JPH1076910A - システムの自己診断装置 - Google Patents

システムの自己診断装置

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Publication number
JPH1076910A
JPH1076910A JP8233484A JP23348496A JPH1076910A JP H1076910 A JPH1076910 A JP H1076910A JP 8233484 A JP8233484 A JP 8233484A JP 23348496 A JP23348496 A JP 23348496A JP H1076910 A JPH1076910 A JP H1076910A
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JP
Japan
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time
capacitor
voltage
cpu
self
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JP8233484A
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English (en)
Inventor
Kenji Tsubone
賢二 坪根
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUがエアバッグシステムの自己診断(バ
ックアップコンデンサの容量チェック)を開始すること
が可能となるまでの時間を短縮できるシステムの自己診
断装置を提供する。 【解決手段】 所定の制御定数を有し、電源電圧を所定
電圧に変換する定電圧回路によって定められるIGオン
後の第1所定期間(TRST1)間経過後の第2所定期間
(TWD)内に、CPUからの信号に基づきCPUが正常
動作可能か否かを判断するCPU監視回路と、IGオン
後に該CPU監視回路によってCPUが正常動作可能と
判断された後、所定のシステム自己診断を実行するCP
Uと、を備えており、前記所定の制御定数を第1所定期
間と第2所定期間とで変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用エアバッグ
システムの自己診断装置に関し、特に、イグニションス
イッチのオン時に、CPUによってシステムの各種チェ
ック(プライマリチェック)を行うシステムの自己診断
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の衝突時においても乗員を安
全に保護すべくエアバッグ装置等の乗員保護装置を車両
に搭載することが一般化されつつある。このようなエア
バッグ装置においては、イグニションスイッチ(IG)
のオンに基づく車両のエンジン始動に従って充電される
バックアップコンデンサが設けられている。
【0003】このようなバックアップコンデンサは、電
源と点火器(スクイブ)とのラインと並列接続になるよ
うに設けられており、衝突時などによる電源遮断時にシ
ステムを駆動し、エアバッグ装置の点火器(スクイブ)
の点火を行ってエアバッグの膨張展開を行うためのもの
であるため、バックアップコンデンサの容量が正常であ
るかどうかを常時チェックする必要がある。バックアッ
プコンデンサの容量チェックは、一般に、イグニション
スイッチのオンに基づいて行われるプライマリチェック
時に行われており、従来よりこのような容量チェックを
行う各種の容量診断回路が提案されている。
【0004】例えば、実開平6−53981号公報に開
示されるコンデンサ容量診断回路100は、図1に示す
ように、イグニションスイッチ14がオンすることによ
り直流電源13によって充電されるバックアップコンデ
ンサ12に対して、コンデンサ12の放電電流を導通制
御するスイッチング手段16及び放電抵抗17とからな
る直列回路を並列に接続している。このコンデンサ容量
診断回路100においては、電源起動時から一定時間内
にスイッチング手段16を介してバックアップコンデン
サ12の放電を行った後、一定時間経過後にインターフ
ェイス手段15を介して充電開始信号をスイッチング手
段16に伝達することによりバックアップコンデンサ1
2の充電を開始し、さらに所定時間経過後にバックアッ
プコンデンサ12の充電電圧と電源電圧とをCPU(Ce
ntral Processing Unit、マイコン)11を介して比較
することにより、コンデンサ12の容量を診断してい
る。
【0005】上記のコンデンサ容量診断回路100にお
いては、イグニションスイッチ14がオンした後、CP
U11がオン(診断可能な安定状態になる)までバック
アップコンデンサ12を強制放電しておき、CPU11
がオンしてからバックアップコンデンサ12の充電を0
Vから開始する。そして、CPUがオンした時点以降の
所定期間でのバックアップコンデンサ12の充電電圧変
化から、バックアップコンデンサ12の容量をチェック
している。このことにより、コンデンサ充電電圧と電源
電圧との2つの電圧を測定するだけで、複雑な計算を行
うことなく簡単にバックアップコンデンサ12の容量診
断を行うことが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなコンデンサ容量診断回路100においては、容量
診断を行う毎にバックアップコンデンサ12の放電を行
う必要がある。この放電時間は、バックアップコンデン
サ12に既に充電されている電荷容量に従ってばらつき
が生じるため、確実なコンデンサの容量診断を行うに
は、常にバックアップコンデンサ12がフル充電された
場合を想定した放電時間を確保しておかなければならな
い。従って、コンデンサの容量によっては、CPUによ
るバックアップコンデンサ12の容量診断を開始するま
でに多大の時間がかかってしまい、プライマリチェック
の終了が遅くなる場合がある。即ち、イグニションスイ
ッチがオン(あるいは直流電源が投入)されてからスク
イブの点火保証可能な状態になるまでの時間が長くなっ
てしまうという問題がある。
【0007】また、上述の容量診断回路のように容量診
断毎に放電を行うことなく、イグニションスイッチのオ
ン後に連続してマイコンによりバックアップコンデンサ
の容量診断を行うことも考えられる。しかし、実際に
は、イグニションスイッチのオン後にマイコンがバック
アップコンデンサの容量診断を開始するまでには、以下
の理由により所定の時間を要する。
【0008】第1に、現状のエアバッグコンピュータシ
ステムにおいては、イグニションスイッチのオン後、マ
イコン(メインCPU)用の定電圧電源の電圧がマイコ
ン起動に必要な電圧に達するまでに時間を要し、しか
も、マイコン起動時にはマイコンが他のICからリセッ
トされる(パワーオンリセット及びW/Dタイマー監視
のリセット)ことが挙げられる。そして、第2に、マイ
コン起動後においては、他のプライマリチェック(例え
ば、電源電圧の低下、点火器のショート及びオープン故
障、インジケータランプ故障等)がバックアップコンデ
ンサの容量診断よりも優先されて実行されるようになっ
ていることが挙げられる。
【0009】図2は、従来のエアバッグコンピュータシ
ステム200の一例を模式的に示している。図2に示す
ように、電源21の負電極は接地され、正電極はイグニ
ションスイッチIGからラインL1に接続されている。
ラインL1の分岐点nAは、保護ダイオード22が介挿
されたラインL2を介して5Vレギュレータ23に接続
されている。ここに、5Vレギュレータ23は、マイコ
ン24を駆動して各種の検出及びチェックを行うために
5Vの電圧を発生する定電圧回路である。図2に示すよ
うに、5Vレギュレータ23は、コンデンサCT及び抵
抗RTを備えており、コンデンサCT及び抵抗RTの値に
よってその電気的特性が定まる。
【0010】また、ラインL2の分岐点nBは、ライン
L3を介してマイコン24に接続されている。かかるラ
インL3は、イグニションスイッチIGがオンされた時
に、電源21からラインL1、L2を介して供給される
電源電圧(Vreg電位)を検出するためのラインであ
り、電源21の電圧低下が検出された場合には、後述す
る昇圧回路26をオンして供給電圧の昇圧を行う。
【0011】ラインL1の分岐点nCからは、保護ダイ
オード25及び昇圧回路26が、保護ダイオード22と
並列に接続されている(分岐点nD)。ここで、昇圧回
路26は、電源21の電圧低下が検出された際にオンと
なり、電源21の電圧を昇圧する回路であり、電源21
が低電圧になった場合においてもエアバッグの膨張展開
性能を確保するものである。また、ラインL2の分岐点
nDにはセーフィングセンサ27、抵抗28(インフレ
ータの抵抗)、及びFET(電界効果トランジスタ)2
9が接続されており、FET29のソース側は接地され
るとともに、ゲート側はマイコン24に接続されてい
る。
【0012】セーフィングセンサ27は、ローラ、プレ
ートスプリング、ストッパ等から構成された公知の機械
式センサであり、設定以上の減速度が加わるとローラが
回転してその回転接点と固定接点との接触によりオン状
態になるものである。例えば、マイコン24が、図示し
ない加速度センサが故障した場合やマイコンが故障した
場合に、衝突時以外にもFET29のゲートに駆動信号
を出力するとFET29はオンするが、その場合でも、
セーフィングセンサ27がオフ状態にあれば、電源21
から抵抗28には電流が流れないため、抵抗28は発熱
しないのでエアバッグが膨張展開されることはない。こ
れに対して、セーフィングセンサ27がオンの状態で、
FET29がオン状態となれば、電源21から抵抗28
に電流が流れるので、抵抗28が発熱してエアバッグが
膨張展開される。このように、セーフィングセンサ27
は、マイコン24によりFET29がオンされた場合
に、エアバッグを必要時にのみ確実に膨張展開するため
の安全装置として作用するものである。
【0013】ラインL2の分岐点nEには、充電抵抗3
1及びコンデンサ32から構成されるバックアップコン
デンサ30が接続されており、コンデンサ32の一端側
は接地されている。バックアップコンデンサ30は、充
電抵抗31により決定される充電特性に従って、電源2
1によりラインL1、L2を介して充電される。バック
アップコンデンサ30は、車両の衝突等に起因して電源
21からの電圧供給が断たれた場合においても、その充
電エネルギーによってマイコン24を作動させ、エアバ
ッグの膨張展開を行わせるためのものである。
【0014】また、充電抵抗31とコンデンサ32との
間からラインL4が接続され、このラインL4の一端は
マイコン24に接続されている。ラインL4は、コンデ
ンサ32の端子電圧Vcを検出するものであり、マイコ
ン24は、後述するように、ラインL4を介してコンデ
ンサ32の端子電圧Vcを一定時間検出するとともに、
その検出結果からバックアップコンデンサ30(コンデ
ンサ32)の容量診断を行う。
【0015】また、ラインL1にはウォーニングランプ
37及びトランジスタ38が接続されている。トランジ
スタ38のエミッタは接地され、トランジスタ38のベ
ースはラインL5を介してマイコン24に接続されてい
る。例えば、バックアップコンデンサ30(コンデンサ
32)の端子電圧Vcが所定電圧よりも低下し、ライン
L4を介して容量低下が検出された場合、マイコン24
は、ラインL5を介して駆動信号をトランジスタ38の
ベースに出力してトランジスタ38をオンすることによ
り、電源21を介してウォーニングランプ37を点灯す
る。
【0016】図3は、このようなシステムにおける電源
オン時以降の動作を示すタイミング図である。バックア
ップコンデンサの充電は、イグニションスイッチのオン
(時刻t0)と同時に開始されるため、マイコンがリセ
ットされてバックアップコンデンサの容量診断を開始し
得る時点(時刻t2)においては、バックアップコンデ
ンサはかなり充電が進んだ状態(つまり、端子電圧が高
い状態)になっている。即ち、時間Bの間にコンデンサ
の電圧がDだけ上昇してしまう。充電がある程度進む
と、コンデンサ容量によらずバックアップコンデンサの
充電電圧変化が緩やかになるので、バックアップコンデ
ンサの容量診断を明確に行うことが困難となる。このた
め、コンデンサの充電電圧の上昇を極力抑えるために、
コンデンサの容量に相当程度のマージン容量を持たせる
(つまり、静電容量を大きくする)ことも考えられる
が、しかし、その結果、バックアップコンデンサが大型
化してコストが高騰してしまうという問題がある。
【0017】このように、イグニションスイッチがオン
されてからマイコンがリセットされ、システムの自己診
断(バックアップコンデンサの容量診断)を開始し得る
までの時間Bは、エアバッグシステムのプライマリチェ
ック時間及びバックアップコンデンサ容量に大きく影響
する。図3に示されるように、マイコンに所定の電圧が
印加されることによりマイコンがオンしてからマイコン
がリセットされるまでの時間A(t2−t1)は、上記
の時間Bの大半を占めている。
【0018】ここで、時間Aは、5Vレギュレータに所
定の電圧が印加されてから5Vレギュレータが安定する
までの時間(パワーオンリセット時間)TRST1、マイコ
ンがオンされてからCPU監視回路がマイコンが正常か
どうかをチェックし終わるまでの時間(ウォッチトッグ
タイマ時間)TWD、及びシステムの自己診断に要する時
間(ウォッチトッグ監視リセット時間)TRST2から構成
される。
【0019】マイコンによるシステムの自己診断開始の
前には、マイコンが動作可能か否かを判断する必要があ
る。この判断を行うCPU監視回路の誤判断を避けるに
は、ある程度の時間、即ち、マイコン(メインCPU)
から所定の複数パルス(ウォッチドック用パルス)が入
力されるのに要する時間TWDが必要となる。TWDは、ソ
フトウエアの作り込み易さの観点からTWD≧200ms
である必要がある。即ち、時間TWDを短くしようとした
場合、ウォッチドッグ用(W/D)パルスのパルス幅を
短くすることが考えられるが、マイコンの処理能力上、
パルス幅をある程度以下にすることはできない。また、
マイコンの正常・異常の判断に際してその信頼性を向上
させるためには、前述したように、複数のW/Dパルス
をマイコンからCPU監視回路に所定期間内に出力して
判断を行う必要がある。これは、何等かの理由でこのW
/Dパルスの出力が遅れた場合に、直ちにマイコンの異
常であると誤判断してマイコンがリセットされてしまう
ことを防止するためである。
【0020】また、所定の時間TWD内にウォッチドック
用(W/D)パルスが得られなかった場合にマイコンを
再リセットするための時間TRST2も、マイコン内部のハ
ード的制約から、TRST2≧2msであることが要求され
る。
【0021】一方、このCPU監視回路自体がIGオン
後に動作可能状態へ変化する時間、即ち、安定した5V
電圧が供給されるまでの時間(TRST1)はなるべく短い
ほうが好ましく、また、この時間TRST1は早くすること
ができる。しかしながら、時間Aを構成するTWD、
RST2及びTRST1は、図2に示される5Vレギュレータ2
3の電気的特性、即ちコンデンサCT及び抵抗RTの値に
よって定まっており、例えば、表1で表わされるような
関係がある。
【0022】
【表1】
【0023】表1からわかるように、TRST1に対する要
求とTWDに対する要求とは、互いに背反関係にある。従
って、本来短縮可能な時間TRST1も、上記の要求を満た
すようなTWDを得るために設定された5Vレギュレータ
の電気的特性によって決定されることになる(従来、パ
ワーオンリセット時間TRST1は約1秒程度である)。こ
のように、時間Aを短縮することによってバックアップ
コンデンサの容量診断を開始するまでの時間Bを短縮す
ることは困難な状態となっている。
【0024】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、CPUがシステムの
自己診断(バックアップコンデンサの容量チェック)開
始が可能となるまでの時間を短縮できる、エアバッグシ
ステムの自己診断装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明によるシステムの
自己診断装置は、所定の制御定数を有し、電源電圧を所
定電圧に変換する定電圧回路によって定められるイグニ
ションスイッチ(IG)オン後の第1所定期間
(TRST1)経過後の第2所定期間(TWD)内に、CPU
からの信号に基づきCPUが正常動作可能か否かを判断
するCPU監視回路と、IGオン後に該CPU監視回路
によってCPUが正常動作可能と判断された後、所定の
システム自己診断を実行するCPUと、を備え、該所定
の制御定数を第1所定期間と第2所定期間とで変更する
ことを特徴し、そのことにより上記目的が達成される。
【0026】1つの実施態様においては、前記制御定数
は、前記定電圧回路の時定数であってもよい。
【0027】もう1つの実施態様においては、前記制御
定数は、前記定電圧回路における所定のしきい値電圧で
あってもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を実施例によって説明する。
【0029】(実施例1)図4は、本発明の実施例1に
よるエアバッグシステムの自己診断装置400の構成を
示すブロック図である。図2に示した従来のエアバッグ
コンピュータシステム200と同様の構成要素には、同
一の参照符号をつけている。
【0030】図4に示すように、システムの自己診断装
置400において、電源21の負電極は接地され、正電
極はイグニションスイッチIGからラインL1に接続さ
れている。ラインL1の分岐点nAは、保護ダイオード
22が介挿されたラインL2を介して5Vレギュレータ
40に接続されている。ここで、5Vレギュレータ40
は、マイコン41を駆動して各種の検出、チェックを行
うために5Vの電圧を発生する定電圧回路である。図4
に示すように、5Vレギュレータ40は、制御定数切り
替え回路42を備えている。制御定数切り替え回路42
に設定される制御定数によって5Vレギュレータ40の
電気的特性が定まり、この電気的特性に従ってIGオン
後の動作のタイミングが制御される。
【0031】本実施例において、制御定数切り替え回路
42は、図4に示すように、5VラインL7と分岐点n
Fとの間に並列に接続された2つの抵抗R1及びR2と、
分岐点nFに一端が接続されたコンデンサCとを有して
いる。ここで、抵抗R1の抵抗値は抵抗R2の抵抗値より
も大きいとする。また、コンデンサCの他端は接地され
ており、抵抗R2と分岐点nFとの間には、スイッチン
グ素子S/Wが設けれている。このように、本実施例に
おける制御定数は、制御定数切り替え回路42の抵抗R
1及びR2、コンデンサC、及びスイッチング素子S/W
の状態によって定まる制御定数切替回路42の時定数で
ある。抵抗R1及び/またはR2を介し、所定の放電の下
限電圧によりコンデンサCの充電・放電を行うことによ
り、システムのタイミングを制御するタイミング信号T
cを得ることができる。
【0032】また、ラインL2の分岐点nBは、ライン
L3を介してマイコン41に接続されている。かかるラ
インL3は、イグニションスイッチIGがオンされた時
に、電源21からラインL1及びL2を介して供給され
る電源電圧(Vreg電位)を検出するためのラインであ
り、電源21の電圧低下が検出された場合には、後述す
る昇圧回路26をオンして供給電圧の昇圧を行う。
【0033】ラインL1の分岐点nCからは、保護ダイ
オ一ド25及び昇圧回路26が、保護ダイオード22と
並列に接続されている(分岐点nD)。ここで、昇圧回
路26は、電源21の電圧低下が検出された際にオンと
なり、電源21の電圧を昇圧する回路であり、電源21
が低電圧になった場合においてもエアバッグの膨張展開
性能を確保するものである。また、ラインL2の分岐点
nDには抵抗28(インフレータの抵抗)、FET(電
界効果トランジスタ)29、及びセーフィングセンサ2
7が接続されている。FET29のソース側はセーフィ
ングセンサ27の一端に接続され、ゲート側はマイコン
41に接続されている。セーフィングセンサ27の他端
は設置されている。
【0034】セーフィングセンサ27は、従来のエアバ
ッグコンピュータシステム200の場合と同様に、ロー
ラ、プレートスプリング、ストッパ等から構成された公
知の機械式センサであり、設定以上の減速度が加わると
ローラが回転してその回転接点と固定接点との接触によ
りオン状態になり、マイコン41によりFET29がオ
ンされた場合において、必要な時にのみ確実にエアバッ
グを膨張展開するための安全装置として作用する。
【0035】ラインL2の分岐点nEには、充電抵抗及
びコンデンサ(図示せず)から構成されるバックアップ
コンデンサ30が接続されている。バックアップコンデ
ンサ30は、その充電抵抗により決定される充電特性に
従い、電源21によってラインL1及びL2を介して充
電される。バックアップコンデンサ30は、車両の衝突
等に起因して電源21からの電圧供給が断たれ場合にお
いても、その充電エネルギーによって所定時間のマイコ
ン41の動作とエアバッグの膨張展開とを確保する。
【0036】また、バックアップコンデンサ30は、ラ
インL4を介してマイコン41に接続されている。マイ
コン41は、ラインL4を介してバックアップコンデン
サ30の端子電圧Vcを一定時間検出するとともに、そ
の検出結果からバックアップコンデンサ30の容量診断
を行う。
【0037】また、ラインL1にはウォーニングランプ
37及びトランジスタ38が接続されている。トランジ
スタ38のエミッタは接地され、トランジスタ38のベ
ースはラインL5を介してマイコン41に接続されてい
る。例えば、バックアップコンデンサ30の端子電圧V
cが所定電圧よりも低下し、ラインL4を介して容量低
下が検出された場合、マイコン41は、ラインL5を介
して駆動信号をトランジスタ38のベースに出力してト
ランジスタ38をオンすることにより、電源21を介し
てウォーニングランプ37を点灯する。
【0038】尚、5Vレギュレータ40とマイコン41
との間は、5Vライン、RESET信号ライン、W/D
パルスラインによって接続されている。5Vラインは、
5Vレギュレータ40からの5V電圧をマイコン41に
供給するためのものであり、RESET信号ラインは5
Vレギュレータ40からマイコン41にリセット信号を
入力するためのものである。また、W/Dパルスライン
は、マイコン41の割り込み信号によるW/Dパルスの
信号を、4Vレギュレータ回路40の内部にあるCPU
監視回路(W/D)が検知するためのラインである。こ
こで、CPU監視回路とは、所定の期間内に所定回数の
信号(パルス、反転信号等)がマイコン(CPU)41
から出力されたか否かを監視する回路であって、所定回
数のパルスが確認された場合にCPUが正常動作可能で
あると判断するものである。
【0039】図5(a)及び(b)に、システムの自己
診断装置400における電源オン時以降の動作を示す。
時刻t0においてイグニションスイッチIGがオンされ
ると、ラインL1上の電圧Vbattが立ち上がる。同時
に、5VラインL7の電圧が立ち上がり、所定のしきい
値電圧に達すると5Vレギュレータ40がオンされる
(時刻t1)。5Vレギュレータがオンされてから(時
刻t1)、安定した定電圧を供給できるようになるまで
の時間(パワーオンリセット時間TRST1)、制御定数切
り替え回路42のスイッチング素子S/Wをオンするこ
とにより(図5(b))、制御定数切り替え回路42に
おける抵抗値を、R1及びR2の合成抵抗Rp=R1・R2
/(R1+R2)とする。尚、スイッチング素子S/W
は、5Vレギュレータ40がオンされると同時に、5V
レギュレータ40によってオンされるものである。
【0040】従って、パワーオンリセット時間TRST1
おける回路の時定数は、合成抵抗Rp及びコンデンサC
の値によって定まることになる。2つの抵抗を並列にす
ることにより、合成抵抗Rpは小さくなり、時定数を小
さくしてパワーオンリセット時間TRST1をより短くする
ことができる。図5に示すように、制御定数切り替え回
路42におけるコンデンサCの放電下限電圧V1と充電
上限電圧V3との間の充放電によって、タイミング信号
Tcが得られる。尚、パワーオンリセット時間TRST1
間、マイコン41のリセット信号RSTバーはローレベ
ルとなっており、マイコン41は動作しない。
【0041】次に、パワーオンリセット時間TRST1が終
了する時刻t2において、リセット信号RSTバーがハ
イレベルになりマイコン41がオンされると同時に(図
5(a))、スイッチング素子S/Wはオフとなる(図
5(b))。従って、制御定数切り替え回路42の抵抗
値はR1の抵抗値となり、マイコン41が正常に作動し
ているかどうかをチェックする時間(W/Dタイマー時
間TWD)における時定数は、抵抗R1及びコンデンサC
の値によって定まる。ここで、抵抗R1は抵抗R2よりも
抵抗値が大きいので、制御定数切り替え回路42のW/
Dタイマー時間TWDにおける抵抗R1は、パワーオンリ
セット時間TRST1における合成抵抗Rpよりも大きくな
るため、パワーオンリセット時間TRST1をより短く、W
/Dタイマー時間TWDをより長くすることができる。
【0042】図5(a)に示すように、W/Dタイマー
時間TWDの間に、マイコン41がW/Dパルスを発振し
なかった場合、時刻t3においてリセット信号RSTバ
ーをローレベルに戻してから(W/D監視リセット時間
RST2)、再びリセット信号をハイレベルにする(時刻
4)。TRST2後、W/Dパルスが正常に発振すれば、
W/Dパルスの立ち上がり(時刻t5)からバックアッ
プコンデンサ30の容量診断が開始される。
【0043】尚、ここでは、W/Dタイマー時間TWD
間にマイコン41がW/Dパルスを発振せず、再リセッ
トを行う場合について説明したが、W/Dタイマー時間
WDにおいてW/Dパルスが発振すれば、そのまますぐ
にシステムの自己診断(バックアップコンデンサの容量
チェック等)を行うことができる。また、再リセットを
行ってもW/Dパルスが発振しない場合は、更にもう一
度リセット信号RSTバーをローレベルに戻してからハ
イレベルにし、再々リセットをかける。
【0044】所定の時間のリセット動作によってW/D
パルスが得られない場合にはエラーとなるため(ウォー
ニングランプ点灯)、なるべく多くの再リセット動作を
可能とするためにも、パワーオンリセット時間TRST1
より短くし、十分なW/D監視リセット時間TRST2を設
けることが重要である。
【0045】次に、本実施例によって得られるパワーオ
ンリセット時間TRST1、W/D監視リセット時間TRST2
及びW/Dタイマー時間TWDを、より具体的な例を用い
て説明する。
【0046】5VICとして、TA8006SNを用い
た場合の各時間の好ましい値は以下の通りである。
【0047】(1)パワーオンリセット時間TRST1:1
5〜100ms (2)W/D監視リセット時間TRST2:2ms以上 (3)W/Dタイマー時間TWD:200〜1000ms ここで、TA8006SNの電気的特性は、以下の表2
に示す通りである。
【0048】
【表2】
【0049】ただし、印加される電圧VIN:6〜18
V、温度範囲:−40〜85℃での値である。また、抵
抗R1及びR2の公差は±5%、コンデンサCの公差は±
20%としている。
【0050】以上の条件より、 1.3×CMIN×RPMIN≧15ms …… 1.9×CMAX×RPMAX≧100ms …… 300×CMIN≧2ms …… 0.9×CMIN×R1MIN≧200ms …… 上述の条件を満たす抵抗R1及びR2、及びコンデンサC
を用いた場合の、本実施例によるシステムの自己診断装
置400におけるパワーオンリセット時間TRST1、W/
D監視リセット時間TRST2、及びW/Dタイマー時間T
WDの測定例を下記の表3に示す。また、比較のため、図
3に示すような従来のエアバッグコンピュータシステム
におけるパワーオンリセット時間TRST1、W/D監視リ
セット時間TRST2、及びW/Dタイマー時間TWDの測定
例を下記の表4に示す。
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】このように、本実施例によるシステムの自
己診断装置400によれば、従来、約1秒かかっていた
パワーオンリセット時間TRST1を、約0.09秒とし、
約95%短縮することができる。
【0054】図6は、スイッチング素子S/Wをトラン
ジスタTrを用いて構成した場合の制御定数切り替え回
路42’を示している。パワーオンリセット時間TRST1
の間、トランジスタTrをオンし、W/D監視リセット
時間TRST2の間トランジスタTrをオフすることによっ
て回路の抵抗を制御することにより制御定数(時定数)
を変化させる。つまり、第1の所定期間(TRST1)を規
定する制御定数(時定数)と、第2の所定期間(TWD
を規定する制御定数(時定数)とを変更したので、第2
の所定期間(TWD)を短くすることなく、第1の所定期
間(TRST1)を短くすることができる。
【0055】また、上記の例では、制御定数切り替え回
路42を外付けの回路として5Vレギュレータ40の外
に設けているが、制御定数切り替え回路42は5Vレギ
ュレータ40の内部に構成することもできる。以下の実
施例でも同様である。
【0056】(実施例2)上記の実施例1では、制御定
数切り替え回路42において、スイッチング素子S/W
によって抵抗を制御して制御定数(時定数)を切り替え
たが、実施例2においてはスイッチング素子S/Wによ
ってコンデンサを制御する場合を説明する。
【0057】図7は、本発明の実施例2によるエアバッ
グシステムの自己診断装置500の構成を示すブロック
図である。本実施例によるシステムの自己診断装置50
0と、実施例1によるシステムの自己診断装置400
(図4)との違いは、制御定数切り替え回路43にあ
り、その他の部分の構成及び機能はシステムの自己診断
装置400と同様である。システムの自己診断装置40
0と同様の構成要素には、同一の参照符号をつけ、詳細
な説明は省略する。
【0058】図7に示すように、システムの自己診断装
置500において、5Vレギュレータ40は、制御定数
切り替え回路43を備えている。制御定数切り替え回路
43は、スイッチング素子S/WとしてトランジスタT
rを用いている。制御定数切り替え回路43は、図7に
示すように、5Vライン(図示せず)と分岐点nGとの
間に接続された抵抗Rと、分岐点nGと接地電圧との間
に並列に接続された2つのコンデンサC1及びC2とを有
している。コンデンサC2と分岐点nGとの間には、ト
ランジスタTrが設けられている。
【0059】本実施例における制御定数は、制御定数切
り替え回路43の抵抗R、コンデンサC1及びC2、及び
トランジスタTrの状態によって定まる制御定数切替回
路43の時定数である。抵抗Rを介し、所定の放電の下
限電圧によりコンデンサC1及び/またはC2の充電・放
電を行うことにより、システムの動作のタイミングを制
御するタイミング信号Tcを得ることができる。
【0060】図5(a)及び(c)に、システムの自己
診断装置500における電源オン時以降の動作を示す。
時刻t0においてイグニションスイッチIGがオンされ
ると、ラインL1上の電圧Vbattが立ち上がる。同時
に、5VラインL7の電圧が立ち上がり、所定のしきい
値電圧に達すると5Vレギュレータ40がオンされる
(時刻t1)。5Vレギュレータがオンされてから(時
刻t1)、安定した定電圧を供給できるようになるまで
の時間(パワーオンリセット時間TRST1)、制御定数切
り替え回路43のトランジスタTrはオフ状態にしてお
くことにより(図5(c))、制御定数切り替え回路4
3における容量は、コンデンサC1の容量値となる。従
って、パワーオンリセット時間TRST1における回路の時
定数は、抵抗R及びコンデンサC1によって定まる。
【0061】次に、パワーオンリセット時間TRST1が終
了する時刻t2において、リセット信号RSTバーがハ
イレベルになりマイコン41がオンされると同時に(図
5(a))、トランジスタTrがオンとなる(図5
(c))。従って、制御定数切り替え回路43の容量は
2つのコンデンサの合成容量(C1+C2)となり、W/
Dタイマー時間TWDの時定数はパワーオンリセット時間
RST1の時定数よりも大きくなる。従って、W/Dタイ
マー時間TWDをより長くすることができる。
【0062】つまり、第1の所定期間(TRST1)を規定
する制御定数(時定数)と、第2の所定期間(TWD)を
規定する制御定数(時定数)とを変更したので、第2の
所定期間(TWD)を短くすることなく、第1の所定期間
(TRST1)を短くすることができる。
【0063】尚、トランジスタTrは、W/D監視リセ
ット時間TRST2以降も引き続きオン状態とされる。その
他の動作は実施例1の場合と同様であり、図5(a)に
示すように、W/Dパルスの立ち上がりによってバック
アップコンデンサ30の容量診断が開始される。
【0064】(実施例3)上記の実施例1及び2では、
スイッチング素子S/Wによって抵抗あるいはコンデン
サ容量を制御して制御定数(時定数)を切り替えたが、
実施例3においてはスイッチング素子S/Wによって抵
抗及びコンデンサを共に制御する場合を説明する。
【0065】図8は、本発明の実施例3によるエアバッ
グシステムの自己診断装置600の構成を示すブロック
図である。本実施例によるシステムの自己診断装置60
0と、実施例1によるシステムの自己診断装置400
(図4)との違いは、制御定数切り替え回路44にあ
り、その他の部分の構成及び機能はシステムの自己診断
装置400と同様である。システムの自己診断装置40
0と同様の構成要素には、同一の参照符号をつけ、詳細
な説明は省略する。
【0066】図8に示すように、システムの自己診断装
置600において、5Vレギュレータ40は、制御定数
切り替え回路44を備えている。制御定数切り替え回路
44は、並列に接続された1組の抵抗R1及びR2と、並
列に接続された1組のコンデンサC1及びC2とを有し、
スイッチング素子S/Wとして2つのトランジスタTr
1及びTr2を用いている。制御定数切り替え回路44に
おいて、図8に示すように、5Vライン(図示せず)と
分岐点nHとの間に抵抗R1が接続され、分岐点nHと
接地電圧との間にコンデンサC1が接続されている。同
様に、5Vライン(図示せず)に接続する抵抗R2はト
ランジスタTr1を介して分岐点nKに接続され、分岐
点nHにはトランジスタTr2を介してコンデンサC2
接続している。コンデンサC2の他端は接地されてい
る。また、分岐点nH及びnKは電気的に接続してい
る。抵抗R1は抵抗R2よりも抵抗値が大きいとする。ま
た、コンデンサC2の容量はコンデンサC1の容量よりも
大きいとする。
【0067】本実施例における制御定数は、制御定数切
り替え回路44の抵抗R1及びR2、コンデンサC1及び
2、及びトランジスタTr1及びTr2の状態によって
定まる制御定数切り替え回路44の時定数である。抵抗
1及び/またはR2を介し、所定の放電の下限電圧によ
りコンデンサC1及び/またはC2の充電・放電を行うこ
とにより、システムのタイミングを制御するタイミング
信号Tcを得ることができる。
【0068】図5(a)及び(d)に、システムの自己
診断装置600における電源オン時以降の動作を示す。
時刻t0においてイグニションスイッチIGがオンされ
ると、ラインL1上の電圧Vbattが立ち上がる。同時
に、5VラインL7の電圧が立ち上がり、所定のしきい
値電圧に達すると5Vレギュレータ40がオンされる
(時刻t1)。5Vレギュレータがオンされてから(時
刻t1)、安定した定電圧を供給できるようになるまで
の時間(パワーオンリセット時間TRST1)、制御定数切
り替え回路44のトランジスタTr1をオンすることに
より(図5(d))、制御定数切り替え回路44におけ
る抵抗値を、及びR1及びR2の合成抵抗Rp=R1・R2
/(R1+R2)とする。同時に、トランジスタTr2
オフ状態にしておくことにより(図5(d))、制御定
数切り替え回路44における容量は、コンデンサC1
容量値となる。従って、パワーオンリセット時間TRST1
における回路の時定数は、合成抵抗Rp及びコンデンサ
1によって定まることになる。2つの抵抗を並列にす
ることにより合成抵抗Rpは小さくなり、更に一方のコ
ンデンサC1のみを用いるため、パワーオンリセット時
間TRST1をより短くすることができる。
【0069】次に、パワーオンリセット時間TRST1が終
了する時刻t2において、リセット信号RSTバーがハ
イレベルになりマイコン41がオンされると同時に(図
5(a))、トランジスタTr1がオフとなるととも
に、トランジスタTr2がオンとなる(図5(d))。
従って、制御定数切り替え回路44の抵抗はR1、容量
はコンデンサC1及びC2となる。W/Dタイマー時間T
WDにおける抵抗R1はパワーオンリセット時間TRST1
おける合成抵抗Rpよりも大きく、更に合成容量(C1
+C2)は、容量C2よりも大きくなるため、W/Dタイ
マー時間TWDをより長くすることができる。つまり、第
1の所定期間(TRST1)を規定する制御定数(時定数)
と、第2の所定期間(TWD)を規定する制御定数(時定
数)とを変更したので、第2の所定期間(TWD)を短く
することなく、第1の所定期間(TRST1)を短くするこ
とができる。
【0070】尚、トランジスタTr2は、W/D監視リ
セット時間TRST2以降も引き続きオン状態とされる。そ
の他の動作は実施例1の場合と同様であり、図5(a)
に示すように、W/Dパルスの立ち上がりによってバッ
クアップコンデンサ30の容量診断が開始される。
【0071】本実施例においては、制御定数切り替え回
路44における抵抗値及び容量値を共に制御しているた
め、パワーオンリセット時間TRST1とW/Dタイマー時
間TWDとの間でより大きく時定数を変化させることがで
き、より優れた効果を得ることができる。
【0072】また、実施例1及び2を比較した場合、抵
抗の公差のばらつきがコンデンサの公差のばらつきより
も1桁程度小さいため、抵抗を制御する制御定数切り替
え回路42(実施例1)の方が精度よく時定数変化の効
果を得ることができる。
【0073】(実施例4)上述の実施例1〜3において
は、制御定数として5Vレギュレータ40(定電圧回
路)の時定数を変化させることにより、十分なW/Dタ
イマー時間TWDを確保しつつ、パワーオンリセット時間
RST1を短縮させている。制御定数としては、回路の時
定数に限らず、回路の電気的特性を変化させる他の定数
を用いることもできる。本実施例においては、制御定数
として、制御定数切り替え回路のコンデンサの充放電の
しきい値電圧を変化させる場合を説明する。本実施例に
よる制御定数切り替え回路の構成は、例えば、従来と同
様に、抵抗及びコンデンサを含む回路で構成できる。コ
ンデンサの充電電圧の上限、あるいは放電電圧の下限
は、例えば、コンパレータを用いて所定電圧との比較を
行うことによって設定できる。
【0074】図9は、実施例4によるシステムの自己診
断装置の動作を示すタイミング図である。図9に示すよ
うに、パワーオンリセット時間TRST1における充電の上
限電圧をV2とし、W/Dタイマー時間TWDにおける充
電の上限電圧をV3としている。ただし、V2<V3であ
る。パワーオンリセット時間TRST1においては、より低
いしきい値電圧V2でコンデンサの充電が終了し放電が
始まるため、その分、コンデンサの充放電によって制御
されるパワーオンリセット時間TRST1を短縮することが
できる。一方、W/Dタイマー時間TWDにおいては、よ
り高いしきい値電圧V3にまで充電されてから放電が起
こるため、それだけ長いW/Dタイマー時間TWDを確保
することができる。つまり、第1の所定期間(TRST1
を規定する制御定数(充電のしきい値電圧)と、第2の
所定期間(TWD)を規定する制御定数(充電のしきい値
電圧)とを変更したので、第2の所定期間(TWD)を短
くすることなく、第1の所定期間(TRST1)を短くする
ことができる。
【0075】また、パワーオンリセット時間TRSTとW
/Dタイマー時間TWDとにおいて、定電圧電源を切り替
えることにより、制御定数として充電電流を変化させて
もよい。より高い電源電圧を用いてコンデンサを充電す
れば、それだけ早い時間でコンデンサが充電され、パワ
ーオンリセット時間TRSTを短縮することができる。
【0076】更に、上記の実施例1〜3で説明した制御
定数切り替え回路42〜44において、更に充電の上限
電圧のしきい値を変化させてもよい。このことより、パ
ワーオンリセット時間TRSTとW/Dタイマー時間TWD
との間で、制御定数をより大きく変化させることができ
る。
【0077】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、IGオ
ン後の第1の所定期間(パワーオンリセット時間
RST)と、第2の所定期間(W/Dタイマー時間
WD)とにおいて、回路の制御定数を変化させることに
より、第1所定期間を第2の所定期間とは独立に短い時
間に設定することが可能となる。このことにより、メイ
ンCPU(マイコン)がシステムの自己診断(バックア
ップコンデンサの容量チェックの開始)が可能となるま
での時間を短縮できる。
【0078】また、本発明は単独でも十分に効果がある
が、他のバックアップコンデンサの容量診断装置などに
組み合わせて用いることもできる。例えば、本出願人に
よるバックアップコンデンサの充電電圧コントロールに
組み合わせれば、バックアップコンデンサの容量を低減
するとともに、エアバックシステムの初期機能診断に要
する時間をも短縮することができ、更に大きな効果を得
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のコンデンサ容量診断回路の一例を示す図
である。
【図2】従来のエアバッグコンピュータシステムの一例
を示す図である。
【図3】従来のエアバッグコンピュータシステムの動作
の一例を示す図である。
【図4】本発明の1つの実施例によるエアバッグシステ
ムの自己診断装置の構成を示す図である。
【図5】(a)〜(d)は、本発明の1つの実施例によ
るエアバッグシステムの自己診断装置の動作を示すタイ
ミング図である。
【図6】1つの実施例による制御定数切り替え回路の構
成例を示す図である。
【図7】本発明の他の実施例によるエアバッグシステム
の自己診断装置の構成を示す図である。
【図8】本発明のもう1つの実施例によるエアバッグシ
ステムの自己診断装置の構成を示す図である。
【図9】本発明の1つの実施例によるエアバッグシステ
ムの自己診断装置の動作を示すタイミング図である。
【符号の説明】
21 電源 22、25 保護ダイオード 26 昇圧回路 27 セーフィングセンサ 30 バックアップコンデンサ 37 ウォーニングランプ 38 トランジスタ 40 5Vレギュレータ 41 マイコン 42 制御定数切り替え回路 IG イグニションスイッチ R1、R2 抵抗 C コンデンサ S/W スイッチング素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の制御定数を有し、電源電圧を所定
    電圧に変換する定電圧回路によって定められるイグニシ
    ョンスイッチ(IG)オン後の第1所定期間(TRST1
    経過後の第2所定期間(TWD)内に、CPUからの信号
    に基づきCPUが正常動作可能か否かを判断するCPU
    監視回路と、 IGオン後に該CPU監視回路によってCPUが正常動
    作可能と判断された後、所定のシステム自己診断を実行
    するCPUと、を備え、 該所定の制御定数を第1所定期間と第2所定期間とで変
    更することを特徴とする、システムの自己診断装置。
  2. 【請求項2】 前記制御定数は、前記定電圧回路の時定
    数である、請求項1に記載のシステムの自己診断装置。
  3. 【請求項3】 前記制御定数は、前記定電圧回路におけ
    る所定のしきい値電圧である、請求項1に記載のシステ
    ムの自己診断装置。
JP8233484A 1996-09-03 1996-09-03 システムの自己診断装置 Pending JPH1076910A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017050585A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 日立金属株式会社 信号検知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017050585A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 日立金属株式会社 信号検知装置

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