JPH11231510A - 光熱変換材料 - Google Patents

光熱変換材料

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JPH11231510A
JPH11231510A JP10032907A JP3290798A JPH11231510A JP H11231510 A JPH11231510 A JP H11231510A JP 10032907 A JP10032907 A JP 10032907A JP 3290798 A JP3290798 A JP 3290798A JP H11231510 A JPH11231510 A JP H11231510A
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▲頼▼明 松▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー光を吸収して熱を発生する光熱変換
材料において、750nm〜1000nmに発光領域を
持つ半導体レーザー光に対して高い感度を示し、光熱変
換効率の高い光熱変換材料、これを用いたダイレクト製
版用平版印刷原版を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表わされるナフタロ
シアニン化合物を含有することを特徴とする光熱変換材
料。 【化1】 〔式中、A1〜A24は各々独立に、水素原子またはハロ
ゲン原子を表し、Mは2個の水素原子、2価の金属、3
価の金属誘導体または4価の金属誘導体を表す〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光を吸収
して熱を発生する光熱変換材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザー技術の発達に伴い、高速
記録や高密度、高画質記録を目的にレーザー光を熱に変
換して記録する方式、例えば、レーザー感熱記録材料、
レーザー熱転写記録材料等の画像形成方法が検討されて
いる。また、コンピューターの普及やディジタル画像処
理技術の向上等のエレクトロニクスの急速な発展を背景
に、ディジタルデータからダイレクトに印刷版を作成す
る、コンピューター・ツー・プレート(CTP製版)技
術の開発が活発に検討されている。
【0003】レーザー光を熱に変換して画像を記録する
方式(レーザーサーマル記録方式)においては、レーザ
ーの波長に合った光熱変換材料を使用し、吸収した光を
熱に変換し画像を形成することが行われているが、レー
ザーの出力を相当大きくしないと画像形成に必要な熱エ
ネルギーが得られず、よって、光熱変換効率のよい材料
の開発が望まれている。
【0004】CTP製版技術においては、製版方法から
分類すると、レーザー光を照射する方法、サーマルヘッ
ドで書き込む方法、ピン電極で電圧を部分的に印加する
方法、インクジェットでインキ反撥またはインキ着肉層
を形成する方法などが知られている。なかでも、レーザ
ー光を用いる方法は解像度、および製版速度の面で他の
方式よりも優れており、種々の画像形成方法が検討され
ている。
【0005】また、最近では近赤外域(750nm〜1
000nm)に発光領域を持つ小型で高出力で安価な半
導体レーザーが容易に入手できるようになってきてお
り、製版する際の露光光源として有用となってきてい
る。
【0006】レーザー光を利用する製版方法としては、
感光性タイプ及び感熱性タイプがある。感光性タイプの
版材としては、有機半導体(OPC)を用いる電子写真
方式、銀塩を用いる銀塩方式等があるが、これらの版材
は、その製造装置が大型かつ高価であり、版価格が従来
のPS版に比べ割高である。また、現像液の廃棄処理問
題も有する。そのため、これらの版材は実用化に至って
いない。
【0007】感熱性タイプの版材は、感光性タイプの版
材に比べ感度が低い事が欠点であるが、通常の室内(明
室)で取り扱え、装置が小型で安価であることから精力
的に検討されている。
【0008】感熱性タイプの版材は、いずれも光を熱に
変換するいわゆる光熱変換材料を必要とする。
【0009】光熱変換材料は、使用するレーザー光を吸
収することが必須であり、感度を向上させるために、使
用するレーザー光の吸収能力がより高いことが必要であ
る。光熱変換材料に使用できる光熱変換剤は、顔料タイ
プ及び染料タイプの物質がある。顔料タイプの物質とし
ては、通常カーボンブラックが用いられている。一方、
染料タイプの物質としては、種々提案されているが、通
常ポリメチン系色素が用いられている。カーボンブラッ
クは使用レーザーの選択の幅が広いが、染料タイプの物
質に比べ、一般にレーザー光の吸収能力が低く、使用量
を多くしなければならない。
【0010】染料タイプの物質を使用する場合には、使
用半導体レーザー光の吸収能力が高いこと、画像形成成
分、樹脂バインダー等の他の成分との相溶性や使用する
溶剤への溶解性が良いことが必要となる。
【0011】ところが、通常使用されているポリメチン
系色素は、基本的に塩構造であるため使用溶剤について
の制約があり、画像形成物質、バインダー樹脂等との相
溶性が悪い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、近赤
外域(750nm〜1000nm)に発光領域を持つレ
ーザー、特に半導体レーザーに対する感度が高く、これ
を使用した高速記録が可能で高密度、高画質のレーザー
サーマル記録材料に使用できる光熱変換材料及び高画質
の印刷物を与える事のできるダイレクト製版用平版印刷
原版等に好適な光熱変換材料を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために種々検討した結果、本発明者らは、特定の構造を
有するナフタロシアニン化合物を光熱変換剤として用い
ることにより、レーザーに対する感度が良好で光熱変換
効率が高く、種々の用途への加工が容易な光熱変換材料
を得ることができ、本発明を達成することができた。
【0014】本発明の第一の発明は、下記一般式(1)
で表わされるナフタロシアニン化合物を含有することを
特徴とする光熱変換材料である。
【0015】
【化2】 〔式中、A1〜A24は各々独立に、水素原子またはハロ
ゲン原子を表し、Mは2個の水素原子、2価の金属、3
価の金属誘導体または4価の金属誘導体を表す〕
【0016】本発明の第二の発明は、支持体上に光熱変
換層を設けてなるダイレクト製版用平版印刷原版におい
て、光熱変換層中に上記第一の発明の光熱変換材料を含
有することを特徴とするダイレクト製版用平版印刷原版
である。
【0017】本発明の第三の発明は、上記第二の発明の
ダイレクト製版用平版印刷原版に、光源として750n
m〜1000nmに発光領域を持つ半導体レーザー光を
照射して平版印刷版を作成する方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。
【0019】前記一般式(1)のナフタロシアニン化合
物おいて、A1〜A24は各々独立に水素原子、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子あるいはヨウ素原子である。
【0020】Mが2価の金属であるものとしては、M
g、Cu、Zn、Fe、Co、Ni、Ru、Pb、R
h、Pd、Pt、Mn、Snが好ましく、3価または4
価の金属誘導体としては、AlF、AlCl、AlB
r、AlI、InCl、FeCl、MnOH、SiCl
2、SnCl2、GeCl2、Si(OH)2、Sn(O
H)2、Ge(OH)2、、VO、TiOが好ましい。M
としては特にAlCl、Mg、Co、Ni、Cu、Z
n、VO、TiOが好ましい。更に好ましいのはVOで
ある。
【0021】本発明に用いることができる一般式(1)
のナフタロシアニンは、例えば下記一般式(2)で表わ
されるフタロニトリル化合物と金属または金属誘導体
を、適当な溶媒中、好ましくは沸点130℃以上の有機
溶媒中、100〜300℃で反応させることにより製造
できる。
【0022】
【化3】 〔式中、B1〜B6は各々独立に、水素原子またはハロゲ
ン原子を表す。〕
【0023】一般式(1)のナフタロシアニン化合物は
公知の物質であり、Zhurnal Obshchei Khimii, Vol. 3
9, No 11, 2554 (1969)に記載されている。本発明者ら
がこれらの化合物を光熱変換材料に採用したところ、レ
ーザーに対する感度が良好で光熱変換効率が高く、例え
ば、高速記録ができ、高密度、高画質の画像を与えるレ
ーザー熱転写記録材料、レーザー感熱記録材料等に好適
に用いることができることが判明した。また、一般式
(1)のナフタロシアニン化合物は、ダイレクト製版用
平版印刷原版の光熱変換層の作製に用いる種々のバイン
ダー樹脂等に含有させることで、ダイレクト製版用平版
印刷原版の製造に特に適していることがわかった。
【0024】本発明の光熱変換材料は、光熱変換剤とし
ての式(1)のナフタロシアニン化合物以外にバインダ
ー樹脂等を含有してもよい。
【0025】光熱変換剤としては一般式(1)のナフタ
ロシアニン化合物以外に、本発明の目的を逸脱しない範
囲で、公知の種々の近赤外吸収剤が併用できる。
【0026】併用できる近赤外吸収剤としては、カーボ
ンブラック、アニリンブラック等の顔料や、『化学工業
(1986年、5月号)』の「近赤外吸収色素」(p4
5〜51)やシーエムシー編集部『90年代 機能性色
素の開発と市場動向』シーエムシー(1990)第2章
2.3に記載されているポリメチン系色素(シアニン色
素)、フタロシアニン系色素、ジチオール金属錯塩系色
素、ナフトキノン、アントラキノン系色素、トリフェニ
ルメタン(類似)系色素、アミニウム、ジインモニウム
系色素等、またアゾ系色素、インドアニリン金属錯体色
素、分子間型CT色素等の顔料、染料系の色素が挙げら
れる。
【0027】バインダー樹脂としては、特に制限はない
が、例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアクリ
ル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニル、ポリ
アクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニル
等ビニル化合物及びビニル化合物の付加重合体、ポリメ
タクリル酸、ポリメタクリル酸エステル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリシアン化ビニリデ
ン、フッ化ビニリデン/トリフルオロエチレン共重合
体、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレン共重合
体、シアン化ビニリデン/酢酸ビニル共重合体等のビニ
ル化合物又はフッ素系化合物の共重合体、ポリトリフル
オロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘキ
サフルオロプロピレン等のフッ素を含む化合物、ナイロ
ン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリイミド、ポリ
ウレタン、ポリペプチド、ポリエチレンテレフタレート
等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリオキシメチ
レン、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド
等のポリエーテル、エポキシ樹脂、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルブチラール等を挙げることが出来る。
【0028】本発明の光熱変換材料をレーザー熱転写記
録材料、レーザー感熱記録材料等の記録材料に用いる場
合は、光熱変換材料に発色成分または着色成分等を配合
して使用してもよいし、発色成分または着色成分等を含
有する層を別途設けてもよい。発色成分または着色成分
としては、昇華性染顔料や電子供与性染料前駆体と電子
受容性化合物、重合性ポリマー等の熱によって物理的、
化学的な変化で画像を形成するもので、従来から種々検
討されているものが使用できる。例えば、レーザー熱転
写記録材料の着色成分としては、特に限定するものでは
ないが、顔料タイプのものとして、二酸化チタン、カー
ボンブラック、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カド
ミウム、酸化鉄ならびに鉛、亜鉛、バリウム及びカルシ
ウムのクロム酸塩等の無機顔料やアゾ系、チオインジゴ
系、アントラキノン系、アントアンスロン系、トリフェ
ンジオキサン系、フタロシアニン系、キナクリドン系等
の有機顔料が挙げられる。染料としては、酸性染料、直
接染料、分散染料、油溶性染料、含金属油溶性染料等が
挙げられる。
【0029】レーザー感熱記録材料の発色成分として
は、特に限定されるものではないが、従来から感熱記録
材料に用いられているものを使用できる。電子供与性染
料前駆体としては、すなわちエレクトロンを供与してま
たは酸等のプロトンを受容して発色する性質を有するも
のであって、ラクトン、ラクタム、サルトン、スピロピ
ラン、エステル、アミド等の部分骨格を有し、電子受容
性化合物と接触してこれらの部分骨格が開環若くは開裂
する化合物が用いられる。例えば、トリフェニルメタン
系化合物、フルオラン系化合物、フェノチアジン系化合
物、インドリルフタリド系化合物、ロイコオーラミン系
化合物、ローダミンラクタム系化合物、トリフェニルメ
タン系化合物、トリアゼン系化合物、スピロピラン系化
合物、フルオレン系化合物等が挙げられる。電子受容性
化合物としては、フェノール性化合物、有機酸若くはそ
の金属塩、オキシ安息香酸エステル等が挙げられる。
【0030】本発明の光熱変換材料は、ダイレクト製版
用平版印刷原版に好適に用いることができる。ダイレク
ト製版用平版印刷原版は、支持体上に光熱変換層を設け
てなる。また、光熱変換層上にシリコーンゴム層を積層
してもよいし、更に、保護層等を積層してもよい。
【0031】光熱変換層を構成する成分としては、上記
の光熱変換材料以外に、画像形成成分、バインダー樹脂
等がある。あるいは画像形成成分を含む層を光熱変換層
の上に積層して設けてもよい。
【0032】画像形成成分としては、熱によって物理
的、化学的な変化で画像を形成するもので、従来から種
々検討されているものが使用できる。例えば、特開平3
−108588号公報に開示されているマイクロカプセ
ル化された熱溶融性物質と結着性樹脂等を含有するも
の、特開昭62−164049号公報に開示されている
親水性表面を有する支持体上に活性水素含有バインダー
と共にブロックイソシアネート等を含有するもの、特開
平7−1849号公報に開示されているマイクロカプセ
ル化された親油性成分と親水性バインダーポリマー等を
含有するもの、特開平8−220752号公報に開示さ
れている酸前駆体、ビニルエーテル基を有する化合物、
及びアルカリ可溶性樹脂等を含有するもの、特開平9−
5993号公報に開示されている水酸基を有する高分子
化合物とo−ナフトキノンジアジド化合物等を含有する
もの、特開平9−131977号公報に開示されている
ニトロセルロース等を含有するもの、特開平9−146
264号公報に開示されている重合開始剤及びエチレン
性不飽和モノマー、オリゴマー、マクロモノマー等を含
有するもの等が挙げられ、特に制限はない。場合によっ
ては、特開平9−80745号公報、特開平9−131
977公報、特開平9−146264号公報等に開示さ
れているように光熱変換層(感光層または感熱記録層)
上にシリコーンゴム層を積層し、露光後、シリコーンゴ
ム層を密着または剥離することにより画像部を形成して
もよい。
【0033】光熱変換層に用いられるバインダー樹脂と
しては、特に制限はないが、例えば、ポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化
ビニル、ポリフッ化ビニル等ビニル化合物及びビニル化
合物の付加重合体、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル
酸エステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリシアン化ビニリデン、フッ化ビニリデン/トリ
フルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン/テトラ
フルオロエチレン共重合体、シアン化ビニリデン/酢酸
ビニル共重合体等のビニル化合物又はフッ素系化合物の
共重合体、ポリトリフルオロエチレン、ポリテトラフル
オロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン等のフッ
素を含む化合物、ナイロン6、ナイロン66等のポリア
ミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリペプチド、ポリ
エチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリオキシメチレン、ポリエチレンオキシド、
ポリプロピレンオキシド等のポリエーテル、エポキシ樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール等を
挙げることが出来る。
【0034】本発明の印刷用平版印刷原版は通常の印刷
機にセットできる程度のたわみ性を有し、同時に印刷時
にかかる加重に耐え得るものでなければならない。すな
わち、用いる支持体としては、例えば、紙、プラスチッ
ク(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン等)がラミネートされた紙、例えばアルミニウム(ア
ルミニウム合金も含む)、亜鉛、銅等のような金属の
板、例えば二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、酪酸
セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネー
ト、ポリビニルアセタール等のようなプラスチックフィ
ルム等が挙げられるが、代表的なものとして、コート
紙、アルミニウムのような金属板、ポリエチレンテレフ
タレートのようなプラスチックフィルム、ゴム、あるい
はそれらを複合させたものを挙げることができ、好まし
くは、アルミニウム、アルミニウム含有合金及びプラス
チックフィルムである。支持体の厚みは25μm〜3m
m、好ましくは100μm〜500μmである。
【0035】通常は、光熱変換材料、画像形成成分、バ
インダー樹脂等を有機溶剤等に分散または溶解させ支持
体に塗布し、印刷用平版印刷原版を作製する。
【0036】塗布する溶剤としては、水、メチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコー
ル、シクロペンタノール、シクロヘキサノール、ジアセ
トンアルコール等のアルコール類、メチルセルソルブ、
エチルセルソルブなどのセルソルブ類、トルエン、キシ
レン、クロロベンゼンなどの芳香族類、酢酸エチル、酢
酸ブチル、酢酸イソアミル、プロピオン酸メチルなどの
エステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、塩
化メチレン、クロロホルム、トリクロロエチレンなどの
塩素系炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N−
メチルピロリドンなどの非プロトン性極性溶剤等を挙げ
ることができる。
【0037】支持体と光熱変換層との間には、接着性向
上や印刷特性向上のためのプライマー層を設けてもよい
し、支持体自身を表面処理してもよい。用いるプライマ
ー層としては、例えば、特開昭60−22903号公報
に開示されているような種々の感光性ポリマーを光熱変
換層を積層する前に露光して硬化せしめたもの、特開昭
62−50760号公報に開示されているエポキシ樹脂
を熱硬化せしめたもの、特開昭63−133151号公
報に開示されているゼラチンを硬膜せしめたもの、更に
特開平3−200965号公報に開示されているウレタ
ン樹脂とシランカップリング剤を用いたものや特開平3
−273248号公報に開示されているウレタン樹脂を
用いたもの等を挙げることができる。
【0038】光熱変換層または更にその上に設けられる
シリコーンゴム層の表面保護のための保護膜としては、
透明なフィルム、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニル
アルコール、ポリエチレンテレフタレート、セロファン
等をラミネートしたり、これらのフィルムを延伸して用
いてもよい。
【0039】本発明の第三の発明である平版印刷版を作
成する方法では、光源として750nm〜1000nm
に発光領域を持つレーザー、特に半導体レーザーを用い
て、前記ダイレクト製版用平版印刷原版に画像書き込み
を行う。使用するレーザーとしては、上記発光領域に発
振波長を有するものであれば特に制限は無い。
【0040】
【実施例】以下に、実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0041】実施例1 ポリカーボネート(帝人(株)製、K−1300)1g
をジクロロメタンに溶解した液中に、超音波分散により
下記化合物(3)0.1gを均一に分散させた。
【0042】
【化4】
【0043】平均厚さ5μmのポリエチレンテレフタレ
ート(PET)フィルム上に、上記ポリカーボネート溶
液をワイヤーバーで乾燥後の膜厚が約5μmとなるよう
塗布して試料とした。
【0044】単一モード半導体レーザー(波長830n
m)のレーザー光をレンズで集光し、上記試料の表面で
ビーム径10μmとなるように配置した。表面に到達す
るレーザーのパワーが50〜200mWの範囲で変化で
きるように半導体レーザーを調整し、20μsのパルス
幅で単一のパルスを試料に照射した。照射を完了した試
料を光学顕微鏡で観察したところ、表面に到達するレー
ザーのパワーが70mW時、直径約10μmの貫通した
孔が形成されていることが確認できた。
【0045】実施例2 化合物(3)を用いる代わりに下記化合物(4)を用い
た以外は実施例1と同様の操作を行った。
【0046】
【化5】
【0047】照射を完了した試料を光学顕微鏡で観察し
たところ、表面に到達するレーザーのパワーが80mW
時、直径約10μmの貫通した孔が形成されていること
が確認できた。
【0048】実施例3 ポリカーボネートに代えてアクリル系樹脂(旭化成
(株)製;商品名「デルペット80N」)を用いた以外
は実施例1と同様にポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム上に、ワイヤーバーで乾燥後の膜厚が約5
μmとなるよう塗布して試料とした。
【0049】単一モード半導体レーザー(波長870n
m)のレーザー光をレンズで集光し、上記試料の表面で
ビーム径10μmとなるように配置した。表面に到達す
るレーザーのパワーが50〜200mWの範囲で変化で
きるように半導体レーザーを調整し、20μsのパルス
幅で単一のパルスを試料に照射した。照射を完了した試
料を光学顕微鏡で観察したところ、表面に到達するレー
ザーのパワーが70mW時、直径約10μmの貫通した
孔が形成されていることが確認できた。
【0050】実施例4 アクリル系樹脂に代えてポリエステル樹脂(東洋紡
(株)製;商品名「バイロン200」)を用いた以外は
実施例3と同様の操作を行った。
【0051】照射を完了した試料を光学顕微鏡で観察し
たところ、表面に到達するレーザーのパワーが80mW
時、直径約10μmの貫通した孔が形成されていること
が確認できた。
【0052】実施例5 超音波分散を行う代わりに、ポリカーボネートと色素を
10:1の割合で加熱混合(300℃)し、色素を樹脂
中に均一に分散させた後に、ジクロロメタンを加えて溶
液とした以外は実施例1と同様の操作を行った。
【0053】照射を完了した試料を光学顕微鏡で観察し
たところ、表面に到達するレーザーのパワーが70mW
時、直径約10μmの貫通した孔が形成されていること
が確認できた。
【0054】実施例6 化合物(3)を用いる代わりに下記化合物(5)を用い
た以外は実施例1と同様の操作を行った。
【0055】
【化6】
【0056】照射を完了した試料を光学顕微鏡で観察し
たところ、表面に到達するレーザーのパワーが80mW
時、直径約10μmの貫通した孔が形成されていること
が確認できた。
【0057】実施例7 化合物(3)を用いる代わりに下記化合物(6)を用い
た以外は実施例1と同様の操作を行った。
【0058】
【化7】
【0059】照射を完了した試料を光学顕微鏡で観察し
たところ、表面に到達するレーザーのパワーが80mW
時、直径約10μmの貫通した孔が形成されていること
が確認できた。
【0060】実施例8 化合物(3)を用いる代わりに下記化合物(7)を用い
た以外は実施例1と同様の操作を行った。
【0061】
【化8】
【0062】照射を完了した試料を光学顕微鏡で観察し
たところ、表面に到達するレーザーのパワーが80mW
時、直径約10μmの貫通した孔が形成されていること
が確認できた。
【0063】実施例9 化合物(3)を用いる代わりに下記化合物(8)を用い
た以外は実施例1と同様の操作を行った。
【0064】
【化9】
【0065】照射を完了した試料を光学顕微鏡で観察し
たところ、表面に到達するレーザーのパワーが80mW
時、直径約10μmの貫通した孔が形成されていること
が確認できた。
【0066】実施例10 ・下塗り層の形成 厚さ175μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
上にプライマー層として、乾燥膜厚0.2μmとなるよ
うにゼラチン下塗り層を形成した。
【0067】・光熱変換層の形成 下記の成分で作成した塗布液を前記のゼラチン下塗りポ
リエチレンテレフタレート上に乾燥膜厚2μmとなるよ
うに塗布し、光熱変換層を形成した。
【0068】
【表1】
【0069】・シリコーンゴム層の形成 下記の成分で作成した塗布液を前記の光熱変換層上に乾
燥膜厚2μmとなるように塗布し、シリコーンゴム層を
形成した。
【0070】
【表2】
【0071】上記のようにして得られた平版印刷用原版
に、版面上のパワーが110mWとなるようにビーム径
10μm、発振波長830nmの半導体レーザーを用い
て書き込みを行った。レーザー記録感度は200mJ/
cm2、解像力8μmでシャープなエッジの平版印刷版
が形成できた。
【0072】実施例11 化合物(3)に代えて化合物(4)を用いた以外は実施
例10と同様の操作で平版印刷用原版を作製した。
【0073】上記のようにして得られた平版印刷用原版
に、版面上のパワーが110mWとなるようにビーム径
10μm、発振波長830nmの半導体レーザーを用い
て書き込みを行った。レーザー記録感度は200mJ/
cm2、解像力8μmでシャープなエッジの平版印刷版
が形成できた。
【0074】実施例12 化合物(3)に代えて化合物(5)を用いた以外は実施
例10と同様の操作で平版印刷用原版を作製した。
【0075】上記のようにして得られた平版印刷用原版
に、版面上のパワーが110mWとなるようにビーム径
10μm、発振波長790nmの半導体レーザーを用い
て書き込みを行った。レーザー記録感度は200mJ/
cm2、解像力8μmでシャープなエッジの平版印刷版
が形成できた。
【0076】
【発明の効果】本発明の光熱変換材料は、近赤外域(7
50nm〜1000nm)に発光領域を持つ半導体レー
ザーに対して高い感度を示し、光熱変換効率が高いため
種々の用途に使用できる。また、この光熱変換材料を用
いたダイレクト製版用印刷原版は作製が容易で、高画質
の印刷物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高後 修 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表わされるナフタロ
    シアニン化合物を含有することを特徴とする光熱変換材
    料。 【化1】 〔式中、A1〜A24は各々独立に、水素原子またはハロ
    ゲン原子を表し、Mは2個の水素原子、2価の金属、3
    価の金属誘導体または4価の金属誘導体を表す〕
  2. 【請求項2】 一般式(1)においてMがAlCl、M
    g、Co、Ni、Cu、Zn、VOまたはTiOである
    請求項1の光熱変換材料。
  3. 【請求項3】 支持体上に光熱変換層を設けてなるダイ
    レクト製版用平版印刷原版において、光熱変換層中に請
    求項1あるいは2の光熱変換材料を含有することを特徴
    とするダイレクト製版用平版印刷原版。
  4. 【請求項4】 請求項3のダイレクト製版用平版印刷原
    版に、光源として750nm〜1000nmに発光領域
    を持つ半導体レーザー光を照射して平版印刷版を作製す
    る方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001042857A1 (en) * 1999-12-09 2001-06-14 Toray Industries, Inc. Photosensitive resin print plate material and production method for photosensitive resin print plate
JP2002234263A (ja) * 2000-12-06 2002-08-20 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 可逆性記録媒体
JP2003136846A (ja) * 2001-11-06 2003-05-14 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 光記録媒体

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JP2002234263A (ja) * 2000-12-06 2002-08-20 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 可逆性記録媒体
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