JPH11274578A - 熱電変換材料の製造方法および熱電変換モジュール - Google Patents
熱電変換材料の製造方法および熱電変換モジュールInfo
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- JPH11274578A JPH11274578A JP10070145A JP7014598A JPH11274578A JP H11274578 A JPH11274578 A JP H11274578A JP 10070145 A JP10070145 A JP 10070145A JP 7014598 A JP7014598 A JP 7014598A JP H11274578 A JPH11274578 A JP H11274578A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造が容易で優れた量産性を有する熱電変換
モジュールを得る。 【解決手段】 表裏面にそれぞれ位置し、電気的絶縁性
および所定の機械的強度を有する第1の基板3および第
2の基板6と、単一領域に広がって第1の基板3および
第2の基板6にそれぞれ形成された第1の電極板2およ
び第2の電極板7と、一方端が第1の電極板2に、他方
端が第2の電極板7にそれぞれ電気的に接続されるとと
もに相互に並列接続されて複数設けられ、単一の伝導型
からなって両端に温度差を付与することで起電力を発生
する熱電変換素子12と、第1の電極板2および第2の
電極板7にそれぞれ取り付けられ、生成された電力を外
部に取り出すリード線とを有する構成の熱電変換モジュ
ールとする。
モジュールを得る。 【解決手段】 表裏面にそれぞれ位置し、電気的絶縁性
および所定の機械的強度を有する第1の基板3および第
2の基板6と、単一領域に広がって第1の基板3および
第2の基板6にそれぞれ形成された第1の電極板2およ
び第2の電極板7と、一方端が第1の電極板2に、他方
端が第2の電極板7にそれぞれ電気的に接続されるとと
もに相互に並列接続されて複数設けられ、単一の伝導型
からなって両端に温度差を付与することで起電力を発生
する熱電変換素子12と、第1の電極板2および第2の
電極板7にそれぞれ取り付けられ、生成された電力を外
部に取り出すリード線とを有する構成の熱電変換モジュ
ールとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電変換材料の製
造方法および熱電変換モジュールに関するものである。
造方法および熱電変換モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境問題の深刻化等から、熱
電変換素子による排熱を利用した発電がにわかに注目を
浴びてきている。これに伴い、熱電変換素子の熱から電
気への変換効率すなわち熱電変換効率を高めるために、
熱電材料の開発が盛んに行われるようになってきた。
電変換素子による排熱を利用した発電がにわかに注目を
浴びてきている。これに伴い、熱電変換素子の熱から電
気への変換効率すなわち熱電変換効率を高めるために、
熱電材料の開発が盛んに行われるようになってきた。
【0003】熱電材料の熱電特性は、ゼーベック係数
S、電気伝導度σ、熱伝導度κをパラメータとした性能
指数Zで表され、これはZ=S^2×σ/κとなる。そ
して、この性能指数Zの値が大きいほど熱から電気へ効
率よく変換されることを示す。なお、この式の分子であ
る、S^2×σは、特にパワーファクタと呼ばれてい
る。
S、電気伝導度σ、熱伝導度κをパラメータとした性能
指数Zで表され、これはZ=S^2×σ/κとなる。そ
して、この性能指数Zの値が大きいほど熱から電気へ効
率よく変換されることを示す。なお、この式の分子であ
る、S^2×σは、特にパワーファクタと呼ばれてい
る。
【0004】熱電特性が良い、すなわち性能指数Zの大
きな材料を得るためには、上の式から導かれるように、
ゼーベック係数Sと電気伝導度σを大きくし、熱伝導度
κを小さくすればよい。
きな材料を得るためには、上の式から導かれるように、
ゼーベック係数Sと電気伝導度σを大きくし、熱伝導度
κを小さくすればよい。
【0005】それぞれのパラメータは、温度特性を有す
るために、発電のための熱源の温度に応じて最適な材料
が選ばれる。
るために、発電のための熱源の温度に応じて最適な材料
が選ばれる。
【0006】ここで、200℃から600℃程度のいわ
ゆる中温度領域は、自動車の排気ガスやごみの焼却熱
等、実用的な熱源が身の回りに多数存在しているので、
これらの熱源から利用しやすい電気エネルギーに高効率
で変換することには特に大きな期待がもたれている。こ
の温度領域の熱電変換材料としてはPbTe系などが知
られているが、性能指数Zが小さいこと、熱から電気へ
の変換効率が小さいこと、Pbを含んでいるので地球環
境への悪影響が懸念されることなどから、実用例は限ら
れたものとなっている。
ゆる中温度領域は、自動車の排気ガスやごみの焼却熱
等、実用的な熱源が身の回りに多数存在しているので、
これらの熱源から利用しやすい電気エネルギーに高効率
で変換することには特に大きな期待がもたれている。こ
の温度領域の熱電変換材料としてはPbTe系などが知
られているが、性能指数Zが小さいこと、熱から電気へ
の変換効率が小さいこと、Pbを含んでいるので地球環
境への悪影響が懸念されることなどから、実用例は限ら
れたものとなっている。
【0007】このような中で、近年、中温度領域で良好
な特性を有するCoSb3系の材料が注目を浴びてい
る。CoSb3は、P型と同様に大きなゼーベック係数
と大きな電気伝導度を示すP型の熱電半導体であり、P
dやPt、あるいはTe等の元素を添加することで電気
伝導型がN型に変わる優れた熱電特性が期待されている
にもかかわらず、熱伝導率が高いために実用化には至っ
ていない。このCoSb3については、熱伝導率の低下
のために種々の検討がなされているが、熱伝導率が低下
するとゼーベック係数と電気伝導度も同時に小さくなっ
てしまって総合的に性能指数Zの向上には至らないの
で、熱電変換効率は向上しない。
な特性を有するCoSb3系の材料が注目を浴びてい
る。CoSb3は、P型と同様に大きなゼーベック係数
と大きな電気伝導度を示すP型の熱電半導体であり、P
dやPt、あるいはTe等の元素を添加することで電気
伝導型がN型に変わる優れた熱電特性が期待されている
にもかかわらず、熱伝導率が高いために実用化には至っ
ていない。このCoSb3については、熱伝導率の低下
のために種々の検討がなされているが、熱伝導率が低下
するとゼーベック係数と電気伝導度も同時に小さくなっ
てしまって総合的に性能指数Zの向上には至らないの
で、熱電変換効率は向上しない。
【0008】ところで、熱電変換材料は、その実用に当
たり、適当な形状に加工して作製した熱電変換素子を複
数個集めて組み立てた熱電変換モジュールとして用いら
れる。
たり、適当な形状に加工して作製した熱電変換素子を複
数個集めて組み立てた熱電変換モジュールとして用いら
れる。
【0009】ここで、従来の熱電変換モジュールについ
て説明する。図8は従来の熱電変換モジュールを示す斜
視図、図9は図8の熱電変換モジュールを示す平面図お
よび正面図である。
て説明する。図8は従来の熱電変換モジュールを示す斜
視図、図9は図8の熱電変換モジュールを示す平面図お
よび正面図である。
【0010】ここで、図9(a)は電気的絶縁性を有す
るセラミックス等からなる第1の基板3上に第1の電極
板2が形成された図、図9(b)は、図9(a)に対し
てさらに、第1の電極板2上にP型の熱電変換素子4と
N型の熱電変換素子5が交互に搭載された図、図9
(c)は、図9(b)に対してさらに、これらの熱電変
換素子4,5上に電気的絶縁性を有するセラミックス等
からなる第2の基板6が第2の電極板7を介して搭載さ
れた図である。
るセラミックス等からなる第1の基板3上に第1の電極
板2が形成された図、図9(b)は、図9(a)に対し
てさらに、第1の電極板2上にP型の熱電変換素子4と
N型の熱電変換素子5が交互に搭載された図、図9
(c)は、図9(b)に対してさらに、これらの熱電変
換素子4,5上に電気的絶縁性を有するセラミックス等
からなる第2の基板6が第2の電極板7を介して搭載さ
れた図である。
【0011】図示するように、熱電変換モジュール1
は、この熱電変換モジュール1の機械的強度を保つため
に、電気的絶縁性を有するセラミックス等からなる第1
の基板3と第2の基板6が表裏面に位置している。そし
て、これら第1の基板3および第2の基板6に挟まれる
ようにして、両端に温度差を付与することで起電力を発
生するP型の熱電変換素子4とN型の熱電変換素子5が
複数設けられている。
は、この熱電変換モジュール1の機械的強度を保つため
に、電気的絶縁性を有するセラミックス等からなる第1
の基板3と第2の基板6が表裏面に位置している。そし
て、これら第1の基板3および第2の基板6に挟まれる
ようにして、両端に温度差を付与することで起電力を発
生するP型の熱電変換素子4とN型の熱電変換素子5が
複数設けられている。
【0012】第1の基板3には銅などからなる第1の電
極板2が、第2の基板6には同じく銅などからなる第2
の電極板7が、それぞれ複数の領域に分割形成されてい
る。そして、P型の熱電変換素子4とN型の熱電変換素
子5とは、分割形成された第1の電極板3および第2の
電極板7により直列接続されている。
極板2が、第2の基板6には同じく銅などからなる第2
の電極板7が、それぞれ複数の領域に分割形成されてい
る。そして、P型の熱電変換素子4とN型の熱電変換素
子5とは、分割形成された第1の電極板3および第2の
電極板7により直列接続されている。
【0013】なお、このような熱電変換モジュール1に
は、電力を外部に取り出すためのリード線8が第1の電
極板2に接続されている。
は、電力を外部に取り出すためのリード線8が第1の電
極板2に接続されている。
【0014】次に、このような従来の熱電変換モジュー
ルの動作について説明する。熱電変換モジュール1を図
10に示すような評価装置にセットする。評価装置は、
熱電変換モジュール1の一方の面を加熱するために電気
ヒータがセットされた加熱面9と、熱電変換モジュール
1のもう一方の面を冷却するための冷却水が流れる冷却
面10とからなる。そして、熱電変換モジュール1のリ
ード線8が電流計、負荷抵抗、電圧計からなる計測器1
1にセットされる。
ルの動作について説明する。熱電変換モジュール1を図
10に示すような評価装置にセットする。評価装置は、
熱電変換モジュール1の一方の面を加熱するために電気
ヒータがセットされた加熱面9と、熱電変換モジュール
1のもう一方の面を冷却するための冷却水が流れる冷却
面10とからなる。そして、熱電変換モジュール1のリ
ード線8が電流計、負荷抵抗、電圧計からなる計測器1
1にセットされる。
【0015】熱電変換モジュール1をこのような評価装
置にセットし、この熱電変換モジュール1の一方の面と
他方の面との間に温度差を付与すると、熱電変換モジュ
ール1を構成するP型の熱電変換素子4とN型の熱電変
換素子5の両端に、温度差に応じた起電力がゼーベック
効果により発生する。P型の熱電変換素子4では正孔
が、N型の熱電変換素子5では電子が、それぞれ起電力
発生の基となるために、P型の熱電変換素子4ではこの
素子内を高温端から低温端へ向かって電流が流れるよう
な起電力が発生し、N型の熱電変換素子5ではこの素子
内を低温側から高温側へ向かって電流が流れるような起
電力が発生する。従って、P型の熱電変換素子4とN型
の熱電変換素子5とを電気的に直列に接続した熱電変換
モジュール1のリード8線からは、P型の熱電変換素子
4とN型の熱電変換素子5とから発生する熱起電力が加
算されたものが電力として取り出されることになる。
置にセットし、この熱電変換モジュール1の一方の面と
他方の面との間に温度差を付与すると、熱電変換モジュ
ール1を構成するP型の熱電変換素子4とN型の熱電変
換素子5の両端に、温度差に応じた起電力がゼーベック
効果により発生する。P型の熱電変換素子4では正孔
が、N型の熱電変換素子5では電子が、それぞれ起電力
発生の基となるために、P型の熱電変換素子4ではこの
素子内を高温端から低温端へ向かって電流が流れるよう
な起電力が発生し、N型の熱電変換素子5ではこの素子
内を低温側から高温側へ向かって電流が流れるような起
電力が発生する。従って、P型の熱電変換素子4とN型
の熱電変換素子5とを電気的に直列に接続した熱電変換
モジュール1のリード8線からは、P型の熱電変換素子
4とN型の熱電変換素子5とから発生する熱起電力が加
算されたものが電力として取り出されることになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、CoS
b3系の材料は利用しやすい中温度領域で有望な材料で
あるにも係わらず、熱伝導率が高いために熱電特性が向
上せず、熱電変換効率が低いという問題点がある。
b3系の材料は利用しやすい中温度領域で有望な材料で
あるにも係わらず、熱伝導率が高いために熱電特性が向
上せず、熱電変換効率が低いという問題点がある。
【0017】また、従来の熱電変換モジュール1は、P
型の熱電変換素子4とN型の熱電変換素子5とを交互に
直列に接続する必要があるために、絶縁板(第1の基板
3、第2の基板6)上に熱電変換素子4,5の形状に応
じた複数の電極板(第1の電極板2、第2の電極板7)
を形成したり、この電極板上にP型の熱電変換素子4と
N型の熱電変換素子5とを交互に並べる必要があり、組
立が煩雑で量産性に欠けるという問題点がある。
型の熱電変換素子4とN型の熱電変換素子5とを交互に
直列に接続する必要があるために、絶縁板(第1の基板
3、第2の基板6)上に熱電変換素子4,5の形状に応
じた複数の電極板(第1の電極板2、第2の電極板7)
を形成したり、この電極板上にP型の熱電変換素子4と
N型の熱電変換素子5とを交互に並べる必要があり、組
立が煩雑で量産性に欠けるという問題点がある。
【0018】そこで、本発明は、熱伝導率の小さいCo
Sb3系の材料からなる熱電変換材料を提供することを
目的とする。
Sb3系の材料からなる熱電変換材料を提供することを
目的とする。
【0019】また、本発明は、製造が容易で優れた量産
性を有する熱電変換モジュールを提供することを目的と
する。
性を有する熱電変換モジュールを提供することを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の熱電変換材料の製造方法は、CoとSbに
Pd,PtおよびNiの少なくとも何れか一種類を添加
してなる第1の化合物を作製し、CoとSbにS,Se
およびTeの少なくとも何れか一種類を添加してなる第
2の化合物を作製し、第1の化合物と第2の化合物とを
所定の混合量で混合して焼結したものである。
に、本発明の熱電変換材料の製造方法は、CoとSbに
Pd,PtおよびNiの少なくとも何れか一種類を添加
してなる第1の化合物を作製し、CoとSbにS,Se
およびTeの少なくとも何れか一種類を添加してなる第
2の化合物を作製し、第1の化合物と第2の化合物とを
所定の混合量で混合して焼結したものである。
【0021】これにより、CoSb3系の材料からなる
熱電変換材料の熱伝導率を、ゼーベック係数と電気伝導
度を大幅に減少させることなく小さくすることができ
る。
熱電変換材料の熱伝導率を、ゼーベック係数と電気伝導
度を大幅に減少させることなく小さくすることができ
る。
【0022】また、本発明の熱電変換モジュールは、表
裏面にそれぞれ位置し、電気的絶縁性および所定の機械
的強度を有する第1の基板および第2の基板と、単一領
域に広がって第1の基板および第2の基板にそれぞれ形
成された第1の電極板および第2の電極板と、一方端が
第1の電極板に、他方端が第2の電極板にそれぞれ電気
的に接続されるとともに相互に並列接続されて複数設け
られ、単一の伝導型からなって両端に温度差を付与する
ことで起電力を発生する熱電変換素子と、第1の電極板
および第2の電極板にそれぞれ取り付けられ、生成され
た電力を外部に取り出すリード線とを有する構成とした
ものである。
裏面にそれぞれ位置し、電気的絶縁性および所定の機械
的強度を有する第1の基板および第2の基板と、単一領
域に広がって第1の基板および第2の基板にそれぞれ形
成された第1の電極板および第2の電極板と、一方端が
第1の電極板に、他方端が第2の電極板にそれぞれ電気
的に接続されるとともに相互に並列接続されて複数設け
られ、単一の伝導型からなって両端に温度差を付与する
ことで起電力を発生する熱電変換素子と、第1の電極板
および第2の電極板にそれぞれ取り付けられ、生成され
た電力を外部に取り出すリード線とを有する構成とした
ものである。
【0023】これにより、製造が容易で優れた量産性を
有する熱電変換モジュールが得られる。
有する熱電変換モジュールが得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、CoとSbにPd,PtおよびNiの少なくとも何
れか一種類を添加してなる第1の化合物を作製し、Co
とSbにS,SeおよびTeの少なくとも何れか一種類
を添加してなる第2の化合物を作製し、第1の化合物と
第2の化合物とを所定の混合量で混合して焼結する熱電
変換材料の製造方法であり、N型の電気伝導を示すCo
Sb3系の材料からなる熱電変換材料の熱伝導率を、ゼ
ーベック係数と電気伝導度を大幅に減少させることなく
小さくすることが可能になるという作用を有する。
は、CoとSbにPd,PtおよびNiの少なくとも何
れか一種類を添加してなる第1の化合物を作製し、Co
とSbにS,SeおよびTeの少なくとも何れか一種類
を添加してなる第2の化合物を作製し、第1の化合物と
第2の化合物とを所定の混合量で混合して焼結する熱電
変換材料の製造方法であり、N型の電気伝導を示すCo
Sb3系の材料からなる熱電変換材料の熱伝導率を、ゼ
ーベック係数と電気伝導度を大幅に減少させることなく
小さくすることが可能になるという作用を有する。
【0025】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、第1の化合物と第2の化合物と
の混合量は、第1の化合物に対する第2の化合物の占有
量が分子比で5%から95%の範囲である熱電変換材料
の製造方法であり、N型の電気伝導を示すCoSb3系
の材料からなる熱電変換材料の熱伝導率を、ゼーベック
係数と電気伝導度を大幅に減少させることなく小さくす
ることが可能になるという作用を有する。
1記載の発明において、第1の化合物と第2の化合物と
の混合量は、第1の化合物に対する第2の化合物の占有
量が分子比で5%から95%の範囲である熱電変換材料
の製造方法であり、N型の電気伝導を示すCoSb3系
の材料からなる熱電変換材料の熱伝導率を、ゼーベック
係数と電気伝導度を大幅に減少させることなく小さくす
ることが可能になるという作用を有する。
【0026】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、第1の化合物と第2の化合物と
の混合量は、第1の化合物に対する第2の化合物の占有
量が分子比で10%から90%の範囲である熱電変換材
料の製造方法であり、N型の電気伝導を示すCoSb3
系の材料からなる熱電変換材料の熱伝導率を、ゼーベッ
ク係数と電気伝導度を大幅に減少させることなく小さく
することが可能になるという作用を有する。
1記載の発明において、第1の化合物と第2の化合物と
の混合量は、第1の化合物に対する第2の化合物の占有
量が分子比で10%から90%の範囲である熱電変換材
料の製造方法であり、N型の電気伝導を示すCoSb3
系の材料からなる熱電変換材料の熱伝導率を、ゼーベッ
ク係数と電気伝導度を大幅に減少させることなく小さく
することが可能になるという作用を有する。
【0027】本発明の請求項4に記載の発明は、表裏面
にそれぞれ位置し、電気的絶縁性および所定の機械的強
度を有する第1の基板および第2の基板と、単一領域に
広がって第1の基板および第2の基板にそれぞれ形成さ
れた第1の電極板および第2の電極板と、一方端が第1
の電極板に、他方端が第2の電極板にそれぞれ電気的に
接続されるとともに相互に並列接続されて複数設けら
れ、単一の伝導型からなって両端に温度差を付与するこ
とで起電力を発生する熱電変換素子と、第1の電極板お
よび第2の電極板にそれぞれ取り付けられ、生成された
電力を外部に取り出すリード線とを有する熱電変換モジ
ュールであり、単一の伝導型の熱電変換素子が用いられ
ているので、絶縁板上に複数の領域に分割して電極板を
形成してP型とN型の熱電変換素子を交互に直列に接続
する必要がなくなり、製造が容易で優れた量産性を有す
る熱電変換モジュールが得られるという作用を有する。
にそれぞれ位置し、電気的絶縁性および所定の機械的強
度を有する第1の基板および第2の基板と、単一領域に
広がって第1の基板および第2の基板にそれぞれ形成さ
れた第1の電極板および第2の電極板と、一方端が第1
の電極板に、他方端が第2の電極板にそれぞれ電気的に
接続されるとともに相互に並列接続されて複数設けら
れ、単一の伝導型からなって両端に温度差を付与するこ
とで起電力を発生する熱電変換素子と、第1の電極板お
よび第2の電極板にそれぞれ取り付けられ、生成された
電力を外部に取り出すリード線とを有する熱電変換モジ
ュールであり、単一の伝導型の熱電変換素子が用いられ
ているので、絶縁板上に複数の領域に分割して電極板を
形成してP型とN型の熱電変換素子を交互に直列に接続
する必要がなくなり、製造が容易で優れた量産性を有す
る熱電変換モジュールが得られるという作用を有する。
【0028】本発明の請求項5に記載の発明は、表裏面
にそれぞれ位置し、電気的絶縁性および所定の機械的強
度を有する第1の基板および第2の基板と、単一領域に
広がって第1の基板および第2の基板にそれぞれ形成さ
れた第1の電極板および第2の電極板と、第1の基板に
形成された第3の電極板と、一方端が第1の電極板に、
他方端が第2の電極板にそれぞれ電気的に接続されると
ともに相互に並列接続されて複数設けられ、単一の伝導
型からなって両端に温度差を付与することで起電力を発
生する熱電変換素子と、一方端が第3の電極板に、他方
端が第2の電極板にそれぞれ電気的に接続され、熱電変
換素子により第2の電極板に生成された電力を第3の電
極板に送る導電体と、第1の電極板および第3の電極板
にそれぞれ取り付けられ、生成された電力を外部に取り
出すリード線とを有する熱電変換モジュールであり、単
一の伝導型の熱電変換素子が用いられているので、絶縁
板上に複数の領域に分割して電極板を形成してP型とN
型の熱電変換素子を交互に直列に接続する必要がなくな
り、製造が容易で優れた量産性を有する熱電変換モジュ
ールが得られるという作用を有する。また、第1の電極
板および第3の電極板という同一温度域の電極板に取り
付けられた2本のリード線から、熱電変換モジュールの
特性を劣化させることなく電力を取り出すことが可能に
なるので、熱交換機等への組み込みが容易になるという
作用を有する。
にそれぞれ位置し、電気的絶縁性および所定の機械的強
度を有する第1の基板および第2の基板と、単一領域に
広がって第1の基板および第2の基板にそれぞれ形成さ
れた第1の電極板および第2の電極板と、第1の基板に
形成された第3の電極板と、一方端が第1の電極板に、
他方端が第2の電極板にそれぞれ電気的に接続されると
ともに相互に並列接続されて複数設けられ、単一の伝導
型からなって両端に温度差を付与することで起電力を発
生する熱電変換素子と、一方端が第3の電極板に、他方
端が第2の電極板にそれぞれ電気的に接続され、熱電変
換素子により第2の電極板に生成された電力を第3の電
極板に送る導電体と、第1の電極板および第3の電極板
にそれぞれ取り付けられ、生成された電力を外部に取り
出すリード線とを有する熱電変換モジュールであり、単
一の伝導型の熱電変換素子が用いられているので、絶縁
板上に複数の領域に分割して電極板を形成してP型とN
型の熱電変換素子を交互に直列に接続する必要がなくな
り、製造が容易で優れた量産性を有する熱電変換モジュ
ールが得られるという作用を有する。また、第1の電極
板および第3の電極板という同一温度域の電極板に取り
付けられた2本のリード線から、熱電変換モジュールの
特性を劣化させることなく電力を取り出すことが可能に
なるので、熱交換機等への組み込みが容易になるという
作用を有する。
【0029】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5記載の発明において、導電体が熱電変換素子の導電型
とは異なる導電型の接続素子である熱電変換モジュール
であり、製造が容易で優れた量産性を有する熱電変換モ
ジュールが得られるという作用を有する。また、熱交換
機等への組み込みが容易になるという作用を有する。
5記載の発明において、導電体が熱電変換素子の導電型
とは異なる導電型の接続素子である熱電変換モジュール
であり、製造が容易で優れた量産性を有する熱電変換モ
ジュールが得られるという作用を有する。また、熱交換
機等への組み込みが容易になるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
5記載の発明において、導電体が金属である熱電変換モ
ジュールであり、製造が容易で優れた量産性を有する熱
電変換モジュールが得られるという作用を有する。ま
た、熱交換機等への組み込みが容易になるという作用を
有する。
5記載の発明において、導電体が金属である熱電変換モ
ジュールであり、製造が容易で優れた量産性を有する熱
電変換モジュールが得られるという作用を有する。ま
た、熱交換機等への組み込みが容易になるという作用を
有する。
【0031】本発明の請求項8に記載の発明は、表裏面
にそれぞれ位置し、導電性および所定の機械的強度を有
する第1の基板および第2の基板と、一方端が第1の基
板に、他方端が第2の基板にそれぞれ電気的に接続され
るとともに相互に並列接続されて複数設けられ、単一の
伝導型からなって両端に温度差を付与することで起電力
を発生する熱電変換素子と、第1の基板および第2の基
板にそれぞれ取り付けられ、生成された電力を外部に取
り出すリード線とを有する熱電変換モジュールであり、
機械的強度を保つ第1の基板および第2の基板が電気伝
導性を有して電極板を兼ねているので、電極板をあらた
めて形成することなく、熱電変換素子を直接第1の基板
と第2の基板とに固定するだけで電気的接続が行われる
ことになり、より量産性に優れた熱電変換モジュールが
得られるという作用を有する。また、外部から付与され
た温度を第1の基板と第2の基板から効率的に熱電変換
素子の両端に伝達することができるので、熱電変換素子
により、大きな温度差を付与することができ、熱電変換
効率が一層高くなって、電力を極めて効率よく取り出す
ことが可能になるという作用を有する。
にそれぞれ位置し、導電性および所定の機械的強度を有
する第1の基板および第2の基板と、一方端が第1の基
板に、他方端が第2の基板にそれぞれ電気的に接続され
るとともに相互に並列接続されて複数設けられ、単一の
伝導型からなって両端に温度差を付与することで起電力
を発生する熱電変換素子と、第1の基板および第2の基
板にそれぞれ取り付けられ、生成された電力を外部に取
り出すリード線とを有する熱電変換モジュールであり、
機械的強度を保つ第1の基板および第2の基板が電気伝
導性を有して電極板を兼ねているので、電極板をあらた
めて形成することなく、熱電変換素子を直接第1の基板
と第2の基板とに固定するだけで電気的接続が行われる
ことになり、より量産性に優れた熱電変換モジュールが
得られるという作用を有する。また、外部から付与され
た温度を第1の基板と第2の基板から効率的に熱電変換
素子の両端に伝達することができるので、熱電変換素子
により、大きな温度差を付与することができ、熱電変換
効率が一層高くなって、電力を極めて効率よく取り出す
ことが可能になるという作用を有する。
【0032】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
4、5、6、7または8記載の発明において、熱電変換
素子は請求項1、2または3記載の熱電変換材料の製造
方法により得られた熱電変換材料が用いられている熱電
変換モジュールであり、200℃から600℃程度のい
わゆる中温度領域で、効率よく熱から電力を取り出すこ
とが可能になるという作用を有する。
4、5、6、7または8記載の発明において、熱電変換
素子は請求項1、2または3記載の熱電変換材料の製造
方法により得られた熱電変換材料が用いられている熱電
変換モジュールであり、200℃から600℃程度のい
わゆる中温度領域で、効率よく熱から電力を取り出すこ
とが可能になるという作用を有する。
【0033】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図7を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
から図7を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0034】(実施の形態1)以下、CoSb3にPt
を固溶させた第1の化合物とCoSb3にTeを固溶さ
せた第2の化合物とを混合させてなる本実施の形態にお
ける熱電変換材料について説明する。
を固溶させた第1の化合物とCoSb3にTeを固溶さ
せた第2の化合物とを混合させてなる本実施の形態にお
ける熱電変換材料について説明する。
【0035】この熱電変換材料において、CoとSbと
Ptとからなる第1の化合物は次のようにして作製され
る。
Ptとからなる第1の化合物は次のようにして作製され
る。
【0036】まず、純度99.99%以上のCoとSb
とPtとの原料粉をそれぞれ(CoSb3)0.9、P
t0.1の原子比となるように秤量する。秤量後、良く
攪拌して原料粉同士が均質になるように混合する。混合
後成型を行い、これを第1のペレットにする。そして、
成型後、炭素被覆を施した石英管中に第1のペレットを
入れる。
とPtとの原料粉をそれぞれ(CoSb3)0.9、P
t0.1の原子比となるように秤量する。秤量後、良く
攪拌して原料粉同士が均質になるように混合する。混合
後成型を行い、これを第1のペレットにする。そして、
成型後、炭素被覆を施した石英管中に第1のペレットを
入れる。
【0037】次に、第1のペレットを入れた石英管を電
気炉にセットして原料粉を化合させるために一次反応を
行う。電気炉は、真空引きを行った後Arガスを置換す
る。一次反応は、Arガス雰囲気にてたとえば800℃
の温度で30時間程度行う。その後、徐冷して電気炉の
温度が室温になった時点で第1のペレットを取り出す
と、CoとSbとPtとからなる第1の化合物が作製さ
れる。
気炉にセットして原料粉を化合させるために一次反応を
行う。電気炉は、真空引きを行った後Arガスを置換す
る。一次反応は、Arガス雰囲気にてたとえば800℃
の温度で30時間程度行う。その後、徐冷して電気炉の
温度が室温になった時点で第1のペレットを取り出す
と、CoとSbとPtとからなる第1の化合物が作製さ
れる。
【0038】また、CoとSbとTeとからなる第2の
化合物はCoとSbとPtとからなる第1の化合物と同
様にして作製される。
化合物はCoとSbとPtとからなる第1の化合物と同
様にして作製される。
【0039】すなわち、純度99.99%以上のCoと
SbとTeとの原料粉をそれぞれ(CoSb3)0.
9、Te0.1の原子比となるように秤量する。秤量
後、良く攪拌して原料粉同士が均質になるように混合す
る。混合後成型を行い、これを第2のペレットにする。
そして、成型後、炭素被覆を施した石英管中に第2のペ
レットを入れる。
SbとTeとの原料粉をそれぞれ(CoSb3)0.
9、Te0.1の原子比となるように秤量する。秤量
後、良く攪拌して原料粉同士が均質になるように混合す
る。混合後成型を行い、これを第2のペレットにする。
そして、成型後、炭素被覆を施した石英管中に第2のペ
レットを入れる。
【0040】次に、第2のペレットを入れた石英管を電
気炉にセットして原料粉を化合させるために一次反応を
行う。電気炉は、真空引きを行った後Arガスを置換す
る。一次反応は、Arガス雰囲気にてたとえば800℃
の温度で30時間程度行う。その後、徐冷して電気炉の
温度が室温になった時点で第2のペレットを取り出す
と、CoとSbとTeとからなる第2の化合物が作製さ
れる。
気炉にセットして原料粉を化合させるために一次反応を
行う。電気炉は、真空引きを行った後Arガスを置換す
る。一次反応は、Arガス雰囲気にてたとえば800℃
の温度で30時間程度行う。その後、徐冷して電気炉の
温度が室温になった時点で第2のペレットを取り出す
と、CoとSbとTeとからなる第2の化合物が作製さ
れる。
【0041】次に、第1の化合物と第2の化合物とを混
合して焼結を行う。ここでは、先ず、第1の化合物と第
2の化合物とを均質に混合させるために、第1の化合物
と第2の化合物とをそれぞれ粉砕して90μm以下程度
の粉末とする。
合して焼結を行う。ここでは、先ず、第1の化合物と第
2の化合物とを均質に混合させるために、第1の化合物
と第2の化合物とをそれぞれ粉砕して90μm以下程度
の粉末とする。
【0042】次に、第1の化合物の粉末と第2の化合物
の粉末とを所定の混合比となるように秤量し、2種類の
粉末を良く攪拌して粉末同士が均質になるように混合し
て焼結のための原料粉末を作製する。
の粉末とを所定の混合比となるように秤量し、2種類の
粉末を良く攪拌して粉末同士が均質になるように混合し
て焼結のための原料粉末を作製する。
【0043】このようにして作製した原料粉をホットプ
レス法により焼結して、本実施の形態の熱電変換材料を
作製する。
レス法により焼結して、本実施の形態の熱電変換材料を
作製する。
【0044】ホットプレスは、次のようにして行う。ダ
イスとパンチはグラファイト製を用いる。ダイスに原料
粉を充填し、パンチを挿入した後にホットプレス装置に
セットする。ホットプレスを真空引きした後にArガス
を導入する。そして、たとえば温度730℃、加圧20
MPaの焼結条件で60分間の焼結を行う。
イスとパンチはグラファイト製を用いる。ダイスに原料
粉を充填し、パンチを挿入した後にホットプレス装置に
セットする。ホットプレスを真空引きした後にArガス
を導入する。そして、たとえば温度730℃、加圧20
MPaの焼結条件で60分間の焼結を行う。
【0045】このようにして、CoSb3にPtを固溶
させた第1の化合物とCoSb3にTeを固溶させた第
2の化合物とが混合された熱電変換材料が作製される。
させた第1の化合物とCoSb3にTeを固溶させた第
2の化合物とが混合された熱電変換材料が作製される。
【0046】このような熱電変換材料を評価するための
比較例の試料、すなわち当該材料と同じ組成を有するC
oとSbとPtとTeとからなる熱電変換材料は次のよ
うにして作製される。
比較例の試料、すなわち当該材料と同じ組成を有するC
oとSbとPtとTeとからなる熱電変換材料は次のよ
うにして作製される。
【0047】先ず、純度99.99%以上のCoとSb
とPtとTeの原料粉を秤量後良く攪拌して原料粉同士
が均質になるように混合する。混合後、成型を行いペレ
ットにする。そして、成型後、炭素被覆を施した石英管
中にこのペレットを入れる。
とPtとTeの原料粉を秤量後良く攪拌して原料粉同士
が均質になるように混合する。混合後、成型を行いペレ
ットにする。そして、成型後、炭素被覆を施した石英管
中にこのペレットを入れる。
【0048】次に、ペレットを入れた石英管を電気炉に
セットして原料粉を化合させるために一次反応を行う。
電気炉は、真空引きを行った後Arガスを置換する。一
次反応は、Arガス雰囲気にてたとえば800℃の温度
で30時間程度行う。その後、徐冷して電気炉の温度が
室温になった時点でペレットを取り出す。次に、粉体同
士の混合は行わないものの、一次反応物内での組成の均
質化を図るために、一次反応を終えたペレットを粉砕し
90μm以下程度の粉末とする。そして、この粉体をホ
ットプレスの装置にセットし、ホットプレス装置を真空
引きした後にArガスを導入する。そして、たとえば温
度730℃、加圧20MPaの焼結条件で60分間の焼
結を行う。
セットして原料粉を化合させるために一次反応を行う。
電気炉は、真空引きを行った後Arガスを置換する。一
次反応は、Arガス雰囲気にてたとえば800℃の温度
で30時間程度行う。その後、徐冷して電気炉の温度が
室温になった時点でペレットを取り出す。次に、粉体同
士の混合は行わないものの、一次反応物内での組成の均
質化を図るために、一次反応を終えたペレットを粉砕し
90μm以下程度の粉末とする。そして、この粉体をホ
ットプレスの装置にセットし、ホットプレス装置を真空
引きした後にArガスを導入する。そして、たとえば温
度730℃、加圧20MPaの焼結条件で60分間の焼
結を行う。
【0049】このようにしてCoとSbとPtとTeと
からなる比較例の資料が作製される。
からなる比較例の資料が作製される。
【0050】ここで、本実施の形態に係る熱電変換材料
が、CoとSbとPtとからなる化合物と、CoとSb
とTeとからなる化合物とを混合して焼結することで作
製されているのに対し、比較例の試料は、CoとSbと
PtとTeを原料粉の段階から混合し反応させた後に粉
砕し、他の化合物等と混合することなく焼結して作製さ
れている。
が、CoとSbとPtとからなる化合物と、CoとSb
とTeとからなる化合物とを混合して焼結することで作
製されているのに対し、比較例の試料は、CoとSbと
PtとTeを原料粉の段階から混合し反応させた後に粉
砕し、他の化合物等と混合することなく焼結して作製さ
れている。
【0051】次に、上記のようにして作製された本実施
の形態の熱電変換材料および比較例の試料について、パ
ワーファクタと熱伝導率を測定して性能指数を求めるこ
とで熱電特性の評価を行った。
の形態の熱電変換材料および比較例の試料について、パ
ワーファクタと熱伝導率を測定して性能指数を求めるこ
とで熱電特性の評価を行った。
【0052】ここで、図1は本発明の実施の形態1にお
ける熱電変換材料と比較例の試料についての熱電特性を
示すグラフであり、図1(a)は混合量を変えたときの
パワーファクタの変化を、図1(b)は混合量を変えた
ときの熱伝導率の変化を、図1(c)は混合量を変えた
ときの性能指数の変化をそれぞれ示している。なお、横
軸の混合量は、第1の化合物の粉末への第2の化合物の
粉末の分子比での混合量の割合を示す。
ける熱電変換材料と比較例の試料についての熱電特性を
示すグラフであり、図1(a)は混合量を変えたときの
パワーファクタの変化を、図1(b)は混合量を変えた
ときの熱伝導率の変化を、図1(c)は混合量を変えた
ときの性能指数の変化をそれぞれ示している。なお、横
軸の混合量は、第1の化合物の粉末への第2の化合物の
粉末の分子比での混合量の割合を示す。
【0053】図1(a)、図1(b)および図1(c)
に示すように、第1の化合物の粉末への第2の化合物の
粉末の混合に対して、パワーファクタはほとんど変化し
ていない。また、第1の化合物の粉末と第2の化合物の
粉末とを混合したものは、第1の化合物の粉末および第
2の化合物の粉末の単体の場合よりも熱伝導率が小さく
なっている。さらに、熱電変換材料の性能を示す性能指
数は、第1の化合物の粉末と第2の化合物の粉末とを混
合したものは、第1の化合物の粉末および第2の化合物
の粉末の単体の場合よりも大きな値を示している。
に示すように、第1の化合物の粉末への第2の化合物の
粉末の混合に対して、パワーファクタはほとんど変化し
ていない。また、第1の化合物の粉末と第2の化合物の
粉末とを混合したものは、第1の化合物の粉末および第
2の化合物の粉末の単体の場合よりも熱伝導率が小さく
なっている。さらに、熱電変換材料の性能を示す性能指
数は、第1の化合物の粉末と第2の化合物の粉末とを混
合したものは、第1の化合物の粉末および第2の化合物
の粉末の単体の場合よりも大きな値を示している。
【0054】一方、実施の形態1の組成と同じ組成では
あるが、一次反応の段階からCoとSbとPtとTeの
原料粉を混合して作製した比較例の試料は、第1の化合
物の粉末および第2の化合物の粉末の単体のものよりも
熱伝導率は小さくなっているが、同時にパワーファクタ
も小さくなっているために、性能指数の向上には至って
いない。
あるが、一次反応の段階からCoとSbとPtとTeの
原料粉を混合して作製した比較例の試料は、第1の化合
物の粉末および第2の化合物の粉末の単体のものよりも
熱伝導率は小さくなっているが、同時にパワーファクタ
も小さくなっているために、性能指数の向上には至って
いない。
【0055】このように、単にCoとSbとPtとTe
の組成によれば熱電特性が向上するというものではな
く、本実施の形態で示したように、先ず、CoとSbと
Ptとからなる第1の化合物の粉末とCoと、SbとT
eとからなる第2の化合物の粉末とをそれぞれ作製し、
次にそれらを混合して焼結することにより、熱電特性が
向上するのである。
の組成によれば熱電特性が向上するというものではな
く、本実施の形態で示したように、先ず、CoとSbと
Ptとからなる第1の化合物の粉末とCoと、SbとT
eとからなる第2の化合物の粉末とをそれぞれ作製し、
次にそれらを混合して焼結することにより、熱電特性が
向上するのである。
【0056】また、混合量は、図1(c)から読み取れ
るように、5%から95%の範囲で性能指数の向上に効
果があるが、性能の安定性を考慮すれば、10%から9
0%の範囲が望ましい。
るように、5%から95%の範囲で性能指数の向上に効
果があるが、性能の安定性を考慮すれば、10%から9
0%の範囲が望ましい。
【0057】なお、本実施の形態では、添加元素をP
t,Teとした場合について示したが、添加元素はP
t,Teに限定されるものではなく、第1の化合物はC
oとSbにNi,PtおよびPdの少なくとも何れか一
種類を添加してなるものであれば、また、第2の化合物
はCoとSbにS,SeおよびTeの少なくとも何れか
一種類を添加してなるものであれば、どの組み合わせで
もパワーファクタが減少することなく熱伝導率が小さく
なり、性能指数が向上する。
t,Teとした場合について示したが、添加元素はP
t,Teに限定されるものではなく、第1の化合物はC
oとSbにNi,PtおよびPdの少なくとも何れか一
種類を添加してなるものであれば、また、第2の化合物
はCoとSbにS,SeおよびTeの少なくとも何れか
一種類を添加してなるものであれば、どの組み合わせで
もパワーファクタが減少することなく熱伝導率が小さく
なり、性能指数が向上する。
【0058】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における熱電変換モジュールを示す斜視図、図3は
図2の熱電変換モジュールを示す平面図および正面図で
ある。
態2における熱電変換モジュールを示す斜視図、図3は
図2の熱電変換モジュールを示す平面図および正面図で
ある。
【0059】なお、実施の形態2、3および4の熱電変
換モジュールにおける熱電変換素子は実施の形態1で作
製された熱電変換材料が用いられている。
換モジュールにおける熱電変換素子は実施の形態1で作
製された熱電変換材料が用いられている。
【0060】ここで、図3(a)は電気的絶縁性を有す
るセラミックス等からなる第1の基板3上に第1の電極
板2が形成された図、図3(b)は、図3(a)に対し
てさらに、第1の電極板2上に複数のN型の熱電変換素
子12が搭載された図、図3(c)は、図3(b)に対
してさらに、これらの熱電変換素子12上に電気的絶縁
性を有するセラミックス等からなる第2の基板6が第2
の電極板7を介して搭載された図である。
るセラミックス等からなる第1の基板3上に第1の電極
板2が形成された図、図3(b)は、図3(a)に対し
てさらに、第1の電極板2上に複数のN型の熱電変換素
子12が搭載された図、図3(c)は、図3(b)に対
してさらに、これらの熱電変換素子12上に電気的絶縁
性を有するセラミックス等からなる第2の基板6が第2
の電極板7を介して搭載された図である。
【0061】図示するように、熱電変換モジュール1
は、この熱電変換モジュール1の機械的強度を保つため
に、電気的絶縁性を有するセラミックス等からなる第1
の基板3と第2の基板6が表裏面に位置している。そし
て、これら第1の基板3および第2の基板6に挟まれる
ようにして、両端に温度差を付与することで起電力を発
生するN型の熱電変換素子12が複数設けられている。
は、この熱電変換モジュール1の機械的強度を保つため
に、電気的絶縁性を有するセラミックス等からなる第1
の基板3と第2の基板6が表裏面に位置している。そし
て、これら第1の基板3および第2の基板6に挟まれる
ようにして、両端に温度差を付与することで起電力を発
生するN型の熱電変換素子12が複数設けられている。
【0062】第1の基板3には第1の電極板2が、第2
の基板6には第2の電極板7がそれぞれ単一領域に広が
って形成されており、熱電変換素子12は一方端が第1
の電極板3に、他方端が第2の電極板7にそれぞれ電気
的に接続されて相互に並列接続されている。
の基板6には第2の電極板7がそれぞれ単一領域に広が
って形成されており、熱電変換素子12は一方端が第1
の電極板3に、他方端が第2の電極板7にそれぞれ電気
的に接続されて相互に並列接続されている。
【0063】なお、このような熱電変換モジュール1に
は、電力を外部に取り出すための2本のリード線8がそ
れぞれ第1の電極板2および第2の電極板7に接続され
ている。
は、電力を外部に取り出すための2本のリード線8がそ
れぞれ第1の電極板2および第2の電極板7に接続され
ている。
【0064】本実施の形態では、電気的絶縁性を有する
第2の基板6と第1の基板3には、アルミナを主成分と
するセラミックス材が用いられ、第2の電極板7と第1
の電極板2にはNiを主成分とする電極材が用いられて
いる。また、前述のように、熱電変換素子12には、実
施の形態1で示したN型の熱電変換材料が用いられてい
る。
第2の基板6と第1の基板3には、アルミナを主成分と
するセラミックス材が用いられ、第2の電極板7と第1
の電極板2にはNiを主成分とする電極材が用いられて
いる。また、前述のように、熱電変換素子12には、実
施の形態1で示したN型の熱電変換材料が用いられてい
る。
【0065】次に、本実施の形態に示す熱電変換モジュ
ール1の動作を説明する。熱電変換モジュール1を図1
0に示す評価装置にセットし、この熱電変換モジュール
1の一方の面と他方の面との間に温度差を付与すると、
ゼーベック効果により熱電変換素子12の両端に温度差
に応じた起電力が発生する。N型の熱電変換素子12で
は電子が起電力発生の基となるために、この熱電変換素
子12内を低温側から高温側へ向かって電流が流れるよ
うな起電力が発生する。従って、N型の熱電変換素子1
2を電気的に並列に接続した熱電変換モジュール1のリ
ード線8からは、N型の熱電変換素子12から発生した
起電力により、熱電変換モジュール1を構成するN型の
熱電変換素子12の数に応じて加算された電流量の電力
が取り出せる。
ール1の動作を説明する。熱電変換モジュール1を図1
0に示す評価装置にセットし、この熱電変換モジュール
1の一方の面と他方の面との間に温度差を付与すると、
ゼーベック効果により熱電変換素子12の両端に温度差
に応じた起電力が発生する。N型の熱電変換素子12で
は電子が起電力発生の基となるために、この熱電変換素
子12内を低温側から高温側へ向かって電流が流れるよ
うな起電力が発生する。従って、N型の熱電変換素子1
2を電気的に並列に接続した熱電変換モジュール1のリ
ード線8からは、N型の熱電変換素子12から発生した
起電力により、熱電変換モジュール1を構成するN型の
熱電変換素子12の数に応じて加算された電流量の電力
が取り出せる。
【0066】ここで、N型の熱電変換素子12には、実
施の形態1で示した熱電変換効率の高い熱電変換材料が
用いられているので、熱電変換モジュール1に付与され
た熱から効率的に電力を取り出すことができる。
施の形態1で示した熱電変換効率の高い熱電変換材料が
用いられているので、熱電変換モジュール1に付与され
た熱から効率的に電力を取り出すことができる。
【0067】そして、実施の形態2の熱電変換モジュー
ル1は、N型という単一の伝導型の熱電変換素子12か
らなるので、従来のように、N型とP型の熱電変換素子
を直列に接続する必要がない。さらに、これにより、熱
電変換素子12を電気的に接続するための第2の電極板
7と第1の電極板2は単一領域に形成されたものでよ
く、従来のように複数の領域に分割形成する必要がな
い。したがって、熱電変換モジュール1の製造が容易に
なり、優れた量産性を得ることができる。
ル1は、N型という単一の伝導型の熱電変換素子12か
らなるので、従来のように、N型とP型の熱電変換素子
を直列に接続する必要がない。さらに、これにより、熱
電変換素子12を電気的に接続するための第2の電極板
7と第1の電極板2は単一領域に形成されたものでよ
く、従来のように複数の領域に分割形成する必要がな
い。したがって、熱電変換モジュール1の製造が容易に
なり、優れた量産性を得ることができる。
【0068】なお、本実施の形態では、熱電変換素子1
2にはN型の熱電変換材料が用いられているが、P型の
熱電変換材料を用いてもよい。
2にはN型の熱電変換材料が用いられているが、P型の
熱電変換材料を用いてもよい。
【0069】また、本実施の形態の熱電変換素子12に
は、中温度領域で良好な特性を有するCoSb系の熱電
変換材料が用いられているが、CoSb系に限らず、優
れた熱電特性を示す他の種々の材料を用いることができ
る。但し、材料選択の際は、熱電変換モジュールを動作
させる温度領域で良好な熱電特性を有する熱電変換材料
を選ぶ必要がある。
は、中温度領域で良好な特性を有するCoSb系の熱電
変換材料が用いられているが、CoSb系に限らず、優
れた熱電特性を示す他の種々の材料を用いることができ
る。但し、材料選択の際は、熱電変換モジュールを動作
させる温度領域で良好な熱電特性を有する熱電変換材料
を選ぶ必要がある。
【0070】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3における熱電変換モジュールを示す斜視図、図5は
図4の熱電変換モジュールを示す平面図および正面図で
ある。
態3における熱電変換モジュールを示す斜視図、図5は
図4の熱電変換モジュールを示す平面図および正面図で
ある。
【0071】ここで、図5(a)は電気的絶縁性を有す
るセラミックス等からなる第1の基板3上に第1の電極
板2と第3の電極板13が形成された図、図5(b)
は、図5(a)に対してさらに、第1の電極板2上に複
数のN型の熱電変換素子12が、第3の電極板13に接
続素子(導電体)14がそれぞれ搭載された図、図5
(c)は、図5(b)に対してさらに、熱電変換素子1
2および接続素子14上に電気的絶縁性を有するセラミ
ックス等からなる第2の基板6が第2の電極板7を介し
て搭載された図である。
るセラミックス等からなる第1の基板3上に第1の電極
板2と第3の電極板13が形成された図、図5(b)
は、図5(a)に対してさらに、第1の電極板2上に複
数のN型の熱電変換素子12が、第3の電極板13に接
続素子(導電体)14がそれぞれ搭載された図、図5
(c)は、図5(b)に対してさらに、熱電変換素子1
2および接続素子14上に電気的絶縁性を有するセラミ
ックス等からなる第2の基板6が第2の電極板7を介し
て搭載された図である。
【0072】図示するように、熱電変換モジュール1
は、この熱電変換モジュール1の機械的強度を保つため
に、電気的絶縁性を有するセラミックス等からなる第1
の基板3と第2の基板6が表裏面に位置している。そし
て、これら第1の基板3および第2の基板6に挟まれる
ようにして、両端に温度差を付与することで起電力を発
生する複数のN型の熱電変換素子12と接続素子14が
設けられている。
は、この熱電変換モジュール1の機械的強度を保つため
に、電気的絶縁性を有するセラミックス等からなる第1
の基板3と第2の基板6が表裏面に位置している。そし
て、これら第1の基板3および第2の基板6に挟まれる
ようにして、両端に温度差を付与することで起電力を発
生する複数のN型の熱電変換素子12と接続素子14が
設けられている。
【0073】第1の基板3には第1の電極板2が、第2
の基板6には第2の電極板7がそれぞれ単一領域に広が
って形成されており、さらに、第1の基板3には第3の
電極板13が形成されている。そして、熱電変換素子1
2は一方端が第1の電極板3に、他方端が第2の電極板
7にそれぞれ電気的に接続されて相互に並列接続され、
接続素子14は一方端が第3の基板13に、他方端が第
2の基板7にそれぞれ電気的に接続されている。なお、
接続素子14は、極めてゼーベック係数の小さい材料に
より形成されている。
の基板6には第2の電極板7がそれぞれ単一領域に広が
って形成されており、さらに、第1の基板3には第3の
電極板13が形成されている。そして、熱電変換素子1
2は一方端が第1の電極板3に、他方端が第2の電極板
7にそれぞれ電気的に接続されて相互に並列接続され、
接続素子14は一方端が第3の基板13に、他方端が第
2の基板7にそれぞれ電気的に接続されている。なお、
接続素子14は、極めてゼーベック係数の小さい材料に
より形成されている。
【0074】このような熱電変換モジュール1には、電
力を外部に取り出すための2本のリード線8がそれぞれ
第1の電極板2および第3の電極板13に接続されてい
る。
力を外部に取り出すための2本のリード線8がそれぞれ
第1の電極板2および第3の電極板13に接続されてい
る。
【0075】このように、本実施の形態の熱電変換モジ
ュール1では、発生した電力を外部に取り出すための2
本のリード線8のうちの一本は、熱電変換素子12が接
続された第1の電極板2に取り付けられ、残りの一本
は、接続素子14が接続された第3の電極板13に取り
付けられている。
ュール1では、発生した電力を外部に取り出すための2
本のリード線8のうちの一本は、熱電変換素子12が接
続された第1の電極板2に取り付けられ、残りの一本
は、接続素子14が接続された第3の電極板13に取り
付けられている。
【0076】前述した実施の形態2では、熱電変換モジ
ュール1からの電力を外部に取り出すための2本のリー
ド線8は、対向位置にある第1の基板3と第2の基板7
に、つまり熱電変換モジュール1の高温側と低温側と取
り付けられている。これは、熱電変換モジュール1の特
性上からは何等問題はないのであるが、熱電変換モジュ
ール1を実際に熱交換機等に取り付ける場合、2本のリ
ード線8は、高温側と高温側あるいは低温側と低温側の
ように、同一温度域の電極板から取り出されていた方が
使いやすいことがある。
ュール1からの電力を外部に取り出すための2本のリー
ド線8は、対向位置にある第1の基板3と第2の基板7
に、つまり熱電変換モジュール1の高温側と低温側と取
り付けられている。これは、熱電変換モジュール1の特
性上からは何等問題はないのであるが、熱電変換モジュ
ール1を実際に熱交換機等に取り付ける場合、2本のリ
ード線8は、高温側と高温側あるいは低温側と低温側の
ように、同一温度域の電極板から取り出されていた方が
使いやすいことがある。
【0077】そこで、本実施の形態の熱電変換モジュー
ル1では、同一温度域の電極板から2本のリード線8が
取り出された構成とした。
ル1では、同一温度域の電極板から2本のリード線8が
取り出された構成とした。
【0078】本実施の形態では、電気的絶縁性を有する
第2の基板6と第1の基板3にはアルミナを主成分とす
るセラミックス材が用いられ、第2の電極板7、第1の
電極板2および第3の電極板13にはNiを主成分とす
る電極材が用いられている。また、熱電変換素子12に
は、実施の形態1で示したN型の熱電変換材料が用いら
れている。そして、第2の電極板7で生成された電力を
第3の電極板13へ送るための接続素子14には、Ni
を主成分とする材料が用いられている。
第2の基板6と第1の基板3にはアルミナを主成分とす
るセラミックス材が用いられ、第2の電極板7、第1の
電極板2および第3の電極板13にはNiを主成分とす
る電極材が用いられている。また、熱電変換素子12に
は、実施の形態1で示したN型の熱電変換材料が用いら
れている。そして、第2の電極板7で生成された電力を
第3の電極板13へ送るための接続素子14には、Ni
を主成分とする材料が用いられている。
【0079】次に、実施の形態3の熱電変換モジュール
1の動作を説明する。本実施の形態の熱電変換モジュー
ル1を図10に示す評価装置にセットし、この熱電変換
モジュール1の一方の面と他方の面との間に温度差を付
与すると、ゼーベック効果により電変換素子12の両端
に温度差に応じた起電力が発生する。N型の熱電変換素
子12では、この素子内を低温側から高温側へ向かって
電流が流れるような起電力が発生する。
1の動作を説明する。本実施の形態の熱電変換モジュー
ル1を図10に示す評価装置にセットし、この熱電変換
モジュール1の一方の面と他方の面との間に温度差を付
与すると、ゼーベック効果により電変換素子12の両端
に温度差に応じた起電力が発生する。N型の熱電変換素
子12では、この素子内を低温側から高温側へ向かって
電流が流れるような起電力が発生する。
【0080】ここで、接続素子14は極めてゼーベック
係数が小さい材料で構成されているために、この接続素
子14の両端に温度差があったとしても、これにより発
生する起電力は極めて僅かとなる。したがって、熱電変
換モジュール1の特性を劣化させることなく、接続素子
14を介して第2の電極板7と第3の電極板13とを電
気的に接続することができる。これにより、実施の形態
2の熱電変換モジュールが、低温側に接続されたリード
線8と高温側に接続されたリード線8とから電力を取り
出したのに対して、本実施の形態の熱電変換モジュール
1では、第1の電極板3と第3の電極板13という同一
温度域の電極板に取り付けられた2本のリード線8か
ら、熱電変換モジュール1の特性を劣化させることなく
電力を取り出すことが可能になる。
係数が小さい材料で構成されているために、この接続素
子14の両端に温度差があったとしても、これにより発
生する起電力は極めて僅かとなる。したがって、熱電変
換モジュール1の特性を劣化させることなく、接続素子
14を介して第2の電極板7と第3の電極板13とを電
気的に接続することができる。これにより、実施の形態
2の熱電変換モジュールが、低温側に接続されたリード
線8と高温側に接続されたリード線8とから電力を取り
出したのに対して、本実施の形態の熱電変換モジュール
1では、第1の電極板3と第3の電極板13という同一
温度域の電極板に取り付けられた2本のリード線8か
ら、熱電変換モジュール1の特性を劣化させることなく
電力を取り出すことが可能になる。
【0081】なお、ここでは、熱電変換モジュール1か
らの出力の劣化を防ぐために、接続素子14には極めて
ゼーベック係数が小さい材料が用いられているが、熱電
変換モジュール1の熱電変換素子12がN型であること
から、接続素子にはP型の電気伝導型を有する熱電変換
素子を用いることもできる。但し、熱電変換モジュール
1の特性を劣化させないためには、そのP型の熱電変換
素子の特性がN型の熱電変換素子12の特性と大幅に異
なっていないことが必要である。
らの出力の劣化を防ぐために、接続素子14には極めて
ゼーベック係数が小さい材料が用いられているが、熱電
変換モジュール1の熱電変換素子12がN型であること
から、接続素子にはP型の電気伝導型を有する熱電変換
素子を用いることもできる。但し、熱電変換モジュール
1の特性を劣化させないためには、そのP型の熱電変換
素子の特性がN型の熱電変換素子12の特性と大幅に異
なっていないことが必要である。
【0082】すなわち、熱電変換素子12がN型である
本実施の形態の熱電モジュール1では、生成された電力
を劣化することなく取り出すためには、第2の電極板7
からの電力を第3の電極板13へ送るための接続素子1
4は、極めてゼーベック係数の小さな材料、若しくは熱
電変換素子12と伝導型と異なるP型の素子を用いれば
良い。
本実施の形態の熱電モジュール1では、生成された電力
を劣化することなく取り出すためには、第2の電極板7
からの電力を第3の電極板13へ送るための接続素子1
4は、極めてゼーベック係数の小さな材料、若しくは熱
電変換素子12と伝導型と異なるP型の素子を用いれば
良い。
【0083】なお、本実施の形態では、熱電変換素子1
2にはCoSbを主成分とするN型の熱電変換材料が用
いられているが、熱電変換材料には、熱電特性に優れた
金属などの他の種々の材料を用いることができ、その素
子の伝導型がP型であってもよい。但し、P型の熱電変
換材料の場合には、熱電変換モジュール1からの電力を
劣化することなく取り出すために、第2の電極板7から
第3の電極板13へ電力を送るための接続素子14に
は、極めてゼーベック係数の小さな材料、若しくはP型
の熱電変換素子と伝導型と異なるN型のものを用いなけ
ればならない。
2にはCoSbを主成分とするN型の熱電変換材料が用
いられているが、熱電変換材料には、熱電特性に優れた
金属などの他の種々の材料を用いることができ、その素
子の伝導型がP型であってもよい。但し、P型の熱電変
換材料の場合には、熱電変換モジュール1からの電力を
劣化することなく取り出すために、第2の電極板7から
第3の電極板13へ電力を送るための接続素子14に
は、極めてゼーベック係数の小さな材料、若しくはP型
の熱電変換素子と伝導型と異なるN型のものを用いなけ
ればならない。
【0084】(実施の形態4)図6は本発明の実施の形
態4における熱電変換モジュールを示す斜視図、図7は
図6の熱電変換モジュールを示す平面図および正面図で
ある。
態4における熱電変換モジュールを示す斜視図、図7は
図6の熱電変換モジュールを示す平面図および正面図で
ある。
【0085】ここで、図7(a)は導電性を有する第1
の基板15を示す図、図7(b)は、図7(a)に対し
てさらに、第1の基板15上に複数のN型の熱電変換素
子12が搭載された図、図7(c)は、図7(b)に対
してさらに、熱電変換素子12上に導電性を有する第2
の基板16が搭載された図である。
の基板15を示す図、図7(b)は、図7(a)に対し
てさらに、第1の基板15上に複数のN型の熱電変換素
子12が搭載された図、図7(c)は、図7(b)に対
してさらに、熱電変換素子12上に導電性を有する第2
の基板16が搭載された図である。
【0086】図示するように、熱電変換モジュール1
は、この熱電変換モジュール1の機械的強度を保つため
に、たとえば銅合金からなり導電性を有する第1の基板
15と第2の基板16が表裏面に位置している。
は、この熱電変換モジュール1の機械的強度を保つため
に、たとえば銅合金からなり導電性を有する第1の基板
15と第2の基板16が表裏面に位置している。
【0087】そして、これら第1の基板3および第2の
基板6に挟まれるようにして、両端に温度差を付与する
ことで起電力を発生する複数のN型の熱電変換素子12
が設けられている。すなわち、熱電変換素子12は一方
端が第1の基板15に、他方端が第2の基板16にそれ
ぞれ電気的に接続されて相互に並列接続されている。
基板6に挟まれるようにして、両端に温度差を付与する
ことで起電力を発生する複数のN型の熱電変換素子12
が設けられている。すなわち、熱電変換素子12は一方
端が第1の基板15に、他方端が第2の基板16にそれ
ぞれ電気的に接続されて相互に並列接続されている。
【0088】このような熱電変換モジュール1には、電
力を外部に取り出すための2本のリード線8がそれぞれ
第1の基板15および第2の基板16に接続されてい
る。
力を外部に取り出すための2本のリード線8がそれぞれ
第1の基板15および第2の基板16に接続されてい
る。
【0089】このように、本実施の形態の熱電変換モジ
ュール1では、前述の実施の形態2および3の熱電変換
モジュール1と異なり、機械的強度を保つための第1の
基板15および第2の基板16が電気伝導性を有して電
極板を兼ねている。
ュール1では、前述の実施の形態2および3の熱電変換
モジュール1と異なり、機械的強度を保つための第1の
基板15および第2の基板16が電気伝導性を有して電
極板を兼ねている。
【0090】これにより、電極板をあらためて形成する
ことなく、熱電変換素子12を直接第1の基板15と第
2の基板16とに固定するだけでこれを電気的に接続す
ることが可能になるので、より効率的に熱電変換モジュ
ール1を製造することができる。
ことなく、熱電変換素子12を直接第1の基板15と第
2の基板16とに固定するだけでこれを電気的に接続す
ることが可能になるので、より効率的に熱電変換モジュ
ール1を製造することができる。
【0091】また、第1の基板15と第2の基板16は
銅合金により形成されているために熱伝導性が高いの
で、外部から付与された温度を効率的に熱電変換素子1
2の両端に伝達することができる。したがって、この熱
電変換素子12により、大きな温度差を付与することが
でき、熱電変換効率が一層高くなって、電力を極めて効
率よく取り出すことが可能になる。
銅合金により形成されているために熱伝導性が高いの
で、外部から付与された温度を効率的に熱電変換素子1
2の両端に伝達することができる。したがって、この熱
電変換素子12により、大きな温度差を付与することが
でき、熱電変換効率が一層高くなって、電力を極めて効
率よく取り出すことが可能になる。
【0092】ここで、従来のようにP型素子とN型素子
とから構成される熱電変換モジュールの場合、P型素子
とN型素子とを電気的に直列に接続する必要があるため
に、本実施の形態に示すように、電気的導電性を有する
とともに熱伝導性に優れる銅合金板を機械的強度を保つ
ための保護材である第1の基板15および第2の基板1
6として用いることはできなかった。
とから構成される熱電変換モジュールの場合、P型素子
とN型素子とを電気的に直列に接続する必要があるため
に、本実施の形態に示すように、電気的導電性を有する
とともに熱伝導性に優れる銅合金板を機械的強度を保つ
ための保護材である第1の基板15および第2の基板1
6として用いることはできなかった。
【0093】しかしながら、実施の形態1で示した熱電
変換素子の場合には、P型素子と組み合わせることな
く、N型素子のみで使用することができるために、この
実施の形態4に示すように、導電性と機械的強度とを有
する第1の基板15と第2の基板16とを用いた熱電変
換モジュール1を作製することができる。
変換素子の場合には、P型素子と組み合わせることな
く、N型素子のみで使用することができるために、この
実施の形態4に示すように、導電性と機械的強度とを有
する第1の基板15と第2の基板16とを用いた熱電変
換モジュール1を作製することができる。
【0094】なお、本実施の形態では、熱電変換素子に
CoSbを主成分とするN型の熱電変換材料が用いられ
ているが、熱電変換素子はこれに限定されるものではな
く、熱電特性に優れた他の種々の材料を用いることがで
きる。また、熱電変換素子の伝導型は、P型でもN型で
もよい。
CoSbを主成分とするN型の熱電変換材料が用いられ
ているが、熱電変換素子はこれに限定されるものではな
く、熱電特性に優れた他の種々の材料を用いることがで
きる。また、熱電変換素子の伝導型は、P型でもN型で
もよい。
【0095】また、機械的な強度を保ち導電性を有する
第1の基板15と第2の基板16とは銅合金に限られる
ものではなく、電気伝導性を有し、熱伝導率が高く、熱
電変換モジュールの機械的強度を保てるものであればよ
い。このように、本実施の形態の熱電変換モジュールに
よれば、熱電変換素子自体が耐環境特性に優れ、電気的
接触性に優れた信頼性あるモジュールを量産性良く製造
することができる。そして、この熱電変換モジュールを
用いれば、自動車の排ガスに含まれる廃熱を利用した熱
電発電、ごみの焼却廃熱を利用した熱電発電、工場の廃
熱、発電所の廃熱、放射性廃棄物からの廃熱等を利用し
た熱電発電などにより、従来廃棄されていた熱エネルギ
ーを利用しやすい電気エネルギーへ効率よく変換できる
ようになるので、特に地球の温暖化防止等の環境問題に
対して有効である。
第1の基板15と第2の基板16とは銅合金に限られる
ものではなく、電気伝導性を有し、熱伝導率が高く、熱
電変換モジュールの機械的強度を保てるものであればよ
い。このように、本実施の形態の熱電変換モジュールに
よれば、熱電変換素子自体が耐環境特性に優れ、電気的
接触性に優れた信頼性あるモジュールを量産性良く製造
することができる。そして、この熱電変換モジュールを
用いれば、自動車の排ガスに含まれる廃熱を利用した熱
電発電、ごみの焼却廃熱を利用した熱電発電、工場の廃
熱、発電所の廃熱、放射性廃棄物からの廃熱等を利用し
た熱電発電などにより、従来廃棄されていた熱エネルギ
ーを利用しやすい電気エネルギーへ効率よく変換できる
ようになるので、特に地球の温暖化防止等の環境問題に
対して有効である。
【0096】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、CoS
b3系の材料からなる熱電変換材料の熱伝導率を、ゼー
ベック係数と電気伝導度を大幅に減少させることなく小
さくすることが可能になるという有効な効果が得られ
る。
b3系の材料からなる熱電変換材料の熱伝導率を、ゼー
ベック係数と電気伝導度を大幅に減少させることなく小
さくすることが可能になるという有効な効果が得られ
る。
【0097】これにより、熱電特性が向上して、熱から
電力への変換を効率よく行うことが可能になるという有
効な効果が得られる。
電力への変換を効率よく行うことが可能になるという有
効な効果が得られる。
【0098】また、本発明によれば、単一の伝導型の熱
電変換素子が用いられているので、絶縁板上に複数の領
域に分割して電極板を形成してP型とN型の熱電変換素
子を交互に直列に接続する必要がなくなり、製造が容易
で優れた量産性を有する熱電変換モジュールが得られる
という有効な効果が得られる。
電変換素子が用いられているので、絶縁板上に複数の領
域に分割して電極板を形成してP型とN型の熱電変換素
子を交互に直列に接続する必要がなくなり、製造が容易
で優れた量産性を有する熱電変換モジュールが得られる
という有効な効果が得られる。
【0099】また、第1の基板および第2の基板に第1
の電極板および第2の電極板を、さらに第1の基板に第
3の電極板を形成し、第2の電極板に生成された電力を
導伝体で第3の電極板に送るようにすれば、第1の電極
板および第3の電極板という同一温度域の電極板に取り
付けられた2本のリード線から、熱電変換モジュールの
特性を劣化させることなく電力を取り出すことが可能に
なるので、熱交換機等への組み込みが容易になるという
有効な効果が得られる。
の電極板および第2の電極板を、さらに第1の基板に第
3の電極板を形成し、第2の電極板に生成された電力を
導伝体で第3の電極板に送るようにすれば、第1の電極
板および第3の電極板という同一温度域の電極板に取り
付けられた2本のリード線から、熱電変換モジュールの
特性を劣化させることなく電力を取り出すことが可能に
なるので、熱交換機等への組み込みが容易になるという
有効な効果が得られる。
【0100】導電性および機械的強度を有する第1の基
板および第2の基板に熱電変換素子を接続すれば、熱電
変換素子を直接第1の基板と第2の基板とに固定するだ
けで電気的接続が行われることになるので、より量産性
に優れた熱電変換モジュールが得られるという有効な効
果が得られる。
板および第2の基板に熱電変換素子を接続すれば、熱電
変換素子を直接第1の基板と第2の基板とに固定するだ
けで電気的接続が行われることになるので、より量産性
に優れた熱電変換モジュールが得られるという有効な効
果が得られる。
【0101】また、外部から付与された温度を第1の基
板と第2の基板から効率的に熱電変換素子の両端に伝達
することができるので、熱電変換素子により、大きな温
度差を付与することができ、熱電変換効率が一層高くな
って、電力を極めて効率よく取り出すことが可能になる
という有効な効果が得られる。
板と第2の基板から効率的に熱電変換素子の両端に伝達
することができるので、熱電変換素子により、大きな温
度差を付与することができ、熱電変換効率が一層高くな
って、電力を極めて効率よく取り出すことが可能になる
という有効な効果が得られる。
【0102】そして、このような熱電変換モジュールに
おける熱電変換素子に前述した熱電変換材料の製造方法
により得られた熱電変換材料を用いれば、中温度領域で
効率よく熱から電力を取り出すことが可能になるという
有効な効果が得られる。
おける熱電変換素子に前述した熱電変換材料の製造方法
により得られた熱電変換材料を用いれば、中温度領域で
効率よく熱から電力を取り出すことが可能になるという
有効な効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態1における熱電変換材料と
比較例の試料についての熱電特性を示すグラフ
比較例の試料についての熱電特性を示すグラフ
【図2】本発明の実施の形態2における熱電変換モジュ
ールを示す斜視図
ールを示す斜視図
【図3】図2の熱電変換モジュールを示す平面図および
正面図
正面図
【図4】本発明の実施の形態3における熱電変換モジュ
ールを示す斜視図
ールを示す斜視図
【図5】図4の熱電変換モジュールを示す平面図および
正面図
正面図
【図6】本発明の実施の形態4における熱電変換モジュ
ールを示す斜視図
ールを示す斜視図
【図7】図6の熱電変換モジュールを示す平面図および
正面図
正面図
【図8】従来の熱電変換モジュールを示す斜視図
【図9】図8の熱電変換モジュールを示す平面図および
正面図
正面図
【図10】熱電変換モジュールの評価装置の構成を示す
概略図
概略図
1 熱電変換モジュール 2 第1の電極板 3 第1の基板 6 第2の基板 7 第2の電極板 8 リード線 12 熱電変換素子 13 第3の電極板 14 接続素子(導伝体) 15 第1の基板 16 第2の基板
Claims (9)
- 【請求項1】CoとSbにPd,PtおよびNiの少な
くとも何れか一種類を添加してなる第1の化合物を作製
し、 CoとSbにS,SeおよびTeの少なくとも何れか一
種類を添加してなる第2の化合物を作製し、 前記第1の化合物と前記第2の化合物とを所定の混合量
で混合して焼結することを特徴とする熱電変換材料の製
造方法。 - 【請求項2】前記第1の化合物と前記第2の化合物との
混合量は、前記第1の化合物に対する前記第2の化合物
の占有量が分子比で5%から95%の範囲であることを
特徴とする請求項1記載の熱電変換材料の製造方法。 - 【請求項3】前記第1の化合物と前記第2の化合物との
混合量は、前記第1の化合物に対する前記第2の化合物
の占有量が分子比で10%から90%の範囲であること
を特徴とする請求項1記載の熱電変換材料の製造方法。 - 【請求項4】表裏面にそれぞれ位置し、電気的絶縁性お
よび所定の機械的強度を有する第1の基板および第2の
基板と、 単一領域に広がって前記第1の基板および前記第2の基
板にそれぞれ形成された第1の電極板および第2の電極
板と、 一方端が前記第1の電極板に、他方端が前記第2の電極
板にそれぞれ電気的に接続されるとともに相互に並列接
続されて複数設けられ、単一の伝導型からなって両端に
温度差を付与することで起電力を発生する熱電変換素子
と、 前記第1の電極板および前記第2の電極板にそれぞれ取
り付けられ、生成された電力を外部に取り出すリード線
とを有することを特徴とする熱電変換モジュール。 - 【請求項5】表裏面にそれぞれ位置し、電気的絶縁性お
よび所定の機械的強度を有する第1の基板および第2の
基板と、 単一領域に広がって前記第1の基板および前記第2の基
板にそれぞれ形成された第1の電極板および第2の電極
板と、 前記第1の基板に形成された第3の電極板と、 一方端が前記第1の電極板に、他方端が前記第2の電極
板にそれぞれ電気的に接続されるとともに相互に並列接
続されて複数設けられ、単一の伝導型からなって両端に
温度差を付与することで起電力を発生する熱電変換素子
と、 一方端が前記第3の電極板に、他方端が前記第2の電極
板にそれぞれ電気的に接続され、前記熱電変換素子によ
り前記第2の電極板に生成された電力を前記第3の電極
板に送る導電体と、 前記第1の電極板および前記第3の電極板にそれぞれ取
り付けられ、生成された電力を外部に取り出すリード線
とを有することを特徴とする熱電変換モジュール。 - 【請求項6】前記導電体は、前記熱電変換素子の導電型
とは異なる導電型の接続素子であることを特徴とする請
求項5記載の熱電変換モジュール。 - 【請求項7】前記導電体は金属であることを特徴とする
請求項5記載の熱電変換モジュール。 - 【請求項8】表裏面にそれぞれ位置し、導電性および所
定の機械的強度を有する第1の基板および第2の基板
と、 一方端が前記第1の基板に、他方端が前記第2の基板に
それぞれ電気的に接続されるとともに相互に並列接続さ
れて複数設けられ、単一の伝導型からなって両端に温度
差を付与することで起電力を発生する熱電変換素子と、 前記第1の基板および前記第2の基板にそれぞれ取り付
けられ、生成された電力を外部に取り出すリード線とを
有することを特徴とする熱電変換モジュール。 - 【請求項9】前記熱電変換素子は、請求項1、2または
3記載の熱電変換材料の製造方法により得られた熱電変
換材料が用いられていることを特徴とする請求項4、
5、6、7または8記載の熱電変換モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10070145A JPH11274578A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 熱電変換材料の製造方法および熱電変換モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10070145A JPH11274578A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 熱電変換材料の製造方法および熱電変換モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11274578A true JPH11274578A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13423125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10070145A Pending JPH11274578A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 熱電変換材料の製造方法および熱電変換モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11274578A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008075789A1 (ja) | 2006-12-20 | 2008-06-26 | Showa Kde Co., Ltd. | 熱電変換材料、その製造方法および熱電変換素子 |
| WO2010101049A1 (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-10 | 学校法人東京理科大学 | 熱電変換素子及び熱電変換モジュール |
| WO2011002035A1 (ja) | 2009-06-30 | 2011-01-06 | 学校法人東京理科大学 | マグネシウム-ケイ素複合材料及びその製造方法、並びに該複合材料を用いた熱電変換材料、熱電変換素子、及び熱電変換モジュール |
| WO2011013609A1 (ja) | 2009-07-27 | 2011-02-03 | 学校法人東京理科大学 | アルミニウム・マグネシウム・ケイ素複合材料及びその製造方法、並びに該複合材料を用いた熱電変換材料、熱電変換素子、及び熱電変換モジュール |
| JP2016127278A (ja) * | 2015-01-05 | 2016-07-11 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 熱電発電機 |
| WO2017164104A1 (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 熱電モジュール発電評価装置 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP10070145A patent/JPH11274578A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008075789A1 (ja) | 2006-12-20 | 2008-06-26 | Showa Kde Co., Ltd. | 熱電変換材料、その製造方法および熱電変換素子 |
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| WO2011002035A1 (ja) | 2009-06-30 | 2011-01-06 | 学校法人東京理科大学 | マグネシウム-ケイ素複合材料及びその製造方法、並びに該複合材料を用いた熱電変換材料、熱電変換素子、及び熱電変換モジュール |
| WO2011013609A1 (ja) | 2009-07-27 | 2011-02-03 | 学校法人東京理科大学 | アルミニウム・マグネシウム・ケイ素複合材料及びその製造方法、並びに該複合材料を用いた熱電変換材料、熱電変換素子、及び熱電変換モジュール |
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| WO2017164104A1 (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 熱電モジュール発電評価装置 |
| CN108886086A (zh) * | 2016-03-23 | 2018-11-23 | 国立研究开发法人产业技术综合研究所 | 热电模块发电评价装置 |
| JPWO2017164104A1 (ja) * | 2016-03-23 | 2019-05-30 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 熱電モジュール発電評価装置 |
| CN108886086B (zh) * | 2016-03-23 | 2022-03-04 | 国立研究开发法人产业技术综合研究所 | 热电模块发电评价装置 |
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