JPH11180732A - プラズマディスプレーパネル用誘電体形成材料 - Google Patents

プラズマディスプレーパネル用誘電体形成材料

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JPH11180732A
JPH11180732A JP9364464A JP36446497A JPH11180732A JP H11180732 A JPH11180732 A JP H11180732A JP 9364464 A JP9364464 A JP 9364464A JP 36446497 A JP36446497 A JP 36446497A JP H11180732 A JPH11180732 A JP H11180732A
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JP
Japan
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weight
meth
thermoplastic resin
display panel
plasma display
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JP9364464A
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English (en)
Inventor
Tomoko Tsujikawa
智子 辻川
Hiroyuki Oshita
浩之 大下
Hiromitsu Watanabe
広光 渡辺
Masahiko Ouchi
雅彦 應治
Kazuo Hatano
和夫 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOEISHA KAGAKU KK
Nisshin Kasei KK
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
KYOEISHA KAGAKU KK
Nisshin Kasei KK
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐電圧が高く、しかも透明性に優れた誘電体
層を形成することが可能なプラズマディスプレーパネル
用誘電体形成材料を提供する。 【解決手段】 重量百分率でガラス粉末60〜80%、
セラミック粉末0〜10%、熱可塑性樹脂5〜30%、
可塑剤0〜15%を含み、前記熱可塑性樹脂は、炭素数
1〜10の直及び/又は側鎖を有するアルキル基を含有
する(メタ)アクリル酸エステル単量体(a)70〜9
9.9重量%と、炭素数2〜4のアルキレン基に水酸基
を含有する(メタ)アクリル酸エステル単量体(b)
0.1〜30重量%から構成され、重量平均分子量が1
0,000〜500,000のものを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレー
パネル用誘電体形成材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレーパネルの前面ガラ
ス板には、プラズマ放電用の電極が形成され、その上に
放電維持のための誘電体層が形成される。この誘電体層
には、高い耐電圧を有すること及び透明性に優れている
ことが要求される。
【0003】従来、このような誘電体層は、ガラス粉末
をペースト化した誘電体形成材料をスクリーン印刷し、
焼成することによって形成されている。
【0004】ところが上記した方法では、印刷後にスク
リーンメッシュの跡が残って平滑な表面が得難い、膜厚
が安定しない、泡が多数残存する等の欠点があり、高い
耐電圧が得られなかったり、十分な透明性を確保するこ
とが難しいといった問題を抱えている。また誘電体層と
して十分な膜厚(約30〜40μm)を得るためには印
刷を3〜5回程度繰り返さなければならず、印刷の度に
行う乾燥工程での溶剤の揮発が作業環境の汚染を招き易
い。
【0005】そこで、ガラス粉末とポリメチルメタクリ
レート、ポリブチルメタクリレートなどのアクリル酸エ
ステル系樹脂、エチルセルロース、ニトロセルロースな
どのセルロース系樹脂等の熱可塑性樹脂を含むスラリー
をグリーンシート化し、これを電極が形成された前面ガ
ラス基板に貼り付けて焼成することにより誘電体層を形
成する方法が特開平9−102273号に開示されてい
る。この方法は作業性に優れ、作業環境の汚染を招き難
い。しかもシート成形に使用されるスラリーが、スクリ
ーン印刷で使用されるペーストに比べてかなり低粘度で
あるため、成形時における泡の巻き込みが少なく、表面
が平滑で均一な膜厚を有するガラス膜を得ることが可能
であり、耐電圧の高い誘電体層を形成できるというメリ
ットがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】誘電体層の形成に用い
られるグリーンシートには、ハンドリング性、即ち適
度なシート強度と伸びを有すること、タック性、即ち
電極が形成されたガラス板上に100〜120℃で空気
層を介在させることなく熱圧着できること、ガラスの
軟化点付近の温度(500〜600℃程度)での焼成で
透明なガラス膜が形成できること、等が求められる。
【0007】しかしながら、現在提供されている誘電体
層形成用グリーンシートは、上記の条件は満足する
ものの、に関しては不十分であり、焼成後のガラス膜
中に多くの気泡が残り、またその径が大きく、透明性に
優れたガラス膜を形成することが困難である。
【0008】本発明の目的は、耐電圧が高く、しかも透
明性に優れた誘電体層を形成することが可能なプラズマ
ディスプレーパネル用誘電体形成材料を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は詳細な検討
を行った結果、特定の熱可塑性樹脂を用いてグリーンシ
ートを作製することにより、透明性に優れたガラス膜が
得られることを見いだし、本発明として提案するもので
ある。
【0010】即ち、本発明のプラズマディスプレーパネ
ル用誘電体形成材料は、重量百分率でガラス粉末60〜
80%、セラミック粉末0〜10%、熱可塑性樹脂5〜
30%、可塑剤0〜15%を含み、熱可塑性樹脂が、
【0011】
【化3】
【0012】で表される直及び/又は側鎖を有するアル
キル基を含有する(メタ)アクリル酸エステル単量体
(a)、及び
【0013】
【化4】
【0014】で表される水酸基を含有する(メタ)アク
リル酸エステル単量体(b)から構成されることを特徴
とする。
【0015】
【作用】ガラス粉末は、高い耐電圧を有する誘電体層を
形成するための基本材料であり、その混合割合は、60
〜80重量%、好ましくは65〜77重量%である。ガ
ラス粉末が60重量%より少なくなると樹脂や可塑剤が
相対的に多くなるため、焼成時に発泡が生じ易くなる。
このため高い耐電圧を有し、透明性に優れた誘電体層が
得難くなる。一方、80重量%より多くなると、樹脂や
可塑剤が相対的に少なくなるため、グリーンシートとし
ての強度が弱くなり、作業性が悪くなる。
【0016】ガラス粉末としては、重量百分率でPbO
50〜75%(好ましくは55〜70%)、B23
2〜30%(好ましくは5〜25%)、SiO2
〜35%(好ましくは3〜31%)、ZnO 0〜20
%(好ましくは0〜10%)の組成を有するガラスや、
重量百分率でPbO 30〜55%(好ましくは40〜
50%)、B23 10〜40%(好ましくは15〜
35%)、SiO21〜15%(好ましくは2〜10
%)、ZnO 0〜30%(好ましくは10〜30
%)、BaO+CaO+Bi23 0〜30%(好ま
しくは3〜20%)の組成を有するガラスや、重量百分
率でZnO 25〜45%(好ましくは30〜40
%)、Bi23 15〜35%(好ましくは20〜3
0%)、B2310〜30%(好ましくは17〜25
%)、SiO2 0.5〜8%(好ましくは3〜7
%)、CaO+SrO+BaO 8〜24%(好ましく
は10〜20%)の組成を有するガラスが、500〜6
00℃の焼成で良好な流動性を示し、また絶縁特性に優
れるとともに安定であるために好適である。
【0017】セラミック粉末は、誘電体形成材料の流動
性、焼結性或いは熱膨張係数を調整するために添加する
成分であり、必要に応じて10重量%まで、好ましくは
5重量%まで添加可能である。セラミック粉末として
は、アルミナ粉末、ジルコニア粉末、シリカ粉末等が使
用可能であり、これらを単独或いは混合して使用する。
しかしながらセラミック粉末が10重量%より多くなる
と焼結が不十分となり、高い耐電圧を有する誘電体層が
得難くなる。また透明性が低下する。なおセラミック粉
末は、50%粒子径D50が2.0μm以下、最大粒子径
MAX が15μm以下の粒度分布を有するものを使用す
ることが望ましい。
【0018】熱可塑性樹脂は、グリーンシートに必要な
ハンドリング性やタック性を付与するための材料であ
り、その混合割合は5〜30重量%、好ましくは10〜
25重量%である。熱可塑性樹脂が5重量%より少なく
なると上記の効果が得られなくなり、30重量%より多
くなるとシートの焼成時に発泡が生じ易くなる。
【0019】熱可塑性樹脂は、直及び/又は側鎖を有す
るアルキル基を含有する(メタ)アクリル酸エステル単
量体(a)と、水酸基を含有する(メタ)アクリル酸エ
ステル単量体(b)から構成される。特に炭素数1〜1
0の直及び/又は側鎖を有するアルキル基を含有する
(メタ)アクリル酸エステル単量体(a)70〜99.
9重量%と、炭素数2〜4のアルキレン基に水酸基を含
有する(メタ)アクリル酸エステル単量体(b)0.1
〜30重量%から構成され、重量平均分子量が10,0
00〜500,000の特徴を有するものを使用するこ
とが好ましい。
【0020】熱可塑性樹脂の主要成分である単量体
(a)は、
【0021】
【化5】
【0022】で示される(メタ)アクリル酸エステル単
量体である。例えば、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アク
リレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−
ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メ
タ)アクリレート、iso−アミル(メタ)アクリレー
ト、n−アミル(メタ)アクリレート、n−オクチル
(メタ)アクリレート、iso−オクチル(メタ)アク
リレート、2−エチルへキシル(メタ)アクリレート、
n−ノニル(メタ)アクリレート、iso−ノニル(メ
タ)アクリレート、iso−デシル(メタ)アクリレー
ト、などがある。これらのうち、好ましい単量体(a)
は、エチルメタアクリレート、n−ブチルメタアクリレ
ート、n−ブチルアクリレート、iso−ブチルメタア
クリレート、tert−ブチルメタアクリレート、2−
エチルへキシルアクリレートであり、単量体(a)の使
用量は70〜99.9重量%、好ましくは80〜95重
量%である。また、これらの単量体(a)は、単独また
は2種類以上混合して用いることが可能である。
【0023】単量体(a)と共に用いられる単量体
(b)は、
【0024】
【化6】
【0025】で示される水酸基を含有する(メタ)アク
リル酸エステル単量体である。例えば2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート、1,4−ブタンジオールモノアクリレー
ト等がある。これらのうち、好ましい単量体は、2−ヒ
ドロキシエチルメタアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、1,4−ブタンジオールモノアクリレ
ートであり、単量体(b)の使用量は、0.1〜30重
量%、好ましくは、5〜20重量%である。また、これ
らの単量体(b)は、単独または2種類以上混合して用
いることが可能である。
【0026】これらの樹脂は焼成時に解重合を起こし、
単量体に分解される。このときの生成ガス量が酸化分解
の場合に比べて少ないために気泡が残存しにくく、透明
なガラス膜を得ることができる。上記樹脂の中でも特に
n−ブチルアクリレート、iso−ブチルメタアクリレ
ート、及び2−ヒドロキシエチルメタアクリレートから
構成される熱可塑性樹脂や、2−エチルへキシルアクリ
レート、iso−ブチルメタアクリレート、及び2−ヒ
ドロキシエチルアクリレートから構成される熱可塑性樹
脂を使用することが好ましい。
【0027】次に上記した熱可塑性樹脂を製造する方法
を説明する。
【0028】熱可塑性樹脂の重合方法は特に制限される
ものではなく、公知の方法を採用できるが、ポリマーの
製造は溶液重合が好ましい。
【0029】溶液重合は、重合系内に所定の有機溶媒、
単量体、及び重合開始剤を仕込み、窒素雰囲気下、また
は有機溶媒還流下で攪拌しながら数時間加熱反応させる
ことにより行われる。重合用有機溶剤には、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘキサ
ン、シクロヘキサン等の脂肪系もしくは脂環族炭化水素
類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類などを挙げることができ、これらの溶媒は単独
または2種類以上混合して用いることができる。重合開
始剤には、ベンゾイルパーオキサイド、ラウリルパーオ
キサイド等の有機過酸化物または、2,2’−アゾビス
−i−ブチロニトリル等のアゾ化合物などをそれぞれ単
独または組み合わせて使用することが可能である。重合
開始剤の使用量は単量体の合計100部あたり、一般に
約0.01〜5重量部、好ましくは0.02〜2重量部
の範囲内である。重合温度は、60〜150℃の範囲が
好ましい。得られたアクリル系熱可塑性樹脂は、重量平
均分子量が10,000〜500,000であるのが好
ましい。なお重量平均分子量は、GPC法により測定さ
れた値をいう。
【0030】可塑剤は、グリーンシートに必要なハンド
リング性やタック性を付与する成分であり、その混合割
合は0〜15重量%、好ましくは0.1〜10重量%で
ある。可塑剤としてはブチルベンジルフタレート、ジオ
クチルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ジカプ
リルフタレート、ジブチルフタレートが使用可能であ
り、これらを単独あるいは混合して使用する。しかしな
がら可塑剤が15重量%より多くなるとシートの強度が
低下するとともに、表面がベタつき過ぎて作業性が低下
する。
【0031】以上の構成を有する本発明の材料は、ガラ
スの軟化点より10℃高い温度で焼成してガラス膜とし
たときに、積分球を用いて測定された波長620nmに
おける透過率が膜厚30μmで85%以上と高く、表面
粗さRaが0.2μm以下と小さくなる。このため十分
な透明性を有し、高い耐電圧を有する誘電体層を形成す
ることができる。
【0032】次に、本発明のプラズマディスプレーパネ
ル用誘電体形成材料を作製する方法を説明する。
【0033】まずガラス粉末、熱可塑性樹脂及び可塑剤
を混合する。また必要に応じてセラミック粉末を添加す
る。次いでトルエン等の主溶媒や、イソプロピルアルコ
ール等の補助溶剤を添加してスラリーとし、このスラリ
ーをドクターブレード法によって、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)等のフィルム上にシート成形する。
このとき乾燥後のシート厚が約20〜100μmとなる
ように成形することが好ましい。その後、乾燥させるこ
とによって溶媒や溶剤を除去し、グリーンシートの形態
を有するプラズマディスプレーパネル用誘電体材料を得
ることができる。
【0034】次に本発明の材料の使用方法を説明する。
【0035】まず、プラズマディスプレーパネルに用い
られる前面ガラス板を用意する。前面ガラス板には、予
め電極が形成されており、その上に本発明の材料を熱圧
着によって接着する。熱圧着は、50〜200℃で1〜
5kgf/cm2 の条件で行うことが好ましい。その
後、500〜600℃で5〜15分間焼成することによ
り、誘電体層を形成することができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。
【0037】表1は本実施例で使用するガラス粉末の組
成(試料A〜C)を示している。
【0038】
【表1】
【0039】各ガラス粉末は以下のようにして作製し
た。まず表に示す酸化物組成となるようにガラス原料を
調合し、均一に混合した後、白金ルツボに入れ、125
0℃で2時間溶融し、成形した。これらを粉砕、分級
し、50%粒子径が約3μmの粒度分布を有するガラス
粉末を得た。
【0040】表2は実施例で使用する熱可塑性樹脂(試
料a〜d)及び比較例で使用する熱可塑性樹脂(試料
e、f)を示している。
【0041】
【表2】
【0042】各熱可塑性樹脂は、以下のようにして調製
した。
【0043】還流冷却管、温度計、撹拌機、滴下装置を
取り付けた500mlの四ツ口フラスコ中で、溶媒にト
ルエン100重量部を用い、表2に示した量からなる単
量体混合物を80〜85℃で8時間反応させることによ
り、無色透明の熱可塑性樹脂を得た。
【0044】表3及び表4は本発明の実施例(試料N
o.1〜9)、表5は比較例(試料No.10、11)
を示している。
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】No.1〜11の各試料は以下のようにし
て作製した。
【0049】まず上記ガラス粉末に、各種の熱可塑性樹
脂及び可塑剤を表に示す割合で混合し、主溶媒としてト
ルエンを30重量%、補助溶剤としてイソプロピルアル
コールを2重量%混合し、スラリーとした。なお試料N
o.5は、スラリー化する前に、50%粒子径D50
0.1μm、最大粒子径DMAX が1.0μmのシリカ粉
末を表に示す割合で添加した。次いでこのスラリーを、
焼成後の膜厚が30μmとなるように、ドクターブレー
ド法によってPETフィルム上にシート成形し、乾燥さ
せることによってトルエンとイソプロピルアルコールを
除去し、85μmの厚みを有するシート状の試料を得
た。
【0050】こうして得られた各試料について、グリー
ンシートのタック性、焼成後のガラス膜の平均膜厚、泡
の状態、透過率及び表面粗さについて評価した。結果を
表に示す。
【0051】表から明らかなように、本発明の実施例で
あるNo.1〜9の試料は、グリーンシートのタック性
が良好であった。また焼成後のガラス膜の平均膜厚が2
8〜31μm、10μm以下の微小な泡が250μm四
方当たり6個以下であり、10μmを超える泡は0個で
あった。さらに波長620nmにおける透過率が86%
以上、表面粗さRaが0.06μm以下であった。これ
に対して比較例である試料No.10は、タック性が悪
く、また10μmを超える泡が13個、10μm以下の
微小な泡が2個あり、透過率も77%と低く、表面粗さ
も0.08μmとやや粗かった。試料No.11は、タ
ック性が良好であったものの、10μmを超える泡が3
3個、10μm以下の微小な泡が6個もあり、透過率も
73%と低く、表面粗さも0.10μmと粗かった。
【0052】これらの事実は、本発明の材料を用いれ
ば、耐電圧が高く、しかも透明性に優れた誘電体層を形
成できることを示している。
【0053】なおグリーンシートのタック性は、120
℃、2.5kgf/cm2 の条件に設定されたラミネー
ターを用いて、幅50μm、高さ20μmの大きさの導
体層が形成されたガラス基板上に試料を熱圧着し、導体
界面に介在する泡の有無を目視観察し、空気層がなけれ
ば良、あれば不良とした。焼成後のガラス膜の平均膜厚
は、ガラス板の表面に試料を上記と同様の条件で熱圧着
し、各ガラスの軟化点より10℃高い温度で10分間焼
成してガラス膜を形成した後、デジタルマイクロメータ
ーにて測定した。泡の状態は、実体顕微鏡を用い、焼成
後の試料の250μm四方の中に存在する泡の数をカウ
ントして評価した。透過率は、積分球付分光光度計によ
り、波長620nmの透過率T%として算出した。表面
粗さは、触針式表面粗さ計を用いて測定した。
【0054】
【発明の効果】本発明のプラズマディスプレーパネル用
誘電体形成材料は、平滑で均一な膜厚を有し、しかも残
存する泡が殆どないガラス膜となる。このため耐電圧が
高く、透明性に優れた誘電体層を形成することができ
る。
【0055】また本発明の材料は、熱圧着等によって基
板上に貼り付けるだけでよく、従来のペーストタイプの
材料のように印刷、乾燥を繰り返す必要がないため、作
業性を著しく向上させることができる。しかも溶媒等を
揮発させる乾燥工程はグリーンシートの製造時に1回行
うだけでよく、従来の材料に比べて作業環境の汚染を招
き難い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 33/06 C08L 33/06 33/14 33/14 H01J 9/02 H01J 9/02 F 11/02 11/02 B //(C08F 220/10 220:28) (72)発明者 辻川 智子 奈良県奈良市西九条町5丁目2番地の5 共栄社化学株式会社内 (72)発明者 大下 浩之 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内 (72)発明者 渡辺 広光 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内 (72)発明者 應治 雅彦 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内 (72)発明者 波多野 和夫 滋賀県大津市晴嵐2丁目7番1号 日本電 気硝子株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量百分率でガラス粉末60〜80%、
    セラミック粉末0〜10%、熱可塑性樹脂5〜30%、
    可塑剤0〜15%を含み、熱可塑性樹脂が、 【化1】 で表される直及び/又は側鎖を有するアルキル基を含有
    する(メタ)アクリル酸エステル単量体(a)、及び 【化2】 で表される水酸基を含有する(メタ)アクリル酸エステ
    ル単量体(b)から構成されることを特徴とするプラズ
    マディスプレーパネル用誘電体形成材料。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂は、炭素数1〜10の直及
    び/又は側鎖を有するアルキル基を含有する(メタ)ア
    クリル酸エステル単量体(a)70〜99.9重量%
    と、炭素数2〜4のアルキレン基に水酸基を含有する
    (メタ)アクリル酸エステル単量体(b)0.1〜30
    重量%から構成されるものであり、重量平均分子量が1
    0,000〜500,000であることを特徴とする請
    求項1のプラズマディスプレーパネル用誘電体形成材
    料。
  3. 【請求項3】 グリーンシートの形態で供給されること
    を特徴とする請求項1のプラズマディスプレーパネル用
    誘電体形成材料。
  4. 【請求項4】 シート厚が20〜100μmであること
    を特徴とする請求項3のプラズマディスプレーパネル用
    誘電体形成材料。
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