JPH11303547A - 開閉装置および開閉体部材 - Google Patents

開閉装置および開閉体部材

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JPH11303547A
JPH11303547A JP11116998A JP11116998A JPH11303547A JP H11303547 A JPH11303547 A JP H11303547A JP 11116998 A JP11116998 A JP 11116998A JP 11116998 A JP11116998 A JP 11116998A JP H11303547 A JPH11303547 A JP H11303547A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 詳細な制御を行うことができ、状況に応じた
適切な対応を採ることができる開閉装置および開閉体部
材を提供すること。 【解決手段】 隣接する空間の境界位置に設けられてこ
れらの空間を連通する開口部を開閉体5により開閉する
開閉装置において、開閉体5の閉鎖方向先端面8Aに物
体の当接を検出する検出手段20を複数設け、これらを
閉鎖方向先端面8Aの長手方向およびこれと交差する少
なくとも一つの方向につきそれぞれ複数配置するように
して多次元的(二次元的または三次元的)に配置すると
ともに、これらの検出手段20の検出情報に基づき開閉
体5の開閉制御のための情報処理を行う情報処理手段を
設け、開閉装置の制御を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物等の各種構造
物あるいは車両や船舶や航空機に設けられた開口部を開
閉する開閉装置および開閉体部材に係り、例えば、シャ
ッターカーテンを降ろして開口部を閉鎖する際に、閉鎖
方向前方に障害物等の物体があるか否かを感知する制御
を行う建物用シャッターおよびそれに用いられるシャッ
ターカーテン等に利用できる。
【0002】
【背景技術】一般に、建物の玄関出入口や窓あるいは車
庫の車両搬入口等の開口部には、多数のスラットの連設
で形成されたシャッターカーテンでこの開口部を開閉す
る建物用シャッターが設けられている。
【0003】従来より、このような建物用シャッターに
おいて開口部を閉鎖する際には、シャッターカーテンの
下端の座板に、物体に当接したことを検出できるテープ
スイッチ等の検出手段を設けておき、これによりシャッ
ターカーテンの閉鎖方向前方に障害物があるか否かを感
知する障害物感知制御が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の障害
物感知制御を行う開閉装置に設けられた検出手段は、単
に座板が物体に当接したか否かを検出するだけであり、
当接した物体が障害物であるのか、あるいは床面や地面
等であるのかの区別をつけることができないものもあ
る。
【0005】これに対し、このような課題を解決するこ
とが可能な装置も提案されている(実公平5−3919
5号公報参照)。この装置では、オン、オフ式の検知ス
イッチからなる障害物検知手段が、シャッターカーテン
下端の座板の長手方向に沿って複数個配設されているの
で、これらの障害物検知手段が設定時間内に全てオン状
態となるか否かを判断することにより、着地したのか障
害物を検知したのかを区別することができるようになっ
ている。
【0006】しかしながら、実公平5−39195号公
報に記載された装置では、当接した物体が床面等である
か障害物であるかの区別をつけることはできるものの、
それ以上の詳細な判断に基づく制御、例えば、当接した
物体が障害物である場合それが車両であるのか、あるい
は人であるのかの区別をつけた制御等を行うことはでき
ない。
【0007】従って、このような装置とは別に、当接し
た物体の種別の判断を詳細に行うことができ、それに基
づきシャッターカーテンの駆動制御をより一層状況に応
じて適切に行うことができる建物用シャッターがあれ
ば、装置の設置目的や設置状況等によっては、都合のよ
い場合がある。そして、このような詳細な制御は、安全
確保や設備管理上等の観点から、建物用シャッターのみ
ならず、各種構造物あるいは車両や船舶等に設けられた
開口部を開閉する開閉装置一般に広く要請される場合も
ある。
【0008】本発明の目的は、詳細な制御を行うことが
でき、状況に応じた適切な対応を採ることができる開閉
装置および開閉体部材を提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、隣接する空間
の境界位置に設けられてこれらの空間を連通する開口部
と、この開口部を開閉するための開閉体とを有し、この
開閉体の閉鎖方向先端面が、この先端面と対向する開口
部の周縁部に位置する閉鎖面に当接することにより開口
部が閉鎖される開閉装置において、開閉体の閉鎖方向先
端面に設けられて物体の当接を検出する複数の検出手段
と、これらの検出手段の検出情報に基づき開閉体の開閉
制御のための情報処理を行う情報処理手段とを備え、複
数の検出手段が、開閉体の閉鎖方向先端面の長手方向お
よびこれと交差する少なくとも一つの方向につきそれぞ
れ複数設けられることにより多次元的に配置されている
ことを特徴とするものである。
【0010】ここで、物体とは、障害物または閉鎖面の
ことであり、閉鎖面とは、例えば、床面や地面や壁面あ
るいは窓枠等であり、障害物とは、閉鎖面以外の全ての
ものを含み、例えば、人、車両、石、荷物等である。ま
た、電車の自動扉やエレベータの扉の如く、二つの開閉
体が両側から移動してこれらの閉鎖方向先端面どうしが
合わされることにより開口部が閉鎖されるような場合に
は、一方の先端面から見たときに他方の先端面が閉鎖面
に該当し、その逆から見たときも同様である。
【0011】また、検出手段としては、圧電素子、紐状
若しくは帯状のいわゆるテープスイッチを所定の長さに
短く切断したもの、オン・オフ式の接点スイッチ等を用
いることができる。そして、複数の検出手段の配置にお
ける「交差する方向」とは、主として長手方向に対して
直交する方向であるが、直交方向に限定されるものでは
なく、90度未満の鋭角的な角度をなす方向であっても
よく、要するに、複数の検出手段が多次元的に配置され
ていればよい。
【0012】また、多次元的な配置とは、二次元的また
は三次元的な配置をいう。そして、後者の三次元的な配
置とは、開閉体の閉鎖方向先端面の長手方向およびこれ
に交差する二方向につきそれぞれ複数設けた配置をい
い、この場合の交差する二方向とは、先端面に沿う方向
(すなわち、長手方向とともに先端面に平行な平面を形
成する方向)、および先端面に交差する方向(主として
先端面の法線方向)のことをいう。なお、先端面の法線
方向は、通常、開閉体の閉鎖方向(移動方向)と一致す
るが、先端面が移動方向に対して傾いて形成されている
場合(従って、閉鎖面も傾いている場合)には、一致し
なくてもよい。一方、前者の二次元的な配置とは、開閉
体の閉鎖方向先端面の長手方向およびこれに交差する一
方向につきそれぞれ複数設けた配置をいい、この場合の
交差する一方向とは、主として先端面に沿う方向である
が、この方向に限定されるものではなく、先端面に交差
する方向(主として先端面の法線方向)であってもよ
い。また、先端面に平行な平面を形成する二方向(長手
方向を含む)につきそれぞれ複数設ける場合には、二次
元的に配置されていれば、例えば、千鳥状の配置等とし
てもよい。
【0013】そして、検出手段は、開閉体の閉鎖方向先
端面(すなわち、全閉時に閉鎖面に当接される面)だけ
ではなく、これに加えて閉鎖方向先端部の他の面、例え
ば、先端面の裏側に位置する面や側面等にも設けるよう
にしてもよい。このようにしておくことで、開閉体を開
く方向に移動させる際の引っかかりや、横からの当接等
をも併せて検出することが可能となる。
【0014】また、検出手段は、開閉体の閉鎖方向先端
面の全範囲に渡って設けることが検出精度向上や制御の
最適化等の点で好ましいが、これに限定されるものでは
なく、装置の設置状況や設置目的等に応じ、閉鎖方向先
端面の一部に設けたり散在させる等、部分的に設けても
よい。
【0015】さらに、情報処理手段は、コンピュータを
用いたものでもよく、あるいはリレー回路により構成さ
れたものであってもよい。
【0016】このような本発明においては、開閉体を移
動させて開口部の開閉制御を行うにあたって、開閉体の
閉鎖方向先端面に設けられた複数の検出手段により物体
の当接を検出し、これらの検出手段の検出情報に基づき
開閉体の開閉制御のための情報処理を行う。
【0017】この際、複数の検出手段が、開閉体の閉鎖
方向先端面の長手方向およびこれと交差する少なくとも
一つの方向につきそれぞれ複数設けられることにより多
次元的に配置されているので、当接した物体に関し、高
度な情報が得られるため、開閉制御の前提若しくは基準
となる各種の情報処理を行うことが可能となり、これに
伴って詳細な制御を行うことができるようになり、ま
た、状況に応じた適切な対応を採ることができるように
なる。
【0018】さらに、複数の検出手段が多次元的に配置
されていることから、万一、検出手段のうちのいずれか
が故障しても他の正常な検出手段によりそれを補完する
機能が生じるので、前述した実公平5−39195号公
報に記載された装置のように障害物検知手段が一次元的
に配置されている場合に比べ、故障により誤動作を生じ
る可能性が低減される。つまり、例えば同一列中のすべ
ての検出手段が同時に故障する等の不都合が生じない限
り、検出精度が低下する可能性は少なくなり、これらに
より前記目的が達成される。
【0019】ここで、「開閉体の開閉制御のための情報
処理」としては、主として当接した物体の種別の判断が
挙げられる。そして、情報処理手段により、物体の種別
の判断を行うようにすれば、複数の検出手段が多次元的
に配置されていることから、前述した実公平5−391
95号公報に記載された装置のように障害物検知手段が
一次元的に配置されている場合に比べ、当接した物体に
関して詳細な情報を得ることが可能なため、例えば、物
体が障害物であるか閉鎖面であるかの判断、あるいは障
害物であれば、それが人であるか車両であるか等の判断
を行うことが可能となる。
【0020】このため、この判断結果に基づいて開閉体
の閉動作を直ぐに停止したり、あるいは閉動作から開動
作に転じる等、状況に応じた詳細かつ適切な制御を行う
ことができるようになる。従って、建物用シャッター等
の各種構造物の開口部に設けられるシャッターの開閉制
御において物体感知制御を行う場合に好適なものとな
る。
【0021】このように物体の種別の判断を行う場合の
より具体的な例としては、情報処理手段が、複数の検出
手段のうち物体に当接したことを検出したものの範囲の
広狭に基づき当接した物体の種別を判断する構成とされ
ているものが挙げられる。
【0022】このような構成とした場合には、複数の検
出手段のうち物体に当接したことを検出したものの範囲
が、開閉体の閉鎖方向先端面の長手方向の略全域に渡っ
ていれば、開閉体が閉鎖面に当接したと判断し、そうで
なければ障害物に当接したと判断することが可能とな
る。さらに、障害物に当接したと判断した場合におい
て、上記範囲が広ければ、大きな障害物に当接したと判
断し、上記範囲が狭ければ、小さな障害物に当接したと
判断することが可能となる。
【0023】また、物体の種別の判断を行う場合のより
具体的な別の例としては、情報処理手段が、複数の検出
手段のうち物体に当接したことを検出したものの範囲の
広がり速度に基づき当接した物体の種別を判断する構成
とされているものが挙げられる。
【0024】このような構成とした場合には、複数の検
出手段のうち物体に当接したことを検出したものの範囲
が、急速に増大していけば(広がり速度が速ければ)、
硬い物体に当接したと判断し、徐々に増大していけば
(広がり速度が遅ければ)、柔らかい物体に当接したと
判断することが可能となる。
【0025】そして、以上に述べた広狭による判断と広
がり速度による判断とを組み合わせれば、物体の大小お
よび硬柔を合わせた、より詳細な判断を行うことが可能
となり、より一層状況に応じた詳細かつ適切な制御を行
うことができるようになる。
【0026】ところで、情報処理手段により行われる情
報処理は、このような物体の種別の判断のみに限定され
るものではなく、また、リアルタイムで直接に開閉体の
制御に使用される情報処理ではなく、単なる報知処理の
如く人手を介してその後の制御に生かされるような情報
処理も含まれるものであり、要するに、何らかの形で、
現時点での、または将来の制御に反映され、関連し、あ
るいは影響を及ぼす情報処理であればよい。従って、次
のような情報処理を物体の種別の判断に代えて、あるい
は物体の種別の判断とともに行うようにしてもよい。
【0027】例えば、同一列中における一の検出手段
が、当該列中のそれに隣接する両側の他の検出手段と異
なる検出結果を示した場合には、その結果は無視する、
あるいは両側の検出手段の結果に一致させる補正を行う
等、多次元的に複数配置されていることを利用した補完
制御を行うようにしてもよい。
【0028】また、複数の検出手段が多次元的に配置さ
れていることから、閉鎖面の状態に関して詳細な情報を
得ることが可能なため、例えば、閉鎖面が車庫の床面で
ある場合には、車両の出入り等により床面が一部削ら
れ、若しくはひび割れたこと等を検出し、床面の修理が
必要である旨の報知を行い、あるいはそのような修理が
行われるまで開閉装置の制御を中断若しくは中止するよ
うにしてもよい。
【0029】さらに、開閉体が開口部の密閉を目的とす
るような開閉装置である場合、例えば、潜水艦や航空機
のハッチ等の場合には、閉鎖面の一部に損傷があると密
閉という目的を達成することができないため、複数の検
出手段により閉鎖面の損傷を検出し、損傷箇所を検出し
たときには、情報処理手段によりその旨の報知を行い、
あるいは損傷箇所の修理が行われるまで開閉装置の制御
を中断若しくは中止するようにしてもよい。また、この
ような閉鎖面の状態を監視する制御を行うことで、建物
に設けられた開口部の場合であれば、雨水侵入の未然防
止を図ることも可能となる。
【0030】また、本発明は、隣接する空間の境界位置
に設けられてこれらの空間を連通する開口部と、この開
口部を開閉するための開閉体とを有し、この開閉体の閉
鎖方向先端面が、この先端面と対向する開口部の周縁部
に位置する閉鎖面に当接することにより開口部が閉鎖さ
れる開閉装置において、開閉体の閉鎖方向先端面に設け
られて物体の当接を検出する検出手段と、この検出手段
の検出情報に基づき開閉体の開閉制御のための情報処理
を行う情報処理手段とを備え、検出手段は、物体が当接
した際に物体から加えられる圧力の大きさに応じた信号
を出力し、情報処理手段は、検出手段の出力した信号の
大小の変化の状態に基づき情報処理を行う構成とされて
いることを特徴とするものである。
【0031】ここで、検出手段としては、圧電素子を用
いることができる他、開閉体の閉鎖方向先端部に歪ゲー
ジを直接貼るか、若しくはこの先端部に検出用部材を設
けてこれに歪ゲージを貼り、物体当接時に物体から加え
られる圧力により生じる応力変化を歪量として捉えるも
の、あるいは閉鎖方向先端面をダイヤフラムとし、この
ダイヤフラムの変位による電極間の静電容量の変化を捉
える静電容量式圧力センサ等を用いることができる。
【0032】このような本発明においては、検出手段に
より、当接した物体から加えられる圧力の大きさの変化
を捉え、情報処理手段により、この検出手段の出力した
信号の大小の変化の状態に基づき各種の情報処理を行
う。例えば、検出した圧力の大小自体により何らかの判
断や処理を行ってもよく、あるいは検出した圧力の履歴
曲線(一方が時間軸で、他方の軸が圧力値を示すカー
ブ)の立ち上がりが速いか遅いか(圧力値が一定のレベ
ルに達するまでにかかる時間の長短)を捉えたり、曲線
形状が上に凸か下に凸かを捉えたり、所定時間経過時点
における勾配の大小を捉えたりすることにより何らかの
判断や処理を行うようにしてもよい。特に、開閉体が比
較的ゆっくり動くような場合には、検出精度が向上する
ことから好適である。
【0033】このため、単なるオン、オフ式の検知スイ
ッチにより物体の当接を検出する場合に比べ、物体に当
接した際の状況に関し、より高度な情報が得られるた
め、開閉制御の前提若しくは基準となる各種の情報処理
をより多様に行うことが可能となり、これに伴って詳細
な制御を行うことができるようになり、また、状況に応
じた適切な対応を採ることができるようになり、これら
によっても前記目的が達成される。
【0034】ここで、「開閉体の開閉制御のための情報
処理」としては、主として当接した物体の種別の判断が
挙げられる。すなわち、情報処理手段が、検出手段の出
力した信号の大小の変化の状態に基づき当接した物体の
種別を判断する構成とされているものを挙げることがで
きる。
【0035】このように情報処理手段により物体の種別
の判断を行うようにすれば、例えば、圧力値が大きい場
合、履歴曲線の立ち上がりが速い場合、曲線形状が上に
凸の場合、勾配が大きい場合等には、硬い物体に当接し
たと判断し、圧力値が小さい場合、履歴曲線の立ち上が
りが遅い場合、曲線形状が下に凸の場合、勾配が小さい
場合等には、柔らかい物体に当接したと判断することが
可能となる。そして、このような判断を行うにあたって
は、実際に各種の物体を当接させることにより予めサン
プリングしておいた情報に基づくことが好ましい。さら
に、これらの各指標単独では硬柔の判断ができないか、
若しくは不正確となる場合には、例えば、圧力値の大小
と履歴曲線の立ち上がりの遅速とを組み合わせる等、複
数の指標を総合して判断するようにしてもよい。
【0036】また、前述した複数の検出手段を多次元的
に配置する発明と組み合わせることにより、複数の検出
手段のうち物体に当接したことを検出したものの範囲の
広狭に基づき当接した物体の種別(物体の大小)を判断
する処理も併せて行うようにすれば、物体の大小および
硬柔を合わせた、より詳細な判断が可能となる。従っ
て、建物用シャッター等の各種構造物の開口部に設けら
れるシャッターの開閉制御において物体感知制御を行う
場合に好適なものとなる。
【0037】なお、情報処理手段により行われる情報処
理は、このような物体の種別の判断のみに限定されるも
のではなく、例えば、開閉体が閉鎖面に当接した際の履
歴曲線の立ち上がりが正常時に比べて遅くなっている場
合には、開閉体の駆動用モータの老朽化等により駆動力
が弱まっている等と判断し、履歴曲線の立ち上がりが正
常時に比べて速くなっている場合には、開閉体の駆動用
モータが過電流等により異常動作をしている等と判断
し、その旨の報知や制御中止等の対応措置を採ることが
可能となる。
【0038】また、以上に述べた本発明の開閉装置にお
いて、検出手段は、物体に当接する側の表面を可撓性部
材で覆われていることが望ましい。このような構成とす
れば、検出手段の破損等が防止され、検出精度の低下を
回避することができるようになる。なお、可撓性部材の
硬さは、当接した物体から検出手段への押圧の伝達が可
能な程度のものとする必要がある。
【0039】さらに、本発明は、隣接する空間の境界位
置に設けられてこれらの空間を連通する開口部を開閉す
るための開閉体を形成する開閉体部材であって、開口部
の周縁部に位置する閉鎖面に対向配置されて開口部の全
閉時に閉鎖面に当接状態となる閉鎖方向先端面を有し、
この閉鎖方向先端面に物体の当接を検出する複数の検出
手段を設けるとともに、これらの複数の検出手段を閉鎖
方向先端面の長手方向およびこれと交差する少なくとも
一つの方向につきそれぞれ複数設けることにより多次元
的に配置したことを特徴とするものである。
【0040】ここで、本発明の開閉体部材には、開閉体
の全体を形成するものが含まれる他、開閉体の一部を形
成するものも含まれ、例えば、開閉体であるシャッター
カーテンの閉鎖方向先端部を形成する座板等の部分品の
みの場合も含まれ、要するに閉鎖方向先端面を有し、そ
の先端面に複数の検出手段が多次元的に配置されたもの
であれば、本発明の開閉体部材に含まれる。
【0041】このような本発明においては、閉鎖方向先
端面に複数の検出手段が設けられているので、これらの
検出手段の検出情報に基づき開閉体の開閉制御を行う情
報処理手段を別途用意しておくことで、前述した本発明
の開閉装置を実現できるようになり、その効果を得るこ
とが可能となる。
【0042】このような本発明の開閉体部材は、建築現
場等で開閉装置として組み上げられる際に、対応する情
報処理手段と初めて組み合わされるものであってもよ
く、あるいは建築現場等への搬入以前に情報処理手段と
予め組み合わされ、この組み合わされた状態で建築現場
において開閉装置として組み上げられるものであっても
よい。特に、後者の場合には、本発明の開閉体部材の製
造時において、閉鎖方向先端面に複数の検出手段を設け
るとともに、これと合わせて情報処理手段を開閉体のい
ずれかの箇所、例えば、閉鎖方向先端部(先端面の近傍
部分)等に設けるようにすることが考えられる。なお、
対応する情報処理手段は、このように開閉体の側に設け
られるものに限定されるものではなく、固定部(開口部
が形成された構造物等)の側に設けられるものであって
もよく、あるいは開閉体および固定部の各側に機能分担
されたものであってもよい。
【0043】以上において、本発明は、開閉体が建物等
の各種構造物用のシャッター装置のシャッターカーテン
である場合、あるいは建物等の各種構造物に設けられた
ドアである場合、さらには、タクシーの自動ドア、清掃
車の後部のゴミ収納スペースの開閉扉、電車の自動扉、
カーフェリーの車両搬入口の扉、貨物輸送機や軍用機等
の後部の車両搬入口の扉等の車両、船舶、航空機に設け
られた各種のドアや扉である場合等、開口部を開閉する
ための開閉体を備えた開閉装置一般に広く適用すること
ができる。
【0044】例えば、開閉体がシャッターカーテンであ
る場合には、玄関や車庫等の各種出入口用シャッターや
窓シャッター等の建物用シャッター、あるいは地下鉄や
地下街への入口用のシャッター等の各種構造物に設けら
れた開口部開閉用のシャッター装置として好適に用いる
ことができる。そして、これらのシャッターは、シャッ
ターカーテンが多数のスラットを連設することにより形
成され、このシャッターカーテンがシャッターカーテン
収納部の巻取部に巻き取られて格納されるタイプのシャ
ッターでもよく、また、シャッターカーテンが複数のパ
ネルを連設することにより形成され、このシャッターカ
ーテンがシャッターカーテン収納部に個々のパネルが分
離されかつ重ねられて格納され、または個々のパネルが
連結状態のまま折り畳まれて格納されるタイプのシャッ
ター、シャッターカーテンを形成する多数のブレードが
垂直、水平と姿勢を変えることにより開口部の前面を遮
蔽、開放し、これらのブレードが上下に重ねられてシャ
ッターカーテン収納部に格納されるタイプのシャッタ
ー、シャッターカーテンがリンク部材で互いに連結され
た複数のパイプ部材で形成されているシャッター、さら
には、これらのシャッターカーテンの他に、シャッター
カーテンが開口部を開放しているときに、開口部の前面
を日除けのために覆うロールスクリーンをも備えている
シャッターでもよく、また、寸法の大きな出入口等の開
口部に複数個が連装されるようになっているシャッター
でもよく、あるいは送り込み収納のオーバーヘッドタイ
プのシャッターでもよい。
【0045】また、開閉体がドアである場合には、引き
戸であっても開き戸であっても本発明を適用することが
でき、さらに、これらは玄関等の出入口用のものであっ
ても室内用のものであってもよい。
【0046】なお、シャッターカーテン等の開閉体の開
閉方向には、上下左右水平方向を含め、全ての方向が含
まれるものとする。
【0047】また、開口部には、通路をシャッターカー
テンやドアで仕切る場合における仕切られた後の各通路
空間の境界位置、あるいは一つの空間を防災シャッター
や防火戸で区画する場合における区画後の各防災区画の
境界位置等も含まれるものとする。
【0048】
【発明の実施の形態】以下に本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。 [第一実施形態]図1には、本発明の第一実施形態の開
閉装置である建物用シャッター1の全体図が示されてい
る。建物用シャッター1は、建物の玄関出入口や車両搬
入口等の開口部2を開閉するための装置である。
【0049】図1において、建物用シャッター1は、開
口部2の上部に取り付けられたシャッターボックス3
と、開口部2の左右両側に垂直に延設されたガイドレー
ル4とを有している。シャッターボックス3の内部に
は、開閉体であるシャッターカーテン5が巻き取られた
巻き取り部6が配置されている。シャッターカーテン5
は、多数のスラット7の連設で形成され、その下端に
は、座板8が設けられている。このシャッターカーテン
5の左右の端部は、ガイドレール4のガイド溝に摺動自
在に挿入され、これによりシャッターカーテン5は左右
のガイドレール4で案内されながら上下動自在になって
おり、最も下降した状態において閉鎖方向先端面である
座板8の下面8Aがこれに対向する閉鎖面である床面1
3に当接して全閉状態となるようになっている。
【0050】建物用シャッター1は、電動式シャッター
であり、巻き取り部6には、これを回転駆動するための
モータ9が連結されている。このモータ9は、制御盤1
0に設けられた駆動制御手段11により制御され、正回
転または逆回転してシャッターカーテン5を上下動させ
て開口部2の開閉を行うようになっている。このような
駆動制御手段11によるモータ9の制御は、開口部2の
近傍の壁面に設けられた操作手段12からの操作情報お
よび後述する受信手段40からの信号に基づいて行われ
るものである。また、図示されないリモートコントロー
ラ等からの遠隔操作信号に基づいて行われるようにして
もよい。
【0051】図2には、座板8の一部を下方から見た状
態の拡大斜視図が示されている。図2において、座板8
の下面8Aには、物体の当接を検出するタッチパネル状
の検出手段20が全面に渡って略隙間のない状態で複数
個設けられている。これらの複数の検出手段20は、座
板8の長手方向(X方向)およびこれと直交する方向
(Y方向)につきそれぞれ複数設けられることにより二
次元的に配置され、碁盤の目の如くX−Y座標を構成し
ている。
【0052】各検出手段20は、圧電素子からなり、物
体が当接した際に加えられる圧力によって発生する起電
力を捉えることで、物体の当接を検出することができる
ものである。そして、各検出手段20は、それぞれ個別
に物体の当接を検出することができるため、複数の検出
手段20のうちどれが物体の当接を検出したかを捉える
ことにより、物体の当接箇所のX−Y座標を把握できる
ようになっている。
【0053】また、各検出手段20は、物体に当接する
側の表面をゴム等の可撓性部材21で覆われている。な
お、図示の状態では、各検出手段20が一つの繋がった
可撓性部材21で覆われているが、可撓性部材21の種
類や各検出手段20の大きさや感度等によっては、検出
精度向上のために、各検出手段20毎に別々の可撓性部
材を設けるようにしてもよい。
【0054】図1に戻り、座板8の中央から右寄りの位
置には、送信機30が固定されている。この送信機30
は、中央演算処理装置(CPU)を含む集積回路(I
C)および読み出し専用メモリ(ROM)やランダム・
アクセス・メモリ(RAM)等の各種の記憶装置並びに
内蔵プログラムを備えた制御部と、赤外線や電波等によ
る送信機能を備えた送信部とを有し、制御部により、各
検出手段20の検出情報に基づいて当接した物体の種別
を判断する情報処理手段31が構成され、送信部によ
り、情報処理手段31の判断結果を送信する送信手段3
2が構成されている。そして、制御盤10には、送信手
段32からの信号を受信する受信機からなる受信手段4
0が設けられ、この受信手段40は駆動制御手段11に
接続されて駆動制御手段11に受信した信号を送るよう
になっている。
【0055】また、座板8には、電池50が設けられ、
図示されないケーブルを通じて情報処理手段31および
送信手段32を構成する送信機30、並びに各検出手段
20に電力を供給するようになっている。さらに、各検
出手段20と情報処理手段31との間も図示されないケ
ーブルで接続されて信号伝達が可能な構成となってい
る。
【0056】このような第一実施形態においては、以下
のようにして建物用シャッター1の開閉操作における物
体感知制御を行う。図3には、物体感知制御の信号や情
報の流れの概略が示されており、図中左側が座板8の側
で行われる制御であり、図中右側が制御盤10の側で行
われる制御である。先ず、装置各部間の信号や情報の流
れから見た制御の概要を説明する。
【0057】図3において、シャッターカーテン5の昇
降動作と並行して各検出手段20により物体が当接した
か否かを検出し、これらの検出情報を情報処理手段31
によりオン、オフ情報として入力する。
【0058】続いて、入力した各検出手段20の検出情
報に基づいて、情報処理手段31により、座板8の下方
に物体があるか否かの判断、および物体がある場合には
その物体の種別の判断を行う。そして、ここで行う物体
の種別の判断は、物体が障害物であるか床面13である
かの判断、さらには障害物である場合にはその障害物の
種別の判断をも含むものである。
【0059】その後、情報処理手段31による判断結果
を送信手段32に送り、さらにこの座板8側にある送信
手段32から制御盤10側にある受信手段40に向けて
判断結果を送信する。ここまでが座板側制御の概要であ
る。
【0060】一方、送信手段32からの送信信号を受け
取った受信手段40は、この情報を駆動制御手段11に
送る。そして、受信手段40からの受信信号すなわち情
報処理手段31による判断結果を受け取った駆動制御手
段11は、この判断結果とともに操作手段12による操
作情報を参照しながら、操作者の要求および状況に応
じ、モータ9の駆動制御を行う。なお、操作手段12に
よる操作情報としては、操作者によるシャッターカーテ
ン5の閉動作を指示する閉ボタン押下、開動作を指示す
る開ボタン押下等の情報がある。以上が制御盤側制御の
概要である。
【0061】次に、座板側制御の詳細を説明する。図4
には、座板側制御の全体のフローチャートが示され、図
5には、その一部である障害物処理のフローチャートが
示されている。
【0062】図4において、先ず、電池50のスイッチ
を入れ、物体感知制御を開始する(ステップS1)。な
お、電池50のスイッチの入切は、操作手段12の操作
若しくは遠隔操作による制御盤10の電源投入と連動し
たものであってもよく、別途の操作によるものであって
もよい。
【0063】続いて、制御における判断基準となる各種
の設定値や情報、例えば、後述のステップS10で使用
する所定の信号数等の入力を含む初期設定を行う(ステ
ップS2)。なお、既に必要な情報が設定されている場
合には、この初期設定は省略されるが、必要に応じて装
置の運転の実状に沿うように設定変更を行っていくこと
が好ましい。
【0064】その後、情報処理手段31により、各検出
手段20のオン、オフ情報を参照し、各検出手段20の
うち一つでもオン状態になっているものがあるか否かを
判断する(ステップS3)。
【0065】ここで、各検出手段20のうち一つもオン
状態になっているものがない場合には、シャッターカー
テン5が全閉の状態であることを記憶中か否かを確認す
る(ステップS4)。そして、全閉状態記憶中となって
いた場合には、実際に全閉状態が継続しているのであれ
ばオン状態の検出手段20が少なくとも一つは存在する
はずであるから、この場合には、シャッターカーテン5
は床面13から離接したものと判断できるので、情報処
理手段31はその判断結果を送信手段32に送り、送信
手段32はこの判断結果を床面離接信号として制御盤1
0側の受信手段40に向かって送信する(ステップS
5)。続いて、情報処理手段31により、それまで記憶
していた全閉状態をリセットした後(ステップS6)、
ステップS3の処理へと戻る。
【0066】一方、ステップS4で全閉状態記憶中でな
いことを確認した場合には、さらにシャッターカーテン
5が障害物に当接したことを検出中の状態であることを
記憶中か否かを確認する(ステップS7)。ここで、障
害物検出状態記憶中となっていた場合には、実際に障害
物検出状態が継続しているのであればオン状態の検出手
段20が少なくとも一つは存在するはずであるから、こ
の場合には、シャッターカーテン5は障害物から離接し
たものと判断できるので、情報処理手段31はその判断
結果を送信手段32に送り、送信手段32はこの判断結
果を障害物離接信号として制御盤10側の受信手段40
に向かって送信する(ステップS8)。続いて、情報処
理手段31により、それまで記憶していた障害物検出状
態をリセットした後(ステップS9)、ステップS3の
処理へと戻る。そして、ステップS7で、障害物検出状
態記憶中となっていなかった場合には、そのままステッ
プS3の処理へと戻り、以降、シャッターカーテン5の
上昇動作が続いている間は、ステップS3,S4,S7
のループ処理が繰り返される。
【0067】ステップS3で、各検出手段20のうちオ
ン状態になっているものが一つでもある場合には、その
信号数(オン状態になっている検出手段20の個数)が
所定数以下か否かを判断する(ステップS10)。これ
は、信号数が所定数を越えていれば、障害物か床面13
に当接したものと判断でき、所定数以下であれば、装置
の異常であるかまたは障害物か床面13への当接開始当
初の過渡的状態であると判断できるため行うものであ
る。
【0068】ステップS10において、オン状態の信号
数が所定数以下である場合には、先ず、その信号状態
(オン信号の各X−Y座標)を記憶し(ステップS1
1)、この信号状態が予め情報処理手段31に記憶され
た所定の信号発生状態と一致するか否かを判断する(ス
テップS12)。ここで、所定の信号発生状態とは、異
常であると考えられる状態の信号パターンであり、例え
ば、特定箇所の検出手段20の信号が常にオン状態であ
ったり、オン状態の信号が分散して存在するような場合
等である。
【0069】そして、ステップS12で所定の信号発生
状態と一致した場合には、その信号状態に対応する事象
を、予め記憶された異常状態を示す各事象の中から抽出
し(ステップS13)、さらに、その事象情報をその時
の信号状態とともに送信手段32により制御盤10側の
受信手段40に送信した後(ステップS14)、ステッ
プS3の処理へと戻る。ここで、異常状態を示す事象と
しては、例えば、特定箇所の検出手段20の故障や検出
手段20の交換時期が近いこと等が挙げられる。
【0070】一方、ステップS12で所定の信号発生状
態と一致しなかった場合には、異常状態ではなく、障害
物か床面13への当接開始当初の過渡的状態であると判
断できるので、ステップS3の処理へと戻り、以降、信
号数が所定数に達するまでステップS3,S10,S1
1,S12のループ処理が繰り返される。なお、このル
ープ処理の時間監視または繰り返し回数監視を行い、所
定時間または所定回数以上繰り返されている場合には、
異常処理(例えば、検出手段20の初期故障発生可能性
表示等)を行うようにしてもよい。
【0071】ステップS10において、オン状態の信号
数が所定数以下でない場合には、先ず、その信号状態
(オン信号の各X−Y座標)を記憶し(ステップS1
5)、座板8の下面8Aの長手方向(図2中のX方向)
の両端位置に配置された検出手段20がオン状態になっ
ているか否かを判断する(ステップS16)。この両端
位置とは、両側の最端の一列若しくはそれらを含む数列
のことであり、通常は左右のガイドレール4の摺動溝内
に収まっている部分に相当し、これらの両端位置の各々
に少なくとも一つずつオン状態になっている検出手段2
0が存在するか否かを判断する趣旨である。なお、極め
て稀な場合ではあるが、たまたま両端位置の各々に全く
同じ大きさの障害物が存在している場合等、床面13へ
の当接ではないにもかかわらず結果としてそれと同じ検
出結果になってしまう場合には、床面13への当接か障
害物への当接かを区別できないこともあり得るため、ス
テップS16の処理に使用する判断箇所に、両端位置以
外の位置を適宜加えるようにしてもよい。
【0072】続いて、ステップS16で、両端側の検出
手段20がオン状態になっていると判断されなかった場
合には、さらに、座板8の下面8Aの長手方向の略全長
に渡ってオン状態の信号があるか否かを判断する(ステ
ップS17)。
【0073】そして、ステップS16で、両端側の検出
手段20がオン状態になっている場合、および、ステッ
プS17で、長手方向の略全長に渡ってオン状態の信号
があった場合には、シャッターカーテン5が全閉の状態
であることを記憶中か否かを確認し(ステップS1
8)、既に記憶中であれば、そのままステップS3の処
理へと戻り、記憶中でなければ、情報処理手段31によ
り全閉状態を記憶し(ステップS19)、送信手段32
により全閉信号を制御盤10側の受信手段40に送信し
た後(ステップS20)、ステップS3の処理へと戻
る。なお、ステップS16で、両端側の検出手段20が
オン状態になっていると判断されなかったにもかかわら
ず、ステップS17で、長手方向の略全長に渡ってオン
状態の信号があれば、全閉(床面13への当接)である
と判断するのは、シャッターカーテン5が多少傾いた状
態で閉まる場合を考慮したものである。
【0074】一方、ステップS17で、長手方向の略全
長に渡ってオン状態の信号があると判断されなかった場
合には、シャッターカーテン5が全閉の状態であること
を記憶中か否かを確認し(ステップS21)、記憶中で
あれば、そのままステップS3の処理へと戻り、記憶中
でなければ、次に述べる障害物処理を行った後(ステッ
プS31〜S35)、ステップS3の処理へと戻る。
【0075】図5において、障害物処理では、先ず、シ
ャッターカーテン5が障害物に当接したことを検出中の
状態であることを記憶中か否かを確認し(ステップS3
1)、既に障害物検出状態記憶中となっている場合に
は、そのままステップS3の処理へと戻る。
【0076】一方、障害物検出状態記憶中となっていな
い場合には、障害物種別判断処理を行う(ステップS3
2)。この障害物種別判断処理では、オン状態になった
検出手段20の範囲の広狭と、それらの検出手段20が
そのような範囲に至るまでに要した時間、すなわちオン
信号の範囲の広がり速度とが判断要素となる。
【0077】ここで、前者のオン信号の範囲の広狭の判
断は、ステップS10の処理(図4参照)における判断
結果を用いて行ってもよく、あるいはステップS10の
判断時から時間が経過していることから、再度オン状態
の信号数を確認するようにしてもよい。
【0078】また、後者のオン信号の範囲の広がり速度
の判断は、ステップS3の処理(図4参照)において最
初のオン信号が検出されてから、オン信号の数がステッ
プS10の処理における所定数に達するまでの時間、若
しくはその間におけるステップS3,S10,S11,
S12のループ処理の繰り返し回数に基づいて行っても
よく、あるいはより詳細な情報を得るために、ステップ
S3の処理において最初のオン信号が検出された時点
で、広がり速度を判断するための専用タスクを別途並列
的にスタートさせ、この専用タスクの判断結果を参照す
るようにしてもよい。
【0079】そして、オン信号の範囲が広く、かつ、広
がり速度が速い場合には、大きくて硬い障害物、例えば
車等に当接したと判断され、オン信号の範囲が広く、か
つ、広がり速度が遅い場合には、大きくて柔らかい障害
物、例えば大人等に当接したと判断される。また、オン
信号の範囲が狭く、かつ、広がり速度が速い場合には、
小さくて硬い障害物、例えば石や荷物等に当接したと判
断され、オン信号の範囲が狭く、かつ、広がり速度が遅
い場合には、小さくて柔らかい障害物、例えば子供等に
当接したと判断される。
【0080】さらに、このような障害物種別判断を行う
にあたっては、予め実物の障害物を当接させてその際に
発生する信号パターンを情報処理手段31に記憶してお
き、この信号パターンと一致または近似するものを抽出
するようにしてもよく、このような学習モード機能を持
たせれば、より一層確実な種別判断を行うことができる
ようになる。
【0081】次に、ステップS32の処理を終了した
後、その判断結果として得られた障害物の種別を情報処
理手段31に記憶するとともに(ステップS33)、シ
ャッターカーテン5が障害物に当接したことを検出中の
状態であることを情報処理手段31に記憶し(ステップ
S34)、さらに、送信手段32により障害物検出信号
を障害物の種別の情報とともに制御盤10側の受信手段
40に送信した後(ステップS35)、ステップS3の
処理へと戻る。以上が座板側制御の詳細である。
【0082】以下には、制御盤側制御の詳細を説明す
る。先ず、送信手段32からの送信信号を受け取った受
信手段40は、この情報を駆動制御手段11に送る。送
信手段32からの送信信号としては、床面離接信号(ス
テップS5)、障害物離接信号(ステップS8)、異常
状態を示す事象情報およびその時の信号状態(ステップ
S14)、全閉信号(ステップS20)、障害物検出信
号および障害物の種別の情報(ステップS35)等があ
る。
【0083】続いて、駆動制御手段11により、受信手
段40による信号受信の有無を所定周期で常時確認し、
受信手段40による信号受信があった場合には、その信
号の種類に応じて各種の制御を行う。
【0084】例えば、障害物検出信号を受信した場合に
は、その障害物の種別が人間等であれば、シャッターカ
ーテン5の閉動作を直ぐに停止して開動作に転じ、一気
に全開状態としたり、障害物の種別が小石や荷物等であ
れば、シャッターカーテン5の閉動作を停止した後、少
しだけ開動作を実行してそこで停止させる等の制御を行
うことができる。そして、モータ9の回転速度を変えら
れるような場合には、人間に当接したときに通常よりも
速い速度でシャッターカーテン5を上昇させる等の制御
を行うこともでき、その他、単に動作を停止させるだ
け、あるいは一時停止させた後に所定時間経過すると自
動的に動作が続行される等の制御を行うこともできる。
また、全閉信号を受信した場合には、閉動作を停止する
制御を行うことができる。
【0085】さらに、シャッターカーテン5の開閉動作
だけでなく、受信した信号や情報に基づき、アラームラ
ンプ点灯、ブザー鳴動、状況報知等の処理を行うように
してもよい。そして、異常状態を示す事象情報およびそ
の時の信号状態を受信した場合には、その旨の警告や状
況報知を行うことで、操作者が装置の異常(異常箇所や
異常の態様を含む。)に気づき、対応処置を採ることが
できる他、故障しやすい箇所等の把握も可能となるた
め、以後の制御に有効な情報を得ることができる。
【0086】一方、受信手段40による信号受信が無い
場合には、駆動制御手段11により、操作手段12の閉
ボタンまたは開ボタンが押されているか否かを確認し、
閉ボタンが押されている場合には、全閉状態記憶中か障
害物検出状態記憶中でない限り、シャッターカーテン5
の閉動作を行い、開ボタンが押されている場合には、全
開状態記憶中か障害物検出状態記憶中でない限り、シャ
ッターカーテン5の開動作を行う。また、全閉または全
開状態記憶中か障害物検出状態記憶中のときには、開閉
動作は行わない。そして、次の周期処理へと移る。
【0087】このような第一実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、二次元的に配置された複数
の検出手段20を備えているので、当接した物体に関
し、高度な情報を得ることができる。このため、シャッ
ターカーテン5の開閉制御を行うに際し、詳細かつ状況
に応じた適切な対応を採ることができる。
【0088】具体的には、情報処理手段31により、複
数の検出手段20による検出情報に基づき、当接した物
体の種別を判断するので、物体が障害物であるのか床面
13であるのかの判断(図4のステップS16,S17
等)、および障害物であれば、それがどのような障害物
であるかの判断(ステップS31〜S35)を行うこと
ができる。
【0089】そして、障害物種別判断処理(図5のステ
ップS32)においては、情報処理手段31により、各
検出手段20のうちオン状態になったものの範囲の広狭
およびその広がり速度を考慮した判断を行うので、物体
の大小および硬柔を合わせた詳細な種別判断を行うこと
ができる。このため、この詳細な判断に基づき駆動制御
手段11により詳細な制御を行うことができるので、従
来に比べ、より状況に応じた適切な制御を行うことがで
きる。
【0090】また、二次元的に配置された複数の検出手
段20を備えているので、従来の一次元的な配置の場合
に比べ、故障により誤動作を生じる可能性を低減するこ
とができる。そして、情報処理手段31により、オン状
態の信号があった場合(図4のステップS3)におい
て、オン状態の信号数が所定数以下の場合(ステップS
10)には、異常状態であるか否かを判断する処理を行
うので(ステップS12)、誤判断やそれに基づく誤動
作の発生を回避することができることに加え、その処理
により故障箇所や交換時期が近いこと等を知ることがで
きるので、操作者は適切な対応措置を採ることができ
る。
【0091】さらに、各検出手段20は、物体に当接す
る側の表面をゴム等の可撓性部材21で覆われているの
で、各検出手段20の破損等を防止することができる。
このため、結果的に検出精度の低下を回避することがで
きる。
【0092】[第二実施形態]本発明の第二実施形態の
開閉装置である建物用シャッター101は、検出手段の
信号出力形式および情報処理手段を除き、前記第一実施
形態の開閉装置である建物用シャッター1と装置構成が
略同様であり、また、制御方法も情報処理手段における
制御が一部異なる他は略同様であるため、同一部分には
同一符号を付して詳しい説明は省略し、以下には異なる
部分のみを説明する。
【0093】図6には、本第二実施形態の建物用シャッ
ター101における物体感知制御のうち、座板8の側で
行われる制御の信号や情報の流れの概略が示されてい
る。また、図中右側の制御盤側の制御は、前記第一実施
形態の場合と全く同じであるため、図示が省略されてい
る。
【0094】前記第一実施形態の検出手段20は、圧電
素子からなり、図2の如く、座板8の下面8Aに二次元
的に複数配置されていたが、本第二実施形態の検出手段
120も圧電素子からなり、その個数および配置も前記
第一実施形態の場合と全く同様である。また、ゴム等の
可撓性部材21で覆われている点も同様である。
【0095】但し、前記第一実施形態では、情報処理手
段31により、各検出手段20の出力信号をオン、オフ
信号として捉えていたが、本第二実施形態では、情報処
理手段131により、各検出手段120の出力信号を、
物体が当接した際に物体から加えられる圧力の大きさに
応じて出力される連続的な信号として捉える点が異なっ
ている。なお、この信号出力形式の相違は、圧電素子で
発生する起電力による出力そのものが異なるということ
ではなく、各情報処理手段31,131に入力されるま
での処理または各情報処理手段31,131における信
号の入力形式が異なるということである。
【0096】このような第二実施形態においては、前記
第一実施形態と略同様にして建物用シャッター101の
開閉操作における物体感知制御を行うが、以下の点で前
記第一実施形態と異なる処理を行う。
【0097】すなわち、本第二実施形態においても、図
4および図5に示された処理の流れとなることは、前記
第一実施形態の場合と同様である。但し、前記第一実施
形態では、図5の障害物種別判断処理(ステップS3
2)において、情報処理手段31により、各検出手段2
0のうちオン状態になったものの範囲の広狭およびその
広がり速度を考慮した判断を行うことで、物体の大小お
よび硬柔を合わせた種別判断を行うようになっていた
が、本第二実施形態では、情報処理手段131により、
各検出手段120のうちオン状態(所定の圧力に達した
状態)になったものの範囲の広狭およびオン状態となっ
た検出手段120の出力信号の大小の変化の状態を考慮
した判断を行うことで、物体の大小および硬柔を合わせ
た種別判断を行うようになっている。
【0098】先ず、物体の大小の判断については、前記
第一実施形態の場合と全く同様にオン信号(所定の圧力
に達した信号)の範囲の広狭に基づいて行い、この広狭
の判断は、図4のステップS10の処理における判断結
果を用いて行ってもよく、あるいはステップS10の判
断時から時間が経過していることから、再度オン状態の
信号数を確認するようにしてもよい。
【0099】また、物体の硬柔の判断については、図4
のステップS3の処理において最初にオン信号(所定の
圧力に達した信号)が検出されてから、その信号につい
てのそれ以後の出力の大小の変化の状態(履歴)をA/
D変換回路を通して情報処理手段131に記憶し、この
履歴情報に基づいて行う。また、ステップS3の処理に
おいてオン信号が複数ある場合には、その平均値をとる
か、またはオン信号となったもののうちの中央位置の信
号の出力のみをとること等ができる。但し、オン信号と
なったものでも、ステップS12の処理で異常状態と判
断されたものについては、考慮に入れない。
【0100】図7には、検出手段120により検出した
履歴曲線(圧力P−時間T曲線)の例が示されている。
ここで、縦軸の圧力Pの値は、ステップS3の処理にお
けるオン状態か否かの判断の基準となる所定の圧力を越
えた部分の圧力値を示すものである。
【0101】情報処理手段131は、種別判断を行うに
あたって、図7(A)の如く、検出した圧力の大小自体
を指標としてもよく、あるいは、図7(B)の如く、検
出した圧力の履歴曲線の立ち上がりが速いか遅いか(圧
力値が一定のレベルP1に達するまでにかかる時間の長
短)を指標としてもよい。また、図7(C)の如く、曲
線形状が上に凸か下に凸かを指標としてもよく、図7
(D)の如く、所定時間経過時点T1における勾配の大
小を指標としてもよい。さらに、これらの各指標を総合
して判断を行うようにしてもよい。
【0102】例えば、圧力値が大きい場合、履歴曲線の
立ち上がりが速い場合、曲線形状が上に凸の場合、勾配
が大きい場合等には、硬い物体に当接したと判断し、圧
力値が小さい場合、履歴曲線の立ち上がりが遅い場合、
曲線形状が下に凸の場合、勾配が小さい場合等には、柔
らかい物体に当接したと判断することができる。そし
て、このような判断を行うにあたっては、実際に各種の
物体を当接させることにより予めサンプリングしておい
た情報に基づくことが好ましい。
【0103】また、シャッターカーテン5の下降速度が
比較的遅い場合や情報処理手段131が高速処理可能な
性能を備えている場合には、履歴曲線の形状全体を捉
え、高次の近似関数を導き出し、この関数の係数により
判断を行ってもよい。
【0104】このような第二実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、情報処理手段131によ
り、二次元的に配置された複数の検出手段120による
検出情報に基づき、各検出手段120のうちオン状態に
なったものの範囲の広狭を考慮した判断を行うので、物
体の大小の判断を行うことができるとともに、オン状態
となった検出手段120の信号出力の大小の変化の状態
(履歴)を考慮した判断を行うので、物体の硬柔の判断
も行うことができ、これらにより前記第一実施形態の場
合と同様に、物体の大小および硬柔を合わせた詳細な種
別判断を行うことができる。このため、この詳細な判断
に基づき駆動制御手段11により詳細な制御を行うこと
ができるので、従来に比べ、より状況に応じた適切な制
御を行うことができる。
【0105】また、前記第一実施形態の場合と同様に、
異常状態の検出、およびそれに伴う誤判断・誤動作の発
生回避と操作者へのその旨の報知を行うことができ、さ
らに、可撓性部材21による各検出手段120の破損防
止という効果を得ることができる。
【0106】[変形の形態]なお、本発明は前記各実施
形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成で
きる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
【0107】すなわち、前記各実施形態では、情報処理
手段31,131は、座板8の側に設けられていたが、
座板8の側では、検出手段20,120の検出情報を送
信手段32により送信するだけとし、情報処理手段3
1,131を制御盤10の側に設けるようにしてもよ
く、あるいは情報処理手段31,131で行うべき処理
を座板8の側と制御盤10の側とで分担するようにして
もよい。
【0108】また、前記各実施形態では、床面13に当
接したか否かの判断(図4のステップS16,S17)
と、障害物がいかなる種類のものであるかの判断(図5
のステップS32)とは、別々の処理として行われてい
たが、これらの判断を同一処理として同時に行うように
してもよい。そして、このような同時処理を行うに際し
ては、予め実物の各種障害物および床面13を当接させ
てその際に発生する信号パターンを情報処理手段31に
記憶しておき、この信号パターンと一致または近似する
ものを抽出して判断を行うようにしてもよい。
【0109】さらに、前記各実施形態では、床面13に
当接したか否かの判断は、座板8の下面8Aの長手方向
の両端位置に配置された検出信号20がオン状態になっ
ているか否か(ステップS16)、または、長手方向の
略全長に渡ってオン状態の信号があるか否か(ステップ
S17)を判断することにより行っていたが、このよう
な判断処理に加え、上述したような実際の信号パターン
を記憶する学習モード機能を持たせ、これらを併せた総
合的な判断を行うようにしてもよく、あるいはステップ
S16とステップS17との二段階処理を行わずに、学
習モード機能のみに基づく一段階処理での判断を行うよ
うにしてもよい。
【0110】また、前記各実施形態の検出手段20,1
20のX、Yの各方向の個数は、図2に示された個数に
限定されるものではなく、座板8の下面8Aの大きさ、
個々の検出手段20,120の大きさ、情報処理手段3
1,131の処理能力、要求される検出精度等に応じて
適宜定めるようにすればよい。
【0111】さらに、各検出手段20,120の配置
も、図2のような略隙間のない碁盤の目状の配置に限定
されるものではなく、例えば、千鳥状の配置、一列置き
の配置等の隙間のある配置、あるいは直交配置ではなく
斜めの配置、放射状の配置、多重リング状の配置など任
意であり、要するに二次元的に配置されていればよい。
【0112】また、本発明の検出手段の配置は、前記各
実施形態のような二次元的な配置に限定されるものでは
なく、例えば、図8に示す如く、三次元的な配置として
もよい。図8において、座板208の下面208Aに
は、下面208Aに沿う方向(X,Y方向)のみなら
ず、下面208Aの法線方向、すなわちシャッターカー
テンの開閉方向(Z方向)についても、圧電素子からな
る検出手段220が重ねられるようにして複数個設けら
れている。
【0113】このような三次元的な配置とした場合に
は、Z方向についていえば、下面208Aに近い側の検
出手段220Aまでオン状態となった場合には、硬い物
体に当接したと判断し、下面208Aから遠い側の検出
手段220Bしかオン状態とならなかった場合には、柔
らかい物体に当接したと判断することが可能となる。勿
論、この中間の状態を検出することもできるので、中間
的な判断も可能である。従って、前記各実施形態の如く
X,Y方向についての二次元的な配置により得られる情
報と併せれば、より一層詳細な種別判断ができるように
なり、これに伴ってより一層適切な制御を行うことがで
きるようになる。
【0114】さらに、図9の如く、座板308の下面3
08Aに、X,Z方向につきそれぞれ複数個ずつ検出手
段320を設けた場合にも、物体の大小の判断および硬
柔の判断が可能である。そして、図10の如く、座板4
08の下面408Aに検出手段420を三次元的に配置
するにあたって、X−Y平面に関して一列置きの配置や
千鳥配置等の特殊な配置とした状態で、それをZ方向に
複数重ねるようにしてもよい。
【0115】また、前記各実施形態では、前述した図2
の如く、検出手段20は座板8の下面8Aのみに設けら
れていたが、図11に示す如く、検出手段520を座板
508の下面508Aのみならず、座板508の上面5
08Bや側面508Cにも設けるようにしてもよい。こ
のようにすることで、シャッターカーテンの上昇時の引
っかかりや、横からの障害物の当接をも検出することが
できる。
【0116】そして、前記各実施形態の検出手段20,
120は、座板8の下面8Aの全範囲に渡って設けられ
ていたが、本発明の検出手段は、開閉体の閉鎖方向先端
面の全範囲に渡って設けられている必要はなく、一部に
設けられていてもよい。しかし、前記各実施形態の如く
全範囲に渡って設けておくことが検出精度向上や制御の
最適化等の点で好ましい。
【0117】また、前記各実施形態では、検出手段2
0,120は、物体に当接する側の表面を可撓性部材2
1で覆われていたが、この可撓性部材21による被覆を
省略してもよい。しかし、可撓性部材21で被覆してお
くことが好ましく、そうすることで検出手段20,12
0の破損等を防止することができる。
【0118】さらに、前記各実施形態では、ステップS
10において、オン状態の信号数が所定数以下である場
合には、ステップS11〜S14の異常状態の把握処理
を行うようになっていたが、これらの処理を行わずに単
に無視してステップS3に戻るようにしてもよい。
【0119】また、前記第二実施形態では、図4のステ
ップS3の処理において最初にオン信号(所定の圧力に
達した信号)が検出された検出手段120の出力信号の
履歴のみを情報処理手段131に記憶するようになって
いたが、情報処理手段131の処理能力や記憶容量が大
きい場合には、最初にオン信号が検出された時点から全
ての検出手段120の出力信号の履歴を記憶するように
してもよく、あるいは制御中、常時全ての検出手段12
0の出力信号の履歴を所定時間分だけ記憶し、これらの
信号状態の変化に基づき判断を行うようにしてもよい。
【0120】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、開
閉体の閉鎖方向先端面に複数の検出手段を多次元的に配
置し、これらの検出情報に基づき情報処理手段で各種の
処理を行うようにしたので、開閉装置を制御するにあた
って、詳細な制御を行うことができ、状況に応じた適切
な対応を採ることができるという効果がある。
【0121】また、本発明によれば、開閉体の閉鎖方向
先端面に、当接した物体から加えられる圧力の大きさに
応じた信号を出力する検出手段を設け、この出力信号の
大小の変化の状態に基づき情報処理手段で各種の処理を
行うようにしたので、開閉装置を制御するにあたって、
詳細な制御を行うことができ、状況に応じた適切な対応
を採ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の開閉装置である建物用
シャッターの全体図。
【図2】第一実施形態の座板の一部を下方から見た状態
の拡大斜視図。
【図3】第一実施形態の物体感知制御の信号や情報の流
れを示す概略図。
【図4】第一実施形態の座板側制御の詳細を示すフロー
チャートの図。
【図5】第一実施形態の障害物処理の詳細を示すフロー
チャートの図。
【図6】本発明の第二実施形態の物体感知制御の信号や
情報の流れを示す部分概略図。
【図7】第二実施形態の出力信号の履歴曲線に基づく物
体の種別判断の説明図。
【図8】本発明の変形の形態である三次元的な配置を示
す部分概略図。
【図9】本発明の変形の形態である二次元的な配置を示
す部分概略図。
【図10】本発明の変形の形態である特殊な三次元的な
配置を示す部分概略図。
【図11】本発明の変形の形態である座板の下面以外の
面への配置を伴う場合の部分概略図。
【符号の説明】
1,101 開閉装置である建物用シャッター 2 開口部 5 開閉体であるシャッターカーテン 8A,208A,308A,408A,508A 開閉
体の閉鎖方向先端面である座板の下面 13 閉鎖面である床面 20,120,220,220A,220B,320,
420,520 検出手段 21 可撓性部材 31,131 情報処理手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する空間の境界位置に設けられてこ
    れらの空間を連通する開口部と、この開口部を開閉する
    ための開閉体とを有し、この開閉体の閉鎖方向先端面
    が、この先端面と対向する前記開口部の周縁部に位置す
    る閉鎖面に当接することにより前記開口部が閉鎖される
    開閉装置において、 前記開閉体の閉鎖方向先端面に設けられて物体の当接を
    検出する複数の検出手段と、これらの検出手段の検出情
    報に基づき前記開閉体の開閉制御のための情報処理を行
    う情報処理手段とを備え、 前記複数の検出手段は、前記開閉体の閉鎖方向先端面の
    長手方向およびこれと交差する少なくとも一つの方向に
    つきそれぞれ複数設けられることにより多次元的に配置
    されていることを特徴とする開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の開閉装置において、前
    記情報処理手段は、前記複数の検出手段のうち物体に当
    接したことを検出したものの範囲の広狭に基づき当接し
    た物体の種別を判断する構成とされていることを特徴と
    する開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の開閉装置にお
    いて、前記情報処理手段は、前記複数の検出手段のうち
    物体に当接したことを検出したものの範囲の広がり速度
    に基づき当接した物体の種別を判断する構成とされてい
    ることを特徴とする開閉装置。
  4. 【請求項4】 隣接する空間の境界位置に設けられてこ
    れらの空間を連通する開口部と、この開口部を開閉する
    ための開閉体とを有し、この開閉体の閉鎖方向先端面
    が、この先端面と対向する前記開口部の周縁部に位置す
    る閉鎖面に当接することにより前記開口部が閉鎖される
    開閉装置において、 前記開閉体の閉鎖方向先端面に設けられて物体の当接を
    検出する検出手段と、この検出手段の検出情報に基づき
    前記開閉体の開閉制御のための情報処理を行う情報処理
    手段とを備え、 前記検出手段は、物体が当接した際に物体から加えられ
    る圧力の大きさに応じた信号を出力し、前記情報処理手
    段は、前記検出手段の出力した信号の大小の変化の状態
    に基づき情報処理を行う構成とされていることを特徴と
    する開閉装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の開閉装置において、前
    記情報処理手段は、前記検出手段の出力した信号の大小
    の変化の状態に基づき当接した物体の種別を判断する構
    成とされていることを特徴とする開閉装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の開閉装
    置において、前記検出手段は、物体に当接する側の表面
    を可撓性部材で覆われていることを特徴とする開閉装
    置。
  7. 【請求項7】 隣接する空間の境界位置に設けられてこ
    れらの空間を連通する開口部を開閉するための開閉体を
    形成する開閉体部材であって、前記開口部の周縁部に位
    置する閉鎖面に対向配置されて前記開口部の全閉時に前
    記閉鎖面に当接状態となる閉鎖方向先端面を有し、この
    閉鎖方向先端面に物体の当接を検出する複数の検出手段
    を設けるとともに、これらの複数の検出手段を前記閉鎖
    方向先端面の長手方向およびこれと交差する少なくとも
    一つの方向につきそれぞれ複数設けることにより多次元
    的に配置したことを特徴とする開閉体部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002070466A (ja) * 2000-09-04 2002-03-08 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体の制御装置
JP2002168077A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Bridgestone Corp シャッター装置

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