JPH10174292A - 高調波対策に寄与する力率改善用コンデンサ付き変電装置 - Google Patents

高調波対策に寄与する力率改善用コンデンサ付き変電装置

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JPH10174292A
JPH10174292A JP8326467A JP32646796A JPH10174292A JP H10174292 A JPH10174292 A JP H10174292A JP 8326467 A JP8326467 A JP 8326467A JP 32646796 A JP32646796 A JP 32646796A JP H10174292 A JPH10174292 A JP H10174292A
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JP
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power factor
power
circuit
voltage
command
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JP8326467A
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Hiroyuki Inoue
寛之 井上
Kenji Yamamoto
健司 山本
Ichiro Kasama
一郎 笠間
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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    • Y02E40/40Arrangements for reducing harmonics

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源系統側から流入する高調波や構内負荷か
ら発生する高調波に対する対策を実施しながら簡潔な回
路構成で安価に力率制御を行う変電装置を提供するこ
と。 【解決手段】 外部の電源系統から変圧器を介して受電
し、複数の負荷に給電するとともに各負荷ごとに力率改
善用コンデンサユニットを受電用変圧器の低圧側に設置
する変電装置において、受電点における力率を計測する
力率計測回路と、受電点における力率が所定の遅れ力率
以下のときは前記力率改善用コンデンサユニットの投入
指令を、また所定の進み力率以上のときは該力率改善用
コンデンサの開放指令を一括して各負荷の力率調整回路
に出力する力率制御回路と、各負荷ごとに、負荷に給電
される変圧器2次側の電圧を検出する電圧検出回路と、
前記力率制御回路からの指令と前記電圧検出回路により
検出された変圧器2次側電圧圧とに基づいて前記力率改
善用コンデンサユニットの投入、開放指令を出力する開
閉指令回路とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高調波対策に寄与す
る力率改善用コンデンサ付き変電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧母線に力率改善用のコンデン
サ設備を設け、受電点における力率を極力1に近づける
ようにコンデンサの入切を制御するようにした装置が広
く用いられている。このような力率改善用コンデンサ付
き装置においては、構内の負荷から流出する高調波を抑
制するために力率改善用コンデンサと直列にリアクトル
を設置する方法が取られており、高調波含有率が高い場
合には直列リアクトルの容量を力率改善用コンデンサの
容量の6%、8%、13%に増量したり、耐量を大きく
する方法が取られている。直列リアクトルを増量しても
対応できない場合は高調波吸収フィルタ(LC共振の受
動型やインバータ応用の能動型)を別途設置して対応す
る方法もあるが、この種のフィルタは高価である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、高調波抑制対策
のガイドラインも出されており、それによれば力率改善
用コンデンサ設備を小容量に細分化して各負荷用変圧器
の低圧側に設置する方法が提案されているが、この方法
はコストアップとなり、構内の変圧器(高圧/低圧)の
デルタ巻線により高圧側では相殺される第3次高調波が
低圧側では顕在化するために通常の6%の直列リアクト
ルでは第3次高調波が増大するという問題があった。ま
たこの方法は力率改善という観点から見ると、各変圧器
の2次側に個別に力率制御装置が必要になり、一括した
力率制御がやりにくいという問題がある。
【0004】本発明は、電源系統側から流入する高調波
や構内負荷から流出する高調波に対する対策を実施しな
がら簡潔な回路構成で安価に力率制御を行う変電装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、外部の電源系統から変圧器を介して受電
する変電装置において、各々が低圧スイッチを介した直
列リアクトル付きの進相コンデンサによりなる複数個の
力率改善用コンデンサユニットにより力率調整回路を構
成し、受電点における力率を計測する力率計測回路と、
受電点における力率が所定の遅れ力率以下のときは前記
力率改善用コンデンサユニットの投入指令を出力し、所
定の進み力率以上のときは該力率改善用コンデンサの開
放指令を出力する力率制御回路とを設けるとともに、各
負荷ごとに、負荷に給電される変圧器2次側電圧を検出
する電圧検出回路と、前記力率制御回路からの指令と前
記電圧検出回路により検出された変圧器2次側電圧とに
基づいて前記力率改善用コンデンサユニットの低圧スイ
ッチの開閉指令を出力する開閉指令回路とを設けた。
【0006】さらに、各負荷ごとに設ける開閉指令回路
は、(a)前記電圧検出回路により検出した変圧器2次
側電圧が所定値以下でかつ前記力率制御回路から投入指
令が出力している間は、力率調整回路を構成する複数の
改善用コンデンサユニットを所定の順序で順次遅らせて
投入していき、前記投入指令の出力が停止したときは力
率改善用コンデンサユニットの投入状態を維持し、
(b)前記電圧検出回路により検出した変圧器2次側の
電圧が前記所定値以上または前記力率制御回路から開放
指令が出力している間は、力率改善用コンデンサユニッ
トを前記変圧器2次側電圧の増加につれてまたは所定の
順序で順次遅らせて開放していき、変圧器2次側電圧が
前記所定値以下に低下するかまたは前記開放指令の出力
が停止したときは力率改善用コンデンサユニットの低圧
スイッチの開放状態をそのまま維持するように構成し
た。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は本発明による受電装置の回路構成を
示す。図示した例では2個の構内負荷に給電している場
合を示したが、負荷の数はそれ以上であってもよい。
【0009】受電装置は電源系統1から特別高圧(66
kV)で受電し、特高受電変圧器2により6kVに降圧
し、構内の低圧変圧器31、32でさらに105Vまた
は210Vに降圧してそれぞれ構内負荷101、102
に給電している。4は受電点Aにおける電圧および電流
の位相から受電点Aの力率を計測する力率計測回路、5
は力率計測回路4で計測された力率に基づいて受電点A
における力率をできるだけ1に近くなるように各負荷に
設けられた力率調整回路61、62を制御する力率制御
回路であり、構内の負荷全体の力率が遅れ力率98%以
下ならば力率改善用コンデンサの「投入指令」を出力
し、進み力率99%以上ならば力率改善用コンデンサの
「開放指令」を出力するように設定されている。次に負
荷101の力率調整回路61および負荷102の力率調
整回路62について説明するが、両回路の回路構成はま
ったく同じなので負荷101の力率調整回路61につい
てのみ説明する。
【0010】いま、構内負荷101が単相105Vまた
は210Vの照明負荷であるとすると、低圧変圧器31
は、図2(a)に示すように、高圧1次側には三相デル
タ巻線、低圧2次側には三相変則スター巻線を採用し、
力率調整回路61は、低圧変圧器31の2次側電圧を検
出する電圧検出器6aと、2次側スター巻線の各端子に
負荷101と並列に接続された3つの力率改善用コンデ
ンサユニット、すなわち(1)低圧スイッチSW1と、
直列リアクトルL1と、進相コンデンサC1とを直列に
接続して成る第1の力率改善用コンデンサユニット、
(2)低圧スイッチSW2と、直列リアクトルL2と、
進相コンデンサC2とを直列に接続して成る第2の力率
改善用コンデンサユニットと、(3)低圧スイッチSW
3と、直列リアクトルL3と、進相コンデンサC3とを
直列に接続して成る第3の力率改善用コンデンサユニッ
トと、力率制御回路5からの指令(「投入指令」または
「開放指令」)と電圧検出回路6aからの出力とに基づ
いて低圧スイッチSW1、SW2、SW3を開閉する開
閉指令回路6bとにより構成されている。
【0011】電圧検出器6aは低圧変圧器31の2次側
電圧すなわち負荷への給電電圧を検出し、開閉指令回路
6bの詳細な回路構成を示した図3に示すように、2次
側電圧がたとえば222V以上のときは端子aから、2
20V以上のときは端子bから、218V以上のときは
端子cから、そして216V以下のときは端子dからそ
れぞれ出力するようになっている。また3つの力率調整
回路の直列リアクトルL1、L2、L3の容量はそれぞ
れ13%、8%、6%とし、力率改善用コンデンサC
1、C2、C3の各容量は低圧変圧器31の容量の約1
0%である。低圧変圧器31の容量がたとえば1000
kVAであるとすると、力率改善用コンデンサC1、C
2、C3の各容量は100kVAである。
【0012】これに対して構内負荷101が一般動力の
場合には、低圧変圧器31は、図2(b)に示すよう
に、高圧1次側にも低圧2次側にも三相デルタ巻線を採
用し、力率調整回路61の力率改善用コンデンサユニッ
トを構成する直列リアクトルL1、L2、L3の容量は
それぞれ8%、6%、6%とする。
【0013】図3は開閉指令回路6bの回路構成を示
す。
【0014】この開閉指令回路6bは、力率制御回路5
からの「開放指令」を受けるTaタイマ71と、このT
aタイマ71からの出力を受けると、例えば200秒後
に出力するT1タイマ72と、同じくたとえば100秒
後に出力するT2タイマ73と、同じく10秒後に出力
するT3タイマ74と、力率制御回路5からの[投入指
令]と電圧検出器6aの端子dからの出力との論理積を
とるAND回路81と、AND回路81の出力を受ける
Tbタイマ82と、このTbタイマ82からの出力を受
けると、例えば10秒後に出力するT4タイマ83と、
同じくたとえば100秒後に出力するT5タイマ84
と、同じく200秒後に出力するT6タイマ85と、T
1タイマ72からの出力と電圧検出器6aのa端子から
の出力との論理和をとるOR回路91と、T2タイマ7
3からの出力と電圧検出器6aのb端子からの出力との
論理和をとるOR回路92と、T3タイマ74からの出
力と電圧検出器6aのc端子からの出力との論理和をと
るOR回路93とにより構成されている。なお、本実施
例では、Taタイマ71およびTbタイマ82はいずれ
も信号を受けてから出力するまでの時間を最大100秒
以下(たとえば10秒)に設定されている。さらに、も
うひとつの構内負荷102に対する力率改善用コンデン
サユニット62の開閉指令回路6d(図1参照)に設け
られるTaタイマおよびTbタイマは、上で説明した力
率調整回路61の開閉指令回路6b(図3参照)に設け
られるTaタイマ71およびTbタイマ82の設定時間
よりたとえば10秒長く設定されている。その他の構内
負荷に対しても同様に、力率改善用コンデンサユニット
の開閉指令回路に設けられるTaタイマおよびTbタイ
マの設定時間はそれぞれたとえば10秒の時間差をつけ
て順次長くなるように設定されている。
【0015】次に上記受電装置の力率制御と高調波抑制
の動作について説明する。
【0016】いま受電装置が電源系統1から特高受電を
受けている場合、力率計測回路4は受電点Aにおける力
率を計測している。
【0017】まず遅れ力率の場合について説明する。
【0018】力率計測回路4により計測した力率が遅れ
力率98%以下であるときは、力率制御回路5から力率
改善用コンデンサユニットに「投入指令」が出力され
る。一方、このとき電圧検出器6aにより低圧変圧器3
1の2次側電圧が検出されている。2次側電圧が218
V以上であるときは電圧検出器6aの端子dからの出力
がないので、AND回路81のAND条件が成立せず、
したがって力率調整回路61には投入指令は出力されな
い。ところが低圧変圧器31の2次側電圧が216V以
下であるときは、電圧検出器6aの端子dから出力する
ので、AND回路81のAND条件が成立し、Tbタイ
マ82が設定時間後に出力する。その結果、まず10秒
後にT4タイマ83が「投入指令」を出力するので、力
率調整回路61の第1の力率改善用コンデンサユニット
の低圧スイッチSW1がオンし、進相コンデンサC1が
投入接続される。これでも力率が遅れ力率98%以上に
改善されないときは、その10秒後に次の負荷102に
対する力率調整回路62の変圧器2次側の電圧が216
V以下であれば、第1の力率改善用コンデンサユニット
の低圧スイッチSW1´がオンされ、進相コンデンサC
1´が投入される。その結果、力率が改善されて遅れ力
率98%を上回るようになると、力率制御回路5から
「投入指令」が出力しなくなるのでAND回路81のA
ND条件が不成立となり、Tbタイマ82はリセットさ
れ、この状態で落ち着くことになる。
【0019】ところがそれでも力率の改善が見られない
場合は、この変電装置から給電され変圧器2次側電圧が
216V以下である他の負荷に対して設けられている力
率調整回路の第1の力率改善用コンデンサユニットの低
圧スイッチを10秒遅れて順次オンし、進相コンデンサ
を投入していく。電圧条件が投入可能であるすべての負
荷に対してこのような動作を順次行っていき、なお力率
が遅れ力率98%以上にならないときは、今度はTbタ
イマ82の出力後100秒経過したときに最初の負荷1
01の力率調整回路61の開閉指令回路6bのT5タイ
マ84が出力する。その結果、今度は第2の力率改善用
コンデンサユニットの低圧スイッチSW2がオンされ、
進相コンデンサC2が投入される。ここで接続される直
列リアクトルL2(8%)の方が先に接続されている直
列リアクトルL1(13%)よりリアクタンス値は小さ
い。
【0020】以下受電点Aにおける力率が遅れ力率98
%以上になるまで同様な動作が繰り返される。なお、上
述の動作により力率は改善されなくても、低圧変圧器3
1の2次側電圧が216V以上になると、電圧検出器6
aの端子dからの出力がなくなるので、AND回路81
のAND条件が成立しなくなり、力率調整回路の動作は
ここで停止する。
【0021】次に、進み力率の場合について説明する。
【0022】力率計測回路4による計測の結果、受電点
Aにおける力率が進み力率99%以上であるときは、力
率制御回路5から力率改善用コンデンサユニットの「開
放指令」が出力される。「開放指令」が出力するとTa
タイマ71が始動し、設定時間後に出力する。その結
果、T1タイマ72、T2タイマ73、T3タイマ74
が同時に始動するが、まず10秒後にT3タイマ74が
出力する。その結果、OR回路93のOR条件が成立す
るので、第1の力率改善用コンデンサユニットの低圧ス
イッチSW3がオフされ、進相コンデンサC3が開放さ
れる。それでも進み力率が99%以下にならないとき
は、その10秒後に次の負荷102に並列に接続されて
いる第1の力率改善用コンデンサユニット進相コンデン
サが開放される。
【0023】こうして他の負荷に対しても順次力率改善
用コンデンアユニットの進相コンデンサとが開放されて
いくが、それでもなお進み力率の改善が見られないとき
は、今度はTaタイマ71の始動後100秒(T2タイ
マ73の設定時間)経過した時点でT2タイマ73が出
力し、OR回路92のOR条件が成立して今度は最初の
負荷101の第2の力率改善用コンデンサユニットの低
圧スイッチSW2がオフされ、進相コンデンサC2が開
放される。この動作は進み力率が99%以下になるまで
他の負荷に対して行われていき、その間に進み力率が改
善されればその状態で落ち着くが、なお改善が見られな
いときは、今度は200秒(T1タイマ72の設定時
間)後にT1タイマ72が出力し、それによりOR回路
91のOR条件が成立し、再び最初の負荷101の第1
の力率改善用コンデンサユニットの低圧スイッチSW1
がオフされて進相コンデンサC1が開放される。
【0024】なお、力率制御回路5からの「開放指令」
の有無にかかわらず、低圧変圧器31の2次側電圧の電
圧値すなわち電圧検出器6aの端子a、b、c、dから
の出力状態によってOR回路91、92、93のOR条
件が成立し、電圧値が高くなるにつれて第3、第2、第
1の力率改善用コンデンサユニットの低圧スイッチSW
3、SW2、SW1の順にオフしていくので、負荷の進
み力率による電圧上昇を防止するとともに、これによっ
ても進み力率の改善が図られる。
【0025】以上説明したように、本発明においては、
受電変圧器の2次側に進相コンデンサと直列リアクトル
とを接続して成る力率改善用コンデンサユニットを複数
個並列に接続し、力率改善用コンデンサユニットのリア
クトル容量に差をつけ、遅れ力率改善時にはリアクトル
容量の大きい力率改善用コンデンサユニット順に投入し
ていき、進み力率改善時にはリアクトル容量の小さい力
率改善用コンデンサユニット順に開放していくように力
率調整回路の入開を制御するようにタイマーのシーケン
ス回路を構成したものであるが、以下では、この回路に
おける高調波の抑制効果を考察する。
【0026】単相回路で従来特に問題であった第3次高
調波は優先的に投入される13%程度の直列リアクトル
と進相コンデンサとから成る力率改善用コンデンサユニ
ットにより吸収できる。また第5次高調波が大きい場合
でも8%程度の直列リアクトルを含む力率改善用コンデ
ンサユニットによりある程度吸収でき、直列リアクトル
が異常過熱せず、安定的に第5次高調波を吸収できる。
【0027】ここで本発明者らは、図4(a)および
(b)に示すような2つのモデルについて構内負荷が発
生する高調波に対する本発明による抑制効果を確認し
た。
【0028】特高受電の例として、系統側短絡容量が
2,857MVAの特別高圧66kVを容量10,00
0kVA、インピーダンス7%の変圧器2で6.6kV
に降圧し、さらに容量1,000kVA、インピーダン
ス7%の低圧変圧器2により降圧するが、図4(a)に
示すモデル1は、低圧変圧器2の2次低圧側に、直列リ
アクトルL1と進相コンデンサC1とから成る第1の力
率改善用コンデンサユニットと、直列リアクトルL2と
進相コンデンサC2とから成る第2の力率改善用コンデ
ンサユニットと、直列リアクトルL3と進相コンデンサ
C3とから成る第3の力率改善用コンデンサユニットを
接続するとともに、高調波電流発生源100を接続した
モデルであり、図4(b)に示すモデル2は、直列リア
クトルと進相コンデンサとから成る第1、第2、第3の
力率改善用コンデンサユニットは低圧変圧器31の1次
高圧側に接続し、高調波電流発生源100は2次低圧側
に接続したモデルである。モデル1では、直列リアクト
ルL1の容量は13%、L2の容量は8%、L3の容量
は6%、モデル2では直列リアクトルL1、L2、L3
はすべて6%、コンデンサC1、C2、C3の容量はモ
デル1、2とも低圧変圧器31の容量の10%に当たる
100kVAである。
【0029】次の表1は上記2つのモデルの高調波吸収
率(%)を示す。
【0030】
【表1】 高調波次数 5次 7次 11次 13次 モデル 1 40.0 28.4 24.3 23.7 モデル 2 9.9 5.3 4.1 3.9 表1から、モデル1の方が高調波成分の吸収が大きいこ
とがわかる。
【0031】表2は、受電点短絡容量が150MVAの
高圧受電の場合で、構内負荷から発生する高調波成分の
系統側への流出抑制効果を比較したものであり、%で示
す。この場合のモデルは、図4(a)および(b)に示
す同じモデルにおいて特高受電変圧器2がないものに相
当する。
【0032】
【表2】 高調波次数 5次 7次 11次 13次 モデル 1 39.8 28.2 24.1 23.5 モデル 2 9.1 4.8 3.72 3.6 表2から、モデル1のほうが流出抑制効果が大きいこと
がわかる。
【0033】表3は同じ2つのモデルについて電源系統
側から流入する高調波成分の流入防止効果を比較したも
のであり、電源系統の第n次の電圧Vn のひずみ率を3
%とし、300kVAベースでコンデンサに流入する電
流の割合を%で示したものである)。
【0034】
【表3】 高調波次数 5次 7次 11次 13次 モデル 1 0.10 0.05 0.03 0.02 モデル 2 0.27 0.10 0.05 0.04 モデル2/モデル1 2.62 1.96 1.77 1.74 表3から、モデル1の方が電源系統側から力率改善用コ
ンデンサユニットへの高調波成分の流入が少ないことが
わかる。
【0035】上記の実施の形態において、1つの負荷に
対する力率調整回路を構成する複数の力率改善用コンデ
ンサユニットの直列リアクトルの容量が異なることが重
要であり、遅れ力率を改善するときは直列リアクトルの
容量の大きいコンデンサユニットから優先的に投入し、
進み力率を改善するときは直列リアクトルの容量の小さ
いコンデンサユニットの順に優先的に開放するものであ
る。
【0036】また上記実施の形態は、電源系統側から特
高受電する受電装置について説明したが、本発明は特高
受電に限らず、高圧受電の場合にも同様に適用すること
ができるし、自家発電を備えて系統電源との連系運転を
するたとえばコージェネのような受電装置としても実現
できる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、直列リアクトルと進相
コンデンサとで構成した力率改善用コンデンサユニット
のコンデンサ単体容量をその負荷に対する低圧変圧器の
容量の約1/10程度の小容量に分割するので、力率を
遅れ98%から進み99%程度の範囲で精度よく細かく
制御できるようになる。また複数の負荷に対して力率制
御を行うのに1つ力率計測装置を用いればすみ、しかも
その力率計測装置は、複数の負荷に給電する変電装置に
対して受電点1点における力率を計測し、その受電装置
で給電するすべての負荷の力率改善コンデンサユニット
に対して一括して「投入指令」か「開放指令」かを出力
するだけでよいので、回路構成が簡潔になり、コスト上
も有利になるとともに、進み力率による電圧の上昇も防
止することができる。さらに本発明の力率制御方式によ
れば、すべての負荷に対して標準化した制御シーケンス
回路が利用できることになる。
【0038】上記の効果に加えて、本発明による受電装
置では、単相回路において特に問題となる第3次高調波
は遅れ力率の改善時に優先的に投入される13%という
比較的容量の大きい直列リアクトルと進相コンデンサと
から成る力率改善用コンデンサユニットにより吸収され
る。これは、単相105Vまたは210Vの照明用電源
として構内変圧器の2次巻線に変則スター巻線を使用し
たときに有利である。また第5次高調波が大きい場合で
も8%程度の中容量の直列リアクトルと進相コンデンサ
とから成る力率改善用コンデンサユニットにより吸収さ
れる。力率改善用コンデンサユニットが異常過熱せずに
安定的に第5次高調波を吸収する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高調波対策に寄与する力率改善用
コンデンサ付き変電装置の一実施の形態の回路図であ
る。
【図2】構内の低圧変圧器の結線を示し、(a)は照明
用電源として用いる場合の結線、(b)は一般動力用電
源として用いる場合の結線を示す。
【図3】開閉指令回路の回路構成を示すブロック線図で
ある。
【図4】本発明による変電装置の高調波抑制効果を確認
する2つのモデルを示し、(a)は力率改善用コンデン
サユニットを低圧変圧器の低圧側に接続したモデル、
(b)は同ユニットを低圧変圧器の高圧側に接続したモ
デルを示す。
【符号の説明】
1 外部電源系統 2 特高受電変圧器 31、32 構内の低圧変圧器 4 力率計測回路 5 力率制御回路 61、62 力率調整回路 6a、6c 電圧検出回路 6b、6d 開閉指令回路 71、72、73、74、82、83、84、85 タ
イマ 100 高調波電流発生源 101、102 構内負荷

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の電源系統から変圧器を介して受電
    し、複数の負荷に給電するとともに各負荷ごとに力率調
    整回路を有する変電装置において、 前記力率調整回路は、各々が直列リアクトルと進相コン
    デンサとを直列に接続してなる複数の力率改善用コンデ
    ンサユニットからなり、各力率改善用コンデンサユニッ
    トは低圧スイッチを介して構内配電設備の変圧器2次側
    に設置され、 受電点における力率を計測する力率計測回路と、 受電点における力率が所定の遅れ力率以下のときは前記
    力率改善用コンデンサユニットの投入指令を出力し、所
    定の進み力率以上のときは該力率改善用コンデンサの解
    放指令を出力する力率制御回路と、を設け、 各負荷ごとに、負荷に給電される前記変圧器2次側の電
    圧を検出する電圧検出回路と、前記力率制御回路からの
    指令と前記電圧検出回路により検出された前記変圧器2
    次側電圧とに基づいて前記低圧スイッチの開閉指令を出
    力する開閉指令回路とを設けたことを特徴とする力率改
    善用コンデンサ付き変電装置。
  2. 【請求項2】 前記力率調整回路を構成する複数の力率
    改善用コンデンサユニットの直列リアクトルの容量を異
    なる値とした請求項1に記載の力率改善用コンデンサ付
    き変電装置。
  3. 【請求項3】前記力率調整回路を構成する複数の力率改
    善用コンデンサユニットの直列リアクトルの容量を進相
    コンデンサの容量の数%から10数%とした請求項1に
    記載の力率改善用コンデンサ付き変電装置。
  4. 【請求項4】前記力率調整回路を構成する複数の力率改
    善用コンデンサユニットの進相コンデンサの単体容量が
    前記構内配電設備の変圧器の容量の約1/10である請
    求項1に記載の力率改善用コンデンサ付き変電装置。
  5. 【請求項5】各負荷ごとに設けられた前記開閉指令回路
    は、(a)前記電圧検出回路により検出した負荷への給
    電電圧が所定値以下でかつ前記力率制御回路から投入指
    令が出力している間は、前記力率調整回路を構成する複
    数の力率改善用コンデンサユニットを所定の順序で順次
    遅らせて投入していき、前記投入指令の出力が停止した
    ときは力率改善用コンデンサユニットの投入状態を維持
    し、(b)前記電圧検出回路により検出した負荷への給
    電電圧が前記所定値以上または前記力率制御回路から開
    放指令が出力している間は、力率改善用コンデンサユニ
    ットを前記変圧器2次側電圧の増加につれてまたは所定
    の順序で順次遅らせて開放していき、前記変圧器2じ側
    電圧が前記所定値以下に低下するかまたは前記開放指令
    の出力が停止したときは力率改善用コンデンサユニット
    の開放状態をそのまま維持するように構成した請求項1
    ないし5に記載の力率改善用コンデンサ付き変電装置。
  6. 【請求項6】複数の負荷の各々に設けられた開閉指令回
    路は、前記力率制御回路からの投入指令または開放指令
    を受けて力率調整回路の力率改善用コンデンサユニット
    を最初に投入または開放するまでの時間が負荷ごとに順
    次遅れるように設定されている請求項1ないし5に記載
    の力率改善用コンデンサ付き変電装置。
  7. 【請求項7】力率改善用コンデンサユニットに接続され
    た低圧スイッチの開閉の時間間隔をタイマにより設定す
    る請求項5または6に記載の力率改善用コンデンサ付き
    変電装置。
JP8326467A 1996-12-06 1996-12-06 高調波対策に寄与する力率改善用コンデンサ付き変電装置 Withdrawn JPH10174292A (ja)

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