JPH10252774A - クラッチ機構 - Google Patents

クラッチ機構

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JPH10252774A
JPH10252774A JP9053633A JP5363397A JPH10252774A JP H10252774 A JPH10252774 A JP H10252774A JP 9053633 A JP9053633 A JP 9053633A JP 5363397 A JP5363397 A JP 5363397A JP H10252774 A JPH10252774 A JP H10252774A
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spring
clutch mechanism
driven
driving
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Seiji Kasagi
誠司 笠木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチの開放を確実にさせる安価なクラッ
チ機構を提供する。 【解決手段】 入力スリーブ32Aの回転を緊張状態の
コイルスプリング38の内周を介して出力スリーブ34
へ伝達するクラッチ機構である。出力スリーブ34に対
する入力スリーブ32Aの回転の伝達を解除する際に、
スプリング38を強制的に回転させて弛緩させる。クラ
ッチの開放時におけるスプリング38の不完全な開放を
完全な開放とするので、スプリング38と入力スリーブ
32Aとの間の摩擦力が少なくなり、スプリング38及
び入力スリーブ32A等の寿命の短命化が防止されると
共に、スプリング38と入力スリーブ32Aとの摺動音
(異音)の発生が防止される。また、別個に電磁クラッ
チや独立したモーターを使用しなくてすむので、コスト
が高くならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば用紙の給紙
タイミングを調整するためにクラッチを使用する用紙搬
送装置や給紙装置等のクラッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開昭59−78026号公
報に開示されるように、用紙搬送装置や給紙装置には、
用紙の給紙タイミングを調整するためにスプリングクラ
ッチ(原動体の回転を緊張状態のスプリングを介して従
動体へ伝達するクラッチのこと)を装備している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような用紙搬送装
置や給紙装置を備えた複写機、プリンター等は、通常、
人と隣接して設置されるため、騒音や異音を極力抑える
必要がある。
【0004】しかしながら、クラッチの開放時(従動体
に対する原動体の回転の伝達を解除する時)に、クラッ
チ内部のスプリングが原動体(例えば、入力スリーブ
等)に対し十分に弛緩せず摩擦力が作用している状態と
なり、その結果としての異音(摺動音)の発生が問題と
なっている。
【0005】この問題を解決するために、摺動部分に対
してグリースの塗布等を行っていたが、経時的にグリー
スが飛散するため、入力スリーブとスプリングとの摩擦
力により経時的にスリーブのスプリングと当接する部分
(外周面)が摩耗しスリーブの外径が小さくなる。
【0006】その結果、クラッチの連結(原動体の回転
が従動体に伝達される状態)時にスリーブがスプリング
に対し滑り、クラッチが完全に連結されず、入力スリー
ブ等の寿命が短命となるという欠点がある。なお、スプ
リングクラッチが使用される用紙搬送装置以外の装置で
あって、騒音が問題にならない装置にも、同様に、入力
スリーブ等の寿命が短命となるという欠点がある。
【0007】また、スプリングクラッチを使用せずに、
電磁クラッチや独立したモーターを使用する解決方法も
あるが、コストが高くなるという欠点があった。
【0008】そこで、本発明は係る事実を考慮し、クラ
ッチの開放を確実にさせる安価なクラッチ機構を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のクラッチ
機構は、原動体の回転を緊張状態のコイルスプリングの
内周又は外周を介して従動体へ伝達するクラッチ機構で
あって、前記従動体に対する前記原動体の回転の伝達を
解除する際に、前記コイルスプリングの前記原動体側ま
たは従動体側の少なくとも一方を強制的に回転させて前
記コイルスプリングの径を変えて弛緩させることを特徴
とする。
【0010】請求項1記載のクラッチ機構では、このク
ラッチ機構によって原動体の回転が緊張状態のコイルス
プリングの内周又は外周を介して従動体へ伝達される。
従動体に対する原動体の回転の伝達を解除する際(クラ
ッチの開放時)に、コイルスプリングの原動体側または
従動体側の少なくとも一方を強制的に回転させてコイル
スプリングの径を変えて弛緩させる。
【0011】従って、請求項1記載のクラッチ機構によ
れば、クラッチの開放時におけるコイルスプリングの不
完全な開放を完全な開放とするので、コイルスプリング
と原動体との間の摩擦力が少なくなり、コイルスプリン
グ及び原動体等の寿命の短命化が防止されると共に、コ
イルスプリングと原動体との摺動音(異音)の発生が防
止される。また、請求項1記載のクラッチ機構によれ
ば、電磁クラッチや独立したモーターを使用しなくてす
むので、コストが高くならない。
【0012】請求項2記載のクラッチ機構は、請求項1
に記載の発明において、前記従動体に対する前記原動体
の回転の伝達を解除する際に、前記従動体を前記原動体
の回転伝達方向へさらに回転させ前記コイルスプリング
を強制的に弛緩させることを特徴とする。
【0013】請求項3記載のクラッチ機構は、請求項2
に記載の発明において、前記原動体を回転自在に軸支し
ていると共に前記従動体を固定的に軸支した出力軸に、
前記従動体を前記原動体の回転伝達方向へさらに回転さ
せる慣性体を配置させたことを特徴とする。
【0014】請求項3記載のクラッチ機構では、慣性体
によって従動体を原動体の回転伝達方向へさらに回転さ
せる。従って、請求項3記載のクラッチ機構によれば、
非常に簡単な構成でコストを安くすることができる。
【0015】請求項4記載のクラッチ機構は、請求項2
に記載の発明において、前記原動体を回転自在に軸支し
ていると共に前記従動体を固定的に軸支した出力軸に、
係合部を設けた回転体及びこの回転体の係合部と係合し
て前記係合部と相対移動すると共に前記原動体の回転伝
達方向の前記回転体に対する所定範囲の回転を許容する
遊び部を形成した慣性体を配置させたことを特徴とす
る。
【0016】請求項4記載のクラッチ機構では、回転体
の係合部と慣性体の遊び部とが係合する衝撃力で、コイ
ルスプリングを開放させる。従って、請求項4記載のク
ラッチ機構によれば、省スペースでかつコイルスプリン
グを開放する力を大きくすることができるので、より確
実にコイルスプリングを弛緩させることができる。
【0017】請求項5記載のクラッチ機構は、請求項1
に記載の発明において、前記原動体と前記従動体との連
結又はその連結の解除を制御する制御部材を備え、前記
従動体への原動体の回転の伝達を解除する際に、前記コ
イルスプリングが係止される前記従動体を前記制御部材
で前記原動体の回転伝達方向と逆方向へ回転させること
を特徴とする。
【0018】請求項6記載のクラッチ機構は、請求項5
に記載の発明において、前記制御部材に係合部を設け、
かつこの係合部と係合する爪部を前記原動体側に形成
し、前記爪部の先端と前記係合部の先端とが対向する状
態において、前記爪部の基部が前記原動体の回転伝達方
向側にあり、前記従動体を前記原動体の回転伝達方向と
逆方向へ回転させることを特徴とする。
【0019】請求項6記載のクラッチ機構では、爪部が
制御部材の係合部に係合することによってコイルスプリ
ングの原動体側が原動体の回転伝達方向と逆方向へ回転
する。従って、請求項6記載のクラッチ機構によれば、
制御部材を従来から使用しており、かつこの制御部材を
係合部を備えるアーマチュアとすると共に、従来から使
用しているカラーを使用するので、部品点数を増やすこ
となく、コイルスプリングを強制的に弛緩させることが
できる。
【0020】請求項7記載のクラッチ機構は、請求項5
に記載の発明において、前記制御部材に係合部を設け、
かつこの係合部と係合する爪部を前記原動体側に形成
し、前記爪部の先端と前記係合部の先端とが対向する状
態において、前記爪部の基部が前記係合部の先端の軌跡
よりも前記原動体の回転伝達方向と逆方向側にあり、前
記従動体を前記原動体の回転伝達方向と逆方向へ回転さ
せることを特徴とする。
【0021】請求項7記載のクラッチ機構では、爪部が
制御部材の係合部に係合することによってコイルスプリ
ングの原動体側が原動体の回転伝達方向と逆方向へ回転
する。従って、請求項7記載のクラッチ機構によれば、
制御部材を従来から使用しており、かつこの制御部材を
係合部を備えるアーマチュアとすると共に、従来から使
用しているカラーを使用するので、部品点数を増やすこ
となく、コイルスプリングを強制的に弛緩させることが
できる。
【0022】請求項8記載のクラッチ機構は、請求項5
に記載の発明において、前記爪部または前記係合部の少
なくとも一方を弾性変形可能とし、または前記爪部と前
記係合部との間に弾性部材を介在させたことを特徴とす
る。
【0023】請求項8記載のクラッチ機構では、弾性変
形可能とした爪部または係合部並びに弾性部材によって
コイルスプリングの原動体側が原動体の回転伝達方向と
逆方向へ回転し、コイルスプリングが強制的に弛緩され
る。従って、請求項8記載のクラッチ機構によれば、爪
部または係合部の少なくとも一方を弾性変形可能とし、
または爪部と係合部との間に弾性部材を介在させている
のみの構成なので、省スペースとなる。
【0024】請求項9記載のクラッチ機構は、原動体の
回転を緊張状態のコイルスプリングを介して従動体へ伝
達するクラッチ機構であって、前記従動体に対する前記
原動体の回転の伝達を解除する際に、前記コイルスプリ
ングの前記原動体側または従動体側の少なくとも一方を
強制的に回転させて弛緩させると共に、この弛緩を保持
させる保持機構を配置させたことを特徴とする。
【0025】請求項9記載のクラッチ機構によれば、保
持機構によって所定量回転した従動体がコイルスプリン
グ力やその他の力により戻るのが防止される。即ち、請
求項9記載のクラッチ機構によれば、一度開放したコイ
ルスプリングの収縮が防止されるので、クラッチの開放
状態がより確実に保持される。
【0026】請求項10記載のクラッチ機構は、請求項
9に記載の発明において、前記保持機構が、ワンウエイ
クラッチであることを特徴とする。
【0027】請求項11記載のクラッチ機構は、原動体
の回転を緊張状態のコイルスプリングを介して従動体へ
伝達するクラッチ機構であって、前記従動体に対する前
記原動体の回転の伝達を解除する際に、前記コイルスプ
リングの前記原動体側または従動体側の少なくとも一方
を強制的に回転させて弛緩させると共に、この弛緩を保
持させる付勢機構を配置させたことを特徴とする。
【0028】請求項12記載のクラッチ機構は、請求項
11に記載の発明において、前記付勢機構が、前記原動
体の駆動上流の回転を直接に前記従動体側へ伝達する機
構であって、前記従動体に対する前記原動体の回転の伝
達を解除する際に、前記付勢機構によって前記従動体側
を前記原動体の回転伝達方向へ付勢させることを特徴と
する。
【0029】請求項12記載のクラッチ機構では、従動
体に対する原動体の回転の伝達を解除する際に、付勢機
構によって従動体側が原動体の回転伝達方向へ付勢され
る。請求項12記載のクラッチ機構によれば、原動体の
駆動上流の回転を直接に従動体側へ伝達する付勢機構を
設けるのみで、一度開放したコイルスプリングの収縮が
防止されるので、簡単な構成でかつコストを安くするこ
とができる。
【0030】請求項13記載のクラッチ機構は、請求項
11に記載の発明において、前記付勢機構が、スプリン
グ,カム,または偏心部材のいずれかのうち少なくとも
一つを利用した機構であることを特徴とする。
【0031】請求項13記載のクラッチ機構によれば、
スプリング,カム,または偏心部材の付勢機構によって
一度開放したコイルスプリングの収縮が防止されるの
で、例えばスプリング,カム,または偏心部材のいずれ
かのうち一つのみを使用した場合には簡単な構成でかつ
コストを安くすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図1〜図8を参照して、本発明
に係る第1実施形態のクラッチ機構に関する構成につい
て説明する。図1はクラッチ機構が適用されたレーザー
ビームプリンタLBPの構成を示す断面図、図2は図1
に示す給紙装置18の斜視図、図3は図2に示す給紙装
置18の分解斜視図、図4は図2に示す給紙装置18の
断面図、図5は図2に示す回転体50と慣性体52とを
係合させる前の状態を示す斜視図である。
【0033】(レーザービームプリンタLBPの全体構
成の概略)図1に基づき、レーザービームプリンタLB
Pの構成の概略を説明する。図1に示すように、レーザ
ービームプリンタLBPの装置本体10には、その下部
に配置される用紙12が用紙搬送装置14の半月状の搬
送ロール15により搬送方向下流側(装置本体10の上
側)に搬送される。
【0034】この搬送ロール15の搬送方向下流側に
は、用紙12の姿勢を補正すると共に、用紙12の搬送
及び図示しない画像形成ユニットによる画像形成処理と
の同期をとるレジストレーションロール16等が配置さ
れている。
【0035】即ち、用紙搬送装置14では、斜めに搬送
される用紙12を矯正するために、レジストレーション
ロール16を所定時間の間停止させると共に、レジスト
レーションロール16に用紙12の端部を突き当てたり
する。また、用紙搬送装置14では、印字時間を短縮す
るために、画像形成ユニットで画像形成処理を行ってい
る時間中に次の用紙12を画像形成ユニットの直前まで
搬送し、用紙12を待機状態等にする。
【0036】そのため、搬送ロール15には、用紙12
の搬送および停止を制御するためのクラッチ機構が装備
されている。なお、レジストレーションロール16によ
り、用紙12は、その姿勢が補正されかつ画像形成処理
と同期したタイミングで画像形成ユニットへ搬送され
る。
【0037】また、用紙搬送装置14の搬送方向下流側
には給紙装置18が配置されており、この給紙装置l8
には給紙ロール20,56や積載された用紙12が常時
給紙されたり、重なって送られたりするのを防止するた
めのクラッチ機構が備えられている。
【0038】即ち、図2に示すように、クラッチ機構S
により、常時連続回転している駆動ギヤ28の回転を、
給紙時だけ給紙ロール20に伝達し、給紙時以外には給
紙ロール20に伝達しないようになっている。このクラ
ッチ機構Sは、その従動体に対する原動体の回転の伝達
及びその伝達の解除を制御するものである。なお、クラ
ッチ機構Sに関する詳細な構成は後述する。
【0039】図示しない記録部において表面へ画像が形
成された記録紙12Pは、図1に示すように、排出ロー
ル22によって装置本体10の上面に設けられたトレー
24へ排出され、トレー24に記録紙12Pが積載収容
される。なお、画像未形成の用紙12と区別するため
に、画像形成済の用紙を記録紙12Pという。
【0040】(給紙装置18の構成)以下、図2に基づ
き、本発明に係る給紙装置18即ちクラッチ機構Sに関
する構成を詳述する。なお、第1実施形態は、請求項1
〜請求項4に対応するもので、図1に示す給紙装置18
に適用されるクラッチ機構Sである。また、図面中、矢
印FRは用紙12の給紙方向を、矢印CCWは入力ギヤ
32の回転伝達方向を、矢印RWは右方向を、矢印LW
は左方向を、矢印UPは上方向を、矢印DNは下方向を
示す。
【0041】図4に示す装置本体10とこの装置本体1
0内の仕切り板26との間には、図2〜図4に示す給紙
装置18の駆動ギヤ28が図示しない駆動軸を介してモ
ータ等の駆動源へ連結されている。図4に示すように、
駆動ギヤ28の下側には、出力軸30が装置本体10及
び仕切り板26に取付けられた軸受53及び54を介し
て回転可能に軸支されている。
【0042】図3に示すように、出力軸30は、その右
端の円軸部30Aと,左端の縦断面がD字状のD軸部3
0Bと,このD軸部30Bと円軸部30Aとの間を連結
するD軸部30Bよりも大径の縦断面がD字状の大径D
軸部30Cとで一体的に形成されている。
【0043】出力軸30のD軸部30Bの左片側には、
円形の挿入孔32Cが形成された原動体の一部を構成す
る入力ギヤ32が挿入されており、この入力ギヤ32と
駆動ギヤ28とが常時噛み合っている。入力ギヤ32
は、出力軸30に対してフリーの状態(即ち、入力ギヤ
32の回転が直接に出力軸30に伝達されない)で回転
する。なお、出力軸30右端の円軸部30Aには、給紙
ロール20が取付けられている。
【0044】図4に示すように、入力ギヤ32には、そ
の下流(駆動ギヤ28の駆動力が給紙ロール20側へ伝
達される向き)側(右側)に段部32B及びこの段部3
2Bの下流側に原動体の一部を構成する入力スリーブ3
2Aが一体形成されている。この入力スリーブ32Aは
段部32Bの直径よりも小径となっており、段部32B
は入力ギヤ32の直径よりも小径となっている。
【0045】また、D軸部30Bの右片側には、この入
力スリーブ32Aと同軸上でかつ軸方向(左右方向)に
対向するように、従動体としての出力スリーブ34が挿
通されている。この出力スリーブ34には、その下流側
端部にフランジ34Dが形成されており、このフランジ
34Dには入力ギヤ32の段部32Bと同一径の段部3
4Eが形成されている。
【0046】フランジ34Dの内周側(即ち、段部34
Eよりも軸心側)には後述するコイルスプリング(以
下、単に「スプリング」という)38の一端38Bが挿
入される係合孔34Aが形成されている。
【0047】図3に示すように、出力スリーブ34に
は、その軸心にD軸部30Bに対応する形状のD字状の
孔34Cが形成されている。この孔34CにD軸部30
Bが挿入され、出力スリーブ34の回転と共に出力軸3
0が回転するようになっている。このため、出力スリー
ブ34が回転すると、初めて出力軸30が回転し、これ
によって図4に示す給紙ロール20が回転する。
【0048】図4に示すように、入力ギヤ32及び出力
スリーブ34の各々の段部32B,34Eの外周には、
円筒状のカラー36が回転可能に取付けられている。図
3及び図4に示すように、このカラー36には、その外
周面の下流側に複数の爪36Bが放射状でかつ軸方向に
沿って突設されている。
【0049】図3に示すように、カラー36には、後述
するスプリング38の他端38Aが挿入される係合溝3
6Aが形成されている。カラー36とスリーブ32A,
34との間には、スプリング38が配置されており、緊
張状態(本実施形態では、スプリング38の内径が縮小
する状態のことである)において内周面がスリーブ32
A,34の外周へ接触している。このスプリング38の
巻き方向は給紙ロール20の回転方向(矢印CCW方
向)と逆方向であり、スプリング38の一端38Bが停
止又は負荷を受けた状態で入力スリーブ32Aが矢印C
CW方向へ回転すると摩擦力によりスプリング38は緊
張状態になる。
【0050】スプリング38の他端38Aはカラー36
の係合溝36Aに挿通され、スプリング38の一端38
Bは出力スリーブ34の係合孔34Aに挿入されている
ので、カラー36及び出力スリーブ34の回転又は停止
により、スプリング38が弛緩状態又は緊張状態とな
る。
【0051】即ち、入力スリーブ32Aが回転伝達方向
へ回転することにより、スプリング38が縮小して入力
スリーブ32A及び出力スリーブ34に密着し緊張状態
となる。一方、カラー36が停止することにより、スプ
リング38の復元力によってスプリング38のコイル径
が広がってスプリング38の他端38A側が入力スリー
ブ32Aから離間して弛緩状態となる。また、出力スリ
ーブ34が回転伝達方向へ回転することにより、スプリ
ング38のコイル径が広がってスプリング38の他端3
8A側が入力スリーブ32Aから離間し弛緩状態とな
る。
【0052】なお、クラッチ機構Sは、入力ギヤ32,
入力スリーブ32A,出力スリーブ34,及びカラー3
6,及びスプリング38で構成される。
【0053】図2に示すように、カラー36の爪36B
に対向する部位には制御部材としてのソレノイド40が
配置され、ソレノイド40の略コ字状のハウジング40
A下端にはアーマチュア42の一端部42Aが当接する
ストッパ40Bが形成されている。また、アーマチュア
42の先端には断面L字状の係合部42Bが形成されて
おり、ソレノイド40の鉄心44が励磁状態となると、
図7の想像線及び図8の想像線に示すように、この係合
部42Bがカラー36の爪36Bと係合(即ち、係合部
42Bが一対の爪36Bの間に挿入され、爪36Bと当
接)してカラー36の回転を停止させる。
【0054】図2に示すように、アーマチュア42の係
合部42B側端部にはリターンスプリング46が取付け
られており、このリターンスプリング46は常に係合部
42Bを入力スリーブ32Aと離間させる方向(図7及
び図8では矢印DN方向)へ付勢している。
【0055】即ち、ソレノイド40(鉄心44)が通電
されることにより、プランジャ44がリターンスプリン
グ46の付勢力に抗して回転し(図3の想像線参照)係
合部42Bが爪36Bと係合する(図2参照)。また、
ソレノイド40の通電が解除されると、プランジャ44
はリターンスプリング46の付勢力によって回転し(図
3の実線参照)係合部42Bが爪36Bから離間する。
【0056】図3に示すように、クラッチ機構Sの下流
側即ち出力スリーブ34の右側には、従動ギヤ48が出
力軸30の大径D軸部30Cに挿入されている。即ち、
従動ギヤ48には、その軸心に大径D軸部30Cに対応
する形状のD字状の孔48Bが形成されている。この孔
48Bに大径D軸部30Cを挿入し、出力軸30の回転
と共に従動ギヤ48が回転するようになっている。な
お、従動ギヤ48は図示しない被駆動部材を駆動させる
ためのギヤ49と噛み合っており、従動ギヤ48が回転
することによってギヤ49が回転する。
【0057】図3に示すように、従動ギヤ48の下流側
には、プレート状の回転体50が出力軸30の大径D軸
部30Cに挿入されている。即ち、回転体50には、そ
の軸心に大径D軸部30Cに対応する形状のD字状の孔
50Aが形成されている。この孔50Aに大径D軸部3
0Cを挿入し、出力軸30の回転と共に回転体50が回
転するようになっている。
【0058】図5に示すように、回転体50には、その
外周部側にL字状に折曲げられた係合部としての突起部
50Bが形成されている。この突起部50Bの先端は、
回転体50の外周縁よりも軸心側に位置し、かつ、軸心
方向に沿って下流側に向かって突設されている。
【0059】図3に示すように、回転体50の下流側に
は、リング状の慣性体52が出力軸30の円軸部30A
に挿入されている。即ち、慣性体52の軸心には円軸部
30Aに対応する形状の円形の孔52Aが形成され、こ
の孔52Aに円軸部30Aが挿入される。なお、慣性体
52は、その慣性力が大きくなるように材料等が選択さ
れている。
【0060】また、図5に示すように、慣性体52には
回転体50の突起部50Bに対応する部位に遊び部とし
ての長孔52Bが角度90°の範囲に亘って円弧状に形
成されており、この長孔52B内に突起部50Bが挿入
される。長孔52Bは、慣性体52を回転体50に対し
て角度90°に亘って相対回転可能にするものである。
【0061】回転体50が回転して突起部50Bが長孔
52Bの一端縁52Cに当接すると、慣性体52は回転
体50と共に回転する。一方、回転体50の回転が停止
しても、慣性体52は出力軸30に対してフリーの状態
で回転するようになっているので、慣性体52はその慣
性力で回転する。そのため、慣性体52の長孔52Bの
他端縁52Dが回転体50の突起部50Bを押圧し、出
力軸30を回転させる。このため、図8Aに示すよう
に、出力スリーブ34が回転し、スプリング38の弛緩
を確実にさせる。
【0062】図4に示すように、給紙ロール20に対向
する上部には給紙ロール56が昇降可能に配置されてお
り、これらの給紙ロール20,56によって用紙12が
挟持され図2に示す矢印FRの給紙方向へ給送される。
【0063】なお、回転体50及び慣性体52は、出力
軸30と同軸上であればどこに配置されていても良く、
例えば従動ギヤ48の内側(従動ギヤ48と出力スリー
ブ34との間)や入力ギヤ32の外側(入力ギヤ32と
装置本体10との間)であっても良い。また、従動ギヤ
48,49は、図示しない被駆動物がない装置のような
場合には不要である。
【0064】さらに、第1実施形態では出力軸30に用
紙12を給紙する給紙ロール20が配置されているが、
この給紙ロール20はクラッチ機構Sの下流側にあれば
どこに配置されていても良く、出力軸30に直接に設け
なくても良い。
【0065】(給紙装置の作用)以下、図6〜図8に基
づき、第1実施形態の作用を説明する。なお、図6〜図
8は、そのAが図4に対応する断面図であり、BはAの
B−B線の断面図である。
【0066】図1に示すレーザービームプリンタLBP
の電源をオンにすると、図2に示す駆動ギヤ28は、時
計方向(矢印CW方向)へ回転する。この駆動ギヤ28
は、電源のオン状態中、回転している。そのため、図6
Aに示すように、駆動ギヤ28の回転は入力ギヤ32に
伝達され、入力スリーブ32Aが回転伝達方向へ回転す
る。
【0067】図6Aに示すように、給紙時には、入力ス
リーブ32Aの回転によってスプリング38が縮小して
入力スリーブ32A及び出力スリーブ34に密着し緊張
状態となる。
【0068】即ち、スプリング38は入力スリーブ32
A及び出力スリーブ34に密着(ΔT1=0)し、入力
スリーブ32A及び出力スリーブ34はスプリング38
を介して連結される。そのため、入力ギヤ32の回転
は、出力スリーブ34に伝達され、出力スリーブ34が
回転伝達方向へ回転する。
【0069】出力スリーブ34が回転すると、出力軸3
0が回転伝達方向へ回転し、従動ギヤ48,回転体5
0,慣性体52,及び図2に示す給紙ロール20が回転
する。図2に示すように、給紙ロール20の回転によ
り、給紙ロール20,56まで搬送されてきた用紙12
が給紙方向(矢印FR)へ給送される。
【0070】なお、図6Bに示すように、出力軸30が
回転伝達方向(矢印CCW方向)へ回転している状態に
おいて、回転体50の回転は回転体50の突起部50B
及び慣性体52の長孔52Bの一端縁52Cを介して慣
性体52に伝達され、慣性体52は回転伝達方向へ回転
する。
【0071】上記給紙を解除する際には、図2に示すソ
レノイド40(鉄心44)が通電され、プランジャ44
がリターンスプリング46の付勢力に抗して回転し、図
2の実線及び図7Aの想像線に示すように係合部42B
が爪36Bに引っ掛かり係合する。そのため、図7Aに
示すように、カラー36の回転が停止するので、スプリ
ング38の他端38Aの回転も停止する。
【0072】このスプリング38の他端38Aの回転が
停止することにより、入力スリーブ32Aに対し入力ス
リーブ32Aの回転伝達方向と逆方向に巻かれているス
プリング38の他端38A側(左側)がその復元力(前
記回転伝達方向と逆方向に押し戻されるような力)が作
用し、スプリング38のコイル径が広がってスプリング
38の他端38A側が入力スリーブ32Aから離間して
弛緩状態となる。
【0073】即ち、図7Aに示すように、スプリング3
8の他端38A側のコイル径が若干広がって入力スリー
ブ32Aの外周から離れる方向へ移動し、スプリング3
8の他端38A左側と入力スリーブ32Aとの間に隙間
ΔT2(ΔT2>ΔT1)ができる。
【0074】従って、入カスリーブ32Aと出力スリー
ブ34との連結が解除(クラッチが解除)されるので、
入カスリーブ32Aの回転が出力スリーブ34に伝達さ
れず、このクラッチ解除以降、出力スリーブ34,出力
軸30,従動ギヤ48,回転体50,及び給紙ロール2
0(図2参照)が停止し、用紙12を給送しない状態と
なる。
【0075】なお、係合部42Bが爪36Bに係合しカ
ラー36の回転が停止している状態においても、駆動ギ
ヤ28及び入力ギヤ32(入力スリーブ32A)は回転
している。
【0076】ところで、この図7Aに示す状態では、従
来と同様に、スプリング38の一端38Bの付近の右側
コイル部と入力スリーブ34Aとが十分に離間されず摩
擦力が作用している状態にあり、異音の発生及び磨耗の
原因となるため、前記両者間の摩擦力を少なくする必要
がある。そのため、本実施形態においては、回転体50
及び慣性体52が以下の動作をする。
【0077】即ち、図7Bに示すように、クラッチが解
除された瞬間,即ち出力軸30(回転体50)の回転が
停止した瞬間でも、慣性体52が、出力軸30の円軸部
30Aに対して回転フリーの状態となっているので、そ
の慣性力(イナーシャ)によって長孔52Bの他端縁5
2Dが回転体50の突起部50Bに当接するまで回転す
る。即ち、回転体50の停止後、慣性体52は、その一
端縁52Cから他端縁52Dに突起部50Bが当接する
までさらに角度90°回転する。
【0078】図8Bに示すように、上記慣性体52の回
転後では、長孔52Bの他端縁52Cが突起部50Bに
当接(衝突)する衝突力により、停止していた回転体5
0が若干だけ回転される。そのため、回転体50の回転
と共に出力軸30が回転し、出力スリーブ34も回転す
る。
【0079】従って、出力スリーブ34に固定されたス
プリング38の一端38B側(右側)が出力スリーブ3
4の回転伝達方向へ回転するので、スプリング38の他
端38A側が入力スリーブ32Aから離間し弛緩状態と
なる。
【0080】即ち、図8Aに示すように、スプリング3
8の一端38B側と入力スリーブ32A及び出力スリー
ブ34との間に隙間ΔT3(ΔT3>ΔT2)ができ、
スプリング38がカラー36の内周面に当接するまで離
間され、スプリング38と入力スリーブ32Aとが完全
に開放され本実施形態の待機状態となる。
【0081】そのため、本実施形態によれば、入力スリ
ーブ32Aに対してスプリング38が開放(離間)され
るので、スプリング38と入力スリーブ32Aの摩擦が
低減される。従って、本実施形態によれば、入力スリー
ブ32A,出力スリーブ34,及びスプリング38の寿
命の短命化が防止されると共に、スプリング38と入力
スリーブ32Aとの摺動音(異音)の発生が防止され
る。
【0082】また、本実施形態によれば、別個に電磁ク
ラッチや独立したモーターを使用しなくてすむので、コ
ストが高くならない。さらに、本実施形態によれば、慣
性体52の長孔52Bの他端縁52Cが回転体50の突
起部50Bに当接する衝撃力で、スプリング38を開放
させる構成であるので、省スペースでかつスプリング3
8を開放する力を大きくすることができ、より確実にス
プリング38を弛緩させることができる。
【0083】(第2実施形態)本発明の第2実施形態を
図9及び図10にしたがって説明する。なお、第2実施
形態は、請求項3に対応する実施形態で、その慣性体6
0の慣性力を出力軸62に伝達する変形例である。
【0084】図9に示すように、第2実施形態の慣性体
60には、その軸心に角度270°の範囲の孔60Aが
形成されて、その一端面60B又は他端面60Cに出力
軸62の後述する直線面62Aが当接し、慣性体60を
回転させたり出力軸62に回転力を伝達するようになっ
ている。
【0085】また、出力軸62には断面半円状の半円部
62Bが形成されており、この半円部62Bに慣性体6
0の孔60が挿通される。半円部62Bは、その外周面
及び直線面62Aとで構成されている。なお、第2実施
形態では、第1実施形態の回転体50及び慣性体52が
出力軸30に配置されていない点を除き、その他の構成
については第1実施形態と同一構成である。
【0086】図10Aに示すように、第2実施形態にお
いて、出力軸62の回転時(給紙時)では出力軸62の
直線面62Aが慣性体60の一端面60Bを押圧するの
で、慣性体60は出力軸62と共に回転する。
【0087】図10Bに示すように、出力軸62の回転
が停止した瞬間では、慣性体60はその慣性力(イナー
シャ)により、慣性体60は90°回転し、他端面60
Cが出力軸62の直線面62Aに当接する。図10Cに
示すように、この他端面60Cが直線面62Aに当接す
る衝撃により、停止していた出力軸62の直線面62A
を押圧し、出力軸62を回転伝達方向へ回転させる。そ
のため、図2に示す出力スリーブ34が回転し、出力ス
リーブ34側に固定された図4に示すスプリング38の
一端38Bが回転する。
【0088】従って、本実施形態によれば、図8Aに示
すように、スプリング38が完全に開放されるので、ス
プリング38と入力スリーブ32Aの摺動不良が防止さ
れると共に、スプリング38と入力スリーブ32Aとの
異音の発生が防止される。
【0089】また、本実施形態によれば、慣性体60に
よって出力スリーブ34を入力スリーブ32Aの回転伝
達方向へさらに回転させる非常に簡単な構成となってい
るので、コストを安くすることができる。なお、その他
の作用効果は、第1実施形態と同様であるので、その説
明は省略する。
【0090】(第3実施形態)本発明の第3実施形態を
図11にしたがって説明する。なお、第3実施形態は、
請求項5及び6に対応する実施形態で、そのカラー64
を強制的に回転させ図4に示すスプリング38を入力ス
リーブ32Aから離間させる変形例である。なお、図1
1は、カラー64を図4の左側から右側へ向かって見た
図である。
【0091】図11に示すように、第3実施形態のカラ
ー64には、その外周面に略三角形状の爪部としての突
起64Aが突設されている。この突起64Aは、図11
の実線の状態(突起64Aの基部としての根元64Cと
アーマチュア42の係合部42Bとが対向する状態)に
おいて、その先端64Bが根元64Cより回転伝達方向
と逆方向(CW方向)側へ突出するような傾斜角度をも
たせている。
【0092】即ち、この傾斜角度の設定において、アー
マチュア42の係合部42Bの軌跡66(図11の1点
鎖線参照)上に突起64Aの先端64Bが位置する時、
突起64Aの根元64Cの位置は、アーマチュア42の
先端64Bの軌跡66よりも回転伝達方向(CCW方
向)側に位置(ΔA>0)するようになっている。
【0093】なお、第1実施形態と同様に、アーマチュ
ア42の先端64Bは、L字状(直角状)に折曲げられ
ている。また、第3実施形態では、第1実施形態の慣性
体52が出力軸62に配置されていない点を除き、その
他の構成は、図2に示す第1実施形態と同様である。
【0094】第3実施形態において、図2に示す出力軸
62の回転が停止した後、図11の破線に示すように、
アーマチュア42の係合部42Bが突起64Aの先端6
4B(根元64Cから先端64Bまでの斜面の途中を含
む)に引っ掛かって停止する。
【0095】この停止後、アーマチュア42の係合部4
2Bの付勢力によって突起64Aは、その先端64Bか
ら根元64Cに達するまで上記逆方向(CW方向)へ回
転される。そのため、カラー64が逆方向へ回転するた
め、カラー64に係止している図4に示すスプリング3
8の他端38A側が強制的に開かれる。
【0096】第3実施形態によれば、従来から使用して
いるカラー64に突起64Aを形成し、かつ従来から使
用しているアーマチュア42でスプリング38を強制的
に弛緩させているので、部品点数が増えない。なお、そ
の他の作用効果は、第1実施形態と同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0097】(第4実施形態)本発明の第4実施形態を
図12にしたがって説明する。なお、第4実施形態は、
請求項5及び7に対応する実施形態で、そのカラー68
を強制的に回転させ図4に示すスプリング38を入力ス
リーブ32Aから離間させる変形例である。なお、図1
2は、カラー68を図4の左側から右側へ向かって見た
図である。
【0098】図12に示すように、第4実施形態のアー
マチュア42の先端42Bは、その角度θ1が鈍角とな
るように折曲げられている。また、カラー68には、そ
の外周面に略三角形状の爪部としての突起68Aが突設
されている。この突起68Aは、図12の状態(突起6
8Aとアーマチュア42の係合部42Bとが対向する状
態)において、その先端68Bが基部としての根元68
Cより回転伝達方向(CCW方向)側へ突出するような
傾斜角度をもたせている。
【0099】即ち、このアーマチュア42の先端42B
の曲げ量(角度θ1)の設定において、アーマチュア4
2の係合部42Bの軌跡70(図12の1点鎖線参照)
上に突起68Aの先端68Bが位置する時、突起68A
の根元68Cの位置は、アーマチュア42の先端68B
の軌跡70よりも上記回転伝達方向と逆方向側に位置
(ΔB>0)するようになっている。なお、第4実施形
態では、第1実施形態の回転体50及び慣性体52が出
力軸30に配置されていない点を除き、その他の構成
は、図2に示す第1実施形態と同様である。第4実施形
態において、図2に示す出力軸62の回転が停止した
後、図12の破線に示すように、アーマチュア42の係
合部42Bが突起68Aの先端68B(根元68Cから
先端68Bまでの斜面の途中を含む)に引っ掛かって停
止する。
【0100】この停止後、アーマチュア42の係合部4
2Bの付勢力によって突起68Aは、その先端68Bか
ら根元68Cに達するまで上記逆方向(CW方向)へ回
転される。そのため、カラー68が逆方向へ回転するた
め、カラー68に係止している図4に示すスプリング3
8の他端38A側が強制的に開く。なお、その他の作用
効果は、第1実施形態及び第3実施形態と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0101】(第5実施形態)本発明の第5実施形態を
図13にしたがって説明する。なお、第5実施形態は、
請求項5及び8に対応する実施形態で、そのカラー72
を強制的に回転させ図4に示すスプリング38を入力ス
リーブ32Aから離間させる変形例である。なお、図1
3は、カラー72を図4の左側から右側へ向かって見た
図である。
【0102】図13に示すように、第5実施形態のアー
マチュア42の先端42Bは、L字状(直角状)に折曲
げられている。この先端42Bに対向するカラー72の
突起72Aの対向面72Bは、平坦状の面となってい
る。また、対向面72Bには、弾性部材としてのスプリ
ング74が取付けられている。
【0103】なお、先端42B又は対向面72Bのう
ち、少なくとも一方を弾性変形可能な材料等で成形して
も良い。第5実施形態では、第1実施形態の回転体50
及び慣性体52が出力軸30に配置されていない点を除
き、その他の構成は、図2に示す第1実施形態と同様で
ある。
【0104】図13Aに示すように、第5実施形態にお
いて、図2に示す出力軸30の回転が停止した後、図1
3の破線に示すように、アーマチュア42の係合部42
Bが突起72Aの対向面72Bに配置されたスプリング
74を圧縮され、この圧縮状態でクラッチが開放され
る。
【0105】この圧縮後、図13Bに示すように、スプ
リング74の付勢力によってアーマチュア42の係合部
42Bが回転伝達方向と逆方向(CW方向)へ回転され
る。そのため、カラー72が上記逆方向へ回転するた
め、カラー72に係止している図4に示すスプリング3
8の他端38A側が強制的に開く。
【0106】第5実施形態によれば、スプリング74を
アーマチュア42の係合部42Bとカラー72の突起7
2Aの対向面72Bとの間に介在させるのみの構成であ
るので、省スペースとなる。なお、その他の作用効果
は、第1実施形態と同様であるので、その説明は省略す
る。
【0107】(第6実施形態)本発明の第6実施形態を
図14及び図15にしたがって説明する。なお、第6実
施形態は、請求項9及び10に対応する実施形態で、そ
の出力軸30の回転を制御し、図15に示すスプリング
38を入力スリーブ32Aから離間させた状態に維持さ
せる変形例である。
【0108】図14に示すように、第6実施形態の出力
軸30の左側には、保持機構としてのワンウエイクラッ
チ76が取付けられている。このワンウエイクラッチ7
6は、所定量回転した出力軸30が図15に示すスプリ
ング38を圧縮しようとする力やその他の力によって戻
ろうとするのを、出力スリーブ34の回転伝達方向と逆
方向へ回転するのを防止するものである。即ち、ワンウ
エイクラッチ76は出力軸30の回転伝達方向(矢印C
CW方向)のみを可能とし、回転伝達方向と逆方向の回
転を阻止する構成となっている。
【0109】なお、第6実施形態では、図示しないが第
1実施形態の回転体50及び慣性体52,又は第2実施
形態の慣性体60が出力軸62に設けられている。その
他の構成は、図2に示す第1実施形態と同様である。
【0110】図14に示すように、第6実施形態におい
ては、アーマチュア42の係合部42Bがカラー36の
爪36Bと係合し、図15に示すスプリング38が一度
開放する。この後、ワンウエイクラッチ76により、ス
プリング38の収縮が防止される。そのため、第6実施
形態によれば、スプリング38と入力スリーブ32Aの
摺動不良をより確実に防止する。なお、その他の作用効
果は、第1実施形態と同様であるので、その説明は省略
する。
【0111】(第7実施形態)本発明の第7実施形態を
図16及び図17にしたがって説明する。なお、第7実
施形態は、請求項9,11,及び12に対応する実施形
態で、その出力軸30の回転を制御し、図17に示すス
プリング38を入力スリーブ32Aから離間させた状態
に維持させる変形例である。
【0112】図16に示すように、第7実施形態の駆動
ギヤ28を軸支する付勢機構の一部を構成する駆動軸7
8には、その右側に付勢機構の一部を構成するロール8
0が取付けられている。このロール80は、出力軸30
に対して接するように配置されており、出力軸30を摩
擦力によって回転伝達方向(矢印CCW方向)へ回転さ
せるものである。
【0113】なお、ロール80は、その出力軸30に対
する摩擦力が低摩擦になるような材料等が選択されてい
る。また、駆動軸78が図1に示すレーザービームプリ
ンタLBPの電源のオン状態では常時回転伝達方向と逆
方向(矢印CW方向)へ回転している等、その他の構成
は、図2に示す第1実施形態と同様である。
【0114】図16に示すように、第7実施形態におい
て、給紙の停止後、ロール80は出力軸30をさらに回
転伝達方向へ回転させる。出力軸30の回転は、出力軸
30に対するロール80の摩擦力と図17に示すスプリ
ング38の収縮力とが釣り合ったところで停止する。
【0115】即ち、第7実施形態によれば、給紙の停止
後に、ロール80の回転によって出力軸30を回転させ
るため、スプリング38が出力スリーブ34から離間し
開く。さらに、給紙の停止後においても、スプリング3
8が開くように、ロール80が常に回転している(力が
働いている)ので、給紙停止後に開放したスプリング3
8の収縮を確実に防止できる。
【0116】従って、第6実施形態によれば、スプリン
グ38と出力スリーブ34の摺動不良をより確実に防止
する。また、第6実施形態によれば、駆動ギヤ28を軸
支した駆動軸78にロール80を設けるのみで、一度開
放したスプリング38の収縮が防止されるので、簡単な
構成でかつコストを安くすることができる。なお、その
他の作用効果は、第1実施形態と同様であるので、その
説明は省略する。
【0117】(第8実施形態)本発明の第8実施形態を
図18及び図19にしたがって説明する。なお、第8実
施形態は、請求項9,11,及び13に対応する実施形
態で、その出力軸30の回転を制御し、図19に示すス
プリング38を入力スリーブ32Aから離間させた状態
に維持させる変形例である。
【0118】図18に示すように、第8実施形態の出力
軸30のD軸部30Bには、その左端にD軸部30Bに
対応する図示しない孔が形成された付勢機構の一部を構
成する回転体82が配置されている。この孔にD軸部3
0Bの左端を挿入し回転体82を出力軸30に取付け
る。
【0119】回転体82の左側面82Aの外周付近には
フック82Bが取付けられており、このフック82Bと
装置本体10の図示しないフックとに付勢機構の一部を
構成するスプリング84が取付けられている。回転体8
2のフック82Bとスプリング84との位置関係は、図
18に示す待機時において、フック82Bと回転体82
の軸心Pとを結ぶ線L1と,スプリング84の軸線L2
とがほぼ直角になる位置とし、スプリング84の付勢力
が回転体82に対し回転伝達方向(矢印CCW方向)へ
回転するようにされている。
【0120】なお、スプリング84は、その付勢力が回
転体82の回転に支障を与えないようになっている。そ
の他の構成は、図2に示す第1実施形態と同様である。
【0121】図18に示すように、第8実施形態におい
て、給紙の停止後、回転体82はスプリング84によっ
て出力軸30を回転伝達方向へ回転させる。出力軸30
の回転は、回転体82に対するスプリング84の付勢力
と図19に示すスプリング38の収縮力とが釣り合った
ところで停止する。
【0122】即ち、第8実施形態によれば、給紙の停止
後に、スプリング84の付勢力によって出力軸30が回
転するため、スプリング38が出力スリーブ34から離
間し開く。さらに、給紙の停止後においても、スプリン
グ38が開くように、スプリング84及び回転体82に
よって常に付勢させている(力が働いている)ので、給
紙停止後に開放したスプリング38の収縮を確実に防止
できる。
【0123】なお、出力軸30が回転している給紙時で
は、回転体82の回転に対応してスプリング84が伸長
及び収縮し、スプリング84が回転体82の回転時の邪
魔にならないようになっている。その他の作用効果は、
第1実施形態及び第7実施形態と同様であるので、その
説明は省略する。
【0124】(第9実施形態)本発明の第9実施形態を
図20及び図23にしたがって説明する。なお、第9実
施形態は、請求項9,11,及び13に対応する実施形
態で、その出力軸30の回転を制御し、図23に示すス
プリング38を入力スリーブ32Aから離間させた状態
に維持させる変形例である。
【0125】図20に示すように、第9実施形態の出力
軸30のD軸部30Bには、その左端にD軸部30Bに
対応する孔86Aが形成された付勢機構の一部を構成す
る接線カム86が配置されている。この孔86AにD軸
部30Bの左端を挿入し接線カム86を出力軸30に取
付ける。なお、第9実施形態のカム形状は、図20の例
に限定されず、少なくとも一つ以上の突出部が形成され
ていれば良い。
【0126】図20に示すように、接線カム86の先端
86Bに接する位置には縦断面略D字状の付勢機構の一
部を構成するストッパ88が設けられており、このスト
ッパ88の底面88Aには付勢機構の一部を構成するス
プリング90の一端が取付けられている。このスプリン
グ90の他端は装置本体10の図示しないフックに取付
けられている。接線カム86の先端86Bとスプリング
90との位置関係は、図20に示す待機時において、接
線カム86の軸心Pと先端86Pとを結ぶ線L3と,ス
プリング90の軸線L4とがほぼ直角になる位置とし、
スプリング90の付勢力が接線カム86に対し回転伝達
方向(矢印CCW方向)へ回転するようにされている。
その他の構成は、図2に示す第1実施形態と同様であ
る。
【0127】図20に示すように、第9実施形態におい
て、給紙の停止後、接線カム86はスプリング90によ
って出力軸30を回転伝達方向へ回転させる。出力軸3
0の回転は、接線カム86に対するスプリング90の付
勢力と図23に示すスプリング38の収縮力とが釣り合
ったところで停止する。
【0128】即ち、図23に示すように、第9実施形態
によれば、給紙の停止後に、スプリング90の付勢力に
よって出力軸30が回転するため、スプリング38が出
力スリーブ34から離間し開く。さらに、給紙の停止後
においても、スプリング38が開くように、スプリング
90及び接線カム86によって常に付勢させている(力
が働いている)ので、給紙停止後に開放したスプリング
38の収縮を確実に防止できる。
【0129】なお、その他の作用効果は、第1実施形態
及び第7実施形態と同様であるので、その説明は省略す
る。
【0130】(第10実施形態)本発明の第10実施形
態を図22及び図23にしたがって説明する。なお、第
10実施形態は、請求項9,11,及び13に対応する
実施形態で、その出力軸30の回転を制御し、図23に
示すスプリング38を入力スリーブ32Aから離間させ
た状態に維持させる変形例である。
【0131】図22に示すように、第10実施形態の出
力軸30のD軸部30Bには、その左端にD軸部30B
に対応する孔92Aが形成された偏心部材又は付勢機構
としての略扇形の偏心重量物92が配置されている。こ
の孔92AにD軸部30Bの左端を挿入し偏心重量物9
2を出力軸30に取付ける。
【0132】偏心重量物92の重心PWは、図22に示
す待機時において、偏心重量物92の重心PWと出力軸
30の軸心Pとを結ぶ線L5が装置本体10の載置面1
0Aと平行の平行線L6に対し略平行となる位置とし、
偏心重量物92の重心PWによって出力軸30(出力ス
リーブ34)が回転伝達方向(矢印CCW方向)へ回転
するようにされている。
【0133】なお、第10実施形態の偏心部材の形状
は、図22の例に限定されず、偏心部材の重心PWが出
力軸30の軸心Pに対し偏位していれば良い。その他の
構成は、図2に示す第1実施形態と同様である。
【0134】図22に示すように、第10実施形態にお
いて、給紙の停止直後、偏心重量物92の重心PWによ
って出力スリーブ34が回転伝達方向(矢印CCW方
向)へ回転する。出力軸30の回転は、偏心重量物92
の重心PWと図23に示すスプリング38の収縮力とが
釣り合ったところで停止する。
【0135】即ち、図23に示すように、第10実施形
態によれば、給紙の停止後に、偏心重量物92の重心P
Wによって出力軸30が回転するため、スプリング38
が出力スリーブ34から離間し開く。さらに、給紙の停
止後においても、スプリング38が開くように、偏心重
量物92の重心PWによって常に付勢させている(力が
働いている)ので、給紙停止後に開放したスプリング3
8の収縮を確実に防止できる。その他の作用効果は、第
1実施形態及び第7実施形態と同様であるので、その説
明は省略する。
【0136】なお、上記各実施形態では、スリーブ32
A,34の外周に対しスプリング38を縮小させること
によってスプリング38の内周を密着させてクラッチを
連結させる構成であるが、これとは逆にスプリング38
の外周をスリーブ32A,34の内周に密着させてクラ
ッチを連結させる構成としても良い。また、本発明は、
上記いずれかの実施形態を単独で、または複数の実施形
態を任意に組み合わせて適用しても良い。さらに、本発
明のクラッチ機構Sは、図1に示すプリンタの他に、複
写機の用紙搬送装置等にも適用できる。
【0137】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、クラッチ
の開放を確実にさせる安価なクラッチ機構を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態におけるレーザービ
ームプリンタの全体構成を示す断面図である。
【図2】図1に示す給紙装置の斜視図である。
【図3】図2に示す給紙装置の分解斜視図である。
【図4】図1に示す給紙装置の断面図である。
【図5】図2に示す回転体と慣性体とを係合させる前の
状態を示す斜視図である。
【図6】図4に示す給紙装置の給紙状態を示す断面図で
ある。
【図7】図4に示す給紙装置の給紙を解除した状態を示
す断面図である。
【図8】図4に示す給紙装置の待機状態を示す断面図で
ある。
【図9】本発明の第2実施形態の回転体を出力軸に挿入
する前の状態を示す斜視図である。
【図10】図9に示す回転体と出力軸との係合状態を示
す断面図である。
【図11】本発明の第3実施形態の側面図である。
【図12】本発明の第4実施形態の側面図である。
【図13】本発明の第5実施形態の側面図であり、Aは
スプリングが圧縮された状態を示す側面図,Bはスプリ
ングが伸長された状態を示す側面図である。
【図14】本発明の第6実施形態の斜視図である。
【図15】本発明の第6実施形態の断面図である。
【図16】本発明の第7実施形態の斜視図である。
【図17】本発明の第7実施形態の断面図である。
【図18】本発明の第8実施形態の斜視図である。
【図19】本発明の第8実施形態の断面図である。
【図20】本発明の第9実施形態の斜視図である。
【図21】本発明の第9実施形態の断面図である。
【図22】本発明の第10実施形態の斜視図である。
【図23】本発明の第10実施形態の断面図である。
【符号の説明】
30 出力軸 32 入力ギヤ(原動体) 32A 入力スリーブ(原動体) 34 入力スリーブ(従動体) 38 コイルスプリング 42 アーマチュア(制御部材) 42B 係合部 50 回転体 50B 突起部(係合部) 52 慣性体 52B 長孔(遊び部) 60 慣性体 62 出力軸 64 カラー 64A 突起(爪部) 64B 先端 64C 根元(基部) 66 軌跡 68 カラー 68A 突起(爪部) 68B 先端 68C 根元(基部) 70 軌跡 72 カラー 74 スプリング(弾性部材) 76 ワンウェイクラッチ(保持機構) 78 駆動軸(付勢機構) 80 ロール(付勢機構) 82 回転体(付勢機構) 84 スプリング(付勢機構) 86 接線カム(付勢機構) 88 ストッパ(付勢機構) 90 スプリング(付勢機構) 92 偏心重量物(偏心部材または付勢機構) S クラッチ機構 PW 重心 CCW 入力スリーブの回転伝達方向

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動体の回転を緊張状態のコイルスプリ
    ングの内周又は外周を介して従動体へ伝達するクラッチ
    機構であって、 前記従動体に対する前記原動体の回転の伝達を解除する
    際に、前記コイルスプリングの前記原動体側または従動
    体側の少なくとも一方を強制的に回転させて前記コイル
    スプリングの径を変えて弛緩させることを特徴とするク
    ラッチ機構。
  2. 【請求項2】 前記従動体に対する前記原動体の回転の
    伝達を解除する際に、前記従動体を前記原動体の回転伝
    達方向へさらに回転させ前記コイルスプリングを強制的
    に弛緩させることを特徴とする請求項1に記載のクラッ
    チ機構。
  3. 【請求項3】 前記原動体を回転自在に軸支していると
    共に前記従動体を固定的に軸支した出力軸に、前記従動
    体を前記原動体の回転伝達方向へさらに回転させる慣性
    体を配置させたことを特徴とする請求項2に記載のクラ
    ッチ機構。
  4. 【請求項4】 前記原動体を回転自在に軸支していると
    共に前記従動体を固定的に軸支した出力軸に、係合部を
    設けた回転体及びこの回転体の係合部と係合して前記係
    合部と相対移動すると共に前記原動体の回転伝達方向の
    前記回転体に対する所定範囲の回転を許容する遊び部を
    形成した慣性体を配置させたことを特徴とする請求項2
    に記載のクラッチ機構。
  5. 【請求項5】 前記原動体と前記従動体との連結又はそ
    の連結の解除を制御する制御部材を備え、前記従動体へ
    の原動体の回転の伝達を解除する際に、前記コイルスプ
    リングが係止される前記従動体を前記制御部材で前記原
    動体の回転伝達方向と逆方向へ回転させることを特徴と
    する請求項1に記載のクラッチ機構。
  6. 【請求項6】 前記制御部材に係合部を設け、かつこの
    係合部と係合する爪部を前記原動体側に形成し、前記爪
    部の先端と前記係合部の先端とが対向する状態におい
    て、前記爪部の基部が前記原動体の回転伝達方向側にあ
    り、前記従動体を前記原動体の回転伝達方向と逆方向へ
    回転させることを特徴とする請求項5に記載のクラッチ
    機構。
  7. 【請求項7】 前記制御部材に係合部を設け、かつこの
    係合部と係合する爪部を前記原動体側に形成し、前記爪
    部の先端と前記係合部の先端とが対向する状態におい
    て、前記爪部の基部が前記係合部の先端の軌跡よりも前
    記原動体の回転伝達方向と逆方向側にあり、前記従動体
    を前記原動体の回転伝達方向と逆方向へ回転させること
    を特徴とする請求項5に記載のクラッチ機構。
  8. 【請求項8】 前記爪部または前記係合部の少なくとも
    一方を弾性変形可能とし、または前記爪部と前記係合部
    との間に弾性部材を介在させたことを特徴とする請求項
    5に記載のクラッチ機構。
  9. 【請求項9】 原動体の回転を緊張状態のコイルスプリ
    ングを介して従動体へ伝達するクラッチ機構であって、 前記従動体に対する前記原動体の回転の伝達を解除する
    際に、前記コイルスプリングの前記原動体側または従動
    体側の少なくとも一方を強制的に回転させて弛緩させる
    と共に、この弛緩を保持させる保持機構を配置させたこ
    とを特徴とするクラッチ機構。
  10. 【請求項10】 前記保持機構が、ワンウエイクラッチ
    であることを特徴とする請求項9に記載のクラッチ機
    構。
  11. 【請求項11】 原動体の回転を緊張状態のコイルスプ
    リングを介して従動体へ伝達するクラッチ機構であっ
    て、 前記従動体に対する前記原動体の回転の伝達を解除する
    際に、前記コイルスプリングの前記原動体側または従動
    体側の少なくとも一方を強制的に回転させて弛緩させる
    と共に、この弛緩を保持させる付勢機構を配置させたこ
    とを特徴とするクラッチ機構。
  12. 【請求項12】 前記付勢機構が、前記原動体の駆動上
    流の回転を直接に前記従動体側へ伝達する機構であっ
    て、前記従動体に対する前記原動体の回転の伝達を解除
    する際に、前記付勢機構によって前記従動体側を前記原
    動体の回転伝達方向へ付勢させることを特徴とする請求
    項11に記載のクラッチ機構。
  13. 【請求項13】 前記付勢機構が、スプリング,カム,
    または偏心部材のいずれかのうち少なくとも一つを利用
    した機構であることを特徴とする請求項11に記載のク
    ラッチ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010151254A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Kyocera Mita Corp トルクリミッタ、用紙分離機構及び画像形成装置
WO2012141087A1 (ja) * 2011-04-15 2012-10-18 Ntn株式会社 逆入力遮断クラッチ

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