JPH11204060A - 陰極線管装置 - Google Patents
陰極線管装置Info
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- JPH11204060A JPH11204060A JP478398A JP478398A JPH11204060A JP H11204060 A JPH11204060 A JP H11204060A JP 478398 A JP478398 A JP 478398A JP 478398 A JP478398 A JP 478398A JP H11204060 A JPH11204060 A JP H11204060A
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- JP
- Japan
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- deflection
- deflection coil
- phosphor screen
- cathode ray
- ray tube
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 偏向ヨークの高温加熱を簡単な構成で低減し
た陰極線管装置を構成することを目的とする。 【解決手段】 偏向ヨークが陰極線管の電子銃から放出
される電子ビームを第1の方向に高周波で偏向する第1
の偏向コイルと、第2の方向に低周波で偏向する第2の
偏向コイルと、これら偏向コイルを絶縁するセパレータ
とからなる陰極線管装置において、第1の偏向コイルを
サドル型偏向コイルとし、セパレータに少なくともその
第1の偏向コイルの蛍光体スクリーン側の渡り線部を巻
込むスロット部20a を設け、この蛍光体スクリーン側の
渡り線部の巻込まれるスロット部を偏向ヨークの中心軸
方向に複数の区域24a,24b に仕切るフック22を設け、こ
のフックの複数の区域に蛍光体スクリーン側の渡り線部
を分割して巻込む構成とした。
た陰極線管装置を構成することを目的とする。 【解決手段】 偏向ヨークが陰極線管の電子銃から放出
される電子ビームを第1の方向に高周波で偏向する第1
の偏向コイルと、第2の方向に低周波で偏向する第2の
偏向コイルと、これら偏向コイルを絶縁するセパレータ
とからなる陰極線管装置において、第1の偏向コイルを
サドル型偏向コイルとし、セパレータに少なくともその
第1の偏向コイルの蛍光体スクリーン側の渡り線部を巻
込むスロット部20a を設け、この蛍光体スクリーン側の
渡り線部の巻込まれるスロット部を偏向ヨークの中心軸
方向に複数の区域24a,24b に仕切るフック22を設け、こ
のフックの複数の区域に蛍光体スクリーン側の渡り線部
を分割して巻込む構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー受像管な
どの陰極線管に偏向ヨークが装着された陰極線管装置に
関する。
どの陰極線管に偏向ヨークが装着された陰極線管装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管装置の一例をカラー受像管装置
について説明する。一般にカラー受像管装置は、パネル
およびファンネルからなる真空外囲器を有し、そのパネ
ルの内面に青、緑、赤に発光する3色蛍光体層からなる
蛍光体スクリーンが設けられ、この蛍光体スクリーンに
対向して、その内側に色選別電極としてのシャドウマス
クが配置されている。一方、ファンネルのネック内に3
電子ビームを放出する電子銃が配設されている。またフ
ァンネルの径大部の外側からネックの外側にかけて偏向
ヨークが装着されている。そして、この偏向ヨークによ
り電子銃から放出される3電子ビームを偏向し、シャド
ウマスクを介して蛍光体スクリーンを水平、垂直走査す
ることにより、カラー画像を表示するものとなってい
る。
について説明する。一般にカラー受像管装置は、パネル
およびファンネルからなる真空外囲器を有し、そのパネ
ルの内面に青、緑、赤に発光する3色蛍光体層からなる
蛍光体スクリーンが設けられ、この蛍光体スクリーンに
対向して、その内側に色選別電極としてのシャドウマス
クが配置されている。一方、ファンネルのネック内に3
電子ビームを放出する電子銃が配設されている。またフ
ァンネルの径大部の外側からネックの外側にかけて偏向
ヨークが装着されている。そして、この偏向ヨークによ
り電子銃から放出される3電子ビームを偏向し、シャド
ウマスクを介して蛍光体スクリーンを水平、垂直走査す
ることにより、カラー画像を表示するものとなってい
る。
【0003】上記偏向ヨークは、電子ビームを水平方向
に偏向する磁界を発生する水平偏向コイルと、垂直方向
に偏向する磁界を発生する垂直偏向コイルを有してお
り、一般にその水平偏向コイルの発生する磁界により、
電子ビームを水平方向に繰返し高周波で偏向し、垂直方
向に低周波で偏向している。
に偏向する磁界を発生する水平偏向コイルと、垂直方向
に偏向する磁界を発生する垂直偏向コイルを有してお
り、一般にその水平偏向コイルの発生する磁界により、
電子ビームを水平方向に繰返し高周波で偏向し、垂直方
向に低周波で偏向している。
【0004】このような陰極線管装置では、上記磁界発
生に要する消費電力が大きく、そのために、偏向ヨーク
が高温に発熱し、偏向コイルやこれを支持する支持部材
を歪ませる。また磁性体からなるコアの磁性特性を劣化
させる。さらに最悪の場合は、陰極線管装置の発火の原
因となる可能性もある。そのため、偏向ヨークの高温加
熱を低減することは重要である。
生に要する消費電力が大きく、そのために、偏向ヨーク
が高温に発熱し、偏向コイルやこれを支持する支持部材
を歪ませる。また磁性体からなるコアの磁性特性を劣化
させる。さらに最悪の場合は、陰極線管装置の発火の原
因となる可能性もある。そのため、偏向ヨークの高温加
熱を低減することは重要である。
【0005】特に高解像度表示が要求されるコンピュー
タ端末機用陰極線管装置では、通常の陰極線管装置より
も、さらに高い周波数で水平偏向するため、その発熱量
も大きい。
タ端末機用陰極線管装置では、通常の陰極線管装置より
も、さらに高い周波数で水平偏向するため、その発熱量
も大きい。
【0006】このように高周波で水平偏向する陰極線管
装置では、偏向電圧を抑制するために、水平偏向コイル
の巻数を少なくしてインダクタンスを小さくする必要が
あり、一般的に、特開平4−184845号公報に示さ
れているスロット巻型のサドル型水平偏向コイルが用い
られている。
装置では、偏向電圧を抑制するために、水平偏向コイル
の巻数を少なくしてインダクタンスを小さくする必要が
あり、一般的に、特開平4−184845号公報に示さ
れているスロット巻型のサドル型水平偏向コイルが用い
られている。
【0007】この特開平4−184845号公報の偏向
ヨークでは、図6に示すように、水平偏向コイルと垂直
偏向コイルとを絶縁する筒状のセパレータ1の内側に複
数個に分割されたスロット部2a ,2b ,2c が放射状
に設けられ、これらスロット部2a ,2b ,2c にサド
ル型水平偏向コイルの主偏向磁界発生部部の巻線、蛍光
体スクリーン側およびネック側の渡り線部の巻線がそれ
ぞれ巻込まれる構造に形成されている。この場合、セパ
レータ1の前部および後部のスロット部2a ,2c に
は、偏向ヨークの中心軸Zから離れる方向に突出したフ
ック4が設けられ、これらフック4に上記蛍光体スクリ
ーン側およびネック側の渡り線部の巻線が巻込まれてい
る。
ヨークでは、図6に示すように、水平偏向コイルと垂直
偏向コイルとを絶縁する筒状のセパレータ1の内側に複
数個に分割されたスロット部2a ,2b ,2c が放射状
に設けられ、これらスロット部2a ,2b ,2c にサド
ル型水平偏向コイルの主偏向磁界発生部部の巻線、蛍光
体スクリーン側およびネック側の渡り線部の巻線がそれ
ぞれ巻込まれる構造に形成されている。この場合、セパ
レータ1の前部および後部のスロット部2a ,2c に
は、偏向ヨークの中心軸Zから離れる方向に突出したフ
ック4が設けられ、これらフック4に上記蛍光体スクリ
ーン側およびネック側の渡り線部の巻線が巻込まれてい
る。
【0008】上記のようにセパレータ1にスロット部2
a ,2b ,2c を設けてコイルを位置決めすると、コイ
ルの巻数を少ない偏向コイルでは、通常の成形コイルタ
イプの偏向コイルよりも、巻線の位置精度が向上し、特
性の良好な偏向ヨークを構成することができる。
a ,2b ,2c を設けてコイルを位置決めすると、コイ
ルの巻数を少ない偏向コイルでは、通常の成形コイルタ
イプの偏向コイルよりも、巻線の位置精度が向上し、特
性の良好な偏向ヨークを構成することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、高周波
で水平偏向する陰極線管装置では、偏向ヨークの発熱を
低減するために、水平偏向コイルの巻数を少なくしてイ
ンダクタンスを小さくする必要があり、一般的には、そ
の巻線の位置精度を向上させて特性の良好な偏向ヨーク
を構成することができるスロット巻型のサドル型水平偏
向コイルが用いられている。
で水平偏向する陰極線管装置では、偏向ヨークの発熱を
低減するために、水平偏向コイルの巻数を少なくしてイ
ンダクタンスを小さくする必要があり、一般的には、そ
の巻線の位置精度を向上させて特性の良好な偏向ヨーク
を構成することができるスロット巻型のサドル型水平偏
向コイルが用いられている。
【0010】しかし上記のように構成しても、従来の偏
向ヨークでは、高温加熱を十分に低減することができな
い。また偏向ヨークの高温加熱対策として、従来より熱
損失特性を改良した磁性体や、交流抵抗の劣化を防止で
きる細い導線で構成されたリッツ線があるが、このよう
な磁性体やリッツ線を用いても、偏向ヨークの高温加熱
の低減には限界があり、十分な効果が得られないという
問題がある。
向ヨークでは、高温加熱を十分に低減することができな
い。また偏向ヨークの高温加熱対策として、従来より熱
損失特性を改良した磁性体や、交流抵抗の劣化を防止で
きる細い導線で構成されたリッツ線があるが、このよう
な磁性体やリッツ線を用いても、偏向ヨークの高温加熱
の低減には限界があり、十分な効果が得られないという
問題がある。
【0011】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、偏向ヨークの高温加熱を簡単な構
成で低減した陰極線管装置を構成することを目的とす
る。
なされたものであり、偏向ヨークの高温加熱を簡単な構
成で低減した陰極線管装置を構成することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】パネルおよびファンネル
からなる外囲器を有し、そのパネルの内面に蛍光体スク
リーンが設けられ、ファンネルのネック内に電子銃が配
設された陰極線管と、ファンネルの径大部の外側からネ
ックの外側にかけて装着された偏向ヨークとを備え、こ
の偏向ヨークが電子銃から放出される電子ビームを第1
の方向に高周波で偏向する第1の偏向コイルと、電子ビ
ームを第2の方向に低周波で偏向する第2の偏向コイル
と、これら第1、第2の偏向コイルを絶縁するセパレー
タとからなる陰極線管装置において、第1の偏向コイル
をサドル型偏向コイルとし、セパレータに少なくともそ
の第1の偏向コイルの蛍光体スクリーン側の渡り線部を
巻込むスロット部を設け、この蛍光体スクリーン側の渡
り線部の巻込まれるスロット部に偏向ヨークの中心軸方
向に複数の区域に仕切るフックを設け、このフックの複
数の区域に蛍光体スクリーン側の渡り線部を分割して巻
込む構成とした。
からなる外囲器を有し、そのパネルの内面に蛍光体スク
リーンが設けられ、ファンネルのネック内に電子銃が配
設された陰極線管と、ファンネルの径大部の外側からネ
ックの外側にかけて装着された偏向ヨークとを備え、こ
の偏向ヨークが電子銃から放出される電子ビームを第1
の方向に高周波で偏向する第1の偏向コイルと、電子ビ
ームを第2の方向に低周波で偏向する第2の偏向コイル
と、これら第1、第2の偏向コイルを絶縁するセパレー
タとからなる陰極線管装置において、第1の偏向コイル
をサドル型偏向コイルとし、セパレータに少なくともそ
の第1の偏向コイルの蛍光体スクリーン側の渡り線部を
巻込むスロット部を設け、この蛍光体スクリーン側の渡
り線部の巻込まれるスロット部に偏向ヨークの中心軸方
向に複数の区域に仕切るフックを設け、このフックの複
数の区域に蛍光体スクリーン側の渡り線部を分割して巻
込む構成とした。
【0013】また、蛍光体スクリーン側の渡り線部を巻
込むスロット部を蛍光体スクリーン方向に突出させた。
込むスロット部を蛍光体スクリーン方向に突出させた。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0015】図1にその一形態であるカラー受像管装置
を示す。このカラー受像管装置は、ほぼ矩形状のガラス
製パネル10と漏斗状のガラス製ファンネル11とから
なる真空外囲器を有し、そのパネル10の内面に、青、
緑、赤に発光する3色蛍光体層からなる蛍光体スクリー
ン12が設けられ、この蛍光体スクリーン12に対向し
て、その内側にほぼ矩形状のシャドウマスク13が配置
されている。一方、ファンネル11のネック14内に3
電子ビーム15B ,15G ,15R を放出する電子銃1
6が配設されている。またファンネル11の径大部17
の外側からネック14の外側にかけて下記偏向ヨーク1
8が装着されている。そして、この偏向ヨーク18によ
り電子銃16から放出される3電子ビーム15B ,15
G ,15R を偏向し、シャドウマスク13を介して蛍光
体スクリーン12を水平、垂直走査することにより、カ
ラー画像を表示する構造に形成されている。
を示す。このカラー受像管装置は、ほぼ矩形状のガラス
製パネル10と漏斗状のガラス製ファンネル11とから
なる真空外囲器を有し、そのパネル10の内面に、青、
緑、赤に発光する3色蛍光体層からなる蛍光体スクリー
ン12が設けられ、この蛍光体スクリーン12に対向し
て、その内側にほぼ矩形状のシャドウマスク13が配置
されている。一方、ファンネル11のネック14内に3
電子ビーム15B ,15G ,15R を放出する電子銃1
6が配設されている。またファンネル11の径大部17
の外側からネック14の外側にかけて下記偏向ヨーク1
8が装着されている。そして、この偏向ヨーク18によ
り電子銃16から放出される3電子ビーム15B ,15
G ,15R を偏向し、シャドウマスク13を介して蛍光
体スクリーン12を水平、垂直走査することにより、カ
ラー画像を表示する構造に形成されている。
【0016】上記偏向ヨーク18は、上記電子銃16か
ら放出された電子ビーム15B ,15G ,15R を水平
方向(X軸方向、第1の方向)に高周波で偏向する磁界
を発生する水平偏向コイル(第1の偏向コイル)と、垂
直方向(Y軸方向、第2の方向)に低周波で偏向する磁
界を発生する垂直偏向コイル(第2の偏向コイル)と、
上記ファンネル11の径大部17外側からネック14外
側の形状に対応した形状のプラスチックからなるセパレ
ータとを有する。その水平偏向コイルは、スロット巻型
のサドル型偏向コイルからなり、上記セパレータの内側
に支持され、垂直偏向コイルは、磁性体からなるコアに
巻付けられたトロイダル型偏向コイルからなり、上記セ
パレータの外側に支持され、かつこれら水平、垂直偏向
コイルは、このセパレータにより絶縁されている。
ら放出された電子ビーム15B ,15G ,15R を水平
方向(X軸方向、第1の方向)に高周波で偏向する磁界
を発生する水平偏向コイル(第1の偏向コイル)と、垂
直方向(Y軸方向、第2の方向)に低周波で偏向する磁
界を発生する垂直偏向コイル(第2の偏向コイル)と、
上記ファンネル11の径大部17外側からネック14外
側の形状に対応した形状のプラスチックからなるセパレ
ータとを有する。その水平偏向コイルは、スロット巻型
のサドル型偏向コイルからなり、上記セパレータの内側
に支持され、垂直偏向コイルは、磁性体からなるコアに
巻付けられたトロイダル型偏向コイルからなり、上記セ
パレータの外側に支持され、かつこれら水平、垂直偏向
コイルは、このセパレータにより絶縁されている。
【0017】そのセパレータは、図2に示すように、内
側に上記スロット巻型のサドル型水平偏向コイルの主偏
向磁界発生部の巻線、蛍光体スクリーン側およびネック
側の渡り線部の巻線を巻込む複数個のスロット部が放射
状に設けられ、その蛍光体スクリーン側の渡り線部を巻
込むセパレータの前部のスロット部20a 、およびネッ
ク側の渡り線部を巻込む後部のスロット部20b は、そ
れぞれセパレータ本体21の前方または後方に突出し、
かつこれらスロット部20a ,20b には、偏向ヨーク
の中心軸Z(管軸と一致)から離れる方向にフック22
が設けられている。
側に上記スロット巻型のサドル型水平偏向コイルの主偏
向磁界発生部の巻線、蛍光体スクリーン側およびネック
側の渡り線部の巻線を巻込む複数個のスロット部が放射
状に設けられ、その蛍光体スクリーン側の渡り線部を巻
込むセパレータの前部のスロット部20a 、およびネッ
ク側の渡り線部を巻込む後部のスロット部20b は、そ
れぞれセパレータ本体21の前方または後方に突出し、
かつこれらスロット部20a ,20b には、偏向ヨーク
の中心軸Z(管軸と一致)から離れる方向にフック22
が設けられている。
【0018】特にこの実施の形態においては、そのセパ
レータの前部のスロット部21a のフック22が偏向ヨ
ークの中心軸方向に複数個の区域、図示例では中間に設
けられた仕切壁23により2つの区域24a ,24b に
仕切られている。
レータの前部のスロット部21a のフック22が偏向ヨ
ークの中心軸方向に複数個の区域、図示例では中間に設
けられた仕切壁23により2つの区域24a ,24b に
仕切られている。
【0019】水平偏向コイルの主偏向磁界発生部の巻
線、蛍光体スクリーン側およびネック側の渡り線部の巻
線は、それぞれ上記スロット部に巻込まれ、特に蛍光体
スクリーン側の渡り線部は、フック22の仕切られた複
数個の区域に分割して巻込まれている。
線、蛍光体スクリーン側およびネック側の渡り線部の巻
線は、それぞれ上記スロット部に巻込まれ、特に蛍光体
スクリーン側の渡り線部は、フック22の仕切られた複
数個の区域に分割して巻込まれている。
【0020】上記のようにセパレータにスロット部を設
け、特にサドル型水平偏向コイルの蛍光体スクリーン側
の渡り線部を巻込む前部のスロット部20a に設けられ
たフック22を複数個の区域に仕切り、その蛍光体スク
リーン側の渡り線部を複数個の区域に分割して巻込む
と、水平偏向コイルの蛍光体スクリーン側の渡り線部の
表面積を実質的に増大させて、水平偏向コイルの放熱量
を増大させることができ、それにより、偏向ヨーク18
の高温加熱を効果的に低減することができる。
け、特にサドル型水平偏向コイルの蛍光体スクリーン側
の渡り線部を巻込む前部のスロット部20a に設けられ
たフック22を複数個の区域に仕切り、その蛍光体スク
リーン側の渡り線部を複数個の区域に分割して巻込む
と、水平偏向コイルの蛍光体スクリーン側の渡り線部の
表面積を実質的に増大させて、水平偏向コイルの放熱量
を増大させることができ、それにより、偏向ヨーク18
の高温加熱を効果的に低減することができる。
【0021】すなわち、偏向ヨークの発熱は、偏向ヨー
クの発生する発熱量と偏向ヨークを取巻く雰囲気への放
熱量との平衡状態で決まる。その偏向ヨークの発熱は、 (イ) 水平偏向電流による水平偏向コイルの発熱 (ロ) 水平偏向磁界に起因して生ずる誘導電流による
垂直偏向コイルの発熱 (ハ) 水平偏向磁界に起因して生ずるコアの発熱が主
な発生原因である。
クの発生する発熱量と偏向ヨークを取巻く雰囲気への放
熱量との平衡状態で決まる。その偏向ヨークの発熱は、 (イ) 水平偏向電流による水平偏向コイルの発熱 (ロ) 水平偏向磁界に起因して生ずる誘導電流による
垂直偏向コイルの発熱 (ハ) 水平偏向磁界に起因して生ずるコアの発熱が主
な発生原因である。
【0022】解析によれば、一般的な構造の偏向ヨーク
では、発熱量を低減する効果よりも、放熱量を増大させ
る効果の方がすぐれている。これは、発熱量を低減して
も、放熱効果が変わらなければ、平衡状態での偏向ヨー
クの温度はさほど変化しないが、放熱量を増大させれ
ば、平衡状態における偏向ヨークと雰囲気との温度差を
効果的に小さくすることによる。
では、発熱量を低減する効果よりも、放熱量を増大させ
る効果の方がすぐれている。これは、発熱量を低減して
も、放熱効果が変わらなければ、平衡状態での偏向ヨー
クの温度はさほど変化しないが、放熱量を増大させれ
ば、平衡状態における偏向ヨークと雰囲気との温度差を
効果的に小さくすることによる。
【0023】表1に従来の一般的な偏向ヨークの各構成
の熱伝導率を、また表2に偏向ヨークの各構成の温度を
示す。
の熱伝導率を、また表2に偏向ヨークの各構成の温度を
示す。
【0024】
【表1】
【表2】 表1に示したように、偏向ヨークの構成の熱伝導率は、
圧倒的に偏向コイルが高く、水平偏向コイルに接するプ
ラスチックからなるセパレータやガラスからなるファン
ネルの熱伝導率は空気よりも低い。一方、表2に示した
ように、偏向ヨークの各構成の温度は、水平偏向コイル
が最も高い。
圧倒的に偏向コイルが高く、水平偏向コイルに接するプ
ラスチックからなるセパレータやガラスからなるファン
ネルの熱伝導率は空気よりも低い。一方、表2に示した
ように、偏向ヨークの各構成の温度は、水平偏向コイル
が最も高い。
【0025】したがって偏向ヨークの高温加熱を低減す
るためには、その最も温度が高くなる水平偏向コイルの
放熱を改善することが有効である。しかもこの場合、放
熱は、温度勾配と熱伝導率に比例することから、直接空
気に触れる渡り線部からの放熱を増大させることが最も
効果的である。したがって最も空気に触れやすい渡り線
部の表面積を増やして、水平偏向コイルと空気との熱伝
導を向上させることが有効となる。
るためには、その最も温度が高くなる水平偏向コイルの
放熱を改善することが有効である。しかもこの場合、放
熱は、温度勾配と熱伝導率に比例することから、直接空
気に触れる渡り線部からの放熱を増大させることが最も
効果的である。したがって最も空気に触れやすい渡り線
部の表面積を増やして、水平偏向コイルと空気との熱伝
導を向上させることが有効となる。
【0026】そこで、この実施の形態の偏向ヨークのよ
うに、サドル型水平偏向コイルの蛍光体スクリーン側の
渡り線部を巻込むスロット部21a のフック22を偏向
ヨークの中心軸方向に複数個の区域に仕切ると、図3
(a)に示した従来の偏向ヨークの蛍光体スクリーン側
の渡り線部27を巻込む複数個の区域に仕切られていな
いスロット部2a に巻込まれるサドル型水平偏向コイル
の渡り線部26にくらべて、図3(b)に示したよう
に、蛍光体スクリーン側の渡り線部27の表面積を増大
させることができ、それにより水平偏向コイルの放熱量
を増大させて、偏向ヨーク18の高温加熱を効果的に低
減することができる。
うに、サドル型水平偏向コイルの蛍光体スクリーン側の
渡り線部を巻込むスロット部21a のフック22を偏向
ヨークの中心軸方向に複数個の区域に仕切ると、図3
(a)に示した従来の偏向ヨークの蛍光体スクリーン側
の渡り線部27を巻込む複数個の区域に仕切られていな
いスロット部2a に巻込まれるサドル型水平偏向コイル
の渡り線部26にくらべて、図3(b)に示したよう
に、蛍光体スクリーン側の渡り線部27の表面積を増大
させることができ、それにより水平偏向コイルの放熱量
を増大させて、偏向ヨーク18の高温加熱を効果的に低
減することができる。
【0027】なお、上記実施の形態では、サドル型水平
偏向コイルの蛍光体スクリーン側の渡り線部を巻込むス
ロット部のフックを偏向ヨークの中心軸方向に2つの区
域に仕切ったが、この蛍光体スクリーン側の渡り線部を
巻込むスロット部のフックは、2以上の区域、たとえば
図4に示すように、3つの区域24a 〜24c に仕切っ
てもよい。
偏向コイルの蛍光体スクリーン側の渡り線部を巻込むス
ロット部のフックを偏向ヨークの中心軸方向に2つの区
域に仕切ったが、この蛍光体スクリーン側の渡り線部を
巻込むスロット部のフックは、2以上の区域、たとえば
図4に示すように、3つの区域24a 〜24c に仕切っ
てもよい。
【0028】このように区域の数を増やすと、図5に示
すように、フック22に巻込まれる渡り線部27の表面
積をさらに増大させることができ、よりすぐれた温度低
減効果的が得られる。
すように、フック22に巻込まれる渡り線部27の表面
積をさらに増大させることができ、よりすぐれた温度低
減効果的が得られる。
【0029】また、上記実施の形態では、カラー受像管
装置について説明したが、この発明は、カラー受像管以
外の陰極線管装置にも適用可能である。
装置について説明したが、この発明は、カラー受像管以
外の陰極線管装置にも適用可能である。
【0030】
【発明の効果】上記のように、サドル型水平偏向コイル
の蛍光体スクリーン側の渡り線部を巻込むセパレータの
スロット部のフックを偏向ヨークの中心軸方向に複数個
の区域に仕切ると、スロット巻型のサドル型水平偏向コ
イルを有する従来の偏向ヨークにくらべて、スロット巻
型のサドル型水平偏向コイルの放熱量を増大させて、偏
向ヨークの高温加熱を効果的に低減できる陰極線管装置
を構成することができる。
の蛍光体スクリーン側の渡り線部を巻込むセパレータの
スロット部のフックを偏向ヨークの中心軸方向に複数個
の区域に仕切ると、スロット巻型のサドル型水平偏向コ
イルを有する従来の偏向ヨークにくらべて、スロット巻
型のサドル型水平偏向コイルの放熱量を増大させて、偏
向ヨークの高温加熱を効果的に低減できる陰極線管装置
を構成することができる。
【図1】この発明の実施の一形態であるカラー受像管装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図2】上記カラー受像管装置に装着される偏向ヨーク
のセパレータの構成を示す図である。
のセパレータの構成を示す図である。
【図3】上記カラー受像管装置の効果を説明するための
図であり、図3(a)は比較のために示した従来のセパ
レータの蛍光体スクリーン側のスロット部のフックに巻
込まれたサドル型水平偏向コイルの渡り線部の表面積を
示す図、図3(b)はこの発明の実施の一形態における
セパレータの蛍光体スクリーン側のスロット部のフック
に巻込まれたサドル型水平偏向コイルの渡り線部の表面
積を示す図である。
図であり、図3(a)は比較のために示した従来のセパ
レータの蛍光体スクリーン側のスロット部のフックに巻
込まれたサドル型水平偏向コイルの渡り線部の表面積を
示す図、図3(b)はこの発明の実施の一形態における
セパレータの蛍光体スクリーン側のスロット部のフック
に巻込まれたサドル型水平偏向コイルの渡り線部の表面
積を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る偏向ヨークの異な
るセパレータの構成を示す図である。
るセパレータの構成を示す図である。
【図5】図4に示したセパレータの蛍光体スクリーン側
のスロット部のフックに巻込まれたサドル型水平偏向コ
イルの渡り線部の表面積を示す図である。
のスロット部のフックに巻込まれたサドル型水平偏向コ
イルの渡り線部の表面積を示す図である。
【図6】図6(a)はスロット巻型のサドル型水平偏向
コイルを有する従来の偏向ヨークの構成を示す前面図、
図6(b)はその断面図である。
コイルを有する従来の偏向ヨークの構成を示す前面図、
図6(b)はその断面図である。
10…パネル 11…ファンネル 12…蛍光体スクリーン 14…ネック 15B ,15G ,15R …3電子ビーム 16…電子銃 18…偏向ヨーク 20a ,20b …スロット部 22…フック 24a ,24b ,24c …区域 27…蛍光体スクリーン側の渡り線部
Claims (2)
- 【請求項1】 パネルおよびファンネルからなる外囲器
を有し、上記パネルの内面に蛍光体スクリーンが設けら
れ、上記ファンネルのネック内に電子銃が配設された陰
極線管と、上記ファンネルの径大部の外側から上記ネッ
クの外側にかけて装着された偏向ヨークとを備え、この
偏向ヨークが上記電子銃から放出される電子ビームを第
1の方向に高周波で偏向する第1の偏向コイルと、上記
電子ビームを第2の方向に低周波で偏向する第2の偏向
コイルと、これら第1、第2の偏向コイルを絶縁するセ
パレータとからなる陰極線管装置において、 上記第1の偏向コイルをサドル型偏向コイルとし、上記
セパレータに少なくとも上記第1の偏向コイルの蛍光体
スクリーン側の渡り線部を巻込むスロット部が設けら
れ、この蛍光体スクリーン側の渡り線部の巻込まれるス
ロット部に偏向ヨークの中心軸方向に複数の区域に仕切
られたフックが設けられ、このフックの複数の区域に上
記蛍光体スクリーン側の渡り線部が分割されて巻込まれ
ていることを特徴とする陰極線管装置。 - 【請求項2】 蛍光体スクリーン側の渡り線部を巻込む
スロット部が上記蛍光体スクリーン方向に突出している
ことを特徴とする請求項1記載の陰極線管装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP478398A JPH11204060A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 陰極線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP478398A JPH11204060A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 陰極線管装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11204060A true JPH11204060A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11593420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP478398A Pending JPH11204060A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 陰極線管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11204060A (ja) |
-
1998
- 1998-01-13 JP JP478398A patent/JPH11204060A/ja active Pending
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