JPH11138679A - 包装フィルム及びその包装フィルムにより製袋されたパウチ - Google Patents
包装フィルム及びその包装フィルムにより製袋されたパウチInfo
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- JPH11138679A JPH11138679A JP30888897A JP30888897A JPH11138679A JP H11138679 A JPH11138679 A JP H11138679A JP 30888897 A JP30888897 A JP 30888897A JP 30888897 A JP30888897 A JP 30888897A JP H11138679 A JPH11138679 A JP H11138679A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】包装フィルムの良好な引裂性及びパウチの良好
な引裂開封性を維持しつつ、包装フィルムの引き裂き相
当線又はパウチの引き裂き開封相当線Lのそれぞれ引き
裂き終点部(引き裂き開封終点部)を任意な位置に設け
ることができるようにすることと、シール部にハンガー
部である孔設部を設けたパウチにおいてその孔設部周囲
のシール部を裂け難くすることによってパウチの荷重に
対して十分な強度を以て吊り下げ展示販売できるように
することにある。 【解決手段】積層ラミネートした一軸方向に引き裂き可
能な包装フィルムFにおいて引き裂き終点部EP に相当
する部分の積層ラミネート層間に層間剥離を生じさせる
剥離剤層Dを介在させて引き裂き終点部EP での包装フ
ィルムFを引き裂きし難くした。
な引裂開封性を維持しつつ、包装フィルムの引き裂き相
当線又はパウチの引き裂き開封相当線Lのそれぞれ引き
裂き終点部(引き裂き開封終点部)を任意な位置に設け
ることができるようにすることと、シール部にハンガー
部である孔設部を設けたパウチにおいてその孔設部周囲
のシール部を裂け難くすることによってパウチの荷重に
対して十分な強度を以て吊り下げ展示販売できるように
することにある。 【解決手段】積層ラミネートした一軸方向に引き裂き可
能な包装フィルムFにおいて引き裂き終点部EP に相当
する部分の積層ラミネート層間に層間剥離を生じさせる
剥離剤層Dを介在させて引き裂き終点部EP での包装フ
ィルムFを引き裂きし難くした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂フィルム
を積層ラミネートして構成される包装フィルムであっ
て、層構成中に一軸延伸フィルムを含む一方方向に引き
裂き可能な包装フィルム及びその包装フィルムにより製
袋された引き裂き開封可能なパウチに関し、特にその包
装フィルム又はパウチに部分的に引き裂き困難な部分を
形成した包装フィルム及びパウチに関する。
を積層ラミネートして構成される包装フィルムであっ
て、層構成中に一軸延伸フィルムを含む一方方向に引き
裂き可能な包装フィルム及びその包装フィルムにより製
袋された引き裂き開封可能なパウチに関し、特にその包
装フィルム又はパウチに部分的に引き裂き困難な部分を
形成した包装フィルム及びパウチに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に包装フィルム材料によって製袋さ
れた展示吊り下げ用のハンガー部となる孔設部が製袋シ
ール部に形成されたパウチは、菓子類や文具類、又はレ
ンズ付きフィルムなど使い捨てカメラ、又は適宜容器に
入れた接着剤など日用品や小物類などの包装用パウチと
して使用されており、店頭の展示販売台や販売ラックな
どに設けた吊り下げ用の鉤ピンやシャフトやアームなど
の吊り下げ部にパウチの孔設部を引っ掛け吊り下げて展
示販売に供されている。
れた展示吊り下げ用のハンガー部となる孔設部が製袋シ
ール部に形成されたパウチは、菓子類や文具類、又はレ
ンズ付きフィルムなど使い捨てカメラ、又は適宜容器に
入れた接着剤など日用品や小物類などの包装用パウチと
して使用されており、店頭の展示販売台や販売ラックな
どに設けた吊り下げ用の鉤ピンやシャフトやアームなど
の吊り下げ部にパウチの孔設部を引っ掛け吊り下げて展
示販売に供されている。
【0003】図5は、展示吊り下げ用の孔設部が形成さ
れた従来のパウチPであり、パウチPの製袋には、基材
フィルム層と接着剤層とシーラントフィルム層とを積層
ラミネートした包装フィルムFが使用される。
れた従来のパウチPであり、パウチPの製袋には、基材
フィルム層と接着剤層とシーラントフィルム層とを積層
ラミネートした包装フィルムFが使用される。
【0004】この包装フィルムFはシーラントフィルム
層同士を内面にして二枚重ね又は二つ折りして、この包
装フィルムFの重ね合わせ端部同士を互いに加熱加圧し
て接着シールすることにより背シール部を形成して筒状
又はガゼット筒状にした後、その上端部と下端部を加熱
加圧にて接着シールしてそれぞれシール部S1 、S
2(斜線で示す)を形成して製袋したものであり、上部
シール部S1 には展示吊り下げ用の適宜サイズの孔設部
Hがハンガー部として孔設されている。
層同士を内面にして二枚重ね又は二つ折りして、この包
装フィルムFの重ね合わせ端部同士を互いに加熱加圧し
て接着シールすることにより背シール部を形成して筒状
又はガゼット筒状にした後、その上端部と下端部を加熱
加圧にて接着シールしてそれぞれシール部S1 、S
2(斜線で示す)を形成して製袋したものであり、上部
シール部S1 には展示吊り下げ用の適宜サイズの孔設部
Hがハンガー部として孔設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般にこのようなパウ
チは開封のための引裂性を良好にするために、その包装
フィルムの構成フィルムに一軸延伸フィルムが使用さ
れ、製袋されたパウチPはその一軸延伸方向に沿って引
き裂き開封し易くなっており、シール部S1 、S2も延
伸方向に沿って引き裂き易くなっていて、孔設部Hを吊
り下げ部に引っ掛けて展示した際には、展示途中におい
て、パウチPに包装された内容物の重量によって上部シ
ール部S1 がその孔設部Hの周囲から裂けたりパウチP
に破断や破袋が生じる恐れがある。
チは開封のための引裂性を良好にするために、その包装
フィルムの構成フィルムに一軸延伸フィルムが使用さ
れ、製袋されたパウチPはその一軸延伸方向に沿って引
き裂き開封し易くなっており、シール部S1 、S2も延
伸方向に沿って引き裂き易くなっていて、孔設部Hを吊
り下げ部に引っ掛けて展示した際には、展示途中におい
て、パウチPに包装された内容物の重量によって上部シ
ール部S1 がその孔設部Hの周囲から裂けたりパウチP
に破断や破袋が生じる恐れがある。
【0006】孔設部Hの周囲から破断が生じないように
するために包装フィルムの積層構成フィルム層として引
裂強度の強いものを使用した場合は破断し易さは解消さ
れるものの、例えば図7に示すようなパウチPの引き裂
き開封相当線Lに沿って引裂開封する際にパウチの引裂
開封性が悪くなって開封し難くなり、引裂開封性を向上
させるために引裂性を良好にすると孔設部Hから破断が
生じ易くなるなどの問題があった。
するために包装フィルムの積層構成フィルム層として引
裂強度の強いものを使用した場合は破断し易さは解消さ
れるものの、例えば図7に示すようなパウチPの引き裂
き開封相当線Lに沿って引裂開封する際にパウチの引裂
開封性が悪くなって開封し難くなり、引裂開封性を向上
させるために引裂性を良好にすると孔設部Hから破断が
生じ易くなるなどの問題があった。
【0007】本発明の課題は、包装フィルムの良好な引
裂性及びパウチの良好な引裂開封性を維持しつつ、包装
フィルムの引き裂き相当線又はパウチの引き裂き開封相
当線のそれぞれ引き裂き終点部と引き裂き開封終点部を
任意な位置に設けることができるようにすることと、シ
ール部にハンガー部である孔設部を設けたパウチにおい
てその孔設部周囲のシール部を裂け難くすることによっ
てパウチの荷重に対して十分な強度を以て吊り下げ展示
販売できるようにすることにある。
裂性及びパウチの良好な引裂開封性を維持しつつ、包装
フィルムの引き裂き相当線又はパウチの引き裂き開封相
当線のそれぞれ引き裂き終点部と引き裂き開封終点部を
任意な位置に設けることができるようにすることと、シ
ール部にハンガー部である孔設部を設けたパウチにおい
てその孔設部周囲のシール部を裂け難くすることによっ
てパウチの荷重に対して十分な強度を以て吊り下げ展示
販売できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
積層ラミネートした一軸方向に引き裂き可能な包装フィ
ルムFにおいて、引き裂き終点部EP に相当する部分の
積層ラミネート層間に層間剥離を生じさせる剥離剤層D
を介在させたことを特徴とする包装フィルムである。
積層ラミネートした一軸方向に引き裂き可能な包装フィ
ルムFにおいて、引き裂き終点部EP に相当する部分の
積層ラミネート層間に層間剥離を生じさせる剥離剤層D
を介在させたことを特徴とする包装フィルムである。
【0009】次に本発明の第2の発明は、基材フィルム
層Aと、接着剤層若しくはアンカーコート層Bと、シー
ラントフィルム層Cとを積層ラミネートした包装フィル
ムFであって、前記シーラントフィルム層C同士を重ね
合わせ接着シール部を形成して一軸方向に引き裂き開封
可能なパウチPを製袋するための包装フィルムFにおい
て、製袋されるパウチPの引き裂き開封終点部EP に相
当する部分の包装フィルムFの積層ラミネート層間に、
層間剥離を生じさせる剥離剤層Dを介在させたことを特
徴とする包装フィルムである。
層Aと、接着剤層若しくはアンカーコート層Bと、シー
ラントフィルム層Cとを積層ラミネートした包装フィル
ムFであって、前記シーラントフィルム層C同士を重ね
合わせ接着シール部を形成して一軸方向に引き裂き開封
可能なパウチPを製袋するための包装フィルムFにおい
て、製袋されるパウチPの引き裂き開封終点部EP に相
当する部分の包装フィルムFの積層ラミネート層間に、
層間剥離を生じさせる剥離剤層Dを介在させたことを特
徴とする包装フィルムである。
【0010】また本発明は、上記第2の発明の包装フィ
ルムにおいて、前記基材フィルム層Aとしてポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィル
ム、延伸ナイロンのうちのいずれか1種又は2種以上を
積層ラミネートしたフィルムが用いられている包装フィ
ルムである。
ルムにおいて、前記基材フィルム層Aとしてポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィル
ム、延伸ナイロンのうちのいずれか1種又は2種以上を
積層ラミネートしたフィルムが用いられている包装フィ
ルムである。
【0011】また本発明は、上記第2の発明の包装フィ
ルムにおいて、前記シーラントフィルム層Cとして無延
伸ポリプロピレンフィルム、低密度ポリエチレンフィル
ム、低密度ポリエチレンフィルムとエチレン酢酸ビニル
共重合体フィルムとの積層フィルム、直鎖型低密度ポリ
エチレンフィルムのうちのいずれか1種又は2種以上を
積層ラミネートしたフィルムが用いられている包装フィ
ルムである。
ルムにおいて、前記シーラントフィルム層Cとして無延
伸ポリプロピレンフィルム、低密度ポリエチレンフィル
ム、低密度ポリエチレンフィルムとエチレン酢酸ビニル
共重合体フィルムとの積層フィルム、直鎖型低密度ポリ
エチレンフィルムのうちのいずれか1種又は2種以上を
積層ラミネートしたフィルムが用いられている包装フィ
ルムである。
【0012】また本発明は、上記第2の発明の包装フィ
ルムにおいて、前記剥離剤層Dの成分が、炭化水素系、
脂肪酸系、脂肪酸アミド系、エステル系、又はアルコー
ル系の各剥離剤のうちいずれか1種又は2種を含む包装
フィルムである。
ルムにおいて、前記剥離剤層Dの成分が、炭化水素系、
脂肪酸系、脂肪酸アミド系、エステル系、又はアルコー
ル系の各剥離剤のうちいずれか1種又は2種を含む包装
フィルムである。
【0013】また本発明は、上記第2の発明の包装フィ
ルムにおいて、前記剥離剤層D部分における包装フィル
ムFの積層ラミネート強度が50g/15mm以下であ
る包装フィルムである。
ルムにおいて、前記剥離剤層D部分における包装フィル
ムFの積層ラミネート強度が50g/15mm以下であ
る包装フィルムである。
【0014】次に本発明の第3の発明は、基材フィルム
層Aと、接着剤層若しくはアンカーコート層Bと、シー
ラントフィルム層Cとを積層ラミネートした包装フィル
ムFを用いて、前記シーラントフィルム層C同士を重ね
合わせ接着シール部を形成して製袋され、一軸方向に引
き裂き開封可能なパウチPにおいて、パウチPの引き裂
き開封終点部における包装フィルムFの積層ラミネート
層間に、層間剥離を生じさせる剥離剤層Dを介在させた
ことを特徴とする包装フィルムにより製袋されたパウチ
である。
層Aと、接着剤層若しくはアンカーコート層Bと、シー
ラントフィルム層Cとを積層ラミネートした包装フィル
ムFを用いて、前記シーラントフィルム層C同士を重ね
合わせ接着シール部を形成して製袋され、一軸方向に引
き裂き開封可能なパウチPにおいて、パウチPの引き裂
き開封終点部における包装フィルムFの積層ラミネート
層間に、層間剥離を生じさせる剥離剤層Dを介在させた
ことを特徴とする包装フィルムにより製袋されたパウチ
である。
【0015】次に本発明の第4の発明は、基材フィルム
層Aと、接着剤層若しくはアンカーコート層Bと、シー
ラントフィルム層Cとを積層ラミネートした包装フィル
ムFを用いて、前記シーラントフィルム層C同士を重ね
合わせ接着シール部を形成して製袋されて一軸方向に引
き裂き開封可能であって、その接着シール部の適宜部分
に展示吊り下げ用の孔設部Hが形成されたパウチPにお
いて、少なくとも孔設部Hの形成された接着シール部の
引裂開封相当線及びそれに沿った領域以外の前記包装フ
ィルムFの領域における積層ラミネート層間に、層間剥
離を生じさせる剥離剤層Dを介在させたことを特徴とす
る包装フィルムにより製袋されたパウチである。
層Aと、接着剤層若しくはアンカーコート層Bと、シー
ラントフィルム層Cとを積層ラミネートした包装フィル
ムFを用いて、前記シーラントフィルム層C同士を重ね
合わせ接着シール部を形成して製袋されて一軸方向に引
き裂き開封可能であって、その接着シール部の適宜部分
に展示吊り下げ用の孔設部Hが形成されたパウチPにお
いて、少なくとも孔設部Hの形成された接着シール部の
引裂開封相当線及びそれに沿った領域以外の前記包装フ
ィルムFの領域における積層ラミネート層間に、層間剥
離を生じさせる剥離剤層Dを介在させたことを特徴とす
る包装フィルムにより製袋されたパウチである。
【0016】また本発明は、上記第3又は第4の発明の
パウチにおいて、前記剥離剤層Dが少なくとも孔設部H
の形成された接着シール部の引裂開封相当線及びそれに
沿った領域以外の領域の前記包装フィルムFの積層ラミ
ネート層間、及び前記孔設部Hの近傍領域の包装フィル
ムFの積層ラミネート層間に介在している包装フィルム
により製袋されたパウチである。
パウチにおいて、前記剥離剤層Dが少なくとも孔設部H
の形成された接着シール部の引裂開封相当線及びそれに
沿った領域以外の領域の前記包装フィルムFの積層ラミ
ネート層間、及び前記孔設部Hの近傍領域の包装フィル
ムFの積層ラミネート層間に介在している包装フィルム
により製袋されたパウチである。
【0017】また本発明は、上記第3又は第4の発明の
パウチにおいて、前記基材フィルム層Aとして、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフ
ィルム、延伸ナイロンのうちのいずれか1種又は2種以
上を積層ラミネートしたフィルムが用いられている包装
フィルムにより製袋されたパウチである。
パウチにおいて、前記基材フィルム層Aとして、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフ
ィルム、延伸ナイロンのうちのいずれか1種又は2種以
上を積層ラミネートしたフィルムが用いられている包装
フィルムにより製袋されたパウチである。
【0018】また本発明は、上記第3又は第4の発明の
パウチにおいて、前記シーラントフィルム層Cとして、
無延伸ポリプロピレンフィルム、低密度ポリエチレンフ
ィルム、低密度ポリエチレンフィルムとエチレン酢酸ビ
ニル共重合体フィルムとの積層フィルム、直鎖型低密度
ポリエチレンフィルムのうちのいずれか1種又は2種以
上を積層ラミネートしたフィルムが用いられている包装
フィルムにより製袋されたパウチである。
パウチにおいて、前記シーラントフィルム層Cとして、
無延伸ポリプロピレンフィルム、低密度ポリエチレンフ
ィルム、低密度ポリエチレンフィルムとエチレン酢酸ビ
ニル共重合体フィルムとの積層フィルム、直鎖型低密度
ポリエチレンフィルムのうちのいずれか1種又は2種以
上を積層ラミネートしたフィルムが用いられている包装
フィルムにより製袋されたパウチである。
【0019】また本発明は、上記第3又は第4の発明の
パウチにおいて、前記剥離剤層Dの成分が、炭化水素
系、脂肪酸系、脂肪酸アミド系、エステル系、又はアル
コール系の各剥離剤のうちいずれか1種又は2種を含む
包装フィルムにより製袋されたパウチである。
パウチにおいて、前記剥離剤層Dの成分が、炭化水素
系、脂肪酸系、脂肪酸アミド系、エステル系、又はアル
コール系の各剥離剤のうちいずれか1種又は2種を含む
包装フィルムにより製袋されたパウチである。
【0020】また本発明は、上記第3又は第4の発明の
パウチにおいて、前記剥離剤層Dの介在する領域におけ
る包装フィルムFの積層ラミネート強度が50g/15
mm以下である包装フィルムにより製袋されたパウチで
ある。
パウチにおいて、前記剥離剤層Dの介在する領域におけ
る包装フィルムFの積層ラミネート強度が50g/15
mm以下である包装フィルムにより製袋されたパウチで
ある。
【0021】
【発明の実施の形態】<第1の発明>第1の発明の包装
フィルムの実施の形態を、図1に示す包装フィルムの部
分斜視図に従って以下に詳細に説明する。
フィルムの実施の形態を、図1に示す包装フィルムの部
分斜視図に従って以下に詳細に説明する。
【0022】第1の発明の包装フィルムは、その基材フ
ィルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルム、一
軸延伸ポリプロピレンフィルム、一軸延伸ナイロンフィ
ルムのうちのいずれか1種又は2種以上を積層ラミネー
トしたフィルムを用いた一軸延伸方向に沿って引き裂き
可能な包装フィルムFである。
ィルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルム、一
軸延伸ポリプロピレンフィルム、一軸延伸ナイロンフィ
ルムのうちのいずれか1種又は2種以上を積層ラミネー
トしたフィルムを用いた一軸延伸方向に沿って引き裂き
可能な包装フィルムFである。
【0023】そして、この包装フィルムFは、一軸延伸
方向に平行な方向の適宜引き裂き相当線Lに沿って、引
き裂き始点部SP から容易に引き裂くことができ、引き
裂き相当線Lと交差(又は直交)する方向には容易に引
き裂くことができないようになっている。
方向に平行な方向の適宜引き裂き相当線Lに沿って、引
き裂き始点部SP から容易に引き裂くことができ、引き
裂き相当線Lと交差(又は直交)する方向には容易に引
き裂くことができないようになっている。
【0024】そして、前記引き裂き始点部SP から引き
裂き相当線Lに沿って包装フィルムFを引き裂く場合に
おける引き裂き終点部EP に相当する部分の包装フィル
ムFの積層ラミネート層間に、層間剥離を生じさせるた
めに層間接着強度を弱めるための剥離剤層Dが介在して
いるものである。
裂き相当線Lに沿って包装フィルムFを引き裂く場合に
おける引き裂き終点部EP に相当する部分の包装フィル
ムFの積層ラミネート層間に、層間剥離を生じさせるた
めに層間接着強度を弱めるための剥離剤層Dが介在して
いるものである。
【0025】前記包装フィルムFは、その剥離剤層Dの
介在する部分における積層ラミネート強度が剥離剤層D
の介在しない部分のそれよりも弱く、層間剥離を起こし
易い状態となっていて、例えば、剥離剤層Dの介在する
部分における積層ラミネート強度は、50g/15mm
以下が適当である。
介在する部分における積層ラミネート強度が剥離剤層D
の介在しない部分のそれよりも弱く、層間剥離を起こし
易い状態となっていて、例えば、剥離剤層Dの介在する
部分における積層ラミネート強度は、50g/15mm
以下が適当である。
【0026】図1に示す上記包装フィルムFは、引き裂
き始点部SP から引き裂き相当線Lに沿って引き裂き方
向Gに包装フィルムFを引き裂く場合、引き裂き始点部
SPから引き裂き終点部EP の手前までは、包装フィル
ムFは十分な積層ラミネート強度があるため、層間剥離
は発生せずに延伸方向に引き裂き相当線Lに沿ってスム
ーズに引き裂くことができ、引き裂くうちに、その引き
裂き目が引き裂き終点部EP である剥離剤層Dを介在さ
せた領域に到達すると、該剥離剤層Dを介在させた部分
の包装フィルムFは、その引き裂き応力によって剥離剤
層Dを介して層間剥離を生じて二層のフィルムに分離す
る。
き始点部SP から引き裂き相当線Lに沿って引き裂き方
向Gに包装フィルムFを引き裂く場合、引き裂き始点部
SPから引き裂き終点部EP の手前までは、包装フィル
ムFは十分な積層ラミネート強度があるため、層間剥離
は発生せずに延伸方向に引き裂き相当線Lに沿ってスム
ーズに引き裂くことができ、引き裂くうちに、その引き
裂き目が引き裂き終点部EP である剥離剤層Dを介在さ
せた領域に到達すると、該剥離剤層Dを介在させた部分
の包装フィルムFは、その引き裂き応力によって剥離剤
層Dを介して層間剥離を生じて二層のフィルムに分離す
る。
【0027】そして、その引き裂き応力は、包装フィル
ムFの二層に分離した各々フィルムの方向に分散して弱
まるため、包装フィルムFは、その引き裂き終点部EP
において引き裂き難くなって、引き裂き破断を一旦停止
させることができる。
ムFの二層に分離した各々フィルムの方向に分散して弱
まるため、包装フィルムFは、その引き裂き終点部EP
において引き裂き難くなって、引き裂き破断を一旦停止
させることができる。
【0028】このように上記第1の発明の包装フィルム
Fは、そのフィルムFの端縁部を引き裂き始点部SP と
して、その包装フィルムFの一軸延伸方向に平行な方向
の任意な引き裂き相当線Lの末端部に相当する包装フィ
ルムFの任意な領域の積層ラミネート層間に剥離剤層D
を介在させて引き裂き相当線Lの引き裂き終点部EPを
設けることができ、包装フィルムFの積層ラミネート層
間に剥離剤層Dを介在させることにより包装フィルムF
の任意な位置に引き裂き終点部EP を設けることができ
る。
Fは、そのフィルムFの端縁部を引き裂き始点部SP と
して、その包装フィルムFの一軸延伸方向に平行な方向
の任意な引き裂き相当線Lの末端部に相当する包装フィ
ルムFの任意な領域の積層ラミネート層間に剥離剤層D
を介在させて引き裂き相当線Lの引き裂き終点部EPを
設けることができ、包装フィルムFの積層ラミネート層
間に剥離剤層Dを介在させることにより包装フィルムF
の任意な位置に引き裂き終点部EP を設けることができ
る。
【0029】上記包装フィルムFの層間に介在させる剥
離剤層Dは、積層ラミネートして包装フィルムFを形成
する際に、印刷方式、又はコーティング方式などにて、
そのラミネート層間にパターン状に形成したものであ
る。
離剤層Dは、積層ラミネートして包装フィルムFを形成
する際に、印刷方式、又はコーティング方式などにて、
そのラミネート層間にパターン状に形成したものであ
る。
【0030】剥離剤層Dに使用される剥離剤としては、
純炭化水素系、塩素化炭化水素系、フルオロカーボン系
などの炭化水素系の剥離剤が使用でき、純炭化水素系の
剥離剤としては、流動パラフィン、天然パラフィン、マ
イクロパラフィン、合成パラフィン、ポリオレフィンワ
ックスなどがある。
純炭化水素系、塩素化炭化水素系、フルオロカーボン系
などの炭化水素系の剥離剤が使用でき、純炭化水素系の
剥離剤としては、流動パラフィン、天然パラフィン、マ
イクロパラフィン、合成パラフィン、ポリオレフィンワ
ックスなどがある。
【0031】この他に剥離剤層Dに使用される剥離剤と
しては、高級脂肪酸やオキシ脂肪酸など脂肪酸系の剥離
剤が使用でき、また、脂肪酸アミド、アルキレンビス脂
肪酸アミドなど脂肪酸アミド系の剥離剤も使用できる。
しては、高級脂肪酸やオキシ脂肪酸など脂肪酸系の剥離
剤が使用でき、また、脂肪酸アミド、アルキレンビス脂
肪酸アミドなど脂肪酸アミド系の剥離剤も使用できる。
【0032】また、脂肪酸低級アルコールエステル、脂
肪酸多価アルコールエステル、脂肪酸ポリグリコールエ
ステルなどエステル系の剥離剤でもよい。また、脂肪ア
ルコール、多価アルコール、ポリグリコールやポリグリ
セロールなどアルコール系の剥離剤でもよい。
肪酸多価アルコールエステル、脂肪酸ポリグリコールエ
ステルなどエステル系の剥離剤でもよい。また、脂肪ア
ルコール、多価アルコール、ポリグリコールやポリグリ
セロールなどアルコール系の剥離剤でもよい。
【0033】また、この他に、金属石鹸、あるいはシリ
コーンオイルに代表される有機シリコーン化合物、ダイ
マー酸とアミンからなるポリアミド樹脂なども、加熱加
圧による接着シール部の接着阻止剤として使用できる。
コーンオイルに代表される有機シリコーン化合物、ダイ
マー酸とアミンからなるポリアミド樹脂なども、加熱加
圧による接着シール部の接着阻止剤として使用できる。
【0034】<第2の発明>次に、第2の発明の包装フ
ィルムの実施の形態を、図1に示す包装フィルムの部分
斜視図、及び図2〜図4に示す包装フィルムの積層断面
図に従って以下に詳細に説明する。
ィルムの実施の形態を、図1に示す包装フィルムの部分
斜視図、及び図2〜図4に示す包装フィルムの積層断面
図に従って以下に詳細に説明する。
【0035】第2の発明の包装フィルムは、前述した第
1の発明の包装フィルムと同様に、その基材フィルムと
してポリエチレンテレフタレートフィルム、一軸延伸ポ
リプロピレンフィルム、一軸延伸ナイロンフィルムのう
ちのいずれか1種又は2種以上を積層ラミネートしたフ
ィルムを用いた一軸延伸方向に沿って引き裂き可能な包
装フィルムFである。
1の発明の包装フィルムと同様に、その基材フィルムと
してポリエチレンテレフタレートフィルム、一軸延伸ポ
リプロピレンフィルム、一軸延伸ナイロンフィルムのう
ちのいずれか1種又は2種以上を積層ラミネートしたフ
ィルムを用いた一軸延伸方向に沿って引き裂き可能な包
装フィルムFである。
【0036】そして、この包装フィルムFは、一軸延伸
方向に平行な方向の適宜引き裂き相当線Lに沿って、引
き裂き始点部SP から容易に引き裂くことができ、引き
裂き相当線Lと交差(又は直交)する方向には容易に引
き裂くことができないようになっている。
方向に平行な方向の適宜引き裂き相当線Lに沿って、引
き裂き始点部SP から容易に引き裂くことができ、引き
裂き相当線Lと交差(又は直交)する方向には容易に引
き裂くことができないようになっている。
【0037】そして、前記引き裂き始点部SP から引き
裂き相当線Lに沿って包装フィルムFを引き裂く場合に
おける引き裂き終点部EP に相当する部分の包装フィル
ムFの積層ラミネート層間に、層間剥離を生じさせるた
めに層間接着強度を弱めるための剥離剤層Dが介在して
いるものである。
裂き相当線Lに沿って包装フィルムFを引き裂く場合に
おける引き裂き終点部EP に相当する部分の包装フィル
ムFの積層ラミネート層間に、層間剥離を生じさせるた
めに層間接着強度を弱めるための剥離剤層Dが介在して
いるものである。
【0038】前記包装フィルムFは、その剥離剤層Dの
介在する部分における積層ラミネート強度が剥離剤層D
の介在しない部分のそれよりも弱く、層間剥離を起こし
易い状態となっていて、例えば、剥離剤層Dの介在する
部分における積層ラミネート強度は、50g/15mm
以下が適当である。
介在する部分における積層ラミネート強度が剥離剤層D
の介在しない部分のそれよりも弱く、層間剥離を起こし
易い状態となっていて、例えば、剥離剤層Dの介在する
部分における積層ラミネート強度は、50g/15mm
以下が適当である。
【0039】上記第2の発明の包装フィルムFの積層構
成について、図2〜図4に示す包装フィルムFの積層断
面図に従って以下に詳細に説明する。
成について、図2〜図4に示す包装フィルムFの積層断
面図に従って以下に詳細に説明する。
【0040】図2は、ポリエチレンテレフタレート、一
軸延伸ポリプロピレン(引裂開封相当線方向に延伸)、
一軸延伸ナイロン(引裂開封相当線方向に延伸)などの
基材フィルム層Aと、接着剤層B(ドライラミネート用
又はウエットラミネート用接着剤層)と、無延伸ポリプ
ロピレン、低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン−
エチレン酢酸ビニル共重合体、直鎖型低密度ポリエチレ
ンなどのシーラントフィルム層Cとを、この順に積層ラ
ミネートした包装フィルムFである。
軸延伸ポリプロピレン(引裂開封相当線方向に延伸)、
一軸延伸ナイロン(引裂開封相当線方向に延伸)などの
基材フィルム層Aと、接着剤層B(ドライラミネート用
又はウエットラミネート用接着剤層)と、無延伸ポリプ
ロピレン、低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン−
エチレン酢酸ビニル共重合体、直鎖型低密度ポリエチレ
ンなどのシーラントフィルム層Cとを、この順に積層ラ
ミネートした包装フィルムFである。
【0041】該基材フィルム層Aと接着剤層Bとの層間
であって、包装フィルムFを用いて接着シール部(上部
シール部、下部シール部、背シール部など)を形成して
パウチPとして製袋した際に、前記接着シール部のうち
のいずれかに貫設した孔設部Hの近傍領域の剥離剤層D
を介在すべき前述の領域には、剥離剤層Dがパターン状
に形成されているものである。
であって、包装フィルムFを用いて接着シール部(上部
シール部、下部シール部、背シール部など)を形成して
パウチPとして製袋した際に、前記接着シール部のうち
のいずれかに貫設した孔設部Hの近傍領域の剥離剤層D
を介在すべき前述の領域には、剥離剤層Dがパターン状
に形成されているものである。
【0042】なお同図2に示すように、前記基材フィル
ム層Aと接着剤層Bとの層間には、剥離剤層Dの他に、
印刷絵柄層、彩色層、又は隠蔽層や遮光層など印刷イン
キ層Eを形成することは可能であり、また、前記基材フ
ィルム層Aを始めとして、前記接着剤層Bやシーラント
フィルム層Cは、透明層又は半透明乃至不透明層であっ
てもよい。
ム層Aと接着剤層Bとの層間には、剥離剤層Dの他に、
印刷絵柄層、彩色層、又は隠蔽層や遮光層など印刷イン
キ層Eを形成することは可能であり、また、前記基材フ
ィルム層Aを始めとして、前記接着剤層Bやシーラント
フィルム層Cは、透明層又は半透明乃至不透明層であっ
てもよい。
【0043】図3は、ポリエチレンテレフタレート、一
軸延伸ポリプロピレン(引裂開封相当線方向に延伸)、
一軸延伸ナイロン(引裂開封相当線方向に延伸)などの
基材フィルム層Aと、必要に応じて接着剤層Bとしてイ
ソシアネート系樹脂、ブタジエン系樹脂、イミン系樹
脂、チタン系樹脂などのアンカーコート層と、エクスト
ルーダーによる低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、直鎖型低密度ポリエチレン、エチレンメタ
クリル酸共重合体、無延伸ポリプロピレンなどのシーラ
ントフィルム層Cとを、この順に積層ラミネートした包
装フィルムFであって、該基材フィルム層Aとアンカー
コート層Bとの層間であって、包装フィルムFを用いて
接着シール部(上部シール部、下部シール部、背シール
部など)を形成してパウチPとして製袋した際に、前記
接着シール部のうちのいずれかに貫設した孔設部Hの近
傍領域の剥離剤層Dを介在すべき前述の領域に剥離剤層
Dがパターン状に形成されているものである。
軸延伸ポリプロピレン(引裂開封相当線方向に延伸)、
一軸延伸ナイロン(引裂開封相当線方向に延伸)などの
基材フィルム層Aと、必要に応じて接着剤層Bとしてイ
ソシアネート系樹脂、ブタジエン系樹脂、イミン系樹
脂、チタン系樹脂などのアンカーコート層と、エクスト
ルーダーによる低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、直鎖型低密度ポリエチレン、エチレンメタ
クリル酸共重合体、無延伸ポリプロピレンなどのシーラ
ントフィルム層Cとを、この順に積層ラミネートした包
装フィルムFであって、該基材フィルム層Aとアンカー
コート層Bとの層間であって、包装フィルムFを用いて
接着シール部(上部シール部、下部シール部、背シール
部など)を形成してパウチPとして製袋した際に、前記
接着シール部のうちのいずれかに貫設した孔設部Hの近
傍領域の剥離剤層Dを介在すべき前述の領域に剥離剤層
Dがパターン状に形成されているものである。
【0044】なお同図3に示すように、前記基材フィル
ム層Aとアンカーコート層Bとの層間には、剥離剤層D
の他に、印刷絵柄層、彩色層、又は隠蔽層や遮光層など
印刷インキ層Eを形成することは可能であり、また、前
記基材フィルム層Aを始めとして、前記アンカーコート
層Bやエクストルーダーによるシーラントフィルム層C
は、透明層又は半透明乃至不透明層であってもよい。
ム層Aとアンカーコート層Bとの層間には、剥離剤層D
の他に、印刷絵柄層、彩色層、又は隠蔽層や遮光層など
印刷インキ層Eを形成することは可能であり、また、前
記基材フィルム層Aを始めとして、前記アンカーコート
層Bやエクストルーダーによるシーラントフィルム層C
は、透明層又は半透明乃至不透明層であってもよい。
【0045】図4は、ポリエチレンテレフタレート、一
軸延伸ポリプロピレン(引裂開封相当線方向に延伸)、
一軸延伸ナイロン(引裂開封相当線方向に延伸)などの
基材フィルム層Aと、必要に応じて接着剤層Bとしてイ
ソシアネート系樹脂、ブタジエン系樹脂、イミン系樹
脂、チタン系樹脂などのアンカーコート層と、エクスト
ルーダーによる低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、直鎖型低密度ポリエチレン、エチレンメタ
クリル酸共重合体、無延伸ポプロピレンなどの樹脂層F
と、無延伸ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン−エチレン酢酸ビニル共重合体、直鎖型
低密度ポリエチレンなどのシーラントフィルム層Cと
を、この順に積層ラミネートした包装フィルムFであ
り、該基材フィルム層Aとアンカーコート層Bとの層間
であって、包装フィルムFを用いて接着シール部(上部
シール部、下部シール部、背シール部など)を形成して
パウチPとして製袋した際に、前記接着シール部のうち
のいずれかに貫設した孔設部Hの近傍領域の剥離剤層D
を介在すべき前述の領域に剥離剤層Dがパターン状に形
成されているものである。
軸延伸ポリプロピレン(引裂開封相当線方向に延伸)、
一軸延伸ナイロン(引裂開封相当線方向に延伸)などの
基材フィルム層Aと、必要に応じて接着剤層Bとしてイ
ソシアネート系樹脂、ブタジエン系樹脂、イミン系樹
脂、チタン系樹脂などのアンカーコート層と、エクスト
ルーダーによる低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、直鎖型低密度ポリエチレン、エチレンメタ
クリル酸共重合体、無延伸ポプロピレンなどの樹脂層F
と、無延伸ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン−エチレン酢酸ビニル共重合体、直鎖型
低密度ポリエチレンなどのシーラントフィルム層Cと
を、この順に積層ラミネートした包装フィルムFであ
り、該基材フィルム層Aとアンカーコート層Bとの層間
であって、包装フィルムFを用いて接着シール部(上部
シール部、下部シール部、背シール部など)を形成して
パウチPとして製袋した際に、前記接着シール部のうち
のいずれかに貫設した孔設部Hの近傍領域の剥離剤層D
を介在すべき前述の領域に剥離剤層Dがパターン状に形
成されているものである。
【0046】なお同図4に示すように、前記基材フィル
ム層Aとアンカーコート層Bとの層間には、剥離剤層D
の他に、印刷絵柄層、彩色層、又は隠蔽層や遮光層など
印刷インキ層Eを形成することは可能であり、また、前
記基材フィルム層Aを始めとして、前記アンカーコート
層Bやシーラントフィルム層Cは、透明層又は半透明乃
至不透明層であってもよい。
ム層Aとアンカーコート層Bとの層間には、剥離剤層D
の他に、印刷絵柄層、彩色層、又は隠蔽層や遮光層など
印刷インキ層Eを形成することは可能であり、また、前
記基材フィルム層Aを始めとして、前記アンカーコート
層Bやシーラントフィルム層Cは、透明層又は半透明乃
至不透明層であってもよい。
【0047】上記第2の発明の包装フィルムFの層間に
介在させる剥離剤層Dは、前述した第1の発明の包装フ
ィルムFと同様に、積層ラミネートして包装フィルムF
を形成する際に印刷方式、又はコーティング方式などに
て、そのラミネート層間にパターン状に形成したもので
あり、また、剥離剤層Dとして使用される剥離剤は、前
述した第1の発明の包装フィルムFと同様のものが使用
できる。
介在させる剥離剤層Dは、前述した第1の発明の包装フ
ィルムFと同様に、積層ラミネートして包装フィルムF
を形成する際に印刷方式、又はコーティング方式などに
て、そのラミネート層間にパターン状に形成したもので
あり、また、剥離剤層Dとして使用される剥離剤は、前
述した第1の発明の包装フィルムFと同様のものが使用
できる。
【0048】<第3の発明>次に、第3の発明のパウチ
の実施の形態を、図5に示すパウチの全体斜視図に従っ
て以下に詳細に説明する。第3の発明のパウチPは、図
5に示すように基材フィルム層と接着剤層とシーラント
フィルム層とを積層ラミネートした包装フィルムF(後
に詳述する)を使用して製袋されたパウチであって、こ
の包装フィルムFのシーラントフィルム層同士を内面に
して、二枚重ね又は二つ折りして、この包装フィルムF
の重ね合わせ端部同士を互いに加熱加圧にて融着シール
して接着シール部としての背シール部を形成して、筒状
又はガゼット筒状に形成されている。
の実施の形態を、図5に示すパウチの全体斜視図に従っ
て以下に詳細に説明する。第3の発明のパウチPは、図
5に示すように基材フィルム層と接着剤層とシーラント
フィルム層とを積層ラミネートした包装フィルムF(後
に詳述する)を使用して製袋されたパウチであって、こ
の包装フィルムFのシーラントフィルム層同士を内面に
して、二枚重ね又は二つ折りして、この包装フィルムF
の重ね合わせ端部同士を互いに加熱加圧にて融着シール
して接着シール部としての背シール部を形成して、筒状
又はガゼット筒状に形成されている。
【0049】そして、筒状又はガゼット筒状にされた包
装フィルムFは、その筒状の開口両端部のいずれか一端
部を加熱加圧にて融着シールして、接着シール部として
の上部シール部S1 又は下部シール部S2 (斜線で示す
シール領域)を形成することにより他端部が開口するパ
ウチ状に製袋されている。
装フィルムFは、その筒状の開口両端部のいずれか一端
部を加熱加圧にて融着シールして、接着シール部として
の上部シール部S1 又は下部シール部S2 (斜線で示す
シール領域)を形成することにより他端部が開口するパ
ウチ状に製袋されている。
【0050】パウチ状に製袋された包装フィルムF内部
には、開口する他端より所定の内容物が収納され、その
開口する他端部を加熱加圧にて融着シールすることによ
り、接着シール部としての上部シール部S1 又は下部シ
ール部S2 (斜線で示すシール領域)が形成されてい
る。
には、開口する他端より所定の内容物が収納され、その
開口する他端部を加熱加圧にて融着シールすることによ
り、接着シール部としての上部シール部S1 又は下部シ
ール部S2 (斜線で示すシール領域)が形成されてい
る。
【0051】また、製袋された上記パウチPの包装フィ
ルムFの積層ラミネートされたフィルムには、上部シー
ル部S1 から下部シール部S2 の方向に延伸処理した一
軸延伸フィルムが使用されており、一軸延伸方向に平行
な上部シール部S1 から下部シール部S2 に亘る直線状
の引裂開封相当線Lに沿って容易に引き裂き開封するこ
とができるようになっている。なお、引裂開封相当線L
の上端部である上部シール部S1 の上端部などパウチP
の引き裂き開封動作を開始する個所には必要に応じて切
欠部Nが設けられている。
ルムFの積層ラミネートされたフィルムには、上部シー
ル部S1 から下部シール部S2 の方向に延伸処理した一
軸延伸フィルムが使用されており、一軸延伸方向に平行
な上部シール部S1 から下部シール部S2 に亘る直線状
の引裂開封相当線Lに沿って容易に引き裂き開封するこ
とができるようになっている。なお、引裂開封相当線L
の上端部である上部シール部S1 の上端部などパウチP
の引き裂き開封動作を開始する個所には必要に応じて切
欠部Nが設けられている。
【0052】上記第3の発明パウチPは、図5に示すよ
うにパウチPの引裂開封相当線Lの任意な位置における
引き裂き開封終点部EP の領域(交差斜線で示す領域)
における包装フィルムFの積層ラミネート層間に、故意
に包装フィルムFに層間剥離を生じさせるための剥離剤
層Dを介在させてある。包装フィルムFに剥離剤層Dを
介在すべき領域としては、図示するように、引裂開封相
当線Lの通る上部シール部S1 及び下部シール部S2 以
外の内容物の収納包装されるパウチPの胴部の領域であ
ってもよいし、上部シール部S1 又は下部シール部S2
のいずれかの領域、又はシール部S1 、S2 の両方の領
域であってもよい。
うにパウチPの引裂開封相当線Lの任意な位置における
引き裂き開封終点部EP の領域(交差斜線で示す領域)
における包装フィルムFの積層ラミネート層間に、故意
に包装フィルムFに層間剥離を生じさせるための剥離剤
層Dを介在させてある。包装フィルムFに剥離剤層Dを
介在すべき領域としては、図示するように、引裂開封相
当線Lの通る上部シール部S1 及び下部シール部S2 以
外の内容物の収納包装されるパウチPの胴部の領域であ
ってもよいし、上部シール部S1 又は下部シール部S2
のいずれかの領域、又はシール部S1 、S2 の両方の領
域であってもよい。
【0053】上記第3の発明パウチPの剥離剤層D部分
における包装フィルムFの積層ラミネート強度は、剥離
剤層Dの介在していない部分における包装フィルムFの
積層ラミネート強度よりも弱く設定されており、剥離剤
層D部分における包装フィルムFの積層ラミネート強度
は、例えば50g/15mm以下に設定されている。
における包装フィルムFの積層ラミネート強度は、剥離
剤層Dの介在していない部分における包装フィルムFの
積層ラミネート強度よりも弱く設定されており、剥離剤
層D部分における包装フィルムFの積層ラミネート強度
は、例えば50g/15mm以下に設定されている。
【0054】上記第3の発明のパウチPは、引き裂き始
点部SP から引裂開封相当線Lに沿って引き裂き方向G
に包装フィルムFを引き裂きながら開封する場合、引き
裂き始点部SP から引き裂き終点部EP の手前までは、
包装フィルムFは十分な積層ラミネート強度があるた
め、層間剥離は発生せずに延伸方向に引き裂き相当線L
に沿ってスムーズに引き裂くことができ、引き裂くうち
に、その引き裂き目が引き裂き終点部EP である剥離剤
層Dを介在させた領域に到達すると、該剥離剤層Dを介
在させた部分の包装フィルムFは、その引き裂き応力に
よって剥離剤層Dを介して層間剥離を生じて二層のフィ
ルムに分離する。
点部SP から引裂開封相当線Lに沿って引き裂き方向G
に包装フィルムFを引き裂きながら開封する場合、引き
裂き始点部SP から引き裂き終点部EP の手前までは、
包装フィルムFは十分な積層ラミネート強度があるた
め、層間剥離は発生せずに延伸方向に引き裂き相当線L
に沿ってスムーズに引き裂くことができ、引き裂くうち
に、その引き裂き目が引き裂き終点部EP である剥離剤
層Dを介在させた領域に到達すると、該剥離剤層Dを介
在させた部分の包装フィルムFは、その引き裂き応力に
よって剥離剤層Dを介して層間剥離を生じて二層のフィ
ルムに分離する。
【0055】そして、その引き裂き応力は、包装フィル
ムFの二層に分離した各々フィルムの方向に分散して弱
まるため、包装フィルムFは、その引き裂き終点部EP
において引き裂き開封し難くなって、引き裂きを一旦停
止させることができる。
ムFの二層に分離した各々フィルムの方向に分散して弱
まるため、包装フィルムFは、その引き裂き終点部EP
において引き裂き開封し難くなって、引き裂きを一旦停
止させることができる。
【0056】このように上記第3の発明のパウチPは、
その包装フィルムFの端縁部を引き裂き始点部SP とし
て、その包装フィルムFの一軸延伸方向に平行な方向の
任意な引き裂き相当線Lの末端部に相当する包装フィル
ムFの任意な領域の積層ラミネート層間に剥離剤層Dを
介在させて、引き裂き相当線Lの引き裂き開封終点部E
P を設けることができ、包装フィルムFの積層ラミネー
ト層間に剥離剤層Dを介在させることによりパウチPの
任意な位置に引き裂き開封終点部EP を設けることがで
きる。
その包装フィルムFの端縁部を引き裂き始点部SP とし
て、その包装フィルムFの一軸延伸方向に平行な方向の
任意な引き裂き相当線Lの末端部に相当する包装フィル
ムFの任意な領域の積層ラミネート層間に剥離剤層Dを
介在させて、引き裂き相当線Lの引き裂き開封終点部E
P を設けることができ、包装フィルムFの積層ラミネー
ト層間に剥離剤層Dを介在させることによりパウチPの
任意な位置に引き裂き開封終点部EP を設けることがで
きる。
【0057】<第4の発明>第4の発明のパウチの実施
の形態を、図6に示すパウチの全体斜視図に従って以下
に詳細に説明する。
の形態を、図6に示すパウチの全体斜視図に従って以下
に詳細に説明する。
【0058】第4の発明のパウチPは、図6に示すよう
に基材フィルム層と接着剤層とシーラントフィルム層と
を積層ラミネートした包装フィルムF(後に詳述する)
を使用して製袋されたパウチであって、この包装フィル
ムFのシーラントフィルム層同士を内面にして、二枚重
ね又は二つ折りして、この包装フィルムFの重ね合わせ
端部同士を互いに加熱加圧にて融着シールして接着シー
ル部としての背シール部を形成して、筒状又はガゼット
筒状に形成されている。
に基材フィルム層と接着剤層とシーラントフィルム層と
を積層ラミネートした包装フィルムF(後に詳述する)
を使用して製袋されたパウチであって、この包装フィル
ムFのシーラントフィルム層同士を内面にして、二枚重
ね又は二つ折りして、この包装フィルムFの重ね合わせ
端部同士を互いに加熱加圧にて融着シールして接着シー
ル部としての背シール部を形成して、筒状又はガゼット
筒状に形成されている。
【0059】そして、筒状又はガゼット筒状にされた包
装フィルムFは、その筒状の開口両端部のいずれか一端
部を加熱加圧にて融着シールして、接着シール部として
の上部シール部S1 又は下部シール部S2 (斜線で示す
シール領域)を形成することにより他端部が開口するパ
ウチ状に製袋されている。
装フィルムFは、その筒状の開口両端部のいずれか一端
部を加熱加圧にて融着シールして、接着シール部として
の上部シール部S1 又は下部シール部S2 (斜線で示す
シール領域)を形成することにより他端部が開口するパ
ウチ状に製袋されている。
【0060】パウチ状に製袋された包装フィルムF内部
には、開口する他端より所定の内容物が収納され、その
開口する他端部を加熱加圧にて融着シールすることによ
り、接着シール部としての上部シール部S1 又は下部シ
ール部S2 (斜線で示すシール領域)が形成されてい
る。
には、開口する他端より所定の内容物が収納され、その
開口する他端部を加熱加圧にて融着シールすることによ
り、接着シール部としての上部シール部S1 又は下部シ
ール部S2 (斜線で示すシール領域)が形成されてい
る。
【0061】また、製袋された上記パウチPの包装フィ
ルムFの積層ラミネートされたフィルムには、上部シー
ル部S1 から下部シール部S2 の方向に延伸処理した一
軸延伸フィルムが使用されており、一軸延伸方向に平行
な上部シール部S1 から下部シール部S2 に亘る直線状
の引裂開封相当線Lに沿って容易に引き裂き開封するこ
とができるようになっている。なお、引裂開封相当線L
の上端部である上部シール部S1 の上端部などパウチP
の引き裂き開封動作を開始する個所には必要に応じて切
欠部Nが設けられている。
ルムFの積層ラミネートされたフィルムには、上部シー
ル部S1 から下部シール部S2 の方向に延伸処理した一
軸延伸フィルムが使用されており、一軸延伸方向に平行
な上部シール部S1 から下部シール部S2 に亘る直線状
の引裂開封相当線Lに沿って容易に引き裂き開封するこ
とができるようになっている。なお、引裂開封相当線L
の上端部である上部シール部S1 の上端部などパウチP
の引き裂き開封動作を開始する個所には必要に応じて切
欠部Nが設けられている。
【0062】そして吊り下げ用のシール部となる接着シ
ール部としての上部シール部S1 には、展示吊り下げ用
の孔設部Hが、適宜サイズ、及び長円形、真円形、楕円
形、三角形、四角形、多角形など適宜形状に打ち抜き加
工により貫設されている。
ール部としての上部シール部S1 には、展示吊り下げ用
の孔設部Hが、適宜サイズ、及び長円形、真円形、楕円
形、三角形、四角形、多角形など適宜形状に打ち抜き加
工により貫設されている。
【0063】上記第4の発明パウチPは、前記孔設部H
の形成された接着シール部としての上部シール部S1 の
領域における包装フィルムFの積層ラミネート層間に、
図6に示すように、少なくとも引裂開封相当線Lに該当
する領域、又はその相当線Lを含むその相当線Lの両側
の適宜幅の領域以外の領域であって、該孔設部Hの近傍
領域に亘って、故意に包装フィルムFに層間剥離を生じ
させるための剥離剤層Dを介在させてある。なお、上記
引裂開封相当線Lは、上部シール部S1 においては孔設
部Hを縦に横切るように形成されていてもよい。
の形成された接着シール部としての上部シール部S1 の
領域における包装フィルムFの積層ラミネート層間に、
図6に示すように、少なくとも引裂開封相当線Lに該当
する領域、又はその相当線Lを含むその相当線Lの両側
の適宜幅の領域以外の領域であって、該孔設部Hの近傍
領域に亘って、故意に包装フィルムFに層間剥離を生じ
させるための剥離剤層Dを介在させてある。なお、上記
引裂開封相当線Lは、上部シール部S1 においては孔設
部Hを縦に横切るように形成されていてもよい。
【0064】上部シール部S1 における剥離剤層Dを介
在すべき領域としては、上記したように少なくとも引裂
開封相当線Lに該当する領域、又はその相当線Lを含む
その相当線Lの両側の適宜幅の領域以外の領域である。
在すべき領域としては、上記したように少なくとも引裂
開封相当線Lに該当する領域、又はその相当線Lを含む
その相当線Lの両側の適宜幅の領域以外の領域である。
【0065】上部シール部S1 に剥離剤層Dを介在すべ
き孔設部Hの近傍領域とは、展示販売用の吊り下げ部な
どにパウチPをその孔設部Hを引っ掛けて吊り下げ展示
した際に、該孔設部Hの内周縁部がパウチPの荷重によ
りストレスを受ける領域である。
き孔設部Hの近傍領域とは、展示販売用の吊り下げ部な
どにパウチPをその孔設部Hを引っ掛けて吊り下げ展示
した際に、該孔設部Hの内周縁部がパウチPの荷重によ
りストレスを受ける領域である。
【0066】そして、その孔設部Hの近傍の剥離剤層D
を介在すべき領域の一例としては、図6にて交差斜線で
示すように孔設部Hの全内周縁からその上部シール部S
1 の接着シール部内方領域の周辺部分に亘る領域であ
る。
を介在すべき領域の一例としては、図6にて交差斜線で
示すように孔設部Hの全内周縁からその上部シール部S
1 の接着シール部内方領域の周辺部分に亘る領域であ
る。
【0067】また、その他に孔設部Hの近傍の領域とし
ては、その上部シール部S1 の孔設部Hの上部内周縁
(特に販売台などの吊り下げ部より直接に荷重ストレス
を受ける部分)から、その接着シール部の上部周辺部分
に亘る領域であってもよい。
ては、その上部シール部S1 の孔設部Hの上部内周縁
(特に販売台などの吊り下げ部より直接に荷重ストレス
を受ける部分)から、その接着シール部の上部周辺部分
に亘る領域であってもよい。
【0068】また、上部シール部S1 において剥離剤層
Dを介在させる孔設部Hの近傍の領域としては、孔設部
Hの内周縁から上部シール部S1 の外周端縁部に亘る領
域であってもよいが、パウチPの少なくとも上部シール
部S1 を形成する包装フィルムFの積層ラミネート層間
が上部シール部S1 の外周端縁部でなるべく層間剥離を
生じないことがパウチの外観としても望ましいので、上
部シール部S1 の上端縁から左右の側端縁に亘る全外周
端縁部に相当する部分の包装フィルムFの積層ラミネー
ト層間には剥離剤層Dを介在させないことが適当であ
る。
Dを介在させる孔設部Hの近傍の領域としては、孔設部
Hの内周縁から上部シール部S1 の外周端縁部に亘る領
域であってもよいが、パウチPの少なくとも上部シール
部S1 を形成する包装フィルムFの積層ラミネート層間
が上部シール部S1 の外周端縁部でなるべく層間剥離を
生じないことがパウチの外観としても望ましいので、上
部シール部S1 の上端縁から左右の側端縁に亘る全外周
端縁部に相当する部分の包装フィルムFの積層ラミネー
ト層間には剥離剤層Dを介在させないことが適当であ
る。
【0069】図6は、その一例を示すもので、孔設部H
の近傍領域として、孔設部Hを囲む点線Mで囲まれた交
差斜線領域内の包装フィルムFの層間に剥離剤層Dが介
在しているものであり、この剥離剤層D部分における包
装フィルムFの積層ラミネート強度は、剥離剤層Dの介
在していない部分における包装フィルムFの積層ラミネ
ート強度よりも弱く設定されており、剥離剤層D部分に
おける包装フィルムFの積層ラミネート強度は、例えば
50g/15mm以下に設定されている。
の近傍領域として、孔設部Hを囲む点線Mで囲まれた交
差斜線領域内の包装フィルムFの層間に剥離剤層Dが介
在しているものであり、この剥離剤層D部分における包
装フィルムFの積層ラミネート強度は、剥離剤層Dの介
在していない部分における包装フィルムFの積層ラミネ
ート強度よりも弱く設定されており、剥離剤層D部分に
おける包装フィルムFの積層ラミネート強度は、例えば
50g/15mm以下に設定されている。
【0070】上記第4の発明のパウチPは、少なくとも
引裂開封相当線Lに該当する包装フィルムFの領域又は
その相当線Lを含むその相当線Lの両側の適宜幅の包装
フィルムFの領域、及び孔設部Hの近傍領域以外の包装
フィルムFの領域の積層ラミネート層間には剥離剤層D
は介在していない。
引裂開封相当線Lに該当する包装フィルムFの領域又は
その相当線Lを含むその相当線Lの両側の適宜幅の包装
フィルムFの領域、及び孔設部Hの近傍領域以外の包装
フィルムFの領域の積層ラミネート層間には剥離剤層D
は介在していない。
【0071】このように上記第4の発明のパウチPは、
その引裂開封相当線L及びそれに沿った領域の包装フィ
ルムFは、十分な接着強度があり層間剥離が発生しない
が、パウチPを吊り下げた際にストレスの掛かる孔設部
Hの近傍領域の包装フィルムFは剥離剤層Dが介在して
いるために容易に層間剥離が発生するようになってい
る。
その引裂開封相当線L及びそれに沿った領域の包装フィ
ルムFは、十分な接着強度があり層間剥離が発生しない
が、パウチPを吊り下げた際にストレスの掛かる孔設部
Hの近傍領域の包装フィルムFは剥離剤層Dが介在して
いるために容易に層間剥離が発生するようになってい
る。
【0072】上記第4の発明のパウチPは、その中に内
容物を封入した後、その上部シール部S1 に孔設した孔
設部Hを所定の販売台の吊り下げ部材に引っ掛けて吊り
下げ展示した際に、孔設部Hの周縁部、特に吊り下げ部
材と直接接触する部分の包装フィルムFにパウチPの荷
重によるストレスが集中的に掛かり剥離剤層Dによる層
間剥離が発生し、その部分の包装フィルムFは剥離剤層
Dを挟む両側のそれぞれフィルム層が分離する。
容物を封入した後、その上部シール部S1 に孔設した孔
設部Hを所定の販売台の吊り下げ部材に引っ掛けて吊り
下げ展示した際に、孔設部Hの周縁部、特に吊り下げ部
材と直接接触する部分の包装フィルムFにパウチPの荷
重によるストレスが集中的に掛かり剥離剤層Dによる層
間剥離が発生し、その部分の包装フィルムFは剥離剤層
Dを挟む両側のそれぞれフィルム層が分離する。
【0073】そして、周縁部に掛かっていたパウチPの
集中荷重は、層間剥離によって分離した前記両側のそれ
ぞれフィルム層に分散して、パウチPの荷重による孔設
部Hの上部シール部S1 の破断を回避することができ
る。
集中荷重は、層間剥離によって分離した前記両側のそれ
ぞれフィルム層に分散して、パウチPの荷重による孔設
部Hの上部シール部S1 の破断を回避することができ
る。
【0074】一方、上部シール部S1 における引裂開封
相当線Lの通過領域の包装フィルムFの層間には剥離剤
層Dは介在しておらず十分なラミネート強度があるた
め、パウチPを引裂開封相当線L(一軸延伸フィルムの
延伸方向と平行な線)に沿って引き裂き開封した際に
は、引裂開封相当線Lの通過領域の包装フィルムFの層
間には層間剥離は発生せずにスムーズに引き裂く開封す
ることができる。
相当線Lの通過領域の包装フィルムFの層間には剥離剤
層Dは介在しておらず十分なラミネート強度があるた
め、パウチPを引裂開封相当線L(一軸延伸フィルムの
延伸方向と平行な線)に沿って引き裂き開封した際に
は、引裂開封相当線Lの通過領域の包装フィルムFの層
間には層間剥離は発生せずにスムーズに引き裂く開封す
ることができる。
【0075】上記第4の発明のパウチPに用いられる包
装フィルムFの層間に介在させる剥離剤層Dは、前述し
た第1の発明の包装フィルムFと同様に、積層ラミネー
トして包装フィルムFを形成する際に印刷方式、又はコ
ーティング方式などにて、そのラミネート層間にパター
ン状に形成したものであり、また、剥離剤層Dとして使
用される剥離剤は前述した第3の発明のパウチPと同様
のものが使用できる。
装フィルムFの層間に介在させる剥離剤層Dは、前述し
た第1の発明の包装フィルムFと同様に、積層ラミネー
トして包装フィルムFを形成する際に印刷方式、又はコ
ーティング方式などにて、そのラミネート層間にパター
ン状に形成したものであり、また、剥離剤層Dとして使
用される剥離剤は前述した第3の発明のパウチPと同様
のものが使用できる。
【0076】
【発明の効果】本発明の包装フィルム及びパウチは、包
装フィルムの引き裂き相当線の引き裂き終点部又はパウ
チの引き裂き開封相当線の引き裂き開封終点部に相当す
る領域にある包装フィルムの積層ラミネート層間に介在
させた剥離剤層によって、包装フィルムの引き裂き終点
部又はパウチの引き裂き開封終点部を設けることがで
き、包装フィルムの良好な引裂性及びその包装フィルム
により製袋されたパウチの良好な引裂開封性を維持しつ
つ包装フィルムの積層ラミネート層間への剥離剤層の設
置による任意な位置への引き裂き終点部又は引き裂き開
封終点部の設置が可能となり、また、パウチのシール部
に孔設したハンガー部である孔設部の近傍における包装
フィルムの積層ラミネート層間に剥離剤層を介在させる
ことによって孔設部周囲のシール部を裂け難くすること
ができる効果があり、パウチの荷重に対する十分な強度
を以て吊り下げ展示販売できる効果がある。
装フィルムの引き裂き相当線の引き裂き終点部又はパウ
チの引き裂き開封相当線の引き裂き開封終点部に相当す
る領域にある包装フィルムの積層ラミネート層間に介在
させた剥離剤層によって、包装フィルムの引き裂き終点
部又はパウチの引き裂き開封終点部を設けることがで
き、包装フィルムの良好な引裂性及びその包装フィルム
により製袋されたパウチの良好な引裂開封性を維持しつ
つ包装フィルムの積層ラミネート層間への剥離剤層の設
置による任意な位置への引き裂き終点部又は引き裂き開
封終点部の設置が可能となり、また、パウチのシール部
に孔設したハンガー部である孔設部の近傍における包装
フィルムの積層ラミネート層間に剥離剤層を介在させる
ことによって孔設部周囲のシール部を裂け難くすること
ができる効果があり、パウチの荷重に対する十分な強度
を以て吊り下げ展示販売できる効果がある。
【図1】第1の発明の包装フィルムの全体斜視図。
【図2】第2の発明の包装フィルムの積層断面図。
【図3】第2の発明の包装フィルムの積層断面図。
【図4】第2の発明の包装フィルムの積層断面図。
【図5】第3の発明のパウチの全体斜視図。
【図6】第4の発明のパウチの全体斜視図。
【図7】従来のパウチの全体斜視図。
A…基材フィルム層 B…接着剤層(アンカーコート
層) C…シーラント層 D…剥離剤層 E…印刷インキ層 F…包装フィルム
G…引き裂き方向 H…孔設部 L…引裂相当線又は引裂開封相当線 P…
パウチ SP …引き裂き始点部 EP …引き裂き終点部
層) C…シーラント層 D…剥離剤層 E…印刷インキ層 F…包装フィルム
G…引き裂き方向 H…孔設部 L…引裂相当線又は引裂開封相当線 P…
パウチ SP …引き裂き始点部 EP …引き裂き終点部
Claims (13)
- 【請求項1】積層ラミネートした一軸方向に引き裂き可
能な包装フィルムFにおいて、引き裂き終点部EP に相
当する部分の積層ラミネート層間に、層間剥離を生じさ
せる剥離剤層Dを介在させたことを特徴とする包装フィ
ルム。 - 【請求項2】基材フィルム層Aと、接着剤層若しくはア
ンカーコート層Bと、シーラントフィルム層Cとを積層
ラミネートした包装フィルムFであって、前記シーラン
トフィルム層C同士を重ね合わせ接着シール部を形成し
て一軸方向に引き裂き開封可能なパウチPを製袋するた
めの包装フィルムFにおいて、製袋されるパウチPの引
き裂き開封終点部EP に相当する部分の包装フィルムF
の積層ラミネート層間に、層間剥離を生じさせる剥離剤
層Dを介在させたことを特徴とする包装フィルム。 - 【請求項3】前記基材フィルム層Aとして、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィル
ム、延伸ナイロンのうちのいずれか1種又は2種以上を
積層ラミネートしたフィルムが用いられている請求項2
記載の包装フィルム。 - 【請求項4】前記シーラントフィルム層Cとして、無延
伸ポリプロピレンフィルム、低密度ポリエチレンフィル
ム、低密度ポリエチレンフィルムとエチレン酢酸ビニル
共重合体フィルムとの積層フィルム、直鎖型低密度ポリ
エチレンフィルムのうちのいずれか1種又は2種以上を
積層ラミネートしたフィルムが用いられている請求項2
又は請求項3記載の包装フィルム。 - 【請求項5】前記剥離剤層Dの成分が、炭化水素系、脂
肪酸系、脂肪酸アミド系、エステル系、又はアルコール
系の各剥離剤のうちいずれか1種又は2種を含む請求項
1乃至請求項4記載の包装フィルム。 - 【請求項6】前記剥離剤層D部分における包装フィルム
Fの積層ラミネート強度が50g/15mm以下である
請求項1乃至請求項5記載の包装フィルム。 - 【請求項7】基材フィルム層Aと、接着剤層若しくはア
ンカーコート層Bと、シーラントフィルム層Cとを積層
ラミネートした包装フィルムFを用いて、前記シーラン
トフィルム層C同士を重ね合わせ接着シール部を形成し
て製袋され、一軸方向に引き裂き開封可能なパウチPに
おいて、パウチPの引き裂き開封終点部における包装フ
ィルムFの積層ラミネート層間に、層間剥離を生じさせ
る剥離剤層Dを介在させたことを特徴とする包装フィル
ムにより製袋されたパウチ。 - 【請求項8】基材フィルム層Aと、接着剤層若しくはア
ンカーコート層Bと、シーラントフィルム層Cとを積層
ラミネートした包装フィルムFを用いて、前記シーラン
トフィルム層C同士を重ね合わせ接着シール部を形成し
て製袋されて一軸方向に引き裂き開封可能であって、そ
の接着シール部の適宜部分に展示吊り下げ用の孔設部H
が形成されたパウチPにおいて、少なくとも孔設部Hの
形成された接着シール部の引裂開封相当線及びそれに沿
った領域以外の前記包装フィルムFの領域における積層
ラミネート層間に、層間剥離を生じさせる剥離剤層Dを
介在させたことを特徴とする包装フィルムにより製袋さ
れたパウチ。 - 【請求項9】前記剥離剤層Dが、少なくとも孔設部Hの
形成された接着シール部の引裂開封相当線及びそれに沿
った領域以外の領域の前記包装フィルムFの積層ラミネ
ート層間、及び前記孔設部Hの近傍領域の包装フィルム
Fの積層ラミネート層間に介在している請求項7又は請
求項8記載の包装フィルムにより製袋されたパウチ。 - 【請求項10】前記基材フィルム層Aとして、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィ
ルム、延伸ナイロンのうちのいずれか1種又は2種以上
を積層ラミネートしたフィルムが用いられている請求項
7乃至請求項9記載の包装フィルムにより製袋されたパ
ウチ。 - 【請求項11】前記シーラントフィルム層Cとして、無
延伸ポリプロピレンフィルム、低密度ポリエチレンフィ
ルム、低密度ポリエチレンフィルムとエチレン酢酸ビニ
ル共重合体フィルムとの積層フィルム、直鎖型低密度ポ
リエチレンフィルムのうちのいずれか1種又は2種以上
を積層ラミネートしたフィルムが用いられている請求項
7乃至請求項10記載の包装フィルムにより製袋された
パウチ。 - 【請求項12】前記剥離剤層Dの成分が、炭化水素系、
脂肪酸系、脂肪酸アミド系、エステル系、又はアルコー
ル系の各剥離剤のうちいずれか1種又は2種を含む請求
項7乃至請求項11記載の包装フィルムにより製袋され
たパウチ。 - 【請求項13】前記剥離剤層Dの介在する領域における
包装フィルムFの積層ラミネート強度が50g/15m
m以下である請求項7乃至請求項12記載の包装フィル
ムにより製袋されたパウチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30888897A JPH11138679A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 包装フィルム及びその包装フィルムにより製袋されたパウチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30888897A JPH11138679A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 包装フィルム及びその包装フィルムにより製袋されたパウチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11138679A true JPH11138679A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17986480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30888897A Pending JPH11138679A (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 包装フィルム及びその包装フィルムにより製袋されたパウチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11138679A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001294248A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-10-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 易開封性包装袋 |
| JP2012516273A (ja) * | 2009-01-27 | 2012-07-19 | ザ・アイムス・カンパニー | 袋及び製品 |
-
1997
- 1997-11-11 JP JP30888897A patent/JPH11138679A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001294248A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-10-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 易開封性包装袋 |
| JP2012516273A (ja) * | 2009-01-27 | 2012-07-19 | ザ・アイムス・カンパニー | 袋及び製品 |
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