JPH11318030A - 電圧多重ハイブリッドインバータの制御方式 - Google Patents

電圧多重ハイブリッドインバータの制御方式

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JPH11318030A
JPH11318030A JP10121919A JP12191998A JPH11318030A JP H11318030 A JPH11318030 A JP H11318030A JP 10121919 A JP10121919 A JP 10121919A JP 12191998 A JP12191998 A JP 12191998A JP H11318030 A JPH11318030 A JP H11318030A
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current
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phase
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JP10121919A
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Fumitoshi Ichikawa
文俊 市川
Satoshi Miyazaki
聡 宮崎
Gakuo Akiyama
岳夫 秋山
Masayoshi Tamura
公良 田村
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Meidensha Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流電圧制御系の構成が簡単で、かつ電流制
御系に通常インバータの電流制御系が使用できるように
する。 【解決手段】 電圧多重ハイブリッドインバータは、直
流コンデンサを共通とする大容量インバータ(INV
1)と小容量インバータ(INV2)が連系用トランス
で多重化され、INV1はコンデンサ電圧制御を行い、
INV2は電流制御を行っているので、コンデンサ電圧
が変動すると両方の制御が干渉するので、直流電圧制御
系が複雑になる。この発明は、PLL回路11で連系点
電圧Eopの電圧位相ωを検出し、180度導通パルス
作成回路12を介してINV1を位相がEopと一致
し、出力線間電圧実効値が連系点線間電圧実効値V0と
等しくなるように制御する。この制御は電圧偏差をPI
演算する電圧制御ではないので、コンデンサ電圧が変動
しても電流制御と干渉することはない。したがって電流
制御には通常インバータの電流制御回路(13〜32)
が使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統に連系
して無効電力や高調波を補償する電圧多重ハイブリッド
インバータの制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、電圧多重ハイブリッ
ド方式インバータ(以下INV3という)は、直流コン
デンサを共通とする大容量インバータ1(以下INV1
という)と小容量インバータINV2(以下INV2と
いう)を連系用トランスT1,T2および連系用リアク
トルL1を介して電力系統に連系し、連系点OPの電圧
OPおよび負荷電流ILOADを検出して、電力系統に流れ
る負荷による高調波電流や無効電流を補償する。
【0003】図24に従来INV3の制御系を示す。I
NV1は直流電圧指令値演算回路2からの直流電圧指令
値と直流電圧(コンデンサ電圧)Edc0の偏差を直流
電圧制御回路4でPI演算し、その信号と同期検出回路
1で検出した連接点電圧Eopの角速度信号ωから作成
されたゲート信号で制御され、電圧偏差がなくなるよう
にコンデンサ電圧を制御している。
【0004】また、INV2は、負荷電流ILOADを取り
込んで補償すべき電流を抽出する補償電流演算回路6か
らの電流指令値とINV3の出力電流IINVとの偏差を
電流制御回路8でPI演算し、その信号から作成された
ゲート信号で制御され、電流偏差がなくなるように補償
電流を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図24の電圧多重
ハイブリッドインバータの制御方式では、INV1がコ
ンデンサ電圧制御を行い、INV2が電流制御を行って
いるが、電流制御を実行してある電流が流れるとその電
流値と系統パラメータに応じてコンデンサ電圧が変動す
る。そして、そのコンデンサ電圧変動はINV1で制御
するので、INV2の制御とINV1の制御が干渉する
ことになり、直流電圧制御系が複雑になる。
【0006】また、既に、多重インバータでない通常の
インバータではdq軸変換等を利用した制御系が多数提
案されている。それらの制御系では直流コンデンサ電圧
制御は、コンデンサ電圧の偏差から求めた有効電流指令
値を電流制御することにより実行しているものが多い。
【0007】従って、従来の電圧多重ハイブリッドイン
バータの制御方式では上記図24のようにコンデンサ電
圧制御が電流制御と分離しているために、すでに多数提
案されている制御系を利用することができず、再度制御
系を構成し直さなければならない。ハードウェア的に制
御系を構成している場合には、ハードウェア自体変更し
なければならず、コストが増大する。
【0008】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、直流電圧制御系の
構成が簡単となり、かつ電流制御系に通常インバータの
電流制御系統が使用可能となる電圧多重ハイブリッドイ
ンバータの制御方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】図2に上記図1の電圧ハ
イブリッド方式インバータ(INV3)の単線結線図を
示す。ただし、INV1の連系トランスT1は考慮せ
ず、INV2の連系トランスT2の巻線比はnとした。
また、系統電源電圧をVS,連系点上流の上位リアクタ
ンスをLS,連系点電圧をEOP、INV1の出力電圧
(連系トランスT1の1次側電圧)をV1,INV2の
出力電圧(連系トランスT2の2次側電圧)をV2,I
NV3出力電流をIINVとする。
【0010】上記単線結線図より、(1)式が得られ
る。
【0011】
【数1】
【0012】(1)式をdq変換する。ただし、dq変
換とその逆変換は次のように定義する。
【0013】
【数2】
【0014】このようなdq変換の元では、
【0015】
【数3】
【0016】となっている3相信号は、次のように変換
される。
【0017】
【数4】
【0018】このdq変換により上記(1)式を変換す
る。ただし、位相の基準点は連系点のU相電圧EOPU
し、
【0019】
【数5】
【0020】とおく、V0が連系点OPの線間電圧実効
値である。
【0021】また、INV1は180度導通の1パルス
制御されるから、INV1の出力電圧はコンデンサ電圧
に比例する。従って、コンデンサ電圧をEdc0とし、ま
た、INV1の位相をφとすると、INV1のU相出力
電圧はINV1の連系トランスの巻線比によって決定さ
れるある定数Kを用いて、
【0022】
【数6】
【0023】となる。上記(1),(2),(3)式を
dq変換すると、(4)式となる。
【0024】
【数7】
【0025】ここで、INV1をφ=0、K・Edc0=
V0となるように、即ち、INV1は位相φを連系点電
圧と一致させ、また、INV1の出力線間電圧実効値K
・E dc0が連系点線間電圧実効値V0と等しくなるよう
にコンデンサ電圧Edc0を制御する。
【0026】上記制御をすると、(4)式は(5)式の
ように表される。
【0027】
【数8】
【0028】上記(5)式は電圧多重ハイブリッドイン
バータでない通常のインバータの動作特性を表す式と同
等である。
【0029】INV1をφ=0(連系点電圧と同位相)
に制御することは容易であり、また、コンデンサ電圧E
dc0をK・Edc0=V0と制御するのは(5)式に基づ
いて従来の通常のインバータと同様に有効電流(q軸電
流)を制御することにより実行可能である。
【0030】従って、上記制御方式でINV3(図1)
を制御すると、INV1の制御は連系点電圧に同期させ
るだけでよく、またINV2の制御は従来の電流制御と
同様な制御方法を用いることができ、制御系構成が容易
になる。
【0031】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図3に実施の形態1にかかる電圧多重ハイブリッドイン
バータ(INV3=INV1+INV2)の制御ブロッ
ク図を示す。このINV3の制御は上記[課題を解決す
るための手段]に基づき、INV1を位相φ=0で制御
し、INV2を通常インバータの制御と同様に電流制御
するものである。
【0032】INV1の制御について、PLL回路11
は連系点電圧Eopの周期信号を出力し、180度導通パ
ルス作成回路12の同期をとり、連系点電圧Eopと同期
する180度導通パルスをゲート信号としてINV1を
出力電圧位相が連系点電圧Eopの位相と一致し、出力電
圧振幅が連系点電圧EOPの基本波成分と一致するように
制御する。
【0033】INV2の制御について、3相2相変換回
路13は負荷電流ILOADを回転座標上のd,q軸電流に
変換し、補償電流演算回路14でd,q軸電流から補償
すべき無効電流(d軸電流)と有効電流(q軸電流)を
演算し抽出する。
【0034】実効値演算回路16は連系点電圧Eopの実
効値を演算し、直流電圧指令値演算回路17でその実効
値から直流電圧指令値を演算し、直流電圧制御回路19
は直流電圧の指令値EdcRefと検出値EdcOの偏差を
PI演算し、補償電流演算回路14からのq軸電流指令
値に加算器21で加算する。
【0035】また、3相2相変換回路15はINV3の
出力電流IINVをd,q軸電流IdINV,IqINVに変換
し、d軸電流制御回路24は補償電流演算回路14から
の電流指令IdRefと電流IdINVとの偏差をPI演算す
る。またq軸電流制御回路25は加算器21からの電流
指令IqRefと電流IqINVとの偏差をPI演算する。
【0036】電流制御回路24,25から出力される
d,q軸電圧指令は2相3相変換回路31で3相電圧指
令に変換され、PWM制御回路32を介してINV2の
ゲートを制御し、無効電流補償,高調波電流補償を行
う。
【0037】また、この制御方式で電圧多重ハイブリッ
ドインバータを制御すると、定常状態におけるINV1
の容量P1とINV2の容量P2は、INV1の連系ト
ランスの巻線比をNtr、INV2の連系トランスの巻線
比をn、INV3の連系リアクトルをL1、コンデンサ
電圧をEdc0、変調率λ、またω=2π50として、次
式で表される。
【0038】
【数9】
【0039】したがって、INV1とINV2の最大補
償容量分担はINV1のトランスの巻線比Ntrと、IN
V2のトランスの巻線比nにより決定することができ、
例えば、INV1にはGTO素子を用いた大容量で低速
スイッチングの素子を使用し、INV2には小容量で高
速スイッチングの素子を用いることにより、全体とし
て、大容量で高速制御が可能な電圧多重ハイブリッドイ
ンバータを構成することができるようになる。
【0040】図4〜図7は上記図3の制御回路でINV
3(図1)を制御した場合のシミュレーション波形を示
す。図4,図5は無効電流補償と高調波電流補償を行っ
ている時のものであり、図6,図7は無効電流補償も高
調波電流補償も行っていないときのものある。
【0041】図4〜図7共に、時刻1secで、LR負
荷と5次高調波電流負荷を投入している。図4,図6は
連系点電圧実効値、図5,図7はINV1の出力無効電
力,INV2の出力無効電力,INV1とINV2を合
わせた出力無効電力,負荷の無効電力を示している。
【0042】図4と図6の連系点電圧実効値の波形を見
ると、時刻1SecでLR負荷が投入されているので、
補償動作を行っていないときの図6では連系点電圧実効
値が約3.7kV低下しているが、補償動作を行ってい
るときの図4では負荷投入により約0.4kV低下する
ものの、無効電流補償動作により定常時では負荷投入前
の連系点電圧と同じ位まで電圧低下が抑制されている。
【0043】また、補償時のINV1とINV2の無効
電力分担は、図5をみると、負荷の投入により、定常時
ではINV1の無効電力QInv1は約7MVarまで
増大し、INV2の無効電力QInv2は約0.3MV
arまで増大している。INV1は大容量インバータで
INV2は小容量インバータであるので、補償電力分担
も適切な割合になっている。
【0044】実施の形態2 上記図3の制御方式では基本波電流の制御も高調波電流
の制御もすべてINV2で実行しているため、補償電力
量が増大するとINV2の変調率は補償電力量に比例し
て増大する。INV2の変調率が瞬時値で1を超えた場
合には、変調率リミッタが動作し1を超えた分を補償し
ないようになる。基本波電流は変調率リミッタが動作し
ている状況においてもほぼ補償されるが、高調波電流は
変調率リミッタが動作しているときには高調波補償率が
大幅に低下する。
【0045】実施の形態2は上記高調波補償率が低下し
ないようにしたものである。
【0046】図8に実施の形態2にかかる電圧多重ハイ
ブリッドインバータの制御系を示す。なお、前記図3に
示したものと同一構成部分は、同一符号を付してその重
複する説明を省略する。
【0047】図8において、41は積分制御回路で、電
流制御回路24から出力されるINV2のd軸電圧指令
値を積分制御したものをPLL回路11により得た系統
連系点電圧の同期信号(位相信号)ωに加算器42を用
いて加算し、それをINV1のゲート信号の位相とす
る。
【0048】また、43は積分制御回路で、電流制御回
路25から出力されるINV2のq軸電圧指令値を積分
制御したものを直流電圧指令値演算回路17の出力に乗
算器44を用いて掛け、それを直流電圧指令値EdcO
Refとしている。
【0049】INV2のd軸電圧の積分ゲインKid,
q軸電圧の積分ゲインKiqはその反応速度がINV2
のd軸電流,q軸電流のPI制御の応答速度に比べ十分
小さくなるように設定する。
【0050】上記積分制御回路41,43の付加によ
り、定常状態では基本波電流の制御はINV1により実
行される。定常状態では、INV2は高調波電流制御の
みを実行するので、INV2の変調率が低下し負荷が増
加した場合でも変調率リミッタにより変調率が制限され
る割合が低減し、高調波電流の補償率が増加する。
【0051】また、積分制御回路41,43の積分ゲイ
ンKid,KiqをINV2の電流制御応答の速度に比
べ十分小さく設定したことにより、負荷変動による補償
する基本波電流変動時においても、付け加えた積分制御
による基本波電流制御とINV2のPI制御による電流
制御が相互干渉することなく安定に電流制御が実行され
る。
【0052】図9〜図20に効果を示すシミュレーショ
ン結果を載せる。図9〜図11は、系統に10MVA,
力率0.7のLR負荷と、3MVAの五次高調波電流負
荷が接続されているときの図3の制御方式の補償効果
と、図8の制御方式の補償効果を示す。
【0053】図9〜図11の時刻1秒から時刻3秒まで
は図3の制御方式で制御している期間である。無効電流
補償と高調波電流補償を同時に働かせている。時刻3秒
から時刻5秒までは図8の制御方式で制御している期間
である。時刻3秒までは、積分ゲインKid,Kiqを
ともに0にしており、時刻3秒でKid=0.000
2,Kiq=0.0002に設定した。図9〜図11の
記号の示す内容は以下の通りである。
【0054】 LAM:変調率リミッタ制限前のINV2の変調率 phi:INV2のd軸電圧指令値をゲインKidで積
分して得られた値(系統連系点電圧とINV1の位相差
になる) CoefEdcRef:INV2のq軸電圧指令値をゲインKiq
で積分して得られた値(EdcO指令値演算ブロックの
出力値に掛けられる値になる) EdcO:コンデンサ電圧 QInv1:INV1の出力する無効電力 QInv2:INV2の出力する無効電力 QInv3:QInv1とQInv2を足した値 IdINV:インバータのd軸電流出力 IqINV:インバータのq軸電流出力 V0:系統連系点相間電圧実効値 また、図12〜図14は図9〜図11の時刻2秒からの
20m秒、図15〜図17は時刻5秒から20m秒の拡
大波形である。
【0055】図12〜図17の記号の示す内容は以下の
通りである。
【0056】 IuLOAD:負荷U相電流 IvLOAD:負荷V相電流 IwLOAD:負荷W相電流 IuSRC:系統U相電流 IvSRC:系統V相電流 IwSRC:系統W相電流 EuvOP:系統連系点UV相間電圧 EvwOP:系統連系点VW相間電圧 EwuOP:系統連系点WU相間電圧 また、負荷電流,系統電流波形の下の二つの波形は、そ
れぞれのW相電流波形をフーリエ変換したものである。
Magnitudeが各次数の電流の振幅である。
【0057】図9で、変調率リミッタ前のINV2の変
調率LAMの値を見ると、図3の制御方式で制御してい
る期間(時刻1秒から時刻3秒)では、4を超える値に
なっている。一方、図8の制御方式で制御している期間
(時刻3秒から時刻5秒)では、時刻3秒での積分制御
開始から変調率が減少していき、時刻5秒では1.3位
の変調率になっている。
【0058】このとき、図10のQInv3を見ると、
INV1とINV2を足したインバータ(INV3)全
体で出力している無効電力の大きさは変化していない。
また、図11のV0を見ると、図8の制御方式での制御
開始時点に若干の連系点電圧低下がみられるが、その後
は図3の制御方式で制御している場合と同等の電圧値に
なっている。このように、図8の制御方式では基本波の
制御については図3の制御方式と同等の制御性能が得ら
れる。
【0059】また、図12と図15に示すように時刻2
秒と時刻5秒では負荷電流は同じであるが、図13と図
16を比べると、図8の制御方式により高調波電流の補
償率が大きくなっている。これにより、図14と図17
にあるように、図8の制御方式により系統連系点電圧歪
みが減少する。
【0060】また、図18〜図20は図8の制御方式で
制御しているときに、時刻2.5秒までは系統に3MV
Aの5次高調波電流負荷のみが接続されていて、時刻
2.5秒で10MVA力率0.7のLR負荷が投入され
たときの応答波形である。無効電流補償と高調波補償を
同時に働かせている。
【0061】図19のQInv3を見ると、LR負荷が
投入されたことにより、インバータの出力する無効電力
が増大している。図20のIdINVを見ると、無効電
流の応答は速く応答しておりV0が示すように、系統連
系点電圧の低下は短時間のうちに補償されている。
【0062】また、図20のIdINVの応答に比べ、
図18のphi,Coef EdcRefの応答が非常
に遅くなるように、Kid,Kiqを小さく設定してい
るので、INV2のPI制御による電流制御と、図8の
制御方式の積分制御による基本波電流制御が相互干渉す
ることなく安定に制御されている。
【0063】実施の形態3 図21に実施の形態3にかかる電圧多重ハイブリッドイ
ンバータの制御ブロック図を示す。この制御ブロック
は、上記図8の補償電流演算回路14部分をローパスフ
ィルタ51とゲイン0の回路で構成し、補償電流演算
を、負荷d軸電流はローパスフィルタ51で行い、負荷
q軸電流はゲイン0回路52で行う。その他の回路構成
は上記図8のものと変わりがない。
【0064】この実施の形態3により電流制御を実行す
ると、INV2はローパスフィルタで抽出されたd軸電
流成分により制御されるので、INV2により無効電力
が補償される。
【0065】実施の形態4 図22に実施の形態4にかかる電圧多重ハイブリッドイ
ンバータの制御ブロック図を示す。この制御ブロック
は、上記図8の補償電流演算回路14部分をハイパスフ
ィルタ53,54で構成し、補償電流演算を、負荷d軸
電流はハイパスフィルタ53で行い、負荷q軸電流もハ
イパスフィルタ54で行う。その他回路構成は上記図8
のものと変わりがない。
【0066】この実施の形態4により電流制御を実行す
ると、INV2により負荷の高調波電流が補償される。
【0067】実施の形態5 図23に実施の形態5にかかる電圧多重ハイブリッドイ
ンバータの制御ブロック図を示す。この制御ブロック
は、上記図8の補償電流演算回路14部分をゲイン1の
回路55とハイパスフィルタ56で構成し、補償電流演
算を、負荷d軸電流はゲイン1の回路55で行い、負荷
q軸電流はハイパスフィルタ56で行う。その他の回路
構成は上記図8のものと変わりがない。
【0068】この実施の形態5により電流制御を実行す
ると、INV2により負荷の無効電力と高調波電流が同
時に補償される。
【0069】
【発明の効果】この発明は、上述のとおり構成されてい
るので、以下に記載する効果を奏する。
【0070】(1)大容量インバータを連系点電圧位相
と一致するように制御すればよいので、直流電圧制御系
が簡単になる。
【0071】(2)小容量インバータを通常インバータ
と同様の電流制御系で制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電圧多重ハイブリッドインバータの構成説明
図。
【図2】電圧多重ハイブリッドインバータの単線結線
図。
【図3】実施の形態1にかかる電圧多重ハイブリッドイ
ンバータの制御ブロック図。
【図4】実施の形態1に関する電流補償有り時の電圧波
形図。
【図5】実施の形態1に関する電流補償有り時の無効電
力波形図。
【図6】実施の形態1に関する電流補償無し時の電圧波
形図。
【図7】実施の形態1に関する電流補償無し時の無効電
力波形図。
【図8】実施の形態2にかかる電圧多重ハイブリッドイ
ンバータの制御ブロック図。
【図9】実施の形態2のINV2の変調率,位相差,積
分値およびコンデンサ電圧を示すグラフ。
【図10】実施の形態2のインバータ出力無効電力を示
すグラフ。
【図11】実施の形態2のINVd,q軸電流および連
系点相間電圧実効値を示すグラフ。
【図12】実施の形態1の負荷電流の波形およびその各
次数の振幅を示すグラフ。
【図13】実施の形態1の系統電流の波形およびその各
次数の振幅を示すグラフ。
【図14】実施の形態1の連系点電圧の波形およびその
各次数の振幅を示すグラフ。
【図15】実施の形態2の負荷電流の波形およびその各
次数の振幅,位相を示すグラフ。
【図16】実施の形態2の系統電流の波形およびその各
次数の振幅,位相を示すグラフ。
【図17】実施の形態2の連系点電圧の波形およびその
各次数の振幅,位相を示すグラフ。
【図18】実施の形態2の負荷変動時のINV2の変調
率,Kid,Kiq積分値およびコンデンサ電圧を示す
グラフ。
【図19】実施の形態2の負荷変動時のINV1,2,
3のインバータ出力無効電力を示すグラフ。
【図20】実施の形態2の負荷変動時のINVd軸,q
軸電流指令値および連系点相間電圧実効値を示すグラ
フ。
【図21】実施の形態3にかかる電圧多重ハイブリッド
インバータの制御ブロック図。
【図22】実施の形態4にかかる電圧多重ハイブリッド
インバータの制御ブロック図。
【図23】実施の形態5にかかる電圧多重ハイブリッド
インバータの制御ブロック図。
【図24】従来例にかかる電圧多重ハイブリッドインバ
ータの制御ブロック図。
【符号の説明】
11…PLL回路 12…180度導通パルス作成回路 13,15…3相2相変換回路 14…補償電流演算回路 16…実効値演算回路 17…直流電圧(コンデンサ電圧)指令値演算回路 19…直流電圧制御回路 24,25…電流制御回路 31…2相3相変換回路 32…PWM制御回路 41,43…積分制御回路 INV1,INV2…インバータ INV3…電圧多重ハイブリッドインバータ(INV1
+INV2) EdcO…直流電圧(コンデンサ電圧) Eop…連系点電圧 V0…連系点線間電圧実効値 ISRC…系統電流 ILOAD…負荷電流 IINV…INV3出力電流 Kid,Kiq…積分ゲイン VS…系統電源電圧 V1,V2…INV1,2の出力電圧 L1…INV3の連系リアクタンス LS…上位リアクタンス T1,T2…連系トランス n…INV2の連系トランスの巻線比 Ntr…INV1の連系トランスの巻線比 ω…連系点電圧の角速度(位相0の信号)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【数6】
フロントページの続き (72)発明者 秋山 岳夫 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 田村 公良 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流側のコンデンサを共通とする大容量
    インバータと小容量インバータおよび連系用トランスを
    有し、大容量インバータで直流側コンデンサ電圧を制御
    し、小容量インバータで電流制御をする電圧多重ハイブ
    リッドインバータにおいて、 大容量インバータを系統電圧と位相を一致させて制御す
    ることで、出力線間電圧実効値が電力系統の連系点線間
    電圧実効値と一致するように直流側コンデンサ電圧を制
    御し、 小容量インバータの制御と大容量インバータの制御が干
    渉しないようにしたことを特徴とする電圧多重ハイブリ
    ッドインバータの制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記大容量インバータの制御系が、連系点電圧位相を検
    出するPLL回路と、この電圧位相信号を受けて連系点
    電圧と同位相の180°導通パルスを作成する回路から
    なることを特徴とする電圧多重ハイブリッドインバータ
    の制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記小容量インバータの制御系が、 負荷電流およびインバータ出力電流をそれぞれd,q軸
    電流に変換する第1,第2の3相2相変換回路と、 第1の3相2相変換回路からのd,q軸電流から補償す
    べき電流を抽出する補償電流演算回路と、 前記直流側コンデンサ電圧の指令値と検出値との偏差を
    PI演算するコンデンサ電圧制御回路と、 前記補償電流演算回路からのd軸電流指令値と前記第2
    の3相2相変換回路からのd軸電流との偏差をPI演算
    しd軸電圧指令を出力するd軸電流制御回路と、 前記補償電流演算回路からのq軸電流と、前記コンデン
    サ電圧制御回路の出力電流とを加算したq軸電流指令値
    と第2の3相2相変換回路からのq軸電流との偏差をP
    I演算しq軸電圧指令を出力するq軸電流制御回路と、 前記d,q軸電圧指令を3相に変換する2相3相変換回
    路を有することを特徴とする電圧多重ハイブリッドイン
    バータの制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記小容量インバータのd軸電圧指令値を所定のゲイン
    で積分制御し、その積分値を前記系統連系点電圧位相に
    加えた値を大容量インバータを制御する電圧位相にした
    ことを特徴とする電圧多重ハイブリッドインバータの制
    御方式。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記小容量インバータのq軸電圧指令値を所定のゲイン
    で積分制御し、その積分値を前記コンデンサ電圧指令値
    に掛けた値を新たにコンデンサ電圧指令値としたことを
    特徴とする電圧多重ハイブリッドインバータの制御方
    式。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記d軸電圧指令値を積分制御するゲインの値を前記d
    軸電流制御回路の応答速度に比べ十分小さく設定したこ
    とを特徴とする電圧多重ハイブリッドインバータの制御
    方式。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 前記q軸電圧指令値を積分制御するゲインの値を前記q
    軸電流制御回路の応答速度に比べ十分小さく設定したこ
    とを特徴とする電圧多重ハイブリッドインバータの制御
    方式。
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