JPH11106467A - 硬質ポリウレタンフォーム - Google Patents

硬質ポリウレタンフォーム

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JPH11106467A
JPH11106467A JP9269760A JP26976097A JPH11106467A JP H11106467 A JPH11106467 A JP H11106467A JP 9269760 A JP9269760 A JP 9269760A JP 26976097 A JP26976097 A JP 26976097A JP H11106467 A JPH11106467 A JP H11106467A
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JP
Japan
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rigid polyurethane
foam
polyurethane foam
foaming
mixing
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JP9269760A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Mizuta
和彦 水田
Naoyuki Omori
直之 大森
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注入成型或いは連続発泡成型により得られる
硬質ポリウレタンフォームであって、難燃性に優れ、収
縮率が小さく、寸法精度が良好な硬質ポリウレタンフォ
ームを提供する。 【解決手段】 ポリイソシアネート成分と、発泡剤、触
媒、整泡剤及びその他の助剤を混合したポリオール成分
とを混合、発泡してなる硬質ポリウレタンフォーム原料
を、型内に注入成型或いは連続発泡成型して得られる硬
質ポリウレタンフォーム。フォームの気泡径:50〜4
00μm、独立気泡率50%以上、コア密度:15〜4
5kg/m3 、成型品の反り:15mm以下、コア部分
の酸素指数(JIS K7201):20以上、コア部
分の厚み:15〜30mm、コア部分はJIS A13
21難燃2級に適合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬質ポリウレタンフ
ォームに係り、特に、ポリイソシアネート成分と、発泡
剤、触媒、製泡剤及びその他の助剤を混合したポリオー
ル成分とをミキシングヘッドで混合、発泡させ、型内に
注入成型又は連続発泡成型して得られる硬質ポリウレタ
ンフォーム(イソシアヌレート変性硬質ポリウレタンフ
ォームを含む)に関する。
【0002】詳しくは、本発明は冷蔵ないし冷凍倉庫や
クリーンルーム、戸建て住宅などの建築用パネル材ない
しボード材として有用な、断熱性及び難燃性に優れた断
熱パネル又は断熱ボードとしての硬質ポリウレタンフォ
ームに関する。
【0003】
【従来の技術】近年、冷蔵ないし冷凍倉庫やクリーンル
ーム、戸建て住宅などの建築用パネル材やボード材に
は、省エネルギーの観点から、断熱性、気密性に対する
要求が増々高くなってきている。
【0004】従来、これらの用途に用いられる主な断熱
材料としては、グラスウール、ロックウール等の綿状材
料、或いはポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォー
ム、硬質ポリウレタンフォーム等の板状材料がある。
【0005】例えば、冷蔵・冷凍倉庫やクリーンルーム
の断熱や間仕切りに用いられるパネル材としては、硬質
ポリウレタンフォームを金属面材間に挟み込んだサンド
イッチパネルなどがあり、流通拠点の整備や半導体関連
産業の旺盛な設備投資により、大規模倉庫やクリーンル
ームでの需要が高まっている。また、硬質ポリウレタン
フォームの断熱性能の高さから、こうしたサンドイッチ
パネルの市場は今後伸長が期待されている。
【0006】一方、戸建て住宅の断熱材料には、従来、
グラスウール、ロックウール等が用いられてきたが、こ
れらの綿状材料は、施工後にズレ易く、その部分の断熱
性が保たれなくなったり、吸湿や内部結露で断熱性能が
低下したりするなど、品質安定性の面で問題があった。
【0007】このような綿状材料の問題を解決するもの
として、構造用合板を面材とし、断熱性能の高い硬質ポ
リウレタンフォームを挟み込んだ断熱パネルが開発され
た。このような断熱パネルであれば、綿状材料の問題点
を解決すると同時に、高い断熱性と気密性を発揮し、し
かも、パネル化による施工省力化及び工期の短縮化が可
能である。
【0008】なお、硬質ポリウレタンフォームを断熱材
料とする上述のような断熱パネルは、一般に、ポリイソ
シアネート成分と、発泡剤、触媒、整泡剤及びその他の
助剤を混合したポリオール成分とを混合、発泡させて得
られる硬質ポリウレタンフォーム原料を、表面材と側枠
材とで構成される空洞部を有する中空パネル本体の空洞
部に注入して一体成型する注入成型法により製造されて
いる。注入成型法は、製品寸法を任意に設計することが
でき、しかも表面材と一体成型することが可能で生産性
が高いため、硬質ポリウレタンフォームを用いた断熱パ
ネルの代表的な製造法として広く採用されている。
【0009】また、業務用倉庫などの断熱に用いられる
板状材料としては、硬質ウレタンフォームに不燃紙や石
膏面材をラミネート成型したラミネートボード材や、金
属系化粧面材或いは窯業系面材をラミネートしたサイデ
ィング材などもある。近年、硬質ポリウレタンフォーム
の断熱性能の高さから、これらのラミネートボード材や
サイディング材の需要が高まっており、これらの断熱ボ
ードの市場は今後伸長が期待されている。
【0010】硬質ポリウレタンフォームを断熱材料とす
るこのような断熱ボードは、一般に、ポリイソシアネー
ト成分と、発泡剤、触媒、整泡剤及びその他の助剤を混
合したポリオール成分とを混合、発泡させて得られる硬
質ポリウレタンフォーム原料或はイソシアヌレート変性
硬質ポリウレタンフォーム原料に、紙、ベニヤ板、金属
板、石膏ボードなどをラミネート、成型した後、所定の
寸法に裁断する連続発泡法により製造されている。この
連続発泡による成型法(連続発泡成型法)としては、上
下一対のベルトコンベアによって送り出される面材上
に、硬質ポリウレタンフォーム原料をミキシングヘッド
より吐出し、発泡過程で圧締して成型するダブルコンベ
ア方式が代表的で、この方式によれば、製品寸法を任意
に設計することができ、しかも一工程で表面材と一体成
型することが可能で生産性が高いため広く採用されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】住宅、倉庫、その他の
用途に用いられる上記断熱パネルや断熱ボードの断熱材
料としての硬質ポリウレタンフォームにあっては、長期
間安定した断熱性と気密性を保持できることに加えて、
難燃性が高く、火災時に延焼し難いことが要求される。
【0012】即ち、表面材として合板を用いたものはも
とより、金属面材を用いたものであっても、表面材の材
質や厚さ、パネル又はボードの構造等によっては、十分
な耐火性が得られず、火災時には短時間で内部の硬質ポ
リウレタンフォームに着火する恐れがある。従って、硬
質ポリウレタンフォームの難燃性は断熱パネル又は断熱
ボードとしての用途上極めて重要である。
【0013】また、注入成型又は連続発泡成型による硬
質ポリウレタンフォームにあっては、硬質ポリウレタン
フォーム原料の収縮性も重要である。即ち、硬質ポリウ
レタンフォームの収縮率が大きいと、収縮による反りが
生じ、施工性、施工後の気密性、断熱性が著しく低下す
る。
【0014】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、注入成型又は連続発泡成型により得られる硬質
ポリウレタンフォームであって、難燃性に優れ、収縮率
が小さく、寸法精度が良好な硬質ポリウレタンフォーム
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の硬質ポリウレタ
ンフォームは、ポリイソシアネート成分と、発泡剤、触
媒、整泡剤及びその他の助剤を混合したポリオール成分
とを混合、発泡して得られる硬質ポリウレタンフォーム
原料を、型内に注入成型又は連続発泡成型してなる硬質
ポリウレタンフォームにおいて、フォームの気泡径が5
0〜400μmであり、フォームの気泡のうちの独立気
泡の割合が50%以上であり、コア密度が15〜45k
g/m3 であり、成型品の反りが15mm以下であり、
コア部分の酸素指数(JIS K7201)が20以上
であり、かつ成型品より切り出した厚み15〜30mm
のコア部分がJIS A1321難燃2級に適合するこ
とを特徴とする。
【0016】上記特定の物性を有する硬質ポリウレタン
フォームであれば、良好な難燃性と寸法精度を示す。
【0017】従来提供されている一般的な注入成型又は
連続発泡成型による断熱パネル或いはボードに用いられ
る硬質ポリウレタンフォームは、フォームの気泡径10
0〜250μm、独立気泡率(フォームの気泡のうちの
独立気泡の割合)70〜90%、コア密度35〜60k
g/m3 、成型品の反り15mm以下、コア部分の酸素
指数(JIS K7201)20未満であり、特にコア
密度が本発明の硬質ポリウレタンフォームよりも大きい
ために難燃性が劣る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0019】本発明の硬質ポリウレタンフォームにおい
て、フォームの気泡径が50μm未満であるとフォーム
の強度が著しく低下し、400μmを超えると気泡が荒
れ気味となり、ポリオール成分とポリイソシアネート成
分との撹拌が不十分な現象を反映しており、難燃性が低
下する。従って、フォームの気泡径は50〜400μ
m、好ましくは50〜300μmとする。
【0020】フォームの独立気泡率が50%未満である
と気泡中のフロンガスが減少し難燃性が低下するので、
独立気泡率は50%以上、好ましくは75%以上とす
る。
【0021】コア密度(心密度)が15kg/m3 未満
であると強度が著しく低下して収縮し、45kg/m3
を超えると、高密度化のために硬質ポリウレタンフォー
ムの燃焼量が増えてJIS A1321難燃2級に適合
しなくなる。従って、コア密度は15〜45kg/
3 、好ましくは25〜40kg/m3 とする。
【0022】注入パネル或いはボードとしての硬質ポリ
ウレタンフォーム成型品の反りが15mmを超えると寸
法精度が著しく悪化し、施工性が悪くなると共に、施工
後の建築物の断熱性、気密性が低下する。硬質ポリウレ
タンフォームの反りは、通常、フォームの収縮率が表面
材の収縮率より大きいために起こるフォーム面の凹反り
であり、一般的にパネル或いはボードのサイズが大きい
ほどこの反りは増大する。この反りの測定方法は、後述
の実施例の項で示す通りである。
【0023】なお、難燃性の高いイソシアヌレート変性
硬質ポリウレタンフォームを得るためには、密度を低下
させたり官能基数が低いポリエステルポリオールを多く
配合するため、強度が発現しにくく、反りはより増大す
る傾向があって、一般的なパネル或いはボード並の反り
を抑えることはできなかった。本発明のように、難燃タ
イプのパネル或いはボードにおいて反りを抑制するため
には、フォームの独立気泡率を50%以上の範囲で比較
的小さくしたり、成型用の枠材として角材や樹脂などの
硬質規制部材を用いるように適宜調整を行う。
【0024】硬質ポリウレタンフォームのコア部分の酸
素指数(JIS K7201)が20未満では難燃性が
不足する。なお、酸素指数(O.I.)とは難燃性評価
項目の1つであり、その代表としてJIS K7201
がある。JIS K7201による測定方法は、燃焼部
(入れ物)に置いたサンプルをある一定の距離又は時間
燃焼させるために、燃焼部への酸素又は窒素の流量を調
節するしたときの酸素濃度及び窒素濃度を測定し、次の
式で酸素濃度を算出する。酸素指数は高い程難燃性が高
い。
【0025】
【数1】
【0026】硬質ポリウレタンフォームのコア部分の厚
みが15mm未満ではJIS規格の規定条件に合わず、
30mmを超えると成型後の変形が大きくなる。従っ
て、コア部分の厚みは15〜30mm、好ましくは15
〜25mmとする。
【0027】このような気泡径、独立気泡率、コア密
度、酸素指数、反り及び厚みを満たし、かつ、JIS
A1321難燃2級に適合する本発明の硬質ポリウレタ
ンフォームは、ポリイソシアネート成分と、発泡剤、触
媒、整泡剤及びその他の助剤を混合したポリオール成分
とをミキシングヘッド等で混合、発泡させて得られる硬
質ポリウレタンフォーム原料を注入成型或いは連続発泡
成型するに当り、例えば、以下に例示するような原料及
び枠材料を用い、発泡剤の使用量を従来より多くした
り、より好ましくは低沸点発泡剤を併用したり、或いは
発泡時の液温や圧力を上昇させることにより製造するこ
とができる。
【0028】 ポリオール成分 ポリオール成分としては、成型法に応じて次のようなも
のを用いるのが好ましい。
【0029】[注入成型の場合]ポリオール成分として
は、ヒドロキシ化合物と、o−フタル酸、m−フタル
酸、p−フタル酸及びこれらの誘導体よりなる群から選
ばれる1種又は2種以上の多塩基酸成分とをエステル化
反応させて得られる、ポリエステルポリオール化合物
(以下「フタル酸系ポリエステルポリオール」と称
す。)であって、酸価が5.0mg−KOH/g以上の
ポリエステルポリオールを50重量%以上含むものが好
ましい。
【0030】このように、酸価が5.0mg−KOH/
g以上のポリエステルポリオールを用いることにより、
イソシアヌレート変性硬質ポリウレタンフォーム原料の
注入成型に当り、良好な充填性を得ることができる。ポ
リエステルポリオールの酸価が5.0mg−KOH/g
未満では反応が速くなりすぎて、大型パネル或いは厚物
パネルに注入する場合には充填の過程でゲル化が進んで
増粘し、内部のボイドや未充填部分が顕著となって良好
な断熱パネルが得られない。ポリエステルポリオールの
酸価が高すぎると触媒を添加しても反応が進まず、かえ
って充填性が低下する。ポリエステルポリオールの好ま
しい酸価は6〜12mg−KOH/g、より好ましくは
8〜10mg−KOH/gである。なお、酸価の調整
は、通常、エステル合成の途中で反応を止めて未反応の
多塩基酸成分の量を制御したり、或いは、合成終了後に
酸成分を添加したりすることにより行うことができる。
【0031】また、ポリオール成分として、芳香環を含
むフタル酸系ポリエステルポリオールを多く用いること
により、安定な難燃性を得る。
【0032】ポリオール成分中の酸価が5.0mg−K
OH/g以上のフタル酸系ポリエステルポリオール含有
量が50重量%未満では十分な難燃性及び充填性を得る
ことはできない。ポリオール成分中の酸価が5.0mg
−KOH/g以上のフタル酸系ポリエステルポリオール
含有量は好ましくは60重量%以上、より好ましくは7
0重量%以上であり、特に、このフタル酸系ポリエステ
ルポリオールを70重量%以上用いることにより、安定
かつ確実な難燃効果を得ることができ、また、良好な充
填性を確保することができる。
【0033】[連続発泡成型の場合]ポリオール成分と
しては、上記フタル酸系ポリエステルポリオールを30
重量%以上含むものを用いるのが好ましく、ポリオール
成分として、このような芳香環を含むフタル酸系ポリエ
ステルポリオールを用いることにより、安定な難燃性を
得ることができる。
【0034】ポリオール成分中のフタル酸系ポリエステ
ルポリオール含有量が30重量%未満では十分な難燃性
を得ることはできない。ポリオール成分中のフタル酸系
ポリエステルポリオール含有量は好ましくは60重量%
以上、より好ましくは70重量%以上であり、特に、フ
タル酸系ポリエステルポリオールを70重量%以上用い
ることにより、安定かつ確実な難燃効果を得ることがで
きる。
【0035】なお、上記フタル酸系ポリエステルポリオ
ールを形成するヒドロキシ化合物としては、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、フェノール、或いは
フェノールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド等を開環付加重合させた化合物等が挙げられ、フタル
酸誘導体としてはフタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル
等が挙げられる。この他、PET(ポリエチレンテレフ
タレート)等の残査より再生、製造されたポリエステル
ポリオールも含まれる。フタル酸系ポリエステルポリオ
ールの好ましい水酸基価は150〜450である。フタ
ル酸系ポリエステルポリオールは、特に、多塩基酸中の
m−フタル酸及び/又はp−フタル酸の割合の高いもの
が難燃性の面からは好ましい。
【0036】なお、上記フタル酸系ポリエステルポリオ
ールの含有量とは、純粋なフタル酸系ポリエステルポリ
オールとしての割合であり、エステル合成反応の生成物
中に未反応の状態で含まれるヒドロキシ化合物や多塩基
酸成分、その他の添加剤等は含まれない。
【0037】本発明においては、ポリオール成分とし
て、フタル酸系ポリエステルポリオールの他、本発明の
目的を損なわない範囲で更にマンニッヒ変性ポリオー
ル、エチレンジアミン、トリレンジアミン、シュークロ
ース、アミノアルコール、ジエチレングリコール等のポ
リオール化合物をポリオール成分中30重量%以下の範
囲で併用しても良い。
【0038】 ポリイソシアネート成分 ポリイソシアネート成分としては、下記一般式(I)で
表されるポリイソシアネート化合物であり、該ポリイソ
シアネート化合物中、n≧3のポリメリックイソシアネ
ートの割合が30重量%未満であり(以下、この割合を
「ポリイソシアネート中の5核体以上含有量」と称
す。)であり、かつ、n=0の2核体ジイソシアネート
のうち、下記構造式(II)で表される4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート(以下「4,4’−MD
I」と称す。)の割合(以下、この割合を「MDI中の
4,4’体含有量」と称す。)が85重量%以上である
(以下このようなポリイソシアネートを「核体制御ポリ
イソシアネート」と称す。)ものが好ましく、前記フタ
ル酸系ポリエステルポリオールと共に、このようなポリ
イソシアネート成分を併用することにより、著しく良好
な難燃性を得ることができる。
【0039】
【化1】
【0040】この核体制御ポリイソシアネートのポリイ
ソシアネート中の5核体以上含有量が30重量%以上で
ある場合、或いは、MDI中の4,4’体含有量が85
重量%未満である場合は、良好な難燃性を達成すること
はできない。
【0041】この核体制御ポリイソシアネートのポリイ
ソシアネート中の5核体以上含有量は好ましくは5〜2
5重量%であり、これが5重量%未満のものは合成プロ
セスが複雑で現状では工業生産が難しい。また、MDI
中の4,4’体含有量は好ましくは90重量%以上、よ
り好ましくは95重量%以上である。
【0042】なお、核体制御ポリイソシアネートのイソ
シアネート指数は、注入成型の場合には、130〜35
0であることが好ましく、難燃性の向上や収縮率の抑制
等の全体の性能バランスを考慮した場合150〜250
であることがより好ましい。また、連続発泡成型の場合
には、ポリイソシアネート成分のイソシアネート指数は
120〜250の範囲であることが好ましく、このイソ
シアネート指数が120未満では良好な難燃性を達成す
ることが難しく、250を超えると収縮や反りを抑え、
また、キュア性を良好なものとすることが困難となる。
連続発泡成型の場合のポリイソシアネート成分のイソシ
アネート指数は好ましくは140〜200の範囲、より
好ましくは150〜180の範囲であり、この範囲であ
れば良好な難燃性と収縮性及びキュア性を同時に達成す
ることができる。
【0043】なお、上記イソシアネート指数とは、ポリ
オール成分及び水等のその他の活性水素を有する化合物
の全量に対する値である。
【0044】ポリイソシアネート成分としては、上記核
体制御ポリイソシアネート以外のポリイソシアネート化
合物、例えば、イソホロンジイソシアネート等の脂環族
系イソシアネート類、ヘキサメチレンジイソシアネート
等の脂肪族系イソシアネート類等を用いても良いが、こ
の場合においても全ポリイソシアネート成分中の前記5
核体以上含有量及び4,4’体含有量が本発明の範囲内
であることが重要となる。
【0045】 触媒 1分子中に水酸基を1個以上含有するアミン化合物より
なる反応型アミン触媒、具体的にはジメチルアミノヘキ
サノール、ジメチルアミノエトキシエタノール、トリメ
チルアミノエチルエタノールアミン、その他4級アンモ
ニウム塩類等を用いる。
【0046】即ち、従来、硬質ポリウレタンフォームの
触媒として用いられてきたアミン触媒は、トリエチレン
ジアミン、テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ペン
タメチルジエチレントリアミン等の化合物であるが、こ
れらは官能基をもたず発泡体中にフリーの状態で残留す
るため、これが燃焼の核となっていたものと推定され
る。従って、本発明ではこうした従来のアミン触媒に代
えて反応型アミン触媒を用いることにより難燃性を高め
る。
【0047】なお、ジブチル錫ジラウレート、オクチル
酸鉛、スタナスオクトエート、オクチル酸カリウム(2
−エチルヘキシル酸カリウム)、酢酸カリウムなどの有
機金属系触媒は、ウレタン結合やイソシアヌレート変性
促進において必須の成分であり、また、使用により難燃
性を損なうものではないので、その使用は何ら差し支え
ない。
【0048】上記反応型アミン触媒の使用量は主に注入
成型条件によっても異なるが、ポリオール成分に対して
10重量%以下、好ましくは5重量%以下、より好まし
くは0.1〜5重量%である。反応型アミン触媒の使用
量がポリオール成分に対して10重量%を超えると難燃
性能がかえって低下する上に、充填性が損なわれる恐れ
があり、好ましくない。
【0049】また、上記有機金属系触媒の使用量(反応
型アミン触媒を用いる場合は反応型アミン触媒との合計
量)は、ポリオール成分に対して1〜10重量%とする
のが好ましい。
【0050】 発泡剤 発泡剤としては、ジクロロモノフルオロエタン、ペンタ
フルオロプロパン、水等、好ましくはジクロロモノフル
オロエタンが用いられる。また、これらの発泡剤と共
に、常温常圧で気体の発泡剤、例えば、ハイドロフルオ
ロカーボン類のテトラフルオロエタン(R134a)
や、ハイドロクロロフルオロカーボン類のジフルオロモ
ノクロロメタン(R22)、炭酸ガス等を併用するのが
好ましく、このような低沸点発泡剤を用いることによ
り、低官能基数のフタル酸系ポリエステルポリオールを
用いたことによる強度低下を抑え、気泡内圧を上昇させ
ることで収縮率を小さくし、寸法安定性を高めることが
できる。
【0051】この場合、この低沸点発泡剤の使用量はポ
リオール成分とポリイソシアネート成分との合計に対し
て10重量%以下、特に1〜8重量%とするのが好まし
い。低沸点発泡剤の使用量がポリオール成分とポリイソ
シアネート成分との合計に対して10重量%を超える
と、気化力が高くなりすぎて、発泡が不安定となり、気
泡も粗大で良好なフォームが得られなくなる。
【0052】この低沸点発泡剤を用いる場合、低沸点発
泡剤は、予めポリオール成分と混合したり、発泡時に第
3成分として単独でポリオール成分及びポリイソシアネ
ート成分に直接混合する方法等がある。
【0053】なお、発泡剤の合計の使用量は、目的とす
る硬質ポリウレタンフォームの密度によって任意に決定
されるが、通常の場合、ポリオール成分とポリイソシア
ネート成分との合計に対して3〜25重量%好ましくは
5〜15重量%である。
【0054】 整泡剤 整泡剤としては、硬質ポリウレタンフォーム製造用とし
て効果のあるものは全て使用できる。例えばポリオキシ
アルキレンアルキルエーテル等のシリコーン系のもの等
を通常の使用量で用いることができる。
【0055】また、本発明においては、上記以外の任意
の成分、例えば難燃剤、充填剤等も本発明の目的を妨げ
ない範囲で使用することができる。
【0056】 表面材等 表面材等としては、成型法に応じて次のようなものを用
いるのが好ましい。
【0057】[注入成型の場合]成型用型材の表面材と
しては、得られる硬質ポリウレタンフォームの使用目的
により異なるが、アルミ、鉄、ステンレス、塩ビ鋼板等
の金属ないし合金板、構造用合板、オリエンテッドスト
ランドボード(OSB)等の集成材等が挙げられる。ま
た、側枠材としては、塩ビやABS等の樹脂成型品や木
材等が一般に用いられる。特に、この側枠材としては高
硬度、高剛性材料を用いて、反りを防止するのが好まし
い。
【0058】[連続発泡成型の場合]表面材としては、
得られる断熱ボードの使用目的により異なるが、アルミ
箔、クラフト紙、アスファルトフェルトなどの軟質面材
や、石膏ボード、木毛セメント板、合板などの硬質面材
等が挙げられる。
【0059】本発明の硬質ポリウレタンフォームは、例
えば、発泡剤、触媒、整泡剤及びその他の助剤を混合し
たポリオール成分と、ポリイソシアネート成分と、更に
低沸点発泡剤を用いる場合はこの低沸点発泡剤の第3成
分とを常法に従って15〜50℃でミキシングヘッドで
混合、発泡して得られるイソシアヌレート変性硬質ポリ
ウレタンフォーム原料を、上記表面材と側枠材とで構成
される型内に注入し、発泡させて成型することにより、
或いは、このようにして得られるイソシアヌレート変性
硬質ポリウレタンフォームに、表面材をラミネートし、
ベルトコンベア等により圧締させる連続発泡成型法によ
り、容易に製造することができる。
【0060】本発明の硬質ポリウレタンフォームは、そ
の寸法に特に制約を受けるものではないが、一般的に
は、30〜200cm×150〜800cmで、フォー
ム部分の厚さ10〜200mmとされる。
【0061】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。なお、以下において「%」は特記
しない限り「重量%」を示す。
【0062】実施例1,2、比較例1,2 表1に示した配合処方に従って、まず配合液Aを調製
し、ポリイソシアネートと必要に応じて発泡剤Cを用意
した。
【0063】なお、用いた原料は次の通りである。 ポリオールA: 東邦理化工業(株)製 m,p−フタル酸ベースポリエステルポリオール、水酸
基価430,酸価8.9mg−KOH/g ポリオールB: 武田薬品工業(株)製 シュークロースアミンベースポリエーテルポリオール、
水酸基価425 難燃剤: ストファージャパン(株)製「ファイロール
PCF」 整泡剤: 日本ユニカー(株)製「L5420」 触媒A: 花王(株)製「カオライザーNo.25」 反応型アミン触媒ジメチルアミノヘキサノール(1分子
中の水酸基数1) 触媒B: 花王(株)製「カオライザーNo.1」 テトラメチルヘキサメチレンジアミン 触媒C: 花王(株)製「カオライザーNo.3」 ペンタメチルジエチレントリアミン 触媒D: 東ソー(株)製「RX−5」 反応型アミン触媒トリメチルアミノエチルエタノールア
ミン(1分子中の水酸基数1) 触媒E: 日本化学産業(株)製「B−15G」 2−エチルヘキシル酸カリウム 発泡剤A: ダイキン工業(株)製「ダイフロン141
b」 ジクロロモノフルオロエタン 発泡剤B: 水 発泡剤C: 三井フロロケミカル(株)製「HFC−1
34a」 1,1,1,2−テトラフルオロエタン ポリイソシアネート: 日本ポリウレタン(株)製 粗製ジフェニルメタンジイソシアネート(NCO %
30.2、ポリイソシアネート中の5核体以上含有量2
4%、MDI中の4,4’体含有量99%) また、型枠としては、図1に示す如く、下側面材:OS
B(オリエンテッドストランドボード)(910mm×
2730mm×11mm厚さ)1及び上側面材(厚さ
0.03mmのポリエチレンシート)2と、側枠材(厚
さ60mmの角材)3とで構成される、空洞部(内の
り)810mm×2600mm×60mmのものを用い
た。この型枠の側枠材3の長辺部の中央部には、原料の
注入孔3Aが設けられている。このパネル本体1は高圧
プレス機で圧締し、水平に設置した。また、温度は30
℃に保持した。
【0064】発泡機として東邦機械(株)製NR−20
0型PU高圧発泡機を用い、配合液A及びポリイソシア
ネートを、或いは発泡剤Cを用いる場合は更に第3成分
として発泡剤Cを東邦機械(株)製R134a混入装置
によりを常温で予め配合液Aに強制混入して発泡させ、
得られたイソシアヌレート変性硬質ポリウレタンフォー
ム原料を注入孔3Aより型枠内に注入し、注入20分後
にプレス機より取り出した。
【0065】得られた硬質ポリウレタンフォームについ
て、下記方法で性能の評価を行い、結果を表1に示し
た。
【0066】(1)コア密度 パネルの長手方向に硬質ポリウレタンフォームを6等分
し、各部分から1個ずつ50mm×50mm×30mm
厚さの試験片を切り出し、コア密度を測定し、6個の平
均値で示した。
【0067】(2)気泡径 硬質ポリウレタンフォームから50mm×50mm×3
0mmの試験片を切り出して、気泡数を所定の区間(2
5mm)20倍レンズを用いてカウントして算出した。
【0068】(3)独立気泡率 上記試験片に対して、独立気泡率測定器を用いて求め
た。
【0069】(4)反り 図1に示す如く、凹反り面を上側として、パネルの長手
方向及び幅方向について、硬質ポリウレタンフォーム4
とポリエチレンシート上側面材2との離隔距離Lを調
べ、その最大値を反りとした。
【0070】(5)酸素指数 長さ100mm、幅6.5mm、厚さ3.0mmで切り
出した試験片について、JIS K7201に基いて求
めた。
【0071】(6)表面試験 硬質ポリウレタンフォームを220mm×220mm×
20mm厚みに切り出し、JIS A1321に基い
て、東洋精機製作所製燃焼性試験機により表面試験(加
熱時間10分)を行った。
【0072】
【表1】
【0073】表1より本発明の硬質ポリウレタンフォー
ムは、難燃性に優れ、収縮率も少ないことから、反りも
なく良好な断熱性能を示すことがわかる。
【0074】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の硬質ポリウ
レタンフォームによれば、高い断熱性と気密性を有し、
パネル化による施工省力化、工期の短縮が可能な注入成
型或いは連続発泡成型による硬質ポリウレタンフォーム
であって、難燃性及び寸法精度が著しく良好な硬質ポリ
ウレタンフォームが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例及び比較例で用いた型枠及び得られたパ
ネルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 下側面材 2 上側面材 3 側枠材 3A 注入孔 4 硬質ポリウレタンフォーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアネート成分と、発泡剤、触
    媒、整泡剤及びその他の助剤を混合したポリオール成分
    とを混合、発泡してなる硬質ポリウレタンフォーム原料
    を、型内に注入成型、又は連続発泡成型して得られる硬
    質ポリウレタンフォームにおいて、 フォームの気泡径が50〜400μmであり、 フォームの気泡のうちの独立気泡の割合が50%以上で
    あり、 コア密度が15〜45kg/m3 であり、 成型品の反りが15mm以下であり、 コア部分の酸素指数(JIS K7201)が20以上
    であり、かつ成型品より切り出した厚み15〜30mm
    のコア部分がJIS A1321難燃2級に適合するこ
    とを特徴とする硬質ポリウレタンフォーム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019214651A (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 アキレス株式会社 硬質ポリウレタンフォーム

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JP2019214651A (ja) * 2018-06-11 2019-12-19 アキレス株式会社 硬質ポリウレタンフォーム

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