JPH1041311A - エピタキシャルシリコン基板及び固体撮像装置並びにこれらの製造方法 - Google Patents

エピタキシャルシリコン基板及び固体撮像装置並びにこれらの製造方法

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JPH1041311A
JPH1041311A JP8207756A JP20775696A JPH1041311A JP H1041311 A JPH1041311 A JP H1041311A JP 8207756 A JP8207756 A JP 8207756A JP 20775696 A JP20775696 A JP 20775696A JP H1041311 A JPH1041311 A JP H1041311A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Siエピタキシャル層から金属不純物が有効
に除去されているエピタキシャルSi基板と白傷欠陥の
少ない固体撮像装置とを提供する。 【解決手段】 Si基板11に5×1013原子cm-2
上のドーズ量で炭素14をイオン注入すると共に炭素1
4以上のドーズ量で酸素15をイオン注入した後に、S
iエピタキシャル層17を形成してエピタキシャルSi
基板18を製造する。炭素14と酸素15との化合物が
Si基板11中に形成されてゲッタシンクになり、Si
エピタキシャル層17から金属不純物が有効に除去さ
れ、エピタキシャルSi基板18に形成される固体撮像
装置は白傷欠陥が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、固体撮像装置
等の半導体装置を形成するためのエピタキシャルシリコ
ン基板及び固体撮像装置並びにこれらの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置等の半導体装置を形成する
ための半導体基板としては、CZ法で成長させたCZ基
板や、MCZ法で成長させたMCZ基板や、これらのC
Z基板やMCZ基板の表面上にエピタキシャル層を形成
したエピタキシャル基板等が従来から用いられている。
【0003】特に、固体撮像装置用としては、添加不純
物の濃度むらに起因する画像のコントラストむらを低減
させるために、添加不純物の偏析が少ないCVD法を用
いることができるエピタキシャル基板や、添加不純物の
成長縞が少ないMCZ基板が主に用いられている。
【0004】そして、このうちでも、CZ基板やMCZ
基板の表面に埋め込み領域を形成したり、CZ基板やM
CZ基板を低抵抗基板として形成したりすることによっ
て、素子形成層としてのエピタキシャル層の下に低抵抗
領域を形成することができるエピタキシャル基板が、低
電力駆動や低消費電力化に有効である。
【0005】エピタキシャルSi基板におけるSiエピ
タキシャル層を形成するための実用的な方法としてはC
VD法が用いられており、下記の4種類の原料ガスが主
に用いられている。このうち、水素還元方式では、下記
の2種類の原料ガスが用いられている。 SiCl4 +2H2 →Si+4HCl SiHCl3 + H2 →Si+3HCl
【0006】また、熱分解方式では、下記の2種類の原
料ガスが用いられている。 SiH2 Cl2 →Si+2HCl SiH4 →Si+2H2上記の4種類の原料ガス
のうちで、固体撮像装置用としては、安価なことや、成
長速度が速くて膜厚の厚いエピタキシャル層の形成に適
していること等の理由から、SiHCl3 が最も多く用
いられている。
【0007】しかし、上記の何れの原料ガスを用いて形
成したSiエピタキシャル層でも、多量の金属不純物、
特に重金属不純物、がエピタキシャル成長中に混入して
いた。このため、固体撮像装置に暗電流が流れることに
よる白傷欠陥を十分には低減させることができなくて、
固体撮像装置の特性及び歩留りが低かった。
【0008】重金属不純物の発生源としては、エピタキ
シャル成長装置のベルジャー内におけるステンレス系部
材や、原料ガスの配管等が考えられる。即ち、原料ガス
に塩素が含まれていると、エピタキシャル成長時に原料
ガスが分解して形成されたHClがステンレス系部材や
配管等を腐食させて重金属の塩化物を形成し、この塩化
物が原料ガス中に取り込まれ、この原料ガスによってS
iエピタキシャル層中に重金属不純物が混入すると考え
られる。
【0009】従って、エピタキシャルSi基板に固体撮
像装置を形成する場合は、素子形成層であるSiエピタ
キシャル層から金属不純物を除去するために、何らかの
ゲッタリング処理を施す必要がある。このため、種々の
ゲッタリング法が従来から考えられている。
【0010】即ち、Si基板内の酸素をこのSi基板の
内部にのみ析出させ、これをゲッタシンクとするイント
リンシックゲッタリング法や、多結晶Siや高濃度の燐
拡散領域等をSi基板の裏面に形成し、Si基板との歪
み応力を利用してゲッタシンクを形成するエクストリン
シックゲッタリング法等があった。しかし、従来の何れ
の方法も、ゲッタリング能力が弱く、固体撮像装置に暗
電流が流れることによる白傷欠陥を十分には低減させる
ことができなかった。
【0011】そこで、Si基板に5×1013原子cm-2
以上のドーズ量で炭素をイオン注入した後、このSi基
板の表面上にSiエピタキシャル層を形成することによ
って、ゲッタリング能力が強くて固体撮像装置の白傷欠
陥を従来に比べて1/5以下に低減させることができる
エピタキシャルSi基板及びその製造方法を、特願平6
−23145号として、本願の出願人が既に提案した。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本願の出願人
が既に提案したこのエピタキシャルSi基板でさえも、
ゲッタリング能力が必ずしも十分には強くなく、今後の
高感度の固体撮像装置では白傷欠陥を十分に低減させる
ことが困難になると考えられる。従って、ゲッタリング
能力が更に強いエピタキシャルSi基板及びその製造方
法が必要になってきている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願の発明によるエピタ
キシャルシリコン基板は、1×1018原子cm-3以上の
ピーク濃度を有する炭素とこの炭素以上のピーク濃度を
有する酸素とを含むシリコン基板と、このシリコン基板
の表面上に積層されているシリコンエピタキシャル層と
を有している。
【0014】本願の発明によるエピタキシャルシリコン
基板は、前記炭素が前記ピーク濃度を有している深さと
前記酸素が前記ピーク濃度を有している深さとが互いに
等しいことが好ましい。
【0015】本願の発明による固体撮像装置は、前記エ
ピタキシャルシリコン基板の前記シリコンエピタキシャ
ル層を素子形成層として形成されている。
【0016】本願の発明によるエピタキシャルシリコン
基板の製造方法は、5×1013原子cm-2以上のドーズ
量で炭素をシリコン基板にイオン注入する工程と、前記
炭素以上のドーズ量で酸素を前記シリコン基板にイオン
注入する工程と、前記炭素及び前記酸素の前記イオン注
入の後に、前記シリコン基板の表面上にシリコンエピタ
キシャル層を形成する工程とを有している。
【0017】本願の発明によるエピタキシャルシリコン
基板の製造方法は、前記炭素の投影飛程距離と前記酸素
の投影飛程距離とが互いに等しくなる加速エネルギーで
前記イオン注入を行うことが好ましい。
【0018】本願の発明によるエピタキシャルシリコン
基板の製造方法は、前記炭素がピーク濃度を有する深さ
と前記酸素がピーク濃度を有する深さとを前記シリコン
基板中に位置させる加速エネルギーで前記イオン注入を
行うことが好ましい。
【0019】本願の発明によるエピタキシャルシリコン
基板の製造方法は、エピタキシャル成長温度におけるエ
ピタキシャル成長と前記エピタキシャル成長温度の1/
2以下の温度への冷却とを順次に複数回繰り返すことに
よって、前記シリコンエピタキシャル層を形成すること
が好ましい。
【0020】本願の発明による固体撮像装置の製造方法
は、前記エピタキシャルシリコン基板を製造し、このエ
ピタキシャルシリコン基板の前記シリコンエピタキシャ
ル層を素子形成層として固体撮像装置を形成する。
【0021】本願の発明によるエピタキシャルシリコン
基板及び固体撮像装置では、炭素と酸素との化合物がシ
リコン基板中に形成されており、この化合物がゲッタシ
ンクになって、極めて強いゲッタリング能力が存在して
いると考えられる。このため、シリコンエピタキシャル
層から金属不純物が有効に除去されている。
【0022】また、炭素がピーク濃度を有している深さ
と酸素がピーク濃度を有している深さとが互いに等しけ
れば、炭素と酸素との化合物がシリコン基板中に有効に
形成されていて、シリコンエピタキシャル層から金属不
純物が更に有効に除去されている。
【0023】本願の発明によるエピタキシャルシリコン
基板の製造方法では、炭素及び酸素をシリコン基板にイ
オン注入しているので、過飽和の濃度の炭素及び酸素で
もシリコン基板に導入することができて、ゲッタシンク
としての炭素と酸素との化合物をシリコン基板中に形成
することができると考えられる。
【0024】このため、イオン注入の後にシリコン基板
の表面上にシリコンエピタキシャル層を形成する際にこ
のシリコンエピタキシャル層中に混入する金属不純物
を、強力にゲッタリングすることができて、シリコンエ
ピタキシャル層から金属不純物を有効に除去することが
できる。
【0025】また、炭素の投影飛程距離と酸素の投影飛
程距離とが互いに等しくなる加速エネルギーでイオン注
入を行えば、炭素がピーク濃度を有する深さと酸素がピ
ーク濃度を有する深さとが互いに等しくなり、炭素と酸
素との化合物をシリコン基板中に有効に形成することが
できて、シリコンエピタキシャル層から金属不純物を更
に有効に除去することができる。
【0026】また、炭素がピーク濃度を有する深さと酸
素がピーク濃度を有する深さとをシリコン基板の表面で
はなくシリコン基板中に位置させる加速エネルギーでイ
オン注入を行えば、シリコン基板の表面における結晶性
の劣化が少ない状態でこの表面上にシリコンエピタキシ
ャル層を形成することができるので、シリコンエピタキ
シャル層の結晶性の劣化も少なくすることができる。
【0027】また、シリコンエピタキシャル層を複数回
に分けて形成すれば、複数回の熱履歴を加えることにな
るので、炭素及び酸素のイオン注入によってシリコン基
板に形成された結晶欠陥を成長させ、シリコンエピタキ
シャル層中に混入する金属不純物を更に強力にゲッタリ
ングすることができて、シリコンエピタキシャル層から
金属不純物を更に有効に除去することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本願の発明の第1及び第2
実施形態を説明するが、これらの実施形態の説明に先立
って、まず、本願の発明の原理を、図2、3を参照しな
がら説明する。
【0029】図2は、CZ法で成長させて酸素濃度が1
×1018原子cm-3以下であるSi基板に300keV
の加速エネルギー及び5×1014原子cm-2のドーズ量
で炭素のみをイオン注入した後に、燐を添加したSiH
Cl3 を原料ガスとする1150℃の温度のCVD法
で、厚さが10μmであり抵抗率が40〜50Ωmであ
るn型のSiエピタキシャル層をSi基板の表面上に形
成し、このエピタキシャルSi基板をSIMS法で分析
した結果を示している。
【0030】この図2から明らかな様に、Si基板の酸
素濃度が1×1018原子cm-3以下であるにも拘らず、
炭素をイオン注入した部分では酸素が炭素と同じピーク
濃度及び分布を有している。このことから、炭素をイオ
ン注入した部分では炭素と酸素とが独立に存在している
のではなく、炭素と酸素との化合物が形成されており、
本願の出願人による既述の特願平6−23145号にお
ける発明では、この化合物がゲッタシンクになっている
と考えられる。
【0031】従って、炭素のみならず酸素をも同時にイ
オン注入することによって、炭素と酸素との化合物を積
極的に形成しておけば、更に強力なゲッタリング能力が
得られると考えられる。図3は、Siエピタキシャル層
の厚さが12μmであること以外は上述と同様のエピタ
キシャルSi基板を製造し、後述する図4〜6の方法で
CCD固体撮像装置を形成し、その白傷欠陥を評価した
結果を示している。
【0032】この図3から明らかな様に、酸素のドーズ
量を炭素のドーズ量以上にすると、酸素をイオン注入し
ない場合に比べて白傷欠陥が半分以下に低減している。
従って、炭素と酸素との化合物を有効に形成して強力な
ゲッタリング能力を得るためには、酸素のピーク濃度を
炭素のピーク濃度以上にし、且つ酸素と炭素とでイオン
注入後の投影飛程距離つまりピーク濃度の位置を互いに
等しくすることが望ましい。
【0033】なお、既述の特願平6−23145号にお
ける発明の様に5×1013原子cm-2以上のドーズ量で
炭素をイオン注入すると、この炭素のピーク濃度は1×
1018原子cm-3程度以上になる。また、炭素と酸素と
の化合物を形成すればよいので、これらの何れを先にイ
オン注入してもよい。
【0034】図1が、エピタキシャルSi基板及びその
製造方法である第1実施形態を示している。この第1実
施形態では、図1(a)に示す様に、CZ法で成長させ
たSi結晶から作成したSi基板11を準備する。この
Si基板11では、一表面がミラー表面12になってお
り、燐が添加されていてn型であり抵抗率が8〜12Ω
cmである。
【0035】そして、このSi基板11に対して、まず
NH4 OH/H2 2 水溶液で洗浄し更にHCl/H2
2 水溶液で洗浄するというRCA洗浄を施す。次に、
1000℃の温度でドライ酸化を行って、図1(b)に
示す様に、膜厚が20nmのSiO2 膜13をミラー表
面12に形成する。
【0036】その後、SiO2 膜13を介してミラー表
面12から、300keVの加速エネルギー及び5×1
14原子cm-2のドーズ量で炭素14をイオン注入し、
引き続き、240keVの加速エネルギー及び5×10
14原子cm-2のドーズ量で酸素15をイオン注入する。
このときの炭素14及び酸素15の、投影飛程距離は共
に0.6μm程度であり、ピーク濃度も共に5×1018
原子cm-3程度である。
【0037】次に、窒素雰囲気中で1000℃、10分
間のアニールを施す。この結果、図1(c)に示す様
に、Si基板11のミラー表面12よりも深い位置にピ
ーク濃度を有する炭素及び酸素注入領域16が形成され
る。その後、HF溶液を含む液でSiO2 膜13を除去
する。
【0038】そして、SiHCl3 ガスを用いて、11
50℃程度の温度で、燐が添加されていてn- 型であり
抵抗率が40〜50ΩcmであるSiエピタキシャル層
17を、ミラー表面12上に12μmの厚さに成長させ
て、この第1実施形態のエピタキシャルSi基板18を
完成させる。
【0039】なお、炭素及び酸素注入領域16中におけ
る炭素14及び酸素15のピーク濃度の位置をミラー表
面12よりも深い位置にするのは、ピーク濃度の位置を
ミラー表面12にすると、ミラー表面12における結晶
性が劣化して、このミラー表面12上に成長させるSi
エピタキシャル層17の結晶性も劣化するからである。
【0040】また、炭素14及び酸素15のイオン注入
後に窒素雰囲気中でアニールを行うのは、後にミラー表
面12上にSiエピタキシャル層17を成長させるの
で、イオン注入で非晶質化されたミラー表面12の近傍
部における結晶性を回復させるためである。
【0041】図4〜6が、CCD固体撮像装置及びその
製造方法である第2実施形態を示している。この第2実
施形態でも、図4(a)(b)に示す様に、エピタキシ
ャルSi基板18を完成させるまでは、図1に示した第
1実施形態と実質的に同様の工程を実行する。
【0042】しかし、この第2実施形態では、次に、図
4(c)に示す様に、素子形成層としてのn- 型のSi
エピタキシャル層17にp型のウェル領域21を形成
し、このウェル領域21の表面にSiO2 膜22を形成
する。そして、ウェル領域21内にn型及びp型の不純
物を選択的にイオン注入して、n型の転送チャネル領域
23とp+ 型のチャネルストッパ領域24とp+ 型のウ
ェル領域25とを夫々形成する。
【0043】次に、図5(a)に示す様に、Si3 4
膜26とSiO2 膜27とをSiO2 膜22上の全面に
順次に形成し、受光部(光電変換部)を形成すべき部分
のSiO2 膜27とSi3 4 膜26とを選択的にエッ
チングして、SiO2 膜22、27及びSi3 4 膜2
6でゲート絶縁膜28を形成する。その後、ゲート絶縁
膜28上に多結晶Si膜31で転送電極を形成する。
【0044】次に、図5(b)に示す様に、多結晶Si
膜31をマスクにしてn型の不純物をイオン注入してn
+ 型の不純物拡散領域32を形成し、図6(a)に示す
様に、多結晶Si膜31をマスクにしてp型の不純物を
イオン注入してp++型の不純物拡散領域33を形成す
る。そして、図6(b)に示す様に、層間絶縁膜34を
形成し、遮光膜としてのAl膜35を多結晶Si膜31
の上層に形成する。
【0045】以上の様にして製造したCCD固体撮像装
置では、不純物拡散領域32とウェル領域21とのpn
接合によって形成されているフォトダイオードと正電荷
蓄積領域である不純物拡散領域33とで受光部36が構
成されている。また、転送電極である多結晶Si膜31
の一部とウェル領域21の一部とで読出ゲート部37が
構成されており、転送電極である多結晶Si膜31の一
部と転送チャネル領域23とで垂直転送レジスタ38が
構成されている。
【0046】なお、上述の第1及び第2実施形態では、
エピタキシャルSi基板18の表面上にSiエピタキシ
ャル層17を一時に形成しているが、エピタキシャル成
長温度におけるエピタキシャル成長とエピタキシャル成
長温度の1/2以下の温度への冷却とを順次に複数回繰
り返すことによってSiエピタキシャル層17を形成し
てもよい。
【0047】また、上述の第2実施形態では、n型のエ
ピタキシャルSi基板18にp型のウェル領域21を形
成しているが、これらの導電型が互いに反対であっても
よい。また、上述の第2実施形態では、第1実施形態で
製造したエピタキシャルSi基板18にCCD固体撮像
装置を形成しているが、増幅型固体撮像装置等の他の固
体撮像装置や固体撮像装置以外の半導体装置を形成する
こともできる。
【0048】
【発明の効果】本願の発明によるエピタキシャルシリコ
ン基板では、シリコンエピタキシャル層から金属不純物
が有効に除去されているので、このシリコンエピタキシ
ャル層を素子形成層にして特性の優れた半導体装置を高
い歩留りで形成することができる。
【0049】また、炭素がピーク濃度を有している深さ
と酸素がピーク濃度を有している深さとが互いに等しけ
れば、シリコンエピタキシャル層から金属不純物が更に
有効に除去されているので、このシリコンエピタキシャ
ル層を素子形成層にして更に特性の優れた半導体装置を
更に高い歩留りで形成することができる。
【0050】本願の発明による固体撮像装置では、素子
形成層としてのシリコンエピタキシャル層から金属不純
物が有効に除去されているので、白傷欠陥が少なくて歩
留りが高い。
【0051】本願の発明によるエピタキシャルシリコン
基板の製造方法では、シリコンエピタキシャル層から金
属不純物を有効に除去することができるので、このシリ
コンエピタキシャル層を素子形成層にして特性の優れた
半導体装置を高い歩留りで形成することができるエピタ
キシャルシリコン基板を製造することができる。
【0052】また、炭素の投影飛程距離と酸素の投影飛
程距離とが互いに等しくなる加速エネルギーでイオン注
入を行えば、シリコンエピタキシャル層から金属不純物
を更に有効に除去することができるので、このシリコン
エピタキシャル層を素子形成層にして更に特性の優れた
半導体装置を更に高い歩留りで形成することができるエ
ピタキシャルシリコン基板を製造することができる。
【0053】また、炭素がピーク濃度を有する深さと酸
素がピーク濃度を有する深さとをシリコン基板の表面で
はなくシリコン基板中に位置させる加速エネルギーでイ
オン注入を行えば、シリコンエピタキシャル層の結晶性
の劣化も少なくすることができるので、このシリコンエ
ピタキシャル層を素子形成層にして更に特性の優れた半
導体装置を更に高い歩留りで形成することができるエピ
タキシャルシリコン基板を製造することができる。
【0054】また、シリコンエピタキシャル層を複数回
に分けて形成すれば、シリコンエピタキシャル層から金
属不純物を更に有効に除去することができるので、この
シリコンエピタキシャル層を素子形成層にして更に特性
の優れた半導体装置を更に高い歩留りで形成することが
できるエピタキシャルシリコン基板を製造することがで
きる。
【0055】本願の発明による固体撮像装置の製造方法
では、素子形成層としてのシリコンエピタキシャル層か
ら金属不純物を有効に除去することができるので、白傷
欠陥の少ない固体撮像装置を高い歩留りで製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の第1実施形態における製造方法を
工程順に示す側断面図である。
【図2】エピタキシャルSi基板の深さと炭素及び酸素
の濃度との関係を示しており本願の発明の原理を説明す
るためのグラフである。
【図3】イオン注入条件と白傷欠陥数との関係を示して
おり本願の発明の原理を説明するためのグラフである。
【図4】本願の発明の第2実施形態における製造方法の
初期の工程を順次に示す側断面図である。
【図5】第2実施形態における製造方法の中期の工程を
順次に示す側断面図である。
【図6】第2実施形態における製造方法の終期の工程を
順次に示す側断面図である。
【符号の説明】
11 Si基板 14 炭素
15 酸素 17 Siエピタキシャル層 18 エピタキシャ
ルSi基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1×1018原子cm-3以上のピーク濃度
    を有する炭素とこの炭素以上のピーク濃度を有する酸素
    とを含むシリコン基板と、 このシリコン基板の表面上に積層されているシリコンエ
    ピタキシャル層とを有することを特徴とするエピタキシ
    ャルシリコン基板。
  2. 【請求項2】 前記炭素が前記ピーク濃度を有している
    深さと前記酸素が前記ピーク濃度を有している深さとが
    互いに等しいことを特徴とする請求項1記載のエピタキ
    シャルシリコン基板。
  3. 【請求項3】 請求項1のエピタキシャルシリコン基板
    の前記シリコンエピタキシャル層を素子形成層として形
    成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 5×1013原子cm-2以上のドーズ量で
    炭素をシリコン基板にイオン注入する工程と、 前記炭素以上のドーズ量で酸素を前記シリコン基板にイ
    オン注入する工程と、 前記炭素及び前記酸素の前記イオン注入の後に、前記シ
    リコン基板の表面上にシリコンエピタキシャル層を形成
    する工程とを有することを特徴とするエピタキシャルシ
    リコン基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記炭素の投影飛程距離と前記酸素の投
    影飛程距離とが互いに等しくなる加速エネルギーで前記
    イオン注入を行うことを特徴とする請求項4記載のエピ
    タキシャルシリコン基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記炭素がピーク濃度を有する深さと前
    記酸素がピーク濃度を有する深さとを前記シリコン基板
    中に位置させる加速エネルギーで前記イオン注入を行う
    ことを特徴とする請求項4記載のエピタキシャルシリコ
    ン基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 エピタキシャル成長温度におけるエピタ
    キシャル成長と前記エピタキシャル成長温度の1/2以
    下の温度への冷却とを順次に複数回繰り返すことによっ
    て、前記シリコンエピタキシャル層を形成することを特
    徴とする請求項4記載のエピタキシャルシリコン基板の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の方法でエピタキシャル
    シリコン基板を製造し、このエピタキシャルシリコン基
    板の前記シリコンエピタキシャル層を素子形成層として
    固体撮像装置を形成することを特徴とする固体撮像装置
    の製造方法。
JP20775696A 1996-07-18 1996-07-18 エピタキシャルシリコン基板及び固体撮像装置並びにこれらの製造方法 Expired - Fee Related JP3941075B2 (ja)

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