くなる傾向にあり、得られる発泡シートは中央
部で薄くなる。
【0028】そこで、中央部を積極的に冷却することで
中央部の抗張力を向上させ、中央部の伸びを最小限とし
つつ、端部をより積極的に伸ばしてやることにより、比
較的小さな拡幅率で幅方向の厚みが均一化される。
中央部の抗張力を向上させ、中央部の伸びを最小限とし
つつ、端部をより積極的に伸ばしてやることにより、比
較的小さな拡幅率で幅方向の厚みが均一化される。
【0029】上記の様に発泡シートの中央部の冷却と幅
方向の拡幅とを併用すると、比較的小さな拡幅率で幅方
向の厚みが均一化されるので、拡幅が容易でしかも得ら
れる発泡シートの厚み減少を最小限に抑えることができ
る。
方向の拡幅とを併用すると、比較的小さな拡幅率で幅方
向の厚みが均一化されるので、拡幅が容易でしかも得ら
れる発泡シートの厚み減少を最小限に抑えることができ
る。
【0030】
(実施例1)ポリエチレン系樹脂として低密度ポリエチ
レン100重量部及び熱分解型発泡剤としてアゾジカル
ボンアミド15重量部を押出機に供給し、低密度ポリエ
チレンの溶融温度以上且つアゾジカルボンアミドの分解
温度未満の温度で溶融混練しシート状に押出し、厚さ
1.6mm、幅600mmのポリエチレン系樹脂発泡性
シートを得た。
レン100重量部及び熱分解型発泡剤としてアゾジカル
ボンアミド15重量部を押出機に供給し、低密度ポリエ
チレンの溶融温度以上且つアゾジカルボンアミドの分解
温度未満の温度で溶融混練しシート状に押出し、厚さ
1.6mm、幅600mmのポリエチレン系樹脂発泡性
シートを得た。
【0031】得られた発泡性シートに電子線を照射し架
橋させ、ゲル分率が40重量%の発泡性シートを得た。
なお、ゲル分率は、発泡性シートをAg秤量し、これを
120℃のキシレン中に24時間浸漬し、残差を200
メッシュの金網で濾過し、金網上の不溶解分を真空乾燥
し、その時の重量を測定し(Bg)、下記式により算出
されたものである。 ゲル分率(重量%)=100×B/A
橋させ、ゲル分率が40重量%の発泡性シートを得た。
なお、ゲル分率は、発泡性シートをAg秤量し、これを
120℃のキシレン中に24時間浸漬し、残差を200
メッシュの金網で濾過し、金網上の不溶解分を真空乾燥
し、その時の重量を測定し(Bg)、下記式により算出
されたものである。 ゲル分率(重量%)=100×B/A
【0032】得られた発泡性シート10を、一対の送り
出しピンチロールから加熱発泡炉(炉内温度230〜2
50℃)30内へ連続的に垂直に降下させながら加熱
し、発泡させ(発泡倍率約31cc/g)、発泡後の発
泡シート11を皺除去装置40により波状の縦皺12を
除去し、その後拡幅装置50により、幅方向に厚みのば
らつきを測定しつつ拡幅し、冷却ロール70、71を経
て一対の引取りピンチロール80により引き取ってポリ
エチレン系樹脂発泡シート11を得た。
出しピンチロールから加熱発泡炉(炉内温度230〜2
50℃)30内へ連続的に垂直に降下させながら加熱
し、発泡させ(発泡倍率約31cc/g)、発泡後の発
泡シート11を皺除去装置40により波状の縦皺12を
除去し、その後拡幅装置50により、幅方向に厚みのば
らつきを測定しつつ拡幅し、冷却ロール70、71を経
て一対の引取りピンチロール80により引き取ってポリ
エチレン系樹脂発泡シート11を得た。
【0033】なお、発泡性シート10の送り出し速度は
3.0m/分、引取り速度は10.0m/分とし、拡幅
装置50の入口及び出口でのシート幅を、各々1800
mm、1873mmとした。又冷却ロール70、71を
通過した後のシート幅は収縮して1845mm、拡幅装
置50での発泡シート11の温度は145℃であった。
3.0m/分、引取り速度は10.0m/分とし、拡幅
装置50の入口及び出口でのシート幅を、各々1800
mm、1873mmとした。又冷却ロール70、71を
通過した後のシート幅は収縮して1845mm、拡幅装
置50での発泡シート11の温度は145℃であった。
【0034】得られた発泡シートは全体として均一で高
倍率に発泡しており、幅方向の平均厚みは4.04mm
で、両端部が厚く中央部が薄く、その最大厚みと最小厚
みとの差は、0.14mmで、幅方向の厚みのばらつき
は小さかった。
倍率に発泡しており、幅方向の平均厚みは4.04mm
で、両端部が厚く中央部が薄く、その最大厚みと最小厚
みとの差は、0.14mmで、幅方向の厚みのばらつき
は小さかった。
【0035】(実施例2)拡幅装置50での発泡シート
11の拡幅時に、発泡シート11の中央部両面に、冷風
吹き付けノズル60から15℃の冷風をシートの厚みの
ばらつきを測定しつつ風量を調節しながら吹き付けた以
外は、実施例1と同様にしてポリエチレン系樹脂発泡シ
ート11を得た。
11の拡幅時に、発泡シート11の中央部両面に、冷風
吹き付けノズル60から15℃の冷風をシートの厚みの
ばらつきを測定しつつ風量を調節しながら吹き付けた以
外は、実施例1と同様にしてポリエチレン系樹脂発泡シ
ート11を得た。
【0036】なお、拡幅装置50の入口及び出口でのシ
ート幅を、各々1800mm、1850mmとした。又
冷却ロール70、71を通過した後のシート幅は収縮し
て1825mmであった。
ート幅を、各々1800mm、1850mmとした。又
冷却ロール70、71を通過した後のシート幅は収縮し
て1825mmであった。
【0037】得られた発泡シートは全体として均一で高
倍率に発泡しており、幅方向の平均厚みは4.09mm
で、両端部が厚く中央部が薄く、その最大厚みと最小厚
みとの差は、0.13mmで、幅方向の厚みのばらつき
は小さかった。実施例2では、拡幅時に冷風を吹き付け
たためか、実施例1と比較して拡幅率が小さいにもかか
わらず、得られた発泡シートの厚みは4.09mmと厚
く、厚みのばらつきも0.13mmと小さかった。
倍率に発泡しており、幅方向の平均厚みは4.09mm
で、両端部が厚く中央部が薄く、その最大厚みと最小厚
みとの差は、0.13mmで、幅方向の厚みのばらつき
は小さかった。実施例2では、拡幅時に冷風を吹き付け
たためか、実施例1と比較して拡幅率が小さいにもかか
わらず、得られた発泡シートの厚みは4.09mmと厚
く、厚みのばらつきも0.13mmと小さかった。
【0038】(比較例1)拡幅装置50及び冷風吹き付
けノズル60を使用しなかったこと以外は実施例1と同
様にしてポリエチレン系樹脂発泡体を得た。なお、皺除
去装置40の入口及び出口でのシート幅は、いずれも1
800mm、冷却ロール70、71を通過した後のシー
ト幅は収縮して1710mmであった。
けノズル60を使用しなかったこと以外は実施例1と同
様にしてポリエチレン系樹脂発泡体を得た。なお、皺除
去装置40の入口及び出口でのシート幅は、いずれも1
800mm、冷却ロール70、71を通過した後のシー
ト幅は収縮して1710mmであった。
【0039】得られた発泡シートは全体として均一で高
倍率に発泡しているが、幅方向の平均厚みは4.36m
m、両端部が厚く中央部が薄く、その最大厚みと最小厚
みとの差は0.33mmと幅方向の厚みのばらつきが大
きいものであった。
倍率に発泡しているが、幅方向の平均厚みは4.36m
m、両端部が厚く中央部が薄く、その最大厚みと最小厚
みとの差は0.33mmと幅方向の厚みのばらつきが大
きいものであった。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、幅方向の厚みのばらつ
きを有する発泡性シートを用いたり、発泡時に幅方向の
厚みのばらつきが生じたとしても、発泡シートを拡幅す
ることで、厚い部分を薄い部分に比して積極的に伸ばし
厚みを均一化させ、全体として幅方向の厚みのばらつき
が少ない発泡シートを得ることが出来る。
きを有する発泡性シートを用いたり、発泡時に幅方向の
厚みのばらつきが生じたとしても、発泡シートを拡幅す
ることで、厚い部分を薄い部分に比して積極的に伸ばし
厚みを均一化させ、全体として幅方向の厚みのばらつき
が少ない発泡シートを得ることが出来る。
【0041】更に、拡幅時に中央部を冷却すると、中央
部の抗張力が向上し、厚みの大きい端部をより積極的に
伸ばすことが可能となり、より小さな延伸率で厚みのば
らつきのない、しかもより厚い発泡シートを得ることが
出来る。
部の抗張力が向上し、厚みの大きい端部をより積極的に
伸ばすことが可能となり、より小さな延伸率で厚みのば
らつきのない、しかもより厚い発泡シートを得ることが
出来る。
【図1】本発明の実施例を示す平面模式図。
10 ポリエチレン系樹脂発泡性シート 11 発泡シート 12 縦皺 30 加熱発泡炉 40 皺除去装置 50 拡幅装置 60 冷風吹き出しノズル
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリエチレン系樹脂発泡性シートを加熱
発泡炉内へ垂直に降下させ加熱発泡させるポリエチレン
系樹脂発泡シートの製造方法において、発泡シートを幅
方向の膨張分よりも拡幅することを特徴とするポリエチ
レン系樹脂発泡シートの製造方法。 - 【請求項2】 発泡シートを幅方向の膨張分よりも拡幅
する際、発泡シートの中央部を冷却することを特徴とす
る請求項1記載のポリエチレン系樹脂発泡シートの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8113653A JPH09300379A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | ポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8113653A JPH09300379A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | ポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09300379A true JPH09300379A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14617734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8113653A Pending JPH09300379A (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | ポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09300379A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113829567A (zh) * | 2021-09-24 | 2021-12-24 | 宜兴留森模具制造有限公司 | 一种pvc自由发泡板模具的展开装置 |
-
1996
- 1996-05-08 JP JP8113653A patent/JPH09300379A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113829567A (zh) * | 2021-09-24 | 2021-12-24 | 宜兴留森模具制造有限公司 | 一种pvc自由发泡板模具的展开装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1625174B2 (en) | High temperature resistant, flexible, low density polypropylene foams | |
| US3711584A (en) | Process for foaming a sheet of ethylenic resin during downward movement of the sheet | |
| EP3235624B1 (en) | Method for producing foam blow-molded article | |
| US20240209171A1 (en) | Method for producing cellular polyolefin-based plastic particles | |
| JPH09300379A (ja) | ポリエチレン系樹脂発泡シートの製造方法 | |
| JPH09300380A (ja) | ポリプロピレン系樹脂発泡シートの製造方法 | |
| JP2002307468A (ja) | ポリプロピレン系樹脂発泡シートの製造方法 | |
| JP3647391B2 (ja) | エンボス模様付架橋ポリエチレン系樹脂積層発泡体シートの製造方法 | |
| US5087395A (en) | Method for processing radiation cross-link thin film foam | |
| JP7775711B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡シート及び積層体 | |
| JP3346027B2 (ja) | ポリエチレン系電子線架橋発泡体 | |
| JP2505664B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂架橋発泡体の製造方法 | |
| JP3240064B2 (ja) | ゴム系発泡体の製造方法 | |
| JPH07299832A (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡シートの製造方法 | |
| JP2507202B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂架橋発泡体 | |
| JPH07186171A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡シートの製造方法 | |
| JPH0570622A (ja) | ポリオレフイン系樹脂架橋発泡体 | |
| JP3273487B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡パイプの製造方法 | |
| JP2025099188A (ja) | 表面加工発泡体の製造方法及びポリオレフィン系樹脂架橋発泡体 | |
| JPH0957782A (ja) | 長尺発泡体の製造方法 | |
| JP2003523850A (ja) | 中間層シートの応力緩和を行う方法および装置 | |
| JP2000044713A (ja) | ポリオレフィン系樹脂架橋発泡体およびその製造方法 | |
| JPH1190951A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 | |
| JPH1135722A (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法 | |
| JP2006028255A (ja) | ポリオレフィン系樹脂、発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物及びポリオレフィン系樹脂発泡体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041028 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041110 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050316 |