JPH11136904A - 気体動圧軸受モータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 - Google Patents
気体動圧軸受モータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置Info
- Publication number
- JPH11136904A JPH11136904A JP9309588A JP30958897A JPH11136904A JP H11136904 A JPH11136904 A JP H11136904A JP 9309588 A JP9309588 A JP 9309588A JP 30958897 A JP30958897 A JP 30958897A JP H11136904 A JPH11136904 A JP H11136904A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dynamic pressure
- thrust
- pressure bearing
- support
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 29
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 19
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 33
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 33
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 29
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 claims description 19
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 abstract description 21
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 21
- 238000003825 pressing Methods 0.000 abstract description 10
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 abstract 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 abstract 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 10
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 9
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 4
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 2
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- 238000001259 photo etching Methods 0.000 description 2
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 2
- 239000011882 ultra-fine particle Substances 0.000 description 2
- 229910018404 Al2 O3 Inorganic materials 0.000 description 1
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910004533 TaB2 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005229 chemical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 1
- 238000007772 electroless plating Methods 0.000 description 1
- 238000009713 electroplating Methods 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 238000007733 ion plating Methods 0.000 description 1
- 238000001659 ion-beam spectroscopy Methods 0.000 description 1
- 238000010884 ion-beam technique Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 description 1
- 238000005240 physical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 238000005268 plasma chemical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属製気体動圧軸受を備えるモータ又は該モ
ータを駆動源とする回転体装置において、起動停止時の
動圧軸受部の接触摺動に起因する装置の磨耗を防止して
耐久性を高めること、及び動圧発生用溝の加工を容易に
すること。 【解決手段】 アルミニウム製気体動圧軸受を備えるモ
ータを駆動源とする回転体装置において、モータの固定
軸25の外周面とポリゴンロータ23の貫通孔21の内
周面とで構成されたラジアル動圧軸受部と前記ロータ2
3の上面と上スラスト押さえ部材28の下面と並びに前
記ロータ23の下面と下スラスト押さえ部材29の上面
とで構成されたスラスト動圧軸受部の各摺動面に、Si
Cなどを用いて真空成膜法により被覆Cを施す。また、
ラジアル並びにスラスト動圧発生用溝もSiCなどを用
いて真空成膜法により形成する。
ータを駆動源とする回転体装置において、起動停止時の
動圧軸受部の接触摺動に起因する装置の磨耗を防止して
耐久性を高めること、及び動圧発生用溝の加工を容易に
すること。 【解決手段】 アルミニウム製気体動圧軸受を備えるモ
ータを駆動源とする回転体装置において、モータの固定
軸25の外周面とポリゴンロータ23の貫通孔21の内
周面とで構成されたラジアル動圧軸受部と前記ロータ2
3の上面と上スラスト押さえ部材28の下面と並びに前
記ロータ23の下面と下スラスト押さえ部材29の上面
とで構成されたスラスト動圧軸受部の各摺動面に、Si
Cなどを用いて真空成膜法により被覆Cを施す。また、
ラジアル並びにスラスト動圧発生用溝もSiCなどを用
いて真空成膜法により形成する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は気体動圧軸受モー
タ、及び該モータを駆動源とする回転体装置であってポ
リゴンミラー装置やディスク装置などの回転体と該回転
体を駆動する駆動モータとから構成された回転体装置に
関する。
タ、及び該モータを駆動源とする回転体装置であってポ
リゴンミラー装置やディスク装置などの回転体と該回転
体を駆動する駆動モータとから構成された回転体装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理や画像処理の高速化に伴
い、ポリゴンミラー装置やディスク装置などの回転体を
駆動する駆動モータには、小型堅牢、高耐久性、安定な
高速回転等が要求されている。このような要求に応える
回転体装置は、例えば特開昭63−241516に開示
されている。この従来装置は、図3に示す如く、鏡面2
のある横断面が多角形で縦断面が矩形の回転体3を支持
体4に備えた固定軸5に回転自在に設けてポリゴンロー
タとし、該回転体3に設けたマグネット7と、このマグ
ネット7に対向され前記回転体3を回転させるステータ
コイル6とを備えたポリゴンミラー装置において、前記
回転体3と、支持体4及び支持体4に固着した固定軸5
とをセラミックス材から構成し、前記支持体4及び/又
は固定軸5とで対向して形成される摺動面のいずれかに
動圧発生用溝を形成したことを特徴とするポリゴンミラ
ー装置である。前記動圧発生用溝はラジアル動圧発生溝
とスラスト動圧発生溝であり、前者は回転体3の固定軸
5が挿入される貫通孔の内周面と固定軸5の外周面のい
ずれか一方に形成された図4に示す如きヘリングボーン
溝、後者は回転体3の下面とこの下面と近接して対向し
ている支持体4の上面のいずれか一方に形成された図5
に示す如きスパイラル溝である。
い、ポリゴンミラー装置やディスク装置などの回転体を
駆動する駆動モータには、小型堅牢、高耐久性、安定な
高速回転等が要求されている。このような要求に応える
回転体装置は、例えば特開昭63−241516に開示
されている。この従来装置は、図3に示す如く、鏡面2
のある横断面が多角形で縦断面が矩形の回転体3を支持
体4に備えた固定軸5に回転自在に設けてポリゴンロー
タとし、該回転体3に設けたマグネット7と、このマグ
ネット7に対向され前記回転体3を回転させるステータ
コイル6とを備えたポリゴンミラー装置において、前記
回転体3と、支持体4及び支持体4に固着した固定軸5
とをセラミックス材から構成し、前記支持体4及び/又
は固定軸5とで対向して形成される摺動面のいずれかに
動圧発生用溝を形成したことを特徴とするポリゴンミラ
ー装置である。前記動圧発生用溝はラジアル動圧発生溝
とスラスト動圧発生溝であり、前者は回転体3の固定軸
5が挿入される貫通孔の内周面と固定軸5の外周面のい
ずれか一方に形成された図4に示す如きヘリングボーン
溝、後者は回転体3の下面とこの下面と近接して対向し
ている支持体4の上面のいずれか一方に形成された図5
に示す如きスパイラル溝である。
【0003】要するに、回転体3と、支持体4及び支持
体4に固着した固定軸5とをセラミックス材から構成し
たこと、及びロータを回転体3と一体形成したポリゴン
ロータ(回転体ロータ)としたことを特徴としたもので
ある。そして、このような構成にしたことにより、ポリ
ゴンロータのバランス調整ができると共に、ポリゴンロ
ータをダイレクトに駆動できるのでマグネット効果が最
大にでき構成もコンパクトで耐久性があり、ポリゴンロ
ータの芯振れをも極力小さくすることが可能となり製作
も簡便で安定した回転運転が可能となる等の数々の効果
を奏する小型で安価なポリゴンミラー装置が提供された
のである。しかしながら、回転体3と、支持体4及び支
持体4に固着した固定軸5とをセラミックス材から構成
したことは上述の数々のメリットがある反面、デメリッ
トもある。即ちセラミック材へ、図4と図5に示す如き
動圧発生用溝を精密に且つ製造コストを上昇させないで
加工することが極めて難しいという問題がある。
体4に固着した固定軸5とをセラミックス材から構成し
たこと、及びロータを回転体3と一体形成したポリゴン
ロータ(回転体ロータ)としたことを特徴としたもので
ある。そして、このような構成にしたことにより、ポリ
ゴンロータのバランス調整ができると共に、ポリゴンロ
ータをダイレクトに駆動できるのでマグネット効果が最
大にでき構成もコンパクトで耐久性があり、ポリゴンロ
ータの芯振れをも極力小さくすることが可能となり製作
も簡便で安定した回転運転が可能となる等の数々の効果
を奏する小型で安価なポリゴンミラー装置が提供された
のである。しかしながら、回転体3と、支持体4及び支
持体4に固着した固定軸5とをセラミックス材から構成
したことは上述の数々のメリットがある反面、デメリッ
トもある。即ちセラミック材へ、図4と図5に示す如き
動圧発生用溝を精密に且つ製造コストを上昇させないで
加工することが極めて難しいという問題がある。
【0004】動圧発生用溝の加工を容易にした一つの方
法が特開平9−200997に開示されている。この方
法は小型モータの回転支承面に、予め皮膜形状を特殊塗
料にて印刷する工程と、Al2 O3 、SiC、Si3 N
4 などの微粒子による無機質皮膜を電気メッキや無電界
メッキ法等によりコーティングする工程と、洗浄、研磨
により前記予め塗布された溝となるパターンの塗料を剥
離する工程とからなる動圧発生用溝の形成方法である。
そして、この方法により小型モータの回転支承部の少な
くとも一部に凹凸状の金属やセラミック皮膜を形成する
ことで、回転による溝部の粘性流体の油圧による動圧効
果によって円滑な回転が図れるようになったし、又その
回転支承部の形成にあたっても、効果な設備を必要とせ
ず、簡単かつ安価に形成できるというメリットがある旨
記載されている。ところで、この方法により形成された
小型モータの回転支承面の無機質皮膜は、表面には微細
な凹凸が残り、必ずしも平滑面とは言えないものであ
る。それでも、この程度の凹凸が残っていても、油を用
いた液体動圧軸受においては問題はなく、却って回転支
承面での油の保持に有利である。しかしながら、2〜3
μm程度のクリアランンスを有する空気動圧軸受におい
ては、このような無機質皮膜表面の微細な凹凸は、動圧
効果を損ねるので好ましくない。
法が特開平9−200997に開示されている。この方
法は小型モータの回転支承面に、予め皮膜形状を特殊塗
料にて印刷する工程と、Al2 O3 、SiC、Si3 N
4 などの微粒子による無機質皮膜を電気メッキや無電界
メッキ法等によりコーティングする工程と、洗浄、研磨
により前記予め塗布された溝となるパターンの塗料を剥
離する工程とからなる動圧発生用溝の形成方法である。
そして、この方法により小型モータの回転支承部の少な
くとも一部に凹凸状の金属やセラミック皮膜を形成する
ことで、回転による溝部の粘性流体の油圧による動圧効
果によって円滑な回転が図れるようになったし、又その
回転支承部の形成にあたっても、効果な設備を必要とせ
ず、簡単かつ安価に形成できるというメリットがある旨
記載されている。ところで、この方法により形成された
小型モータの回転支承面の無機質皮膜は、表面には微細
な凹凸が残り、必ずしも平滑面とは言えないものであ
る。それでも、この程度の凹凸が残っていても、油を用
いた液体動圧軸受においては問題はなく、却って回転支
承面での油の保持に有利である。しかしながら、2〜3
μm程度のクリアランンスを有する空気動圧軸受におい
ては、このような無機質皮膜表面の微細な凹凸は、動圧
効果を損ねるので好ましくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、気体動圧軸
受モータ、又は該モータをポリゴンミラー装置やディス
ク装置などの回転体の駆動源とする回転体装置におい
て、起動停止時の動圧軸受部の接触に起因する装置の磨
耗を防止して耐久性を高め、且つ気体動圧軸受部の動圧
発生用溝の加工を容易にして装置の製造コストの低減を
図ることを目的とする。
受モータ、又は該モータをポリゴンミラー装置やディス
ク装置などの回転体の駆動源とする回転体装置におい
て、起動停止時の動圧軸受部の接触に起因する装置の磨
耗を防止して耐久性を高め、且つ気体動圧軸受部の動圧
発生用溝の加工を容易にして装置の製造コストの低減を
図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステータコイ
ルが配置された支持体、該ステータコイルと協働して回
転力を発生させるロータマグネットが配置された金属製
ロータ及び該金属製ロータを前記支持体に回転自在に支
持する気体動圧軸受を具備し、前記気体動圧軸受を前記
支持体に立設され外周面にラジアル動圧発生用溝が形成
された固定軸と前記金属製ロータの中心部に貫通して設
けられ前記固定軸が挿入される平滑面の貫通孔とからな
るラジアル動圧軸受部、並びに前記支持部に取り付けら
れ且つスラスト動圧発生用溝が表面に形成されたスラス
ト押さえ部材と前記金属製ロータの平滑面の表面とから
なるスラスト動圧軸受部とで構成した気体動圧軸受モー
タ又は該モータを駆動源とする回転体装置において、D
LCやSiCなどの硬い潤滑性材料を用いて真空成膜法
によって前記ラジアル動圧発生用溝並びに前記スラスト
動圧発生用溝を形成し且つ前記金属製ロータの動圧発生
部である平滑面を被覆することで前記課題を解決するも
のである。
ルが配置された支持体、該ステータコイルと協働して回
転力を発生させるロータマグネットが配置された金属製
ロータ及び該金属製ロータを前記支持体に回転自在に支
持する気体動圧軸受を具備し、前記気体動圧軸受を前記
支持体に立設され外周面にラジアル動圧発生用溝が形成
された固定軸と前記金属製ロータの中心部に貫通して設
けられ前記固定軸が挿入される平滑面の貫通孔とからな
るラジアル動圧軸受部、並びに前記支持部に取り付けら
れ且つスラスト動圧発生用溝が表面に形成されたスラス
ト押さえ部材と前記金属製ロータの平滑面の表面とから
なるスラスト動圧軸受部とで構成した気体動圧軸受モー
タ又は該モータを駆動源とする回転体装置において、D
LCやSiCなどの硬い潤滑性材料を用いて真空成膜法
によって前記ラジアル動圧発生用溝並びに前記スラスト
動圧発生用溝を形成し且つ前記金属製ロータの動圧発生
部である平滑面を被覆することで前記課題を解決するも
のである。
【0007】
【発明の実施の態様】本発明は、アルミニウム等の金属
材料で製作されたラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸
受部とからなる気体動圧軸受を備え、これら動圧軸受部
の動圧発生用溝をDLCやSiCなどの硬い潤滑性材料
を用いて真空成膜法によって形成したことを特徴とする
気体動圧軸受モータ、又はこの気体動圧軸受モータを回
転体の駆動源とする回転体装置を提供するものである。
また本発明は、アルミニウム等の金属材料で製作された
ラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸受部とからなる気
体動圧軸受を備え、これら動圧軸受部の動圧発生用溝に
対向する平滑面をDLCやSiCなどの硬い潤滑性材料
を用いて真空成膜法によって被覆したことを特徴とする
気体動圧軸受モータ、又はこの気体動圧軸受モータを回
転体の駆動源とする回転体装置を提供するものである。
更に本発明は、アルミニウム等の金属材料で製作された
ラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸受部とからなる気
体動圧軸受を備え、DLCやSiCなどの硬い潤滑性材
料を用いて真空成膜法によって動圧発生用溝を形成し且
つ動圧軸受部の動圧発生用溝に対向する平滑面を被覆し
たことを特徴とする気体動圧軸受モータ、又はこの気体
動圧軸受モータを回転体の駆動源とする回転体装置を提
供するものである。
材料で製作されたラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸
受部とからなる気体動圧軸受を備え、これら動圧軸受部
の動圧発生用溝をDLCやSiCなどの硬い潤滑性材料
を用いて真空成膜法によって形成したことを特徴とする
気体動圧軸受モータ、又はこの気体動圧軸受モータを回
転体の駆動源とする回転体装置を提供するものである。
また本発明は、アルミニウム等の金属材料で製作された
ラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸受部とからなる気
体動圧軸受を備え、これら動圧軸受部の動圧発生用溝に
対向する平滑面をDLCやSiCなどの硬い潤滑性材料
を用いて真空成膜法によって被覆したことを特徴とする
気体動圧軸受モータ、又はこの気体動圧軸受モータを回
転体の駆動源とする回転体装置を提供するものである。
更に本発明は、アルミニウム等の金属材料で製作された
ラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸受部とからなる気
体動圧軸受を備え、DLCやSiCなどの硬い潤滑性材
料を用いて真空成膜法によって動圧発生用溝を形成し且
つ動圧軸受部の動圧発生用溝に対向する平滑面を被覆し
たことを特徴とする気体動圧軸受モータ、又はこの気体
動圧軸受モータを回転体の駆動源とする回転体装置を提
供するものである。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例のポリゴンミラー装
置の縦断面図で、ポリゴンロータ23は横断面が正多角
形で縦断面が略矩形のアルミニウム(アルミニウム合金
を含む。以下同じ)製の回転体であり、中心部に貫通孔
21を有する。この貫通孔21には、アルミニウム合金
製の固定軸25が挿入される。アルミニウム製ポリゴン
ロータ23には、その外周面に鏡面22が切削加工等に
よって形成されており、またその外周面に近い部分にロ
ータマグネット27が取り付けられている。ロータマグ
ネット27と協働して回転力を発生させるステータコイ
ル26は、ロータマグネット27に対向する位置に配置
されて支持体24に取り付けられている。固定軸25は
支持体24に立設されており、その上端にはアルミ製の
円盤状上スラスト押さえ部材28が、且つその下端には
アルミニウム製の円盤状下スラスト押さえ部材29がそ
れぞれ取り付けられている。30は回転体装置のカバ
ー、31はレーザー光の入反射用の窓である。図4に示
す如きラジアル動圧発生用溝G1は固定軸25の外周面
に形成されている。図5に示す如きスラスト動圧発生用
溝G2は円盤状上スラスト押さえ部材28の下面と円盤
状下スラスト押さえ部材29の上面にそれぞれ形成され
ている。
置の縦断面図で、ポリゴンロータ23は横断面が正多角
形で縦断面が略矩形のアルミニウム(アルミニウム合金
を含む。以下同じ)製の回転体であり、中心部に貫通孔
21を有する。この貫通孔21には、アルミニウム合金
製の固定軸25が挿入される。アルミニウム製ポリゴン
ロータ23には、その外周面に鏡面22が切削加工等に
よって形成されており、またその外周面に近い部分にロ
ータマグネット27が取り付けられている。ロータマグ
ネット27と協働して回転力を発生させるステータコイ
ル26は、ロータマグネット27に対向する位置に配置
されて支持体24に取り付けられている。固定軸25は
支持体24に立設されており、その上端にはアルミ製の
円盤状上スラスト押さえ部材28が、且つその下端には
アルミニウム製の円盤状下スラスト押さえ部材29がそ
れぞれ取り付けられている。30は回転体装置のカバ
ー、31はレーザー光の入反射用の窓である。図4に示
す如きラジアル動圧発生用溝G1は固定軸25の外周面
に形成されている。図5に示す如きスラスト動圧発生用
溝G2は円盤状上スラスト押さえ部材28の下面と円盤
状下スラスト押さえ部材29の上面にそれぞれ形成され
ている。
【0009】図2は本発明の他の実施例のポリゴンミラ
ー装置の縦断面図で、横断面が正多角形で縦断面が略矩
形のアルミニウム製ポリゴンロータ23には、その内周
部にロータマグネット27が配置されている。このた
め、ステータコイル26は固定軸25に近い位置でロー
タマグネット27に対向して配置され、支持体24に取
り付けられている。ロータマグネット27とステータコ
イルの配置が異なった以外は、図2のポリゴンミラー装
置は図1のものと基本的には同じである。
ー装置の縦断面図で、横断面が正多角形で縦断面が略矩
形のアルミニウム製ポリゴンロータ23には、その内周
部にロータマグネット27が配置されている。このた
め、ステータコイル26は固定軸25に近い位置でロー
タマグネット27に対向して配置され、支持体24に取
り付けられている。ロータマグネット27とステータコ
イルの配置が異なった以外は、図2のポリゴンミラー装
置は図1のものと基本的には同じである。
【0010】本発明においては、ラジアル動圧軸受部は
図4のヘリングボーン溝G1の如きラジアル動圧発生用
溝が形成されたアルミニウム固定軸25の外周面とアル
ミニウム製ポリゴンロータ23の貫通孔21の平滑な内
周面とで構成され、またスラスト動圧軸受部は図5のス
パイラル溝G2の如きスラスト動圧発生用溝が形成され
た上スラスト押さえ部材28の下面とアルミニウム製ポ
リゴンロータ23の平滑な上面と、並びに同じくスラス
ト動圧発生用溝が形成された下スラスト押さえ部材29
の上面とアルミニウム製ポリゴンロータ23の平滑な下
面とでそれぞれ構成されているが、これらの動圧発生部
の平滑面には図1及び図2に示す如く硬い潤滑性材料の
被覆Cが施されている。この硬くて潤滑性のある被覆材
料は、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)材料、N
iCやTiCの如き窒化物材料、SiCやTiCの如き
炭化物材料、BNやTaB2 の如きホウ化物材料であ
る。そして、これらの硬くて潤滑性のある被覆材料をア
ルミニウム合金の如き金属製ロータ23の所定の平滑面
を被覆するには真空成膜法によって、即ちスパッタ、蒸
着、イオンプレーティング、イオンビームスパッタなど
の物理的気相成長法、或いはCVDなどの化学的気相成
長法、或いは超微粒子を真空中で堆積させる超微粒子成
膜法を用いて行う。なお、硬くて潤滑性のある被覆は、
アルミニウム製ロータ23の動圧発生部の平滑面のみに
施すとして説明したが、上面と下面に全て施してもよ
い。これによって金属製ロータ23の硬度が高められ
る。
図4のヘリングボーン溝G1の如きラジアル動圧発生用
溝が形成されたアルミニウム固定軸25の外周面とアル
ミニウム製ポリゴンロータ23の貫通孔21の平滑な内
周面とで構成され、またスラスト動圧軸受部は図5のス
パイラル溝G2の如きスラスト動圧発生用溝が形成され
た上スラスト押さえ部材28の下面とアルミニウム製ポ
リゴンロータ23の平滑な上面と、並びに同じくスラス
ト動圧発生用溝が形成された下スラスト押さえ部材29
の上面とアルミニウム製ポリゴンロータ23の平滑な下
面とでそれぞれ構成されているが、これらの動圧発生部
の平滑面には図1及び図2に示す如く硬い潤滑性材料の
被覆Cが施されている。この硬くて潤滑性のある被覆材
料は、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)材料、N
iCやTiCの如き窒化物材料、SiCやTiCの如き
炭化物材料、BNやTaB2 の如きホウ化物材料であ
る。そして、これらの硬くて潤滑性のある被覆材料をア
ルミニウム合金の如き金属製ロータ23の所定の平滑面
を被覆するには真空成膜法によって、即ちスパッタ、蒸
着、イオンプレーティング、イオンビームスパッタなど
の物理的気相成長法、或いはCVDなどの化学的気相成
長法、或いは超微粒子を真空中で堆積させる超微粒子成
膜法を用いて行う。なお、硬くて潤滑性のある被覆は、
アルミニウム製ロータ23の動圧発生部の平滑面のみに
施すとして説明したが、上面と下面に全て施してもよ
い。これによって金属製ロータ23の硬度が高められ
る。
【0011】図1及び図2に示した本発明の動圧軸受を
備えたモータを駆動源とするポリゴンミラー装置の各実
施例においては、動圧軸受部の平滑面、即ちラジアル動
圧軸受部の金属製ロータ23の貫通孔21の平滑な内周
面、及びスラスト動圧軸受部の金属製ロータ23の上下
表面が硬い潤滑性材料を用いて真空成膜法によって被覆
が施されたものである。次に、真空成膜法によって気体
動圧軸受部の動圧発生用溝形成部分を硬い潤滑性材料で
被覆すると共に、気体動圧発生用溝を形成する方法を説
明する。先ず、表面を滑らかに切削加工したアルミニウ
ム材料の固定軸25及び上スラスト押さえ部材28並び
に下スラスト押さえ部材29を用意する。次に固定軸2
5には図4に示す如きラジアル動圧発生用溝G1をエッ
チング加工により形成する。同様に、上スラスト押さえ
部材28の下面と下スラスト押さえ部材29の上面には
図5に示す如きスラスト動圧発生用溝G2をエッチング
加工により形成する。続いて、プラズマCVD装置を用
いて、固定軸25のラジアル動圧発生用溝形成部及び上
スラスト押さえ部材28並びに下スラスト押さえ部材2
9の各スラスト動圧発生用溝形成部に、DLC膜を約1
μmの厚さに形成する。このように、安価なアルミニウ
ム材料を用いた固定軸及びスラスト押さえ部材を上述の
如く硬い潤滑性材料で被覆することで、セラミック材料
で固定軸及びスラスト押さえ部材を製作した従来のポリ
ゴンミラー装置と同程度以上の性能を実現できた。な
お、形成するDLC膜の膜厚は200Å以上あれば所望
の効果が得られる。
備えたモータを駆動源とするポリゴンミラー装置の各実
施例においては、動圧軸受部の平滑面、即ちラジアル動
圧軸受部の金属製ロータ23の貫通孔21の平滑な内周
面、及びスラスト動圧軸受部の金属製ロータ23の上下
表面が硬い潤滑性材料を用いて真空成膜法によって被覆
が施されたものである。次に、真空成膜法によって気体
動圧軸受部の動圧発生用溝形成部分を硬い潤滑性材料で
被覆すると共に、気体動圧発生用溝を形成する方法を説
明する。先ず、表面を滑らかに切削加工したアルミニウ
ム材料の固定軸25及び上スラスト押さえ部材28並び
に下スラスト押さえ部材29を用意する。次に固定軸2
5には図4に示す如きラジアル動圧発生用溝G1をエッ
チング加工により形成する。同様に、上スラスト押さえ
部材28の下面と下スラスト押さえ部材29の上面には
図5に示す如きスラスト動圧発生用溝G2をエッチング
加工により形成する。続いて、プラズマCVD装置を用
いて、固定軸25のラジアル動圧発生用溝形成部及び上
スラスト押さえ部材28並びに下スラスト押さえ部材2
9の各スラスト動圧発生用溝形成部に、DLC膜を約1
μmの厚さに形成する。このように、安価なアルミニウ
ム材料を用いた固定軸及びスラスト押さえ部材を上述の
如く硬い潤滑性材料で被覆することで、セラミック材料
で固定軸及びスラスト押さえ部材を製作した従来のポリ
ゴンミラー装置と同程度以上の性能を実現できた。な
お、形成するDLC膜の膜厚は200Å以上あれば所望
の効果が得られる。
【0012】また、真空成膜法によって気体動圧軸受部
の動圧発生用溝形成部分を硬い潤滑性材料で被覆すると
共に、気体動圧発生用溝を形成する他の方法を説明す
る。先ず、表面を滑らかに切削加工したアルミニウムか
らなる固定軸25及び上スラスト押さえ部材28並びに
下スラスト押さえ部材29を用意する。次に固定軸25
にイオンビームやスパッタを用いてSiC膜を約2μm
の厚さに形成する。この後、フォトマスク工程とフォト
エッチング工程を経て所定のSiC膜を除去することに
よって図4に示す如きラジアル動圧発生用溝G1を形成
する。同様にフォトマスク工程とフォトエッチング工程
を経て所定のSiC膜を除去することによって、上スラ
スト押さえ部材28の下面と下スラスト押さえ部材29
の上面には図5に示す如きスラスト動圧発生用溝G2を
形成する。セラミック材料で固定軸及びスラスト押さえ
部材を製作した従来のポリゴンミラー装置と比べた場
合、本発明の安価なアルミニウム材料を用いた固定軸及
びスラスト押さえ部材を上述の如く硬い潤滑性材料で被
覆するとともに、動圧発生用溝を極めて精密に形成した
ポリゴンミラー装置は、性能は同等以上であり、しかも
製作し易いものである。
の動圧発生用溝形成部分を硬い潤滑性材料で被覆すると
共に、気体動圧発生用溝を形成する他の方法を説明す
る。先ず、表面を滑らかに切削加工したアルミニウムか
らなる固定軸25及び上スラスト押さえ部材28並びに
下スラスト押さえ部材29を用意する。次に固定軸25
にイオンビームやスパッタを用いてSiC膜を約2μm
の厚さに形成する。この後、フォトマスク工程とフォト
エッチング工程を経て所定のSiC膜を除去することに
よって図4に示す如きラジアル動圧発生用溝G1を形成
する。同様にフォトマスク工程とフォトエッチング工程
を経て所定のSiC膜を除去することによって、上スラ
スト押さえ部材28の下面と下スラスト押さえ部材29
の上面には図5に示す如きスラスト動圧発生用溝G2を
形成する。セラミック材料で固定軸及びスラスト押さえ
部材を製作した従来のポリゴンミラー装置と比べた場
合、本発明の安価なアルミニウム材料を用いた固定軸及
びスラスト押さえ部材を上述の如く硬い潤滑性材料で被
覆するとともに、動圧発生用溝を極めて精密に形成した
ポリゴンミラー装置は、性能は同等以上であり、しかも
製作し易いものである。
【0013】本発明の動圧軸受を備えたモータを駆動源
とする回転体装置を、図1と図2のポリゴンミラー装置
を実施例として説明したが、回転体はポリゴンミラーに
限定されないことは勿論である。また、ポリゴンミラー
はポリゴンロータ23の如き一体構造のものを示した
が、固定軸25が挿入される厚みのある筒状体をロータ
とし、該筒状体の内周面と固定軸25の外周面とでラジ
アル動圧軸受部を、且つ該筒状体の上端面と上スラスト
押さえ部材28の下面と、並びに該筒状体の下端面と下
スラスト押さえ部材29の上面とでスラスト動圧軸受部
をそれぞれ構成するようにしてもよい。ポリゴンミラー
等の回転体は、この筒状体に取り付けられて回転駆動さ
れることになる。なお、筒状体を固定し、軸25側にポ
リゴンミラーを取り付ける構造とし、該軸を回転させて
も同様の効果が得られる。更にまた、図1及び図2に示
す本発明の各実施例にポリゴンミラー装置において、ス
ラスト動圧軸受は上下2つ設けてあるが、上側のスラス
ト動圧軸受はなくてもよく、この場合は上スラスト押さ
え部材28は取り除かれる。
とする回転体装置を、図1と図2のポリゴンミラー装置
を実施例として説明したが、回転体はポリゴンミラーに
限定されないことは勿論である。また、ポリゴンミラー
はポリゴンロータ23の如き一体構造のものを示した
が、固定軸25が挿入される厚みのある筒状体をロータ
とし、該筒状体の内周面と固定軸25の外周面とでラジ
アル動圧軸受部を、且つ該筒状体の上端面と上スラスト
押さえ部材28の下面と、並びに該筒状体の下端面と下
スラスト押さえ部材29の上面とでスラスト動圧軸受部
をそれぞれ構成するようにしてもよい。ポリゴンミラー
等の回転体は、この筒状体に取り付けられて回転駆動さ
れることになる。なお、筒状体を固定し、軸25側にポ
リゴンミラーを取り付ける構造とし、該軸を回転させて
も同様の効果が得られる。更にまた、図1及び図2に示
す本発明の各実施例にポリゴンミラー装置において、ス
ラスト動圧軸受は上下2つ設けてあるが、上側のスラス
ト動圧軸受はなくてもよく、この場合は上スラスト押さ
え部材28は取り除かれる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、アルミニウム等の金属材料で
製作されたラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸受部と
からなる気体動圧軸受を備えた気体動圧軸受モータ又は
該モータを駆動源とする回転体装置において、DLCや
SiCなどの硬い潤滑性材料を用いて真空成膜法によっ
て動圧発生用溝を形成すること、動圧軸受部の動圧発生
用溝に対向する平滑面を被覆することのいずれか一方又
は両方を採用したことを特徴とするものであるから、起
動停止時の動圧軸受部の接触に起因する装置の磨耗を防
止して耐久性を高め、且つ気体動圧軸受部の動圧発生用
溝の加工を容易にして装置の製造コストの低減を図るこ
とができた。
製作されたラジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸受部と
からなる気体動圧軸受を備えた気体動圧軸受モータ又は
該モータを駆動源とする回転体装置において、DLCや
SiCなどの硬い潤滑性材料を用いて真空成膜法によっ
て動圧発生用溝を形成すること、動圧軸受部の動圧発生
用溝に対向する平滑面を被覆することのいずれか一方又
は両方を採用したことを特徴とするものであるから、起
動停止時の動圧軸受部の接触に起因する装置の磨耗を防
止して耐久性を高め、且つ気体動圧軸受部の動圧発生用
溝の加工を容易にして装置の製造コストの低減を図るこ
とができた。
【0015】また、安定且つ円滑な拘束回転を実現する
ためにはロータは軽量であることが必要である。気体動
圧軸受モータ又はこのモータを駆動源とする回転体装置
の小型化・軽量化の要求に応えるには、構成部品を軽量
化しなければならない。重要な構成要素であるロータの
軽量化には、その厚みを薄くし及び/又は直径を小さく
することになるが、直径を小さくすることはレーザー走
査光学系からの制限がある。従ってロータ23の厚みを
薄くすることになるが、アルミニウム製ロータでは材料
の性質から10mm以上にならざるを得なかった。そこ
で、前記特開昭63−241516に開示の発明におい
ては、ポリゴンロータ3をアルミニウムよりも軽量のセ
ラミック製とすることで厚さを薄くしている。本発明
は、アルミニウム製のロータの厚さを薄くし、その代わ
りロータの上面と下面に施された硬くて潤滑性のある被
覆によって硬度が確保されるから、セラミック製ロータ
と同程度の薄さを実現できた。従って、アルミニウム製
のロータであって貫通孔及び上面と下面を硬くて潤滑性
のある材料で被覆した金属製ロータを採用した動圧軸受
を備えたモータは、小型・軽量であるだけでなく、その
起動停止時に発生する動圧軸受面の接触摺動による短寿
命化を防止できた。
ためにはロータは軽量であることが必要である。気体動
圧軸受モータ又はこのモータを駆動源とする回転体装置
の小型化・軽量化の要求に応えるには、構成部品を軽量
化しなければならない。重要な構成要素であるロータの
軽量化には、その厚みを薄くし及び/又は直径を小さく
することになるが、直径を小さくすることはレーザー走
査光学系からの制限がある。従ってロータ23の厚みを
薄くすることになるが、アルミニウム製ロータでは材料
の性質から10mm以上にならざるを得なかった。そこ
で、前記特開昭63−241516に開示の発明におい
ては、ポリゴンロータ3をアルミニウムよりも軽量のセ
ラミック製とすることで厚さを薄くしている。本発明
は、アルミニウム製のロータの厚さを薄くし、その代わ
りロータの上面と下面に施された硬くて潤滑性のある被
覆によって硬度が確保されるから、セラミック製ロータ
と同程度の薄さを実現できた。従って、アルミニウム製
のロータであって貫通孔及び上面と下面を硬くて潤滑性
のある材料で被覆した金属製ロータを採用した動圧軸受
を備えたモータは、小型・軽量であるだけでなく、その
起動停止時に発生する動圧軸受面の接触摺動による短寿
命化を防止できた。
【図1】本発明の一実施例の回転体装置であるポリゴン
ミラー装置の縦断面を示す図である。
ミラー装置の縦断面を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例の回転体装置であるポリゴ
ンミラー装置の縦断面を示す図である。
ンミラー装置の縦断面を示す図である。
【図3】従来のポリゴンミラー装置の縦断面図である。
【図4】ラジアル動圧発生用溝の一例を示す図である。
【図5】スラスト動圧発生用溝の一例を示す図である。
1 貫通孔 2 鏡面 3 回転体 4 支持体 5 固定軸 6 ステータコイル 7 ロータマグネット 11 動圧発生用溝 21 貫通孔 22 鏡面 23 ポリゴンロータ 24 支持体 25 固定軸 26 ステータコイル 27 ロータマグネット 28 上スラスト押さえ部材 29 下スラスト押さえ部材 30 カバー 31 レーザー光の入反射用窓 G1 ヘリングボーン溝 G2 スパイラル溝 C 硬い潤滑性材料の被覆層
Claims (6)
- 【請求項1】 ステータコイルが配置された支持体、該
ステータコイルと協働して回転力を発生させるロータマ
グネットが配置された金属製ロータ及び該金属製ロータ
を前記支持体に回転自在に支持する気体動圧軸受を具備
し、前記気体動圧軸受を前記支持体に立設され外周面に
ラジアル動圧発生用溝が形成された軸と前記金属製ロー
タの中心部に貫通して設けられ前記軸が挿入される平滑
面の貫通孔とからなるラジアル動圧軸受部、並びに前記
支持部に取り付けられ且つスラスト動圧発生用溝が表面
に形成されたスラスト押さえ部材と前記金属製ロータの
平滑面の表面とからなるスラスト動圧軸受部とで構成
し、前記ラジアル動圧発生用溝並びに前記スラスト動圧
発生用溝をDLCやSiCなどの硬い潤滑性材料を用い
て真空成膜法によって形成したことを特徴とする気体動
圧軸受モータ。 - 【請求項2】 ステータコイルが配置された支持体、該
ステータコイルと協働して回転力を発生させるロータマ
グネットが配置された金属製ロータ及び該金属製ロータ
を前記支持体に回転自在に支持する気体動圧軸受とを具
備し、前記気体動圧軸受を前記支持体に立設され外周面
にラジアル動圧発生用溝が形成された軸と前記金属製ロ
ータの中心部に貫通して設けられ前記軸が挿入される平
滑面の貫通孔とからなるラジアル動圧軸受部、並びに前
記支持部に取り付けられ且つスラスト動圧発生用溝が表
面に形成されたスラスト押さえ部材と前記金属製ロータ
の平滑面の表面とからなるスラスト動圧軸受部とで構成
し、前記金属製ロータの動圧発生部である平滑面をDL
CやSiCなどの硬い潤滑性材料を用いて真空成膜法に
よって被覆したことを特徴とする気体動圧軸受モータ。 - 【請求項3】 ステータコイルが配置された支持体、該
ステータコイルと協働して回転力を発生させるロータマ
グネットが配置された金属製ロータ及び該金属製ロータ
を前記支持体に回転自在に支持する気体動圧軸受を具備
し、前記気体動圧軸受を前記支持体に立設され外周面に
ラジアル動圧発生用溝が形成された軸と前記金属製ロー
タの中心部に貫通して設けられ前記軸が挿入される平滑
面の貫通孔とからなるラジアル動圧軸受部、並びに前記
支持部に取り付けられ且つスラスト動圧発生用溝が表面
に形成されたスラスト押さえ部材と前記金属製ロータの
平滑面の表面とからなるスラスト動圧軸受部とで構成
し、更にDLCやSiCなどの硬い潤滑性材料を用いて
真空成膜法によって前記ラジアル動圧発生用溝並びに前
記スラスト動圧発生用溝を形成し且つ前記金属製ロータ
の動圧発生部である平滑面を被覆したことを特徴とする
気体動圧軸受モータ。 - 【請求項4】 ステータコイルが配置された支持体、該
ステータコイルと協働して回転力を発生させるロータマ
グネットが配置された金属製ロータ及び該金属製ロータ
を前記支持体に回転自在に支持する気体動圧軸受を具備
し、前記気体動圧軸受を前記支持体に立設され外周面に
ラジアル動圧発生用溝が形成された軸と前記金属製ロー
タの中心部に貫通して設けられ前記軸が挿入される平滑
面の貫通孔とからなるラジアル動圧軸受部、並びに前記
支持部に取り付けられ且つスラスト動圧発生用溝が表面
に形成されたスラスト押さえ部材と前記金属製ロータの
平滑面の表面とからなるスラスト動圧軸受部とで構成
し、前記ラジアル動圧発生用溝並びに前記スラスト動圧
発生用溝をDLCやSiCなどの硬い潤滑性材料を用い
て真空成膜法によって形成したことを特徴とする気体動
圧軸受モータを駆動源とする回転体装置。 - 【請求項5】 ステータコイルが配置された支持体、該
ステータコイルと協働して回転力を発生させるロータマ
グネットが配置された金属製ロータ及び該金属製ロータ
を前記支持体に回転自在に支持する気体動圧軸受とを具
備し、前記気体動圧軸受を前記支持体に立設され外周面
にラジアル動圧発生用溝が形成された軸と前記金属製ロ
ータの中心部に貫通して設けられ前記軸が挿入される平
滑面の貫通孔とからなるラジアル動圧軸受部、並びに前
記支持部に取り付けられ且つスラスト動圧発生用溝が表
面に形成されたスラスト押さえ部材と前記金属製ロータ
の平滑面の表面とからなるスラスト動圧軸受部とで構成
し、前記金属製ロータの動圧発生部である平滑面をDL
CやSiCなどの硬い潤滑性材料を用いて真空成膜法に
よって被覆したことを特徴とする気体動圧軸受モータを
駆動源とする回転体装置。 - 【請求項6】 ステータコイルが配置された支持体、該
ステータコイルと協働して回転力を発生させるロータマ
グネットが配置された金属製ロータ及び該金属製ロータ
を前記支持体に回転自在に支持する気体動圧軸受を具備
し、前記気体動圧軸受を前記支持体に立設され外周面に
ラジアル動圧発生用溝が形成された軸と前記金属製ロー
タの中心部に貫通して設けられ前記軸が挿入される平滑
面の貫通孔とからなるラジアル動圧軸受部、並びに前記
支持部に取り付けられ且つスラスト動圧発生用溝が表面
に形成されたスラスト押さえ部材と前記金属製ロータの
平滑面の表面とからなるスラスト動圧軸受部とで構成
し、更にDLCやSiCなどの硬い潤滑性材料を用いて
真空成膜法によって前記ラジアル動圧発生用溝並びに前
記スラスト動圧発生用溝を形成し且つ前記金属製ロータ
の動圧発生部である平滑面を被覆したことを特徴とする
気体動圧軸受モータ駆動源とする回転体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9309588A JPH11136904A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 気体動圧軸受モータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9309588A JPH11136904A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 気体動圧軸受モータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11136904A true JPH11136904A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17994847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9309588A Pending JPH11136904A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 気体動圧軸受モータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11136904A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4498466B1 (ja) * | 2009-07-08 | 2010-07-07 | 三菱電機株式会社 | 車両用電動機 |
-
1997
- 1997-10-24 JP JP9309588A patent/JPH11136904A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4498466B1 (ja) * | 2009-07-08 | 2010-07-07 | 三菱電機株式会社 | 車両用電動機 |
| WO2011004466A1 (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-13 | 三菱電機株式会社 | 車両用電動機 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4940254B2 (ja) | コーティングを有する動圧流体ベアリングを備える装置 | |
| US5873657A (en) | Conic fluid bearing and head drum and spindle motor each including the same | |
| US6961213B2 (en) | Disk drive spindle motor having hydrodynamic bearing working surface with low friction layer formed on wear resistant layer | |
| JPH11136904A (ja) | 気体動圧軸受モータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 | |
| JPH10131957A (ja) | 円錐ベアリング装置 | |
| CN1072332C (zh) | 半球形流体轴承 | |
| US6024492A (en) | Hemispherical bearing apparatus | |
| JP2000346059A (ja) | 動圧気体軸受 | |
| JP3184789B2 (ja) | 動圧軸受を備えたモータ、及び該モータを駆動源とする回転体装置 | |
| KR100213925B1 (ko) | 유체 베어링 장치의 동압발생홈 형성방법 | |
| JPH03157513A (ja) | 軸受け構造 | |
| US6927515B2 (en) | Dynamic tilt limiter for fluid dynamic bearings | |
| JPH1151042A (ja) | 動圧軸受、この軸受を有するスピンドルモータとスピンドルモータを備えた回転体装置 | |
| JPH1078029A (ja) | スぺーサを有する流体軸受 | |
| JP2974514B2 (ja) | 走査光学装置 | |
| JPH08273101A (ja) | ビデオカセットレコーダ用ヘッドドラムアセンブリ | |
| JPH03186608A (ja) | 動圧気体軸受 | |
| JP2006207647A (ja) | 動圧空気軸受及びそれを使用した回転駆動装置 | |
| JP2002061638A (ja) | 動圧型軸受装置の製造方法 | |
| JP2000213533A (ja) | 動圧軸受装置及びそれを用いたモ―タ | |
| JPH05149326A (ja) | 動圧軸受装置 | |
| JP2004308851A (ja) | 動圧軸受モータおよび回転装置 | |
| JP2002159157A (ja) | 動圧空気軸受モータ | |
| JPH0865950A (ja) | モータ及びモータを使用した光学走査装置 | |
| JP2002139043A (ja) | 動圧軸受及びポリゴンスキャナ及びこれらの製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040805 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040824 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041221 |