JPH1160753A - 化粧紙用シート - Google Patents

化粧紙用シート

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JPH1160753A
JPH1160753A JP23765897A JP23765897A JPH1160753A JP H1160753 A JPH1160753 A JP H1160753A JP 23765897 A JP23765897 A JP 23765897A JP 23765897 A JP23765897 A JP 23765897A JP H1160753 A JPH1160753 A JP H1160753A
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JP
Japan
Prior art keywords
propylene
intrinsic viscosity
random copolymer
copolymer
composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP23765897A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yamauchi
淳一 山内
Junichiro Yokota
純一郎 横田
Yuji Karasawa
勇治 唐沢
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カレンダー加工性に優れ難白化性と剛性のバ
ランスの優れたポリプロピレン系組成物製化粧紙用シー
トの提供。 【解決手段】 2種のプロピレン−α−オレフィンラン
ダム共重合体(A)及び(B)からなるブロック共重合
体組成物であって次の〜を充足するものをカレンダ
ー法で成膜。 (B)の極限粘度[η]S =1.3〜3.5dl/
g (B)と(A)の極限粘度比 [η]S /[η]A =0.5〜1.3dl/g 上記極限粘度比と(A)、(B)両成分の重量比WA
/WB の積 [η]S /[η]A ×(WA /WB )=1.0〜
4.5 組成物全体の極限粘度[η]WHOLE =1.5〜3.
0dl/g 【効果】 カレンダー成形性と物性(ヤング率、難白化
性)の両立が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カレンダー加工性
に優れたプロピレン系ブロック共重合体組成物を用いた
化粧紙用シートに関し、さらに詳しくは、難白化粧と剛
性のバランスが優れたプロピレン系ブロック共重合体組
成物をカレンダー法によって成形した化粧紙用シートに
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン樹脂は比較的に安価で、
優れた熱的および機械的特性を有することから今日では
多岐の分野にわたり使用されている。しかし、一般にプ
ロピレンホモポリマーは高い剛性を有する反面、耐衝撃
性、特に低温での耐衝撃性が劣っている。プロピレンホ
モポリマーの低温での耐衝撃性を向上させたものとし
て、まず最初にプロピレンホモポリマー成分を生成し、
次いでエチレン−プロピレンランダム共重合体成分を生
成させて導入したプロピレン系ブロック共重合体が、自
動車、家電分野等を始めとして各産業分野に広く採用さ
れている。
【0003】これらの従来から使用されているプロピレ
ン系ブロック共重合体は、耐衝撃性に優れる反面、ホモ
ポリマーに比較して透明性が劣り、また衝撃時を受けた
時の白化が大きい。プロピレン系ブロック共重合体の衝
撃白化の欠点を改良する方法としては、これまで共重合
体中のエチレンの含有量を増やす方法や、プロピレン系
ブロック共重合体にポリエチレンを添加する方法が提案
されている。いずれの方法も衝撃白化性を改良するには
優れた方法であるが、同時に製品の透明性が低下する。
また、特開平05−331327号に見られるようにプ
ロピレン系ブロック共重合体においてプロピレンホモポ
リマー成分とエチレン−プロピレンランダム共重合体成
分の極限粘度の比率のみを規定したポリマー組成物の提
案や、特開平06−145268号に見られるようにプ
ロピレンホモポリマー成分の極限粘度とエチレン−プロ
ピレン共重合体成分の極限粘度の比率およびエチレン−
プロピレンランダム共重合体成分のエチレン含有量を規
定した提案がなされている。しかしながら、本発明者等
が該提案のポリマー組成物の射出成形品での衝撃白化試
験を測定した結果、従来のプロピレン系ブロック共重合
体と比較して改善は見られるものの十分満足できるレベ
ルに達していない。また、特開昭56−72042号や
特開昭57−63350号に見られるように少量のエチ
レンを含有したエチレン/プロピレン共重合体とエチレ
ン/プロピレン共重合体をブレンドしてなるポリオレフ
ィン樹脂組成物が提案されているが、ブレンド工程を必
要とするため経済的な面や最終製品における各成分の分
散性の不良による性能低下等の課題を有する。
【0004】また、熱可塑性樹脂シートの製造法として
は、押出成形法、カレンダー成形法等が従来より知られ
ている。この中で、カレンダー成形法は押出成形法と比
較して、装置構造が簡単であるためクリーニング・品種
替えが容易である事、生産にかかるコストが少ない等の
特徴がある。しかし、ポリプロピレン樹脂を始めとする
多くの樹脂は、溶融時の樹脂特性によりカレンダーでの
成形に不向きな場合が多い。
【0005】これらの課題を解決する手段として、これ
までプロピレン系ブロック共重合体にポリエチレンやエ
チレン−プロピレンランダムコポリマー等のゴム成分を
添加する方法や、タルク等の無機物を充填する方法が行
われている。いずれの方法もカレンダー成形性を改良す
るには優れた方法であるが、出来た製品に付いて、前者
では、耐熱性、強度が低下し、後者では、重量増加、外
観不良等の問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは前記課題
解決のために鋭意研究を行った結果、プロピレン−α−
オレフィンランダム共重合体(A)と前記ランダム共重
合体(A)とは異なるα−オレフィン含有量を有するプ
ロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(B)とか
らなるプロピレン系ブロック共重合体が、プロピレン−
α−オレフィンランダム共重合体(B)の極限粘度、両
共重合体の極限粘度比およびこの極限粘度比と両共重合
体の重量比との積、かつ最終的に得られるプロピレン系
ブロック共重合体組成物の極限粘度が一定の範囲にある
場合に、安価で難白化性と剛性のバランスが優れ、カレ
ンダー法で成形された化粧紙用シートが得られることを
見出し、本発明を完成した。
【0007】以上の記述から明らかなように、本発明の
目的は、カレンダー加工性に優れたポリプロピレン系組
成物を用いた化粧紙用シートの提供であり、詳しくは、
難白化性と剛性のバランスが優れたプロピレン系ブロッ
ク共重合体組成物をカレンダー法によって成形された化
粧紙用シートを提供することにある。本発明は以下の構
成を有する。
【0008】(1)プロピレン含有量が90重量%以上
であるプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
(A)とプロピレン含有量が55%〜90重量%である
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(B)か
らなるプロピレン系ブロック共重合体組成物であって、
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(B)の
極限粘度[η]B が1.3〜3.5dl/g;プロピ
レン−α−オレフィン共重合体(B)とプロピレン−α
−オレフィン共重合体(A)の極限粘度比[η]B
[η]A が0.5〜1.3;かつプロピレン−α−オ
レフィン共重合体(A)とプロピレン−α−オレフィン
共重合体(B)の極限粘度比[η]B /[η]A とそ
れらの重量比WA/W Bとの積([η]B /[η]
A )X(WA /WB )が1.0〜4.5;であり、
かつプロピレン系ブロック共重合体の極限粘度[η]
WHOLE が1.5〜3.0dl/g;の範囲にあるプロ
ピレン系ブロック共重合体組成物がカレンダー法によっ
て成膜されてなる化粧紙用シート。
【0009】(2)プロピレン系ブロック共重合体組成
物が、組成物の重量基準で10〜50重量%のプロピレ
ン−α−オレフィンランダム共重合体(B)を含有する
請求項1記載のカレンダー成形性に優れる樹脂組成物。
【0010】(3)プロピレン系ブロック共重合体組成
物が、160℃以上220℃以下の温度範囲でカレンダ
ー成形される請求項1記載の化粧紙用シート。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を説明
する。本発明で使用されるプロピレン系ブロック共重合
体組成物において、プロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体(A)は、プロピレン含有量が90重量%以
上98重量%以下、好ましくは92%以上、より好まし
くは94%以上のランダム共重合体である。プロピレン
含有量が90重量%未満では成形品の耐熱性の面から好
ましくない。本発明のプロピレン−α−オレフィンラン
ダム共重合体(A)に用いるα−オレフィンとしてはエ
チレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、4−メチル−
1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン等を挙げるこ
とができる。このうちエチレンを用いるのが製造コスト
の点から好ましい。
【0012】一方、プロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体(B)は、プロピレン含有量が55〜90重
量%、好ましくは55〜85重量%のランダム共重合体
である。プロピレン含有量が90%以上では低温での耐
衝撃性が不十分であり、プロピレン含有量が55重量%
以下では透明性が低下する。本発明のプロピレン−α−
オレフィンランダム共重合体(B)に用いるα−オレフ
ィンとしてはエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1
−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペン
テン等を挙げることができる。このうちエチレンを用い
るのが製造コストの点から好ましい。
【0013】また、プロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体(B)は、135℃のテトラリン中で測定し
た極限粘度[η]B が1.3〜3.5dl/g、より
好ましくは1.5〜3.0dl/gの範囲にあり、かつ
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(A)の
同一条件で測定した極限粘度[η]A との間の極限粘
度比[η]B/[η] Aが0.5〜1.3、好ましくは
0.6〜1.2の範囲にある。
【0014】プロピレン−α−オレフィンランダム共重
合体(B)の極限粘度[η]B は直接測定できないの
で、直接測定可能なプロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体(A)の極限粘度[η]A および最終生成
物であるプロピレン系ブロック共重合体の極限粘度
[η]WHOLE 、ならびにプロピレン−α−オレフィン
ランダム共重合体(B)の重量%WB から、下記式に
より求められる。 [η]B={[η]WHOLE −(1−WB /100)
[η]A }/( WB /100 )
【0015】プロピレン−α−オレフィンランダム共重
合体(B)の極限粘度[η]B は、成形サイクル性お
よび組成物の透明性に影響し、プロピレン−α−オレフ
ィンランダム共重合体(B)とプロピレン−α−オレフ
ィンランダム共重合体(A)の極限粘度比[η]B/
[η]A は、プロピレン−α−オレフィンランダム共
重合体(B)のプロピレン−α−オレフィンランダム共
重合体(A)への分散性に影響する。プロピレン−α−
オレフィンランダム共重合体(B)の極限粘度[η]B
が大きいほど成形サイクル性が低下し、プロピレン−
α−オレフィンランダム(A)との極限粘度比[η]B
/[η]A が大きすぎると透明性が低下し、小さす
ぎると低温での耐衝撃性が不足し、目的とする特性を達
成できない。
【0016】本発明で使用されるプロピレン系ランダム
共重合体組成物において、プロピレン−α−オレフィン
ランダム共重合体(A)とプロピレン−α−オレフィン
ランダム共重合体(B)との重量比WA /WB は、前
記した両共重合体の極限粘度比[η]B /[η]A
の積として、([η]B [η]A )X(WA /WB
が1.0〜4.5の範囲になるように定められる。
【0017】(A)、(B)両共重合体と極限粘度比と
の積は、組成物の難白化性を表わす指標であり、その値
が小さくなると難白化性は改善されるが、耐熱性や剛性
の低下が大きくなり、一方、大きくなると目的とする難
白化性の改善効果が得られない。
【0018】本発明で使用されるプロピレン系ランダム
共重合体組成物において、プロピレン系ランダム共重合
体組成物の極限粘度[η]WHOLE は、1.5〜3.0
dl/g、好ましくは2.0〜2.5dl/gの範囲で
ある。
【0019】プロピレン系ランダム共重合体組成物の極
限粘度[η]WHOLE は、カレンダー成形性に大きく影
響し、その値が1.5dl/g未満であるとカレンダー
ロール上での樹脂粘度が下がり、粘着等を起こしロール
剥離性が悪くなり、一方、その値が3.0dl/gを越
えると樹脂流れが悪く、成形困難となる。
【0020】本発明で使用されるプロピレン系ブロック
共重合体組成物の具体的な組成の範囲は、組成物の重量
基準でプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
(B)が10〜50重量%である。
【0021】本発明で使用されるプロピレン系ブロック
共重合体組成物は上記した諸物性を満足することによ
り、難白化性と剛性のバランスが優れ、従来の物と比較
しカレンダー成形性に優れる化粧紙シート用原料として
好適に使用される。
【0022】本発明で使用されるプロピレン系ブロック
共重合体組成物は、上記の諸物性を満足すればいかなる
方法で製造してもよいが、大粒径のチタン含有固体触媒
成分と有機アルミニウム化合物および有機ケイ素化合物
からなる立体規則性触媒の存在下、気相中において第一
段階でプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
(A)を製造し(第1重合工程)、第二段階でプロピレ
ン−α−オレフィンランダム共重合体(B)を連続的に
製造する(第2重合工程)ことがより好適である。
【0023】本発明で使用されるプロピレン系ブロック
共重合体組成物は、成形に際しては、必要に応じて従来
のポリオレフィンに用いられている公知の酸化防止剤、
中和剤、帯電防止剤、耐候剤、分散剤、スリップ剤、合
成ゴム、無機充填剤(タルク、炭酸カルシウム、シリ
カ、マイカ等)、着色剤等の各種添加剤を添加すること
ができる。
【0024】組成物の調整は、上記各成分および必要に
応じて添加されて添加剤を混合し、この混合物をバンバ
リーミキサー、一軸又は二軸押出機、ミキシングロー
ル、ニーダー、連続ミキサー等の従来の混練装置を用い
て、150〜300℃、好ましくは160〜230℃で
1〜10分間程度混練する事により行われる。なお、各
成分の配合順序(混合順序)については特に制限はな
く、用いる材料に合わせて適宜設定する。
【0025】本発明の化粧用シートの成形はカレンダー
成形が好ましい。具体的には、バンバリミキサー、ミキ
シングロール、ウォーミングロール、押出機、カレンダ
ーロール、冷却ロール、トリミングカッター、マスキン
グ、定尺切断カッター、巻き取り機(カレンダー成形
機)を用いたカレンダー法が更に好ましい。
【0026】該樹脂温度は外観、成形性が優れるシート
が得られるという理由により160〜220℃である。
該樹脂温度が160℃以上であればポリプロピレン組成
物が十分に溶融されシートの表面が鮫肌状に成らず良好
外観となり、又220℃以下であれば熱によるポリプロ
ピレン組成物の熱劣化が起き難く、シートの溶融張力が
保て良好な成形性が得られる。
【0027】該冷却ロール温度は、外観が優れるシート
が得られる理由により5〜130℃である。該冷却ロー
ル温度が5℃以上であれば冷却ロールが結露しないこと
によりシート表面に斑点状の模様ができず良好な外観が
得られ、また130℃以下であればシートが十分に冷却
でき、良好な外観が得られる。
【0028】カレンダー成形する速度は、生産性が優れ
る理由により0.1〜150m/分である。該速度が
0.1m/分以上であれば、時間当たりのシートの生産
量が多く、厚みが均一なシートが得られ不良率が少な
く、150m/分以下であればシートが十分に冷却で
き、良好な外観が得られる。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によりさ
らに詳細に説明する。 1)各種物性測定法 実施例および比較例において採用した測定方法は下記の
とおりである。 a)極限粘度(単位 dl/g):溶媒としてテトラリ
ン(テトラクロロナフタレン)を用い135℃の温度条
件下、自動粘度測定装置(AVS2型、三井東圧(株)
製)を使用して測定した。 b)エチレン単位含有率(単位 重量%):赤外線吸収
スペクトル法により測定した。 c)ヤング率:ASTM D 882に準拠し、温度2
3℃で測定し、ヤング率の値が200MPa以上を○、
それ未満の値を×とした。 d)難白化性:上記条件で調整した10x120のシ−
トを用い、−5℃の恒温槽で30分間以上放置後、試験
片の両端をそろえて曲げたとき、折れ曲げ部に白化が起
こらなければ、○、白化が起これば×とした。
【0030】2)プロピレン系ブロック共重合体の製造 第1重合工程として攪拌羽根を有する横型重合器(L/
D=6、内容積100リットル)に予備活性化処理した
平均粒径115μmのチタン含有固体触媒成分を0.5
g/hr、トリエチルアルミニウムおよびジイソプロピ
ルジメトキシシランをAl/Siモル比=6となるよう
に連続的に供給した。反応温度70℃、反応圧力2.5
MPa、攪拌速度40rpmの条件を維持するようにプ
ロピレン−エチレンの混合ガスを連続供給し、さらにプ
ロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(A)の分
子量を調節するために水素ガスを連続的に供給し、反応
器の気相中の水素濃度にて生成ポリマーの極限粘度を制
御した。
【0031】本重合器で得られたプロピレン−α−オレ
フィンランダム共重合体(A)は、重合体の保有レベル
が反応容積の50容積%となる様に第1重合工程の重合
器から連続的に抜き出し、第2重合工程の攪拌羽根を有
する横型重合器(L/D=6、内容積100リットル)
に供給した。この時、プロピレン−α−オレフィンラン
ダム共重合体(A)の一部を間歇的に抜き出して、エチ
レン含有量、極限粘度および重合体収量を求める試料と
した。
【0032】第2重合工程では、第1重合工程からのプ
ロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(A)、エ
チレン−プロピレン混合ガスおよび水素ガスを連続的に
供給し、エチレンとプロピレンの共重合を行った。反応
条件は攪拌速度40rpm、温度60℃、圧力2.1M
Paとした。また、プロピレン−α−オレフィンランダ
ム共重合体(B)の重合量を調節するために重合活性抑
制剤として所要量の一酸化炭素を供給した。
【0033】共重合工程で生成されたプロピレン系ブロ
ック共重合体は、重合体の保有レベルが反応容積の50
容量%となるように第2重合工程の重合器から抜き出し
た。プロピレン系ブロック共重合体の生産速度は8〜1
2kg/hrであった。
【0034】抜き出されたプロピレン系ブロック共重合
体はその中に含まれているモノマーを除去し、一部は極
限粘度、および赤外によるプロピレン−α−オレフィン
ランダム共重合体(B)中のエチレンの測定に、またコ
ポリマー成分の比率を求めるために供した。
【0035】第1重合工程におけるエチレン/プロピレ
ンモル比および水素/プロピレンモル比、第2重合工程
におけるエチレン/プロピレンモル比および水素/エチ
レンモル比を変えて後述の表1および表2に示す実施例
1〜5および比較例1〜6のプロピレン系ブロック共重
合体を得た。
【0036】4)カレンダーシートの製造 上記で得られたプロピレン系ブロック共重合体パウダー
100重量部に対してフェノール系熱安定剤0.10重
量部、ステアリン酸カルシウム0.10重量部を加えバ
ンバリミキサーで混練し、ミキシング、ウォーミングロ
ールで流れを安定した後、180〜185℃のカレンダ
ーロールでシート成形した。成形結果を表1及び表2に
示した。 総合評価 ○:表面平滑なシートになる △:シート状になるが表面性が悪い ×:シートにならない
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【発明の効果】本発明により、難白化性と剛性のバラン
スが優れ、従来の物と比較しカレンダー成形性に優れた
プロピレン系ブロック共重合体組成物を得る事が出来
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 23:00 B29L 7:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレン含有量が90重量%以上であ
    るプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(A)
    とプロピレン含有量が55%〜90重量%であるプロピ
    レン−α−オレフィンランダム共重合体(B)からなる
    プロピレン系ブロック共重合体組成物であって、 プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(B)の
    極限粘度[η]B が1.3〜3.5dl/g;プロピ
    レン−α−オレフィン共重合体(B)とプロピレン−α
    −オレフィン共重合体(A)の極限粘度比[η]B
    [η]A が0.5〜1.3;かつプロピレン−α−オ
    レフィン共重合体(A)とプロピレン−α−オレフィン
    共重合体(B)の極限粘度比[η]B /[η]A とそ
    れらの重量比WA/WB との積([η]B /[η]
    A )X(WA /WB )が1.0〜4.5;であり、
    かつプロピレン系ブロック共重合体の極限粘度[η]
    WHOLE が1.5〜3.0dl/g;の範囲にあるプロ
    ピレン系ブロック共重合体組成物がカレンダー法によっ
    て成膜されてなることを特徴とする化粧紙用シート。
  2. 【請求項2】 プロピレン系ブロック共重合体組成物
    が、組成物の重量基準で10〜50重量%のプロピレン
    −α−オレフィンランダム共重合体(B)を含有する請
    求項1記載の化粧紙用シート。
  3. 【請求項3】 プロピレン系ブロック共重合体組成物
    が、160℃以上220℃以下の温度範囲でカレンダー
    成形されてなる請求項1記載の化粧紙用シート。
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