JPH09302555A - 手織物および手織機 - Google Patents
手織物および手織機Info
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- JPH09302555A JPH09302555A JP8145123A JP14512396A JPH09302555A JP H09302555 A JPH09302555 A JP H09302555A JP 8145123 A JP8145123 A JP 8145123A JP 14512396 A JP14512396 A JP 14512396A JP H09302555 A JPH09302555 A JP H09302555A
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Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】手織りで製作される織物および手織り用の織機
に関し、厚手の生地やぼかし状の模様や柄などを自由自
在に織ることができる手織物を実現すること、およびこ
のような手織物を織るのに適し、かつ作業性にすぐれた
手織機を実現することを目的とする。 【解決手段】少なくとも5本以上の基糸を撚り合わせて
なる太糸を用いて手織りしてなる手織物であり、太糸を
構成する基糸の本数が、領域によって異なっている。ま
た、太糸を構成する複数本の基糸のうち、色や染め方の
異なる基糸を少なくとも1本含んでいる。この手織物
は、綜絖およびおさの糸通しの隙間が、少なくとも5本
以上の糸を撚り合わせてなる太糸が通過できるような粗
目になっている手織機によって織ることができる。
に関し、厚手の生地やぼかし状の模様や柄などを自由自
在に織ることができる手織物を実現すること、およびこ
のような手織物を織るのに適し、かつ作業性にすぐれた
手織機を実現することを目的とする。 【解決手段】少なくとも5本以上の基糸を撚り合わせて
なる太糸を用いて手織りしてなる手織物であり、太糸を
構成する基糸の本数が、領域によって異なっている。ま
た、太糸を構成する複数本の基糸のうち、色や染め方の
異なる基糸を少なくとも1本含んでいる。この手織物
は、綜絖およびおさの糸通しの隙間が、少なくとも5本
以上の糸を撚り合わせてなる太糸が通過できるような粗
目になっている手織機によって織ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手織りで製作される織
物および手織り用の織機に関する。
物および手織り用の織機に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の手織機の斜視図であり、左
右の桁状のフレーム1a、1bに、少なくとも前後の足
2a、2b、2c、2dが付いている。また、左右の桁
状フレーム1a〜1b間、そして左右の足2a〜2b
間、2c〜2d間が横木で連結され、織機が構成されて
いる。
右の桁状のフレーム1a、1bに、少なくとも前後の足
2a、2b、2c、2dが付いている。また、左右の桁
状フレーム1a〜1b間、そして左右の足2a〜2b
間、2c〜2d間が横木で連結され、織機が構成されて
いる。
【0003】椅子板3の直前に布巻き4が設けられ、さ
らにその前方におさ5が吊り下げられ、その前方には2
対の綜絖6a、6b…が、交互に上下動可能に、ろくろ
7a、7bに吊り下げられている。また、足元の位置に
4本の踏み木8が設けられている。最後端の位置には、
千切9が渡されており、その一端に逆転防止用の菊わ
(ラチェット歯車)10が固定されている。
らにその前方におさ5が吊り下げられ、その前方には2
対の綜絖6a、6b…が、交互に上下動可能に、ろくろ
7a、7bに吊り下げられている。また、足元の位置に
4本の踏み木8が設けられている。最後端の位置には、
千切9が渡されており、その一端に逆転防止用の菊わ
(ラチェット歯車)10が固定されている。
【0004】この手織機で手織りを行う場合は、千切9
に巻かれている経糸を繰り出して、綜絖6a、6b…の
各櫛歯の間に通し、かつおさ5の櫛歯の間に通した後、
先端を布巻き4に巻付け固定しておく。
に巻かれている経糸を繰り出して、綜絖6a、6b…の
各櫛歯の間に通し、かつおさ5の櫛歯の間に通した後、
先端を布巻き4に巻付け固定しておく。
【0005】そして、踏み木8の操作によって、綜絖6
a、6b…を交互に上下させることで、経糸を上下に交
互に開き、その間に杼で緯糸を通す、という作業を繰り
返すことで布を織り、織られた布は布巻き4に巻き取っ
ていき、かつ千切9から経糸を繰り出す、という作業を
繰り返す。
a、6b…を交互に上下させることで、経糸を上下に交
互に開き、その間に杼で緯糸を通す、という作業を繰り
返すことで布を織り、織られた布は布巻き4に巻き取っ
ていき、かつ千切9から経糸を繰り出す、という作業を
繰り返す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の手織
機では、綜絖6a、6b…およびおさ5の櫛歯の隙間
が、紬糸1本が通過できる隙間しかないので、薄手の生
地しか織れない。しかも、1本の糸は同じ色ないし同じ
染め方であり、また途中から色が異なっていたとして
も、1本の糸を断面で見た場合は、その全体が同じ色に
なっている。したがって、模様や柄を自由自在に織るこ
とは不可能であり、特にぼかし状の模様や柄は得られな
い。その結果、大島紬などの需要停滞を克服することが
できない。
機では、綜絖6a、6b…およびおさ5の櫛歯の隙間
が、紬糸1本が通過できる隙間しかないので、薄手の生
地しか織れない。しかも、1本の糸は同じ色ないし同じ
染め方であり、また途中から色が異なっていたとして
も、1本の糸を断面で見た場合は、その全体が同じ色に
なっている。したがって、模様や柄を自由自在に織るこ
とは不可能であり、特にぼかし状の模様や柄は得られな
い。その結果、大島紬などの需要停滞を克服することが
できない。
【0007】また、従来の手織機では、千切9から布巻
き4までのサイズが一定であり、しかもその間には経糸
が張られているので、綜絖6a、6b…の付近でトラブ
ルが発生したときの処理の作業がしづらく、作業性が悪
い。
き4までのサイズが一定であり、しかもその間には経糸
が張られているので、綜絖6a、6b…の付近でトラブ
ルが発生したときの処理の作業がしづらく、作業性が悪
い。
【0008】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、厚手の生地やぼかし状の模様や柄などを自由自
在に織ることができる手織物を実現すること、およびこ
のような手織物を織るのに適し、かつ作業性にすぐれた
手織機を実現することにある。
着目し、厚手の生地やぼかし状の模様や柄などを自由自
在に織ることができる手織物を実現すること、およびこ
のような手織物を織るのに適し、かつ作業性にすぐれた
手織機を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項1は、少なく
とも5本以上の基糸を撚り合わせてなる太糸を用いて手
織りしてなる手織物である。このように、少なくとも5
本以上の基糸を撚り合わせてなる太糸で手織りされてい
る織物の場合は、例えば帯やマフラー、洋服などを作る
のにも適し、紬生地の用途が広がる。また、帯を作る場
合に、芯を用いる必要がなくなるので、特別な風合いを
出すことができる。
のような手段によって解決される。請求項1は、少なく
とも5本以上の基糸を撚り合わせてなる太糸を用いて手
織りしてなる手織物である。このように、少なくとも5
本以上の基糸を撚り合わせてなる太糸で手織りされてい
る織物の場合は、例えば帯やマフラー、洋服などを作る
のにも適し、紬生地の用途が広がる。また、帯を作る場
合に、芯を用いる必要がなくなるので、特別な風合いを
出すことができる。
【0010】しかしながら、最大の特長は、基糸とし
て、すべて同じ色の基糸を用いるのではなく、色や染め
方の異なる基糸を混在させておくことで、自由な模様や
柄が得られることである。また、各基糸は、途中で色が
異なっていても差し支えないので、通常の織物としては
使用不能とっなった糸や余った糸でも利用できる。
て、すべて同じ色の基糸を用いるのではなく、色や染め
方の異なる基糸を混在させておくことで、自由な模様や
柄が得られることである。また、各基糸は、途中で色が
異なっていても差し支えないので、通常の織物としては
使用不能とっなった糸や余った糸でも利用できる。
【0011】請求項2は、請求項1に記載の太糸を構成
する基糸の本数が、領域によって異なっている手織物で
ある。このように、織物の領域によって、太糸を構成す
る基糸の本数が異なっていると、織物の領域によって風
合いに変化を持たせたデザインが可能となる。なお、こ
れは経糸、緯糸のいずれで行ってもよい。
する基糸の本数が、領域によって異なっている手織物で
ある。このように、織物の領域によって、太糸を構成す
る基糸の本数が異なっていると、織物の領域によって風
合いに変化を持たせたデザインが可能となる。なお、こ
れは経糸、緯糸のいずれで行ってもよい。
【0012】請求項3は、請求項1または請求項2に記
載の太糸を構成する複数本の基糸のうち、色や染め方の
異なる基糸を少なくとも1本含んでいる手織物である。
載の太糸を構成する複数本の基糸のうち、色や染め方の
異なる基糸を少なくとも1本含んでいる手織物である。
【0013】このように、少なくとも5本以上の基糸の
すべてが同じ色や同じ染め方でなく、色や染め方の異な
る基糸が混在していると、特別な模様や柄を形成でき、
また色や染め方の異なる基糸の数が多いほど、複雑な模
様や柄を実現できる。しかも、領域によって色や染め方
の異なる基糸の本数を変えることで、特別な模様や柄が
可能となる。
すべてが同じ色や同じ染め方でなく、色や染め方の異な
る基糸が混在していると、特別な模様や柄を形成でき、
また色や染め方の異なる基糸の数が多いほど、複雑な模
様や柄を実現できる。しかも、領域によって色や染め方
の異なる基糸の本数を変えることで、特別な模様や柄が
可能となる。
【0014】請求項4は、請求項1、請求項2または請
求項3に記載の太糸からなる緯糸を構成する各基糸がそ
れぞれ異なる位置で繋がれている手織物である。このよ
うに、少なくとも5本以上の基糸を撚り合わせるが、太
糸の状態で繋ぐのでなく、それぞれの基糸の単位で繋ぐ
ことにより、繋ぎ目が目立たなくなり、かつ丈夫にな
る。
求項3に記載の太糸からなる緯糸を構成する各基糸がそ
れぞれ異なる位置で繋がれている手織物である。このよ
うに、少なくとも5本以上の基糸を撚り合わせるが、太
糸の状態で繋ぐのでなく、それぞれの基糸の単位で繋ぐ
ことにより、繋ぎ目が目立たなくなり、かつ丈夫にな
る。
【0015】請求項5は、請求項4に記載の基糸を繋ぐ
位置において、色や染め方の異なる基糸が繋がれている
手織物である。このように、基糸の繋ぎ目から基糸の色
や染め方が異なることによって、織物の模様や柄を自由
に形成できる。しかも、基糸の単位で色や染め方が異な
るので、ぼかし状の模様や柄も容易に実現できる。
位置において、色や染め方の異なる基糸が繋がれている
手織物である。このように、基糸の繋ぎ目から基糸の色
や染め方が異なることによって、織物の模様や柄を自由
に形成できる。しかも、基糸の単位で色や染め方が異な
るので、ぼかし状の模様や柄も容易に実現できる。
【0016】請求項6は、綜絖およびおさの糸通しの隙
間が、少なくとも5本以上の糸を撚り合わせてなる太糸
が通過できるような粗目になっている手織機である。
間が、少なくとも5本以上の糸を撚り合わせてなる太糸
が通過できるような粗目になっている手織機である。
【0017】従来の紬などを織る手織機では、精々2〜
3本程度の基糸を撚り合わせた糸しか使用できないが、
請求項6のように、綜絖およびおさの櫛歯状の糸通しの
隙間が、少なくとも5本以上の基糸を撚り合わせてなる
太糸が通過できるような粗目になっていることにより、
請求項1ないし請求項5のような太糸を用いた織物でも
織ることが可能となる。
3本程度の基糸を撚り合わせた糸しか使用できないが、
請求項6のように、綜絖およびおさの櫛歯状の糸通しの
隙間が、少なくとも5本以上の基糸を撚り合わせてなる
太糸が通過できるような粗目になっていることにより、
請求項1ないし請求項5のような太糸を用いた織物でも
織ることが可能となる。
【0018】請求項7は、綜絖の後方に延びている左右
のガイドフレーム(14a、14b)にガイドされて糸
止めが前後方向に移動可能に支持されており、かつ該糸
止めの固定手段が前後方向に間隔をおいて配設されてお
り、前記左右のガイドフレーム(14a、14b)が、
鉛直方向の軸を支点にして、水平面内で180度折り曲
げ可能となっている手織機である。
のガイドフレーム(14a、14b)にガイドされて糸
止めが前後方向に移動可能に支持されており、かつ該糸
止めの固定手段が前後方向に間隔をおいて配設されてお
り、前記左右のガイドフレーム(14a、14b)が、
鉛直方向の軸を支点にして、水平面内で180度折り曲
げ可能となっている手織機である。
【0019】このように、糸止めが左右のガイドフレー
ム14a、14bにガイドされて前後に移動する構造な
ため、従来の手織機における千切が不要となり、ガイド
フレーム14a、14bを折り曲げ可能としたことと相
まって、織機を小型化できる。また、小型化されたこ
と、および糸止めが綜絖の側に移動可能としたことで、
綜絖の付近でトラブルが発生したりした場合に、綜絖の
付近に容易に近づいて作業できる。
ム14a、14bにガイドされて前後に移動する構造な
ため、従来の手織機における千切が不要となり、ガイド
フレーム14a、14bを折り曲げ可能としたことと相
まって、織機を小型化できる。また、小型化されたこ
と、および糸止めが綜絖の側に移動可能としたことで、
綜絖の付近でトラブルが発生したりした場合に、綜絖の
付近に容易に近づいて作業できる。
【0020】請求項8は、請求項7に記載の糸止めの背
部に、複数本の糸止めピンが水平方向に植え込まれてお
り、これらのピンは、経糸の本数より少なく、1本のピ
ンに複数本の経糸をまとめて縛りつけて固定する構造と
なっている手織機である。
部に、複数本の糸止めピンが水平方向に植え込まれてお
り、これらのピンは、経糸の本数より少なく、1本のピ
ンに複数本の経糸をまとめて縛りつけて固定する構造と
なっている手織機である。
【0021】このように、綜絖側に移動する糸止めに設
けた複数本の糸止めピンに、複数の経糸をまとめて縛り
つけ、かつ糸止めの位置に応じて経糸の着脱も可能なた
め、千切を省いても特に支障はなく、織機の小型化も可
能となり、狭い部屋でも作業できる。
けた複数本の糸止めピンに、複数の経糸をまとめて縛り
つけ、かつ糸止めの位置に応じて経糸の着脱も可能なた
め、千切を省いても特に支障はなく、織機の小型化も可
能となり、狭い部屋でも作業できる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明による手織物および手
織機が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明
する。
織機が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明
する。
【0023】〔本発明による手織物の実施形態〕図1は
大島紬糸を用いて帯やマフラーなどを手織する場合の仕
上がり設計図であり、経糸の状態で示してある。(1)
は各部の寸法や色、材料糸を示し、(2)は各部の経糸
を構成する太糸の基糸の本数を示す。
大島紬糸を用いて帯やマフラーなどを手織する場合の仕
上がり設計図であり、経糸の状態で示してある。(1)
は各部の寸法や色、材料糸を示し、(2)は各部の経糸
を構成する太糸の基糸の本数を示す。
【0024】図1に示すように、全幅31cmのうち、
上側から1番目の幅3cmの領域は、15本の基糸を
撚り合わせて1本の太糸を構成しており、基糸として、
ドロアイゾメしたアイカスリ糸を用いた。
上側から1番目の幅3cmの領域は、15本の基糸を
撚り合わせて1本の太糸を構成しており、基糸として、
ドロアイゾメしたアイカスリ糸を用いた。
【0025】また、上側から2番目の幅6cmの領域
は、33本の基糸を撚り合わせて1本の太糸を構成して
おり、基糸として、クリーム糸紬糸、コンカスリ糸泥染
によるクリームコンカスリ・クロ糸を用いた。
は、33本の基糸を撚り合わせて1本の太糸を構成して
おり、基糸として、クリーム糸紬糸、コンカスリ糸泥染
によるクリームコンカスリ・クロ糸を用いた。
【0026】上側から3番目の幅3mmの領域は、3
本の基糸を撚り合わせて1本の太糸を構成しており、基
糸として、クロ泥染糸によるクロカスリ糸を用いた。以
下、4番目〜8番目についても、(1)に表示のような
材料糸を用い、図示指定の本数の基糸を撚り合わせて太
糸を形成し、それぞれの位置に使用している。
本の基糸を撚り合わせて1本の太糸を構成しており、基
糸として、クロ泥染糸によるクロカスリ糸を用いた。以
下、4番目〜8番目についても、(1)に表示のような
材料糸を用い、図示指定の本数の基糸を撚り合わせて太
糸を形成し、それぞれの位置に使用している。
【0027】緯糸としては、特太糸1本の糸を泥染に
し、黒色に染めた糸(絹糸、泥染)を用いたが、各経糸
と同様に、多数の基糸を撚り合わせて太くした糸を用い
てもよい。
し、黒色に染めた糸(絹糸、泥染)を用いたが、各経糸
と同様に、多数の基糸を撚り合わせて太くした糸を用い
てもよい。
【0028】図示のように、場所によっては、3本の基
糸を撚り合わせている部分もあるが、それ以外は10本
から33本の範囲で、基糸の本数がまちまちになってい
る。その結果、製品の場所によって、厚みや手触り、し
なやかさ等も異なり、変化に富んだ仕上がりが得られ
る。また、10〜30本もの基糸からなる太い糸を経糸
に用いているので、帯にした場合、芯を全く必要とせ
ず、従来とは全く異なった帯が得られる。
糸を撚り合わせている部分もあるが、それ以外は10本
から33本の範囲で、基糸の本数がまちまちになってい
る。その結果、製品の場所によって、厚みや手触り、し
なやかさ等も異なり、変化に富んだ仕上がりが得られ
る。また、10〜30本もの基糸からなる太い糸を経糸
に用いているので、帯にした場合、芯を全く必要とせ
ず、従来とは全く異なった帯が得られる。
【0029】緯糸も、全体にわたって同じ糸を用いるの
でなく、場所によって基糸の本数や色の異なる太糸を用
いることにより、生地の長手方向にも変化を持たせ、し
かも場所によって手触りやしなやかさなどを変えること
ができる。このように、緯糸の場合は、途中から色が異
なっていても差し支えないので、通常の織物としては使
用不能とっなった糸や余った糸でも有効利用できる。
でなく、場所によって基糸の本数や色の異なる太糸を用
いることにより、生地の長手方向にも変化を持たせ、し
かも場所によって手触りやしなやかさなどを変えること
ができる。このように、緯糸の場合は、途中から色が異
なっていても差し支えないので、通常の織物としては使
用不能とっなった糸や余った糸でも有効利用できる。
【0030】図1は帯地に実施した例であるが、基糸の
本数や色などを適宜選択することで、洋服地などにも応
用でき、その結果大島紬の用途が増え、消費拡大に寄与
できる。
本数や色などを適宜選択することで、洋服地などにも応
用でき、その結果大島紬の用途が増え、消費拡大に寄与
できる。
【0031】図示の実施形態においては、例えばの領
域であれば、太糸を構成する15本の基糸は、すべて同
じ染め方をした同じ色の糸を用いている。しかしなが
ら、15本の基糸の中に、色や染め方の異なる基糸を1
本あるいは数本、またはそれ以上混在させておくこと
で、自由な模様や柄が得られる。このとき、何種類混在
させるか、また混在させる本数などを自由に選定して、
より自由かつ複雑な模様や柄を実現できる。
域であれば、太糸を構成する15本の基糸は、すべて同
じ染め方をした同じ色の糸を用いている。しかしなが
ら、15本の基糸の中に、色や染め方の異なる基糸を1
本あるいは数本、またはそれ以上混在させておくこと
で、自由な模様や柄が得られる。このとき、何種類混在
させるか、また混在させる本数などを自由に選定して、
より自由かつ複雑な模様や柄を実現できる。
【0032】図2はこの実施形態を概念的に示したもの
で、基糸の種類を便宜上、線の種類で示してある。図示
のように、例えば6種類の基糸があるとすると、図1に
おけるの領域であれば、例えば15本中1本は図2に
おけるa糸を用い、2本は図2におけるe糸を用い、残
り12本はドロアイゾメのアイカスリ糸を用いる。
で、基糸の種類を便宜上、線の種類で示してある。図示
のように、例えば6種類の基糸があるとすると、図1に
おけるの領域であれば、例えば15本中1本は図2に
おけるa糸を用い、2本は図2におけるe糸を用い、残
り12本はドロアイゾメのアイカスリ糸を用いる。
【0033】このように、1本の太糸を構成する基糸の
本数や種類を自由に選定することで、種々の太糸が得ら
れ、その結果、太糸を織ってなる織物のデザインの自由
度が増し、同じ大島紬糸によって、多種の織物を実現で
きる。また、色や染め方など、種類の異なる基糸の数が
多いほど、より複雑な模様や柄を実現できる。したがっ
て、図2の6種類の糸全部を撚り合わせて太糸を形成し
てもよい。
本数や種類を自由に選定することで、種々の太糸が得ら
れ、その結果、太糸を織ってなる織物のデザインの自由
度が増し、同じ大島紬糸によって、多種の織物を実現で
きる。また、色や染め方など、種類の異なる基糸の数が
多いほど、より複雑な模様や柄を実現できる。したがっ
て、図2の6種類の糸全部を撚り合わせて太糸を形成し
てもよい。
【0034】〔緯糸を繋ぐ場合〕図3は糸の繋目を示す
概念図である。緯糸を繋ぐ場合は、太糸の単位で繋ぐの
でなく、基糸の単位で、しかもそれぞれの基糸は異なる
位置で繋ぐ。図3において、(1)(2)(3)…のよ
うな複数本の基糸を撚り合わせて1本の太糸を構成する
が、例えば(1)のように、a種の基糸を繋ぎ目11で
繋ぐ場合、同じa種の糸ではなく、c種の基糸を繋ぐ。
概念図である。緯糸を繋ぐ場合は、太糸の単位で繋ぐの
でなく、基糸の単位で、しかもそれぞれの基糸は異なる
位置で繋ぐ。図3において、(1)(2)(3)…のよ
うな複数本の基糸を撚り合わせて1本の太糸を構成する
が、例えば(1)のように、a種の基糸を繋ぎ目11で
繋ぐ場合、同じa種の糸ではなく、c種の基糸を繋ぐ。
【0035】同様に、(2)のようにb種の糸の場合
は、繋ぎ目11において、d種の基糸を繋ぐ。このよう
に、太糸単位で繋ぐのでなく、基糸の単位で、しかもそ
れぞれの基糸を異なる位置で繋ぐことにより、繋ぎ目が
丈夫になるほか、繋ぎ目が目立たなくなる。
は、繋ぎ目11において、d種の基糸を繋ぐ。このよう
に、太糸単位で繋ぐのでなく、基糸の単位で、しかもそ
れぞれの基糸を異なる位置で繋ぐことにより、繋ぎ目が
丈夫になるほか、繋ぎ目が目立たなくなる。
【0036】また、基糸の繋ぎ目で、異種の基糸を繋ぐ
ことにより、繋ぎ目から基糸の色や染め方が異なること
によって、織物の模様や柄が形成され、しかも基糸の単
位で色や染め方が異なるので、ぼかし状の模様や柄も容
易に実現でき、変化に富んだデザインが可能となり、デ
ザインの選択幅も拡がる。なお、繋ぎ方は、実際に2本
の基糸の端部同士を結び合わせるのではなく、繋ぎ目に
こぶが出来ないように、両端を10〜20cm程度単に
重ね合わせるだけで足りる。
ことにより、繋ぎ目から基糸の色や染め方が異なること
によって、織物の模様や柄が形成され、しかも基糸の単
位で色や染め方が異なるので、ぼかし状の模様や柄も容
易に実現でき、変化に富んだデザインが可能となり、デ
ザインの選択幅も拡がる。なお、繋ぎ方は、実際に2本
の基糸の端部同士を結び合わせるのではなく、繋ぎ目に
こぶが出来ないように、両端を10〜20cm程度単に
重ね合わせるだけで足りる。
【0037】図2、図3においては、複数種類の基糸が
平行に図示されているが、太糸にする場合は、これら複
数本の基糸が撚り合わされるものとする。
平行に図示されているが、太糸にする場合は、これら複
数本の基糸が撚り合わされるものとする。
【0038】〔手織機の構造〕図4は本発明による手織
機の実施形態を示す斜視図である。本発明の手織機は、
前足2a、2bと後足2c、2dとの間において、中足
2e、2fと一体の中柱12a、12bが設けられてい
る。
機の実施形態を示す斜視図である。本発明の手織機は、
前足2a、2bと後足2c、2dとの間において、中足
2e、2fと一体の中柱12a、12bが設けられてい
る。
【0039】そして、前足2a、2bと中足2e、2f
との間において左右の桁状のサイドフレーム13a、1
3bが連結固定され、後足2c、2dと中足2e、2f
との間において左右の桁状のガイドフレーム14a、1
4bが連結固定されている。
との間において左右の桁状のサイドフレーム13a、1
3bが連結固定され、後足2c、2dと中足2e、2f
との間において左右の桁状のガイドフレーム14a、1
4bが連結固定されている。
【0040】ガイドフレーム14a、14bは、固定フ
レーム14a1、14b1と開閉フレーム14a2、1
4b2とからなり、後足2c、2d上より後方の位置に
おいて、固定フレーム14a1、14b1に開閉フレー
ム14a2、14b2が、側面に固定された蝶番15
a、15bで連結されている。
レーム14a1、14b1と開閉フレーム14a2、1
4b2とからなり、後足2c、2d上より後方の位置に
おいて、固定フレーム14a1、14b1に開閉フレー
ム14a2、14b2が、側面に固定された蝶番15
a、15bで連結されている。
【0041】したがって、開閉フレーム14a2、14
b2は、蝶番15a、15bの鉛直方向の軸を中心にし
て、水平面内で180度折り曲げ、図5(平面図)に鎖
線で示すように、固定フレーム14a1、14b1の両
側面に重ねることができる。
b2は、蝶番15a、15bの鉛直方向の軸を中心にし
て、水平面内で180度折り曲げ、図5(平面図)に鎖
線で示すように、固定フレーム14a1、14b1の両
側面に重ねることができる。
【0042】そして、左側の前足2a、中足2e、後足
2cが載置支持されているベースフレーム16aと、右
側の前足2b、中足2f、後足2dが載置支持されてい
るベースフレーム16bとの間は、各足の位置で、横木
17a、17b、17cで連結されている。また、中柱
12a、12bの上端間は横木18で連結され、固定フ
レーム14a1、14b1の後端間は、横木19で連結
されている。
2cが載置支持されているベースフレーム16aと、右
側の前足2b、中足2f、後足2dが載置支持されてい
るベースフレーム16bとの間は、各足の位置で、横木
17a、17b、17cで連結されている。また、中柱
12a、12bの上端間は横木18で連結され、固定フ
レーム14a1、14b1の後端間は、横木19で連結
されている。
【0043】実施形態の手織機では、後足2c、2d間
に千切9を支持してあり、ユーザの要望で千切9を使え
るようになっているが、通常は前後移動するスライド式
の糸止め23を用いる。すなわち、ガイドフレーム14
a、14bの互いに対向する内面に、互いに向き合うよ
うに、ガイド溝20a、20bが前後方向に形成されて
いる。
に千切9を支持してあり、ユーザの要望で千切9を使え
るようになっているが、通常は前後移動するスライド式
の糸止め23を用いる。すなわち、ガイドフレーム14
a、14bの互いに対向する内面に、互いに向き合うよ
うに、ガイド溝20a、20bが前後方向に形成されて
いる。
【0044】ガイドフレーム14a、14bのガイド溝
20a、20bの位置に、上下方向のピン孔211、2
12を、前後方向に一定間隔で開けてある。下側のピン
孔212は、途中までしか開けてないので、ピン孔21
1、212中に上からストッパーピン22を挿入する
と、ピン22は途中で止まって固定され、上側に着脱用
のツマミとなる部分が残る。
20a、20bの位置に、上下方向のピン孔211、2
12を、前後方向に一定間隔で開けてある。下側のピン
孔212は、途中までしか開けてないので、ピン孔21
1、212中に上からストッパーピン22を挿入する
と、ピン22は途中で止まって固定され、上側に着脱用
のツマミとなる部分が残る。
【0045】糸止め23の両端は、ガイド溝20a、2
0b中に挿入されているため、ストッパーピン22を、
糸止め23を固定したい位置において、左右のガイドフ
レーム14a、14bの互いに対応するピン孔211、
212に挿入すると、該ピン22でガイド溝20a、2
0bが塞がれて、糸止め23が移動不能となり、糸止め
23の固定手段として機能する。
0b中に挿入されているため、ストッパーピン22を、
糸止め23を固定したい位置において、左右のガイドフ
レーム14a、14bの互いに対応するピン孔211、
212に挿入すると、該ピン22でガイド溝20a、2
0bが塞がれて、糸止め23が移動不能となり、糸止め
23の固定手段として機能する。
【0046】図6における椅子板3を着けてもよいが、
この実施形態では、布巻き4の間近に別体の椅子を置い
て作業する。布巻き4の前方のおさ5iは、吊り下げ式
ではなく、おさ5iの両側から下に延びた左右の足24
a、2bの下端に固定された横ピン25a、25bが、
ベースフレーム16a、16bの外側面に固定された金
属板の間欠凹部26a、26bに嵌入されている。
この実施形態では、布巻き4の間近に別体の椅子を置い
て作業する。布巻き4の前方のおさ5iは、吊り下げ式
ではなく、おさ5iの両側から下に延びた左右の足24
a、2bの下端に固定された横ピン25a、25bが、
ベースフレーム16a、16bの外側面に固定された金
属板の間欠凹部26a、26bに嵌入されている。
【0047】したがって、左右の対応する間欠凹部26
a、26bを選んで、横ピン25a、25bを嵌入させ
ると、おさ5iは、該ピン25a、25bを支点にして
前後揺動し、緯糸を押し詰めることができる。
a、26bを選んで、横ピン25a、25bを嵌入させ
ると、おさ5iは、該ピン25a、25bを支点にして
前後揺動し、緯糸を押し詰めることができる。
【0048】このおさ5iは、金属板や板状竹を櫛歯状
に一定の間隔をおいておさ枠に固定したものであり、通
常の手織機と違って、糸通しの隙間が、少なくとも5本
以上の基糸を撚り合わせてなる太糸が通過できるような
粗目になっている。図1の実施形態の織物を織る場合で
あれば、33本程度の基糸を撚り合わせた太さでも通過
できる間隔になっている。
に一定の間隔をおいておさ枠に固定したものであり、通
常の手織機と違って、糸通しの隙間が、少なくとも5本
以上の基糸を撚り合わせてなる太糸が通過できるような
粗目になっている。図1の実施形態の織物を織る場合で
あれば、33本程度の基糸を撚り合わせた太さでも通過
できる間隔になっている。
【0049】中柱12a、12bの上端から手前に水平
に延びた左右のアームに、2本のろくろ71、72が回
転可能に支持されており、おさ5iの前方に配置された
2対の綜絖61・62、63・64が、前記ろくろ7
1、72に吊り下げられている。
に延びた左右のアームに、2本のろくろ71、72が回
転可能に支持されており、おさ5iの前方に配置された
2対の綜絖61・62、63・64が、前記ろくろ7
1、72に吊り下げられている。
【0050】すなわち、手前の綜絖61・62がろくろ
71に吊り下げられ、奥側の綜絖63・64がろくろ7
2に吊り下げられている。そして、4枚の綜絖61・6
2、63・64が、足元の位置に支持された4本の踏み
木81…84にそれぞれヒモで連結されている。このよ
うに、4本の踏み木81…84で4枚の綜絖61・6
2、63・64を操作できるので、平織に限らず、綾織
なども可能である。
71に吊り下げられ、奥側の綜絖63・64がろくろ7
2に吊り下げられている。そして、4枚の綜絖61・6
2、63・64が、足元の位置に支持された4本の踏み
木81…84にそれぞれヒモで連結されている。このよ
うに、4本の踏み木81…84で4枚の綜絖61・6
2、63・64を操作できるので、平織に限らず、綾織
なども可能である。
【0051】本発明の場合、綜絖61・62、63・6
4も、おさ5iと同様に、金属板や板状竹を櫛歯状に一
定間隔に配列してなり、通常の手織機と違って、糸通し
の隙間が、少なくとも5本以上の基糸を撚り合わせた太
糸が通過できるような粗目になっている。図1の実施形
態の織物を織る場合であれば、33本程度の基糸を撚り
合わせた太さでも通過できる間隔になっている。
4も、おさ5iと同様に、金属板や板状竹を櫛歯状に一
定間隔に配列してなり、通常の手織機と違って、糸通し
の隙間が、少なくとも5本以上の基糸を撚り合わせた太
糸が通過できるような粗目になっている。図1の実施形
態の織物を織る場合であれば、33本程度の基糸を撚り
合わせた太さでも通過できる間隔になっている。
【0052】〔手織機の操作〕この手織機で織物を織る
場合、各経糸を4枚の綜絖61・62、63・64の各
糸通しの隙間に通し、さらにおさ5iの糸通しの隙間に
通した後、先端を布巻き4に固定する。
場合、各経糸を4枚の綜絖61・62、63・64の各
糸通しの隙間に通し、さらにおさ5iの糸通しの隙間に
通した後、先端を布巻き4に固定する。
【0053】そして、左右のガイドフレーム14a、1
4bを延ばした状態で使用する場合であれば、図4のよ
うに、固定フレーム14a1、14b1と一直線上に開
閉フレーム14a2、14b2を延ばし、後端の連結木
27をはめ込んで固定する。
4bを延ばした状態で使用する場合であれば、図4のよ
うに、固定フレーム14a1、14b1と一直線上に開
閉フレーム14a2、14b2を延ばし、後端の連結木
27をはめ込んで固定する。
【0054】左右のストッパーピン22を、ガイドフレ
ーム14a、14bの後端寄りのピン孔211、212
に挿入して、糸止め23を固定した状態で、糸止めの背
部に水平に植え込まれた複数本のピン281、282…
に、経糸を分散して縛りつける。すなわち、図示のよう
に281から289まで計9本の糸止めピンが有る場合
は、図1の織物を織る場合であれば、168本の経糸を
ほぼ9等分に分散して、18本程度ずつまとめて縛りつ
ける。
ーム14a、14bの後端寄りのピン孔211、212
に挿入して、糸止め23を固定した状態で、糸止めの背
部に水平に植え込まれた複数本のピン281、282…
に、経糸を分散して縛りつける。すなわち、図示のよう
に281から289まで計9本の糸止めピンが有る場合
は、図1の織物を織る場合であれば、168本の経糸を
ほぼ9等分に分散して、18本程度ずつまとめて縛りつ
ける。
【0055】そして、踏み木81…84の操作によっ
て、綜絖61と62、綜絖63と64を交互に上下動さ
せて、経糸を上下に交互に開き、その間に杼で緯糸を通
す、という作業を繰り返すことで布を織る。織られた布
は、布巻き4に巻き取っていくが、このとき、ストッパ
ーピン22をピン孔211、212から抜いて、1つ手
前のピン孔211、212に挿入し、糸止め23を1孔
分だけ手前にスライドさせる。この状態で、経糸が張ら
れるまで、布巻き4を巻き締める。
て、綜絖61と62、綜絖63と64を交互に上下動さ
せて、経糸を上下に交互に開き、その間に杼で緯糸を通
す、という作業を繰り返すことで布を織る。織られた布
は、布巻き4に巻き取っていくが、このとき、ストッパ
ーピン22をピン孔211、212から抜いて、1つ手
前のピン孔211、212に挿入し、糸止め23を1孔
分だけ手前にスライドさせる。この状態で、経糸が張ら
れるまで、布巻き4を巻き締める。
【0056】着尺のような長尺の織物を織る場合は、糸
止め23を最前端のピン孔211、212まで移動させ
たら、経糸を糸止めピン281〜289からほどいて、
糸止め23を再度、ガイドフレーム14a、14bの最
後端まで後退させてストッパーピン22で固定した状態
で、経糸を糸止めピン281〜289に縛りつけて、手
織り作業を再開する。
止め23を最前端のピン孔211、212まで移動させ
たら、経糸を糸止めピン281〜289からほどいて、
糸止め23を再度、ガイドフレーム14a、14bの最
後端まで後退させてストッパーピン22で固定した状態
で、経糸を糸止めピン281〜289に縛りつけて、手
織り作業を再開する。
【0057】マフラーやショール、ネクタイなどのよう
な短い物を織る場合とか、織機を置く場所が狭いような
場合は、後端の連結木27を外して、両開閉フレーム1
4a2、14b2を、蝶番15a、15bの位置から手
前に180度折り曲げて、開閉フレーム14a2、14
b2外面の孔29に固定フレーム14a1、14b1外
面のピン30を嵌入させて固定する。そして、糸止め2
3の両端を固定フレーム14a1、14b1のガイド溝
20a、20aに挿入し、ストッパーピン22で固定す
る。
な短い物を織る場合とか、織機を置く場所が狭いような
場合は、後端の連結木27を外して、両開閉フレーム1
4a2、14b2を、蝶番15a、15bの位置から手
前に180度折り曲げて、開閉フレーム14a2、14
b2外面の孔29に固定フレーム14a1、14b1外
面のピン30を嵌入させて固定する。そして、糸止め2
3の両端を固定フレーム14a1、14b1のガイド溝
20a、20aに挿入し、ストッパーピン22で固定す
る。
【0058】
【発明の効果】請求項1のように、少なくとも5本以上
の基糸を撚り合わせてなる太糸によって手織りされてい
る織物の場合は、例えば帯やマフラー、洋服などを作る
のにも適し、紬生地の用途が広がる。また、帯を作る場
合に、芯を用いる必要がなくなるので、特別な風合いを
出すことができる。
の基糸を撚り合わせてなる太糸によって手織りされてい
る織物の場合は、例えば帯やマフラー、洋服などを作る
のにも適し、紬生地の用途が広がる。また、帯を作る場
合に、芯を用いる必要がなくなるので、特別な風合いを
出すことができる。
【0059】しかも、基糸として、すべて同じ色の基糸
を用いるのではなく、色や染め方の異なる基糸を混在さ
せておくことで、自由な模様や柄が得られる。また、各
基糸は、途中で色が異なっていても差し支えないので、
通常の織物としては使用不能とっなった糸や余った糸で
も利用できる。
を用いるのではなく、色や染め方の異なる基糸を混在さ
せておくことで、自由な模様や柄が得られる。また、各
基糸は、途中で色が異なっていても差し支えないので、
通常の織物としては使用不能とっなった糸や余った糸で
も利用できる。
【0060】請求項2のように、織物の領域によって、
太糸を構成する基糸の本数が異なっていると、織物の領
域によって風合いに変化を持たせることができ、より複
雑なデザインが可能となる。
太糸を構成する基糸の本数が異なっていると、織物の領
域によって風合いに変化を持たせることができ、より複
雑なデザインが可能となる。
【0061】請求項3のように、少なくとも5本以上の
基糸のすべてが、同じ色や同じ染め方でなく、色や染め
方の異なる基糸が混在していると、特別な模様や柄を形
成でき、また色や染め方の異なる基糸の数が多いほど、
より複雑な模様や柄を実現できる。しかも、領域によっ
て色や染め方の異なる基糸の本数を変えることで、さら
に複雑な模様や柄が可能となる。
基糸のすべてが、同じ色や同じ染め方でなく、色や染め
方の異なる基糸が混在していると、特別な模様や柄を形
成でき、また色や染め方の異なる基糸の数が多いほど、
より複雑な模様や柄を実現できる。しかも、領域によっ
て色や染め方の異なる基糸の本数を変えることで、さら
に複雑な模様や柄が可能となる。
【0062】請求項4によると、少なくとも5本以上の
基糸を撚り合わせてなる太糸の状態で繋ぐのでなく、そ
れぞれの基糸の単位で繋ぐことにより、繋ぎ目が目立た
なくなり、かつ丈夫になる。
基糸を撚り合わせてなる太糸の状態で繋ぐのでなく、そ
れぞれの基糸の単位で繋ぐことにより、繋ぎ目が目立た
なくなり、かつ丈夫になる。
【0063】請求項5のように、基糸の繋ぎ目から基糸
の色や染め方が異なることによって、織物の模様や柄を
自由に形成できる。しかも、基糸の単位で色や染め方が
異なるので、ぼかし状の模様や柄も容易に実現できる。
の色や染め方が異なることによって、織物の模様や柄を
自由に形成できる。しかも、基糸の単位で色や染め方が
異なるので、ぼかし状の模様や柄も容易に実現できる。
【0064】請求項6のように、綜絖およびおさの櫛歯
状の糸通しの隙間が、少なくとも5本以上の基糸を撚り
合わせてなる太糸が通過できるような粗目になっている
ことにより、請求項1ないし請求項5のような太糸を用
いた織物でも織ることが可能となる。
状の糸通しの隙間が、少なくとも5本以上の基糸を撚り
合わせてなる太糸が通過できるような粗目になっている
ことにより、請求項1ないし請求項5のような太糸を用
いた織物でも織ることが可能となる。
【0065】請求項7によると、綜絖の後方に延びてい
る左右のガイドフレームにガイドされて糸止めが前後方
向に移動可能に支持されており、かつ該糸止めの固定手
段が前後方向に間隔をおいて配設され、前記左右のガイ
ドフレームが、鉛直方向の軸を支点にして、水平面内で
180度折り曲げ可能となっている。
る左右のガイドフレームにガイドされて糸止めが前後方
向に移動可能に支持されており、かつ該糸止めの固定手
段が前後方向に間隔をおいて配設され、前記左右のガイ
ドフレームが、鉛直方向の軸を支点にして、水平面内で
180度折り曲げ可能となっている。
【0066】そのため、従来の手織機における千切が不
要となり、ガイドフレームを折り曲げ可能としたことと
相まって、織機を小型化できる。また、糸止めが綜絖の
側に移動可能としたことで、綜絖の付近でトラブルが発
生したりした場合に、綜絖の付近に容易に近づいて作業
できる。
要となり、ガイドフレームを折り曲げ可能としたことと
相まって、織機を小型化できる。また、糸止めが綜絖の
側に移動可能としたことで、綜絖の付近でトラブルが発
生したりした場合に、綜絖の付近に容易に近づいて作業
できる。
【0067】請求項8のように、糸止めの背部に複数本
のピンが水平方向に植え込まれており、これらのピン
は、経糸の本数より少なく、1本のピンに複数本の経糸
をまとめて縛りつけ固定する構造としたことにより、綜
絖側に移動する糸止めに設けた複数本のピンに、複数の
経糸をまとめて縛りつけたり外したりできるため、千切
を省いても特に支障は生じない。
のピンが水平方向に植え込まれており、これらのピン
は、経糸の本数より少なく、1本のピンに複数本の経糸
をまとめて縛りつけ固定する構造としたことにより、綜
絖側に移動する糸止めに設けた複数本のピンに、複数の
経糸をまとめて縛りつけたり外したりできるため、千切
を省いても特に支障は生じない。
【図1】 本発明によって帯やマフラーなどを手織する
場合の仕上がり設計図であり、(1)は各部の寸法や
色、材料糸を示し、(2)は各部の経糸を構成する太糸
の基糸の本数を示す。
場合の仕上がり設計図であり、(1)は各部の寸法や
色、材料糸を示し、(2)は各部の経糸を構成する太糸
の基糸の本数を示す。
【図2】 色や染め方の異なる複数種類の基糸からなる
太糸を示す概念図である。
太糸を示す概念図である。
【図3】 緯糸の繋目を示す概念図である。
【図4】 本発明による手織機の実施形態を示す斜視図
である。
である。
【図5】 図4の手織機の平面図である。
【図6】 従来の手織機の斜視図である。
4 布巻き 5、5i おさ 6、61・62、63・64 綜絖 7a、7b、71、72 ろくろ 8、81…84 踏み木 14a、14b ガイドフレーム 14a1、14b1 固定フレーム 14a2、14b2 開閉フレーム 15a、15b 蝶番 20a、20b ガイド溝 211、212 ピン孔 22 ストッパーピン 23 糸止め
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも5本以上の基糸を撚り合わせ
てなる太糸を用いて手織りしてなることを特徴とする手
織物。 - 【請求項2】 前記の太糸を構成する基糸の本数が、領
域によって異なっていることを特徴とする請求項1に記
載の手織物。 - 【請求項3】 前記の太糸を構成する複数本の基糸のう
ち、色や染め方の異なる基糸を少なくとも1本含んでい
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の手
織物。 - 【請求項4】 前記の太糸からなる緯糸を構成する各基
糸がそれぞれ異なる位置で繋がれていることを特徴とす
る請求項1、請求項2または請求項3に記載の手織物。 - 【請求項5】 前記の基糸を繋ぐ位置において、色や染
め方の異なる基糸が繋がれていることを特徴とする請求
項4に記載の手織物。 - 【請求項6】 綜絖およびおさの糸通しの隙間が、少な
くとも5本以上の糸を撚り合わせてなる太糸が通過でき
るような粗目になっていることを特徴とする手織機。 - 【請求項7】 綜絖の後方に延びている左右のガイドフ
レーム(14a、14b)にガイドされて糸止めが前後
方向に移動可能に支持されており、かつ該糸止めの固定
手段が前後方向に間隔をおいて配設されており、前記左
右のガイドフレーム(14a、14b)が、鉛直方向の
軸を支点にして、水平面内で180度折り曲げ可能とな
っていることを特徴とする手織機。 - 【請求項8】 前記の糸止めの背部に、複数本の糸止め
ピンが水平方向に植え込まれており、これらの糸止めピ
ンは、経糸の本数より少なく、1本のピンに複数本の経
糸をまとめて縛りつけて固定する構造となっていること
を特徴とする請求項7に記載の手織機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8145123A JP3026424B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 手織機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8145123A JP3026424B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 手織機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09302555A true JPH09302555A (ja) | 1997-11-25 |
| JP3026424B2 JP3026424B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=15377939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8145123A Expired - Fee Related JP3026424B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 手織機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3026424B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112522830A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-03-19 | 江苏联发纺织股份有限公司 | 一种厚重面料织造的生产工艺 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP8145123A patent/JP3026424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112522830A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-03-19 | 江苏联发纺织股份有限公司 | 一种厚重面料织造的生产工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3026424B2 (ja) | 2000-03-27 |
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