JPH11122762A - ガス絶縁母線 - Google Patents
ガス絶縁母線Info
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- JPH11122762A JPH11122762A JP27622297A JP27622297A JPH11122762A JP H11122762 A JPH11122762 A JP H11122762A JP 27622297 A JP27622297 A JP 27622297A JP 27622297 A JP27622297 A JP 27622297A JP H11122762 A JPH11122762 A JP H11122762A
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- tank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 絶縁性ガスによる内圧や熱伸縮による力を吸
収できるとともに、耐震性に優れたガス絶縁母線を提供
する。 【解決手段】 母線タンク2を支える摺動脚Sを、摺動
部5と台座部6によって構成する。台座部6を、母線タ
ンク2下部の基礎に固定し、その上面に摺動部5の底部
を搭載する。摺動部5を、台座部6との間の摺動面5
a,6aを介して摺動可能に設ける。摺動部5に水平方
向の梁部5bを設け、梁部5bと台座部6との間に、ケ
ース11と受け台12とを備えたロック機構8を設け
る。ケース11にばね9とピン10を収容する。ばね9
に付勢されたピン10の突出部10bをケース11下部
から突出させ、受け台12中央の平坦部12aに当接さ
せる。受け台12の左右の端部近傍には、突出部10b
が挿入可能な溝12bを形成する。
収できるとともに、耐震性に優れたガス絶縁母線を提供
する。 【解決手段】 母線タンク2を支える摺動脚Sを、摺動
部5と台座部6によって構成する。台座部6を、母線タ
ンク2下部の基礎に固定し、その上面に摺動部5の底部
を搭載する。摺動部5を、台座部6との間の摺動面5
a,6aを介して摺動可能に設ける。摺動部5に水平方
向の梁部5bを設け、梁部5bと台座部6との間に、ケ
ース11と受け台12とを備えたロック機構8を設け
る。ケース11にばね9とピン10を収容する。ばね9
に付勢されたピン10の突出部10bをケース11下部
から突出させ、受け台12中央の平坦部12aに当接さ
せる。受け台12の左右の端部近傍には、突出部10b
が挿入可能な溝12bを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送電線系統に使用
されているガス絶縁母線に係り、特に、熱伸縮の吸収
性、耐震性能に改良を施したガス絶縁母線に関する。
されているガス絶縁母線に係り、特に、熱伸縮の吸収
性、耐震性能に改良を施したガス絶縁母線に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置は、SF6 ガス等の絶
縁性ガスを充填した金属製のタンク内に、遮断器、断路
器等の主要機器を収容することにより構成されている。
そして、送電線系統においてガス絶縁開閉装置を構成し
たり、ガス絶縁開閉装置を接続する等の役割を果たすの
が、ガス絶縁母線である。このようなガス絶縁母線は、
絶縁性ガスを封入した金属製のタンク内に導体を収納し
た母線単体を、連続的に接続したものであり、基礎ある
いは架台上に支持脚によって固定されている。
縁性ガスを充填した金属製のタンク内に、遮断器、断路
器等の主要機器を収容することにより構成されている。
そして、送電線系統においてガス絶縁開閉装置を構成し
たり、ガス絶縁開閉装置を接続する等の役割を果たすの
が、ガス絶縁母線である。このようなガス絶縁母線は、
絶縁性ガスを封入した金属製のタンク内に導体を収納し
た母線単体を、連続的に接続したものであり、基礎ある
いは架台上に支持脚によって固定されている。
【0003】このガス絶縁母線の支持脚に加わる荷重と
しては、まず、母線を構成する導体及びタンクの荷重が
ある。また、タンクに封入された絶縁性ガスの内圧によ
って、母線の軸方向の力が発生するとともに、通電に伴
う導体の温度上昇や外気温の変化によってタンクの熱伸
縮による力が発生するので、これらの荷重も支持脚に加
わる。さらに、地震時には、母線軸方向だけでなく母線
軸に直交する方向にも荷重が作用することになる。
しては、まず、母線を構成する導体及びタンクの荷重が
ある。また、タンクに封入された絶縁性ガスの内圧によ
って、母線の軸方向の力が発生するとともに、通電に伴
う導体の温度上昇や外気温の変化によってタンクの熱伸
縮による力が発生するので、これらの荷重も支持脚に加
わる。さらに、地震時には、母線軸方向だけでなく母線
軸に直交する方向にも荷重が作用することになる。
【0004】従って、このような支持脚の負担を軽減す
るために、内圧及び熱伸縮によって発生する力または変
位を吸収することは重要な課題となっている。これに対
処するため、熱伸縮の吸収方法としては、例えば、伸縮
性を有するばねバランスベローズを用いたガス絶縁母線
が用いられているが、その一例を、図7に従って以下に
説明する。すなわち、このガス絶縁母線1は、絶縁性ガ
スが封入され導体が収容された母線タンク2と、この母
線タンク2を基礎に支持する支持脚3,4によって構成
されている。母線タンク2の途中には、スタッドの片側
にバネを取り付けたばね付きベローズ7が配設されてい
る。
るために、内圧及び熱伸縮によって発生する力または変
位を吸収することは重要な課題となっている。これに対
処するため、熱伸縮の吸収方法としては、例えば、伸縮
性を有するばねバランスベローズを用いたガス絶縁母線
が用いられているが、その一例を、図7に従って以下に
説明する。すなわち、このガス絶縁母線1は、絶縁性ガ
スが封入され導体が収容された母線タンク2と、この母
線タンク2を基礎に支持する支持脚3,4によって構成
されている。母線タンク2の途中には、スタッドの片側
にバネを取り付けたばね付きベローズ7が配設されてい
る。
【0005】そして、一部の支持脚4は、基礎側に固定
された台座部6と、台座部6上を摺動可能な摺動部5と
によって構成されている。以上のようなガス絶縁母線1
によれば、絶縁性ガスの内圧や熱伸縮によって発生する
母線の軸方向の力が、バネ付きベローズ7の伸縮と支持
脚4における摺動部5の摺動によって吸収されるので、
支持脚3,4にかかる負荷が軽減される。
された台座部6と、台座部6上を摺動可能な摺動部5と
によって構成されている。以上のようなガス絶縁母線1
によれば、絶縁性ガスの内圧や熱伸縮によって発生する
母線の軸方向の力が、バネ付きベローズ7の伸縮と支持
脚4における摺動部5の摺動によって吸収されるので、
支持脚3,4にかかる負荷が軽減される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような構成の従来技術においては、以下のような問題が
あった。すなわち、上記のように、地震時には、母線軸
方向だけでなく母線軸に直交する方向にも荷重が作用す
るが、摺動構造の支持脚4では、かかる荷重に対する強
度に問題があり、固定脚である支持脚3のみで負担しな
くてはならないので、耐震性が低下することになる。
ような構成の従来技術においては、以下のような問題が
あった。すなわち、上記のように、地震時には、母線軸
方向だけでなく母線軸に直交する方向にも荷重が作用す
るが、摺動構造の支持脚4では、かかる荷重に対する強
度に問題があり、固定脚である支持脚3のみで負担しな
くてはならないので、耐震性が低下することになる。
【0007】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
絶縁性ガスによる内圧や熱伸縮による力を吸収できると
ともに、耐震性に優れたガス絶縁母線を提供することに
ある。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
絶縁性ガスによる内圧や熱伸縮による力を吸収できると
ともに、耐震性に優れたガス絶縁母線を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、絶縁ガスが封入されたタンク内に導体
を収納してなる母線単体が連続的に接続され、前記タン
クが固定脚及び摺動脚によって基礎上に支持されたガス
絶縁母線において、以下のような技術的特徴を有する。
めに、本発明は、絶縁ガスが封入されたタンク内に導体
を収納してなる母線単体が連続的に接続され、前記タン
クが固定脚及び摺動脚によって基礎上に支持されたガス
絶縁母線において、以下のような技術的特徴を有する。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明は、前記タ
ンクと前記基礎との間には、前記タンク及び前記基礎の
一定量以上の相対変位を拘束する変位拘束手段が設けら
れていることを特徴とする。以上のような請求項1記載
の発明では、絶縁性ガスによる内圧や熱伸縮による力
を、摺動脚の摺動によって吸収できるとともに、地震時
の振動が加わった場合でも、変位拘束手段によって前記
タンクの変位が一定量以上に大きくなることが防止され
るため、耐震性が向上する。
ンクと前記基礎との間には、前記タンク及び前記基礎の
一定量以上の相対変位を拘束する変位拘束手段が設けら
れていることを特徴とする。以上のような請求項1記載
の発明では、絶縁性ガスによる内圧や熱伸縮による力
を、摺動脚の摺動によって吸収できるとともに、地震時
の振動が加わった場合でも、変位拘束手段によって前記
タンクの変位が一定量以上に大きくなることが防止され
るため、耐震性が向上する。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のガ
ス絶縁母線において、前記変位拘束手段は、前記タンク
が母線軸に対して直交する方向へ移動した場合に、互い
に係合する係合部を備えたロック機構であることを特徴
とする。以上のような請求項2記載の発明では、摺動脚
を用いた場合に弱くなる母線軸直交方向の力が加わった
場合でも、ロック機構の係合部によってタンクの変位が
拘束されるので、耐震性が向上する。
ス絶縁母線において、前記変位拘束手段は、前記タンク
が母線軸に対して直交する方向へ移動した場合に、互い
に係合する係合部を備えたロック機構であることを特徴
とする。以上のような請求項2記載の発明では、摺動脚
を用いた場合に弱くなる母線軸直交方向の力が加わった
場合でも、ロック機構の係合部によってタンクの変位が
拘束されるので、耐震性が向上する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載のガ
ス絶縁母線において、曲り部を有するタンクを少なくと
も一つ有し、前記ロック機構が、前記曲り部に配設され
ていることを特徴とする。以上のような請求項3記載の
発明では、ロック機構の係合部が、前記タンクの曲り部
のそれぞれの軸直交方向の変位を拘束するので、曲り部
の耐震性が向上する。
ス絶縁母線において、曲り部を有するタンクを少なくと
も一つ有し、前記ロック機構が、前記曲り部に配設され
ていることを特徴とする。以上のような請求項3記載の
発明では、ロック機構の係合部が、前記タンクの曲り部
のそれぞれの軸直交方向の変位を拘束するので、曲り部
の耐震性が向上する。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載のガ
ス絶縁母線において、前記変位拘束手段は、基礎側に固
定されたガイドと、前記タンク側に一端が固定されたロ
ッドとを備え、前記ガイドには母線軸方向の溝が形成さ
れ、前記溝内には、前記ロッドの他端が、前記溝に沿っ
て移動可能に挿入され、前記ロッドは弾性を有すること
を特徴とする。以上のような請求項4記載の発明では、
ロッドは母線軸方向に溝に沿って自由に移動でき、母線
軸に直交する方向には溝によって移動を規制される。そ
して、ロッドの弾性によって、振動のエネルギーが吸収
されるので、タンクの母線軸に直交する方向の変形が拘
束され、耐震性が向上する。
ス絶縁母線において、前記変位拘束手段は、基礎側に固
定されたガイドと、前記タンク側に一端が固定されたロ
ッドとを備え、前記ガイドには母線軸方向の溝が形成さ
れ、前記溝内には、前記ロッドの他端が、前記溝に沿っ
て移動可能に挿入され、前記ロッドは弾性を有すること
を特徴とする。以上のような請求項4記載の発明では、
ロッドは母線軸方向に溝に沿って自由に移動でき、母線
軸に直交する方向には溝によって移動を規制される。そ
して、ロッドの弾性によって、振動のエネルギーが吸収
されるので、タンクの母線軸に直交する方向の変形が拘
束され、耐震性が向上する。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1記載のガ
ス絶縁母線において、前記変位拘束手段は、前記タンク
側と前記基礎側との間に、上下方向に配設されたダンパ
であることを特徴とする。以上のような請求項5記載の
発明では、地震時にタンクが変位する際に、ダンパが伸
縮し、減衰が大きくなるので、耐震性が向上する。
ス絶縁母線において、前記変位拘束手段は、前記タンク
側と前記基礎側との間に、上下方向に配設されたダンパ
であることを特徴とする。以上のような請求項5記載の
発明では、地震時にタンクが変位する際に、ダンパが伸
縮し、減衰が大きくなるので、耐震性が向上する。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5記載のガ
ス絶縁母線において、前記ダンパの少なくとも一方の端
部と、前記タンク側又は前記基礎側とがリンクを介して
接続され、前記リンクに締結された前記ダンパ端部がス
ライド移動可能となるように、前記リンクにおける当該
締結部分には、長孔が形成されていることを特徴とす
る。以上のような請求項6記載の発明では、リンクに締
結されたダンパの端部が、長孔の長さだけスライド移動
するので、これを超える大変位時にのみダンパを作用さ
せ、ダンパの作用範囲を限定することができる。
ス絶縁母線において、前記ダンパの少なくとも一方の端
部と、前記タンク側又は前記基礎側とがリンクを介して
接続され、前記リンクに締結された前記ダンパ端部がス
ライド移動可能となるように、前記リンクにおける当該
締結部分には、長孔が形成されていることを特徴とす
る。以上のような請求項6記載の発明では、リンクに締
結されたダンパの端部が、長孔の長さだけスライド移動
するので、これを超える大変位時にのみダンパを作用さ
せ、ダンパの作用範囲を限定することができる。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1記載のガ
ス絶縁母線において、前記変位拘束手段は、前記摺動脚
に対して母線軸に直交する方向から当接する当接部であ
ることを特徴とする。以上のような請求項7記載の発明
では、当接部によって、摺動脚の母線軸に直交する方向
の変位が拘束されるので、地震時のタンクの変位が低減
され、耐震性が向上する。
ス絶縁母線において、前記変位拘束手段は、前記摺動脚
に対して母線軸に直交する方向から当接する当接部であ
ることを特徴とする。以上のような請求項7記載の発明
では、当接部によって、摺動脚の母線軸に直交する方向
の変位が拘束されるので、地震時のタンクの変位が低減
され、耐震性が向上する。
【0016】
(1)第1の実施の形態 (構成)請求項1及び請求項2記載の発明に対応する実
施の形態を、図1及び図2を参照して以下に説明する。
なお、請求項に記載の係合部は、突出部10b及び溝1
2bとする。すなわち、本実施の形態においては、図1
に示すように、母線タンク2を支える摺動脚Sは、摺動
部5と台座部6とによって構成されている。摺動部5
は、母線タンク2の下側面の左右に、鉛直方向に設けら
れた2つの脚である。台座部6は、母線タンク2の直径
程度の長さを有する部材であり、母線タンク2下部の基
礎に対して母線軸に直交する方向に固定され、その両端
近傍の上面には、左右の摺動部5の底部が搭載されてい
る。摺動部5の底面と台座部6の上面との間には、摺動
面5a,6aが設けられ、この摺動面5a,6aを介し
て、摺動部5が台座部6上を摺動可能な構成となってい
る。
施の形態を、図1及び図2を参照して以下に説明する。
なお、請求項に記載の係合部は、突出部10b及び溝1
2bとする。すなわち、本実施の形態においては、図1
に示すように、母線タンク2を支える摺動脚Sは、摺動
部5と台座部6とによって構成されている。摺動部5
は、母線タンク2の下側面の左右に、鉛直方向に設けら
れた2つの脚である。台座部6は、母線タンク2の直径
程度の長さを有する部材であり、母線タンク2下部の基
礎に対して母線軸に直交する方向に固定され、その両端
近傍の上面には、左右の摺動部5の底部が搭載されてい
る。摺動部5の底面と台座部6の上面との間には、摺動
面5a,6aが設けられ、この摺動面5a,6aを介し
て、摺動部5が台座部6上を摺動可能な構成となってい
る。
【0017】また、台座部6の上方には、両端がそれぞ
れ左右の摺動部5に固定された水平方向の梁部5bが設
けられている。そして、梁部5bと台座部6との間に
は、ロック機構8が設けられている。このロック機構8
は、図2に示すように、梁部5b側に固定されたケース
11と、台座部6側に固定された受け台12とを備えて
いる。ケース11内には、ばね9とピン10が収容され
ている。
れ左右の摺動部5に固定された水平方向の梁部5bが設
けられている。そして、梁部5bと台座部6との間に
は、ロック機構8が設けられている。このロック機構8
は、図2に示すように、梁部5b側に固定されたケース
11と、台座部6側に固定された受け台12とを備えて
いる。ケース11内には、ばね9とピン10が収容され
ている。
【0018】ピン10は、鍔部10aとその下面に設け
られた突出部10bとを備え、鍔部10aの上面からば
ね9によって下方に付勢されている。そして、ケース1
1の下面には穴11aが形成され、ばね9に付勢された
ピン10の突出部10bが、この穴11aから下方に突
出している。
られた突出部10bとを備え、鍔部10aの上面からば
ね9によって下方に付勢されている。そして、ケース1
1の下面には穴11aが形成され、ばね9に付勢された
ピン10の突出部10bが、この穴11aから下方に突
出している。
【0019】一方、受け台12には、その中央に平坦部
12aを有し、ケース11の穴11aから突出した突出
部10bの先端が当接している。さらに、受け台12の
左右の端部近傍には、突出部10bが挿入可能な溝12
bが形成されている。
12aを有し、ケース11の穴11aから突出した突出
部10bの先端が当接している。さらに、受け台12の
左右の端部近傍には、突出部10bが挿入可能な溝12
bが形成されている。
【0020】(作用効果)以上のような構成を有する本
実施の形態の作用効果は以下の通りである。すなわち、
絶縁性ガスの内圧や熱伸縮によって発生する母線の軸方
向の力は、摺動部5の同方向への摺動によって吸収され
るので、摺動脚Sにかかる負荷は軽減される。このと
き、ピン10の突出部10bは、受け台12の平坦部1
2aに当接しているのみなので、摺動部5の摺動が規制
されることはない。
実施の形態の作用効果は以下の通りである。すなわち、
絶縁性ガスの内圧や熱伸縮によって発生する母線の軸方
向の力は、摺動部5の同方向への摺動によって吸収され
るので、摺動脚Sにかかる負荷は軽減される。このと
き、ピン10の突出部10bは、受け台12の平坦部1
2aに当接しているのみなので、摺動部5の摺動が規制
されることはない。
【0021】また、地震時に母線軸に直交する方向に力
が加わり、同方向に変位が生じた場合には、ばね9によ
って付勢されたピン10の突出部10bが、左右のいず
れかの溝12bに入る。すると、溝12bによって突出
部10bが係止されるので、摺動部5の変位が拘束され
る。従って、母線タンク2の軸直交方向の変位量が、受
け台12における両端の溝12bの間の距離程度に限定
され、地震時の変位が低減する。
が加わり、同方向に変位が生じた場合には、ばね9によ
って付勢されたピン10の突出部10bが、左右のいず
れかの溝12bに入る。すると、溝12bによって突出
部10bが係止されるので、摺動部5の変位が拘束され
る。従って、母線タンク2の軸直交方向の変位量が、受
け台12における両端の溝12bの間の距離程度に限定
され、地震時の変位が低減する。
【0022】(2)第2の実施の形態 (構成)請求項4記載の発明に対応する実施の形態を、
図3を参照して以下に説明する。なお、上記の第1の実
施の形態と同様の部材については説明を省略する。すな
わち、本実施の形態においては、摺動部5の梁部5bと
台座部6との間に、ガイド14とロッド13によって構
成された変位拘束手段が設けられている。
図3を参照して以下に説明する。なお、上記の第1の実
施の形態と同様の部材については説明を省略する。すな
わち、本実施の形態においては、摺動部5の梁部5bと
台座部6との間に、ガイド14とロッド13によって構
成された変位拘束手段が設けられている。
【0023】ガイド14は、台座部6に固定され、母線
の軸方向の溝14aが形成されている。ロッド13は、
弾塑性材料によって形成され、その上端が梁部5bに固
定され、下端がガイド14の溝14aに挿入されてい
る。このロッド13の上下の端部は鉛直方向に設けられ
ているが、中間部には、ばねの役割を果たすリング状の
屈曲部13aが形成されている。
の軸方向の溝14aが形成されている。ロッド13は、
弾塑性材料によって形成され、その上端が梁部5bに固
定され、下端がガイド14の溝14aに挿入されてい
る。このロッド13の上下の端部は鉛直方向に設けられ
ているが、中間部には、ばねの役割を果たすリング状の
屈曲部13aが形成されている。
【0024】(作用効果)以上のような構成を有する本
実施の形態の作用効果は以下の通りである。すなわち、
溝14aは母線の軸方向に設けられているので、ロッド
13は同方向に移動することができ、温度変化による母
線軸方向の伸び縮みは拘束されない。そして、地震時に
母線軸に直交する方向に変位した際には、ロッド13が
溝14aにより拘束されるので、摺動部5の変位が拘束
される。さらに、地震時の動荷重が大きくなると、ロッ
ド13自体の塑性変形と屈曲部13aによって、振動の
エネルギーが吸収される。従って、地震時の母線タンク
2の変位を低減することができる。
実施の形態の作用効果は以下の通りである。すなわち、
溝14aは母線の軸方向に設けられているので、ロッド
13は同方向に移動することができ、温度変化による母
線軸方向の伸び縮みは拘束されない。そして、地震時に
母線軸に直交する方向に変位した際には、ロッド13が
溝14aにより拘束されるので、摺動部5の変位が拘束
される。さらに、地震時の動荷重が大きくなると、ロッ
ド13自体の塑性変形と屈曲部13aによって、振動の
エネルギーが吸収される。従って、地震時の母線タンク
2の変位を低減することができる。
【0025】(3)第3の実施の形態 (構成)請求項5記載の発明に対応する実施の形態を、
図4を参照して以下に説明する。すなわち、本実施の形
態においては、摺動部5と基礎若しくは台座部6との間
に、ダンパ15が設けられている。このダンパ15は、
内部の弾性部材によって上下端に加わる力を吸収可能に
設けられ、その上下端が、それぞれ摺動部5と基礎若し
くは台座部6に対して、母線軸に直交する方向に回動可
能に支持されている。
図4を参照して以下に説明する。すなわち、本実施の形
態においては、摺動部5と基礎若しくは台座部6との間
に、ダンパ15が設けられている。このダンパ15は、
内部の弾性部材によって上下端に加わる力を吸収可能に
設けられ、その上下端が、それぞれ摺動部5と基礎若し
くは台座部6に対して、母線軸に直交する方向に回動可
能に支持されている。
【0026】(作用効果)以上のような構成を有する本
実施の形態の作用効果は以下の通りである。すなわち、
地震時には、母線タンク2の動きに伴ってダンパ15が
伸縮し、振動のエネルギーが吸収される。また、ダンパ
15を上下方向に配置することにより、微小変形時には
ダンパ15はほとんど作用しないため、熱伸縮に及ぼす
影響は小さい。従って、熱伸縮の吸収を行う一方で、地
震時の母線タンク2の変位を低減することができる。
実施の形態の作用効果は以下の通りである。すなわち、
地震時には、母線タンク2の動きに伴ってダンパ15が
伸縮し、振動のエネルギーが吸収される。また、ダンパ
15を上下方向に配置することにより、微小変形時には
ダンパ15はほとんど作用しないため、熱伸縮に及ぼす
影響は小さい。従って、熱伸縮の吸収を行う一方で、地
震時の母線タンク2の変位を低減することができる。
【0027】(4)第4の実施の形態 請求項7記載の発明に対応する実施の形態を、図6を参
照して以下に説明する。すなわち、本実施の形態におい
ては、台座部6の両端の上面に、摺動部5の側面が当接
するガイド6bが形成されている。
照して以下に説明する。すなわち、本実施の形態におい
ては、台座部6の両端の上面に、摺動部5の側面が当接
するガイド6bが形成されている。
【0028】このような本実施の形態によれば、熱伸縮
時における母線軸方向の変位は拘束されないが、地震時
における母線軸に直交する方向の変位は、ガイド6bに
よって拘束されるため、耐震性が向上する。
時における母線軸方向の変位は拘束されないが、地震時
における母線軸に直交する方向の変位は、ガイド6bに
よって拘束されるため、耐震性が向上する。
【0029】(5)他の実施の形態 本発明は上記のような実施の形態に限定されるものでは
ない。例えば、請求項3記載の発明に対応する実施の形
態として、母線タンク2における曲り部にも、母線軸に
直交する方向に、上記の第1の実施の形態と同様のロッ
ク機構8を設けることも可能である。かかる構成にすれ
ば、母線タンク2の水平面内の全方向の変位を低減する
ことができる。
ない。例えば、請求項3記載の発明に対応する実施の形
態として、母線タンク2における曲り部にも、母線軸に
直交する方向に、上記の第1の実施の形態と同様のロッ
ク機構8を設けることも可能である。かかる構成にすれ
ば、母線タンク2の水平面内の全方向の変位を低減する
ことができる。
【0030】また、請求項6記載の発明に対応する実施
の形態として、図5に示すように、ダンパ15の少なく
とも一方の端部17を、リンク16の一端に設けられた
長孔16aにスライド移動可能に締結し、このリンク1
6の他端を摺動部5側若しくは基礎側に支持する構成と
することも可能である。かかる構成にすれば、小変位時
にはダンパ15の端部17が長孔16aに沿ってスライ
ド移動するためにダンパ15は機能しないが、長孔16
aの長さを超える大変位時には、ダンパ15の端部17
が長孔16aの端部に達してダンパ15が作用し、エネ
ルギーが吸収される。従って、ダンパ15の作用範囲を
限定することができる。
の形態として、図5に示すように、ダンパ15の少なく
とも一方の端部17を、リンク16の一端に設けられた
長孔16aにスライド移動可能に締結し、このリンク1
6の他端を摺動部5側若しくは基礎側に支持する構成と
することも可能である。かかる構成にすれば、小変位時
にはダンパ15の端部17が長孔16aに沿ってスライ
ド移動するためにダンパ15は機能しないが、長孔16
aの長さを超える大変位時には、ダンパ15の端部17
が長孔16aの端部に達してダンパ15が作用し、エネ
ルギーが吸収される。従って、ダンパ15の作用範囲を
限定することができる。
【0031】また、上記の第1の実施の形態におけるロ
ック機構8は、台座部6側にケース11を設け、摺動部
5側(例えば梁部5b)に受け台12を設けることも可
能である。そして、ピン10の突出部10bの係止を行
うための形状は溝12bのような凹形状ではなく、隆起
した凸形状であってもよい。
ック機構8は、台座部6側にケース11を設け、摺動部
5側(例えば梁部5b)に受け台12を設けることも可
能である。そして、ピン10の突出部10bの係止を行
うための形状は溝12bのような凹形状ではなく、隆起
した凸形状であってもよい。
【0032】さらに、上記の第2の実施の形態における
ガイド14を摺動部5側(例えば梁部5b)に設け、ロ
ッド13を台座部6側に設けることも可能である。そし
て、ロッド13の屈曲部13aは必ずしも形成する必要
はない。
ガイド14を摺動部5側(例えば梁部5b)に設け、ロ
ッド13を台座部6側に設けることも可能である。そし
て、ロッド13の屈曲部13aは必ずしも形成する必要
はない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、絶縁性ガスによる内圧や熱伸縮による力を吸収でき
るとともに、耐震性に優れたガス絶縁母線を提供するこ
とができる。
は、絶縁性ガスによる内圧や熱伸縮による力を吸収でき
るとともに、耐震性に優れたガス絶縁母線を提供するこ
とができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態のガス絶縁母線を、
母線軸方向から見た構成図である。
母線軸方向から見た構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるロック機構
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における変位拘束手
段を示す縦断面図である。
段を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態のガス絶縁母線を、
母線軸方向から見た構成図である。
母線軸方向から見た構成図である。
【図5】本発明の他の実施の形態におけるダンパ15と
リンク16とを示す構成図である。
リンク16とを示す構成図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態のガス絶縁母線を、
母線軸方向から見た構成図である。
母線軸方向から見た構成図である。
【図7】従来のガス絶縁母線の一例を母線軸に直交する
方向から見た構成図である。
方向から見た構成図である。
S…摺動脚 1…ガス絶縁母線 2…母線タンク 3,4…支持脚 5…摺動部 6…台座部 5a,6a…摺動面 5b…梁部 6b…ガイド 7…ばね付きベローズ 8…ロック機構 9…ばね 10…ピン 10a…鍔部 10b…突出部 11…ケース 12…受け台 12a…平坦部 12b…溝 13…ロッド 13a…屈曲部 14…ガイド 15…ダンパ 16…リンク 17…端部
Claims (7)
- 【請求項1】 絶縁ガスが封入されたタンク内に導体を
収納してなる母線単体が連続的に接続され、前記タンク
が固定脚及び摺動脚によって基礎上に支持されたガス絶
縁母線において、 前記タンクと前記基礎との間には、前記タンク及び前記
基礎の一定量以上の相対変位を拘束する変位拘束手段が
設けられていることを特徴とするガス絶縁母線。 - 【請求項2】 前記変位拘束手段は、前記タンクが母線
軸に対して直交する方向へ移動した場合に、互いに係合
する係合部を備えたロック機構であることを特徴とする
請求項1記載のガス絶縁母線。 - 【請求項3】 曲り部を有するタンクを少なくとも一つ
有し、前記ロック機構が、前記曲り部に配設されている
ことを特徴とする請求項2記載のガス絶縁母線。 - 【請求項4】 前記変位拘束手段は、基礎側に固定され
たガイドと、前記タンク側に一端が固定されたロッドと
を備え、 前記ガイドには母線軸方向の溝が形成され、 前記溝内には、前記ロッドの他端が、前記溝に沿って移
動可能に挿入され、 前記ロッドは弾性を有することを特徴とする請求項1記
載のガス絶縁母線。 - 【請求項5】 前記変位拘束手段は、前記タンク側と前
記基礎側との間に、上下方向に配設されたダンパである
ことを特徴とする請求項1記載のガス絶縁母線。 - 【請求項6】 前記ダンパの少なくとも一方の端部と、
前記タンク側又は前記基礎側とがリンクを介して接続さ
れ、 前記リンクに締結された前記ダンパ端部がスライド移動
可能となるように、前記リンクにおける当該締結部分に
は、長孔が形成されていることを特徴とする請求項5記
載のガス絶縁母線。 - 【請求項7】 前記変位拘束手段は、前記摺動脚に対し
て母線軸に直交する方向から当接する当接部であること
を特徴とする請求項1記載のガス絶縁母線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27622297A JPH11122762A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | ガス絶縁母線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27622297A JPH11122762A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | ガス絶縁母線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11122762A true JPH11122762A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17566399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27622297A Pending JPH11122762A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | ガス絶縁母線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11122762A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000069625A (ja) * | 1998-08-22 | 2000-03-03 | Asea Brown Boveri Ag | 固定手段を備えたガス絶縁型開閉装置 |
| JP2011223659A (ja) * | 2010-04-05 | 2011-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | ガス絶縁開閉装置 |
| FR2971098A1 (fr) * | 2011-01-31 | 2012-08-03 | Alstom Grid Sas | Liaison au sol d'un appareillage haute tension. |
| DE102014208280A1 (de) * | 2014-05-02 | 2015-11-05 | Siemens Aktiengesellschaft | Energieverteilungseinrichtung zur elektrischen Energieverteilung für eine Mittelspannungs- oder Hochspannungs-Schaltungsanlage |
| CN111293655A (zh) * | 2020-02-25 | 2020-06-16 | 洛阳理工学院 | 一种配电柜母线锁紧装置 |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP27622297A patent/JPH11122762A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000069625A (ja) * | 1998-08-22 | 2000-03-03 | Asea Brown Boveri Ag | 固定手段を備えたガス絶縁型開閉装置 |
| JP2011223659A (ja) * | 2010-04-05 | 2011-11-04 | Mitsubishi Electric Corp | ガス絶縁開閉装置 |
| FR2971098A1 (fr) * | 2011-01-31 | 2012-08-03 | Alstom Grid Sas | Liaison au sol d'un appareillage haute tension. |
| DE102014208280A1 (de) * | 2014-05-02 | 2015-11-05 | Siemens Aktiengesellschaft | Energieverteilungseinrichtung zur elektrischen Energieverteilung für eine Mittelspannungs- oder Hochspannungs-Schaltungsanlage |
| CN111293655A (zh) * | 2020-02-25 | 2020-06-16 | 洛阳理工学院 | 一种配电柜母线锁紧装置 |
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