JPH09327185A - 振動アクチュエータ - Google Patents
振動アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH09327185A JPH09327185A JP9066840A JP6684097A JPH09327185A JP H09327185 A JPH09327185 A JP H09327185A JP 9066840 A JP9066840 A JP 9066840A JP 6684097 A JP6684097 A JP 6684097A JP H09327185 A JPH09327185 A JP H09327185A
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- JP
- Japan
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- vibration
- vibrator
- vibration actuator
- relative motion
- elastic body
- Prior art date
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- Pending
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- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動アクチュエータ用の従来の摺動材では、
金属製の場合には摩耗粉の生成が激しく、樹脂製の場合
には真空中または電子ビーム照射下でガスが放出され
る。 【解決手段】 弾性体12と、弾性体12との間で相対
運動を行う相対運動部材17とを備える振動アクチュエ
ータ11において、弾性体12と相対運動部材17との
接触部に、ポリエーテルニトリルドをマトリックスとす
る樹脂により構成された摺動材14a、14bを配置す
る。
金属製の場合には摩耗粉の生成が激しく、樹脂製の場合
には真空中または電子ビーム照射下でガスが放出され
る。 【解決手段】 弾性体12と、弾性体12との間で相対
運動を行う相対運動部材17とを備える振動アクチュエ
ータ11において、弾性体12と相対運動部材17との
接触部に、ポリエーテルニトリルドをマトリックスとす
る樹脂により構成された摺動材14a、14bを配置す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動アクチュエー
タに関する。より具体的には、電気機械変換素子により
弾性体を励振し、複数の振動モードを調和的に発生させ
ることにより振動子の表面に楕円運動を生じさせ、振動
子に加圧接触する相対運動部材との間で相対運動を発生
する振動アクチュエータに関する。
タに関する。より具体的には、電気機械変換素子により
弾性体を励振し、複数の振動モードを調和的に発生させ
ることにより振動子の表面に楕円運動を生じさせ、振動
子に加圧接触する相対運動部材との間で相対運動を発生
する振動アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】弾性体に電気機械変換素子を接合し、こ
の電気機械変換素子に交流電圧を印加することにより、
弾性体に縦振動及び屈曲振動を発生させて、弾性体の表
面に楕円運動を発生させる振動アクチュエータが知られ
ている。このような振動アクチュエータとしては、「光
ピックアップ移動を目的とした圧電リニア・モータ」
(富川義朗氏他:第5回電磁力関連のダイナミックスシ
ンポジウム講演論文集第393頁〜第398頁)によ
り、振動アクチュエータの構成及び負荷特性が詳細に説
明されている。
の電気機械変換素子に交流電圧を印加することにより、
弾性体に縦振動及び屈曲振動を発生させて、弾性体の表
面に楕円運動を発生させる振動アクチュエータが知られ
ている。このような振動アクチュエータとしては、「光
ピックアップ移動を目的とした圧電リニア・モータ」
(富川義朗氏他:第5回電磁力関連のダイナミックスシ
ンポジウム講演論文集第393頁〜第398頁)によ
り、振動アクチュエータの構成及び負荷特性が詳細に説
明されている。
【0003】図10は、このような振動アクチュエータ
1の構成を示す説明図である。図10(A)は上面図、
図10(B)は正面図、図10(C)は底面図、図10
(D)は右側面図である。この振動アクチュエータ1
は、矩形平板状であって、一方の平面に突起状に駆動力
取出部2a、2bが形成された弾性体2を有する。ま
た、駆動力取出部2a、2bを介して図示しない加圧機
構により弾性体1に加圧接触する相対運動部材3とを有
する。駆動力取出部2a、2bは、後述するように、弾
性体2に発生する4次の屈曲振動の腹となる部分の2か
所に形成される。
1の構成を示す説明図である。図10(A)は上面図、
図10(B)は正面図、図10(C)は底面図、図10
(D)は右側面図である。この振動アクチュエータ1
は、矩形平板状であって、一方の平面に突起状に駆動力
取出部2a、2bが形成された弾性体2を有する。ま
た、駆動力取出部2a、2bを介して図示しない加圧機
構により弾性体1に加圧接触する相対運動部材3とを有
する。駆動力取出部2a、2bは、後述するように、弾
性体2に発生する4次の屈曲振動の腹となる部分の2か
所に形成される。
【0004】弾性体2の他方の平面には、矩形薄板状の
電気機械変換素子である圧電体4が接着される。圧電体
4の表面には、互いに独立し、電気的に絶縁された状態
で電極5a、5b、5p、5p’が装着される。電極5
a、5bには、互いに電気的に位相が90度異なる交流
電圧が印加される。なお、電極5p、5p’は、弾性体
2に発生する振動状態を検出するための電極である。こ
れらの電極5a、5b、5p、5p’には図示しないリ
ード線がはんだ付けされており、各リード線は、同じく
図示しない制御回路に接続される。
電気機械変換素子である圧電体4が接着される。圧電体
4の表面には、互いに独立し、電気的に絶縁された状態
で電極5a、5b、5p、5p’が装着される。電極5
a、5bには、互いに電気的に位相が90度異なる交流
電圧が印加される。なお、電極5p、5p’は、弾性体
2に発生する振動状態を検出するための電極である。こ
れらの電極5a、5b、5p、5p’には図示しないリ
ード線がはんだ付けされており、各リード線は、同じく
図示しない制御回路に接続される。
【0005】電極5a、5bにそれぞれ駆動信号である
交流電圧を印加することにより、弾性体2に1次の縦振
動及び4次の屈曲振動が調和的に発生し、駆動力取出部
2a、2bの先端部に楕円運動が発生する。発生した楕
円運動により、駆動力取出部2a、2bを介して弾性体
2に加圧接触する相対運動部材3が、弾性体に対して相
対運動を行う。この相対運動を外部に取り出して推力と
して利用する。
交流電圧を印加することにより、弾性体2に1次の縦振
動及び4次の屈曲振動が調和的に発生し、駆動力取出部
2a、2bの先端部に楕円運動が発生する。発生した楕
円運動により、駆動力取出部2a、2bを介して弾性体
2に加圧接触する相対運動部材3が、弾性体に対して相
対運動を行う。この相対運動を外部に取り出して推力と
して利用する。
【0006】このような振動アクチュエータ1では、1
次の縦振動及び4次の屈曲振動それぞれの固有振動数
は、互いに非常に近い値又は同じ値となるように設計さ
れる。そのため、電極5a、5bそれぞれに、2つの固
有振動数に近い周波数の交流電圧を印加することによ
り、1次の縦振動及び4次の屈曲振動を調和的に発生さ
せることができる。
次の縦振動及び4次の屈曲振動それぞれの固有振動数
は、互いに非常に近い値又は同じ値となるように設計さ
れる。そのため、電極5a、5bそれぞれに、2つの固
有振動数に近い周波数の交流電圧を印加することによ
り、1次の縦振動及び4次の屈曲振動を調和的に発生さ
せることができる。
【0007】突起状に形成された駆動力取出部2a、2
bの端面には、相対運動部材3との摺動抵抗を低減する
ための摺動材6a、6bが貼り付けられる。この摺動材
6a、6bとしては、これまで、樹脂材や金属材等から
なる摺動材が適宜選択されて使用されてきた。
bの端面には、相対運動部材3との摺動抵抗を低減する
ための摺動材6a、6bが貼り付けられる。この摺動材
6a、6bとしては、これまで、樹脂材や金属材等から
なる摺動材が適宜選択されて使用されてきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この振動ア
クチュエータ1は、磁界を利用しないために電磁誘導に
よる誘導障害のおそれがないという特徴を有する。しか
し、真空中で長時間駆動することができなかった。その
原因は、金属材からなる摺動材6a、6bを使用する
と、相対運動部材3との摺動によって生じる摩耗粉の生
成が激しくなり、一方、樹脂材からなる摺動材6a、6
bを使用すると、ガスを放出するためである。
クチュエータ1は、磁界を利用しないために電磁誘導に
よる誘導障害のおそれがないという特徴を有する。しか
し、真空中で長時間駆動することができなかった。その
原因は、金属材からなる摺動材6a、6bを使用する
と、相対運動部材3との摺動によって生じる摩耗粉の生
成が激しくなり、一方、樹脂材からなる摺動材6a、6
bを使用すると、ガスを放出するためである。
【0009】振動アクチュエータ1は、本質的に、弾性
体2に貼付した摺動材6a、6bと相対運動部材3との
間の摩擦駆動によって動作する。そして、得られる駆動
力は、弾性体2と相対運動部材3との間における加圧力
W及び摩擦係数μとの積(μ×W)に依存する。加圧力
Wを大きくすることにより駆動力(μ×W)を上げるこ
とは可能であるが、加圧力Wが大き過ぎると、弾性体2
に発生する伸縮振動を抑制してしまい反対に駆動力を低
下させてしまう。
体2に貼付した摺動材6a、6bと相対運動部材3との
間の摩擦駆動によって動作する。そして、得られる駆動
力は、弾性体2と相対運動部材3との間における加圧力
W及び摩擦係数μとの積(μ×W)に依存する。加圧力
Wを大きくすることにより駆動力(μ×W)を上げるこ
とは可能であるが、加圧力Wが大き過ぎると、弾性体2
に発生する伸縮振動を抑制してしまい反対に駆動力を低
下させてしまう。
【0010】一方、摺動材6a、6bの摩擦係数μを高
くすれば駆動力(μ×W)を上げることは可能である。
しかし、摺動材6a、6bの耐摩耗性が大きい場合に
は、弾性体2が所定の弾性率を有する材料(例えば、鉄
系、ステンレス鋼、アルミニウム合金等)により構成さ
れた弾性体2や相対運動部材3の摺動面を摩滅させてし
まう。これにより、駆動初期の段階での駆動制御が極め
て難しくなる。また、摩耗粉の発生が問題とならない環
境においてのみしか使用することができなくなってしま
う。
くすれば駆動力(μ×W)を上げることは可能である。
しかし、摺動材6a、6bの耐摩耗性が大きい場合に
は、弾性体2が所定の弾性率を有する材料(例えば、鉄
系、ステンレス鋼、アルミニウム合金等)により構成さ
れた弾性体2や相対運動部材3の摺動面を摩滅させてし
まう。これにより、駆動初期の段階での駆動制御が極め
て難しくなる。また、摩耗粉の発生が問題とならない環
境においてのみしか使用することができなくなってしま
う。
【0011】さらに、弾性体2や相対運動部材3の摺動
面の摩滅によって摺動面に生じる凹凸が、摺動材6a、
6bの摩耗に拍車をかけるという問題もあり、振動アク
チュエータ1の寿命をより低下させてしまう。特に、振
動アクチュエータの特性として、騒音が少ないという点
がある。しかし、金属系の摺動材を使用すると騒音が発
生し易くなる。また、樹脂系の摺動材を使用すると、樹
脂の種類によっては樹脂自体が弾性体の振動を吸収し、
駆動力を低下させてしまう。さらに、樹脂系の摺動材を
使用すると、駆動時に接触する相手側の部材に樹脂の摩
耗粉が付着し、この摩耗粉と摺動材とが凝着して振動ア
クチュエータの駆動が停止してしまう場合がある。ま
た、摩耗粉等により、振動アクチュエータの停止時状態
における保持トルクが上昇して、安定に駆動できなくな
る場合もある。さらに、金属材料または樹脂材料からな
る摺動材が接触する振動子または相対運動部材それぞれ
の接触部の中心線平均粗さによっては、騒音が発生して
しまう。
面の摩滅によって摺動面に生じる凹凸が、摺動材6a、
6bの摩耗に拍車をかけるという問題もあり、振動アク
チュエータ1の寿命をより低下させてしまう。特に、振
動アクチュエータの特性として、騒音が少ないという点
がある。しかし、金属系の摺動材を使用すると騒音が発
生し易くなる。また、樹脂系の摺動材を使用すると、樹
脂の種類によっては樹脂自体が弾性体の振動を吸収し、
駆動力を低下させてしまう。さらに、樹脂系の摺動材を
使用すると、駆動時に接触する相手側の部材に樹脂の摩
耗粉が付着し、この摩耗粉と摺動材とが凝着して振動ア
クチュエータの駆動が停止してしまう場合がある。ま
た、摩耗粉等により、振動アクチュエータの停止時状態
における保持トルクが上昇して、安定に駆動できなくな
る場合もある。さらに、金属材料または樹脂材料からな
る摺動材が接触する振動子または相対運動部材それぞれ
の接触部の中心線平均粗さによっては、騒音が発生して
しまう。
【0012】本発明は、前記課題を解決し、摩耗の少な
い安定した振動アクチュエータを提供することを目的と
する。
い安定した振動アクチュエータを提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
課題を解決するために鋭意研究した結果、振動子と相対
運動部材との間に、ポリエーテルニトリルをマトリック
スとする樹脂からなる摺動材を介在させることにより、
極めて摩耗が少なく、安定して駆動することができる振
動アクチュエータが得られることを見出し、本発明を完
成した。本発明によれば、寿命が延び、摩耗粉による異
常停止といった事態も起こらず、騒音も発生し難くな
る。さらに、保持トルクの上昇も防ぐことができる。
課題を解決するために鋭意研究した結果、振動子と相対
運動部材との間に、ポリエーテルニトリルをマトリック
スとする樹脂からなる摺動材を介在させることにより、
極めて摩耗が少なく、安定して駆動することができる振
動アクチュエータが得られることを見出し、本発明を完
成した。本発明によれば、寿命が延び、摩耗粉による異
常停止といった事態も起こらず、騒音も発生し難くな
る。さらに、保持トルクの上昇も防ぐことができる。
【0014】請求項1記載の発明では、振動子と、該振
動子との間で相対運動を行う相対運動部材と、前記振動
子と前記相対運動部材との接触部に配置され、ポリエー
テルニトリルをマトリックスとする樹脂により構成され
た摺動材とにより振動アクチュエータを構成した。
動子との間で相対運動を行う相対運動部材と、前記振動
子と前記相対運動部材との接触部に配置され、ポリエー
テルニトリルをマトリックスとする樹脂により構成され
た摺動材とにより振動アクチュエータを構成した。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1に記載さ
れた振動アクチュエータにおいて、前記樹脂が、カーボ
ンファイバー及びフッ素樹脂の少なくとも一方を含むこ
とを特徴とする。
れた振動アクチュエータにおいて、前記樹脂が、カーボ
ンファイバー及びフッ素樹脂の少なくとも一方を含むこ
とを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2に記載さ
れた振動アクチュエータにおいて、前記カーボンファイ
バーの含有量が、10重量%以上40重量%以下である
とともに、前記フッ素樹脂の含有量が、10重量%以上
20重量%以下であることを特徴とする。
れた振動アクチュエータにおいて、前記カーボンファイ
バーの含有量が、10重量%以上40重量%以下である
とともに、前記フッ素樹脂の含有量が、10重量%以上
20重量%以下であることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記摺動材を、前記振動子及び前記相対運
動部材のそれぞれの接触部のいずれか一方に装着したこ
とを特徴とする。
項3までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記摺動材を、前記振動子及び前記相対運
動部材のそれぞれの接触部のいずれか一方に装着したこ
とを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1から請求
項4までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記相対運動部材または前記振動子は、前
記摺動材と接触してこの摺動材との間で相対運動する部
分の中心線平均粗さが、前記振動子に発生する振動の振
幅よりも小さいことを特徴とする。
項4までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記相対運動部材または前記振動子は、前
記摺動材と接触してこの摺動材との間で相対運動する部
分の中心線平均粗さが、前記振動子に発生する振動の振
幅よりも小さいことを特徴とする。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5に記載さ
れた振動アクチュエータにおいて、前記中心線平均粗さ
は、前記摺動材との接触部を形成する面内における各方
向に応じてそれぞれ異なる値を有し、前記中心線平均粗
さが最大となる方向に関する値が、0.1μm以上0.
9μm以下であることを特徴とする。
れた振動アクチュエータにおいて、前記中心線平均粗さ
は、前記摺動材との接触部を形成する面内における各方
向に応じてそれぞれ異なる値を有し、前記中心線平均粗
さが最大となる方向に関する値が、0.1μm以上0.
9μm以下であることを特徴とする。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1から請求
項6までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記振動子は、直方体状に形成され、縦振
動と屈曲振動とを発生させるとともに、前記摺動材は、
前記振動子のうちの前記屈曲振動の腹の位置に設けられ
ていることを特徴とする。
項6までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記振動子は、直方体状に形成され、縦振
動と屈曲振動とを発生させるとともに、前記摺動材は、
前記振動子のうちの前記屈曲振動の腹の位置に設けられ
ていることを特徴とする。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項1から請求
項6までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記振動子は、略円柱状に形成され、縦振
動とねじり振動とを発生させるとともに、前記摺動材
は、前記振動子および前記相対運動部材のそれぞれの接
触部のうちのいずれか一方に装着されることを特徴とす
る。
項6までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記振動子は、略円柱状に形成され、縦振
動とねじり振動とを発生させるとともに、前記摺動材
は、前記振動子および前記相対運動部材のそれぞれの接
触部のうちのいずれか一方に装着されることを特徴とす
る。
【0022】請求項9記載に発明は、請求項1から請求
項6までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記振動子は、略円環状に形成され、進行
性振動波を発生させるとともに、前記摺動材は、前記振
動子および前記相対運動部材のそれぞれの接触部のうち
のいずれか一方に装着されることを特徴とする。
項6までのいずれか1項に記載された振動アクチュエー
タにおいて、前記振動子は、略円環状に形成され、進行
性振動波を発生させるとともに、前記摺動材は、前記振
動子および前記相対運動部材のそれぞれの接触部のうち
のいずれか一方に装着されることを特徴とする。
【0023】
(第1実施形態)以下、本発明の実施形態を添付図面を
参照しながら詳細に説明する。なお、以降の各実施形態
の説明は、振動アクチュエータとして超音波の振動域を
利用する超音波アクチュエータを例にとって行う。
参照しながら詳細に説明する。なお、以降の各実施形態
の説明は、振動アクチュエータとして超音波の振動域を
利用する超音波アクチュエータを例にとって行う。
【0024】図1は、本発明にかかる振動アクチュエー
タの第1実施形態を示す説明図である。図1(A)は、
超音波アクチュエータ11を示す平面図、図1(B)は
正面図及び側面図、図1(C)は下面図である。本実施
形態の超音波アクチュエータ11は、直方体状(ここで
は矩形平板状)の弾性体12と、弾性体12と加圧接触
する相対運動部材17とを備える。弾性体12は、本実
施形態ではステンレス鋼からなる。弾性体12の材料と
してはこれに限らず、アルミニウム合金等の金属材料や
プラスチック材料等の樹脂材料を用いることもできる。
タの第1実施形態を示す説明図である。図1(A)は、
超音波アクチュエータ11を示す平面図、図1(B)は
正面図及び側面図、図1(C)は下面図である。本実施
形態の超音波アクチュエータ11は、直方体状(ここで
は矩形平板状)の弾性体12と、弾性体12と加圧接触
する相対運動部材17とを備える。弾性体12は、本実
施形態ではステンレス鋼からなる。弾性体12の材料と
してはこれに限らず、アルミニウム合金等の金属材料や
プラスチック材料等の樹脂材料を用いることもできる。
【0025】弾性体12の一方の平面には圧電体13が
装着される。圧電体13は、電気エネルギを機械的変位
に変換する電気機械変換素子として機能する。本実施形
態では、4枚の圧電体13a、13b、13c、13d
から構成される。なお、4枚の圧電体13a、13b、
13c、13dを装着する代わりに、これら4枚分の領
域を有する1枚の圧電体を装着し、この圧電体上に電気
的に独立した4枚の電極板を配置してもよい。このと
き、各電極板の大きさが、前述の4枚の圧電体を装着す
る場合の1枚分の圧電体の大きさとなるようにすればよ
い。
装着される。圧電体13は、電気エネルギを機械的変位
に変換する電気機械変換素子として機能する。本実施形
態では、4枚の圧電体13a、13b、13c、13d
から構成される。なお、4枚の圧電体13a、13b、
13c、13dを装着する代わりに、これら4枚分の領
域を有する1枚の圧電体を装着し、この圧電体上に電気
的に独立した4枚の電極板を配置してもよい。このと
き、各電極板の大きさが、前述の4枚の圧電体を装着す
る場合の1枚分の圧電体の大きさとなるようにすればよ
い。
【0026】圧電体13のうち、弾性体12の長手方向
の内部側に装着される2枚の圧電体13a、13bは、
弾性体12に振動を起こして駆動力を発生させるための
駆動用圧電体である。これらの圧電体13a、13bに
は、互いに電気的に位相が90度異なる交流電圧が印加
される。
の内部側に装着される2枚の圧電体13a、13bは、
弾性体12に振動を起こして駆動力を発生させるための
駆動用圧電体である。これらの圧電体13a、13bに
は、互いに電気的に位相が90度異なる交流電圧が印加
される。
【0027】弾性体12の長手方向の両端部側には、弾
性体12に発生する振動の状態を検出するための振動検
出用圧電体13c、13dが装着される。振動検出用圧
電体13c、13dは、いずれも、後述する図2に示す
制御回路に接続される。
性体12に発生する振動の状態を検出するための振動検
出用圧電体13c、13dが装着される。振動検出用圧
電体13c、13dは、いずれも、後述する図2に示す
制御回路に接続される。
【0028】弾性体12の他方の平面であって、弾性体
12に発生する4次の屈曲振動の2つの腹となる位置に
は、突起状に駆動力取出部12a、12bが形成され
る。これらの駆動力取出部12a、12bは、弾性体1
2の前記他方の平面の短辺方向の全長にわたって直方体
状に形成されている。なお、本実施形態では、駆動力取
出部12a、12bは突起状に形成したが、突起状に形
成せずに弾性体12の平面と同一面となるように形成し
てもよい。
12に発生する4次の屈曲振動の2つの腹となる位置に
は、突起状に駆動力取出部12a、12bが形成され
る。これらの駆動力取出部12a、12bは、弾性体1
2の前記他方の平面の短辺方向の全長にわたって直方体
状に形成されている。なお、本実施形態では、駆動力取
出部12a、12bは突起状に形成したが、突起状に形
成せずに弾性体12の平面と同一面となるように形成し
てもよい。
【0029】本実施形態では、突起状に形成された駆動
力取出部12a、12bそれぞれの端面のうちの長手方
向の両端部側には、相対運動部材17との摺動抵抗を低
減するため、矩形で薄板状の摺動材14a、14b、1
4c、14dが、例えばエポキシ系接着剤により貼付さ
れている。
力取出部12a、12bそれぞれの端面のうちの長手方
向の両端部側には、相対運動部材17との摺動抵抗を低
減するため、矩形で薄板状の摺動材14a、14b、1
4c、14dが、例えばエポキシ系接着剤により貼付さ
れている。
【0030】本実施形態では、摺動材14a〜14dを
構成する材料として、ポリエーテルニトリルをマトリッ
クスとする樹脂に、フッ素樹脂の一種であるポリテトラ
フルオロエチレンと、カーボンファイバーとが混入され
た材料(商品名:ID300TM750:出光マテリア
ル( 株) 製)を用いた。
構成する材料として、ポリエーテルニトリルをマトリッ
クスとする樹脂に、フッ素樹脂の一種であるポリテトラ
フルオロエチレンと、カーボンファイバーとが混入され
た材料(商品名:ID300TM750:出光マテリア
ル( 株) 製)を用いた。
【0031】ポリエーテルニトリルは、結晶性の熱可塑
性樹脂であって、高い強度、優れた耐熱性及び耐摩耗性
を有する。また、良好な成形加工性を有する材料であ
る。そのため、本実施形態において、摺動材14a〜1
4dの材料として極めて望ましい特性を備える。
性樹脂であって、高い強度、優れた耐熱性及び耐摩耗性
を有する。また、良好な成形加工性を有する材料であ
る。そのため、本実施形態において、摺動材14a〜1
4dの材料として極めて望ましい特性を備える。
【0032】弾性体12は、図示しない加圧装置により
相対運動部材17へ向けて適宜加圧力Wで加圧されてい
る。また、弾性体17の裏面には、図示しないリード線
がはんだ付けされた金属箔16が接合されており、この
リード線はグランド電位に接続される。
相対運動部材17へ向けて適宜加圧力Wで加圧されてい
る。また、弾性体17の裏面には、図示しないリード線
がはんだ付けされた金属箔16が接合されており、この
リード線はグランド電位に接続される。
【0033】図2は、本実施形態の超音波アクチュエー
タ11の駆動回路を示すブロック図である。図2におい
て、発振器21から出力された駆動信号は2つに分けら
れる。一方の信号は、増幅器22を介して圧電体13a
に入力される。他方の信号は、移相器23により位相を
π/2変換されて、増幅器24を介して圧電体13bに
入力される。
タ11の駆動回路を示すブロック図である。図2におい
て、発振器21から出力された駆動信号は2つに分けら
れる。一方の信号は、増幅器22を介して圧電体13a
に入力される。他方の信号は、移相器23により位相を
π/2変換されて、増幅器24を介して圧電体13bに
入力される。
【0034】圧電体13c、圧電体13dは、検出した
振動に応じた電気信号を制御回路25に出力する。制御
回路25では、これらの信号を受けて、補正信号を発振
器21に出力する。補正信号を入力された発振器21で
は、駆動信号の補正を行って適正な信号を出力する。こ
のようにして、図2に示す駆動回路では、発振器21か
らの駆動信号が適正化される。
振動に応じた電気信号を制御回路25に出力する。制御
回路25では、これらの信号を受けて、補正信号を発振
器21に出力する。補正信号を入力された発振器21で
は、駆動信号の補正を行って適正な信号を出力する。こ
のようにして、図2に示す駆動回路では、発振器21か
らの駆動信号が適正化される。
【0035】このような駆動回路により、圧電体13
a、13bに電気的に位相が90度異なる交流電圧を印
加することにより、弾性体12の突起部12a、12b
の端面に楕円運動が発生する。発生した楕円運動によ
り、弾性体12と相対運動部材17との間で相対運動が
発生する。
a、13bに電気的に位相が90度異なる交流電圧を印
加することにより、弾性体12の突起部12a、12b
の端面に楕円運動が発生する。発生した楕円運動によ
り、弾性体12と相対運動部材17との間で相対運動が
発生する。
【0036】本実施形態では、摺動材14a〜14d
を、ポリエーテルニトリルをマトリックスとする樹脂
に、ポリテトラフルオロエチレン及びカーボンファイバ
ーを混入した材料により構成したため、以下に列記する
効果が得られる。
を、ポリエーテルニトリルをマトリックスとする樹脂
に、ポリテトラフルオロエチレン及びカーボンファイバ
ーを混入した材料により構成したため、以下に列記する
効果が得られる。
【0037】(1) 摩耗粉の生成が少なく、真空中や
電子ビームを照射された状況等においてもガスの放出が
少ない。 (2) 弾性体12の駆動力取出部12a、12bや相
対運動部材17の摺動面を摩滅させることがなく摺動材
自体も摩滅しない。そのため、駆動初期における駆動制
御が容易となり、また摩耗粉の発生が極めて少ない。 (3) 弾性体12や相対運動部材17の摺動面の摩滅
によって摺動面に生じる凹凸が低減され、振動アクチュ
エータ1が長寿命化する。 (4) 摺動材14a〜14dの摩耗量が低減されると
ともに、摺動材14a〜14d自体が弾性体12の振動
を吸収する量が抑制され、駆動力が低下しない。さら
に、摺動材14a〜14dの摩耗粉が相手側の部材に付
着する現象も生じないため、振動アクチュエータの停止
が発生しない。
電子ビームを照射された状況等においてもガスの放出が
少ない。 (2) 弾性体12の駆動力取出部12a、12bや相
対運動部材17の摺動面を摩滅させることがなく摺動材
自体も摩滅しない。そのため、駆動初期における駆動制
御が容易となり、また摩耗粉の発生が極めて少ない。 (3) 弾性体12や相対運動部材17の摺動面の摩滅
によって摺動面に生じる凹凸が低減され、振動アクチュ
エータ1が長寿命化する。 (4) 摺動材14a〜14dの摩耗量が低減されると
ともに、摺動材14a〜14d自体が弾性体12の振動
を吸収する量が抑制され、駆動力が低下しない。さら
に、摺動材14a〜14dの摩耗粉が相手側の部材に付
着する現象も生じないため、振動アクチュエータの停止
が発生しない。
【0038】ポリエーテルニトリルをマトリックスとす
る樹脂に加えられるポリテトラフルオロエチレン及びカ
ーボンファイバーの含有量は、ポリテトラフルオロエチ
レンでは10重量%以上20重量%以下、カーボンファ
イバーでは15重量%以上40重量%以下が望ましい。
この範囲を下回ると摺動性が不足し、一方、この範囲を
上回るとポリエーテルニトリルをマトリックスとする樹
脂の特性が薄れるおそれがあるからである。また、ポリ
テトラフルオロエチレンの場合、この範囲を上回ると、
相手接触面に転写して相手接触面と凝着が起こり、駆動
が停止するおそれがあるからである。
る樹脂に加えられるポリテトラフルオロエチレン及びカ
ーボンファイバーの含有量は、ポリテトラフルオロエチ
レンでは10重量%以上20重量%以下、カーボンファ
イバーでは15重量%以上40重量%以下が望ましい。
この範囲を下回ると摺動性が不足し、一方、この範囲を
上回るとポリエーテルニトリルをマトリックスとする樹
脂の特性が薄れるおそれがあるからである。また、ポリ
テトラフルオロエチレンの場合、この範囲を上回ると、
相手接触面に転写して相手接触面と凝着が起こり、駆動
が停止するおそれがあるからである。
【0039】(第2実施形態)以下、第2実施形態の超
音波アクチュエータを添付図面を参照しながら説明す
る。なお、以降の説明は、第1実施形態と相違する部分
についてだけ行い、同一の部分については同一の図中符
号を付すことにより重複する説明を省略する。図3〜図
6は、それぞれ、本発明にかかる振動アクチュエータの
第2実施形態を示す説明図である。図3(A)、図4
(A)及び図5(A)は平面図、図3(B)、図4
(B)、図5(B)、図6(A)及び図6(B)は正面
図、図3(C)、図4(C)及び図5(C)は底面図、
図3(D)、図4(D)、図5(D)、図6(C)及び
図6(D)は側面図である。
音波アクチュエータを添付図面を参照しながら説明す
る。なお、以降の説明は、第1実施形態と相違する部分
についてだけ行い、同一の部分については同一の図中符
号を付すことにより重複する説明を省略する。図3〜図
6は、それぞれ、本発明にかかる振動アクチュエータの
第2実施形態を示す説明図である。図3(A)、図4
(A)及び図5(A)は平面図、図3(B)、図4
(B)、図5(B)、図6(A)及び図6(B)は正面
図、図3(C)、図4(C)及び図5(C)は底面図、
図3(D)、図4(D)、図5(D)、図6(C)及び
図6(D)は側面図である。
【0040】第1実施形態の超音波アクチュエータ11
では、突起状に形成された駆動力取出部12a、12b
の端面のうちの長手方向の両端側に、矩形薄板状の摺動
材17a〜17dを装着したが、図3〜図6に示す第2
実施形態は、この摺動材を装着する態様を変更したもの
である。
では、突起状に形成された駆動力取出部12a、12b
の端面のうちの長手方向の両端側に、矩形薄板状の摺動
材17a〜17dを装着したが、図3〜図6に示す第2
実施形態は、この摺動材を装着する態様を変更したもの
である。
【0041】すなわち、図3に示す超音波アクチュエー
タ11−1では、駆動力取出部12a、12bの端面の
うちの中央部に矩形の平面形状の摺動材18a、18b
を貼付する。図1に示す超音波アクチュエータ1に比較
すると、摺動材18a、18bの面圧が上昇し、駆動力
が向上する。
タ11−1では、駆動力取出部12a、12bの端面の
うちの中央部に矩形の平面形状の摺動材18a、18b
を貼付する。図1に示す超音波アクチュエータ1に比較
すると、摺動材18a、18bの面圧が上昇し、駆動力
が向上する。
【0042】図4に示す超音波アクチュエータ11−2
では、駆動力取出部12a、12bを突起状に形成せず
に平面とし、弾性体12の平面の短辺方向の中央部に直
接、矩形の平面形状の摺動材18a、18bを貼付す
る。図1に示す超音波アクチュエータ1に比較すると、
駆動力取出部12a、12bを形成しないため、加工工
数の増加を抑制できる。
では、駆動力取出部12a、12bを突起状に形成せず
に平面とし、弾性体12の平面の短辺方向の中央部に直
接、矩形の平面形状の摺動材18a、18bを貼付す
る。図1に示す超音波アクチュエータ1に比較すると、
駆動力取出部12a、12bを形成しないため、加工工
数の増加を抑制できる。
【0043】図5に示す超音波アクチュエータ11−3
では、駆動力取出部12a、12bを突起状には形成せ
ずに平面とし、弾性体12の平面の短幅方向の両端部に
直接、矩形の平面形状の摺動材19a、19b、19
c、19dを貼付する。図1に示す超音波アクチュエー
タ1に比較すると、駆動力取出部12a、12bを形成
しないため、加工工数の増加を抑制できる。また、弾性
体12と相対運動部材17とを安定して接触させること
ができる。
では、駆動力取出部12a、12bを突起状には形成せ
ずに平面とし、弾性体12の平面の短幅方向の両端部に
直接、矩形の平面形状の摺動材19a、19b、19
c、19dを貼付する。図1に示す超音波アクチュエー
タ1に比較すると、駆動力取出部12a、12bを形成
しないため、加工工数の増加を抑制できる。また、弾性
体12と相対運動部材17とを安定して接触させること
ができる。
【0044】図6は、第2実施形態の変更例を示す図で
ある。図6(A)は加工前の状態を示す正面図であり、
図6(C)はその側面図である。また、図6(B)は加
工後の状態を示す正面図であり、図6(D)はその側面
図である。図6(B)に示す超音波アクチュエータ11
−4は、平板状の摺動材20が弾性体12の裏面側(圧
電体が設置されていない側)に貼付されている。そし
て、駆動力取出部20a、20bを摺動材20により一
体的に形成してある。この変更例によれば、弾性体12
の平面の精度不足を摺動材20を貼付することで補うこ
とができる。なお、駆動力取出部20a〜20dは、図
6(D)に示すように、弾性体12の幅方向の中央部に
1ヵ所、又は両端部側2ヵ所に貼付することができる。
ある。図6(A)は加工前の状態を示す正面図であり、
図6(C)はその側面図である。また、図6(B)は加
工後の状態を示す正面図であり、図6(D)はその側面
図である。図6(B)に示す超音波アクチュエータ11
−4は、平板状の摺動材20が弾性体12の裏面側(圧
電体が設置されていない側)に貼付されている。そし
て、駆動力取出部20a、20bを摺動材20により一
体的に形成してある。この変更例によれば、弾性体12
の平面の精度不足を摺動材20を貼付することで補うこ
とができる。なお、駆動力取出部20a〜20dは、図
6(D)に示すように、弾性体12の幅方向の中央部に
1ヵ所、又は両端部側2ヵ所に貼付することができる。
【0045】これらの変更例は、超音波アクチュエータ
に求めるトルク、起動推進力等の性能、設置環境、相対
運動部材の形状さらには設置スペース等に応じて適宜選
択して、用いることができる。
に求めるトルク、起動推進力等の性能、設置環境、相対
運動部材の形状さらには設置スペース等に応じて適宜選
択して、用いることができる。
【0046】(第3実施形態)図7は、第3実施形態の
超音波アクチュエータ31の構成を示す斜視図である。
図8は、図7の超音波アクチュエータの側面の拡大図で
ある。本実施形態で用いる超音波アクチュエータ31
は、円環型(リング型)の振動子を有する進行波型超音
波アクチュエータである。この超音波アクチュエータ3
1は、端面の円周方向に櫛歯状に多数の突起32aが設
けられた円環状の振動子32と、突起32aの端面を介
して振動子32に加圧接触する円環状の相対運動部材3
3とを備える。
超音波アクチュエータ31の構成を示す斜視図である。
図8は、図7の超音波アクチュエータの側面の拡大図で
ある。本実施形態で用いる超音波アクチュエータ31
は、円環型(リング型)の振動子を有する進行波型超音
波アクチュエータである。この超音波アクチュエータ3
1は、端面の円周方向に櫛歯状に多数の突起32aが設
けられた円環状の振動子32と、突起32aの端面を介
して振動子32に加圧接触する円環状の相対運動部材3
3とを備える。
【0047】振動子32は、金属等の弾性材料により円
環状に形成される。この振動子の一方の平面には、断面
が矩形の溝部32bが多数設けられている。そして、こ
れらの溝部32bによって区切られることにより、断面
矩形の突起部32aが多数形成される。この突起部32
aは、突起部32aの端面に発生される楕円運動の振幅
を大きくして駆動効率の向上を図る機能を有する。ま
た、相対運動部材33との接触により発生する摩耗粉を
溝部32b内に落とし込むことにより、接触面に摩耗粉
を存在させないようにしている。
環状に形成される。この振動子の一方の平面には、断面
が矩形の溝部32bが多数設けられている。そして、こ
れらの溝部32bによって区切られることにより、断面
矩形の突起部32aが多数形成される。この突起部32
aは、突起部32aの端面に発生される楕円運動の振幅
を大きくして駆動効率の向上を図る機能を有する。ま
た、相対運動部材33との接触により発生する摩耗粉を
溝部32b内に落とし込むことにより、接触面に摩耗粉
を存在させないようにしている。
【0048】振動子32の突起部32aが形成された面
と反対側の面には、電気機械変換素子である圧電体34
が貼り付けられてれる。圧電体34は、振動子32の周
方向について例えば20°ピッチで多数に分割されてい
る。そして、互いに隣接する圧電体同士が逆向きにポー
リング(永久分極)されている。
と反対側の面には、電気機械変換素子である圧電体34
が貼り付けられてれる。圧電体34は、振動子32の周
方向について例えば20°ピッチで多数に分割されてい
る。そして、互いに隣接する圧電体同士が逆向きにポー
リング(永久分極)されている。
【0049】一方の向きにポーリングされている圧電体
34a群にフレキシブル基板36を介して正弦波電圧A
を印加するとともに、他方の向きにポーリングされてい
る圧電体34b群にフレキシブル基板36を介して正弦
波電圧Aとは位相が90度異なる正弦波電圧Bを印加す
ると、振動子32の突起部32a形成面には、一方向に
伝搬する進行波が発生する。
34a群にフレキシブル基板36を介して正弦波電圧A
を印加するとともに、他方の向きにポーリングされてい
る圧電体34b群にフレキシブル基板36を介して正弦
波電圧Aとは位相が90度異なる正弦波電圧Bを印加す
ると、振動子32の突起部32a形成面には、一方向に
伝搬する進行波が発生する。
【0050】本実施形態では、相対運動部材33の弾性
体32との接触面に、第1実施形態と同様にポリエーテ
ルニトリルをマトリックスとする樹脂により構成される
円環状の摺動材35が装着される。圧電体群34a及び
圧電体群34bに駆動電圧を印加することにより振動子
32に発生する進行波は、摺動材35を介して相対運動
部材33に伝搬される。これにより、振動子32と相対
運動部材33との間に相対運動が発生する。なお、本実
施形態では、弾性体32は、圧電体34が装着された面
側を、円環状の支持体38により固定・支持される。圧
電体34と支持体38との間には、円環状の振動吸収材
37が配置されている。本実施形態の超音波アクチュエ
ータ31においても、摺動材35を、ポリエーテルニト
リルをマトリックスとする樹脂により構成しているた
め、第1実施形態と全く同様の効果が得られる。
体32との接触面に、第1実施形態と同様にポリエーテ
ルニトリルをマトリックスとする樹脂により構成される
円環状の摺動材35が装着される。圧電体群34a及び
圧電体群34bに駆動電圧を印加することにより振動子
32に発生する進行波は、摺動材35を介して相対運動
部材33に伝搬される。これにより、振動子32と相対
運動部材33との間に相対運動が発生する。なお、本実
施形態では、弾性体32は、圧電体34が装着された面
側を、円環状の支持体38により固定・支持される。圧
電体34と支持体38との間には、円環状の振動吸収材
37が配置されている。本実施形態の超音波アクチュエ
ータ31においても、摺動材35を、ポリエーテルニト
リルをマトリックスとする樹脂により構成しているた
め、第1実施形態と全く同様の効果が得られる。
【0051】(第4実施形態)図9は、第4実施形態の
超音波アクチュエータ41の構成を示す縦断面図であ
る。本実施形態の超音波アクチュエータ41は、ねじり
振動と縦振動を発生する振動子42を有する。
超音波アクチュエータ41の構成を示す縦断面図であ
る。本実施形態の超音波アクチュエータ41は、ねじり
振動と縦振動を発生する振動子42を有する。
【0052】図9に示すように、超音波アクチュエータ
41は、円筒状の振動子42と、この振動子42に接触
する相対運動部材である円筒状の移動子43とを有す
る。さらに、振動子42を固定するとともに移動子43
を回転自在に支持する固定軸44と、移動子43を振動
子42に向けて加圧する加圧機構45と備える。以下、
これらの構成要素を順次説明する。
41は、円筒状の振動子42と、この振動子42に接触
する相対運動部材である円筒状の移動子43とを有す
る。さらに、振動子42を固定するとともに移動子43
を回転自在に支持する固定軸44と、移動子43を振動
子42に向けて加圧する加圧機構45と備える。以下、
これらの構成要素を順次説明する。
【0053】固定軸44は棒状の軸であり、一端は固定
面46に固定される。固定軸44の中間部には、後述す
る締付け用ボルト50a〜50dが貫通するための貫通
孔44a〜44dが、固定軸44の中心軸と直交する方
向に形成される。また、固定軸44の他端にはねじ部4
4eが形成される。
面46に固定される。固定軸44の中間部には、後述す
る締付け用ボルト50a〜50dが貫通するための貫通
孔44a〜44dが、固定軸44の中心軸と直交する方
向に形成される。また、固定軸44の他端にはねじ部4
4eが形成される。
【0054】振動子42は、固定軸44を収容し得る中
空部を有する。また、振動子42は、弾性材料からなる
円筒体を、中心軸を含む平面で縦に2分割することによ
り得られる半円筒体47a、47bを、再び円筒形状に
組み合わせた弾性体47と、半円筒体47a、47bの
分割面に挟持される電気機械変換素子である圧電体(図
示しない)とにより構成される。
空部を有する。また、振動子42は、弾性材料からなる
円筒体を、中心軸を含む平面で縦に2分割することによ
り得られる半円筒体47a、47bを、再び円筒形状に
組み合わせた弾性体47と、半円筒体47a、47bの
分割面に挟持される電気機械変換素子である圧電体(図
示しない)とにより構成される。
【0055】弾性体47の側面には、環状に溝部が形成
されることにより、小径部48a、48b、48cが形
成されている。そして、これらの小径部48a〜48c
に区切られることにより、大径部48A、48B、48
C、48Dが形成される。小径部48a〜48cは、弾
性体47に発生する縦振動及びねじり振動それぞれの共
振周波数を一致またはほぼ一致させるために形成され
る。さらに、大径部48A〜48Dそれぞれの弾性体中
心軸方向略中央部には、貫通孔49a〜49dが形成さ
れる。
されることにより、小径部48a、48b、48cが形
成されている。そして、これらの小径部48a〜48c
に区切られることにより、大径部48A、48B、48
C、48Dが形成される。小径部48a〜48cは、弾
性体47に発生する縦振動及びねじり振動それぞれの共
振周波数を一致またはほぼ一致させるために形成され
る。さらに、大径部48A〜48Dそれぞれの弾性体中
心軸方向略中央部には、貫通孔49a〜49dが形成さ
れる。
【0056】振動子42の組立ては、例えば、以下のよ
うに行われる。まず、固定軸44を中空部に収容した状
態で半円筒体47a、47bを組み合わる。そして、半
円筒体47a、47bの2つの接触面に、後述する配置
で圧電体を装着する。この後、締付け用ボルト50a〜
50dそれぞれを、貫通孔49a〜49d及び貫通孔4
4a〜44dを貫通させ、ナット51a〜51dをネジ
止めする。
うに行われる。まず、固定軸44を中空部に収容した状
態で半円筒体47a、47bを組み合わる。そして、半
円筒体47a、47bの2つの接触面に、後述する配置
で圧電体を装着する。この後、締付け用ボルト50a〜
50dそれぞれを、貫通孔49a〜49d及び貫通孔4
4a〜44dを貫通させ、ナット51a〜51dをネジ
止めする。
【0057】弾性体47の小径部48b及び、固定軸4
4には、支持用ピン52が貫通するための貫通孔90が
設けられている。この貫通孔90に支持用ピン52を貫
通させることで、弾性体47が固定軸44に固定・保持
される。
4には、支持用ピン52が貫通するための貫通孔90が
設けられている。この貫通孔90に支持用ピン52を貫
通させることで、弾性体47が固定軸44に固定・保持
される。
【0058】圧電体は、半円筒体47a、47bの2つ
の分割面に装着される。圧電体は、弾性体に、軸方向に
関するねじり振動を発生するためのねじり振動発生用圧
電体と、軸方向へ伸縮する縦振動を発生するための縦振
動発生用圧電体との2種類に大別される。ねじり振動発
生用圧電体は、弾性体の軸方向の両端面側の2か所(発
生するねじり振動の節位置)に配置される。縦振動発生
用圧電体は、弾性体軸方向の中央部の1か所(発生する
縦振動の節位置)に配置される。ねじり振動発生用圧電
体は、弾性体の軸方向に関する剪断変位を発生する圧電
体であり、2つの分割面で互いに逆方向に変位するよう
に配置される。一方、縦振動発生用圧電体は、弾性体軸
方向についての変位を発生する圧電体であり、互いに同
方向に変位するように配置される。
の分割面に装着される。圧電体は、弾性体に、軸方向に
関するねじり振動を発生するためのねじり振動発生用圧
電体と、軸方向へ伸縮する縦振動を発生するための縦振
動発生用圧電体との2種類に大別される。ねじり振動発
生用圧電体は、弾性体の軸方向の両端面側の2か所(発
生するねじり振動の節位置)に配置される。縦振動発生
用圧電体は、弾性体軸方向の中央部の1か所(発生する
縦振動の節位置)に配置される。ねじり振動発生用圧電
体は、弾性体の軸方向に関する剪断変位を発生する圧電
体であり、2つの分割面で互いに逆方向に変位するよう
に配置される。一方、縦振動発生用圧電体は、弾性体軸
方向についての変位を発生する圧電体であり、互いに同
方向に変位するように配置される。
【0059】ねじり振動発生用圧電体に正弦波電圧Aを
印加するとともに、縦振動発生用圧電体に正弦波電圧A
とは位相が90度異なる正弦波電圧Bを印加すると、二
つの振動は同時に発生し(縮退)、振動子の駆動面Dに
はこれらの振動の合成である楕円運動が発生する。
印加するとともに、縦振動発生用圧電体に正弦波電圧A
とは位相が90度異なる正弦波電圧Bを印加すると、二
つの振動は同時に発生し(縮退)、振動子の駆動面Dに
はこれらの振動の合成である楕円運動が発生する。
【0060】相対運動部材である移動子43は、円筒状
の部材である。そして、一方の端面の内周部には環状の
溝部43aが形成されており、この溝部43aにボール
ベアリング53が嵌め込まれて固定される。
の部材である。そして、一方の端面の内周部には環状の
溝部43aが形成されており、この溝部43aにボール
ベアリング53が嵌め込まれて固定される。
【0061】移動子43の他方の端面には、環状の摺動
材54が接着により装着される。この摺動材54は、前
述した第1実施形態〜第3実施形態と全く同様に、ポリ
エーテルニトリルをマトリックスとする樹脂により構成
される。移動子43は、固定軸44にボールベアリング
53を介して装着されており、固定軸44に対して回動
自在に支持される。このようにして、移動子43の他方
の平面に接着された摺動材54が振動子42の駆動面D
に接触する。
材54が接着により装着される。この摺動材54は、前
述した第1実施形態〜第3実施形態と全く同様に、ポリ
エーテルニトリルをマトリックスとする樹脂により構成
される。移動子43は、固定軸44にボールベアリング
53を介して装着されており、固定軸44に対して回動
自在に支持される。このようにして、移動子43の他方
の平面に接着された摺動材54が振動子42の駆動面D
に接触する。
【0062】ボールベアリング53における、振動子4
2と反対側の面には、移動子43を振動子42に向けて
加圧する加圧機構45が設置される。この加圧機構45
は、固定軸44に装着された、外向きのフランジを有
し、円柱状に形成された加圧力伝達部材55と、加圧力
伝達部材55の端部側に装着される加圧用バネ56と、
固定軸44のネジ部44eにネジ止めされた加圧用ナッ
ト57とにより構成される。ボールベアリング53は弾
性体47側へ向けて加圧され、これにより、移動子43
が弾性体47に加圧接触する。本実施形態の振動アクチ
ュエータ41は、以上のように構成される。
2と反対側の面には、移動子43を振動子42に向けて
加圧する加圧機構45が設置される。この加圧機構45
は、固定軸44に装着された、外向きのフランジを有
し、円柱状に形成された加圧力伝達部材55と、加圧力
伝達部材55の端部側に装着される加圧用バネ56と、
固定軸44のネジ部44eにネジ止めされた加圧用ナッ
ト57とにより構成される。ボールベアリング53は弾
性体47側へ向けて加圧され、これにより、移動子43
が弾性体47に加圧接触する。本実施形態の振動アクチ
ュエータ41は、以上のように構成される。
【0063】ここで、ねじり振動発生用圧電体に正弦波
電圧Aを印加するとともに、縦振動発生用圧電体に正弦
波電圧Bを印加すると、二つの振動は同時に発生し(縮
退)、振動子の駆動面Dにはこれらの振動の合成である
楕円運動が発生する。発生した楕円運動により、振動子
の駆動面Dに加圧接触した移動子43が一方向に回転駆
動される。
電圧Aを印加するとともに、縦振動発生用圧電体に正弦
波電圧Bを印加すると、二つの振動は同時に発生し(縮
退)、振動子の駆動面Dにはこれらの振動の合成である
楕円運動が発生する。発生した楕円運動により、振動子
の駆動面Dに加圧接触した移動子43が一方向に回転駆
動される。
【0064】本実施形態では、移動子43の振動子42
との接触面には、ポリエーテルニトリルをマトリックス
とする樹脂により構成した摺動材54が装着されてい
る。そのため、第1実施形態〜第3実施形態と全く同様
の効果を得ることができる。
との接触面には、ポリエーテルニトリルをマトリックス
とする樹脂により構成した摺動材54が装着されてい
る。そのため、第1実施形態〜第3実施形態と全く同様
の効果を得ることができる。
【0065】(変形形態)以上の各実施形態では、縦−
屈曲振動を用いたリニア駆動型の超音波アクチュエータ
(第1実施形態及び第2実施形態)、進行性振動波を用
いた円環型の超音波アクチュエータ(第3実施形態)及
び縦−ねじり振動を用いた回転駆動型の超音波アクチュ
エータ(第4実施形態)について説明した。しかし、本
発明の振動アクチュエータはこのような態様に限定され
るものではない。振動子と相対運動部材との間で摺動を
行う他の形式の振動アクチュエータにおいても、等しく
適用することができる。
屈曲振動を用いたリニア駆動型の超音波アクチュエータ
(第1実施形態及び第2実施形態)、進行性振動波を用
いた円環型の超音波アクチュエータ(第3実施形態)及
び縦−ねじり振動を用いた回転駆動型の超音波アクチュ
エータ(第4実施形態)について説明した。しかし、本
発明の振動アクチュエータはこのような態様に限定され
るものではない。振動子と相対運動部材との間で摺動を
行う他の形式の振動アクチュエータにおいても、等しく
適用することができる。
【0066】各実施形態では、超音波の振動波を利用す
る超音波アクチュエータを例にとったが、他の振動域の
振動アクチュエータについても等しく適用することがで
きる。また、各実施形態では、電気機械変換素子として
圧電体を用いたが、本発明にかかる振動アクチュエータ
はこのような態様のみに限定されるものではなく、電気
エネルギを機械的変位に変換することができるものであ
ればよい。例えば、電歪素子を用いてもよい。さらに、
ねじり振動体の振動によって相対運動部材を駆動する型
の振動アクチュエータ等についても等しく適用すること
ができる。また、第1実施形態及び第2実施形態では、
振動子に摺動材を接合し、第3実施形態及び第4実施形
態では、相対運動部材に摺動材を接合したが、いずれの
形態であってよい。
る超音波アクチュエータを例にとったが、他の振動域の
振動アクチュエータについても等しく適用することがで
きる。また、各実施形態では、電気機械変換素子として
圧電体を用いたが、本発明にかかる振動アクチュエータ
はこのような態様のみに限定されるものではなく、電気
エネルギを機械的変位に変換することができるものであ
ればよい。例えば、電歪素子を用いてもよい。さらに、
ねじり振動体の振動によって相対運動部材を駆動する型
の振動アクチュエータ等についても等しく適用すること
ができる。また、第1実施形態及び第2実施形態では、
振動子に摺動材を接合し、第3実施形態及び第4実施形
態では、相対運動部材に摺動材を接合したが、いずれの
形態であってよい。
【0067】
【実施例】さらに、本発明を実験データとともに詳細に
説明する。 (実施例1)ポリテトラフルオロエチレンを10重量
%、カーボンファイバーを30重量%含有するポリエー
テルニトリルをマトリックスとする樹脂(商品名:ID
300TM750:出光マテリアル(株)製)により、
図1に示す形状の摺動材14a〜14dを製作した。
説明する。 (実施例1)ポリテトラフルオロエチレンを10重量
%、カーボンファイバーを30重量%含有するポリエー
テルニトリルをマトリックスとする樹脂(商品名:ID
300TM750:出光マテリアル(株)製)により、
図1に示す形状の摺動材14a〜14dを製作した。
【0068】これらの摺動材14a〜14dを、ステン
レス鋼材(SUS304)から図1に示す形状に作製し
た弾性体の駆動力取出部12a、12bに、エポキシ系
接着剤により接着した。このようにして製造された超音
波アクチュエータ11の圧電体13a、13bに駆動電
圧を印加することにより、弾性体12に振動を発生さ
せ、相対運動部材である駆動面17上において駆動した
ところ、以下に列記する(1)〜(5)の効果を確認し
た。なお、相対運動部材17の摺動材との接触面は、各
方向に対してそれぞれ異なる値の中心線平均粗さを有す
る。そして、本実施例の場合、前記中心線平均粗さが最
大となる方向に関する値は、0.1μm以上0.9μm
以下の範囲に設定した。また、弾性体12に発生する振
動波の振幅は、2μmである。このように、本実施例で
は、摺動材14a〜14dが接触する相対運動部材17
の接触面の中心線平均粗さは、振動波の振幅よりも小さ
くなっている。
レス鋼材(SUS304)から図1に示す形状に作製し
た弾性体の駆動力取出部12a、12bに、エポキシ系
接着剤により接着した。このようにして製造された超音
波アクチュエータ11の圧電体13a、13bに駆動電
圧を印加することにより、弾性体12に振動を発生さ
せ、相対運動部材である駆動面17上において駆動した
ところ、以下に列記する(1)〜(5)の効果を確認し
た。なお、相対運動部材17の摺動材との接触面は、各
方向に対してそれぞれ異なる値の中心線平均粗さを有す
る。そして、本実施例の場合、前記中心線平均粗さが最
大となる方向に関する値は、0.1μm以上0.9μm
以下の範囲に設定した。また、弾性体12に発生する振
動波の振幅は、2μmである。このように、本実施例で
は、摺動材14a〜14dが接触する相対運動部材17
の接触面の中心線平均粗さは、振動波の振幅よりも小さ
くなっている。
【0069】(1) 駆動時に弾性体12及び相対運動
部材17の接触面が摩擦することにより発生する摩耗量
が極力少なく、長時間にわたって安定した性能を発揮す
ることができること。 (2) 弾性体12及び相対運動部材17が加圧接触す
ることにより発生するトルク、起動推力が大きいこと。 (3) 駆動時に騒音が発生しないこと。 (4) 駆動特性が安定していること。 (5) 駆動時に摩耗粉が接触相手側の部材に付着して
超音波アクチュエータの異常停止が発生しないこと。 以上の結果から、本実施例の超音波アクチュエータ11
は、超音波アクチュエータに要求される諸特性を満足し
ており、充分に実用に供することができるものであるこ
とがわかる。
部材17の接触面が摩擦することにより発生する摩耗量
が極力少なく、長時間にわたって安定した性能を発揮す
ることができること。 (2) 弾性体12及び相対運動部材17が加圧接触す
ることにより発生するトルク、起動推力が大きいこと。 (3) 駆動時に騒音が発生しないこと。 (4) 駆動特性が安定していること。 (5) 駆動時に摩耗粉が接触相手側の部材に付着して
超音波アクチュエータの異常停止が発生しないこと。 以上の結果から、本実施例の超音波アクチュエータ11
は、超音波アクチュエータに要求される諸特性を満足し
ており、充分に実用に供することができるものであるこ
とがわかる。
【0070】(実施例2)ステンレス鋼材(SUS30
4)により、図1に示す形状の弾性体12を製作した。
この弾性体12の駆動力取出部12a、12bの端面
に、以下に列記する材料〜により所定の形状に製作
した摺動材14a〜14dを、エポキシ系接着剤により
接着した。 [本発明例] カーボンファイバーを30重量%、ポリニトロフル
オロエチレンを10重量%含有するポリエーテルニトリ
ルをマトリックス樹脂とする材料(商品名:ID300
TM750: 出光マテリアル(株)製) なお、本実施例では、ID300 TM750の型番の
ポリエーテルニトリルを用いたが、ID300 CF1
5、ID300 CF30の型番のポリエーテルニトリ
ルを用いても全く同様の作用効果を得られる。 [比較例] 純ポリエーテルニトリル(商品名:ID300 R
F:出光マテリアル(株)製) ポリエーテルエーテルケトン100重量%(商品
名:VICTREXPEEK 450G:住友化学工業
(株)製) ポリフェニレンエーテル80重量%+ガラス繊維2
0重量%(商品名:ザイロンX5402:旭化成工業
(株)製) ポリエーテルスルホン100重量%(商品名:スミ
カエクセルPES(旧称VICTREX) 4100
G:住友化学工業(株))
4)により、図1に示す形状の弾性体12を製作した。
この弾性体12の駆動力取出部12a、12bの端面
に、以下に列記する材料〜により所定の形状に製作
した摺動材14a〜14dを、エポキシ系接着剤により
接着した。 [本発明例] カーボンファイバーを30重量%、ポリニトロフル
オロエチレンを10重量%含有するポリエーテルニトリ
ルをマトリックス樹脂とする材料(商品名:ID300
TM750: 出光マテリアル(株)製) なお、本実施例では、ID300 TM750の型番の
ポリエーテルニトリルを用いたが、ID300 CF1
5、ID300 CF30の型番のポリエーテルニトリ
ルを用いても全く同様の作用効果を得られる。 [比較例] 純ポリエーテルニトリル(商品名:ID300 R
F:出光マテリアル(株)製) ポリエーテルエーテルケトン100重量%(商品
名:VICTREXPEEK 450G:住友化学工業
(株)製) ポリフェニレンエーテル80重量%+ガラス繊維2
0重量%(商品名:ザイロンX5402:旭化成工業
(株)製) ポリエーテルスルホン100重量%(商品名:スミ
カエクセルPES(旧称VICTREX) 4100
G:住友化学工業(株))
【0071】このようにして得られた5種の超音波アク
チュエータの圧電体12に駆動電圧を印加することによ
り、弾性体12に振動を発生させて相対運動部材17上
において駆動させ、駆動開始直後及び駆動開始から10
時間経過したときにおける動摩擦係数、重量損失及び駆
動後におけるモータ効率をそれぞれ測定した。以下に試
験条件を列記する。
チュエータの圧電体12に駆動電圧を印加することによ
り、弾性体12に振動を発生させて相対運動部材17上
において駆動させ、駆動開始直後及び駆動開始から10
時間経過したときにおける動摩擦係数、重量損失及び駆
動後におけるモータ効率をそれぞれ測定した。以下に試
験条件を列記する。
【0072】[試験条件] 相手材:SUS304 面圧(加圧力):30gf/mm2 試験時間:100時間 結果を表1〜表3にまとめて示す。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】表1から、本発明例は、比較例〜に
対して、動摩擦係数の増加率が小さく、極めて安定した
性能を発揮することがわかる。表2から、本発明例
は、比較例〜に対して、重量損失が少なく、真空中
でのガスの放出が少ないことがわかる。さらに、表3か
ら、本発明例は、比較例〜に対して、10時間経
過後のモータ効率が高く、優れた性能を奏することがわ
かる。
対して、動摩擦係数の増加率が小さく、極めて安定した
性能を発揮することがわかる。表2から、本発明例
は、比較例〜に対して、重量損失が少なく、真空中
でのガスの放出が少ないことがわかる。さらに、表3か
ら、本発明例は、比較例〜に対して、10時間経
過後のモータ効率が高く、優れた性能を奏することがわ
かる。
【0077】なお、カーボンファイバーを15重量%以
上40重量%以下、ポリテトラフルオロエチレンを10
重量%以上20重量%以下含有する範囲について、全く
同様の確認実験を行ったところ、表1〜表3の試料と
略同等の実験結果が得られた。また、本発明例は10
時間経過後における摩耗の深さが小さく、極めて優れた
耐摩耗性を有していた。
上40重量%以下、ポリテトラフルオロエチレンを10
重量%以上20重量%以下含有する範囲について、全く
同様の確認実験を行ったところ、表1〜表3の試料と
略同等の実験結果が得られた。また、本発明例は10
時間経過後における摩耗の深さが小さく、極めて優れた
耐摩耗性を有していた。
【0078】(実施例3)ステンレス鋼材(SUS30
4)により、図1に示す形状の弾性体12を製作した。
この弾性体12の駆動力取出部12a、12bの端面
に、カーボンファイバーを30重量%、ポリニトロフル
オロエチレンを10重量%含有するポリエーテルニトリ
ルをマトリックス樹脂とする材料(商品名:ID300
TM750: 出光マテリアル(株)製)により所定
の形状に製作した摺動材14a〜14dを、エポキシ系
接着剤により接着した。
4)により、図1に示す形状の弾性体12を製作した。
この弾性体12の駆動力取出部12a、12bの端面
に、カーボンファイバーを30重量%、ポリニトロフル
オロエチレンを10重量%含有するポリエーテルニトリ
ルをマトリックス樹脂とする材料(商品名:ID300
TM750: 出光マテリアル(株)製)により所定
の形状に製作した摺動材14a〜14dを、エポキシ系
接着剤により接着した。
【0079】ここで、弾性体12が接触する相対運動部
材17の接触面の中心線平均粗さRa を0.005、
0.01、0.1、0.5及び1.0と5つの水準で変
化させた。これらの5水準の試料について、連続駆動開
始から摩耗粉が接触相手側の部材に付着して超音波アク
チュエータが停止するまでの時間を測定した。測定結果
を表4にまとめて示す。
材17の接触面の中心線平均粗さRa を0.005、
0.01、0.1、0.5及び1.0と5つの水準で変
化させた。これらの5水準の試料について、連続駆動開
始から摩耗粉が接触相手側の部材に付着して超音波アク
チュエータが停止するまでの時間を測定した。測定結果
を表4にまとめて示す。
【0080】
【表4】
【0081】また、SUS304からなる弾性体に摺動
材が付着した様子を、顕微赤外分光分析により調査し
た。その際、各駆動面の摩擦材との接触点を各10点ず
つランダムに調査した。結果を表5にまとめて示す。
材が付着した様子を、顕微赤外分光分析により調査し
た。その際、各駆動面の摩擦材との接触点を各10点ず
つランダムに調査した。結果を表5にまとめて示す。
【0082】
【表5】
【0083】表5に示すように、樹脂成分のピークが検
出された割合は、中心線平均粗さRa:0.1〜0.5
において0であることがわかる。このことから、第1実
施例の結果と併せ、摺動材が接触する相手材の接触面に
おける中心線平均粗さRaは0.1μm以上0.9μm
以下が望ましいことがわかる。
出された割合は、中心線平均粗さRa:0.1〜0.5
において0であることがわかる。このことから、第1実
施例の結果と併せ、摺動材が接触する相手材の接触面に
おける中心線平均粗さRaは0.1μm以上0.9μm
以下が望ましいことがわかる。
【図1】本発明にかかる振動アクチュエータの第1実施
形態である超音波アクチュエータを示す説明図である。
図1(A)は平面図,図1(B)は正面図及び側面図,
図1(C)は下面図である。
形態である超音波アクチュエータを示す説明図である。
図1(A)は平面図,図1(B)は正面図及び側面図,
図1(C)は下面図である。
【図2】第1実施形態の超音波アクチュエータの駆動回
路を示すブロック図である。
路を示すブロック図である。
【図3】本発明にかかる振動アクチュエータの第2実施
形態を示す説明図である。図3(A)は平面図,図3
(B)は正面図,図3(C)は底面図,図3(D)は側
面図である。
形態を示す説明図である。図3(A)は平面図,図3
(B)は正面図,図3(C)は底面図,図3(D)は側
面図である。
【図4】本発明にかかる振動アクチュエータの第2実施
形態を示す説明図である。図4(A)は平面図,図4
(B)は正面図,図4(C)は底面図,図4(D)は側
面図である。
形態を示す説明図である。図4(A)は平面図,図4
(B)は正面図,図4(C)は底面図,図4(D)は側
面図である。
【図5】本発明にかかる振動アクチュエータの第2実施
形態を示す説明図である。図5(A)は平面図,図5
(B)は正面図,図5(C)は底面図,図5(D)は側
面図である。
形態を示す説明図である。図5(A)は平面図,図5
(B)は正面図,図5(C)は底面図,図5(D)は側
面図である。
【図6】本発明に係る振動アクチュエータの第2実施形
態を示す説明図である。図6(A)は加工前の状態を示
す正面図,図6(C)はその側面図である。また、図6
(B)は加工後の状態を示す正面図であり、図6(D)
はその側面図である。
態を示す説明図である。図6(A)は加工前の状態を示
す正面図,図6(C)はその側面図である。また、図6
(B)は加工後の状態を示す正面図であり、図6(D)
はその側面図である。
【図7】第3実施形態の超音波アクチュエータの構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図8】第3実施形態の超音波アクチュエータの側面の
拡大図である。
拡大図である。
【図9】第4実施形態の超音波アクチュエータの構成を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図10】従来の振動アクチュエータの構成を示す説明
図である。図10(A)は上面図,図10(B)は正面
図,図10(C)は底面図,図10(D)は右側面図で
ある。
図である。図10(A)は上面図,図10(B)は正面
図,図10(C)は底面図,図10(D)は右側面図で
ある。
11 超音波アクチュエータ(振動アクチュエータ) 12 弾性体 13 圧電体(電気機械変換素子) 14 ポリエーテルニトリルをマトリックスとする樹脂
からなる摺動材 15 エポキシ系接着剤 17 相対運動部材
からなる摺動材 15 エポキシ系接着剤 17 相対運動部材
Claims (9)
- 【請求項1】 振動子と、 該振動子との間で相対運動を行う相対運動部材と、 前記振動子と前記相対運動部材との接触部に配置され、
ポリエーテルニトリルをマトリックスとする樹脂により
構成された摺動材とを有することを特徴とする振動アク
チュエータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載された振動アクチュエー
タにおいて、 前記樹脂は、カーボンファイバー及びフッ素樹脂の少な
くとも一方を含むことを特徴とする振動アクチュエー
タ。 - 【請求項3】 請求項2に記載された振動アクチュエー
タにおいて、 前記カーボンファイバーの含有量は、15重量%以上4
0重量%以下であるとともに、 前記フッ素樹脂の含有量は、10重量%以上20重量%
以下であることを特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記摺動材は、前記振動子及び前記相対運動部材のそれ
ぞれの接触部のいずれか一方に装着されることを特徴と
する振動アクチュエータ。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記相対運動部材または前記振動子は、前記摺動材と接
触してこの摺動材との間で相対運動する部分の中心線平
均粗さが、前記振動子に発生する振動の振幅よりも小さ
いことを特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項6】 請求項5に記載された振動アクチュエー
タにおいて、 前記中心線平均粗さは、前記摺動材との接触部を形成す
る面内における各方向に応じてそれぞれ異なる値を有
し、前記中心線平均粗さが最大となる方向に関する値
が、0.1μm以上0.9μm以下であることを特徴と
する振動アクチュエータ。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記振動子は、直方体状に形成され、縦振動と屈曲振動
とを発生させるとともに、 前記摺動材は、前記振動子のうちの前記屈曲振動の腹の
位置に設けられていることを特徴とする振動アクチュエ
ータ。 - 【請求項8】 請求項1から請求項6までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記振動子は、略円柱状に形成され、縦振動とねじり振
動とを発生させるとともに、 前記摺動材は、前記振動子および前記相対運動部材のそ
れぞれの接触部のうちのいずれか一方に装着されること
を特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項9】 請求項1から請求項6までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記振動子は、略円環状に形成され、進行性振動波を発
生させるとともに、 前記摺動材は、前記振動子および前記相対運動部材のそ
れぞれの接触部のうちのいずれか一方に装着されること
を特徴とする振動アクチュエータ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9066840A JPH09327185A (ja) | 1996-04-02 | 1997-03-19 | 振動アクチュエータ |
| US08/821,821 US5912525A (en) | 1996-03-21 | 1997-03-21 | Vibration actuator |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-79893 | 1996-04-02 | ||
| JP7989396 | 1996-04-02 | ||
| JP9066840A JPH09327185A (ja) | 1996-04-02 | 1997-03-19 | 振動アクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09327185A true JPH09327185A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=26408043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9066840A Pending JPH09327185A (ja) | 1996-03-21 | 1997-03-19 | 振動アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09327185A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005312264A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-04 | Olympus Corp | 振動波リニアモータ及びそれを用いたレンズ装置 |
| JP2009148136A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-02 | Toyota Industries Corp | 振動アクチュエータ |
| US20110163634A1 (en) * | 2010-01-04 | 2011-07-07 | Jae Kyung Kim | Piezoelectric actuator module |
| US20110163635A1 (en) * | 2010-01-04 | 2011-07-07 | Jae Kyung Kim | Piezoelectric actuator module |
| JP2012100482A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Canon Inc | 振動型駆動装置 |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP9066840A patent/JPH09327185A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005312264A (ja) * | 2004-04-26 | 2005-11-04 | Olympus Corp | 振動波リニアモータ及びそれを用いたレンズ装置 |
| JP2009148136A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-02 | Toyota Industries Corp | 振動アクチュエータ |
| US20110163634A1 (en) * | 2010-01-04 | 2011-07-07 | Jae Kyung Kim | Piezoelectric actuator module |
| US20110163635A1 (en) * | 2010-01-04 | 2011-07-07 | Jae Kyung Kim | Piezoelectric actuator module |
| US8324786B2 (en) * | 2010-01-04 | 2012-12-04 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Piezoelectric actuator module |
| US8476806B2 (en) * | 2010-01-04 | 2013-07-02 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Piezoelectric actuator module |
| JP2012100482A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Canon Inc | 振動型駆動装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040316 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050712 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051108 |