JPH11179146A - 排ガスの処理システム - Google Patents

排ガスの処理システム

Info

Publication number
JPH11179146A
JPH11179146A JP9364637A JP36463797A JPH11179146A JP H11179146 A JPH11179146 A JP H11179146A JP 9364637 A JP9364637 A JP 9364637A JP 36463797 A JP36463797 A JP 36463797A JP H11179146 A JPH11179146 A JP H11179146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
gas
flue gas
desulfurization device
desulfurization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9364637A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Isobe
博司 磯部
Yokichi Shoji
要吉 東海林
Atsushi Watabe
篤 渡部
Hiroshi Goga
洋 伍賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Corp
Original Assignee
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Chiyoda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd, Chiyoda Corp filed Critical Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Priority to JP9364637A priority Critical patent/JPH11179146A/ja
Publication of JPH11179146A publication Critical patent/JPH11179146A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/30Technologies for a more efficient combustion or heat usage

Landscapes

  • Chimneys And Flues (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備費や消費動力の増加を招くこと無く、煙
突出口における騒音を所定値以下に低減化させることが
できるとともに、さらに脱硫ファンのファン材として安
価な炭素鋼系の金属材料やFRP等の有機材料を使用す
ることが可能になって経済性に優れる排ガスの処理シス
テムを得る。 【解決手段】 排ガスの排気ダクト21に沿って、順次
排ガスから熱を回収する熱交換器23と、この熱交換器
で降温された排ガス中の媒塵を除去する電気集塵器24
と、排ガスをアルカリ成分を含む吸収液と気液接触させ
ることにより当該排ガスに含まれる硫黄酸化物を吸収し
て除去する排煙脱硫装置26と、この排煙脱硫装置によ
って無害化処理された排ガスを再加熱する再加熱用熱交
換器28とが配設され、かつ電気集塵器24と排煙脱硫
装置26との間に、排ガスを排煙脱硫装置に導入させる
ための脱硫ファン27が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電所のボイ
ラ等から排出される排ガスから、硫黄酸化物および媒塵
を除去して無害化させるための排ガスの処理システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力発電所のボイラ等から発生する多量
の排ガスを無害化する排ガスの処理システムの一種とし
て、先ずボイラ等から排出されて空気予熱器を経た排ガ
スを、電気集塵器において当該排ガス中に含まれる媒塵
を捕集し、次いでこの排ガスを熱交換器に送ってその熱
を回収した後に排煙脱硫装置に送り、ここで排ガスと石
灰石(CaCO3 )を溶解または懸濁した水溶液からな
る吸収液とを気液接触させて、当該排ガス中に含まれる
亜硫酸ガス(SO2 )を、吸収液中に吸収して除去する
ことにより無害化させ、さらにこの排ガスを再加熱用の
熱交換器において上記熱交換器で回収した熱を利用して
白煙防止のために再加熱した後に、煙突から大気に放出
するものが広く知られている。
【0003】ところで、このような排ガスの処理システ
ムにおいては、ボイラから予熱器を経て煙突に至る排ガ
スの流路中に、送気されてくる排ガスを、所要の圧力損
失を賄って処理システムを通過させるための脱硫ファン
を介装する必要がある。一方、上記排ガスの処理システ
ムにおいては、これまで排ガスの熱を回収する熱交換器
と大気放出前に再加熱する熱交換器として、ユングスト
ローム式の一体型の熱交換器が一般に使用されていた。
このユングストローム熱交換器は、いわゆる回転式の熱
交換器であり、蓄熱体を内蔵したロータを、排気される
低温側の排ガスおよびボイラ出口側からの高温側の排ガ
スの両方の流路に跨がって回転させることによって、高
温の排ガス流路において回収した熱を、低温側の排ガス
流路において放熱することにより熱交換を行なうもので
ある。
【0004】そして、上記ユングストローム熱交換器に
おいては、ロータを回転させるために必然的に存在する
隙間を通じて、脱硫処理されていない高温の排ガスが、
煙突から放出される処理後の低温の排ガス側に漏れてそ
のまま大気に放出されてしまう虞がある。このため、通
常上記脱硫ファンを熱回収用の熱交換器の出口側に配設
し、高温側の排ガス流路を負圧に保持することにより、
処理前の高温の排ガスが処理後の低温の排ガス側に流れ
ないようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに脱硫ファンを熱交換器のすぐ後段に配設すると、当
該脱硫ファンを流れる排ガスは未だ脱硫処理が行なわれ
ていないために、排ガス中に含まれるSO3 によってフ
ァンが腐食を受けてしまうという問題点があった。この
ために、ファン材としてインコネルやハステロイ等の高
価な耐腐食性を有する合金を用いる必要があり、設備費
用の高騰化を招来するという問題点があった。
【0006】かかる観点から、近年では上記熱交換器と
して、熱回収用の熱交換器と再加熱用熱交換器とを別体
とし、これらの間に熱媒体の循環ラインを配管したノン
リーク型の熱交換器が多用されている。このノンリーク
型の熱交換器によれば、高温側の排ガスと低温側の排ガ
スとの間に漏れを生じることが無いために、敢えて上記
脱硫ファンを腐食性の雰囲気下に晒される熱回収用の熱
交換器の直後に配設する必要が無い。図4は、従来のこ
の種のノンリーク型の熱交換器が配設された排ガスの処
理システムを示すもので、この排ガスの処理システムに
おいては、ボイラ1からの排ガスダクト2に沿って、順
次エアヒータ3、電気集塵器4、排ガス吸引ファン5、
熱回収用のガスガスヒータ6、排煙脱硫装置7および再
加熱用のガスガスヒータ8が配設され、このガスガスヒ
ータ8の出口側に、排ガスを排煙脱硫装置7に導入させ
る際に生じる圧力損失をまかなうための脱硫ファン9が
配設されている。そして、この脱硫ファン9の吐出側が
煙突10に導かれている。なお、図中符号11は、ガス
ガスヒータ6、8間に熱媒体を循環供給するための、循
環ラインである。また、通常この種の処理システムにお
いて、排ガス吸引ファン5から煙突10に向けて、処理
システムのバイパスダクト12が配管されている。
【0007】上記構成からなる従来の排ガスの処理シス
テムにおいては、先ずボイラ1から排出されて排ガス
は、図示されない脱硝設備を経た後にエアヒータ3に導
かれ、ボイラ1の燃焼用空気の予備加熱に使用されたの
ちに、吸引ファン5の吸引力によって電気集塵器4に送
られ、同伴した媒塵が捕集・除去される。次いで、電気
集塵器4を出た排ガスは、一旦ガスガスヒータ6に送ら
れてその熱を回収されたうえで上記脱硫ファン9の吸引
によって排煙脱硫装置7に導入される。そして、この排
煙脱硫装置7において石灰石を溶解または懸濁した水溶
液からなる吸収液と気液接触され、当該排ガス中に含ま
れる亜硫酸ガス等が吸収液中に吸収されて除去されると
ともに、電気集塵器4において捕集されずに同伴した媒
塵についても、上記吸収液中に捕集されて除去される。
このようにして、無害化処理された排ガスは、再加熱用
のガスガスヒータ8において、循環ライン11から供給
される熱媒体によって白煙防止のために再加熱された後
に、上記脱硫ファン9を経て煙突10から大気に放出さ
れる。
【0008】このような従来の排ガスの処理システムに
おいては、脱硫ファン9を排煙脱硫装置7および再加熱
用のガスガスヒータ8の下流側に配設しているので、当
該脱硫ファン9には排煙脱硫装置7において、SO3
亜硫酸ガス等が除去されて無害化され、さらにガスガス
ヒータ8において湿度が低減化された腐食性の無い排ガ
スが吸引されることになる。
【0009】ところが、上記従来の排ガスの処理システ
ムにあっては、脱硫ファン9が数千kWといった大型で
あるうえに、煙突10のすぐ前段に配設されているため
に、この脱硫ファン9において発生する騒音が、減衰さ
れずにそのまま排ガスの放出と共に煙突10から周囲に
伝わってしまうという問題点が生じる。そこで、これに
対処するために、上記脱硫ファン9の吐出側等に、別途
大型のサイレンサーを増設する必要があり、この結果高
価なサイレンサーの増設に加えて、さらにこのサイレン
サーが新たな圧力損失源となるために脱硫ファン9自体
もより大型にする必要が生じてしまい、よってシステム
全体としての設備費用および消費動力の増加を招いてし
まうという問題点があった。
【0010】本発明は、上記従来の排ガスの処理システ
ムが有する課題を有効に解決すべくなされたもので、設
備費や消費動力の増加を招くこと無く、煙突出口におけ
る騒音を所定値以下に低減化させることができるととも
に、さらに脱硫ファンのファン材として安価な炭素鋼系
の金属材料やFRP等の有機材料を使用することが可能
になって経済性に優れる排ガスの処理システムを提供す
ることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る排ガスの処理システムは、排ガスの排気ダクトに
沿って、順次排ガスから熱を回収する熱交換器と、この
熱交換器で降温された排ガス中の媒塵を除去する電気集
塵器と、排ガスをアルカリ成分を含む吸収液と気液接触
させることにより当該排ガスに含まれる硫黄酸化物を吸
収して除去する排煙脱硫装置と、この排煙脱硫装置によ
って無害化処理された排ガスを再加熱する再加熱用熱交
換器とが配設され、かつ上記電気集塵器と上記排煙脱硫
装置との間に、排ガスを排煙脱硫装置に導入させるため
の脱硫ファンが設けられてなることを特徴とするもので
ある。なお、上記脱硫ファンとは、送気されてくる排ガ
スを、所要の圧力損失を賄って排煙脱硫装置に導入させ
るためのものである限りにおいて、従来排ガス吸引ファ
ンと別体に設けられた脱硫ファンの他、当該吸引ファン
と一体化された脱硫ファンも含むものである。ここで、
請求項2に記載の発明は、上記熱交換器および再加熱用
熱交換器が、両熱交換器間に熱媒体の循環ラインが配管
されて別体に配設されたノンリーク型の熱交換器である
ことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の排煙脱硫装置が、硫黄酸化物を中和し
て硫酸塩として除去するアルカリ成分を含む吸収液と、
排ガスとを気液接触させる湿式排煙脱硫装置であること
を特徴とするものであり、請求項4に記載の発明は、上
記排煙脱硫装置が、硫黄酸化物を中和して硫酸塩として
除去するアルカリ成分を含む吸収液中に、排ガスを分散
させて気液接触させるガス分散方式の排煙脱硫装置であ
ることを特徴とするものである。さらに、請求項5に記
載の発明は、上記排煙脱硫装置が、排ガスを多数本のス
パージャーパイプを介して上記吸収液中に噴射させると
ともに、当該吸収液内に上記酸化手段が導入されたジェ
ットバブリング方式の排煙脱硫装置であることを特徴と
するものである。
【0013】排煙脱硫装置の前段に配設された電気集塵
器の除塵性能は、媒塵の電気抵抗に依存し、さらに媒塵
の電気抵抗は排ガスの相対湿度に依存するために、当該
電気集塵器入口における排ガス温度を低下させると、電
気集塵器の除塵性能を向上させることができる。そし
て、請求項1〜5のいずれかに記載の排ガスの処理シス
テムにおいては、先ず電気集塵器の上流側に、排ガスか
ら熱を回収する熱交換器を配設しているので、当該電気
集塵器において排ガス中から高い効率で媒塵が捕集され
て除去される。この際に、排ガス中のSO3 も、媒塵に
吸着した状態で当該媒塵とともに排ガス中から除去され
る。
【0014】したがって、上記電気集塵器の出口側に脱
硫ファンを配設しても、従来のもののように当該脱硫フ
ァンが腐食や摩耗を受けるといった虞が無い。この結
果、ファンの素材として安価な炭素鋼系の金属材料を使
用することができ、さらには媒塵が少なく、かつ温度も
低いことからFRP等の有機材料を使用することが可能
になる。また、上述したように脱硫ファンから吐出され
た排ガスには騒音が伴うが、後段の排煙脱硫装置におい
てアルカリ成分を含む吸収液と気液接触される際に、同
時に音響的な減衰効果が得られ、これによって上記脱硫
ファンにおいて発生した騒音が大幅に減衰される。この
結果、脱硫ファンの出口側に別途サイレンサー等の騒音
減衰装置を配設することなく、煙突から放出される排ガ
スの騒音を所定値以下に低減化させることができる。
【0015】ここで、上記排煙脱硫装置とは、請求項3
に記載の発明のように、硫黄酸化物を中和して硫酸塩と
して除去するアルカリ成分を含む吸収液と排ガスとを気
液接触させる湿式排煙脱硫装置である。本発明は、排ガ
ス中に吸収液を分散させて気液接触させるスプレー方式
のものや、排ガスを吸収液中に分散させて気液接触させ
るガス分散方式のものなど、各種の湿式排煙脱硫装置に
適用可能であるが、ガス分散方式の排煙脱硫装置におい
ては、スプレー方式のものと比較してより大きな減音効
果、すなわち騒音の減衰効果を得ることができる。した
がって、本発明は、請求項4に記載の発明のように、ガ
ス分散方式の排煙脱硫装置に適用した場合に、より一層
顕著な作用効果が得られる。
【0016】特に、ガス分散方式の排煙脱硫装置とし
て、請求項5に記載の発明のように、ジェットバブリン
グ方式の排煙脱硫装置を用いた場合には、騒音を伴う排
ガスが多数本のスパージャーパイプに分散される際に、
第1段目の騒音減衰効果が得られ、さらに上述した液相
連続のジェットバブリング層において、第2段目の減音
効果が得られるために、上記排ガスに伴った騒音を大幅
に減衰させることができ、最も好適である。
【0017】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
排ガスの処理システムの一実施形態を示すものである。
図1に示すように、この排ガスの処理システムにおいて
は、ボイラ20から延出する排ガスダクト21に沿っ
て、順次エアヒータ22、熱回収用のガスガスヒータ
(熱交換器)23、電気集塵器24、排ガス吸引ファン
25、脱硫ファン27および排煙脱硫装置26が配設さ
れている。ここで、脱硫ファン27は、炭素鋼系の金属
材料やFRP等の有機材料を素材とするファンが組込ま
れている。そして、上記排煙脱硫装置26の下流側に、
再加熱用のガスガスヒータ(熱交換器)28が配設さ
れ、当該ガスガスヒータ28からの排ガスダクト21が
煙突29に導かれている。そして、ガスガスヒータ2
3、28間に、熱媒体を循環供給するための、循環ライ
ン30が配管されている。また、排ガス吸引ファン25
から煙突29に向けて、処理システムのバイパスライン
12が設けられている。
【0018】上記排煙脱硫装置26は、図2に示すよう
に、水平断面が円形状または方形状のもので、上部空間
内に、上下方向に間隔をおいて上部デッキ31と下部デ
ッキ32が配設されている。これら上下部デッキ31、
32は、内部空間を気密に画成する隔壁として設けられ
ており、下部デッキ32の下側空間が貯留槽34、上部
デッキ31と下部デッキ32間の空間が入口プレナム3
5、上部デッキ31の上側空間が出口プレナム36とな
っている。貯留槽34の内部には、石灰石スラリーから
なる吸収液Kが所定レベルで貯留されている。また、入
口プレナム35には、排ガスを導入する入口ダクト37
が接続され、他方出口プレナム36には、処理済の排ガ
スを外部に導出する出口ダクト38が接続されている。
そして、入口ダクトに、冷却管33が導入されるととも
に、出口ダクト38にミストエリミネータ39が設けら
れている。
【0019】他方、上記下部デッキ32には、多数の開
口が分散的に穿設されており、各開口には、下部デッキ
32の下面に垂下されたスパージャーパイプ40の上端
が接続されている。このスパージャーパイプ40は、下
端が貯留槽34内の吸収液K中に垂下されており、各々
の下端外周に水平方向に向けて排ガス噴出孔40aが穿
設されている。この排ガス噴出孔40aは、吸収液Kの
液面下の所定深さに開口しており、吸収液Kの液面下に
おいて排ガスを水平方向に噴出するようになっている。
【0020】また、下部デッキ32と上部デッキ31間
には、貯留槽34の吸収液面上の上部空間を出口プレナ
ム36側に連通させるガスライザー41が、入口プレナ
ム35を貫通する形で設けられている。さらに、貯留槽
34の底部には、酸化用空気を噴出させる酸化用空気の
供給管42と、吸収液Kを攪拌するための攪拌機43が
設けられ、上記供給管42の基端側は、酸化用空気を圧
送するためのブロア44に接続されている。また、貯留
槽34にはスラリーポンプ45が接続されている。ま
た、この排煙脱硫装置26には、石灰石スラリー(中和
剤スラリー)を貯留槽34内に補給するための供給管4
6が接続されている。この供給管46の基端側は、石灰
石スラリーの圧送源であるポンプ(図示略)に接続され
ている。さらに、この排煙脱硫装置26には、スラリー
ポンプ45によって抜出された吸収液K中から生成され
た石膏(硫酸塩)を除去した後の母液を、再び貯留槽3
4内に戻す補給管、および当該吸収液Kを循環させる循
環供給ラインが設けられている。
【0021】なお、本発明においては、上述した排煙脱
硫装置26の他、各種形式のものが適用可能である。例
えば図3は、図2に示したものと同様のジェットバブリ
ング方式であって、構成が異なる他の排煙脱硫装置2
6’を示すものである。この排煙脱硫装置26’は、一
のデッキ32’によって、その下側空間が貯留槽34と
入口プレナム35とに画成されており、貯留槽34の内
部に、石灰石スラリーからなる吸収液Kが所定レベルで
貯留されている。また、入口プレナム35には、排ガス
を導入する入口ダクト37が接続され、他方貯留槽34
の吸収液面上の上部空間に、処理済の排ガスを外部に導
出する出口ダクト38が接続されている。そして、入口
ダクトに、冷却管33が導入されるとともに、出口ダク
ト38にミストエリミネータ39が設けられている。
【0022】そして、上記デッキ32’に、スパージャ
ーパイプ40が垂設され、このスパージャーパイプ40
の下端が、貯留槽34内の吸収液K中に垂下されてい
る。この結果、入口プレナム35からスパージャーパイ
プ40に導入された排ガスは、吸収液Kの液面下におい
て排ガス噴出孔40aから水平方向に噴出され、吸収液
Kと気液接触した後に、その上部空間からミストエリミ
ネータ39を介して出口ダクト38に排出されるように
なっている。
【0023】次に、以上の構成からなる排ガスの処理シ
ステムの作用について説明する。先ず、ボイラ20から
排出された排ガスは、図示されない脱硝設備を経た後に
排ガスダクト21からエアヒータ22に導かれ、ボイラ
20の燃焼用空気の予備加熱に使用されたのちに、ガス
ガスヒータ23によって熱が回収されて95℃程度まで
降温されて電気集塵器24に送られる。そして、この電
気集塵器24において高効率で同伴した媒塵が捕集・除
去されるとともに、排ガス中のSO3 も、媒塵に吸着し
た状態で上述した媒塵とともに排ガス中から除去され
る。このようにして、媒塵とともにSO3 濃度の低下し
た排ガスは、脱硫ファン27によって昇圧されたうえ
で、排煙脱硫装置26、26’に送られる。
【0024】この際に、排ガスは、脱硫ファン27にお
いて生じた騒音を伴って排煙脱硫装置26、26’内に
送り込まれる。そして、この排煙脱硫装置26、26’
において、供給管42を介して吸収液K中に酸素を供給
しつつ、排ガスを入口ダクト37の冷却管33からのス
プレーによって冷却した後に入口プレナム35に圧送す
ると、当該排ガスは各スパージャーパイプ40を経て下
端の噴出孔40aから噴出し、吸収液Kと激しく混合し
て、液相連続のジェットバブリング層を形成する。この
際、攪拌機43を回転させて吸収液Kを攪拌するととも
に、供給管42から供給された酸化用空気を先端部のノ
ズルから吸収液K中に連続的に供給する。これにより、
上記ジェットバブリング層において高効率な気液接触が
行われ、 SO2 +CaCO3 +1/2 O2 +2H2 O→CaSO4
・2H2 O↓+CO2 ↑ で示されるように、排ガス中に含まれる亜硫酸ガス(S
2 )が酸化されるとともに、吸収液K中の石灰石によ
って中和される反応が行われて、上記亜硫酸ガスが吸収
・除去される。
【0025】また、これと並行して、騒音を伴う排ガス
は、先ず多数本のスパージャーパイプ40に分散される
際に、その騒音が減衰され、さらに液相連続のジェット
バブリング層において、接触する吸収液中において同伴
した騒音が低減される。このようにして、排煙脱硫装置
26、26’において、排ガス中に同伴した媒塵が、上
記吸収液K中に高い効率で捕集されて除去されるととも
に、脱硫ファン27から同伴した騒音が低減される。そ
して、脱硫されるとともに除塵されて無害化されるとと
もに音響的に減音された排ガスは、40〜50℃の温度
となり、図2に示したものにおいては、ガスライザー4
1から出口プレナム36を経て出口ダクト38に送ら
れ、また図3に示したものにおいては、直接吸収液Kの
液面上の空間から出口ダクト38に導かれて、いずれも
ミストエリミネータ39においてミスト分が除去された
後に、再加熱用のガスガスヒータ28において、循環ラ
イン30から供給される熱媒体によって白煙防止のため
に90〜100℃まで再加熱された後に、煙突29から
大気に放出される。
【0026】他方、亜硫酸ガス(SO2 )を酸化・中和
することによって吸収液中に生成した石膏(CaSO4
・2H2 O)は、結晶成長して粗大粒子化することによ
り吸収液石膏スラリーとなり、所定の濃度に達した際
に、スラリーポンプ45によって貯留槽34から抜き出
されて、母液と石膏とに分離される。母液は新しい液と
混合され、補充用の吸収液として供給ライン46を通し
て貯留槽34内に供給される。
【0027】このように、上記構成からなる排ガスの処
理システムによれば、電気集塵器24の上流側に、排ガ
スから熱を回収する熱交換器23を配設しているので、
排ガスの温度を下げることにより電気集塵器24におい
て排ガス中から高い効率で媒塵を捕集して除去すること
ができる。この際に、排ガス中のSO3 も、媒塵に吸着
した状態で媒塵とともに排ガス中から除去することがで
きる。したがって、電気集塵器24の出口側に脱硫ファ
ン27を配設しても、脱硫ファン27が腐食や摩耗され
る虞が無く、よってそのファンの素材として安価な炭素
鋼系の金属材料やFRP等の有機材料を使用することが
できる。
【0028】また、脱硫ファン27から吐出された排ガ
スには騒音が伴うが、後段の排煙脱硫装置26、26’
において吸収液と気液接触される際に、同時に音響的な
減衰効果を得ることができ、これによって脱硫ファン2
7において発生した騒音を大幅に減衰させることができ
る。この結果、脱硫ファン27の出口側に別途サイレン
サー等の騒音減衰装置を配設することなく、煙突29か
ら放出される排ガスの騒音を所定値以下に低減化させる
ことができる。特に、排煙脱硫装置26、26’がジェ
ットバブリング方式のものであるために、先ず騒音を伴
う排ガスが多数本のスパージャーパイプ40に分散され
る際に、騒音減衰効果が得られ、さらに上述した液相連
続のジェットバブリング層においても、効果的な減音作
用が得られるために、上記排ガスに伴った騒音を大幅に
減衰させることができる。
【0029】なお、上述したように、本発明は、図2お
よび図3に示したジェットバブリング方式の排煙脱硫装
置26、26’の他、各種形式の湿式排煙脱硫装置に適
用可能である。また、上記実施の形態においては、排ガ
ス吸引ファン25と脱硫ファン27とが別体である場合
についてのみ説明したが、これに限るものではなく、こ
れら吸引ファンと脱硫ファンとが一体化されたものを用
いることもできる。この場合には、一体化された脱硫フ
ァンを、上記電気集塵器と排煙脱硫装置との間に設けれ
ばよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜5のい
ずれかに記載の発明によれば、電気集塵器の上流側に、
排ガスから熱を回収する熱交換器を配設しているので、
当該電気集塵器において排ガス中から高い効率で媒塵を
捕集して除去することができ、同時に排ガス中のSO3
も、媒塵に吸着した状態で当該媒塵とともに排ガス中か
ら除去することができるため、上記電気集塵器の出口側
に脱硫ファンを配設しても、当該脱硫ファンが腐食され
る虞が無く、よってファンの素材として安価な炭素鋼系
の金属材料やFRP等の有機材料を使用することが可能
になる。そして、脱硫ファンから吐出された排ガスを、
後段の排煙脱硫装置においてアルカリ成分を含む吸収液
と気液接触させる際に、同時に減音効果が得られ、これ
によって上記脱硫ファンにおいて発生した騒音が大幅に
減衰されるため、脱硫ファンの出口側に別途サイレンサ
ー等の騒音減衰装置を配設することなく、煙突から放出
される排ガスの騒音を所定値以下に低減化させることが
できる。
【0031】特に、請求項4に記載の発明のように、排
煙脱硫装置が、ガス分散方式の排煙脱硫装置である場合
に、より一層顕著な音響的な減衰効果を得ることがで
き、請求項5に記載の発明のように、ジェットバブリン
グ方式の排煙脱硫装置を用いた場合には、騒音を伴う排
ガスが多数本のスパージャーパイプに分散される際に、
第1段目の騒音減衰効果が得られ、さらに上述した液相
連続のジェットバブリング層において、第2段目の減音
効果が得られるために、上記排ガスに伴った騒音を一層
大幅に減衰させることができるといった効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排ガスの処理システムの一実施形
態を示す概略構成図である。
【図2】図1の排煙脱硫装置を示す縦断面視した構成図
である。
【図3】図1の排煙脱硫装置の他の例を示す断面視した
構成図である。
【図4】従来の排ガスの処理システムを示す概略構成図
である。
【符号の説明】
20 ボイラ 23 ガスガスヒータ(熱交換器) 24 電気集塵器 26、26’ 排煙脱硫装置 27 脱硫ファン 28 再加熱用ガスガスヒータ(再加熱用熱交換器) 40 スパージャーパイプ 42 酸化用空気の供給管(酸化手段) K 吸収液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 篤 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 伍賀 洋 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガスの排気ダクトに沿って、順次排ガ
    スから熱を回収する熱交換器と、この熱交換器で降温さ
    れた排ガス中の媒塵を除去する電気集塵器と、排ガスを
    アルカリ成分を含む吸収液と気液接触させることにより
    当該排ガスに含まれる硫黄酸化物を吸収して除去する排
    煙脱硫装置と、この排煙脱硫装置によって無害化処理さ
    れた排ガスを再加熱する再加熱用熱交換器とが配設さ
    れ、かつ上記電気集塵器と上記排煙脱硫装置との間に、
    排ガスを上記排煙脱硫装置に導入させるための脱硫ファ
    ンが設けられてなることを特徴とする排ガスの処理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記熱交換器および再加熱用熱交換器
    は、両熱交換器間に熱媒体の循環ラインが配管されて別
    体に配設されたノンリーク型の熱交換器であることを特
    徴とする請求項1に記載の排ガスの処理システム。
  3. 【請求項3】 上記排煙脱硫装置は、上記硫黄酸化物を
    中和して硫酸塩として除去するアルカリ成分を含む吸収
    液と、上記排ガスとを気液接触させる湿式排煙脱硫装置
    であることを特徴とする請求項1または2に記載の排ガ
    スの処理システム。
  4. 【請求項4】 上記排煙脱硫装置は、上記硫黄酸化物を
    中和して硫酸塩として除去するアルカリ成分を含む吸収
    液中に、上記排ガスを分散させて気液接触させるガス分
    散方式の排煙脱硫装置であることを特徴とする請求項3
    に記載の排ガスの処理システム。
  5. 【請求項5】 上記排煙脱硫装置は、上記排ガスを多数
    本のスパージャーパイプを介して上記吸収液中に噴射さ
    せるとともに、当該吸収液内に上記酸化手段が導入され
    たジェットバブリング方式の排煙脱硫装置であることを
    特徴とする請求項4に記載の排ガスの処理システム。
JP9364637A 1997-12-18 1997-12-18 排ガスの処理システム Pending JPH11179146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9364637A JPH11179146A (ja) 1997-12-18 1997-12-18 排ガスの処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9364637A JPH11179146A (ja) 1997-12-18 1997-12-18 排ガスの処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11179146A true JPH11179146A (ja) 1999-07-06

Family

ID=18482300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9364637A Pending JPH11179146A (ja) 1997-12-18 1997-12-18 排ガスの処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11179146A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281554A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Tokyo Electric Power Co Inc:The 配合計算装置及びプログラム
CN103301732A (zh) * 2013-06-20 2013-09-18 义马煤业集团煤生化高科技工程有限公司 一种含硫化氢的化工酸性废气回收治理装置及工艺
CN103657267A (zh) * 2012-09-14 2014-03-26 张家港市宏兴环保设备有限公司 一种余热电站烟尘处理系统
CN103968401A (zh) * 2014-04-18 2014-08-06 华北电力大学 低pm2.5排放的除尘-脱硫-余热利用一体化系统
CN105402753A (zh) * 2015-12-23 2016-03-16 无锡华光新动力环保科技股份有限公司 一种去除电厂烟囱白色烟羽的净烟系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281554A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Tokyo Electric Power Co Inc:The 配合計算装置及びプログラム
CN103657267A (zh) * 2012-09-14 2014-03-26 张家港市宏兴环保设备有限公司 一种余热电站烟尘处理系统
CN103301732A (zh) * 2013-06-20 2013-09-18 义马煤业集团煤生化高科技工程有限公司 一种含硫化氢的化工酸性废气回收治理装置及工艺
CN103968401A (zh) * 2014-04-18 2014-08-06 华北电力大学 低pm2.5排放的除尘-脱硫-余热利用一体化系统
CN103968401B (zh) * 2014-04-18 2016-05-18 华北电力大学 低pm2.5排放的除尘-脱硫-余热利用一体化系统
CN105402753A (zh) * 2015-12-23 2016-03-16 无锡华光新动力环保科技股份有限公司 一种去除电厂烟囱白色烟羽的净烟系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3676032B2 (ja) 排煙処理設備及び排煙処理方法
US8894941B2 (en) Air pollution control system and method
CN106215563A (zh) 垃圾焚烧烟气净化处理系统
CN103282101A (zh) 海水排烟脱硫系统及发电系统
CN103505999A (zh) 一种湿法脱硫脱硝的系统和方法
CN108355475A (zh) 一种船舶用单塔双区高效脱硫脱硝装置
CN205760646U (zh) 三废焚烧综合处理系统
CN109647544B (zh) 一种干湿法复合再生回收废旧铜铋催化剂的工艺
CN108114591B (zh) 一种低温烟气处理方法
CN107511075B (zh) 一种喷淋塔同时脱除船舶尾气NOx和SO2的方法
CN110013750A (zh) 基于氧化法和凝并吸收脱除NOx、SOx、Hg的装置及方法
CN105964144A (zh) 三废焚烧综合处理系统及方法
JP6740185B2 (ja) 加圧流動炉システムにおける排ガス脱硫方法及び加圧流動炉システム
JP5144967B2 (ja) 排ガス処理システム
JPH11179146A (ja) 排ガスの処理システム
JPH07155537A (ja) 高性能排ガス処理方法及び装置
JP2003161427A (ja) 排ガスの白煙防止および除塵設備
CN104445569A (zh) 用于海水泡沫控制的方法和系统
JP2002224532A (ja) 排ガスの処理方法および処理システム
CN104075335A (zh) 一种利用耦合技术实现锅炉烟气达标排放的工艺及其装置
JPH09103641A (ja) 排煙脱硫装置及びボイラ設備
JPH07275652A (ja) 一体型排煙浄化装置
JPWO1997009110A1 (ja) 排ガス処理方法および装置
JPH11141855A (ja) 排ガスの処理システム
CN210009815U (zh) 基于氧化法和凝并吸收脱除NOx、SOx、Hg的装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060307