JPH11319406A - 脱泡装置および脱泡処理方法 - Google Patents

脱泡装置および脱泡処理方法

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JPH11319406A
JPH11319406A JP10142112A JP14211298A JPH11319406A JP H11319406 A JPH11319406 A JP H11319406A JP 10142112 A JP10142112 A JP 10142112A JP 14211298 A JP14211298 A JP 14211298A JP H11319406 A JPH11319406 A JP H11319406A
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JP
Japan
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main shaft
pulley
container
rotating frame
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP10142112A
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English (en)
Inventor
Shunichi Kawagoe
竣一 河越
Shigeo Inaba
重雄 稲葉
Kanji Umehara
寛司 梅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosei Denki Corp
Original Assignee
Tosei Denki Corp
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Publication date
Application filed by Tosei Denki Corp filed Critical Tosei Denki Corp
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Publication of JPH11319406A publication Critical patent/JPH11319406A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/02Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type
    • B29B7/06Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices
    • B29B7/10Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary
    • B29B7/106Mixing; Kneading non-continuous, with mechanical mixing or kneading devices, i.e. batch type with movable mixing or kneading devices rotary using rotary casings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/80Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29B7/84Venting or degassing ; Removing liquids, e.g. by evaporating components
    • B29B7/845Venting, degassing or removing evaporated components in devices with rotary stirrers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で効率の良い脱泡を行い、しかもモー
タの過熱を防止する。 【解決手段】 モータ36に接続された主軸44に固定
された回転フレーム35と、回転フレームの端部に配置
され、上部を主軸側に傾斜した副軸46と、副軸に取り
付けられた容器ホルダ45と、主軸と同軸上に独立回転
可能な状態で設けられた主プーリー47と、副軸に固定
された副プーリー64と、副プーリと主プーリとの間に
掛け渡した無端ベルト65と、を有する脱泡装置30で
あって、気密性を有する減圧処理室32の内部に回転フ
レームを収納し、減圧処理室の外部にモータを配置し、
減圧処理室内の空気を外部に排出して減圧処理室内を減
圧する真空ポンプ37を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として粘性の高
い液体中に含まれた泡を除去する脱泡装置および脱泡方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の脱泡装置は、図7に示すように、
気密性のない筺体1の上面に開閉蓋2を開閉可能に設
け、この筺体1内の上下ほぼ中間にベース3を水平方向
に設け、このベース3のほぼ中央に主軸4を縦方向に設
け、この主軸4を挟んで自転用モータ5と公転用モータ
6をベース3の左右に取り付けて各モータ5,6の出力
軸をベース3の上方に突出させ、上記主軸4の上部に横
長な回転フレーム7を固定し、回転フレーム7の一方の
端部に副軸8を、上部を主軸4側に傾斜した状態で設
け、この副軸8の上部に容器ホルダ9を固定し、主軸4
を挟んだ回転フレーム7の他方の端部にカウンタバラン
スウエイト10を半径方向に移動可能な状態で設けると
ともに、カウンタバランスウエイト10の下方にアイド
ル軸11を回転フレーム7を貫通させて縦方向に設け、
回転フレーム7の上方に突出したアイドル軸11の上端
に上アイドルプーリ12を固定し、この上アイドルプー
リ12と容器ホルダ9の外周面に形成したホルダプーリ
13との間に無端ベルト14を掛け渡すとともに該無端
ベルト14の途中を回転フレーム7の回転中心に配置し
た方向転換ローラ15に掛け、回転フレーム7の下方に
突出したアイドル軸11の下端に下アイドルプーリ16
を固定し、主軸4にベアリングを介して嵌装した自転用
プーリ17と上記下アイドルプーリ16との間に無端ベ
ルト18を掛け渡し、主軸4の自転用プーリ17と自転
用モータ5のプーリとの間に無端ベルト19を掛け渡
し、主軸4に固定した公転用プーリ20と公転用モータ
6のプーリとの間に無端ベルト21を掛け渡して構成さ
れている。
【0003】この様な構成からなる脱泡装置において
は、公転用モータ6を作動すると、主軸4が回転すると
ともに回転フレーム7が回転し、この回転フレーム7の
回転により容器ホルダ9にセットした容器22が主軸4
を中心とする円周上を回転、即ち公転する。そして、自
転用モータ5を励磁すると、無端ベルト19、自転用プ
ーリ17、無端ベルト18、両アイドルプーリ12,1
6、及び無端ベルト14の作用により容器ホルダ9に回
転力が与えられ、これにより容器22が副軸8を中心に
して回転、即ち自転する。
【0004】この様に、従来の脱泡装置を使用して処理
液内に含まれている泡を消すには、大気圧の下で単に遠
心力を加えるだけである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理液
に遠心力を加えるだけでは小さな泡まで短時間で効率良
く消すことは困難である。
【0006】また、脱泡機能を高めるために、脱泡装置
を減圧室内に設置し、減圧した状態で脱泡処理すること
も考えられるが、減圧状態で処理液に遠心力を加える
と、処理液内に含まれている泡が急激に浮上してきて液
面で弾ける突噴現象が発生する。突噴現象が発生する
と、突噴により飛散した処理液が容器から飛び出して周
辺を汚染したり、容器の蓋の内側に被着したり、蓋の内
側に被着した処理液が容器内に戻る際に蓋に付着してい
た不純物を巻き込んで戻るなどの不都合がある。
【0007】さらに、脱泡装置の回転駆動源としてモー
タを使用することが一般的であるが、モータを減圧状態
でそのまま作動すると雰囲気への放熱が期待できないの
で、モータが過熱し易く、耐久性に問題を生じる。
【0008】本発明は上記した事情に鑑み提案されたも
のであり、その目的は、短時間で効率の良い脱泡を行う
ことができ、しかもモータが過熱しない脱泡装置および
脱泡方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、モータに接続された縦方向の主軸の上部に固定さ
れ、主軸を中心にして回転する回転フレームと、回転フ
レームに、主軸を中心とする回転中心から外れた位置に
配置され、上部を主軸側に傾斜した状態で回転自在に取
り付けられた副軸と、この副軸に取り付けられた容器ホ
ルダと、主軸と同軸上に、主軸とは独立して回転可能な
状態で設けられた主プーリーと、上記副軸に固定された
副プーリーと、副プーリと主プーリとの間に掛け渡した
無端ベルトと、を有する脱泡装置であって、気密性を有
する減圧処理室の内部に少なくとも前記回転フレームを
収納し、この減圧処理室の外部に前記モータを配置し、
減圧処理室内の空気を外部に排出して減圧処理室内を減
圧する真空ポンプを設け、この真空ポンプにより減圧処
理室内を減圧した状態で、モータの駆動により回転フレ
ームを回転して脱泡処理を行うことを特徴とする脱泡装
置である。
【0010】請求項2に記載のものは、請求項1の構成
に加えて、回転フレームを回転するモータが作動してか
ら所定の時間が経過した後に真空ポンプを作動させる真
空ポンプ遅延手段を備えたことを特徴とする脱泡装置で
ある。
【0011】請求項3に記載のものは、主プーリの回転
方向を、一方向は禁止して他方向は許容する一方向回転
規制機構を設け、モータの駆動により主軸及び回転フレ
ームを一方向に回転すると主プーリーの主軸との共回り
が禁止されて容器ホルダに装着した容器が公転しながら
自転し、他方向に回転すると主プーリーの主軸との共回
りが許容されて容器が自転することなく公転するように
したことを特徴とする請求項1または2に記載の脱泡装
置である。
【0012】請求項4に記載のものは、主軸の回転に伴
って回転する主プーリに制動力を与えて主プーリの回転
を減速させる制動機構を備え、モータの駆動により主軸
及び回転フレームを回転すると主軸の回転数よりも少な
い回転数で主プーリーが回転し、主軸と主プーリーとの
回転数の差により副プーリーが回転して容器が公転しな
がら自転するようにしたことを特徴とする請求項1また
は2に記載の脱泡装置である。
【0013】請求項5に記載のものは、請求項4の前記
制動機構が制動力を調整可能な可変制動機構であって、
制動力の調整により主軸と主プーリーとの回転数の差を
調整して容器の自転回転数を調整可能としたことを特徴
とする脱泡装置である。
【0014】請求項6に記載のものは、非密封式の容器
内に処理液を入れ、この容器を回転フレームの容器ホル
ダに装着し、この状態でモータの駆動により回転フレー
ムを回転させて上記処理液に遠心力を与えて一次脱泡処
理を行い、この一次脱泡処理の後に、少なくとも回転フ
レームを収納した減圧処理室内を減圧し、この減圧状態
で回転フレームを回転して上記処理液に遠心力を与えて
二次脱泡処理を行い、二次脱泡処理が終了した後に減圧
室内を大気圧に戻すことを特徴とする脱泡処理方法であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は脱泡装置30の第1実施形
態の構成を示す断面図であり、図2はその要部を示す断
面図である。
【0016】脱泡装置30の第1実施形態では、外部と
の通気性を有する筺体31の上に、気密性を有する減圧
処理室32を重ねて設け、筺体31の天井面と減圧処理
室32の床面とにより水平方向に延在するベース33を
構成し、このベース33よりも上方の減圧処理室32内
に、容器34を支持しながら回転する回転フレーム35
等を設け、ベース33よりも下方の筺体31内には回転
フレーム35を回転させるモータ36を設けるととも
に、減圧処理室32内の空気を外部に排出して減圧処理
室32内を減圧する真空ポンプ37を設ける。
【0017】減圧処理室32は、上面が開放した室本体
32aと、この室本体32aの上面開口を開閉する開閉
蓋32bとから概略構成された金属製の室であり、開閉
蓋32bを回動自在に支持するヒンジ機構39の反対側
に、開閉蓋32bを閉止状態でロックするロック機構4
0を備え、室本体32aの側面には大気開放弁41を備
えている。したがって、開閉蓋32bを閉じるとともに
大気開放弁41を閉じた状態で真空ポンプ37を作動す
ると、底面(ベース33)の排気口42から内部の空気
が吸引されて次第に減圧処理室32内の気圧が低減され
て真空に近い減圧状態となる。そして、この減圧状態
(いわゆる真空状態)で大気開放弁41を開くと、外気
が減圧処理室32内に吸入されるので、内部が大気圧に
戻り、開閉蓋32bを開くことができる。なお、モータ
36、真空ポンプ37、大気開放弁41のソレノイド、
ロック機構40のソレノイドなどは制御装置(図示せ
ず)に電気的に接続されており、この制御装置からの信
号により作動、停止等が制御される。
【0018】次に、内部の構成について説明する。前記
減圧処理室32と筺体31との間を連通する貫通孔をベ
ース33のほぼ中央に開設し、この貫通孔内に一部を減
圧処理室32側から挿入した状態で揺動軸受43を設
け、この揺動軸受43により下部を支えた状態で主軸4
4を縦方向に設け、主軸44の上端に回転フレーム35
を固定し、この回転フレーム35には、上部に容器ホル
ダ45を取り付ける副軸46を上部が主軸44側に傾斜
した状態で設け、回転フレーム35に近い主軸44の外
側に、ベアリングを介して主プーリ47を主軸44とは
独立して回転可能な状態で設け、この主プーリ47の回
転方向を制御する一方向回転規制機構をベース33上の
一側に設ける。そして、筺体31の内部に設けたモータ
36の出力軸を主軸44の下端にカップリング49を介
して接続する。
【0019】揺動軸受43は、外周に鍔部50を有し内
部にベアリングと気密シール部材を有する軸受本体51
と、鍔部50を挟み付ける上ゴムリング板52と下ゴム
リング板53と、上ゴムリング板52を上方から押圧す
る押圧部材54、ベース33上に固定されて押圧部材5
4を取り付ける基部55などからなる。なお、気密シー
ル部材は、減圧処理室32と筺体31との間の気密性を
維持するためのシールである。したがって、減圧処理室
32内の気圧が低減しても筺体31内の空気が軸受本体
51内を通って吸引されることはない。
【0020】上記鍔部50は、基端から外周側に向かっ
て次第に厚さを薄くした円盤状であり、軸受本体51の
筒状部分の上下長さのほぼ中央に配設される。この鍔部
50を挟み付けるゴムリング板52,53は、力を加え
ない自然状態では均一な厚みの弾性ゴム製板材である。
したがって、下ゴムリング板53と上ゴムリング板52
との間に鍔部50を挟んで上方から押圧部材54により
押圧すると、鍔部50の肉厚な部分に当接する部分が強
く圧縮され、肉薄な部分に当接する部分は弱く圧縮され
ることになる。換言すると、鍔部50の軸受本体51に
近い部分ほど強い力で挟持されており、外側に向かうに
したがって挟持力が次第に弱く設定されている。
【0021】この様に、鍔部50の肉厚を基端側を厚く
して先端側に向かって次第に薄くすると、主軸44の揺
動で軸受本体51が揺動した際に、軸受本体51に近い
部分では梃子の原理により大きな力でゴムリング板5
2,53を押し付け、先端に向かった部分では次第に小
さくなる力で押し付けることになり、これらの揺動時に
おける揺動力の大きさに応じてゴムリング板52,53
が鍔部50を押えつけることになる。したがって、各部
分で揺動力の大きさに応じた大きさの押圧力で鍔部50
を押えつけて初期位置に戻り易くしている。軸受本体5
1が揺動しても、この揺動は速やかに収束して主軸44
を初期の垂直方向に向けて支持する。
【0022】そして、軸受本体51が揺動しても、下ゴ
ムリング板53の下面がベース33(減圧処理室32の
床面)に圧接するとともに上面が鍔部50の下面の全周
に亘って圧接して気密性を維持しているので、前記気密
シール部材のシール効果と相俟って、筺体31と減圧処
理室32との間の気密性が破れることはない。したがっ
て、本実施形態における下ゴムリング板53は、気密シ
ール部材としても機能している。
【0023】なお、ベース33と下ゴムリング板53と
の間、および下ゴムリング板53と鍔部50との間に回
り止めピン56を下ゴムリング板53の厚みの途中まで
差し込んで、気密性を維持しながらこれらの部材が不用
意に回動することを防止する。
【0024】また、本実施形態では、軸受本体51の下
端面にモータ取付ベース57をボルトで固定し、このモ
ータ取付ベース57の下面にモータ36を固定する。し
たがって、モータ36の自重は、筺体31に作用するこ
となく軸受本体51に作用し、この自重が主軸44の揺
動収束力、振動防止力として作用する。
【0025】次に、回転フレーム35について説明す
る。この回転フレーム35は、図2及び図3に示すよう
に、正面からみて倒横長台形、上方から見て長方形のア
ルミニウム製枠体であり、下面部分の中央(即ち、回転
フレーム35の中心)を主軸44の上端フランジ部にボ
ルトで固定し、約45°傾斜した両端の傾斜面にそれぞ
れ副軸用軸受60を設け、傾斜面近傍の下面部分に方向
変換ローラ61を回転自在に設ける。なお、方向変換ロ
ーラ61は、軸方向を回転フレーム35の幅方向に向け
て設け、後述する主プーリ47のベルト溝の上下寸法差
に応じて、それぞれ上下差を設けて設ける。
【0026】副軸用軸受60は、回転フレーム35と一
体成型した筒状体の下端開口を蓋材で閉じ、内部に2つ
のベアリングを上下に設け、両ベアリングにより副軸4
6を回転自在に支持するものである。この副軸用軸受6
0により副軸46を回転自在に設けると、両副軸46
は、回転フレーム35に、主軸44を中心とする回転中
心から同じ距離だけ外れた位置、即ち主軸44を中心と
する同心円上の周方向に180°の等間隔で配置され、
上部を主軸44側に45°傾斜した状態で回転自在に取
り付けられることになる。そして、各副軸46の回転フ
レーム35の内側に突出した上端に容器ホルダ45を固
定する。
【0027】容器ホルダ45は、処理する液体を入れる
容器34を支える部材であり、本実施形態では、容器3
4を収納する筒状体の上端に、爪片62を3箇所同じ間
隔で上方に突設してある。したがって、この容器ホルダ
45内に容器34を収納すると、爪片62が容器34の
係合溝内に係合し、副軸46の回転により容器ホルダ4
5内の容器34を回転することができる。
【0028】そして、上記容器ホルダ45にセットする
容器34は、上面が開放したカップと、カップの上面開
口を塞ぐ蓋とからなり、蓋には通気孔63を穿設し、こ
の通気孔63を介して内外の圧力差が生じないように構
成されている。
【0029】また、副軸用軸受60の下端を構成する蓋
材から突出した副軸46の下端は副プーリ64を固定
し、この副プーリ64と主軸44に設けた主プーリ47
との間に断面が円形の無端ベルト65を、途中を前記方
向変換ローラ61の下に通した状態で掛け渡す。
【0030】主プーリ47は、上下2つのベアリングに
より主軸44に対して独立して回転可能な状態で主軸4
4の上部に同軸上に取り付けられており、外周面には3
本のベルト溝が形成されている。3本のベルト溝の内、
上方の2本は副プーリ64に掛けた無端ベルト65を掛
ける断面略半円形の溝であり、これらのベルト溝から少
し離れた下方に形成してある1本は一方向回転規制機構
との接続用であり、この溝には段付き無端ベルト66の
段に応じた凹凸が形成してある。したがって、図2に示
すように、上方のベルト溝に掛けた無端ベルト65は、
高い方の方向変換ローラ61側の副プーリ64に掛け渡
し、その下に位置するベルト溝に掛けた無端ベルト65
は、低い方の方向変換ローラ61側の副プーリ64に掛
け渡し、一番低い位置のベルト溝に掛けた段付き無端ベ
ルト66は一方向回転規制機構のプーリ67に掛け渡
す。
【0031】一方向回転規制機構は、主プーリ47の回
転方向を、一方向は禁止して他方向は許容する機構であ
り、本実施形態では一方向への回転はするが他方向への
回転はしない一方向クラッチ70をベース33上に取り
付けて用いている。そして、この一方向クラッチ70の
軸に取り付けたプーリ67と前記主プーリ47との間に
段付き無端ベルト66を掛け渡す。
【0032】したがって、主プーリ47は、主軸44か
ら回転力を受けた場合、例えば時計方向の正回転方向の
力を受けたのであれば一方向クラッチ70に許容されて
時計方向に主軸44と共に回転(共回り)することがで
きる。主プーリ47が主軸44と共に同じ方向に共回り
すると、無端ベルト66により接続された主プーリ47
と副プーリ64との間に位相の差が発生しないので、両
プーリ47,64に偶力が発生することもなく、無端ベ
ルト65の移動(回転力の伝達)が行われず、副軸46
は回転しない。このため、副軸46に取り付けた容器ホ
ルダ45も副軸46を中心として回転(自転)すること
はなく、容器34は、回転フレーム35の主軸44を中
心とする回転、即ち公転するだけである。
【0033】換言すると、主軸44を正方向に回転した
場合、回転フレーム35が主軸44を中心にして回転し
て、これにより容器34が主軸44を中心に公転する
が、主プーリ47の共回りによって副軸46は回転しな
いので、容器34は自転しない。
【0034】一方、主軸44から反時計方向の回転力を
受けた場合、主プーリ47は、段付き無端ベルト66を
介して一方向クラッチ70の作用により逆回転が禁止さ
れた状態であり、このため主軸44の回転に拘らず停止
したままである。主軸44が逆回転して回転フレーム3
5も逆回転している状態で主プーリ47が停止した状態
を維持すると、回転フレーム35の逆回転により副プー
リ64が主軸44を中心にして公転しているので、副プ
ーリ64の公転角度に伴って主プーリ47と副プーリ6
4との間の位相に差が生じ、この位相差により両プーリ
47,64に掛け渡した無端ベルト65の一方と他方と
の間で張力の差が生じ、これにより副プーリ64が回転
する。このため、容器34は、回転フレーム35の回転
により公転しながら自転する。なお、本実施形態では、
主プーリ47と副プーリ64との減速比を2.5:1に
設定してあるので、容器34は公転回転数の2.5分の
1で自転する。この減速比は、両プーリ47,64の大
きさを変化させることにより適宜設定することができ
る。
【0035】この様に、本実施形態における脱泡装置3
0は、主軸44の回転方向を切り換えるだけで、容器3
4を公転しながら自転させる状態と、自転することなく
公転させる状態とに切り換えることができる。
【0036】次に、上記した構成からなる脱泡装置30
を使用して脱泡する場合、例えばエポキシ系樹脂液など
粘性が高くて内部の泡が浮上しにくい液体の脱泡処理に
ついて説明する。まず、両容器34内に脱泡処理する液
体を同じ量(同じ重量)ずつ入れ、蓋をしてから容器ホ
ルダ45にセットする。次に、開閉蓋32bを閉じると
ともにロック機構40によりロックする。この状態で操
作パネル(図示せず)のスタート釦を押し、これにより
制御装置からの信号によりモータ36を作動して主軸4
4を時計方向に公転させる。なお、この時点では真空ポ
ンプ37は停止したままであり、減圧処理室32内は大
気圧のままである。
【0037】主軸44が時計方向に公転すると、一方向
クラッチ70の作用により主プーリ47の回転が許容さ
れて主プーリ47が主軸44と共に回転するので、容器
34は自転することなく公転する。容器34が公転する
と、容器34内の処理液には公転による遠心力が作用
し、本実施形態では2000R.P.Mで約600Gの遠心
力が発生する。そして、容器34が45°内側に傾斜し
ているので、内部の処理液には上記600Gの遠心力で
容器34の内面に押圧され、この押圧力の分力が内面の
傾斜により下方にも作用する。したがって、容器34内
の処理液の比重が結果的に急増した状態と同じ現象が発
生し、この現象によって処理液中に含まれている気泡
(泡)の浮力が増大し、これにより気泡が液面に向かっ
て移動する。したがって、この時点で多くの気泡、特に
大きな気泡が液面まで浮上し、処理液内から抜け出す
(一次脱泡処理)。
【0038】そして、タイマー(図示せず)に設定した
所定時間が経過すると、作動モードが大気圧脱泡モード
(一次脱泡処理)から真空脱泡モード(二次脱泡処理)
に切り換わって制御装置がモータ36を継続して作動す
ると共に真空ポンプ37を始動するので、減圧処理室3
2内の空気が外部に排気されて次第に負圧となる。この
減圧は処理液にも作用するので、処理液中の小さな気泡
も膨張し、これにより処理液中に含まれていた泡は小さ
な気泡までも浮力を増して上昇し易い状態となり、短時
間で液面に浮上し、最終的には液面から押し出される。
したがって、処理液中の気泡は、大きな気泡については
遠心力を受けて液面から抜け出し(一次脱泡処理)、遠
心力だけでは容易に浮上しきれない小さな気泡について
は減圧されて膨張することで浮力を増して液面から抜け
出す(二次脱泡処理)。このため、処理液を大気圧中で
静止しただけでは浮上して消えないような小さな泡であ
っても遠心力を加えるとともに減圧することにより短時
間で確実に泡を消すことができる。
【0039】この様に、大気圧の状態で遠心力を加えて
予め脱泡を行ない、その後で減圧して脱泡を行なうと、
大きな気泡にあっては遠心力が加わった時点で処理液中
から予め抜けてしまうので、その後の減圧した状態では
比較的小さな気泡が浮上することになり、したがって、
処理液中の小さな泡まで確実に脱泡することができるば
かりでなく、液面で気泡が突噴する現象を抑制すること
ができる。そして、本実施形態では、タイマーを含めた
制御装置が真空ポンプ遅延手段として機能し、このタイ
マーに設定した時間が遅延時間となり、回転フレーム3
5を回転するモータ36が作動してから上記遅延時間が
経過した後に真空ポンプ37が作動する。
【0040】真空ポンプ37の作動により減圧処理室3
2内を減圧し始めてから所定時間が経過すると、即ち真
空脱泡モードがタイマーに設定した所定時間行なわれる
と、制御装置の制御によりモータ36及び真空ポンプ3
7の作動が停止するとともに、大気開放弁41が開放さ
れ、これにより減圧処理室32内に外気が挿入されて大
気圧に戻される。また、減圧処理室32が大気圧に戻さ
れると制御装置がロック機構40のロックを解除する。
したがって、減圧処理室32の開閉蓋32bを手で開く
ことができ、脱泡処理を終了した容器34を取り出すこ
とができる。
【0041】なお、上記した操作においては容器34が
公転しても自転しないので、容器34内の処理液は殆ど
流動することがない。したがって、大きな攪拌混合作用
を期待することはできない。このため、この処理では、
攪拌混合を必要としない処理液の脱泡処理に適する。
【0042】次に、処理液を攪拌混合しながら脱泡する
処理、例えば、2種類の処理液を混合してから使用する
接着剤など複数種類の処理液を攪拌混合するとともに脱
泡処理を行う場合について説明する。
【0043】まず、配合割合に沿って第1液と第2液を
一方の容器34に入れる。そして、他方の容器34にも
同じ量(同じ重量)だけ第1液と第2液を入れる。これ
で両方の容器34内には予め定められた配合割合で第1
液と第2液が入れられて両容器34の重量が同じにな
る。
【0044】容器34内に液を入れたならば蓋をしてか
ら容器ホルダ45に装着する。次に、開閉蓋32bを閉
じて操作パネルのスタート釦を押し、制御装置からの信
号によりモータ36を作動して主軸44を反時計方向に
公転させると、一方向クラッチ70の作用により主プー
リ47の回転が禁止されて停止したまま主軸44だけが
回転するので、容器34は自転しながら公転する。な
お、この時点では真空ポンプ37は停止したままであ
り、減圧処理室32内は大気圧のままである。
【0045】容器34が自転しながら公転すると、容器
34内の処理液には公転による遠心力が作用し、しかも
容器34が45°内側に傾斜しているので、前記した時
計方向に回転した場合と同様に、処理液中に含まれてい
る気泡(泡)の浮力が結果的に増大して気泡が液面に向
かって移動しようとする。これにより、泡消し作用を期
待することができる。
【0046】ここで、容器34は公転するばかりでなく
45°傾斜した副軸46を中心にして自転しているの
で、この容器34の自転により内部の処理液に自転によ
る遠心力も作用する。したがって、容器34内の処理液
は、公転による遠心力を受けて公転軌跡の外側に向かっ
て押圧されるとともに45°の傾斜により下方に向かう
力も受け、尚且つ自転の遠心力により容器34の内周面
に押し付けられる。このため、処理液には様々な方向へ
の力が作用し、複雑に流動し、これにより攪拌混合が行
われる。
【0047】この様にして、容器34を公転しながら自
転させると、内部の処理液を攪拌混合しながら脱泡処理
を行うことができる。そして、大気圧脱泡モードが終了
したならば引き続き真空脱泡モードで脱泡を行なうの
で、容器34に入れる処理液の量、粘性など処理液の特
性を考慮してタイマーに設定する大気圧脱泡モードと真
空脱泡モードの時間をそれぞれ適宜設定する。
【0048】なお、処理液が容器34内で複雑に流動し
て攪拌混合を行うと、液面側から下方に流動することも
あるので、浮上しようとしている泡が流動により再度下
降することもある。したがって、容器34を自転する
と、攪拌混合作用を期待することができるが、その一方
で、自転しない場合よりも泡消し作用は減少する。この
ため、攪拌混合する処理も同時に行う場合には容器34
を公転しながら自転させる方が有利であるが、攪拌混合
する必要がない場合には、容器34を自転することなく
公転するだけの方が有利である。
【0049】前記した実施形態における脱泡装置30
は、回転フレーム35に2つの容器34を、主軸44を
中心にして同じ距離だけ離れた位置に設け、両容器34
内に同じ重さの処理液を入れバランスを採りながら処理
するようにしたので、容器34が1つの場合に比較し
て、一度に2倍の液を処理することができるし、また、
カウンターバランスウエイトの調整も必要ないので操作
も容易である。容器34の数は、2つに限定されるもの
ではなく、回転フレーム35に、主軸44を中心とする
同心円上の周方向に等間隔で複数の副軸46を配置し、
各副軸46に容器ホルダ45を設けるとともに容器34
を装着するようにすれば、3個、4個…と多くの容器3
4を設けることができる。また、容器34を1つ設ける
場合には、回転フレーム35に、主軸44を中心とする
回転中心から外れた位置に副軸46を配置し、この副軸
46に設けた容器ホルダ45に容器34を装着し、この
容器34等に見合ったカウンターバランスウエイトを、
例えば主軸44を挟んだ反対側に設ければよい。
【0050】また、前記した実施形態では一方向クラッ
チ70の作用により主軸44の回転方向により主プーリ
47の主軸44との共回り回転を自由に許容する状態
と、禁止する状態とに切り換え、これにより容器34の
自転の有無を切り換えていた。したがって、容器34が
自転する場合に、自転の回転数は、主プーリ47と副プ
ーリ64との減速比が一定なので、主軸44の回転数に
比例する。
【0051】そこで、一方向クラッチ70に代えて、主
軸44の回転に伴って回転する主プーリ47に制動力を
与えて主プーリ47の回転を減速させる制動機構、例え
ば電磁ブレーキ装置(図示せず)を設ける。この電磁ブ
レーキ装置と主プーリ47との間の機械的な接続は、前
記実施形態と同様に、段付き無端ベルトを介して接続し
てもよい。
【0052】この様に、主プーリ47の回転を減速する
電磁ブレーキ装置を設けると、主軸44及び回転フレー
ム35が回転している状態で電磁ブレーキ装置の電磁
力、即ち制動力を調整することにより主プーリ47を主
軸44よりも少ない回転数で共回りさせることができ
る。そして、主軸44と主プーリ47との回転数に差が
生じると、副プーリ64が回転するので、容器34を自
転させることができる。また、主プーリ47と主軸44
との回転数の差、換言すれば容器34の自転の回転数
は、制動力の増減調整によって加減することができる。
したがって、攪拌混合しながら脱泡処理を行う場合に、
処理する処理液の特性に応じて自転数と公転数を所望す
る値に設定することができ、効率の良い処理を行うこと
ができる。
【0053】また、前記した実施形態では主軸44を揺
動軸受43で支えることにより、例えばスタート時に多
少揺動した場合にもセンターに迅速に収束するように構
成したが、本発明は主軸44を揺動軸受43によって支
える構成に限定されるものではないし、また、減圧処理
室32内に回転フレーム35を収納し、減圧処理室32
の外部にモータ36を配置したものであれば、減圧処理
室32の構成も適宜に設計変更することができる。
【0054】例えば、図5に示す脱泡装置30の他の実
施形態は、アンダーベース板71のほぼ中央に、鍔部5
0を有する揺動軸72を、該揺動軸72の鍔部50を、
前記揺動軸受43と同様に、上下からゴムリング52,
53で挟み付けた状態で立設し、上方に突出した揺動軸
72の上端にブラケット73を介して揺動フレーム74
を取り付け、この揺動フレーム74の上面板を区画板7
5として機能させ、この区画板75の外周縁と筺体31
の内面との間に蛇腹状のフレキシブルシール材76を設
けることにより、区画板75よりも上方の筺体31内部
を減圧処理室32とし、筺体77の上面開口には減圧処
理室32を密閉可能な開閉蓋78をヒンジ機構39によ
り開閉可能に設け、ヒンジ機構39の反対側にロック機
構40を設ける。
【0055】そして、密閉されることなく外部と連通し
ている区画板75の下方を機械室79とし、この機械室
79内に真空ポンプ37を設け、この真空ポンプ37と
減圧処理室32との間をフレキシブルパイプ80により
接続し、また、区画板75の下方の揺動フレーム74内
にモータ36を出力軸を上に向けて設け、揺動フレーム
74から減圧処理室32内に突出したモータ36の出力
軸に主軸44を接続し、主軸44の上端に前記実施形態
と同様の回転フレーム35を固定し、主軸44には主プ
ーリ47を独立した状態で回転自在に設け、揺動フレー
ム74の一側に設けた一方向クラッチ70のプーリ67
と主プーリ47との間に段付き無端ベルト66を掛け渡
し、回転フレーム35の両側に設けた副軸46の副プー
リ64と主プーリ47との間に断面略円形の無端ベルト
65を掛け渡してある。
【0056】なお、揺動軸72の鍔部50の下面を支え
るゴムリング53にはアンダーベース板71の下面から
回り止めピン56を差し、また、このゴムリング53か
ら鍔部50にも回り止めピン56を差して不用意に回転
することを防止してある。また、減圧処理室32の気密
性を保つために、区画板75の外周縁と筺体31との間
だけに限らず、区画板75を貫通するモータ36の出力
軸の周囲や一方向クラッチ70の軸の周囲などにシール
材を設ける。
【0057】この様な構成からなる脱泡装置30におい
て、モータ36や真空ポンプ37は通気性のある機械室
79内に収納されているので、作動時の熱は大気により
冷却され、モータ36等が過熱することはない。
【0058】また、揺動軸72の鍔部50がゴムリング
52,53によって挟み付けられているので、前記実施
形態と同様に、揺動軸72は垂直に起立しようとする復
元力が常に働いており、回転フレーム35を回転し始め
た際に主軸44と回転フレーム35が揺れる時には、揺
動軸72から上の部材、即ち揺動フレーム74、主軸4
4、及び回転フレーム35等が一体となって揺動する。
そして、この揺動は、鍔部50及び両ゴムリング52,
53の復元作用により次第に収束し、回転フレーム35
が高速回転する頃には揺動軸72が垂直に起立すること
により主軸44が垂直になり、回転フレーム35が水平
方向に回転する。
【0059】また、揺動フレーム74が揺動したときに
上面の区画板75も揺動するが、フレキシブルシール材
76が区画板75の揺動を吸収して減圧処理室32の気
密性を保持する。したがって、前記実施形態と同様に、
大気圧脱泡モードで脱泡処理を行った後に減圧処理室3
2内を減圧した状態で脱泡処理する真空脱泡モードの際
に、万一揺動フレーム74が揺動しても、外気が区画板
75の周縁から減圧処理室32内に侵入することはな
い。
【0060】なお、減圧処理室32は気密性を維持する
ために必要箇所に適宜シール材を設けるが、このシール
材はOリング、パッキングシール、蛇腹式シール材、ロ
ータリーシール、その他公知のシール手段を適宜選択し
て用いることができる。また、前記第2実施形態におけ
る区画板75と筺体31との間のシール材は、図6に示
すように、区画板75の外周縁と筺体31内の鍔板81
とを摺動可能な状態で重ね合わせ、この重合部分を可撓
性を有するシート材82により気密状態で被覆すること
によりシールしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、気密性を
有する減圧処理室の内部に少なくとも回転フレームを収
納し、この減圧処理室の外部にモータを配置し、真空ポ
ンプにより減圧処理室内の空気を外部に排出して減圧処
理室内を減圧した状態で、モータの駆動により回転フレ
ームを回転して脱泡処理を行うので、処理液中に含まれ
ている小さな気泡であっても浮力が増大されて浮上し易
くなる。したがって、遠心力を加えるだけでは消しにく
い小さな気泡まで短時間で確実に脱泡処理することがで
きる。
【0062】請求項2の発明によれば、回転フレームを
回転するモータが作動してから所定の時間が経過した後
に真空ポンプを作動させる真空ポンプ遅延手段を備える
ので、まずは容器内の処理液に遠心力を与えて比較的大
きな気泡を脱泡処理し、その後で減圧状態で遠心力を与
えることができる。したがって、減圧状態で遠心力を与
える時点では大きな気泡が消えており、突噴現象を抑制
することができる。こ、処理液が飛散したり、飛散した
処理液が容器内に戻る際に不純物を巻き込むなどの不都
合を生じない。
【0063】請求項3の発明によれば、主プーリの回転
方向を、一方向は禁止して他方向は許容する一方向回転
規制機構を設け、モータの駆動により主軸及び回転フレ
ームを一方向に回転すると主プーリーの主軸との共回り
が禁止されて容器ホルダに装着した容器が公転しながら
自転し、他方向に回転すると主プーリーの主軸との共回
りが許容されて容器が自転することなく公転するように
したので、モータの回転方向を切り換えるだけ容器の自
転を制御することができる。したがって、自転用と公転
用のモータを別個に設ける必要がなくなり、脱泡装置の
構造の簡素化を図ることができる。このため、装置の小
型化、軽量化を図ることができ、製造およびメンテナン
スが容易になる。
【0064】請求項4の発明によれば、主軸の回転に伴
って回転する主プーリに制動力を与えて主プーリの回転
を減速させる制動機構を備え、モータの駆動により主軸
及び回転フレームを回転すると主軸の回転数よりも少な
い回転数で主プーリーが回転し、主軸と主プーリーとの
回転数の差により副プーリーが回転して容器が公転しな
がら自転するようにしたので、制動力の有無により自転
の有無を制御することができる。
【0065】請求項5の発明によれば、制動力が調整可
能な可変制動機構なので、制動力の調整により公転軸と
主プーリーとの回転数の差を調整して容器の自転回転数
を調整することができる。したがって、処理する液の特
性に応じて自転数を調整することにより、効率を高める
ことができる。
【0066】請求項6の発明によれば、非密封式の容器
内に処理液を入れ、この容器を回転フレームの容器ホル
ダに装着し、この状態でモータの駆動により回転フレー
ムを回転させて上記処理液に遠心力を与えて一次脱泡処
理を行い、この一次脱泡処理の後に、少なくとも回転フ
レームを収納した減圧処理室内を減圧し、この減圧状態
で回転フレームを回転して上記処理液に遠心力を与えて
二次脱泡処理を行い、二次脱泡処理が終了した後に減圧
室内を大気圧に戻すので、小さな泡であっても短時間で
効率良く脱泡処理することができる。しかも、突噴現象
の発生を抑制できるので、処理液が飛散したり、飛散し
た処理液が容器内に戻る際に不純物を巻き込むなどの不
都合を生じることなく脱泡処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る脱泡装置の第1実施形態の内部構
造を示す断面図である。
【図2】図1に示す脱泡装置の要部を示す拡大断面図で
ある。
【図3】回転フレームの平面図である。
【図4】回転フレームの一部を断面にした底面図であ
る。
【図5】本発明に係る脱泡装置の第2実施形態の内部構
造を示す断面図である。
【図6】シール部材の他の実施形態の概略構成を示す断
面図である。
【図7】従来の脱泡装置の内部構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
30 本発明に係る脱泡装置 31 筺体 32 減圧処理室 33 ベース 34 容器 35 回転フレーム 36 モータ 37 真空ポンプ 39 ヒンジ機構 40 ロック機構 41 大気開放弁 42 排気口 43 揺動軸受 44 主軸 45 容器ホルダ 46 副軸 47 主プーリ 49 カップリング 50 鍔部 51 軸受本体 52 上ゴムリング板 53 下ゴムリング板 54 押圧部材 55 基部 56 回り止めピン 57 モータ取付ベース 60 副軸用軸受 61 方向変換ローラ 62 爪片 63 通気孔 64 副プーリ 65 主プーリと副プーリとを接続する無端ベルト 66 主プーリと一方向クラッチとの間を接続する段付
き無端ベルト 67 プーリ 70 一方向クラッチ 71 アンダーベース 72 揺動軸 73 ブラケット 74 揺動フレーム 75 区画板 76 フレキシブルシール材 77 筺体 78 開閉蓋 79 機械室 80 フレキシブルパイプ 81 鍔板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータに接続された縦方向の主軸の上部
    に固定され、主軸を中心にして回転する回転フレーム
    と、 回転フレームに、主軸を中心とする回転中心から外れた
    位置に配置され、上部を主軸側に傾斜した状態で回転自
    在に取り付けられた副軸と、 この副軸に取り付けられた容器ホルダと、 主軸と同軸上に、主軸とは独立して回転可能な状態で設
    けられた主プーリーと、 上記副軸に固定された副プーリーと、 副プーリと主プーリとの間に掛け渡した無端ベルトと、
    を有する脱泡装置であって、 気密性を有する減圧処理室の内部に少なくとも前記回転
    フレームを収納し、この減圧処理室の外部に前記モータ
    を配置し、減圧処理室内の空気を外部に排出して減圧処
    理室内を減圧する真空ポンプを設け、 この真空ポンプにより減圧処理室内を減圧した状態で、
    モータの駆動により回転フレームを回転して脱泡処理を
    行うことを特徴とする脱泡装置。
  2. 【請求項2】 回転フレームを回転するモータが作動し
    てから所定の時間が経過した後に真空ポンプを作動させ
    る真空ポンプ遅延手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の脱泡装置。
  3. 【請求項3】 主プーリの回転方向を、一方向は禁止し
    て他方向は許容する一方向回転規制機構を設け、 モータの駆動により主軸及び回転フレームを一方向に回
    転すると主プーリーの主軸との共回りが禁止されて容器
    ホルダに装着した容器が公転しながら自転し、他方向に
    回転すると主プーリーの主軸との共回りが許容されて容
    器が自転することなく公転するようにしたことを特徴と
    する請求項1または2に記載の脱泡装置。
  4. 【請求項4】 主軸の回転に伴って回転する主プーリに
    制動力を与えて主プーリの回転を減速させる制動機構を
    備え、 モータの駆動により主軸及び回転フレームを回転すると
    主軸の回転数よりも少ない回転数で主プーリーが回転
    し、主軸と主プーリーとの回転数の差により副プーリー
    が回転して容器が公転しながら自転するようにしたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の脱泡装置。
  5. 【請求項5】 前記制動機構は、制動力が調整可能な可
    変制動機構であって、制動力の調整により主軸と主プー
    リーとの回転数の差を調整して容器の自転回転数を調整
    可能としたことを特徴とする請求項4に記載の脱泡装
    置。
  6. 【請求項6】 非密封式の容器内に処理液を入れ、この
    容器を回転フレームの容器ホルダに装着し、この状態で
    モータの駆動により回転フレームを回転させて上記処理
    液に遠心力を与えて一次脱泡処理を行い、 この一次脱泡処理の後に、少なくとも回転フレームを収
    納した減圧処理室内を減圧し、この減圧状態で回転フレ
    ームを回転して上記処理液に遠心力を与えて二次脱泡処
    理を行い、 二次脱泡処理が終了した後に減圧室内を大気圧に戻すこ
    とを特徴とする脱泡処理方法。
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