JPH11156975A - リサイクル性に優れた断熱部材 - Google Patents
リサイクル性に優れた断熱部材Info
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- JPH11156975A JPH11156975A JP9331933A JP33193397A JPH11156975A JP H11156975 A JPH11156975 A JP H11156975A JP 9331933 A JP9331933 A JP 9331933A JP 33193397 A JP33193397 A JP 33193397A JP H11156975 A JPH11156975 A JP H11156975A
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- Japan
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- insulating member
- stainless steel
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B40/00—Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
- Refrigerator Housings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リサイクル性に優れた断熱部材の提供。
【解決手段】 ステンレス鋼板で密閉した内部に紙製ハ
ニカム構造体を配し、かつ、内部を大気圧未満の気圧に
保持した断熱部材であって、ステンレス鋼板が、断熱部
材の全厚の1/25以下の板厚であるオーステナイト系
ステンレス鋼板および断熱部材の全厚の1/30以下の
板厚であるフェライト系ステンレス鋼板の一方もしくは
両方であることを特徴とする断熱部材。
ニカム構造体を配し、かつ、内部を大気圧未満の気圧に
保持した断熱部材であって、ステンレス鋼板が、断熱部
材の全厚の1/25以下の板厚であるオーステナイト系
ステンレス鋼板および断熱部材の全厚の1/30以下の
板厚であるフェライト系ステンレス鋼板の一方もしくは
両方であることを特徴とする断熱部材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用、業務用冷
蔵庫および冷凍車などに使用できる断熱部材に関するも
のである。
蔵庫および冷凍車などに使用できる断熱部材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、断熱部材にはウレタン等の樹脂系
材料が使用されてきた。近年の地球環境保全の観点で
は、これら材料のリサイクル性は必ずしも良いとは言え
ず、それ故リサイクル性の優れた材料を使用した断熱部
材が望まれる。また、省エネルギーの観点では、冷凍・
冷蔵に要する電力の大幅削減のため、現状よりも優れた
断熱性を有する部材が望まれる。しかし、現状の樹脂系
材料を利用した部材よりもリサイクル性および断熱性の
双方に優れた部材は開発されていない。
材料が使用されてきた。近年の地球環境保全の観点で
は、これら材料のリサイクル性は必ずしも良いとは言え
ず、それ故リサイクル性の優れた材料を使用した断熱部
材が望まれる。また、省エネルギーの観点では、冷凍・
冷蔵に要する電力の大幅削減のため、現状よりも優れた
断熱性を有する部材が望まれる。しかし、現状の樹脂系
材料を利用した部材よりもリサイクル性および断熱性の
双方に優れた部材は開発されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現行樹脂系材料に替わ
るリサイクル性に優れた材料としては、紙などの可燃性
材料や金属が挙げられる。これらを単独もしくは組み合
わせて使用し、断熱部材を構成するためには、金属で気
密性の保たれた内部を真空にして断熱性を発現させるこ
とが考えられるが、金属は熱伝導度が高いために、断熱
部材の外板に用いる金属を伝わる熱量を極力抑える必要
がある。現在使用されている冷蔵庫等でもこの熱伝導を
極力抑制する理由から金属板の厚さを薄くしてある。
るリサイクル性に優れた材料としては、紙などの可燃性
材料や金属が挙げられる。これらを単独もしくは組み合
わせて使用し、断熱部材を構成するためには、金属で気
密性の保たれた内部を真空にして断熱性を発現させるこ
とが考えられるが、金属は熱伝導度が高いために、断熱
部材の外板に用いる金属を伝わる熱量を極力抑える必要
がある。現在使用されている冷蔵庫等でもこの熱伝導を
極力抑制する理由から金属板の厚さを薄くしてある。
【0004】しかし、断熱部材内部を真空にすれば、大
気圧がかかるために金属板の板厚を薄くするに従い大気
圧による破損の可能性が高くなる。そのため、真空断熱
の場合、金属板の厚さを薄くすると同時に部材を大気圧
に耐えうる構造にする必要がある。本発明者等は部材内
部に強度補強の材料を装填することを検討した。この補
強材として内部にハニカム構造体を装填して、真空に耐
える構造とした防音材が実開昭57−89612号公報
にて開示されている。しかしこの部材は断熱部材として
の性能も具備しているとされてはいるものの、断熱部材
としてはは実用化されていない。その理由は、外部を構
成する金属の熱伝導が予想以上に大きく、真空による断
熱効果が十分得られないためと考えられる。
気圧がかかるために金属板の板厚を薄くするに従い大気
圧による破損の可能性が高くなる。そのため、真空断熱
の場合、金属板の厚さを薄くすると同時に部材を大気圧
に耐えうる構造にする必要がある。本発明者等は部材内
部に強度補強の材料を装填することを検討した。この補
強材として内部にハニカム構造体を装填して、真空に耐
える構造とした防音材が実開昭57−89612号公報
にて開示されている。しかしこの部材は断熱部材として
の性能も具備しているとされてはいるものの、断熱部材
としてはは実用化されていない。その理由は、外部を構
成する金属の熱伝導が予想以上に大きく、真空による断
熱効果が十分得られないためと考えられる。
【0005】本発明は、内部にハニカム構造体を装填し
た真空断熱部材において、外部を構成する金属板による
熱伝導を極力低減させて断熱部材としての使用に耐える
ようにすると同時に、ハニカム構造体をリサイクル性の
高い材料のみで構成することにより、優れた断熱性と高
いリサイクル性とを兼備した断熱部材を提供することを
目的としている。
た真空断熱部材において、外部を構成する金属板による
熱伝導を極力低減させて断熱部材としての使用に耐える
ようにすると同時に、ハニカム構造体をリサイクル性の
高い材料のみで構成することにより、優れた断熱性と高
いリサイクル性とを兼備した断熱部材を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、可燃性で
あり、金属よりも熱伝導度が低い紙に注目した。紙もハ
ニカム構造体として形成すれば大気圧に十分耐える強度
を有し、図1に示すように真空断熱部材を構成すること
により大気圧などの外力に十分耐えうる断熱部材となる
ことを見いだした。
あり、金属よりも熱伝導度が低い紙に注目した。紙もハ
ニカム構造体として形成すれば大気圧に十分耐える強度
を有し、図1に示すように真空断熱部材を構成すること
により大気圧などの外力に十分耐えうる断熱部材となる
ことを見いだした。
【0007】次に、外部を構成する金属には、熱伝導度
が小さく、大気圧に耐えうるため強度のある金属が望ま
しい。この要求を満たす金属材料の中、価格が比較的安
価であり、かつ汎用されているステンレス鋼の適用を検
討した。一般にステンレス鋼は、Niを含有するオース
テナイト系ステンレス鋼と、Niを含有しないフェライ
ト系ステンレス鋼とに分けられ、室温での熱伝導度は、
オーステナイト系ステンレス鋼の代表鋼種であるSUS
304鋼では約16W/m℃で、フェライト系ステンレ
ス鋼の代表鋼種SUS430鋼では約26W/m℃であ
る。普通鋼などCrを含まない鉄の場合は、熱伝導度は
約79W/m℃であるのでステンレス鋼は、熱伝導度の
点から断熱部材の外板用の材料として、普通鋼に比べて
適している。
が小さく、大気圧に耐えうるため強度のある金属が望ま
しい。この要求を満たす金属材料の中、価格が比較的安
価であり、かつ汎用されているステンレス鋼の適用を検
討した。一般にステンレス鋼は、Niを含有するオース
テナイト系ステンレス鋼と、Niを含有しないフェライ
ト系ステンレス鋼とに分けられ、室温での熱伝導度は、
オーステナイト系ステンレス鋼の代表鋼種であるSUS
304鋼では約16W/m℃で、フェライト系ステンレ
ス鋼の代表鋼種SUS430鋼では約26W/m℃であ
る。普通鋼などCrを含まない鉄の場合は、熱伝導度は
約79W/m℃であるのでステンレス鋼は、熱伝導度の
点から断熱部材の外板用の材料として、普通鋼に比べて
適している。
【0008】本発明者らは、上記紙製ハニカム構造体と
ステンレス鋼を使用した断熱部材の断熱性向上を鋭意検
討の結果、ステンレス鋼板の最適な板厚を見いだすに至
って本発明を完成させたもので、その要旨は以下のとお
りである。 (1)ステンレス鋼板で密閉した内部に紙製ハニカム構
造体を配し、かつ、内部を大気圧未満の気圧に保持した
断熱部材であって、ステンレス鋼板として、断熱部材の
全厚の1/25以下の板厚であるオーステナイト系ステ
ンレス鋼板および断熱部材の全厚の1/30以下の板厚
であるフェライト系ステンレス鋼板の一方または両方を
用いたことを特徴とする断熱部材。
ステンレス鋼を使用した断熱部材の断熱性向上を鋭意検
討の結果、ステンレス鋼板の最適な板厚を見いだすに至
って本発明を完成させたもので、その要旨は以下のとお
りである。 (1)ステンレス鋼板で密閉した内部に紙製ハニカム構
造体を配し、かつ、内部を大気圧未満の気圧に保持した
断熱部材であって、ステンレス鋼板として、断熱部材の
全厚の1/25以下の板厚であるオーステナイト系ステ
ンレス鋼板および断熱部材の全厚の1/30以下の板厚
であるフェライト系ステンレス鋼板の一方または両方を
用いたことを特徴とする断熱部材。
【0009】(2)断熱部材の厚み方向に対して、平行
な面に断熱部材の全厚の1/25以下の板厚であるオー
ステナイト系ステンレス鋼板を、垂直な面に断熱部材の
全厚の1/30以下の板厚であるフェライト系ステンレ
ス鋼板を使用してなることを特徴とする前記(1)に記
載の断熱部材。
な面に断熱部材の全厚の1/25以下の板厚であるオー
ステナイト系ステンレス鋼板を、垂直な面に断熱部材の
全厚の1/30以下の板厚であるフェライト系ステンレ
ス鋼板を使用してなることを特徴とする前記(1)に記
載の断熱部材。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の断熱部材は図1に示すよ
うにステンレス鋼板2により大気圧未満の圧力に密閉さ
れた空間に紙製ハニカム構造体1が配され強度を保つよ
うになっている。断熱性の測定は、図4に示す熱伝導測
定装置を用いて実施した。試験体7は厚さ10mm、
縦、横ともに300mmの形状であり、この試験体を樹
脂系断熱材で構成された断熱箱8の上部に装着し測定を
行った。箱内部は市販冷蔵庫の冷凍機9により冷却され
る。試験体の上部と下部の各温度を熱電対10でモニタ
ーし、各温度が一定になった状態で試験体下部に接触さ
せた熱流センサー11の値より部材の熱伝導度を測定し
た。
うにステンレス鋼板2により大気圧未満の圧力に密閉さ
れた空間に紙製ハニカム構造体1が配され強度を保つよ
うになっている。断熱性の測定は、図4に示す熱伝導測
定装置を用いて実施した。試験体7は厚さ10mm、
縦、横ともに300mmの形状であり、この試験体を樹
脂系断熱材で構成された断熱箱8の上部に装着し測定を
行った。箱内部は市販冷蔵庫の冷凍機9により冷却され
る。試験体の上部と下部の各温度を熱電対10でモニタ
ーし、各温度が一定になった状態で試験体下部に接触さ
せた熱流センサー11の値より部材の熱伝導度を測定し
た。
【0011】この測定装置によりステンレス外板の材質
(オーステナイト系SUS304またはフェライト系S
US430)および板厚が断熱性に及ぼす影響を調査し
た。試験サイズは厚さ10mm、縦、横ともに300m
mの形状で内部の真空度を10-3Torrとし、材質・
板厚を変化させて断熱性を測定した。内部に紙製ハニカ
ム材を装填した真空断熱部材の最適なステンレス外板の
板厚を調査した結果、オーステナイト系ステンレス鋼を
使用する場合は、その板厚は部材の厚みに対して1/2
5以下、フェライト系ステンレス鋼の場合は1/30以
下にする必要があることを見いだした。いずれも、この
厚みを超えて使用すると、金属の熱伝導により断熱性が
劣化するばかりでなく、経済的にも不利となる。なお、
板厚の下限も強度確保の点から存在するが、断熱材の大
きさや、紙製ハニカムの強度、外部と内部の気圧差など
に影響されるために一概にはいえない。例えば、大気圧
以外の外力がなく通常利用される程度のサイズの断熱部
材であれば、板厚は0.1mm以上確保すれば強度的に
は問題はないと考えられる。
(オーステナイト系SUS304またはフェライト系S
US430)および板厚が断熱性に及ぼす影響を調査し
た。試験サイズは厚さ10mm、縦、横ともに300m
mの形状で内部の真空度を10-3Torrとし、材質・
板厚を変化させて断熱性を測定した。内部に紙製ハニカ
ム材を装填した真空断熱部材の最適なステンレス外板の
板厚を調査した結果、オーステナイト系ステンレス鋼を
使用する場合は、その板厚は部材の厚みに対して1/2
5以下、フェライト系ステンレス鋼の場合は1/30以
下にする必要があることを見いだした。いずれも、この
厚みを超えて使用すると、金属の熱伝導により断熱性が
劣化するばかりでなく、経済的にも不利となる。なお、
板厚の下限も強度確保の点から存在するが、断熱材の大
きさや、紙製ハニカムの強度、外部と内部の気圧差など
に影響されるために一概にはいえない。例えば、大気圧
以外の外力がなく通常利用される程度のサイズの断熱部
材であれば、板厚は0.1mm以上確保すれば強度的に
は問題はないと考えられる。
【0012】フェライト系ステンレス鋼はオーステナイ
ト系ステンレス鋼に比べてNiを含有していない分だけ
価格が安いが、熱伝導度が高い。そのため、価格の点か
らフェライト系ステンレス鋼を使用する率を高くする
と、断熱部材全体の断熱性は悪くなる。そこで、本発明
者らは、オーステナイト系ステンレス鋼を最小限に使用
し、かつ、断熱性も損なわないような断熱部材をさらに
検討した。一般に部材を伝わる熱は図3に示すように、
断熱部材内部を伝わる熱5と断熱部材外板を伝わる熱6
があり、外板が金属の場合では外板を伝わる熱6がかな
り大きい。本発明者らは、この断熱部材外板を伝わる熱
6を小さくするためには、断熱部材側面さえ熱伝導度が
低ければよいとの着想から、図2に示すような、側面の
み熱伝導度の低いオーステナイト系ステンレス鋼板3を
使用し、他は安価なフェライト系ステンレス鋼板4を使
用した断熱部材とし、断熱性を損なわずに低コストの断
熱部材の提供を可能とした。
ト系ステンレス鋼に比べてNiを含有していない分だけ
価格が安いが、熱伝導度が高い。そのため、価格の点か
らフェライト系ステンレス鋼を使用する率を高くする
と、断熱部材全体の断熱性は悪くなる。そこで、本発明
者らは、オーステナイト系ステンレス鋼を最小限に使用
し、かつ、断熱性も損なわないような断熱部材をさらに
検討した。一般に部材を伝わる熱は図3に示すように、
断熱部材内部を伝わる熱5と断熱部材外板を伝わる熱6
があり、外板が金属の場合では外板を伝わる熱6がかな
り大きい。本発明者らは、この断熱部材外板を伝わる熱
6を小さくするためには、断熱部材側面さえ熱伝導度が
低ければよいとの着想から、図2に示すような、側面の
み熱伝導度の低いオーステナイト系ステンレス鋼板3を
使用し、他は安価なフェライト系ステンレス鋼板4を使
用した断熱部材とし、断熱性を損なわずに低コストの断
熱部材の提供を可能とした。
【0013】断熱部材内部の真空度に関しては、断熱性
の点では低いほど良いのは当然であるが、工業的な生産
性を考慮すると、通常の回転ポンプて到達可能な真空度
である10-2Torr以下が好ましい。ただし、対流に
よる熱伝達が十分に防止されれば良く、大気圧の約13
%である100Torr程度でも用途によっては十分で
あるので、真空度はコストと断熱性のバランスから適宜
決めればよい。また、内部の真空度を断熱部材の使用期
間にわたり保つためには、ステンレス鋼板の継ぎ目は十
分に気密が保たれている必要がある。具体的には、溶接
や真空パッキングを介したネジ止めなどの方法が可能で
あるが、簡易に十分な耐久性の得られるTIG溶接によ
るのが好ましい。なお、真空をより確実にシールしたり
接合部の劣化を防止する目的で、断熱部材外面に樹脂や
塗料の被膜を設けることは、コスト的には不利となる
が、リサイクル性を妨げない範囲であれば一向に差し支
えない。
の点では低いほど良いのは当然であるが、工業的な生産
性を考慮すると、通常の回転ポンプて到達可能な真空度
である10-2Torr以下が好ましい。ただし、対流に
よる熱伝達が十分に防止されれば良く、大気圧の約13
%である100Torr程度でも用途によっては十分で
あるので、真空度はコストと断熱性のバランスから適宜
決めればよい。また、内部の真空度を断熱部材の使用期
間にわたり保つためには、ステンレス鋼板の継ぎ目は十
分に気密が保たれている必要がある。具体的には、溶接
や真空パッキングを介したネジ止めなどの方法が可能で
あるが、簡易に十分な耐久性の得られるTIG溶接によ
るのが好ましい。なお、真空をより確実にシールしたり
接合部の劣化を防止する目的で、断熱部材外面に樹脂や
塗料の被膜を設けることは、コスト的には不利となる
が、リサイクル性を妨げない範囲であれば一向に差し支
えない。
【0014】
【実施例】表1は、外板素材とその板厚を変えて、内部
に紙製のハニカム材を装填した真空断熱部材の熱伝導測
定結果である。
に紙製のハニカム材を装填した真空断熱部材の熱伝導測
定結果である。
【0015】
【表1】
【0016】測定は図4に示した測定装置を用いた。部
材内部の真空度は10-3Torrに保ってある。部材は
板材を溶接して作製した。従来の樹脂系断熱材を使用し
た断熱部材の熱伝導度は0.015W・m-1℃-1であ
る。オーステナイト系ステンレス鋼であるSUS304
を外板に使用した場合、部材厚みに対する外板板厚が1
/25以下、フェライト系ステンレス鋼であるSUS4
30の場合では1/30以下であれば、従来の断熱材よ
りも断熱性に優れていることがわかる。表中でNo. 14
〜16の素材欄に「複合」とあるのは、側面のみSUS
304鋼を使用し、他はSUS430を使用した態様で
ある。その際、両板材の板厚は同じにした。このよう
に、側面のみオーステナイト系ステンレス鋼にした真空
断熱部材でも、すべてオーステナイト系で製造したもの
と同程度の断熱性が得られており、より低コストな断熱
部材が提供可能である。
材内部の真空度は10-3Torrに保ってある。部材は
板材を溶接して作製した。従来の樹脂系断熱材を使用し
た断熱部材の熱伝導度は0.015W・m-1℃-1であ
る。オーステナイト系ステンレス鋼であるSUS304
を外板に使用した場合、部材厚みに対する外板板厚が1
/25以下、フェライト系ステンレス鋼であるSUS4
30の場合では1/30以下であれば、従来の断熱材よ
りも断熱性に優れていることがわかる。表中でNo. 14
〜16の素材欄に「複合」とあるのは、側面のみSUS
304鋼を使用し、他はSUS430を使用した態様で
ある。その際、両板材の板厚は同じにした。このよう
に、側面のみオーステナイト系ステンレス鋼にした真空
断熱部材でも、すべてオーステナイト系で製造したもの
と同程度の断熱性が得られており、より低コストな断熱
部材が提供可能である。
【0017】
【発明の効果】ステンレス鋼と紙製ハニカムを使用し、
ステンレス鋼の板厚を限定することで、本発明の断熱部
材は、従来の樹脂系材料を用いた断熱部材に比べて断熱
性に優れるので、家庭用や業務用の冷蔵庫または冷凍庫
の断熱部材として使用すればエネルギー節約に貢献でき
る。また、ステンレス鋼以外には可燃性である紙製ハニ
カムしか基本的に使用していないので、本発明の断熱部
材は分別する必要なく単にステンレス鋼スクラップとし
てそのまま加熱溶解すれば紙製ハニカムは燃焼除去され
るので、非常に容易にリサイクルが可能である。したが
って、本発明は資源とエネルギーを節約するうえで工業
的価値の極めて高い発明であるといえる。
ステンレス鋼の板厚を限定することで、本発明の断熱部
材は、従来の樹脂系材料を用いた断熱部材に比べて断熱
性に優れるので、家庭用や業務用の冷蔵庫または冷凍庫
の断熱部材として使用すればエネルギー節約に貢献でき
る。また、ステンレス鋼以外には可燃性である紙製ハニ
カムしか基本的に使用していないので、本発明の断熱部
材は分別する必要なく単にステンレス鋼スクラップとし
てそのまま加熱溶解すれば紙製ハニカムは燃焼除去され
るので、非常に容易にリサイクルが可能である。したが
って、本発明は資源とエネルギーを節約するうえで工業
的価値の極めて高い発明であるといえる。
【図1】図1は、本発明の一実施態様による断熱部材を
一部分解して示す斜視図である。
一部分解して示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の他の実施態様による断熱部材
を一部分解して示す斜視図である。
を一部分解して示す斜視図である。
【図3】図3は、本発明の断熱部材における伝熱の形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】図4は、熱伝導度測定装置の断面図である。
1…紙製ハニカム構造体 2…ステンレス鋼板 3…オーステナイト系ステンレス鋼板 4…フェライト系ステンレス鋼板 5…断熱部材内部を伝わる熱 6…断熱部材外板を伝わる熱 7…試験体 8…断熱箱 9…冷凍機 10…熱電対 11…熱流センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 ステンレス鋼板で密閉した内部に紙製ハ
ニカム構造体を配し、かつ、内部を大気圧未満の気圧に
保持した断熱部材であって、ステンレス鋼板として、断
熱部材の全厚の1/25以下の板厚であるオーステナイ
ト系ステンレス鋼板および断熱部材の全厚の1/30以
下の板厚であるフェライト系ステンレス鋼板の一方また
は両方を用いたことを特徴とする断熱部材。 - 【請求項2】 断熱部材の厚み方向に対して、平行な面
に断熱部材の全厚の1/25以下の板厚であるオーステ
ナイト系ステンレス鋼板を、垂直な面に断熱部材の全厚
の1/30以下の板厚であるフェライト系ステンレス鋼
板を使用してなることを特徴とする請求項1に記載の断
熱部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9331933A JPH11156975A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | リサイクル性に優れた断熱部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9331933A JPH11156975A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | リサイクル性に優れた断熱部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11156975A true JPH11156975A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18249273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9331933A Withdrawn JPH11156975A (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | リサイクル性に優れた断熱部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11156975A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003000067A1 (en) * | 2001-06-25 | 2003-01-03 | Cfs Weert B.V. | Cooling machine for lollipops |
| CN104015424A (zh) * | 2014-05-29 | 2014-09-03 | 许保康 | 一种手术室双面无菌彩钢板 |
| CN111536369A (zh) * | 2020-04-26 | 2020-08-14 | 西安海宏包装有限责任公司 | 一种蜂窝结构真空保温箱及其加工工艺 |
| JP2023004234A (ja) * | 2021-06-25 | 2023-01-17 | 株式会社Trine | ボートデッキ |
-
1997
- 1997-12-02 JP JP9331933A patent/JPH11156975A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003000067A1 (en) * | 2001-06-25 | 2003-01-03 | Cfs Weert B.V. | Cooling machine for lollipops |
| NL1018380C2 (nl) * | 2001-06-25 | 2003-01-07 | Cfs Weert Bv | Koelmachine voor lolly's. |
| CN104015424A (zh) * | 2014-05-29 | 2014-09-03 | 许保康 | 一种手术室双面无菌彩钢板 |
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| CN111536369B (zh) * | 2020-04-26 | 2022-06-03 | 西安海宏包装有限责任公司 | 一种蜂窝结构真空保温箱及其加工工艺 |
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